JPH11152555A - 耐食性、溶接性に優れた燃料タンク用防錆鋼板 - Google Patents

耐食性、溶接性に優れた燃料タンク用防錆鋼板

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JPH11152555A
JPH11152555A JP31985797A JP31985797A JPH11152555A JP H11152555 A JPH11152555 A JP H11152555A JP 31985797 A JP31985797 A JP 31985797A JP 31985797 A JP31985797 A JP 31985797A JP H11152555 A JPH11152555 A JP H11152555A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比べ、耐食性と溶接性を高度にバラン
スする燃料タンク用防錆鋼板を提供する。 【解決手段】 鋼板表面に、Fe:25〜50%,C
r:0.06〜1%,Si:3〜20%,残部が実質的
にAlからなり、かつ厚みが5μm以下であるような合
金層と、Si:2〜13%,Cr:0.002〜0.1
%未満,Fe:1%以下、残部が実質的にAlからなる
被覆層を有する防錆鋼板。母材にB:2〜30ppmを
含有することが溶接性の点で望ましい。またAl系被覆
層の表面をクロメートあるいは有機樹脂で被覆すること
も溶接性の点から望ましい。まためっきの付着量は片面
60g/m2 以下であることが望ましい。 【効果】 燃料タンク用途においては、溶接性重視の点
から付着量を少なくせざるを得ないが、本発明の防錆鋼
板はこのような付着量でも十分な耐食性を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のガソリン
タンク材に要求される耐食性と溶接性とを兼備した燃料
タンク用防錆鋼板の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料タンクは自動車の重要保安部品であ
るため、この燃料タンクに使用される材料には高度の耐
食性が要求される。具体的には、孔あき腐食や、燃料フ
ィルター目詰まりに繋がる大量の腐食生成物発生を起こ
すことの無いことが必要である。また最近の自動車業界
においては、従前にも増して車体の機能性、デザイン性
が重視される傾向にある。自動車燃料タンクの設計は、
車体のデザインに合わせて最後に設計されることが通常
で、その形状は益々複雑になっている。このため材料と
しては、高度のプレス成形や様々な接合を受けた後の耐
食性が特に重要である。
【0003】従来よりこの自動車燃料タンク用材料とし
ては、ターンシートと称されるPb−Sn合金めっき鋼
板(特公昭57−61833号公報)が主に使用されて
いる。この材料はガソリンに対して安定な化学的性質を
持ち、かつプレス成形性に優れ、まためっき皮膜が柔軟
で、成形後もめっきにクラック等が入ることがなく、従
って優れた加工後の耐食性を有している。これ以外にも
亜鉛めっき鋼板に厚クロメート処理を施した鋼板(特公
昭53−19981号公報)も使用されており、Pb−
Sn合金程ではないが、やはり優れた加工性、耐食性を
有している。しかし近年Pbの環境への影響が考慮さ
れ、環境への負荷という意味からもPbを使用しない材
料が希求されている。
【0004】また、近年の原油問題に関連したガソリン
不足を補うため、ガソリンに容易にブレンドでき、安価
で、燃焼させても有害なガスを生じにくいという利点を
持つメタノールやエタノールといったアルコール燃料の
導入率が年々拡大の傾向にある。しかしこれらのアルコ
ールやアルコール混合燃料を自動車用燃料に使用する際
に、これらの燃料はガソリンとは異なる腐食特性を持つ
ことから、従来のガソリンタンク用の材料は腐食のため
に使用できない可能性が強い。
【0005】具体的には、Pb−Sn合金めっき鋼板に
ついて言えば、Pb−Sn合金自体がメタノールやエタ
ノールなどのアルコールに溶解しやすい性質を有してい
