JPH11149890A - 蛍光表示管およびその製造方法 - Google Patents

蛍光表示管およびその製造方法

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JPH11149890A
JPH11149890A JP31327397A JP31327397A JPH11149890A JP H11149890 A JPH11149890 A JP H11149890A JP 31327397 A JP31327397 A JP 31327397A JP 31327397 A JP31327397 A JP 31327397A JP H11149890 A JPH11149890 A JP H11149890A
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JP
Japan
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metal
frame
metal frame
cathode
cut
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JP31327397A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Suzuki
俊久 鈴木
Takuya Ogura
卓也 小倉
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Noritake Itron Corp
Original Assignee
Ise Electronics Corp
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Publication date
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管外に突出した金属フレームの一端とガラス
基板上に形成された金属端子との半田付けを、金属フレ
ーム上に形成された酸化膜を除去することなく、容易か
つ確実に実施する。 【解決手段】 ガラス容器6から突出した金属フレーム
1の一部が、金属端子5の上で切断面4が形成され、こ
の切断面4と金属端子5とは半田付けされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管外に出た金属フ
レームの一端とガラス基板上に形成された金属端子とが
接続された蛍光表示管およびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般的な蛍光表示管の構成について図を
用いて説明する。図4は従来の蛍光表示管を構成する部
品を示す展開図である。同図において、矩形状のガラス
基板7の上には図示しない配線が形成され、これらの配
線を覆うようにして絶縁層27がガラス基板7のほぼ全
面に亘って形成されている。
【0003】また、ガラス基板7は、その1辺に沿って
金属端子5,5aが複数配置され、これら金属端子は上
記配線と接続され、これらの配線を介して絶縁層27上
に設けられた陽極25と電気的に接続されている。
【0004】この陽極25の上方には、格子電極28が
対向して離間配置され、この格子電極28は導電性ペー
スト26を介して絶縁層27の下に形成された上記配線
と接続されている。
【0005】また、格子電極28の上方には、ガラス基
板7の長手方向に沿って線状の複数の陰極24が互いに
平行に離間配置されている。すなわち、これら陰極24
は、ガラス基板7の長手方向と直交する方向に平行に配
置された2本の金属フレーム1,1a間に張り渡されて
いる。そして、これら金属フレーム1,1aの端には、
それぞれ金属丸棒19,19aが取り付けられて矩形の
枠を構成し、これら金属フレーム1,1a、金属丸棒1
9,19aおよび陰極24は陰極フレーム集合体29を
構成している。
【0006】なお、陰極フレーム集合体29を構成する
金属フレーム1の上には、陰極24以外にも複数の部品
が取り付けられており、例えば陰極24を固定するため
のカソードアンカー20や透明導電膜コンタクト21が
設けられている。同様に、金属フレーム1aの上には、
陰極24を固定するためのカソードサポート23ととも
にゲッター22が設けられている。
【0007】さて、このようにして構成された陰極フレ
ーム集合体29は、ガラス基板7の上に載置された後、
透明ガラス板16とスペーサガラス17とガラス製の排
気管18とによって構成された箱状のガラス容器6によ
って覆われてから気密封止される。そしてその後、金属
端子5,5aにリード配線を取り付ければ蛍光表示管が
できあがる。
【0008】このように、従来の蛍光表示管は、ガラス
基板7と陰極フレーム集合体29とガラス容器6との主
要な3個の部品によって構成されており、その組立工程
は以下のようになる。まず、予め配線や金属端子等の形
成されたガラス基板7上に陰極フレーム集合体29を載
置し、その上をガラス容器6で覆った後、スペーサガラ
ス17の縁に塗布しておいた低融点ガラスを接着剤とし
てガラス容器6とガラス基板7とを接着する。このと
き、金属フレーム1,1aはその長さがガラス基板7の
