JPH11157012A - 化粧シート - Google Patents
化粧シートInfo
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- JPH11157012A JPH11157012A JP32747197A JP32747197A JPH11157012A JP H11157012 A JPH11157012 A JP H11157012A JP 32747197 A JP32747197 A JP 32747197A JP 32747197 A JP32747197 A JP 32747197A JP H11157012 A JPH11157012 A JP H11157012A
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Abstract
あり、しかも廃棄処分して放置しても自然に消滅してし
まう新規な化粧シートを提供する。 【解決手段】 ポリ乳酸系樹脂を延伸シート化してなる
基材シート1の上に、透明なポリ乳酸系樹脂を延伸シー
ト化してなる表面保護層7を積層してなり、少なくとも
基材シート1と表面保護層シート7のいずれかに絵柄層
4などの装飾を施す。この化粧シートは土中の微生物の
働きにより水と炭酸ガスに完全に分解して消滅するの
で、地球環境にとって好ましいものである。
Description
て各種の装飾に使用される化粧シートに関するものであ
る。
リ塩化ビニル系樹脂からなるシートを利用したものが主
に用いられてきた。このポリ塩化ビニル系のシートは印
刷適性、エンボス加工適性に優れ、化粧シートに加工し
やすいだけでなく、Vカット、ラッピング等の後加工性
にも優れており、さらに安価であるという利点がある。
しかしながら、このタイプの化粧シートは、耐熱性が不
足するとか、可塑剤のブリードにより表面の耐汚染性が
悪いと言う欠点がある。そこで、最近では、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂に代わる素材としてスチレン系、オレフィン
系、ウレタン系、ポリアミド系、エステル系等の熱可塑
性エラストマーやEVA(エチレンビニルアルコール共
重合体)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ア
クリル樹脂を用いた化粧シートが各種提案されている。
ずれの素材を使用した化粧シートも、廃棄処分した際に
樹脂がそのままゴミとして永久に残ってしまい、自然環
境保護の観点から好ましくないという問題点がある。
されたものであり、その目的とするところは、化粧シー
トに必要な耐候性、成形加工適性を備えており、しかも
廃棄処分して放置しても自然に消滅してしまう新規な化
粧シートを提供することにある。
め、本発明の化粧シートは、ポリ乳酸系樹脂を延伸シー
ト化してなる基材シート上に、透明なポリ乳酸系樹脂を
延伸シート化してなる表面保護シートを積層してなり、
少なくとも基材シートと表面保護シートのいずれかに装
飾処理を施したことを特徴としている。
構成するポリ乳酸系樹脂はデンプンから製造されるもの
で、本発明で使用するポリ乳酸系樹脂はポリ−L−乳酸
を主成分とする。このポリ−L−乳酸としては、重量平
均分子量が10万以上、好ましくは20万以上のものを
使用する。そして必要に応じ、このポリ乳酸系樹脂に紫
外線吸収剤、光安定剤、防黴剤、難燃剤等の各種の添加
剤を加える。
トに耐候(光)性を付与するために添加するものであ
り、いずれかの単独使用でもよいが、通常は両者を混合
して使用する。紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾ
ール系、ベンゾフェノン系、サリシレート系等の有機系
のもの、或いは微粒子の二酸化チタン、酸化セリウム等
の無機系のものが用いられる。また、光安定剤として
は、ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)セバケート等のヒンダードアミン系ラジカル捕
捉剤等が用いられる。紫外線吸収剤、光安定剤とも0.
