JPH11317554A - 圧電トランス - Google Patents

圧電トランス

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JPH11317554A
JPH11317554A JP10136025A JP13602598A JPH11317554A JP H11317554 A JPH11317554 A JP H11317554A JP 10136025 A JP10136025 A JP 10136025A JP 13602598 A JP13602598 A JP 13602598A JP H11317554 A JPH11317554 A JP H11317554A
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region
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electrode
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JP10136025A
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Nobuhiro Maruko
展弘 丸子
Mitsunobu Yoshida
光伸 吉田
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧電基板の長さが短く、かつ低周波で駆動可能
な圧電トランスを提供する。 【解決手段】上層11と下層12からなる圧電基板10
の長手方向の中央部を入力部91とし、その両側を出力
部92、93とする。入力部91では、上面21、下面
22、厚さ方向の中央部に入力電極31、33、32を
それぞれ設け、上層11、下層12とも厚さ方向の同じ
上向きに分極する。出力部92、93では、上層11と
下層12とを長手方向に互いに逆向きに分極する。入力
電極31、33を入力端子51に接続し、入力電極32
を入力端子52に接続する。出力電極41〜44を出力
端子53に共通接続する。出力端子54を入力端子52
と共通接続する。入力端子51、52間に交流電圧を印
加し駆動すると、上層11と下層12には変位が互いに
逆位相で生じたわみ振動を生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電トランスに関
し、特に、ノートパソコン等の液晶バックライトに使用
されている冷陰極管の点灯用回路などに使用される昇圧
トランスに用いられる圧電トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】ノートパソコン等の液晶バックライトに
圧電トランスを利用したインバータの採用が進んでい
る。さらに、液晶ディスプレイの画面サイズの大型化に
伴いインバータ回路等の周辺部品の省スペース化が要求
され、バックライト用のインバータ回路の小型化が要求
されている。
【0003】圧電トランスを構成する圧電基板の長さ
は、駆動する周波数および振動のモードによって決めら
れる。低次のモードほど圧電基板の長さを短くできる
が、同じモードでは駆動する周波数が低くなるほど圧電
基板を長くする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】駆動周波数を高くする
と、バックライトに組み込んだ場合にリーク電流が大き
くなり、輝度効率の低下等があった。そこで、リーク電
流を小さくするために低い周波数で駆動することが望ま
れる。しかし周波数を低くすると前述のように圧電基板
の長さを長くする必要が生じ、圧電トランスの小型化と
いう要請と反してしまう。
【0005】図9は従来のRosen型圧電トランスの
断面図である。この圧電トランス5では、直方体状の圧
電セラミックス基板300の対向する上面321、下面
322の略左半分の領域に一対の入力電極331、33
2が設けられ、上記一対の入力電極331、332で挟
まれた圧電セラミックス基板300がその厚さ方向に分
極され、また、圧電セラミックス基板300の端面32
4に出力電極341が設けられ、上記一対の入力電極3
31、332と出力電極341との間の圧電セラミック
ス基板300がその長手方向に分極されている。また、
入力電極331、332はそれぞれ入力端子351、3
52に接続され、出力電極341は出力端子353に接
続されている。
【0006】このように構成されたRosen型圧電ト
ランス5においては、圧電セラミックス基板300の長
手方向の寸法で規定される共振周波数で振動されるよう
に、入力電極331、332に共振周波数に対応した交
流電圧が印加され、左側半分の駆動部は圧電横効果で駆
動される。この時、圧電セラミックス基板300の右半
分の領域は圧電縦効果により高電圧を発生する。このよ
うにして、Rosen型圧電トランス5は低電圧を高電
圧に変換する。
【0007】圧電トランスを駆動する際の駆動周波数は
圧電基板の共振周波数の近傍を用いることが望ましい。
図9に示したローゼン型を基本にした従来の圧電トラン
ス5では圧電基板300の長さ方向の共振を利用してい
るが、そのときの圧電基板300の長さの下限となる1
/2波長モードを用いた長さ以下にまで素子を短くした
いとの要求には対応できなかった。
【0008】従って、本発明は、駆動周波数を低周波に
しても、圧電基板の長さを従来の圧電トランスの限界よ
りもさらに短くすることのできる新規の圧電トランスを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、圧電基板
のたわみ振動を利用すれば、従来技術での圧電基板の長
さ方向の共振を利用した場合に比べて、圧電基板の長さ
が同じでも共振周波数を低減できることができ、その結
果、圧電基板の長さを従来よりも短くできることを見出
した。すなわち駆動周波数を低くする場合、それに見合
った共振周波数を有する圧電基板の寸法を設計するが、
たわみ振動を利用することによって、従来の圧電基板の
長さ方向の共振の共振周波数と同じ共振周波数を有する
本発明による圧電基板は、従来の圧電基板に比べてその
長さを短くすることができる。
【0010】たわみ振動の励振は、例えば、圧電基板の
厚さ方向の上部と下部の変位を逆位相で生じさせること
により起こさせることができる。そして、圧電基板の入
力部によって励振されたたわみ振動を介して、圧電基板
の出力部にはたわみ振動の周波数に応じた電荷が発生す
る。この電荷を出力電極から電力として取り出す。この
一連の動作により、入出力間で電圧変換が起こり、トラ
ンスとして動作することができる。
【0011】本発明はこのような知見に基づいてなされ
たものであり、請求項1によれば、圧電材料からなり互
いに異なる第1および第2の領域を有する圧電基板の前
記第1の領域に交流電圧を印加してたわみ振動を生じさ
せ、前記圧電基板の前記第2の領域から出力を取り出す
ようにしたことを特徴とする圧電トランスが提供され
る。
