JPH11149322A - 電圧安定化回路 - Google Patents

電圧安定化回路

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JPH11149322A
JPH11149322A JP33230897A JP33230897A JPH11149322A JP H11149322 A JPH11149322 A JP H11149322A JP 33230897 A JP33230897 A JP 33230897A JP 33230897 A JP33230897 A JP 33230897A JP H11149322 A JPH11149322 A JP H11149322A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧安定化回路に設定出力電圧よりも低い電
圧を供給しても、その電圧安定化回路の消費電力を増加
させないようにする。 【解決手段】 出力電圧VOが設定電圧VRに対応した電圧
となるよう制御され、出力素子としてPNPトランジスタ
を有する電圧安定化回路において、電源供給端子61と
出力端子63の電圧の差電圧ΔVIを監視し、その差電圧
ΔVIが消費電流が大きくなる所定値VSを下回ると、電圧
安定化回路の動作を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池を用いた携帯
機器等に用いられる直列制御式の電圧安定化回路に係
り、特に回路動作の安定化と低消費電力化を図った電圧
安定化回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電圧安定化回路は、供給電圧や負荷電流
の変動に拘わらず電子回路に安定な電圧を供給すること
を目的とした回路であり、例えば、6V〜35Vの範囲
で変化する供給電圧から、概ね5Vの一定電圧を供給す
るよう構成される。したがって、このような電圧安定化
回路を供給電圧5Vで動作する電子回路と組み合わせる
と、この電子回路は外部供給電圧が6V〜35Vで動作
するようになり、供給電圧範囲を拡大できる。このよう
な組み合わせは、例えば、電源制御回路TL494(テキサス・イン
スツルメント社製)やMB3769A(富士通社製)等にみることが
できる。
【0003】図4は出力素子としてPNPトランジスタを
用いた従来の直列制御式の電圧安定化回路の構成を示す
回路図である。図4において、1は基準電圧発生回路で
あり、電力供給源6の電圧を電源供給端子11と共通端
子12の間に入力して、出力端子13と共通端子12の
間に、供給電圧の変動の影響を受けない基準電圧VRを出
力する。
【0004】2は差動増幅部であり、差動増幅器20か
ら構成されている。この差動増幅器20は、負極入力端
子21に前記基準電圧VRを入力し、正極入力端子22に
後記する出力電圧VOを分圧した電圧を入力して、その差
分に相当する電圧を出力端子23から出力する。
【0005】3は出力増幅部であり、前記差動増幅器2
0の出力電圧をベースに入力するPNPトランジスタQ7
と、そのトランジスタQ7に接続され出力電圧VOを分圧
して前記差動増幅器20の正極入力端子22に入力させ
る抵抗R3,R4を有している。
【0006】5は出力電圧VOが供給される電子回路であ
り、電源供給端子51、共通端子52を有する。61は
電力供給源6の電圧が供給される電源供給端子、62は
同共通端子、63は出力電圧VOの出力端子である。
【0007】以上において、基準電圧発生回路1、差動
増幅部2、出力増幅部3が電圧安定化回路を構成し、こ
れと電子回路5との組み合わせによりモジュールが構成
される。
【0008】いま、差動増幅器20の正極入力端子22
の電圧が負極入力端子21の電圧(VR)より高いと、そ
の出力端子23の電圧が上昇し、トランジスタQ7のコ
レクタ電流が減少して、出力電圧VOが低下する。逆に、
差動増幅器20の正極入力端子22の電圧が負極入力端
子21の電圧(VR)より低いと、その出力端子23の電
圧が低下し、トランジスタQ7のコレクタ電流が増加し
て、出力電圧VOが上昇する。
【0009】このように、電圧安定化回路は、差動増幅
器20の正極入力端子21と負極入力端子22の間の電
位差が減少するように動作するから、その出力電圧VO
は、概ね次ぎの式で表されるようになる。 VO=VR(1+R3/R4) ・・・(1) この出力電圧VOは、電力供給源6の電圧VIが出力電圧VO
