JPH11150309A - 圧電トランスの支持方法 - Google Patents

圧電トランスの支持方法

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JPH11150309A
JPH11150309A JP9331292A JP33129297A JPH11150309A JP H11150309 A JPH11150309 A JP H11150309A JP 9331292 A JP9331292 A JP 9331292A JP 33129297 A JP33129297 A JP 33129297A JP H11150309 A JPH11150309 A JP H11150309A
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JP
Japan
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piezoelectric transformer
supporting
transformer
support member
piezoelectric
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Pending
Application number
JP9331292A
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English (en)
Inventor
Kazutake Mutou
和健 武藤
Chiyouji Katsuno
超史 勝野
Katsunori Kumasaka
克典 熊坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト化でき、かつ、Q等の特性の劣化が
ない圧電トランスの支持方法を提供すること。 【解決手段】 剛性が高い樹脂を用いたコ字型であり、
板状の圧電トランス10を支持する部分には圧電トラン
ス10の幅方向と平行になるように線状の凸部4を有す
る上部支持部材3と、基板16上に設けた上部支持部材
3と対になり、圧電トランス10の幅方向と平行になる
ように線状の凸片である下部支持部材5との間に圧電ト
ランス10を挟み込み、支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1kV程度の高電
圧を必要とする、バックライト点灯用やトナー帯電用と
して、液晶ディスプレイや複写機等の機器に用いられ
る、圧電振動子板を用いた圧電トランスの支持方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】圧電振動子板を応用したデバイスとして
圧電トランスが知られている。現在、圧電振動子板とし
て、圧電セラミックやニオブ酸リチウム単結晶が多く用
いられている。また、圧電トランスの構造は、図2
(a)、図2(b)に示すように、圧電振動子矩形板1
1の表面、裏面、側面及び端面に、電気的信号を入力、
出力できる入力用外部電極12,13、出力用外部電極
14,15を形成している。
【0003】この圧電トランスの支持方法としては、図
3に示すように、圧電トランス10の線状の振動節点2
2、23に弾性のある支持部材を接着等した後、ケース
25に収納していた。
【0004】また、図4に示すように、圧電トランス1
0を支持ケース33に収納し、圧電トランス10の振動
節点を支持ケース33の凸部34に線状に支持した後、
基板16に取り付けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、小型化、低背
化、低コスト化の要求に対して、上記の従来の構成で
は、振動節点への支持部材の接着に時間がかかり、ま
た、上下全面に支持部材が必要で、組み立て工程が煩雑
になるため、特に、低コスト化を十分に満足できないと
いう欠点があった。
【0006】工程簡略化による低コスト化のため、図5
に示すように、圧電トランス10の振動節点をゴムベル
ト43,44で巻いて基板16に支持する方法がある
が、この方法では、振動節点の近傍を面接触で支持して
いるため、Q等の特性の劣化の原因となっていた。
【0007】したがって、従来の圧電トランスの支持方
法では、低コスト化することと特性の劣化がないことを
同時に満たすことはできなかった。
【0008】本発明は、低コスト化でき、かつ、Q等の
特性の劣化がない圧電トランスの支持方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、板状の圧電ト
ランスの振動節点を、高い剛性を有する樹脂からなるコ
字型の上部支持部材の内面に設けた凸部と、基板に設け
た凸片の下部支持部材とで支持する圧電トランスの支持
方法である。
【0010】また、本発明は、上記の圧電トランスの支
持方法において、前記凸部及び前記下部支持部材は、弾
性材である圧電トランスの支持方法である。
【0011】本発明の圧電トランスの支持方法によれ
ば、圧電トランスを容易に支持固定でき、高圧の絶縁を
確保でき、さらに、作業性と信頼性を向上させ、その
上、線または点接触であるので、特性を十分に満足でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】剛性が高く、難燃性あるいは不燃
性樹脂を用いたコ字型であり、板状の圧電トランスを支
持する部分には圧電トランスの幅方向と平行になるよう
に線状または点状の凸部を有する上部支持部材と、基板
上に設けた上部支持部材と対になり、圧電トランスの幅
方向と平行になるように線状あるいは複数の点からなる
凸片である下部支持部材との間に圧電トランスを挟み込