【0012】請求項2によれば、前記圧電基板の前記第
1の領域が第1および第2の副領域を備え、前記第1お
よび第2の副領域が第1の方向にほぼ沿って配置され、
前記第1および第2の副領域が前記第1の方向にほぼ沿
ってそれぞれ分極され、前記交流電圧を略前記第1の方
向に印加することにより、前記第1の副領域および前記
第2の副領域が前記交流電圧により互いに逆位相で前記
第1の方向と垂直な第2の方向にそれぞれ伸縮し、それ
によって前記たわみ振動を生じさせるようにしたことを
特徴とする請求項1記載の圧電トランスが提供される。
【0013】請求項3によれば、圧電材料からなる圧電
基板と、第1乃至第4の入力電極と、出力電極とを備え
る圧電トランスであって、前記圧電基板が互いに異なる
第1および第2の領域を備え、前記第1の領域が互いに
対向する第1および第2の主面を備え、前記第1乃至第
4の入力電極が前記第1および第2の主面と略直角な第
1の方向にほぼ沿ってこの順番に配置され、前記第1の
入力電極が前記第1の領域の前記第1の主面または前記
第1の領域内に設けられ、前記第2および第3の入力電
極が前記第1の領域内に設けられ、前記第4の入力電極
が前記第1の領域の前記第2の主面または前記第1の領
域内に設けられ、前記第1の入力電極と前記第2の入力
電極間の前記第1の領域と、前記第3の入力電極と前記
第4の入力電極間の前記第1の領域とが、前記第1の方
向にほぼ沿って互いに同じ方向に分極され、前記第1の
入力電極と前記第4の入力電極とが電気的に接続可能と
されているかまたは電気的に接続されており、前記第2
の入力電極と前記第3の入力電極とが電気的に接続可能
とされているか、電気的に接続されているか、または単
一の電極から構成されており、前記第2の領域が分極さ
れていると共に前記出力電極が前記第2の領域の表面ま
たは前記第2の領域内に設けられていることを特徴とす
る圧電トランスが提供される。
【0014】このようにすれば、第1の入力電極と第2
の入力電極間の第1の領域と、第3の入力電極と第4の
入力電極間の第1の領域とが逆位相で変位し、第1の領
域にたわみ振動が励振される。そして、このようにして
励振されたたわみ振動を介して、圧電基板の第2の領域
にはたわみ振動の周波数に応じた電荷が発生し、この電
荷を出力電極から電力として取り出すことができる。
【0015】請求項4によれば、圧電材料からなる圧電
基板と、第1乃至第4の入力電極と、出力電極とを備え
る圧電トランスであって、前記圧電基板が互いに異なる
第1および第2の領域を備え、前記第1の領域が互いに
対向する第1および第2の主面を備え、前記第1乃至第
4の入力電極が前記第1および第2の主面と略直角な第
1の方向にほぼ沿ってこの順番に配置され、前記第1の
入力電極が前記第1の領域の前記第1の主面または前記
第1の領域内に設けられ、前記第2および第3の入力電
極が前記第1の領域内に設けられ、前記第4の入力電極
が前記第1の領域の前記第2の主面または前記第1の領
域内に設けられ、前記第1の入力電極と前記第2の入力
電極間の前記第1の領域と、前記第3の入力電極と前記
第4の入力電極間の前記第1の領域とが、前記第1の方
向にほぼ沿って互いに反対方向に分極され、前記第1の
入力電極と前記第3の入力電極とが電気的に接続可能と
されているかまたは電気的に接続されており、前記第2
の入力電極と前記第4の入力電極とが電気的に接続可能
とされているかまたは電気的に接続されており、前記第
2の領域が分極されていると共に前記出力電極が前記第
2の領域の表面または前記第2の領域内に設けられてい
ることを特徴とする圧電トランスが提供される。
【0016】このようにすれば、第1の入力電極と第2
の入力電極間の第1の領域と、第3の入力電極と第4の
入力電極間の第1の領域とが逆位相で変位し、第1の領
域にたわみ振動が励振される。そして、このようにして
励振されたたわみ振動を介して、圧電基板の第2の領域
にはたわみ振動の周波数に応じた電荷が発生し、この電
荷を出力電極から電力として取り出すことができる。
【0017】請求項5によれば、前記第2および第3の
電極間の前記第1の領域内に設けられた第5の入力電極
をさらに備え、前記第1乃至第5の入力電極が前記第1
の方向にほぼ沿って配置され、前記第5の入力電極と前
記第2の入力電極間の前記第1の領域と、前記第1の入
力電極と前記第2の入力電極間の前記第1の領域とが、
前記第1の方向にほぼ沿って互いに反対方向に分極さ
れ、前記第1の入力電極と前記第5の入力電極とが電気
的に接続可能とされているかまたは電気的に接続されて
いることを特徴とする請求項3記載の圧電トランスが提
供される。
【0018】このようにすれば、第5の入力電極と第2
の入力電極間の第1の領域と第1の入力電極と第2の入
力電極間の第1の領域とが同相で振動し、また、これら
の領域と第3の入力電極と第4の入力電極間の第1の領
域とが逆位相で変位し、第1の領域にたわみ振動が励振
される。そして、このようにして励振されたたわみ振動
を介して、圧電基板の第2の領域にはたわみ振動の周波
数に応じた電荷が発生し、この電荷を出力電極から電力
として取り出すことができる。
【0019】請求項6によれば、前記第5および第3の
電極間の前記第1の領域内に設けられた第6の入力電極
をさらに備え、前記第1乃至第6の入力電極が前記第1
の方向にほぼ沿って配置され、前記第6の入力電極と前
記第3の入力電極間の前記第1の領域と、前記第3の入
力電極と前記第4の入力電極間の前記第1の領域とが、
前記第1の方向にほぼ沿って互いに反対方向に分極さ
れ、前記第6の入力電極と前記第4の入力電極とが電気
的に接続可能とされているかあるいは電気的に接続され
ているか、または前記第5の入力電極と前記第6の入力
電極とが単一の電極から構成されると共に前記第1およ
び第4の入力電極と電気的に接続可能とされているかあ
るいは電気的に接続されていることを特徴とする請求項
5記載の圧電トランスが提供される。
【0020】このようにすれば、第6の入力電極と第3
の入力電極間の第1の領域と第3の入力電極と第4の入
力電極間の第1の領域とが同相で振動し、また、これら
の領域と、第1の入力電極と第2の入力電極間の第1の
領域および第5の入力電極と第2の入力電極間の第1の
領域とが逆位相で変位し、第1の領域にたわみ振動が励
振される。そして、このようにして励振されたたわみ振
動を介して、圧電基板の第2の領域にはたわみ振動の周
波数に応じた電荷が発生し、この電荷を出力電極から電
力として取り出すことができる。
【0021】請求項7によれば、前記第2の領域が前記
第1の方向にほぼ沿って分極されていることを特徴とす
る請求項3乃至6のいずれかに記載の圧電トランスが提
供される。
【0022】請求項8によれば、前記第2の領域が前記
第1の方向と直角な第2の方向にほぼ沿って分極されて
いることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載
の圧電トランスが提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
