JP3261637B2 - 光源用表示管 - Google Patents

光源用表示管

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JP3261637B2 JP28075893A JP28075893A JP3261637B2 JP 3261637 B2 JP3261637 B2 JP 3261637B2 JP 28075893 A JP28075893 A JP 28075893A JP 28075893 A JP28075893 A JP 28075893A JP 3261637 B2 JP3261637 B2 JP 3261637B2
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佐四郎 上村
幸治 世古
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伊勢電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光源用表示管に係わ
り、特に陽極電極構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の光源用表示管の構成を示
す要部断面図である。同図において、1は円筒状のガラ
スバルブ、2はこのガラスバルブ1の一方の開口端にフ
リットガラスシール3を介して封着されたフロントガラ
スであり、これらのガラスバルブ1,フロントガラス2
およびフリットガラスシール3により一端が封止された
円筒状ガラスバルブ構体4が構成されている。5はフロ
ントガラス2の背面に形成された蛍光面、6は蛍光面5
上に形成されたAlメタルバック膜、7はガラスバルブ
1のフロントガラス2側内壁面に形成されたカーボン
膜、8はAlメタルバック膜6とカーボン膜7との間に
被着形成されかつ両者間を電気的に接続するBaゲッタ
ー膜である。
【0003】また、図3において、20はガラスバルブ
構体4の他方の開口端に封着されたステム構体、21は
ガラスバルブ1の他方の開口端にフリットガラスシール
22を介して封着されたステムガラス、23はステムガ
ラス21に一体的に形成された排気管、24はステムガ
ラス21上にリードピン25aに結合されているカソー
ドリード26の先端部に固定配置されたカソード電極構
体、27はリードピン25bに結合されているアノード
リード28の先端部に固定配置された円筒状の陽極電
極、29は陽極電極27の先端部に取り付け固定された
Baゲッター、30は陽極電極27の先端部に取り付け
固定されかつカーボン膜7に接触して電気的に接続され
たバルブスペーサコンタクトである。
【0004】このように構成された光源用表示管は、外
部からリードピン25bに供給された高電圧が陽極リー
ド28→陽極電極27→バルブスペーサコンタクト30
→カーボン膜7→Baゲッター膜8の経路をそれぞれ導
通してAlメタルバック膜6に印加され、蛍光面5の発
光に寄与される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来の光源用表示管において、陽極電極
構造は、陽極電極27,陽極リード28,Baゲッター
29,バルブスペーサコンタクト30およびカーボン膜
7などの各種の複雑な構成要素から構成されているの
で、その部品コストが高価となり、また、ガラスバルブ
1の内壁面へのカーボン膜7の被着形成およびそれらの
組立などにも多大な製作工数を要していたので、陽極電
極構造の製作コストが高価格となるという問題があっ
た。
【0006】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、陽
極電極構造を構成する円筒状陽極電極およびカーボン膜
などを簡素化させ、電気的特性を損なうことなく、陽極
電極構造を低廉価で構成し、しかも製造コストを低下さ
せ、ひいては低価格で実現可能とした光源用表示管を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、陽極電極構造を、金属線を少なくと
も一部が直線部となる円形状に形成し、かつこの直線部
に隙間部が形成され、陽極リードの先端部に陽極リード
の長手方向とほぼ直角方向に平面となるように固定配置
されたリング状陽極と、このリング状陽極の外側に固定
されかつガラスバルブ構体の内面に接触して配置される
円筒状陽極と、リング状陽極の直線部に取り付けられた
少なくとも1個のゲッターとから構成するものである。
【0008】
【作用】本発明における陽極電極構造は、陽極リードに
供給された高電圧がリング状陽極,円筒状陽極およびゲ
ッターにより形成されたゲッター膜を介してAlメタル
