JPH1115907A - バーコードスキャナおよびバーコード読み取り方法 - Google Patents

バーコードスキャナおよびバーコード読み取り方法

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JPH1115907A
JPH1115907A JP16268297A JP16268297A JPH1115907A JP H1115907 A JPH1115907 A JP H1115907A JP 16268297 A JP16268297 A JP 16268297A JP 16268297 A JP16268297 A JP 16268297A JP H1115907 A JPH1115907 A JP H1115907A
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reading
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barcode
scanner
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JP16268297A
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Shintaro Ohashi
慎太郎 大橋
Kazuo Fukunaga
和夫 福永
Yuujirou Yoshida
雄治郎 吉田
Matsuo Shironaga
松夫 白永
Hiroyuki Kawasaki
博幸 川崎
Takashi Nakamura
隆 中村
Tadao Tatezuki
忠夫 竪月
Minoru Masuda
増田  稔
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10544Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum
    • G06K7/10821Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum further details of bar or optical code scanning devices
    • G06K7/10881Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum further details of bar or optical code scanning devices constructional details of hand-held scanners

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、バーコードスキャナに関する発明で
あり、バーコードに二重読みあるいは読取漏れを防止す
ることを目的とする。 【構成】バーコードリーダ10に、バーコードが付され
た物品にマークを施すマーキング手段14を一体的に設
けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物品に付された
バーコードを読み取るバーコードスキャナおよびバーコ
ード読み取り方法に関し、例えば運輸業や流通業におけ
る物品配送センター等において、入荷物品に付された伝
票上のバーコードを読み取り、読み取り完了したバーコ
ードにマ−キングを施したり、数量を入力するような付
随作業を伴う場合に、作業者にとって、操作性が良く、
片手で作業可能としたバーコードスキャナおよびバーコ
ード読み取り方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】運輸業や流通業においては、取り扱う物
品にバーコードを付し、集荷、配送、など様々な作業段
階で、物品に付されたバーコードをスキャナによって読
み取り、その結果をコンピュータに入力することにより
コンピュータ処理を利用し、作業効率の改善等をはかっ
ている。
【0003】例えば、以下のような様々な場面でバーコ
ードの読み取りが行われる。 (1)宅配便などの運輸業においては、各代理店で顧客
より配達を依頼された物品を、配送ターミナルに集荷
し、配達地域毎に仕分けする作業が行われる。第8図
(A)はこのような配送システムの構成および配送ター
ミナルにおける作業を説明するための図であり、各代理
店101において顧客から配達を依頼された物品は、最
寄りの配送ターミナル102a,102bに集荷され、
配達の宛先に近い最寄りの配送ターミナル103a,1
03bに輸送される。配送ターミナル103a,103
bでは、輸送されてきた物品の検品を行い、配達地域別
に仕分けし、各配達先に配達するシステムとなってい
る。
【0004】各代理店101から入荷する物品にはそれ
ぞれ、バーコードが印刷された伝票が個々に貼付されて
おり、配送ターミナル102a,102bでは、作業員
が、バーコードスキャナ104により物品に貼付された
伝票からバーコードを読み取り、配達の宛先に応じて最
寄りの配送ターミナル103a,103b別に仕分け
し、配送ターミナル別仕分棚105にストックする。
【0005】配送ターミナル103a,103bにおい
ては、各配送ターミナル102a,102bから輸送さ
れた物品を検品し、配送地区毎に仕分けする。作業員
は、バーコードスキャナ104により入荷品に貼付され
た伝票からバーコードを読み取り、検品を行ない、配送
地域別の仕分棚109に物品を仕分けする。配送地域別
仕分棚109に仕分けされた物品は、地域毎に輸送車に
積み込まれ、顧客指定の配送先に届けられる。
【0006】各配送ターミナル102a〜103bにお
いて、バーコードスキャナ104により読み取られた各
物品のバーコード情報は、光アダプタ106や無線を利
