JPH11160796A - スクリーン装置 - Google Patents

スクリーン装置

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Publication number
JPH11160796A
JPH11160796A JP9327999A JP32799997A JPH11160796A JP H11160796 A JPH11160796 A JP H11160796A JP 9327999 A JP9327999 A JP 9327999A JP 32799997 A JP32799997 A JP 32799997A JP H11160796 A JPH11160796 A JP H11160796A
Authority
JP
Japan
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screen
shaft
drawer
receiving member
receiving
Prior art date
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Application number
JP9327999A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsumoto
洋 松本
Yoshimi Saitou
よしみ 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Stereophonic Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】左右のスピーカボックス間にスクリーンを横方
向に引出して張るようにしたスクリーン装置において、
スクリーンを張る作業の操作性が改善されるとともに、
作業が容易になるようにした構造を提供することを目的
とする。 【解決手段】横方向に引出されるスクリーン10の先端
部に取付けられている引出し軸20の下端側に当接部材
27を摺動可能に取付けるとともに、この当接部材27
をコイルばね28によって押出す方向に付勢し、当接部
材27を右側のスピーカボックス12の下側の受け部材
22に押当てて引出し軸20を収縮させ、この後に引出
し軸20の上端を上側の受け部材21内の凹部内に挿入
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクリーン装置に係
り、とくにスクリーン収納部からスクリーンを横方向に
引出し、反対側のスクリーン固定部にスクリーンの先端
側の引出し軸を引掛けて固定するようにしたスクリーン
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】左右一対のスピーカボックスの間にスク
リーンを横方向に引出して張設するようにしたスクリー
ン一体型スピーカシステムを本願発明者等が特願平8−
335796号において提案している。
【0003】このようなシステムによって構成されるス
クリーン装置は、例えばビデオプロジェクタによって映
像を投射するとともに、左右のスピーカボックスから音
声を再生するのに用いて好適なオーディオ・ビジュアル
システムとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように一方のスピ
ーカボックスのスクリーン収納部からスクリーンを横方
向に引出し、反対側のスピーカボックスのスクリーン固
定部にスクリーンの先端部を固定するようにした構造
は、スクリーンの先端側の引出し軸を受けで強固に固定
していたために、作業性が悪いという問題があった。と
くにスクリーン収納部に内蔵されているばねによって巻
取り方向の張力がかかっているスクリーンを一方の手で
引出し、位置決めをしながら他方の手で固定するような
作業を行なわなければならなかった。
【0005】また従来のこのようなスクリーンの張設の
方法によれば、スクリーンの全面を均一に張るためにど
の部分にも均一な張り強度を与えなければならなかっ
た。しかるにこの場合に、スクリーンの左右の傾きをな
くし、上下の長さおよび左右の高さを同じくする等の調
整をきちんと行なわないと歪や皺が発生するという問題
があった。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、横方向に引出すようにしたスクリーン
