JPH11147398A - エンボス化粧材の製造方法 - Google Patents

エンボス化粧材の製造方法

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JPH11147398A JP33235797A JP33235797A JPH11147398A JP H11147398 A JPH11147398 A JP H11147398A JP 33235797 A JP33235797 A JP 33235797A JP 33235797 A JP33235797 A JP 33235797A JP H11147398 A JPH11147398 A JP H11147398A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄いエンボス用基材を用いて、これまでの厚
い基材に匹敵するエンボス効果を与えるエンボス化粧材
の製造方法の提供を目的とする。 【解決手段】 天然木材板が有する導管パターンと該導
管パターンを囲む導管縁取りパターンのデジタル画像デ
ータの作成工程と、該画像データを用いたエンボスシリ
ンダー面に対する第1、第2フォトエッチング工程から
なるエンボスシリンダー加工工程と、該エンボス版によ
るエンボス加工工程からなり、導管溝1の周辺に導管縁
取り凸状部2を形成することを特徴とするエンボス化粧
材の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンボス化粧材の
最表面に使用される透明シート基材の薄膜化を可能とす
るエンボス化粧材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エンボス化粧材には種々なエンボスパタ
ーンが使用されるが、中でも木目柄の導管溝パターンは
エンボスパターンの代表的なものであり、天然木材の有
する木目導管断面をリアルに再現することによって質
感、高級感、意匠性を高めた化粧材が広く利用されてい
る。これらは、一般に天然木材板の木目導管断面に相当
する部分の凹凸模様がエンボスされたものである。導管
溝の外観をより天然のものに近づけるため、より好まし
くはエンボスによって形成された凹陥部にワイピング等
の手法によって濃度のある着色材(インキ等)が充填さ
れている。一般に、エンボス化粧材の製造に使用される
従来のエンボス版の版深(凸状部の高さといいかえても
よい)は、天然の導管溝の外観を再現するため100μ
m以上ある。従ってエンボス時に使用される基材シート
の厚みは少なくとも100μmを必要としている。さら
に、近年、所謂、ダブリングエンボス(着色シート基材
上に透明トップシート基材を熱融着で積層すると同時に
透明トップシート基材にエンボスする方法)が多用され
るようになり、しかも、それに使用される透明トップシ
ート基材を熔融押出し成型し、インラインで冷却ローラ
ーをエンボス版としてエンボスを行う製造方法が実施さ
れるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、エンボス加
工が施される透明トップシート基材には、押出し成型時
の効率化、材料コストの低減化から、80μm以下の厚
みが望まれている。従ってエンボス版の版深も80μm
以下にせざるを得ないが、単に版深を下げたのでは、エ
ンボスによる意匠効果が弱まってしまうという問題があ
る。この傾向は、オーク系の木目導管柄の場合に特に顕
著である。本発明は、前述の問題点に鑑みてなされたも
ので、透明トップシート基材の厚みを低減し、浅い版深
のエンボス版を使用しても、これまでの厚い透明トップ
シート基材に深いエンボス版を用いて製造されたエンボ
ス化粧材と同等の意匠効果のあるエンボス化粧材の製造
方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明では、天然木材板が有する導管パターンと該導管
パターンを囲む導管縁取りパターンのデジタル画像デー
タの作成工程と、レジスト感光液が塗布されたエンボス
シリンダー面に前記導管縁取りパターンのデジタル画像
データをレーザー光で出力(露光)して、現像して前記
導管縁取りパターン部のみ非レジスト部とした上で、第
1次腐食を行い、レジスト剥離を行い導管縁取り凹陥部
