JPH11157153A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11157153A
JPH11157153A JP33169297A JP33169297A JPH11157153A JP H11157153 A JPH11157153 A JP H11157153A JP 33169297 A JP33169297 A JP 33169297A JP 33169297 A JP33169297 A JP 33169297A JP H11157153 A JPH11157153 A JP H11157153A
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Toyoo Okamoto
豊雄 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続画像形成の際の受像シートのジャムによる
後続受像シートの無駄をなくし、高速の画像形成を実現
する。 【解決手段】受像シート3を搬送ベルト24により搬送
し、搬送ベルトによる搬送路に沿って複数の画像記録手
段9Y〜9Bを配列し、搬送途上の受像シート3に順次
に画像記録を行って、各画像記録手段による記録画像の
合成により所望の画像を得るタンデム画像記録方式の画
像形成装置であって、個々の画像記録手段が独立して画
像記録状態を解除可能であり、複数の受像シートに連続
して画像形成する場合に、相前後する受像シートに対
し、各画像記録部における画像記録が同時に開始・終了
するように受像シート搬送を制御する受像シート搬送制
御手段29を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】受像シートを搬送ベルトにより搬送し、
搬送ベルトによる搬送路に沿って複数の画像記録部を配
列し、搬送途上の上記受像シートに順次に画像記録を行
って、各画像記録部における記録画像の合成により所望
の画像を得る、タンデム画像記録方式の画像形成装置
は、例えば、デジタルカラー複写機等に関連して広く知
られている。このような画像形成装置において、画像形
成が行われる受像シート搬送領域に比して受像シートの
サイズがある程度小さくなると、受像シートを連続的に
搬送し、複数の画像記録部で互いに異なる受像シートに
対して同時に画像記録を行うようにすることが可能にな
り、画像形成の高速化が可能になる。上記のような状態
では、搬送ベルト上に2枚以上の受像シートが搬送途上
の状態で存在しているが、この状態において、例えば、
最先の受像シートに搬送不全が生じて所謂「ジャム」の
状態になった場合、ジャム状態の受像シートを直ちに取
り除かないと、後続の受像シートが次々に先行受像シー
トにより搬送を妨げられて搬送路が「シート詰まり」の
状態になってしまう。また、ジャム状態になった受像シ
ートを取り除いたとしても、その受像シートより後続の
受像シートは、先行の受像シートがジャム状態になった
ときに印刷状態にあり、印刷が完了していないので、画
像形成不良として廃棄せざるを得ないことになる。即
ち、このような場合に、ジャム状態になった受像シート
のみならず、その後続の受像シートも無駄になってしま
うのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の如
き受像シートの無駄を有効に防止し、高速画像記録を達
成できる画像形成装置の実現を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は「受像シートを搬送ベルトにより搬送し、搬送ベルト
による搬送路に沿って複数の画像記録手段を配列し、搬
送途上の受像シートに順次に画像記録を行って、各画像
記録手段による記録画像の合成により所望の画像を得る
タンデム画像記録方式の画像形成装置」であって、以下
の如き特徴を有する。即ち、個々の画像記録手段が独立
して画像記録状態を解除可能である。また、複数の受像
シートに連続して画像形成する場合に、相前後する受像
シートに対し、各画像記録手段における画像記録が同時
