JPH11157094A - 記録装置におけるインクカートリッジの着脱装置 - Google Patents

記録装置におけるインクカートリッジの着脱装置

Info

Publication number
JPH11157094A
JPH11157094A JP22347698A JP22347698A JPH11157094A JP H11157094 A JPH11157094 A JP H11157094A JP 22347698 A JP22347698 A JP 22347698A JP 22347698 A JP22347698 A JP 22347698A JP H11157094 A JPH11157094 A JP H11157094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
ink
lever
ink cartridge
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22347698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3627790B2 (ja
Inventor
Hitoshi Hayakawa
均 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP22347698A priority Critical patent/JP3627790B2/ja
Publication of JPH11157094A publication Critical patent/JPH11157094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3627790B2 publication Critical patent/JP3627790B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジホルダに対するカートリッジの
装填および排出操作が容易に成し得るインクカートリッ
ジの着脱装置を提供すること。 【解決手段】 インクカートリッジICを装填するカー
トリッジホルダCHには、カートリッジ着脱口A部分に
カートリッジ着脱用レバー70が、軸69によって回動
可能に支軸されている。この支軸部分とハンドル71と
の中間点に形成された当接部71aがカートリッジの尾
端部に係合するように構成されている。したがって、着
脱用レバーの比較的軽い回動操作によりカートリッジI
Cは、てこの原理による強力な前進力が与えられ、ホル
ダ内に確実に装填される。またカートリッジ着脱用レバ
ー70の跳ね上げ方向の回動に応じて後退するリンクレ
バー74が具備されており、このリンクレバー74の後
退によりカートリッジICはカートリッジ着脱口A方向
へ押し戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用紙の幅方向
に移動する複数のインクジェット式記録ヘッドを有し、
印刷データに基づいて例えば複数色のインクを記録用紙
に吐出してカラー画像を印刷するインクジェット式記録
装置に関し、特に印刷用インクを収納したインクカート
リッジが装填されるカートリッジホルダを備えた記録装
置におけるインクカートリッジの着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの発達によりグ
ラフィック処理が比較的簡単に実行できるようになった
ため、ディスプレイに表示されるカラー画像のハードコ
ピーを高品質で出力できる記録装置が求められている。
【0003】このような要求に応えるためにインクジェ
ット記録ヘッドを搭載した記録装置が提供されている。
このインクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が比較
的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成できる
ため、カラー印刷を含めた多くの印刷に使用されてい
る。このような記録装置は、インクジェットヘッド内の
圧力発生室で加圧したインクを記録用紙に対面するノズ
ルからインク滴として記録用紙に吐出させてドットを形
成するようにされている。
【0004】そして、昨今においては、カラー印刷時の
印字品質、特に色の解像度を向上させるために、少なく
ともノーマルマゼンタ、ライトマゼンタ、ノーマルシア
ン、ライトシアン、イエロー、およびブラックの6色の
インクを使用するインクジェット式記録装置が提案され
ている。
【0005】このような多色のインクを用いるものにあ
っては、少なくとも6色分のインクカートリッジを必要
とするために、インクタンクをキャリッジに搭載する形
式の記録装置ではキャリッジの総重量が大きくなるとい
う問題がある。またキャリッジ駆動モータに出力の大き
なものが必要となるばかりでなく、キャリッジリターン
の際のキャリッジの反動が大きくなるなどの技術的課題
が発生する。
【0006】そこで、例えば業務用に用いられるこの種
の記録装置においては、インクカートリッジを記録装置
本体に配置されたカートリッジホルダー内に収納し、イ
ンク供給チューブを介して記録ヘッドにインクを供給す
る方式が採用されている。この場合、6色分のインクカ
ートリッジを記録装置全体の重量バランスをとりつつ収
容するために、それぞれ記録装置の両側に分散して配置
するように構成されている。
【0007】そして、前記したような記録装置に用いら
れるインクカートリッジにおいては、カートリッジの外
形を構成する箱型のケースと、このケース内にインクを
封入した可撓性のインク袋が収納された構成とされてお
り、このインクカートリッジが記録装置の両側に配置さ
れたカートリッジホルダに対してそれぞれ装填されるよ
うに構成されている。
【0008】図7はそのカートリッジホルダ並びにイン
クカートリッジの構成を示したものである。まず、カー
トリッジホルダCHは、それぞれL字状に形成され、上
下方向に互いに平行状態に配置された一対のフレーム4
1,41を有し、その入口部の対向する位置に、カート
リッジの誤挿入防止面が41a,41aが形成されてい
る。また上部のフレーム41には、縮頸部を介してコ字
状のロック部を形成したロックアーム41bが一体に形
成されている。
【0009】そして、一方が回転軸(鎖線42aで示
す)に軸支されたシャッタ42に形成された舌片42b
が、ロックアーム41bのコ字状のロック部に係合され
て閉塞状態に保持されるように構成されている。また後
述するインクカートリッジICの矢印D方向への挿入時
においては、カートリッジICに形成された機能リブ5
1eによりロックアーム41bが矢印E方向に押し上げ
られてロック解除され、同時にシャッタ42はカートリ
ッジICにより押し込まれ、前記回転軸42aに巻回し
て配置されたねじりバネ(図示せず)の付勢力に抗して
シャッタ42が解放されるように構成されている。
【0010】また上方のフレーム41に臨むように板バ
ネ43が配置されており、カートリッジICの装填状態
において、この板バネ43がカートリッジICに配置さ
れた機能リブ51eに係合してクリック機能を構成する
ようにされている。
【0011】また、図示せぬ側板には、インクエンド検
出器44が配置されており、後述するインクカートリッ
ジICに収納されているインクが所定以下となったこと
が検出できるように成されている。
【0012】さらに図示せぬ端板には、位置決め軸45
およびガイド軸46がホルダ内に突出するように配置さ
れており、前記位置決め軸45とガイド軸46のほぼ中
間点には、断面中空状になされたインク供給針47がホ
ルダ内に突出するように配置されている。
【0013】前記のように構成されたカートリッジホル
ダCHに対してインクカートリッジICが矢印D方向か
ら装填される。このインクカートリッジICは図7にお
いても分解図で示したとおり、一面が解放されたケース