を形成する第1フォトエッチング工程と、前記導管縁取
り凹陥部が形成されたシリンダー面にレジスト感光液を
塗布し、前記導管縁取り凹陥部と見当を合わせて前記導
管パターンのデジタル画像データをレーザー光で出力
(露光)して、現像して前記導管パターン部のみレジス
ト部とした上で、第2次腐食を行い、レジスト剥離を行
い、周辺に導管縁取り凹陥部を有する導管凸状部を形成
する第2フォトエッチング工程とからなるエンボスシリ
ンダー加工工程と、前記エンボスシリンダーによって透
明トップシート基材を熱プレスするか、若しくは前記エ
ンボスシリンダー面に紫外線又は電子線硬化性樹脂液を
塗布、充填し、必要に応じ透明トップシート基材を積層
し、該トップシート基材を通して紫外線または電子線照
射で前記紫外線又は電子線硬化性樹脂液を硬化後エンボ
ス版から離型することにより周辺が導管縁取り凸状部で
囲まれた導管溝を前記透明基材に賦型するエンボス加工
工程と、から構成する。また、前記透明トップシート基
材に対して、前記エンボス加工工程とインラインである
いはオフラインで木目印刷された着色シート基材をラミ
ネートさせる。さらに、前記導管内に着色材う充填す
る。さらにまた、前記着色シート基材の裏面に用途に応
じた裏打ち材を貼り合わせる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の製造対象となるエンボス
化粧材とは、エンボス加工が施されたシート或いは板で
ある。材料としては、通常、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビ
ニル、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン
樹脂、ABS,ポリスチレン等の熱可塑性樹脂が用いら
れる。また用途としては、壁、床、天井等の建築物の内
装材、扉、窓枠、手摺等の建具、家電製品の筐体、箪笥
等の家具、箱等の容器、車両等の内装材、船舶内装材等
であって、必要に応じて更に任意の素材が裏打ちして使
用される。また、本発明によるエンボス化粧材の製造方
法が狙う凹凸模様(エンボスパターン)の代表的なもの
は、天然木材板を再現した木目柄に見られる木目導管溝
断面パターン(以下導管パターンと称する)であるの
で、以下導管パターンの場合について説明する。無論、
導管パターン以外にもタイルや煉瓦配列の目地溝、トラ
バーチン大理石の凹陥部、溝状の彫刻模様(唐草文字
等)等の場合にも本発明は適用が可能である。
【0006】図1は、天然木材板に見られる木目模様の
なかから導管溝が構成する導管パターンだけを抽出した
図柄の一例である。このように導管パターンのみを画像
として抽出する方法としては、従来から木目導管パター
ンの写真製版で公知の各種方法を応用すればよい。例え
ば、天然木材板全面に黒色系のインキを塗布した後、ド
クターブレード、布等で拭き取って導管溝内にのみイン
キを充填した上で写真撮影する方法が挙げられる。個々
の導管パターンは、一見不規則に見えるが、木材の導管
は斜めにカットされることにより略同一方向に延びる長
楕円形のものが多い。従って、導管パターンのパターン
モデルを以下長楕円形をもって示すことにする。
【0007】図2は、本発明及び従来技術によるエンボ
ス化粧材の製造方法によって製造されるエンボス化粧材
が示す視角的効果の比較説明図図2においては、分かり
やすくするために、本発明(左側)と従来の技術(右
側)とを対比して示している。図2(a)は、導管パタ
ーンの平面図、図2(b)は、図2(a)のx−x’断
面図である。本発明によるエンボス化粧材の製造方法に
よって製造されるエンボス化粧材10の導管パターン
は、図2(a)に示すように、導管部1(導管溝に相当
する部分)の周辺に導管縁取り凸状部2を配したもので
ある。これに対し従来の導管パターンにはこのような凸
状部の形成はみられない。この両者の違いは、図2
(b)における断面構造を比較すれば一層明らかであ
る。本発明による導管部1は、高さdの導管縁取り凸状
部2によって取り囲まれている。従って導管部1の深さ
は従来の場合と略同一でありながら、エンボスによって
賦型される透明シート基材8の厚みは、従来の場合と比
較して物理的厚みだけから見ても導管縁取り凸状部2の
高さdの分だけ薄くすることができる。それに加えて、
