JPH11150798A - 車載ステレオ装置 - Google Patents

車載ステレオ装置

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JPH11150798A
JPH11150798A JP9333619A JP33361997A JPH11150798A JP H11150798 A JPH11150798 A JP H11150798A JP 9333619 A JP9333619 A JP 9333619A JP 33361997 A JP33361997 A JP 33361997A JP H11150798 A JPH11150798 A JP H11150798A
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JP
Japan
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sound
circuit
communication
vehicle
signal
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JP9333619A
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Inventor
Fumio Goto
文雄 後藤
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IZUMI DENSHI KK
Original Assignee
IZUMI DENSHI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話をハンドフリーで使用できる機能
を備えながら、極めて簡素化された構成でコスト安に製
造でき、容易に取り付けられると共に、車内をシンプル
に保つことができる車載ステレオ装置を提供する。 【解決手段】 携帯電話7の外部音声入出力部7aに接
続される接続ジャック5と、音声入力用の内蔵マイク4
と、前記携帯電話7による通信開始および通信終了を検
知して通信状態信号Bを出力する通信管理回路14と、
前記接続ジャック5から入力された受信音が内蔵マイク
から入力されることを防ぐハウリング防止回路17と、
前記接続ジャック5から入力される受信音を、前記通信
状態信号Bに伴って他の音源9からの音と切り替えて、
出力アンプ12に出力するスイッチ回路10とを内蔵し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載ステレオ装置
に関するものであり、より詳しくは、携帯電話を接続可
能とする車載ステレオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話は既に広く実用化されている
が、近年、携帯電話の普及に伴って、車内での携帯電話
の使用による交通事故が多発するようになっている。特
に問題となるのは運転中の着信であり、運転者の状況に
係わらず呼び出された携帯電話を取ろうとして、運転者
がこれを操作し、通話釦を押している間に事故を起こす
場合が多く、このことが社会問題となっている。
【0003】そこで、従来より携帯電話の操作に伴う事
故の発生を防ぐために、これをハンドフリーで使用でき
るように、自動車に常設のマイクロホンとスピーカーを
取付けることも提案されている。たとえば、助手席の前
方に、ハンドフリーユニットを備えたスタンドを設け
て、これに携帯電話を着脱自在に支持させ、このハンド
フリーユニット内にスピーカーとマイクとを内蔵させた
自動車用電話装置(実公平8−9985号公報)などが
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のハン
ドフリーユニットは何れも、別途のマイクロホンやスピ
ーカを設ける必要があり、その配線や取付作業に時間と
手間がかかると共に、装置が大げさになるため、製造コ
ストを引き上げる原因となっていた。また、車内に余計
な突起部分を形成することになり見栄えが悪くなり、携
帯電話を車内に持ち込まないときにはハンドフリーユニ
ットが邪魔になることもあった。
【0005】本発明は、上述の点を考慮に入れて成され
