JP4358165B2 - 蛍光表示管 - Google Patents

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Description

本発明は、蛍光表示管に用いられるグリッドの改良及び前記グリッドを複数有するダイナミック駆動蛍光表示管に関する。
蛍光表示管は、内部を高真空状態に維持した真空気密容器を有している。前記真空気密容器の一部を構成するガラス板からなる絶縁性基板の上面に蛍光体層を形成して陽極を形成している。更に前記蛍光体層の上方にはメッシュ状開口部を有するグリッドが配置され前記蛍光体層とグリッドの組み合わせを一組の桁として、複数桁を同一真空気密容器内に有している。該グリッド上方にはフィラメントを張架している。
前記蛍光表示管は、外部からリードを介してフィラメント状陰極にフィラメント電流を通電して熱電子を放出させて使用する。
熱電子を放出させた状態で、各グリッドにリードを介してグリッド信号を順次桁信号のパルス電圧として通電しておきながら、各陽極には蛍光表示管のリードを介してグリッド信号をパルス電圧として通電する事により、各桁信号に同期してそれぞれのタイミングに応じて選択的にON(正)又はOFF(負)のパルス電圧を通電することにより所望の表示を得ることが出来る。
前記グリッドを蛍光表示管に配設する技術として様々な技術が開示されている。
例えば、厚さ0.2mm〜0.3mmの薄板を枠状に形成したスペーサフレームに厚さ約0.05mmの薄板に6角形又は格子状の開口を施した部品を溶接等により取り付ける技術がある。当該技術の改良として、0.2mm〜0.3mmの薄板に直接格子状開口部を設ける技術が開示されている。(例えば特許文献1)
しかしながら、前記厚さ0.2mm〜0.3mmの薄板に例えば線幅20〜30μmで一辺が0.2〜0.3mmの六角形の網地を残して細かい六角形の開口を直接設けることが困難であった。そこで、前記グリッドを厚さ0.15mm〜0.2mmの薄板の6角形又は格子状の開口を施した領域の一方の面をエッチングして薄くし、前記薄い領域内の金属薄板に細かい開口を設ける技術が開示されている。(例えば特許文献2)
一方、蛍光表示管の用途の拡大に伴い桁を構成するグリッドの形状・組み合わせが複雑化している。グリッド毎に真空気密容器を構成する絶縁性基板で前記グリッドを延長したリードを挟持して真空気密容器の外にリードを延出していたところ、グリッドの形状・組み合わせの複雑化に対応して、一のグリッドに対してグリッド接続用端子を設けグリッド配線と接続して他方に延在させて他方に設けたリードと電気的に接続して、絶縁性基板で前記リードを挟持して真空気密容器の外にリードを延出する技術が開示されている。(例えば特許文献3)
また、グリッドを直接陽極基板に固定して、グリッドリードをグリッドの位置に関係なく設置し、グリッド用リードと陽極用リードの配置領域を任意に設計することを可能にした技術が開示されている。(例えば特許文献4)
特開昭54−73554号公報 特開昭62−252053号公報 実開平03-60748号公報 特開平09-17360号公報 岸野隆雄 編集 「蛍光表示管」 産業図書株式会社、平成2年10月31日、p46−50、p151
蛍光表示管は自発光素子として広く採用されている。しかしながら、より取り合いやすく、高密度で、安価な蛍光表示管を提供する事が望まれている。
本願発明は、下記の(1)〜(6)を一つの蛍光表示管で実現することで、より取り合いやすく、高密度で、安価な蛍光表示管を提供する事を課題としている。
(1)フィラメント電圧を通電するためのリード及びグリッド電圧を通電するためのリード及び陽極電圧を通電するためのリードはそれぞれの領域に分離して配設することが望ましい。
(2)一つの電極に対して一つのリードで対応すること望ましい。
(3)グリッド・陽極に使用可能なリード多いことが望ましい。
(4)陽極基板に於いて、陽極を構成することの可能な有効領域を拡大すること望ましい。
(5)蛍光表示管に使用する部品を少なくする事により、組み立て工数を低減することが出来る事が望ましい。
(6)部品の材厚を薄くても十分機能することが望ましい。
そこで、特許文献4に示されているグリッド及びリードを別部品として構成した蛍光表示管に対す上記の課題の詳細を、図5、6を参考に説明する。