に開始・終了するように受像シート搬送を制御する「受
像シート搬送制御手段」を有する。「個々の画像記録手
段が独立して画像記録状態を解除可能」であるとは、あ
る画像記録部で受像シートの搬送不全が生じた場合に
は、他の画像記録手段と独立して、当該画像記録手段に
おけるジャム状態の受像シートを除去できることを意味
する。
【0005】従って、請求項1記載の発明の場合、ある
画像記録手段で受像シートがジャムした場合に、他の画
像記録手段では「当該画像記録部と同じタイミング」で
画像記録が行われているが、このとき他の画像記録手段
(画像記録プロセスは一時的に中断させる)に拘り無
く、当該画像記録部でのジャム状態の受像シートを除去
し、しかる後に、他の画像記録手段での画像形成を続行
させれば、無駄になる受像シートは「ジャム状態になっ
た1枚」ですむ。
【0006】請求項1記載の画像形成装置において、受
像シートの搬送方向の幅を「Ws」とするとき、隣接す
る画像記録手段の画像記録部の間隔を「2Ws」より大
きく設定することができる(請求項2)。画像記録部は
「受像シートに対して画像形成が行われる部位」であ
る。このようにすると、相前後して搬送される受像シー
トに対し「各画像記録部における画像記録が同時に開始
・終了する」ためには、相前後する受像シートの間に、
Ws以上の間隔が存在することになる。請求項1記載の
画像形成装置の場合、隣接する画像記録部の間隔は「W
s」よりも若干大きい程度でも良いが、このような場合
に、何れかの画像記録部でジャムが発生した場合には、
直ちに画像記録を中断して「ジャムした受像シート」を
取り除かないと、後続の受像シート(先行受像シートに
直ぐ続いている)がジャムした受像シートにより搬送を
妨げられてシート詰まりを生じてしまう。しかし、請求
項2記載の発明のように、隣接する画像記録部間の間隔
が2Wsより大きいと、相前後して搬送される受像シー
ト間に「Ws」より大きい間隔があり、ジャムした受像
シート以外の受像シートに対する画像形成をとりあえず
終了させても、後続の受像シートは、ジャムした受像シ
ート後端より上流側(受像シートの搬送方向の逆側)の
シート間隔領域に進むことができ、ジャムした受像シー
トによる2次的なジャム(ジャムした先行受像シートに
より後続の受像シートがジャムする状態)の発生を防ぐ
ことができる。
【0007】受像シートの上記シート幅:Wsは1通り
である必要は無く、シート幅が2種以上許容される場合
には、搬送方向におけるシート幅:Wsのうちで最大の
ものを「Wsm」とすれば、「隣接する画像記録部の間
隔」は、請求項1記載の発明では「Wsmより大き
く」、請求項2記載の発明では「2Wsmより大きく」
する必要がある。シート幅:Wsは勿論「1通り」であ
っても良い(請求項3)。画像形成される画像は、例え
ば「赤・黒2色画像」とすることができ、その場合に
は、受像シートの搬送路に沿って配備される画像記録手
段は、黒画像を記録する画像記録手段と赤画像を記録す
る画像記録手段との2つの画像記録手段であることにな
る。上記請求項1または2または3記載の画像形成装置
は、カラー画像を記録するように構成することもでき、
その場合は、画像記録手段の数を3または4とし、これ
ら画像記録手段でイエロー・マゼンタ・シアンもしくは
イエロー・マゼンタ・シアン・黒の画像記録を行って受
像シート上にカラー画像を記録するようにできる。この
場合には、上記3個もしくは4個の画像記録手段が、受
像シートの搬送路に沿って等間隔で配備される(請求項
4)。なお、上記イエロー・マゼンタ・シアンの組合せ
に代えて「赤・緑・青の組合せ」もしくは、これらと黒
の組合せを用いても良い。「受像シート」は、画像記録
部で画像記録される画像を受像するシート状の媒体であ
り、普通紙を初めオーバヘッドプロジェクタ用シートや
感熱紙等、種々のものを用いることが可能である。
【0008】上記請求項1〜4の任意の1に記載の画像
形成装置に用いられる「画像記録手段」は種々の方式の
ものが使用可能である。例えば、光走査により静電潜像
を形成し、これを現像して得られるトナー画像を画像記