たものであって、携帯電話をハンドフリーで使用できる
機能を備えながら、極めて簡素化された構成でコスト安
に製造でき、容易に取り付けられると共に、車内をシン
プルに保つことができる車載ステレオ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、携帯電話の外部音声入出力部に接続され
る接続ジャックと、音声入力用の内蔵マイクと、前記携
帯電話による通信開始および通信終了を検知して通信状
態信号を出力する通信管理回路と、前記接続ジャックか
ら入力された受信音が内蔵マイクから入力されることを
防ぐハウリング防止回路と、前記接続ジャックから入力
される受信音を、前記通信状態信号に伴って他の音源か
らの音と切り替えて、出力アンプに出力するスイッチ回
路とを内蔵したことを特徴としている。
【0007】したがって、利用者は本発明の車載ステレ
オ装置を、普通の車載ステレオ装置の代わりに取付ける
だけで、特別なマイクロホンやスピーカの設置作業を一
切必要なくなる。取付け後は、本発明の車載ステレオ装
置の接続ジャックと携帯電話の外部音声入出力部とを市
販の信号線で接続するだけで、車内に持ち込んだ携帯電
話からの受信音を車載ステレオ装置に既存のスピーカか
ら聞くことができ、利用者の音声を内蔵マイクによって
送信できるので、携帯電話をハンドフリーで使用するこ
とができる。
【0008】また、たとえ利用者がカセットテープやラ
ジオなどの別の音源からの音を聞いているときであって
も、着信があるとすぐに電話の音声に切り替えることが
でき、より有用である。さらに、車内に携帯電話を持ち
込まないときには、普通の車載ステレオ装置と何ら変わ
るところがなく、不要な取付け部材が一切ないので、車
内をシンプルに保つことができる。
【0009】また、前記通信管理回路からの通信状態信
号の入力を監視し、通信開始時に車載ステレオ装置の電
源が切れている場合には、車載ステレオ装置の電源を入
れると共に、前記スイッチ回路を切り替えて前記受信音
を出力アンプに出力し、通信終了時にスイッチ回路を元
に戻して電源を切るように制御するマイクロプロセッサ
を内蔵した場合には、利用者は携帯電話のハンドフリー
通話をするために車載ステレオの電源を入れておく必要
がなくなる。
【0010】前記受信音が出力アンプまで伝達される回
路中に、前記マイクロプロセッサによって制御されて、
前記受信音の出力レベルを、他の音源からの音の大きさ
の設定に係わらず一定となるように、調節する電子ボリ
ュームを設けた場合や、前記受信音がスイッチ回路まで
伝達される回路中に、他の音源からの音の大きさの設定
とは別に設定する携帯電話の受信音専用のボリュームを
設けた場合には、通話時の電話の音量を他の音源を楽し
むときの音量と別に設定でき、操作性がよくなる。
【0011】前記通信管理回路に対して、強制的に非通
信状態を表わす通信状態信号を出力させるための強制オ
フスイッチを設けた場合には、話の内容を車内の他の乗
員に不必要に聞かせることなく通話することが可能とな
る。
【0012】携帯電話から放出される高周波の電磁波を
検出して前記通信管理回路に高周波検知信号を出力する
高周波検出回路を設け、通信管理回路が高周波検知信号
の立ち下がりを検知したときに前記通信状態信号を非通
信状態とする場合には、通話の終了を確実に検知するこ
とができ、いつまでも車載ステレオ装置が電話に接続さ
れ続けることがなくなる。
【0013】前記接続ジャックのマイク入力端子に携帯
電話から供給される電圧を検知して前記通信管理回路に
DCレベル検知信号を出力するDCレベル検出回路を設
け、通信管理回路がDCレベル検知信号に基づいて通信
状態信号を出力する場合には、簡単に通話状態と非通話
状態を見分けることができ、回路が簡素化できるだけで
なく、確実性も向上する。
【0014】前記受信音を前記通信管理回路に入力し、
前記通信管理回路が受信音の入力から呼び出し音などの
音入力により前記通信状態信号として通信状態を表わす
信号を出力し、また、無音検出をして一定時間を経過し
たのちに、非通信状態を表わす信号を出力する場合に
は、携帯電話の種類に関係なく、同一の方法で通話状態
と非通話状態を見分けることができる。
【0015】前記ハウリング防止回路が、受信音の入力
