JPH11147629A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH11147629A JPH11147629A JP10253239A JP25323998A JPH11147629A JP H11147629 A JPH11147629 A JP H11147629A JP 10253239 A JP10253239 A JP 10253239A JP 25323998 A JP25323998 A JP 25323998A JP H11147629 A JPH11147629 A JP H11147629A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- forming apparatus
- image forming
- recording material
- fluororesin
- guide member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/65—Apparatus which relate to the handling of copy material
- G03G15/6555—Handling of sheet copy material taking place in a specific part of the copy material feeding path
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録材に画像を形成するための回転体に紙粉
が付着するのを防止し良好な画像を長期に亘って形成で
きる画像形成装置を提供する。フッ素樹脂の表面電位の
上昇を抑えることにより紙粉の発生を抑えることができ
る画像形成装置を提供する。 【解決手段】 記録材の搬送方向を垂直方向から水平方
向へと変換してレジストローラ対12へと案内するガイ
ド部材C(13a,13b)は接地された板金21a,
21b上にフッ素樹脂のコーティング膜を塗布焼成によ
り形成している。
が付着するのを防止し良好な画像を長期に亘って形成で
きる画像形成装置を提供する。フッ素樹脂の表面電位の
上昇を抑えることにより紙粉の発生を抑えることができ
る画像形成装置を提供する。 【解決手段】 記録材の搬送方向を垂直方向から水平方
向へと変換してレジストローラ対12へと案内するガイ
ド部材C(13a,13b)は接地された板金21a,
21b上にフッ素樹脂のコーティング膜を塗布焼成によ
り形成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザープリン
タ,複写機等の画像形成装置に関するものである。
タ,複写機等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プリンタや複写機におい
て、記録材として用いられている紙は、広葉樹や針葉樹
のパルプにカオリンやロジンなどの添加剤を加えられて
作られている、電子写真専用紙が主に用いられている。
この専用紙は、過去において酸性紙が主であったが、保
存性の問題や、環境問題の観点から、中性紙が増加して
いる。
て、記録材として用いられている紙は、広葉樹や針葉樹
のパルプにカオリンやロジンなどの添加剤を加えられて
作られている、電子写真専用紙が主に用いられている。
この専用紙は、過去において酸性紙が主であったが、保
存性の問題や、環境問題の観点から、中性紙が増加して
いる。
【0003】電子写真専用紙では、パルプに添加するも
のとして従来カオリンやロジンが使われている。これら
を使用する理由は、電子写真プロセスに悪影響を与えな
いためである。例えば紙に混ぜられたタルクは、像保持
部材表面に付着し、空気中や紙中の水分を吸収して低抵
抗化する。したがって、静電的に作られた潜像を乱し、
いわゆる「画像流れ」という現像を引き起し、画像品質
を低下させる。
のとして従来カオリンやロジンが使われている。これら
を使用する理由は、電子写真プロセスに悪影響を与えな
いためである。例えば紙に混ぜられたタルクは、像保持
部材表面に付着し、空気中や紙中の水分を吸収して低抵
抗化する。したがって、静電的に作られた潜像を乱し、
いわゆる「画像流れ」という現像を引き起し、画像品質
を低下させる。
【0004】電子写真専用紙として最近増加している中
性紙の添加剤として、北米やヨーロッパでは炭酸カルシ
ウムCaCO3 が使われることが多くなった。この炭酸
カルシウムの種類には、石灰岩を砕いて粉末にしたもの
や、チョークと呼ばれる古生物起原の重質炭酸カルシウ
ムがある。また、石灰岩を砕き加熱してCaOを作り、
これを水中に投入してできる石灰乳に炭酸ガスを吹き込
んで作った軽質炭酸カルシウムがある。
性紙の添加剤として、北米やヨーロッパでは炭酸カルシ
ウムCaCO3 が使われることが多くなった。この炭酸
カルシウムの種類には、石灰岩を砕いて粉末にしたもの
や、チョークと呼ばれる古生物起原の重質炭酸カルシウ
ムがある。また、石灰岩を砕き加熱してCaOを作り、
これを水中に投入してできる石灰乳に炭酸ガスを吹き込
んで作った軽質炭酸カルシウムがある。
【0005】これらの炭酸カルシウムは安価であり、か
つ白色度が高く、中性紙に適しているので、重量比で最
大25%程度まで、混入される場合もある。
つ白色度が高く、中性紙に適しているので、重量比で最
大25%程度まで、混入される場合もある。
【0006】一方、プリンタや複写機の定着器としては
図5及び図6に示すように、一対のローラが使用される
場合がある。図5の定着器は定着ローラ60と加圧ロー
ラ61にはバイアス電圧を印加せず、シリコーンオイル
を含ませたフェルト部材63を当接している。
図5及び図6に示すように、一対のローラが使用される
場合がある。図5の定着器は定着ローラ60と加圧ロー
ラ61にはバイアス電圧を印加せず、シリコーンオイル
を含ませたフェルト部材63を当接している。
【0007】図6の定着器は定着ローラに負極性の電圧
64を印加し、記録材67上の負極性のトナー68がオ
フセットしないようにしている。加圧ローラ61にも、
ダイオード65を接続し、さらにオフセットしないよう
に構成されている。しかも、定着ローラ60をクリーニ
ングするフェルト部材を省略し、ユーザーがフェルト部
材を交換する手間を省く構成となっている。
64を印加し、記録材67上の負極性のトナー68がオ
フセットしないようにしている。加圧ローラ61にも、
ダイオード65を接続し、さらにオフセットしないよう
に構成されている。しかも、定着ローラ60をクリーニ
ングするフェルト部材を省略し、ユーザーがフェルト部
材を交換する手間を省く構成となっている。
【0008】図中62はハロゲンランプ、66は入口下
ガイドである。
ガイドである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5や
図6のような定着器を用いるプリンタや複写機におい
て、炭酸カルシウムを多く含む紙を使用した場合、次の
ような欠点が発生することがある。
図6のような定着器を用いるプリンタや複写機におい
て、炭酸カルシウムを多く含む紙を使用した場合、次の
ような欠点が発生することがある。
【0010】炭酸カルシウムの粉末は、金属類やプラス
チックと摩擦すると容易に正極性に帯電する。つまり、
紙中の炭酸カルシウム粉末は紙カセットから給紙される
ときなどの紙どうしのこすれ合いや紙が搬送路の搬送ガ
イドや各種ローラと摺接することにより正極性に帯電し
てしまう。
チックと摩擦すると容易に正極性に帯電する。つまり、
紙中の炭酸カルシウム粉末は紙カセットから給紙される
ときなどの紙どうしのこすれ合いや紙が搬送路の搬送ガ
イドや各種ローラと摺接することにより正極性に帯電し
てしまう。
【0011】また、紙を紙カセットに装着し給紙を行う
と、紙は給紙ローラ、搬送ローラ、レジストローラなど
の各種ローラや、搬送路中のガイドと接触し、紙粉が発
生する。これらの紙粉は、定着ローラ表面に付着する。
そして、炭酸カルシウムを多く含む紙を使用すると、炭
酸カルシウムは上述したように正極性に帯電しているの
で、定着ローラに付着した炭酸カルシウムが、紙上の負
極性のトナーを定着ローラにオフセットさせてしまう。
このオフセットしたトナーは、定着ローラ上の炭酸カル
シウムと混合し、定着ローラ上に付着する。そして、そ
の後、定着ローラよりも温度の低い加圧ローラの表面に
転移する。これは、80〜120℃と温度の低い加圧ロ
ーラの方が180〜200℃と温度の高い定着ローラよ
りも付着しやすいためである。このような現象が微量ず
つ発生しても、数万枚の紙を通紙すると、加圧ローラ表
面に黒い大きなフレーク状になるまでに成長する。この
ようなフレーク状になると、一部は定着ローラ表面にも
付着するようになり、記録材上のトナー画像を乱すこと
になる。
と、紙は給紙ローラ、搬送ローラ、レジストローラなど
の各種ローラや、搬送路中のガイドと接触し、紙粉が発
生する。これらの紙粉は、定着ローラ表面に付着する。
そして、炭酸カルシウムを多く含む紙を使用すると、炭
酸カルシウムは上述したように正極性に帯電しているの
で、定着ローラに付着した炭酸カルシウムが、紙上の負
極性のトナーを定着ローラにオフセットさせてしまう。
このオフセットしたトナーは、定着ローラ上の炭酸カル
シウムと混合し、定着ローラ上に付着する。そして、そ
の後、定着ローラよりも温度の低い加圧ローラの表面に
転移する。これは、80〜120℃と温度の低い加圧ロ
ーラの方が180〜200℃と温度の高い定着ローラよ
りも付着しやすいためである。このような現象が微量ず