録部で受像シートに転写するような方式の画像記録手段
でもよいし、インクジェット方式の画像記録手段でもよ
く、インクリボンを用いる周知の熱転写方式の画像記録
手段でもよい。あるいはまた上記画像記録手段を「昇華
リボンとサーマルヘッドを用いる昇華型の画像記録手
段」とすることができる(請求項5)。昇華型や熱転写
方式の画像記録手段では、画像記録部で、昇華リボンや
インクリボンと受像シートとが密接されるので画像記録
部でジャムが発生しやすく、このような画像記録方式に
おいて、この発明は極めて有効である。また、従来の昇
華型画像記録装置は、サーマルヘッドが1つで画像記録
の高速化が困難であったが、この発明のように画像記録
手段を受像シートの搬送経路に沿って配備するタンデム
型とすることにより、従来にない、昇華型の高速カラー
画像形成装置を実現できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の画像形成装置
の実施の1形態としての「昇華型の高速カラー画像形成
装置」を示している。画像形成装置本体1には、受像シ
ート3を積載収納したカセット2を着脱できるようにな
っており、画像形成装置本体1内には搬送ベルト24が
ローラ23,25に掛け回されて設けられ、ローラ25
の反時計回りの回転駆動により反時計回りに回転して、
受像シート3を図の左方へ搬送できるようになってい
る。搬送ベルト24による受像シート3の搬送路に沿っ
て4つの「画像記録手段」が配列されている。これら画
像記録手段はイエロー、マゼンタ、シアン、黒の画像記
録を行うものである。4つの画像記録手段は構成的には
同様のものであるので、構成上同一の機材に対しては同
じ数字の符号を付し、各画像記録手段の画像記録の色で
あるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(B)を表す文字:Y,M,C,Bを付加して画像記
録の色を区別する。
【0010】イエロー画像記録を行う画像記録手段は、
イエローリボン7Yを巻装されたリボン供給ロール7a
Y、該ロール7aYから繰り出されたイエローリボン7
Yの裏面に接触するサーマルヘッド9Y、イエロー画像
の書込み部を通過したイエローリボン7Yを巻き取る巻
き取りローラ8Y、サーマルヘッド9Yと対応する位置
において、搬送ベルト24を介してサーマルヘッド9Y
に圧接する対向ローラ10Y、搬送ベルト24を介して
ローラ23と圧接する抑えローラ23aY、搬送ベルト
24を介して圧接しあう抑えローラ対40Y,41Y、
ローラ41Yの軸を揺動軸とするアームレバー42Y、
アームレバー42Yに弾性力を作用させるバネ部材44
Y、アームレバー42Yを回転させるための偏心カム4
3Yおよびセンサ32Yを有している。ローラ23とロ
ーラ23aYとはイエロー画像記録用の画像記録手段の
「前側抑えローラ対」をなし、抑えローラ対40Y,4
1Yは同画像記録手段の「後側抑えローラ対」をなす。
【0011】同様に、マゼンタ画像記録用の画像記録手
段は、マゼンタリボン7Mを巻装されたリボン供給ロー
ル7aM、サーマルヘッド9M、巻き取りローラ8M、
対向ローラ10M、前側抑えローラ対23aM,23
M、後側抑えローラ対40M,41M、アームレバー4
2M、バネ部材44M、偏心カム43Mおよびセンサ3
2Mを有している。シアン画像記録用の画像記録手段
は、シアンリボン7Cを巻装されたリボン供給ロール7
aC、サーマルヘッド9C、巻き取りローラ8C、対向
ローラ10C、前側抑えローラ対23aC,23C、後
側抑えローラ対40C,41C、アームレバー42C、
バネ部材44C、偏心カム43Cおよびセンサ32Cを
有している。黒画像記録用の画像記録手段は、黒リボン
7Bを巻装されたリボン供給ロール7aB、サーマルヘ
ッド9B、巻き取りローラ8B、対向ローラ10B、前
側抑えローラ対23aB,23B、後側抑えローラ対2
5,41B、アームレバー42B、バネ部材44B、偏
心カム43Bおよびセンサ32Bを有している。
【0012】サーマルヘッド9Y〜9Bと、これらサー
マルヘッドに搬送ベルトを介して圧接する対向ローラ1