時には内蔵マイクからの入力を切断する内蔵マイク切断
回路と、内蔵マイクからの音声入力時には受信音の出力
を切断する受信音切断回路とからなる場合には、たと
え、受信音が大きく増幅されて出力されていても、内蔵
マイクとの間でハウリングが生じることがなくなる。
【0016】
【発明の実施形態】図1は本発明の車載ステレオ装置1
を車に搭載した状態を示す図であり、この図において、
車載ステレオ装置1はコンソール2に挿入されて既存の
配線に接続されることにより、車載スピーカ3(図1に
は助手席側前方のスピーカのみが図示されている)に接
続されて、各種の音源からの音をこのスピーカ3から出
力することができる。
【0017】車載ステレオ装置1のフロントパネル1a
には、電源スイッチ1b,音量調節ボタン1c,カセッ
トテープ挿入口1d,各種操作スイッチ1eや入力操作
部1f,ディスプレー1gに加えて、内蔵マイク4およ
び携帯電話の接続ジャック5を設けている。そして、こ
の接続用ジャック5に対して接続コード6を介して携帯
電話7の外部音声入出力部7aが接続される。なお、本
例の車載ステレオ装置1は音源の一例としてカセットテ
ープとラジオおよび図外のCDを再生するものを例示し
ているが、本発明は車載ステレオ装置1の種類に限定す
るものではなく、MDなどの他の音源を設けたものであ
ってもよい。また、フロントパネル1aのレイアウトが
種々に変更可能であることも言うまでもない。
【0018】図2は車載ステレオ装置1の第1実施例の
全体的な構成を示している。図2において、車載ステレ
オ装置1は電源回路8と、各種の音源9としてのチュー
ナ回路9a,テープ回路9b,CD回路9cおよび外部
入力部9d,コントロール端子9eと、これらの音源を
切り替えるスイッチ回路10と、選択された音源からの
音信号を適宜増幅する電子ボリューム11と、増幅され
た音信号を前記スピーカ3に出力する出力アンプ12
と、これらを制御するマイクロプロセッサ13に加え
て、前記スイッチ回路10に入力されるハンドフリー回
路14および前記内蔵マイク4を設けている。
【0019】電源8から供給される電力は、マイクロプ
ロセッサ13とハンドフリー回路14に接続される第1
電源ラインP1 と、各種の音源9とスイッチ回路10と
出力アンプ12に接続される第2電源ラインP2 に分け
て供給されており、第1電源ラインP1 には常に電力が
供給されている。一方、第2電源ラインP2 への電力供
給はマイクロプロセッサ13からの命令により制御する
ことができる。
【0020】図3は前記ハンドフリー回路14の構成を
示している。図3に示すように、ハンドフリー回路14
は内蔵マイク4から入力される音声信号を増幅するアン
プ15と、接続ジャック5のヘッドホン出力端子5aか
ら入力される受信音の信号を増幅するアンプ16と、両
アンプ15,16から出力される音信号が互いに干渉す
ることがないようにするハウリング防止回路17と、接
続ジャック5のマイク入力端子5bに供給される直流電
圧を検知して前記通信管理回路にDCレベル検知信号D
を出力するDCレベル検出回路18と、携帯電話7から
放出される高周波の電磁波Wを検出して前記通信管理回
路に高周波検知信号Hを出力する高周波検出回路19
と、通信管理回路20とからなっている。
【0021】前記通信管理回路20には前記DCレベル
検知信号Dや高周波検知信号Hさらにはハウリング防止
回路17を通った受信音SR が入力されて、前記携帯電
話7が通信状態であるかどうかを判断し、図2のマイク
ロコンピュータ13に通信状態信号Bを出力する。ま
た、本例の通信管理回路20には図1にも示す操作スイ
ッチ1e(1f)が接続されており、これらのスイッチ
1e(1f)のうち一つが強制オフスイッチとして作用
して、通信管理回路20に対して強制的に非通信状態を
表わす通信状態信号Bを出力させることができるように
構成している。
【0022】前記、ハウリング防止回路17は、内蔵マ
イク4から入力された音声信号を増幅するアンプ17
a,その一定レベル以上を検出する信号検出回路17
b,一定時間の遅延を加える時定数回路17c,音声信
号入力のあるときにはヘッドホン出力端子5aからの入
力信号を切断するスイッチ17dからなる受信音切断回
路7A と、同様に受信音の入力があるときにはマイク入
