JPH11157203A - 熱画像転写用画像支持体材料 - Google Patents
熱画像転写用画像支持体材料Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゼログラフィ製のトナー画像を平坦な多孔性
表面へ転写することを補助することができる画像支持体
材料を提供する。 【解決手段】 支持体と受像層とを含み、前記受像層が
有機顔料を有し、前記有機顔料の比表面積が１ｍ2／ｇ
より広い。
表面へ転写することを補助することができる画像支持体
材料を提供する。 【解決手段】 支持体と受像層とを含み、前記受像層が
有機顔料を有し、前記有機顔料の比表面積が１ｍ2／ｇ
より広い。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、平坦な多孔性表面
上への熱画像転写用の、印刷可能な画像転写材料、特
に、インクジェットインクで印刷可能な熱転写紙に関す
る。
上への熱画像転写用の、印刷可能な画像転写材料、特
に、インクジェットインクで印刷可能な熱転写紙に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】個人の個人的画像又はデザインを織物上
に転写するための種々の方法が存在する。これらのデザ
インは、種々の印刷方法［例えば、熱染料拡散転写法
（Ｄ２Ｔ２）、インクジェット印刷法、又はトナー手順
（電子写真）］を用いて剥離紙又は転写紙上に印刷し、
次に、熱又は圧力によって織物材料に転写する（紙製基
材は除去する）。これらの手順の１つが、ＤＥ２６５３
６５４Ａ１公報に記載されている。前記公報に記載の発
明は、寿命の長い、布上のゼログラフィ製画像に関す
る。上面上にコーティング層を有する或るシリコーン被
覆シートが製造されて、そのシート上に、ゼログラフィ
によって画像を形成する。シリコーンコーティングを有
する転写紙の欠点は、画像転写後の剥離工程の間に、シ
リコーン残さが織物基材上に残ることである。
に転写するための種々の方法が存在する。これらのデザ
インは、種々の印刷方法［例えば、熱染料拡散転写法
（Ｄ２Ｔ２）、インクジェット印刷法、又はトナー手順
（電子写真）］を用いて剥離紙又は転写紙上に印刷し、
次に、熱又は圧力によって織物材料に転写する（紙製基
材は除去する）。これらの手順の１つが、ＤＥ２６５３
６５４Ａ１公報に記載されている。前記公報に記載の発
明は、寿命の長い、布上のゼログラフィ製画像に関す
る。上面上にコーティング層を有する或るシリコーン被
覆シートが製造されて、そのシート上に、ゼログラフィ
によって画像を形成する。シリコーンコーティングを有
する転写紙の欠点は、画像転写後の剥離工程の間に、シ
リコーン残さが織物基材上に残ることである。
【０００３】また、ＥＰ０４７９８８２Ａ１公報には、
多孔質基材上に画像を転写する転写紙及び方法が記載さ
れている。前記の紙は、ＰＥ層で被覆された紙からな
る。転写すべき画像は、乾燥複写法によって前記の紙上
に印刷し、次に、熱及び圧力の作用によって織物基材に
転写する。この紙の欠点は、基材に転写された画像の色
濃度が不充分なことである。
多孔質基材上に画像を転写する転写紙及び方法が記載さ
れている。前記の紙は、ＰＥ層で被覆された紙からな
る。転写すべき画像は、乾燥複写法によって前記の紙上
に印刷し、次に、熱及び圧力の作用によって織物基材に
転写する。この紙の欠点は、基材に転写された画像の色
濃度が不充分なことである。
【０００４】米国特許第５５０１９０２号明細書中に
は、第一の重合体層と、インクジェット印刷が可能な第
二の層［フィルム形成性結合剤、微細顆粒化熱可塑性重
合体、及びインク粘度調整剤を有する］とを含む印刷用
紙が記載されている。前記の転写紙を利用して熱又は圧
力によって織物基材に転写した画像は、高い色濃度を有
する。また、画像が転写したポリマー層積層体は、織物
基材に対して非常に良好に付着する。前記の転写紙の欠
点は、粘度調整剤として、通常、親水性試薬、例えばポ
リエチレングリコール又はポリビニルアルコールを用い
ることである。この試薬は、結合能力においてプラスの
効果を有するが、試薬の水溶性により、洗濯堅牢度にお
いてマイナスの効果を有する。