本体51と、このケース本体51の解放部を覆う蓋体5
2より構成されており、全体が箱型になされている。
【0014】蓋体52には図7に示すように一対のL字
状突起52aが形成されており、このL字状突起52a
がケース本体51に形成された一対の穴部51aに係合
し、また蓋体52に形成された一対の爪部52bがケー
ス本体51の内側面に形成された一対の凹部51bに係
合することで、ケース本体51に対して蓋体52が着脱
可能に取り付けられるように構成されている。
【0015】そして、その内部には可撓性材料により形
成されると共に、内部にインクが封入された袋体53が
収納されており、この袋体53の一部に形成されたイン
ク取出し口54には、例えばアルミ薄よりなるシール板
が貼着固定されている。
【0016】前記インク取出し口54の袋体53側に
は、インク取出し口54の外径よりも一段小径の環状の
溝部55が形成されており、この環状の溝部55はケー
ス本体51に円弧状に形成された係合リブ51cに嵌ま
り込むことで、カートリッジICに対して位置決めされ
ている。
【0017】またインクが封入された前記袋体53の下
面、すなわち袋体53のケース本体51側の面は、粘着
物質(図示せず)により袋体53がケース本体51に対
して接着固定されており、また袋体53の上面には両面
テープ(図示せず)により平板状の検出板56が接着固
定されている。この検出板56の一部には、検出板の板
面に対して直交する方向に突出された検出突起57が一
体に形成されており、この突起57の先端は袋体56内
のインク量の低下と共に、ケース本体51に穿設された
検出窓51dの方向へ移動しつつ突出できるように構成
されている。
【0018】以上のように構成されたインクカートリッ
ジICのインク取出し口54側の上下端部には、図6に
示すように一対の機能リブ51eが突設されており、ホ
ルダCHへの装填時において、機能リブ51eは前記ロ
ックアーム41bの解除と共に、前記板バネ43に当接
してクリック機能を果たすように作用する。そして、カ
ートリッジICをホルダCHに装填しようとする状態
で、ホルダCH側の前記位置決め軸45およびガイド軸
46が、カートリッジICに形成された位置決め穴51
fとガイド穴51gに嵌まり込む。
【0019】これと同時に、ホルダCH側の前記インク
供給針47がインク取出し口54に貼着されたシール板
を貫通し、これによりインクは記録装置側に導出できる
ようにされる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うなカートリッジホルダに対してインクカートリッジを
装填するには、図6に示すようにカートリッジICのイ
ンク取出し口54が前方となるようにしてホルダICに
向かってカートリッジICを矢印D方向に向かって強制
的に押し込むという操作が必要である。
【0021】この場合、カートリッジICのインク取出
し口54には、前記したようなシール板以外にゴム栓な
ども嵌め込まれており、したがってこのゴム栓をインク
供給針47によって貫通させるための相当な押し込み力
を必要とする。
【0022】図6および図7に示したインクカートリッ
ジにおいては、1種類のインクを収納した例を示してい
るが、例えばノーマルマゼンタとライトマゼンタまたは
ノーマルシアンとライトシアンなどの同系色の2種のイ
ンクを1つに収納したインクカートリッジを装填するに
は、最大で10Kg程度の押し込み力を必要とするな
ど、カートリッジの装填時において相当な力を必要とす
るという技術的課題を抱えている。
【0023】また、カートリッジホルダより、インクカ
ートリッジを取り外す場合においても、指先でカートリ
ッジの後端部を掴んで強制的に引き抜く操作が必要であ
り、この場合においても、カートリッジの尾端部を掴
み、引き抜くための相当な指先の力を必要とする。した
がって、握力あるいは押し込み力が小さい者にとって
は、カートリッジの着脱に相当な苦労を強いられること
となり、その操作性の向上が望まれている。
【0024】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、カートリッジホルダに対するカートリ
ッジの装填および引き抜き操作を容易に成し得るインク
カートリッジの着脱装置を提供することを目的とするも
のである。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明にかかる記録装置におけるインク
カートリッジの着脱装置は、インクカートリッジが装填
されるカートリッジホルダを備えた記録装置におけるイ
ンクカートリッジの着脱装置であって、前記カートリッ
ジホルダには、一方向からインクカートリッジが挿入さ
れ、また同方向に引き抜くことでインクカートリッジの
着脱がなされるカートリッジ着脱口と、前記カートリッ
ジ着脱口に配置され、一端がカートリッジホルダに回動
可能に支軸され、自由端側を回動用ハンドルとすると共
に、カートリッジを装填する場合において、支軸部分と
ハンドル部分との中間点がカートリッジに係合するよう
に構成されたカートリッジ着脱用レバーと、前記カート
リッジ着脱用レバーの回動に応じて進退し、その後退時
においてインクカートリッジに係合してインクカートリ
ッジをカートリッジ着脱口方向へ押し戻す戻し機構とが
具備される。
【0026】この場合、好ましい実施の形態において
は、インクカートリッジをカートリッジ着脱口方向へ押
し戻す戻し機構は、カートリッジ着脱用レバーの支軸部
分とハンドル部分との中間点にその一端が支軸されてカ
ートリッジ着脱用レバーの回動に応じて進退するリンク
板と、前記リンク板の先端に取り付けられて、インクカ
ートリッジの挿入側先端部に係合するリンクレバーとに
より構成される。
【0027】また、本発明にかかるインクカートリッジ
の着脱装置は、インクカートリッジが装填されるカート
リッジホルダを備えた記録装置におけるインクカートリ
ッジの着脱装置であって、前記カートリッジホルダに
は、一方向からインクカートリッジが挿入され、また同
方向に引き抜くことでインクカートリッジの着脱がなさ
れるカートリッジ着脱口と、前記カートリッジ着脱口に
配置され、一端がカートリッジホルダに回動可能に支軸
され、自由端側を回動用ハンドルとしたカートリッジ着
脱用レバーと、前記カートリッジ着脱用レバーの回動に
よってカートリッジをカートリッジホルダに装填した場
合において、カートリッジの前記着脱口側への移動を阻
止する係止機構が具備されることが好ましい。
【0028】さらに、本発明にかかるインクカートリッ
ジの着脱装置は、インクカートリッジが装填されるカー
トリッジホルダを備えた記録装置におけるインクカート
リッジの着脱装置であって、前記カートリッジホルダに
は、一方向からインクカートリッジが挿入され、また同
方向に引き抜くことでインクカートリッジの着脱がなさ
れるカートリッジ着脱口と、前記カートリッジ着脱口に
配置され、一端がカートリッジホルダに回動可能に支軸
され、自由端側を回動用ハンドルとしたカートリッジ着
脱用レバーと、前記カートリッジ着脱用レバーを跳ね上
げた状態において、レバーの跳ね上げ状態を維持させる
係止機構が具備されることが好ましい。この場合、前記
係止機構はカートリッジ着脱用レバーの回動に応じて進
退するリンク板と、前記リンク板をカートリッジホルダ
側に押さえるリンク押さえ板との間に形成されるのが好
ましい。
【0029】そして、前記リンク板には突起が形成さ
れ、リンク押さえ板の端部に前記突起が係合すること
で、係止機構を構成することが好ましく、さらに前記リ
ンク板には、リンク板の進退方向に離間して2つの突起
が形成され、カートリッジ着脱用レバーの回動によって
カートリッジをカートリッジホルダに装填した場合にお
いて、第1の突起がリンク押さえ板の端部に係合し、カ
ートリッジ着脱用レバーを跳ね上げた状態において、第
2の突起がリンク押さえ板の端部に係合するように構成
