JPH07308976A - 装飾製品の製造方法及びこの方法により得られた製品 - Google Patents

装飾製品の製造方法及びこの方法により得られた製品

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JPH07308976A
JPH07308976A JP31187894A JP31187894A JPH07308976A JP H07308976 A JPH07308976 A JP H07308976A JP 31187894 A JP31187894 A JP 31187894A JP 31187894 A JP31187894 A JP 31187894A JP H07308976 A JPH07308976 A JP H07308976A
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sheet
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replica
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JP31187894A
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Jean-Michel Remazeilles
ルマゼイユ ジャン−ミッシェル
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BLOO IND
BUROU IND
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    • B44C5/04Ornamental plaques, e.g. decorative panels, decorative veneers
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B44DECORATIVE ARTS
    • B44CPRODUCING DECORATIVE EFFECTS; MOSAICS; TARSIA WORK; PAPERHANGING
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 広告や展示のための、複製の印刷された支持
体を囲む枠を有する、特に壁かけ用の装飾製品を低費用
で製造する方法を提供する。 【構成】 支持体の上にダミーウィンドーとして、作品
の複製を取り囲む枠の図を作ってここに支持体のプラス
チック材料を熱成形した外向きの浮き出しとして枠の外
形に沿う玉ぶち構造を構成する突出を形成させ、この支
持体を熱成形操作に先立ち、またはそれに引き続いて枠
の外側輪郭に沿って裁断し、この支持体を裏返しにして
これを支え型に対して密着させ、枠の反対側に作られた
洞状陥凹部を硬化可能な材料で充填してこの支持体を型
から分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば線描、スケッ
チ、アウトライン、写真、絵画又はその他の作品、或い
は場合によっては記号型その他の、壁に適用する目的の
ための、例えばばら模様装飾、高さゲージ、又は類似
の、この壁に対して適当な高さのところに懸吊し、又は
固定して配置することができるように共通して一般に平
坦である可能性を有するような物品等の類の装飾製品、
中でも壁面に適用するためのそれらを製造する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】種々の型の作品を複製するための多くの
方法が非常に古くから知られており、例えば種々の、個
々の作品毎に変化し得る支持体の上に印刷、写真、フォ
トコピー、スクリン印刷、平版印刷又は他の種々の方法
を用いる各種の方法であり、それらの最も一般的な特徴
はオリジナルな原創作物を多数の同じ複製物に複製して
それらの作品を公衆の文化的利益や娯楽のために広範囲
に頒布するのを許容することである。
【0003】これらの複製は不変の法則として、紙、ボ
ール紙、プラスチック又は織物等、〔但しこれらの列挙
はなんらの制限の意味を持つものではない〕剛質の平坦
な支持体の上に作り出され、その際ただ一つ要求される
ことは、このような支持体の上に原作品をその複製物の
適当な耐久性を確実にするようにして充分な信頼性をも
