JPH11154453A - 回路遮断器の筐体 - Google Patents
回路遮断器の筐体Info
- Publication number
- JPH11154453A JPH11154453A JP9319512A JP31951297A JPH11154453A JP H11154453 A JPH11154453 A JP H11154453A JP 9319512 A JP9319512 A JP 9319512A JP 31951297 A JP31951297 A JP 31951297A JP H11154453 A JPH11154453 A JP H11154453A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- base
- peripheral wall
- fitting portion
- mating surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H71/00—Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
- H01H71/02—Housings; Casings; Bases; Mountings
- H01H71/025—Constructional details of housings or casings not concerning the mounting or assembly of the different internal parts
- H01H71/0257—Strength considerations
Landscapes
- Breakers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カバーとベースを固着具により固着したとき
に生じる歪みを抑制し、カバーを熱可塑性樹脂材料で形
成したときに生じる歪みや反りを吸収し、かつ、強度が
強い筐体を得る。 【解決手段】 熱硬化性樹脂材料で形成されたベース1
2と熱可塑性樹脂材料で形成されたカバー11を固着具
13により固着時に、ベース12とカバー11の固着部
周辺に形成された当接部18が密着し、筐体の外周部の
合せ面には隙間Hができるようにベース12及びカバー
11を形成した。
に生じる歪みを抑制し、カバーを熱可塑性樹脂材料で形
成したときに生じる歪みや反りを吸収し、かつ、強度が
強い筐体を得る。 【解決手段】 熱硬化性樹脂材料で形成されたベース1
2と熱可塑性樹脂材料で形成されたカバー11を固着具
13により固着時に、ベース12とカバー11の固着部
周辺に形成された当接部18が密着し、筐体の外周部の
合せ面には隙間Hができるようにベース12及びカバー
11を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回路遮断器の筐
体、特に熱可塑性樹脂材料によるカバーを用いた筐体の
改良に関する。
体、特に熱可塑性樹脂材料によるカバーを用いた筐体の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図4、図5は、例えば特開平1−286
225号公報に示された従来の回路遮断器の筐体を示す
もので、図4は外観斜視図、図5は図4の要部側断面図
である。図において、1は熱可塑性樹脂材料で形成され
たカバー、2は熱硬化性樹脂材料で形成されたベース、
3は小ねじからなる固着具、4はベース2に設けられた
固着具挿通孔であり、固着具3をベース2に設けられた
固着具挿通孔4に挿通し、カバー1とベース2を固着し
ている。上記の部品、即ち、カバー1とベース2と固着
具3を用いて回路遮断器の筐体が構成されている。ベー
ス2には、図示しない開閉機構、引き外し装置および消
弧装置等が組み込まれている。
225号公報に示された従来の回路遮断器の筐体を示す
もので、図4は外観斜視図、図5は図4の要部側断面図
である。図において、1は熱可塑性樹脂材料で形成され
たカバー、2は熱硬化性樹脂材料で形成されたベース、
3は小ねじからなる固着具、4はベース2に設けられた
固着具挿通孔であり、固着具3をベース2に設けられた
固着具挿通孔4に挿通し、カバー1とベース2を固着し
ている。上記の部品、即ち、カバー1とベース2と固着
具3を用いて回路遮断器の筐体が構成されている。ベー
ス2には、図示しない開閉機構、引き外し装置および消
弧装置等が組み込まれている。
【0003】5はカバー1とベース2との合せ面であ
り、ほぼ全面同一高さで構成されている。また、図6に
示すように、固着具挿通孔4の周辺に、ベース2の合せ
面5から突出した台座2aを設け、この台座2aに対向
するカバー1の凹面1aとの間に隙間Gを設けて固着具
3で強く固着することにより、カバー1とベース2との
合せ面5に多少隙間が有ったとしても密着するように構
成されたものもある。
り、ほぼ全面同一高さで構成されている。また、図6に
示すように、固着具挿通孔4の周辺に、ベース2の合せ
面5から突出した台座2aを設け、この台座2aに対向
するカバー1の凹面1aとの間に隙間Gを設けて固着具