を簡単な操作によって固定することができるとともに、
このときにスクリーンに歪や皺が発生しないようにした
スクリーン装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、スクリーン収
納部からスクリーンを横方向に引出し、反対側のスクリ
ーン固定部に前記スクリーンの先端側の引出し軸を引掛
けて固定するようにしたスクリーン装置において、前記
スクリーン引出し軸の一端に移動可能に当接部材が取付
けられており、該当接部材が突出する方向にばねで付勢
され、前記スクリーン固定部の受け面に前記当接部材が
弾性的に押当てられることを特徴とするスクリーン装置
に関するものである。
【0008】左右に配されている一対のスピーカボック
スの内の一方にスクリーン収納部が設けられるととも
に、他方にスクリーン固定部が設けられていてよい。ま
た前記スクリーン引出し軸の下端に前記当接部材が取付
けられていてよい。あるいはまた前記当接部材が前記ス
クリーン固定部の受け面に当接した状態でロックねじに
よって前記引出し軸に固定されるようにしてよい。さら
には前記当接部材がキャップ状をなし、前記引出し軸の
一端を覆うように摺動可能に取付けられるとともに、前
記当接部材の内部にばねが内蔵されているものであって
よい。
【0009】別の発明は、スクリーン収納部からスクリ
ーンを横方向に引出し、反対側のスクリーン固定部に前
記スクリーンの先端側の引出し軸を引掛けて固定するよ
うにしたスクリーン装置において、前記スクリーン引出
し軸の一端を受ける受け部材が軸線方向に移動可能に取
付けられるとともに、該受け部材が突出する方向にばね
で付勢されていることを特徴とするスクリーン装置に関
するものである。
【0010】前記受け部材が前記スクリーン引出し軸の
下端を受ける受け部材であってよい。また前記スクリー
ン引出し軸の一端を受ける受け面を有する受け部材が前
記スクリーン固定部に回動自在に取付けられており、前
記受け部材を引出して前記スクリーン引出し軸を引掛け
るようにしてよい。
【0011】さらに別の発明は、スクリーン収納部から
スクリーンを横方向に引出し、反対側のスクリーン固定
部に前記スクリーンの先端側の引出し軸を引掛けて固定
するようにしたスクリーン装置において、前記スクリー
ン引出し軸の上端が前記スクリーン固定部の引掛け具に
懸架されることを特徴とするスクリーン装置に関するも
のである。
【0012】前記スクリーン引出し軸の下端が環状の保
持部材の中に挿入されて拘束されてよい。また前記保持
部材が半径方向に隙間を有する状態で前記引出し軸の下
端を拘束するようにしてよい。
【0013】本発明の好ましい態様は、スクリーン収納
部から横方向にスクリーンを引出し、反対側のスクリー
ン固定部にスクリーンの先端の引出し軸を引掛け固定す
るようにしたスクリーン装置において、スクリーンの引
出し方向先端側の引出し軸の上部を直接受け部に固定す
るとともに、下部をばねで弾性的に固定するようにした
ものであって、横引き型のスクリーン先端部の固定の作
業性を大幅に改善するようにしたものである。
【0014】別の実施の態様によれば、横引き型のスク
リーン装置において、スクリーンの張り強度を上縁側を
強くして下縁側を弱くし、強く張ったスクリーンの上縁
部に下側の部分が吊り下がるようにし、これによって複
雑な機構を用いることなくしかも比較的簡単に横引き型
のスクリーンを張設できるようにし、しかもこのときに
スクリーン上に歪や皺等がほとんど発生しないようにし
たものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明の第1の実施
の形態のスクリーン装置を示している。この実施の形態
においては図1〜図3に示すように、スクリーン10を
左右のスピーカボックス11、12間に張設するように
している。なお左右のスピーカボックス11、12には
低音用スピーカ13、中音用スピーカ14、および高音
用スピーカ15がそれぞれ取付けられている。また左右
のスピーカボックス11、12間に張設されるスクリー
ン10はガラスクロスの表面にガラスビーズを配列した
ビーズスクリーンから構成されている。
【0016】一方のスピーカボックス、例えば左側のス
ピーカボックス11にはスクリーン収納部19が設けら
れており、このスクリーン収納部19によってスクリー