は、第一の重合体層と、インクジェット印刷が可能な第
二の層［フィルム形成性結合剤、微細顆粒化熱可塑性重
合体、及びインク粘度調整剤を有する］とを含む印刷用
紙が記載されている。前記の転写紙を利用して熱又は圧
力によって織物基材に転写した画像は、高い色濃度を有
する。また、画像が転写したポリマー層積層体は、織物
基材に対して非常に良好に付着する。前記の転写紙の欠
点は、粘度調整剤として、通常、親水性試薬、例えばポ
リエチレングリコール又はポリビニルアルコールを用い
ることである。この試薬は、結合能力においてプラスの
効果を有するが、試薬の水溶性により、洗濯堅牢度にお
いてマイナスの効果を有する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、ゼログラフィ製のトナー画像（特に、インクジェッ
ト印刷によって製造した画像）を平坦な多孔性表面（特
に、織物基材）へ転写することを補助することができ、
色濃度が高く、そして洗濯に対して堅牢な画像支持材料
を提供することにある。
は、ゼログラフィ製のトナー画像（特に、インクジェッ
ト印刷によって製造した画像）を平坦な多孔性表面（特
に、織物基材）へ転写することを補助することができ、
色濃度が高く、そして洗濯に対して堅牢な画像支持材料
を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、支持体と画像受容層（前記画像受容層は、比表面
積が１ｍ2／ｇより大きい有機顔料を含む）とを含む画
像支持体材料によって解決することができる。比表面積
は、ＤＩＮ６６１３１に従って、クリプトンを用いて、
ＢＥＴマルチポイント法によって計測したものである。
より、支持体と画像受容層（前記画像受容層は、比表面
積が１ｍ2／ｇより大きい有機顔料を含む）とを含む画
像支持体材料によって解決することができる。比表面積
は、ＤＩＮ６６１３１に従って、クリプトンを用いて、
ＢＥＴマルチポイント法によって計測したものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】特に、使用する顔料は、画像受容
層中で比表面積が２〜１０ｍ2／ｇ、特に３〜６ｍ2／ｇ
であることが好ましい。有機顔料は、好ましくは熱可塑
性重合体、例えば、ポリオレフィン、オレフィン共重合
体、ポリエステル、セルロースエステル、又はポリアミ
ドである。最大平均粒径が３０μｍであり、比表面積が
４ｍ2／ｇより大きい微細顆粒化ポリアミドによって、
特に好ましい結果が得られる。
層中で比表面積が２〜１０ｍ2／ｇ、特に３〜６ｍ2／ｇ
であることが好ましい。有機顔料は、好ましくは熱可塑
性重合体、例えば、ポリオレフィン、オレフィン共重合
体、ポリエステル、セルロースエステル、又はポリアミ
ドである。最大平均粒径が３０μｍであり、比表面積が
４ｍ2／ｇより大きい微細顆粒化ポリアミドによって、
特に好ましい結果が得られる。
【０００８】有機顔料の量は、画像受容層の重量に対し
て、５０〜９０重量％、特に６０〜８０重量％である。
画像受容層中で用いる結合剤は、好ましくはフィルム形
成性重合体、例えば、アクリレート又は酢酸ビニルの単
独重合体又は共重合体、特には鹸化したポリ酢酸ビニ
ル、ポリオレフィン、オレフィン共重合体、又はポリエ
ステルである。画像受容層中の結合剤の量は、画像受容
層の重量に対して、１０〜５０重量％、特に１５〜３０
重量％である。
て、５０〜９０重量％、特に６０〜８０重量％である。
画像受容層中で用いる結合剤は、好ましくはフィルム形
成性重合体、例えば、アクリレート又は酢酸ビニルの単
独重合体又は共重合体、特には鹸化したポリ酢酸ビニ
ル、ポリオレフィン、オレフィン共重合体、又はポリエ
ステルである。画像受容層中の結合剤の量は、画像受容
層の重量に対して、１０〜５０重量％、特に１５〜３０
重量％である。
【０００９】本発明の或る特定の態様では、画像受容層
がカチオン性染料固定剤、例えば、ポリ四級アンモニウ
ム塩（例えば、ポリビニルベンジルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、ポリジアリルジメチルアンモニウムク
ロライド、ポリメタクリロキシエチルアンモニウムクロ
