JPH11155916A - ペット用棺 - Google Patents

ペット用棺

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Publication number
JPH11155916A
JPH11155916A JP34215997A JP34215997A JPH11155916A JP H11155916 A JPH11155916 A JP H11155916A JP 34215997 A JP34215997 A JP 34215997A JP 34215997 A JP34215997 A JP 34215997A JP H11155916 A JPH11155916 A JP H11155916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coffin
assembled
pet
bottom plate
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP34215997A
Other languages
English (en)
Inventor
Shimako Taguchi
志摩子 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BAGAAJUSHIMA KK
Original Assignee
BAGAAJUSHIMA KK
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Publication date
Application filed by BAGAAJUSHIMA KK filed Critical BAGAAJUSHIMA KK
Priority to JP34215997A priority Critical patent/JPH11155916A/ja
Publication of JPH11155916A publication Critical patent/JPH11155916A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、ペット用の棺として段ボール紙製のも
のがあるが、そのような棺は、観念的に段ボール箱を直
感させるものであり、飼い主の心情からすればペットが
荷物として扱われているようでやりきれない思いが残
る。また、死んだペットを荷物のように扱うことによ
り、動物の命を軽視する考え方を子供に植え付けるおそ
れがあった。 【解決手段】 木製の底板3、側板4a〜4d及び蓋板
5を構成要素としその構成要素単位で分解して使用時に
組み立て得るようにした棺本体1Aと、組み立てた棺本
体1Aの底板3上に敷く吸液性敷きマット1Bと、組み
立てた棺本体1Aの内周面を被覆する装飾布1Cとをワ
ンセットにしたペット用棺を提供する。この棺は、ペッ
トの周囲を装飾布で包み込むことにより丁重に弔う姿勢
を見せることになるから、ペットの死を通じて生き物の
尊さを子供に教えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペットの屍をおさ
めて葬るためのペット用棺に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ペット用の棺として段ボール紙製
のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、段ボール紙製
の棺は、観念的に段ボール箱を直感させるものであり、
飼い主の心情からすればペットが荷物として扱われてい
るようでやりきれない思いが残る。また、死んだペット
を荷物のように扱うことにより、動物の命を軽視する考
え方を子供に植え付けるおそれがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑みなさ
れたもので、木製の底板、側板及び蓋板を構成要素とし
その構成要素単位で分解して使用時に組み立て得るよう
にした棺本体と、組み立てた棺本体の底板上に敷く吸液
性敷きマットと、組み立てた棺本体の内周面を被覆する
装飾布とをワンセットにしたペット用棺を提供する。
【0005】本発明のペット用棺は、木製の棺本体を構
成要素単位に分解して使用時に組み立て得るようにした
ため、コンパクトな形態で輸送・保管することができ
る。そして、棺本体を組み立てて底板上に吸液性敷きマ
ットを敷けば、屍から出る体液を吸液性敷きマットが吸
収する。また、組み立てた棺本体の内周面を装飾布で被
覆するようにすれば、死んだペットを大事に包み込む雰
囲気を演出する効果があり、加えて棺本体のコーナー部
の仕上げや精度が多少悪くとも目立たない。
【0006】一方、請求項2のように、側板の底辺より
上方に凹溝を形成し、その凹溝に底板の周縁を嵌め込ん
で固定するようにすれば、接着剤や釘などを使用する必
要がなく、また、底板の下側に空間ができるため、第一
に側板の底辺に指を掛けることができるから持ちやす
く、第二に棺本体の中にドライアイスを入れた状態で住
宅の床に直置きしても冷気が床に伝わらない。
【0007】また、請求項3のように少なくとも前記側
板を中空構造の合板で形成するようにすれば、第一に軽
量になるため子供でも棺が持ちやすくなり、第二に火葬