バック膜に供給される。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明による光源用表示管の一実施
例による構成を示す要部拡大断面図、図2は図1のA−
A′線方向から見た平面図であり、前述の図と同一部分
には同一符号を付してある。これらの図において、11
は陽極リード28の先端部にこの陽極リード28の延び
ている方向(長手方向)に対してほぼ直角方向に平面と
なるように例えばスポット溶接などにより固定配置され
たリング状陽極であり、このリング状陽極11は、金属
線を円形状に曲げた相対向する部分に直線部11a,1
1bを有する円形部11cから形成され、かつ一方の直
線部11aには隙間部11dが設けられるとともにこの
直線部11aにおける隙間部11dを形成するリードの
一方が陽極リード28とほぼ平行にカソード電極構体2
4の方向に向かって折り曲げられて折り曲げ部11eが
形成されて構成され、この隙間部11dが形成された直
線部11aと対向する直線部11bは陽極リード28に
溶接固定される構造となっている。
【0010】また、このリング状陽極11の外周面に
は、円筒状陽極12が陽極リード28の先端部に例えば
スポット溶接により固定配置されている。この円筒状陽
極12は、例えば長方形状のSUSの薄膜(板厚0.0
1〜0.05mm)のほぼ中央部に陽極リード28の先
端部が溶接されて形成されており、ガラスバルブ構体4
内に挿入する際にリング状陽極11を取り巻くようにし
て丸めて挿入することにより、そのSUS薄板の有する
弾性力により成形されてガラスバルブ1の内面にその両
端側が少し重なり、密着されて所定位置に配設される構
造となっている。
【0011】また、リング状陽極11には、その直線部
11aに設けられた隙間部11dの一端に設けられてい
る折り曲げ部11eには、支持板13a上にBa材13
bが搭載されたBaゲッター13がその支持板13aを
例えばスポット溶接などにより取り付け固定されてい
る。さらに陽極リード28の曲折部28aにも同一構造
のBaゲッター13が例えばスポット溶接などにより取
り付け固定されている。この場合、これらのBaゲッタ
ー13は、一方はリング状陽極11の直線部11aに設
けられた折り曲げ部11eに、他方は陽極リード28の
曲折部28aにそれぞれ配設されることから、両者とも
ガラスバルブ1の内壁面から管軸方向に向かってある程
度離間した位置に配設される構造となっている。
【0012】また、これらのBaゲッター13は、その
支持板13a上に搭載されたBa材13bがAlメタル
バック膜6の配置方向に向けて配設されており、これら
のBaゲッター13のBa材13bの飛散によりAlメ
タルバック膜6と円筒状陽極12との間にBaゲッター
膜8が形成され、このBaゲッター膜8により部分的で
はあるが、電気的に接続される構造となっている。
【0013】一方、フロントガラス2の背面で蛍光面5
およびAlメタルバック膜6が形成されていない周辺部
の一部には、半球状の窪み14が形成されており、この
窪み14内には、例えばSUSの薄板材をプレス成形法
により加工して形成された弾性力を有するスプーン状の
メタル接片15がその一端側が例えばカーボンまたは銀
とフリットガラスとの混合体からなる導電性接着材16
により接着固定され、この導電性接着剤16上にAlメ
タルバック膜6およびBaゲッター膜8が形成されてお
り、このメタル接片15の他端側の湾曲部がガラスバル
ブ1の内壁面に形成されている円筒状陽極12の内面上
にその弾性力により接触される構成となっている。
【0014】このような構成において、外部からリード
ピン25b(図3参照)に供給された高電圧は、陽極リ
ード28→リング状陽極11,円筒状陽極12→メタル
接片15(またはBaゲッター膜8)の経路をそれぞれ
導通し、電気的特性を損なうことなく、Alメタルバッ
ク膜6に印加され、蛍光面5の発光に寄与されることに
なる。
【0015】このような構成において、リング状陽極1
1の円形部に相対向する直線部11a,11bを一体的
に設けたことにより、この直線部11a,11bがガラ
スバルブ1の内壁面から離間されるとともにその離間し
た管長方向にBaゲッター13を配設することができる
ので、つまり、ガラスバルブ1の内壁面よりも管軸方向
に向かって離間した位置にBaゲッター13を配設する
ことができるので、Baゲッター13のBa材13bを
活性化させるための高周波電力供給時におけるガラスバ
ルブ1の破損を確実に防止することができる。
【0016】また、このような構成において、リング状
陽極11の直線部11aに隙間部11dを設けたことに
より、リング状陽極11に閉回路が形成されなくなるの
で、高周波電力供給時にBaゲッター13のBa材13