つ発生しても、数万枚の紙を通紙すると、加圧ローラ表
面に黒い大きなフレーク状になるまでに成長する。この
ようなフレーク状になると、一部は定着ローラ表面にも
付着するようになり、記録材上のトナー画像を乱すこと
になる。
【0012】このような現象は、種々の紙をテストした
結果、紙に含まれる炭酸カルシウムが、10%〜25%
(重量比)になると、頻発するようになることがわかっ
た。
結果、紙に含まれる炭酸カルシウムが、10%〜25%
(重量比)になると、頻発するようになることがわかっ
た。
【0013】なお、従来の画像形成装置には、たとえ
ば、特開平7−120993号(図7参照)に開示され
ているように、転写前ガイド板69に対向する現像装置
70の底部下面に低摩擦化部材であるテフロンテープの
貼着層、あるいはそのような材料のコート層を設けてい
るものがある。
ば、特開平7−120993号(図7参照)に開示され
ているように、転写前ガイド板69に対向する現像装置
70の底部下面に低摩擦化部材であるテフロンテープの
貼着層、あるいはそのような材料のコート層を設けてい
るものがある。
【0014】ただし、これは、はがきなどの腰の強い用
紙の転写時に「文字抜け」が起きるのを防止するため搬
送用紙Pの上面と現像装置70の底部70aの下面領域
との接触摩擦抵抗力を小さくして用紙Pの搬送速度の低
下を防止し感光ドラムの回転速度と用紙Pの速度差を標
準紙の場合と同程度に確保することを目的としているも
のであり、仮に、紙粉の発生を防止するため特開平7−
120993号の画像形成装置のような構成をとったと
しても、紙粉の発生を十分に抑えることはできなかっ
た。
紙の転写時に「文字抜け」が起きるのを防止するため搬
送用紙Pの上面と現像装置70の底部70aの下面領域
との接触摩擦抵抗力を小さくして用紙Pの搬送速度の低
下を防止し感光ドラムの回転速度と用紙Pの速度差を標
準紙の場合と同程度に確保することを目的としているも
のであり、仮に、紙粉の発生を防止するため特開平7−
120993号の画像形成装置のような構成をとったと
しても、紙粉の発生を十分に抑えることはできなかっ
た。
【0015】本発明は、かかる従来の課題を解決するた
めになされたものであって、その目的とするところは、
記録材に画像を形成するための回転体に紙粉が付着する
のを防止し良好な画像を長期に亘って形成できる画像形
成装置を提供することである。
めになされたものであって、その目的とするところは、
記録材に画像を形成するための回転体に紙粉が付着する
のを防止し良好な画像を長期に亘って形成できる画像形
成装置を提供することである。
【0016】本発明の他の目的は、フッ素樹脂の表面電
位の上昇を抑えることにより紙粉の発生を抑えることが
できる画像形成装置を提供することである。
位の上昇を抑えることにより紙粉の発生を抑えることが
できる画像形成装置を提供することである。
【0017】本発明の更に他の目的は、記録材を案内す
るガイド部材と、前記ガイド部材に案内された記録材に
画像を形成するための回転体と、を有し、前記ガイド部
材は記録材を案内するガイド面にフッ素樹脂が被覆され
た導電性部材である画像形成装置を提供することであ
る。
るガイド部材と、前記ガイド部材に案内された記録材に
画像を形成するための回転体と、を有し、前記ガイド部
材は記録材を案内するガイド面にフッ素樹脂が被覆され
た導電性部材である画像形成装置を提供することであ
る。
【0018】更にまた本発明の目的は、記録材を案内す
るガイド部材と、前記ガイド部材に案内された記録材に
画像を形成するための回転体と、を有し、前記ガイド部
材は記録材を案内するガイド面にフッ素樹脂を被覆して
おり、前記ガイド部材の表面電位の減衰に関する時定数
は0.28よりも小さい画像形成装置を提供することで
ある。
るガイド部材と、前記ガイド部材に案内された記録材に
画像を形成するための回転体と、を有し、前記ガイド部
材は記録材を案内するガイド面にフッ素樹脂を被覆して
おり、前記ガイド部材の表面電位の減衰に関する時定数
は0.28よりも小さい画像形成装置を提供することで
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、記録材を案内するガイド部材と、前記ガイ
ド部材に案内された記録材に画像を形成するための回転
体とを備えた画像形成装置において、前記ガイド部材
は、記録材を案内するガイド面にフッ素樹脂が被覆され
た導電性部材であることを特徴とする。
に本発明は、記録材を案内するガイド部材と、前記ガイ
ド部材に案内された記録材に画像を形成するための回転
体とを備えた画像形成装置において、前記ガイド部材
は、記録材を案内するガイド面にフッ素樹脂が被覆され
た導電性部材であることを特徴とする。
【0020】このようにガイド部材がガイド面にフッ素
樹脂が被覆された導電性部材であれば、記録材がスムー
ズに搬送路中を通過し紙粉の発生を少なくすることがで
きるとともにフッ素樹脂の帯電電位を低く抑えて紙粉の
吸着を抑制することができるので、記録材に画像を形成
するための回転体に紙粉が付着するのを防止し良好な画
像を長期に亘って形成できる画像形成装置を提供するこ
とができる。
樹脂が被覆された導電性部材であれば、記録材がスムー
ズに搬送路中を通過し紙粉の発生を少なくすることがで
きるとともにフッ素樹脂の帯電電位を低く抑えて紙粉の
吸着を抑制することができるので、記録材に画像を形成
するための回転体に紙粉が付着するのを防止し良好な画
像を長期に亘って形成できる画像形成装置を提供するこ
とができる。
【0021】前記導電性部材は接地されていることが好
適である。
適である。
【0022】このようにすれば、記録材とフッ素樹脂の
摩擦によって帯電したフッ素樹脂の電荷が接地された導
電性部材から逃げるので、フッ素樹脂の帯電電位を低く
抑えることができる。
摩擦によって帯電したフッ素樹脂の電荷が接地された導
電性部材から逃げるので、フッ素樹脂の帯電電位を低く
抑えることができる。
【0023】前記ガイド部材は記録材の搬送方向が垂直
方向から水平方向になるように記録材を案内するように
してもよい。
方向から水平方向になるように記録材を案内するように
してもよい。
【0024】このように搬送方向が垂直方向から水平方
向となるように記録材を搬送する部位では、ガイド部材
に記録材の先端を突き当てて摺接させつつ案内するた
め、ガイド部材と記録材は強く摺接するので、フッ素樹
脂で被覆することによって摩擦力を低減し、紙粉の発生
を抑制することができる。
向となるように記録材を搬送する部位では、ガイド部材
に記録材の先端を突き当てて摺接させつつ案内するた
め、ガイド部材と記録材は強く摺接するので、フッ素樹
脂で被覆することによって摩擦力を低減し、紙粉の発生
を抑制することができる。
【0025】前記ガイド部材はU字パスを構成するよう
にしてもよい。
にしてもよい。
【0026】U字パスでは、ガイド部材に記録材の先端
を突き当てて摺接させつつ案内するため、ガイド部材と
記録材は強く摺接するので、フッ素樹脂で被覆すること
によって摩擦力を低減し、紙粉の発生を抑制することが
できる。
を突き当てて摺接させつつ案内するため、ガイド部材と
記録材は強く摺接するので、フッ素樹脂で被覆すること
によって摩擦力を低減し、紙粉の発生を抑制することが
できる。
【0027】記録材を搬送する回転体対を有し、前記ガ
イド部材は記録材を前記回転体対へ案内するようにして
もよい。
イド部材は記録材を前記回転体対へ案内するようにして
もよい。
【0028】前記フッ素樹脂被覆は記録材の未定着現像
剤像が形成される面と接触可能であることが好適であ
る。
剤像が形成される面と接触可能であることが好適であ
る。
【0029】このように未定着現像剤画像が形成される
面とフッ素樹脂皮膜とが接触可能であれば、ガイド部材
に付着する紙粉が少ないので、ガイド部材から未定着現
像剤画像形成面に転移するに紙粉も少ない。
面とフッ素樹脂皮膜とが接触可能であれば、ガイド部材
に付着する紙粉が少ないので、ガイド部材から未定着現
像剤画像形成面に転移するに紙粉も少ない。
【0030】前記回転体は記録材に転写される現像剤像
を担持する像担持体であるようにしてもよい。
を担持する像担持体であるようにしてもよい。
【0031】前記回転体は記録材上に未定着現像剤を定
着するための定着用回転体であるようにしてもよい。
着するための定着用回転体であるようにしてもよい。
【0032】前記定着用回転体と接してニップを形成す
る当接部材と、前記ニップで現像剤に記録材へ向かう方
向の力を与える電界を形成する電界形成手段と、を有す
るようにしてもよい。
る当接部材と、前記ニップで現像剤に記録材へ向かう方
向の力を与える電界を形成する電界形成手段と、を有す
るようにしてもよい。
【0033】前記定着用回転体は未定着現像剤と接し、
前記電界形成手段は前記定着用回転体に未定着現像剤の
帯電極性と同極性のバイアスを印加するようにしてもよ
い。
前記電界形成手段は前記定着用回転体に未定着現像剤の
帯電極性と同極性のバイアスを印加するようにしてもよ
い。
【0034】このように定着用回転体に未定着現像剤の
帯電極性と同極性のバイアスを印加し、ガイド部材との
摩擦によって未定着現像剤と反対極性に帯電した紙粉を
吸着しやすい場合でも、紙粉の発生を抑制することがで
きるので、画像の劣化を起こすことがなり。
帯電極性と同極性のバイアスを印加し、ガイド部材との
摩擦によって未定着現像剤と反対極性に帯電した紙粉を
吸着しやすい場合でも、紙粉の発生を抑制することがで
きるので、画像の劣化を起こすことがなり。
【0035】前記フッ素樹脂被覆の厚みは150μm以