って忠実に再現することであり、そして更に、この複製
物がその作品の公共的所有に属することにより、又は作
者の許諾によって、場合によってはその複製された作品
に対する装飾的な付加又は付加物が含まれるようにする
ことも可能である。
【0004】このような公知の一般的原理の1つの応用
例が、米国特許US−A−3,289,193号又は英
国特許GB−A−1,572,324にあげられている
が、これらはなかでも原画で入手できる絵画を複製する
方法を記述しており、これはモールド型によりその作品
の中の種々の浮き出し部を洞状の部分として複製し、そ
れによって最初の作品と同じ浮き出し部を含むいかなる
支持体をもプレス成形することによって前記後者の複製
を得ることよりなる。その後でその複製物は購入者によ
って彩色されることができ、更に同人はその作業の実行
の手引きを受けることもできる。
【0005】一般にこのような複製物は、その選ばれた
支持体の上に作り出された後で展示のため及び保持のた
めに枠の中に納められるのがほとんどであり、それによ
り絵画や線描等の場合には通常は、その複製物を支持体
の上で取り囲んでその全構成体を取り巻く枠の境界との
移行部を形成する無装飾の、又は装飾された、いわゆる
「マウント」と呼ばれるオーバーレイの縁の部分的な重
畳とともに、その複製された作品が平らにセットされる
のを確実にする。その複製されるべき作品の枠をその複
製と同時に作製できることが上記先行特許に示されてい
ることに注目すべきである。
【0006】しかしながらこれらの従来技術においては
更に、枠を取りつけた仕上げた製品を完成させるために
人手により、又はなんらかの他の方法によって絵の具や
インキを適用することが要求されるが、これらの従来技
術は種々の欠点を有し、例えば、その全構成体は比較的
高価であって、購入者が支持体の上のその複製物自身の
みならず一般にその枠、及びおそらくは中間の周縁オー
バーレイをも購入することが要求され、その際その全構
成体は組み立てた状態で販売されるけれども、もし個別
のパーツとして販売されることが必要であるときは、或
る場合にはメーカーが、そして別の場合には購入者がこ
れらの種々のパーツを取りつけて最終的組み立てに先立
ってそれらを相互に対して心合わせする必要があり、そ
の作業経費はときにはその最終製品の価格に大きく上乗
せされることになり、しかも全ての場合に、必ずしもな
にびともが精通する必要のないノウハウを必要とする。
【0007】まとめるならば、複製物の枠の形成は無視
できない大きさの出費を含み、これはしばしば購入希望
者を失望させるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の対象は、上述
の類の装飾製品を製造する方法であり、これは複製がそ
の上に転写されるべき支持体をあらかじめ作製した後
で、その枠を作るのに必要な一連の継続的操作を、個別
の、但し最終的に累積されるこれら操作の経費とともに
除くことによって上述の諸欠点を回避するものである。
【0009】本発明はまた、その最も広い意味において
この対象の方法の実施により得られる装飾製品にも関す
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的のために、複製
されるべき作品がいずれかの通常的手段を用いて平坦な
支持体、なかでも熱成形可能なプラスチック材料で作ら
れたシートによって構成された支持体の上に印刷により
転写される装飾製品を製造するこの方法は、上記支持体
の上にダミーウィンドーとして、作品の複製を取り囲む
枠の図を同時にもしくは逐時的に作って丁度この枠の図
のところで支持体のプラスチック材料を熱成形し、それ
により、支持体の平面においてこの支持体の面について
外向きの浮き出しとして枠の外形に沿う連続的または他
の形態の、玉ぶち構造または縁部構造を構成する突出を
形成させ、この支持体を熱成形操作に先立ち、またはそ
れに引き続いて枠の外側輪郭に沿って裁断し、この支持
体を裏返しにしてこれを、平らに保持する支え型に対し
て密着させ、枠の反対側に作られた洞状陥凹部を硬化可
能な材料で射出または他の手段により充填し、そして次
にその支持体を型から分離してそれにより、その一方の
面の上において枠の図の中央部に置かれた複製と、及び
その反対側の面の上においてこの枠の中に入っていて枠
を強化している囲繞部とを含む単一体としてのパネルを
形成することよりなる。
【0011】従って本発明の方法は、複製それ自身の支