3で強く固着することにより、カバー1とベース2との
合せ面5に多少隙間が有ったとしても密着するように構
成されたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の回
路遮断器の筐体では、熱可塑性樹脂材料で形成されたカ
バー1は、熱硬化性樹脂材料で形成されたベースに比較
して成形加工時に歪みや反りが発生し易く、この歪みや
反りにより、ベース2とカバー1との合せ面5に隙間が
生じることがある。このため、カバー1の肉厚を必要以
上に均一にする等の手段により歪みや反りを押さえる設
計をしなければならないという問題点があった。もし、
歪みや反りが発生したカバー1とベース2とを固着具3
により固着すると、結合強度によっては、歪みや反りが
発生したカバー1 とベース2の合せ面5の隙間や、固着
具挿通孔4の周辺の台座2aと凹面1aとの隙間Gの量
だけ比較的強度の弱いカバー1の方が変形し、カバー1
がベース2との合せ面の外周方向に広がることがある。
従って、予めカバー1の広がりを見込んだ構造設計をし
なければならないという問題点があった。さらに、比較
的強度の弱いカバー1の強度を補うために、カバー1の
肉厚アップや補強用リブの追加をしなければならないと
いう問題点もあった。
路遮断器の筐体では、熱可塑性樹脂材料で形成されたカ
バー1は、熱硬化性樹脂材料で形成されたベースに比較
して成形加工時に歪みや反りが発生し易く、この歪みや
反りにより、ベース2とカバー1との合せ面5に隙間が
生じることがある。このため、カバー1の肉厚を必要以
上に均一にする等の手段により歪みや反りを押さえる設
計をしなければならないという問題点があった。もし、
歪みや反りが発生したカバー1とベース2とを固着具3
により固着すると、結合強度によっては、歪みや反りが
発生したカバー1 とベース2の合せ面5の隙間や、固着
具挿通孔4の周辺の台座2aと凹面1aとの隙間Gの量
だけ比較的強度の弱いカバー1の方が変形し、カバー1
がベース2との合せ面の外周方向に広がることがある。
従って、予めカバー1の広がりを見込んだ構造設計をし
なければならないという問題点があった。さらに、比較
的強度の弱いカバー1の強度を補うために、カバー1の
肉厚アップや補強用リブの追加をしなければならないと
いう問題点もあった。
【0005】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたものであり、カバーを熱可塑性樹脂材
料で成形加工したときに生じる歪みや反りを吸収すると
共に、カバーとベースを固着具により固着したときに生
じる変形を抑制し、かつ、強度が強い筐体を得ることを
目的としている。
るためになされたものであり、カバーを熱可塑性樹脂材
料で成形加工したときに生じる歪みや反りを吸収すると
共に、カバーとベースを固着具により固着したときに生
じる変形を抑制し、かつ、強度が強い筐体を得ることを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路遮断
器の筐体は、開閉機構部等の収納部を形成する周壁と、
上記周壁内の所定位置に設けられた隔壁とを有し、熱硬
化性樹脂材料で形成されたベース、このベースを覆うよ
うに形成され、ベースの周壁及び隔壁に対向する周壁及
び隔壁を有し、熱可塑性樹脂材料で形成されたカバー、
ベースまたはカバーの隔壁に設けられた挿通孔に挿着さ
れ、ベースとカバーを固着する固着具を備えた回路遮断
器の筐体において、カバーのベースへの装着時にカバー
とベースの各隔壁が互いに当接し、カバーとベースの各
周壁はそれぞれの合せ面の間に隙間が生じるように構成
されたことを特徴とする回路遮断器の筐体。
器の筐体は、開閉機構部等の収納部を形成する周壁と、
上記周壁内の所定位置に設けられた隔壁とを有し、熱硬
化性樹脂材料で形成されたベース、このベースを覆うよ
うに形成され、ベースの周壁及び隔壁に対向する周壁及
び隔壁を有し、熱可塑性樹脂材料で形成されたカバー、
ベースまたはカバーの隔壁に設けられた挿通孔に挿着さ
れ、ベースとカバーを固着する固着具を備えた回路遮断
器の筐体において、カバーのベースへの装着時にカバー
とベースの各隔壁が互いに当接し、カバーとベースの各
周壁はそれぞれの合せ面の間に隙間が生じるように構成
されたことを特徴とする回路遮断器の筐体。
【0007】また、カバー周壁の合せ面及びベース周壁
の合せ面にそれぞれ嵌合部を設け、カバーの嵌合部をベ
ースの嵌合部の内側に位置するようにしてカバーとベー
スを嵌め合わせるようにしたものである。
の合せ面にそれぞれ嵌合部を設け、カバーの嵌合部をベ
ースの嵌合部の内側に位置するようにしてカバーとベー
スを嵌め合わせるようにしたものである。
【0008】また、カバー周壁の合せ面に嵌合部を設け
ると共にベースの合せ面に凹溝部を設け、カバーの嵌合
部を上記ベースの凹溝部に挿入して上記カバーとベース
を嵌め合わせるようにしたものである。
ると共にベースの合せ面に凹溝部を設け、カバーの嵌合
部を上記ベースの凹溝部に挿入して上記カバーとベース