0Y〜10Bとの圧接は、各画像記録手段ごとに独立し
て圧接を解除できるようになっている。また、ローラ2
3aY,23aM,23aC,23aB、ローラ40
Y,40M,40C,40Bも画像記録手段単位で、搬
送ベルト24への圧接を解除できるようになっている。
リボン7(7Y、7M、7C、7B)は、薄いPETの
フィルムの片面(受像シートの搬送路に臨む側)にそれ
ぞれ、周知のイエロー、マゼンタ、シアン、黒の昇華性
染料を塗布してなる。センサ32(32Y,32M,3
2C,32B)は、これらベルト7に塗布されている各
昇華性染料の有無を光学的に検出する。符号28はパワ
ーサプライユニット(PSU)を示し、符号29は各種
制御のための回路やIC等を装備した制御基板を示す。
また、符号30は「機内冷却用のファン」を示す。
【0013】受像シート3は「昇華染料による像を担持
する記録媒体」で通常「受像紙」と呼ばれるものであ
り、紙やプラスチックの支持シート上に表示層を設けて
なり、昇華した昇華染料を表示層中に分子状態で吸着さ
せて画像として固定するようになっている。この実施の
形態において、受像シートはIDカード等の作成に用い
られるもので、サイズは「名刺大」である。画像形成プ
ロセスが行われるときは、カセット2に積載された受像
シート3の最下の1枚が給送ローラ4により給送され、
この給送が正常に行われたか否かはセンサ5により検知
される。給送された受像シート3はレジストローラ対6
により先端部を挾持され、レジストローラ対6はタイミ
ングをとって受像シート3を搬送ベルト24側へ送り出
す。この送り出しはセンサ31により検知される。レジ
ストローラ対6により送り出された受像シート3は、ま
ず、イエロー画像記録用の画像記録手段における「前側
抑えローラ対」であるローラ23と23aYとにより搬
送ベルト24上に密着され、搬送ローラ24の反時計回
りの回転に従い図の左方へ搬送され、イエロー画像記録
用の「画像記録部」へ進む。この画像記録部で、受像シ
ート3はサーマルヘッド9Yと対向ローラ10Yとによ
り挾圧される。受像シート3の表面側(表示層を有する
側)にはイエローリボン7Yの昇華染料層が密着され、
イエローリボン7Yは巻き取りローラ8Yに巻き取られ
つつ、受像シート3と同速で画像記録部を通過する。こ
のときサーマルヘッド7Yには「画像形成されるカラー
画像のイエロー成分画像に対応する画像信号」が印加さ
れ、サーマルヘッドの各発熱素子が上記画像信号で発熱
を制御される。発熱素子が発熱した部分ではイエローリ
ボン7Yが裏面側から加熱され、加熱された部分のイエ
ローの昇華染料が「昇華」して、気体状態で受像シート
3の表示層に移動し、表示層は上記染料を分子状態で吸
着する。このようにして受像シート3にイエロー画像成
分が「イエロードット画像」として書き込まれる。
【0014】画像記録部を通過した受像シート3は、後
側抑えローラ対40Y、41Yにより搬送ローラ24に
密着されて更に搬送され、マゼンタ画像記録を行う画像
記録手段の前側抑えローラ対23M、32aMにより搬
送ベルト24に密着されつつ、マゼンタ画像記録用の画
像記録部へ進む。該画像記録部ではサーマルヘッド9M
によりマゼンタ画像成分の書込みが行われる。書込みの
プロセスはイエロー画像成分の書込みと同様である。受
像シート3が搬送されるに従い、上記と同様に、サーマ
ルヘッド9Cによるシアン画像成分が書き込まれ、サー
マルヘッド9Bにより黒画像成分が書き込まれる。この
ようにして、受像シート3にイエロー、マゼンタ、シア
ン、黒の各画像成分が互いに位置合わせして書き込ま
れ、全体としてカラー画像が画像形成される。カラー画
像を形成された受像シート3は、搬送ローラ対26によ
り搬送され、排出ローラ対27により装置外へ排出され
る。この排出が正しく行われたか否かはセンサ33によ
り検知される。対向ローラ10Y〜10B、前側および
後側抑えローラ対を構成する各ローラは、駆動ローラ2
5を除いては回動自在で、搬送ベルト24の回動に従動
して回転する。
【0015】図1に示すように、サーマルヘッド9Y、
9M、9C、9Bの間隔、即ち、各画像記録手段の画像