持体の上で行なわれる一連の継続的操作によってその支
持体の中に直接にこの複製を取り囲む枠を組み込むこと
を可能にし、そして全体として、種々の独立要素の最終
的な組立を実施するのに先立って、それらの相互の心合
わせや取り付けのいかなる継続的操作も排除された製品
を提供することを可能にする。
【0012】原作品であろうと改作、すなわちいかなる
所望の、かつ許諾を得た付加又は修飾の組み入れであろ
うと、その作品の熱成形可能なプラスチック材料ででき
た支持体の上への、なかでも枠の領域内での転写は、い
かなる通常的な印刷法、なかでも写真、スクリン印刷、
平版印刷、グラビア、オフセット、デカル又は他の転写
方法により実施することができるが、このような方法は
公知であって、その作品を忠実性及び再現性の満足な条
件のもとにこの支持体の上に複製することを可能とした
時点から本発明になんらの直接の影響をも有するもので
はない。
【0013】更に、この枠の、複製を取り囲むダミーウ
ィンドーとしての線描図は、その作品を複製してこれを
熱成形可能な材料でできた支持体の上に移す方法の引き
続いての実施のために用いられる校正刷りの上で、或い
は複製が支持体の上に印刷されてしまった後でこの支持
体自身の上で作り出すことができる。
【0014】その枠は、それにより取り囲まれた複製に
関して、その線描図によっていかなる所望の材料、いか
なる生地組織又はいかなる断面形状や寸法をもシミュレ
ートして、それによりこの複製に一体化させるか、又は
それと区別するようにいかなるコントラスト効果をも含
むことができる。特にこの枠の線描図は、その複製と周
縁の玉ぶちとの間に間挿されて支持体の上に同時に、又
は引き続いて移された中間オーバーレイ、すなわち「マ
ウント」を含むことができる。
【0015】それぞれの場合に依存して、熱成形可能プ
ラスチック材料よりなる支持体はポリ塩化ビニル、ポリ
エステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ABS
(アクリロニトリルブタジエンスチレン)又は他の、適
当な相対的な固有の剛性を有し、そして中でもその上に
転写される複製に対して印刷支持体として使用するのに
好適な性質を有するいかなる等価物でできていてもよ
い。支持体の厚さはそれぞれのプラスチック材料により
変化することができ、その支持体の所望の、なかでも引
き裂きに対する、又は衝撃や鋭い先端の効果についての
抵抗性に依存して0.3ないし3mm又は更にそれ以上
のオーダーである。これに対して、支持体の上の複製は
極めて限定された厚さ、すなわち用いた印刷法に依存し
て0.2ないし0.8mmのオーダーの厚さであるが、
このような寸法自体は限定的なものではない。
【0016】複製を含む熱成形可能プラスチック材料よ
りなる支持体は有利な補足的特性の1つによれば、枠の
熱成形に先立って、又はそれに引き続いて薄い外部保護
層で被覆されることができる。好ましくはこのような薄
い保護層は、支持体の上に適用され、又は接着的に結合
され、或いはスプレーにより、又はさもなければ、浴液
を通過させて引き続いて乾燥過程を経過することにより
得られた透明なプラスチックシートの形で作られている
ことができる。
【0017】対象とする方法のもう一つの特別な特徴に
よれば、枠を作るための支持体の熱成形は浮き出し状の
リブを含むモールドの中で作り出され、このモールドの
断面形状はその支持体の中に形成されるべき玉ぶち又は
構造のそれに一致しており、この支持体をモールドのリ
ブに対して圧力のもとで圧着させることにより、その支
持体の中に枠の輪郭を画定する洞状陥凹が作り出され
る。
【0018】有利には、この熱成形用モールドは、枠が
形成されるべきまさにその位置に浮き出し状のリブが設
けられた剛質の基板を含み、その際支持体は、場合によ
っては基板として、圧力と温度との組み合わせ効果のも
とで支持体を変形させるのに適した加熱手段を含む圧盤
によって基板に対して圧着される。
【0019】場合によってはモールドの基板は空気力学
的吸引手段を含んでいてもよく、それによりその圧着さ
れるべき支持体が枠を形成するためのリブに対して完全
に密着するようにしてもよい。
【0020】好ましくは枠をその外周に沿って裁断した
後でその枠を含む支持体が押しつけられる支え型は枠の
玉ぶちを受ける外側の型空隙及び支持体の上に転写され
た複製と接する平らな内側の部分とを含む。有利にはこ
の内側部分はその接触する支持体のいかなる品質低下を
