JPH11161364A - 半導体回路装置 - Google Patents
半導体回路装置Info
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- JPH11161364A JPH11161364A JP9323611A JP32361197A JPH11161364A JP H11161364 A JPH11161364 A JP H11161364A JP 9323611 A JP9323611 A JP 9323611A JP 32361197 A JP32361197 A JP 32361197A JP H11161364 A JPH11161364 A JP H11161364A
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- Japan
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- system clock
- circuit
- event signal
- signal
- event
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 イベント信号に経路に応じた遅延量が付与さ
れる場合、前記イベント信号の入力タイミングを変え、
各モジュールに対しイベント信号が入力されるタイミン
グを調整し、イベント信号が読み込まれるタイミングが
不定にならないようにする課題があった。 【解決手段】 MPU供給クロック停止回路により停止
したシステムクロックを遅延量が付与されたイベント信
号をもとに再起動し、前記イベント信号が各機能ブロッ
クへ供給されているときに前記再起動した前記システム
クロックを当該機能ブロックへ供給し、前記各機能ブロ
ックによる前記イベント信号の取り込みが前記遅延量の
大小にかかわらず一意的に行われるようにする。
れる場合、前記イベント信号の入力タイミングを変え、
各モジュールに対しイベント信号が入力されるタイミン
グを調整し、イベント信号が読み込まれるタイミングが
不定にならないようにする課題があった。 【解決手段】 MPU供給クロック停止回路により停止
したシステムクロックを遅延量が付与されたイベント信
号をもとに再起動し、前記イベント信号が各機能ブロッ
クへ供給されているときに前記再起動した前記システム
クロックを当該機能ブロックへ供給し、前記各機能ブロ
ックによる前記イベント信号の取り込みが前記遅延量の
大小にかかわらず一意的に行われるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配線経路の長短
により遅延時間に違いが生じた信号を、遅延時間の違い
に関係なく安定したタイミングで処理することを可能に
する半導体回路装置に関するものである。
により遅延時間に違いが生じた信号を、遅延時間の違い
に関係なく安定したタイミングで処理することを可能に
する半導体回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図27は、従来の半導体回路装置を示す
回路ブロック図であり、図において、1は半導体回路装
置、2はマイクロプロセッシングユニット(以下、MP
Uという)部、3はユーザ対応機能ブロック部、4は第
1のイベント入力端子、5は第2のイベント入力端子で
ある。8はMPU部2に構成された第1のモジュールで
あり、例えばタイマである。6は第1のイベント入力端
子4と第1のモジュール8との間を接続したイベント信
号線である。9はMPU部2に構成された第2のモジュ
ールであり、例えばタイマである。7は第2のイベント
入力端子5と第2のモジュール9との間を接続したイベ
ント信号線、10はCPU、11はクロック入力端子、
12はクロック入力端子11から入力されたクロックの
波形を整形するクロック整形器である。13はクロック
整形器12とMPU部2との間を接続し、クロック整形
器12からMPU部2へシステムクロックを供給する配
線である。
回路ブロック図であり、図において、1は半導体回路装
置、2はマイクロプロセッシングユニット(以下、MP
Uという)部、3はユーザ対応機能ブロック部、4は第
1のイベント入力端子、5は第2のイベント入力端子で
ある。8はMPU部2に構成された第1のモジュールで
あり、例えばタイマである。6は第1のイベント入力端
子4と第1のモジュール8との間を接続したイベント信
号線である。9はMPU部2に構成された第2のモジュ
ールであり、例えばタイマである。7は第2のイベント
入力端子5と第2のモジュール9との間を接続したイベ
ント信号線、10はCPU、11はクロック入力端子、
12はクロック入力端子11から入力されたクロックの
波形を整形するクロック整形器である。13はクロック
整形器12とMPU部2との間を接続し、クロック整形
器12からMPU部2へシステムクロックを供給する配
線である。
【0003】次に動作について説明する。図28は、こ
の半導体回路装置におけるシステムクロックと、第1の
イベント入力端子4から供給されたイベント信号Aと、
第2のイベント入力端子5から供給されたイベント信号
Bとの関係を示すタイミングチャートである。第1のイ
ベント入力端子4と第2のイベント入力端子5から同時
にイベント信号を入力した場合、第1のイベント入力端
子4と第1のモジュール8との間の配線距離が、第2の
イベント入力端子5と第2のモジュール9との間の配線
距離より長く配線容量なども異なることから、図28の
タイミングチャートに示すように第1のイベント入力端
子4から入力されて第1のモジュール8へ伝達されたイ
ベント信号Aの遅延量が、第2のイベント入力端子5か
ら入力されて第2のモジュール9へ伝達されたイベント
信号Bの遅延量よりも大きくなる。第1のモジュール8
へ伝達されたイベント信号Aがシステムクロックの立ち
下がりエッジで読み込まれ、また、第2のモジュール9
へ伝達されたイベント信号Bもシステムクロックの立ち
下がりエッジで読み込まれる場合、前記遅延量の違いか
らイベント信号Aが第1のモジュール8へ読み込まれる
タイミングは、イベント信号Bが第2のモジュール9へ
読み込まれるタイミングより1クロック分遅れる。この
イベント信号Aの読み込みの際の1クロック分の遅れ
は、前記遅延量の違いがほとんどない場合には発生しな
いので、イベント信号Aの第1のモジュール8への読み
込みのタイミングはイベント信号Aを伝達させるイベン
ト信号線6の経路により変化することになって安定しな
い。
の半導体回路装置におけるシステムクロックと、第1の
イベント入力端子4から供給されたイベント信号Aと、
第2のイベント入力端子5から供給されたイベント信号
Bとの関係を示すタイミングチャートである。第1のイ
ベント入力端子4と第2のイベント入力端子5から同時
にイベント信号を入力した場合、第1のイベント入力端
子4と第1のモジュール8との間の配線距離が、第2の
イベント入力端子5と第2のモジュール9との間の配線
距離より長く配線容量なども異なることから、図28の
タイミングチャートに示すように第1のイベント入力端
子4から入力されて第1のモジュール8へ伝達されたイ
ベント信号Aの遅延量が、第2のイベント入力端子5か
ら入力されて第2のモジュール9へ伝達されたイベント
信号Bの遅延量よりも大きくなる。第1のモジュール8
へ伝達されたイベント信号Aがシステムクロックの立ち
下がりエッジで読み込まれ、また、第2のモジュール9
へ伝達されたイベント信号Bもシステムクロックの立ち
下がりエッジで読み込まれる場合、前記遅延量の違いか
らイベント信号Aが第1のモジュール8へ読み込まれる
タイミングは、イベント信号Bが第2のモジュール9へ
読み込まれるタイミングより1クロック分遅れる。この
イベント信号Aの読み込みの際の1クロック分の遅れ
は、前記遅延量の違いがほとんどない場合には発生しな
いので、イベント信号Aの第1のモジュール8への読み
込みのタイミングはイベント信号Aを伝達させるイベン
ト信号線6の経路により変化することになって安定しな
い。
【0004】特に、チップのモジュールテストを行う場
合には、配線による遅延を考慮しないテストパターンを
用いることから、第2のモジュール9で良好なテスト結
果が得られるテストパターンが、第1のモジュール8で
は1クロック分遅れた出力を発生させることになるた
め、第1のモジュール8では良好なテスト結果が得られ
ない。このような場合、従来のフルカスタムチップで
は、遅れた出力を発生させることになるモジュールに対
しイベント信号を入力するタイミングを早くするように
調整している。しかしながら、図27に示すようなMP
U部2とユーザ対応機能ブロック部3とが混在する半導
体回路装置(インテグレーションチップともいう)の場
合には、チップの端子配置はユーザが決定し、ユーザ対
応機能ブロック部3を通過するイベント入力端子からM
PU部2までの配線経路は自動配置配線となるため、前
記配線がどのような経路になるかはユーザ対応機能ブロ
ック部3の配置に依存することになり、イベント信号A
を第1のモジュール8へ読み込むタイミングやイベント
信号Bを第2のモジュール9へ読み込むタイミングはイ
ベント信号線6、イベント信号線7の経路により変化す
ることになって一意的には決定されず安定しないことに
なる。このような現象は動作周波数が高くなるほど顕著
に現われる。
合には、配線による遅延を考慮しないテストパターンを
用いることから、第2のモジュール9で良好なテスト結
果が得られるテストパターンが、第1のモジュール8で
は1クロック分遅れた出力を発生させることになるた
め、第1のモジュール8では良好なテスト結果が得られ
ない。このような場合、従来のフルカスタムチップで
は、遅れた出力を発生させることになるモジュールに対
しイベント信号を入力するタイミングを早くするように
調整している。しかしながら、図27に示すようなMP
U部2とユーザ対応機能ブロック部3とが混在する半導
体回路装置(インテグレーションチップともいう)の場
合には、チップの端子配置はユーザが決定し、ユーザ対
応機能ブロック部3を通過するイベント入力端子からM
PU部2までの配線経路は自動配置配線となるため、前
記配線がどのような経路になるかはユーザ対応機能ブロ
ック部3の配置に依存することになり、イベント信号A
を第1のモジュール8へ読み込むタイミングやイベント
信号Bを第2のモジュール9へ読み込むタイミングはイ
ベント信号線6、イベント信号線7の経路により変化す
ることになって一意的には決定されず安定しないことに
なる。このような現象は動作周波数が高くなるほど顕著
に現われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体回路装置
は以上のように構成されているので、イベント入力端子
からMPU部2までのイベント信号線の経路がユーザ対
応機能ブロック部3の配置により変化してしまう場合に
は、その都度、イベント入力端子へ供給するイベント信
号の入力タイミングを変え、各モジュールに対しイベン
ト信号が入力されるタイミングを調整し、イベント信号
がMPU部2のモジュールへ読み込まれるタイミングが
一意的に決定されるようにしなければならない課題があ
った。
は以上のように構成されているので、イベント入力端子
からMPU部2までのイベント信号線の経路がユーザ対
応機能ブロック部3の配置により変化してしまう場合に
は、その都度、イベント入力端子へ供給するイベント信
号の入力タイミングを変え、各モジュールに対しイベン
ト信号が入力されるタイミングを調整し、イベント信号
がMPU部2のモジュールへ読み込まれるタイミングが
一意的に決定されるようにしなければならない課題があ
った。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、機能ブロックの配置による配線経
路の変化に関係なく、当該配線経路を介して送られてく
る信号を取り込むタイミングが一意的に決定されるよう
にして、信号処理を安定して行うことのできる半導体回
路装置を得ることを目的とする。
めになされたもので、機能ブロックの配置による配線経
路の変化に関係なく、当該配線経路を介して送られてく
る信号を取り込むタイミングが一意的に決定されるよう
にして、信号処理を安定して行うことのできる半導体回
路装置を得ることを目的とする。
【0007】また、この発明は機能ブロックの配置によ
る配線経路の変化に関係なく、当該配線経路を介して送
られてくる信号を取り込むタイミングが一意的に決定さ
れるように調整して、モジュールのユーザによるテスト
を安定して行うことのできる半導体回路装置を得ること
を目的とする。
る配線経路の変化に関係なく、当該配線経路を介して送
られてくる信号を取り込むタイミングが一意的に決定さ
れるように調整して、モジュールのユーザによるテスト
を安定して行うことのできる半導体回路装置を得ること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体回
路装置は、システムクロックの一方のレベルに同期して
複数のイベント信号のうちの所定のイベント信号をラッ
チして出力し、前記所定のイベント信号の入力端子近傍
に配置されて各イベント信号の入力端子ごとに設けられ
ている第1のラッチ回路と、該第1のラッチ回路の出力
を前記システムクロックの他方のレベルに同期してラッ
チして出力し、前記システムクロックの他方のレベルか
ら前記一方のレベルへの変化エッジで前記所定のイベン
ト信号を取り込んで動作する各機能ブロックの近傍に前
記各機能ブロックごとに設けられ、前記各機能ブロック
のそれぞれによるイベント信号の取り込みが当該各イベ
ント信号に付与されている遅延量の大小にかかわらず一
意的に行われることを可能にする第2のラッチ回路とを
備えるようにしたものである。
路装置は、システムクロックの一方のレベルに同期して
複数のイベント信号のうちの所定のイベント信号をラッ
チして出力し、前記所定のイベント信号の入力端子近傍
に配置されて各イベント信号の入力端子ごとに設けられ
ている第1のラッチ回路と、該第1のラッチ回路の出力
を前記システムクロックの他方のレベルに同期してラッ
チして出力し、前記システムクロックの他方のレベルか
ら前記一方のレベルへの変化エッジで前記所定のイベン
ト信号を取り込んで動作する各機能ブロックの近傍に前
記各機能ブロックごとに設けられ、前記各機能ブロック
のそれぞれによるイベント信号の取り込みが当該各イベ
ント信号に付与されている遅延量の大小にかかわらず一
意的に行われることを可能にする第2のラッチ回路とを
備えるようにしたものである。
【0009】この発明に係る半導体回路装置は、第1の
ラッチ回路がシステムクロックの一方のレベルに同期し
て複数のイベント信号のうちの所定のイベント信号をラ
ッチして出力する動作、および第2のラッチ回路が前記
第1のラッチ回路の出力を前記システムクロックの他方
のレベルに同期してラッチして出力する動作を無効に
し、前記第1のラッチ回路および前記第2のラッチ回路
を導通状態に固定し、各機能ブロックが各イベント信号
の取り込みをシステムクロックの所定の変化タイミング
で行うユーザモードへ切り換えるユーザモード切換回路
を備えるようにしたものである。
ラッチ回路がシステムクロックの一方のレベルに同期し
て複数のイベント信号のうちの所定のイベント信号をラ
ッチして出力する動作、および第2のラッチ回路が前記
第1のラッチ回路の出力を前記システムクロックの他方
のレベルに同期してラッチして出力する動作を無効に
し、前記第1のラッチ回路および前記第2のラッチ回路
を導通状態に固定し、各機能ブロックが各イベント信号
の取り込みをシステムクロックの所定の変化タイミング
で行うユーザモードへ切り換えるユーザモード切換回路
を備えるようにしたものである。
【0010】この発明に係る半導体回路装置は、マイク
ロプロセッシングユニット部へ供給されるシステムクロ
ックを停止するMPU供給クロック停止回路と、該MP
U供給クロック停止回路により停止した前記システムク
ロックを、ユーザ対応機能ブロック部を経路とすること
で遅延量が付与されたイベント信号をもとに再起動し、
前記遅延量が付与されたイベント信号が各機能ブロック
へ供給されているときに前記再起動したシステムクロッ
クの所定の変化タイミングを当該機能ブロックへ供給
し、前記各機能ブロックによる前記イベント信号の取り
込みを前記遅延量の大小にかかわらず一意的に行う再起
動回路とを備えるようにしたものである。
ロプロセッシングユニット部へ供給されるシステムクロ
ックを停止するMPU供給クロック停止回路と、該MP
U供給クロック停止回路により停止した前記システムク
ロックを、ユーザ対応機能ブロック部を経路とすること
で遅延量が付与されたイベント信号をもとに再起動し、
前記遅延量が付与されたイベント信号が各機能ブロック
へ供給されているときに前記再起動したシステムクロッ
クの所定の変化タイミングを当該機能ブロックへ供給
し、前記各機能ブロックによる前記イベント信号の取り
込みを前記遅延量の大小にかかわらず一意的に行う再起
動回路とを備えるようにしたものである。
【0011】この発明に係る半導体回路装置は、複数の
機能ブロックを有したマイクロプロセッシングユニット
部へ供給されるシステムクロックを、停止信号入力端子
から入力されたシステムクロック停止信号をもとに停止
させるフリップフロップと、該フリップフロップにより
停止した前記システムクロックを、前記システムクロッ
ク停止信号の入力完了後に前記各機能ブロックへ供給さ
れユーザ対応機能ブロック部を経路とすることで遅延量
が付与されたイベント信号をもとに前記フリップフロッ
プを制御して再起動し、再起動した前記システムクロッ
クを前記各機能ブロックへ供給し、前記各機能ブロック
による前記イベント信号の取り込みが前記遅延量の大小
にかかわらず同一のタイミングで一意的に行われるよう
にする再起動回路とを備えるようにしたものである。
機能ブロックを有したマイクロプロセッシングユニット
部へ供給されるシステムクロックを、停止信号入力端子
から入力されたシステムクロック停止信号をもとに停止
させるフリップフロップと、該フリップフロップにより
停止した前記システムクロックを、前記システムクロッ
ク停止信号の入力完了後に前記各機能ブロックへ供給さ
れユーザ対応機能ブロック部を経路とすることで遅延量
が付与されたイベント信号をもとに前記フリップフロッ
プを制御して再起動し、再起動した前記システムクロッ
クを前記各機能ブロックへ供給し、前記各機能ブロック
による前記イベント信号の取り込みが前記遅延量の大小
にかかわらず同一のタイミングで一意的に行われるよう
にする再起動回路とを備えるようにしたものである。
【0012】この発明に係る半導体回路装置は、複数の
機能ブロックを有したマイクロプロセッシングユニット
部へ供給されるシステムクロックを、停止信号入力端子
から入力されたシステムクロック停止信号をもとに停止
するフリップフロップと、前記システムクロック停止信
号の入力完了後に前記各機能ブロックへ供給されユーザ
対応機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与さ
れたイベント信号をもとに前記システムクロックの源ク
ロックを計数し、当該計数結果が所定の値に達すること
で出力するフロー信号をもとに前記フリップフロップを
制御して前記停止したシステムクロックを再起動する計
数回路を備えるようにしたものである。
機能ブロックを有したマイクロプロセッシングユニット
部へ供給されるシステムクロックを、停止信号入力端子
から入力されたシステムクロック停止信号をもとに停止
するフリップフロップと、前記システムクロック停止信
号の入力完了後に前記各機能ブロックへ供給されユーザ
対応機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与さ
れたイベント信号をもとに前記システムクロックの源ク
ロックを計数し、当該計数結果が所定の値に達すること
で出力するフロー信号をもとに前記フリップフロップを
制御して前記停止したシステムクロックを再起動する計
数回路を備えるようにしたものである。
【0013】この発明に係る半導体回路装置は、マイク
ロプロセッシングユニット部の各機能ブロックへ供給さ
れるシステムクロックを、前記各機能ブロック停止信号
入力端子から入力された機能ブロッククロック停止信号
をもとに停止する前記各機能ブロック毎に構成されたフ
リップフロップと、前記機能ブロッククロック停止信号
の入力完了後に当該機能ブロックへ供給されユーザ対応
機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与された
イベント信号をもとに前記フリップフロップを制御して
前記停止した前記システムクロックを再起動し、当該機
能ブロックへ供給する前記各機能ブロック毎に構成され
た再起動回路とを備えるようにしたものである。
ロプロセッシングユニット部の各機能ブロックへ供給さ
れるシステムクロックを、前記各機能ブロック停止信号
入力端子から入力された機能ブロッククロック停止信号
をもとに停止する前記各機能ブロック毎に構成されたフ
リップフロップと、前記機能ブロッククロック停止信号
の入力完了後に当該機能ブロックへ供給されユーザ対応
機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与された
イベント信号をもとに前記フリップフロップを制御して
前記停止した前記システムクロックを再起動し、当該機
能ブロックへ供給する前記各機能ブロック毎に構成され
た再起動回路とを備えるようにしたものである。
【0014】この発明に係る半導体回路装置は、マイク
ロプロセッシングユニット部の各機能ブロックへ供給さ
れるシステムクロックを、各機能ブロック停止信号入力
端子から入力された機能ブロッククロック停止信号をも
とに停止する各機能ブロック毎に構成されたフリップフ
ロップと、前記機能ブロッククロック停止信号の入力完
了後に前記各機能ブロックへ供給されユーザ対応機能ブ
ロック部を経路とすることで遅延量が付与されたイベン
ト信号をもとに前記停止した前記システムクロックの源
クロックを計数し、当該計数結果が所定の値に達すると
出力するフロー信号をもとに前記フリップフロップを制
御して前記停止した前記システムクロックを再起動する
前記各機能ブロック毎に構成された計数回路を備えるよ
うにしたものである。
ロプロセッシングユニット部の各機能ブロックへ供給さ
れるシステムクロックを、各機能ブロック停止信号入力
端子から入力された機能ブロッククロック停止信号をも
とに停止する各機能ブロック毎に構成されたフリップフ
ロップと、前記機能ブロッククロック停止信号の入力完
了後に前記各機能ブロックへ供給されユーザ対応機能ブ
ロック部を経路とすることで遅延量が付与されたイベン
ト信号をもとに前記停止した前記システムクロックの源
クロックを計数し、当該計数結果が所定の値に達すると
出力するフロー信号をもとに前記フリップフロップを制
御して前記停止した前記システムクロックを再起動する
前記各機能ブロック毎に構成された計数回路を備えるよ
うにしたものである。
【0015】この発明に係る半導体回路装置は、複数の
機能ブロックを有したマイクロプロセッシングユニット
部へ供給されるシステムクロックを、ユーザ対応機能ブ
ロック部を経路とすることで遅延量が付与され前記複数
の各機能ブロックへ供給された第1のイベント信号をも
とに停止するフリップフロップと、前記停止したシステ
ムクロックを、前記第1のイベント信号の入力完了後に
入力され前記遅延量が付与された第2のイベント信号を
もとに前記フリップフロップを制御して再起動し、再起
動した前記システムクロックをもとに前記第2のイベン
ト信号を前記各機能ブロックへ供給するとともに、前記
システムクロックの所定の変化タイミングを前記各機能
ブロックへ供給する再起動回路とを備えるようにしたも
のである。
機能ブロックを有したマイクロプロセッシングユニット
部へ供給されるシステムクロックを、ユーザ対応機能ブ
ロック部を経路とすることで遅延量が付与され前記複数
の各機能ブロックへ供給された第1のイベント信号をも
とに停止するフリップフロップと、前記停止したシステ
ムクロックを、前記第1のイベント信号の入力完了後に
入力され前記遅延量が付与された第2のイベント信号を
もとに前記フリップフロップを制御して再起動し、再起
動した前記システムクロックをもとに前記第2のイベン
ト信号を前記各機能ブロックへ供給するとともに、前記
