JPH11155221A - パネル貫通孔へのワイヤハーネスの取付構造 - Google Patents

パネル貫通孔へのワイヤハーネスの取付構造

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Publication number
JPH11155221A
JPH11155221A JP9322866A JP32286697A JPH11155221A JP H11155221 A JPH11155221 A JP H11155221A JP 9322866 A JP9322866 A JP 9322866A JP 32286697 A JP32286697 A JP 32286697A JP H11155221 A JPH11155221 A JP H11155221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
wire harness
panel
sealing member
attached
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9322866A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Sato
幹生 佐藤
Hideaki Shibata
英昭 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP9322866A priority Critical patent/JPH11155221A/ja
Publication of JPH11155221A publication Critical patent/JPH11155221A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスが挿通されるパネル貫通孔の
防水を図る。 【解決手段】 車体パネル13の貫通孔14を通して配
索されるワイヤハーネスの取付構造であって、上記貫通
孔14の内周と、該貫通孔14に挿通されるワイヤハー
ネスの外周との間に、弾性部材よりなる封止部材18を
密着状に介在し、上記封止部材18は、上記貫通孔14
へのワイヤハーネスの装着部分10の外周に予め取り付
けるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のパネル貫
通孔へのワイヤハーネスの取付構造に関し、詳しくは、
ワイヤハーネスの取付時に貫通孔を封止して防水を図る
ようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用のワイヤハーネスとし
て、スピードセンサー等の配線を含むものは、図4
(A)(B)に示すように、エンジンルーム1とタイヤ
ハウス2との間のパネル3を通して配索されている。こ
のため、パネル3には、損傷防止用のエッジプロテクタ
4aを介してワイヤハーネスW/Hの挿通用の貫通孔4
が開口されるている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、ワイヤハーネス
W/Hには、コネクタ5等の部品が取り付けられている
ため、上記貫通孔4の内径は、挿通すべきコネクタ5等
の部品が挿通可能な大きさに設定されている。従って、
貫通孔4とワイヤハーネスW/Hの装着部との間には、
隙間6が生じ、該隙間6を通して、走行中にはね上げら
れるタイヤハウス2からの泥水等がエンジンルーム1内
に浸入する等の問題があった。
【0004】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、パネルを通して配索されるワイヤハーネスと、パ
ネルに開口された貫通孔との間の隙間を簡易な構造によ
り封止することで、上記貫通孔の防水ができるようにす
ることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、車体パネルの貫通孔を通し
て配索されるワイヤハーネスの取付構造であって、上記
貫通孔の内周と、該貫通孔に挿通されるワイヤハーネス
の外周との間に、弾性部材よりなる封止部材を密着状に
介在し、該封止部材は、上記貫通孔へのワイヤハーネス
の装着部分の外周に予め取り付けるようにしていること
を特徴とするパネル貫通孔へのワイヤハーネスの取付構
造を提供している。
【0006】上記構成とすると、ワイヤハーネスを貫通
孔を通して配索する過程で、貫通孔への装着部分に予め
取り付けられた封止部材が、弾性変形して貫通孔の内周
に密着状に装着される。このため、貫通孔の内周とワイ
ヤハーネスの装着部分の外周との間に生じる隙間を封止
部材により封止することで貫通孔を防水処理することが
できる。しかも、該防水処理は、ワイヤハーネスを貫通
孔へ挿通するのみの通常のワイヤハーネスの配索操作に
より、自動的に処理されるため、防水処理のための作業
を別途必要としない。
【0007】請求項2では、車体パネルの貫通孔を通し
て配索されるワイヤハーネスの取付構造であって、上記
貫通孔の口縁部に、ワイヤハーネスの外周に取り付けた
弾性部材よりなる封止部材の端面を密着状に配置し、該
封止部材は、上記貫通孔へのワイヤハーネスの装着部分
の外周に予め取り付けるようにしていることを特徴とす
るパネル貫通孔へのワイヤハーネスの取付構造を提供し
ている。
【0008】この場合、貫通孔へのワイヤハーネスの配
索操作に伴い、貫通孔の口縁部に封止部材が密着するこ
とで貫通孔の隙間が閉塞され、よって貫通孔の防水を図
ることができる。かかる防水処理操作は、請求項1の場
合と同様に、ワイヤハーネスを貫通孔へ挿通するのみの
通常のワイヤハーネスの配索操作により、自動的に処理
することができる。上記封止部材は、具体的には、ウレ
タンよりなり、ワイヤハーネスの外周に巻き付けるよう
にしてテープにて固定している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1、図2はパネル貫通孔へのワイ
ヤハーネスの取付構造の第1実施形態を示し、自動車の