記録部の間隔を「L1,L2,L3」とすると、これら
の間隔はL1=L2=L3に設定される。即ち、各画像
記録手段の画像記録部の間隔は等間隔である。受像シー
ト3の「搬送方向のシート幅」を図のごとく「L4」と
すると、これは前述の「Ws」に該当するが、「L4」
と上記「L1,L2,L3」との関係は「L1=L2=
L3>2・L4」に設定される。
【0016】上には、1枚の受像シート3を搬送し、カ
ラー画像を画像形成する場合を説明した。この画像形成
装置は複数の画像記録手段をタンデム式に有するので、
各画像形成手段を同時動作させ、複数の受像シートを連
続搬送することにより、カラー画像形成の速度(単位時
間当たりの画像形成枚数)を大きくして、高速の画像形
成が可能である。このように、複数の受像シートに連続
して画像形成する場合に、相前後する受像シートに対
し、各画像記録部における画像記録が同時に開始・終了
するように受像シート搬送を制御する。勿論この制御は
「制御手段」としての制御基板29により、各部のタイ
ミング(給送ローラ4による給送タイミング、レジスト
ローラ対6による送り出しのタイミング、サーマルヘッ
ド9Y〜9Bによる書込みのタイミング等)を制御する
ことにより実行される。
【0017】即ち、図1に実施の形態を示す「カラー画
像形成装置」は、受像シート3を搬送ベルト24により
搬送し、搬送ベルト24による搬送路に沿って複数の画
像記録部を配列し、搬送途上の受像シート3に順次に画
像記録を行って、各画像記録部による記録画像の合成に
より所望の画像を得るタンデム画像記録方式の画像形成
装置であって、個々の画像記録部が独立して画像記録状
態を解除可能であり、複数の受像シートに連続して画像
形成する場合に、相前後する受像シートに対し、各画像
記録部における画像記録が同時に開始・終了するように
受像シート搬送を制御する受像シート搬送制御手段29
を有する(請求項1)。また、受像シート3の搬送方向
の幅をWs(=L4)に対し、隣接する画像記録部の間
隔:L1=L2=L3は2Ws(2・L4)より大きく
設定されており(請求項2)、受像シート3のシート
幅:Ws(=L4)が1通りである(請求項3)。ま
た、画像記録部の数が4で、イエロー、マゼンタ、シア
ン、黒の画像記録を行って、受像シート3上にカラー画
像を記録するものであり、これら画像記録部が受像シー
ト3の搬送路に沿って等間隔で配備されており(請求項
4)、かつ、画像記録部における画像記録は、昇華リボ
ン7Y〜7Bとサーマルヘッド9Y〜9Bによる「昇華
型記録」である(請求項5)。
【0018】ここで、受像シートの搬送路上で受像シー
トがジャムした場合の取り扱いを説明する。説明の具体
性のため、受像シートのジャムが「黒画像の画像記録
部」で発生した場合、例えば「受像シートの先端部がサ
ーマルヘッド9Bの部分に詰って停止」した場合を考え
る。上には説明しなかったが、搬送ベルト24の搬送路
に沿って複数箇所に「ジャム検知センサ」が配備されて
おり、ジャムが発生した場合には直ちに分かるようにな
っている。上記ジャムが発生した時点では連続画像記録
が行われており、各画像記録部にて受像シートへの画像
記録が行われているものとする。
【0019】上記の如きジャムが発生すると制御基板2
9は取敢えず、現に画像記録が実行されている、シア
ン、マゼンタ、イエローの画像記録部での画像形成を終
了せしめる。このようにしても、各受像シートは「その
直前の先行受光シート」との間にL4以上の間隔を保有
している(画像形成部は間隔:L1=L2=L3で配備
され、これらは2・L4より大きく設定され、且つ、相
前後する受像シートに対し、各画像記録部における画像
記録が同時に開始・終了するので、受像シート間の間隔
はL1(=L2=L3)に設定されているから、ある受
像シートの後端と次ぎの受像シートの先端との間にはL
4より大きい間隔がある)ので、ジャムしたシートの後
続シートは、このように画像記録を終了せしめても、そ
の先端部は先行シートの後端部に至らない。
【0020】各画像記録部での画像記録が終了したら、
制御基板は装置の作動を停止させ、所定の表示部(図示