用し、各配送ターミナルのコンピュータ107に読み込
み、取扱い物品リストの作成等に供される。また、各配
送ターミナルのコンピュータ107に読み込まれた情報
は、通信回線等を介して、本社,営業所のコンピュータ
58に送られ事務処理に供される。
【0007】物品に貼付されたバーコードは、代理店1
01から集荷される段階や、配送ターミナル102a,
102bに集荷される段階など、作業の各段階でバーコ
ードスキャナにより読み取られ、データは本社・営業所
コンピュータ108に収集される。作業の各段階でバー
コードを読み取り、コンピュータにデータを収集する意
味は、物品が配送途中のどの場所に存在するかを把握
し、顧客からの問合わせに即応できるようするためであ
る。
【0008】顧客への配送の最終段階である配送ターミ
ナル103a,103bにおける検品作業では、作業者
が同一の物品のバーコードを2重に読み取ることがない
よう、また、作業者が読み取るべき物品のバーコードを
読み取り漏れしないようにすることが必要であり、作業
者が目視により一瞥して読み取り済の物品と未読み取り
の物品を区別できるようにすることが要求される。
【0009】このため、第8図(B)に示すように、作
業者110が片手にバーコードスキャナ111を持ち、
他方の手に赤マジックペンなどのマーキングペン112
を持ち、バーコードスキャナ111で物品113に付さ
れたバーコード114を読み取り、読み取りが完了した
ら、バーコード114の近傍にマーキングペン112
で、読み取りが完了したことを示すマーク115をつけ
ることが行われており、これにより一度読み取った物品
と、読み取りしていない物品を容易に区別できるように
している。 (2)航空貨物を扱う運輸業においては、各国の運輸業
者から委託を受け、通関手続き、顧客への貨物配送を行
っている。空港の荷受け現場では、航空機から降ろされ
た貨物(物品)の入荷,検品が行われる。
【0010】この場合も、各国運輸業者から通関,配達
を委託される物品には、バーコードが印刷された伝票が
個々に貼付されており、荷受け現場では、バーコードス
キャナにより入荷品に貼付された伝票からバーコードを
読み取り、検品を行い、委託元からの発送リストとの照
合、通関リストの作成などを行う。この際、物品に破損
等が発見された場合には、破損ありなどの付帯情報をバ
ーコードスキャナに入力する。 (3)スーパーマーケットなど流通業における配送セン
タでは、各店舗毎に、どの商品を何個供給するかをリス
トしたピックアップリストを作成し、配送作業を行って
いる。
【0011】配送センタには、取扱い商品が、商品別に
コンテナ、棚などにストックされており、作業者はピッ
クアップリストに基づいて、各商品のストック場所を周
り、指定された商品を指定された個数ピックアップし、
店舗配送用コンテナ内に積み込む。輸送者はこのコンテ
ナを各店舗に配送する。このピックアップ作業において
作業者は、商品に貼付されたバーコードを読み取り、ピ
ックアップした個数をバーコードスキャナに入力する作
業を行う。 (4)スーパーマーケットにおける商品の棚卸し作業で
は、店頭の商品棚や倉庫の在庫商品をバーコードスキャ
ナにより読み取り、その個数をバーコードスキャナに入
力し、このデータをコンピュータに収集して棚卸し処理
をしている。
【0012】以上のような作業において、物品に付され
たバーコードの読み取りには、作業者が、動きながら、
容易に扱えることが要求されるため、多くの場合、携帯
型のバーコードスキャナが使用される。携帯型のバーコ
ードスキャナには、 ペン先に相当する部分からバーコードに読み取り光を
当て、反射光を受光してバーコードを読み取るペンタイ
プのバーコードスキャナ、 バーコードにスキャナを接して読み取り光を当て、反
射光を受光してバーコードを読み取るタッチ型(接触
型)のバーコードスキャナ、 バーコード近傍にスキャナを近づけ、読み取り光を走
査し、反射光を受光してバーコードを読み取るガンタイ
プのバーコードスキャナなどがある。
【0013】いづれのバーコードスキャナを使用するに
しても、前記のような作業においては、 イ.作業者が同一の物品のバーコードを2重に読み取る
ことがないようにすること、 ロ.作業者が読み取るべき物品のバーコードを読み取り
漏れしないようにすること、 ハ.2重読み取り、読み取り漏れを防ぐため、作業者が
バーコードスキャナにより一度読み取った物品と、読み
取りしていない物品を容易に区別できるようにするこ
と、
が必要である。
【0014】(A)従来、このためには、第8図により
説明したように、作業者が片手にバーコードスキャナを
持ち、他方の手に赤マジックペンなどのマーキングペン
を持ち、バーコードスキャナで物品に付されたバーコー
ドを読み取り、読み取りが完了したら、バーコードの近
傍にマーキングペンで、読み取りが完了したことを示す
マークをつけることが行われている。 ニ.また、上記(2),(3),(4)のような作業に
おいては、バーコード読み取りを行った物品の個数や入
荷時の物品破損などの付帯情報を入力することが要求さ
れるため、作業者が容易に、片手で、バーコード読み取
り、数値入力操作ができるバーコードスキャナが望まし
い。
【0015】(B)従来、バーコードスキャナによって
読み取った物品の数量等の付帯情報を入力する場合、例
えば、ガンタイプのバーコードスキャナにあっては、ス
キャナ上面に設けられた数値キーを操作することによっ
て数値入力する構成、あるいは、入力する数値に相当す
る回数だけボタンを操作する構成などが採用されてい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(A)の従来技術においては、作業者がバーコードスキ
ャナにより読み取った物品には、マーキングペンにより
バーコードの近傍にマーク付すものであるから、作業者