力を切断するためのアンプ17e,信号検出回路17
f,時定数回路17g,スイッチ17hからなる内蔵マ
イク切断回路17B とによって構成されている。
【0023】そして、前記スイッチ17dによってスイ
ッチングされた受信音信号STEL を、図2に示したスイ
ッチ回路10へと出力する。一方、スイッチ17hによ
ってスイッチングされた音声信号は、コンデンサCを介
してマイク入力端子5bに出力する。なお、本発明はこ
のハウリング防止回路に限定するものではなく、コンピ
ュータによる演算によって干渉波形をカットするハウリ
ング防止回路を形成するなど、種々に変形可能であるこ
とは言うまでもない。
【0024】次に、本発明の車載ステレオ装置1の動作
について図1〜3を用いて説明する。本発明の車載ステ
レオ装置1は前記接続ジャック5に携帯電話7を接続し
ないかぎり、普通の車載ステレオ装置と全く同じ動きを
するが、利用者が車内に携帯電話7を持ち込むときに
は、接続コード6を用いて携帯電話7と接続ジャック5
を接続し、携帯電話7を補助席のシートの上などに置い
たり、コンソール2内のポケットに挿入すればよい。
【0025】このとき、携帯電話7の種類によっては、
携帯電話7が通信状態である時だけコンデンサマイク用
の直流電圧が接続ジャック5のマイク入力端子5bに供
給されるので、図3に示す通信管理回路20は、マイク
入力端子5bに供給される電圧を検出するDCレベル検
知信号Dをそのまま通信状態検知に使用することができ
る。
【0026】一方、一部の携帯電話7は、これが通信状
態であってもなくてもコンデンサマイク用の直流電圧が
供給されている。この場合、通信管理回路20には、高
周波検知信号Hの入力がないのにも係わらず、DCレベ
ル検出信号Dが入力されて、DCレベル検出信号Dを携
帯電話7の通信状態検知に使用することができないこと
が分かるので、以後、DCレベル検出信号Dがなくなる
まで、このDCレベル検出信号Dを無視する。
【0027】携帯電話7の通信状態検知にDCレベル検
出信号Dを用いることができない場合には、通信管理回
路20は受信音SR を監視し、これに呼び出し音などの
音信号が含まれたときに通信状態を検知することができ
る。また、高周波検知信号Hの入力がなくなった時点、
あるいは、無音検出をしてから例えば30秒などの一定
時間が経過した時点で非通信状態を検知することができ
る。なお、この無音検出に用いられる音信号SR はアン
プ16の出力からとってもよい。
【0028】いずれにしても、前記通信管理回路20は
検出した携帯電話7の状態を通信状態信号Bとして出力
する。なお、前記強制オフスイッチ1e(1f)が押さ
れた場合には、携帯電話7の状態がどうであっても、通
信管理回路20は非通信状態を表わす通信状態信号Bを
出力させることができる。
【0029】図2に示すマイクロコンピュータ13が前
記通信状態信号Bを入力し、携帯電話7が通話状態にな
ったことを検知すると、マイクロコンピュータは制御線
1,C2 に制御信号を送って、スイッチ回路10を受
信音信号STEL に切り替えると共に、電子ボリューム1
1のその時点での増幅率を音楽用の音量として記憶し、
予め記憶していた電話受信用の音量を設定する。このと
きに、車載ステレオ装置1の電源が切になっており、電
源ラインP2 を介して電力が供給されていない場合に
は、同時に信号線C3 にも制御信号を送って電源ライン
2 にも電力を供給させる。なお、この場合にはあとで
携帯電話7が非通信状態になるときには、電源回路8に
再び制御信号を送って電源ラインP2 に対する電力供給
を停止する。
【0030】上記のように、スイッチ回路10を受信音
信号STEL に切り替えることにより、携帯電話7から受
信した受信音信号STEL はスイッチ回路10、電子ボリ
ューム11、出力アンプ12を介して車に既存のスピー
カ3から出力することができる。また、利用者の声は内
蔵マイク4、アンプ15、スイッチ17h,コンデンサ
Cを介して携帯電話7に伝達されることにより、ハンド
フリー通話できる。
【0031】なお、利用者が電話を受けたくないと思う
ときには、マイクロコンピュータ13にオーディオ優先
状態を設定することにより、上記スイッチ回路10の切
替えを阻止することも可能である。さらに、スイッチ回