下であることが好適である。
下であることが好適である。
【0036】このようにすれば充分な耐久性を有すると
ともに、記録材との摩擦による帯電電位を低く抑えるこ
とができる。
ともに、記録材との摩擦による帯電電位を低く抑えるこ
とができる。
【0037】前記フッ素樹脂被覆はフッ素樹脂を塗布焼
成して形成されるようにしてもよい。
成して形成されるようにしてもよい。
【0038】このようにすればフッ素樹脂被覆を簡単に
形成することができるとともに、加熱時に生じるピンホ
ールによってフッ素樹脂被覆の帯電を低く抑えることが
できる。
形成することができるとともに、加熱時に生じるピンホ
ールによってフッ素樹脂被覆の帯電を低く抑えることが
できる。
【0039】前記フッ素被覆は単層であるようにしても
よい。
よい。
【0040】このようにすれば記録材との摩擦による帯
電を低く抑えることができる。
電を低く抑えることができる。
【0041】前記フッ素樹脂被覆は導電性充填剤を含有
しているようにしてもよい。
しているようにしてもよい。
【0042】このようにすれば、記録材の摺接による摩
耗に強くなるとともに摺接によって生じるフッ素樹脂の
表面電荷を減衰させる効果が増加する。
耗に強くなるとともに摺接によって生じるフッ素樹脂の
表面電荷を減衰させる効果が増加する。
【0043】前記フッ素樹脂被覆はフッ素樹脂テープで
あるようにしてもよい。
あるようにしてもよい。
【0044】このようにすれば、フッ素樹脂被覆を簡便
に形成することができる。
に形成することができる。
【0045】前記現像剤の帯電極性は負極性であるよう
にしてもよい。
にしてもよい。
【0046】負極性の現像剤を用いる場合には、ガイド
部材との摩擦によって正に帯電した紙粉が回転体に付着
して現像剤のオフセットが生じやすいが、このような場
合でも、紙粉の発生を抑えることができるので、画像品
位の劣化を防止することができる。
部材との摩擦によって正に帯電した紙粉が回転体に付着
して現像剤のオフセットが生じやすいが、このような場
合でも、紙粉の発生を抑えることができるので、画像品
位の劣化を防止することができる。
【0047】前記記録材は炭酸カルシウムを含有するよ
うにしてもよい。
うにしてもよい。
【0048】炭酸カルシウムを含有する記録材を用いる
と、ガイド部材との摩擦による紙粉の発生量が多くなる
がこのような場合でも、紙粉の発生を抑えることができ
るので、画像品位の劣化を防止することができる。
と、ガイド部材との摩擦による紙粉の発生量が多くなる
がこのような場合でも、紙粉の発生を抑えることができ
るので、画像品位の劣化を防止することができる。
【0049】また、本発明は、記録材を案内するガイド
部材と、前記ガイド部材に案内された記録材に画像を形
成するための回転体とを有する画像形成装置において、
前記ガイド部材は記録材を案内するガイド面がフッ素樹
脂で構成されており、前記ガイド部材の表面電位の減衰
に関する時定数は0.28よりも小さいことを特徴とす
る。
部材と、前記ガイド部材に案内された記録材に画像を形
成するための回転体とを有する画像形成装置において、
前記ガイド部材は記録材を案内するガイド面がフッ素樹
脂で構成されており、前記ガイド部材の表面電位の減衰
に関する時定数は0.28よりも小さいことを特徴とす
る。
【0050】このようにガイド部材がガイド面がフッ素
樹脂で構成されていれば、記録材がスムーズに搬送路中
を通過し紙粉の発生を少なくすることができ、ガイド部
材の表面電位の減衰に関する時定数は0.28よりも小
さければ、フッ素樹脂の帯電電位を低く抑えて紙粉の吸
着を抑制することができるので、記録材に画像を形成す
るための回転体に紙粉が付着するのを防止し良好な画像
を長期に亘って形成できる画像形成装置を提供すること
ができる。
樹脂で構成されていれば、記録材がスムーズに搬送路中
を通過し紙粉の発生を少なくすることができ、ガイド部
材の表面電位の減衰に関する時定数は0.28よりも小
さければ、フッ素樹脂の帯電電位を低く抑えて紙粉の吸
着を抑制することができるので、記録材に画像を形成す
るための回転体に紙粉が付着するのを防止し良好な画像
を長期に亘って形成できる画像形成装置を提供すること
ができる。
【0051】前記ガイド部材は接地されていることが好
適である。
適である。
【0052】このようにすれば、記録材とフッ素樹脂の
摩擦によって帯電したフッ素樹脂の電荷を逃がすことが
できるので、フッ素樹脂の帯電電位を低く抑えることが
できる。
摩擦によって帯電したフッ素樹脂の電荷を逃がすことが
できるので、フッ素樹脂の帯電電位を低く抑えることが
できる。
【0053】前記ガイド部材は前記ガイド面にフッ素樹
脂を被覆された導電性部材であることが好適である。
脂を被覆された導電性部材であることが好適である。
【0054】このようにすれば、記録材とフッ素樹脂の
摩擦によって帯電したフッ素樹脂の電荷を導電性部材か
ら逃がすことができるので、フッ素樹脂の帯電電位を低
く抑えることができる。
摩擦によって帯電したフッ素樹脂の電荷を導電性部材か
ら逃がすことができるので、フッ素樹脂の帯電電位を低
く抑えることができる。
【0055】前記ガイド部材は記録材の搬送方向が垂直
方向から水平方向になるように記録材を案内するように
してもよい。
方向から水平方向になるように記録材を案内するように
してもよい。
【0056】このように搬送方向が垂直方向から水平方
向となるように記録材を搬送する部位では、ガイド部材
に記録材の先端を突き当てて摺接させつつ案内するた
め、ガイド部材と記録材は強く摺接するので、フッ素樹
脂によって摩擦力を低減し、紙粉の発生を抑制すること
ができる。
向となるように記録材を搬送する部位では、ガイド部材
に記録材の先端を突き当てて摺接させつつ案内するた
め、ガイド部材と記録材は強く摺接するので、フッ素樹
脂によって摩擦力を低減し、紙粉の発生を抑制すること
ができる。
【0057】前記ガイド部材はU字パスを構成するよう
にしてもよい。
にしてもよい。
【0058】U字パスでは、ガイド部材に記録材の先端
を突き当てて摺接させつつ案内するため、ガイド部材と
記録材は強く摺接するので、フッ素樹脂によって摩擦力
を低減し、紙粉の発生を抑制することができる。
を突き当てて摺接させつつ案内するため、ガイド部材と
記録材は強く摺接するので、フッ素樹脂によって摩擦力
を低減し、紙粉の発生を抑制することができる。
【0059】記録材を搬送する回転体対を有し、前記ガ
イド部材は記録材を前記回転体対へ案内するようにして
もよい。
イド部材は記録材を前記回転体対へ案内するようにして
もよい。
【0060】前記フッ素樹脂は記録材の未定着現像剤像
が形成される面と接触可能であることが好適である。
が形成される面と接触可能であることが好適である。
【0061】このように未定着現像剤画像が形成される
面とフッ素樹脂とが接触可能であれば、ガイド部材に付
着する紙粉が少ないので、ガイド部材から未定着現像剤
画像形成面に転移するに紙粉も少ない。
面とフッ素樹脂とが接触可能であれば、ガイド部材に付
着する紙粉が少ないので、ガイド部材から未定着現像剤
画像形成面に転移するに紙粉も少ない。
【0062】前記回転体は記録材に転写される現像剤像
を担持する像担持体であるようにしてもよい。
を担持する像担持体であるようにしてもよい。
【0063】前記回転体は記録材上に未定着現像剤を定
着するための定着用回転体であるようにしてもよい。
着するための定着用回転体であるようにしてもよい。
【0064】前記定着用回転体と接してニップを形成す
る当接部材と、前記ニップで現像剤に記録材へ向かう方
向の力を与える電界を形成する電界形成手段と、を有す
るようにしてもよい。
る当接部材と、前記ニップで現像剤に記録材へ向かう方
向の力を与える電界を形成する電界形成手段と、を有す
るようにしてもよい。
【0065】前記定着用回転体は未定着現像剤と接し、
前記電界形成手段は前記定着用回転体に未定着現像剤の
帯電極性と同極性のバイアスを印加するようにしてもよ
い。
前記電界形成手段は前記定着用回転体に未定着現像剤の
帯電極性と同極性のバイアスを印加するようにしてもよ
い。
【0066】このように定着用回転体に未定着現像剤の
帯電極性と同極性のバイアスを印加し、ガイド部材との
摩擦によって未定着現像剤と反対極性に帯電した紙粉を
吸着しやすい場合でも、紙粉の発生を抑制することがで
きるので、画像の劣化を起こすことがなり。
帯電極性と同極性のバイアスを印加し、ガイド部材との
摩擦によって未定着現像剤と反対極性に帯電した紙粉を
吸着しやすい場合でも、紙粉の発生を抑制することがで
きるので、画像の劣化を起こすことがなり。
【0067】前記フッ素樹脂の厚みは150μm以下で
あることが好適である。
あることが好適である。
【0068】このようにすれば充分な耐久性を有すると
ともに、記録材との摩擦による帯電電位を低く抑えるこ
とができる。
ともに、記録材との摩擦による帯電電位を低く抑えるこ
とができる。
【0069】前記フッ素樹脂はフッ素樹脂を塗布焼成し
て形成されるようにしてもよい。
て形成されるようにしてもよい。
【0070】このようにすればフッ素樹脂を簡単に形成
することができるとともに、加熱時に生じるピンホール
によってフッ素樹脂の帯電を低く抑えることができる。
することができるとともに、加熱時に生じるピンホール
によってフッ素樹脂の帯電を低く抑えることができる。
【0071】前記フッ素は単層であるようにしてもよ
い。
い。
【0072】このようにすれば記録材との摩擦による帯
電を低く抑えることができる。
電を低く抑えることができる。
【0073】前記フッ素樹脂は導電性充填剤を含有して