が物品を目視することにより、一瞥して読み取りの完了
した物品であるか、未読み取りの物品であるか区別をす
ることができ、2重読み取りや読み取り漏れを防ぐこと
ができるが、作業者にとっては、バーコードスキャナと
マーキングペンの双方を持って作業することが要求さ
れ、操作性が悪く、作業能率に限界があるという問題が
あった。
【0017】この問題は、前記(B)の従来技術におい
て、作業者がバーコードスキャナにより、物品のバーコ
ードを読み取り、その物品の数量を入力するなどの付随
作業を行う場合においても共通する問題であり、バーコ
ードスキャナに設けられた数値キーにより数値を入力す
る例では、バーコードスキャナを両手で操作するため、
作業能率に限界があり、また、入力する数量に相当する
回数、バーコードスキャナに設けられたボタンを操作す
る例では、入力する数値が大きい時には作業者の負担が
大きく、能率的でないという問題があった。
【0018】従って、この発明は、運輸業や流通業にお
いて、取り扱う物品に付されたバーコードをバーコード
スキャナによって読み取り、読み取り完了したバーコー
ドにマ−キングを施したり、数量を入力するような付随
作業を伴う場合に、作業者にとって、操作性が良く、片
手で作業を行うことができるようなバーコードスキャナ
およびバーコード読み取りチェック方法を提供すること
を目的とするものである。
【0019】具体的には、 イ.作業者が同一の物品のバーコードを2重に読み取る
ことがないようにすること、 ロ.作業者が読み取るべき物品のバーコードを読み取り
漏れしないようにすること、 ハ.2重読み取り、読み取り漏れを防ぐため、作業者が
バーコードスキャナにより一度読み取った物品と、読み
取りしていない物品を容易に区別できるようにするこ
と、
ができ、作業者が容易に、片手で操作ことができるバ
ーコードスキャナおよび 読み取りチェック方法を提供
すること、 ニ.バーコード読み取りを行った物品の個数等を入力す
る際、作業者が容易に、片手で、バーコードを読み取
り、数値等の入力操作ができるバーコードスキャナを提
供することをを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明は、物品に付されたバーコードに、読み
取り光を照射し、バーコードからの反射光を検出して、
バーコードを読み取るバーコードスキャナにおいて、バ
ーコードスキャナ本体に、マーキング手段を一体に設け
たことを特徴とするバーコードスキャナであって、マー
キング手段は、インクジェット発射手段、または、イン
クを含ませたスタンプ手段、または、マーキングペンに
より構成したバーコードスキャナを特徴とする。
【0021】また、この発明は、マーキング手段を、バ
ーコードの読み取り完了により発生されるマーキング手
段駆動信号S、または、マーキング手段駆動スイッチに
より動作するよう構成したバーコードスキャナを特徴と
する。更に、この発明は、バーコードスキャナにより、
物品に貼付されたバーコードを読み取る作業を行う、作
業場所近傍に、数値を記録した数表を設置し、前記バー
コードを読み取った後、バーコードスキャナにより数表
から所望の数値を読み取り、対応する物品に関する付帯
情報を前記バーコードスキャナに入力するバーコード読
み取り方法を特徴とする。
【0022】この発明のバーコードスキャナは、上述の
構成としたため、作業者は、片手で容易にバーコードス
キャナ10を操作し、取り扱う物品に付されたバーコー
ドを読み取り、読み取り完了したバーコードにマ−キン
グを施したり、バーコードを読み取った物品の数量を入
力すような付随作業を、操作性良く行うことが可能とな
る。
【0023】このため、イ.作業者がバーコードスキャ
ナにより一度読み取った物品と、読み取りしていない物
品を容易に区別でき、ロ.同一の物品のバーコードを2
重に読み取ること、ハ.読み取るべき物品のバーコード
を読み取り漏れ等の不都合を防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明に係るバーコードスキャ
ナおよびバーコード読み取り方法について、実施例を挙
げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。以
下の説明において、同一部分は同一の参照符号を付して
説明する。第1図ないし第3図は、この発明に係わるバ
ーコードスキャナ10の第1の実施例の構成を示す図で
ある。図中、11はバーコードスキャナ本体であり、1
2は作業者がバーコードスキャナ10を操作する際の握
り部となるグリップである。グリップ12のバーコード
スキャナ本体11への付け根部分には、引き金状の読み
取りスイッチ13が設けられている。
【0025】作業者はグリップ12を握り、読み取るべ
きバーコードに対向するよう(矢印Aの方向)にバーコ
ードスキャナ10を向け、引き金状の読み取りスイッチ
13を操作することにより、レーザ光発光部からのレー
ザ光がバーコードを走査し、レーザ光受光部により当該
バーコードからの反射ビームを検出して読み取りを行
う。
【0026】バーコードスキャナ本体11の上面(紙面
の裏面側)には、一般的には、数値キー(テンキー)が
設けられており、読み取ったバーコードの物品個数など
を数値入力する付帯作業を行う場合に用いられる。バー
コードスキャナ本体11は、第2図に示すように、バー
コードに読み取り光であるレーザ光を照射するための発
光部21と、バーコードからの反射光を検出する受光部
22と、発光部21および受光部22を駆動するための
受発光駆動部24と、受光部22からの検出信号をアナ
ログ/デジタル変換し、読み取りデータに変換するA/
D変換・データ変換部25と、制御部26と、マーキン
グ手段23と、インターフエース(IF)部27とから
構成されている。