も防ぐために保護被覆を含むのがよい。
【0021】もう一つの特徴によれば、枠が熱成形され
た後で、支え型の型空隙の中に収容される玉ぶち内での
枠の充填はポリウレタン発泡物、エポキシ樹脂又は石
膏、或いは更により一般的には熱硬化性物質、好ましく
は迅速に硬化して支持体のプラスチック材料について中
性であるようなものから選ばれた材料によって行なわれ
る。
【0022】有利には、玉ぶちの充填物質の中にこれが
硬化するに先立っていかなる型の壁面取り付け部材をも
配置し、又は埋め込むのがよい。
【0023】最後に、そして対象とする方法の更にもう
一つの特徴によれば、その製品の仕上げは、複製を含む
面と反対側の支持体の面に対して外部保護シートを適用
することによって行なってもよいが、このシートはプラ
スチック被覆又はボール紙や他の材料の紙シートによっ
て構成されていることができる。
【0024】
【実施例】対象とする製造方法の他の諸特性並びにこの
方法により得られた装飾製品の諸特性は、いかなる制限
をも含むことなく表示のために、添付の図面の参照のも
とに以下にあげる説明的な1具体例の記述によって更に
明らかとなるであろう。
【0025】図1において参照数字1は印刷支持体を示
し、これはポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン。ポリカーボネート、ABS又は他の種類の熱成形
可能なプラスチック材料よりなるシート2によって構成
されている。このシートの厚さはプラスチック材料の性
質やシート2の表面上に複製3を転写するのに用いる印
刷方法に依存して1mm以下と4又は5mmとの間であ
ることができる。このシートは引き裂きの効果に対し、
そして衝撃や先鋭にとがった物体の攻撃について高い抵
抗性を有する。
【0026】支持体1の上の複製3の印刷は、原作品で
あっても、又は前に作られた複製であってもよい被写作
品の形状、寸法及び色彩の転写のもとに線描、スケッ
チ、輪郭、写真又は絵画を確実で信頼性をもって、かつ
忠実に、シート2の表面上へ転写することを許容するよ
うな、従来技術において公知のいかなる通常的な方法に
よってでも実施することができる。
【0027】場合によっては複製は同じ態様で、或いは
それと異なって、場合によっては許諾を得た所望の改作
又は修飾を行なって支持体のシートの上に移してもよ
い。この複製は平坦に作られてもよく、或いはその図自
身に依存し、かつ作り出されるべき効果に依存して陥凹
部又は浮き出し部を含むこともできる。一般的な規則と
して、支持体のシートの上にこのようにして設けられた
複製の厚さは0.2mmと0.8mmとの間である。
【0028】次の段階は複製3を取り囲む枠4の線描図
をシート2の上に描画し、又はその上に転写することよ
りなるが、この枠の描画を複製自身の転写に先立って作
り、そして次に、これを支持体の上に移すか、或いはさ
もなければシートの上に移すに先立って複製されるべき
校正刷りの上にこの枠の描画を作ることも可能である。
【0029】枠4はいかなる任意の形状を有していても
よく、そして特に、最も一般的な場合には複製の周りに
一緒に玉ぶち5の表示を形成するような長手方向のいく
つかの部分を含むことができ、その際この玉ぶちの語は
その最も広い意味で用いられる。中でも枠それ自身はそ
の長手方向のいくつかの部分及びその各コーナー6にお
いて種々の拡張部、装飾又は修飾を含むことができ、そ
の際それらの存在は本発明の方法の実施になんらの影響
も持たない。
【0030】同様に、枠4は好ましくは、但し必ず必要
と言うわけではないが、通常の絵画におけるように複製
3の種々の色彩を際立たせるいかなる色彩を用いて描か
れていてもよい。中性境界(その描画内に描かれてはい
ない)が枠の内側に配置されて線描されていてもよく、
その際この境界は一般に、壁その他の表面に懸吊される
場合にはその飾られる絵画や複製の中に設けられる「マ
ウント」タイプのオーバーレイをシミュレートするもの
である。
【0031】次の段階において図2に示すように、例え
ばマイラー又は類似のタイプの透明プラスチック材料の
薄いフィルムよりなる保護層7がシート2の表面に対し
て設けられる。しかしながら、この保護被覆は絶対に必
要であると言うものではないことを指摘すべきであり、
変形態様の1つとしてこの薄いフィルムは複製3の載っ
ている支持体1の表面上にスプレー又はスプレー被覆
し、或いはさもなければ浴液の中に浸漬し、又はそれを
通過させ、そして引き続いて乾燥段階を経過することに