いるようにしてもよい。
いるようにしてもよい。
【0074】このようにすれば、記録材の摺接による摩
耗に強くなるとともに摺接によって生じるフッ素樹脂の
表面電荷を減衰させる効果が増加する。
耗に強くなるとともに摺接によって生じるフッ素樹脂の
表面電荷を減衰させる効果が増加する。
【0075】前記フッ素樹脂はフッ素樹脂テープである
ようにしてもよい。
ようにしてもよい。
【0076】このようにすれば、フッ素樹脂を簡便に形
成することができる。
成することができる。
【0077】前記現像剤の帯電極性は負極性であるよう
にしてもよい。
にしてもよい。
【0078】負極性の現像剤を用いる場合には、ガイド
部材との摩擦によって正に帯電した紙粉が回転体に付着
して現像剤のオフセットが生じやすいが、このような場
合でも、紙粉の発生を抑えることができるので、画像品
位の劣化を防止することができる。
部材との摩擦によって正に帯電した紙粉が回転体に付着
して現像剤のオフセットが生じやすいが、このような場
合でも、紙粉の発生を抑えることができるので、画像品
位の劣化を防止することができる。
【0079】前記記録材は炭酸カルシウムを含有するよ
うにしてもよい。
うにしてもよい。
【0080】炭酸カルシウムを含有する記録材を用いる
と、ガイド部材との摩擦による紙粉の発生量が多くなる
がこのような場合でも、紙粉の発生を抑えることができ
るので、画像品位の劣化を防止することができる。
と、ガイド部材との摩擦による紙粉の発生量が多くなる
がこのような場合でも、紙粉の発生を抑えることができ
るので、画像品位の劣化を防止することができる。
【0081】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0082】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態に係る画像形成装置としてのプリンタの要部の概略構
成を図1に示す。
態に係る画像形成装置としてのプリンタの要部の概略構
成を図1に示す。
【0083】図中1はレーザービームであり、図示して
いないレーザーユニットと、ポリゴンミラーを供えたス
キャナーユニットによって、画像信号に対応したレーザ
ーを像担持体としての感光ドラム2に照射する。感光ド
ラム2は、有機感光体(OPC)を表面に有し、帯電ロ
ーラ3により、感光ドラム2の表面を負極性に均一に帯
電する。帯電ローラ3は、既知のものであり、ここでは
詳しく述べない。レーザービーム1は、画像に対応する
部分に照射する方法、いわゆるイメージスキャン方式
で、感光ドラム表面を走査露光する。
いないレーザーユニットと、ポリゴンミラーを供えたス
キャナーユニットによって、画像信号に対応したレーザ
ーを像担持体としての感光ドラム2に照射する。感光ド
ラム2は、有機感光体(OPC)を表面に有し、帯電ロ
ーラ3により、感光ドラム2の表面を負極性に均一に帯
電する。帯電ローラ3は、既知のものであり、ここでは
詳しく述べない。レーザービーム1は、画像に対応する
部分に照射する方法、いわゆるイメージスキャン方式
で、感光ドラム表面を走査露光する。
【0084】次いで、この静電潜像は、現像器4で現像
される。
される。
【0085】この現像は、現像剤として負極性のトナー
を用い、レーザービーム1で露光した部分にトナーが付
着する反転現像方法を用いており、一成分磁性トナーを
用いたジャンピング現像方法である。
を用い、レーザービーム1で露光した部分にトナーが付
着する反転現像方法を用いており、一成分磁性トナーを
用いたジャンピング現像方法である。
【0086】記録材としての紙は紙カセット19に収納
されており、給紙ローラ18でピックアップされる。さ
らに、同方向に回転するローラ対17によって紙は一枚
づつ送られる。
されており、給紙ローラ18でピックアップされる。さ
らに、同方向に回転するローラ対17によって紙は一枚
づつ送られる。
【0087】次いで、ガイド部材A16に導かれて、中
間ローラ対15にくわえられて、搬送される。さらに紙
は、ガイド部材B14で垂直方向に導かれて進み、レジ
ストローラ対12の前で搬送路の方向転換部を構成する
ガイド部材C13a,13bで紙の進行方向を垂直方向
から水平方向に変えられ、レジストローラ対12間に導
かれる。このレジストローラ対12により画像信号に対
応するように、転写位置に紙は進入する。転写前ガイド
対11は、紙を正確に転写ローラ5と感光ドラム2の間
のニップに進入させるものである。この転写ローラ5に
は+1.5〜+5KVの電圧が印加され、感光ドラム2
に担持されている負極性のトナー像は、紙に転写され
る。次いで紙は、転写搬送ガイド6、定着入口ガイド7
に導かれて、定着器に進入する。感光ドラム1上の残り
トナーはクリーニング部材22によりクリーニングされ
る。
間ローラ対15にくわえられて、搬送される。さらに紙
は、ガイド部材B14で垂直方向に導かれて進み、レジ
ストローラ対12の前で搬送路の方向転換部を構成する
ガイド部材C13a,13bで紙の進行方向を垂直方向
から水平方向に変えられ、レジストローラ対12間に導
かれる。このレジストローラ対12により画像信号に対
応するように、転写位置に紙は進入する。転写前ガイド
対11は、紙を正確に転写ローラ5と感光ドラム2の間
のニップに進入させるものである。この転写ローラ5に
は+1.5〜+5KVの電圧が印加され、感光ドラム2
に担持されている負極性のトナー像は、紙に転写され
る。次いで紙は、転写搬送ガイド6、定着入口ガイド7
に導かれて、定着器に進入する。感光ドラム1上の残り
トナーはクリーニング部材22によりクリーニングされ
る。
【0088】図2に、定着器の構成を詳しく示す。
【0089】定着器は、第1定着用回転体である定着ロ
ーラ8と第2定着用回転体及び当接部材である加圧ロー
ラ9の形成するニップで紙を挟持搬送し、ハロゲンラン
プ10で紙を加熱し、トナー像を紙の表面に定着する。
ーラ8と第2定着用回転体及び当接部材である加圧ロー
ラ9の形成するニップで紙を挟持搬送し、ハロゲンラン
プ10で紙を加熱し、トナー像を紙の表面に定着する。
【0090】定着ローラは、アルミニウム製の芯金30
の上にPFAチュ−ブ31を接着している。この芯金3
0には、−700Vの電圧が印加されている。PFAチ
ュ−ブ31は厚み50μmであり絶縁性である。
の上にPFAチュ−ブ31を接着している。この芯金3
0には、−700Vの電圧が印加されている。PFAチ
ュ−ブ31は厚み50μmであり絶縁性である。
【0091】加圧ローラ9は芯金32の上に導電性の弾
性層である導電性スポンジ33層を形成し、この上に、
導電性PFAチュ−ブ34を巻いている。芯金32には
ダイオードが接続されており、正極性電圧が出るよう
に、セルフバイアスされている。
性層である導電性スポンジ33層を形成し、この上に、
導電性PFAチュ−ブ34を巻いている。芯金32には
ダイオードが接続されており、正極性電圧が出るよう
に、セルフバイアスされている。
【0092】定着ローラ8には清掃部材がなく、定着ロ
ーラ8にオフセットしたトナーは、再び少量づつ記録材
に持っていかれるように構成されている。実際、炭酸カ
ルシウムを含まないか、10%以下しか含まない紙にお
いては、10万枚以上通紙しても定着ローラや加圧ロー
ラが汚れることはなかった。
ーラ8にオフセットしたトナーは、再び少量づつ記録材
に持っていかれるように構成されている。実際、炭酸カ
ルシウムを含まないか、10%以下しか含まない紙にお
いては、10万枚以上通紙しても定着ローラや加圧ロー
ラが汚れることはなかった。
【0093】本発明は、紙が搬送路構成部材と強く摺接
する部分に、フッ素樹脂の薄い層を形成するようにした
ものである。
する部分に、フッ素樹脂の薄い層を形成するようにした
ものである。
【0094】これは、搬送路の途中で紙と強く摩擦する
部分をフッ素樹脂で構成すると、紙がスムーズに搬送路
中を通過するので、紙に無理なストレスを与えることが
なく、紙の表面や紙のコバ(端面)からの紙粉の発生を
少なくすることができるためである。
部分をフッ素樹脂で構成すると、紙がスムーズに搬送路
中を通過するので、紙に無理なストレスを与えることが
なく、紙の表面や紙のコバ(端面)からの紙粉の発生を
少なくすることができるためである。
【0095】本実施の形態では、ガイド部材C(13
a,13b)の表面にフッ素樹脂を設けている。
a,13b)の表面にフッ素樹脂を設けている。
【0096】これは、搬送中の記録材を方向転換させる
場合には、搬送路構成部材に記録材の先端を突き当てて
摺接させつつ案内するのが一般的であるため、方向転換
部において搬送路構成部材と記録材とは強く摺接するか
らである。このように、搬送路の方向転換部の記録材と
の摺接部位をフッ素樹脂にて形成すれば、紙粉の発生を
抑制することができる。
場合には、搬送路構成部材に記録材の先端を突き当てて
摺接させつつ案内するのが一般的であるため、方向転換
部において搬送路構成部材と記録材とは強く摺接するか
らである。このように、搬送路の方向転換部の記録材と
の摺接部位をフッ素樹脂にて形成すれば、紙粉の発生を
抑制することができる。
【0097】例えば、図1に示すように、給紙カセット
からレジストローラ対12までの間の搬送路の形状がU
字である場合、紙と強く摺接する部分は、レジストロー
ラ対12の直前のガイド部材Cである。ガイド部材Cは
前述したように、中間ローラ対15から垂直方向に搬送
されてくる記録材先端の向きを水平方向へ向かうように
変え、紙をレジストローラ対12間に導いている。この
ため、ガイド部材Cに紙が入射する角度は大きくなり、