することが好ましい。
【0030】さらに、前記リンク押さえ板に突起が形成
され、リンク板の一部に前記突起が係合することで、係
止機構を構成するようになされる場合もある。
【0031】また、前記リンクレバーは、カートリッジ
ホルダ側に形成されたガイド孔内を進退するように遊嵌
され、前記カートリッジ着脱用レバーの跳ね上げ時にお
いて、前記ガイド孔に対して直交する方向に形成された
ロック孔に嵌入されるように構成されることが望まし
い。
【0032】そして好ましくは、前記カートリッジ着脱
用レバーは、コ字状に形成されて、その両脚部の先端が
それぞれカートリッジホルダ側に支軸され、カートリッ
ジを装填する場合において、コ字状の折り曲げ中央部の
一部に形成された当接部がインクカートリッジの尾端部
に当接されるように構成される。
【0033】加えて、好ましい実施の形態においては、
前記カートリッジホルダにおけるカートリッジ挿入側内
底部には、インクカートリッジの挿入によってカートリ
ッジからのインクを導出するインク供給針が配置され、
前記インク供給針の配置位置と、前記カートリッジ着脱
用レバーに形成された当接部の配置位置とが、カートリ
ッジの挿入移動方向において互いに対向位置に配置され
た構成とされる。
【0034】以上のようになされたインクカートリッジ
の着脱装置によると、カートリッジ着脱用レバーを跳ね
上げた状態で、カートリッジをカートリッジ着脱口に軽
く差し込み、この状態で着脱用レバーのハンドル部分を
持ってこれを回動させることでカートリッジを容易にホ
ルダ内に装填することができる。この場合、カートリッ
ジには一端が回動可能に支軸された着脱用レバーの中間
点において押し込み作用を受け、いわゆるてこの原理に
よる強力な前進力が与えられる。
【0035】また、カートリッジをホルダから引き抜く
場合においては、着脱用レバーのハンドル部分を持っ
て、これを跳ね上げ方向に回動させることにより、リン
ク板を介して後退するリンクレバーによってカートリッ
ジは引き戻され、カートリッジを容易に取り外すことが
できる。この場合、リンク板はカートリッジ着脱用レバ
ーの支軸部分とハンドル部分との中間点にその一端が支
軸されており、同様にいわゆるてこの原理による強力な
押し戻し力によりカートリッジが後退する。
【0036】さらに、カートリッジ着脱用レバーの回動
によってカートリッジをカートリッジホルダに装填した
場合において、カートリッジの着脱口側への移動を阻止
する係止機構を備えた構成により、カートリッジをカー
トリッジホルダへ装填した状態におけるカートリッジの
戻り作用を阻止することができ、カートリッジとインク
供給針との接続を確実に確保させることができる。ま
た、カートリッジ着脱用レバーを跳ね上げた状態におい
て、レバーの跳ね上げ状態を維持させる係止機構を備え
る構成により、カートリッジの交換時における操作性を
向上させることができる。
【0037】さらに、ホルダ内のインク供給針の配置位
置と、カートリッジ着脱用レバーに形成されたカートリ
ッジへの当接部の配置位置とを、カートリッジの挿入移
動方向において互いに対向する位置に配置させることに
より、カートリッジの挿入時において、カートリッジを
インク供給針に対して正面方向から進行させることがで
き、カートリッジの装填作用を円滑に成すことができ
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる記録装置に
おけるインクカートリッジの着脱装置について、図に示
す実施の形態に基づいて説明する。図1は本発明が適用
されるインクジェット式記録装置10の構成を示したも
のである。キャリッジ11は、一対のガイド部材12に
案内されてプラテン13に対して平行に移動できるよう
に構成されている。そしてキャリッジ11はフレーム1
4に取り付けられた一対のプーリ15,16間にかけ渡
されたタイミングベルト17の一部に結合されている。
その一方のプーリ15はモータ18により回転駆動され
るようになされており、モータ18の往復回転によりキ
ャリッジ11は左右方向に反復駆動されるようになされ
ている。
【0039】前記キャリッジ11の記録用紙(図示せ
ず)に対向する面には、第1の記録ヘッド19と第2の
記録ヘッド20とがキャリッジ11の移動方向に並べて
搭載され、また上面にはダンパー機能を備えたサブタン
クユニット21,22が載置されている。
【0040】前記フレーム14の両側には、各インクカ
ートリッジを収容する後述するカートリッジホルダCH
が配置され、各ホルダCHに収容されたインクカートリ
ッジICから、インク供給チューブ23a,23b,2
3c,23d,23e,23fをそれぞれ介して、サブ
タンクユニット21および22に対してインクが供給さ
れるように構成されている。そして、記録ヘッド19,
20の移動経路の非印字領域には、記録ヘッド19,2
0のノズルプレートを封止するキャッピング装置24が
設けられている。
【0041】次に、図2は前記したインクジェット式記
録装置10において使用される2種のインクを収納した
インクカートリッジの例を分解図によって示したもので
ある。なおこの図2に示したインクカートリッジICに
おいては、図6および図7に示した単色のみで構成され
たインクを包含するインクカートリッジと基本的な構造
は同一であり、したがって相当する部分には同一符号、
または同一符号にさらに大文字のアルファベットを付加
した符号を記載しており、以下は主に図6および図7に
示した単色のインクカートリッジとの相異点について説
明する。
【0042】図2に示すインクカートリッジICにおい
ては、ケース本体51内に中蓋58が配置されるように
構成されている。そして、中蓋58とケース本体51と
の間の空間部にインクが封入された袋体53Aが収納さ
れ、その袋体53Aの上面に両面テープ59Aによって
検出板56Aが貼着固定されている。
【0043】また、前記中蓋58と蓋体52との間の空
間部にインクが封入された他の袋体53Bが収納され、
その袋体53Bの上面に両面テープ59Bによって検出
板56Bが貼着固定されている。この検出板56Bに形
成された突起57Bの長さは前記一方の検出板56Aに
形成された突起57Aの長さに対してより長く形成され
ており、中蓋58に形成された窓孔58aを通して、ケ
ース本体側51に穿設された検出窓51dの方向へ臨む
ように構成されている。
【0044】次に、図3乃至図5は前記したインクカー
トリッジICが装填されるカートリッジホルダの構成を
示したものであり、図3はその分解図を、図4はカート
リッジホルダにインクカートリッジICを装填した状態
を、また図5はカートリッジ着脱用レバーを跳ね上げた
状態を示すものである。
【0045】まず図3に示すように、合成樹脂により形
成された一対の上側板61および下側板62がその一側
面で金属製のフレーム63に対してそれぞれ結合されて
いる。前記上側板61および下側板62の他側面には金
属製の結合板64が取り付けられ、さらに端板65がビ
ス66a,66bによって前記フレーム63に取り付け
られて全体が箱型に形成されている。
【0046】前記上側板61および下側板62の一部に
対向するように配置されたボス部61a,62aに、シ
ャッタ67の軸部67aが係合されて、シャッタ67が
カートリッジホルダCH内で閉塞または解放可能となる
ようになされ、シャッタ67の軸部67aに巻回される
一方、前記上側板61に腕部を当接しつつ配置されたね
じりバネ68によって、シャッタ67がホルダCH内で
閉塞状態となる方向に付勢されている。
【0047】前記フレーム63、上側板61、結合板6
4とを介して金属製の支軸69が嵌込まれており、図4
(B)にも示すように、この支軸69の両端部に、カー
トリッジ着脱用のレバー70の両脚部70a,70bが
結合されていて、レバー70がカートリッジ着脱口A部
分で回動可能となるように構成されている。
【0048】カートリッジ着脱用のレバー70は、金属