導管部周縁の導管縁取り凸状部2の与える凹凸の視覚的
な強調(エンハンス)効果も奏するため、d以上厚みを
薄くすることが可能である。従って、本発明による場
合、透明シート基材8の厚みを少なくしても、導管溝の
深度に大きな変化がないので、導管溝がもたらす視覚的
な効果、すなわち意匠効果は従来の場合に較べて劣るこ
とはない。導管部1は、必要に応じて、従来のものと同
様にダークな着色材Cを用いたワイピングによってその
内部は着色されている。
【0008】次に、本発明によるエンボス化粧材の製造
方法について説明する。図3は、本発明によるエンボス
化粧材の製造方法において作成、使用される天然木材板
が有する導管パターンと該導管パターンを囲む導管縁取
りパターンの平面図である。図1に示すような、木目模
様から抽出された導管パターンの原画像をCEPS(COL
OR ELECTRONIC PREPRESS SYSTEM)等のスキャナーによっ
て電気信号として入力し、AD変換して得られる図3
(a)に示すような2値化された導管パターン画像P−
1のデジタルデータをハードディスク等の記憶装置に記
憶させるとともに、また、この導管パターンの縁取りが
できるように組み込まれた特定な修正プログラムに従っ
て、作成された図3(b)に示すような2値化された導
管縁取りパターン画像P−2のデジタルデータを同じく
ハードディスク等の記憶装置に記憶させる。
【0009】図4は、本発明によるエンボス化粧材の製
造方法のエンボス版加工工程の説明図である。先ず、
で示すように、レジスト感光液4が塗布されたエンボス
シリンダー3の表面に前記導管縁取りパターン画像P−
2をアルゴンイオン等のレーザー光で出力(露光)して
焼き付け、現像し、導管縁取りパターン画像P−2のみ
非レジスト部となるようにレジスト部(レジスト層)5
を形成する。そのためには、ネガ型のレジスト感光液を
用いた場合は、導管縁取りパターン画像P−2の部分の
み露光しないで、その他の部分を露光するようにすれば
よい。また、ポジ型レジスト感光液を用いる場合が、逆
に、導管縁取りパターン画像P−2の部分のみ露光す
る。そして、次に、非レジスト部を塩化第2鉄溶液等を
用いて第1次腐食を行って、に示すように、導管縁取
り凹陥部6を形成し、レジスト剥離を行って、第1フォ
トエッチング工程を終了させる。次に、再度、に示す
ように、レジスト感光液4を全面に塗布し、今度は、前
記導管パターン画像P−1を導管縁取り凹陥部6に見当
を合わせてレーザー光で出力(露光)して焼き付け、現
像して、に示すような導管縁取り凹陥部6の内部のみ
にレジスト部5を設け、この状態で所定の深さに到達す
るように第2次腐食を行い、に示すように導管凸状部
7を形成し、レジスト剥離を行って、第2フォトエッチ
ング工程を終了し、目的とするエンボス版Eが得られ
る。さらに図示はされてないが、エンボス版Eの面にサ
ンドブラスト等の方法によって化粧材の艶の制御のため
に微小な凹凸形状を形成し、クロムメッキを施して完成
させる。
【0010】図5は、本発明によるエンボス化粧材の製
造方法のエンボス加工工程の説明図である。本発明を構
成するエンボス加工工程は、図5(a)に示すような
エンボス版Eに形成された凹凸形状を、加熱軟化せしめ
た透明シート基材8に賦型する工程であって、図5
(a)に示すエンボス加工されたエンボス化粧材10
には、エンボス版Eの凹凸形状が忠実に賦型され、その
結果、導管部1の周辺には導管縁取り凸状部2が導管部
1を取り囲むように形成されている。また、透明シート
基材8の裏面は着色シート基材9によってラミネートさ
れている。着色シート基材9には予め木目模様が印刷さ
れ、そのインキ層は図示はされていないが透明シート基
材8と着色シート基材9間にサンドイッチされている
か、あるいは透明シート基材8表面に露出している。な
お、着色シート基材9の代わりに透明シート基材を使用
してもよい。本発明によるエンボス加工には、図5
(b)に示すように、エクストルーダーExから高温で
押出される透明な熔融樹脂と着色シート基材9とをクー
リングロラーの機能を兼ねたエンボス版Eとニップロー
ラー(圧胴)Nとの間で押圧し、ラミネートすると同時
にエンボス版Eで賦型を行いエンボス版Eからガイドロ
ーラーGを通して離型させる方法を採用してもよいし、
あるいは、透明シート基材に対して加熱エンボス版を圧