システムクロックの所定の変化タイミングを前記各機能
ブロックへ供給する再起動回路とを備えるようにしたも
のである。
【0016】この発明に係る半導体回路装置は、複数の
機能ブロックを有したマイクロプロセッシングユニット
部へ供給されるシステムクロックを、ユーザ対応機能ブ
ロック部を経路とすることで遅延量が付与され前記各機
能ブロックへ供給された第1のイベント信号をもとに停
止するフリップフロップと、前記第1のイベント信号の
入力完了後に前記各機能ブロックへ供給されユーザ対応
機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与された
第2のイベント信号と前記第1のイベント信号とをもと
に前記停止したシステムクロックの源クロックの計数を
開始し、当該計数結果が所定の値に達すると出力するフ
ロー信号をもとに前記フリップフロップを制御して前記
停止したシステムクロックを再起動し、再起動した前記
システムクロックをもとに前記第2のイベント信号を前
記各機能ブロックへ供給するとともに、再起動した前記
システムクロックの所定の変化タイミングを前記各機能
ブロックへ供給する計数回路とを備えるようにしたもの
である。
機能ブロックを有したマイクロプロセッシングユニット
部へ供給されるシステムクロックを、ユーザ対応機能ブ
ロック部を経路とすることで遅延量が付与され前記各機
能ブロックへ供給された第1のイベント信号をもとに停
止するフリップフロップと、前記第1のイベント信号の
入力完了後に前記各機能ブロックへ供給されユーザ対応
機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与された
第2のイベント信号と前記第1のイベント信号とをもと
に前記停止したシステムクロックの源クロックの計数を
開始し、当該計数結果が所定の値に達すると出力するフ
ロー信号をもとに前記フリップフロップを制御して前記
停止したシステムクロックを再起動し、再起動した前記
システムクロックをもとに前記第2のイベント信号を前
記各機能ブロックへ供給するとともに、再起動した前記
システムクロックの所定の変化タイミングを前記各機能
ブロックへ供給する計数回路とを備えるようにしたもの
である。
【0017】この発明に係る半導体回路装置は、MPU
供給クロック停止回路および再起動回路の機能を無効に
して、各機能ブロックへ単一のイベント信号を供給し、
前記各機能ブロックが前記イベント信号の取り込みをシ
ステムクロックの所定の変化タイミングで行うユーザモ
ードへ切り換えるユーザモード切換回路を備えるように
したものである。
供給クロック停止回路および再起動回路の機能を無効に
して、各機能ブロックへ単一のイベント信号を供給し、
前記各機能ブロックが前記イベント信号の取り込みをシ
ステムクロックの所定の変化タイミングで行うユーザモ
ードへ切り換えるユーザモード切換回路を備えるように
したものである。
【0018】この発明に係る半導体回路装置は、マイク
ロプロセッシングユニット部の各機能ブロックへ供給さ
れるシステムクロックを、ユーザ対応機能ブロック部を
経路とすることで遅延量が付与され前記各機能ブロック
へ供給された第1のイベント信号をもとに停止する各機
能ブロック毎に構成されたフリップフロップと、前記停
止した前記システムクロックを前記第1のイベント信号
の入力完了後に入力され前記遅延量が付与された第2の
イベント信号をもとに前記フリップフロップを制御して
再起動し、再起動した前記システムクロックをもとに前
記第2のイベント信号を当該機能ブロックへ供給すると
ともに、前記システムクロックの所定の変化タイミング
を前記機能ブロックへ供給する前記各機能ブロック毎に
構成された再起動回路とを備えるようにしたものであ
る。
ロプロセッシングユニット部の各機能ブロックへ供給さ
れるシステムクロックを、ユーザ対応機能ブロック部を
経路とすることで遅延量が付与され前記各機能ブロック
へ供給された第1のイベント信号をもとに停止する各機
能ブロック毎に構成されたフリップフロップと、前記停
止した前記システムクロックを前記第1のイベント信号
の入力完了後に入力され前記遅延量が付与された第2の
イベント信号をもとに前記フリップフロップを制御して
再起動し、再起動した前記システムクロックをもとに前
記第2のイベント信号を当該機能ブロックへ供給すると
ともに、前記システムクロックの所定の変化タイミング
を前記機能ブロックへ供給する前記各機能ブロック毎に
構成された再起動回路とを備えるようにしたものであ
る。
【0019】この発明に係る半導体回路装置は、ユーザ
対応機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与さ
れ各機能ブロックへ供給された第1のイベント信号をも
とに、前記各機能ブロックへ供給されるシステムクロッ
クを停止する前記各機能ブロック毎に構成されたフリッ
プフロップと、前記第1のイベント信号の入力完了後に
前記各機能ブロックへ供給されユーザ対応機能ブロック
部を経路とすることで遅延量が付与された第2のイベン
ト信号と前記第1のイベント信号とをもとに、前記停止
したシステムクロックの源クロックの計数を開始し、当
該計数結果が所定の値に達すると出力するフロー信号を
もとに前記フリップフロップを制御して前記停止したシ
ステムクロックを再起動し、再起動した前記システムク
ロックをもとに前記第2のイベント信号を当該機能ブロ
ックへ供給するとともに、前記再起動した前記システム
クロックの所定の変化タイミングを当該機能ブロックへ
供給する前記各機能ブロック毎に構成された再起動回路
とを備えるようにしたものである。
対応機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与さ
れ各機能ブロックへ供給された第1のイベント信号をも
とに、前記各機能ブロックへ供給されるシステムクロッ
クを停止する前記各機能ブロック毎に構成されたフリッ
プフロップと、前記第1のイベント信号の入力完了後に
前記各機能ブロックへ供給されユーザ対応機能ブロック
部を経路とすることで遅延量が付与された第2のイベン
ト信号と前記第1のイベント信号とをもとに、前記停止
したシステムクロックの源クロックの計数を開始し、当
該計数結果が所定の値に達すると出力するフロー信号を
もとに前記フリップフロップを制御して前記停止したシ
ステムクロックを再起動し、再起動した前記システムク
ロックをもとに前記第2のイベント信号を当該機能ブロ
ックへ供給するとともに、前記再起動した前記システム
クロックの所定の変化タイミングを当該機能ブロックへ
供給する前記各機能ブロック毎に構成された再起動回路
とを備えるようにしたものである。
【0020】この発明に係る半導体回路装置は、各機能
ブロック毎のMPU供給クロック停止回路および再起動
回路の機能を同時に無効にして、前記各機能ブロックへ
単一のイベント信号を供給し、前記各機能ブロックが前
記イベント信号の取り込みをシステムクロックの所定の
変化タイミングで行うユーザモードへ切り換えるユーザ
モード切換回路を備えるようにしたものである。
ブロック毎のMPU供給クロック停止回路および再起動
回路の機能を同時に無効にして、前記各機能ブロックへ
単一のイベント信号を供給し、前記各機能ブロックが前
記イベント信号の取り込みをシステムクロックの所定の
変化タイミングで行うユーザモードへ切り換えるユーザ
モード切換回路を備えるようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1の半導
体回路装置の部分構成を示す回路ブロック図であり、図
において、100は半導体回路装置、2はMPU部、3
はユーザ対応機能ブロック部、4は第1のイベント入力
端子、5は第2のイベント入力端子である。8はMPU
部2に構成された第1のモジュール(機能ブロック)で
あり、例えばタイマである。9はMPU部2に構成され
た第2のモジュール(機能ブロック)であり、例えばタ
イマである。10はCPU、11はクロック入力端子、
12はクロック入力端子11から入力されたクロックの
波形を整形するクロック整形器である。13はシステム
クロックを供給する配線である。14aおよび14bは
システムクロックがLレベルの期間に入力信号を取り込
みラッチを開始し、システムクロックがHレベルになる
と前記入力信号の取り込みを禁止して前記取り込んだ前
記入力信号のラッチを完了するラッチ回路(第1のラッ
チ回路)、15aおよび15bはシステムクロックがH
レベルの期間に入力信号を取り込みラッチを開始し、シ
ステムクロックがLレベルになると前記入力信号の取り
込みを禁止して前記取り込んだ前記入力信号のラッチを
完了するラッチ回路(第2のラッチ回路)である。
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1の半導
体回路装置の部分構成を示す回路ブロック図であり、図
において、100は半導体回路装置、2はMPU部、3
はユーザ対応機能ブロック部、4は第1のイベント入力
端子、5は第2のイベント入力端子である。8はMPU
部2に構成された第1のモジュール(機能ブロック)で
あり、例えばタイマである。9はMPU部2に構成され
た第2のモジュール(機能ブロック)であり、例えばタ
イマである。10はCPU、11はクロック入力端子、
12はクロック入力端子11から入力されたクロックの
波形を整形するクロック整形器である。13はシステム
クロックを供給する配線である。14aおよび14bは
システムクロックがLレベルの期間に入力信号を取り込
みラッチを開始し、システムクロックがHレベルになる
と前記入力信号の取り込みを禁止して前記取り込んだ前
記入力信号のラッチを完了するラッチ回路(第1のラッ
チ回路)、15aおよび15bはシステムクロックがH
レベルの期間に入力信号を取り込みラッチを開始し、シ
ステムクロックがLレベルになると前記入力信号の取り
込みを禁止して前記取り込んだ前記入力信号のラッチを
完了するラッチ回路(第2のラッチ回路)である。
【0022】6aはラッチ回路14aの出力端子とラッ
チ回路15aの入力端子とを接続したイベント信号線6
のラッチ回路14a出力端子側の端部、6bはイベント
信号線6のラッチ回路15aの入力端子側の端部であ
る。7aはラッチ回路14bの出力端子とラッチ回路1
5bの入力端子とを接続したイベント信号線7のラッチ
回路14bの出力端子側の端部、7bはイベント信号線
7のラッチ回路15bの入力端子側の端部である。6c
はラッチ回路15aと第1のモジュール8とを接続した
イベント信号線、7cはラッチ回路15bと第2のモジ
ュール9とを接続したイベント信号線である。
チ回路15aの入力端子とを接続したイベント信号線6
のラッチ回路14a出力端子側の端部、6bはイベント
信号線6のラッチ回路15aの入力端子側の端部であ
る。7aはラッチ回路14bの出力端子とラッチ回路1
5bの入力端子とを接続したイベント信号線7のラッチ
回路14bの出力端子側の端部、7bはイベント信号線
7のラッチ回路15bの入力端子側の端部である。6c
はラッチ回路15aと第1のモジュール8とを接続した
イベント信号線、7cはラッチ回路15bと第2のモジ
ュール9とを接続したイベント信号線である。
【0023】図2は、ラッチ回路14a,14bとラッ
チ回路15a,15bの構成を示す回路図であり、図に
おいて、16aと16bはトランスミッションゲート、
17a,17b,19,20はインバータ回路、18a
と18bはドライブ能力がインバータ回路17a,17
bより小さいインバータ回路である。インバータ回路1
8aはインバータ回路17aに対し逆並列に接続され、
またインバータ回路18bはインバータ回路17bに対
し逆並列に接続されている。インバータ回路17aとイ
ンバータ回路18aは、トランスミッションゲート16
aを介して入力されたイベント信号を保持し、反転して
出力するラッチを構成している。また、インバータ回路
17bとインバータ回路18bは、トランスミッション
ゲート16bを介して入力されたイベント信号を保持
し、反転して出力するラッチを構成している。
チ回路15a,15bの構成を示す回路図であり、図に
おいて、16aと16bはトランスミッションゲート、
17a,17b,19,20はインバータ回路、18a
と18bはドライブ能力がインバータ回路17a,17
bより小さいインバータ回路である。インバータ回路1
8aはインバータ回路17aに対し逆並列に接続され、
またインバータ回路18bはインバータ回路17bに対
し逆並列に接続されている。インバータ回路17aとイ
ンバータ回路18aは、トランスミッションゲート16
aを介して入力されたイベント信号を保持し、反転して
出力するラッチを構成している。また、インバータ回路
17bとインバータ回路18bは、トランスミッション
ゲート16bを介して入力されたイベント信号を保持
し、反転して出力するラッチを構成している。
【0024】次に動作について説明する。図3は、図1
に示した各イベント信号線上のイベント信号を示すタイ
ミングチャートである。なお、この実施の形態では、イ
ベント信号A,BがシステムクロックのHレベルの期間
に入力され、イベント信号A,Bのパルス幅がシステム
クロックの周期Tの3/2よりやや長めであり、ユーザ
対応機能ブロック部3を通過するイベント信号線により
伝達されるイベント信号に付与される遅延量がシステム
クロックの1周期以内の量であることを条件とする。図
3(a)に示すシステムクロックのHレベルの期間
(1)に第1のイベント入力端子4から入力されたイベ
ント信号Aは、図3(c)に示すようにシステムクロッ
クがLレベルの期間にラッチ回路14aへ取り込まれ、
反転されてイベント信号線6の端部6aからラッチ回路
15aへ出力される。イベント信号線6の端部6aから
出力されたイベント信号Aは、図3(d)に示すように
ユーザ対応機能ブロック部3内を配線経路とするイベン
ト信号線6を通過して遅延量d1が付与され、図3
(e)に示すようにシステムクロックの次のHレベルの
期間(2)にラッチ回路15aへ取り込まれ、反転され
てイベント信号線6cへ出力される。イベント信号線6
cへ出力されたイベント信号AはシステムクロックのH
レベルの期間(2)が終了しLレベルへ変化する立ち下
がりエッジで第1のモジュール8へ取り込まれる。
に示した各イベント信号線上のイベント信号を示すタイ
ミングチャートである。なお、この実施の形態では、イ
ベント信号A,BがシステムクロックのHレベルの期間
に入力され、イベント信号A,Bのパルス幅がシステム
クロックの周期Tの3/2よりやや長めであり、ユーザ
対応機能ブロック部3を通過するイベント信号線により
伝達されるイベント信号に付与される遅延量がシステム
クロックの1周期以内の量であることを条件とする。図
3(a)に示すシステムクロックのHレベルの期間
(1)に第1のイベント入力端子4から入力されたイベ
ント信号Aは、図3(c)に示すようにシステムクロッ
クがLレベルの期間にラッチ回路14aへ取り込まれ、
反転されてイベント信号線6の端部6aからラッチ回路
15aへ出力される。イベント信号線6の端部6aから
出力されたイベント信号Aは、図3(d)に示すように
ユーザ対応機能ブロック部3内を配線経路とするイベン
ト信号線6を通過して遅延量d1が付与され、図3
(e)に示すようにシステムクロックの次のHレベルの
期間(2)にラッチ回路15aへ取り込まれ、反転され
てイベント信号線6cへ出力される。イベント信号線6
cへ出力されたイベント信号AはシステムクロックのH
レベルの期間(2)が終了しLレベルへ変化する立ち下
がりエッジで第1のモジュール8へ取り込まれる。
【0025】一方、図3(f)に示すシステムクロック
のHレベルの期間(1)にイベント入力端子5へ入力さ
れたイベント信号Bは、図3(g)に示すようにシステ
ムクロックがLレベルの期間にラッチ回路14bへ取り
込まれ、反転されてイベント信号線7の端部7aからラ
ッチ回路15bへ出力される。イベント信号線7の端部
7aから出力されたイベント信号Bは、図3(h)に示
すようにユーザ対応機能ブロック部3内を配線経路とす
るイベント信号線7を通過して遅延量d2(d2<d
1)が付与され、図3(i)に示すようにシステムクロ
ックの次のHレベルの期間(2)にラッチ回路15bへ
取り込まれ、反転されてイベント信号線7cへ出力され
る。イベント信号線7cへ出力されたイベント信号Bは
システムクロックのHレベルの期間(2)が終了しLレ
ベルへ変化する立ち下がりエッジで第2のモジュール9
へ取り込まれる。
のHレベルの期間(1)にイベント入力端子5へ入力さ
れたイベント信号Bは、図3(g)に示すようにシステ
ムクロックがLレベルの期間にラッチ回路14bへ取り
込まれ、反転されてイベント信号線7の端部7aからラ
ッチ回路15bへ出力される。イベント信号線7の端部
7aから出力されたイベント信号Bは、図3(h)に示
すようにユーザ対応機能ブロック部3内を配線経路とす
るイベント信号線7を通過して遅延量d2(d2<d
1)が付与され、図3(i)に示すようにシステムクロ
ックの次のHレベルの期間(2)にラッチ回路15bへ
取り込まれ、反転されてイベント信号線7cへ出力され
る。イベント信号線7cへ出力されたイベント信号Bは
システムクロックのHレベルの期間(2)が終了しLレ
ベルへ変化する立ち下がりエッジで第2のモジュール9
へ取り込まれる。
【0026】このようにイベント信号Aが第1のモジュ
ール8へ取り込まれるタイミングと、イベント信号Bが
第2のモジュール9へ取り込まれるタイミングは、イベ
ント信号Aおよびイベント信号Bに付与されている遅延
量が異なっていても同時に行われ、イベント信号Aによ
る第1のモジュール8の動作やイベント信号Bによる第
2のモジュール9の動作は一意的に決定され、前記遅延
量によりいずれかのモジュールの動作が1クロック分遅
れるなどの不安定な動作は回避される。なお、このよう
に前記各モジュールの動作が一意的に決定されるのは、
1つのチップ内に限らず、前記構成および前記条件のも
とで異なる各チップ間でも前記各モジュールの動作は一
意的に決定される。
ール8へ取り込まれるタイミングと、イベント信号Bが
第2のモジュール9へ取り込まれるタイミングは、イベ
ント信号Aおよびイベント信号Bに付与されている遅延
量が異なっていても同時に行われ、イベント信号Aによ
る第1のモジュール8の動作やイベント信号Bによる第
2のモジュール9の動作は一意的に決定され、前記遅延
量によりいずれかのモジュールの動作が1クロック分遅
れるなどの不安定な動作は回避される。なお、このよう
に前記各モジュールの動作が一意的に決定されるのは、
1つのチップ内に限らず、前記構成および前記条件のも
とで異なる各チップ間でも前記各モジュールの動作は一
意的に決定される。
【0027】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、イベント信号A,BがシステムクロックのHレベル
の期間に入力され、イベント信号A,Bのパルス幅がシ
ステムクロックの周期Tの3/2よりやや長めであり、
ユーザ対応機能ブロック部3を通過するイベント信号線
により伝達されるイベント信号に付与される遅延量がシ
ステムクロックの1周期以内の量であれば、システムク
ロックのHレベルの期間(1)にイベント入力端子4か
ら入力されたイベント信号Aとイベント入力端子5から
入力されたイベント信号Bの遅延量が異なっていても、
システムクロックの次のHレベルの期間(2)が終了す
る立ち下がりエッジにおいて同時に、それぞれ第1のモ
ジュール8および第2のモジュール9へ取り込まれるた
め、イベント入力端子4やイベント入力端子5の位置、
イベント信号線6やイベント信号線7の配線経路がどの
ようなものであっても、これらイベント信号Aやイベン
ト信号Bによるモジュールの動作は一意的に決定され、
イベント信号線6およびイベント信号線7を介して送ら
れてくる信号の処理を安定して行うことのできる半導体
回路装置が得られる効果がある。
ば、イベント信号A,BがシステムクロックのHレベル
の期間に入力され、イベント信号A,Bのパルス幅がシ
ステムクロックの周期Tの3/2よりやや長めであり、
ユーザ対応機能ブロック部3を通過するイベント信号線
により伝達されるイベント信号に付与される遅延量がシ
ステムクロックの1周期以内の量であれば、システムク
ロックのHレベルの期間(1)にイベント入力端子4か
ら入力されたイベント信号Aとイベント入力端子5から
入力されたイベント信号Bの遅延量が異なっていても、
システムクロックの次のHレベルの期間(2)が終了す
る立ち下がりエッジにおいて同時に、それぞれ第1のモ
ジュール8および第2のモジュール9へ取り込まれるた
め、イベント入力端子4やイベント入力端子5の位置、
イベント信号線6やイベント信号線7の配線経路がどの
ようなものであっても、これらイベント信号Aやイベン
ト信号Bによるモジュールの動作は一意的に決定され、
イベント信号線6およびイベント信号線7を介して送ら
れてくる信号の処理を安定して行うことのできる半導体
回路装置が得られる効果がある。
【0028】実施の形態2.この発明の実施の形態2の
半導体回路装置は、テストモードとユーザモードを備え
ており、テストモードでは前記実施の形態1の動作とな
り、またユーザモードではイベント入力端子4から入力
されたイベント信号Aとイベント入力端子5から入力さ
れたイベント信号Bは、各イベント入力端子へ入力され
たタイミングでMPU部2の各モジュールへ供給され
る。図4は、この実施の形態2の半導体回路装置の部分
構成を示す回路ブロック図であり、図4において図1と
同一または相当の部分については同一符号を付し説明を
省略する。図において、200はこの実施の形態の半導
体回路装置、21はテストモードに設定するための信号
を入力するテストモード端子(ユーザモード切換回
路)、22はインバータ回路(ユーザモード切換回路)
である。23はテストモード端子21に一方の入力端子
が接続され、他方の入力端子がクロック整形器12の出
力端子に接続された2入力AND回路(ユーザモード切
換回路)であり、出力端子はラッチ回路14a,14b
の負論理入力の制御端子へ接続されている。24はイン
バータ回路22の出力端子に一方の入力端子が接続さ
れ、他方の入力端子がクロック整形器12の出力端子に
接続された2入力OR回路(ユーザモード切換回路)で
あり、出力端子はラッチ回路15a,15bの正論理入
力の制御端子へ接続されている。
半導体回路装置は、テストモードとユーザモードを備え
ており、テストモードでは前記実施の形態1の動作とな
り、またユーザモードではイベント入力端子4から入力
されたイベント信号Aとイベント入力端子5から入力さ
れたイベント信号Bは、各イベント入力端子へ入力され
たタイミングでMPU部2の各モジュールへ供給され
る。図4は、この実施の形態2の半導体回路装置の部分
構成を示す回路ブロック図であり、図4において図1と
同一または相当の部分については同一符号を付し説明を
省略する。図において、200はこの実施の形態の半導
体回路装置、21はテストモードに設定するための信号
を入力するテストモード端子(ユーザモード切換回
路)、22はインバータ回路(ユーザモード切換回路)
である。23はテストモード端子21に一方の入力端子
が接続され、他方の入力端子がクロック整形器12の出
力端子に接続された2入力AND回路(ユーザモード切
換回路)であり、出力端子はラッチ回路14a,14b
の負論理入力の制御端子へ接続されている。24はイン
バータ回路22の出力端子に一方の入力端子が接続さ
れ、他方の入力端子がクロック整形器12の出力端子に
接続された2入力OR回路(ユーザモード切換回路)で
あり、出力端子はラッチ回路15a,15bの正論理入
力の制御端子へ接続されている。
【0029】次に動作について説明する。先ずテストモ
ードにおける動作について説明すると、テストモード端
子21へHレベルの信号を入力する。この結果、クロッ
ク入力端子11から入力されクロック整形器12で整形
されたシステムクロックが2入力AND回路23から出
力され、ラッチ回路14a,14bの負論理入力の制御
端子へ供給される。また、2入力OR回路24からも前
記システムクロックが出力され、ラッチ回路15a,1
5bの正論理入力の制御端子へ供給され、前記実施の形
態1で説明した動作と同じ動作となる。
ードにおける動作について説明すると、テストモード端
子21へHレベルの信号を入力する。この結果、クロッ