の図面を参照して説明する。
【0024】図1A、1B、1C、1Dはそれぞれ第1
乃至第4の実施の形態の圧電トランスを説明するための
概略断面図であり、図1Eは第1乃至第4の実施の形態
の圧電トランスの振動モードを示す図である。図2A、
2B、2C、2Dはそれぞれ第5乃至第8の実施の形態
の圧電トランスを説明するための概略断面図であり、図
2Eは第5乃至第8の実施の形態の圧電トランスの振動
モードを示す図である。図3A、3B、3C、3Dはそ
れぞれ第9乃至第12の実施の形態の圧電トランスを説
明するための概略断面図であり、図3Eは第9乃至第1
2の実施の形態の圧電トランスの振動モードを示す図で
ある。図4A、4B、4C、4Dはそれぞれ第12乃至
第16の実施の形態の圧電トランスを説明するための概
略断面図であり、図4Eは第12乃至第16の実施の形
態の圧電トランスの振動モードを示す図である。図5
A、5B、5C、5Dはそれぞれ第17乃至第20の実
施の形態の圧電トランスを説明するための概略断面図で
あり、図5Eは第17乃至第20の実施の形態の圧電ト
ランスの振動モードを示す図である。図6A、6B、6
C、6Dはそれぞれ第21乃至第24の実施の形態の圧
電トランスを説明するための概略断面図であり、図6E
は第21乃至第24の実施の形態の圧電トランスの振動
モードを示す図である。
【0025】(第1の実施の形態)図1Aに示すよう
に、本実施の形態の圧電トランス1は、圧電基板10
と、入力電極31〜33と、出力電極41〜44とを備
えている。
【0026】圧電基板10はPZT系圧電セラミックス
からなり、直方体状である。圧電基板10は上層11と
下層12とからなる2層構造となっている。
【0027】圧電基板10の長手方向の中央部に入力部
91を設け、長手方向の中央部であって長手方向の長さ
の30%にあたる領域の圧電基板10の上面21、下面
22、厚さ方向の中央部すなわち上層11と下層12と
の境界に、入力電極31、33、32をそれぞれ設け、
厚さ方向に2層とも同じ向き(本実施の形態では上向
き)に分極を施す。すなわち、入力電極31と入力電極
32との間の圧電体63および入力電極32と入力電極
33との間の圧電体64を共に厚さ方向上向きに分極す
る。
【0028】圧電基板10の長手方向における中央部9
1の両側をそれぞれ出力部92、93とする。左側の出
力部92においては、圧電基板10の上面21、下面2
2の端面23側の長手方向の端部に1mm幅の出力電極
41、43をそれぞれ設け、上層11の圧電体61と下
層12の圧電体62とに長手方向に互いに逆向きの分極
を施す。すなわち、圧電体61は長手方向左向きに、圧
電体62は長手方向右向きに分極する。右側の出力部9
3においては、圧電基板10の上面21、下面22の端
面24側の長手方向の端部に1mm幅の出力電極42、
44をそれぞれ設け、上層11の圧電体65と下層12
の圧電体66とに長手方向に互いに逆向きの分極を施
す。すなわち、圧電体65は長手方向右向きに、圧電体
66は長手方向左向きに分極する。
【0029】入力電極31、33を共に入力端子51に
接続し、入力電極32を入力端子52に接続する。具体
的には、入力側は外部に面した両面の入力電極31、3
3をリードまたは外部電極を付けることにより接続し、
内部電極である入力電極32からリードを取り出す。
【0030】出力電極41〜44を出力端子53に共通
に接続する。この接続はリードで行う。なお、出力端子
54は入力端子52と共通に接続する。
【0031】入力端子51、52間に交流電圧を印加
し、駆動する。入力からの駆動により圧電基板10全体
に1次または3次のたわみ振動を励振し、出力端子5
3、54間で出力を取り出す。
【0032】このような構造の圧電トランス1は、内部
電極を設けた積層セラミックスと同様の方法で製造する
ことができる。これは、以下に述べる第2乃至第24の
実施の形態においても同様である。
【0033】圧電基板10の支持は、1次または3次の
たわみ振動でそれぞれ存在するノード点A、B(1次振
動の場合)、またはC、D、E、F(3次振動の場合)
をシリコンゴムで固定すればよい。
【0034】圧電基板10の寸法を25mm(長さ)×
4mm(幅)×2mm(厚さ)の場合、駆動周波数10
〜15kHzで1次のたわみ振動または、駆動周波数5
0〜60kHzで3次のたわみ振動をそれぞれ利用した
トランスとして動作する。
【0035】また圧電基板の寸法を8mm(長さ)×4
mm(幅)×2mm(厚さ)とすると駆動周波数50〜
60kHzで1次のたわみ振動が得られる。
【0036】(比較例)図7のような従来のローゼン型
の圧電トランス5では50〜60kHzの1次モードを
得ようとすると、圧電基板300の大きさは、幅と厚さ
を第1の実施の形態と同じにすると、30mm(長さ)
×4mm(幅)×2mm(厚さ)となり、長さは1:
3.7だけの差が出る。
【0037】このように、内部電極32を有する直方体
状の圧電基板10を用い、2層構造の圧電基板10の長
手方向の中央部すなわち入力部91において上面21、
下面22および厚さ方向の中央部に入力電極31、3
3、32をそれぞれ設け、入力部91の領域の上層11
と下層12とを厚さ方向の同方向に分極する。この入力
部91の上下の入力電極31、33を接続し、内部電極
32との間に交流電圧を印加し、上層11と下層12の
変位を逆位相で生じさせることにより、たわみ振動を励
振する。動作には印加電圧を1次モードまたは3次モー
ドなどの奇数次の共振点近傍の周波数を選ぶことができ
る。出力部92、93は入力部91の両側にあり、入力
部によって励振されたたわみ振動を介して、出力部9
2、93にはたわみ振動の周波数に応じた電荷が発生す
る。この電荷を出力電極41〜44から電力として取り
出す。この一連の動作により、入出力間で電圧変換が起
こり、トランスとして動作する。
【0038】(第2の実施の形態)図1Bに示すよう
に、第1の実施の形態の出力部92、93の分極方向を
上層11と下層12とで同方向とする。また、出力部9
2の上側の出力電極41と出力部93の上側の出力電極
42とを出力端子53に接続し、出力部92の下側の出
力電極43と出力部93の下側の出力電極44とを出力
端子54に接続し、出力端子53、54間で出力を取り
出す。なお、入力部91は第1の実施の形態の入力部9
1と同じである。
【0039】この実施の形態のように、出力側の上下面
で逆位相の電圧を発生させる場合は、出力側と入力側の
電極を分離することができる。
【0040】(第3の実施の形態)図1Cに示すよう
に、第1の実施の形態の出力部92、93を入力部91
と同様な構造とする。すなわち、出力部92において
は、圧電基板10の上面21、下面22、厚さ方向の中
央部すなわち上層11と下層12との境界に、出力電極
45、47、46をそれぞれ設け、厚さ方向に2層とも
同じ向き(本実施の形態では上向き)に分極を施す。す
なわち、出力電極45と出力電極46との間の圧電体6
5および出力電極46と出力電極47との間の圧電体6