着させて賦型を行い、オフラインで着色シート基材9と
のラミネートを行ってもよい。また、図5(c)に示す
ように、エンボス版E面の少なくとも凹部を充填するよ
うに紫外線又は電子線硬化性樹脂液mを樹脂液供給装置
Mから供給して、塗布し、必要に応じ透明トップシート
基材8を該樹脂液M上に積層し、該透明トップシート基
材8を通して紫外線または電子線照射装置Dを用いて前
記紫外線又は電子線硬化性樹脂液を硬化後エンボス版か
ら離型させ、その後、図示はされていないが、オフライ
ンで着色シート基材9をラミネートさせてもよい。
【0011】以上のように加工された積層材の導管部1
には、別工程でワイピングによって黒褐色等暗色系のイ
ンキ等の着色材Cを充填し、導管パターンを本物に近づ
ける作業が行われる。最後に、エンボス化粧材の使用目
的に応じた裏打材を図5(a)に示す、エンボス化粧
材10に対して裏打ちされる。例えば、エンボス化粧材
10がドアの場合は、ハニカムボード等を強力接着を用
いて裏打ちし、最終製品とする。
【0012】従来の場合、一般にエンボスすべき導管溝
(導管部)1の深さは100μm以上必要とされ、且つ
そのために賦型される基材8’の厚みD2は、100μ
m以上なければならなかったのに対し、本発明において
は、エンボスすべき導管溝1の深さは最低70μm以上
あればよく、また、使用する透明シート基材8の厚みD
1は、最低70μmと略70%の厚みで済み、それにも
かかわらず導管パターンのエンボスによる意匠効果に何
ら遜色のない化粧材10が得られる。それは、導管部1
の周辺に高さdの導管縁取り凸状部2を形成させること
によって、従来の導管部1の深度と変わらない深度を確
保できるためである。導管パターンにもよるが、一般に
導管縁取り凸状部2の高さdは、10〜30μmの範囲
にあることが望ましい。これは、10μm以下では上記
の意匠効果を失い、また30μmを越えると最表面に異
常さを感じるためである。なお、導管縁取り凸状部2の
幅は50〜120μmの範囲にあることが望ましい。導
管縁取り凸状部2の断面形状は、図5(a)に示すよう
に、隅角部は、丸くなった滑らかな形状が好ましい。特
に、導管溝内側の隅角部の曲率をより大きく、また導管
溝外側の隅角部の曲率をより小さくすることが、導管溝
を天然物と較べて違和感がなく、且つ導管溝の深さを十
分強調できて好ましい。この導管縁取り凸状部2の高さ
は、図4、に示す第1次腐食工程によって得られる
導管縁取り凹陥部6の深度によって制御することができ
る。すなわち、導管縁取りパターン画像P−2による縁
取り幅が20〜30μmであるとすると、このパターン
画像P−2の焼き付けによって得られる非レジスト部の
第1次腐食によって生じる導管縁取り凹陥部6の深度を
50〜100μmの範囲に加工しておけば、図4に示
す第2次腐食の後に得られる導管縁取り凹陥部6の深度
は、深度が低下して10〜30μmとなり、またエッジ
もより滑らかになる。この深度は忠実に透明シート基材
8に賦型されるので、導管縁取り凸状部2の高さdは、
同じく10〜30μmの値になる。また、従来と同じ厚
みの透明シート基材8の使用が許されるならば、従来よ
りも深度のある導管部1を形成することができ、さらに
深みがあり、質感の豊富な導管パターンの再現が可能に
なる。さらに、導管部1に着色材Cを充填しない場合に
おいても、導管部1に入射する光が側壁に遮られて作ら
れる陰影により、同様な視覚的効果を奏する。以上のよ
うに、本発明によるエンボス化粧材の製造方法によれ
ば、厚みの少ない透明シート基材8にもかかわらず、天
然木材が有する木目柄等の凹凸模様をリアルに、力強
く、立体的に、質感を持たせて再現することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、導管部1の周縁に導管
縁取り凸状部2からなる輪郭線を設けることにより、薄
い透明ート基材を用いても導管エンボスの視覚的な効果
を落とさずに加工することができ、透明樹脂の節約ばか
りか、透明樹脂の押出し効率、あるいは製膜効率を高
め、生産効率を高めることができる。図面の簡単な説
明】
【図1】天然木材に見られる木目模様のなかから導管溝
が構成する導管パターンだけを抽出した図柄の一例
【図2】本発明及び従来技術によるエンボス化粧材の製
造方法によって製造されるエンボス化粧材が示す視角的