よりも高ければ、概ね一定であり、電子回路5に対して
安定な電圧を供給することができる。
【0010】図5は図4に示した電圧安定化回路の具体
的な回路構成を示す図である。差動増幅部2の差動増幅
器20は、差動入力部を構成するNPNトランジスタQ
1,Q2、能動負荷としてのカレントミラー回路を構成
するPNPトランジスタQ3,Q4、動作電流を供給する
ためのカレントミラー回路を構成するnMOSトランジ
スタM1,M2、およびそのトランジスタM1,M2に
供給する電流を設定する定電流源24から構成されてい
る。
【0011】また、出力増幅部3は、出力用のPNPトラ
ンジスタQ7を駆動するためのPNPトランジスタQ6,
Q7を具備している。R1,R2はエミッタ抵抗であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ここで、この従来の電
圧安定化回路の消費電流を考えてみる。よく知られてい
るように、接合トランジスタの電流増幅率(コレクタ電
流Icとベース電流Ibの比β=Ic/Ib)は、コレクタ端子
とエミッタ端子との間の差電圧Vceが十分大きいと、概
ね300〜500程度の値である。
【0013】しかし、この電圧Vceが0.2V以下程度にな
ると、電流増幅率βが急激に低下する性質がある。接合
トランジスタのベース電流は、例えばNPNのときは、電
圧Vceが大きい場合はベース端子からエミッタ端子に電
流が流れるが、その電圧Vceが低下すると、ベース電流
の一部がベース端子からコレクタ端子に流れるようにな
り、ベース端子からエミッタ端子に流れる有効な電流が
減少するため、コレクタ電流も減少して、実効的な電流
増幅率βが低下するのである。
【0014】したがって、従来の電圧安定化回路では、
電力供給源6からの供給電圧VIが出力電圧VO付近にまで
低下すると、出力用のトランジスタQ7の電流増幅率β
が低下するため、出力電圧VOが低下する傾向を示す。そ
してこのとき、差動増幅器20の正極入力端子22の電
圧は負極入力端子21の電圧VRよりも低下するから、出
力端子23の電圧は低下し、出力トランジスタQ7のベ
ース電流を増加させるように働く。
【0015】このため、供給電圧VIが低下して出力電圧
VOとの差が小さくなると、電圧安定化回路の消費電流が
急激に増加するようになる。この現象は、モジュールの
消費電流を低減する目的で、電源供給端子61と出力端
子63を接続し、共通端子62との間に式(1)で定ま
る電圧VOよりも低い電圧を印加する場合にも発生し、モ
ジュールにおける消費電流を増加してしまう。
【0016】以上説明したように、出力素子にPNPトラ
ンジスタを用いた電圧安定化回路と電子回路とを組み合
わせたモジュールを、供給電圧範囲以下で動作させる場
合には、電圧安定化回路部分の消費電流が増大する現象
を生じる。これは、供給電圧を低下させる意図に反する
現象であり、低消費電力化を図る場合の大きな問題とな
る。
【0017】本発明は以上のような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、供給電圧が低下しても電圧安
定化回路の消費電力が増加しないようにすることであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は、基準電圧を発生する基準電圧発生回路
と、該基準電圧と出力電圧に対応する電圧を比較する差
動増幅部と、該差動増幅部の出力により駆動されて前記
出力電圧を出力する出力素子とを含み、前記差動増幅部
の比較動作により前記出力電圧を前記基準電圧に対応し
た電圧に制御する電圧安定化回路において、前記出力電
圧またはそれに対応する電圧と外部供給電圧とを比較し
て、両電圧の関係が電圧安定化回路の消費電流を急激に
増大する条件を満たすとき監視信号を発生する監視手段
と、該監視信号を受けて全体の動作を停止させる停止手
段とを有するよう構成した。第2の発明は、第1の発明
において、前記出力素子として、PNPトランジスタを使
用して構成した。第3の発明は、第1の発明において、
前記停止手段が、前記出力素子の動作を停止させる手段
であるよう構成した。第4の発明は、前記停止手段が、
前記差動増幅部の動作電流を停止させる手段であるよう
構成した。第5の発明は、第1の発明において、前記監
視手段は、前記供給電圧と前記出力電圧との差電圧が、
第1の電圧値より小さいとき、前記監視信号を発生する