ク入力端子11から入力されクロック整形器12で整形
されたシステムクロックが2入力AND回路23から出
力され、ラッチ回路14a,14bの負論理入力の制御
端子へ供給される。また、2入力OR回路24からも前
記システムクロックが出力され、ラッチ回路15a,1
5bの正論理入力の制御端子へ供給され、前記実施の形
態1で説明した動作と同じ動作となる。
【0030】一方、ユーザモードでは、テストモード端
子21へLレベルの信号を入力する。この結果、2入力
OR回路24からはHレベルが出力され、ラッチ回路1
5a,15bの正論理入力の制御端子へ供給されるた
め、ラッチ回路15a,15bは導通状態に固定され
る。また、2入力AND回路23の出力はLレベルに固
定され、ラッチ回路14a,14bも導通状態に固定さ
れる。従って、イベント入力端子4から入力されたイベ
ント信号Aとイベント入力端子5から入力されたイベン
ト信号Bは、各イベント入力端子へ入力されたタイミン
グで配線経路の長短に応じた遅延量が付与されMPU部
2の各モジュールへ供給される。このユーザモードで
は、イベント信号Aをイベント入力端子4へ入力するタ
イミングおよびイベント信号Bをイベント入力端子5へ
入力するタイミングを調整することで、各モジュールへ
イベント信号Aとイベント信号Bを同時に入力すること
ができ、イベント入力端子4やイベント入力端子5の位
置やイベント信号線6やイベント信号線7の配線経路が
どのようなものであっても、これらイベント信号Aやイ
ベント信号Bによるモジュールの動作が一意的に決定さ
れるようにでき、前記テストモードの場合のようにイベ
ント信号A、イベント信号Bは1クロック分遅れること
はない。
子21へLレベルの信号を入力する。この結果、2入力
OR回路24からはHレベルが出力され、ラッチ回路1
5a,15bの正論理入力の制御端子へ供給されるた
め、ラッチ回路15a,15bは導通状態に固定され
る。また、2入力AND回路23の出力はLレベルに固
定され、ラッチ回路14a,14bも導通状態に固定さ
れる。従って、イベント入力端子4から入力されたイベ
ント信号Aとイベント入力端子5から入力されたイベン
ト信号Bは、各イベント入力端子へ入力されたタイミン
グで配線経路の長短に応じた遅延量が付与されMPU部
2の各モジュールへ供給される。このユーザモードで
は、イベント信号Aをイベント入力端子4へ入力するタ
イミングおよびイベント信号Bをイベント入力端子5へ
入力するタイミングを調整することで、各モジュールへ
イベント信号Aとイベント信号Bを同時に入力すること
ができ、イベント入力端子4やイベント入力端子5の位
置やイベント信号線6やイベント信号線7の配線経路が
どのようなものであっても、これらイベント信号Aやイ
ベント信号Bによるモジュールの動作が一意的に決定さ
れるようにでき、前記テストモードの場合のようにイベ
ント信号A、イベント信号Bは1クロック分遅れること
はない。
【0031】なお、MPU部2にモードレジスタを設
け、CPUの書き込みにより前記モードレジスタへテス
トモードとユーザモードに応じたデータを設定すること
で、テストモードまたはユーザモードに切り換えること
が可能であり、このように構成したときには前記テスト
モード端子21が不要となり、端子数の削減を図ること
が可能である。
け、CPUの書き込みにより前記モードレジスタへテス
トモードとユーザモードに応じたデータを設定すること
で、テストモードまたはユーザモードに切り換えること
が可能であり、このように構成したときには前記テスト
モード端子21が不要となり、端子数の削減を図ること
が可能である。
【0032】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、テストモードとユーザモードとをテストモード端子
21から入力する信号により切り換え、テストモードで
は前記実施の形態1と同様の効果を得ることができ、ま
たユーザモードでは各イベント信号をイベント入力端子
へ入力するタイミングを調整することで、イベント入力
端子の位置やイベント信号線の配線経路がどのようなも
のであっても、イベント信号によるモジュールの動作を
一意的に決定することの可能な半導体回路装置が得られ
る効果がある。
ば、テストモードとユーザモードとをテストモード端子
21から入力する信号により切り換え、テストモードで
は前記実施の形態1と同様の効果を得ることができ、ま
たユーザモードでは各イベント信号をイベント入力端子
へ入力するタイミングを調整することで、イベント入力
端子の位置やイベント信号線の配線経路がどのようなも
のであっても、イベント信号によるモジュールの動作を
一意的に決定することの可能な半導体回路装置が得られ
る効果がある。
【0033】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロック
図であり、図5において図1と同一または相当の部分に
ついては同一符号を付し説明を省略する。図5におい
て、300はこの実施の形態の半導体回路装置、301
は第1のモジュール8、第2のモジュール9、CPU1
0などを備えたMPU部である。28はMPU部301
のシステムクロックを停止させるためのMPU部内シス
テムクロック停止信号が入力されるMPU部システムク
ロック停止端子(停止信号入力端子)、61はユーザ対
応機能ブロック部3を通過してイベント入力端子4と第
1のモジュール8との間を接続したイベント信号線、7
1はユーザ対応機能ブロック部3を通過してイベント入
力端子5と第2のモジュール9との間を接続したイベン
ト信号線である。
形態3の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロック
図であり、図5において図1と同一または相当の部分に
ついては同一符号を付し説明を省略する。図5におい
て、300はこの実施の形態の半導体回路装置、301
は第1のモジュール8、第2のモジュール9、CPU1
0などを備えたMPU部である。28はMPU部301
のシステムクロックを停止させるためのMPU部内シス
テムクロック停止信号が入力されるMPU部システムク
ロック停止端子(停止信号入力端子)、61はユーザ対
応機能ブロック部3を通過してイベント入力端子4と第
1のモジュール8との間を接続したイベント信号線、7
1はユーザ対応機能ブロック部3を通過してイベント入
力端子5と第2のモジュール9との間を接続したイベン
ト信号線である。
【0034】32aと32bはラッチ回路であり、負論
理入力の制御端子へ供給されたシステムクロックのLレ
ベルの期間で入力信号を取り込んでラッチを開始し、続
くシステムクロックのHレベルの期間の開始でラッチを
完了し、ラッチした前記入力信号を出力する。なお、ラ
ッチ回路32bは再起動回路に対応している。
理入力の制御端子へ供給されたシステムクロックのLレ
ベルの期間で入力信号を取り込んでラッチを開始し、続
くシステムクロックのHレベルの期間の開始でラッチを
完了し、ラッチした前記入力信号を出力する。なお、ラ
ッチ回路32bは再起動回路に対応している。
【0035】25は一方の入力端子がMPU部301内
のイベント信号線61と接続され、他方の端子がMPU
部301内のイベント信号線71と接続され、出力端子
がラッチ回路32bの入力端子に接続された2入力OR
回路、26はラッチ回路32aの出力端子にセット端子
が接続され、ラッチ回路32bの出力端子にリセット端
子が接続されたセット/リセットフリップフロップ(M
PU供給クロック停止回路,再起動回路)、27はセッ
ト/リセットフリップフロップ26の反転Q出力端子に
一方の入力端子が接続され、他方の入力端子がシステム
クロックを供給する配線13に接続され、出力端子がC
PU10、第1のモジュール8、第2のモジュール9の
MPU部内システムクロック供給端子へ接続された2入
力AND回路(再起動回路)である。
のイベント信号線61と接続され、他方の端子がMPU
部301内のイベント信号線71と接続され、出力端子
がラッチ回路32bの入力端子に接続された2入力OR
回路、26はラッチ回路32aの出力端子にセット端子
が接続され、ラッチ回路32bの出力端子にリセット端
子が接続されたセット/リセットフリップフロップ(M
PU供給クロック停止回路,再起動回路)、27はセッ
ト/リセットフリップフロップ26の反転Q出力端子に
一方の入力端子が接続され、他方の入力端子がシステム
クロックを供給する配線13に接続され、出力端子がC
PU10、第1のモジュール8、第2のモジュール9の
MPU部内システムクロック供給端子へ接続された2入
力AND回路(再起動回路)である。
【0036】図7は、ラッチ回路32a,32bの構成
を示す回路図であり、図2(a)に示すラッチ回路と同
様の構成であるが、インバータ回路17aとインバータ
回路18aの逆並列回路の出力側にはさらにインバータ
回路33aが接続されており、ラッチした入力信号を反
転することなく出力する。
を示す回路図であり、図2(a)に示すラッチ回路と同
様の構成であるが、インバータ回路17aとインバータ
回路18aの逆並列回路の出力側にはさらにインバータ
回路33aが接続されており、ラッチした入力信号を反
転することなく出力する。
【0037】次の動作について説明する。図6は、この
実施の形態の半導体回路装置300におけるシステムク
ロック、MPU部内システムクロック、MPU部内シス
テムクロック停止信号、イベント信号Aの波形を示すタ
イミングチャートである。なお、イベント信号A,Bは
システムクロックのHレベルの期間に入力され、イベン
ト信号A,Bのパルス幅はシステムクロックの周期Tの
3/2よりやや長めであり、ユーザ対応機能ブロック部
3を通過するイベント信号線により伝達されるイベント
信号に付与される遅延量がシステムクロックの1周期以
内の量であることを条件とする。
実施の形態の半導体回路装置300におけるシステムク
ロック、MPU部内システムクロック、MPU部内シス
テムクロック停止信号、イベント信号Aの波形を示すタ
イミングチャートである。なお、イベント信号A,Bは
システムクロックのHレベルの期間に入力され、イベン
ト信号A,Bのパルス幅はシステムクロックの周期Tの
3/2よりやや長めであり、ユーザ対応機能ブロック部
3を通過するイベント信号線により伝達されるイベント
信号に付与される遅延量がシステムクロックの1周期以
内の量であることを条件とする。
【0038】先ず、MPU部システムクロック停止端子
28から図6(c)に示すHレベルのMPU部内システ
ムクロック停止信号を入力する。このMPU部内システ
ムクロック停止信号は、図6(a)に示すシステムクロ
ックのLレベルの期間(3)でラッチ回路32aへ取り
込まれて、セット/リセットフリップフロップ26のセ
ット端子へ出力される。このときセット/リセットフリ
ップフロップ26のリセット端子はLレベルとなってお
り、セット/リセットフリップフロップ26は前記MP
U部内システムクロック停止信号によりセットされて反
転Q出力端子からはLレベルが出力される。この結果、
第1のモジュール8、第2のモジュール9およびCPU
10へ供給されるMPU部内システムクロックは図6
(b)に示すようにLレベルに固定され、第1のモジュ
ール8、第2のモジュール9およびCPU10は動作を
停止する。
28から図6(c)に示すHレベルのMPU部内システ
ムクロック停止信号を入力する。このMPU部内システ
ムクロック停止信号は、図6(a)に示すシステムクロ
ックのLレベルの期間(3)でラッチ回路32aへ取り
込まれて、セット/リセットフリップフロップ26のセ
ット端子へ出力される。このときセット/リセットフリ
ップフロップ26のリセット端子はLレベルとなってお
り、セット/リセットフリップフロップ26は前記MP
U部内システムクロック停止信号によりセットされて反
転Q出力端子からはLレベルが出力される。この結果、
第1のモジュール8、第2のモジュール9およびCPU
10へ供給されるMPU部内システムクロックは図6
(b)に示すようにLレベルに固定され、第1のモジュ
ール8、第2のモジュール9およびCPU10は動作を
停止する。
【0039】次に、図6(d)に示すように、図6
(a)に示すシステムクロックのHレベルの期間(1)
にイベント入力端子4からイベント信号Aが入力され
る。このイベント信号Aは、ユーザ対応機能ブロック部
3を通過してイベント信号線61を介して第1のモジュ
ール8および2入力OR回路25の一方の入力端子へ伝
達される。このイベント信号Aには図6(e)に示すよ
うにイベント信号線61の長さに応じた遅延量d1が付
与されており、2入力OR回路25は、前記一方の入力
端子に伝達されたイベント信号Aを出力する。この2入
力OR回路25から出力された前記イベント信号Aは、
図6(a)に示すシステムクロックの前記Hレベルの期
間(1)の次のLレベルの期間(4)においてラッチ回
路32bへ取り込まれ出力される。ラッチ回路32bか
ら出力された前記イベント信号Aはセット/リセットフ
リップフロップ26のリセット端子へ供給され、セット
/リセットフリップフロップ26をリセットする。
(a)に示すシステムクロックのHレベルの期間(1)
にイベント入力端子4からイベント信号Aが入力され
る。このイベント信号Aは、ユーザ対応機能ブロック部
3を通過してイベント信号線61を介して第1のモジュ
ール8および2入力OR回路25の一方の入力端子へ伝
達される。このイベント信号Aには図6(e)に示すよ
うにイベント信号線61の長さに応じた遅延量d1が付
与されており、2入力OR回路25は、前記一方の入力
端子に伝達されたイベント信号Aを出力する。この2入
力OR回路25から出力された前記イベント信号Aは、
図6(a)に示すシステムクロックの前記Hレベルの期
間(1)の次のLレベルの期間(4)においてラッチ回
路32bへ取り込まれ出力される。ラッチ回路32bか
ら出力された前記イベント信号Aはセット/リセットフ
リップフロップ26のリセット端子へ供給され、セット
/リセットフリップフロップ26をリセットする。
【0040】この結果、セット/リセットフリップフロ
ップ26の反転Q出力端子からはHレベルの期間(2)
の開始とともにHレベルが出力され、2入力AND回路
27の一方の入力端子へ供給される。2入力AND回路
27からは、図6(a)に示すシステムクロックが出力
され、図6(b)に示すLレベルに固定されていたMP
U部内システムクロックはHレベルへ変化し、第1のモ
ジュール8、第2のモジュール9およびCPU10は動
作を再開する。そして、図6(a)に示すシステムクロ
ックの前記Hレベルの期間(2)が終了する前記MPU
部内システムクロックのHレベルからLレベルへの立ち
下がりエッジで、第1のモジュール8は図6(e)に示
すイベント信号を取り込む。
ップ26の反転Q出力端子からはHレベルの期間(2)
の開始とともにHレベルが出力され、2入力AND回路
27の一方の入力端子へ供給される。2入力AND回路
27からは、図6(a)に示すシステムクロックが出力
され、図6(b)に示すLレベルに固定されていたMP
U部内システムクロックはHレベルへ変化し、第1のモ
ジュール8、第2のモジュール9およびCPU10は動
作を再開する。そして、図6(a)に示すシステムクロ
ックの前記Hレベルの期間(2)が終了する前記MPU
部内システムクロックのHレベルからLレベルへの立ち
下がりエッジで、第1のモジュール8は図6(e)に示
すイベント信号を取り込む。
【0041】なお、以上の動作はイベント信号Bについ
ても同様である。また、前記MPU部内システムクロッ
ク停止信号が入力されないときには、セット/リセット
フリップフロップ26がシステムクロックのLレベルの
期間にイベント信号によりリセットされるだけであるか
らセット/リセットフリップフロップ26の反転Q出力
はHレベルに固定されており、MPU部内システムクロ
ックは停止せず、ユーザはイベント入力端子4からイベ
ント信号Aを入力するタイミングおよびイベント入力端
子5からイベント信号Bを入力するタイミングを調整し
て、第1のモジュール8および第2のモジュール9へ入
力することが可能である。
ても同様である。また、前記MPU部内システムクロッ
ク停止信号が入力されないときには、セット/リセット
フリップフロップ26がシステムクロックのLレベルの
期間にイベント信号によりリセットされるだけであるか
らセット/リセットフリップフロップ26の反転Q出力
はHレベルに固定されており、MPU部内システムクロ
ックは停止せず、ユーザはイベント入力端子4からイベ
ント信号Aを入力するタイミングおよびイベント入力端
子5からイベント信号Bを入力するタイミングを調整し
て、第1のモジュール8および第2のモジュール9へ入
力することが可能である。
【0042】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、イベント信号A,BがシステムクロックのHレベル
の期間に入力され、イベント信号A,Bのパルス幅がシ
ステムクロックの周期Tの3/2よりやや長めであり、
ユーザ対応機能ブロック部3を通過するイベント信号線
により伝達されるイベント信号に付与される遅延量がシ
ステムクロックの1周期以内の量であることを条件とし
て、システムクロックのHレベルの期間(1)の次のH
レベルの期間(2)の立ち下がりエッジで第1のモジュ
ール8、第2のモジュール9に取り込まれ、イベント入
力端子4およびイベント入力端子5がどのような配置で
あっても、さらにイベント信号線61およびイベント信
号線71がどのような配線経路であっても、各モジュー
ルの動作が一意的に決定される半導体回路装置が得られ
る効果がある。また、このように前記各モジュールの動
作が一意的に決定されるのは、1つのチップ内に限ら
ず、前記構成および前記条件のもとで異なる各チップ間
でも前記各モジュールの動作は一意的に決定される。ま
た、MPU部システムクロック停止端子28から図6
(c)に示すHレベルのMPU部内システムクロック停
止信号を入力しない限り、第1のモジュール8および第
2のモジュール9へ供給されるMPU部内システムクロ
ックは停止することがないため、イベント信号入力端子
4,5からイベント信号A,Bを入力するタイミングを
調整することで前記各モジュールの動作を一意的に決定
することも可能である。
ば、イベント信号A,BがシステムクロックのHレベル
の期間に入力され、イベント信号A,Bのパルス幅がシ
ステムクロックの周期Tの3/2よりやや長めであり、
ユーザ対応機能ブロック部3を通過するイベント信号線
により伝達されるイベント信号に付与される遅延量がシ
ステムクロックの1周期以内の量であることを条件とし
て、システムクロックのHレベルの期間(1)の次のH
レベルの期間(2)の立ち下がりエッジで第1のモジュ
ール8、第2のモジュール9に取り込まれ、イベント入
力端子4およびイベント入力端子5がどのような配置で
あっても、さらにイベント信号線61およびイベント信
号線71がどのような配線経路であっても、各モジュー
ルの動作が一意的に決定される半導体回路装置が得られ
る効果がある。また、このように前記各モジュールの動
作が一意的に決定されるのは、1つのチップ内に限ら
ず、前記構成および前記条件のもとで異なる各チップ間
でも前記各モジュールの動作は一意的に決定される。ま
た、MPU部システムクロック停止端子28から図6
(c)に示すHレベルのMPU部内システムクロック停
止信号を入力しない限り、第1のモジュール8および第
2のモジュール9へ供給されるMPU部内システムクロ
ックは停止することがないため、イベント信号入力端子
4,5からイベント信号A,Bを入力するタイミングを
調整することで前記各モジュールの動作を一意的に決定
することも可能である。
【0043】実施の形態4.図8は、この発明の実施の
形態4の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロック
図であり、図8において図5と同一または相当の部分に
ついては同一符号を付し説明を省略する。図8におい
て、ラッチ回路32bはシステムクロックのLレベルの
期間の開始とともに入力信号を取り込み、前記Lレベル
からHレベルへ変化した時点でラッチを完了する。29
はラッチ回路32bから出力されたイベント信号を起動
信号、配線13に供給されたシステムクロックをカウン
トソースとして前記システムクロックの立ち上がりエッ
ジを計数し、プリセットされた値に計数値が達するとH
レベルのカウント完了信号を出力するシステムクロック
カウンタ(計数回路,再起動回路)、302はMPU
部、400は半導体回路装置である。なお、この実施の
形態4の半導体回路装置では、イベント信号のパルス幅
は(システムクロックカウンタ29のプリセット値P)
×(システムクロックパルスの1周期T)以上とする。
形態4の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロック
図であり、図8において図5と同一または相当の部分に
ついては同一符号を付し説明を省略する。図8におい
て、ラッチ回路32bはシステムクロックのLレベルの
期間の開始とともに入力信号を取り込み、前記Lレベル
からHレベルへ変化した時点でラッチを完了する。29
はラッチ回路32bから出力されたイベント信号を起動
信号、配線13に供給されたシステムクロックをカウン
トソースとして前記システムクロックの立ち上がりエッ
ジを計数し、プリセットされた値に計数値が達するとH
レベルのカウント完了信号を出力するシステムクロック
カウンタ(計数回路,再起動回路)、302はMPU
部、400は半導体回路装置である。なお、この実施の
形態4の半導体回路装置では、イベント信号のパルス幅
は(システムクロックカウンタ29のプリセット値P)
×(システムクロックパルスの1周期T)以上とする。
【0044】次に動作について説明する。図9は、この
半導体回路装置400におけるシステムクロック、MP
U部内システムクロック、MPU部内システムクロック
停止信号、イベント信号Aの波形を示すタイミングチャ
ートである。なお、この実施の形態では、MPU部内シ
ステムクロック停止信号のパルス幅はシステムクロック
の周期Tであり、イベント信号A,Bのパルス幅は前述
したようにP×Tであり、MPU部内システムクロック
停止信号の立ち下がりのタイミングで当該MPU部内シ
ステムクロック停止信号に連続して入力され、さらにユ
ーザ対応機能ブロック部3を通過するイベント信号線に
より伝達されるイベント信号に付与される遅延量はシス
テムクロックの周期Tの1/2以下であることを条件と
する。
半導体回路装置400におけるシステムクロック、MP
U部内システムクロック、MPU部内システムクロック
停止信号、イベント信号Aの波形を示すタイミングチャ
ートである。なお、この実施の形態では、MPU部内シ
ステムクロック停止信号のパルス幅はシステムクロック
の周期Tであり、イベント信号A,Bのパルス幅は前述
したようにP×Tであり、MPU部内システムクロック
停止信号の立ち下がりのタイミングで当該MPU部内シ
ステムクロック停止信号に連続して入力され、さらにユ
ーザ対応機能ブロック部3を通過するイベント信号線に
より伝達されるイベント信号に付与される遅延量はシス
テムクロックの周期Tの1/2以下であることを条件と
する。
【0045】この実施の形態4の半導体回路装置400
の2入力OR回路25、セット/リセットフリップフロ
ップ26、ラッチ回路32aおよびラッチ回路32bの
動作は、前記実施の形態3のそれらと同様であり、MP
U部内システムクロックは、MPU部内システムクロッ
ク停止信号によりセットされたセット/リセットフリッ
プフロップ26の反転Q出力により、図9(a)におけ
る(1)で示したHレベルの期間のシステムクロック信
号から停止しLレベルに固定される。
の2入力OR回路25、セット/リセットフリップフロ
ップ26、ラッチ回路32aおよびラッチ回路32bの
動作は、前記実施の形態3のそれらと同様であり、MP
U部内システムクロックは、MPU部内システムクロッ
ク停止信号によりセットされたセット/リセットフリッ
プフロップ26の反転Q出力により、図9(a)におけ
る(1)で示したHレベルの期間のシステムクロック信
号から停止しLレベルに固定される。
【0046】一方、図9(d)に示すイベント入力端子
4から入力されたイベント信号Aは、図9(e)に示す
ように遅延量d1が付与され、2入力OR回路25を介