当該技術は前述の課題(1)(2)を解決し、併せて(3)を解決するものであるが、(4)の課題を内在している。
図5、6に示すように、蛍光表示管は外囲器の一部を構成するガラス板からなる絶縁性基板の上面に配線を形成し、該配線の所望の部分にスルーホール(131)及び端子用開口部(125、126)を設けた絶縁層(130)を積層形成し、前記絶縁層(130)の上面に導体層(140)を形成し、該導体層上面に蛍光体層(150)を積層形成し陽極基板(100)を形成する。
次に、グリッド(310)は、メッシュ状開口部は6角形の開口(311(a))を有し、該開口部の外側に脚部(312、313)、グリッド固定部(314、315)を有し、該グリッド固定部(314、315)を前記陽極基板の陽極の周辺に設けたグリッド固着材(316)により固着する。尚、開口部は(311(b))の様な4角形の開口部でも良い。
次に、前記陽極基板に形成した陽極及びグリッド並びに外部から電気信号を供給するために連結するグリッドリード(421、422)並びにフィラメント状陰極(700)及び該フィラメント状陰極と外部を連結するフィラメントリード(424)を前記陽極基板(100)と側面板(210)の間に挟持して、前記側面板(210)と前面板(220)を組み合わせたカバーガラス(200)と前記陽極基板(100)を低融点ガラス(800)溶融固着して真空気密容器(010)を形成する。
当該蛍光表示管は高価な42−6合金(42%Ni,6%Cr,残りFe)と気密容器内部と外部を連結するリードのみに使用することから安価な蛍光表示管の提供を可能とし、グリッドは陽極基板上面に固定し陽極基板上面に形成するグリッド配線(121)により任意の端子に接続する事を可能としている。従って外部の駆動回路に合わせて、グリッドリード(421)及び陽極リード(422)に分けて配置する事を可能としている。
しかしながら、メッシュ状開口部を陽極から離間して陽極基板(100)に取り付けるためには側面板近傍に少なくとも2箇所のグリッド固定部(314、315)を設けて、該グリッド固定部をグリッド固材(316)で固着する必要がある。当該グリッド固定材(316)はグリッドを機械的に陽極基板上面に接着する機能を有することから、最低でも1.5mmの幅を必要とする。
例えば20mm幅の蛍光表示管の場合少なくとも15%の領域が蛍光表示管の発光領域として使用できなくなるという問題が有り。蛍光表示管の高密度化に反すると言う問題がある。従って、前記グリッド固着材(316)を無くする事が望まれる。
特許文献2には、厚さ0.15mm〜0.2mmの薄板を使用し、6角形又は格子状の開口を施した領域の一方の面をエッチングして薄くしたグリッドを構成し同時に外部と電気的に接続する為のリードが形成されている部品を使用した蛍光表示管の技術が開示されている。
当該技術は前述の課題(5)(6)を解決するものであるが、(1)(2)(3)の課題を有している。更に、当該技術は金属の一面をハーフエッチングにより薄くするという特殊な技術であり、プレス等の技術のみでは対応できないと言う課題を有している。結果的に蛍光表示管が高価になるという課題を有している。
即ち、当該蛍光表示管を電子機器に蛍光表示管を取り付ける場合リード(421、423、424)の取り付けピッチは、一般に2mm又は2.54mm程度で使用されている。図7に示す蛍光表示管の場合19個の陽極を有する桁をカバーしている。(311(a)または311(b))の形状のメッシュ状開口部(311)を有するグリッド(310)を7個設けてある。
前記グリッドはグリッドリード(421)を介して蛍光表示管の真空気密容器(010)を構成する陽極基板(100)と側面板(210)で固定するとき、一方の辺ごとに2本合計で4本のグリッドリードで陽極と離間して真空気密容器内に固定している。
従って、メッシュ状開口部を有するグリッドとリードを一の薄板を加工した部品を使用することにより、組み立て工数の低減を可能に出来る効果を有す、更に、組み立て工程が不要な事から高密度な蛍光表示管を提供できるという効果がある。
しかしながら、グリッド(310)は2個以上の脚部(312、313)で支持して且つ2個以上の固定部(314、315)により陽極基板及びカバーガラスで固定する事により、より安定な蛍光表示管が得られる。当該従来技術によれば、グリッドリードはグリッドの位置により決定される為に関係なく設置できない。更に、グリッドリードと陽極リードが混在し且つ当該蛍光表示管用部品の面積が大きくなってしまう事になる。