路10が他の音源9からの音を完全に切断するのではな
く、その音量を下げるように切り替えた場合には、電話
を受けるまで聞いていた音楽を、BGMとして流すこと
も可能である。
【0032】また、図2にはスピーカ3を2個付けた例
を示しているが、本発明はこれに限られるものではな
く、もとから車に取り付けられているスピーカが4個で
あればそれらを全てを用いて、より臨場感のあるハンド
フリー通話をすることも可能である。何れにしても、本
発明の車載ステレオ装置1を用いることにより、ハンド
フリー通話をするために新たにスピーカやマイクを取付
ける必要がないので、コストを抑えて施工を可及的に簡
略化できるだけでなく、車内をシンプルに保つことがで
きる。
【0033】さらに、一般的に車載ステレオ装置1用と
して取り付けられたスピーカ3は音質が良好なものを用
いている場合が多く、音質調整も自在に行えるので、ハ
ンドフリー通話の臨場感をさらに向上することができ
る。また、必要であれば運転者の近くに配置される別途
のマイクだけを増設できるようにしてもよい。
【0034】また、上述のハンドフリー通話の状態で、
図1に示した音量調節ボタン1cを操作した場合、マイ
クロコンピュータ13はこの音量調節ボタン1cの操作
に伴って、電子ボリューム11の増幅率を調節すると共
に、この音量を電話受信用の音量として記憶する。そし
て、非通信状態になったときには、再び前記スイッチ回
路10を元の音源に接続し直すと共に、電子ボリューム
11の増幅率も元の音楽用の音量に戻すように制御す
る。
【0035】このようにすることにより、他の音源9に
よる音楽をどのような音量で聞いていても、携帯電話7
によるハンドフリー通話を行う場合には常に設定した心
地のよい音量で聞くことができ、操作性がよい。
【0036】図4は本発明の第2実施例を示すものであ
る。図4において、図1〜3と同じ符号が付された部材
は同一または同等の部材であるので、その詳細な説明を
省略する。第2実施例の車載ステレオ装置1が第1実施
例の車載ステレオ装置1と異なる点は、スイッチ回路1
0によって選択された音の音量を手動ボリューム11a
によって調節した点である。また、携帯電話7からの受
信音信号STEL は別途の手動ボリューム11bによって
調節される。そして、音量調整後の各信号が第2スイッ
チ回路10’によって選択されるように構成されてい
る。
【0037】このように構成することにより、手動式の
ボリューム11a,11bを用いた場合であっても各別
に音量設定することができ、常に快適な音量でハンドフ
リー通和することが可能となる。
【0038】上記各例の車載ステレオ装置1は何れも、
普通の車載ステレオ装置に変えて取付けるだけで必要な
ときには携帯電話7を接続してハンドフリー通話でき、
運転手は両手を自由に使いながら、電話を着信できるの
で、携帯電話の使用による交通事故の発生を抑えること
ができる。また、必要ないときには極めて容易に取り外
すことができ、外した状態では一般の車載ステレオ装置
と何ら変わることがなく、シンプルであれる。従って、
本発明はこれからの車に搭載される車載ステレオ装置の
付加機能として極めて有用なものとなる。
【0039】なお、上述した各実施例では、DCレベル
検出回路18,高周波検出回路19に加えて受信音SR
を監視することにより、より確実に通話/非通話の状態
検知を行っているが、本発明はこれら3つをすべて設け
るものに限られるものではなく、例えば受信音SR を監
視することによってのみ通話/非通話の状態検知を行っ
てもよい。同様に、上述した強制オフスイッチ1e(1
f)を省略してもよい。さらに、その他の詳細な点にお
いても、上述した実施例の構成に限るものではなく、電
源ラインを一つにしてマイクロコンピュータ13からの
制御によって各音源9、スイッチ回路10,10’、出
力アンプ12の電源を制御することや、マイクロコンピ
ュータ13の代わりに簡単な制御回路を用いることなど
任意の変形が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車載ステ
レオ装置によれば、利用者は携帯電話をハンドフリーで
使用するために特別なマイクロホンやスピーカの設置作
業を一切必要としなくなる。利用者は本発明の車載ステ