【0027】制御部26は、読み取りスイッチ13が操
作されると受発光駆動部24を駆動し、発光部21から
レーザ光を発光、走査し、バーコードに照射する。バー
コードから反射したレーザ光は、受光部22により受
光、検出される。受光部22からの検出信号はA/D変
換・データ変換部25によりアナログ/デジタル変換さ
れ、読み取りデータに変換される。
【0028】インターフエース(IF)部27は、バー
コードスキャナ10とホストコンピュータ(ワークステ
ーションやサーバーであってもよい)との間でのデータ
送受信に用いられるものであって、例えばバーコード読
み取りデータは、インターフエース(IF)部27を介
してホストコンピュータに送信される。このインターフ
エース(IF)部27は、携帯型のバーコードスキャナ
にあっては、一般的には光アダプタや無線が使用され、
例えば、読み取りデータ信号を光信号に変換し、ホスト
コンピュータからの光信号を電気信号に変換する信号変
換回路を等を含んで構成される。
【0029】制御部26は、バーコードの読み取りデー
タをチェックし、読み取り失敗の場合は、再度発光部2
1からレーザ光を発光、走査し、バーコードの再読み取
りを行う。正常にバーコードの読み取りが行われると、
制御部26は、マーキング手段駆動信号Sを発し、マー
キング手段23を動作させる。バーコードスキャナ本体
11には、第1図に示すように、マーキング手段23と
してインクジェット発射手段14が設けられ、バーコー
ドの読み取りが正常に完了して、制御部26からのマー
キング手段駆動信号Sが発生されると、インクジェット
発射手段14が作動し、インクジェット噴射ノズル14
aからインクジェットが矢印Aの方向に噴射され、読み
取り対象のバーコード近傍にインク滴によるマークを付
すことができる。
【0030】なお、15はインク滴の跳ね返りによるバ
ーコードスキャナ本体11の読み取り面の汚れを防ぐた
めの跳ね返り防止部材である。マーキング手段23とし
てのインクジェット発射手段14は、第3図のように構
成される。第3図において、31はインクジェット発射
ノズル14aを構成する記録ヘッドで、ピエゾ振動子3
2a、振動板32b、記録液であるインクの流入口3
3、液室34、吐出口(オリフィス)35を有してい
る。
【0031】液室34内には、貯留タンク36に蓄えら
れた記録液(インク)37が、供給管38によって導入
される。供給管38には、場合によって、ポンプあるい
はフィルタ等の中間部材39が設けられることもある。
ピエゾ振動子32aには、信号処理手段(例えばパルス
変換器)31aによって、マーキング手段駆動信号S
(第2図参照)からパルスに変換された信号が印加さ
れ、液室34内の記録液に圧力変化が生じる。その結
果、記録液(インク)37は吐出口(オリフィス)35
から液滴(インク滴)37aとなって吐出し、記録面P
にインク滴によるマークが記録される。
【0032】インク滴37の飛距離、大きさ(記録面へ
のマーク大きさ)は、記録ヘッド31の構造寸法とピエ
ゾ振動子32aに印加するパルス電圧、吐出口(オリフ
ィス)35の構造等によって決定することができる。従
って作業者は、前記したようにバーコードスキャナ10
の読み取りスイッチ13を操作してバーコード読み取り
を行い、バーコードの読み取りが正常に完了すると自動
的に、マーキング手段23であるインクジェット発射手
段14が作動し、読み取り対象のバーコード近傍にイン
ク滴によるマークを付すことができる。この構成によれ
ば、誤ってインクジェット発射手段14が作動すること
がなく、作業者の負担も増加しない。
【0033】なお、第1図ないし第3図の実施例におい
ては、正常にバーコードの読み取りが行われると、制御
部26がマーキング手段駆動信号Sを発し、マーキング
手段23を動作させる構成を示したが、バーコードスキ
ャナ本体11のグリップ部12にインクジェット発射ス
イッチを設け、バーコードの読み取りが完了したことを
確認した後、このインクジェット発射スイッチを操作す
ることにより、インクジェット噴射ノズル14aからイ
ンクジェットを矢印Aの方向に噴射するように構成する
ことも可能である。
【0034】この場合、作業者は、読み取りスイッチ1
3と、インクジェット発射スイッチを連続的に操作し
て、バーコード読み取りと、インク滴によるマーキング
を連続して行うことも可能である。読み取りスイッチ1
3の操作によるバーコードの読み取りに失敗し、読み取
り完了表示が行われない場合は、再度読み取りスイッチ
13を操作し、バーコードの再読み取りを行えばよい。
【0035】第1図ないし第3図に示すバーコードスキ
ャナは、以上のような構成、動作を行うものであるか
ら、作業者は、片手で容易にバーコードスキャナ10を
操作し、取り扱う物品に付されたバーコードを読み取
り、読み取り完了したバーコードにマ−キングを施すよ
うな付随作業を操作性良く行うことが可能となる。この
ため、イ.作業者がバーコードスキャナにより一度読み
取った物品と、読み取りしていない物品を容易に区別で
き、ロ.同一の物品のバーコードを2重に読み取るこ
と、ハ.読み取るべき物品のバーコードを読み取り漏れ
等の不都合を防止することができる。
【0036】第4図(A)、(B)は、この発明に係わ
るバーコードスキャナ10の第2の実施例の構成を示す
図である。図中、11はバーコードスキャナ本体、12
はグリップ部、13は読み取りスイッチであり、これら
の構成および操作は第1の実施例と同様であり、バーコ
ードスキャナ本体11の内部回路等の構成は第2図の構
成と同様である。
【0037】バーコードスキャナ本体11には、マーキ
ング手段23としてインクを含ませたスタンプ手段1
4’が設けられ、バーコードスキャナによるバーコード
の読み取りが正常に完了すると、制御部26からマーキ
ング手段駆動信号Sが発せられ(第2図参照)、スタン