み、支持する。
【0013】
【実施例】(実施例1)図1に、本発明の圧電トランス
の支持方法を示す。図1(a)は、基板へ圧電トランス
を取り付けた状態を示す斜視図である。図1(b)は、
A−A断面図である。図1(c)は、上部支持部材の斜
視図である。図1(d)は、図1(c)のB−B断面図
である。また、図2に、本実施例で用いた圧電トランス
を示す。図2(a)は、圧電振動子矩形板の斜視図であ
る。図2(b)は、圧電トランスの斜視図である。図2
(c)は、圧電トランスの1波長モードの変位分布を示
す図である。
【0014】本実施例では、図2(b)に示すような形
状で、長さ53mm、幅8mm、厚さ2.7mmの圧電
トランス10を用いた。この圧電トランス10は、図2
(c)に示すような変位分布で励振される。そのため、
振動節点は、両端面から4分の1の面上にある。
【0015】また、図1(a)、図1(b)に示すよう
に、上部支持部材3と下部支持部材5からなる支持部材
を用い、圧電トランス10を支持した。図1(c)、図
1(d)に示すように、上部支持部材3は、ポリカーボ
ネイト製で、長さ10mm、幅6mm、厚さ6mmであ
る。内面に、圧電トランスの振動節点に接する線状の凸
部4が設けられている。図1(b)に示すように、下部
支持部材5は、ポリカーボネイト製で、線状の凸片であ
り、長さ130mm、幅10mm、厚さ1mmの基板1
6上に、圧電トランス10の振動節点の位置に接着され
ている。
【0016】(実施例2)図1に示すように、実施例1
と同様に、上部支持部材3と下部支持部材5により、圧
電トランス10を支持した。上部支持部材3の凸部4は
シリコーンゴムを用いた。圧電トランス10、基板1
6、及び下部支持部材5は、実施例1と同じものを使用
した。
【0017】(比較例1)図4に示すように、支持ケー
ス33により、圧電トランス10を支持した。支持ケー
ス33は、ポリカーボネイト製で、外形寸法が長さ56
mm、幅11mm、厚さ4mmであり、圧電トランス1
0の振動節点で支持する、線状の凸部34を有する。圧
電トランス10及び基板16は、実施例1と同じものを
使用した。
【0018】(比較例2)図5に示すように、ゴムベル
ト43,44により、圧電トランス10を支持した。ゴ
ムベルト43は、幅3mm、厚さ1mmであり、圧電ト
ランス10の入力側の振動節点を面状に支持する。ゴム
ベルト44は、幅6mm、厚さ1mmであり、圧電トラ
ンスの出力側の振動節点を面状に支持する。圧電トラン
ス10及び基板16は、実施例1と同じものを使用し
た。
【0019】上記のそれぞれの支持方法によって圧電ト
ランスを励振し、微小振動時のQm及びハイパワー印加
時の温度上昇ΔTを測定した。その結果を表1に示す。
【0020】
【0021】表1において、Qm及びΔTの添字である
1は入力側、2は出力側、(free)は支持しない状態、
(st)は支持した状態を示す。
【0022】表1より、実施例1,2は、比較例1と同
等の特性が得られていることがわかる。また、実施例2
は、Qmの劣化が大きく、温度上昇も大きいことがわか
る。一方、コスト面においては、比較例1は、工程数も
多く、最もコストが高い。しかし、比較例2は、構造が
簡単で、低重量である。実施例1,2は、その中間であ
る。したがって、実施例1,2は 、特性面とコスト面
を同時に満たしている。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、低コスト化でき、かつ、Q等の特性の劣化がない圧
電トランスの支持方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電トランスの支持方法の説明図。図
1(a)は、基板へ圧電トランスを取り付けた状態を示
す斜視図。図1(b)は、図1(a)のA−A断面図。
図1(c)は、上部支持部材の斜視図。図1(d)は、
図1(c)のB−B断面図。
【図2】圧電トランスの説明図。図2(a)は、圧電振
動子矩形板の斜視図。図2(b)は、圧電トランスの斜
視図。図2(c)は、圧電トランスの1波長モードの変
位分布を示す図。
【図3】従来の圧電トランスの支持方法を説明する斜視
図。
【図4】支持ケースを用いた従来の圧電トランスの支持
方法の説明図。図4(a)は、基板へ圧電トランスを取
り付けた状態を示す斜視図。図4(b)は、図4(a)
のC−C断面図。
【図5】ゴムベルトを用いた従来の圧電トランスの支持
方法を説明する斜視図。
【符号の説明】
3 上部支持部材 4 凸部 5 下部支持部材 10 圧電トランス 11 圧電振動子矩形板 12,13 入力用外部電極 14,15 出力用外部電極 16 基板 22,23 振動節点 24 支持部材 25 ケース 33 支持ケース 34 (従来の支持ケースの)凸部 43 (入力側支持用)ゴムベルト 44 (出力側支持用)ゴムベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の圧電トランスの振動節点を、高い
    剛性を有する樹脂からなるコ字型の上部支持部材の内面
    に設けた凸部と、基板に設けた凸片の下部支持部材とで
    支持することを特徴とする圧電トランスの支持方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧電トランスの支持方法
    において、前記凸部及び前記下部支持部材は、弾性材で
    あることを特徴とする圧電トランスの支持方法。
JP9331292A 1997-11-14 1997-11-14 圧電トランスの支持方法 Pending JPH11150309A (ja)

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