よう構成した。第6の発明は、第1の発明において、前
記監視手段は、前記供給電圧と前記出力電圧との差電圧
が第2の電圧値より小さいとき前記監視信号を発生し、
該第2の電圧値より大きな第3の電圧値より大きいとき
前記監視信号を解除するよう構成した。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1は本発
明の第1の実施の形態の電圧安定化回路の回路図であ
る。図4に示したものと同じものには同じ符号を付し、
その詳しい説明は省略する。本実施の形態では、図4で
説明した電圧安定化回路に対して、監視回路4を新たに
設け、この監視回路4により出力電圧VOと供給電圧VIの
差分を検出して、その差分が所定値以下に低下したと
き、電圧安定化回路の動作を停止させるようにした。
【0020】監視回路4は、電圧比較器40、この電圧
比較器40の負極入力端子の電圧を設定する抵抗R5、
R6からなり、正極入力端子には出力電圧VOが入力して
いる。一方、差動増幅部2の差動増幅器20の出力端子
23と電源入力端子61との間にはスイッチ素子S1が
接続されている。また、その差動増幅器20の電源供給
端子と共通端子62との間にも、スイッチ素子S2が接
続されている。
【0021】監視回路4の電圧比較40出力信号EN(監
視信号)は、つぎのようになる。なお、「1」はハイレ
ベル電圧を、「0」はロウレベル電圧を示す。 EN=「0」: VI>VO(1+R5/R6)→ ΔVI>VS ・・・(2) EN=「1」: VI<VO(1+R5/R6)→ ΔVI<VS ・・・(3) ただし、ΔVI=VI−VO ・・・(4) VS=VO・R5/R6 ・・・(5)
【0022】したがって、監視回路4は、供給電圧VIと
出力電圧VOとの差電圧ΔVIと、設定された電圧VSとを比
較する動作を行う。そして、ΔVI>VSのときは、監視信
号ENが「0」となって、電源供給端子61から電力が供
給されていることを示す。このとき、スイッチ素子S
1,S2はオフ状態となり通常の電圧安定化の動作を行
う。
【0023】一方、ΔVI<VSのときは、監視信号ENが
「1」となり、この場合は、電源供給端子61から供給
された電圧が所定電圧よりも低いか、あるいは出力端子
63から電力が供給されているこを示す。したがって、
このEN=「1」のときは、出力端子63から電力が供給
されていると認識すれば、電圧安定化回路の機能を停止
しても、電子回路6は正常に動作できることになる。
【0024】電圧安定化回路の動作を停止するために
は、出力増幅部3のトランジスタQ7のコレクタ電流を
遮断すれがよいから、この構成例では、トランジスタQ
7のベース端子の電位を電源供給端子61に近づけるこ
とで、達成している。すなわちここでは、トランジスタ
Q7のベース端子と電源供給端子61との間に接続した
スイッチ素子S1を、監視信号EN=「1」のときオン状
態にさせることで、トランジスタQ7をオフにさせ、そ
のコレクタ電流を遮断する。
【0025】また、スイッチ素子S1は差動増幅器20
の出力端子を短絡させているから、その差動増幅器20
に過大な電流が流れる可能性がある。そこで、本発明で
は、差動増幅器20の電源系にスイッチ素子S2を設け
て、監視信号EN=「1」のときにオフするように動作さ
せることで、差動増幅器20の消費電流を抑制してい
る。
【0026】図2は図1に示した電圧安定化回路を具体
化した回路図である。図1および図5に示したものと同
じものには同じ符号を付している。ここでは、スイッチ
素子S1として、pMOSトランジスタM3とインバー
タINVを使用し、スイッチ素子S2としてnMOSト
ランジスタM4を使用している。トランジスタM3は電
源供給端子61にソース端子を接続し、トランジスタQ
2,Q4のコレクタ端子にドレイン端子を接続してい
る。また、トランジスタM4はソース端子を共通端子6
2に接続し、ドレイン端子をトランジスタM1のドレイ
ン端子に接続している。
【0027】電圧安定化回路の動作を停止するために
は、出力増幅部3の出力素子であるトランジスタQ7の
コレクタ電流を遮断させればよく、これにはその出力増
幅部3の最前段のPNPトランジスタQ5のベース・エミ
ッタ間電圧Vbeを0Vにするか又は逆バイアスにすれば
実現できる。本発明では、監視信号EN=「1」のとき、
その信号ENをインバータINVで反転して「0」にし、
トランジスタM3のゲート端子に入力させることで、こ