例えば本実施例の場合4個のグリッドリードを要している。また、一方にリードを設けても1個のリードが有効に使用できない。従って、全てのグリッドに付き一本のグリッドリードのみで対応出る事が望ましい。
上述の様に、一のグリッドに対して一のグリッドリードのみで対応し、グリッドの位置に関係なくグリッドリードを設けることが出来れば、リードのピッチが同一でリードの位置が同一であれば、陽極リードに使用できるリードが多くなり蛍光表示管として望ましい。
特許文献3には、蛍光表示管のグリッド接続用端子を設けグリッド配線と接続して他方に長して、リードを片側に寄せ部品面積を低減する技術が開示されている。
当該技術は、図8(a)(b)に示す様にグリッド(470)から真空気密容器外部にグリッドリードを延長するために、当該1個のグリッドのみに対して、グリッド固定部(472)にL字状に引き出したグリッド接続部(471)を設けている。前記グリッド接続部(471)の先端を陽極基板に設けたグリッド配線(121)と接続してグリッドリード422を介して外部の電気信号を受けている。従って、グリッド固定部(472)にリードを削除できる旨の技術が開示されている。
しかしながら、当該技術はL字状のグリッド接続部(471)をグリッド固定部(472)に設けているカバーガラス(200)を構成する側面板(210)と陽極基板(100)で挟持する力が弱くなるときがある。
従って、L字状のグリッド接続部(471)とグリッド端子の接続をより安定にすることが望まれる。
更に、グリッド(470)が片持ちになってしまい、図8(b)に示す様にグリッド(470)が変形してしまい陽極と接触してしまう恐れがある技術である。
従って、グリッド(470)を安定に蛍光表示管を構成する真空気密容器に配設する為の新たな技術の開発が望まれる。
一方グリッド(480)に於いても、片持ちになってしまい、図8(b)に示す様にグリッド(480)が変形してしまい陽極と接触してしまう恐れがある技術である。グリッドリード(421)を一本にしたときは更に顕著となる。
特に、従来使用している0.2〜0.3mmの薄い金属板に対して、本願発明のように0.05〜0.15mmの薄い金属板を使用するときは、前記グリッドの変形による不具合を取り除かなければならない。
上述の通り、特許文献1乃至特許文献4の技術は、技術的背景がそれぞれ異なり、それぞれの欠点を有することから、それらを組み合わせる事により本願発明の全てのグリッドに直接適応すること及び/又は推考することは当業者にとって困難であった。
本願発明は上記課題を解決する為に、前述の引用文献のそれぞれに記載された要素を活用し、各文献の記載にない要素を加えた上で、各文献に無い新たな効果を有する、より取り扱いやすく、より高密度で、より安価な蛍光表示管を提供するものであり、以下図1乃至図4を参考に説明する。
陽極基板と側面板及び前面板を組み合わせて低融点ガラスで接着した真空気密容器を有し、
前記陽極基板は絶縁性基板の上面にグリッド配線、グリッド端子A、グリッド端子B、陽極配線及び陽極端子を有し、前記配線を覆う様に積層形成した絶縁層を有し、前記絶縁層に設けた前記陽極配線と陽極導体を連結するスルーホールを覆うように積層形成した前記陽極導体を有し、前記陽極導体上面に低速電子線により励起発光する蛍光体層を有し、
メッシュ状開口部、グリッドリード(グリッドリードA及びグリッドリードB)、陽極リード、フィラメント支持部及びフィラメントリードを有し、前記メッシュ状開口部の外側で陽極リード及びグリッドリードAの反対方向に延長して形成された2個の連結部A及び前記連結部Aと平行に端子部Aから前記真空気密容器の外側に延長して前記グリッドリードA並びに前記連結部AとグリッドリードAを連結する連結部Cを有し前記連結部AとグリッドリードAは、連結部Cと帯部Aで連結され、前記メッシュ状開口部から前記陽極リード及びグリッドリードと平行に前記真空気密容器の陽極基板の外側迄延長した断面積が0.005〜0.015mmの細部を有する連結部Bを有し、前記帯部BはグリッドリードB及び/又は陽極リードの間の、前記帯部B連結に連結され、前記フィラメント支持部と、フィラメントリードと、前記帯部A及び前記帯部Bとを一体にしてなり、かつ材厚が、0.1mmの42−6合金の薄板材からなる金属部品を有し、