特に紙粉の発生しやすい紙先端の端面や紙先端部が強く
摺接される。また、レジストローラ対12の直前の部分
は、レジストローラ対12の間で紙先端部分が一旦停止
するために、紙は上方にたわみ、ガイド部材Cを押圧す
る。このため、ガイド部材Cにフッ素樹脂を設けること
により、より一層紙粉の発生を抑えることができる。
からレジストローラ対12までの間の搬送路の形状がU
字である場合、紙と強く摺接する部分は、レジストロー
ラ対12の直前のガイド部材Cである。ガイド部材Cは
前述したように、中間ローラ対15から垂直方向に搬送
されてくる記録材先端の向きを水平方向へ向かうように
変え、紙をレジストローラ対12間に導いている。この
ため、ガイド部材Cに紙が入射する角度は大きくなり、
特に紙粉の発生しやすい紙先端の端面や紙先端部が強く
摺接される。また、レジストローラ対12の直前の部分
は、レジストローラ対12の間で紙先端部分が一旦停止
するために、紙は上方にたわみ、ガイド部材Cを押圧す
る。このため、ガイド部材Cにフッ素樹脂を設けること
により、より一層紙粉の発生を抑えることができる。
【0098】さらに、本発明では、ガイド部材C表面に
設けられているフッ素樹脂膜の表面電位を低く抑えるこ
とにより紙粉の発生を防止している。以下にその説明を
する。
設けられているフッ素樹脂膜の表面電位を低く抑えるこ
とにより紙粉の発生を防止している。以下にその説明を
する。
【0099】図3に本実施の形態のガイド部材Cのうち
13aの構成を示す。ガイド部材Cの13bは図3と同
様の概略構成であるため図を省略した。
13aの構成を示す。ガイド部材Cの13bは図3と同
様の概略構成であるため図を省略した。
【0100】ガイド部材Cの導電性部材である板金21
a,21bの紙をガイドする側の表面にはフッ素樹脂の
薄いコーティング膜20a,20bが被覆されている。
そして、板金21a,21bは本体と接続されて接地さ
れている。このフッ素樹脂の膜は、PTFEやPFA,
PEA等のコーティングで形成することができる。
a,21bの紙をガイドする側の表面にはフッ素樹脂の
薄いコーティング膜20a,20bが被覆されている。
そして、板金21a,21bは本体と接続されて接地さ
れている。このフッ素樹脂の膜は、PTFEやPFA,
PEA等のコーティングで形成することができる。
【0101】フッ素樹脂のコーティングは、周知の技術
で金属板上に処置することができる。フッ素樹脂を分散
させた液を金属板の表面に塗布し乾燥させる。このあ
と、全体を200〜350°Cに加熱して焼成すること
により金属板の表面上にフッ素樹脂の膜を形成する。こ
のコーティング膜を形成する過程の加熱時に、コーティ
ング膜には微細なピンホールが多数発生する。
で金属板上に処置することができる。フッ素樹脂を分散
させた液を金属板の表面に塗布し乾燥させる。このあ
と、全体を200〜350°Cに加熱して焼成すること
により金属板の表面上にフッ素樹脂の膜を形成する。こ
のコーティング膜を形成する過程の加熱時に、コーティ
ング膜には微細なピンホールが多数発生する。
【0102】このピンホールの存在によりフッ素樹脂の
帯電を低く抑えることができる。フッ素樹脂の表面は紙
と摩擦で負極性に帯電するが、コート層表面の電荷はコ
ーティングの膜の特性である細かいピンホールにより導
電性部材を介して容易にアースに逃げ、その表面には、
ほとんど電荷が残らないため、フッ素樹脂の帯電電位を
低く抑えることができる。一方、紙の中に含有している
炭酸カルシウムは前述したように搬送ガイドなどとの接
触により正極性に帯電しているので、もし、ガイド部材
Cの表面が負極性に帯電していると、紙中の炭酸カルシ
ウムはガイド部材Cの表面に付着してしまう。そして、
この付着した炭酸カルシウムは、紙の摺擦力によってガ
イド部材Cから紙へ転移し、定着器まで運ばれることに
なる。
帯電を低く抑えることができる。フッ素樹脂の表面は紙
と摩擦で負極性に帯電するが、コート層表面の電荷はコ
ーティングの膜の特性である細かいピンホールにより導
電性部材を介して容易にアースに逃げ、その表面には、
ほとんど電荷が残らないため、フッ素樹脂の帯電電位を
低く抑えることができる。一方、紙の中に含有している
炭酸カルシウムは前述したように搬送ガイドなどとの接
触により正極性に帯電しているので、もし、ガイド部材
Cの表面が負極性に帯電していると、紙中の炭酸カルシ
ウムはガイド部材Cの表面に付着してしまう。そして、
この付着した炭酸カルシウムは、紙の摺擦力によってガ
イド部材Cから紙へ転移し、定着器まで運ばれることに
なる。
【0103】ところが、本発明は、フッ素樹脂のコーテ
ィングの膜がほとんど帯電しないので、炭酸カルシウム
を主とする紙粉の発生を大幅に減少させることができ、
紙が定着器まで搬送された際に定着ローラや加圧ローラ
に付着してローラを汚すことを防止し、高品位の画像形
成が可能となる。このコーティング膜の厚みは50〜1
50μm程度あれば適度なピンホールを形成し、紙と摩
耗しても充分な耐久性を有するとともに、紙との摩擦で
−数十V以下にしか帯電しない。この電位は、Rank-Xer
ox社製の80g紙を100枚通紙した後の電位である。
ィングの膜がほとんど帯電しないので、炭酸カルシウム
を主とする紙粉の発生を大幅に減少させることができ、
紙が定着器まで搬送された際に定着ローラや加圧ローラ
に付着してローラを汚すことを防止し、高品位の画像形
成が可能となる。このコーティング膜の厚みは50〜1
50μm程度あれば適度なピンホールを形成し、紙と摩
耗しても充分な耐久性を有するとともに、紙との摩擦で
−数十V以下にしか帯電しない。この電位は、Rank-Xer
ox社製の80g紙を100枚通紙した後の電位である。
【0104】また、上述の帯電性を抑えるには、コーテ
ィング層は単層であることが好ましい。
ィング層は単層であることが好ましい。
【0105】ガイド部材Cを図3のように構成し、炭酸
カルシウムを多く含んだ紙を用いて、定着及び加圧ロー
ラの汚れ具合をテストした。比較例1として、ガイドC
は従来使われていた化学ニッケルメッキを施した鉄板で
ある。比較例2はガイドCがPET(ポリエチレンテレ
フタレート)を表面に施した板金である。これら3例を
以下の条件で、テストした。
カルシウムを多く含んだ紙を用いて、定着及び加圧ロー
ラの汚れ具合をテストした。比較例1として、ガイドC
は従来使われていた化学ニッケルメッキを施した鉄板で
ある。比較例2はガイドCがPET(ポリエチレンテレ
フタレート)を表面に施した板金である。これら3例を
以下の条件で、テストした。
【0106】紙は、炭酸カルシウムを約20%含み、坪
量は80g/m2 である。この紙を用い、間欠的にプリ
ント動作を行い、加圧ローラの表面に一定の汚れが発生
するまでの枚数を比較したのが下表である。
量は80g/m2 である。この紙を用い、間欠的にプリ
ント動作を行い、加圧ローラの表面に一定の汚れが発生
するまでの枚数を比較したのが下表である。
【0107】 本実施例 比較例1 比較例2 発生枚数 約20万枚 約5万枚 約5万枚 上の表に示すように、本実施形態を施すと、比較例1、
比較例2よりも大幅に汚れが発生するまでの枚数が増え
ており、ローラの汚れに対し、効果が大きいことが確認
できた。この理由としては前述したように、炭酸カルシ
ウムを主成分とする紙粉の発生を静電的に抑えたためで
ある。
比較例2よりも大幅に汚れが発生するまでの枚数が増え
ており、ローラの汚れに対し、効果が大きいことが確認
できた。この理由としては前述したように、炭酸カルシ
ウムを主成分とする紙粉の発生を静電的に抑えたためで
ある。
【0108】一方、フッ素樹脂の150μmのテープを
接地されている板金に貼り付けて炭酸カルシウムを含ん
だ紙を通紙するとフッ素樹脂のテープの表面は負極性の
数百Vに帯電し、フッ素樹脂のコーティングを施す場合
に比べると紙粉は多く発生したが、比較例1と比較例2
よりは良好な結果が得られた。
接地されている板金に貼り付けて炭酸カルシウムを含ん
だ紙を通紙するとフッ素樹脂のテープの表面は負極性の
数百Vに帯電し、フッ素樹脂のコーティングを施す場合
に比べると紙粉は多く発生したが、比較例1と比較例2
よりは良好な結果が得られた。
【0109】今までの説明で、フッ素樹脂はフッ素樹脂
だけの絶縁剤であるが、雲母や弁柄などの充填剤を混入
してもよい。また、このような絶縁性の充填剤以外にカ
ーボンなどの導電性の充填剤を入れてもよい。これらの
充填剤を入れると紙との摺擦での摩耗に強い性質を有す
るが、摩擦が強くなるので、適当量混入するのが好まし
い。また、導電性粒子を混ぜるとフッ素樹脂の表面電荷
を減衰させる効果が増加する。しかし、混入量を多くす
ると、やはり摩擦が強くなるので適当量がある。
だけの絶縁剤であるが、雲母や弁柄などの充填剤を混入
してもよい。また、このような絶縁性の充填剤以外にカ
ーボンなどの導電性の充填剤を入れてもよい。これらの
充填剤を入れると紙との摺擦での摩耗に強い性質を有す
るが、摩擦が強くなるので、適当量混入するのが好まし
い。また、導電性粒子を混ぜるとフッ素樹脂の表面電荷
を減衰させる効果が増加する。しかし、混入量を多くす
ると、やはり摩擦が強くなるので適当量がある。
【0110】フッ素樹脂の表面電位の減衰曲線は、RC
回路をモデルとして考えることができ、減衰曲線の式は
下式で表せる。 I(t)=c・e-t/a I(t)は表面電位に相当する値、tは時間,cは定
数、aは時定数である。
回路をモデルとして考えることができ、減衰曲線の式は
下式で表せる。 I(t)=c・e-t/a I(t)は表面電位に相当する値、tは時間,cは定