エンジンルーム11とタイヤハウス12との隔壁部等の
パネル13に開口された貫通孔14に、ワイヤハーネス
W/Hを所要位置である装着部分10まで挿通してい
る。上記貫通孔14は、ワイヤハーネスW/Hの挿通時
における損傷を防止するため、弾性部材よりなるエッジ
プロテクタ14aが内周に装着されている。また、貫通
孔14は、ワイヤハーネスW/Hの構成部品であるコネ
クタ15等の挿通を可能にするため、構成部品の最大外
径以上の内径に設定されている。
【0010】上記ワイヤハーネスW/Hは、コルゲート
チューブ等の外装部材Cで覆われ、上記貫通孔14に対
応する装着部分10の外周には、ウレタン等の弾性部材
よりなる封止部材18を取り付けると共に、テープTに
て固定している。該封止部材18は、ワイヤハーネスW
/Hへの取付状態において、隙間を埋めるようにして介
在されると共に、貫通孔14の内周に引き込まれて弾性
的に密着されるように、所要長さを有し、かつ、貫通孔
14より大きい外径に設定している。
【0011】上記のように予め装着部分10に封止部材
18を取り付けたワイヤハーネスW/Hは、パネル13
の貫通孔14を通して配索される。挿通されたワイヤハ
ーネスW/Hは、貫通孔14に対し、所要の挿通位置に
配置される過程で、封止部材18が弾性変形して貫通孔
14の内周に密着状に配置される。これにより、貫通孔
14は封止部材18にて完全に閉塞されるため、貫通孔
14が自動的に防水処理される。よって、自動車の走行
中におけるタイヤハウス12からエンジンルーム11へ
の泥水等の浸入を防止できる。
【0012】図3は第2実施形態を示し、ワイヤハーネ
スW/Hの装着部分20に取り付けられる封止部材28
は、その端面が、貫通孔24の口縁部24bに対し、ワ
イヤハーネスW/Hの挿通方向から弾性的に密着するよ
うに配置している。すなわち、第1実施形態の封止部材
28に比し、その外径寸法をより大きく設定して口縁部
24bとの接触面積を確保するようにしている。一方、
封止部材28の長さについては、貫通孔24への挿通を
要しない分、第1実施形態より短めに設定している。な
お、その他の構成は第1実施形態と同様のため説明を省
略する。
【0013】なお、第1実施形態では、封止部材による
貫通孔の防水処理を、貫通孔の内周への密着配置により
行ない、一方、第2実施形態においては、貫通孔の口縁
部への面接触的な密着により行なうようにしているが、
これら両方の作用を組み合せるようにしてもよい。ま
た、上記実施形態においては、エンジンルームとタイヤ
ハウスとの間のパネルに開口された貫通孔の防水処理に
ついて説明したが、本発明は、その他の部位における簡
易防水処理にも適用可能である。
【0014】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明に
係わるパネル貫通孔へのワイヤハーネスの取付構造で
は、予めワイヤハーネスに取り付けた封止部材により、
貫通孔へのワイヤハーネスの配索過程で、貫通孔に生じ
る隙間を閉塞して、貫通孔の防水処理を施すことができ
る。このように、通常のワイヤハーネスの配索工程で自
動的に防水処理されるため工数を増加させることもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るパネル貫通孔へのワイヤハーネ
スの取付構造の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】 ワイヤハーネスへの封止部材の取付状態を示
す図である。
【図3】 第2実施形態を示す断面図である。
【図4】 (A)(B)は従来例を示す図である。
【符号の説明】
W/H ワイヤハーネス 10、20 装着部分 13 パネル 14、24 貫通孔 24b 口縁部 18、28 封止部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルの貫通孔を通して配索される
    ワイヤハーネスの取付構造であって、 上記貫通孔の内周と、該貫通孔に挿通されるワイヤハー
    ネスの外周との間に、弾性部材よりなる封止部材を密着
    状に介在し、該封止部材は、上記貫通孔へのワイヤハー
    ネスの装着部分の外周に予め取り付けるようにしている
    ことを特徴とするパネル貫通孔へのワイヤハーネスの取
    付構造。
  2. 【請求項2】 車体パネルの貫通孔を通して配索される
    ワイヤハーネスの取付構造であって、 上記貫通孔の口縁部に、ワイヤハーネスの外周に取り付
    けた弾性部材よりなる封止部材の端面を密着状に配置
    し、該封止部材は、上記貫通孔へのワイヤハーネスの装
    着部分の外周に予め取り付けるようにしていることを特
    徴とするパネル貫通孔へのワイヤハーネスの取付構造。
JP9322866A 1997-11-25 1997-11-25 パネル貫通孔へのワイヤハーネスの取付構造 Withdrawn JPH11155221A (ja)

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JP9322866A JPH11155221A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 パネル貫通孔へのワイヤハーネスの取付構造

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JPH11155221A true JPH11155221A (ja) 1999-06-08

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JP9322866A Withdrawn JPH11155221A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 パネル貫通孔へのワイヤハーネスの取付構造

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Effective date: 20050201