されず)に「ジャム発生の表示」を行う。ユーザが、こ
れを受けて装置本体1の側板を開けて装置内部を見る
と、説明中の例では受像シートが「サーマルヘッド9B
の位置」に詰っているのが見える。そこで、ユーザはジ
ャムした受像シートを搬送路から除去する。これを行う
には以下のようにする。まず、偏心カム43Bに連結さ
れたレバー(図示されず)を回し、偏心カム43Bを回
転させ、アームレバー42Bをバネ部材44Bの弾性力
に抗して時計回りに回転させる。これにより対向ローラ
10Bとサーマルヘッド9Bとの圧接が解除される。次
ぎに、前側抑えローラ対のローラ23aBを上方へ待避
させる。この状態で、ジャムした受像シートを取り除
き、上記と逆の手順で装置の状態をもとへ戻す。この
間、他の受像シートは後側抑えローラ対により搬送ベル
ト24に密着された状態で、位置関係を正確に保存され
ているから、ジャムした受像シートを取り除いた後に、
画像記録を再開しても、後続の受像シートへの画像記録
は適正に行われることになり、結局無駄になるのはジャ
ムした受像シート1枚ですむのである。他の画像記録部
でジャムが生じた場合も同様である。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な画像形成装置を実現できる。この画像形成装置
はタンデム方式であるので、連続した2色画像形成やカ
ラー画像形成を高速で実行でき、画像記録部の一つで受
像シートがジャムしても、このジャムした受像シートを
取り除くだけで、他の受像シートを無駄にすることなく
画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の1形態である昇華型の高速カ
ラー画像形成装置を示す図である。
【符号の説明】
2 カセット 3 受像シート 7Y〜7B リボン 9Y〜9B サーマルヘッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受像シートを搬送ベルトにより搬送し、上
    記搬送ベルトによる搬送路に沿って複数の画像記録手段
    を配列し、搬送途上の上記受像シートに順次に画像記録
    を行って、各画像記録手段による記録画像の合成により
    所望の画像を得るタンデム画像記録方式の画像形成装置
    であって、 個々の画像記録手段が独立して画像記録状態を解除可能
    であり、 複数の受像シートに連続して画像形成する場合に、相前
    後する受像シートに対し、各画像記録部における画像記
    録が同時に開始・終了するように受像シート搬送を制御
    する受像シート搬送制御手段を有することを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 受像シートの搬送方向の幅をWsとするとき、 隣接する画像記録手段の画像記録部の間隔を2Wsより
    大きく設定したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置にお
    いて、 受像シートのシート幅:Wsが1通りであることを特徴
    とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2または3記載の画像形成
    装置において、 画像記録手段の数が3または4であり、イエロー、マゼ
    ンタ、シアンもしくはイエロー、マゼンタ、シアン、黒
    の画像記録を行って、受像シート上にカラー画像を記録
    するものであり、これら画像記録手段の画像記録部が受
    像シートの搬送路に沿って等間隔で配備されることを特
    徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2または3または4記載の
    画像形成装置において、 画像記録手段が、昇華リボンとサーマルヘッドを用いる
    昇華型の画像記録手段であることを特徴とする画像形成
    装置。
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