1〜1重量%程度の添加量である。
ものでも使用は可能ではあるが、Vカット加工等の成形
加工用途に用いる場合は延伸したものの方が好ましい。
延伸する場合は1軸延伸でも2軸延伸でも構わないが、
通常は2軸延伸とする。また、延伸倍率は2〜4倍程度
が好ましい。無延伸のポリ乳酸系樹脂シートは塑性変形
しやすく型押しによるエンボス加工の成形性が良好であ
るが、強度や伸度が不十分でVカット加工等曲加工適性
は不十分である。一方、延伸したポリ乳酸系樹脂シート
は透明度が高く、また弾性率が強まり、引張強度や伸度
に優れている。そのため、Vカット加工等の曲加工適
性、絞加工適性に好適である。さらに、80〜120℃
程度で加熱処理(アニーリング)して耐熱性、耐熱収縮
性を付与するのが望ましい。そして、本発明で使用する
基材シートの厚さは25〜200μm程度である。基材
シートは、通常は化粧シート全体の基調色を表現するた
めに着色(これは後述の装飾処理の1つでもある)を施
すことが多い。着色は着色透明であっても或いは不透明
(隠蔽)着色であってもよい。ただし、窓硝子装飾用化
粧シートなどのように化粧シート自体に透明性が要求さ
れる用途の場合は無色透明とする場合もある。表面保護
シートは、下地の基材シートの色調を活かすために透明
(無色又は着色)とする。
一方に所望の装飾処理を施す。この装飾処理としては、
顔料又は染料の練込みによる着色、インキ絵柄層や金属
層の模様からなる装飾層形成、凹凸模様形成等がある。
装飾層或いは凹凸模様は、基材シートが透明な場合は基
材シートの表面、裏面或いは表裏両面に形成してもよい
が、基材シートが不透明な場合は表面側に形成する必要
がある。
合、用途に応じて透明着色又は不透明(隠蔽性)着色と
する。顔料としては、チタン白、亜鉛華、群青、コバル
トブルー、弁柄、朱、黄鉛、チタン黄、カーボンブラッ
ク等の無機顔料、キナクリドン、パーマネントレッド4
R、イソインドリノン、ハンザイエローA、フタロシア
ニンブルー、インダスレンブルーRS、アニリンブラッ
ク等の有機顔料乃至は染料、アルミニウム、真鍮等の箔
粉からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭
酸鉛の箔粉等からなる真珠光沢(パール)顔料等が用い
られる。この他、必要に応じて炭酸カルシウム、シリカ
(二酸化硅素)、アルミナ(酸化アルミニウム)、硫酸
バリウムのような体質顔料(充填剤)を添加する。
グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、シルクスク
リーン印刷等のような通常の印刷方式を用いることがで
きるが、描画でも差し支えない。絵柄層は樹脂バインダ
ーと顔料又は染料からなるインキを任意の模様状に形成
してなる。また、剥離性の支持体シート上にインキ層、
さらに必要に応じて接着剤層が形成された転写シートを
予め準備しておき、転写シートに形成されたインキ層を
加圧、又は加圧と加熱により模様層(インキ絵柄層)を
形成する面に転写させる、いわゆる転写印刷法によるこ
ともできる。模様の例としては、木目、石目、布目、皮
紋、文字、図形、全面ベタ等がある。インキの樹脂バイ
ンダーとしては、2液硬化型ウレタン樹脂、アクリル樹
脂、セルロース系樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体
等が用いられる。顔料又は染料としては前記と同様のも
のが用いられる。
ム、金、銀、銅等の金属を真空蒸着するなどして形成す
る。斯かる金属層は全面に形成してもよく、或いは模様
状(パターン状)に形成してもよいが、模様状に形成す
るには金属層不要部分に水溶性インキにより除去層を所
望の模様で設けた上から全面に金属を蒸着させ、しかる
後に水洗して上記除去層と共にその直上の金属層を除去
する等の公知の手法による。また、予め転写シートに形
成しておいた金属層を模様層(金属層)を形成する面に
転写させる、いわゆる転写印刷法によることもできる。
イン加工、サンドブラスト加工、エンボス加工等があ
り、これらの方法により基材シートに凹凸形状からなる
凹凸模様を形成する。
輪転式エンボス機を使用して、加熱し軟化させた基材シ
ートの表面にエンボス版を押圧し、該エンボス版表面の
凹凸形状を賦形することにより凹凸模様を形成する方法
である。このエンボス加工により形成する凹凸模様とし
ては、木目導管溝、木目木肌、石材表面凹凸、布帛の表
面テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン等を表現した
もの、又はそれらを組み合わせたものが挙げられる。ま
た、該凹凸模様の凹部には必要に応じて公知のワイピン
グ法により着色インキが充填される。該着色インキとし
てはウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、
その他の常用のビヒクルに顔料又は染料を加えたものを
選択使用するが、2液硬化型の密着性、耐溶剤性の良好
なものが好ましい。また、ワイピングは、ドクターブレ
ード法、ロールコート法等の従来から使用されているワ
イピング法のいずれによってもよい。これらの方法によ
り、凹凸模様全面に着色インキを塗工し、しかる後に凸
部のインキを掻き取って凹部に着色インキを残留せしめ
る。
す。図1(a)に示す化粧シートSは、無色透明な基材
シート1に印刷で絵柄層4を形成し、その上に表面保護
シート7を積層したものである。また図1(b)に示す
化粧シートは、顔料等の着色剤2を添加して着色した基
材シート1の表面に印刷で絵柄層4を形成し、その上に
表面保護シート7を積層したものである。図1(c)に
示す化粧シートSは、顔料等の着色剤2を添加して着色
した基材シート1の表面に印刷で絵柄層4を形成し、そ
の上に表面保護シート7を積層した後、エンボス加工に
より凹部5からなる凹凸模様を化粧シートしたものであ
る。また図1(d)に示す化粧シートSは、図1(c)
の化粧シートに対してさらに表面の凹部に着色剤6をワ
イピングで充填したものである。必要に応じ、図1
(a)〜(d)の各種化粧シートの表面に上塗り層を設
けてもよい。この上塗り層(図示略)は、通常の公知の
化粧シートの上塗り層として用いられる塗料の中から選
択する。そして、装飾処理を透視できるように透明な塗
料を使用する。この塗料のバインダー(樹脂分)として
は、2液硬化型ウレタン樹脂、セルロース樹脂、アクリ
ル樹脂等が代表的なものである。
表面保護シート7の2層を、2液硬化型ウレタン樹脂等
の接着剤を間に介したドライラミネート法、2層両層を
そのままで或いは感熱融着型の接着剤を間に介して熱融
着(熔着)法によって積層することにより製造する。
シートSの好ましい製造方法は次のようである。まず、
着色したポリ乳酸系樹脂を延伸シート化して基材シート
を製造し、この基材シートに必要に応じて印刷等を施し
ておく。また、透明なポリ乳酸系樹脂を延伸シート化し
て表面保護シートを製造しておく。そして、図2に示す
ように、巻取11から基材シート12を繰り出しながら
ロールコーター13により接着剤14を塗工し、そのま
ま乾燥装置15を通して接着剤を乾燥させる。一方、巻
取16から表面保護シート17を繰り出すようにする。
そして、基材シート12と表面保護シート17とを間に
接着剤層を挟んだ状態で圧力ロール(圧胴)18とラミ
ネートロール(この場合は金属鏡面ロール)19の間に
供給し、両者を押圧することにより基材シート12に表
面保護シート17を積層する。圧力ロール18とラミネ
ートロール19との間に挿入する直前に、必要に応じて
赤外線輻射ヒーター等の予熱装置21,22を設け、基
材シート12及び表面保護シート17を加熱軟化せしめ
る。このようにして製造された化粧シート20は、基材
シート12及び表面保護シート17が共に延伸してな
り、引張強度や伸度に優れているので、Vカット加工、
ラッピング加工等の加工適性が良好である。また、図1
(c)又は図1(d)に示す如き化粧シートSを製造す
る場合には、図2においてラミネートロール19を所望
の凹凸模様と同形状で且つ逆の凹凸を形成してなるエン
ボス版とする。なお、この場合には予熱装置21,22
による加熱は必須となる。
材)に積層することができる。被着体が最終製品であ
り、その表面化粧のために化粧シートを積層する場合も
あれば、必要に応じ化粧シートの力学的強度の補強、或
いは隠蔽性の付与のため化粧シート裏面に被着体を積層
する場合もある。被着体への積層に際し、被着体に化粧
シート自体が(熱融点等で)接着可能な場合は接着剤層
を省いてもよい。また、化粧シート自体では被着体と接
着しない場合は適当な接着剤を使用する。
トをその被着体とともに示す断面図で、図3に示すもの
は図1(c)に示した化粧シートSを被着体8である平
板に接着剤層9を介して積層したものであり、図4に示
すものは図1(b)に示した化粧シートSを被着体10
である凹凸立体物の表面に成形同時ラミネート法(後