るという問題点がある。一方亜鉛めっき鋼板に厚クロメ
ート処理を施した材料については、亜鉛は鉄に比べて卑
な電位を持つ金属であるから、プレス加工部等のめっき
層が損傷した箇所では亜鉛の犠牲防食作用で赤錆、孔あ
きの発生は抑制されるが、亜鉛自身の溶出速度が大き
く、浮遊性の白色沈澱物を多量に生成して燃料循環系統
でフィルターの目詰まりを発生しやすい問題点を有す
る。
【0006】こういった背景から、Pbを使用せず、Z
nよりも耐食性に優れた材料が求められている。その候
補の一つが、Al(Al−Si)めっき鋼板である。A
lはその表面に安定な酸化皮膜が形成されるため、耐食
性が良好で、アルコールやその混合ガソリン、あるいは
ガソリン等が劣化したときに生じる有機酸に対しても耐
食性が良好である。従ってAlめっき鋼板は、燃料タン
ク材料として大変有望な材料であるといえる。実際に特
公平4−68399号公報において、Alめっき鋼板に
クロメート処理を施したアルコール燃料用燃料タンク用
鋼板が提案されている。しかしながらこれまでAlめっ
き鋼板が燃料タンク材料として使用されてこなかったの
は、タンク材料として使用する上で幾つかの難点がある
からである。
【0007】それは、主として溶接性、特に溶接性と耐
食性の高度なバランスをとることが困難なためである。
すなわち、Alめっき鋼板は、確かに耐食性に優れる
が、Al系被覆層は溶接電極の銅との反応性が高いため
に、電極が容易にAlとの反応物となり、電極の欠損と
なりやすい。これを防止するためには、Al系被覆層の
厚みを薄くする必要がある。一方で、十分な耐食性を得
るにはAl系被覆層の厚みを厚くする必要があり、その
両性能を満たす付着量域が極めて狭い、あるいは殆ど無
いという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明におい
て、前記の溶接性と耐食性を両立する。すなわち、スポ
ット連続打点性に優れ、かつ通常のガソリンや酸化劣化
したガソリンは勿論のこと、メタノール、エタノール等
のアルコール燃料、あるいはこれらアルコール混合ガソ
リンに対して優れた耐食性を発揮し、しかもPbを使用
することの無い燃料タンク用防錆鋼板を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな防錆鋼板を開発すべく種々検討した結果、従来と同
等の付着量で従来よりも大幅に耐食性に優れるAlめっ
き鋼板を開発し、耐食性と溶接性の両立を達成した。以
下本発明を詳細に説明する。本発明者らはAlめっき鋼
板の腐食挙動を詳細に検討し、次のような知見を持つに
至った。つまり通常の塩素分の高くない中性域におい
て、腐食はまずAl系被覆層中を共晶Siに沿って開始
し、金属間化合物層(以降合金層と称す)まで至ると合
金層の腐食電位はAl系被覆層、地鉄のそれよりも高い
(貴な)ため、Al系被覆層−合金層界面、あるいは合
金層−地鉄界面に沿って腐食が進行する。このため、特
に付着量の少ないときには、前記したAl系被覆層−合
金層界面腐食の影響が大きくなり、Al系被覆層本来の
寿命よりも短い時間で被覆層が消失しやすい。塩素分の
多い環境では、Al系被覆層がほぼ完全に消耗するまで
は地鉄の腐食は起こらないが、やはりAl系被覆層−合
金層界面での腐食がAl系被覆層の腐食を促進する作用
を有している。
【0010】そこで本発明者らは、この合金層の悪影響
を改善すべく鋭意検討し、合金層にCrを含有させるこ
とで合金層−Al系被覆層、あるいは合金層−地鉄の界
面腐食を防止できることを知見し、本発明を完成させ
た。Crの作用は明確ではないが、合金層は地鉄、Al
系被覆層の界面腐食でいずれもカソードとして働くた
め、このカソード反応が抑制されたものと推定される。
【0011】本発明の要旨とするところは以下の通りで
ある。 (1)被めっき鋼板の表面に、その平均組成が重量%
で、Fe:25〜50%、Si:3〜20%、Cr:
0.06〜1%、残部がAlおよび不可避的不純物から
なり、かつ厚みが5μm以下である金属間化合物層を有