bに高周波電力を集中させることができ、Ba材13b
を安定かつ確実に飛散させることができる。つまり、リ
ング状陽極11に隙間部11dを形成しないと、高周波
電力はこの部分に消費されてしまい、Ba材13bが十
分に飛散されず、かつリング状陽極11が加熱され、こ
れによってガラスバルブ1も加熱されて破損させてしま
うことになる。
【0017】このような構成によれば、蛍光面5の発光
に寄与するAlメタルバック膜6に高電圧を供給する陽
極電極構造が相対向して直線部11a,11bを有する
円形部11cからなり、この直線部11aに隙間部11
dが形成されたリング状陽極11と、このリング状陽極
11の外側に固定されかつガラスバルブ構体4の内面に
接触して配置される円筒状陽極12と、リング状陽極1
1の直線部11aに取り付け固定されたゲッター13と
から一体構成し、ステムガラス21上の陽極リード28
に組立構成できるので、陽極電極構造が簡易化されると
ともに、組立が容易となるので、部品コストも安価とな
り、陽極電極構造が低コストで製作することができる。
【0018】また、このような陽極電極構造によれば、
円筒状陽極12は切れた円筒状に形成されているので、
ガラスバルブ1に円筒状陽極12を弾性力に抗して丸め
て挿入するのみで陽極電極構造がガラスバルブ構体4内
に配設できるので、従来のようなガラスバルブ1内への
カーボン膜7の塗布および円筒状陽極電極27をその中
心軸を一致させてステム構体20を封着させるなどの複
雑な工程が全く不要となるので、組立工程が大幅に簡略
化され、製造コストが安価となる。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
陽極電極構造を、金属線を少なくとも一部が直線部とな
る円形状に形成し、かつこの直線部に隙間部が形成さ
れ、陽極リードの先端部に陽極リードの長手方向とほぼ
直角方向に平面となるように固定配置されたリング状陽
極と、このリング状陽極の外側に固定されかつガラスバ
ルブ構体の内面に接触して配置される円筒状陽極と、リ
ング状陽極の直線部に取り付けられた少なくとも1個の
ゲッターとから構成することにより、従来の複雑な構成
を有する陽極電極,カーボン膜およびコンタクトなどの
電極構造が不要となり、電気的特性を損なうことなく、
陽極電極構造が簡素化されるので、陽極電極構造を低廉
価で製作でき、しかも製造コストを低下させ、ひいては
低コストで光源用表示管を提供できるという極めて優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光源用表示管の一実施例による構
成を示す要部拡大断面図である。
【図2】図1のA−A′線から見た平面図である。
【図3】従来の光源用表示管の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 円筒状のガラスバルブ 2 フロントガラス 3 フリットガラスシール 4 ガラスバルブ構体 5 蛍光面 6 Alメタルバック膜 8 Baゲッター膜 11 リング状陽極 11a 直線部 11b 直線部 11c 円形部 11d 隙間部 11e 折り曲げ部 12 円筒状陽極 13 Baゲッター 13a 支持板 13b Ba材 14 窪み 15 メタル接片 16 導電性接着材 20 ステム構体 21 ステムガラス 22 フリットガラスシール 23 排気管 24 カソード電極構体 25a リードピン 25b リードピン 26 カソードリード 27 陽極電極 28 陽極リード 28a 屈曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 63/02 H01J 63/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側が封止された円筒状ガラスバルブ
    構体内に少なくとも蛍光面,メタルバック膜が形成さ
    れ、他端側が陽極リード先端部に陽極電極構造を搭載し
    たステム構体で封止された光源用表示管において、 前記陽極電極構造は、金属線を少なくとも一部が直線部
    となる円形状に形成し、かつこの直線部に隙間部が形成
    され、前記陽極リードの先端部に前記陽極リードの長手
    方向とほぼ直角方向に平面となるように固定配置された
    リング状陽極と、 前記リング状陽極の外側に固定されかつ前記ガラスバル
    ブ構体の内面に接触して配置される円筒状陽極と、 前記リング状陽極の直線部に取り付けられた少なくとも
    1個のゲッターと、から構成されたことを特徴とする光
    源用表示管。
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