に際して燃えやすい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。なお、図1はペット用棺の一部
を示す分解斜視図、図2はペット用棺の装飾布を示す斜
視図、図3は上掛けマットを示す斜視図、図4は組み立
て状態を示す平面図、図5は図4のX−X線断面図であ
る。
【0009】本発明のペット用棺は、図1、図2に示し
たように、木製の棺本体1Aと、吸液性敷きマット1B
と、棺本体1Aの内周面を被覆する装飾布1Cをワンセ
ットにしてなる。棺本体1Aは、一枚の底板3と、四枚
の側板4a〜4d及び一枚の蓋板5を構成要素とし、そ
の構成要素単位に分解した状態で梱包される。前記底板
3は薄い一枚の合板で出来ている。また、全ての側板4
a〜4dは、枠材6の両面に薄い合板7,7を貼り付け
た中空構造である。側板4a〜4dの内面には、底辺よ
り若干上方に前記底板3嵌合用の凹溝8が刻設されてい
る。側板4a〜4dは、対向する二枚の側板4b,4d
の左右上下に木製ダボ9を突設するとともに残る二枚の
側板4a,4cにダボ孔10を穿設し、そのダボ孔10
に前記木製ダボ9を嵌入させて四角い枠状に接合するよ
うになっている。
【0010】一方、蓋板5は、側板4a〜4dと同じく
枠材6の両面に薄い合板7,7を貼り付けた中空構造で
あり、上方に窓孔11を設けてなる。窓孔11には蝶番
金具12で観音開き構造に取着した二枚の扉板13が設
けられていて、そこから中の屍が見えるようになってい
る。
【0011】なお、図示しないが扉板13にはリボンな
どで把手を形成して開閉しやすくしてある。また、蓋板
5の外周と側板4a〜4dの上端面には端面を隠す化粧
テープが貼り付けてあり、枠材6が外部に露出しないよ
うになっている。
【0012】前記吸液性敷きマット1Bは、布を袋状に
縫製して中に綿や布片などを薄く詰めた構造であり、底
板3の上に敷いてその上にペットの屍を寝かせるように
する。吸液性敷きマット1Bは、敷き布団の形態を呈し
てペットの安らかな眠りを演出するとともに吸液性を発
揮して屍から出る体液を吸収する機能を発揮する。
【0013】前記装飾布1Cは、組み立てた棺本体1A
の内周面を被覆するためのもので、棺本体1Aの内周に
合致するエンドレスな幕体14aと、装飾性を高める目
的で幕体14aの内面に縫い付けたフリル14bと、幕
体14aの外周上縁に設けた粘着帯15と、からなる。
粘着帯15は公知の両面テープを使用して形成すること
ができ、片面の離型紙を残した状態で予め幕体14aに
貼り付けておくか、或い、必要な長さの両面テープを同
梱してユーザーが幕体14aに貼り付けるようにしてお
く。
【0014】本発明のペット用棺は以上のように構成さ
れており、図1のように棺本体1Aを構成要素単位に分
解し、各板を上下に重ね合わせ、それに吸液性敷きマッ
ト1Bと図2の装飾布1Cを折り畳んで同梱し、その状
態で輸送する。なお、実施形態のセットに図3に示した
フリル付きの上掛けマット16を加えてもよい。
【0015】そして、例えば最終ユーザーとなる飼い主
がペット用棺の梱包を解き、側板4cのダボ孔10に側
板4b,4cの木製ダボ9を差し込んで取り付け、その
状態で凹溝8に底板3を嵌め、側板4b,4cの木製ダ
ボ9に側板4aのダボ孔10を差し込んで組み立てる。
次ぎに装飾布1Cの粘着帯15から離型紙を剥がして側
板4a〜4dの内面に貼り付け、装飾布1Cで棺本体1
の内周面を完全に被覆する。こうして組み立てた棺本体
1Aに吸液性敷きマット1Bを敷きその上にペットの屍
を横たえ、セット内容に図3の上掛けマット16を含む
場合はそれを屍に掛けて蓋板5を被せる。なお、蓋板5
は側板4a〜4d上に載せておくだけでよい。
【0016】しかして、底板3の下側には空間17が形
成されているため、側板4b,4cの底辺に指を掛けて
持ち運ぶ。棺本体1Aは全ての側板4a〜4dが中空構
造であるため、非常に軽量で子供の力でも楽に運ぶこと
ができ、また、中空構造の板は非常に燃えやすいため火
葬にも適する。特に実施形態では蓋板5をも中空構造に
したため、さらに軽量且つ燃えやすい。
【0017】以上本発明を実施の形態について説明した
が、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。例えば、実施形態では木製ダボ9とダボ孔10
の嵌め合わせにより側板4a〜4d同士を接合するよう
にしたが、木ネジを使用するようにしても構わない。も
っとも木ネジを使用すると火葬後に燃え残るため、木製
ダボ9とダボ孔10の組合せを使用する方が好ましい。
【0018】
【発明の効果】以上のように請求項1のペット用棺は、
木製の棺本体を構成要素単位に分解して使用時に組み立
て得るようにしたため、コンパクトな形態で輸送・保管
することができるとともに、それを組み立てることによ
って本格的な木製の棺になるから、ペットを丁重に葬り
たいと考える飼い主の心情を納得させるに十分である。
そしてさらに、棺本体を組み立てて底板上に吸液性敷き
マットを敷くようにしたため、屍から出る体液を吸液性
敷きマットが吸収して外部に漏れ出すおそれがなく、ま
た、組み立てた棺本体の内周面を装飾布で被覆するよう
にしたため、死んだペットを大事に包み込む雰囲気を演
出する効果があり、加えて棺本体のコーナー部の仕上げ
や精度が多少悪くとも目立たせない効果がある。特に、