してラッチ回路32bへ入力される。ラッチ回路32b
へ入力されたイベント信号Aは、図9(a)に示すHレ
ベルの期間(1)の次のLレベルの期間でラッチされ、
Hレベルのイベント信号Aがシステムクロックカウンタ
29の起動信号としてシステムクロックカウンタ29へ
出力される。この結果、システムクロックカウンタ29
は図9(a)に示すHレベルの期間(1)の次のHレベ
ルの期間の立ち上がりエッジを計数し、その計数値がプ
リセット値に達すると、図9(a)に示すHレベルの期
間(2)の開始より少し遅れてHレベルのカウント完了
信号をセット/リセットフリップフロップ26のリセッ
ト端子へ出力する。このため、セット/リセットフリッ
プフロップ26はリセットされ、反転Q出力端子から2
入力AND回路27の一方の入力端子へはHレベルの信
号が入力され、CPU10、第1のモジュール8、第2
のモジュール9へ再度、MPU部内システムクロックが
供給されるようになる。そして、第1のモジュール8
は、図9(a)に示すHレベルの期間(2)の立ち下が
りエッジで図9(e)に示すイベント信号Aを取り込
む。
4から入力されたイベント信号Aは、図9(e)に示す
ように遅延量d1が付与され、2入力OR回路25を介
してラッチ回路32bへ入力される。ラッチ回路32b
へ入力されたイベント信号Aは、図9(a)に示すHレ
ベルの期間(1)の次のLレベルの期間でラッチされ、
Hレベルのイベント信号Aがシステムクロックカウンタ
29の起動信号としてシステムクロックカウンタ29へ
出力される。この結果、システムクロックカウンタ29
は図9(a)に示すHレベルの期間(1)の次のHレベ
ルの期間の立ち上がりエッジを計数し、その計数値がプ
リセット値に達すると、図9(a)に示すHレベルの期
間(2)の開始より少し遅れてHレベルのカウント完了
信号をセット/リセットフリップフロップ26のリセッ
ト端子へ出力する。このため、セット/リセットフリッ
プフロップ26はリセットされ、反転Q出力端子から2
入力AND回路27の一方の入力端子へはHレベルの信
号が入力され、CPU10、第1のモジュール8、第2
のモジュール9へ再度、MPU部内システムクロックが
供給されるようになる。そして、第1のモジュール8
は、図9(a)に示すHレベルの期間(2)の立ち下が
りエッジで図9(e)に示すイベント信号Aを取り込
む。
【0047】なお、イベント入力端子5から入力される
イベント信号Bについても同様の動作となる。また、前
記MPU部内システムクロック停止信号が入力されない
ときには、セット/リセットフリップフロップ26は初
期設定または入力されたイベント信号によりリセット状
態を維持するためMPU部内システムクロックは停止せ
ず、ユーザはイベント入力端子4からイベント信号Aを
入力するタイミングおよびイベント入力端子5からイベ
ント信号Bを入力するタイミングを調整して、第1のモ
ジュール8および第2のモジュール9へ入力することが
可能である。
イベント信号Bについても同様の動作となる。また、前
記MPU部内システムクロック停止信号が入力されない
ときには、セット/リセットフリップフロップ26は初
期設定または入力されたイベント信号によりリセット状
態を維持するためMPU部内システムクロックは停止せ
ず、ユーザはイベント入力端子4からイベント信号Aを
入力するタイミングおよびイベント入力端子5からイベ
ント信号Bを入力するタイミングを調整して、第1のモ
ジュール8および第2のモジュール9へ入力することが
可能である。
【0048】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、図9(a)に示すHレベルの期間(1)にイベント
入力端子4から入力されるイベント信号Aやイベント入
力端子5から入力されるイベント信号Bがユーザ対応機
能ブロック部3を通過することにより、イベント信号A
やイベント信号Bに付与される遅延量d1がシステムク
ロックの周期Tの1/2以内であれば、イベント入力端
子4およびイベント入力端子5がどのような配置であっ
ても、さらにイベント信号線61およびイベント信号線
71がどのような配線経路であっても、図9(a)に示
すHレベルの期間(2)の立ち下がりエッジで各モジュ
ールに取り込まれ、第1のモジュール8および第2のモ
ジュール9の動作が一意的に決定される半導体回路装置
が得られる効果がある。なお、このように前記各モジュ
ールの動作が一意的に決定されるのは、1つのチップ内
に限らず、前記構成および前記条件のもとで異なる各チ
ップでも同様に前記各モジュールの動作は一意的に決定
される。また、前記システムクロックが正常に供給され
ていない状況下、特に前記システムクロックの繰り返し
周期が長くなるシステムクロック周波数変動などが、シ
ステムクロックカウンタ29が起動してからカウント完
了信号を出力するまでの間に突発的に発生する状況下で
は前記第1のモジュール8、第2のモジュール9が前記
イベント信号A,Bを取り込むタイミングがずれて前記
各イベント信号を取り込まなくなるが、前記システムク
ロックが正常に供給されている状況下では前記各モジュ
ールが前記イベント信号を同一のタイミングで一意的に
取り込むことになるので、前記システムクロックが正常
に供給されている状況を判断しながら前記各イベント信
号の処理を安定して行うことができる効果もある。
ば、図9(a)に示すHレベルの期間(1)にイベント
入力端子4から入力されるイベント信号Aやイベント入
力端子5から入力されるイベント信号Bがユーザ対応機
能ブロック部3を通過することにより、イベント信号A
やイベント信号Bに付与される遅延量d1がシステムク
ロックの周期Tの1/2以内であれば、イベント入力端
子4およびイベント入力端子5がどのような配置であっ
ても、さらにイベント信号線61およびイベント信号線
71がどのような配線経路であっても、図9(a)に示
すHレベルの期間(2)の立ち下がりエッジで各モジュ
ールに取り込まれ、第1のモジュール8および第2のモ
ジュール9の動作が一意的に決定される半導体回路装置
が得られる効果がある。なお、このように前記各モジュ
ールの動作が一意的に決定されるのは、1つのチップ内
に限らず、前記構成および前記条件のもとで異なる各チ
ップでも同様に前記各モジュールの動作は一意的に決定
される。また、前記システムクロックが正常に供給され
ていない状況下、特に前記システムクロックの繰り返し
周期が長くなるシステムクロック周波数変動などが、シ
ステムクロックカウンタ29が起動してからカウント完
了信号を出力するまでの間に突発的に発生する状況下で
は前記第1のモジュール8、第2のモジュール9が前記
イベント信号A,Bを取り込むタイミングがずれて前記
各イベント信号を取り込まなくなるが、前記システムク
ロックが正常に供給されている状況下では前記各モジュ
ールが前記イベント信号を同一のタイミングで一意的に
取り込むことになるので、前記システムクロックが正常
に供給されている状況を判断しながら前記各イベント信
号の処理を安定して行うことができる効果もある。
【0049】実施の形態5.図10は、この発明の実施
の形態5の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロッ
ク図であり、図10において図5と同一または相当の部
分については同一符号を付し説明を省略する。図10に
おいて、500は半導体回路装置、303はMPU部、
8aは第1のモジュール(機能ブロック)、9aは第2
のモジュール(機能ブロック)、30aは第1のモジュ
ール8a内へシステムクロック停止信号を入力するモジ
ュール内システムクロック停止信号端子(機能ブロック
停止信号入力端子)、30bは第2のモジュール9a内
へシステムクロック停止信号を入力するモジュール内シ
ステムクロック停止信号端子(機能ブロック停止信号入
力端子)である。
の形態5の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロッ
ク図であり、図10において図5と同一または相当の部
分については同一符号を付し説明を省略する。図10に
おいて、500は半導体回路装置、303はMPU部、
8aは第1のモジュール(機能ブロック)、9aは第2
のモジュール(機能ブロック)、30aは第1のモジュ
ール8a内へシステムクロック停止信号を入力するモジ
ュール内システムクロック停止信号端子(機能ブロック
停止信号入力端子)、30bは第2のモジュール9a内
へシステムクロック停止信号を入力するモジュール内シ
ステムクロック停止信号端子(機能ブロック停止信号入
力端子)である。
【0050】26aはラッチ回路(MPU供給クロック
停止回路)32cの出力によりセットされ、ラッチ回路
(再起動回路)32dの出力によりリセットされるセッ
ト/リセットフリップフロップ(MPU部供給クロック
停止回路,再起動回路)である。27aはセット/リセ
ットフリップフロップ26aの反転Q出力が一方の入力
端子へ供給され、他方の入力端子へは配線13へ出力さ
れているシステムクロックが供給される2入力AND回
路(再起動回路)である。
停止回路)32cの出力によりセットされ、ラッチ回路
(再起動回路)32dの出力によりリセットされるセッ
ト/リセットフリップフロップ(MPU部供給クロック
停止回路,再起動回路)である。27aはセット/リセ
ットフリップフロップ26aの反転Q出力が一方の入力
端子へ供給され、他方の入力端子へは配線13へ出力さ
れているシステムクロックが供給される2入力AND回
路(再起動回路)である。
【0051】31aはシステムクロックの立ち下がりエ
ッジでイベント信号Aの取り込みを行い、制御動作を行
う第1のモジュール8aの制御部(機能ブロック)、3
2cおよび32dは第1のモジュール8aに構成された
ラッチ回路である。ラッチ回路32cはMPU部供給ク
ロック停止回路に対応し、ラッチ回路32dは再起動回
路に対応する。ラッチ回路32cはモジュール内システ
ムクロック停止信号端子30aへ入力されたモジュール
内システムクロック停止信号をシステムクロックのLレ
ベルの期間にラッチし、ラッチした前記モジュール内シ
ステムクロック停止信号を出力し、続くHレベルの期間
が開始した時点で前記ラッチを完了する。ラッチ回路3
2dはイベント入力端子4へ入力されたイベント信号A
をシステムクロックのLレベルの期間にラッチし、ラッ
チしたモジュール内システムクロック停止信号を出力
し、続くHレベルの期間が開始した時点で前記ラッチを
完了するラッチ回路である。これらセット/リセットフ
リップフロップ26a、2入力AND回路27a、制御
部31a、ラッチ回路32c、32dは第1のモジュー
ル8a内に構成されている。
ッジでイベント信号Aの取り込みを行い、制御動作を行
う第1のモジュール8aの制御部(機能ブロック)、3
2cおよび32dは第1のモジュール8aに構成された
ラッチ回路である。ラッチ回路32cはMPU部供給ク
ロック停止回路に対応し、ラッチ回路32dは再起動回
路に対応する。ラッチ回路32cはモジュール内システ
ムクロック停止信号端子30aへ入力されたモジュール
内システムクロック停止信号をシステムクロックのLレ
ベルの期間にラッチし、ラッチした前記モジュール内シ
ステムクロック停止信号を出力し、続くHレベルの期間
が開始した時点で前記ラッチを完了する。ラッチ回路3
2dはイベント入力端子4へ入力されたイベント信号A
をシステムクロックのLレベルの期間にラッチし、ラッ
チしたモジュール内システムクロック停止信号を出力
し、続くHレベルの期間が開始した時点で前記ラッチを
完了するラッチ回路である。これらセット/リセットフ
リップフロップ26a、2入力AND回路27a、制御
部31a、ラッチ回路32c、32dは第1のモジュー
ル8a内に構成されている。
【0052】26bはラッチ回路(MPU部供給クロッ
ク停止回路、再起動回路)32eの出力によりセットさ
れ、ラッチ回路(再起動回路)32fの出力によりリセ
ットされるセット/リセットフリップフロップ(MPU
部供給クロック停止回路,再起動回路)、27bはセッ
ト/リセットフリップフロップ26bの反転Q出力が一
方の入力端子へ供給され、他方の入力端子へは配線13
へ出力されているシステムクロックが供給される2入力
AND回路(再起動回路)である。31bはシステムク
ロックの立ち下がりエッジでイベント信号Aの取り込み
を行い、制御動作を行う第1のモジュール8aの制御部
(機能ブロック)、32eおよび32fは第1のモジュ
ール8aに構成されたラッチ回路である。ラッチ回路3
2eはMPU部供給クロック停止回路に対応し、ラッチ
回路32fは再起動回路に対応する。ラッチ回路32e
はモジュール内システムクロック停止信号端子30bへ
入力されたモジュール内システムクロック停止信号をシ
ステムクロックのLレベルの期間にラッチし、ラッチし
た前記モジュール内システムクロック停止信号を出力
し、続くHレベルの期間が開始した時点で前記ラッチを
完了する。ラッチ回路32fはイベント入力端子5へ入
力されたイベント信号AをシステムクロックのLレベル
の期間にラッチし、ラッチしたモジュール内システムク
ロック停止信号を出力し、続くHレベルの期間が開始し
た時点で前記ラッチを完了するラッチ回路である。これ
らセット/リセットフリップフロップ26b、2入力A
ND回路27b、制御部31b、ラッチ回路32e、3
2fは第2のモジュール9a内に構成されている。
ク停止回路、再起動回路)32eの出力によりセットさ
れ、ラッチ回路(再起動回路)32fの出力によりリセ
ットされるセット/リセットフリップフロップ(MPU
部供給クロック停止回路,再起動回路)、27bはセッ
ト/リセットフリップフロップ26bの反転Q出力が一
方の入力端子へ供給され、他方の入力端子へは配線13
へ出力されているシステムクロックが供給される2入力
AND回路(再起動回路)である。31bはシステムク
ロックの立ち下がりエッジでイベント信号Aの取り込み
を行い、制御動作を行う第1のモジュール8aの制御部
(機能ブロック)、32eおよび32fは第1のモジュ
ール8aに構成されたラッチ回路である。ラッチ回路3
2eはMPU部供給クロック停止回路に対応し、ラッチ
回路32fは再起動回路に対応する。ラッチ回路32e
はモジュール内システムクロック停止信号端子30bへ
入力されたモジュール内システムクロック停止信号をシ
ステムクロックのLレベルの期間にラッチし、ラッチし
た前記モジュール内システムクロック停止信号を出力
し、続くHレベルの期間が開始した時点で前記ラッチを
完了する。ラッチ回路32fはイベント入力端子5へ入
力されたイベント信号AをシステムクロックのLレベル
の期間にラッチし、ラッチしたモジュール内システムク
ロック停止信号を出力し、続くHレベルの期間が開始し
た時点で前記ラッチを完了するラッチ回路である。これ
らセット/リセットフリップフロップ26b、2入力A
ND回路27b、制御部31b、ラッチ回路32e、3
2fは第2のモジュール9a内に構成されている。
【0053】次に動作について説明する。図11は、こ
の半導体回路装置500におけるシステムクロック、第
1のモジュール8a内のシステムクロック、第1のモジ
ュール8a内のシステムクロックを停止するモジュール
内システムクロック停止信号、イベント信号Aの波形を
示すタイミングチャートである。
の半導体回路装置500におけるシステムクロック、第
1のモジュール8a内のシステムクロック、第1のモジ
ュール8a内のシステムクロックを停止するモジュール
内システムクロック停止信号、イベント信号Aの波形を
示すタイミングチャートである。
【0054】この実施の形態では、イベント信号入力の
直前にモジュール内のシステムクロックを停止させ、イ
ベント信号が入力された後に前記モジュール内のシステ
ムクロックを起動させることで動作の安定化を図る。な
お、モジュール内システムクロック停止信号はシステム
クロックのHレベルの期間に入力され、そのパルス幅は
システムクロックの周期Tであり、イベント信号A,B
はシステムクロックのHレベルの期間に前記モジュール
内システムクロック停止信号の立ち下がりのタイミング
で入力され、イベント信号A,Bのパルス幅はシステム
クロックの周期Tの3/2よりやや長めであり、ユーザ
対応機能ブロック部3を通過するイベント信号線により
伝達されるイベント信号に付与される遅延量がシステム
クロックの1周期以内の量であることを条件とする。
直前にモジュール内のシステムクロックを停止させ、イ
ベント信号が入力された後に前記モジュール内のシステ
ムクロックを起動させることで動作の安定化を図る。な
お、モジュール内システムクロック停止信号はシステム
クロックのHレベルの期間に入力され、そのパルス幅は
システムクロックの周期Tであり、イベント信号A,B
はシステムクロックのHレベルの期間に前記モジュール
内システムクロック停止信号の立ち下がりのタイミング
で入力され、イベント信号A,Bのパルス幅はシステム
クロックの周期Tの3/2よりやや長めであり、ユーザ
対応機能ブロック部3を通過するイベント信号線により
伝達されるイベント信号に付与される遅延量がシステム
クロックの1周期以内の量であることを条件とする。
【0055】先ず、図11(c)に示すように、モジュ
ール内システムクロック停止信号端子30aからモジュ
ール内システムクロック停止信号が、配線13へ供給さ
れているシステムクロックのHレベルの期間に入力され
る。このモジュール内システムクロック停止信号は、ラ
ッチ回路32cにより配線13のシステムクロックのL
レベルの期間に取り込まれ、セット/リセットフリップ
フロップ26aのセット端子へ出力される。この結果、
セット/リセットフリップフロップ26aの反転Q出力
はLレベルに変化して、2入力AND回路27aのゲー
トを閉じ、図11(b)に示すようにモジュール内シス
テムクロックをLレベルに固定する。一方、イベント信
号Aは、図11(d)に示すように前記モジュール内シ
ステムクロック停止信号の出力が完了した直後にシステ
ムクロックのHレベルの期間(1)にイベント入力端子
4から入力される。このイベント信号Aは、図11
(e)に示すようにユーザ対応機能ブロック部3を通過
することで遅延量d1が付与されて制御部31aとラッ
チ回路32dへ供給される。ラッチ回路32dは、配線
13のシステムクロックのLレベルの期間で図11
(e)に示すイベント信号Aを取り込み、セット/リセ
ットフリップフロップ26aのリセット端子へ出力す
る。このため、セット/リセットフリップフロップ26
aの反転Q出力はHレベルに変化して、2入力AND回
路27aのゲートが開き、このとき以降2入力AND回
路27aへ入力される配線13のシステムクロックが制
御部31aへ供給される。そして、このシステムクロッ
クの図11(a)に示すHレベルの期間(2)の立ち下
がりエッジにより、遅延量d1が付与されたイベント信
号Aが制御部31aへ取り込まれる。
ール内システムクロック停止信号端子30aからモジュ
ール内システムクロック停止信号が、配線13へ供給さ
れているシステムクロックのHレベルの期間に入力され
る。このモジュール内システムクロック停止信号は、ラ
ッチ回路32cにより配線13のシステムクロックのL
レベルの期間に取り込まれ、セット/リセットフリップ
フロップ26aのセット端子へ出力される。この結果、
セット/リセットフリップフロップ26aの反転Q出力
はLレベルに変化して、2入力AND回路27aのゲー
トを閉じ、図11(b)に示すようにモジュール内シス
テムクロックをLレベルに固定する。一方、イベント信
号Aは、図11(d)に示すように前記モジュール内シ
ステムクロック停止信号の出力が完了した直後にシステ
ムクロックのHレベルの期間(1)にイベント入力端子
4から入力される。このイベント信号Aは、図11
(e)に示すようにユーザ対応機能ブロック部3を通過
することで遅延量d1が付与されて制御部31aとラッ
チ回路32dへ供給される。ラッチ回路32dは、配線
13のシステムクロックのLレベルの期間で図11
(e)に示すイベント信号Aを取り込み、セット/リセ
ットフリップフロップ26aのリセット端子へ出力す
る。このため、セット/リセットフリップフロップ26
aの反転Q出力はHレベルに変化して、2入力AND回
路27aのゲートが開き、このとき以降2入力AND回
路27aへ入力される配線13のシステムクロックが制
御部31aへ供給される。そして、このシステムクロッ
クの図11(a)に示すHレベルの期間(2)の立ち下
がりエッジにより、遅延量d1が付与されたイベント信
号Aが制御部31aへ取り込まれる。
【0056】なお、モジュール内システムクロック停止
信号端子30bから入力されるモジュール内システムク
ロック停止信号とイベント入力端子5から入力されるイ
ベント信号Bに関する第2のモジュール9a内の動作
も、モジュール内システムクロック停止信号端子30a
から入力されるモジュール内システムクロック停止信号
とイベント入力端子4から入力されるイベント信号Aに
関する第1のモジュール8a内の動作と同様である。
信号端子30bから入力されるモジュール内システムク
ロック停止信号とイベント入力端子5から入力されるイ
ベント信号Bに関する第2のモジュール9a内の動作
も、モジュール内システムクロック停止信号端子30a
から入力されるモジュール内システムクロック停止信号
とイベント入力端子4から入力されるイベント信号Aに
関する第1のモジュール8a内の動作と同様である。
【0057】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、モジュール内システムクロック停止信号がシステム
クロックのHレベルの期間に入力され、そのパルス幅は
システムクロックの周期Tであり、イベント信号A,B
がシステムクロックのHレベルの期間に前記モジュール
内システムクロック停止信号の立ち下がりのタイミング
で入力され、イベント信号A,Bのパルス幅がシステム
クロックの周期Tの3/2よりやや長めであり、ユーザ
対応機能ブロック部3を通過するイベント信号線により
伝達されるイベント信号に付与される遅延量がシステム
クロックの1周期以内の量であることを条件に、第1の
モジュール8aの制御部31aによるイベント信号Aの
取り込み、第2のモジュール9aの制御部31bによる
イベント信号Bの取り込みは一意的に決定され、安定し
た動作が確保できる効果がある。なお、このように前記
各モジュールの動作が一意的に決定されるのは、1つの
チップ内に限らず、前記構成および前記条件のもとでユ
ーザ対応機能ブロック部3が異なる各チップでも同様に
前記各モジュールの動作は一意的に決定される。
ば、モジュール内システムクロック停止信号がシステム
クロックのHレベルの期間に入力され、そのパルス幅は
システムクロックの周期Tであり、イベント信号A,B
がシステムクロックのHレベルの期間に前記モジュール
内システムクロック停止信号の立ち下がりのタイミング
で入力され、イベント信号A,Bのパルス幅がシステム
クロックの周期Tの3/2よりやや長めであり、ユーザ
対応機能ブロック部3を通過するイベント信号線により
伝達されるイベント信号に付与される遅延量がシステム
クロックの1周期以内の量であることを条件に、第1の
モジュール8aの制御部31aによるイベント信号Aの
取り込み、第2のモジュール9aの制御部31bによる
イベント信号Bの取り込みは一意的に決定され、安定し
た動作が確保できる効果がある。なお、このように前記
各モジュールの動作が一意的に決定されるのは、1つの
チップ内に限らず、前記構成および前記条件のもとでユ
ーザ対応機能ブロック部3が異なる各チップでも同様に
前記各モジュールの動作は一意的に決定される。
【0058】実施の形態6.図12は、この発明の実施
の形態6の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロッ
ク図であり、図12において図10と同一または相当の
部分については同一符号を付し説明を省略する。図12
において、600は半導体回路装置、304はMPU
部、29aは第1のモジュール8a内に構成されシステ
ムクロックを計数するシステムクロックカウンタ(計数
回路,再起動回路)であり、計数動作を起動させる起動
信号が入力される起動信号入力端子を有し、計数値がプ
リセット値に達するとオーバーフロー信号を出力する。
29bは第2のモジュール9a内に構成されたシステム
クロックを計数するシステムクロックカウンタ(計数回
路,再起動回路)であり、計数動作を起動させる起動信