し、前記金属間化合物層の表面に、重量%で、Si:2
〜13%、Fe:1%以下、Cr:0.002〜0.1
%未満、残部がAlおよび不可避的不純物からなるAl
系被覆層を有することを特徴とする耐食性、溶接性に優
れた燃料タンク用防錆鋼板。
【0012】(2)被めっき鋼板の表面に、その平均組
成が重量%で、Fe:25〜50%、Si:3〜20
%、Cr:0.06〜1%、残部がAlおよび不可避的
不純物からなり、かつ厚みが5μm以下である金属間化
合物層を有し、前記金属間化合物層の表面に、重量%
で、Si:2〜13%、Fe:1%以下、Cr:0.0
02〜0.1%未満と、さらにCa,Mg,Ti,B,
Co,Ni,Cu,Y,Zr,Nb,Moの1種または
2種以上を合計で0.01〜0.3%含有し、残部がA
lおよび不可避的不純物からなるAl系被覆層を有する
ことを特徴とする耐食性、溶接性に優れた燃料タンク用
防錆鋼板。
【0013】(3)被めっき鋼板中に、B:2〜30p
pmを含有することを特徴とする前記(1)または
(2)に記載の耐食性、溶接性に優れた燃料タンク用防
錆鋼板。 (4)被めっき鋼板中のCr量が、0.5%未満である
ことを特徴とする前記(1)〜(3)に記載の耐食性、
溶接性に優れた燃料タンク用防錆鋼板。 (5)Al系被覆層の表面に、金属Cr換算で10〜1
50mg/m2 のクロメート皮膜を有することを特徴と
する前記(1)〜(4)に記載の耐食性、溶接性に優れ
た燃料タンク用防錆鋼板。
【0014】(6)鋼板の少なくとも片面の最表層に有
機樹脂層を有することを特徴とする前記(1)〜(5)
に記載の耐食性、溶接性に優れた燃料タンク用防錆鋼
板。 (7)Al系被覆層と合金層の合計被覆量が、片面当た
り20〜60g/m2 であることを特徴とする前記
(1)〜(6)に記載の耐食性、溶接性に優れた燃料タ
ンク用防錆鋼板にある。
【0015】次に本発明の数値の限定理由について説明
する。まず合金層とAl系被覆層の限定理由を説明す
る。 Fe:本発明は、Al系めっきを溶融めっきで行うもの
であり、合金層(金属間化合物被覆層)は被めっき鋼板
とめっき浴との反応物となる。またAlめっき浴中に
は、若干のFeを含有するのが普通であり、Al系被覆
層中も不可避的にFeを含有する。通常の溶融Alめっ
き条件でのAl系被覆層中のFe濃度は1%以下であ
り、また生成する合金層のFeの範囲は通常25〜50
%程度である。従ってそれぞれこの範囲に限定する。
【0016】Si:溶融Alめっきにおいて、通常合金
層の成長を抑制するためにSiを添加する。このため、
Al系被覆層、合金層中にもSiが含有される。Si量
が少なすぎると前記した合金層の成長抑制効果が無くな
り、一方多すぎると耐食性を阻害する。従って好ましい
添加量はAl系被覆層で2〜13%、合金層で3〜20
%である。
【0017】Cr:Crは本発明の要点となる元素で、
Al系被覆層中に0.002〜0.1%未満、合金層中
に0.06〜1%とする。Crは耐食性に大きく寄与す
る元素で、特に合金層中への添加に意味がある。この効
果を奏するに必要な含有量の下限は、合金層で0.06
%で、このときのAl系被覆層中の含有量は0.002
%である。Crの含有量は多い方が望ましいが、溶融め
っきプロセスにおいては添加することが困難で、実質上
の上限はAl系被覆層において0.1%に満たず、合金
層で1%である。
【0018】合金層は金属間化合物のため非常に脆性で
あり、厚みが増大すると内部で破壊され、めっき剥離を
惹起する。自動車燃料タンクのような加工の厳しい用途
において良好な加工性を確保するには厚みが5μm以下
であることが必要である。薄い方が好ましいが、実際上
1μm以下にするのは困難である。更に、Al系被覆層
中にCa,Mg,Ti,B,Co,Ni,Cu,Y,Z
r,Nb,Moの1種または2種以上を合計で0.01
〜0.3%含有することも可能である。これらの元素は
いずれもAl系被覆層の耐食性向上に寄与するが、その
効果は比較的小さい。効果を表す下限濃度は0.01%
で、またその効果が飽和することから上限を0.3%と
する。