よって作り出されてもよい。
【0032】このようにして作られた、シート2の上に
複製3が転写され、かつ枠4の線描が転写された支持体
1は次に、これも従来技術においてよく知られている方
法の1つに従い熱成形過程を受けるが、図3はその用い
た方法を極めて図式的にただ1つだけあげたものであ
る。しかしながらこの熱成形操作は前記した保護被覆7
を設けるに先立って実施できることを指摘するべきであ
る。
【0033】通常は浮き出し状に横方向リブ9を含む剛
質の基板8よりなるモールドが用いられ、このモールド
の断面はまさに枠4のところに、中でもその長手方向の
部分5の中に同じ形の浮き出し状の突出部をもたらすよ
うに決められており、その際シート2の熱成形によって
この後者が基板8に対して密に圧着されたときにこれが
リブ9の断面形状に密接に合致することを許容する。有
利には、成形プレスの圧盤10によってシート2を基板
8に対して、この基板を横切って矢印11の方向へシー
ト2を強く吸引しながら圧着させるが、その際この目的
のために基板には複数の通孔(図示されていない)が穿
孔されている。基板8とプレスの圧盤10とは、例えば
電気抵抗素子のような加熱手段及びシート2の温度をそ
の変形に必要な水準まで高めるのを可能にする制御系を
含んでいる。
【0034】有利には、シート2の上に作られた複製3
がそれに対して圧着される基板8の中央部分は適当な保
護層で被覆されていて、それによりこれが熱成形操作の
間に損傷を受けるのを防ぐようになっていることができ
る。
【0035】図4に図式的に示した次の段階は、まさに
複製の周りに描かれた枠4の位置においてそのように成
形されたシート2を取り除いてしまった後で、この図に
おいて12のところに図式的に示した裁断手段によって
枠の外周のところでこのシートの最外縁を水平方向に、
又は垂直方向に切断することよりなり、その際この裁断
手段は円形鋸又はバンドソーとして構成されているか或
いはさもなければ例えばプレスカッター、ギロチン、レ
ーザー裁断機、圧力ジェット裁断機その他のいずれかの
機械のような型の他の類似の手段によって構成されてい
てもよい。
【0036】このようにして作られて裁断された支持体
1を次に裏返しにし、そして支え型13(図5)の中に
入れるが、この型は、枠4の玉ぶち5、6を形成する突
出部を収容して基板8のリブ9の形状を忠実に複製する
ように、その側部15がかたちづくられている陥凹した
型空隙14を含んでいる。
【0037】この位置において、枠4により画定される
陥凹形状部に、この枠を適当に固化させるように選ばれ
た材料16を充填する。好ましくはこの材料は枠の中へ
圧力のもとに射出されたポリウレタンより構成されてい
ることができ、この場合には型13はカバー(図示され
ていない)で覆ってこれと型との間に空間を作り、この
中に射出を行なう。変形態様の1つとして、枠をエポキ
シ樹脂のような熱硬化性樹脂又は石膏、或いは他の、迅
速に硬化し、硬化に際して固化し得るけれども同時に支
持体のプラスチック材料に対して中性で、従ってこれに
影響を及ぼさないような材料で満たす。
【0038】しかしながら、この方法を、枠4の所望の
形への裁断に先立って枠への充填を行うことによって逆
の順に構成することも全く等しく可能であることを指摘
すべきであり、この場合図4と図5とにそれぞれ示され
た操作は前後して行なわれる。
【0039】最終段階は図6に示すように、材料16が
最終的に硬化してしまう前にこの材料の中にあとで枠を
壁又は類似の構造物に掛けることを可能にする取り付け
具17を埋め込んだ後、型13からその製品を取り出す
ことよりなる。取り付け具17は別の態様で、例えばね
じ、接着剤、或いは他のなんらかの手段によって配置す
ることも可能であることを指摘すべきである。最後に、
紙、ボール紙、プラスチック材料又はその他の材料でで
きている保護層18を枠の背後に配置するのが有利であ
る。
【0040】
【発明の効果】もちろん、本発明は以上に添付の図面の
参照のもとにあげた方法の説明内容にのみ限定されるも
のではないことは言うまでもなく、これは全ての変形態
様を包含するものである。
【0041】特に、この方法が装飾壁パネルの製造を対
象として特別に想定されているとしても、その利用はそ
れにより限定されると考えるべきではなく、その提供さ
れる配置は高さゲージ、ばら模様装飾、標識等の、中央
部と、全構成体を支持して固化させることだけを要する
