JPH1114958A

JPH1114958A - 液晶プロジェクタのレンズ保護装置

Info

Publication number: JPH1114958A
Application number: JP16382097A
Authority: JP
Inventors: Yoichi Yamazaki; 洋一山▲崎▼
Original assignee: Fujitsu General Ltd
Current assignee: Fujitsu General Ltd
Priority date: 1997-06-20
Filing date: 1997-06-20
Publication date: 1999-01-22

Abstract

(57)【要約】【課題】把手を握持して移送することにより、レンズ
カバーが自動的に被着され、レンズ部を保護するように
した液晶プロジェクタのレンズ保護装置を提供すること
を目的としている。【解決手段】把手３をレンズカバー４に設け、同把手
を握持して本体１を垂下することにより、レンズカバー
が自動的に回動または摺動して前記レンズ部２に被着さ
れ、レンズ部を閉塞するので、レンズキャップ等の付け
忘れがなく、確実に保護でき、使用時はレンズカバーを
移動することによりレンズ部を開放することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、液晶プロジェクタ
のレンズ保護装置に係わり、とくに、移送時、自動的に
レンズを保護するものに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の液晶プロジェクタのレンズ保護装
置は、図６−（Ａ），図６−（Ｂ）に示すように、本体
１の前面に液晶、フィルタ等を透過した光を投射するレ
ンズ部２を有し、他面に持ち運び用の把手３を備えてお
り、移送時等、レンズ部２を保護するときは、レンズ部
２に別体のレンズキャップ２ａを被せたり、本体１のレ
ンズ部用開口１ａにシャッター１ｂを形成してレンズ部
２を保護するようにしていた。しかし、この構成では、
レンズキャップ２ａを被せ忘れたり、シャッター１ｂを
閉じ忘れて移送することがあり、レンズ部２にキズを付
ける可能性があり、最悪の場合、レンズ部２を破損して
しまうという問題があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、把手を握持して移送することにより、レ
ンズカバーが自動的に被着され、レンズ部を保護するよ
うにした液晶プロジェクタのレンズ保護装置を提供する
ことを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、本体に液晶、フィルタ等を透過した光を投
射するレンズ部と、持ち運び用の把手とを備えた液晶プ
ロジェクタのレンズ保護装置であって、前記把手を、前
記本体に対し前記レンズ部を開閉すべく、回動自在に設
け、同把手を握持して本体を垂下することにより、同レ
ンズカバーが自動的に前記レンズ部を閉塞し、使用時は
レンズカバーを回動することにより、レンズ部を開放す
るようにしたことを特徴とする液晶プロジェクタのレン
ズ保護装置。

【０００５】または、本体に液晶、フィルタ等を透過し
た光を投射するレンズ部と、持ち運び用の把手とを備え
た液晶プロジェクタのレンズ保護装置であって、前記把
手を、前記本体に対し前記レンズ部を開閉すべく、摺動
自在に設け、同把手を握持して本体を垂下することによ
り、同レンズカバーが自動的に前記レンズ部を閉塞し、
使用時はレンズカバーを摺動することにより、レンズ部
を開放するようにしたことを特徴とする液晶プロジェク
タのレンズ保護装置。

【０００６】また、前記レンズカバーと本体に、レンズ
カバーを本体に係止する係止部を設け、持ち運び時、お
よび、または、使用時、レンズカバーが移動しないよう
にした。

【０００７】また、前記レンズカバーを、対向する側板
の一端を、把手を設けた連結部で連結して断面略コ字状
に形成し、同レンズカバーを前記本体の両側面に回動自
在に軸支した。

【０００８】また、前記側板を、略三角形に形成し、三
角形頂点近傍に支点を設け、両底辺を連結部にて連結し
て形成した。

【０００９】また、前記レンズカバーを、底面を開口
し、天面に把手を設けた箱状に形成し、同レンズカバー
を前記本体に摺動自在に被着すると共に、前記本体の少
なくとも一側面と、レンズカバーの同側面に対向する側
面に係止部を設けた。