死んだペットの周囲を装飾布で包み込むことによって丁
重に弔う姿勢を見せることになるから、ペットの死を通
じて生き物の尊さを子供に教える教育効果が期待でき
る。
【0019】一方、請求項2のように、側板の底辺より
上方に凹溝を形成し、その凹溝に底板の周縁を嵌め込ん
で固定するようにすれば、底板を取り付けるのに接着剤
や釘などを使用する必要がなく、また、底板の下側に空
間ができるため、第一に側板の底辺に指を掛けることが
できるから非力な子供にも持ちやすく、第二に棺本体の
中にドライアイスを入れた状態で住宅の床に直置きして
も冷気が床に伝わらない、などの効果を発揮する。
【0020】さらにまた、請求項3のように前記側板を
中空構造の合板で形成するようにすれば、第一に棺本体
が非常に軽量になるため子供でも楽に持ち運ぶことがで
き、第二に火葬に際して燃えやすい、などの優れた効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ペット用棺の一部を示す分解斜視図である。
【図2】 ペット用棺の装飾布を示す斜視図である。
【図3】 上掛けマットを示す斜視図である。
【図4】 組み立て状態を示す平面図である。
【図5】 図4のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1A …棺本体 1B …吸液性敷きマット 1C …装飾布 3 …底板 4a〜4d …側板 5 …蓋板 8 …凹溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製の底板、側板及び蓋板を構成要素と
    しその構成要素単位で分解して使用時に組み立て得るよ
    うにした棺本体と、組み立てた棺本体の底板上に敷く吸
    液性敷きマットと、組み立てた棺本体の内周面を被覆す
    る装飾布とをワンセットにしたペット用棺。
  2. 【請求項2】 前記側板の底辺より上方に凹溝を形成
    し、その凹溝に底板の周縁を嵌め込んで固定するように
    した請求項1記載のペット用棺。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記側板を中空構造の合板で
    形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のペット
    用棺。
JP34215997A 1997-11-26 1997-11-26 ペット用棺 Pending JPH11155916A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34215997A JPH11155916A (ja) 1997-11-26 1997-11-26 ペット用棺

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JP34215997A JPH11155916A (ja) 1997-11-26 1997-11-26 ペット用棺

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11155916A true JPH11155916A (ja) 1999-06-15

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ID=18351584

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JP34215997A Pending JPH11155916A (ja) 1997-11-26 1997-11-26 ペット用棺

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JP (1) JPH11155916A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101504592B1 (ko) * 2014-03-19 2015-03-20 김업순 장례용 관 시트
KR101908857B1 (ko) * 2017-07-17 2018-10-16 조석암 반려동물 장례관
JP2021069609A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 山下 健治 金具類及び金釘無し棺

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101504592B1 (ko) * 2014-03-19 2015-03-20 김업순 장례용 관 시트
KR101908857B1 (ko) * 2017-07-17 2018-10-16 조석암 반려동물 장례관
JP2021069609A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 山下 健治 金具類及び金釘無し棺

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Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20040921

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