JPH1115159A - ネガ型フォトレジスト材料、およびそれを用いたパターン形成方法 - Google Patents

ネガ型フォトレジスト材料、およびそれを用いたパターン形成方法

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JPH1115159A
JPH1115159A JP9162716A JP16271697A JPH1115159A JP H1115159 A JPH1115159 A JP H1115159A JP 9162716 A JP9162716 A JP 9162716A JP 16271697 A JP16271697 A JP 16271697A JP H1115159 A JPH1115159 A JP H1115159A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長が180〜220nmの露光光を用いた
リソグラフィーに用いられる、透明性およびエッチング
耐性に優れた高感度のネガ型フォトレジスト材料を提供
する。 【解決手段】 一般式(1)で表される重量平均分子量
が1000〜500000の重合体および露光により酸
を発生する光酸発生剤を含有するネガ型フォトレジスト
材料。 【化1】 (上式において、R1 、R3 、R5 は水素原子またはメ
チル基、R2 は有橋環式炭化水素基を有する炭素数7〜
18の2価の炭化水素基、R4 はエポキシ基を有する炭
化水素基、R6 は水素原子または炭素数1〜12の炭化
水素基を表す。また、x、y及びzはそれぞれx+y+
z=1、0<x<1、0<y<1、0≦z<1を満たす
任意の数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子の製造
におけるフォトリソグラフィー工程に関し、特に波長が
220nm以下の光を露光光とするリソグラフィーに好
適なネガ型フォトレジスト材料およびパターン形成方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスに代表されるハーフミク
ロンオーダーの微細加工を必要とする各種電子デバイス
製造の分野では、デバイスのより一層の高密度、高集積
化の要求が高まっている。そのため、微細パターン形成
のためのフォトリソグラフィー技術に対する要求がます
ます厳しくなっている。
【0003】パターンの微細化を図る手段の一つとし
て、レジストパターン形成の際に使用する露光光を短波
長化する方法があり、256Mビット(加工寸法が0.
25μm以下)DRAMの量産プロセスには、i線(波
長=365nm)に代えてより短波長のKrFエキシマ
レーザ光(波長=248nm)を露光光源として利用す
ることが現在積極的に検討されている。
【0004】しかし、さらに微細な加工技術(加工寸法
が0.18μm以下)を必要とする1Gビット以上の集
積度をもつDRAMの製造には、より短波長の光源が必
要とされており、特にArFエキシマレーザ光(波長=
193nm)を用いたフォトリソグラフィーの利用が最
近考えられている[ドナルド C.ホッファーら、ジャ
ーナル・オブ・フォトポリマー・サイエンス・アンド・
テクノロジー(Journal of Photopolymer Science and
Technology) 、9巻(3号)、387〜397頁(19
96年)]。
【0005】このため、ArFエキシマレーザ光を用い
たフォトリソグラフィーに対応するネガ型フォトレジス
トの開発が望まれている。このArF露光用レジストの
開発に際しては、レーザ発振の原料であるガスの寿命が
短いこと、レーザ装置自体が高価であることなどから、
レーザのコストパフォーマンスの向上を図る必要があ
る。このため、加工寸法の微細化に対応する高解像性に
加え、高感度化への要求が高い。
【0006】レジストの高感度化の方法としては、感光
剤である光酸発生剤を利用した化学増幅型レジストがよ
く知られている。例えば代表的な例としては、特開平2
−27660号公報には、トリフェニルスルホニウム・
ヘキサフルオロアーセナートとポリ(p−tert−ブ
トキシカルボニルオキシ−α−メチルスチレン)の組み
合わせからなるレジストが記載されている。このような
化学増幅型レジストは、現在、KrFエキシマレーザ用
レジストに広く用いられている[例えば、ヒロシ イト
ー、C.グラントウイルソン、アメリカン・ケミカル・
ソサイアテイ・シンポジウム・シリーズ、242巻、1
1〜23頁(1984年)]。
【0007】化学増幅型レジストの特徴は、含有成分で
ある光酸発生剤から光照射により発生したプロトン酸
が、露光後の加熱処理により、レジスト樹脂などと酸触
媒反応を起こすことである。このようにして光反応効率
(一光子あたりの反応)が1未満の従来のレジストに比
べて飛躍的な高感度化を達成している。
【0008】現在では開発されるレジストの大半が化学
増幅型であり、露光光源の短波長化に対応した高感度材
料の開発には、化学増幅機構の採用が必須となってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ArF