辺よりも長いため、金属丸棒19,19aは一部の金属
フレーム1,1aとともにガラス基板7およびガラス容
器6からはみ出た状態になる。
【0009】その後、排気管18を介してガラス容器6
内の空気を所定の気圧になるまで排気してから排気管1
8の断面がふさがるようにして切断し、ガラス容器6内
に真空状態をつくる。さらにその後、上記のガラス基板
7等からはみ出た金属フレーム1,1aを切断すること
によって金属丸棒19,19aを除去し、ガラス容器6
からはみ出ているこれら金属フレームを研磨した後に金
属端子5,5aと半田付けして外部のリード配線と接続
する。
【0010】ここで、金属端子にリード配線を接続する
工程について図を用いてさらに詳細に説明する。図5は
図4に係る金属端子5付近を示す斜視図である。同図に
示すように、ガラス容器6からはみ出たガラス基板7の
面上にはその縁に沿って複数の金属端子(金属端子5,
10,13)が形成され、ガラス容器6からはみ出た金
属フレーム1,1aはこれら金属端子の上に載るように
予め設計されている。そして、このガラス基板7からは
み出た金属フレーム1は、金属丸棒19を除去するため
カッター等によって切断される。
【0011】一方、金属フレーム1,1aの表面には、
気密封止時に低融点ガラスとの濡れ性をよくし、スペー
サガラス17と金属フレーム1,1aとの間に隙間が生
じることを防ぐため、グリーンオキサイド等の酸化膜が
予め形成されている。なお、グリーンオキサイドとは、
ステンレス材を水素雰囲気中で熱処理することにより表
面にクロムを析出させて形成される酸化膜のことであ
る。
【0012】そのため、従来は、気密封止後に金属フレ
ーム1,1aを切断した後、表面に形成されたこれらの
酸化膜をワイヤブラシ等によって研磨して除去してか
ら、半田付けを行ってクリップ8を介してリード配線9
と電気的に接続していた。同様に、金属端子10,13
においても、クリップ8,11,14を介してリード配
線9,12,15が半田付けされていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の蛍
光表示管は、気密封止後に金属フレーム上の酸化膜を研
磨によって除去していたため、製造工程が複雑になると
ともに時間がかかり、製造効率を低下させる原因となっ
ていた。また、研磨による酸化膜除去では、金属フレー
ム1の上面を研磨することはできても、側面3における
酸化膜を完全に除去することは非常に困難である。その
ため、金属端子と金属フレームとを半田付けしても、図
6に示すように半田30は側面3を境にして表面張力に
よって分離してしまい、確実に半田付けを行うことは困
難であった。本発明は、このような課題を解決するため
のものであり、管外に突出した金属フレームの一端とガ
ラス基板上に形成された金属端子との半田付けを、金属
フレーム上に形成された酸化膜を除去することなく、容
易かつ確実に実施することができる蛍光表示管およびそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る蛍光表示管およびその製造方法
は、ガラス容器から突出した金属フレームの一部が、金
属端子の上で切断面が形成され、この切断面と金属端子
とは半田付けされている。このように構成することによ
り、表面に形成された酸化膜を研磨することなく金属フ
レームを金属端子に容易かつ確実に半田付けすることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一つの実施の形態
について図を用いて説明する。本発明に係る蛍光表示管
の製造工程は、上記で示した従来例と同様に行われる。
そこで、従来例との相違点であるとともに、本願独自の
構成であるハーフエッチングを中心にして説明する。
【0016】図1は本発明に係る金属フレーム1のハー
フエッチング2付近を拡大した斜視図である。同図に示
すように、金属フレーム1の表面には、組立後にちょう
ど金属端子5,5aに載るような位置に側面3からその
反対側の側面にかけて所定の深さの切り目であるハーフ
エッチング2が形成される。
【0017】すなわち、このハーフエッチング2は、金
属丸棒19を除去するために設けられたものであり、金
属フレーム1は折り曲げられると容易に切断されて金属
丸棒19を除去することができる。また、当然のことで
はあるが、金属フレーム1aの同じ位置にも同様のハー
フエッチングが形成される。
【0018】図2は本発明に係る蛍光表示管の金属端子
付近を示す斜視図である。同図に示すように、ガラス基
板7上の銀等で形成された金属端子5が設けられた領域
は、ガラス容器6によって封止されておらず、その結
果、金属端子5,10,13は外部に露出している。そ
のため、ガラス容器6によって気密封止された後、図1
のハーフエッチング2を境にして折り曲げると金属フレ
ーム1は容易に切断され、その切断面は金属端子5上に
形成される。
【0019】このように、本発明はハーフエッチング2
の位置を金属端子5の上に予め位置決めしておくだけ
で、容易にその切断面を金属端子上に載せることがで
き、上記従来例のように酸化膜の研磨を施することな
く、この切断面を介して金属端子との半田付けを実施す
ることができる。
【0020】以上のような本発明を用いて半田付けを行