6を共に厚さ方向上向きに分極する。出力部93におい
ては、圧電基板10の上面21、下面22、厚さ方向の
中央部すなわち上層11と下層12との境界に、出力電
極48、50、49をそれぞれ設け、厚さ方向に2層と
も同じ向き(本実施の形態では上向き)に分極を施す。
すなわち、出力電極48と出力電極49との間の圧電体
67および出力電極49と出力電極50との間の圧電体
68を共に厚さ方向上向きに分極する。
【0041】出力電極45、47、48、50を出力端
子53に共通に接続し、出力電極46、49を出力端子
54に接続し、出力端子53、54間で出力を取り出
す。
【0042】なお、入力部91は第1の実施の形態の入
力部91と同じである。
【0043】この実施の形態のように、出力側を厚さ方
向に分極することにより出力側の静電容量が大きくな
り、第1の実施の形態に比べて低インピーダンスの負荷
で低昇圧比を得る用途に適している。
【0044】(第4の実施の形態)図1Dに示すよう
に、第3の実施の形態の出力部92、93の分極方向を
厚さ方向で上下逆方向の構造とする。すなわち、出力部
92においては、出力電極45と出力電極46との間の
圧電体65は厚さ方向上向き、出力電極46と出力電極
47との間の圧電体66は厚さ方向下向きにそれぞれ分
極し、出力部93においては、出力電極48と出力電極
49との間の圧電体67は厚さ方向上向き、出力電極4
9と出力電極50との間の圧電体68は厚さ方向下向き
にそれぞれ分極する。
【0045】また、出力部92の上側の出力電極45と
出力部93の上側の出力電極48とを出力端子53に接
続し、出力部92の下側の出力電極47と出力部93の
下側の出力電極50とを出力端子54に接続し、出力端
子53、54間で出力を取り出す。
【0046】なお、入力部91は第1の実施の形態の入
力部91と同じである。
【0047】この実施の形態では、入力側と出力側とを
分離できると同時に、第3の実施の形態に比べて高イン
ピーダンスの負荷に適合する。
【0048】(第5の実施の形態)図2Aに示すよう
に、第1の実施の形態の入力部91を積層構造とした構
造である。積層部は厚さ方向1/2の境界面より上部と
下部をそれぞれ層毎に逆方向の分極とし、上記1/2の
境界面の2層のみ同一方向の分極方向とする。入力は中
央部を含み内部電極1層おきに接続した入力端子とそれ
以外の層の内部電極を接続した入力端子とする。
【0049】すなわち、入力部91において、圧電基板
10の上面21、上面21より1/4の深さの位置すな
わち上層11の厚さ方向の中央部、圧電基板10の厚さ
方向の中央部すなわち上層11と下層12との境界、上
面21より3/4の深さの位置すなわち下層12の厚さ
方向の中央部、および下面22に入力電極34〜38を
それぞれ設ける。入力電極34と入力電極35との間の
圧電体71は厚さ方向下向きに分極し、入力電極35と
入力電極36との間の圧電体72は厚さ方向上向きに分
極し、入力電極36と入力電極37との間の圧電体73
は厚さ方向上向きに分極し、入力電極37と入力電極3
8との間の圧電体74は厚さ方向下向きに分極する。そ
して、入力電極34、36、38を入力端子51に共通
接続し、入力電極35、37を入力端子52に共通接続
する。
【0050】なお、出力部92、93は第1の実施の形
態の出力部92、93とそれぞれ同じである。
【0051】このような構成として、入力端子51、5
2間に交流電圧を印加すれば、上層11と下層12を逆
位相で変位させることになり、たわみ振動を励振する。
なお、入力電極34と入力電極35との間の圧電体71
と、入力電極35と入力電極36との間の圧電体72は
同相で変位し、入力電極36と入力電極37との間の圧
電体73と、入力電極37と入力電極38との間の圧電
体74は同相で変位する。
【0052】印加電圧を1次モードまたは3次モードな
どの奇数次の共振点近傍の周波数のものに選ぶことがで
きる。入力部91によって励振されたたわみ振動を介し
て、出力部92、93にはたわみ振動の周波数に応じた
電荷が発生する。この電荷を出力電極41〜44から電
力として取り出す。
【0053】(第6の実施の形態)図2Bに示すよう
に、第2の実施の形態の入力部91を積層構造とし、第
5の実施の形態の積層構造の入力部91と同じ構造とし
たものである。また、出力部92、93は第2の実施の
形態の出力部92、93とそれぞれ同じである。
【0054】(第7の実施の形態)図2Cに示すよう
に、第3の実施の形態の入力部91を積層構造とし、第
5の実施の形態の積層構造の入力部91と同じ構造とし
たものである。また、出力部92、93は第3の実施の
形態の出力部92、93とそれぞれ同じである。
【0055】(第8の実施の形態)図2Dに示すよう
に、第4の実施の形態の入力部91を積層構造とし、第
5の実施の形態の積層構造の入力部91と同じ構造とし
たものである。また、出力部92、93は第4の実施の
形態の出力部92、93とそれぞれ同じである。
【0056】第5から第8の実施の形態のように入力側
を積層構造とすることで入力側の静電容量が大きくな
り、よって入出力間の容量比(インピーダンス比)が大
きくなるので、高い昇圧比を得ることができる。
【0057】(第9の実施の形態)図3Aに示すよう
に、本実施の形態の圧電トランス1は、圧電基板110
と、入力電極131〜133と、出力電極141、14
2とを備えている。
【0058】圧電基板110はPZT系圧電セラミック
スからなり、直方体状である。圧電基板110は上層1
11と下層112とからなる2層構造となっている。
【0059】圧電基板110の長手方向の左側に入力部
191を設け、長手方向の左端より長手方向の長さの5
0%にあたる領域の圧電基板110の上面121、下面
122、厚さ方向の中央部すなわち上層111と下層1
12との境界に、入力電極131、133、132をそ
れぞれ設け、厚さ方向に2層とも同じ向き(本実施の形
態では上向き)に分極を施す。すなわち、入力電極13
1と入力電極132との間の圧電体161および入力電
極132と入力電極133との間の圧電体162を共に
厚さ方向上向きに分極する。
【0060】圧電基板110の長手方向における右側の
半分を出力部192とする。この出力部192において
は、圧電基板110の上面121、下面122の端面1
24側の長手方向の端部に1mm幅の出力電極141、
142をそれぞれ設け、上層111の圧電体163と下
層112の圧電体164とに長手方向に互いに逆向きの
分極を施す。すなわち、圧電体163は長手方向右向き
に、圧電体164は長手方向左向きに分極する。
【0061】入力電極131、133を共に入力端子1
51に接続し、入力電極132を入力端子152に接続
する。具体的には、入力側は外部に面した両面の入力電
極131、133をリードまたは外部電極を付けること
により接続し、内部電極である入力電極132からリー
ドを取り出す。
【0062】出力電極141、142を出力端子153
に共通に接続する。この接続はリードで行う。なお、出