エキシマレーザ光に代表される220nm以下の短波長
光を用いたリソグラフィーの場合、微細パターンを形成
するためのネガ型フォトレジストには、従来の材料では
満足できない新たな特性、すなわち220nm以下の露
光光に対する高い透明性とドライエッチング耐性が必要
とされている。
【0010】従来のg線(波長=438nm)、i線
(波長=365nm)、KrFエキシマレーザ光(波長
=248nm)用のネガ型フォトレジスト材料は主に樹
脂と架橋剤とからなり、樹脂成分としてはノボラック樹
脂あるいはポリ(p−ビニルフェノール)など構造単位
中に芳香環を有する樹脂が利用されており、この芳香環
のドライエッチング耐性により樹脂のエッチング耐性を
維持できた。また架橋剤としては、例えば、2,6−ジ
(4’−アジドベンザル)−4−メチルシクロヘキサノ
ンや3,3’−ジアジドフェニルスルホン等のアジド化
合物やメチロールメラミン樹脂が利用されている。しか
し、芳香環を有する樹脂は220nm以下の波長の光に
対する光吸収が極めて強い。そのため、レジスト表面で
大部分の露光光が吸収され、露光光が基板まで透過しな
いため、微細なレジストパターンの形成ができない。こ
のため、従来の樹脂をそのまま220nm以下の短波長
光を用いたフォトリソグラフィーに適用できない。した
がって、芳香環を含まず且つエッチング耐性を有し、2
20nm以下の波長に対して透明なフォトレジスト材料
が切望されている。
【0011】ArFエキシマレーザ光(波長=193n
m)に対し透明性をもち、なおかつドライエッチング耐
性をもつ高分子化合物としては、脂環族高分子であるア
ダマンチルメタクリレート単位をもつ共重合体[武智
ら、ジャーナル・オブ・フォトポリマー・サイエンス・
アンド・テクノロジ−(Journal of Photopolymer Scie
nce and Technology) 5巻(3号)、439〜446頁
(1992年)]や、イソボルニルメタクリレート単位
をもつ共重合体[R.D.アレン(R.D.Allen)ら、ジャーナ
ル・オブ・フォトポリマー・サイエンス・アンド・テク
ノロジー(Journal of Photopolymer Science and Tech
nology)、8巻、(4号)、623〜636頁(199
5年)、及び同9巻(3号)、465〜474頁(19
96年)]などが提案されている。本発明者らも以前、
これらの要件を満足するフォトレジスト材料として、特
開平7−2542324号公報および特開平8−259
626号公報に開示の樹脂を開発した。
【0012】しかしこれらのフォトレジスト組成物は、
酸分解性基を有する樹脂と光酸発生剤からなる化学増幅
ポジ型フォトレジストであり、ポジティブパターンを与
えるものであり、上記要件を満足させるネガ型フォトレ
ジストは開発されていない。
【0013】そこで本発明は、波長が220nm以下の
露光光、特に180〜220nmの露光光を用いたリソ
グラフィーに用いられる、透明性およびエッチング耐性
に優れた高感度のネガ型フォトレジスト材料を提供する
ことを目的とする。また、このネガ型フォトレジスト材
料を用いたパターン形成方法を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために鋭意研究を行った結果、本発明を完
成した。
【0015】本発明は、一般式(1)で表される重量平
均分子量が1000〜500000の重合体および露光
により酸を発生する光酸発生剤を少なくとも含有するこ
とを特徴とするネガ型フォトレジスト材料に関する。
【0016】
【化3】
【0017】(上式において、R1 、R3 、R5 は水素
原子またはメチル基、R2 は有橋環式炭化水素基を有す
る炭素数7〜18の2価の炭化水素基、R4 はエポキシ
基を有する炭化水素基、R6 は水素原子または炭素数1
〜12の炭化水素基を表す。また、x、y及びzはそれ
ぞれx+y+z=1、0<x<1、0<y<1、0≦z
<1を満たす任意の数である。)また本発明は、一般式
(2)で表される重量平均分子量が1000〜5000
00の重合体、露光により酸を発生する光酸発生剤、及
び多官能エポキシ化合物を少なくとも含有することを特
徴とするネガ型フォトレジスト材料に関する。
【0018】
【化4】
【0019】(上式において、R1 、R5 は水素原子ま
たはメチル基、R2 は有橋環式炭化水素基を有する炭素
数7〜18の2価の炭化水素基、R6 は水素原子または
炭素数1〜12の炭化水素基を表す。また、x及びzは
それぞれx+z=1、0<x≦1、0≦z<1を満たす
任意の数である。)また本発明は、上記フォトレジスト
材料を被加工基板上に塗布する工程、露光を行う工程、
ベークを行う工程、及び現像を行う工程を少なくとも有
することを特徴とするパターン形成方法に関する。
【0020】
【発明の実施の形態】一般式(1)式において、R1
3 ,R5 は、水素原子またはメチル基である。
【0021】R2 は、有橋環式炭化水素基を有する炭素