ライド、ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロラ
イド、及びポリヒドロキシプロピルジメチルアンモニウ
ムクロライド）を含むことができる。他の染料固定剤、
例えば、カチオン性ポリアミン、カチオン性ポリアクリ
ルアミド、又はカチオン性ポリエチレンイミンを用いる
ことができる。染料固定剤の量は、１５重量％以下、特
に５〜１０重量％であることができる。
がカチオン性染料固定剤、例えば、ポリ四級アンモニウ
ム塩（例えば、ポリビニルベンジルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、ポリジアリルジメチルアンモニウムク
ロライド、ポリメタクリロキシエチルアンモニウムクロ
ライド、ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロラ
イド、及びポリヒドロキシプロピルジメチルアンモニウ
ムクロライド）を含むことができる。他の染料固定剤、
例えば、カチオン性ポリアミン、カチオン性ポリアクリ
ルアミド、又はカチオン性ポリエチレンイミンを用いる
ことができる。染料固定剤の量は、１５重量％以下、特
に５〜１０重量％であることができる。
【００１０】画像受容層は、水性コーティング溶液の形
態で適用する。任意の従来の適用方法及びメータリング
方法を用いることができる。画像受容層の適用重量は、
５〜３０ｇ／ｍ2、特に１０〜２０ｇ／ｍ2であることが
できる。
態で適用する。任意の従来の適用方法及びメータリング
方法を用いることができる。画像受容層の適用重量は、
５〜３０ｇ／ｍ2、特に１０〜２０ｇ／ｍ2であることが
できる。
【００１１】支持体材料としては、プラスチックフィル
ム、非加工（ｕｎｃｏａｔｅｄ）紙、又は表面改質（例
えば、被覆又はシリコーン処理した）紙を用いることが
できる。特に、基本重量が６０〜２００ｇ／ｍ2である
高度にサイズ化した中性原紙が適当である。また、前記
の原紙は、５ｇ／ｍ2以下、特に１〜３ｇ／ｍ2での特別
なコーティングにより、表面改質されていることができ
る。このコーティングは、天然結合剤又は合成結合剤、
例えば、デンプン、デンプン誘導体、ゼラチン、カルボ
キシセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコ
ール、ポリアクリルアミド、及び高級脂肪酸塩又はシリ
コーン化合物である。前記支持体材料として用いる紙
は、被覆側（前面側）の表面平滑度が、２０〜５００ｂ
ｅｋｋ、特に１００〜３００ｂｅｋｋである。
ム、非加工（ｕｎｃｏａｔｅｄ）紙、又は表面改質（例
えば、被覆又はシリコーン処理した）紙を用いることが
できる。特に、基本重量が６０〜２００ｇ／ｍ2である
高度にサイズ化した中性原紙が適当である。また、前記
の原紙は、５ｇ／ｍ2以下、特に１〜３ｇ／ｍ2での特別
なコーティングにより、表面改質されていることができ
る。このコーティングは、天然結合剤又は合成結合剤、
例えば、デンプン、デンプン誘導体、ゼラチン、カルボ
キシセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコ
ール、ポリアクリルアミド、及び高級脂肪酸塩又はシリ
コーン化合物である。前記支持体材料として用いる紙
は、被覆側（前面側）の表面平滑度が、２０〜５００ｂ
ｅｋｋ、特に１００〜３００ｂｅｋｋである。
【００１２】本発明の別の態様では、支持体と画像受容
層との間に熱可塑性層が存在する。熱可塑性層は、好ま
しくは、エチレン共重合体、エチレン共重合体混合物若
しくはイオノマー樹脂、又はこれらの重合体若しくは共
重合体の混合物を含む。
層との間に熱可塑性層が存在する。熱可塑性層は、好ま
しくは、エチレン共重合体、エチレン共重合体混合物若
しくはイオノマー樹脂、又はこれらの重合体若しくは共
重合体の混合物を含む。
【００１３】前記エチレン共重合体は、特に、他種のモ
ノマーを１０〜３５モル％で含む。エチレン共重合体と
しては、特に、エチレン／酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン／（メタ）アクリル酸共重合体、又はエチレン／（メ
タ）アクリル酸アルキルエステル共重合体を挙げること