【００１０】また、前記係止部を、係止爪と、同係止爪
を嵌合する係止孔とで構成した。また、前記係止部を、
ボタンをバネで付勢したプッシュボタン状に形成した係
止ボタンと、同係止ボタンを嵌合する係止孔とで構成し
た。

【００１１】

【発明の実施の形態】以上のように構成したので、本発
明の液晶プロジェクタのレンズ保護装置においては、把
手をレンズカバーに設け、同把手を握持して本体を垂下
することにより、レンズカバーが自動的に回動または摺
動いて前記レンズ部に被着され、レンズ部を閉塞するの
で、レンズキャップ等の付け忘れがなく、確実に保護で
き、使用時はレンズカバーを移動することによりレンズ
部を開放することができる。

【００１２】

【実施例】以下、図面に基づいて本発明による液晶プロ
ジェクタのレンズ保護装置を詳細に説明する。図１は本
発明による液晶プロジェクタのレンズ保護装置の一実施
例を示す外観斜視図であり、図６、図７と同一機能を同
一記号で示しており、同一記号については従来の技術の
項で説明したので、説明を省略する。図において、４は
レンズカバーで、対向する側板４ａを連結部４ｂで連結
して断面コ字状に形成している。この両側板４ａには軸
受用の通孔４ａ１が設けられる、一方、前記本体１の側
面には同通孔４ａ１に嵌合する支軸１ｃを設けており、
レンズカバー４を回動自在に軸支している。

【００１３】そして、連結部４ｂには把手３が取り付け
られており、この把手を握持して持ち上げると、本体１
が回動して垂下され、レンズカバー４がレンズ部２を覆
い、レンズ部を保護する。また、側板４ａには係止孔４
ａ２が設けられる、一方、前記本体１の側面には同係止
孔４ａ２に係止する係止ボタン５が形成されている。こ
の係止ボタン５は、図４に示すように、本体１に備える
凹部１ｄに形成した通孔１ｄ１に、係止ボタン５の背面
に備える係止爪５ａを挿通して係止するとともに、コイ
ルバネ６により付勢されている。

【００１４】図２は本発明による液晶プロジェクタのレ
ンズ保護装置の他の実施例を示す外観斜視図である。本
実施例においては、レンズカバー４の側板４ａは略三角
形に形成され、その頂点近傍に回動用支点として軸受用
の通孔４ａ１を設けている。また、本体１のレンズカバ
ー４の回動範囲を一段低く形成し、レンズカバーが本体
１より突出しないようにしている。そして、図５に示す
ように、連結部４ｂの一端に係止爪４ｂ１を設ける一
方、前記本体１の段差部１ｅに、この係止爪４ｂ１を挿
通する挿通孔１ｅ１と係止する係止孔１ｅ２を設けてい
る。

【００１５】図３は本発明による液晶プロジェクタのレ
ンズ保護装置の他の実施例を示す外観斜視図である。本
実施例の場合、前記レンズカバー４を、底面を開口し、
天面に把手３を設けた箱状に形成し、同レンズカバー４
を前記本体１に摺動自在に被着するようにしている。そ
して、前記本体１の側面に係止爪１ｆを設ける一方、レ
ンズカバー４に同係止爪に対応する係止孔４ｃを設ける
ようにしている。また、レンズカバー４の側面には使用
時、レンズ部２が覗くレンズ窓４ｄが設けられており、
移送時はこのレンズ窓４ｄはレンズ部から移動してレン
ズカバー４がレンズ部２を覆うようにしている。

【００１６】以上の構成において、つぎにその動作を説
明する。液晶プロジェクタを使用する時は、レンズカバ
ー４を回動、または摺動してレンズ部２を開放するよう
にし、終了後、移送する時は把手３を持って、本体１を
垂下すると本体１が回動または摺動することにより、自
動的にレンズカバー４でレンズ部２が覆われる。