数7〜18の2価の炭化水素基であり、具体的には表1
に示すような、トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デシ
ルメチル基、トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン
ジイル基、アダマンタンジイル基、ノルボルナンジイル
基、メチルノルボルナンジイル基、イソボルナンジイル
基、テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデ
カンジイル基、メチルテトラシクロ[4.4.0.1
2,5 .17,10 ]ドデカンジイル基、ヘキサシクロ
[6.6.1.13,6.010,13.09,14]ヘプタデカン
ジイル基、メチルヘキサシクロ[6.6.1.13,6
10,13.09,14]ヘプタデカンジイル基などが挙げら
れるが、これらだけに限定されるものではない。
【0022】R4 は、エポキシ基を有する炭化水素基で
あり、具体的には表2に示すような、グリシジル基、
3,4−エポキシ−1−シクロヘキシルメチル基、5,
6−エポキシ−2−ビシクロ[2,2,1]ヘプチル
基、5(6)−エポキシエチル−2−ビシクロ[2,
2,1]ヘプチル基、5,6−エポキシ−2−ビシクロ
[2,2,1]ヘプチルメチル基、3,4−エポキシト
リシクロ[5.2.1.02, 6 ]デシル基、3,4−エ
ポキシトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デシルオキシ
エチル基、3,4−エポキシテトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]ドデシル基、3,4−エポキシテ
トラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデシルメ
チル基などが挙げられるが、これらだけに限定されるも
のではない。
【0023】R6 は、水素原子または炭素数1〜12の
炭化水素基であり、具体的には、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基、t−ブチル基、シクロヘキシル基、ジメチル
シクロヘキシル基、トリシクロ[5.2.1.02,6
デシル基、アダマンチル基、ノルボニル基、イソボルニ
ル基などが挙げられるが、これらだけに限定されるもの
ではない。
【0024】一般式(1)において、x、y及びyは、
それぞれ、x+y+z=1、0<x<1、0<y<1、
0≦z<1を満たす任意の数である。
【0025】一般式(2)については、x及びzはそれ
ぞれx+z=1、0<x≦1、0≦z<1を満たす任意
の数であり、R1 、R2、R5、R6は、一般式(1)と
同様である。
【0026】本発明に用いる上記重合体の重量平均分子
量は1000〜500000であり、好ましくは500
0〜200000である。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】本発明に用いる重合体の製造は、一般式
(1)の重合体の場合は下記一般式(3)、一般式
(4)及び一般式(5)で示される(メタ)アクリレー
トモノマーを用いて、一般式(2)の重合体の場合は下
記一般式(3)及び一般式(5)で示される(メタ)ア
クリレートモノマーを用いて、ラジカル重合やイオン重
合などの通常の重合方法によって行うことができる。
【0030】
【化5】
【0031】(上式において、R7 は水素原子またはメ
チル基、R8 は有橋環式炭化水素基を有する炭素数7〜
18の2価の炭化水素基を表す。)
【0032】
【化6】
【0033】(上式において、R9 は水素原子またはメ
チル基、R10はエポキシ基を有する炭化水素基を表
す。)
【0034】
【化7】
【0035】(上式において、R11は水素原子またはメ
チル基、R12は水素原子または炭素数1〜12の炭化水
素基を表す。)本発明に用いられる重合体の製造は、例
えば、乾燥テトラヒドロフラン中、不活性ガス(アルゴ
ン、窒素など)雰囲気下、適当なラジカル重合開始剤
[例えばアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)]を
加えて、50〜70℃で0.5〜12時間加熱攪拌して
上記モノマーを重合させることにより実施される。ま
た、共重合体のモノマーの仕込み割合およびその他の重
合条件を選定することにより任意の共重合体を得ること
ができる。
【0036】なお、重合体の原料である一般式(3)で
示される(メタ)アクリレートモノマーは、発明者らが
既に開示した特開平8−25926号公報に記載の方法
により得られる。また、一般式(4)で示されるエポキ
シ基を有するモノマーのうち、例えば式(6)
【0037】
【化8】
【0038】で示される3,4−エポキシトリシクロ
[5.2.1.02,6 ]デシルアクリレートは、ジシク
ロペンテニルアクリレートを酢酸中において過酢酸でエ
ポキシ化反応に供することで得られる。同様にして、式
(7)
【0039】
【化9】