ン10を巻取って収納するようにしている。なおスクリ
ーン収納部19の内部にはスクリーン10を自動的に巻
取るための巻取り用ばねが内蔵されている。これに対し
てスクリーン10の引出し方向先端側の部分には引出し
軸20が図4に示すように固定されており、このような
引出し軸20を右側のスピーカボックス12の固定部を
構成する上下の受け部材21、22にそれぞれ引掛けて
固定するようにしている。
【0017】引出し軸20はアルミニウム製の中空のパ
イプから構成されており、このようなパイプに上記スク
リーン10の先端部が固定されている。
【0018】引出し軸20の下端側は筒状部26に構成
されており、このような筒状部26内には当接部材27
が摺動可能に保持されている。また筒状部26内にはコ
イルばね28が内蔵されており、このようなコイルばね
28によって当接部材27を押出す方向、すなわち下方
に摺動付勢するようにしている。
【0019】図5はこのような当接部材27の摺動付勢
のための機構を拡大して示しており、筒状部26の下端
側には押え金具29が取付けられており、これによって
コイルばね28および当接部材27が筒状部26から飛
出すのが防止されるようになっている。これに対して引
出し軸20の上端側の部分は特別な工夫がこらされてお
らず、アルミニウム製のパイプの上端の開口を閉塞した
構造になっている。
【0020】次にこのようなスクリーン10を張設する
動作について説明する。左側のスピーカボックス11の
スクリーン収納部19に巻取られて収納されているスク
リーン10を引出す場合には、先端側の引出し軸20を
手で持って横方向に引出せばよい。そしてこのような引
出し軸20の下端側の当接部材27を右側のスピーカボ
ックス12の下側の受け部材22の上面に押当てながら
下方に押す。すると当接部材27がコイルばね28を変
形させながら筒状部26内に侵入し、これによって引出
し軸20の軸線方向の長さが短くなる。
【0021】従ってこのような状態において引出し軸2
0の上端をスピーカボックス12の受け部材21の凹部
内に挿入する。そしてこの後に引出し軸20を下方へ押
す力を解除することにより、引出し軸20は上下の受け
部材21、22によって受けられた状態で右側のスピー
カボックス12に固定されることになる。
【0022】このように本実施の形態に係るスクリーン
装置は、図1〜図3に示すように左側のスピーカボック
ス11にスクリーン収納部19を設けるとともに、反対
側のスピーカボックス12にスクリーン10の先端側の
引出し軸20を固定するための固定部を設けるようにし
たものである。そしてとくに引出し軸20の下端側の部
分を図4および図5に示すように固定している。
【0023】すなわちスクリーン10の先端側の引出し
軸20は右側のスピーカボックス12に設けられている
上側の受け部材21および下側の受け部材22で固定さ
れるようになっている。このときに引出し軸20の下端
側の部分には当接部材27が摺動可能に取付けられると
ともに、コイルばね28によって押出す方向に付勢され
ており、伸縮自在の構造を採用している。
【0024】このような構成によれば、引出し軸20の
下端側の部分を右側のスピーカボックス12の受け部材
22に押付けて当接部材27を筒状部26内に押込んだ
状態で引出し軸20の上端部を上側の受け部材21の凹
部内に挿入することが可能になり、これによって横引き
型のスクリーン10の先端部の固定の作業が容易になる
とともに、作業性が大幅に改善されることになる。
【0025】また図4に示すようにスクリーン10を張
設した状態において、引出し軸20の下端側の当接部材
27が挿入される下側の受け部材22はその凹部の面積
が余裕をもって形成されており、このためにこのような
受け部材22の凹部内において当接部材27を移動させ
ることにより、スクリーン10の歪や皺等を取除くこと
が可能になる。
【0026】次に別の実施の形態を図6および図7によ
って説明する。この実施の形態は、上記の実施の形態に
さらにロックねじ33を追加するようにしたものであ
る。ロックねじ33は図7に示すように、筒状部26内
に摺動可能に支持されている当接部材27の基端側の部
分に螺着されており、しかもこのロックねじ33は筒状
部26に成形されているスリット32内を摺動できるよ
うになっている。
【0027】従ってこのような構成によれば、スクリー
ン10を横方向に引出すとともに、引出し軸20の下端