【0019】次に被めっき鋼板(母材)の鋼成分の限定
理由について説明する。 B:Bは一般的に鋼板の粒界強度を向上させる元素であ
り、めっき鋼板のめっきの粒界侵入を抑制することも知
られている。本発明においてもBを添加することが可能
で、これにより溶接部の靱性を向上させることができ、
また二次加工性等にも効果がある。これらの効果を得る
には2ppm以上の添加が必要で、一方大量の添加は、
延性を阻害することから上限を30ppmとする。 Cr:合金層にCrを含有させる手段として、鋼中にC
rを添加することも可能であるが、鋼中Cr添加は鋼板
の成型性を阻害し、また製造コストも著しく増大するた
め、0.5%未満であることが望ましい。
【0020】次にめっきの後処理の限定理由を説明す
る。一般に溶接性には最表層の接触抵抗の影響が大きい
ことが知られ、従って種々の後処理によって溶接性は影
響を受ける。また塗装後の耐食性等にも影響を及ぼす。
本発明においては後処理として、Al系被覆層の表面
に、金属Cr換算で10〜150mg/m2 のクロメー
ト皮膜を施すことが望ましい。あるいは鋼板の少なくと
も片面の最表層を有機樹脂層とすることが望ましい。
【0021】クロメート皮膜としては、通常のクロム酸
系、クロム酸−シリカ系のものは勿論、これにリン酸や
有機樹脂を加えたものでもよい。更に樹脂濃度を高めて
樹脂クロメートとしたものも可能である。このときのク
ロメート付着量が、金属Cr換算で10mg/m2 未満
では溶接性の改善に効果が無く、一方150mg/m 2
超の処理は効果が飽和すると共に、処理するのが困難で
生産性の低下を伴う。更に最表層を有機樹脂層とするこ
とも溶接性向上に効果がある。この時下地にクロメート
をすることがより望ましい。有機樹脂の樹脂系、膜厚は
特に限定しないが、通常のエポキシ,アクリル,ポリエ
ステル,ポリエチレン系等の皮膜が可能で、膜厚は0.
1〜2μm程度が好ましい。
【0022】最後にめっきの付着量の限定理由を説明す
る。本発明は冒頭説明したように、溶接性と耐食性を高
度で両立する材料であり、この両特性は付着量の影響が
大きい。本発明ではAl系被覆層と金属間化合物層の合
計被覆量(以降めっき付着量と称する)を、片面当たり
20〜60g/m2 に限定する。本発明は従来に比べて
めっきの耐食性を向上させたもので、より薄い付着量で
耐食性を確保できるが、溶融めっきプロセスで製造可能
な下限の付着量が20g/m2 程度であり、これを下限
値とする。また付着量が増大すると溶接性が低下するこ
とから、上限を60g/m2 とする。
【0023】本発明において、被めっき鋼板の鋼成分は
BとCr以外は特に限定しない。しかし高度な加工性を
要求される用途であるため、鋼成分はIF鋼の適用が望
ましい。まためっきの後処理として、ゼロスパングル処
理、焼鈍、調質圧延等が付与されることがあるが、これ
らについては特に限定しない。本発明では、合金層にC
rを添加することが重要な要件となっている。Crの添
加方法については特に限定しないが、考え得る方法とし
て浴中へのCr添加、Cr系プレめっきの利用、めっき
後の溶融段階でのCr吹き付け等がある。
【0024】次に実施例で本発明をより詳細に説明す
る。 (実施例1)通常の熱延、冷延工程を経た、表1に示す
ような鋼成分の冷延鋼板(板厚0.8mm)を材料とし
て、溶融Alめっきを行った。溶融Alめっきは無酸化
炉−還元炉タイプのラインを使用し、めっき後ガスワイ
ピング法でめっき付着量を調節し、その後冷却し、ゼロ
スパングル処理を施した。一部の材料にはクロメート処
理を、更にその一部には塗装を行った。この際のめっき
浴組成としてはAl−2%Feをベース成分とし、C
r:0.05,0.1%,Si:2,5,8,10%を
添加した。このときの浴中のFeは浴中のめっき機器や
ストリップから供給される不可避のものである。めっき
外観は不めっき等なく良好であった。このときの製造条
件を表2に示す。めっき付着量は両面均一で、表示は両
面の付着量とした。このようにして製造した溶融Alめ
っき鋼板の燃料タンクとしての性能を下に示した方法で