板をコ字状に折り曲げ形成され、その中央部から自由端
側に延出するように合成樹脂によるハンドル71が取り
付けられており、その両脚部70a,70bは湾曲状態
になされている。そして、図4(B)に示すように、コ
字状の折り曲げ中央部におけるハンドル71の一部に
は、インクカートリッジの装填時においてインクカート
リッジの尾端部に当接する当接部71aが一体に形成さ
れている。
【0049】また、前記レバー70の一方の脚部70b
の中間点には、図4(B)および図5にも示されている
ように、レバー70に対して回動可能となるようにリン
ク板72の端部が支軸部72aによって結合されてい
る。このリンク板72は、前記フレーム63の一部に差
し込まれるようにして結合されたリンク押さえ板73に
よって押さえられ、レバー70の回動動作にしたがって
リンク板72をフレーム63の外側面に沿って前後に摺
動させるようにガイドする。
【0050】前記リンク板72の先端部には、図5にも
示すようにL字状に形成された金属製のリンクレバー7
4が溝孔72bにおいて遊嵌されており、このリンクレ
バー74の先端部は、フレーム63に形成されたガイド
孔63c内を介してホルダCH内に位置され、後述する
ようにカートリッジを取り外す場合にカートリッジを押
し戻す作用を実行する。これらリンク板72およびリン
クレバー74によってカートリッジの押し戻し機構を構
成している。
【0051】そして、リンク板72の側面には、その長
手方向に離間してそれぞれ係合突起72cおよび72d
が形成されている。その一方の突起(第1の突起)72
dは図4に示すように着脱用レバー70の引き下ろし時
において、リンク押さえ板73の端部に係止して着脱用
レバー70の引き下ろし状態を保持する。また他方の突
起72cは図5に示すようにカートリッジ着脱用レバー
70の跳ね上げ時において、リンク押さえ板73の端部
に係止して着脱用レバー70の跳ね上げ状態を保持す
る。
【0052】そして、これら係合突起72cおよび72
dは、リンク板72の前後方向への移動により、リンク
押さえ板73の内側面を乗り越えて図4および図5の状
態をとるように成され、この乗り越え時にそれぞれクリ
ック機能が形成される。
【0053】さらに、図5に示すようにカートリッジ着
脱用レバー70の跳ね上げ時においては、前記リンクレ
バー74はガイド孔63cに対して直交する方向に形成
されたロック孔63dに嵌入されており、この状態にお
いてインクカートリッジICを、着脱口Aより無理に挿
入しようとしても、ホルダ内部においてカートリッジI
Cの前端部がリンクレバー74に衝合し、カートリッジ
ICのホルダ内への侵入を阻止するように構成されてい
る。
【0054】すなわち、カートリッジ着脱用レバー70
の跳ね上げた状態において、リンクレバー74がロック
孔63dに嵌入されるように構成することで、カートリ
ッジのホルダ内への無理な押し込みにより、リンク板7
2を介してカートリッジ着脱用レバー70が不用意に回
動するのを阻止することができ、カートリッジ着脱用レ
バー70の不用意な回動によって指先などを挟み込むと
いった問題を回避できるようにされている。
【0055】また図5に示すように、前記リンク板72
の先端部の測縁にはテーパ面72eが形成されている。
このテーパ面72eはリンク板72の前進時において、
フレーム63に突設された突起63eに衝合して、リン
ク板72の先端側を揺動し、リンクレバー74を前記ロ
ック孔63dより脱出させてガイド孔63cに案内する
ように作用する。
【0056】このようにカートリッジはカートリッジ着
脱用レバーの操作によってのみホルダ内に確実に装填す
ることができる。
【0057】一方、前記フレーム63の一部には、矩形
状の切欠部63aが形成されており、この切欠部63a
には、インクエンド検出レバー75が回動可能となるよ
うに取り付けられている。このインクエンド検出レバー
75は、一端に軸部75aが形成された平板状になされ
ており、その軸部75aはフレーム63に形成された一
対の起立部63bと、図示せぬ下側板62に一体に形成
された一対の立上げ部との間で軸支され、回動可能にな
されている。
【0058】そして、下側板62にはインクエンド検出
器76が取り付けられ、このインクエンド検出器76の
レバー76aが前記インクエンド検出レバー75の自由
端側に形成された突出子75bによって作動されるよう
に構成されている。なお前記インクエンド検出器76内
には、そのレバー76aの作動によってオンまたはオフ
されるリーフスイッチ式の電気接点が具備されており、
接続端子77を介して記録装置本体側の図示せぬ制御回
路に対して電気的出力が伝達されるように構成されてい
る。
【0059】前記上側板61には、縮頸部を介してコ字
状のロック部を形成したロックアーム61bが一体に形
成されている。これにより前記シャッタ67に形成され
た舌片67bがロックアーム61bのコ字状のロック部
に係合されて閉塞状態に保持されるように構成されてお
り、単にシャッタ67を押しただけでは開かない構造と
なっている。また上側板61には棒バネ78によってホ
ルダCHの内側面方向に付勢されたクリック用の突子6
1cが一体に形成されている。
【0060】さらに前記端板65には、位置決め軸79
およびガイド軸80がホルダ内に突出するように配置さ
れており、前記位置決め軸79とガイド軸80のほぼ中
間点には、断面中空状になされた一対のインク供給針8
1a,81bがホルダ内に突出するように配置されてい
る。
【0061】なお図4に示すように、このインク供給針
81a,81bの配置位置と、カートリッジ着脱用レバ
ー70に形成された前記当接部71aの配置位置は、カ
ートリッジの挿入移動方向において互いに対向する位置
に配置されている。すなわち、それぞれのインク供給針
81a,81bの突出延長方向が、レバー70に形成さ
れた当接部71aにほぼ一致するように構成されてい
る。
【0062】以上の構成において、カートリッジホルダ
CHに対してインクカートリッジICを装填するには、
ホルダCHに設けられたカートリッジ着脱用のレバー7
0を跳ね上げた状態とする。このように、レバー70を
跳ね上げた状態とすると、図5に示すように、リンク板
72の側面に形成された第2の突起72dがリンク押さ
え板73の端部に係止してレバー70の跳ね上げ状態を
保持する。
【0063】この状態でインクカートリッジICのイン
ク取出し口54A,54Bが、ホルダ側に向くようにし
てカートリッジICを着脱口Aに挿入する。これにより
カートリッジICに形成された機能リブ51eによりロ
ックアーム61bが押し上げられてロック解除され、同
時にシャッタ67はカートリッジICにより押し込ま
れ、前記回転軸67aに巻回して配置されたねじりバネ
68の付勢力に抗してシャッタ67が解放される。
【0064】そして、カートリッジICをなおもホルダ
側に挿入することで、カートリッジICの先端部が、L
字状に形成された金属製のリンクレバー74に突き当た
る。
【0065】この状態において、カートリッジ着脱用の
レバー70をホルダ側に回動させることで、着脱用レバ
ー70に形成された前記当接部71aがカートリッジI
Cの尾端部に当接する。そして、前記当接部71aはい
わゆるテコの原理により、カートリッジICをホルダ側
に押し込むように作用し、カートリッジICはレバー7
0の回動によりホルダ側に対して容易に押し込むことが
できる。
【0066】この時、ホルダ内のインク供給針81a,
81bの配置位置と、着脱用レバー70に形成されたカ
ートリッジへの当接部71aの配置位置とが、カートリ
ッジの挿入移動方向において互いに対向する位置に配置
されているので、カートリッジの挿入時において、カー
トリッジをインク供給針に対して正面方向から進行させ
ることができ、カートリッジの装填作用を円滑に成すこ
とができる。
【0067】一方、カートリッジICがホルダ内を前進
しようとした場合には、前記した作用により、リンクレ
