JPH111596A - 白色マーキング用樹脂組成物 - Google Patents
白色マーキング用樹脂組成物Info
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- JPH111596A JPH111596A JP9228249A JP22824997A JPH111596A JP H111596 A JPH111596 A JP H111596A JP 9228249 A JP9228249 A JP 9228249A JP 22824997 A JP22824997 A JP 22824997A JP H111596 A JPH111596 A JP H111596A
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Abstract
ングを施すことのできる白色マーキング用樹脂組成物を
得る。 【解決手段】 レーザー光線の照射により白色マーキン
グが可能な白色マーキング用樹脂組成物は、アクリル系
樹脂A、スチレン系樹脂Bおよび黒色染顔料Cを含む。
樹脂Aとしてポリメタクリル酸メチル、樹脂BとしてA
BS樹脂などのゴム変性スチレン系樹脂、黒色染顔料C
としてカーボンブラックなどを使用できる。樹脂Aと樹
脂Bとの割合は、前者/後者(重量比)=1/99〜9
9/1程度であり、黒色染顔料Cの割合は、樹脂Aと樹
脂Bの総量100重量部に対して0.01〜3重量部程
度である。前記樹脂組成物は、酸化チタンなどの白色染
顔料Dを、前記樹脂Aと樹脂Bの総量100重量部に対
して0.01〜10重量部程度含んでいてもよい。
Description
射により白色マーキングを形成できる白色マーキング用
樹脂組成物、特に、優れた白色マーキング性を有すると
ともに、リサイクルが可能であり、成形加工性および耐
衝撃性に優れ、かつ安価な白色マーキング用樹脂組成物
に関する。より詳細には、例えば1064nmの波長を
有するレーザー光線を照射することにより、表面に認識
可能な白い文字または図柄をマーキング可能な成形品
(例えば、キーボードのキーキャップ、自動車のボタン
部品など)を得る上で有用な白色マーキング用樹脂組成
物に関する。
面に文字や、意匠、図形等の図柄を印刷することは、広
く一般的に行われており、前記印刷の方法として種々の
方法が知られている。例えば、タンポ印刷、含浸印刷等
の塗料を使用するものから、最近ではレーザー光線の照
射による印刷(以下、レーザーマーキングと称す)まで
様々な手法がある。前者の塗料を使用する方法は最も一
般的であるが、加工費が高く、溶剤による環境汚染が懸
念され、またリサイクルも困難であるという短所を有す
る。これに対し、レーザーマーキングは、塗料を使用す
る方法に比べ、工程が簡素なため安価で効率が良く、印
刷部の耐久性に優れるなどの利点を有するため、極めて
工業的価値が高い。このため、近年、レーザーマーキン
グに関し種々の技術が提案されつつある。例えば、特開
昭56−45926号公報には、レーザー照射により変
色可能な充填剤を配合した樹脂で成形した樹脂成形品の
表面にマーキングする技術が開示されている。
刷する成形品の一例としてパソコンなどのキーボードが
挙げられる。従来、キーボードのキー表面への印刷法と
して、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体(ABS樹脂)へのタンポ印刷やポリブチレンテレフ
タレート(PBT樹脂)への含浸印刷が主流であった
が、近年ではリサイクル等の環境問題やコストを考慮し
て、ABS樹脂にNd:YAGレーザーなどのレーザー
光線を照射することによりマーキングする方法が主流に
なりつつある。通常、成形品の色が明度の高いライトグ
レーやクリーム系の場合は、黒又は暗色のマーキングを
行うことができるが、成形品の色が黒又は暗色系である
場合は、黒色のマーキングを行っても認識しにくい。そ
のため、後者では、白又は白に近い文字等の図柄(以
下、白色マーキングと称す)を形成する必要がある。し
かし、ABS樹脂にレーザー光線を照射しても、通常、