前記金属部品の連結部Aを山折成形し脚部Aを形成して前記連結部Aを更に谷折成形して前記陽極基板と平行に前記真空気密容器の外側に延長してなる固定部Aと連結部Bを山折成形し脚部Bを形成して前記連結部Bを更に谷折成形して前記陽極基板と平行に前記真空気密容器の外側に延長してなる固定部Bと前記メッシュ状開口部はフィラメント取り付け方向に凸状に成型されて、前記陽極基板と枠状の絶縁性部材である側面板及び前面板と組み合わせて低融点ガラスで接着した真空気密容器の側面板と陽極基板で狭持され、真空気密容器内部に外部から通電するためのリード、メッシュ状開口部を有するグリッド及びフィラメント状陰極を有し
前記帯部A、前記帯部B、連結部A、連結部B、フィラメント支持部のつなぎ部、及び、グリッドリードAが取り除かれることを特徴とする蛍光表示管。
前述の引用文献のそれぞれに記載された要素を活用し、各文献の記載にない要素を加えた上で、各文献に無い新たな効果を有する、より取り扱い易く、より高密度で、より安価な蛍光表示管を提供する事ができた。
即ち、厚さ0.05mm〜0.15mmの一の金属薄板を使用して前記メッシュ状開口部を有するグリッド並びに連結部A及び連結部B及び連結部C並びにリードA及びリードBを有する部品を使用して本発明の蛍光表示管形成することにより、従来厚さ0.05mm〜0.15mmの一枚の金属薄板のときと比べて一枚の金属薄板を使用した部品である事から組み合せ工程の不具合を除去できる。
金属薄板を0.1mmとするときは、メッシュ状開口部の形成が容易であり取り扱いも容易であると言う効果がある。
具体的には、以下の効果がある
(1)フィラメント電圧を通電するためのリード及びグリッド電圧を通電するためのリード及び陽極電圧を通電するためのリードはそれぞれの領域に分離した蛍光表示管を提供できる。
(2)一つの電極に対して一つのリードを取り付けることによりグリッド・陽極に使用可能なリードを多くした、高密度な蛍光表示管蛍光表示管を提供できる。
(3)陽極を構成することの可能な有効領域を拡大した、高密度な蛍光表示管を提供できる。
(4)前記リードAは枠を構成する連結部Aに連結部Cを介して連結しているので、陽極基板及びカバーガラスに挟持されるので、薄板でグリッド端子Aと確実に電気的/機械的に接続できる構造が得られ、各グリッドが連結部A及び連結部Bを介して帯部A及び帯部Bで連結して複数のグリッドを有する部品を構成するので、部品の材厚が薄くても、蛍光表示管に使用する部品を少なくして、組み立て工数を低減し、組み立て誤差が少ない高密度で安価な蛍光表示管を提供する事ができる。
本願発明の蛍光表示管を図1及び図2に基いて以下に説明する。
(陽極基板の形成)
絶縁性基板であるソーダライムガラス上面にアルミニウム薄膜層を設け、グリッド配線(121)及び前記グリッド配線(121)と前記グリッド(410)とを電気的に接続するグリッド端子A(127)及び前記グリッド配線(121)と外部から通電するためのグリッドリードB(421)を電気的に接続するグリッド端子B(125)並びに陽極配線(122)及び前記陽極配線(122)と外部から通電するための陽極リード(422)を電気的に接続する陽極端子(126)を有する配線層をフォトリソグラフィー法により形成する。
前記グリッド端子A(127)及び前記グリッド端子B(125)及び前記陽極端子(126)並びに前記陽極配線(122)と前記陽極導体(140)を連結するスルーホール(131)に開口を設けて前記配線層を覆う様に積層形成した絶縁層(130)を低融点ガラス及び顔料を主成分とするペーストを使用して厚膜印刷法により形成する。
前記スルーホール(131)を覆うように積層形成した陽極導体(140)上面に所定形状の黒鉛を主成分とする陽極導体層を厚膜印刷法により形成する。
更に、前記導体層(140)上面に低速電子線により励起発光するZnO:Zn等の蛍光体層(150)を形成して陽極基板厚膜印刷法により形成して陽極基板(100)を作製する。
(蛍光表示管用金属部品)
本実施の形態に於いては、42−6合金(42%Ni、6%Cr、残りFe)の材厚0.1mmの薄板材をエッチング加工したメッシュ状開口部(411)及びグリッドリード及びアノードリードを有する蛍光表示管用金属部品をを使用する。