号が入力される起動信号入力端子を有し、計数値がプリ
セット値に達するとオーバーフロー信号を出力する。な
お、ラッチ回路32e,32fおよび2入力AND回路
27a,27bは再起動回路に対応する。
の形態6の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロッ
ク図であり、図12において図10と同一または相当の
部分については同一符号を付し説明を省略する。図12
において、600は半導体回路装置、304はMPU
部、29aは第1のモジュール8a内に構成されシステ
ムクロックを計数するシステムクロックカウンタ(計数
回路,再起動回路)であり、計数動作を起動させる起動
信号が入力される起動信号入力端子を有し、計数値がプ
リセット値に達するとオーバーフロー信号を出力する。
29bは第2のモジュール9a内に構成されたシステム
クロックを計数するシステムクロックカウンタ(計数回
路,再起動回路)であり、計数動作を起動させる起動信
号が入力される起動信号入力端子を有し、計数値がプリ
セット値に達するとオーバーフロー信号を出力する。な
お、ラッチ回路32e,32fおよび2入力AND回路
27a,27bは再起動回路に対応する。
【0059】次に動作について説明する。図13は、こ
の半導体回路装置600におけるシステムクロック、第
1のモジュール8a内のシステムクロック、第1のモジ
ュール8a内のシステムクロックを停止するモジュール
内システムクロック停止信号、イベント信号Aの波形を
示すタイミングチャートである。
の半導体回路装置600におけるシステムクロック、第
1のモジュール8a内のシステムクロック、第1のモジ
ュール8a内のシステムクロックを停止するモジュール
内システムクロック停止信号、イベント信号Aの波形を
示すタイミングチャートである。
【0060】なお、この実施の形態では、モジュール内
システムクロック停止信号のパルス幅はシステムクロッ
クの周期Tであり、イベント信号A,Bはパルス幅はP
×Tであり、モジュール内システムクロック停止信号の
立ち下がりのタイミングで当該モジュール内システムク
ロック停止信号に連続して入力され、さらにユーザ対応
機能ブロック部3を通過するイベント信号線により伝達
されるイベント信号に付与される遅延量はシステムクロ
ックの周期Tの1/2以下であることを条件とする。
システムクロック停止信号のパルス幅はシステムクロッ
クの周期Tであり、イベント信号A,Bはパルス幅はP
×Tであり、モジュール内システムクロック停止信号の
立ち下がりのタイミングで当該モジュール内システムク
ロック停止信号に連続して入力され、さらにユーザ対応
機能ブロック部3を通過するイベント信号線により伝達
されるイベント信号に付与される遅延量はシステムクロ
ックの周期Tの1/2以下であることを条件とする。
【0061】モジュール内システムクロック停止信号端
子30aからモジュール内システムクロック停止信号
が、システムクロックのHレベルの期間に入力され、こ
の結果、モジュール内システムクロックがLレベルに固
定されるまでは前記実施の形態5の動作と同様である。
この実施の形態では、前記Lレベルに固定されたモジュ
ール内システムクロックがHレベルに立ち上がり、制御
部31aに供給されるまでの期間がシステムクロックカ
ウンタ29aの配線13のシステムクロックの計数動作
により決定される。すなわち、前記実施の形態5と同様
のタイミングでイベント入力端子4へ入力され遅延量d
1が付与された図13(e)に示すイベント信号Aは、
配線13のシステムクロックのLレベルの期間に取り込
まれて、システムクロックカウンタ29aの起動信号入
力端子へ供給され、システムクロックカウンタ29aを
起動させる。システムクロックカウンタ29aが起動
し、配線13のシステムクロックを計数し、その計数値
が前記プリセット値Pに達するとシステムクロックカウ
ンタ29aはオーバーフロー信号をセット/リセットフ
リップフロップ26aのリセット端子へ出力する。この
ため、セット/リセットフリップフロップ26aの反転
Q出力はHレベルに変化して、2入力AND回路27a
のゲートが開き、このとき以降、2入力AND回路27
aへ入力される配線13のシステムクロックが制御部3
1aへ供給される。そして、このシステムクロックの図
13(a)に示すHレベルの期間(2)の立ち下がりエ
ッジにより、遅延量d1が付与されたイベント信号Aが
制御部31aへ取り込まれる。
子30aからモジュール内システムクロック停止信号
が、システムクロックのHレベルの期間に入力され、こ
の結果、モジュール内システムクロックがLレベルに固
定されるまでは前記実施の形態5の動作と同様である。
この実施の形態では、前記Lレベルに固定されたモジュ
ール内システムクロックがHレベルに立ち上がり、制御
部31aに供給されるまでの期間がシステムクロックカ
ウンタ29aの配線13のシステムクロックの計数動作
により決定される。すなわち、前記実施の形態5と同様
のタイミングでイベント入力端子4へ入力され遅延量d
1が付与された図13(e)に示すイベント信号Aは、
配線13のシステムクロックのLレベルの期間に取り込
まれて、システムクロックカウンタ29aの起動信号入
力端子へ供給され、システムクロックカウンタ29aを
起動させる。システムクロックカウンタ29aが起動
し、配線13のシステムクロックを計数し、その計数値
が前記プリセット値Pに達するとシステムクロックカウ
ンタ29aはオーバーフロー信号をセット/リセットフ
リップフロップ26aのリセット端子へ出力する。この
ため、セット/リセットフリップフロップ26aの反転
Q出力はHレベルに変化して、2入力AND回路27a
のゲートが開き、このとき以降、2入力AND回路27
aへ入力される配線13のシステムクロックが制御部3
1aへ供給される。そして、このシステムクロックの図
13(a)に示すHレベルの期間(2)の立ち下がりエ
ッジにより、遅延量d1が付与されたイベント信号Aが
制御部31aへ取り込まれる。
【0062】なお、モジュール内システムクロック停止
信号端子30bから入力されるモジュール内システムク
ロック停止信号とイベント入力端子5から入力されるイ
ベント信号Bに関する第2のモジュール9a内の動作
も、モジュール内システムクロック停止信号端子30a
から入力されるモジュール内システムクロック停止信号
とイベント入力端子4から入力されるイベント信号Aに
関する前記説明した第1のモジュール8a内の動作と同
様である。
信号端子30bから入力されるモジュール内システムク
ロック停止信号とイベント入力端子5から入力されるイ
ベント信号Bに関する第2のモジュール9a内の動作
も、モジュール内システムクロック停止信号端子30a
から入力されるモジュール内システムクロック停止信号
とイベント入力端子4から入力されるイベント信号Aに
関する前記説明した第1のモジュール8a内の動作と同
様である。
【0063】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、モジュール内システムクロック停止信号のパルス幅
がシステムクロックの周期Tであり、イベント信号A,
Bのパルス幅はPTであり、イベント信号A,Bはモジ
ュール内システムクロック停止信号の立ち下がりのタイ
ミングで当該モジュール内システムクロック停止信号に
連続して入力され、さらにユーザ対応機能ブロック部3
を通過するイベント信号線により伝達されるイベント信
号に付与される遅延量がシステムクロックの周期Tの1
/2以下であることを条件に、第1のモジュール8aの
制御部31aによるイベント信号Aの取り込み、第2の
モジュール9aの制御部31bによるイベント信号Bの
取り込みは一意的に決定され、安定した動作が確保でき
る効果がある。なお、このように前記各モジュールの動
作が一意的に決定されるのは、1つのチップ内に限ら
ず、前記構成および前記条件のもとでユーザ対応機能ブ
ロック部3が異なる各チップでも同様に前記各モジュー
ルの動作は一意的に決定される。
ば、モジュール内システムクロック停止信号のパルス幅
がシステムクロックの周期Tであり、イベント信号A,
Bのパルス幅はPTであり、イベント信号A,Bはモジ
ュール内システムクロック停止信号の立ち下がりのタイ
ミングで当該モジュール内システムクロック停止信号に
連続して入力され、さらにユーザ対応機能ブロック部3
を通過するイベント信号線により伝達されるイベント信
号に付与される遅延量がシステムクロックの周期Tの1
/2以下であることを条件に、第1のモジュール8aの
制御部31aによるイベント信号Aの取り込み、第2の
モジュール9aの制御部31bによるイベント信号Bの
取り込みは一意的に決定され、安定した動作が確保でき
る効果がある。なお、このように前記各モジュールの動
作が一意的に決定されるのは、1つのチップ内に限ら
ず、前記構成および前記条件のもとでユーザ対応機能ブ
ロック部3が異なる各チップでも同様に前記各モジュー
ルの動作は一意的に決定される。
【0064】実施の形態7.図14は、この発明の実施
の形態7の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロッ
ク図であり、図14において図5と同一または相当の部
分については同一符号を付し説明を省略する。図14に
おいて、700は半導体回路装置、305はMPU部で
ある。32g,34a,34bはラッチ回路であり、ラ
ッチ回路34a,34bは再起動回路に対応する。35
は初期値としてHレベルを出力するトグルフリップフロ
ップ(MPU供給クロック停止回路,再起動回路)、3
6はインバータ回路である。図15はラッチ回路34
a,34bの構成を示す回路図であり、図7と同一の構
成である。この実施の形態では、1回目のイベント信号
の入力によりシステムクロックを停止させ、2回目のイ
ベント信号の入力後にMPU部305のシステムクロッ
クを起動させることで動作の安定化を図る。
の形態7の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロッ
ク図であり、図14において図5と同一または相当の部
分については同一符号を付し説明を省略する。図14に
おいて、700は半導体回路装置、305はMPU部で
ある。32g,34a,34bはラッチ回路であり、ラ
ッチ回路34a,34bは再起動回路に対応する。35
は初期値としてHレベルを出力するトグルフリップフロ
ップ(MPU供給クロック停止回路,再起動回路)、3
6はインバータ回路である。図15はラッチ回路34
a,34bの構成を示す回路図であり、図7と同一の構
成である。この実施の形態では、1回目のイベント信号
の入力によりシステムクロックを停止させ、2回目のイ
ベント信号の入力後にMPU部305のシステムクロッ
クを起動させることで動作の安定化を図る。
【0065】次に動作について説明する。図16は、図
14に示した各部の波形を示すタイミングチャートであ
る。なお、この実施の形態でのイベント信号A,Bのパ
ルス幅はシステムクロックの周期Tの3/2であること
を条件とする。図16(d)に示すようにイベント入力
端子4から1回目のイベント信号Aを、システムクロッ
クのHレベルの期間(1)に入力すると、このイベント
信号Aは図16(e)に示すように遅延量d1が付され
て2入力OR回路25を介してラッチ回路32gへ供給
される。このイベント信号Aは、システムクロックのL
レベルの期間(4)にラッチ回路32gへラッチされト
グルフリップフロップ35へ出力される。この結果、ト
グルフリップフロップ35は出力をLレベルに変え、2
入力AND回路27のゲートが閉じられ、図16(b)
に示すようにMPU部内システムクロックはLレベルに
固定され、MPU部305の動作が停止する。
14に示した各部の波形を示すタイミングチャートであ
る。なお、この実施の形態でのイベント信号A,Bのパ
ルス幅はシステムクロックの周期Tの3/2であること
を条件とする。図16(d)に示すようにイベント入力
端子4から1回目のイベント信号Aを、システムクロッ
クのHレベルの期間(1)に入力すると、このイベント
信号Aは図16(e)に示すように遅延量d1が付され
て2入力OR回路25を介してラッチ回路32gへ供給
される。このイベント信号Aは、システムクロックのL
レベルの期間(4)にラッチ回路32gへラッチされト
グルフリップフロップ35へ出力される。この結果、ト
グルフリップフロップ35は出力をLレベルに変え、2
入力AND回路27のゲートが閉じられ、図16(b)
に示すようにMPU部内システムクロックはLレベルに
固定され、MPU部305の動作が停止する。
【0066】次に、図16(d)に示すようにシステム
クロックのHレベルの期間(2)に2回目のイベント信
号Aをイベント入力端子4から入力する。このイベント
信号Aは図16(e)に示すように遅延量d1が付され
て2入力OR回路25を介してラッチ回路32gへ供給
される。ラッチ回路32gでは、Lレベルの期間(5)
において前記イベント信号Aをラッチして出力する。こ
の結果、トグルフリップフロップ35の出力はLレベル
からHレベルへ変化して2入力AND回路27のゲート
を開くため、図16(b)に示すようにシステムクロッ
クが再度MPU部内システムクロックとして供給され
る。このMPU部内システムクロックは、インバータ回
路36から反転されて出力され、ラッチ回路34a,3
4bへ出力されるため、図16(e)に示すイベントA
は図16(c)に示すインバータ回路36の出力のLレ
ベルへの立ち下がりのタイミングでラッチ回路34aへ
ラッチされ第1のモジュール8へ供給される。このラッ
チ回路34aへラッチされ第1のモジュール8へ供給さ
れているイベント信号Aは、図16(a)の期間(3)
の立ち下がりのタイミングで第1のモジュール8へ取り
込まれる。
クロックのHレベルの期間(2)に2回目のイベント信
号Aをイベント入力端子4から入力する。このイベント
信号Aは図16(e)に示すように遅延量d1が付され
て2入力OR回路25を介してラッチ回路32gへ供給
される。ラッチ回路32gでは、Lレベルの期間(5)
において前記イベント信号Aをラッチして出力する。こ
の結果、トグルフリップフロップ35の出力はLレベル
からHレベルへ変化して2入力AND回路27のゲート
を開くため、図16(b)に示すようにシステムクロッ
クが再度MPU部内システムクロックとして供給され
る。このMPU部内システムクロックは、インバータ回
路36から反転されて出力され、ラッチ回路34a,3
4bへ出力されるため、図16(e)に示すイベントA
は図16(c)に示すインバータ回路36の出力のLレ
ベルへの立ち下がりのタイミングでラッチ回路34aへ
ラッチされ第1のモジュール8へ供給される。このラッ
チ回路34aへラッチされ第1のモジュール8へ供給さ
れているイベント信号Aは、図16(a)の期間(3)
の立ち下がりのタイミングで第1のモジュール8へ取り
込まれる。
【0067】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、イベント信号A,Bに付された遅延量d1が0<d
1≦Tの範囲内であることを条件に、第1のモジュール
8へのイベント信号Aの取り込み、第2のモジュール9
へのイベント信号Bの取り込みは図16(a)に示す
(3)の立ち下がりのタイミングで一意的に決定され、
安定した動作が確保できる効果がある。なお、このよう
に前記各モジュールの動作が一意的に決定されるのは、
1つのチップ内に限らず、前記構成および前記条件のも
とでユーザ対応機能ブロック部3が異なる各チップでも
同様に前記各モジュールの動作は一意的に決定される。
ば、イベント信号A,Bに付された遅延量d1が0<d
1≦Tの範囲内であることを条件に、第1のモジュール
8へのイベント信号Aの取り込み、第2のモジュール9
へのイベント信号Bの取り込みは図16(a)に示す
(3)の立ち下がりのタイミングで一意的に決定され、
安定した動作が確保できる効果がある。なお、このよう
に前記各モジュールの動作が一意的に決定されるのは、
1つのチップ内に限らず、前記構成および前記条件のも
とでユーザ対応機能ブロック部3が異なる各チップでも
同様に前記各モジュールの動作は一意的に決定される。
【0068】実施の形態8.図17は、この発明の実施
の形態8の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロッ
ク図であり、図17において図4と同一または相当の部
分については同一符号を付し説明を省略する。図17に
おいて、800は半導体回路装置、306はMPU部、
25aは2入力OR回路(ユーザモード切換回路)、2
5bは2入力AND回路(ユーザモード切換回路)、4
0は2入力OR回路25aの一方の入力端子に接続され
たテストモード信号が出力されるテストモード信号線
(ユーザモード切換回路)である。このテストモード信
号は、テストモード時にLレベルとなって前記実施の形
態7と同様の動作となる。またユーザモード時にはHレ
ベルになる。
の形態8の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロッ
ク図であり、図17において図4と同一または相当の部
分については同一符号を付し説明を省略する。図17に
おいて、800は半導体回路装置、306はMPU部、
25aは2入力OR回路(ユーザモード切換回路)、2
5bは2入力AND回路(ユーザモード切換回路)、4
0は2入力OR回路25aの一方の入力端子に接続され
たテストモード信号が出力されるテストモード信号線
(ユーザモード切換回路)である。このテストモード信
号は、テストモード時にLレベルとなって前記実施の形
態7と同様の動作となる。またユーザモード時にはHレ
ベルになる。
【0069】ここで前記ユーザモード時の動作について
説明する。テストモード信号線40にはHレベルが出力
されるため、2入力AND回路25bの出力はLレベル
に固定され、ラッチ回路34aはイベントAを常に第1
のモジュール8へ出力し、またラッチ回路34bもイベ
ントBを常に第2のモジュール9へ出力するスルー状態
となる。
説明する。テストモード信号線40にはHレベルが出力
されるため、2入力AND回路25bの出力はLレベル
に固定され、ラッチ回路34aはイベントAを常に第1
のモジュール8へ出力し、またラッチ回路34bもイベ
ントBを常に第2のモジュール9へ出力するスルー状態
となる。
【0070】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、テストモードおよびユーザモードを設定することが
でき、ユーザモードではイベント信号Aおよびイベント
信号Bの入力タイミングを調整することにより、イベン
ト信号の入力を1回で、かつタイミングの遅れなしにイ
ベント信号を第1のモジュール、第2のモジュールへ供
給することができる効果がある。
ば、テストモードおよびユーザモードを設定することが
でき、ユーザモードではイベント信号Aおよびイベント
信号Bの入力タイミングを調整することにより、イベン
ト信号の入力を1回で、かつタイミングの遅れなしにイ
ベント信号を第1のモジュール、第2のモジュールへ供
給することができる効果がある。
【0071】実施の形態9.図18は、この発明の実施
の形態9の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロッ
ク図であり、図18において図8と同一または相当の部
分については同一符号を付し説明を省略する。図18に
おいて、900は半導体回路装置、307はMPU部、
37はイベント信号を2回検出した後、システムクロッ
クカウンタ29を起動させるイベント入力検出器(再起
動回路)である。なお、システムクロックカウンタ29
は計数回路,再起動回路に対応する。
の形態9の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブロッ
ク図であり、図18において図8と同一または相当の部
分については同一符号を付し説明を省略する。図18に
おいて、900は半導体回路装置、307はMPU部、
37はイベント信号を2回検出した後、システムクロッ
クカウンタ29を起動させるイベント入力検出器(再起
動回路)である。なお、システムクロックカウンタ29
は計数回路,再起動回路に対応する。
【0072】次に動作について説明する。図19は、こ
の実施の形態の動作を示すタイミングチャートである。
この実施の形態では、イベント信号Aは図19(e)に
示すようなタイミングおよび形態でイベント信号入力端
子4へ入力される。遅延量d1が付与された図19
(f)に示す1回目のイベント信号(パルス幅はシステ
ムクロックの1周期T)Aは2入力OR回路25を介し
てラッチ回路32gへシステムクロックのLレベルの期
間でラッチされ出力される。そして、ラッチ回路32g
の出力の立ち上がりエッジからワンショットパルスが生
成され、セット/リセットフリップフロップ26のセッ
ト端子へ出力され、セット/リセットフリップフロップ
26の反転Q出力はLレベルになる。この結果、2入力
AND回路27の出力はLレベル、インバータ回路36
の出力はHレベルに固定され、MPU部内システムクロ
ックは停止し、第1のモジュール8および第2のモジュ
ール9は動作を停止し、ラッチ回路34a,34bはイ
ベント信号のラッチおよび出力を行わない状態になる。
この状態で、図19(e)に示す2回目のイベント信号
Aが入力されると、遅延量d1が付された図19(f)
に示す2回目のイベント信号AはシステムクロックのL
レベルの期間でラッチ回路32gにラッチされ出力さ
れ、イベント入力検出器37へ出力される。イベント入
力検出器37へは前記1回目のイベント信号Aも供給さ
れているので、2回目のイベント信号Aが供給されると
イベント入力検出器37はシステムクロックカウンタ2
9を起動させる。
の実施の形態の動作を示すタイミングチャートである。
この実施の形態では、イベント信号Aは図19(e)に
示すようなタイミングおよび形態でイベント信号入力端
子4へ入力される。遅延量d1が付与された図19
(f)に示す1回目のイベント信号(パルス幅はシステ
ムクロックの1周期T)Aは2入力OR回路25を介し
てラッチ回路32gへシステムクロックのLレベルの期
間でラッチされ出力される。そして、ラッチ回路32g
の出力の立ち上がりエッジからワンショットパルスが生
成され、セット/リセットフリップフロップ26のセッ
ト端子へ出力され、セット/リセットフリップフロップ
26の反転Q出力はLレベルになる。この結果、2入力
AND回路27の出力はLレベル、インバータ回路36
の出力はHレベルに固定され、MPU部内システムクロ
ックは停止し、第1のモジュール8および第2のモジュ
ール9は動作を停止し、ラッチ回路34a,34bはイ
ベント信号のラッチおよび出力を行わない状態になる。
この状態で、図19(e)に示す2回目のイベント信号
Aが入力されると、遅延量d1が付された図19(f)
に示す2回目のイベント信号AはシステムクロックのL
レベルの期間でラッチ回路32gにラッチされ出力さ
れ、イベント入力検出器37へ出力される。イベント入
力検出器37へは前記1回目のイベント信号Aも供給さ
れているので、2回目のイベント信号Aが供給されると
イベント入力検出器37はシステムクロックカウンタ2
9を起動させる。
【0073】システムクロックカウンタ29は、システ
ムクロックを計数して計数値がプリセット値に達すると
オーバーフロー信号をセット/リセットフリップフロッ
プ26のリセット端子へ出力する。このためセット/リ
セットフリップフロップ26の反転Q出力はHレベルに
なり、この時点以降、配線13のシステムクロックがM
PU部内システムクロックとして第1のモジュール8、
第2のモジュール9などへ供給されるようになる。一
方、インバータ回路36の出力もLレベルへ変化して、
ラッチ回路34a、34bを動作させ、2回目のイベン
ト信号Aをラッチして第1のモジュール8へ出力する。
第1のモジュール8は、図19(a)に示すセット/リ
セットフリップフロップ26の反転Q出力がHレベルに
なってからのMPU部内システムクロックの最初の立ち
下がりエッジ(3)で、前記ラッチ回路34aが出力し
ている2回目のイベント信号Aを取り込む。
ムクロックを計数して計数値がプリセット値に達すると
オーバーフロー信号をセット/リセットフリップフロッ
プ26のリセット端子へ出力する。このためセット/リ