述)で積層したものである。
3)、曲面板等の板材、立体形状物品(図4)、シート
(或いはフィルム)等の各種形状の物品が対象となる。
板材、立体形状物品、シート(フィルム)のいずれにも
用いられる素材としては、木材単板、木材合板、パーテ
ィクルボード、中密度繊維板(MDF)等の木質繊維板
等の木質材、鉄、アルミニウム、銅等の金属、アクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、エチレン・酢酸ビニル共
重合体、エチレンビニルアセテート、ポリエステル樹
脂、ポリスチレン、ポリオレフィン樹脂、ABS、フェ
ノール樹脂、ポリ塩化ビニル、セルロース系樹脂、ゴム
等の樹脂がある。専ら板材、或いは立体形状物品として
用いられる素材としては、硝子、陶磁器、等のセラミッ
クス、ALC(発泡軽量コンクリート)等のセメント、
珪酸カルシウム、石膏等の非セメント窯業系材料があ
る。専らシート(或いはフィルム)として用いられる素
材としては、上質紙、和紙等の紙、セルロース、炭素、
石綿、チタン酸カリウム、硝子、合成樹脂等の繊維から
なる不織布又は織布等がある。
法としては、例えば、接着剤層を間に介して板状基材
に加圧ローラーで加圧して積層する方法、特公昭50
−19132号公報、特公昭43−27488号公報等
に記載されるように、化粧シートを射出成形の雌雄両金
型間に挿入して両金型を閉じ、雄型のゲートから熔融樹
脂を射出充填した後、冷却して樹脂成形品の成形と同時
にその表面に化粧シートを接着積層する、所謂射出成形
同時ラミネート法、特公昭56−45768号公報、
特公昭60−58014号公報等に記載されるように、
接着剤層を間に介して成形品の表面に化粧シートを対向
乃至は載置し、成形品側からの真空吸引による圧力差に
より化粧シートを成形品表面に積層する、所謂真空プレ
ス積層法、特公昭61−5895号公報、特公平3−
2666号公報等に記載されるように、円柱、多角柱等
の柱状基材の長軸方向に、接着剤層を間に介して化粧シ
ートを供給しつつ、複数の向きの異なるローラーによ
り、柱状体を構成する複数の側面に順次化粧シートを加
圧接着して積層していく、所謂ラッピング加工法、実
公大15−31122号公報、特開昭48−47972
号公報等に記載されるように、先ず化粧シートを板状基
材に接着剤層を介して積層し、次いで板状基材の化粧シ
ートとは反対側の面に、化粧シートと板状基材との界面
に到達する、断面がV字状又はU字状溝を切削し、次い
で該溝内に接着剤を塗布した上で、該溝を折り曲げて箱
体又は柱状体を成形する、所謂Vカット又はUカット加
工方法等がある。
貼り合わせる方法としては、前記方法のうち、射出成形
同時ラミネート法、真空プレス積層法、ラッピング加工
法、Vカット加工法等が好ましい。
製した。すなわち、ポリ−L−乳酸を主成分とするポリ
乳酸系樹脂(重量平均分子量20万)の100重量部に
対し、着色顔料であるチタン白を10重量部と、ベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤を0.5重量部とを添加し
た組成物を押出成形で製膜し、次いでこのシートを延伸
倍率3倍で2軸延伸し、100℃で熱処理して厚さ80
μmの不透明着色の基材シートを得た。
た。具体的には、ヘキサメチレンジイソシアネートとア
クリルポリオールからなる2液硬化型ウレタン樹脂をバ
インダーとし、顔料として弁柄、カーボンブラック、二
酸化チタン、ベンジジンイエローを混合してなるインキ
を用い、グラビア印刷により楢板目の木目絵柄を印刷し
て絵柄層を形成した。
乳酸系樹脂(重量平均分子量20万)の100重量部に
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を0.5重量部、及
びヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤を0.5重量部添
加した組成物を使用し、これを押出成形で成膜してシー
ト化した後、このシートを延伸倍率3倍で2軸延伸し、
100℃で熱処理して厚さ80μmの無色透明の表面保
護シートとした。
を、間にアクリルポリオールとヘキサメチレンジイソシ
アネートからなる2液硬化型ウレタン樹脂の接着剤層
(厚さ10μm)を介してドライラミネートして接着積
層した。この場合、基材シートの絵柄層が表面保護シー
トと向かい合うようにした。そして最後に上塗り層を3
μmの厚さで塗装して化粧シートを製造した。この上塗