数、aは時定数である。
【0111】本実施の形態のガイド部材Cの表面電位の
減衰に関する時定数を以下のようにして求めた。
減衰に関する時定数を以下のようにして求めた。
【0112】まず、テフロンテープを板金のガイド部材
に隙間なく貼付した。そして、このガイド部材に対向し
て電位測定器のプローブを取り付けて、常時表面電位を
測定できるようにした。
に隙間なく貼付した。そして、このガイド部材に対向し
て電位測定器のプローブを取り付けて、常時表面電位を
測定できるようにした。
【0113】紙を連続的に通紙して、テフロンテープの
表面電位を測定すると、約−600Vであった。テフロ
ンテープはほとんど電荷が逃げないことがわかっている
ので、帯電時(t=0)の電位も約−600Vと推測さ
れる。
表面電位を測定すると、約−600Vであった。テフロ
ンテープはほとんど電荷が逃げないことがわかっている
ので、帯電時(t=0)の電位も約−600Vと推測さ
れる。
【0114】一方、厚さ20μmのテフロンコートの電
位を上記と同じ方法で測定すると、約−10Vであっ
た。この測定部分と紙が接触しているのは、先端から中
央部付近であり、帯電してから約0.5秒後である。従
って、t=0.5で計算する。
位を上記と同じ方法で測定すると、約−10Vであっ
た。この測定部分と紙が接触しているのは、先端から中
央部付近であり、帯電してから約0.5秒後である。従
って、t=0.5で計算する。
【0115】t=0のときはテフロンテープと同電位に
帯電していると考えられるため、c=600とする。こ
れらの数値を代入してテフロンコートの時定数aを求め
るとa=0.12である。
帯電していると考えられるため、c=600とする。こ
れらの数値を代入してテフロンコートの時定数aを求め
るとa=0.12である。
【0116】減衰後の電位が約−100V程度であれ
ば、紙粉の発生を十分低減することができる。このよう
な値に対応するaは、c=600,t=0.5とすると
a=0.28となる。
ば、紙粉の発生を十分低減することができる。このよう
な値に対応するaは、c=600,t=0.5とすると
a=0.28となる。
【0117】従って、ガイド部材Cは減衰の時定数がa
<0.28となるような材料で構成すればよい。
<0.28となるような材料で構成すればよい。
【0118】尚、現像剤として負極性のトナーを使用す
る画像形成装置において、炭酸カルシウムを含有する記
録材を用いる場合には金属等の搬送路構成部材と摺接し
て発生する紙粉が容易に正に帯電して、定着ローラ等に
付着するため、トナーがオフセットして形成される画像
の品質に影響を及ぼすが、本発明によれば紙粉の発生が
抑制されるので、このような画像品位の劣化を防止する
ことができる。炭酸カルシウムを多く(例えば約10%
〜25%)含む記録材は、紙粉の発生量が多くなるの
で、このような記録材を使用する場合には本発明は特に
効果的である。
る画像形成装置において、炭酸カルシウムを含有する記
録材を用いる場合には金属等の搬送路構成部材と摺接し
て発生する紙粉が容易に正に帯電して、定着ローラ等に
付着するため、トナーがオフセットして形成される画像
の品質に影響を及ぼすが、本発明によれば紙粉の発生が
抑制されるので、このような画像品位の劣化を防止する
ことができる。炭酸カルシウムを多く(例えば約10%
〜25%)含む記録材は、紙粉の発生量が多くなるの
で、このような記録材を使用する場合には本発明は特に
効果的である。
【0119】また、フッ素樹脂のコーティングについて
は、搬送路構成部材の表面全体をフッ素樹脂のコーティ
ングで形成してもよいし、記録材との摺接部位のみをフ
ッ素樹脂のコーティングで形成してもよい。あるいは、
記録材と摺接する搬送路の表面全体にフッ素樹脂のコー
ティングを施してもよい。
は、搬送路構成部材の表面全体をフッ素樹脂のコーティ
ングで形成してもよいし、記録材との摺接部位のみをフ
ッ素樹脂のコーティングで形成してもよい。あるいは、
記録材と摺接する搬送路の表面全体にフッ素樹脂のコー
ティングを施してもよい。
【0120】また、本実施の形態のように、トナーを記
録材側に押し付ける方向の電圧を印加する定着装置にお
いては、トナーと反対極性に帯電した炭酸カルシウムを
主体とする紙粉などの異物が、定着装置の電圧によって
定着用回転体に吸着されやすくなり、トナーのオフセッ
トを生じさせて、画像の劣化を引き起こす原因となる
が、本発明によれば、前記異物の発生が抑制されるの
で、このような定着装置を有する画像形成装置において
も高品位の画像形成が可能となる。
録材側に押し付ける方向の電圧を印加する定着装置にお
いては、トナーと反対極性に帯電した炭酸カルシウムを
主体とする紙粉などの異物が、定着装置の電圧によって
定着用回転体に吸着されやすくなり、トナーのオフセッ
トを生じさせて、画像の劣化を引き起こす原因となる
が、本発明によれば、前記異物の発生が抑制されるの
で、このような定着装置を有する画像形成装置において
も高品位の画像形成が可能となる。
【0121】また、本発明によれば、定着装置への異物
の付着が減少するので、必ずしも定着装置に清掃部材を
設ける必要がなく、部品点数の削減及びユーザーのメン
テナンス作業の負担を軽減することもできる。
の付着が減少するので、必ずしも定着装置に清掃部材を
設ける必要がなく、部品点数の削減及びユーザーのメン
テナンス作業の負担を軽減することもできる。
【0122】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態に係るプリンタ,複写機等の画像形成装置に
用いる定着器を示す。画像形成装置の他の構成について
は第1の実施形態あるいは公知の構成を用いることがで
きるので、説明を省略する。
の実施形態に係るプリンタ,複写機等の画像形成装置に
用いる定着器を示す。画像形成装置の他の構成について
は第1の実施形態あるいは公知の構成を用いることがで
きるので、説明を省略する。
【0123】図4において、50は第1定着用回転体で
あるエンドレスベルト状の耐熱性フィルム(定着フィル
ム)であり、半円弧状のフィルムガイド部材(スティ)
53に対して、周長に余裕を持たせた形で覆っている。
フィルム50は、熱容量を小さくしてクイックスタート
性を向上させるために、膜圧を100ミクロン以下、好
ましくは20〜60ミクロンであり、耐熱・離型・強度
・耐久性のあるポリイミド・ポリアミド・PEEK・P
ESなどの単層フィルム、あるいはPTFE・PFA・
FEPなどを離型層としてコーティングした複合層フィ
ルムなどである。
あるエンドレスベルト状の耐熱性フィルム(定着フィル
ム)であり、半円弧状のフィルムガイド部材(スティ)
53に対して、周長に余裕を持たせた形で覆っている。
フィルム50は、熱容量を小さくしてクイックスタート
性を向上させるために、膜圧を100ミクロン以下、好
ましくは20〜60ミクロンであり、耐熱・離型・強度
・耐久性のあるポリイミド・ポリアミド・PEEK・P
ESなどの単層フィルム、あるいはPTFE・PFA・
FEPなどを離型層としてコーティングした複合層フィ
ルムなどである。
【0124】51は、第2定着用回転体及び当接部材と
しての加圧ローラであり、鉄・アルミなどの芯金の上に
シリコーンゴムからなる弾性層を形成している。
しての加圧ローラであり、鉄・アルミなどの芯金の上に
シリコーンゴムからなる弾性層を形成している。
【0125】54は、ニップ部に記録材をスムーズに送
り込むためのガイド部材である。
り込むためのガイド部材である。
【0126】図4において、フィルム50は、加圧ロー
ラ51の回転により、少なくとも画像定着実行時は、矢
印で示した時計方向に加熱体52の面に密着して、この
加熱体面を摺動しながら、所定の周速度で動く。この所
定の周速度とは、未定着トナー像を担持した記録材Pの
搬送速度と略同一速度である。
ラ51の回転により、少なくとも画像定着実行時は、矢
印で示した時計方向に加熱体52の面に密着して、この
加熱体面を摺動しながら、所定の周速度で動く。この所
定の周速度とは、未定着トナー像を担持した記録材Pの
搬送速度と略同一速度である。
【0127】加熱体52は、電力供給により発熱する発
熱源としての通電発熱体(この例では、抵抗発熱体)5
2aを含み、この通電発熱体52aの発熱により、昇温
する。通電発熱体52aに通電することにより、加熱体
52が加熱され、フィルム50が回転駆動されている状
態では、加圧ローラ51の弾性層の変形によって生じる
弾性力により、ニップ部Nに記録材が入ると、記録材と
フィルムは密着して、ニップ部を通過していく。
熱源としての通電発熱体(この例では、抵抗発熱体)5
2aを含み、この通電発熱体52aの発熱により、昇温
する。通電発熱体52aに通電することにより、加熱体
52が加熱され、フィルム50が回転駆動されている状
態では、加圧ローラ51の弾性層の変形によって生じる
弾性力により、ニップ部Nに記録材が入ると、記録材と
フィルムは密着して、ニップ部を通過していく。
【0128】この方式の定着器では、通電発熱体52a
とフィルム50が近接しているために、フィルム50に
はバイアス電圧を印加するのは難しい。また、フィルム
50の表面をクリーニングするのは構成上難しいので、
クリーニングパッドを使用しないのが一般的である。
とフィルム50が近接しているために、フィルム50に
はバイアス電圧を印加するのは難しい。また、フィルム
50の表面をクリーニングするのは構成上難しいので、
クリーニングパッドを使用しないのが一般的である。
【0129】この定着器に炭酸カルシウムを多く含む紙
を通紙すると、早期にローラ汚れが発生する。この理由