セットフリップフロップ26の反転Q出力はHレベルに
なり、この時点以降、配線13のシステムクロックがM
PU部内システムクロックとして第1のモジュール8、
第2のモジュール9などへ供給されるようになる。一
方、インバータ回路36の出力もLレベルへ変化して、
ラッチ回路34a、34bを動作させ、2回目のイベン
ト信号Aをラッチして第1のモジュール8へ出力する。
第1のモジュール8は、図19(a)に示すセット/リ
セットフリップフロップ26の反転Q出力がHレベルに
なってからのMPU部内システムクロックの最初の立ち
下がりエッジ(3)で、前記ラッチ回路34aが出力し
ている2回目のイベント信号Aを取り込む。
【0074】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、イベント信号Aおよびイベント信号Bに付与される
遅延量d1が0<d1<Tの範囲内であれば、2回与え
られるイベント信号はイベント入力検出器37により検
出され、イベント入力検出器37はシステムクロックカ
ウンタ29を起動させることができるため、第1のモジ
ュール8へのイベント信号Aの取り込み、第2のモジュ
ール9へのイベント信号Bの取り込みは図19(a)に
示す(3)の立ち下がりのタイミングで一意的に決定さ
れ、安定した動作が確保できる効果がある。なお、この
ように前記各モジュールの動作が一意的に決定されるの
は、1つのチップ内に限らず、前記構成および前記条件
のもとでユーザ対応機能ブロック部3が異なる各チップ
でも同様に前記各モジュールの動作は一意的に決定され
る。
ば、イベント信号Aおよびイベント信号Bに付与される
遅延量d1が0<d1<Tの範囲内であれば、2回与え
られるイベント信号はイベント入力検出器37により検
出され、イベント入力検出器37はシステムクロックカ
ウンタ29を起動させることができるため、第1のモジ
ュール8へのイベント信号Aの取り込み、第2のモジュ
ール9へのイベント信号Bの取り込みは図19(a)に
示す(3)の立ち下がりのタイミングで一意的に決定さ
れ、安定した動作が確保できる効果がある。なお、この
ように前記各モジュールの動作が一意的に決定されるの
は、1つのチップ内に限らず、前記構成および前記条件
のもとでユーザ対応機能ブロック部3が異なる各チップ
でも同様に前記各モジュールの動作は一意的に決定され
る。
【0075】実施の形態10.図20は、この発明の実
施の形態10の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブ
ロック図であり、図20において図17および図18と
同一または相当の部分については同一符号を付し説明を
省略する。図20において、910は半導体回路装置、
308はMPU部である。なお、2入力OR回路25a
と2入力AND回路25bはユーザーモード切換回路に
対応する。この実施の形態ではテストモード信号をLレ
ベルにすると前記実施の形態9と同様の動作となる。ま
た、テストモード信号をHレベルにすると、2入力OR
回路25aの出力はHレベル、2入力AND回路25b
の出力はLレベルに固定されるため、ラッチ回路32は
ラッチ出力動作を行わず、またラッチ回路34aはイベ
ントAを常に第1のモジュール8へ出力し、またラッチ
回路34bはイベントBを常に第2のモジュール9へ出
力するスルー状態となる。
施の形態10の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブ
ロック図であり、図20において図17および図18と
同一または相当の部分については同一符号を付し説明を
省略する。図20において、910は半導体回路装置、
308はMPU部である。なお、2入力OR回路25a
と2入力AND回路25bはユーザーモード切換回路に
対応する。この実施の形態ではテストモード信号をLレ
ベルにすると前記実施の形態9と同様の動作となる。ま
た、テストモード信号をHレベルにすると、2入力OR
回路25aの出力はHレベル、2入力AND回路25b
の出力はLレベルに固定されるため、ラッチ回路32は
ラッチ出力動作を行わず、またラッチ回路34aはイベ
ントAを常に第1のモジュール8へ出力し、またラッチ
回路34bはイベントBを常に第2のモジュール9へ出
力するスルー状態となる。
【0076】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、テストモードおよびユーザモードを設定することが
でき、ユーザモードではイベント信号Aおよびイベント
信号Bの入力タイミングを調整することにより、第1の
モジュール8、第2のモジュール9へイベント信号の入
力を1回で、かつタイミングの遅れなしに行うことがで
きる効果がある。
ば、テストモードおよびユーザモードを設定することが
でき、ユーザモードではイベント信号Aおよびイベント
信号Bの入力タイミングを調整することにより、第1の
モジュール8、第2のモジュール9へイベント信号の入
力を1回で、かつタイミングの遅れなしに行うことがで
きる効果がある。
【0077】実施の形態11.図21は、この発明の実
施の形態11の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブ
ロック図であり、図21において図17と同一または相
当の部分については同一符号を付し説明を省略する。図
21において、920は半導体回路装置、309はMP
U部、27a,27bは2入力AND回路(再起動回
路)、32h,32iはシステムクロックのLレベルの
期間にイベント信号を取り込みラッチ出力し、次のシス
テムクロックのHレベルへの立ち上がりでラッチを完了
するインバータ回路、35a,35bは初期状態がHレ
ベルを出力しているトグルフリップフロップ(MPU供
給クロック停止回路,再起動回路)、36a,36bは
インバータ回路(再起動回路)、8bは第1のモジュー
ル(機能ブロック)、9bは第2のモジュール(機能ブ
ロック)である。
施の形態11の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブ
ロック図であり、図21において図17と同一または相
当の部分については同一符号を付し説明を省略する。図
21において、920は半導体回路装置、309はMP
U部、27a,27bは2入力AND回路(再起動回
路)、32h,32iはシステムクロックのLレベルの
期間にイベント信号を取り込みラッチ出力し、次のシス
テムクロックのHレベルへの立ち上がりでラッチを完了
するインバータ回路、35a,35bは初期状態がHレ
ベルを出力しているトグルフリップフロップ(MPU供
給クロック停止回路,再起動回路)、36a,36bは
インバータ回路(再起動回路)、8bは第1のモジュー
ル(機能ブロック)、9bは第2のモジュール(機能ブ
ロック)である。
【0078】次に動作について説明する。図22はこの
実施の形態の動作を示すタイミングチャートであり、第
1のモジュールにおける動作を示すが第2のモジュール
についても同様である。この実施の形態では、イベント
入力端子へ入力された1回目のイベント信号によりモジ
ュール内のシステムクロックを停止させ、次の2回目の
イベント信号入力後にモジュール内のシステムクロック
を再起動することで制御部へのイベント信号の取り込み
動作を安定化させる。
実施の形態の動作を示すタイミングチャートであり、第
1のモジュールにおける動作を示すが第2のモジュール
についても同様である。この実施の形態では、イベント
入力端子へ入力された1回目のイベント信号によりモジ
ュール内のシステムクロックを停止させ、次の2回目の
イベント信号入力後にモジュール内のシステムクロック
を再起動することで制御部へのイベント信号の取り込み
動作を安定化させる。
【0079】システムクロックのHレベルの期間(1)
に1回目のイベント信号Aがイベント入力端子4から入
力されると、このイベント信号Aは遅延量d1が付され
てシステムクロックの次のLレベルの期間(4)にラッ
チ回路32hにラッチされ出力される。ラッチ回路32
hの出力はトグルフリップフロップ35aの出力をLレ
ベルへ反転させるため、2入力AND回路27aのゲー
トが閉じて図22(b)に示すようにモジュール内のシ
ステムクロックをLレベルに固定する。この結果、イン
バータ回路36aの出力は図22(c)に示すようにH
レベルに固定される。
に1回目のイベント信号Aがイベント入力端子4から入
力されると、このイベント信号Aは遅延量d1が付され
てシステムクロックの次のLレベルの期間(4)にラッ
チ回路32hにラッチされ出力される。ラッチ回路32
hの出力はトグルフリップフロップ35aの出力をLレ
ベルへ反転させるため、2入力AND回路27aのゲー
トが閉じて図22(b)に示すようにモジュール内のシ
ステムクロックをLレベルに固定する。この結果、イン
バータ回路36aの出力は図22(c)に示すようにH
レベルに固定される。
【0080】次に、システムクロックのHレベルの期間
(2)に2回目のイベント信号Aが入力されると、次の
Lレベルの期間(5)に前記2回目のイベント信号Aは
ラッチ回路32hにラッチされ出力され、トグルフリッ
プフロップ35aの出力を再度Hレベルへ反転させる。
このため、2入力AND回路27aのゲートが開き、2
入力AND回路27aからは図22(b)に示すように
システムクロックが第1のモジュール8bへシステムク
ロックとして出力されるようになる。インバータ回路3
6aの出力は前記モジュール内のシステムクロックを反
転させてラッチ回路34aへ出力するため、図22
(c)に示すLレベルへの立ち下がりのタイミングで図
22(f)に示すようにラッチ回路34aは2回目のイ
ベント信号Aをラッチして出力する。このラッチ回路3
4aの出力は、図22(b),(f)に示すように、2
入力AND回路27aのゲートが開いてから2入力AN
D回路27aから最初に出力されたモジュール内のシス
テムクロックの立ち下がりのタイミング(3)で制御部
31aに取り込まれる。
(2)に2回目のイベント信号Aが入力されると、次の
Lレベルの期間(5)に前記2回目のイベント信号Aは
ラッチ回路32hにラッチされ出力され、トグルフリッ
プフロップ35aの出力を再度Hレベルへ反転させる。
このため、2入力AND回路27aのゲートが開き、2
入力AND回路27aからは図22(b)に示すように
システムクロックが第1のモジュール8bへシステムク
ロックとして出力されるようになる。インバータ回路3
6aの出力は前記モジュール内のシステムクロックを反
転させてラッチ回路34aへ出力するため、図22
(c)に示すLレベルへの立ち下がりのタイミングで図
22(f)に示すようにラッチ回路34aは2回目のイ
ベント信号Aをラッチして出力する。このラッチ回路3
4aの出力は、図22(b),(f)に示すように、2
入力AND回路27aのゲートが開いてから2入力AN
D回路27aから最初に出力されたモジュール内のシス
テムクロックの立ち下がりのタイミング(3)で制御部
31aに取り込まれる。
【0081】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、イベント信号A,Bに付された遅延量d1が0<d
1≦Tの範囲内であることを条件に、第1のモジュール
8へのイベント信号Aの取り込み、第2のモジュール9
へのイベント信号Bの取り込みは図22(a)に示す
(3)の立ち下がりのタイミングで一意的に決定され、
安定した動作が確保できる効果がある。なお、このよう
に前記各モジュールの動作が一意的に決定されるのは、
1つのチップ内に限らず、前記構成および前記条件のも
とでユーザ対応機能ブロック部3が異なる各チップでも
同様に前記各モジュールの動作は一意的に決定される。
ば、イベント信号A,Bに付された遅延量d1が0<d
1≦Tの範囲内であることを条件に、第1のモジュール
8へのイベント信号Aの取り込み、第2のモジュール9
へのイベント信号Bの取り込みは図22(a)に示す
(3)の立ち下がりのタイミングで一意的に決定され、
安定した動作が確保できる効果がある。なお、このよう
に前記各モジュールの動作が一意的に決定されるのは、
1つのチップ内に限らず、前記構成および前記条件のも
とでユーザ対応機能ブロック部3が異なる各チップでも
同様に前記各モジュールの動作は一意的に決定される。
【0082】実施の形態12.図23は、この発明の実
施の形態12の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブ
ロック図であり、図23において図20および図21と
同一または相当の部分については同一符号を付し説明を
省略する。図23において、930は半導体回路装置、
310はMPU部である。8cは第1のモジュール(機
能ブロック)、9cは第2のモジュール(機能ブロッ
ク)である。この実施の形態ではテストモード信号をL
レベルにすると前記実施の形態11と同様の動作とな
る。また、テストモード信号をHレベルにすると、2入
力OR回路25aの出力はHレベルに固定されるためラ
ッチ回路32hはラッチ出力動作を行わず、2入力AN
D回路25bの出力はLレベルに固定され、ラッチ回路
34aはイベントAを常に第1のモジュール8cへ出力
し、またラッチ回路34bもイベントBを常に第2のモ
ジュール9cへ出力するスルー状態となる。このため、
ユーザモードではイベント信号Aおよびイベント信号B
の入力タイミングを調整することにより、第1のモジュ
ール8c、第2のモジュール9cへイベント信号の入力
を1回で、かつタイミングの遅れなしに行うことができ
る。
施の形態12の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブ
ロック図であり、図23において図20および図21と
同一または相当の部分については同一符号を付し説明を
省略する。図23において、930は半導体回路装置、
310はMPU部である。8cは第1のモジュール(機
能ブロック)、9cは第2のモジュール(機能ブロッ
ク)である。この実施の形態ではテストモード信号をL
レベルにすると前記実施の形態11と同様の動作とな
る。また、テストモード信号をHレベルにすると、2入
力OR回路25aの出力はHレベルに固定されるためラ
ッチ回路32hはラッチ出力動作を行わず、2入力AN
D回路25bの出力はLレベルに固定され、ラッチ回路
34aはイベントAを常に第1のモジュール8cへ出力
し、またラッチ回路34bもイベントBを常に第2のモ
ジュール9cへ出力するスルー状態となる。このため、
ユーザモードではイベント信号Aおよびイベント信号B
の入力タイミングを調整することにより、第1のモジュ
ール8c、第2のモジュール9cへイベント信号の入力
を1回で、かつタイミングの遅れなしに行うことができ
る。
【0083】以上のように、この実施の形態12によれ
ば、テストモードおよびユーザモードを設定することが
でき、ユーザモードではイベント信号Aおよびイベント
信号Bの入力タイミングを調整することにより、第1の
モジュール8c、第2のモジュール9cへイベント信号
の入力を1回で、かつタイミングの遅れなしに行うこと
ができる効果がある。
ば、テストモードおよびユーザモードを設定することが
でき、ユーザモードではイベント信号Aおよびイベント
信号Bの入力タイミングを調整することにより、第1の
モジュール8c、第2のモジュール9cへイベント信号
の入力を1回で、かつタイミングの遅れなしに行うこと
ができる効果がある。
【0084】実施の形態13.図24は、この発明の実
施の形態13の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブ
ロック図であり、図24において図12,図18,図2
1と同一または相当の部分については同一符号を付し説
明を省略する。図24において、940は半導体回路装
置、311はMPU部、37aはイベント信号を2回検
出した後、システムクロックカウンタ29aを起動させ
る第1のモジュール(機能ブロック)8d内のイベント
入力検出器(再起動回路)、37bはイベント信号を2
回検出した後、システムクロックカウンタ(計数回路,
再起動回路)29bを起動させる第2のモジュール(機
能ブロック)9d内のイベント入力検出器(再起動回
路)である。
施の形態13の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブ
ロック図であり、図24において図12,図18,図2
1と同一または相当の部分については同一符号を付し説
明を省略する。図24において、940は半導体回路装
置、311はMPU部、37aはイベント信号を2回検
出した後、システムクロックカウンタ29aを起動させ
る第1のモジュール(機能ブロック)8d内のイベント
入力検出器(再起動回路)、37bはイベント信号を2
回検出した後、システムクロックカウンタ(計数回路,
再起動回路)29bを起動させる第2のモジュール(機
能ブロック)9d内のイベント入力検出器(再起動回
路)である。
【0085】次に、第1のモジュール8dについての動
作を説明するが、第2のモジュール9dについても同様
である。図25は、この実施の形態の動作を示すフロー
チャートであり、イベント信号Aは図25(d)に示す
ようなタイミングおよび形態でイベント信号入力端子4
から入力される。遅延量d1が付された図25(e)に
示す1回目のイベント信号(パルス幅はシステムクロッ
クの1周期T)Aはラッチ回路32hへシステムクロッ
クのLレベルの期間(4)でラッチされ出力される。そ
して、ラッチ回路32hの出力の立ち上がりエッジから
ワンショットパルスが生成され、このワンショットパル
スはセット/リセットフリップフロップ26aのセット
端子へ出力され、セット/リセットフリップフロップ2
6aの反転Q出力はLレベルになる。この結果、2入力
AND回路27aの出力はLレベル、インバータ回路3
6aの出力はHレベルに固定され、MPU部内システム
クロックは停止し、第1のモジュール8dは動作を停止
し、インバータ回路34aはイベント信号のラッチおよ
び出力を行わない状態になる。この状態で、図25
(d)に示す2回目のイベント信号Aが図25(d)に
示すようにシステムクロックのHレベルの期間(2)に
入力されると、遅延量d1が付された図25(e)に示
す2回目のイベント信号AはシステムクロックのLレベ
ルの期間(5)でラッチ回路32hにラッチされ出力さ
れ、イベント入力検出器37aへ出力される。イベント
入力検出器37aへは前記1回目のイベント信号Aも供
給されているので、2回目のイベント信号Aが供給され
るとイベント入力検出器37aはシステムクロックカウ
ンタ29aを起動させる。
作を説明するが、第2のモジュール9dについても同様
である。図25は、この実施の形態の動作を示すフロー
チャートであり、イベント信号Aは図25(d)に示す
ようなタイミングおよび形態でイベント信号入力端子4
から入力される。遅延量d1が付された図25(e)に
示す1回目のイベント信号(パルス幅はシステムクロッ
クの1周期T)Aはラッチ回路32hへシステムクロッ
クのLレベルの期間(4)でラッチされ出力される。そ
して、ラッチ回路32hの出力の立ち上がりエッジから
ワンショットパルスが生成され、このワンショットパル
スはセット/リセットフリップフロップ26aのセット
端子へ出力され、セット/リセットフリップフロップ2
6aの反転Q出力はLレベルになる。この結果、2入力
AND回路27aの出力はLレベル、インバータ回路3
6aの出力はHレベルに固定され、MPU部内システム
クロックは停止し、第1のモジュール8dは動作を停止
し、インバータ回路34aはイベント信号のラッチおよ
び出力を行わない状態になる。この状態で、図25
(d)に示す2回目のイベント信号Aが図25(d)に
示すようにシステムクロックのHレベルの期間(2)に
入力されると、遅延量d1が付された図25(e)に示
す2回目のイベント信号AはシステムクロックのLレベ
ルの期間(5)でラッチ回路32hにラッチされ出力さ
れ、イベント入力検出器37aへ出力される。イベント
入力検出器37aへは前記1回目のイベント信号Aも供
給されているので、2回目のイベント信号Aが供給され
るとイベント入力検出器37aはシステムクロックカウ
ンタ29aを起動させる。
【0086】システムクロックカウンタ29aは、シス
テムクロックを計数して計数値がプリセット値に達する
とオーバーフロー信号をセット/リセットフリップフロ
ップ26aのリセット端子へ出力する。このためセット
/リセットフリップフロップ26aの反転Q出力はHレ
ベルになり、この時点以降、図25(b)に示すように
配線13のシステムクロックがモジュール内システムク
ロックとして第1のモジュール8dなどへ供給されるよ
うになる。そして、インバータ回路36aの出力も図2
5(c)に示すように前記MPU部内システムクロック
によりLレベルへ変化してラッチ回路34aを動作さ
せ、2回目のイベント信号Aを図25(e)に示すよう
にその立ち下がりのタイミングでラッチして第1のモジ
ュール8dへ出力する。第1のモジュール8dは、図2
5(a)に示すセット/リセットフリップフロップ26
aの反転Q出力がHレベルになってからのMPU部内シ
ステムクロックの最初の立ち下がりエッジ(3)で、図
25(f)に示すように前記ラッチ回路34aが出力し
ている2回目のイベント信号Aを取り込む。
テムクロックを計数して計数値がプリセット値に達する
とオーバーフロー信号をセット/リセットフリップフロ
ップ26aのリセット端子へ出力する。このためセット
/リセットフリップフロップ26aの反転Q出力はHレ
ベルになり、この時点以降、図25(b)に示すように
配線13のシステムクロックがモジュール内システムク
ロックとして第1のモジュール8dなどへ供給されるよ
うになる。そして、インバータ回路36aの出力も図2
5(c)に示すように前記MPU部内システムクロック
によりLレベルへ変化してラッチ回路34aを動作さ
せ、2回目のイベント信号Aを図25(e)に示すよう
にその立ち下がりのタイミングでラッチして第1のモジ
ュール8dへ出力する。第1のモジュール8dは、図2
5(a)に示すセット/リセットフリップフロップ26
aの反転Q出力がHレベルになってからのMPU部内シ
ステムクロックの最初の立ち下がりエッジ(3)で、図
25(f)に示すように前記ラッチ回路34aが出力し
ている2回目のイベント信号Aを取り込む。
【0087】以上のように、この実施の形態13によれ
ば、イベント信号Aおよびイベント信号Bに付与される
遅延量d1が0<d1<Tの範囲内であれば、2回与え
られるイベント信号はイベント入力検出器37a,37
bにより確実に検出される。そして、イベント入力検出
器37a,37bはシステムクロックカウンタ29a,
29bを起動させることができるため、第1のモジュー
ル8dへのイベント信号Aの取り込み、第2のモジュー
ル9dへのイベント信号Bの取り込みは図25(a)に
示す(3)の立ち下がりのタイミングで一意的に決定さ
れ、安定した動作が確保できる効果がある。なお、この
ように前記各モジュールの動作が一意的に決定されるの
は、1つのチップ内に限らず、前記構成および前記条件
のもとでユーザ対応機能ブロック部3が異なる各チップ
でも同様に前記各モジュールの動作は一意的に決定され
る。
ば、イベント信号Aおよびイベント信号Bに付与される
遅延量d1が0<d1<Tの範囲内であれば、2回与え
られるイベント信号はイベント入力検出器37a,37
bにより確実に検出される。そして、イベント入力検出
器37a,37bはシステムクロックカウンタ29a,
29bを起動させることができるため、第1のモジュー
ル8dへのイベント信号Aの取り込み、第2のモジュー
ル9dへのイベント信号Bの取り込みは図25(a)に
示す(3)の立ち下がりのタイミングで一意的に決定さ
れ、安定した動作が確保できる効果がある。なお、この
ように前記各モジュールの動作が一意的に決定されるの
は、1つのチップ内に限らず、前記構成および前記条件
のもとでユーザ対応機能ブロック部3が異なる各チップ
でも同様に前記各モジュールの動作は一意的に決定され
る。
【0088】実施の形態14.図26は、この発明の実
施の形態14の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブ
ロック図であり、図26において図23および図24と
同一または相当の部分については同一符号を付し説明を
省略する。図26において、931は半導体回路装置、