本実施例に使用する蛍光表示管用部品の全体図を図3に詳細図を図4に示す。
本実施例のグリッド(410)は、前記メッシュ状開口部(411)の外側で、陽極リード(422)及びグリッドリードA(423)の反対方向に延長して形成された少なくとも2個の連結部A(430)が山折成形されて脚部A(412)が形成され、且つ、更に谷折成形されて前記陽極基板(100)と平行に形成されて前記真空気密容器(010)の外側に延長された固定部A(414)を有し、前記連結部A(430)と平行に端子部A(127)から前記真空気密容器(010)の外側に延長して前記連結部A(430)と連結部C(450)により連結されたグリッドリードA(423)を有し、前記連結部A(430)と反対側に延長した2個以上の連結部B(440)が山折成形されて脚部B(413)が形成され更に谷折成形され前記真空気密容器(010)の外側に延長された固定部B(415)を有している。
前記グリッド(410)を含む蛍光表示管用金属部品は、メッシュ状開口部(411)を7個有し、前記各メッシュ状開口部(411)は2個の連結部A(430)を前記真空気密容器(010)の外側に位置するように形成した帯部A(461)迄延長して連結している。前記各メッシュ状開口部(411)は2個の連結部B(440)を有し、該連結部B(440)の連結する帯部B(462)は、メッシュ状開口部(411)に先端を向けた複数のグリッドリードB(421)及び陽極リード(422)有する、前記帯部B(462)の前記グリッドリードB(421)及び/又は陽極リード(422)の間に連結して、該連結部B(440)は前記真空気密容器(010)の外側なる様に延長して帯部B(462)に連結している。
更に、フィラメント支持部(500)及びフィラメントリード(424)は図3の様に左右に設けている
前記メッシュ状開口部(411)はそれぞれ2個の連結部A(430)及び帯部(461)並びに2個の連結部B(440)及び帯部B(462)により保護され、更に複数個(本実施例に於いては7個)前記帯部A(461)及び前記帯部B(462)により連結しているので0.1mmの薄板でも取り扱い上支障が出ない構造が得られる。
前記連結部A(430)と平行に前記帯部(461)から先端を前記メッシュ状開口部(411)に向けたリードA(423)が連結部C(450)連結している。
前記リードA(423)は枠を構成する連結部Aに連結部Cを介して連結しているので、0.1mmの薄板でも取り扱い上支障が出ない構造が得られる。
該連結部B(440)の連結する帯部B(462)は、メッシュ状開口部(411)に先端を向けた複数のグリッドリードB(421)及び陽極リード(422)有する、前記帯部B(462)の前記グリッドリードB(421)及び/又は陽極リード(422)の間に連結しているので、
複数のグリッドリードB(421)及び陽極リード(422)は、前記リードA(423)と同様に0.1mmの薄板でも取り扱い上支障が出ない構造が得られる。
従って、フォトエッチングやプレス加工が容易で安価な0.1mmの薄板でも取り扱い上支障が出ない構造の蛍光表示管用金属部品が得られた。
前記蛍光表示管用部品は、厚さ0.05mm〜0.15mmの一の金属薄板を使用しても良い。
金属薄板の厚さが0.05mmに満たない通常の金属薄板を使用したときには、機械強度が弱いことから実用的ではない。
金属薄板の厚さが0.15mmを越えた通常の金属薄板を使用したときには、エッチングやプレス成型によるメッシュ状開口部の加工が困難なため実用的ではない。
(サブアッセンブル)
前記蛍光表示管用金属部品は、メッシュ状開口部(411)をフィラメント取り付け方向に凸状に成型して使用する。
グリッドリードA(及びグリッドリードB及び陽極リードは先端を陽極基板(100)方向に成型して使用する。
なお、陽極基板のグリッド端子A(127)及びグリッド端子B(125)及び陽極端子(126)に導電性突起部を予め設けておけば、グリッドリードA(及びグリッドリードB及び陽極リードは先端を陽極基板(100)方向に成型しないで使用することも出来る。
更に、不図示のフィラメント支持用部品を介してフィラメント状陰極及び不図示のゲッターを取り付けて使用する。
尚、フィラメント支持部(500)及びフィラメントリード(424)は別の部品を使用して溶接法などにより組み立てても良い。
(蛍光表示管の組み立て)