白色マーキングを施すことはできない。
ル樹脂などの熱可塑性樹脂の表面にレーザー光線を照射
して該照射部を発泡隆起させ、該発泡隆起された部分に
より白色のマーキング部を形成する樹脂のマーキング法
が開示されている。また、樹脂の表面に白色マーキング
を施す他の技術として、樹脂に、例えば、チタンブラッ
ク(特開昭63−81117号公報、特開平8−258
06号公報)、コーディエライト及び/又は雲母(特開
平4−267191号公報)、または水酸化アルミニウ
ム(特開平5−25317号公報)などの無機化合物を
配合する方法が知られている。しかし、これらの方法で
は、マーキングされた文字や図柄の白色度や品質が十分
でなかったり、前記無機系化合物の配合により耐衝撃性
の低下が起こるため、実用的ではない。
目的は、レーザー光線の照射により鮮明な白色マーキン
グを施すことのできる白色マーキング用樹脂組成物を提
供することにある。本発明の他の目的は、成形品の耐衝
撃性を損なうことなく、優れた白色マーキングを形成可
能な白色マーキング用樹脂組成物を提供することにあ
る。本発明のさらに他の目的は、レーザー光線の照射エ
ネルギー強度が低くても、白色度の高いマーキングが可
能な白色マーキング用樹脂組成物を提供することにあ
る。本発明のさらに別の目的は、成形加工性に優れた白
色マーキング用樹脂組成物を提供することにある。
を達成するため鋭意検討した結果、特定の樹脂と特定の
染顔料とを組み合わせた樹脂組成物から得られる成形品
にレーザー光線を照射すると、極めて鮮明な白色マーキ
ングが可能であることを見出だし、本発明を完成した。
スチレン系樹脂Bおよび黒色染顔料Cを含み、レーザー
光線の照射により白色マーキングが可能な白色マーキン
グ用樹脂組成物を提供する。前記樹脂Aと樹脂Bとの割
合は、前者/後者(重量比)=1/99〜99/1程度
であり、黒色染顔料Cの割合は、樹脂Aと樹脂Bの総量
100重量部に対して0.01〜3重量部程度である。
樹脂Aと樹脂Bを構成する単量体のうち、アクリル系単
量体の占める割合が総計20〜80重量%程度であって
もよい。前記樹脂組成物は、さらに、例えば酸化チタン
などの白色染顔料Dを含んでいてもよい。白色染顔料D
の割合は、樹脂Aと樹脂Bの総量100重量部に対し
て、例えば0.01〜10重量部程度である。樹脂Aと
して、例えばポリメタクリル酸メチルなどを使用でき
る。樹脂Aの数平均分子量は、例えば50000〜15
0000程度である。樹脂Bとして、例えばアクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体、またはアクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体とアクリロ
ニトリル−スチレン共重合体との混合物などのゴム変性
スチレン系樹脂などを使用できる。樹脂Bとして、アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、または
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体を用
いる場合、樹脂B全体におけるアクリロニトリル単量体
単位とスチレン単量体単位との構成比率は、例えば、前
者/後者(重量比)=15/85〜28/72程度であ
る。また、(a)樹脂Bを構成する重合体が均一系樹脂
の場合においては前記重合体の数平均分子量、(b)樹
脂Bを構成する重合体が連続相と分散相とで構成される
不均一系樹脂の場合においては前記連続相を構成するマ
トリックス成分の数平均分子量は、例えば30000〜
100000程度である。黒色染顔料Cとして、例えば
平均粒径が10〜90nm程度のカーボンブラックなど
を使用できる。なお、本明細書では、アクリル樹脂及び
メタクリル樹脂を総称して「アクリル系樹脂」という。
また、アクリル酸及びメタクリル酸を「(メタ)アクリ
ル酸」、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステル
を「(メタ)アクリル酸エステル」と総称する場合があ
る。
系単量体、例えば(メタ)アクリル酸及び(メタ)アク
リル酸エステルから選択された少なくとも1種のモノマ
ーを構成単量体として含むホモポリマーまたは共重合体
が含まれる。アクリル系樹脂Aは、レーザー光線(例え
ば、波長1064nm)を照射した際に、発泡して、成
形品表面に白色のマーキングを発現させる機能を有す
る。
ば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、およびこれらに対応する
メタクリル酸エステルなどの(メタ)アクリル酸アルキ
ル[例えば、(メタ)アクリル酸C1-10アルキル]、好
ましくは(メタ)アクリル酸C1-6アルキル[特に、メ
タクリル酸メチル、アクリル酸ブチルなどの(メタ)ア
クリル酸C1-4アルキル]などが含まれる。中でも、メ
タクリル酸メチルが好ましい。
モノマーを構成単量体として含んでいてもよい。このよ
うなモノマーとしては、アクリル系単量体と共重合可能
なモノマーであればよく、例えば、酢酸ビニルなどのビ
ニルエステル単量体、後述のスチレン系単量体、シアン
化ビニル系単量体、無水マレイン酸およびイミド系単量
体などが挙げられる。アクリル系樹脂Aは構成成分とし
てゴム成分を含んでいてもよい。ゴム成分としては、例
えば、ポリブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合
体、ポリイソプレン、ブタジエン−アクリロニトリル共
重合体、イソブチレン−イソプレン共重合体、エチレン
−プロピレンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリ
コーンゴムなどが挙げられる。ゴム成分は、ブレンド
法;グラフト共重合、ブロック共重合等の共重合などに
よりアクリル系樹脂A中に含有させることができる。
クリル酸メチル;メタクリル酸メチル−スチレン共重合
体、メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン共重合
体などのメタクリル酸メチルを構成単量体として含むポ
リマーなどが含まれる。中でも、白色マーキング性、機
械的強度、コストおよびスチレン系樹脂Bとの相溶性の
バランスの面から、ポリメタクリル酸メチルが特に望ま
しい。アクリル系樹脂Aは単独でまたは2種以上を組合
せて使用できる。
50000〜150000程度、好ましくは60000
〜120000程度である。前記数平均分子量が500
00未満では耐衝撃性が低下しやすく、またスチレン系
樹脂との相溶性が不十分なため、樹脂組成物の強度低下
やフローマークなどの外観不良を招きやすい。また、前
記数平均分子量が150000を越えると、樹脂組成物
の溶融粘度が高くなり過ぎ、成形性が低下しやすい。
しては、スチレン系単量体から選択された少なくとも1
種のモノマーを構成単量体として含んでいればよく、ホ
モポリマー、共重合体のいずれであってもよい。スチレ
ン系樹脂Bは、それ自体では白色マーキング性を発現さ
せないが、アクリル系樹脂Aと組み合わせることによ
り、アクリル系樹脂A単独の場合と比較して、アクリル
系樹脂Aの白色マーキング性の発現をより低エネルギー
のレーザー光線で可能にするという顕著なマーキング促
進効果を与える。また、アクリル系樹脂Aとの相溶性に
優れ、高い耐衝撃性および優れた成形性を付与するとい
う機能をも有する。
ルキル置換スチレン(例えば、o−メチルスチレン、m
−メチルスチレン、p−メチルスチレンなど)、ハロゲ
ン置換スチレン(例えば、o−クロロスチレン、p−ク
ロロスチレン、o−ブロモスチレンなど)、α位にアル
キル基が置換したα−アルキル置換スチレン(例えば、
α−メチルスチレン、α−エチルスチレンなど)等が含
まれる。これらの中でも、スチレンおよびα−メチルス
チレンなどが好ましい。
以外のモノマーを構成単量体として含んでいてもよい。
このようなモノマーとしては、スチレン系単量体と共重
合可能なモノマー、例えば、シアン化ビニル系単量体、
無水マレイン酸、イミド系単量体、および前記アクリル