うと図3に示すようになる。図3は、図2に係る金属フ
レーム1と金属端子5とを半田付けした様子を示す平面
図である。同図に示すように、金属フレーム1の先端
は、金属端子5上に切断面が露出しているため半田の載
りが良く、半田付け後の状態は例えば図3(a),
(b)に示すように確実に半田付けすることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る蛍光表
示管およびその製造方法は、金属端子の上に金属フレー
ムの切断面を形成するため、表面を研磨することなく金
属端子と金属フレームとを、容易かつ確実に半田付けす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る金属フレームの一つの実施の形
態を示す斜視図である。
【図2】 本発明の一つの実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図3】 図2に係る蛍光表示管において半田付けを行
ったガラス基板の縁を示す平面図である。
【図4】 組立前の蛍光表示管を示す展開図である。
【図5】 従来例の一部を示す斜視図である。
【図6】 図5に係る蛍光表示管において半田付けを行
ったガラス基板の縁を示す平面図である。
【符号の説明】
1,1a…金属フレーム、2,2a…ハーフエッチン
グ、3…側面、4…切断面、5,5a,10,13…金
属端子、6…ガラス容器、7…ガラス基板、8,11,
14…クリップ、9,12,15…リード配線、16…
透明ガラス板、17…スペーサガラス、18…排気管、
19,19a…金属丸棒、20…カソードアンカー、2
1…透明導電膜コンタクト、22…ゲッター、23…カ
ソードサポート、24…陰極、25…陽極、26…導電
性ペースト、27…絶縁層、28…格子電極、29…陰
極フレーム集合体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に蛍光体が付着した陽極が基板面に
    形成され、金属端子が基板の縁に沿って形成されたガラ
    ス基板と、 表面に酸化膜が形成された金属フレームによって枠状に
    構成されるとともに、前記金属フレーム間には陰極が張
    られ、前記ガラス基板の上に載置された陰極フレーム集
    合体と、 前記ガラス基板と組み合わせることによって少なくとも
    前記陽極および陰極を気密封止するガラス容器とを備
    え、 前記金属フレームの一部は、前記ガラス容器から突出す
    るとともに前記金属端子に接触している蛍光表示管にお
    いて、 前記ガラス容器から突出した金属フレームの一部は、前
    記金属端子の上で切断面が形成され、この切断面と前記
    金属端子とは半田付けされていることを特徴とする蛍光
    表示管。
  2. 【請求項2】 表面に蛍光体が付着した陽極が基板面に
    形成され、金属端子が基板の縁に沿って形成されたガラ
    ス基板と、 表面に酸化膜が形成された金属フレームによって枠状に
    構成されるとともに金属フレーム間に陰極が張られ、前
    記ガラス基板の上に載置された陰極フレーム集合体と、 前記ガラス基板と組み合わせることによって少なくとも
    前記陽極および陰極を気密封止するガラス容器とを備
    え、 前記金属フレームの一部は、前記ガラス容器から突出す
    るとともに前記金属端子に接触している蛍光表示管の製
    造方法において、 前記気密封止の後、前記ガラス容器から突出した金属フ
    レームを、切断面が全金属端子の上に載るようにして切
    断し、 この切断面と前記金属端子とを半田付けすることを特徴
    とする蛍光表示管の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記金属端子上の前記金属フレームの表面には、前記気
    密封止の前に所定の深さの切り目が形成され、 前記気密封止の後にこの切り目を境にして前記金属フレ
    ームを折り曲げて切断し、 形成された切断面と前記金属端子とを半田付けすること
    を特徴とする蛍光表示管の製造方法。
JP31327397A 1997-11-14 1997-11-14 蛍光表示管およびその製造方法 Pending JPH11149890A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002343286A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Noritake Itron Corp 蛍光表示管用金属枠体および蛍光表示管の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002343286A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Noritake Itron Corp 蛍光表示管用金属枠体および蛍光表示管の製造方法
JP4691270B2 (ja) * 2001-05-14 2011-06-01 ノリタケ伊勢電子株式会社 蛍光表示管用金属枠体および蛍光表示管の製造方法

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