効果の比較説明図
【図3】本発明によるエンボス化粧材の製造方法におい
て作成、使用される天然木材板が有する導管パターンと
該導管パターンを囲む導管縁取りパターンの平面図
【図4】本発明によるエンボス化粧材の製造方法のエン
ボス版加工工程の説明図
【図5】本発明によるエンボス化粧材の製造方法のエン
ボス加工工程の説明図
【符号の説明】
1 導管部、導管溝 2 導管縁取り凸状部 3 エンボスシリンダー 4 レジスト部、レジスト層 5 非レジスト部 6 導管縁取り凹陥部6 7 導管凸状部 C 着色材 Ex エクストルーダー G ガイドローラー N ニップローラー m 紫外線又は電子線硬化性樹脂液 M 紫外線又は電子線硬化性樹脂液供給装置 P−1 2値化された導管パターン画像 P−2 2値化された導管縁取りパターン画像

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然木材板が有する導管パターンと該導
    管パターンを囲む導管縁取りパターンのデジタル画像デ
    ータの作成工程と、 レジスト感光液が塗布されたエンボスシリンダー面に前
    記導管縁取りパターンのデジタル画像データをレーザー
    光で出力(露光)して、現像して前記導管縁取りパター
    ン部のみ非レジスト部とした上で、第1次腐食を行い、
    レジスト剥離を行い導管縁取り凹陥部を形成する第1フ
    ォトエッチング工程と、前記導管縁取り凹陥部が形成さ
    れたシリンダー面にレジスト感光液を塗布し、前記導管
    縁取り凹陥部と見当を合わせて前記導管パターンのデジ
    タル画像データをレーザー光で出力(露光)して、現像
    して前記導管パターン部のみレジスト部とした上で、第
    2次腐食を行い、レジスト剥離を行い、周辺に導管縁取
    り凹陥部を有する導管凸状部を形成する第2フォトエッ
    チング工程とからなるエンボスシリンダー加工工程と、 前記エンボスシリンダーによって透明トップシート基材
    を熱プレスするか、若しくは前記エンボスシリンダー面
    に紫外線又は電子線硬化性樹脂液を塗布、充填し、必要
    に応じ透明トップシート基材を積層し、該トップシート
    基材を通して紫外線または電子線照射で前記紫外線又は
    電子線硬化性樹脂液を硬化後エンボス版から離型するこ
    とにより周辺が導管縁取り凸状部で囲まれた導管溝を前
    記透明基材に賦型するエンボス加工工程と、 からなることを特徴とするエンボス化粧材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記透明トップシート基材に対して、前
    記エンボス加工工程とインラインであるいはオフライン
    で木目印刷された着色シート基材がラミネートされるこ
    とを特徴とするエンボス化粧材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記導管内に着色材が充填されることを
    特徴とする請求項1または2記載のエンボス化粧材の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記着色シート基材の裏面に用途に応じ
    た裏打ち材が貼り合わされることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載のエンボス化粧材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001009907A (ja) * 1999-06-29 2001-01-16 Dainippon Printing Co Ltd 万線状凹凸模様を有する化粧材、及びその製造方法
JP2001277792A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Dainippon Printing Co Ltd エンボス化粧材とその製造方法
JP2016132196A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 豊田合成株式会社 長尺シール部材の識別マーク構造

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