プ手段14’を構成するスタンプガイドおよびスタンプ
部14a’を矢印Aの方向に駆動し、読み取り対象のバ
ーコード近傍にスタンプによるマークを付すことができ
る。
【0038】スタンプ手段14’は、スタンプガイドお
よびスタンプ部14a’にインクを含ませるスタンプ台
14c’と、スタンプ台14c’にインクを供給するた
めのインク収納部14b’、14b’とからなり、スタ
ンプガイドおよびスタンプ部14a’は、バーコードス
キャナ本体11に設けられた溝14d’に規制されて、
矢印A、矢印B方向(図の左右方向)に移動、復帰する
構成となっている。
【0039】スタンプガイドおよびスタンプ部14a’
は、通常時には第4図(B)に示すように、ロック部材
14f’により規制されて、圧縮状態にされたスプリン
グ14e’によってスタンプ台14c’に接する位置
(図の位置Y)に保持されている。バーコードスキャナ
によるバーコードの読み取りが正常に完了すると、制御
部26からマーキング手段駆動信号Sが発せられ(第2
図参照)ると、ロック部材14f’が解除され、スプリ
ング14e’が伸び、スタンプガイドおよびスタンプ部
14a’は矢印A方向に移動し、図の位置Xに移動し、
スタンプ部14a’に含ませたインクにより、読み取っ
たバーコードの近傍にマークを施すことができる。
【0040】次に、矢印A方向に移動したスタンプガイ
ドおよびスタンプ部14a’は、スプリング14e’の
戻り力によって、矢印B方向に戻り、ロック部材14
f’を回動させる。ロック部材14fは、矢印B方向へ
の回動はフリーな構造としておくことにより、スプリン
グ14e’の戻り力によって図の位置Yに戻ってきたス
タンプガイドおよびスタンプ部14a’がもとの位置に
保持される。
【0041】スタンプガイドおよびスタンプ部14a’
の移動距離(図の位置XとYとの間の距離)は、スプリ
ング14e’の弾性定数によって調整でき、10cm程
度の移動、復帰機構であれば、充分に実現可能である。
従って、作業者は、前記したようにバーコードスキャナ
10の読み取りスイッチ13を操作してバーコード読み
取りを行い、バーコードの読み取りが正常に完了すると
自動的に、マーキング手段23であるスタンプ手段1
4’が作動し、読み取り対象のバーコード近傍にスタン
プによるマークを付すことができる なお、第4図(A)、(B)の実施例においては、スタ
ンプガイドおよびスタンプ部14a’とインク収納部1
4b’からインクが供給されるスタンプ台14c’とが
別体に分離した構造を示したが、これらを一体とした構
造にすることも可能である。
【0042】また、この実施例においては、正常にバー
コードの読み取りが行われると、制御部26がマーキン
グ手段駆動信号Sを発し、マーキング手段23であるス
タンプ手段14’を動作させる構成を示したが、バーコ
ードスキャナ本体11のグリップ部12にスタンプ手段
駆動スイッチを設け、バーコードの読み取りが完了した
ことを確認した後、このスタンプ手段駆動スイッチを操
作することにより、ロック部材14f’を解除し、スタ
ンプ手段14’を矢印Aの方向に駆動するように構成す
ることも可能である。
【0043】この場合、作業者は、読み取りスイッチ1
3と、スタンプ手段駆動スイッチを連続的に操作して、
バーコード読み取りと、スタンプ手段14’によるマー
キングを連続して行うことも可能である。読み取りスイ
ッチ13の操作によるバーコードの読み取りに失敗し、
読み取り完了表示が行われない場合は、再度読み取りス
イッチ13を操作し、バーコードの再読み取りを行えば
よい。
【0044】第4図(A)、(B)に示すバーコードス
キャナは、以上のような構成、動作を行うものであるか
ら、作業者は、片手で容易にバーコードスキャナ10を
操作し、取り扱う物品に付されたバーコードを読み取
り、読み取り完了したバーコードにマ−キングを施すよ
うな付随作業を操作性良く行うことが可能となる。この
ため、イ.作業者がバーコードスキャナにより一度読み
取った物品と、読み取りしていない物品を容易に区別で
き、ロ.同一の物品のバーコードを2重に読み取るこ
と、ハ.読み取るべき物品のバーコードを読み取り漏れ
等の不都合を防止することができる。
【0045】この実施例において、スタンプ手段14’
は、バーコードスキャナ本体11の読み取り面からやや
前方(第4図矢印A方向)に突出させてスタンプ部を固
定した状態で設け、マーキングを施す際に、作業者がバ
ーコードスキャナ本体11の読み取り面をバーコード近
傍に接触することでスタンプ手段14’の駆動を行い、
マークを付すことができるように構成してもよい。
【0046】この場合、スタンプ手段14’を矢印A、
B方向に移動、復帰させるバネ駆動の構造、および、制
御部26のマーキング手段駆動信号S(第2図参照)を
省くことができ、バーコードスキャナ10の構成を簡略
化することができる。また、この実施例において、スタ
ンプ手段14’の大きさ、形状、設置位置は任意であ
り、必ずしもバーコードスキャナの読み取り面の周囲を
囲む形状である必要はない。
【0047】第5図(A)、(B)は、この発明に係わ
るバーコードスキャナ10の第3の実施例の構成を示す
図である。図中、11はバーコードスキャナ本体、12
はグリップ部、13は読み取りスイッチであり、これら
の構成および操作は第1、第2の実施例と同様である。
第5図(A)において、バーコードスキャナ本体11に
は、マーキング手段23としてのマーキングペン14”
を設けたものであり、マーキングペン14”は、バーコ
ードスキャナ本体11に設けられた支持部材14b”に
より保持され、着脱手段であるフアスナー14a”によ
り着脱、交換可能な構造としてある。
【0048】第5図(B)は、マーキング手段23とし
てのマーキングペン14”、支持部材14b”、フアス