バー74は前記ロック孔63dより脱出してガイド孔6
3cに沿って前進するので、カートリッジICの侵入を
妨げることはない。
【0068】そして、カートリッジICの装填状態にお
いて、前記上側板61に配置された突子61cがカート
リッジICに形成された機能リブ51eに係合してカー
トリッジICはホルダCHに対して装填状態となる。
【0069】この装填状態とされる過程において、ホル
ダCH内に配置された前記位置決め軸79およびガイド
軸80が、それぞれカートリッジICに形成された位置
決め穴51fとガイド穴51gに嵌まり込む。これと同
時に、ホルダCH側の一対のインク供給針81a,81
bがそれぞれのインク取出し口54A,54Bに貼着さ
れたシール板を貫通し、これによりインクは記録装置側
に導出できるようにされる。
【0070】このようにして、カートリッジICがホル
ダCHに装填されると、リンク板72の側面に形成され
た第1の突起72dは図4に示すように、リンク押さえ
板73の端部に係止して着脱用レバー70の引き下ろし
状態を保持する。これにより、カートリッジICの戻り
作用を阻止させることができ、カートリッジとインク供
給針81a,81bとの接続状態を確保することができ
る。
【0071】このような装填状態でインクカートリッジ
ICのインクが序々に消費されると、カートリッジIC
内に装填された前記検出板56Aおよび56Bの各突起
57A,57BがカートリッジICに設けられた検出窓
51d側に序々に突出する。
【0072】そして、カートリッジIC内のインクの容
量が所定以下となると、各突起57A,57Bがインク
エンド検出レバー75に接合し、検出レバー75を回動
させる。これによりインクエンド検出器76が作動し、
記録装置側の例えば表示パネルに設けられた表示ランプ
を点灯させるなどしてインクエンドの状態であることを
表示させることができる。
【0073】そして、インクエンドの状態となり、イン
クカートリッジICを交換するには、前記カートリッジ
ホルダCHにおけるカートリッジ着脱用のレバー70を
跳ね上げる方向に回動することで、レバー70に係止さ
れた前記リンク板72が手前方向に後退し、リンク板7
2の先端に取り付けられたL字状に形成された金属製の
リンクレバー74が引き戻される。したがって、インク
カートリッジICはこのリンクレバー74によってホル
ダCHより押し出される。
【0074】そして、カートリッジ着脱用のレバー70
を跳ね上げた状態で、前記インクカートリッジICの端
部を手で掴んで手前に引き出すことにより、インクカー
トリッジICをホルダCHから容易に取り外すことがで
きる。
【0075】このようにしてインクカートリッジICを
ホルダCHから取り外すと、ホルダCHに配置されたシ
ャッタ67はねじりバネ68の作用によりホルダCHを
閉塞し、上側板61に設けたロックアーム61bがシャ
ッタ67に形成された舌片67bに係合してシャッタ6
7によるホルダCHの閉塞状態が保持される。
【0076】同時にリンク板72に形成された突起72
cがリンク押さえ板73の側部に係止するため、着脱用
レバー70の跳ね上げ状態が保持され、さらに前記リン
クレバー74は前記ロック孔63dに嵌入する。
【0077】なお、前記した実施の形態においては、リ
ンク板72に突起72c,72dを形成し、リンク押さ
え板73との間で係止機構を形成しているが、例えばリ
ンク押さえ板73側に突起を設け、リンク板72の側部
に突起係合用の凹部を設けるように構成しても同様の作
用効果を得ることができる。
【0078】また、以上は2色のインクを封入したカー
トリッジが装填されるカートリッジホルダを例にして説
明したが、例えば図7に示したような1つの特定な色の
インクを封入したカートリッジが装填されるカートリッ
ジホルダにおいても本発明を採用することができること
は勿論である。また本発明はカラー画像を印刷する記録
装置以外にブラックインクのみを用いるモノクロプリン
タにも利用することができる。
【0079】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
かかるインクカートリッジの着脱装置においては、カー
トリッジ着脱口部分にカートリッジ着脱用レバーを回動
可能に支軸し、この支軸部分とハンドル部分との中間点
がカートリッジに係合するように構成したので、カート
リッジは着脱用レバーの中間点において押し込み作用を
受け、いわゆるてこの原理による強力な前進力が与えら
れる。したがって、着脱用レバーの比較的軽い回動操作
によりカートリッジをホルダに対して装填することがで
きる。
【0080】またカートリッジ着脱用レバーの回動に応
じて進退し、その後退時においてインクカートリッジに
係合してインクカートリッジをカートリッジ着脱口方向
へ押し戻す例えばリンク板およびリンクレバーから成る
戻し機構を設けたので、着脱用レバーの比較的軽い回動
操作によりカートリッジを排出させることができる。
【0081】また、カートリッジ着脱用レバーによるカ
ートリッジの装填状態、およびレバーの跳ね上げ状態を
維持させる係止機構を具備させることで、カートリッジ
の安定な装填状態を確保すると共に、カートリッジ交換
時の操作を容易にすることができる。
【0082】加えて、カートリッジ着脱用レバーの跳ね
上げ時においては、リンクレバーはガイド孔に対して直
交する方向に形成されたロック孔に嵌入し、カートリッ
ジ着脱用レバーの操作によりリンクレバーがロック孔か
ら脱出されるように構成されているので、カートリッジ
のホルダ内への無理な押し込みにより、リンク板等を介
してカートリッジ着脱用レバーが不用意に回動するのを
阻止することができる。これにより、カートリッジ着脱
用レバーが不用意に回動するのを阻止することができ、
カートリッジ着脱用レバーの不用意な回動によって指先
などを挟み込むといった問題を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるインクカートリッジの着脱装置
が搭載されるインクジェット式記録装置の構成を示した
上面図である。
【図2】図1に示す記録装置において使用される2色タ
イプのインクカートリッジの例を示した分解斜視図であ
る。
【図3】本発明にかかるインクカートリッジの着脱装置
を採用したカートリッジホルダの構成を示した分解斜視
図である。
【図4】図3に示したカートリッジホルダにインクカー
トリッジを装填した状態を示す構成図である。
【図5】カートリッジホルダのカートリッジ着脱用レバ
ーを跳ね上げ状態とした側面図である。
【図6】従来のカートリッジホルダの例を示した斜視図
である。
【図7】図6に示すカートリッジホルダに装填されるイ
ンクカートリッジの例を示した分解斜視図である。
【符号の説明】
10 記録装置 11 キャリッジ 13 プラテン 17 タイミングベルト 18 モータ 19 第1記録ヘッド 20 第2記録ヘッド 24 キャッピング装置 51 ケース本体 52 蓋体 53A 袋体 53B 袋体 58 中蓋 61 上側板 62 下側板 63 フレーム 63c ガイド孔 63d ロック孔 63e 突起 64 結合板 65 端板 67 シャッタ 69 支軸 70 カートリッジ着脱用レバー 71 ハンドル 71a 当接部 72 リンク板 72a 支軸部 72c 係合突起 72d 係合突起 72e テーパ面 73 リンク押さえ板 74 リンクレバー 75 インクエンド検出レバー 76 インクエンド検出器 81a インク供給針 81b インク供給針 CH カートリッジホルダ IC インクカートリッジ A カートリッジ着脱口

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクカートリッジが装填されるカート
    リッジホルダを備えた記録装置におけるインクカートリ
    ッジの着脱装置であって、 前記カートリッジホルダには、一方向からインクカート
    リッジが挿入され、また同方向に引き抜くことでインク