枠状の絶縁性部材である側面板(210)及び前面板(220)と組み合わせて低融点ガラス(800)を接着した箱状のカバーガラス(200)を使用する。
なお、前記カバーガラスはガラス基板を成型したものでもよい。
また、前記前面板は更に蛍光体層その他の電極を構成したものでもよい。
前記陽極基板及びサブアッセンブル及びカバーガラスを組み合わせて、350℃〜600℃の高温雰囲気中で溶融後大気雰囲気に冷却して接着して真空気密容器(010)を形成して蛍光表示管が完成する。
前記リードA(423)は枠を構成する連結部Aに連結部Cを介して連結しているので、陽極基板及びカバーガラスに挟持されて0.1mmの薄板でグリッド端子Aと確実に電気的/機械的に接続できる構造が得られる。
前記蛍光表示管は、前記帯部A(461)及び前記帯部B(462)並びに連結部A(430)及び連結部B(440)及びフィラメント支持部のつなぎ部(501)及びグリッドリードA(423)は蛍光表示管の駆動時には不要な部材であることから、取り除く必要がある。
一方、真空気密状態を維持する前記低融点ガラス部分(800)は機械的強度がガラス板よりも弱いことから、前記帯部A(461)及び前記帯部B(462)並びに前記連結部A(430)及び前記連結部B(440)及びフィラメント支持部のつなぎ部(501)及びグリッドリードA(423)を取り除く際には十分注意をする必要がある。
そこで、図4に示す様に前記連結部B(440)には、側面板(200)の外側の近傍迄細部(441)を設けてある。
真空気密容器のガラスを保持した状態で、前記連結部B(440)の細部(441)近傍で切断する。
切断は、カッター等で切断しても良い。また、本実施例に於いては線幅を0.1mm〜0.15mmの範囲で調整し、気密容器(010)を保持した状態で押し治具(900)を使用して切り離した。その結果、低融点ガラス(800)部分には機械的衝撃による破損は無く真空を維持することが出来た。
切断は、リード連結部B(440)の細部(441)を切断するとき、図4の押し治具の凸部(900)を使用する時にはリード連結部の幅を広く(442)する事で、細部(441)の切断を容易に出来る。更に、帯部B(462)との連結部(443)を細部(441)と広い箇所(442)の中間の幅とする事でカッター等による切断作業を容易に出来る。
また、本実施例に於いては線幅を0.1mm〜0.15mmの範囲で調整し、気密容器(010)を保持した状態で押し治具(900)を使用して切り離した。その結果、低融点ガラス部分(800)部には機械的衝撃による破損は無く真空を維持することが出来た。
実験の結果、金属薄板の厚さを0.05mm、0.1mm、0.15mmの部材を使用したときでも、断面積が0.005〜0.015mm
の範囲であれば真空状態を維持した状態で前記前記連結部B(440)の細部(441)近傍で切断することが出来た。
前記連結部A(430)及び前記グリッドリードA(423)及びフィラメント支持部のつなぎ部(501)及び前記帯部A(461)は、蛍光表示管を維持した状態でカッターを用いて切り落とした。
前記連結部A(440)の残りの部分及び前記帯部B(462)を、蛍光表示管を維持した状態で、前記帯部B(462)付近でカッターを用いて切り落とした。
前述の様に、前記帯部A(461)及び前記帯部B(462)並びに連結部A(430)及び連結部B(440)フィラメント支持部のつなぎ部(501)及びグリッドリードA(423)は蛍光表示管の駆動時には不要な部材で、これらを取り除いた蛍光表示管が完成する。
また、図1に示す様に本願発明のグリッドリード、陽極リード、フィラメントリード其々に、例えば直径0.3〜0.6mmのワイヤー状のリードを溶接等により取り付けることにより、リードの長い蛍光表示管の提供も可能である。
本実施例に於いては、記連結部は一個の格子状開口部に2個設けて、連結部A(430)の一方にはグリッドリード(423)を設けている。前記グリッドリード(423)は基板側に成形して、陽極基板上面に形成されたグリッド配線とばね接触させて電気的に接続して、陽極基板と箱型の容器により挟持されて容器部に固定している。グリッドの接続部は、容器と基板のばねの接触圧により加えられている。メッシュ状開口部の面積が大きい等必要に応じ連結部を2個以上設けても良い