評価した。クロメートの種類は、α:クロム酸−シリカ
系,β:樹脂クロメート(乾燥重量比で、樹脂/クロム
=8:アクリル系樹脂)の2種類を使用し、塗装はエポ
キシ系の樹脂を両面1μmで処理した。クロメートの付
着量は片面当たりの表示とした。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】(1)めっき層、合金層組成、厚み分析方
法 めっき層:3%NaOH+1%AlCl3 ・6H2
中で低電流電解剥離によりめっき層のみを剥離してめっ
き層組成分析液として、各元素の定量分析を行った。な
お、クロメート処理した後分析する場合には、クロメー
ト中のCrの影響をなくすため、表面を研磨,腐食等す
る必要がある。 合金層:上記の電解剥離後、20%化成ソーダで合金
層を剥離して合金層組成分析液を得、各元素の定量分析
を行った。 合金層厚み:400倍の断面検鏡写真より合金層厚み
を測定した。
【0028】(2)限界絞り比 クロメート、塗装を施さないAlめっき鋼板を使用し、
塗油のうえ油圧成形試験機により、直径50mmの円筒
ポンチを用いて、絞り比を変えて成型試験を行い、限界
絞り比を求めた。このときのシワ抑え力は500kgで
行い、成形性の評価は次の指標によった。 (評価基準) ◎:限界絞り比2.35以上 〇:限界絞り比2.20〜2.30 ×:限界絞り比2.15以下
【0029】(3)溶接性 連続打点性 下に示す溶接条件でスポット溶接を行い、ナゲット径が
4√t(t:板厚)を切った時点までの連続打点数を評
価した。 (溶接条件) 溶接電流:10kA 加圧力:220kg 溶接時間:12サイクル 電極径:6mm 電極形状:ドーム型 (評価基準) ◎:連続打点1000点超 〇:連続打点400〜1000点 ×:連続打点400点未満
【0030】溶接部気密性 クランクプレス試験機にて、フランジ幅30mm、深さ
25mm、70×70mmの平底角筒成型を行い、フラ
ンジ部を下に示した溶接条件でシーム溶接を行った。次
にこの一部に穴をあけ、水中でこの穴よりエアを内圧
0.5,1気圧となるように掛け、シーム溶接部からの
エアの漏れを判定した。 (溶接条件) 溶接電流:10kA 加圧力:220kg 溶接速度:2.5m/s (評価基準) ◎:溶接部より漏れ発生無し 〇:1気圧で漏れ発生 ×:0.5気圧で漏れ発生
【0031】(4)耐食性評価 内面耐食性 ガソリンに対する耐食性を評価した。方法は上記の油圧
成形試験機により、フランジ幅20mm、直径50m
m、深さ25mmの平底円筒絞り加工を施した試料に、
試験液を入れ、シリコンゴム製のリングを介してガラス
で蓋をした。この試験後の腐食状況を目視判定した。 (試験条件) 試験液 :ガソリン+蒸留水10%+蟻酸200ppm 試験期間:40℃で3ケ月放置 (評価基準) ◎:赤錆発生0.1%未満 〇:赤錆発生0.1〜5%あるいは白錆あり ×:赤錆発生5%超あるいは白錆顕著
【0032】外面耐食性 寸法70×150mmの試料に対してJIS Z 23
71に準拠した塩水噴霧試験を30日行い、腐食生成物
を剥離して腐食減量を測定した。この腐食減量の表示は
めっき片面に対しての値である。 (評価基準) ◎:腐食減量15g/m2 未満 〇:腐食減量15〜25g/m2 ×:腐食減量25g/m2
【0033】比較例29、30のように、Al系被覆
層、合金層のCr含有量が足りない時には、耐食性に劣
り、また比較例31、32のように、合金層が厚い場合
には、加工性に劣る。本発明例の中でも、鋼中BやCr
が多かったり、合金層が厚いと加工性に劣る傾向にあ
り、付着量が多かったり、めっき後に有機系の処理をし
ないと、連続打点性に劣る傾向にある。また鋼中Bが少
ないと、溶接気密性に欠ける傾向がある。
【0034】(実施例2)めっき原板として、表1のB
を使用し、Alめっき浴中にCa,Mg,Ti,B,C
o,Ni,Cu,Y,Zr,Nb,Moを適宜添加し、
他の条件は実施例1と同一にしてAlめっきを行った。
めっき後の処理は実施例1のβで、金属Cr換算40m
g/m2 とした。Al系被覆層、合金層の他の分析値は