部を受け部材22に挿入し、引出し軸20の上端部を受
け部材21に挿入する。そしてこの後に軸線方向の力を
解除することにより、当接部材27がコイルばね28に
よって押出される。従って受け部材22に当接部材27
が正しく接触した状態において、ロックねじ33をねじ
込んで固定することにより、スクリーン10を引出した
状態で引出し軸20が伸縮することがなくなる。従って
スクリーン10を引出して固定した後より安定に引出し
軸20が保持されることになる。
【0028】次に別の実施の形態を図8および図9によ
って説明する。この実施の形態は引出し軸20の下端側
にキャップ状の当接部材36を取付けるようにしたもの
である。この当接部材36の内部にはコイルばね28を
内蔵するようにし、これによってキャップ状当接部材3
6が引出し軸20の先端側から突出するように付勢され
ている。しかも当接部材36の外周面上にはスリット3
7が設けられており、このスリット37が引出し軸20
の外周面上に植設されたピン38を受入れるようになっ
ている。これによってキャップ状当接部材36が引出し
軸20の下端側から脱落することが防止される。またキ
ャップ状当接部材36の下面には円周方向に同心円状に
複数の円環状の溝39が形成されており、このような円
環状の39によって右側のスピーカボックス12の下側
の受け部材22の凹部との間で適当な摩擦力を発生する
ようにしている。
【0029】このような構成においても、スクリーン1
0を引出した後に引出し軸20の下端側のキャップ状当
接部材36を下側の受け部材22に押当ててキャップ状
当接部材36を引出し軸20上を上方に移動させ、引出
し軸20を短くして上側の受け部材21の凹部に引出し
軸20の上端を挿入することによって、スクリーン10
の引出し側の部分が固定されるようになる。軸線方向の
力を解除すると、キャップ状当接部材36が内蔵するば
ね28によって押出される方向に付勢され、受け部材2
2の凹部の上面との間に円環状の溝39によって適当な
摩擦力が発生し、これによってスクリーン10を引出し
て固定した状態で安定に保持することが可能になる。
【0030】図10はさらに別の実施の形態を示してい
る。ここでは引出し軸20側に伸縮機構を設けることな
く、スピーカボックス12の下側の部分に設けるように
したものである。受け部材43はスピーカボックス12
の下部に設けられている保持筒44内に摺動可能に支持
されており、しかも受け部材43がコイルばね45によ
って上方に押圧されている。すなわちスクリーン10の
先端側に取付けられている引出し軸20の下端部が、保
持筒44内に保持されしかもコイルばね45によって上
方へ付勢されている受け部材43によって受けられるよ
うになっている。
【0031】このような構造によれば、引出し軸20の
下端側の部分を受け部材43に押付けてコイルばね45
に抗して受け部材43を下方に摺動させ、この後に引出
し軸20の上端を上側の受け部材21内に挿入すること
により、引出し軸20が右側のスピーカボックス12に
固定されることになる。
【0032】次に別の実施の形態を図11および図12
によって説明する。この実施の形態は右側のスピーカボ
ックス12の上側に設けられている受け部材49の取付
け構造を変更するようにしたものである。受け部材49
はほぼ矩形の形状をなすとともに、下側に開放された凹
部を設けた形状を有している。そしてこのような受け部
材49はその一端に設けられている突片50が支軸51
を介してスピーカボックス12の上面板の下面に回動可
能に支持されるようになっている。
【0033】スクリーン10を張設する場合には受け部
材49を支軸51を中心として鎖線で示すように反対側
のスピーカボックス11側へ回動させて引出す。そして
この状態で受け部材49の下端に引出し軸20の上端側
の部分を挿入する。そしてこのような状態において支軸
51を中心として受け部材49を180°回転させ、ス
ピーカボックス12の上面板の内側へ収納する。この位
置が受け部材49が引出し軸20を正しく保持する位置
である。
【0034】このように本実施の形態は、図11および
図12において鎖線で示すようにスピーカボックス12
から回転させて外側へ引出した受け部材49に引出し軸
20の上端を引掛け、この後受け部材49を支軸51を
中心として図12に示すように反時計方向に180°回
転させて固定するようにしたものである。なおこのとき