ような枠構造とを含む類の他の種々の製品の製造、又は
さもなければ、中でも販売物件の広告に用いる装飾パネ
ルの製造にも等しく採用することが可能である。
【0042】同様に、本発明に従う方法はもちろん、熱
成形過程において作品の輪郭又は枠構造を作り出すのに
用いられるばかりでなく、この枠構造の中に含まれる絵
画や装飾模様の部分を作るのにも用いることができる。
【0043】用いた変形態様がどのようなものであって
も、本発明に従う方法は、複製と枠とを同時に作ること
に由来する種々の利点を有し、それにより従来作られた
匹敵する製品に比して著しい費用の低減を許容する。更
に、枠を支持体の上へ移された線描の回りに直接作り出
すこの可能性は枠の形状、色彩及び構造に関しての創造
性の大きな範囲を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】複製が上に転写された、熱成形可能なプラスチ
ック材料でできた支持体の図式的斜視図
【図2】図1の支持体の上に保護シートを取りつける補
足的段階の説明図
【図3】複製を取り囲む枠の玉ぶちを作り出すための熱
成形モールドの断面図
【図4】熱成形して枠の外周のところを裁断した後の支
持体の断面図
【図5】固化材料で玉ぶちを充填する操作を許容する支
持体の支え型の断面図
【図6】仕上げ製品の側面図
【符号の説明】
1 支持体 2 プラスチックシート 3 複製 4 枠 5 玉ぶち 6 コーナー 7 保護層 8 基板 9 リブ 10 圧盤 12 裁断手段 13 支え型 14 陥凹型空隙 15 側部 16 充填材料 17 取り付け具

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾製品、特に壁面へ適用するための、
    複製されるべき作品がいずれかの通常的手段を用いて平
    坦な支持体、なかでも熱成形可能なプラスチック材料で
    作られたシートによって構成された支持体(1)の上に
    印刷により転写される装飾製品を製造するに当たり、上
    記支持体の上にダミーウィンドーとして、作品の複製
    (3)を取り囲む枠(4)の図を同時にもしくは逐時的
    に作って丁度この枠の図のところで支持体のプラスチッ
    ク材料を熱成形し、それにより、支持体の平面において
    この支持体の面について外向きの浮き出しとして枠の外
    形に沿う連続的または他の形態の、玉ぶち構造または縁
    部構造(5、6)を構成する突出を形成させ、この支持
    体を熱成形操作に先立ち、またはそれに引き続いて枠の
    外側輪郭に沿って裁断し、この支持体を裏返しにしてこ
    れを、平らに保持する支え型(13)に対して密着さ
    せ、枠の反対側に作られた洞状陥凹部を硬化可能な材料
    (16)で射出または他の手段により充填し、そして次
    にその支持体を型から分離してそれにより、その一方の
    面の上において枠の図の中央部に置かれた複製と、及び
    その反対側の面の上においてこの枠の中に入っていて枠
    を強化している囲繞部とを含む単一体としてのパネルを
    形成することよりなる方法。
  2. 【請求項2】 複製の転写を写真、スクリン印刷、平版
    印刷、グラビア、オフセット、デカル又は他の転写方法
    のような印刷法により行なう、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 枠(4)の図が複製(3)の周りのダミ
    ーウィンドーとして後者の上に直接に、又は複製が支持
    体(1)の上に印刷されてしまった後でその上に作り出
    される、請求項1又は2の方法。
  4. 【請求項4】 枠(4)がこれにより取り囲まれた複製
    (3)に関して、その図によって所望のいかなる材料、
    いかなる生地組織、又はいかなる断面形状又は寸法をも
    シミュレートするいかなるコントラスト効果をも含み、
    それによりこの複製に一体化させるか、又はこれと区別
    するようにする、請求項1ないし3のいずれかの方法。
  5. 【請求項5】 枠(4)の図が、複製と縁部玉ぶちとの
    間に挿入され、支持体の上に同時に又は引き続いて転写
    された中間オーバーレイを含む、請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 支持体(1)がポリ塩化ビニル、ポリエ
    ステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ABS
    (アクリロニトリルブタジエンスチレン)又は他のいず
    れかの等価物質のような熱成形可能なプラスチック材料
    より作られている、請求項1ないし5のいずれかの方
    法。
  7. 【請求項7】 支持体(1)の厚さがこの支持体の引き
    裂きに対しての、又は衝撃についての、或いは鋭い尖端
    の印押効果についての所望の抵抗性に依存するようにさ
    れる、請求項1ないし6のいずれかの方法。
  8. 【請求項8】 支持体(1)の上の複製(3)が、用い
    た印刷法に依存してなかでも0.2ないし0.8mmの
    オーダーの限定された厚さを有している、請求項1ない
    し7のいずれかの方法。
  9. 【請求項9】 熱成形可能なプラスチック材料よりなる
    支持体を複製を含めて覆う、枠の熱成形に先立ち、又は
    それに引き続いて、薄い外部保護層(7)を配置する、
    請求項1ないし8のいずれかの方法。
  10. 【請求項10】 薄い保護層(7)が支持体に密着さ
    せ、又は接着的に結合させた透明なプラスチックシート
    の形で作られ、又はさもなければスプレーにより、或い
    は浴液の中を通過させて引き続き乾燥段階を経ることに
    より得られる、請求項9の方法。
  11. 【請求項11】 枠(4)を作るための支持体(1)の
    熱成形を、玉ぶち又はこの支持体の中に形成されるべき
    構造のそれに相当する断面形状の浮き出し状のリブを含
    むモールドの中で行ない、その際このモールドのリブに
    対して支持体を圧力のもとに密着させることにより、そ
    の支持体の中に枠の輪郭を画定する陥凹状の成形部がも
    たらされる、請求項1ないし10のいずれかの方法。
  12. 【請求項12】 熱成形用のモールドが、丁度枠(4)
    の形成されるべき位置において浮き出し状のリブ(9)
    の設けられた剛質の基板(8)によって構成されてお
    り、その際支持体(1)は場合により、基板として、支
    持体を圧力と温度との組み合わせ効果のもとに変形させ
    るのに適した加熱手段を含むプレスプラテン(10)に
    よって基板に対して密着させる、請求項11の方法。
  13. 【請求項13】 モールドの基板(8)が枠(4)を成
    形するために、リブ(9)に対して支持体(1)が完全
    に密着されるように空気力学的吸引手段を含む、請求項
    12の方法。
  14. 【請求項14】 支持体(1)を枠(4)の外周縁に沿
    い裁断した後でこの後者を含めて支持体がそれに密着さ
    れる支え型(13)の上に、枠の玉ぶち(5、6)を受
    ける陥凹状の外側モールド空間部(15)と、支持体の
    上に転写された複製に接する平らな内側部分とが形成さ
    れている、請求項1の方法。
  15. 【請求項15】 保護被覆が支え型(13)の内側部分
    の上に設けられている、請求項14の方法。
  16. 【請求項16】 熱成形の後での、玉ぶち(5、6)の
    内側部分における枠(4)の充填をポリウレタン発泡
    物、エポキシ樹脂又は石膏、或いは更により一般的に
    は、熱硬化性物質、好ましくは急速に硬化し、そして支
    持体のプラスチック材料について中性のものから選ばれ
    る物質(16)により行なう、請求項1ないし15のい
    ずれかの方法。
  17. 【請求項17】 玉ぶちの充填用物質(16)の中に、
    これが硬化するに先立っていずれかの型の壁面取り付け
    手段(17)が配置されるか、又は埋め込まれる、請求
    項16の方法。
  18. 【請求項18】 製品の仕上げを、支持体(1)の複製
    (3)の含まれる面と反対側の面に対してプラスチック
    被覆、紙シート、ボール紙シート又は他の物質により構
    成された外部保護シート(18)の適用によって行な
    う、請求項1な17のいずれかの方法。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし18のいずれかの方法
    によって得られた、なかでも壁面に適用するための装飾
    製品。
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