を嵌め合わせるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の一実施の形態である回路遮断器の筐体を示す外観斜視
図、図2は、図1の線A−Aに沿う断面図である。図に
おいて、11は熱可塑性樹脂材料で形成されたカバー、
11Aはカバーの周壁、11Bはカバーの所定の位置に
設けられた隔壁、12は熱硬化性樹脂材料で形成された
ベース、12Aはベースの周壁で開閉機構等の収納部を
形成する。12Bは極間に形成された隔壁、13は小ね
じからなる固着具、14はベース12に設けられた固着
具挿通孔であり、固着具13をベース12に設けられた
固着具挿通孔14に挿通し、カバー11とベース12を
固着している。この場合、固着具13及び固着具挿通孔
14は、極間隔壁あるいは端子部など上記カバー11及
びベース12の内部寄りに設けられている。このような
部品、即ち、カバー11とベース12と固着具13を用
いて回路遮断器の筐体が構成されている。なお、ベース
12には、図示しない開閉機構、引き外し装置および消
弧装置等が組み込まれている。
の一実施の形態である回路遮断器の筐体を示す外観斜視
図、図2は、図1の線A−Aに沿う断面図である。図に
おいて、11は熱可塑性樹脂材料で形成されたカバー、
11Aはカバーの周壁、11Bはカバーの所定の位置に
設けられた隔壁、12は熱硬化性樹脂材料で形成された
ベース、12Aはベースの周壁で開閉機構等の収納部を
形成する。12Bは極間に形成された隔壁、13は小ね
じからなる固着具、14はベース12に設けられた固着
具挿通孔であり、固着具13をベース12に設けられた
固着具挿通孔14に挿通し、カバー11とベース12を
固着している。この場合、固着具13及び固着具挿通孔
14は、極間隔壁あるいは端子部など上記カバー11及
びベース12の内部寄りに設けられている。このような
部品、即ち、カバー11とベース12と固着具13を用
いて回路遮断器の筐体が構成されている。なお、ベース
12には、図示しない開閉機構、引き外し装置および消
弧装置等が組み込まれている。
【0010】15はカバー11とベース12の合せ面で
あり、15aはカバー側合せ面、15bはベース側合せ
面である。16はカバー嵌合部であり、カバー11の外
周部のカバー側合せ面15aの内側から、ベース側合せ
面15bより下方向に突出して形成されている。17は
カバー嵌合部16に嵌合するベース嵌合部であり、カバ
ー嵌合部16の外側から嵌め合わせされている。18は
固着具挿通孔14の固着部周辺に設けられた当接部であ
り、18bはベース側合せ面15bから突出して形成さ
れた台座、18aは台座18bに対向してカバー11に
形成された凹面である。Hは固着具挿通孔14の周辺に
設られた当接部18の寸法と合せ面15の寸法関係によ
り生じる隙間である。この隙間Hは、0.2〜1mm程
度が望ましい。
あり、15aはカバー側合せ面、15bはベース側合せ
面である。16はカバー嵌合部であり、カバー11の外
周部のカバー側合せ面15aの内側から、ベース側合せ
面15bより下方向に突出して形成されている。17は
カバー嵌合部16に嵌合するベース嵌合部であり、カバ
ー嵌合部16の外側から嵌め合わせされている。18は
固着具挿通孔14の固着部周辺に設けられた当接部であ
り、18bはベース側合せ面15bから突出して形成さ
れた台座、18aは台座18bに対向してカバー11に
形成された凹面である。Hは固着具挿通孔14の周辺に
設られた当接部18の寸法と合せ面15の寸法関係によ
り生じる隙間である。この隙間Hは、0.2〜1mm程
度が望ましい。
【0011】このように構成された回路遮断器の筐体に
おいては、ベース12とカバー11を固着具13により
固着したときに、固着具挿通孔14の固着部周辺のベー
ス12の台座18bとカバー11の凹面18aが先に密
着し、筐体の主要な外周部のベース側合せ面15bとカ
バー側合せ面15aの間に隙間Hをもたせているので、
この隙間Hによりカバー11の成形加工時に生じた歪み
や反りを吸収することができる。なお、予めカバー11
の歪みや反りを見込んで隙間Hを設けているので、固着
具13を締付け後の隙間Hは、実質的には僅かなものに
なる。そして、カバー11の形状設計においても、歪み
や反りをある程度許容できるので、カバー11の広がり
を見込んだ構造設計をする必要がなく設計が容易にな
る。
おいては、ベース12とカバー11を固着具13により
固着したときに、固着具挿通孔14の固着部周辺のベー
ス12の台座18bとカバー11の凹面18aが先に密
着し、筐体の主要な外周部のベース側合せ面15bとカ
バー側合せ面15aの間に隙間Hをもたせているので、
この隙間Hによりカバー11の成形加工時に生じた歪み
や反りを吸収することができる。なお、予めカバー11
の歪みや反りを見込んで隙間Hを設けているので、固着
具13を締付け後の隙間Hは、実質的には僅かなものに
なる。そして、カバー11の形状設計においても、歪み
や反りをある程度許容できるので、カバー11の広がり
を見込んだ構造設計をする必要がなく設計が容易にな
る。
【0012】また、カバー11の外周部のカバー側合せ