に受け部材49の凹部内において引出し軸20の上端が
相対的に移動するようになる。このような構成によれ
ば、引出し軸20の上端を引掛ける操作が容易になる。
【0035】図13は上記実施の形態の変形例を示して
いる。ここでは上側の受け部材49の引出し状態から収
納位置への回動角度を180°よりも大きな角度に設定
するようにしたものである。このように180°よりも
大きな角度回転させるようにするとともに、死点を上記
受け部材49が越えた位置まで回動させるようにする
と、受け部材49が不測に引出し位置、すなわち図13
において鎖線で示す位置へ戻るように回動することがな
く、受け部材49による引出し軸20の上端の保持構造
がより確実になる。なおこのような構造を上側の受け部
材49のみならず下側の受け部材22にも適用すること
が可能である。あるいはまた下側の受け部材22のみを
回動可能な構造とし、上側の受け部材49については固
定式の構造としてもよい。
【0036】次にさらに別の実施の形態を図14〜図1
7によって説明する。この実施の形態は左側のスピーカ
ボックス11のスクリーン収納部19から引出されるス
クリーン10の先端側の引出し軸20を固定するため
に、右側のスピーカボックス12の上部に引掛け具56
を設けるとともに、下側の部分に保持リング59を設け
るようにしたものである。
【0037】上側の引掛け具56によって引掛けられる
引出し軸20の上端側には図15に示すように、フラン
ジ58が取付けられており、このフランジ58の根元側
の部分を引掛け具56の切欠き57内を挿通させてこの
引掛け具56に引出し軸20の上端を引掛けるようにし
ている。これに対して引出し軸20の下端側の部分は保
持リング59内に挿入されるようになっている。このと
き保持リング59と引出し軸20との間には半径方向に
大きなクリアランスを有するようになっており、保持リ
ング59は引出し軸20の下端が横方向に大きく移動し
ないように拘束するだけである。
【0038】このように本実施の形態においては、左側
のスピーカボックス11のスクリーン収納部19からス
クリーン10を引出して右側のスピーカボックス12に
引出し軸20の上端を懸架し、スクリーン10を歪なく
張るようにしている。ここでスクリーン10の先端側の
引出し軸20によってスクリーン10を引出すと、スク
リーン収納部19内に内蔵されているばねによって巻取
り方向の力が加わり、これによってスクリーン10に張
力が加わるようになる。そして引出し軸20を反対側の
スピーカボックス12に設けられている引掛け具56お
よび保持リング59に固定する。
【0039】このときにスクリーン10の上縁部の張力
を強くするとともに、スクリーン10の下縁部の張力を
弱くするために、引出し軸20の上端のフランジ58の
根元部分を切欠き57を通して引掛け具56に引掛ける
とともに、引出し軸20の下端については保持リング5
9内に遊嵌するようにし、保持リング59によって引出
し軸20の下端が引張られないようにしている。
【0040】このような構成によって、スクリーン10
の上縁が強く張られるとともに、スクリーン10の下縁
はほとんど張力のない状態になる。このよう張り方によ
れば、図14に示すようにスクリーン10の下端側につ
いてはとくに引出し軸20との連結部の近傍に若干の歪
が発生する程度であって、スクリーン10の大半の部分
は歪のない平坦な状態になる。これは強く張られたスク
リーン10の上縁にそれ以外の部分が吊り下がった形で
スクリーン10が張設されるからである。このようなス
クリーン10によれば、右の下側の部分に若干の歪が発
生するものの、映像を投射して使用する際に事実上何等
の問題が発生しない。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明は、スクリーン収納
部からスクリーンを横方向に引出し、反対側のスクリー
ン固定部に前記スクリーンの先端側の引出し軸を引掛け
て固定するようにしたスクリーン装置において、スクリ
ーン引出し軸の一端に移動可能に当接部材が取付けられ
ており、該当接部材が突出する方向にばねで付勢され、
スクリーン固定部の受け面に当接部材が弾性的に押当て
られるようにしたものである。
【0042】従って本発明によれば、スクリーン固定部
の受け面に当接部材を弾性的に押当てることによって引
出し軸が収縮し、これによってスクリーン引出し軸をス
