JP2579172Y2 - 蛍光表示管 - Google Patents

蛍光表示管

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JP2579172Y2
JP2579172Y2 JP1992053154U JP5315492U JP2579172Y2 JP 2579172 Y2 JP2579172 Y2 JP 2579172Y2 JP 1992053154 U JP1992053154 U JP 1992053154U JP 5315492 U JP5315492 U JP 5315492U JP 2579172 Y2 JP2579172 Y2 JP 2579172Y2
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JP
Japan
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fluorescent display
anode substrate
display tube
anode
cover glass
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Inventor
隆男 酒徳
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伊勢電子工業株式会社
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電卓,オーディオ,家電
品,計測器などの数字,文字,グラフなどの表示に適用
される蛍光表示管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、近年提案されている蛍光表示管
の構成を説明する分解斜視図であり、図4は金属枠体の
分解斜視図である。これらの図において、陽極基板1
は、ソーダガラス板2上に絶縁性ペーストを厚膜印刷し
て形成された絶縁層3と、Agペーストを厚膜印刷して
形成された導通接続配線および端子部4と、蛍光体ペー
ストを厚膜印刷して形成された発光陽極5とから構成さ
れている。
【0003】また、この陽極基板1上には、発光陽極5
と所定の距離で離間するようにプレス成形された複数個
のメッシュ部6を一体に連結したグリッド枠体を位置決
め載置した後、導電性あるいは非導電性ペースト7を塗
布し、焼成固定した後、グリッド枠体の連結部を切断除
去して陽極基板組立体8とする。
【0004】また、この陽極基板組立体8の上方には、
陰極リード外部導出用の426合金製板材からなるフィ
ラメントサポートフレーム11a,11bと金属丸棒1
2とネサコンタクト部13とが一体形成され、フィラメ
ント14に張力を持たせるバネ部を有するフィラメント
アンカー15aとフィラメント14の他端が溶接固定さ
れるフィラメントホルダー15bとが図示しない治具お
よび自動溶接器を用いてそれぞれ溶接固定されて金属枠
体が形成されている。
【0005】また、この金属枠体には、フィラメントア
ンカー15aおよびフィラメントホルダー15b上にフ
ィラメント14およびゲッター16が治具および自動溶
接器により溶接固定されて金属枠体組立体17が形成さ
れている。
【0006】また、この金属枠体組立体17の上方に
は、ソーダガラスからなる透明ガラス板21とスペーサ
ガラス22と排気管23とがスペーサガラス22の封着
部に低融点ガラスが塗布されてカバーガラス組立体24
が形成されている。
【0007】このように構成された各組立体は、まず、
陽極基板組立体8とカバーガラス組立体24との間に金
属枠体組立体17を挟持し、図示しないクリップで挟み
込んでおき、図示しない封着炉を用いてカバーガラス組
立体24に塗布された低融点ガラス25を溶融固着させ
た後、陰極リード外部導出用のフィラメントサポートフ
レーム11a,11bを管外所定個所で切断して金属枠
体から金属丸棒12を切り離して図5に要部拡大平面で
示すように蛍光表示管を組立て完成品とする。
【0008】次に排気管23を通じて管内を真空排気
し、端子部4に図示しないクリップピンを取り付けた
後、エージング,検査などの所定の工程を経て蛍光表示
管の完成品とする。
【0009】このような構成によると、フィラメントサ
ポートフレーム11a,11bを形成する426合金製
板材の使用量を大幅に削減できるとともに組立工程の機
械化も容易となり、外部端子の取り出し位置が任意に選
択できるなどの効果が得られる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成される蛍光表示管は、陽極基板組立体8とカバ
ーガラス組立体24とが低融点ガラス25により溶融固
着し封着させて構成されている。そして蛍光表示管の内
部から気密を保護して気密封着部から管外に導出される
フィラメントサポートフレーム11a,11bは、図5
に要部拡大平面で示すようにその426合金製板材の製
作時にその長さ方向に沿って機械的に生じる微細な凹凸
ロール目および筋目111 の方向が矢印方向Aで示す封
着パス方向(気密封着空間が真空リークする方向)と一
致した方向に部品取りされているので、このフィラメン
トサポートフレーム11a,11bと低融点ガラス25
との濡れ馴染み具合が悪いことから、凹凸ロール目およ
び筋目111 の筋溝を通して真空気密のリークに至る可
能性が極めて高いという問題があった。特にこの種の真
空気密リークの発生は、蛍光表示管の長期間の使用に対