は、フィルム50の表層をコーティングで作ることが多
く、離型性がチュ−ブ材よりも劣るためである。また、
この方式の定着器にはシャープメルトのトナーを用いる
ことが多いが、シャープメルトのトナーは、ローラ汚れ
を発生しやすいと考えられる。
を通紙すると、早期にローラ汚れが発生する。この理由
は、フィルム50の表層をコーティングで作ることが多
く、離型性がチュ−ブ材よりも劣るためである。また、
この方式の定着器にはシャープメルトのトナーを用いる
ことが多いが、シャープメルトのトナーは、ローラ汚れ
を発生しやすいと考えられる。
【0130】図4に示す定着器を収納したレーザービー
ムプリンタで、炭酸カルシウムを重量比で約20%含む
紙を通紙し、ガイド部材Cと他の紙搬送ガイドの材質の
ちがいによるローラ汚れを観察した。比較例1,比較例
2は、図1の説明の時と同一である。
ムプリンタで、炭酸カルシウムを重量比で約20%含む
紙を通紙し、ガイド部材Cと他の紙搬送ガイドの材質の
ちがいによるローラ汚れを観察した。比較例1,比較例
2は、図1の説明の時と同一である。
【0131】 本実施例 比較例1 比較例2 ローラ汚れの発生枚数 約8万枚 約1万枚 約1万枚 一定のローラ汚れが発生するまでの、枚数を比較すると
上記のようになった。このように紙のトナー印字面側
と、紙搬送ガイドが強く摺接する部分に、フッ素樹脂を
塗布焼成して薄膜を形成することで、フッ素樹脂層の電
荷をアースへリークでき、炭酸カルシウムを主成分とす
る紙粉の発生を防止でき、ローラのトナー汚れを防止で
きる。
上記のようになった。このように紙のトナー印字面側
と、紙搬送ガイドが強く摺接する部分に、フッ素樹脂を
塗布焼成して薄膜を形成することで、フッ素樹脂層の電
荷をアースへリークでき、炭酸カルシウムを主成分とす
る紙粉の発生を防止でき、ローラのトナー汚れを防止で
きる。
【0132】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものでは
なく、本発明の技術思想内であらゆる変形が可能であ
る。
が、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものでは
なく、本発明の技術思想内であらゆる変形が可能であ
る。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録材に画像を形成するための回転体に紙粉が付着する
のを防止し良好な画像を長期に亘って形成できる画像形
成装置を提供することができる。
記録材に画像を形成するための回転体に紙粉が付着する
のを防止し良好な画像を長期に亘って形成できる画像形
成装置を提供することができる。
【0134】また、本発明によれば、フッ素樹脂の表面
電位の上昇を抑えることにより紙粉の発生を抑えること
ができる画像形成装置を提供することができる。
電位の上昇を抑えることにより紙粉の発生を抑えること
ができる画像形成装置を提供することができる。
【図1】図1は本発明の第1の実施形態に係る画像形成
装置の要部の概略構成を示す図である。
装置の要部の概略構成を示す図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施形態に係る定着器を
示す図である。
示す図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施形態に係るガイドを
示す図である。
示す図である。
【図4】図4は本発明の第2の実施形態に係る定着器を
示す図である。
示す図である。
【図5】図5は従来例に係る定着器を示す図である。
【図6】図6は従来例に係る他の定着器を示す図であ
る。
る。
【図7】図7は従来例に係る画像形成装置を示す図であ
る。
る。
2 感光ドラム 4 現像器 5 転写ローラ 8 定着ローラ 9 加圧ローラ 12 レジストローラ 16 搬送ガイドA 14 搬送ガイドB 13a,13b 搬送ガイド 20a,20b フッ素樹脂 21a,21b 板金 50 定着フィルム 51 加圧ローラ
Claims (35)
- 【請求項1】 記録材を案内するガイド部材と、 前記ガイド部材に案内された記録材に画像を形成するた
めの回転体とを備えた画像形成装置において、 前記ガイド部材は、記録材を案内するガイド面にフッ素
樹脂が被覆された導電性部材であることを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項2】 前記導電性部材は接地されていることを
特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記ガイド部材は記録材の搬送方向が垂
直方向から水平方向になるように記録材を案内すること
を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記ガイド部材はU字パスを構成するこ
とを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 記録材を搬送する回転体対を有し、 前記ガイド部材は記録材を前記回転体対へ案内すること
を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記フッ素樹脂被覆は記録材の未定着現
像剤像が形成される面と接触可能であることを特徴とす
る請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記回転体は記録材に転写される現像剤
像を担持する像担持体であることを特徴とする請求項1
記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記回転体は記録材上に未定着現像剤を
定着するための定着用回転体であることを特徴とする請
求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記定着用回転体と接してニップを形成
する当接部材と、 前記ニップで現像剤に記録材へ向かう方向の力を与える
電界を形成する電界形成手段と、を有することを特徴と
する請求項8記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 前記定着用回転体は未定着現像剤と接
し、前記電界形成手段は前記定着用回転体に未定着現像
剤の帯電極性と同極性のバイアスを印加することを特徴
とする請求項9記載の画像形成装置。 - 【請求項11】 前記フッ素樹脂被覆の厚みは150μ
m以下であることを特徴とする請求項1記載の画像形成
装置。 - 【請求項12】 前記フッ素樹脂被覆はフッ素樹脂を塗
布焼成して形成されることを特徴とする請求項1記載の
画像形成装置。 - 【請求項13】 前記フッ素被覆は単層であることを特
徴とする請求項12記載の画像形成装置。 - 【請求項14】 前記フッ素樹脂被覆は導電性充填剤を
含有していることを特徴とする請求項1記載の画像形成
装置。 - 【請求項15】 前記フッ素樹脂被覆はフッ素樹脂テー
プであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
置。 - 【請求項16】 前記現像剤の帯電極性は負極性である
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項17】 前記記録材は炭酸カルシウムを含有す
ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項18】 記録材を案内するガイド部材と、 前記ガイド部材に案内された記録材に画像を形成するた
めの回転体とを有する画像形成装置において、 前記ガイド部材は記録材を案内するガイド面がフッ素樹
脂で構成されており、前記ガイド部材の表面電位の減衰
に関する時定数は0.28よりも小さいことを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項19】 前記ガイド部材は接地されていること
を特徴とする請求項18記載の画像形成装置。 - 【請求項20】 前記ガイド部材は前記ガイド面にフッ
素樹脂を被覆された導電性部材であることを特徴とする
請求項18記載の画像形成装置。 - 【請求項21】 前記ガイド部材は記録材の搬送方向が
垂直方向から水平方向になるように記録材を案内するこ
とを特徴とする請求項18記載の画像形成装置。 - 【請求項22】 前記ガイド部材はU字パスを構成する
ことを特徴とする請求項21記載の画像形成装置。 - 【請求項23】 記録材を搬送する回転体対を有し、 前記ガイド部材は記録材を前記回転体対へ案内すること
を特徴とする請求項18記載の画像形成装置。 - 【請求項24】 前記フッ素樹脂は記録材の未定着現像
剤像が形成される面と接触可能であることを特徴とする
請求項18記載の画像形成装置。 - 【請求項25】 前記回転体は記録材に転写される現像
剤像を担持する像担持体であることを特徴とする請求項
18記載の画像形成装置。 - 【請求項26】 前記回転体は記録材上に未定着現像剤
を定着するための定着用回転体であることを特徴とする
請求項18記載の画像形成装置。 - 【請求項27】 前記定着用回転体と接してニップを形
成する当接部材と、 前記ニップで現像剤に記録材へ向かう方向の力を与える
電界を形成する電界形成手段と、を有することを特徴と
する請求項26記載の画像形成装置。 - 【請求項28】 前記定着用回転体は未定着現像剤と接
し、前記電界形成手段は前記定着用回転体に未定着現像
剤の帯電極性と同極性のバイアスを印加することを特徴
とする請求項27記載の画像形成装置。 - 【請求項29】 前記フッ素樹脂の厚みは150μm以