ができる。
ノマーを１０〜３５モル％で含む。エチレン共重合体と
しては、特に、エチレン／酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン／（メタ）アクリル酸共重合体、又はエチレン／（メ
タ）アクリル酸アルキルエステル共重合体を挙げること
ができる。
【００１４】熱可塑性層は、押出被覆システムを用い
て、支持体材料に適用される。熱可塑性層の適用重量
は、５〜５０ｇ／ｍ2、特に、１０〜３０ｇ／ｍ2である
ことができる。
て、支持体材料に適用される。熱可塑性層の適用重量
は、５〜５０ｇ／ｍ2、特に、１０〜３０ｇ／ｍ2である
ことができる。
【００１５】本発明の画像支持体材料の表面には、多様
な印刷方法、特にインクジェット印刷によって、任意の
デザインを印刷することができる。前記デザインは、次
に、任意の合成若しくは天然の織物、又は他の平坦な物
体に転写することができる。次に、前記のデザインを有
する画像支持体材料と平坦な基材とを接触させる。熱が
１３０〜２００℃であり、圧力が０．１３×１０4〜５
０．０×１０4Ｎ／ｍ2である条件下で転写を起こす。次
に、基材から支持体材料を除去する。
な印刷方法、特にインクジェット印刷によって、任意の
デザインを印刷することができる。前記デザインは、次
に、任意の合成若しくは天然の織物、又は他の平坦な物
体に転写することができる。次に、前記のデザインを有
する画像支持体材料と平坦な基材とを接触させる。熱が
１３０〜２００℃であり、圧力が０．１３×１０4〜５
０．０×１０4Ｎ／ｍ2である条件下で転写を起こす。次
に、基材から支持体材料を除去する。
【００１６】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に説明す
る。
る。
【実施例１】基本重量が８０ｇ／ｍ2で、デンプンのコ
ーティングを有し、ステアリン酸クロム（１０重量％；
３ｇ／ｍ2で適用）を有する中性サイズ化原紙の前面
を、予備コロナ処理した後に、酢酸ビニル（２４モル
％）を含むエチレン共重合体で３０ｇ／ｍ2の量で押出
被覆した。次に、水性分散剤で被覆して、乾燥時の組成
が以下の表１に記載の通りである画像受容層を形成し
た。
ーティングを有し、ステアリン酸クロム（１０重量％；
３ｇ／ｍ2で適用）を有する中性サイズ化原紙の前面
を、予備コロナ処理した後に、酢酸ビニル（２４モル
％）を含むエチレン共重合体で３０ｇ／ｍ2の量で押出
被覆した。次に、水性分散剤で被覆して、乾燥時の組成
が以下の表１に記載の通りである画像受容層を形成し
た。
【００１７】
【表１】
【００１８】本発明による紙の上に、基本色のイエロ
ー、シアンブルー、マゼンタ、及びブラックを有する試
験画像を、キャノン６２０インクジェットプリンターを
用いて形成した。次に、印刷された紙を、織物基材（綿
１００％製の織物）と接触する状態でプレス機中に配置
した。プレス機中で、熱（１８０℃）及び圧力（３４．
５×１０ 4Ｎ／ｍ2）により、前記画像を前記基材に転写
した。画像を転写した後に、前記の紙製支持体を除去し
た。別の工程で、前記の印刷された織物を、通常の洗剤
を用いて３０℃で洗浄して評価した。
ー、シアンブルー、マゼンタ、及びブラックを有する試
験画像を、キャノン６２０インクジェットプリンターを
用いて形成した。次に、印刷された紙を、織物基材（綿
１００％製の織物）と接触する状態でプレス機中に配置
した。プレス機中で、熱（１８０℃）及び圧力（３４．
５×１０ 4Ｎ／ｍ2）により、前記画像を前記基材に転写
した。画像を転写した後に、前記の紙製支持体を除去し
た。別の工程で、前記の印刷された織物を、通常の洗剤
を用いて３０℃で洗浄して評価した。
【００１９】
【比較例１〜３】基本重量が８０ｇ／ｍ2である原紙
を、最初の工程では、エチレン／酢酸ビニル共重合体で
押出被覆した。次に、第二の工程では、乾燥時の組成が
以下の表２に記載の通りである水性被覆材料で被覆し
た。
を、最初の工程では、エチレン／酢酸ビニル共重合体で
押出被覆した。次に、第二の工程では、乾燥時の組成が
以下の表２に記載の通りである水性被覆材料で被覆し
た。
【００２０】
【表２】
【００２１】
【試験結果】前記実施例及び比較例で製造した紙に、キ