レオ装置を取付けて、その接続ジャックと携帯電話の外
部音声入出力部とを市販の信号線で接続するだけで、車
内に持ち込んだ携帯電話からの受信音を車載ステレオ装
置に既存のスピーカから聞くことができ、利用者の音声
を内蔵マイクによって送信できるので、携帯電話をハン
ドフリーで使用することができる。また、車載ステレオ
装置のスピーカや出力アンプは良好な音質の音を再生で
きるものが多いので、ハンドフリー通話用のマイクやス
ピーカを新たに設けるよりも、より自然な音質を楽しむ
ことが可能となる。
【0041】また、たとえ利用者がカセットテープやラ
ジオなどの別の音源からの音を聞いているときであって
も、着信があると何ら特別な操作をしなくても電話の音
声に切り替わるのでより便利であると共に、不必要に注
意が逸らされないので安全である。さらに、車内に携帯
電話を持ち込まないときには、普通の車載ステレオ装置
と何ら変わるところがなく、不要な取付け部材が一切な
いので、車内をシンプルに保つことができる。
【0042】また、前記通信管理回路からの通信状態信
号の入力を監視し、通信開始時に車載ステレオ装置の電
源が切れている場合には、車載ステレオ装置の電源を入
れると共に、前記スイッチ回路を切り替えて前記受信音
を出力アンプに出力し、通信終了時にスイッチ回路を元
に戻して電源を切るように制御するマイクロプロセッサ
を内蔵した場合には、利用者は携帯電話のハンドフリー
通話をするために車載ステレオの電源を常に入れておく
必要がなくなる。
【0043】前記受信音が出力アンプまで伝達される回
路中に、前記マイクロプロセッサによって制御されて、
前記受信音の出力レベルを、他の音源からの音の大きさ
の設定に係わらず一定となるように、調節する電子ボリ
ュームを設けた場合や、前記受信音がスイッチ回路まで
伝達される回路中に、他の音源からの音の大きさの設定
とは別に設定する携帯電話の受信音専用のボリュームを
設けた場合には、通話時の電話の音量を他の音源を楽し
むときの音量と別に設定でき操作性が良い。
【0044】前記通信管理回路に対して、強制的に非通
信状態を表わす通信状態信号を出力させるための強制オ
フスイッチを設けた場合には、話の内容を車内の他の乗
員に不必要に聞かせることなく通話することが可能とな
る。また、何らかの原因で通話が終了しているにもかか
わらず、車載ステレオ装置が通話状態である場合にはこ
れを解除することができる。
【0045】携帯電話から放出される高周波の電磁波を
検出して前記通信管理回路に高周波検知信号を出力する
高周波検出回路を設け、通信管理回路が高周波検知信号
の立ち下がりを検知したときに前記通信状態信号を非通
信状態とする場合や、前記接続ジャックのマイク入力端
子に携帯電話から供給される電圧を検知して前記通信管
理回路にDCレベル検知信号を出力するDCレベル検出
回路を設け、通信管理回路がDCレベル検知信号に基づ
いて通信状態信号を出力する場合、さらには、前記受信
音を前記通信管理回路に入力し、前記通信管理回路が受
信音の入力から呼び出し音などの音入力により前記通信
状態信号として通信状態を表わす信号を出力し、また、
無音検出をして一定時間を経過したのちに、非通信状態
を表わす信号を出力する場合には、それぞれの検知方法
の長所を生かして、通話状態と非通話状態を確実に判別
することができる。
【0046】前記ハウリング防止回路が、受信音の入力
時には内蔵マイクからの入力を切断する内蔵マイク切断
回路と、内蔵マイクからの音声入力時には受信音の出力
を切断する受信音切断回路とからなる場合には、たと
え、受信音を大きく増幅していても、内蔵マイクとの間
でハウリングが生じることがなくなるので、利用者は十
分に聞き取れる音量まで増幅することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載ステレオ装置を車に搭載した状態
を示す図である。
【図2】前記車載ステレオ装置の第1実施例を示す全体
回路のブロック図である。
【図3】前記車載ステレオ装置のハンドフリー回路の構
成を示すブロック図である。
【図4】前記車載ステレオ装置の第2実施例を示す全体
回路のブロック図である。
【符号の説明】
1…車載ステレオ装置、1e(1f)…強制オフスイッ
チ、9…音源、3…車載スピーカ、4…内蔵マイク、5