本願発明の蛍光表示管は、グリッドリード(421)はグリッドの位置に関係なく設置できることから、グリッドリード(421)と陽極リード(422)の配置領域を任意に配置することが設計できる。メッシュ状開口部の面積が大きいときグリッドリードの本数の低減効果は更に大きいものとなる。
メッシュ状開口部を陽極から離間する脚部を側面板近傍に配設することが出来る事から、陽極基板に対して陽極面積の広い蛍光表示管を提供出来る。
本願発明の蛍光表示管の全体図 本願発明の蛍光表示管の詳細図 本願発明の蛍光表示管に使用する部品を示す全体図 本願発明の蛍光表示管に使用する部品を示す詳細図 従来の蛍光表示管を示す全体図 従来の蛍光表示管を示す側断面図 従来の蛍光表示管を示す図 従来の蛍光表示管を示す図
符号の説明
001・・・蛍光表示管
010・・・真空気密容器
100・・・陽極基板
121・・・グリッド配線
122・・・陽極配線
125・・・グリッド端子B
126・・・陽極端子
127・・・グリッド端子A
130・・・絶縁層
131・・・スルーホール
140・・・陽極導体
150・・・蛍光体層
200・・・カバーガラス
210・・・側面板
220・・・前面板
310・・・(従来の)グリッド
311・・・(従来の)グリッドメッシュ状開口部
312・・・(従来の)脚部A
313・・・(従来の)脚部B
314・・・(従来の)固定部A
315・・・(従来の)固定部B
316・・・(従来の)固定材
410・・・グリッド
411・・・従来のグリッドメッシュ状開口部
412・・・脚部A
413・・・脚部B
414・・・固定部A
415・・・固定部B
421・・・グリッドリードB
422・・・陽極リード
423・・・グリッドリードA
430・・・連結部A
440・・・連結部B
450・・・連結部C
500・・・フィラメント支持部
600・・・延長リード
700・・・フィラメント状陰極
800・・・低融点ガラス

Claims (1)

  1. 陽極基板と側面板及び前面板を組み合わせて低融点ガラスで接着した真空気密容器を有し、
    前記陽極基板は絶縁性基板の上面にグリッド配線、グリッド端子A、グリッド端子B、陽極配線及び陽極端子を有し、前記配線を覆う様に積層形成した絶縁層を有し、前記絶縁層に設けた前記陽極配線と陽極導体を連結するスルーホールを覆うように積層形成した前記陽極導体を有し、前記陽極導体上面に低速電子線により励起発光する蛍光体層を有し、
    メッシュ状開口部、グリッドリード(グリッドリードA及びグリッドリードB)、陽極リード、フィラメント支持部及びフィラメントリードを有し、前記メッシュ状開口部の外側で陽極リード及びグリッドリードAの反対方向に延長して形成された2個の連結部A及び前記連結部Aと平行に端子部Aから前記真空気密容器の外側に延長して前記グリッドリードA並びに前記連結部AとグリッドリードAを連結する連結部Cを有し前記連結部AとグリッドリードAは、連結部Cと帯部Aで連結され、前記メッシュ状開口部から前記陽極リード及びグリッドリードと平行に前記真空気密容器の陽極基板の外側迄延長した断面積が0.005〜0.015mmの細部を有する連結部Bを有し、前記帯部BはグリッドリードB及び/又は陽極リードの間の、前記帯部B連結に連結され、前記フィラメント支持部と、フィラメントリードと、前記帯部A及び前記帯部Bとを一体にしてなり、かつ材厚が、0.1mmの42−6合金の薄板材からなる金属部品を有し、
    前記金属部品の連結部Aを山折成形し脚部Aを形成して前記連結部Aを更に谷折成形して前記陽極基板と平行に前記真空気密容器の外側に延長してなる固定部Aと連結部Bを山折成形し脚部Bを形成して前記連結部Bを更に谷折成形して前記陽極基板と平行に前記真空気密容器の外側に延長してなる固定部Bと前記メッシュ状開口部はフィラメント取り付け方向に凸状に成型されて、前記陽極基板と枠状の絶縁性部材である側面板及び前面板と組み合わせて低融点ガラスで接着した真空気密容器の側面板と陽極基板で狭持され、真空気密容器内部に外部から通電するためのリード、メッシュ状開口部を有するグリッド及びフィラメント状陰極を有し
    前記帯部A、前記帯部B、連結部A、連結部B、フィラメント支持部のつなぎ部、及び、グリッドリードAが取り除かれることを特徴とする蛍光表示管。
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