系単量体などが挙げられる。シアン化ビニル系単量体に
は、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどが含ま
れる。イミド系単量体には、N−アルキルマレイミド
(例えば、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミ
ドなど)、N−シクロアルキルマレイミド(例えば、N
−シクロヘキシルマレイミドなど)、N−アリールマレ
イミド[例えば、N−フェニルマレイミド、N−(2−
メチルフェニル)マレイミドなど]等が含まれる。
でいてもよい。このようなゴム変性スチレン系樹脂を用
いると、成形品の耐衝撃性を著しく向上できる。ゴム変
性スチレン系樹脂には、ゴム成分をブレンド法によりス
チレン系樹脂中に含有させたゴム強化スチレン系樹脂;
ゴム成分を共重合によりスチレン系樹脂中に導入したグ
ラフト共重合体およびブロック共重合体などが含まれ
る。ゴム成分としては、前記アクリル系樹脂Aの項で例
示した成分を使用できる。ゴム変性スチレン系樹脂にお
けるゴム成分の含有量は、例えば5〜70重量%、好ま
しくは10〜50重量%、さらに好ましくは20〜40
重量%程度である。
レン;ポリ(α−メチルスチレン);スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合体(ABS樹脂)、α−メチルスチレン変性A
BS樹脂、イミド変性ABS樹脂などのゴム変性スチレ
ン系樹脂;スチレン−アクリロニトリル共重合体(SA
N)などが含まれる。これらの中でも、マーキングの白
色度と耐衝撃性とのバランスの点から、スチレンを構成
単量体として含むポリマー、特にスチレンを構成単量体
として含み且つゴム成分を含むゴム変性スチレン系樹脂
(ABS樹脂、変性ABS樹脂など)が望ましい。とり
わけ、スチレン系樹脂Bとして、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン共重合体、またはアクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合体とアクリロニトリル−
スチレン共重合体との混合物が好ましい。この場合、樹
脂B全体におけるアクリロニトリル単量体単位とスチレ
ン単量体単位との構成比率は、例えば、前者/後者(重
量比)=15/85〜28/72、好ましくは17/8
3〜26/74程度である。前記構成比率は、前者/後
者(重量比)=15/85〜25/75程度(例えば、
18/82〜24/76程度)である場合が多い。耐熱
性の必要な用途には、α−メチルスチレン変性ABS樹
脂やイミド変性ABS樹脂等の耐熱ABS樹脂が好適に
使用できる。スチレン系樹脂Bは単独でまたは2種以上
を組合せて使用できる。
を構成する重合体が均一系樹脂の場合においては前記重
合体の数平均分子量、(b)樹脂Bを構成する重合体が
連続相と分散相とで構成される不均一系樹脂の場合にお
いては前記連続相を構成するマトリックス成分の数平均
分子量は、例えば、30000〜100000程度、特
に30000〜80000程度、なかでも31000〜
50000程度であるのが好ましい。例えば、スチレン
系樹脂Bとして、(i)アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体、または(ii)アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン共重合体とアクリロニトリル−ス
チレン共重合体との混合物を用いる場合、(a)アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体が均一系樹
脂の場合には、前記アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体[前記(ii)の場合には、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合体またはアクリロニ