…接続ジャック、7…携帯電話、7a…外部音声入出力
部、7A …受信音切断回路、7B …内蔵マイク切断回
路、8…電源回路、10…スイッチ回路、11…電子ボ
リューム、11b…ボリューム、12…出力アンプ、1
3…マイクロプロセッサ、17…ハウリング防止回路、
18…DCレベル検出回路、19…高周波検出回路、2
0…通信管理回路、B…通信状態信号、D…DCレベル
検出信号、H…高周波検知信号、SR ,STEL …受信
音。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の音源からの音を車載スピーカから
    出力する出力アンプを備えた車載ステレオ装置におい
    て、携帯電話の外部音声入出力部に接続される接続ジャ
    ックと、音声入力用の内蔵マイクと、前記携帯電話によ
    る通信開始および通信終了を検知して通信状態信号を出
    力する通信管理回路と、前記接続ジャックから入力され
    た受信音が内蔵マイクから入力されることを防ぐハウリ
    ング防止回路と、前記接続ジャックから入力される受信
    音を、前記通信状態信号に伴って他の音源からの音と切
    り替えて、出力アンプに出力するスイッチ回路とを内蔵
    したことを特徴とする車載ステレオ装置。
  2. 【請求項2】 前記通信管理回路からの通信状態信号の
    入力を監視し、通信開始時に車載ステレオ装置の電源が
    切れている場合には、車載ステレオ装置の電源を入れる
    と共に、前記スイッチ回路を切り替えて前記受信音を出
    力アンプに出力し、通信終了時にスイッチ回路を元に戻
    して電源を切るように制御するマイクロプロセッサを内
    蔵した請求項1に記載の車載ステレオ装置。
  3. 【請求項3】 前記受信音が出力アンプまで伝達される
    回路中に、前記マイクロプロセッサによって制御され
    て、前記受信音の出力レベルを、他の音源からの音の大
    きさの設定に係わらず一定となるように、調節する電子
    ボリュームを設けた請求項2に記載の車載ステレオ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記受信音がスイッチ回路まで伝達され
    る回路中に、他の音源からの音の大きさの設定とは別に
    設定する携帯電話の受信音専用のボリュームを設けた請
    求項1または2に記載の車載ステレオ装置。
  5. 【請求項5】 前記通信管理回路に対して、強制的に非
    通信状態を表わす通信状態信号を出力させるための強制
    オフスイッチを設けた請求項1〜4の何れかに記載の車
    載ステレオ装置。
  6. 【請求項6】 前記携帯電話から放出される高周波の電
    磁波を検出して前記通信管理回路に高周波検知信号を出
    力する高周波検出回路を設け、通信管理回路が高周波検
    知信号の立ち下がりを検知したときに前記通信状態信号
    を非通信状態とする請求項1〜5の何れかに記載の車載
    ステレオ装置。
  7. 【請求項7】 前記接続ジャックのマイク入力端子に携
    帯電話から供給される電圧を検知して前記通信管理回路
    にDCレベル検知信号を出力するDCレベル検出回路を
    設け、通信管理回路がDCレベル検知信号に基づいて通
    信状態信号を出力する請求項1〜6の何れかに記載の車
    載ステレオ装置。
  8. 【請求項8】 前記受信音を前記通信管理回路に入力
    し、前記通信管理回路が受信音の入力から呼び出し音な
    どの音入力により前記通信状態信号として通信状態を表
    わす信号を出力し、また、無音検出をして一定時間を経
    過したのちに、非通信状態を表わす信号を出力する請求
    項1〜7の何れかに記載の車載ステレオ装置。
  9. 【請求項9】 前記ハウリング防止回路が、受信音の入
    力時には内蔵マイクからの入力を切断する内蔵マイク切
    断回路と、内蔵マイクからの音声入力時には受信音の出
    力を切断する受信音切断回路とからなる請求項1〜8の
    何れかに記載の車載ステレオ装置。
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