力端子154は入力端子152と共通に接続する。出力
端子153、154間に負荷を接続する。
【0063】入力端子151、152間に交流電圧を印
加し、駆動する。入力からの駆動により圧電基板110
全体に2次のたわみ振動を励振し、出力端子153、1
54間で出力を取り出す。
【0064】圧電基板110の寸法が20mm(長さ)
×5mm(幅)×2mm(厚さ)の場合、駆動周波数2
0〜30kHzで2次のたわみ振動を利用したトランス
として動作する。
【0065】(第10の実施の形態)図3Bに示すよう
に、第9の実施の形態の出力部192の分極方向を上層
111と下層112とで同方向とする。また、出力部1
92の上側の出力電極141を出力端子153に接続
し、出力部192の下側の出力電極142を出力端子1
54に接続し、出力端子153、154間で出力を取り
出す。なお、入力部191は第9の実施の形態の入力部
191と同じである。
【0066】(第11の実施の形態)図3Cに示すよう
に、第9の実施の形態の出力部192を入力部191と
同様な構造とする。すなわち、出力部192では、圧電
基板110の上面121、下面122、厚さ方向の中央
部すなわち上層111と下層112との境界に、出力電
極143、145、144をそれぞれ設け、厚さ方向に
2層とも同じ向き(本実施の形態では上向き)に分極を
施す。すなわち、出力電極143と出力電極144との
間の圧電体163および出力電極144と出力電極14
5との間の圧電体164を共に厚さ方向上向きに分極す
る。
【0067】出力電極143、145を出力端子153
に共通に接続し、出力電極144(内部電極)を出力端
子154に接続し、出力端子153、154間で出力を
取り出す。
【0068】なお、入力部191は第9の実施の形態の
入力部191と同じである。
【0069】(第12の実施の形態)図3Dに示すよう
に、第11の実施の形態の出力部192の分極方向を厚
さ方向で上下逆方向の構造とする。すなわち、出力部1
92において、出力電極143と出力電極144との間
の圧電体163は厚さ方向上向き、出力電極144と出
力電極145との間の圧電体164は厚さ方向下向きに
それぞれ分極する。
【0070】また、上側の出力電極143を出力端子1
53に接続し、下側の出力電極145を出力端子154
に接続し、出力端子153、154間で出力を取り出
す。
【0071】なお、入力部191は第9の実施の形態の
入力部191と同じである。
【0072】(第13の実施の形態)図4Aに示すよう
に、第9の実施の形態の入力部191を積層構造とした
構造である。積層部は厚さ方向1/2の境界面より上部
と下部をそれぞれ層毎に逆方向の分極とし、上記1/2
の境界面の2層のみ同一方向の分極方向とする。入力は
中央部を含み内部電極1層おきに接続した入力端子とそ
れ以外の層の内部電極を接続した入力端子とする。
【0073】すなわち、入力部191において、圧電基
板110の上面121、上面121より1/4の深さの
位置すなわち上層111の厚さ方向の中央部、圧電基板
110の厚さ方向の中央部すなわち上層111と下層1
12との境界、上面121より3/4の深さの位置すな
わち下層112の厚さ方向の中央部、および下面122
に入力電極134〜138をそれぞれ設ける。入力電極
134と入力電極135との間の圧電体171は厚さ方
向下向きに分極し、入力電極135と入力電極136と
の間の圧電体172は厚さ方向上向きに分極し、入力電
極136と入力電極137との間の圧電体173は厚さ
方向上向きに分極し、入力電極137と入力電極138
との間の圧電体174は厚さ方向下向きに分極する。そ
して、入力電極134、136、138を入力端子15
1に共通接続し、入力電極135、137を入力端子1
52に共通接続する。
【0074】なお、出力部192は第9の実施の形態の
出力部192と同じである。
【0075】このような構成として、入力端子151、
152間に交流電圧を印加すれば、上層111と下層1
12を逆位相で変位させることになり、たわみ振動を励
振する。なお、入力電極134と入力電極135との間
の圧電体171と、入力電極135と入力電極136と
の間の圧電体172は同相で変位し、入力電極136と
入力電極137との間の圧電体173と、入力電極13
7と入力電極138との間の圧電体174は同相で変位
する。
【0076】印加電圧を2次モードなどの共振点近傍の
周波数のものに選ぶことができる。入力部191によっ
て励振されたたわみ振動を介して、出力部192にはた
わみ振動の周波数に応じた電荷が発生する。この電荷を
出力電極141、142から電力として取り出す。
【0077】(第14の実施の形態)図4Bに示すよう
に、第10の実施の形態の入力部191を積層構造と
し、第13の実施の形態の積層構造の入力部191と同
じ構造としたものである。また、出力部192は第10
の実施の形態の出力部192と同じである。
【0078】(第15の実施の形態)図4Cに示すよう
に、第11の実施の形態の入力部191を積層構造と
し、第13の実施の形態の積層構造の入力部191と同
じ構造としたものである。また、出力部192は第11
の実施の形態の出力部192と同じである。
【0079】(第16の実施の形態)図4Dに示すよう
に、第12の実施の形態の入力部191を積層構造と
し、第13の実施の形態の積層構造の入力部191と同
じ構造としたものである。また、出力部192は第12
の実施の形態の出力部192と同じである。
【0080】(第17の実施の形態)図5Aに示すよう
に、本実施の形態の圧電トランス1は、圧電基板210
と、入力電極231〜236と、出力電極241、24
2とを備えている。
【0081】圧電基板210はPZT系圧電セラミック
スからなり、直方体状である。圧電基板210は上層2
11と下層212とからなる2層構造となっている。
【0082】圧電基板210の長手方向の左側領域と中
央部とに入力部191を設ける。長手方向の左端より長
手方向の長さの30%にあたる領域の圧電基板210の
上面121、下面222、厚さ方向の中央部すなわち上
層211と下層212との境界に、入力電極231、2
33、232をそれぞれ設け、厚さ方向に2層とも同じ
向き(本実施の形態では下向き)に分極を施す。すなわ
ち、入力電極231と入力電極232との間の圧電体2
61および入力電極232と入力電極233との間の圧
電体262を共に厚さ方向下向きに分極する。長手方向
の中央部であって長手方向の長さの30%にあたる領域
の圧電基板210の上面221、下面222、厚さ方向
の中央部すなわち上層211と下層212との境界に、
入力電極234、236、235をそれぞれ設け、厚さ
方向に2層とも同じ向き(本実施の形態では上向き)に
分極を施す。すなわち、入力電極234と入力電極23
5との間の圧電体263および入力電極235と入力電
極236との間の圧電体264を共に厚さ方向上向きに
分極する。なお、入力部191の長手方向の左側領域と
中央部領域とでは分極方向は厚さ方向において反対向き
である。