トリル−スチレン共重合体(好ましくは、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合体及びアクリロニト
リル−スチレン共重合体)]の数平均分子量が前記範囲
内であることが望ましく、(b)アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン共重合体がマトリックス成分(アク
リロニトリル−スチレン共重合体)にゴム成分(ポリブ
タジエン)が分散した不均一系(二相系)樹脂である場
合には、前記マトリックス成分[前記(ii)の場合に
は、前記マトリックス成分又はアクリロニトリル−スチ
レン共重合体(好ましくは、前記マトリックス成分及び
アクリロニトリル−スチレン共重合体)]の数平均分子
量が前記範囲内にあることが望ましい。
樹脂組成物の耐衝撃性が低下しやすく、100000を
越えると、樹脂組成物の溶融粘度が高くなり過ぎて、成
形性が低下しやすくなると共に、アクリル系樹脂Aとの
相溶性が不十分なため、強度低下やフローマークなどの
外観不良をきたしやすい。また、樹脂Aの数平均分子量
と樹脂Bの数平均分子量の差を小さくすることにより、
樹脂Aと樹脂Bとの相溶性が著しく増大し、樹脂組成物
の強度を向上できると共に、フローマークなどの外観不
良の発生を抑制できる。樹脂Aの数平均分子量Mn
(A)と樹脂Bの数平均分子量Mn(B)との差ΔMn
(=|Mn(A)−Mn(B)|)は、例えば8000
0以下、好ましくは70000以下、さらに好ましくは
68000以下(特に、65000以下)である。
割合は、例えば、A/B(重量比)=1/99〜99/
1、好ましくは10/90〜90/10、さらに好まし
くは20/80〜80/20(例えば、30/70〜7
0/30)程度であり、特に40/60〜60/40程
度である場合が多い。また、マーキングの白色度、機械
的強度特性(特に、耐衝撃性)および成形性のバランス
の点から、アクリル系樹脂Aとスチレン系樹脂Bを構成
する単量体のうち、アクリル系単量体、特に(メタ)ア
クリル酸及び(メタ)アクリル酸エステルの占める割合
が、総計20〜80重量%、特に30〜70重量%程度
であるのが好ましい。
有機または無機の黒色系の染料または顔料を使用でき
る。黒色染顔料Cは、レーザー光線(例えば、波長10
64nm)を吸収し、熱エネルギーに変換して、樹脂を
発泡またはクレージングさせ、白色マーキングを発現さ
せる作用をする。
ラック(アセチレンブラック、ランプブラック、サーマ
ルブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック
など)、チタンブラック、黒色酸化鉄などが例示され
る。中でも、分散性、発色性、コストの面からカーボン
ブラックが特に望ましい。黒色染顔料Cは単独でまたは
2種以上混合して使用できる。黒色染顔料Cの平均粒径
は、例えば10nm〜3μm(好ましくは10nm〜1
μm)程度の広い範囲から選択できる。黒色染顔料Cが
カーボンブラックの場合には、平均粒径は、製法の如何
にかかわらず、例えば10〜90nm、好ましくは14
〜90nm(例えば、16〜80nm)、さらに好まし
くは17〜50nm(特に、17〜40nm)程度であ
る。黒色染顔料の粒径が小さすぎると、マーキングに要
するエネルギーを多く必要とし、逆に大きすぎると機械
的強度等の物性低下を引き起こしやすい。
リマーBの総量100重量部に対して、例えば0.01
〜3重量部、好ましくは0.02〜2重量部、さらに好
ましくは0.05〜1重量部程度である。黒色染顔料C
の量が少なすぎると、レーザー光線の熱への変換効率が
低下して、マーキングが薄くなりやすく、逆に多すぎる
と、熱を過度に吸収してマーキングされた文字や図柄が
暗くなる場合がある。
染料または顔料であれば特に限定されず、有機または無
機のいずれであってもよい。白色染顔料Dが、レーザー
光線(例えば、波長1064nm)を散乱させ、前記黒
色染顔料Cによるレーザー光線の吸収効率及び熱への変
換効率を著しく高めるためか、黒色染顔料Cと白色染顔