    カートリッジの着脱がなされるカートリッジ着脱口と、 前記カートリッジ着脱口に配置され、一端がカートリッ
    ジホルダに回動可能に支軸され、自由端側を回動用ハン
    ドルとすると共に、カートリッジを装填する場合におい
    て、支軸部分とハンドル部分との中間点がカートリッジ
    に係合するように構成されたカートリッジ着脱用レバー
    と、 前記カートリッジ着脱用レバーの回動に応じて進退し、
    その後退時においてインクカートリッジに係合してイン
    クカートリッジをカートリッジ着脱口方向へ押し戻す戻
    し機構とを具備したことを特徴とする記録装置における
    インクカートリッジの着脱装置。
  2. 【請求項2】 前記インクカートリッジをカートリッジ
    着脱口方向へ押し戻す戻し機構は、カートリッジ着脱用
    レバーの支軸部分とハンドル部分との中間点にその一端
    が支軸されてカートリッジ着脱用レバーの回動に応じて
    進退するリンク板と、前記リンク板の先端に取り付けら
    れて、インクカートリッジの挿入側先端部に係合するリ
    ンクレバーとにより構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の記録装置におけるインクカートリッジの
    着脱装置。
  3. 【請求項3】 インクカートリッジが装填されるカート
    リッジホルダを備えた記録装置におけるインクカートリ
    ッジの着脱装置であって、 前記カートリッジホルダには、一方向からインクカート
    リッジが挿入され、また同方向に引き抜くことでインク
    カートリッジの着脱がなされるカートリッジ着脱口と、 前記カートリッジ着脱口に配置され、一端がカートリッ
    ジホルダに回動可能に支軸され、自由端側を回動用ハン
    ドルとしたカートリッジ着脱用レバーと、 前記カートリッジ着脱用レバーの回動によってカートリ
    ッジをカートリッジホルダに装填した場合において、カ
    ートリッジの前記着脱口側への移動を阻止する係止機構
    とを具備したことを特徴とする記録装置におけるインク
    カートリッジの着脱装置。
  4. 【請求項4】 インクカートリッジが装填されるカート
    リッジホルダを備えた記録装置におけるインクカートリ
    ッジの着脱装置であって、 前記カートリッジホルダには、一方向からインクカート
    リッジが挿入され、また同方向に引き抜くことでインク
    カートリッジの着脱がなされるカートリッジ着脱口と、 前記カートリッジ着脱口に配置され、一端がカートリッ
    ジホルダに回動可能に支軸され、自由端側を回動用ハン
    ドルとしたカートリッジ着脱用レバーと、 前記カートリッジ着脱用レバーを跳ね上げた状態におい
    て、レバーの跳ね上げ状態を維持させる係止機構とを具
    備したことを特徴とする記録装置におけるインクカート
    リッジの着脱装置。
  5. 【請求項5】 前記係止機構は、カートリッジ着脱用レ
    バーの回動に応じて進退するリンク板と、前記リンク板
    をカートリッジホルダ側に押さえるリンク押さえ板との
    間に形成されていることを特徴とする請求項3または請
    求項4に記載の記録装置におけるインクカートリッジの
    着脱装置。
  6. 【請求項6】 前記リンク板には突起が形成され、リン
    ク押さえ板の端部に前記突起が係合することで、係止機
    構を構成したことを特徴とする請求項5に記載の記録装
    置におけるインクカートリッジの着脱装置。
  7. 【請求項7】 前記リンク板には、リンク板の進退方向
    に離間して2つの突起が形成され、カートリッジ着脱用
    レバーの回動によってカートリッジをカートリッジホル
    ダに装填した場合において、第1の突起がリンク押さえ
    板の端部に係合し、カートリッジ着脱用レバーを跳ね上
    げた状態において、第2の突起がリンク押さえ板の端部
    に係合するように構成したことを特徴とする請求項6に
    記載の記録装置におけるインクカートリッジの着脱装
    置。
  8. 【請求項8】 前記リンク押さえ板には突起が形成さ
    れ、リンク板の一部が前記突起が係合することで、係止
    機構を構成したことを特徴とする請求項5に記載の記録
    装置におけるインクカートリッジの着脱装置。
  9. 【請求項9】 前記リンクレバーは、カートリッジホル
    ダ側に形成されたガイド孔内を進退するように遊嵌さ
    れ、前記カートリッジ着脱用レバーの跳ね上げ時におい
    て、前記ガイド孔に対して直交する方向に形成されたロ
    ック孔に嵌入されるように構成されていることを特徴と
    する請求項2に記載の記録装置におけるインクカートリ
    ッジの着脱装置。
  10. 【請求項10】 前記カートリッジ着脱用レバーは、コ
    字状に形成されて、その両脚部の先端がそれぞれカート
    リッジホルダ側に支軸され、カートリッジを装填する場
    合において、コ字状の折り曲げ中央部の一部に形成され
    た当接部がインクカートリッジの尾端部に当接されるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項9のいずれかに記載の記録装置におけるインクカート
    リッジの着脱装置。
  11. 【請求項11】 前記カートリッジホルダにおけるカー
    トリッジ挿入側内底部には、インクカートリッジの挿入
    によってカートリッジからのインクを導出するインク供
    給針が配置され、前記インク供給針の配置位置と、前記
    カートリッジ着脱用レバーに形成された当接部の配置位
    置とが、カートリッジの挿入移動方向において互いに対
    向位置に配置されていることを特徴とする請求項10に
    記載の記録装置におけるインクカートリッジの着脱装
    置。
JP22347698A 1997-09-25 1998-08-06 記録装置におけるインクカートリッジの着脱装置 Expired - Fee Related JP3627790B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22347698A JP3627790B2 (ja) 1997-09-25 1998-08-06 記録装置におけるインクカートリッジの着脱装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-260601 1997-09-25
JP26060197 1997-09-25
JP22347698A JP3627790B2 (ja) 1997-09-25 1998-08-06 記録装置におけるインクカートリッジの着脱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11157094A true JPH11157094A (ja) 1999-06-15
JP3627790B2 JP3627790B2 (ja) 2005-03-09

Family

ID=26525497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22347698A Expired - Fee Related JP3627790B2 (ja) 1997-09-25 1998-08-06 記録装置におけるインクカートリッジの着脱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3627790B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005059321A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Seiko Epson Corp 液体収容体