【0083】圧電基板10の長手方向における右側の約
1/3の部分を出力部292とする。この出力部292
においては、圧電基板210の上面221、下面222
の端面224側の長手方向の端部に1mm幅の出力電極
241、242をそれぞれ設け、上層211の圧電体2
65と下層212の圧電体266とに長手方向に互いに
逆向きの分極を施す。すなわち、圧電体265は長手方
向右向きに、圧電体266は長手方向左向きに分極す
る。
【0084】入力電極231、233、234、236
を共に入力端子251に接続し、入力電極232、23
5を入力端子252に接続する。具体的には、入力側は
外部に面した両面の入力電極231、233、234、
236をリードまたは外部電極を付けることにより接続
し、内部電極である入力電極232、235からリード
を取り出す。
【0085】出力電極241、242を出力端子253
に共通に接続する。この接続はリードで行う。なお、出
力端子254は入力端子252と共通に接続する。出力
端子253、254間に負荷を接続する。
【0086】入力端子251、252間に交流電圧を印
加し、駆動する。入力からの駆動により圧電基板210
全体に3次のたわみ振動を励振し、出力端子253、2
54間で出力を取り出す。
【0087】圧電基板210の寸法が30mm(長さ)
×5mm(幅)×2mm(厚さ)の場合、駆動周波数3
5〜45kHzで3次のたわみ振動を利用したトランス
として動作する。
【0088】(第18の実施の形態)図5Bに示すよう
に、第17の実施の形態の出力部292の分極方向を上
層211と下層212とで同方向とする。また、出力部
292の上側の出力電極241を出力端子253に接続
し、出力部292の下側の出力電極242を出力端子2
54に接続し、出力端子253、254間で出力を取り
出す。なお、入力部291は第17の実施の形態の入力
部291と同じである。
【0089】(第19の実施の形態)図5Cに示すよう
に、第17の実施の形態の出力部292を入力部291
と同様な構造とする。すなわち、出力部292では、圧
電基板210の上面221、下面222、厚さ方向の中
央部すなわち上層211と下層212との境界に、出力
電極243、245、244をそれぞれ設け、厚さ方向
に2層とも同じ向き(本実施の形態では上向き)に分極
を施す。すなわち、出力電極243と出力電極244と
の間の圧電体265および出力電極244と出力電極2
45との間の圧電体266を共に厚さ方向上向きに分極
する。
【0090】出力電極243、245を出力端子253
に共通に接続し、出力電極244(内部電極)を出力端
子254に接続し、出力端子253、254間で出力を
取り出す。
【0091】なお、入力部291は第17の実施の形態
の入力部291と同じである。
【0092】(第20の実施の形態)図5Dに示すよう
に、第19の実施の形態の出力部292の分極方向を厚
さ方向で上下逆方向の構造とする。すなわち、出力部2
92において、出力電極243と出力電極244との間
の圧電体265は厚さ方向上向き、出力電極244と出
力電極245との間の圧電体266は厚さ方向下向きに
それぞれ分極する。
【0093】また、上側の出力電極243を出力端子2
53に接続し、下側の出力電極245を出力端子254
に接続し、出力端子253、254間で出力を取り出
す。
【0094】なお、入力部291は第17の実施の形態
の入力部291と同じである。
【0095】(第21の実施の形態)図7に示すよう
に、第17の実施の形態の入力部291の圧電体261
〜264の分極方向と入力電極231〜236間の接続
状態を第17の実施の形態と異ならせた構造である。
【0096】すなわち、入力電極231と入力電極23
2との間の圧電体261および入力電極232と入力電
極233との間の圧電体262を共に厚さ方向上向きに
分極する。また、入力電極234と入力電極235との
間の圧電体263および入力電極235と入力電極23
6との間の圧電体264も共に厚さ方向上向きに分極す
る。従って、入力部191の長手方向の左側領域と中央
部領域とでは分極方向は厚さ方向において同じ向きとな
る。
【0097】入力電極231、233、235を入力端
子251に接続し、入力電極232、234、236を
入力端子252に接続する。入力端子252は出力端子
254と接続する。
【0098】出力部292は第17の実施の形態の出力
部292と同じ構造である。
【0099】入力端子251、252間に交流電圧を印
加し、駆動する。入力からの駆動により圧電基板210
全体に3次のたわみ振動を励振し、出力端子253、2
54間で出力を取り出す。
【0100】(第22の実施の形態)図6Aに示すよう
に、第17の実施の形態の入力部291を積層構造とし
た構造である。積層部は厚さ方向1/2の境界面より上
部と下部をそれぞれ層毎に逆方向の分極とし、上記1/
2の境界面の2層のみ同一方向の分極方向とする。入力
は中央部を含み内部電極1層おきに接続した入力端子と
それ以外の層の内部電極を接続した入力端子とする。
【0101】すなわち、入力部291のうち、長手方向
の左端より長手方向の長さの30%にあたる領域におい
て、圧電基板210の上面221、上面221より1/
4の深さの位置すなわち上層211の厚さ方向の中央
部、圧電基板210の厚さ方向の中央部すなわち上層2
11と下層212との境界、上面221より3/4の深
さの位置すなわち下層212の厚さ方向の中央部、およ
び下面222に入力電極281〜285をそれぞれ設け
る。入力電極281と入力電極282との間の圧電体2
71は厚さ方向下向きに分極し、入力電極282と入力
電極283との間の圧電体272は厚さ方向上向きに分
極し、入力電極283と入力電極284との間の圧電体
273は厚さ方向上向きに分極し、入力電極284と入
力電極285との間の圧電体274は厚さ方向下向きに
分極する。そして、入力電極281、283、285を
入力端子252に共通接続し、入力電極282、284
を入力端子251に共通接続する。
【0102】また、入力部291のうち、長手方向の中
央部であって長手方向の長さの30%にあたる領域にお
いて、圧電基板210の上面221、上面221より1
/4の深さの位置すなわち上層211の厚さ方向の中央
部、圧電基板210の厚さ方向の中央部すなわち上層2
11と下層212との境界、上面221より3/4の深
さの位置すなわち下層212の厚さ方向の中央部、およ
び下面222に入力電極286〜290をそれぞれ設け
る。入力電極286と入力電極287との間の圧電体2
75は厚さ方向下向きに分極し、入力電極287と入力
電極288との間の圧電体276は厚さ方向上向きに分
極し、入力電極288と入力電極289との間の圧電体
277は厚さ方向上向きに分極し、入力電極289と入
力電極290との間の圧電体278は厚さ方向下向きに
分極する。そして、入力電極286、288、290を
入力端子251に共通接続し、入力電極287、289
を入力端子252に共通接続する。
【0103】なお、出力部292は第17の実施の形態