料Dとを組み合わせて使用すると、白色度の非常に高い
白色マーキングが得られる。また、レーザー光線の照射
エネルギー強度を低減できる。
シウム、酸化チタン(チタン白)、酸化亜鉛、硫化亜
鉛、リトポンなどが挙げられる。これらの中でも、安価
であるとともに、隠ぺい力、分散性に優れ、極めて鮮明
な白色マーキングを可能とする酸化チタンが特に望まし
い。白色染顔料Dは単独でまたは2種以上混合して使用
できる。白色染顔料Dの平均粒径は、例えば0.01〜
3μm、好ましくは0.01〜1μm程度である。白色
染顔料Dの配合量は、アクリル系樹脂Aとスチレン系樹
脂Bの総量100重量部に対して、例えば0.01〜1
0重量部、好ましくは0.05〜5重量部、さらに好ま
しくは0.1〜3重量部(特に、0.1〜1重量部)程
度である。白色染顔料Dの量が少なすぎると、レーザー
光線の散乱効果が乏しくなり、逆に多すぎると、機械物
性の低下を招く場合がある。また、黒色染顔料Cと白色
染顔料Dとの総量は、前記樹脂A及び樹脂Bの総量10
0重量部に対して、例えば0.05〜10重量部、好ま
しくは0.1〜5重量部(例えば、0.15〜2重量
部)、さらに好ましくは0.2〜1.5重量部(特に、
0.3〜1.2重量部)程度であり、0.4〜1.0重
量部程度である場合が多い。染顔料CおよびDの総量を
前記範囲に設定すると、マーキングの白色度と機械的強
度とのバランスが極めて良好となり、機械的強度を高い
レベルで保持しつつ鮮明な白色マーキングを得ることが
できる。また、白色染顔料Dと黒色染顔料Cとの比D/
C(重量比)は、例えば0.05〜50、好ましくは
0.1〜5、さらに好ましくは0.2〜10程度であ
る。
記アクリル系樹脂A及びスチレン系樹脂B以外の樹脂成
分(例えば、ポリアミド、ポリエステル、ポリフェニレ
ンスルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポリアセター
ル、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカ
ーボネート、エポキシ樹脂、ポリウレタン、不飽和ポリ
エステルなど)、相溶化剤、染顔料C及びD以外の染顔
料、難燃剤、充填剤(ガラス繊維、炭素繊維、金属フィ
ラーなど)、安定剤(酸化防止剤、紫外線吸収剤な
ど)、滑剤、分散剤、発泡剤、抗菌剤などを含んでいて
もよい。例えば、樹脂組成物に染顔料CおよびD以外の
染顔料を加えて、所望の色彩に調色でき、また、難燃剤
や充填剤を添加することにより高機能化(難燃化、ガラ
ス強化など)を図ることができる。
ば、押出機、ニーダー、ミキサー、ロールなどを用いた
慣用の混合方法で混合する(例えば、溶融混練する)こ
とにより調製できる。本発明の樹脂組成物を、例えば、
押出成形、射出成形、圧縮成形などの慣用の成形法に供
することにより各種成形品を製造できる。そして、これ
らの成形品にレーザー光線を照射することにより、表面
に白色のマーキングを施すことができる。レーザー光線
を照射する装置としては、例えば、YAGレーザー(例
えば、波長1064nm)、CO2 レーザー、Arレー
ザー、エキシマレーザーなどの慣用のレーザーを使用で
きるが、YAGレーザーを用いる場合が多い。
の染顔料とを組み合わせるので、白色マーキング性、耐
衝撃性及び成形加工性に優れる。また、塗料を用いるこ
となく、レーザー光線により容易に文字等を形成できる
ので、リサイクルが可能で、しかも安価である。そのた
め、コンピュータやワードプロセッサのキーボード等の
OA機器、自動車部品(ボタン部品など)、家庭用品、
建築材料など、表面に文字や図柄を印刷して使用される
広範囲の成形品を得る上で有用である。
よれば、レーザー光線の照射により鮮明な白色マーキン
グが可能である。また、成形品の耐衝撃性を損なうこと
なく、優れた白色マーキングを形成することができ、成
形加工性にも優れる。さらに、白色染顔料を含む樹脂組
成物では、レーザー光線の照射エネルギー強度が低くて
も、極めて鮮明な白色度の高いマーキングが得られる。