り層は、ヘキサメチレンジイソシアネートとアクリルポ
リオールからなる2液硬化型ウレタン樹脂をバインダー
とし、これの100重量部に対し艶消剤としてシリカ顔
料を3重量部添加した組成物を使用して形成した。
トを厚さ7mmのラワン合板に接着剤で貼り合わせて化
粧板とした。使用した接着剤は、酢酸ビニル系の2液硬
化型のエマルジョン(イソシアネートを硬化剤とする)
である。
トとも未延伸のものを用いた他は、実施例1と同様にし
て化粧シートを製造した。
例2と同様にしてラワン合板に貼り合わせて化粧板とし
た。
000時間照射する曝露試験を行った。条件はブラック
パネル温度63℃、降雨サイクル18分/120分とし
た。そして、曝露後における引張強度の保持率を測定
し、また目視にて変褪色を観察したところ、実施例1と
比較例1の化粧シートは引張強度の保持率が70%であ
り、外観に目立った変化は見られなかった。
の土壌中に埋設し、4月〜9月の6箇月間放置してから
発掘した。そして、目視にて外観を観察したところ、分
解が進行しており、原形を保持しておらずシートが断片
状になっていた。また、回収した化粧シートの断片につ
いて参考までに分子量保持率を測定したところ40%で
あった。
ける化粧シートの非貼り合わせ面側に、ラワン合板と化
粧シートとの界面にまで達する深さで断面V字型の溝
(V字型の挟角は90°)を切削した後、その溝内に酢
酸ビニル系エマルジョンの接着剤を塗布してから、溝が
閉じるように折り曲げて断面L字型の化粧板に加工し
た。化粧シートの折り曲げた隅角部を観察したところ、
実施例2の化粧板では亀裂も白化もなかった。一方、比
較例2の化粧板では亀裂と亀裂周辺の白化が見られた。
トは、化粧シートに必要な耐候性、成形加工適性を備え
ており、建築物の内装材等に用いられている間は空気中
の水分や細菌で生分解変質せず、しかも一旦廃棄処分し
て土壌に接して或いは土壌中に放置した際にその基材シ
ートが土中の微生物の働きにより水と炭酸ガスに完全に
分解して消滅するので、地球環境にとって好ましいもの
である。
る。
る。
もに示す断面図である。
もに示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリ乳酸系樹脂を延伸シート化してなる
基材シート上に、透明なポリ乳酸系樹脂を延伸シート化
してなる表面保護シートを積層してなり、少なくとも基
材シートと表面保護シートのいずれかに装飾処理を施し
たことを特徴とする化粧シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32747197A JP3900321B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 化粧シート被着体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32747197A JP3900321B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 化粧シート被着体 |
Publications (2)
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---|---|
JPH11157012A true JPH11157012A (ja) | 1999-06-15 |
JP3900321B2 JP3900321B2 (ja) | 2007-04-04 |
Family
ID=18199536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32747197A Expired - Fee Related JP3900321B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 化粧シート被着体 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3900321B2 (ja) |
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- 1997-11-28 JP JP32747197A patent/JP3900321B2/ja not_active Expired - Fee Related
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