【0040】で示される5,6−エポキシ−2−ビシク
ロ[2,2,1]ヘプチルメタクリレートや、式(8)
【0041】
【化10】
【0042】で示される3,4−エポキシテトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10 ]ドデシルアクリレー
トは、5−ノルボルネン−2−メタクリレート又はテト
ラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデセニルア
クリレートをエポキシ化反応に供することで得られる。
【0043】本発明のネガ型フォトレジスト材料の構成
要素である光酸発生剤は、波長が400nm以下、好ま
しくは180〜220nmの範囲の光の照射により酸を
発生する光酸発生剤であることが望ましく、なおかつ先
に示した本発明における重合体などとの混合物が有機溶
媒に十分に溶解し、かつその溶液がスピンコートなどの
製膜法で均一な塗布膜が形成可能なものであれば、いか
なる光酸発生剤でもよい。また、単独でも、2種以上を
混合して用いてもよい。
【0044】使用可能な光酸発生剤の例としては、例え
ば、ジャーナル・オブ・ジ・オーガニック・ケミストリ
ー(Journal of the Organic Chemistry)、43巻、1
5号、3055〜3058頁(1978年)に記載され
ているJ.V.クリベロ(J.V. Crivello)らのトリフェ
ニルスルホニウム塩誘導体、およびそれに代表される他
のオニウム塩(例えば、スルホニウム塩、ヨードニウム
塩、ホスホニウム塩、ジアゾニウム塩、アンモニウム塩
などの化合物)や、2,6−ジニトロベンジルエステル
類[O.ナラマス(O. Nalamasu) ら、SPIEプロシー
ディング、1262巻、32頁(1990年)]、1,
2,3−トリ(メタンスルホニルオキシ)ベンゼン[タ
クミ ウエノら、プロシーディング・オブ・PME '8
9、講談社、413〜424頁(1990年)]、特開
平5−134416号公報で開示されたスルホサクシン
イミドなどがある。
【0045】光酸発生剤の含有率は、それ自身を含むレ
ジスト材料の全構成成分100重量部に対して通常0.
2〜30重量部、好ましくは1〜15重量部である。こ
の含有率が0.2重量部以上で十分な感度が得られ、パ
ターンの形成が容易となる。また30重量部以下である
と、均一な塗布膜の形成が容易になり、さらに現像後に
は残渣(スカム)が発生しにくくなる。
【0046】本発明のネガ型フォトレジスト材料の構成
要素である重合体の含有率は、それ自身を含むレジスト
材料の全構成成分100重量部に対して通常40〜9
9.8重量部、好ましくは60〜99重量部である。
【0047】本発明に用いる多官能エポキシ化合物とし
ては、例えば、水添ビスフェノールAジグリシジルエー
テル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエ
チレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレング
リコールジグリシジルエーテル、トリプロピレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジ
グリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリ
シジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパントリグリシジルエーテル、1,2
−シクロヘキサンカルボン酸ジグリシジルエステル、
3,4−エポキシシクロヘキサンカルボン酸3,4−エ
ポキシシクロヘキシルメチル、トリスエポキシプロピル
イソシアヌレート、2−エポキシエチルビシクロ[2,
2,1]ヘプチルグリシジルエーテル、エチレングリコ
ールビス(2−エポキシエチルビシクロ[2,2,1]
ヘプチル)エーテル、ビス(2−エポキシエチルビシク
ロ[2,2,1]ヘプチル)エーテル等が挙げられるが
これらだけに限定されるものではない。
【0048】多官能エポキシ化合物の含有率は、それ自
身を含むレジスト材料の全構成成分100重量部に対し
て通常1〜50重量部、好ましくは5〜40重量部であ
る。特に、一般式(1)の重合体を用いた場合は5〜3
0重量部、一般式(2)の重合体を用いた場合は10〜
40重量部が好ましい。また、単独でも2種以上を混合
して用いてもよい。
【0049】本発明に用いる溶剤として好ましいもの
は、重合体、光酸発生剤、多官能エポキシ化合物などの
レジスト材料成分が十分に溶解し、かつその溶液がスピ
ンコート法などの方法で均一な塗布膜が形成可能なもの
であればいかなる溶剤でもよい。また、単独でも、2種
類以上を混合して用いてもよい。具体的には、n−プロ
ピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチル
アルコール、tert−ブチルアルコール、メチルセロ
ソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、プロ
ピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、乳酸
メチル、乳酸エチル、酢酸2−メトキシブチル、酢酸2
−エトキシエチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチ
ル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプ
ロピオン酸エチル、N−メチル−2−ピロリジノン、シ
クロヘキサノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノー
ル、メチルエチルケトン、1,4−ジオキサン、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等が挙げら
れるが、もちろんこれらだけに限定されるものではな
い。
【0050】本発明のフォトレジスト材料の「基本的
な」構成成分は、一般式(1)の重合体を用いる場合
は、その重合体、光酸発生剤および溶剤であり、所望に
より多官能エポキシ化合物を加えたものである。一般式
(2)の重合体を用いる場合は、その重合体、光酸発生
剤、溶剤および多官能エポキシ化合物である。必要に応
じて、上記の「基本的な」構成成分に、界面活性剤、色
素、安定剤、塗布性改良剤、染料などの他の成分を添加
しても構わない。
【0051】本発明は、上記ネガ型フォトレジスト材料
を使用して、被加工基板上にフォトレジストのネガディ
ブパターンを形成する方法も提供する。本発明のネガテ
ィブパターンの形成方法を図1に示す。
【0052】まず図1(A)に示すように、本発明のネ
ガ型フォトレジスト材料を被加工基板1上に塗布し、そ
して60〜170℃で30〜240秒間、ホットプレー
トなどの加熱手段を用いてプリベーク処理することでレ
ジスト膜2を形成する。次に、図1(B)に示すよう
に、レジスト膜2を露光装置によりマスク3を用いて選
択的に露光する。露光光は、220nm以下の波長光が
適当であり、好ましくは180〜220nmの波長光、
より好ましくはArFエキシマレーザ光を用いる。露光
後、レジスト膜2を加熱処理する。その結果、露光領域
では、エポキシ基が光酸発生剤から発生した酸の作用に
より開環重合反応を起こし、樹脂の架橋が起こり、架橋
領域4が形成される(図1(C))。そして最後に図1
(D)に示すようにテトラメチルアンモニウムヒドロキ
シド(TMAH)水溶液などのアルカリ現像液により、
レジスト膜2の未露光部が選択的に溶解除去され、ネガ
ティブパターンが形成される。
【0053】本発明のネガ型フォトレジスト材料は22
0nm以下の光の透明性が高く、ドライエッチング耐性
が高く、新しいネガ型フォトレジスト材料として利用で
きる。さらに本発明のネガ型フォトレジスト材料をフォ
トリソグラフィー工程に用いることで、微細なネガティ
ブパターンの形成が可能となる。
【0054】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によって何ら制限されるも
のではない。
【0055】(合成例1)下記構造の重合体(一般式
(1)において、R1 がメチル基、R2 がテトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10 ]ドデカンジイル基、
3 が水素原子、R4が3,4−エポキシトリシクロ
[5.2.1.02,6 ]デシル基、x=0.7、y=
0.3、z=0である。)の合成を行った。
【0056】
【化11】
【0057】還流管を付けた100mlナスフラスコ
中、カルボキシテトラシクロドデシルメタクリレート
3.075gと3,4−エポキシトリシクロ[5.2.
1.02, 6]デシルアクリレート1gを乾燥テトラヒド
ロフラン27mlに溶解し、そこにAIBN223mg
(50mmol・l-1)を加え、アルゴン雰囲気下、6
0〜65℃で攪拌した。2時間後放冷し、反応混合物を
リグロイン300mlに注ぎ、析出した沈澱を濾別し
た。さらにもう一度再沈精製を行うことにより目的物を
2.851g得た(収率70%)。また、このときの共
重合比は 1H−NMRの積分比から7:3であった(x
=0.7、y=0.3)。またGPC分析により重量平
均分子量(Mw)は22300(ポリスチレン換算)、
分散度(Mw/Mn)は2.15であった。
【0058】(合成例2及び3)合成例1と同様に、た
だしモノマーの仕込み比を変えて重合した。以下の表3
にモノマーの仕込み比、重合体の共重合比(x/y)、
重量平均分子量を示す。
【0059】
【表3】
【0060】(合成例4及び5)合成例1と同様に、た
だしAIBNの量(濃度)を変えて重合した。以下の表
4にAIBN濃度、重合体の共重合比(x/y)、重量
平均分子量を示す。
【0061】
【表4】
【0062】(合成例6)下記構造の重合体(一般式
(1)において、R1 、R3 がメチル基、R2 がテトラ
シクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカンジイル
基、R4 がグリシジル基、x=0.7、y=0.3、z
=0である。)の合成を行った。
【0063】
【化12】
【0064】合成例1と同様に、ただし3,4−エポキ
シトリシクロデシルアクリレートの代わりにグリシジル
メタクリレート(共栄社化学(株)製ライトエステル
G)を用いて合成した。得られた重合体の分子量は、M
w=24500、Mw/Mn=1.92であった。
【0065】(合成例7)下記構造の重合体(一般式
(1)において、R1 ,R3 がメチル基、R2 がテトラ
シクロ[4.4.0.12,5 .17,10 ]ドデカンジイ
ル基、R4 が3,4−エポキシ−1−シクロヘキシルメ
チル基、x=0.7、y=0.3、z=0である。)の
合成を行った。
【0066】
【化13】
【0067】合成例1と同様に、ただし3,4−エポキ
シトリシクロデシルアクリレートの代わりに3,4−エ
ポキシ−1−シクロヘキシルメチルメタクリレート(ダ
イセル化学工業(株)製サイクロマ−M100)を用い
て合成した。得られた重合体の分子量はMw=2100
0、Mw/Mn=1.88であった。
【0068】(合成例8)下記構造の重合体(一般式
(1)において、R1 、R3 がメチル基、R2 がテトラ
シクロ[4.4.0.12,5 .17,10 ]ドデカンジイ
ル基、R4 が5,6−エポキシ−2−ビシクロ[2,
2,1]ヘプチル基、x=0.7、y=0.3、z=0
である。)の合成を行った。
【0069】
【化14】
【0070】合成例1と同様に、ただし3,4−エポキ
シトリシクロデシルアクリレートの代わりに5,6−エ
ポキシ−2−ビシクロ[2,2,1]ヘプチルメタクリ
レートを用いて合成した。得られた重合体の分子量はM
w=20800、Mw/Mn=2.03であった。
【0071】(合成例9)下記構造の重合体(一般式
(1)において、R1 がメチル基、R2 がノルボルナン
ジイル基、R3 が水素原子、R4 が3,4−エポキシト
リシクロ[5.2.1.02,6 ]デシル基、x=0.
7、y=0.3、z=0である。)の合成を行った。
【0072】
【化15】
【0073】合成例1と同様に、ただしカルボキシテト
ラシクロドデシルメタクリレートの代わりにカルボキシ
ノルボルニルメタクリレートを用いて合成した。得られ
た重合体の分子量はMw=22500、Mw/Mn=
2.06であった。
【0074】(合成例10)下記構造の重合体(一般式
(1)において、R1 がメチル基、R2 がトリシクロ
[5.2.1.02,6 ]デシルメチル基、R3 が水素原
子、R4 が3,4−エポキシトリシクロ[5.2.1.
2,6 ]デシル基、x=0.7、y=0.3、z=0で
ある。)の合成を行った。
【0075】
【化16】
【0076】合成例1と同様に、ただしカルボキシテト
ラシクロドデシルメタクリレートの代わりにカルボキシ
トリシクロデシルメチルメタクリレートを用いて合成し
た。得られた重合体の分子量はMw=21800、Mw
/Mn=2.12であった。
【0077】(合成例11)下記構造の重合体(一般式
(1)において、R1 がメチル基、R2 がテトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカンジイル基、R
3 が水素原子、R4が3,4−エポキシテトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10]ドデシル基、x=0.
7、y=0.3、z=0である。)の合成を行った。
【0078】
【化17】
【0079】合成例1と同様に、ただし3,4−エポキ
シトリシクトデシルアクリレートの代わりに3,4−エ
ポキシテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10
ドデシルアクリレートを用いて合成した。得られた重合
体の分子量はMw=18300、Mw/Mn=2.38
であった。
【0080】(合成例12)下記構造の重合体(一般式
(1)において、R1 、R5 がメチル基、R2 がテトラ
シクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカンジイル
基、R3 が水素原子、R4 が3,4−エポキシトリシク
ロ[5.2.1.02,6 ]デシル基、R6 がメチル基、
x=0.6、y=0.2、z=0.1である。)の合成
を行った。
【0081】
【化18】
【0082】還流管を付けた100mlナスフラスコ
中、カルボキシテトラシクロドデシルメタクリレート
2.636g、3,4−エポキシトリシクロデシルアク
リレート1g及びメタクリル酸メチル0.152gを乾
燥テトラヒドロフラン25mlに溶解し、そこにAIB
N206mg(50mmol・l-1)を加え、アルゴン
雰囲気下、60〜65℃で攪拌した。2時間後放冷し、
反応混合物をリグロイン300mlに注ぎ、析出した沈
澱を濾別した。さらにもう一度再沈精製を行うことによ
り目的物を2.462gを得た(収率65%)。得られ
た重合体の分子量はMw=25800、Mn/2.24
であった。
【0083】(合成例13)下記構造の重合体(一般式