に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例により何
ら限定されるものではない。
法]各実施例または比較例に記載の各成分をブレンド
し、押出成形によりペレットを作製した後、このペレッ
トから射出成形により厚さ3mmのプレートを作製し、
この表面にレーザー光線を照射して白色マーキング性を
調べた。レーザーとして波長1064nmのレーザー光
線を発するNd:YAGレーザーを使用した。
固定し、光源電流値(LC)、QS振動数(QS)およ
びスピード(SP)を下記の範囲で変化させ、最も白く
マーキングされる条件で評価した。 光源電流値(LC):10〜20A QS振動数(QS):1〜30kHz スピード (SP):100〜1500mm/秒 マーキングの白さ(白色度)は、目視により下記の基準
で判定した。 マーキングの白さ 評価 際立って白い …4 鮮明に白い …3 ほぼ白い …2 白いがかなり暗さが残る…1 全く白くない …0。
じ、各成分をブレンドしペレット化した後、射出成形に
より厚さ6.4mmの試験片を作製し、アイゾット衝撃
強度を測定した。評価は下記の基準で行った。
ト衝撃強度の評価点) とした。
数平均分子量95,000(GPCにより測定) ・ABS樹脂:公知の乳化重合法により調製;ポリブタ
ジエン(ゴム成分:分散相)含量:30重量%;マトリ
ックス(連続相)中のアクリロニトリル/スチレン比=
25/75(重量比); マトリックスの数平均分子量:32,000 ・SAN樹脂:公知の塊状重合法により調製;アクリロ
ニトリル/スチレン比=23/77(重量比); 数平均分子量:38,000 ・カーボンブラック:市販品を使用(平均粒径に応じ下
記のものを使用した) CB−1:20nm CB−2:68nm CB−3:14nm ・酸化チタン:白色顔料として市販品を使用 実施例1〜6、比較例1〜3 表1に示す各成分で構成される樹脂組成物を調製し、上
記の方法により評価した。結果を表1に示す。
重量部、粒径20nmのカーボンブラックを0.5重量
部、酸化チタンを0.2重量部配合した樹脂組成物であ
る。LC=13.5A,SP=400mm/秒、QS=
8kHzの条件で、非常に良好な白いマーキングが実現
した。実施例2は、実施例1においてカーボンブラック
の粒径を68nmに変えたものである。若干の衝撃強度
の低下が認められたものの、実施例1と同じ白さのマー
キングが得られた。実施例3は、実施例1においてカー
ボンブラックの粒径を14nmに変えたものである。実
施例1と比べ若干ではあるが、マーキングの白色度が僅
かに低下したが、実用的には問題のない白さであった。
実施例4は、実施例1においてABS樹脂の一部をSA
N樹脂に置き換えた組成物である(樹脂全体に占めるゴ
ム成分の量が40%低減)。アイゾット衝撃強度および
マーキングの白色度が若干低下したが、実用的に問題は
ない。
PMMAの配合量を低減したものである。マーキングの
白色度は実施例4と同じであった。実施例6は、実施例
1においてPMMAとABSとの比を70/30に変更
したものである。アイゾット衝撃強度は実施例1と比べ
て若干低いものの、マーキングの白色度は非常に優れて
いた。比較例1は、PMMA50重量部、ABS樹脂5
0重量部を配合した樹脂組成物である。この組成物にレ
ーザー光線を照射したところ、マーキングは不可能であ
った。比較例2は、ABS樹脂に実施例1と同じ顔料を
組み合わせた樹脂組成物である。この組成物では、マー
キングは可能であるものの、茶色に、または黒く焼けて
しまい、いかなるレーザーの照射条件下においても白色
マーキングは達成不可能であった。
料を組み合わせた樹脂組成物である。この組成物では、
白色度の高いマーキングはされたものの、衝撃強度が低
く、キーボードのキーキャップ等の用途には明らかに不
向きである。
記の方法により評価した。結果を表2に示す。
ンブラックを0.1重量部添加したものである。LC=
14.0A、SP=400mm/秒、QS=8kHz
で、良好な白いマーキングを実現した。
5重量部添加したものであるが、実施例7よりも優れた