して生じる確率は極めて高く、信頼性を著しく低下させ
ることになる。
【0011】したがって本考案は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、真
空気密リークの発生を完全に除去し、信頼性を向上させ
た蛍光表示管を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本考案は、外部導出用金属リード板に形成され
たロール目および筋目の方向を封着パス方向と交差する
ように配置したものである。
【0013】
【作用】本考案における金属リード板は、その金属リー
ド板材のロール目および筋目の方向を封着パス方向と交
差する方向に配置したことにより、そのロール目および
筋目の土手によりリークパスの発生が抑制される。
【0014】
【実施例】以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に
説明する。図1は本考案による蛍光表示管の一実施例に
よる構成を説明する分解斜視図であり、前述の図と同一
部分には同一符号を付してある。同図において、図1と
異なる点は、蛍光表示管の内部から気密を保護して管外
に導出されるフィラメントサポートフレーム11c,1
1dがその426合金製板材に生じる凹凸ロール目およ
び筋目112 の方向をこのフィラメントサポートフレー
ム11c,11dの長さ方向と交差する方向に向けて部
品取りして形成されている。なお、これらの凹凸ロール
目および筋目112 の方向は、図中ではフィラメントサ
ポートフレーム11c,11dの表面側のみに表示され
ているが、実際にはその裏面側にも同様に交差する方向
の凹凸ロール目および筋目112 が形成されている。
【0015】このように形成されたフィラメントサポー
トフレーム11c,11dは、図2(a)に要部拡大断
面で示すように陽極基板組立体8とカバーガラス組立体
24とを低融点ガラス25により気密封着させることに
よって図2(b)に要部拡大平面で示すように封着パス
方向(矢印方向A)と凹凸ロール目および筋目112
方向とがほぼ直角に交差して配置され、特にその表裏面
側の凹凸ロール目および筋目112 部分において低融点
ガラス251,252により密着されるので、こ密着され
た凹凸ロール目および筋目112 部分の土手により、リ
ークパスの発生が抑制されることになる。
【0016】なお、前述した実施例においては、外部導
出用金属リード板としてフィラメントサポートフレーム
11c,11dに適用した場合について説明したが、本
考案は、これに限定されるものではなく、蛍光表示管の
管外に導出させる電極として例えば陽極あるいは制御電
極などに金属リード板を用いた場合、これらの金属リー
ド板に同様に適用しても前述と同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0017】
【考案の効果】以上、説明したように本考案によれば、
外部導出用金属リード板に形成されたロール目および筋
目の方向を封着パス方向と交差するように配置したこと
により、そのロール目および筋目の土手によりリークパ
スが抑制されるので、真空気密リークの発生が完全に除
去され、信頼性の高い蛍光表示管が得られるという極め
て優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による蛍光表示管の一実施例による構成
を説明する展開斜視図である。
【図2】(a)は本考案による蛍光表示管の構成を示す
要部拡大平面図、(b)は(a)の平面図である。
【図3】近年提案されている蛍光表示管の構成を説明す
る展開斜視図である。
【図4】図3に示す金属枠体の分解斜視図である。
【図5】近年提案されている蛍光表示管の構成を示す要
部拡大平面図である。
【符号の説明】
1 陽極基板 2 ソーダガラス板 3 絶縁層 4 端子部 5 発光陽極 6 メッシュ部 7 非導電性ペースト 8 陽極基板組立体 11c フィラメントサポートフレーム 11d フィラメントサポートフレーム 112 凹凸ロール目および筋目 12 金属丸棒 13 ネサコンタクト部 14 フィラメント 15a フィラメントアンカー 15b フィラメントアンカー 16 ゲッター 17 金属枠組立体 21 透明ガラス板 22 スペーサガラス 23 排気管 24 カバーガラス組立体 25 低融点ガラス 251 低融点ガラス 252 低融点ガラス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線層および蛍光体発光層を有する陽極
    電極が形成された陽極基板と、 前記陽極基板上に導通固定されたメッシュ状制御電極
    と、 前記制御電極の上方に配置された複数本のフィラメント
    状陰極と、 前記制御電極および陰極を覆いかつ前記陽極基板と対向
    配置されたカバーガラスと、 前記陽極基板とカバーガラスとを気密封着するフリット
    ガラスと、 前記各電極の少なくとも1つが接続されかつ前記陽極基
    板と前記カバーガラスとの気密封着部を貫通して外部に
    導出された外部導出用金属リード板と、 を備え、 前記外部導出用金属リード板はこの金属リード板材のロ
    ール目および筋目の方向が前記気密封着部の封着パス方
    向と交差するように配置したことを特徴とする蛍光表示
    管。
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