ナー14c”を、バーコードスキャナ本体11とは別体
として構成し、バーコードスキャナ10のオプションと
してマーキング作業が必要な場合に、バーコードスキャ
ナ10に取付け可能としてものである。そのため、支持
部材14b”には、マーキングペン14”をバーコード
スキャナ本体の読み取り面近傍に取り付けるための取り
付け治具14d”を設けて構成したものであり、取り付
け治具14d”は、例えば、図示のようにベルト構造で
構成することができ、ベルトにはバーコードスキャナ本
体11に締め付けるためのフアスナー14e”が設けら
れている。
【0049】従って作業者は、バーコードスキャナ10
の読み取りスイッチ13を操作してバーコード読み取り
を行い、バーコードの読み取り完了表示を確認した後、
バーコードスキャナ本体11に設けたマーキングペンを
バーコード近傍に接触し、任意の形状のマークを付すこ
とができる。また、作業者は、バーコードの読み取り完
了表示を確認することなく、読み取りスイッチ13を操
作した後、連続してバーコードスキャナ本体11に設け
たマーキングペンをバーコード近傍に接触しマーキング
することもできる。この場合、読み取りスイッチ13の
操作によるバーコードの読み取りに失敗し、読み取り完
了表示が点灯しない場合は、再度読み取りスイッチ13
を操作し、バーコードの再読み取りを行えばよい。
【0050】この実施例において、マーキングは、作業
者がバーコードスキャナ本体11の読み取り面をバーコ
ード近傍に近づけ、マーキングペン14”の操作を行
い、マークを付す構成であるため、制御部26のマーキ
ング手段駆動信号S(第2図参照)を省くことができ、
バーコードスキャナ10の構成を簡略化することができ
る。
【0051】第5図(A)、(B)に示すバーコードス
キャナは、以上のような構成、動作を行うものであるか
ら、作業者は、片手で容易にバーコードスキャナ10を
操作し、取り扱う物品に付されたバーコードを読み取
り、読み取り完了したバーコードにマ−キングを施すよ
うな付随作業を操作性良く行うことが可能となる。この
ため、イ.作業者がバーコードスキャナにより一度読み
取った物品と、読み取りしていない物品を容易に区別で
き、ロ.同一の物品のバーコードを2重に読み取るこ
と、ハ.読み取るべき物品のバーコードを読み取り漏れ
等の不都合を防止することができる。
【0052】第6図は、この発明に係わるバーコードス
キャナ10の第4の実施例の構成を示す図である。図
中、11はバーコードスキャナ本体であって、その内部
回路の構成は、第2図の構成と同様である。バーコード
スキャナ本体11は、携帯電話機等と同様、使用者(作
業者)が片手で握ることができるような平たい筒状の、
面取りした直方体形状をなしており、上面には作業者が
片手でバーコードスキャナ本体11を握り、握った手の
指(親指等)で操作可能な範囲に押しボタン状の読み取
りスイッチ13が設けられている。
【0053】作業者はバーコードスイッチ本体11を片
手で握り、読み取るべきバーコードに対向するよう(矢
印Aの方向)にバーコードスキャナを向け、親指等によ
り、読み取りスイッチ13を操作することにより、発光
部21(第2図参照)からのレーザ光がバーコードを走
査し、受光部22(第2図参照)により当該バーコード
からの反射ビームを検出して読み取りを行う。
【0054】バーコードスキャナ本体11の上面には、
読み取りスイッチ13と同様、作業者がバーコードスキ
ャナを握った手の指(親指)で操作可能な範囲に数値キ
ー(テンキー)15が設けられている。この実施例にお
いて、バーコードスキャナ本体11の側面には、マーキ
ング手段としてマーキングペン14”を設けてあり、マ
ーキングペン14”はフアスナー14a”により交換可
能な構造としてある。
【0055】従って作業者は、バーコードスキャナ10
の読み取りスイッチ13を操作してバーコード読み取り
を行い、バーコードの読み取り完了表示を確認した後、
バーコードスキャナ本体11に設けたマーキングペンを
バーコード近傍に接触し、任意の形状のマークを付すこ
とができる。また、作業者は、バーコードの読み取り完
了表示を確認することなく、読み取りスイッチ13を操
作した後、連続してバーコードスキャナ本体11に設け
たマーキングペンをバーコード近傍に接触しマーキング
することもできる。この場合、読み取りスイッチ13の
操作によるバーコードの読み取りに失敗し、読み取り完
了表示が点灯しない場合は、再度読み取りスイッチ13
を操作し、バーコードの再読み取りを行えばよい。
【0056】このマーキングペン14”は、第5図
(B)に示すと同様に、マーキングが必要な作業の場合
に、バーコードスキャナ本体11にオプションとして取
り付けるように構成できることは勿論である。また、読
み取ったバーコードの物品個数などを数値入力するよう
な付随作業が必要な場合、作業者は、親指等により任意
の数値キーを操作する。例えば、36を入力する場合
は、数値キー3を操作し、続いて数値キー6を操作する
ことにより、入力を行うことができる。バーコードの読
み取りと数値入力の切り換えには、モード切り換えスイ
ッチ16を設け、このスイッチの操作により切り換え制
御することができる。
【0057】第6図に示すバーコードスキャナは、以上
のような構成、動作を行うものであるから、作業者は、
片手で容易にバーコードスキャナ10を操作し、取り扱
う物品に付されたバーコードを読み取り、読み取り完了
したバーコードにマ−キングを施し、あるいは、物品の
個数を入力するような付随作業を、操作性良く行うこと
が可能となる。
【0058】このため、イ.作業者がバーコードスキャ
ナにより一度読み取った物品と、読み取りしていない物
品を容易に区別でき、ロ.同一の物品のバーコードを2
重に読み取ること、ハ.読み取るべき物品のバーコード
を読み取り漏れ等の不都合を防止することができ、ニ.