下であることを特徴とする請求項18記載の画像形成装
置。 - 【請求項30】 前記フッ素樹脂はフッ素樹脂を塗布焼
成して形成されることを特徴とする請求項18記載の画
像形成装置。 - 【請求項31】 前記フッ素樹脂は単層であることを特
徴とする請求項30記載の画像形成装置。 - 【請求項32】 前記フッ素樹脂は導電性充填剤を含有
していることを特徴とする請求項18記載の画像形成装
置。 - 【請求項33】 前記フッ素樹脂はフッ素樹脂テープで
あることを特徴とする請求項18記載の画像形成装置。 - 【請求項34】 前記現像剤の帯電極性は負極性である
ことを特徴とする請求項18記載の画像形成装置。 - 【請求項35】 前記記録材は炭酸カルシウムを含有す
ることを特徴とする請求項18記載の画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10253239A JPH11147629A (ja) | 1997-08-29 | 1998-08-24 | 画像形成装置 |
US09/140,678 US6259885B1 (en) | 1997-08-29 | 1998-08-26 | Image forming apparatus having transportation guide with fluorinated resin |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-247606 | 1997-08-29 | ||
JP24760697 | 1997-08-29 | ||
JP10253239A JPH11147629A (ja) | 1997-08-29 | 1998-08-24 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11147629A true JPH11147629A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=26538342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10253239A Pending JPH11147629A (ja) | 1997-08-29 | 1998-08-24 | 画像形成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6259885B1 (ja) |
JP (1) | JPH11147629A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151564A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Kyocera Mita Corp | シート搬送装置 |
JP2007297218A (ja) * | 2004-03-09 | 2007-11-15 | Canon Inc | 画像形成装置 |
KR100778183B1 (ko) * | 2000-02-29 | 2007-11-22 | 가부시키가이샤 유야마 세이사쿠쇼 | 가루약 포장장치의 가루약 접촉부재 및 그 제조방법 |
JP2008007329A (ja) * | 2004-03-09 | 2008-01-17 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2010510107A (ja) * | 2006-11-24 | 2010-04-02 | ゴス インターナショナル モンタテール ソシエテ アノニム | 印刷機及び印刷する方法 |
JP2010128051A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
JP2018054965A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007298735A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Kyocera Mita Corp | ガイドユニット、搬送ユニット、及び画像形成装置 |
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---|---|---|---|---|
US4719489A (en) | 1984-02-03 | 1988-01-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording apparatus having material feed mode dependent fixing control |
JPS63304282A (ja) * | 1987-06-05 | 1988-12-12 | Hitachi Ltd | 電子写真装置 |
DE3851671T2 (de) | 1987-07-29 | 1995-02-23 | Canon Kk | Bilderzeugungsgerät. |
US5045892A (en) * | 1987-09-30 | 1991-09-03 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Recording paper transport mechanism |
JP2851303B2 (ja) * | 1989-05-18 | 1999-01-27 | 株式会社リコー | プリンター装置 |
US5268724A (en) * | 1990-04-20 | 1993-12-07 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Transfer apparatus providing improved transfer material guidance along a feed path to an electrophotographic image carrier |
JPH0580578A (ja) * | 1991-09-20 | 1993-04-02 | Minolta Camera Co Ltd | 転写用紙 |
JP3118081B2 (ja) * | 1992-06-17 | 2000-12-18 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JPH07120993A (ja) | 1993-10-26 | 1995-05-12 | Canon Inc | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
US5682576A (en) | 1994-06-07 | 1997-10-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Fixing device |
JP3386235B2 (ja) * | 1994-06-30 | 2003-03-17 | 株式会社リコー | 転写紙案内装置 |
-
1998
- 1998-08-24 JP JP10253239A patent/JPH11147629A/ja active Pending
- 1998-08-26 US US09/140,678 patent/US6259885B1/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2007297218A (ja) * | 2004-03-09 | 2007-11-15 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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JP4498396B2 (ja) * | 2004-03-09 | 2010-07-07 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2006151564A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Kyocera Mita Corp | シート搬送装置 |
JP2010510107A (ja) * | 2006-11-24 | 2010-04-02 | ゴス インターナショナル モンタテール ソシエテ アノニム | 印刷機及び印刷する方法 |
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JP4702438B2 (ja) * | 2008-11-26 | 2011-06-15 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
US8565656B2 (en) | 2008-11-26 | 2013-10-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with guide member |
JP2018054965A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6259885B1 (en) | 2001-07-10 |
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---|---|---|---|
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