の出力部292と同じである。
【0104】このような構成として、入力端子251、
252間に交流電圧を印加すれば、上層211と下層2
12を逆位相で変位させることになり、たわみ振動を励
振する。なお、入力電極281と入力電極282との間
の圧電体271と、入力電極282と入力電極283と
の間の圧電体272と、入力電極286と入力電極28
7との間の圧電体275と、入力電極287と入力電極
288との間の圧電体276とは互いに同位相で変位
し、入力電極283と入力電極284との間の圧電体2
73と、入力電極284と入力電極285との間の圧電
体274と、入力電極288と入力電極289との間の
圧電体277と、入力電極289と入力電極290との
間の圧電体278とは互いに同位相で変位する。
【0105】印加電圧を3次モードなどの共振点近傍の
周波数のものに選ぶことができる。入力部291によっ
て励振されたたわみ振動を介して、出力部292にはた
わみ振動の周波数に応じた電荷が発生する。この電荷を
出力電極241、242から電力として取り出す。
【0106】(第23の実施の形態)図6Bに示すよう
に、第18の実施の形態の入力部291を積層構造と
し、第21の実施の形態の積層構造の入力部291と同
じ構造としたものである。また、出力部292は第18
の実施の形態の出力部292と同じである。
【0107】(第24の実施の形態)図6Cに示すよう
に、第19の実施の形態の入力部291を積層構造と
し、第21の実施の形態の積層構造の入力部291と同
じ構造としたものである。また、出力部292は第19
の実施の形態の出力部292と同じである。
【0108】(第25の実施の形態)図6Dに示すよう
に、第20の実施の形態の入力部291を積層構造と
し、第21の実施の形態の積層構造の入力部291と同
じ構造としたものである。また、出力部292は第20
の実施の形態の出力部292と同じである。
【0109】(第26の実施の形態)図8に示すよう
に、第22の実施の形態の入力部291の圧電体271
〜278の分極方向と入力電極281〜290間の接続
状態を第22の実施の形態と異ならせた構造である。
【0110】すなわち、入力電極281と入力電極28
2との間の圧電体271は厚さ方向上向きに分極し、入
力電極282と入力電極283との間の圧電体272は
厚さ方向下向きに分極し、入力電極283と入力電極2
84との間の圧電体273は厚さ方向下向きに分極し、
入力電極284と入力電極285との間の圧電体274
は厚さ方向上向きに分極する。そして、入力電極28
1、283、285を入力端子251に共通接続し、入
力電極282、284を入力端子252に共通接続す
る。
【0111】また、入力電極286と入力電極287と
の間の圧電体275は厚さ方向下向きに分極し、入力電
極287と入力電極288との間の圧電体276は厚さ
方向上向きに分極し、入力電極288と入力電極289
との間の圧電体277は厚さ方向上向きに分極し、入力
電極289と入力電極290との間の圧電体278は厚
さ方向下向きに分極する。そして、入力電極286、2
88、290を入力端子251に共通接続し、入力電極
287、289を入力端子252に共通接続する。
【0112】なお、出力部292は第22の実施の形態
の出力部292と同じである。
【0113】このような構成として、入力端子251、
252間に交流電圧を印加すれば、上層211と下層2
12を逆位相で変位させることになり、たわみ振動を励
振する。なお、入力電極281と入力電極282との間
の圧電体271と、入力電極282と入力電極283と
の間の圧電体272と、入力電極286と入力電極28
7との間の圧電体275と、入力電極287と入力電極
288との間の圧電体276とは互いに同位相で変位
し、入力電極283と入力電極284との間の圧電体2
73と、入力電極284と入力電極285との間の圧電
体274と、入力電極288と入力電極289との間の
圧電体277と、入力電極289と入力電極290との
間の圧電体278とは互いに同位相で変位する。
【0114】印加電圧を3次モードなどの共振点近傍の
周波数のものに選ぶことができる。入力部291によっ
て励振されたたわみ振動を介して、出力部292にはた
わみ振動の周波数に応じた電荷が発生する。この電荷を
出力電極241、242から電力として取り出す。
【0115】第17から第26の実施の形態のように、
入力側を共振方向(上記各実施の形態では長手方向)に
さらに2つの領域にわけることにより、2つの領域のう
ち一方の領域で励振されるたわみ振動と他方の領域で励
振されるたわみ振動とが互いに他のたわみ振動を増大す
るように振動するので、3次のたわみ振動を効率的に励
振できる。さらに入力側の静電容量も大きくなることも
加わって、入力インピーダンスを低減でき、入出力間の
インピーダンス比を大きくとれるので、高昇圧比が得ら
れる。
【0116】
【発明の効果】本発明の圧電トランスでは、たわみ振動
を利用することによって、駆動周波数を低くしたまま小
型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1乃至第4の実施の形態の圧電トラ
ンスを説明するための図であり、図1A、1B、1C、
1Dはそれぞれ第1乃至第4の実施の形態の圧電トラン
スを説明するための概略断面図であり、図1Eは第1乃
至第4の実施の形態の圧電トランスの振動モードを示す
図である。
【図2】本発明の第5乃至第8の実施の形態の圧電トラ
ンスを説明するための図であり、図2A、2B、2C、
2Dはそれぞれ第5乃至第8の実施の形態の圧電トラン
スを説明するための概略断面図であり、図2Eは第5乃
至第8の実施の形態の圧電トランスの振動モードを示す
図である。
【図3】本発明の第9乃至第12の実施の形態の圧電ト
ランスを説明するための図であり、図3A、3B、3
C、3Dはそれぞれ第9乃至第12の実施の形態の圧電
トランスを説明するための概略断面図であり、図3Eは
第9乃至第12の実施の形態の圧電トランスの振動モー
ドを示す図である。
【図4】本発明の第12乃至第16の実施の形態の圧電
トランスを説明するための図であり、図4A、4B、4
C、4Dはそれぞれ第12乃至第16の実施の形態の圧
電トランスを説明するための概略断面図であり、図4E
は第12乃至第16の実施の形態の圧電トランスの振動
モードを示す図である。
【図5】本発明の第17乃至第20の実施の形態の圧電
トランスを説明するための図であり、図5A、5B、5
C、5Dはそれぞれ第17乃至第20の実施の形態の圧
電トランスを説明するための概略断面図であり、図5E
は第17乃至第20の実施の形態の圧電トランスの振動
モードを示す図である。
【図6】本発明の第22乃至第25の実施の形態の圧電
トランスを説明するための図であり、図6A、6B、6
C、6Dはそれぞれ第21乃至第24の実施の形態の圧
電トランスを説明するための概略断面図であり、図6E
は第21乃至第24の実施の形態の圧電トランスの振動
モードを示す図である。