バーコード読み取りを行った物品の個数等を入力する
際、作業者が容易に、片手で、バーコードを読み取り、
数値等の入力操作ができる。
【0059】第7図(A)、(B)は、第6図に示すバ
ーコードスキャナや通常のバーコードスキャナを用い、
バーコードの読み取りに付随して数値入力等の付随作業
を行う本発明のバーコード読み取り方法の実施例を示す
図である。第7図(A)は、スーパーマケット、コンビ
ニエンスストアチェーンなど流通業における配送センタ
の構成を示す図である。配送センタ70には、取り扱い
商品が商品別にコンテナ71,71(棚であってもよ
い)にストックされており、作業者は、店舗対応のピッ
クアップコンテナ72を移動させながら、各商品コンテ
ナ71を回り、店舗毎の商品ピックアップリストに基づ
いて、指定された商品を、指定された数量、ピックアッ
プコンテナ72に集め、配送車に積み込む作業を行う。
【0060】商品をピックアップする際には、バーコー
ドスキャナにより、商品に貼付されたバーコードを読み
取り、商品ピックアップリストに指定された数量の商品
をピックアップコンテナ72に積込み、バーコードスキ
ャナには、ピックアップした商品の数量を入力する。バ
ーコードスキャナにより読み取られた商品バーコード
と、商品数量データは、コンピュータに入力され、商品
ピックアップリストとの照合、確認や、配送センタの在
庫データの更新等が行われる。
【0061】配送センタの柱74や商品コンテナ71、
ピックアップコンテナ72など、作業者が作業する作業
場所の近傍には、第7図(B)に示すように、数値76
と各数値に対応したバーコード77が印刷された数値表
75が設置してあり、作業者は、バーコードスキャナ1
0により、ピックアップする商品に貼付されたバーコー
ドを読み取った後、バーコードスキャナ10のモードを
数値入力に切り換え、数表75から入力すべき数値に対
応するバーコード77を読み取り、商品個数を入力す
る。
【0062】例えば、36を入力する場合は、数表75
の数値3に対応するバーコード77を読み取り、続いて
数表75の数値6に対応するバーコードを読み取ること
によりピックアップした商品個数を入力することができ
る。この実施例において、数表は、配送センタにおける
作業者が作業する近傍に設置しているが、これに限ら
ず、例えば、作業者が着用する作業衣の袖などに設けて
おくこともできる。
【0063】第7図(A),(B)に示すバーコードの
読み取り方法は、以上説明した方法であるから、作業者
は、片手で容易にバーコードスキャナ10を操作し、取
り扱う物品に付されたバーコードを読み取り、読み取り
完了した物品の個数を入力するような付随作業を、操作
性良く行うことが可能となる。以上、この発明によるバ
ーコードスキャナおよびバーコード読み取り方法につい
て詳細に説明したが、この発明は上記の実施例に限られ
るものではなく、以下に示すような、種々の応用、変形
が可能である。
【0064】例えば、マーキング手段23としては、シ
ール発射手段で構成することができ、バーコードスキャ
ナにより、物品に付されたバーコードを読み取り、シー
ル発射手段を駆動し、バーコード近傍にシールを張り付
けることにより、読み取り完了のマーキングを施すこと
も可能である。また、マーキング手段23としては、バ
ーコード剥離手段で構成することができ、バーコードス
キャナにより、物品に付されたバーコードを読み取り、
バーコード剥離手段を駆動し、物品に付されたバーコー
ド自体を剥離するように構成することもできる。これに
より、読み取り完了した物品はバーコード自体が剥離さ
れ、マークを施したと同様に読み取り完了した物品を容
易に目視、区別することができる。この場合、作業者が
再度バーコードを読み取ることができなくなり、同一物
品についての2重読み取りは物理的にも不可能となる。
【0065】更に、バーコード剥離手段の変形として読
み取りレーザ光の強度調整手段を設け、物品に付された
バーコードを読み取った後、レーザ光の強度調整手段を
駆動し、レーザ光強度を大きくしてバーコード自体を焼
いてしまう構成とすることも可能である。また、バーコ
ード読み取り方法の他の構成として、物品に付されるバ
ーコードを印刷した用紙、あるいは、バーコードのイン
クを、バーコードスキャナからの読み取りレーザ光照射
により発色する材料により形成し、バーコードスキャナ
により、物品に付されたバーコードを読み取ると、自動
的に読み取りレーザ光が照射された部分のバーコードを
印刷した用紙、あるいは、バーコードのインクが変色す
るように構成することが可能である。このようなバーコ
ードスキャナ読み取り方法とすることにより、用紙また
はバーコードの発色により、読み取り完了のマーキング
を付すことができる。
【0066】更に、この例においては、バーコードを印
刷した用紙、あるいは、バーコードのインクを、バーコ
ードスキャナからの読み取りレーザ光の強度により、発
色する材料により形成し、バーコードスキャナに読み取
りレーザ光の強度調整手段を設け、バーコードの読み取
り完了後、読み取りレーザ光の強度調整手段を駆動し、
レーザ光強度を変化させ、レーザ光が照射された部分の
バーコードのインクあるいはバーコード用紙が変色する
ように構成することもできる。
【0067】また、バーコードの読み取りに続いて、物
品の個数を入力するような付帯情報入力の手段として
は、音声入力手段を採用することもでき、更には、数値
キー(テンキー)スキャン方式、すなわち、テンキーの
ランプ表示をスキャン点灯し、入力したい数値でのとこ
ろでスキャンを停止させ数値を確定して入力するように
構成することもでき、また、+(プラス)キーと、−
(マイナス)キーを設け、この+キー、−キーを操作し
て数値を確定して入力するような構成や、ロータリー式
カウンタにより数値入力する構成とすることにより、作
業者が片手で容易にバーコードスキャナを操作し、数値
入力等の付帯作業を操作性良く行うことができる。
【0068】なお、この発明は、ペンタイプのバーコー
ドスキャナ、タッチ型(接触型)のバーコードスキャ
ナ、ガンタイプのバーコードスキャナなどの各種のタイ
プのバーコードスキャナに適用可能である。
【0069】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、物品
に付されたバーコードをバーコードスキャナによって読
み取り、読み取り完了したバーコードにマ−キングを施
したり、数量を入力するような付随作業を伴う場合に、
作業者にとって、操作性が良く、片手で作業を行うこと
が可能となり、作業者がバーコードスキャナにより一度
読み取った物品と、読み取りしていない物品を容易に区
別でき、同一の物品のバーコードを2重に読み取るこ
と、読み取るべき物品のバーコードを読み取り漏れ等の
不都合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるバーコードスキャナの第1の
実施例の構成を示す図である。
【図2】図1におけるバーコードスキャナの回路構成を
示すブロック図である。
【図3】図1におけるバーコードスキャナのマーキング
手段の構成を示す図である。
【図4】この発明に係わるバーコードスキャナの第2の
実施例の構成を示す図であり、(A)はバーコードスキ