ャノン６２０インクジェットプリンターを用いて、試験
画像を印刷し、それらのブリーディング挙動に関して試
験した。「ブリーディング」とは、隣接する着色領域の
端部において、インクが共に拡散することであると理解
されたい。ブリーディングを、肉眼によって、１〜１０
（非常に良好〜非常に劣悪）の階級で評価した。次に、
前記の紙を、織物基材と接触させ、そして熱及び圧力に
よって、紙から織物基材へと画像を転写させた。
ャノン６２０インクジェットプリンターを用いて、試験
画像を印刷し、それらのブリーディング挙動に関して試
験した。「ブリーディング」とは、隣接する着色領域の
端部において、インクが共に拡散することであると理解
されたい。ブリーディングを、肉眼によって、１〜１０
（非常に良好〜非常に劣悪）の階級で評価した。次に、
前記の紙を、織物基材と接触させ、そして熱及び圧力に
よって、紙から織物基材へと画像を転写させた。
【００２２】別の工程で、印刷された織物基材の色濃度
を計測した。色濃度は、通常の洗剤で３０℃で洗濯する
前後に計測した。計測は、タイプ１８６Ｄ−Ｇｒｅｔａ
ｇ濃度計を用いて、イエロー、シアンブルー、マゼン
タ、及びブラックに対して実施した。各色に対する濃度
の値から平均色濃度を計算した。
を計測した。色濃度は、通常の洗剤で３０℃で洗濯する
前後に計測した。計測は、タイプ１８６Ｄ−Ｇｒｅｔａ
ｇ濃度計を用いて、イエロー、シアンブルー、マゼン
タ、及びブラックに対して実施した。各色に対する濃度
の値から平均色濃度を計算した。
【００２３】
【表３】
【００２４】表中における本発明によるサンプルのブリ
ーディングの評価は、ＢＥＴ表面積が１ｍ2／ｇより小
さい有機顔料を用いて製造したサンプルを超える明確な
向上を示している。画像を織物基材に転写し、色濃度を
決定すると、本発明の画像転写材料を用いて製造した前
記織物基材上の画像は、高い色濃度を有しており、ま
た、それらは、洗濯後の色濃度の欠損が少ない。洗濯後
の色濃度の欠損が３５％を超えることは許容されない。
ーディングの評価は、ＢＥＴ表面積が１ｍ2／ｇより小
さい有機顔料を用いて製造したサンプルを超える明確な
向上を示している。画像を織物基材に転写し、色濃度を
決定すると、本発明の画像転写材料を用いて製造した前
記織物基材上の画像は、高い色濃度を有しており、ま
た、それらは、洗濯後の色濃度の欠損が少ない。洗濯後
の色濃度の欠損が３５％を超えることは許容されない。
Claims (10)
- 【請求項１】 支持体と画像受容層とを含み、前記画像
受容層が有機顔料を有し、前記有機顔料の比表面積が１
ｍ2／ｇより大きいことを特徴とする、平坦な多孔性表
面上への熱画像転写用の画像支持体材料。 - 【請求項２】 顔料の比表面積が３〜６ｍ2／ｇであ
る、請求項１に記載の画像支持体材料。 - 【請求項３】 有機顔料が熱可塑性重合体である、請求
項１又は２に記載の画像支持体材料。 - 【請求項４】 有機顔料の量が、画像受容層の乾燥重量
に対して５０〜９０重量％である、請求項１〜３のいず
れか一項に記載の画像支持体材料。 - 【請求項５】 画像受容層がフィルム形成性結合剤を含
む、請求項１〜４のいずれか一項に記載の画像支持体材
料。 - 【請求項６】 画像受容層がカチオン性染料固定剤を含
む、請求項１〜５のいずれか一項に記載の画像支持体材
料。 - 【請求項７】 支持体が、プラスチックフィルム、無被
覆紙、又は表面改質紙である、請求項１〜６のいずれか
一項に記載の画像支持体材料。 - 【請求項８】 支持体が、結合剤と脂肪酸塩又はシリコ
ーン化合物とからなるコーティングで改質されている紙
である、請求項７に記載の画像支持体材料。 - 【請求項９】 支持体と画像受容層との間に熱可塑性層
を含む、請求項１〜８のいずれか一項に記載の画像支持
体材料。 - 【請求項１０】 熱可塑性層が、エチレン共重合体又は
エチレン共重合体混合物を含む、請求項９に記載の画像
支持体材料。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19743854.7 | 1997-10-04 | ||
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