のトランジスタM3をオンさせて、トランジスタQ5を
逆バイアスしている。なお、PNPトランジスタQ5のベ
ース・エミッタ間電圧Vbeを0Vにするには、そのトラ
ンジスタQ5のベース端子とエミッタ端子の間にスイッ
チ素子(図示せず)を接続して、監視信号EN=「1」の
ときにこれをオンさせればよい。
【0028】また、監視信号ENは、スイッチ素子S2と
してのトランジスタM4のゲート端子にも入力するの
で、その監視信号EN=「1」のときに、そのトランジス
タM4がオン状態となり、定電流源24の出力電流をト
ランジスタM1,M2に対してバイパスし、差動増幅器
20の差動増幅動作を停止させる。すなわち、差動増幅
器に流れる動作電流を遮断するから、消費電流を低減で
きる。
【0029】なお、この実施の形態では、監視回路4の
電圧比較器40の正極入力端子は出力増幅部3のトラン
ジスタQ7のコレクタに接続されているが、差動増幅部
2の差動増幅器20の正極入力端子22に接続しても、
同様に動作する。
【0030】[第2の実施の形態]図3は本発明の第2
の実施の形態の構成を示す具体的な回路図である。ここ
では、監視回路4を、電圧比較器41,42、立ち下が
りエッジで動作するSRFF回路を構成するNAND回
路43,44、電圧比較器41の正極入力端子と電圧比
較器42の負極入力端子に比較電圧を与えるための抵抗
R7,R8,R9から構成し、監視信号ENがヒステリシ
ス特性を持つようにしている。電圧比較器41の負極入
力端子と電圧比較器42の正極入力端子には差動増幅部
2の出力端子22の電圧を入力している。なお、電子回
路5は省略している。
【0031】ここで、電圧比較器41の出力電圧EC1、
電圧比較器42の出力電圧EC2は、次のように変化す
る。 EC1=「1」: VI>(VO+VS1)→ ΔVI>VS1 ・・・(6) EC1=「0」: VI<(VO+VS1)→ ΔVI<VS1 ・・・(7) EC2=「1」: VI<(VO+VS2)→ ΔVI<VS2 ・・・(8) EC2=「0」: VI>(VO+VS2)→ ΔVI>VS2 ・・・(9) ただし、VS1=VO{R3/(R3+R4)}{R4(R8+R9)/(R3・R7)-1} =VR(R3/R4){R4(R8+R9)/(R3・R7)-1} ・・・(10) VS2=VO{R3/(R3+R4)}{R4・R9/(R3(R7+R8))-1} =VR(R3/R4){R4・R9/(R3(R7+R8))-1} ・・・(11) VS2>VS1 ・・・(12)
【0032】ここで、電源供給電圧VIと出力電圧VOとの
差電圧ΔVIがVS2よりも大きいと、2個の電圧比較器4
1,42の出力信号は、EC1=「1」、EC2=「0」とな
るので、監視信号EN=「0」となり、トランジスタM
3,M4はオフ状態となって、電圧安定化回路は正常に
動作する。
【0033】次に、差電圧ΔVIがVS2よりも低くなる
と、電圧比較器42の出力信号が、EC2=「1」に変化
するが、監視信号はEN=「0」から変化しない。
【0034】次に、差電圧ΔVIがVS1よりも低くなる
と、電圧比較器41の出力信号が、EC1=「0」に変化
し、監視信号はEN=「1」に変化する。この結果、トラ
ンジスタM3,M4がオン状態となって、電圧安定化回
路が動作を停止する。
【0035】この状態で、差電圧ΔVIがVS1よりも高く
なると、電圧比較器41の出力信号が、EC1=「1」に
変化するが、監視信号はEN=「1」を保持しており、電
圧安定化回路は動作を停止したままである。
【0036】さらに、差電圧ΔVIがVS2よりも高くなる
と、電圧比較器42の出力信号が、EC2=「0」に変化
し、監視信号はEN=「0」に変化する。この結果、トラ
ンジスタM3,M4はオフ状態となって、電圧安定化回
路が動作を再開し、出力端子63に出力電圧VOが出力す
るようになる。
【0037】このように、第2の実施の形態では、差電
圧ΔVIが、VS1よりも低くなると電圧安定化回路が動作
を停止し、VS2よりも高くなると動作を開始するという
ヒステリシスをもった動作を行う。このため、第1の実
施の形態に比べて、ΔVIがVS1付近でふらつくときで
も、動作停止を安定して制御できる。
【0038】したがって、VS1として接合トランジスタ
のコレクタ飽和電圧(例えば、0.2V)、VS2としてその
コレクタ飽和電圧よりも大きな0.8Vを設定しておく
と、出力トランジスタQ7は、そのVceがコレクタ飽和
電圧になると遮断し、そのコレクタ飽和状態で動作する