面15aの内側から、ベース側合せ面15bより下方向
に突出してカバー嵌合部16が形成されているために、
内部構成部品(図示せず)の充電部と回路遮断器の外部
との絶縁距離を長くとることができる。
面15aの内側から、ベース側合せ面15bより下方向
に突出してカバー嵌合部16が形成されているために、
内部構成部品(図示せず)の充電部と回路遮断器の外部
との絶縁距離を長くとることができる。
【0013】さらに、カバー嵌合部16の外側からベー
ス嵌合部17が嵌め合わせされているために、回路遮断
器が事故電流を遮断するときに発生するアークガスの内
部圧力の影響が抑制される。即ち、比較的強度の低い熱
可塑性樹脂で成形されているカバー11 が破壊しないよ
うに、ベース12 に形成されたベース嵌合部17によ
り、カバー11の膨張を押さえることができるので、カ
バー11の肉厚アップや補強用リブの追加が不要にな
る。
ス嵌合部17が嵌め合わせされているために、回路遮断
器が事故電流を遮断するときに発生するアークガスの内
部圧力の影響が抑制される。即ち、比較的強度の低い熱
可塑性樹脂で成形されているカバー11 が破壊しないよ
うに、ベース12 に形成されたベース嵌合部17によ
り、カバー11の膨張を押さえることができるので、カ
バー11の肉厚アップや補強用リブの追加が不要にな
る。
【0014】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2である回路遮断器の筐体を示す要部側断面図であ
る。図において、20はベース12の外周部に設けられ
た凹溝部であり、カバー嵌合部16を挿入嵌合できるう
に形成されている。このように構成された回路遮断器の
筐体においては、上記実施の形態1に比べて、内部構成
部品と外部との絶縁距離をより長くすることができると
ともに、ベース側合せ面15bの部分の肉厚を大きくす
ることになるので、ベース12の強度アップも図れる。
形態2である回路遮断器の筐体を示す要部側断面図であ
る。図において、20はベース12の外周部に設けられ
た凹溝部であり、カバー嵌合部16を挿入嵌合できるう
に形成されている。このように構成された回路遮断器の
筐体においては、上記実施の形態1に比べて、内部構成
部品と外部との絶縁距離をより長くすることができると
ともに、ベース側合せ面15bの部分の肉厚を大きくす
ることになるので、ベース12の強度アップも図れる。
【0015】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0016】歪みや反りの生じ易い熱可塑性樹脂材料を
用いて形成されたカバーを採用した場合において、ベー
スとカバーを固着具により固着時に、固着具挿通孔の周
辺のベースとカバーの当接部が密着し、筐体の主要な外
周部のベースとカバーの合せ面はベースとカバーの合せ
方向に隙間をもたせているので、この隙間により歪みや
反りを吸収することができる。そして、カバー形状の設
計においても、歪みや反りをある程度許容できるので、
カバーの広がりを見込んだ構造設計をする必要がなくな
り、設計が容易になる。
用いて形成されたカバーを採用した場合において、ベー
スとカバーを固着具により固着時に、固着具挿通孔の周
辺のベースとカバーの当接部が密着し、筐体の主要な外
周部のベースとカバーの合せ面はベースとカバーの合せ
方向に隙間をもたせているので、この隙間により歪みや
反りを吸収することができる。そして、カバー形状の設
計においても、歪みや反りをある程度許容できるので、
カバーの広がりを見込んだ構造設計をする必要がなくな
り、設計が容易になる。
【0017】また、カバーに設けたカバー嵌合部によ
り、内部構成部品の充電部と回路遮断器の筐体の外部と
の絶縁距離を長くとることができ、構造設計が容易にな
る。また、カバー嵌合部の外側からベース嵌合部が嵌め
合わせされているために、事故電流の遮断時に発生する
アークガスの内部圧力に耐える強度が得られる。従っ
て、カバーの肉厚アップや補強用リブの追加が少なくな
る。
り、内部構成部品の充電部と回路遮断器の筐体の外部と
の絶縁距離を長くとることができ、構造設計が容易にな
る。また、カバー嵌合部の外側からベース嵌合部が嵌め
合わせされているために、事故電流の遮断時に発生する
アークガスの内部圧力に耐える強度が得られる。従っ
て、カバーの肉厚アップや補強用リブの追加が少なくな
る。
【0018】さらに、カバー嵌合部をベースの凹溝部に
挿入嵌合するよう構成したものは、内部構成部品の充電
部と回路遮断器の筐体の外部との絶縁距離をより長くと
ることができるので絶縁性能の向上が大きい。さらにま
た、事故電流の遮断時に発生するアークガスの内部圧力
に耐える強度が得られ易い。従って、前記のものと同様
にカバーの肉厚アップや補強用リブの追加が少なくな
る。
挿入嵌合するよう構成したものは、内部構成部品の充電
部と回路遮断器の筐体の外部との絶縁距離をより長くと
ることができるので絶縁性能の向上が大きい。さらにま
た、事故電流の遮断時に発生するアークガスの内部圧力
に耐える強度が得られ易い。従って、前記のものと同様
にカバーの肉厚アップや補強用リブの追加が少なくな