EP1547785A2 (en) 2003-12-22 2005-06-29 Seiko Epson Corporation Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, liquid ejection apparatus, and liquid container
JP2005254794A (ja) * 2003-12-22 2005-09-22 Seiko Epson Corp インクカートリッジの着脱装置、記録装置及び液体噴射装置
WO2006104242A1 (en) 2005-03-28 2006-10-05 Seiko Epson Corporation Liquid cartridge, loading/unloading device of liquid cartridge, recording apparatus, and liquid ejection apparatus
EP1721745A2 (en) 2005-05-11 2006-11-15 Seiko Epson Corporation Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, and liquid ejection apparatus
US7575310B2 (en) 2005-03-28 2009-08-18 Seiko Epson Corporation Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, and liquid ejection apparatus
JP2010076456A (ja) * 2010-01-08 2010-04-08 Seiko Epson Corp インクカートリッジの着脱装置、記録装置及び液体噴射装置
US7712881B2 (en) 2006-01-11 2010-05-11 Seiko Epson Corporation Apparatus for attaching and detaching ink cartridge, recorder comprising the same and liquid spraying apparatus comprising the same
US7740339B2 (en) 2006-03-31 2010-06-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Protection device for an ink cartridge storage unit
US7837308B2 (en) 2006-03-31 2010-11-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Protector for ink cartridge container
US7922281B2 (en) 2006-03-31 2011-04-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Protection device for an ink cartridge storage unit
US7942509B2 (en) 2006-06-29 2011-05-17 Seiko Epson Corporation Ink cartridge attachment/detachment device and recording apparatus
US8025359B2 (en) 2006-03-31 2011-09-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Protector for ink cartridge container
US8678574B2 (en) 2012-03-09 2014-03-25 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus
JP2017065129A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 キヤノン株式会社 供給装置、記録装置及び装着方法

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005059321A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Seiko Epson Corp 液体収容体
JP4589610B2 (ja) * 2003-08-08 2010-12-01 セイコーエプソン株式会社 液体収容体
DE102004061829B4 (de) * 2003-12-22 2010-02-11 Seiko Epson Corp. Flüssigkeitsbehälter
EP1547785A2 (en) 2003-12-22 2005-06-29 Seiko Epson Corporation Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, liquid ejection apparatus, and liquid container
JP2005254794A (ja) * 2003-12-22 2005-09-22 Seiko Epson Corp インクカートリッジの着脱装置、記録装置及び液体噴射装置
US8042909B2 (en) 2003-12-22 2011-10-25 Seiko Epson Corporation Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, liquid ejection apparatus, and liquid container
EP1733888A2 (en) 2003-12-22 2006-12-20 Seiko Epson Corporation Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, liquid ejection apparatus
JP4656289B2 (ja) * 2003-12-22 2011-03-23 セイコーエプソン株式会社 インクカートリッジの着脱装置、記録装置及び液体噴射装置
EP1852261A2 (en) 2003-12-22 2007-11-07 Seiko Epson Corporation Liquid ejection system
EP1852262A2 (en) 2003-12-22 2007-11-07 Seiko Epson Corporation Ink cartridge
US7455397B2 (en) 2003-12-22 2008-11-25 Seiko Epson Corporation Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, liquid ejection apparatus, and liquid container
US7922398B2 (en) 2005-03-28 2011-04-12 Seiko Epson Corporation Liquid cartridge, loading/unloading device of liquid cartridge, recording apparatus, and liquid ejection apparatus
US7575310B2 (en) 2005-03-28 2009-08-18 Seiko Epson Corporation Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, and liquid ejection apparatus