【００１７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明による液晶
プロジェクタのレンズ保護装置によれば、把手をレンズ
カバーに設け、同把手を握持して本体を垂下することに
より、レンズカバーが自動的に回動または摺動して前記
レンズ部に被着され、レンズ部を閉塞するので、レンズ
キャップ等の付け忘れがなく、確実に保護でき、使用時
はレンズカバーを移動することによりレンズ部を開放す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による液晶プロジェクタのレンズ保護装
置の一実施例を示す外観斜視図である。

【図２】本発明による液晶プロジェクタのレンズ保護装
置の他の実施例を示す外観斜視図である。

【図３】本発明による液晶プロジェクタのレンズ保護装
置の他の実施例を示す外観斜視図である。

【図４】本発明による液晶プロジェクタのレンズ保護装
置の一実施例を示す要部断面図である。

【図５】本発明による液晶プロジェクタのレンズ保護装
置の他の実施例を示す要部断面図である。

【図６】従来の液晶プロジェクタのレンズ保護装置を示
す外観斜視図である。

【符号の説明】

１本体１ａ開口１ｂシャッター１ｃ支軸１ｄ凹部１ｄ１通孔１ｅ段差部１ｅ１挿通孔１ｅ２係止孔１ｆ係止爪２レンズ部２ａレンズキャップ３把手４レンズカバー４ａ側板４ａ１通孔４ａ２係止孔４ｂ連結部４ｂ１係止爪５係止ボタン５ａ係止爪６コイルバネ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】本体に液晶、フィルタ等を透過した光を
投射するレンズ部と、持ち運び用の把手とを備えた液晶
プロジェクタのレンズ保護装置であって、前記把手を、
前記本体に対し前記レンズ部を開閉すべく、回動自在に
設けたことを特徴とする液晶プロジェクタのレンズ保護
装置。
【請求項２】本体に液晶、フィルタ等を透過した光を
投射するレンズ部と、持ち運び用の把手とを備えた液晶
プロジェクタのレンズ保護装置であって、前記把手を、
前記本体に対し前記レンズ部を開閉すべく、摺動自在に
設けたことを特徴とする液晶プロジェクタのレンズ保護
装置。
【請求項３】前記レンズカバーと本体に、レンズカバ
ーを本体に係止する係止部を設け、持ち運び時、およ
び、または、使用時、レンズカバーが移動しないように
したことを特徴とする請求項１または請求項２記載の液
晶プロジェクタのレンズ保護装置。
【請求項４】前記レンズカバーを、対向する側板の一
端を、把手を設けた連結部で連結して断面略コ字状に形
成し、同レンズカバーを前記本体の両側面に回動自在に
軸支したことを特徴とする請求項１記載の液晶プロジェ
クタのレンズ保護装置。
【請求項５】前記側板を、略三角形に形成し、三角形
頂点近傍に支点を設け、両底辺を前記連結部にて連結し
たことを特徴とする請求項４記載の液晶プロジェクタの
レンズ保護装置。
【請求項６】前記レンズカバーを、底面を開口し、天
面に把手を設けた箱状に形成し、同レンズカバーを前記
本体に摺動自在に被着すると共に、前記本体の少なくと
も一側面と、レンズカバーの同側面に対向する側面に係
止部を設けたことを特徴とする請求項２記載の液晶プロ
ジェクタのレンズ保護装置。
【請求項７】前記係止部を、係止爪と、同係止爪を嵌
合する係止孔とで構成したことを特徴とする請求項３ま
たは請求項６記載の液晶プロジェクタのレンズ保護装
置。
【請求項８】前記係止部を、ボタンをバネで付勢した
プッシュボタン状に形成した係止ボタンと、同係止ボタ
ンを嵌合する係止孔とで構成したことを特徴とする請求
項３または請求項６記載の液晶プロジェクタのレンズ保
護装置。