(1)において、R1 ,R5 がメチル基、R2 がテトラ
シクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカンジイル
基、R3 が水素原子、R4 が3,4−エポキシトリシク
ロ[5.2.1.02,6]デシル基、R6 がトリシクロ
デシル基、x=0.6、y=0.3、z=0.1であ
る。)の合成を行った。
【0084】
【化19】
【0085】合成例12と同様に、ただしメタクリル酸
メチルの代わりにトリシクロデシルメタクリレート(日
立化成工業(株)製FA−513M)を用いて合成し
た。得られた重合体の分子量はMw=21600、Mw
/Mn=2.32であった。
【0086】(合成例14)下記構造の重合体(一般式
(1)において、R1 がメチル基、R2 がテトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]ドデカンジイル基、R3
が水素原子、R4が5(6)−エポキシエチル−2−ビ
シクロ[2,2,1]ヘプチル基、x=0.7、y=
0.3、z=0である。)の合成を行った。
【0087】
【化20】
【0088】合成例1と同様に、ただし3,4−エポキ
シトリシクロ[5.2.1.02,6]デシルアクリレー
トの代わりに5(6)−エポキシエチル−2−ビシクロ
[2,2,1]ヘプチルアクリレートを用いて合成し
た。得られた重合体の分子量はMw=16800、Mw
/Mn=2.29であった。
【0089】(合成例15)下記構造の重合体(一般式
(2)において、R1 、R5がメチル基、R2 がテトラ
シクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカンジイル
基、R6 がトリシクロデシル基、x=0.7、z=0.
3である。)の合成を行った。
【0090】
【化21】
【0091】合成例1と同様に、ただし3,4−エポキ
シトリシクロ[5.2.1.02,6]デシルアクリレー
トの代わりにトリシクロデシルメタクリレートを用いて
合成した。得られた重合体の分子量はMw=1940
0、Mw/Mn=2.08であった。
【0092】(重合体のエッチング耐性の評価)合成例
1で得た重合体2gを、ジエチレングリコールジメチル
エーテル10gに溶解し、次いで0.2μmのテフロン
フィルターを用いて濾過した。次に3インチシリコン基
板上にスピンコート塗布し、90℃で60秒間ホットプ
レート上でベーキングを行い、膜厚0.7μmの薄膜を
形成した。得られた膜を日電アネルバ製DEM451リ
アクティブイオンエッチング(RIE)装置を用いてC
4 ガスに対するエッチング速度を測定した。このとき
のエッチング条件は、Power=100W、圧力=5
Pa、ガス流量=30sccmとした。同様にして、合
成例13で得た重合体についてもエッチング速度を測定
した。結果を表4に示す。比較としてノボラックレジス
ト(住友化学社製PFI−15A)、KrF用レジスト
のベース樹脂として使用されているポリ(p−ビニルフ
ェノール)、分子構造に有橋環式炭化水素基をもたない
樹脂であるポリ(メチルメタクリレート)からなるそれ
ぞれの塗布膜の結果も示す。なお、エッチング速度はノ
ボラックレジストのエッチング速度を1とした相対値で
示した。
【0093】この結果から、本発明で用いた重合体は、
CF4 ガスに対するエッチング速度が遅く、ドライエッ
チング耐性に優れていることが明らかである。
【0094】
【表5】
【0095】(実施例1)下記の組成からなるレジスト
を調製した。 (a)重合体(合成例1):2g (b)光酸発生剤(トリフェニルスルホニウムトリフレ
ート):0.02g (c)乳酸エチル:10.5g 上記の混合物を0.2μmのテフロンフィルターを用い
て濾過した後、これを3インチ石英基板上にスピンコー
ト塗布し、100℃で1分間ホットプレート上でベーク
し、膜厚1μmの薄膜を形成した。
【0096】この薄膜について、紫外可視分光光度計を
用いてArFエキシマレーザ光の中心波長である19
3.4nmにおける透過率を測定した。同様にして、合
成例13で得た重合体についても測定した。
【0097】その結果、透過率は、合成例1の重合体を
含むものが53%/μm、合成例13の重合体を含むも
のが56%/μmであった。この結果から、本発明のフ
ォトレジスト材料は、単層レジストとして十分な透明性
を示すことが明らかである。
【0098】(実施例2)実施例1のレジストをSi基
板上に0.5μm厚に成膜したウェハーを、窒素で十分
にパージされた密着型露光実験機中に静置した。石英板
上にクロムでパターンを描いたマスクをレジスト膜上に
密着させ、そのマスクを通してArFエキシマレーザ光
を照射した。その後すぐさま140℃で60秒間ホット
プレート上でベークし、次いで液温23℃の2.38%
TMAH水溶液で60秒間浸漬法による現象を行い、続
けて60秒間純水でリンス処理をそれぞれ行った。この
結果、レジスト膜の未露光部分のみが現像液に溶解除去
され、ネガ型のパターンが得られた。