【図7】本発明の第21の実施の形態の圧電トランスを
説明するための概略断面図である。
【図8】本発明の第22の実施の形態の圧電トランスを
説明するための概略断面図である。
【図9】従来のRosen型圧電トランスの断面図であ
る。
【符号の説明】
10、110、210…圧電基板 11、111、211…上層 12、112、212…下層 21、121、221…上面 22、122、222…下面 23、24、123、124、223、224…端面 31〜38、131〜138、231〜236…入力電
極 41〜50、141〜145、241〜245…出力電
極 51、52、151、152、251、252…入力端
子 53、54、153、154、253、254…出力端
子 61〜68、161〜165、261〜267、71〜
74、171〜174、271〜278、281〜29
0…圧電体 91、191、291…入力部 92、93、192、292…出力部 A、B、C、D、E、F、G、H、I…ノード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電材料からなり互いに異なる第1および
    第2の領域を有する圧電基板の前記第1の領域に交流電
    圧を印加してたわみ振動を生じさせ、前記圧電基板の前
    記第2の領域から出力を取り出すようにしたことを特徴
    とする圧電トランス。
  2. 【請求項2】前記圧電基板の前記第1の領域が第1およ
    び第2の副領域を備え、 前記第1および第2の副領域が第1の方向にほぼ沿って
    配置され、 前記第1および第2の副領域が前記第1の方向にほぼ沿
    ってそれぞれ分極され、 前記交流電圧を略前記第1の方向に印加することによ
    り、前記第1の副領域および前記第2の副領域が前記交
    流電圧により互いに逆位相で前記第1の方向と垂直な第
    2の方向にそれぞれ伸縮し、それによって前記たわみ振
    動を生じさせるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の圧電トランス。
  3. 【請求項3】圧電材料からなる圧電基板と、第1乃至第
    4の入力電極と、出力電極とを備える圧電トランスであ
    って、 前記圧電基板が互いに異なる第1および第2の領域を備
    え、 前記第1の領域が互いに対向する第1および第2の主面
    を備え、 前記第1乃至第4の入力電極が前記第1および第2の主
    面と略直角な第1の方向にほぼ沿ってこの順番に配置さ
    れ、 前記第1の入力電極が前記第1の領域の前記第1の主面
    または前記第1の領域内に設けられ、 前記第2および第3の入力電極が前記第1の領域内に設
    けられ、 前記第4の入力電極が前記第1の領域の前記第2の主面
    または前記第1の領域内に設けられ、 前記第1の入力電極と前記第2の入力電極間の前記第1
    の領域と、前記第3の入力電極と前記第4の入力電極間
    の前記第1の領域とが、前記第1の方向にほぼ沿って互
    いに同じ方向に分極され、 前記第1の入力電極と前記第4の入力電極とが電気的に
    接続可能とされているかまたは電気的に接続されてお
    り、 前記第2の入力電極と前記第3の入力電極とが電気的に
    接続可能とされているか、電気的に接続されているか、
    または単一の電極から構成されており、 前記第2の領域が分極されていると共に前記出力電極が
    前記第2の領域の表面または前記第2の領域内に設けら
    れていることを特徴とする圧電トランス。
  4. 【請求項4】圧電材料からなる圧電基板と、第1乃至第
    4の入力電極と、出力電極とを備える圧電トランスであ
    って、 前記圧電基板が互いに異なる第1および第2の領域を備
    え、 前記第1の領域が互いに対向する第1および第2の主面
    を備え、 前記第1乃至第4の入力電極が前記第1および第2の主
    面と略直角な第1の方向にほぼ沿ってこの順番に配置さ
    れ、 前記第1の入力電極が前記第1の領域の前記第1の主面
    または前記第1の領域内に設けられ、 前記第2および第3の入力電極が前記第1の領域内に設
    けられ、 前記第4の入力電極が前記第1の領域の前記第2の主面
    または前記第1の領域内に設けられ、 前記第1の入力電極と前記第2の入力電極間の前記第1
    の領域と、前記第3の入力電極と前記第4の入力電極間
    の前記第1の領域とが、前記第1の方向にほぼ沿って互
    いに反対方向に分極され、 前記第1の入力電極と前記第3の入力電極とが電気的に
    接続可能とされているかまたは電気的に接続されてお
    り、 前記第2の入力電極と前記第4の入力電極とが電気的に
    接続可能とされているかまたは電気的に接続されてお
    り、 前記第2の領域が分極されていると共に前記出力電極が
    前記第2の領域の表面または前記第2の領域内に設けら
    れていることを特徴とする圧電トランス。
  5. 【請求項5】前記第2および第3の電極間の前記第1の
    領域内に設けられた第5の入力電極をさらに備え、 前記第1乃至第5の入力電極が前記第1の方向にほぼ沿
    って配置され、 前記第5の入力電極と前記第2の入力電極間の前記第1
    の領域と、前記第1の入力電極と前記第2の入力電極間
    の前記第1の領域とが、前記第1の方向にほぼ沿って互
    いに反対方向に分極され、 前記第1の入力電極と前記第5の入力電極とが電気的に
    接続可能とされているかまたは電気的に接続されている
    ことを特徴とする請求項3記載の圧電トランス。
  6. 【請求項6】前記第5および第3の電極間の前記第1の
    領域内に設けられた第6の入力電極をさらに備え、 前記第1乃至第6の入力電極が前記第1の方向にほぼ沿
    って配置され、 前記第6の入力電極と前記第3の入力電極間の前記第1
    の領域と、前記第3の入力電極と前記第4の入力電極間
    の前記第1の領域とが、前記第1の方向にほぼ沿って互
    いに反対方向に分極され、 前記第6の入力電極と前記第4の入力電極とが電気的に
    接続可能とされているかあるいは電気的に接続されてい
    るか、または前記第5の入力電極と前記第6の入力電極
    とが単一の電極から構成されると共に前記第1および第
    4の入力電極と電気的に接続可能とされているかあるい
    は電気的に接続されていることを特徴とする請求項5記
    載の圧電トランス。
  7. 【請求項7】前記第2の領域が前記第1の方向にほぼ沿
    って分極されていることを特徴とする請求項3乃至6の
    いずれかに記載の圧電トランス。
  8. 【請求項8】前記第2の領域が前記第1の方向と直角な
    第2の方向にほぼ沿って分極されていることを特徴とす
    る請求項3乃至6のいずれかに記載の圧電トランス。
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