白色マーキング性を示した。
おいて、染顔料(カーボンブラック及び酸化チタン)の
濃度をそれぞれ3倍および5倍にしたものである。濃度
の増大に従って、マーキングの白さは低下していくもの
の、衝撃強度が高く、用途によっては実用可能である。
比較例4は、実施例1の樹脂組成物からカーボンブラッ
クを省いたものである。マーキングは可能であったもの
の、低いLCでは発泡せず、高いLCでは樹脂が焼けて
しまい、結果として白色マーキングは不可能であった。
Claims (16)
- 【請求項1】 アクリル系樹脂A、スチレン系樹脂Bお
よび黒色染顔料Cを含み、レーザー光線の照射により白
色マーキングが可能な白色マーキング用樹脂組成物。 - 【請求項2】 樹脂Aと樹脂Bとの割合が、前者/後者
(重量比)=1/99〜99/1であり、黒色染顔料C
の割合が、樹脂Aと樹脂Bの総量100重量部に対して
0.01〜3重量部である請求項1記載の白色マーキン
グ用樹脂組成物。 - 【請求項3】 樹脂Aと樹脂Bを構成する単量体のう
ち、アクリル系単量体の占める割合が総計20〜80重
量%である請求項1記載の白色マーキング用樹脂組成
物。 - 【請求項4】 さらに、白色染顔料Dを含む請求項1記
載の白色マーキング用樹脂組成物。 - 【請求項5】 白色染顔料Dの割合が、樹脂Aと樹脂B
の総量100重量部に対して0.01〜10重量部であ
る請求項4記載の白色マーキング用樹脂組成物。 - 【請求項6】 樹脂Aがポリメタクリル酸メチルである
請求項1記載の白色マーキング用樹脂組成物。 - 【請求項7】 樹脂Aの数平均分子量が50000〜1
50000である請求項1記載の白色マーキング用樹脂
組成物。 - 【請求項8】 樹脂Bがゴム変性スチレン系樹脂である
請求項1記載の白色マーキング性樹脂組成物。 - 【請求項9】 樹脂Bが、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合体、またはアクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン共重合体とアクリロニトリル−スチレ
ン共重合体との混合物である請求項1記載の白色マーキ
ング用樹脂組成物。 - 【請求項10】 樹脂B全体におけるアクリロニトリル
単量体単位とスチレン単量体単位との構成比率が、前者
/後者(重量比)=15/85〜28/72である請求
項9記載の白色マーキング用樹脂組成物。 - 【請求項11】 (a)樹脂Bを構成する重合体が均一
系樹脂の場合においては前記重合体の数平均分子量、
(b)樹脂Bを構成する重合体が連続相と分散相とで構
成される不均一系樹脂の場合においては前記連続相を構
成するマトリックス成分の数平均分子量が、30000
〜100000である請求項1記載の白色マーキング用
樹脂組成物。 - 【請求項12】 黒色染顔料Cがカーボンブラックであ
る請求項1記載の白色マーキング用樹脂組成物。 - 【請求項13】 カーボンブラックの平均粒径が10〜
90nmである請求項12記載の白色マーキング用樹脂
組成物。 - 【請求項14】 白色染顔料Dが酸化チタンである請求
項4記載の白色マーキング用樹脂組成物。 - 【請求項15】 アクリル系樹脂A、ゴム変性スチレン
系樹脂B1、黒色染顔料C及び白色染顔料Dを含み、レー
ザー光線の照射により白色マーキングが可能な樹脂組成
物であって、黒色染顔料Cおよび白色染顔料Dの量が、
樹脂Aおよび樹脂B1の総量100重量部に対して、それ
ぞれ0.02〜2重量部および0.05〜5重量部であ
る白色マーキング用樹脂組成物。 - 【請求項16】 アクリル系樹脂Aがメタクリル酸メチ
ルを構成単量体として含むポリマーA1であり、樹脂A1と
樹脂B1との比が、前者/後者(重量比)=10/90〜
90/10、黒色染顔料Cと白色染顔料Dとの総量が、
樹脂A及び樹脂B1の総量100重量部に対して0.1〜
5重量部である請求項15記載の白色マーキング用樹脂
組成物。
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