【0099】その結果、合成例1の重合体を含有するレ
ジストは、解像度が0.25μmL/S、感度が30m
J/cm2、合成例13の重合体を含有するレジスト
は、解像度が0.24μmL/S、感度が45mJ/c
2 であった。この結果から、本発明のネガ型フォトレ
ジスト材料は、優れた解像特性を有することがわかっ
た。またパターン剥がれなどの現象がなかったことか
ら、基板密着性にも優れていることが確認できた。
【0100】(実施例3)下記の組成からなるレジスト
を調製した。 (a)重合体(合成例1):2g (b)光酸発生剤(トリフェニルスルホニウムトリフレ
ート):0.02g (c)脂環式エポキシ化合物(EHPE−3150、ダ
イセル化学社製):0.4g (d)乳酸エチル:10.5g そして、実施例2と同様にしてパターニングの評価を行
った。その結果、上記のレジストは、解像度が0.22
μmL/S、感度が20mJ/cm2 であった。
【0101】また、同様にして、脂環式エポキシ化合物
(EHPE−3150、ダイセル化学社製)の代わりに
トリスエポキシプロピルイソシアヌレート(日産化学社
製)を用いたレジストを調製し、評価を行った。その結
果、解像度は0.22μmL/S、感度が16mJ/c
2 であった。
【0102】(実施例4)下記の組成からなるレジスト
を調製した。 (a)重合体(合成例15):2g (b)光酸発生剤(トリフェニルスルホニウムトリフレ
ート):0.02g (c)脂環式エポキシ化合物(EHPE−3150、ダ
イセル化学社製):0.8g (d)乳酸エチル:10.5g そして、実施例2と同様にしてパターニングの評価を行
った。その結果、上記のレジストは、解像度が0.22
μmL/S、感度が50mJ/cm2 であった。
【0103】また、同様にして、脂環式エポキシ化合物
(EHPE−3150、ダイセル化学社製)の代わりに
トリスエポキシプロピルイソシアヌレート(日産化学社
製)を用いたレジストを調製し、評価を行った。その結
果、解像度は0.22μmL/S、感度が60mJ/c
2 であった。
【0104】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のネガ型フォトレジスト材料はドライエッチング耐性お
よび透明性に優れ、さらに本発明のネガ型フォトレジス
ト材料を用いることで半導体素子の製造に必要な微細な
パターン形成が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレジストパターン形成方法の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 被加工基板 2 レジスト膜 3 マスク 4 架橋領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 悦雄 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表される重量平均分子量
    が1000〜500000の重合体および露光により酸
    を発生する光酸発生剤を少なくとも含有することを特徴
    とするネガ型フォトレジスト材料。 【化1】 (上式において、R1 、R3 、R5 は水素原子またはメ
    チル基、R2 は有橋環式炭化水素基を有する炭素数7〜
    18の2価の炭化水素基、R4 はエポキシ基を有する炭
    化水素基、R6 は水素原子または炭素数1〜12の炭化
    水素基を表す。また、x、y及びzはそれぞれx+y+
    z=1、0<x<1、0<y<1、0≦z<1を満たす
    任意の数である。)
  2. 【請求項2】 さらに多官能エポキシ化合物を含有する
    請求項1記載のネガ型フォトレジスト材料。
  3. 【請求項3】 一般式(2)で表される重量平均分子量
    が1000〜500000の重合体、露光により酸を発
    生する光酸発生剤、及び多官能エポキシ化合物を少なく
    とも含有することを特徴とするネガ型フォトレジスト材
    料。 【化2】 (上式において、R1 、R5 は水素原子またはメチル
    基、R2 は有橋環式炭化水素基を有する炭素数7〜18
    の2価の炭化水素基、R6 は水素原子または炭素数1〜
    12の炭化水素基を表す。また、x及びzはそれぞれx
    +z=1、0<x≦1、0≦z<1を満たす任意の数で
    ある。)
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のフォトレジス
    ト材料を被加工基板上に塗布する工程、露光を行う工
    程、ベークを行う工程、及び現像を行う工程を少なくと
    も有することを特徴とするパターン形成方法。
  5. 【請求項5】 露光光が波長180〜220nmの光で
    ある請求項4記載のパターン形成方法。
  6. 【請求項6】 露光光がArFエキシマレーザ光である
    請求項4記載のパターン形成方法。
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