る。
【図1】 この発明の実施の形態1を示す筐体の外観斜
視図である。
視図である。
【図2】 図1の線A−Aに沿う断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す筐体の要部側
断面図である。
断面図である。
【図4】 従来の筐体を示す外観斜視図である。
【図5】 従来の筐体を示す要部側断面図である。
【図6】 従来の筐体を示す要部側断面図である。
【符号の説明】 11 カバー、12 ベース、13 固着具、14 固
着具挿入孔、15 合せ面、16 カバー嵌合部、17
ベース嵌合部、18 当接部、20 凹溝部、H 隙
間。
着具挿入孔、15 合せ面、16 カバー嵌合部、17
ベース嵌合部、18 当接部、20 凹溝部、H 隙
間。
Claims (3)
- 【請求項1】 開閉機構部等の収納部を形成する周壁
と、上記周壁内の所定位置に設けられた隔壁とを有し、
熱硬化性樹脂材料で形成されたベース、このベースを覆
うように形成され、上記ベースの周壁及び隔壁に対向す
る周壁及び隔壁を有し、熱可塑性樹脂材料で形成された
カバー、上記ベースまたはカバーの隔壁に設けられた挿
通孔に挿着され、上記ベースと上記カバーを固着する固
着具を備えた回路遮断器の筐体において、上記カバーの
上記ベースへの装着時に上記カバーとベースの各隔壁が
互いに当接し、上記カバーとベースの各周壁はそれぞれ
の合せ面の間に隙間が生じるように構成されたことを特
徴とする回路遮断器の筐体。 - 【請求項2】 カバー周壁の合せ面及びベース周壁の合
せ面にそれぞれ嵌合部を設け、上記カバーの嵌合部を上
記ベースの嵌合部の内側に位置するようにして上記カバ
ーとベースを嵌め合わせるようにしたことを特徴とする
請求項1記載の回路遮断器の筐体。 - 【請求項3】 カバー周壁の合せ面に嵌合部を設けると
共にベースの合せ面に凹溝部を設け、上記カバーの嵌合
部を上記ベースの凹溝部に挿入して上記カバーとベース
を嵌め合わせるようにしたことを特徴とする請求項1記
載の回路遮断器の筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9319512A JPH11154453A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 回路遮断器の筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9319512A JPH11154453A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 回路遮断器の筐体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11154453A true JPH11154453A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18111061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9319512A Pending JPH11154453A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 回路遮断器の筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11154453A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008084563A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Nitto Electric Works Ltd | 回路遮断器 |
JP2010251157A (ja) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 回路遮断器 |
WO2011091822A1 (de) * | 2010-01-26 | 2011-08-04 | Abb Ag | Installationsschaltgerät mit verrastbaren gehäusehälften |
JP2020181691A (ja) * | 2019-04-25 | 2020-11-05 | 河村電器産業株式会社 | 回路遮断器 |
Citations (4)
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JPS59175251U (ja) * | 1983-05-11 | 1984-11-22 | 三菱電機株式会社 | 回路しや断器 |
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-
1997
- 1997-11-20 JP JP9319512A patent/JPH11154453A/ja active Pending
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