ことがなくなるから、過剰な電力を消費することがなく
なる。
【0039】また、電力供給端子61と出力端子63と
を接続して電力を供給すれば、設定出力電圧VO以下の電
圧を電子回路5に与えることが可能となり、しかもこの
ときはΔVI<VS1となるので、EC1=「0」となり、トラ
ンジスタM3、M4がオン状態となって電圧安定化回路
はその動作を停止するので消費電力が増大することはな
い。このとき、トランジスタM3,M4がない場合は、
トランジスタQ7のコレクタ端子からベース端子に電流
が流れ、トランジスタQ5,Q6が動作して大きな電流
が消費される。なお、電力供給端子61と出力端子63
との間にスイッチ素子(図示せず)を接続して、このス
イッチ素子を監視信号がEN=「1」になったときにオン
状態に制御することもできる。このときは、VI<VOとな
っても、電子回路5にその電圧VIを供給できる。
【0040】
【発明の効果】以上から本発明によれば、供給電圧と出
力電圧の関係が電圧安定化回路の消費電力を増大する条
件を満たすと、電圧安定化回路の動作を停止するように
なる。このため、この電圧安定化回路と電子回路でモジ
ュールを構成し、そのモジュールに電圧安定化回路の設
定出力電圧以下の電圧を供給して動作させるときでも、
モジュールの消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のモジュールの回路図であ
る。
【図2】 図1の回路の具体的な回路図である。
【図3】 第2の実施の形態のモジュール(電子回路は
省略)の具体的な回路図である。
【図4】 従来のモジュールの回路図である。
【図5】 図4の回路の具体的な回路図である。
【符号の説明】
1:基準電圧発生回路、2:差動増幅部、20:差動増
幅器、24:定電流源、3:出力増幅部、4:監視回
路、40〜42:電圧比較器、43,44:NAND回
路、5:電子回路、6:電力供給源。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、
    該基準電圧と出力電圧に対応する電圧を比較する差動増
    幅部と、該差動増幅部の出力により駆動されて前記出力
    電圧を出力する出力素子とを含み、前記差動増幅部の比
    較動作により前記出力電圧を前記基準電圧に対応した電
    圧に制御する電圧安定化回路において、 前記出力電圧またはそれに対応する電圧と外部供給電圧
    とを比較して、両電圧の関係が電圧安定化回路の消費電
    流を急激に増大する条件を満たすとき監視信号を発生す
    る監視手段と、該監視信号を受けて全体の動作を停止さ
    せる停止手段とを有することを特徴とする電圧安定化回
    路。
  2. 【請求項2】前記出力素子として、PNPトランジスタを
    使用したことを特徴とする請求項1に記載の電圧安定化
    回路。
  3. 【請求項3】前記停止手段が、前記出力素子の動作を停
    止させる手段であることを特徴とする請求項1に記載の
    電圧安定化回路。
  4. 【請求項4】前記停止手段が、前記差動増幅部の動作電
    流を停止させる手段であることを特徴とする請求項1に
    記載の電圧安定化回路。
  5. 【請求項5】前記監視手段は、前記供給電圧と前記出力
    電圧との差電圧が、第1の電圧値より小さいとき、前記
    監視信号を発生することを特徴とする請求項1に記載の
    電圧安定化回路。
  6. 【請求項6】前記監視手段は、前記供給電圧と前記出力
    電圧との差電圧が第2の電圧値より小さいとき前記監視
    信号を発生し、該第2の電圧値より大きな第3の電圧値
    より大きいとき前記監視信号を解除することを特徴とす
    る請求項1に記載の電圧安定化回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008097533A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Toyota Motor Corp 電源回路及びこれを用いる車載電子制御装置
JP2008187835A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電源回路および携帯端末装置

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