クリーン固定部に固定することが可能になり、スクリー
ンを引出して固定する作業が容易になるとともにその作
業性が改善される。
【0043】左右に配されている一対のスピーカボック
スの内の一方にスクリーン収納部が設けられるととも
に、他方にスクリーン固定部が設けられる構成によれ
ば、一方のスピーカボックスのスクリーン収納部から引
出されたスクリーンが他方のスピーカボックスのスクリ
ーン固定部に固定されるようになる。
【0044】スクリーン引出し軸の下端に当接部材が取
付けられている構成によれば、引出し軸の下端を固定部
の受け部材に押当てることによってスクリーン引出し軸
の固定が行なわれる。
【0045】当接部材がスクリーン固定部の受け面に当
接した状態でロックねじによって引出し軸に固定される
ようにした構成によれば、当接部材が受け面に当接した
状態でロックねじで固定されることになり、これによっ
て引出し軸の伸縮が防止され、引出し軸がスクリーン固
定部に安定に固定される。
【0046】当接部材がキャップ状をなし、引出し軸の
一端を覆うように摺動可能に取付けられるとともに、当
接部材の内部にばねが内蔵されている構成によれば、キ
ャップ状の当接部材を固定部の受け面に押当てることに
よって引出し軸が固定されることになる。
【0047】別の発明は、スクリーン引出し軸の一端を
受ける受け部材が軸線方向に移動可能に取付けられると
ともに、該受け部材が突出する方向にばねで付勢される
ようにしたものである。このような構成によれば、スク
リーン引出し軸の一端を受け部材に押当ててこの受け部
材をばねに抗して移動させることにより、スクリーン引
出し軸がスクリーン固定部に固定されることになる。
【0048】受け部材がスクリーン引出し軸の下端を受
ける受け部材である構成によれば、引出し軸の下端を受
け部材に押当てることによって引出し軸が固定されるよ
うになる。
【0049】スクリーン引出し軸の一端を受ける受け面
を有する受け部材が前記スクリーン固定部に回動自在に
取付けられており、受け部材を引出してスクリーン引出
し軸を引掛けるようにした構成によれば、受け部材を引
出してスクリーン引出し軸を引掛けることが可能にな
り、このためにスクリーン引出し軸を引掛ける作業の作
業性が改善される。
【0050】さらに別の発明は、スクリーン引出し軸の
上端がスクリーン固定部の引掛け具に懸架されるように
したものである。従ってこのような構成によれば、スク
リーンの上縁部に張力が発生し、他の部分が上縁部に吊
り下げられた状態でスクリーンが張設されることにな
る。
【0051】スクリーン引出し軸の下端が環状の保持部
材の中に挿入されて拘束される構成によれば、スクリー
ン引出し軸の下端のふらつきが防止される。
【0052】保持部材が半径方向に隙間を有する状態で
引出し軸の下端を拘束するようにした構成によれば、ス
クリーンの下縁に張力が発生することがなく、このため
にスクリーンに皺を生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のスクリーン装置の斜視図で
ある。
【図2】同平面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】スクリーン固定部の正面図である。
【図5】スクリーン引出し軸の下端部の構成を示す縦断
面図である。
【図6】別の実施の形態のスクリーン引出し軸の要部正
面図である。
【図7】同引出し軸の下端の縦断面図である。
【図8】さらに別の実施の形態のスクリーン引出し軸の
下端部の正面図である。
【図9】同スクリーン引出し軸の要部縦断面図である。
【図10】さらに別の実施の形態のスクリーン固定部の
構成を示す拡大縦断面図である。
【図11】さらに別の実施の形態のスクリーン引出し軸
の上端を受ける構造を示す正面図である。
【図12】同構造の底面図である。
【図13】変形例の図12と同様の底面図である。
【図14】さらに別の実施の形態のスクリーン装置を示
す正面図である。
【図15】引掛け具の構成を示す要部縦断面図である。
【図16】引掛け具によるスクリーン引出し軸の保持を
示す横断面図である。
【図17】保持リングによるスクリーン引出し軸の拘束
を示す横断面図である。
【符号の説明】
10‥‥スクリーン、11‥‥スピーカボックス
(左)、12‥‥スピーカボックス(右)、13‥‥低
音用スピーカ、14‥‥中音用スピーカ、15‥‥高音