表3に示す。性能評価もやはり実施例1と同様の方法で
行ったが、上記の元素を添加することで、やや耐食性の
向上が認められた。 (Al系被覆層) Si:7.8,Fe:0.32,Cr:0.03,他:
Al,付着量:30g/m2 (片面) (合金層) Si:12.4,Fe:35.2,Cr:0.19,厚
み:2.2μm
【0035】
【表3】
【0036】(実施例3)実施例1の表1のBを材料と
して、サージェント浴(100g/lCrO3 +1g/
lH2 SO4 )を使用して、付着量片面0.5〜2g/
2 でCrめっきを行い、しかる後溶融Alめっきを行
った。その他の条件は実施例1と同一である。性能評価
は実施例1と同様の方法とした。分析値を表4に、また
性能評価結果を表5にまとめる。このように製造したA
lめっき鋼板も良好な性能を示す。
【0037】
【表4】
【0038】
【表5】
【0039】
【発明の効果】本発明により、自動車燃料タンク材料と
して要求される、溶接性と耐食性の高度なバランスが可
能となり、この用途に最適な防錆鋼板を提供することが
できた。今後Pb系材料が環境問題で使用困難となった
ときの新しい燃料タンク材として非常に有望であり、産
業上の寄与も大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 秀一 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被めっき鋼板の表面に、その平均組成が
    重量%で、Fe:25〜50%、Si:3〜20%、C
    r:0.06〜1%、残部がAlおよび不可避的不純物
    からなり、かつ厚みが5μm以下である金属間化合物層
    を有し、前記金属間化合物層の表面に、重量%で、S
    i:2〜13%、Fe:1%以下、Cr:0.002〜
    0.1%未満、残部がAlおよび不可避的不純物からな
    るAl系被覆層を有することを特徴とする耐食性、溶接
    性に優れた燃料タンク用防錆鋼板。
  2. 【請求項2】 被めっき鋼板の表面に、その平均組成が
    重量%で、Fe:25〜50%、Si:3〜20%、C
    r:0.06〜1%、残部がAlおよび不可避的不純物
    からなり、かつ厚みが5μm以下である金属間化合物層
    を有し、前記金属間化合物層の表面に、重量%で、S
    i:2〜13%、Fe:1%以下、Cr:0.002〜
    0.1%未満と、さらにCa,Mg,Ti,B,Co,
    Ni,Cu,Y,Zr,Nb,Moの1種または2種以
    上を合計で0.01〜0.3%含有し、残部がAlおよ
    び不可避的不純物からなるAl系被覆層を有することを
    特徴とする耐食性、溶接性に優れた燃料タンク用防錆鋼
    板。
  3. 【請求項3】 被めっき鋼板中に、B:2〜30ppm
    を含有することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の耐食性、溶接性に優れた燃料タンク用防錆鋼板。
  4. 【請求項4】 被めっき鋼板中のCr量が、0.5%未
    満であることを特徴とする請求項1〜請求項3に記載の
    耐食性、溶接性に優れた燃料タンク用防錆鋼板。
  5. 【請求項5】 Al系被覆層の表面に、金属Cr換算で
    10〜150mg/m2 のクロメート皮膜を有すること
    を特徴とする請求項1〜請求項4に記載の耐食性、溶接
    性に優れた燃料タンク用防錆鋼板。
  6. 【請求項6】 鋼板の少なくとも片面の最表層に有機樹
    脂層を有することを特徴とする請求項1〜請求項5に記
    載の耐食性、溶接性に優れた燃料タンク用防錆鋼板。
  7. 【請求項7】 Al系被覆層と合金層の合計被覆量が、
    片面当たり20〜60g/m2 であることを特徴とする
    請求項1〜請求項6に記載の耐食性、溶接性に優れた燃
    料タンク用防錆鋼板。
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