ャナの構成を示す図、(B)はマーキング手段の駆動機
構を示す概略構成図である。
【図5】この発明に係わるバーコードスキャナの第3の
実施例の構成を示す図であり、(A)はバーコードスキ
ャナの構成を示す図、(B)はマーキング手段の他の構
成を示す図である。
【図6】この発明に係わるバーコードスキャナの第4の
実施例の構成を示す図である。
【図7】バーコードの読み取りに付随して数値入力等の
付随作業を行う本発明のバーコード読み取り方法の実施
例を示す図であり、(A)は、スーパーマケット、コン
ビニエンスストアチェーンなど流通業における配送セン
タの構成を示す図、(B)は数表の構成を示す図であ
る。
【図8】運輸業などにおける従来の配送システムの構
成、配送ターミナルにおける作業を説明する図であり、
(A)は配送システムの構成、(B)は配送ターミナル
における作業を説明する図である。
【符号の説明】 10…バーコードスキャナ 11…バーコードスキャナ本体 12…グリップ部 13…読み取りスイッチ 14…インクジェット発射手段 14a…インクジェット噴射ノズル 15…跳ね返り防止部材 21…発光部 22…受光部 23…マーキング手段 24…受発光駆動部 25…A/D変換・データ変換部 26…制御部 27…インターフエース(IF)部 S…マーキング手段駆動信号 31…記録ヘッド 31a…信号処理手段(バルス変換器) 32a…ピエゾ振動子 32b…振動板 34…液室 35…吐出口(オリフィス) 36…貯留タンク 37…記録液(インク) 37a…液滴(インク滴) 38…供給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 雄治郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 白永 松夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 川崎 博幸 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 中村 隆 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 竪月 忠夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 増田 稔 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品に付されたバーコードに、読み取り光
    を照射し、バーコードからの反射光を検出して、バーコ
    ードを読み取るバーコードスキャナであって、バーコー
    ドスキャナ本体に、前記物品にマークを施すマーキング
    手段を前記バーコードスキャナと一体に設けたことを特
    徴とするバーコードスキャナ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のバーコードスキャナにおい
    て、マーキング手段は、インクジェット発射手段により
    構成したことを特徴とするバーコードスキャナ。
  3. 【請求項3】請求項1記載のバーコードスキャナにおい
    て、マーキング手段は、インクを含ませたスタンプ手段
    により構成したことを特徴とするバーコードスキャナ。
  4. 【請求項4】請求項1記載のバーコードスキャナにおい
    て、マーキング手段は、マーキングペンにより構成した
    ことを特徴とするバーコードスキャナ。
  5. 【請求項5】請求項4記載のバーコードスキャナにおい
    て、マーキングペンは、バーコードスキャナに設けられ
    た着脱手段により取り付ける構成としたことを特徴とす
    るバーコードスキャナ。
  6. 【請求項6】物品に付されたバーコードに、読み取り光
    を照射し、バーコードからの反射光を検出して、バーコ
    ードを読み取るバーコードスキャナであって、バーコー
    ドスキャナ本体は、筒状の平たい直方体形状であり、前
    記バーコードスキャナ本体の上面には、操作者がバーコ
    ードスキャナを握った手の指で操作可能な範囲に、読み
    取りスイッチと、数値キーを設けたバーコードスキャナ
    本体に、前記物品にマークを施すマーキング手段を一体
    に設けたことを特徴とするバーコードスキャナ。
  7. 【請求項7】請求項6記載のバーコードスキャナにおい
    て、マーキング手段は、インクジェット発射手段により
    構成したことを特徴とするバーコードスキャナ。
  8. 【請求項8】請求項6記載のバーコードスキャナにおい
    て、マーキング手段は、インクを含ませたスタンプ手段
    により構成したことを特徴とするバーコードスキャナ。
  9. 【請求項9】請求項6記載のバーコードスキャナにおい
    て、マーキング手段は、マーキングペンにより構成した
    ことを特徴とするバーコードスキャナ。
  10. 【請求項10】請求項6記載のバーコードスキャナにお
    いて、マーキングペンは、バーコードスキャナに着脱手
    段により取り付ける構成とたことを特徴とするバーコー
    ドスキャナ。
  11. 【請求項11】請求項1ないし請求項3または請求項6
    ないし請求項8記載のバーコードスキャナにおいて、マ
    ーキング手段は、バーコードの読み取り完了により発生
    されるマーキング手段駆動信号により動作するよう構成
    したことを特徴とするバーコードスキャナ。
  12. 【請求項12】請求項1ないし請求項3または請求項6
    ないし請求項8記載のバーコードスキャナにおいて、バ
    ーコードスキャナ本体にマーキング手段駆動スイッチを
    設け、マーキング手段は、マーキング手段駆動スイッチ
    により動作するよう構成したことを特徴とするバーコー
    ドスキャナ。
  13. 【請求項13】マーキングペンを保持する支持部材と、
    当該支持部材に設けられた取り付け治具とから構成さ
    れ、取り付け治具は、バーコードスキャナ本体に結合す
    るように構成されたことを特徴とするマーキングペン支
    持構造。
  14. 【請求項14】バーコードスキャナにより、物品に貼付
    されたバーコードを読み取る作業を行う、作業場所近傍
    に、数値を記録した数表を設置し、前記バーコードを読
    み取った後、バーコードスキャナにより数表から所望の
    数値を読み取り、対応する物品に関する付帯情報を前記
    バーコードスキャナに入力することを特徴とするバーコ
    ード読み取り方法。
  15. 【請求項15】請求項14記載のバーコード読み取り方
    法において、前記数表は、数値と数値に対応するバーコ
    ードとから構成されることを特徴とするバーコード読み
    取り方法。
  16. 【請求項16】請求項14または請求項15記載のバー
    コード読み取り方法において、前記数表は、バーコード
    スキャナを操作する作業者の衣服に設置したことを特徴
    とするバーコードの読み取り方法。
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