用スピーカ、19‥‥スクリーン収納部、20‥‥引出
し軸、21‥‥受け部材(上)、22‥‥受け部材
(下)、26‥‥筒状部、27‥‥当接部材、28‥‥
コイルばね、29‥‥押え金具、32‥‥スリット、3
3‥‥ロックねじ、36‥‥キャップ状当接部材、37
‥‥スリット、38‥‥ピン、39‥‥円環状溝、43
‥‥受け部材、44‥‥保持筒、45‥‥コイルばね、
49‥‥受け部材、50‥‥突片、51‥‥支軸、56
‥‥引掛け具、57‥‥切欠き、58‥‥フランジ、5
9‥‥保持リング

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーン収納部からスクリーンを横方向
    に引出し、反対側のスクリーン固定部に前記スクリーン
    の先端側の引出し軸を引掛けて固定するようにしたスク
    リーン装置において、 前記スクリーン引出し軸の一端に移動可能に当接部材が
    取付けられており、該当接部材が突出する方向にばねで
    付勢され、 前記スクリーン固定部の受け面に前記当接部材が弾性的
    に押当てられることを特徴とするスクリーン装置。
  2. 【請求項2】左右に配されている一対のスピーカボック
    スの内の一方にスクリーン収納部が設けられるととも
    に、他方にスクリーン固定部が設けられることを特徴と
    する請求項1に記載のスクリーン装置。
  3. 【請求項3】前記スクリーン引出し軸の下端に前記当接
    部材が取付けられていることを特徴とする請求項1に記
    載のスクリーン装置。
  4. 【請求項4】前記当接部材が前記スクリーン固定部の受
    け面に当接した状態でロックねじによって前記引出し軸
    に固定されることを特徴とする請求項1に記載のスクリ
    ーン装置。
  5. 【請求項5】前記当接部材がキャップ状をなし、前記引
    出し軸の一端を覆うように摺動可能に取付けられるとと
    もに、前記当接部材の内部にばねが内蔵されていること
    を特徴とする請求項1に記載のスクリーン装置。
  6. 【請求項6】スクリーン収納部からスクリーンを横方向
    に引出し、反対側のスクリーン固定部に前記スクリーン
    の先端側の引出し軸を引掛けて固定するようにしたスク
    リーン装置において、 前記スクリーン引出し軸の一端を受ける受け部材が軸線
    方向に移動可能に取付けられるとともに、該受け部材が
    突出する方向にばねで付勢されていることを特徴とする
    スクリーン装置。
  7. 【請求項7】前記受け部材が前記スクリーン引出し軸の
    下端を受ける受け部材であることを特徴とする請求項6
    に記載のスクリーン装置。
  8. 【請求項8】前記スクリーン引出し軸の一端を受ける受
    け面を有する受け部材が前記スクリーン固定部に回動自
    在に取付けられており、前記受け部材を引出して前記ス
    クリーン引出し軸を引掛けるようにしたことを特徴とす
    る請求項1または請求項6に記載のスクリーン装置。
  9. 【請求項9】スクリーン収納部からスクリーンを横方向
    に引出し、反対側のスクリーン固定部に前記スクリーン
    の先端側の引出し軸を引掛けて固定するようにしたスク
    リーン装置において、 前記スクリーン引出し軸の上端が前記スクリーン固定部
    の引掛け具に懸架されることを特徴とするスクリーン装
    置。
  10. 【請求項10】前記スクリーン引出し軸の下端が環状の
    保持部材の中に挿入されて拘束されることを特徴とする
    請求項9に記載のスクリーン装置。
  11. 【請求項11】前記保持部材が半径方向に隙間を有する
    状態で前記引出し軸の下端を拘束することを特徴とする
    請求項9に記載のスクリーン装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007052005A1 (en) * 2005-10-31 2007-05-10 Musion Systems Limited Projection apparatus and method
CN110136491A (zh) * 2019-04-24 2019-08-16 安徽工程大学 一种便于教学的电教用多媒体影幕装置

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