312はMPU部、8eは第1のモジュール(機能ブロ
ック)、9eは第2のモジュール(機能ブロック)であ
る。なお、2入力AND回路25b,25dと2入力O
R回路25a,25cはユーザモード切換回路に対応す
る。
施の形態14の半導体回路装置の部分構成を示す回路ブ
ロック図であり、図26において図23および図24と
同一または相当の部分については同一符号を付し説明を
省略する。図26において、931は半導体回路装置、
312はMPU部、8eは第1のモジュール(機能ブロ
ック)、9eは第2のモジュール(機能ブロック)であ
る。なお、2入力AND回路25b,25dと2入力O
R回路25a,25cはユーザモード切換回路に対応す
る。
【0089】次に、第1のモジュール8eについての動
作を説明するが、第2のモジュール9eについても同様
である。この実施の形態ではテストモード信号をLレベ
ルにすると前記実施の形態9と同様の動作となる。ま
た、テストモード信号をHレベルにすると、2入力OR
回路25aの出力はHレベルに固定されるためラッチ回
路32hはラッチ出力動作を行わず、2入力AND回路
25bの出力はLレベルに固定されるためラッチ回路3
4aはイベントAを常に第1のモジュール8eへ出力
し、またラッチ回路34bはイベントBを常に第2のモ
ジュール9eへ出力するスルー状態となる。
作を説明するが、第2のモジュール9eについても同様
である。この実施の形態ではテストモード信号をLレベ
ルにすると前記実施の形態9と同様の動作となる。ま
た、テストモード信号をHレベルにすると、2入力OR
回路25aの出力はHレベルに固定されるためラッチ回
路32hはラッチ出力動作を行わず、2入力AND回路
25bの出力はLレベルに固定されるためラッチ回路3
4aはイベントAを常に第1のモジュール8eへ出力
し、またラッチ回路34bはイベントBを常に第2のモ
ジュール9eへ出力するスルー状態となる。
【0090】以上のように、この実施の形態14によれ
ば、テストモードおよびユーザモードを設定することが
でき、ユーザモードではイベント信号Aおよびイベント
信号Bの入力タイミングを調整することにより、第1の
モジュール8e、第2のモジュール9eへイベント信号
の入力を1回で、かつタイミングの遅れなしに行うこと
ができる効果がある。
ば、テストモードおよびユーザモードを設定することが
でき、ユーザモードではイベント信号Aおよびイベント
信号Bの入力タイミングを調整することにより、第1の
モジュール8e、第2のモジュール9eへイベント信号
の入力を1回で、かつタイミングの遅れなしに行うこと
ができる効果がある。
【0091】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、シス
テムクロックの一方のレベルに同期してイベント信号を
ラッチして出力する前記イベント信号の入力端子ごとに
設けられている第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ
回路の出力を前記システムクロックの他方のレベルに同
期してラッチし、前記システムクロックの他方のレベル
から前記一方のレベルへの変化エッジで前記イベント信
号を取り込んで動作する各機能ブロックへ出力する、前
記各機能ブロックの近傍に各機能ブロックごとに設けら
れた第2のラッチ回路とを備えたので、ユーザ対応機能
ブロックの配置による各イベント信号の配線経路の違い
に関係なく、それぞれの機能ブロックが前記各配線経路
を介して送られてくるイベント信号を取り込むタイミン
グが一意的に決定され、イベント信号の処理を安定して
行うことができる効果がある。
テムクロックの一方のレベルに同期してイベント信号を
ラッチして出力する前記イベント信号の入力端子ごとに
設けられている第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ
回路の出力を前記システムクロックの他方のレベルに同
期してラッチし、前記システムクロックの他方のレベル
から前記一方のレベルへの変化エッジで前記イベント信
号を取り込んで動作する各機能ブロックへ出力する、前
記各機能ブロックの近傍に各機能ブロックごとに設けら
れた第2のラッチ回路とを備えたので、ユーザ対応機能
ブロックの配置による各イベント信号の配線経路の違い
に関係なく、それぞれの機能ブロックが前記各配線経路
を介して送られてくるイベント信号を取り込むタイミン
グが一意的に決定され、イベント信号の処理を安定して
行うことができる効果がある。
【0092】この発明によれば、第1のラッチ回路がシ
ステムクロックの一方のレベルに同期して複数のイベン
ト信号のうちの所定のイベント信号をラッチして出力す
る動作、および第2のラッチ回路が前記第1のラッチ回
路の出力を前記システムクロックの他方のレベルに同期
してラッチして出力する動作を無効にし、前記第1のラ
ッチ回路および前記第2のラッチ回路を導通状態に固定
し、各機能ブロックが各イベント信号の取り込みをシス
テムクロックの所定の変化タイミングで行うユーザモー
ドへ切り換えるユーザモード切換回路を備えるように構
成したので、機能ブロックの配置による配線経路の違い
に関係なく、当該配線経路を介して送られてくるイベン
ト信号を各機能ブロックが取り込むタイミングを一意的
に決定してモジュールのテストを安定して行うことがで
きるだけでなく、前記機能ブロックへイベント信号を供
給するタイミングをユーザが調整してイベント信号の処
理を安定して行うことができる効果がある。
ステムクロックの一方のレベルに同期して複数のイベン
ト信号のうちの所定のイベント信号をラッチして出力す
る動作、および第2のラッチ回路が前記第1のラッチ回
路の出力を前記システムクロックの他方のレベルに同期
してラッチして出力する動作を無効にし、前記第1のラ
ッチ回路および前記第2のラッチ回路を導通状態に固定
し、各機能ブロックが各イベント信号の取り込みをシス
テムクロックの所定の変化タイミングで行うユーザモー
ドへ切り換えるユーザモード切換回路を備えるように構
成したので、機能ブロックの配置による配線経路の違い
に関係なく、当該配線経路を介して送られてくるイベン
ト信号を各機能ブロックが取り込むタイミングを一意的
に決定してモジュールのテストを安定して行うことがで
きるだけでなく、前記機能ブロックへイベント信号を供
給するタイミングをユーザが調整してイベント信号の処
理を安定して行うことができる効果がある。
【0093】この発明によれば、MPU供給クロック停
止回路により停止したシステムクロックを、ユーザ対応
機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与された
イベント信号をもとに再起動し、前記イベント信号が前
記各機能ブロックへ供給されているときに前記再起動し
た前記システムクロックを当該機能ブロックへ供給する
再起動回路を備えたので、前記ユーザ対応機能ブロック
の配置による前記イベント信号の配線経路の違いに関係
なく、当該配線経路を介して送られてくるイベント信号
を取り込むタイミングが一意的に決定され、イベント信
号の処理を安定して行うことができる効果がある。
止回路により停止したシステムクロックを、ユーザ対応
機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与された
イベント信号をもとに再起動し、前記イベント信号が前
記各機能ブロックへ供給されているときに前記再起動し
た前記システムクロックを当該機能ブロックへ供給する
再起動回路を備えたので、前記ユーザ対応機能ブロック
の配置による前記イベント信号の配線経路の違いに関係
なく、当該配線経路を介して送られてくるイベント信号
を取り込むタイミングが一意的に決定され、イベント信
号の処理を安定して行うことができる効果がある。
【0094】この発明によれば、複数の機能ブロックを
有したマイクロプロセッシングユニット部へ供給される
システムクロックを、停止信号入力端子から入力された
システムクロック停止信号をもとにフリップフロップが
停止し、該フリップフロップにより停止した前記システ
ムクロックを、前記システムクロック停止信号入力完了
後に前記複数の各機能ブロックへ供給されユーザ対応機
能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与されたイ
ベント信号をもとに前記フリップフロップを制御するこ
とで再起動し、再起動した前記システムクロックを前記
各機能ブロックへ供給する再起動回路を備えたので、前
記ユーザ対応機能ブロックの配置による前記イベント信
号の配線経路の違いに関係なく、当該配線経路を介して
送られてくるイベント信号を取り込むタイミングが、前
記フリップフロップにより停止した後に前記イベント信
号により再起動する前記システムクロックにより一意的
に決定され、イベント信号の処理を安定して行うことが
できる効果がある。
有したマイクロプロセッシングユニット部へ供給される
システムクロックを、停止信号入力端子から入力された
システムクロック停止信号をもとにフリップフロップが
停止し、該フリップフロップにより停止した前記システ
ムクロックを、前記システムクロック停止信号入力完了
後に前記複数の各機能ブロックへ供給されユーザ対応機
能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与されたイ
ベント信号をもとに前記フリップフロップを制御するこ
とで再起動し、再起動した前記システムクロックを前記
各機能ブロックへ供給する再起動回路を備えたので、前
記ユーザ対応機能ブロックの配置による前記イベント信
号の配線経路の違いに関係なく、当該配線経路を介して
送られてくるイベント信号を取り込むタイミングが、前
記フリップフロップにより停止した後に前記イベント信
号により再起動する前記システムクロックにより一意的
に決定され、イベント信号の処理を安定して行うことが
できる効果がある。
【0095】この発明によれば、システムクロック停止
信号入力完了後に複数の各機能ブロックへ供給されユー
ザ対応機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与
されたイベント信号をもとに停止しているシステムクロ
ックの源クロックを計数し、当該計数結果が所定の値に
達すると出力されるフロー信号をもとにフリップフロッ
プを制御して当該フリップフロップにより停止した前記
システムクロックを再起動する計数回路を備えたので、
前記源クロックが正常に供給されていない状況下、特に
前記源クロックの繰り返し周期が長くなる源クロック周
波数変動などが発生する状況下では前記各機能ブロック
が前記イベント信号を取り込むタイミングがずれて前記
イベント信号を取り込まなくなるが、前記源クロックが
正常に供給されている状況下では前記各機能ブロックが
前記イベント信号を同一のタイミングで一意的に取り込
むことになるので、前記源クロックが正常に供給されて
いる状況を判断しながらイベント信号の処理を安定して
行うことができる効果がある。
信号入力完了後に複数の各機能ブロックへ供給されユー
ザ対応機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与
されたイベント信号をもとに停止しているシステムクロ
ックの源クロックを計数し、当該計数結果が所定の値に
達すると出力されるフロー信号をもとにフリップフロッ
プを制御して当該フリップフロップにより停止した前記
システムクロックを再起動する計数回路を備えたので、
前記源クロックが正常に供給されていない状況下、特に
前記源クロックの繰り返し周期が長くなる源クロック周
波数変動などが発生する状況下では前記各機能ブロック
が前記イベント信号を取り込むタイミングがずれて前記
イベント信号を取り込まなくなるが、前記源クロックが
正常に供給されている状況下では前記各機能ブロックが
前記イベント信号を同一のタイミングで一意的に取り込
むことになるので、前記源クロックが正常に供給されて
いる状況を判断しながらイベント信号の処理を安定して
行うことができる効果がある。
【0096】この発明によれば、各機能ブロック毎に機
能ブロック停止信号入力端子、機能ブロック停止信号入
力端子から入力された機能ブロッククロック停止信号を
もとに機能ブロックへ供給されるシステムクロックを停
止するフリップフロップ、再起動回路を構成したので、
ユーザ対応機能ブロックの配置によるイベント信号の配
線経路の違いに関係なく、当該配線経路を介して送られ
てくるイベント信号を取り込むタイミングが、前記各機
能ブロック毎に前記フリップフロップにより停止した後
に再起動する前記システムクロックにより一意的に決定
され、前記各機能ブロック毎にイベント信号の処理を安
定して行うことができる効果がある。
能ブロック停止信号入力端子、機能ブロック停止信号入
力端子から入力された機能ブロッククロック停止信号を
もとに機能ブロックへ供給されるシステムクロックを停
止するフリップフロップ、再起動回路を構成したので、
ユーザ対応機能ブロックの配置によるイベント信号の配
線経路の違いに関係なく、当該配線経路を介して送られ
てくるイベント信号を取り込むタイミングが、前記各機
能ブロック毎に前記フリップフロップにより停止した後
に再起動する前記システムクロックにより一意的に決定
され、前記各機能ブロック毎にイベント信号の処理を安
定して行うことができる効果がある。
【0097】この発明によれば、各機能ブロック毎に機
能ブロック停止信号入力端子、機能ブロック停止信号入
力端子から入力された機能ブロッククロック停止信号を
もとに機能ブロックへ供給されるシステムクロックを停
止するフリップフロップ、前記フリップフロップをフロ
ー信号により制御する計数回路を備えた再起動回路を備
えるように構成したので、各機能ブロック毎に源クロッ
クが正常に供給されている状況を判断しながらイベント
信号の処理を安定して行うことができる効果がある。
能ブロック停止信号入力端子、機能ブロック停止信号入
力端子から入力された機能ブロッククロック停止信号を
もとに機能ブロックへ供給されるシステムクロックを停
止するフリップフロップ、前記フリップフロップをフロ
ー信号により制御する計数回路を備えた再起動回路を備
えるように構成したので、各機能ブロック毎に源クロッ
クが正常に供給されている状況を判断しながらイベント
信号の処理を安定して行うことができる効果がある。
【0098】この発明によれば、停止したシステムクロ
ックを、第1のイベント信号の入力完了後に入力され遅
延量が付与された第2のイベント信号をもとに前記シス
テムクロックを停止させたフリップフロップを制御する
ことで再起動し、再起動した前記システムクロックをも
とに前記第2のイベント信号を各機能ブロックへ供給す
るとともに、再起動した前記システムクロックの所定の
変化タイミングを前記各機能ブロックへ供給する再起動
回路を備えたので、ユーザ対応機能ブロックの配置によ
る前記イベント信号の配線経路の違いに関係なく、当該
配線経路を介して送られてくるイベント信号が前記各機
能ブロックへ供給されるタイミングと前記イベント信号
が取り込まれるタイミングとが、再起動された前記シス
テムクロックにより一意的に決定され、イベント信号の
処理を安定して行うことができる効果がある。
ックを、第1のイベント信号の入力完了後に入力され遅
延量が付与された第2のイベント信号をもとに前記シス
テムクロックを停止させたフリップフロップを制御する
ことで再起動し、再起動した前記システムクロックをも
とに前記第2のイベント信号を各機能ブロックへ供給す
るとともに、再起動した前記システムクロックの所定の
変化タイミングを前記各機能ブロックへ供給する再起動
回路を備えたので、ユーザ対応機能ブロックの配置によ
る前記イベント信号の配線経路の違いに関係なく、当該
配線経路を介して送られてくるイベント信号が前記各機
能ブロックへ供給されるタイミングと前記イベント信号
が取り込まれるタイミングとが、再起動された前記シス
テムクロックにより一意的に決定され、イベント信号の
処理を安定して行うことができる効果がある。
【0099】この発明によれば、第1のイベント信号と
当該第1のイベント信号の入力完了後に各機能ブロック
へ供給された第2のイベント信号とをもとに、フリップ
フロップが停止させたシステムクロックの源クロックの
計数を開始し、当該計数結果が所定の値になると出力さ
れるフロー信号をもとに前記フリップフロップを制御し
て前記停止したシステムクロックを再起動させ、再起動
した前記システムクロックをもとに前記第2のイベント
信号を前記各機能ブロックへ供給するとともに、再起動
した前記システムクロックの所定の変化タイミングを前
記各機能ブロックへ供給する計数回路を備えたので、前
記源クロックが正常に供給されていない状況下、特に前
記源クロックの繰り返し周期が長くなる源クロック周波
数変動などが発生する状況下では前記各機能ブロックが
前記イベント信号を取り込むタイミングがずれて前記イ
ベント信号を取り込まなくなるが、前記源クロックが正
常に供給されている状況下では前記各機能ブロックが前
記イベント信号を同一のタイミングで一意的に取り込む
ことになるので、前記源クロックが正常に供給されてい
る状況を判断しながらイベント信号の処理を安定して行
うことができる効果がある。
当該第1のイベント信号の入力完了後に各機能ブロック
へ供給された第2のイベント信号とをもとに、フリップ
フロップが停止させたシステムクロックの源クロックの
計数を開始し、当該計数結果が所定の値になると出力さ
れるフロー信号をもとに前記フリップフロップを制御し
て前記停止したシステムクロックを再起動させ、再起動
した前記システムクロックをもとに前記第2のイベント
信号を前記各機能ブロックへ供給するとともに、再起動
した前記システムクロックの所定の変化タイミングを前
記各機能ブロックへ供給する計数回路を備えたので、前
記源クロックが正常に供給されていない状況下、特に前
記源クロックの繰り返し周期が長くなる源クロック周波
数変動などが発生する状況下では前記各機能ブロックが
前記イベント信号を取り込むタイミングがずれて前記イ
ベント信号を取り込まなくなるが、前記源クロックが正
常に供給されている状況下では前記各機能ブロックが前
記イベント信号を同一のタイミングで一意的に取り込む
ことになるので、前記源クロックが正常に供給されてい
る状況を判断しながらイベント信号の処理を安定して行
うことができる効果がある。
【0100】この発明によれば、MPU供給クロック停
止回路および再起動回路の機能を無効にして、各機能ブ
ロックへ単一のイベント信号を供給し、前記各機能ブロ
ックが前記イベント信号の取り込みをシステムクロック
の所定の変化タイミングで行うユーザモードへ切り換え
るユーザモード切換回路を備えるように構成したので、
機能ブロックの配置による配線経路の違いに関係なく、
当該配線経路を介して送られてくるイベント信号のタイ
ミングが一意的に決定されるようにして、モジュールの
テストを安定して行うことができるだけでなく、前記機
能ブロックへイベント信号を供給するタイミングをユー
ザが調整してイベント信号の処理を安定して行うことが
できる効果がある。
止回路および再起動回路の機能を無効にして、各機能ブ
ロックへ単一のイベント信号を供給し、前記各機能ブロ
ックが前記イベント信号の取り込みをシステムクロック
の所定の変化タイミングで行うユーザモードへ切り換え
るユーザモード切換回路を備えるように構成したので、
機能ブロックの配置による配線経路の違いに関係なく、
当該配線経路を介して送られてくるイベント信号のタイ
ミングが一意的に決定されるようにして、モジュールの
テストを安定して行うことができるだけでなく、前記機
能ブロックへイベント信号を供給するタイミングをユー
ザが調整してイベント信号の処理を安定して行うことが
できる効果がある。
【0101】この発明によれば、各機能ブロック毎に構
成された再起動回路により、フリップフロップが停止さ
せたシステムクロックを、第1のイベント信号の入力完
了後に入力され遅延量が付与された第2のイベント信号
をもとに前記フリップフロップを制御することで再起動
し、再起動した前記システムクロックをもとに前記第2
のイベント信号を当該機能ブロックへ供給するととも
に、再起動した前記システムクロックの所定の変化タイ
ミングを前記機能ブロックへ供給するように構成したの
で、ユーザ対応機能ブロックの配置による前記イベント
信号の配線経路の違いに関係なく、当該配線経路を介し
て送られてくるイベント信号を前記各機能ブロックへ供
給するタイミングと前記イベント信号を取り込むタイミ
ングが、前記再起動する前記システムクロックにより前
記各機能ブロック毎に一意的に決定され、イベント信号
の処理を安定して行うことができる効果がある。
成された再起動回路により、フリップフロップが停止さ
せたシステムクロックを、第1のイベント信号の入力完
了後に入力され遅延量が付与された第2のイベント信号
をもとに前記フリップフロップを制御することで再起動
し、再起動した前記システムクロックをもとに前記第2
のイベント信号を当該機能ブロックへ供給するととも
に、再起動した前記システムクロックの所定の変化タイ
ミングを前記機能ブロックへ供給するように構成したの
で、ユーザ対応機能ブロックの配置による前記イベント
信号の配線経路の違いに関係なく、当該配線経路を介し
て送られてくるイベント信号を前記各機能ブロックへ供
給するタイミングと前記イベント信号を取り込むタイミ
ングが、前記再起動する前記システムクロックにより前
記各機能ブロック毎に一意的に決定され、イベント信号
の処理を安定して行うことができる効果がある。
【0102】この発明によれば、各機能ブロック毎に当
該各機能ブロックへ供給されるシステムクロックを停止
させるフリップフロップ、フロー信号により前記フリッ
プフロップを制御して前記停止したシステムクロックを
再起動させる計数回路を有した再起動回路を構成するよ
うにしたので、源クロックが正常に供給されている状況
を判断しながらイベント信号の処理を各機能ブロック毎
に安定して行うことができる効果がある。
該各機能ブロックへ供給されるシステムクロックを停止
させるフリップフロップ、フロー信号により前記フリッ
プフロップを制御して前記停止したシステムクロックを
再起動させる計数回路を有した再起動回路を構成するよ
うにしたので、源クロックが正常に供給されている状況
を判断しながらイベント信号の処理を各機能ブロック毎
に安定して行うことができる効果がある。
【0103】この発明によれば、各機能ブロック毎のM
PU供給クロック停止回路および再起動回路の機能を同
時に無効にして、前記各機能ブロックへ単一のイベント
信号を供給し、前記各機能ブロックが前記イベント信号
の取り込みをシステムクロックの所定の変化タイミング
で行うユーザモードへ切り換えるユーザモード切換回路
を備えたので、源クロックが正常に供給されている状況
を判断しながらイベント信号の処理を各機能ブロック毎
に安定して行うことができるだけでなく、前記各機能ブ
ロックへイベント信号を供給するタイミングをユーザが
調整してイベント信号の処理を安定して行うことができ
る効果がある。
PU供給クロック停止回路および再起動回路の機能を同
時に無効にして、前記各機能ブロックへ単一のイベント
信号を供給し、前記各機能ブロックが前記イベント信号
の取り込みをシステムクロックの所定の変化タイミング
で行うユーザモードへ切り換えるユーザモード切換回路
を備えたので、源クロックが正常に供給されている状況
を判断しながらイベント信号の処理を各機能ブロック毎
に安定して行うことができるだけでなく、前記各機能ブ
ロックへイベント信号を供給するタイミングをユーザが
調整してイベント信号の処理を安定して行うことができ
る効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1の半導体回路装置の
部分構成を示す回路ブロック図である。
部分構成を示す回路ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の半導体回路装置の
ラッチ回路の構成を示す回路図である。
ラッチ回路の構成を示す回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の半導体回路装置の
各イベント信号線上のイベント信号を示すタイミングチ
ャートである。
各イベント信号線上のイベント信号を示すタイミングチ
ャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2の半導体回路装置の
部分構成を示す回路ブロック図である。
部分構成を示す回路ブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3の半導体回路装置の
部分構成を示す回路ブロック図である。
部分構成を示す回路ブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3の半導体回路装置に
おけるシステムクロック、MPU部内システムクロッ
ク、MPU部内システムクロック停止信号、イベント信
号などの波形を示すタイミングチャートである。
おけるシステムクロック、MPU部内システムクロッ
ク、MPU部内システムクロック停止信号、イベント信
号などの波形を示すタイミングチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3の半導体回路装置の
ラッチ回路の構成を示す回路図である。
ラッチ回路の構成を示す回路図である。
【図8】 この発明の実施の形態4の半導体回路装置の
部分構成を示す回路ブロック図である。
部分構成を示す回路ブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態4の半導体回路装置に
おけるシステムクロック、MPU部内システムクロッ
ク、MPU部内システムクロック停止信号、イベント信
号などの波形を示すタイミングチャートである。
おけるシステムクロック、MPU部内システムクロッ
ク、MPU部内システムクロック停止信号、イベント信
号などの波形を示すタイミングチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態5の半導体回路装置
の部分構成を示す回路ブロック図である。
の部分構成を示す回路ブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態5の半導体回路装置
におけるシステムクロック、モジュール内のシステムク
ロック、モジュール内システムクロック停止信号、イベ
ント信号などの波形を示すタイミングチャートである。
におけるシステムクロック、モジュール内のシステムク
ロック、モジュール内システムクロック停止信号、イベ
ント信号などの波形を示すタイミングチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態6の半導体回路装置
の部分構成を示す回路ブロック図である。
の部分構成を示す回路ブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態6の半導体回路装置
におけるシステムクロック、モジュール内のシステムク
ロック、モジュール内システムクロック停止信号、イベ
ント信号などの波形を示すタイミングチャートである。
におけるシステムクロック、モジュール内のシステムク
ロック、モジュール内システムクロック停止信号、イベ
ント信号などの波形を示すタイミングチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態7の半導体回路装置
の部分構成を示す回路ブロック図である。
の部分構成を示す回路ブロック図である。
【図15】 この発明の実施の形態7の半導体回路装置
のラッチ回路の構成を示す回路図である。
のラッチ回路の構成を示す回路図である。
【図16】 この発明の実施の形態7の半導体回路装置
のシステムクロック、MPU部内システムクロック、イ
ベント信号、ラッチ回路出力などの波形を示すタイミン
グチャートである。
のシステムクロック、MPU部内システムクロック、イ
ベント信号、ラッチ回路出力などの波形を示すタイミン
グチャートである。
【図17】 この発明の実施の形態8の半導体回路装置
の部分構成を示す回路ブロック図である。
の部分構成を示す回路ブロック図である。
【図18】 この発明の実施の形態9の半導体回路装置
の部分構成を示す回路ブロック図である。
の部分構成を示す回路ブロック図である。
【図19】 この発明の実施の形態9の半導体回路装置
のシステムクロック、MPU部内システムクロック、イ
ベント信号、ラッチ回路出力などの波形を示すタイミン
グチャートである。
のシステムクロック、MPU部内システムクロック、イ
ベント信号、ラッチ回路出力などの波形を示すタイミン
グチャートである。
【図20】 この発明の実施の形態10の半導体回路装
置の部分構成を示す回路ブロック図である。
置の部分構成を示す回路ブロック図である。
【図21】 この発明の実施の形態11の半導体回路装
置の部分構成を示す回路ブロック図である。
置の部分構成を示す回路ブロック図である。
【図22】 この発明の実施の形態11の半導体回路装
置のシステムクロック、モジュール内システムクロッ
ク、イベント信号、ラッチ回路出力などの波形を示すタ
イミングチャートである。
置のシステムクロック、モジュール内システムクロッ
ク、イベント信号、ラッチ回路出力などの波形を示すタ
イミングチャートである。
【図23】 この発明の実施の形態12の半導体回路装
置の部分構成を示す回路ブロック図である。
置の部分構成を示す回路ブロック図である。
【図24】 この発明の実施の形態13の半導体回路装
置の部分構成を示す回路ブロック図である。
置の部分構成を示す回路ブロック図である。
【図25】 この発明の実施の形態13の半導体回路装
置のシステムクロック、モジュール内システムクロッ
ク、イベント信号、ラッチ回路出力などの波形を示すタ
イミングチャートである。
置のシステムクロック、モジュール内システムクロッ
ク、イベント信号、ラッチ回路出力などの波形を示すタ
イミングチャートである。
【図26】 この発明の実施の形態14の半導体回路装
置の部分構成を示す回路ブロック図である。
置の部分構成を示す回路ブロック図である。
【図27】 従来の半導体回路装置の回路ブロック図で
ある。
ある。
【図28】 従来の半導体回路装置におけるシステムク
ロック、イベント信号A、イベント信号Bを示すタイミ
ングチャートである。
ロック、イベント信号A、イベント信号Bを示すタイミ
ングチャートである。
2,301〜312 MPU部、3 ユーザ対応機能ブ
ロック部、8,8a〜8e 第1のモジュール(機能ブ
ロック)、9,9a〜9e 第2のモジュール(機能ブ
ロック)、14a,14b ラッチ回路(第1のラッチ
回路)、15a,15b ラッチ回路(第2のラッチ回
路)、21 テストモード端子(ユーザモード切換回
路)、22 インバータ回路(ユーザモード切換回
路)、23,25b,25d 2入力AND回路(ユー
ザモード切換回路)、24,25a,25c 2入力O
R回路(ユーザモード切換回路)、26,26a,26
b セット/リセットフリップフロップ(MPU供給ク
ロック停止回路,再起動回路)、27,27a,27b
2入力AND回路(再起動回路)、28 MPU部シ
ステムクロック停止端子(停止信号入力端子)、29,
29a,29b システムクロックカウンタ(計数回
路,再起動回路)、30a,30b モジュール内シス
テムクロック停止信号端子(機能ブロック停止信号入力
端子)、31a,31b 制御部(機能ブロック)、3
2b,34a,34b ラッチ回路(再起動回路)、3
2c ラッチ回路(MPU供給クロック停止回路)、3
2e ラッチ回路(MPU供給クロック停止回路,再起
動回路)、32d,32f ラッチ回路(再起動回
路)、35,35a,35b トグルフリップフロップ
(MPU供給クロック停止回路,再起動回路)、36,
36a,36b インバータ回路(再起動回路)、3
7,37a,37b イベント入力検出器(再起動回
路)、40テストモード信号線(ユーザモード切換回
路)、100〜900,910〜940,931 半導
体回路装置。
ロック部、8,8a〜8e 第1のモジュール(機能ブ
ロック)、9,9a〜9e 第2のモジュール(機能ブ
ロック)、14a,14b ラッチ回路(第1のラッチ
回路)、15a,15b ラッチ回路(第2のラッチ回
路)、21 テストモード端子(ユーザモード切換回
路)、22 インバータ回路(ユーザモード切換回
路)、23,25b,25d 2入力AND回路(ユー
ザモード切換回路)、24,25a,25c 2入力O
R回路(ユーザモード切換回路)、26,26a,26
b セット/リセットフリップフロップ(MPU供給ク
ロック停止回路,再起動回路)、27,27a,27b
2入力AND回路(再起動回路)、28 MPU部シ
ステムクロック停止端子(停止信号入力端子)、29,
29a,29b システムクロックカウンタ(計数回
路,再起動回路)、30a,30b モジュール内シス
テムクロック停止信号端子(機能ブロック停止信号入力
端子)、31a,31b 制御部(機能ブロック)、3
2b,34a,34b ラッチ回路(再起動回路)、3
2c ラッチ回路(MPU供給クロック停止回路)、3
2e ラッチ回路(MPU供給クロック停止回路,再起
動回路)、32d,32f ラッチ回路(再起動回
路)、35,35a,35b トグルフリップフロップ
(MPU供給クロック停止回路,再起動回路)、36,
36a,36b インバータ回路(再起動回路)、3
7,37a,37b イベント入力検出器(再起動回
路)、40テストモード信号線(ユーザモード切換回
路)、100〜900,910〜940,931 半導
体回路装置。
Claims (13)
- 【請求項1】 外部から供給される複数のイベント信号
のそれぞれをシステムクロックの所定の変化タイミング
により取り込んで動作する複数の機能ブロックを有した
マイクロプロセッシングユニット部とユーザ対応機能ブ
ロック部とを備えた半導体回路装置において、 前記システムクロックの一方のレベルに同期して前記複
数のイベント信号のうちの所定のイベント信号をラッチ
して出力し、前記所定のイベント信号の入力端子近傍に
配置されて各イベント信号の入力端子ごとに設けられて
いる第1のラッチ回路と、 該第1のラッチ回路の出力を前記システムクロックの他
方のレベルに同期してラッチして出力し、前記システム
クロックの他方のレベルから前記一方のレベルへの変化
エッジで前記所定のイベント信号を取り込んで動作する
前記機能ブロックの近傍に前記各機能ブロックごとに設
けられ、前記各機能ブロックのそれぞれによるイベント
信号の取り込みが当該各イベント信号に付与されている
遅延量の大小にかかわらず一意的に行われることを可能
にする第2のラッチ回路とを備えていることを特徴とす
る半導体回路装置。 - 【請求項2】 第1のラッチ回路がシステムクロックの
一方のレベルに同期して複数のイベント信号のうちの所
定のイベント信号をラッチして出力する動作、および第
2のラッチ回路が前記第1のラッチ回路の出力を前記シ
ステムクロックの他方のレベルに同期してラッチして出
力する動作を無効にし、前記第1のラッチ回路および前
記第2のラッチ回路を導通状態に固定し、各機能ブロッ
クが各イベント信号の取り込みをシステムクロックの所
定の変化タイミングで行うユーザモードへ切り換えるユ
ーザモード切換回路を備えていることを特徴とする請求
項1記載の半導体回路装置。 - 【請求項3】 外部から供給されるイベント信号をシス
テムクロックの所定の変化タイミングにより取り込んで
動作する複数の機能ブロックを有したマイクロプロセッ
シングユニット部とユーザ対応機能ブロック部とを備え
た半導体回路装置において、 前記マイクロプロセッシングユニット部へ供給されるシ
ステムクロックを停止するMPU供給クロック停止回路
と、 該MPU供給クロック停止回路により停止した前記シス
テムクロックを、前記ユーザ対応機能ブロック部を経路
とすることで遅延量が付与された前記イベント信号をも
とに再起動し、再起動した前記システムクロックの前記
所定の変化タイミングを、前記遅延量が付与されたイベ
ント信号が前記各機能ブロックへ供給されているときに
当該機能ブロックへ供給し、前記各機能ブロックによる
前記イベント信号の取り込みが前記遅延量の大小にかか
わらず一意的に行われることを可能にする再起動回路と
を備えていることを特徴とする半導体回路装置。 - 【請求項4】 マイクロプロセッシングユニット部へ供
給されるシステムクロックを停止するためのシステムク
ロック停止信号が入力される停止信号入力端子を有し、 MPU供給クロック停止回路は、 複数の機能ブロックを有した前記マイクロプロセッシン
グユニット部へ供給されるシステムクロックを、前記停
止信号入力端子から入力されたシステムクロック停止信
号をもとに停止するフリップフロップを有し、 再起動回路は、 前記MPU供給クロック停止回路により停止した前記シ
ステムクロックを、前記システムクロック停止信号入力
完了後に前記複数の各機能ブロックへ供給されユーザ対
応機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与され
たイベント信号をもとに前記フリップフロップを制御す
ることで再起動し、再起動した前記システムクロックを
前記各機能ブロックへ供給することを特徴とする請求項
3記載の半導体回路装置。 - 【請求項5】 マイクロプロセッシングユニット部へ供
給されるシステムクロックを停止するためのシステムク
ロック停止信号が入力される停止信号入力端子を有し、 MPU供給クロック停止回路は、 複数の機能ブロックを有した前記マイクロプロセッシン
グユニット部へ供給されるシステムクロックを、前記停
止信号入力端子から入力されたシステムクロック停止信
号をもとに停止させるフリップフロップを有し、 再起動回路は、 システムクロック停止信号入力完了後に前記複数の各機
能ブロックへ供給されユーザ対応機能ブロック部を経路
とすることで遅延量が付与されたイベント信号をもと
に、前記MPU供給クロック停止回路により停止された
前記システムクロックの源クロックを計数し、当該計数
結果が所定の値に達するとフロー信号を前記フリップフ
ロップへ出力して当該フリップフロップを制御し、前記
フロー信号をもとに前記MPU供給クロック停止回路に
より停止した前記システムクロックを再起動する計数回
路を備えていることを特徴とする請求項3記載の半導体
回路装置。 - 【請求項6】 複数の各機能ブロックへ供給されるシス
テムクロックを停止するための機能ブロッククロック停
止信号が入力される、前記各機能ブロック毎に設けられ
た機能ブロック停止信号入力端子を有し、 MPU供給クロック停止回路は、 マイクロプロセッシングユニット部の前記各機能ブロッ
クへ供給されるシステムクロックを、前記各機能ブロッ
ク停止信号入力端子から入力された機能ブロッククロッ
ク停止信号をもとに停止させる前記各機能ブロック毎に
構成されたフリップフロップを有し、 再起動回路は、 前記各機能ブロック毎に構成され、前記機能ブロックク
ロック停止信号入力完了後に当該機能ブロックへ供給さ
れユーザ対応機能ブロック部を経路とすることで遅延量
が付与されたイベント信号をもとに前記フリップフロッ
プを制御することで、前記MPU供給クロック停止回路
により停止した前記システムクロックを再起動し、再起
動した前記システムクロックを当該機能ブロックへ供給
することを特徴とする請求項3記載の半導体回路装置。 - 【請求項7】 複数の各機能ブロックへ供給されるシス
テムクロックを停止するための機能ブロッククロック停
止信号が入力される、前記各機能ブロック毎に設けられ
た機能ブロック停止信号入力端子を有し、 MPU供給クロック停止回路は、 マイクロプロセッシングユニット部の前記各機能ブロッ
クへ供給されるシステムクロックを、前記各機能ブロッ
ク停止信号入力端子から入力された機能ブロッククロッ
ク停止信号をもとに停止させる前記各機能ブロック毎に
構成されたフリップフロップを有し、 再起動回路は、 機能ブロッククロック停止信号入力完了後に前記各機能
ブロックへ供給されユーザ対応機能ブロック部を経路と
することで遅延量が付与されたイベント信号をもとに、
前記MPU供給クロック停止回路により停止された前記
システムクロックの源クロックを計数し、当該計数結果
が所定の値に達するとフロー信号を出力し、該フロー信
号をもとに前記フリップフロップを制御して前記停止し
たシステムクロックを再起動し各機能ブロックへ供給す
る各機能ブロック毎に構成された計数回路を備えている
ことを特徴とする請求項3記載の半導体回路装置。 - 【請求項8】 MPU供給クロック停止回路は、 複数の機能ブロックを有したマイクロプロセッシングユ
ニット部へ供給されるシステムクロックを、ユーザ対応
機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与され前
記複数の各機能ブロックへ供給された第1のイベント信
号をもとに停止させるフリップフロップを有し、 再起動回路は、 前記MPU供給クロック停止回路により停止した前記シ
ステムクロックを、前記第1のイベント信号の入力完了
後に入力され前記遅延量が付与された第2のイベント信
号をもとに前記フリップフロップを制御することで再起
動し、再起動した前記システムクロックをもとに前記第
2のイベント信号を前記各機能ブロックへ供給するとと
もに、再起動した前記システムクロックの所定の変化タ
イミングを前記各機能ブロックへ供給することを特徴と
する請求項3記載の半導体回路装置。 - 【請求項9】 MPU供給クロック停止回路は、 複数の機能ブロックを有したマイクロプロセッシングユ
ニット部へ供給されるシステムクロックを、ユーザ対応
機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与され前
記各機能ブロックへ供給された第1のイベント信号をも
とに停止させるフリップフロップを有し、 再起動回路は、 前記第1のイベント信号の入力完了後に前記各機能ブロ
ックへ供給されユーザ対応機能ブロック部を経路とする
ことで遅延量が付与された第2のイベント信号と前記第
1のイベント信号とをもとに、前記MPU供給クロック
停止回路により停止された前記システムクロックの源ク
ロックの計数を開始し、当該計数結果が所定の値に達す
るとフロー信号を出力し、該フロー信号をもとに前記フ
リップフロップを制御して前記停止したシステムクロッ
クを再起動し、前記第2のイベント信号とともに再起動
した前記システムクロックの所定の変化タイミングを前
記各機能ブロックへ供給する計数回路を備えていること
を特徴とする請求項3記載の半導体回路装置。 - 【請求項10】 MPU供給クロック停止回路および再
起動回路の機能を無効にして、各機能ブロックへ単一の
イベント信号を供給し、前記各機能ブロックが前記イベ
ント信号の取り込みをシステムクロックの所定の変化タ
イミングで行うユーザモードへ切り換えるユーザモード
切換回路を備えていることを特徴とする請求項8または
請求項9記載の半導体回路装置。 - 【請求項11】 MPU供給クロック停止回路は、 複数の各機能ブロック毎に構成され、マイクロプロセッ
シングユニット部の前記各機能ブロックへ供給されるシ
ステムクロックを、ユーザ対応機能ブロック部を経路と
することで遅延量が付与され前記各機能ブロックへ供給
された第1のイベント信号をもとに停止させるフリップ
フロップを有し、 再起動回路は、 前記各機能ブロック毎に構成され、前記MPU供給クロ
ック停止回路により停止した前記システムクロックを、
前記第1のイベント信号の入力完了後に入力され前記遅
延量が付与された第2のイベント信号をもとに前記フリ
ップフロップを制御して再起動し、再起動した前記シス
テムクロックをもとに前記第2のイベント信号を当該機
能ブロックへ供給するとともに、再起動した前記システ
ムクロックの所定の変化タイミングを前記機能ブロック
へ供給することを特徴とする請求項3記載の半導体回路
装置。 - 【請求項12】 MPU供給クロック停止回路は、 マイクロプロセッシングユニット部の各機能ブロック毎
に構成され、前記各機能ブロックへ供給されるシステム
クロックを、ユーザ対応機能ブロック部を経路とするこ
とで遅延量が付与され前記各機能ブロックへ供給された
第1のイベント信号をもとに停止させるフリップフロッ
プを有し、 再起動回路は、 前記各機能ブロック毎に構成され、前記第1のイベント
信号の入力完了後に前記各機能ブロックへ供給されユー
ザ対応機能ブロック部を経路とすることで遅延量が付与
された第2のイベント信号と前記第1のイベント信号と
をもとに、前記MPU供給クロック停止回路により停止
された前記システムクロックの源クロックの計数を開始
し、当該計数結果が所定の値に達するとフロー信号を出
力し、該フロー信号をもとに前記フリップフロップを制
御することで前記停止したシステムクロックを再起動
し、再起動した前記システムクロックをもとに前記第2
のイベント信号を当該機能ブロックへ供給するととも
に、再起動した前記システムクロックの所定の変化タイ
ミングを当該機能ブロックへ供給する計数回路を備えて
いることを特徴とする請求項3記載の半導体回路装置。 - 【請求項13】 各機能ブロック毎のMPU供給クロッ
ク停止回路および再起動回路の機能を同時に無効にし
て、前記各機能ブロックへ単一のイベント信号を供給
し、前記各機能ブロックが前記イベント信号の取り込み
をシステムクロックの所定の変化タイミングで行うユー
ザモードへ切り換えるユーザモード切換回路を備えてい
ることを特徴とする請求項11または請求項12記載の
半導体回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9323611A JPH11161364A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 半導体回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9323611A JPH11161364A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 半導体回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11161364A true JPH11161364A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18156665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9323611A Pending JPH11161364A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 半導体回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11161364A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007519097A (ja) * | 2003-12-19 | 2007-07-12 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 集積回路におけるクロック配給 |
US11326232B2 (en) | 2007-11-30 | 2022-05-10 | Hydro Aluminium Deutschland Gmbh | Aluminum strip for lithographic printing plate carriers and the production thereof |
-
1997
- 1997-11-25 JP JP9323611A patent/JPH11161364A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007519097A (ja) * | 2003-12-19 | 2007-07-12 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 集積回路におけるクロック配給 |
US11326232B2 (en) | 2007-11-30 | 2022-05-10 | Hydro Aluminium Deutschland Gmbh | Aluminum strip for lithographic printing plate carriers and the production thereof |
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