US8534812B2 (en) 2005-03-28 2013-09-17 Seiko Epson Corporation Liquid cartridge, loading/unloading device of liquid cartridge, recording apparatus, and liquid ejection apparatus
EP2248671A1 (en) 2005-03-28 2010-11-10 Seiko Epson Corporation Liquid cartridge, loading/unloading device of liquid cartridge, recording apparatus, and liquid ejection apparatus
WO2006104242A1 (en) 2005-03-28 2006-10-05 Seiko Epson Corporation Liquid cartridge, loading/unloading device of liquid cartridge, recording apparatus, and liquid ejection apparatus
EP1721745A2 (en) 2005-05-11 2006-11-15 Seiko Epson Corporation Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, and liquid ejection apparatus
US7575300B2 (en) 2005-05-11 2009-08-18 Seiko Epson Corporation Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, and liquid ejection apparatus
EP1721745A3 (en) * 2005-05-11 2008-02-27 Seiko Epson Corporation Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, and liquid ejection apparatus
JP2006341587A (ja) * 2005-05-11 2006-12-21 Seiko Epson Corp インクカートリッジの着脱装置、記録装置及び液体噴射装置
US7712881B2 (en) 2006-01-11 2010-05-11 Seiko Epson Corporation Apparatus for attaching and detaching ink cartridge, recorder comprising the same and liquid spraying apparatus comprising the same
US7740339B2 (en) 2006-03-31 2010-06-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Protection device for an ink cartridge storage unit
US7922281B2 (en) 2006-03-31 2011-04-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Protection device for an ink cartridge storage unit
US8025359B2 (en) 2006-03-31 2011-09-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Protector for ink cartridge container
US7837308B2 (en) 2006-03-31 2010-11-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Protector for ink cartridge container
US7942509B2 (en) 2006-06-29 2011-05-17 Seiko Epson Corporation Ink cartridge attachment/detachment device and recording apparatus
JP2010076456A (ja) * 2010-01-08 2010-04-08 Seiko Epson Corp インクカートリッジの着脱装置、記録装置及び液体噴射装置
US8678574B2 (en) 2012-03-09 2014-03-25 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus
JP2017065129A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 キヤノン株式会社 供給装置、記録装置及び装着方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3627790B2 (ja) 2005-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11157094A (ja) 記録装置におけるインクカートリッジの着脱装置
EP0927641B1 (en) Ink jet recording unit
JP4086888B2 (ja) インク収納容器
US5777634A (en) Apparatus or instrument including scanning type functional element
JPH0976528A (ja) インクジェットプリンタ
US6877920B2 (en) Roll-like fixing-medium holding device and liquid fixing apparatus
JPH11348303A (ja) プリンタのインクカートリッジ装着機構
JPH1158792A (ja) インクジェット式記録装置およびこれに用いるインクカートリッジ
JP2006256077A (ja) インクカートリッジ
JPH1178047A (ja) インク貯蔵容器装着機構
JP3454103B2 (ja) インクジェット式記録装置およびこれに用いるインクカートリッジ
JP2002234179A (ja) 液体噴射装置
JP6370164B2 (ja) 記録装置
JPH1191139A (ja) インクジェット式記録装置およびこれに用いるインクカートリッジ
JPH11207982A (ja) 記録装置におけるインクカートリッジの装填装置
JP2003127402A (ja) インクジェット記録装置
JPH07290802A (ja) テープ印字装置
JPH10235888A (ja) 印字装置
JP2002192749A (ja) インクジェットプリンタ
JP2020157725A (ja) 液体容器及び液体消費装置
JPH01291947A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録ヘッド
JPH10329331A (ja) プリンタのインクカートリッジ装着機構
US8403383B2 (en) Print unit latch
JPH10194334A (ja) 液体吐出ヘッドカートリッジの保管容器
JP3584069B2 (ja) インクジェット式記録ユニット、及びインクジェット式記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040301

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20040430

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041130

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees