JPH0768703A - 浴槽の加飾成形方法 - Google Patents

浴槽の加飾成形方法

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Publication number
JPH0768703A
JPH0768703A JP5243807A JP24380793A JPH0768703A JP H0768703 A JPH0768703 A JP H0768703A JP 5243807 A JP5243807 A JP 5243807A JP 24380793 A JP24380793 A JP 24380793A JP H0768703 A JPH0768703 A JP H0768703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathtub
gel coat
layer
pattern
decorating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5243807A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Koyanagi
卓治 小柳
Takahiro Tanigawa
▲琢▼洋 谷川
Katsumi Iwai
克巳 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Publication of JPH0768703A publication Critical patent/JPH0768703A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴槽としての形状品質を確保することができ
るとともに、図柄の均一性と、図柄を保護することがで
きる。 【構成】 浴槽を成形し、かつ該浴槽の内周面に柄図柄
を加飾する方法であって、浴槽型枠3の表面にゲルコー
トを塗布して所定の厚さのゲルコート層7を形成する工
程と、このゲルコート層7の未硬化前あるいは硬化後に
ガラス繊維8を積層する工程と、このゲルコート層7
と、ガラス繊維層8に、インクジェットプリンタ装置4
によりインクジェットして所望の絵図柄を加飾する工程
と、この加飾した上に、樹脂9を積層し、加圧硬化後、
脱型する工程と、を含む工程より構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂製の浴槽を
成形し、かつその内周面に絵図柄を加飾成形する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の絵図柄を加飾する方法と
しては、例えば、所望の絵図柄を設けた化粧シートを注
型型と同一形状の型で予備成形した後、注型型内で化粧
シートと注型型との間に樹脂を注入して保護膜と基材シ
ートを成形する方法があり、また、他の方法として金
属、プラスチック等の素材に塗膜層を形成し、この塗膜
層が半硬化状態の上に、インクジェットにより絵図を塗
布した後、インクと塗膜を同時に硬化させる方法があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の注型型による方法で浴槽を成形する場合において
は、浴槽の隅角部の仕上りに継ぎ目を生ずる問題があ
り、このため浴槽内面の左右の図柄が不一致となる問題
点がある。また、後者の場合には図柄が表面に露出する
ことから、図柄を保護できず浴槽用のインクジェット方
法として不適切となる問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決すべく
なされたもので、浴槽としての形状品質を確保すること
ができるとともに、図柄の均一性と、図柄を保護するこ
とのできる浴槽の加飾成形方法を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、浴槽を成形し、かつ該浴槽の内周面に
絵図柄を加飾する方法であって、浴槽型枠の表面にゲル
コートを塗布して所定の厚さのゲルコート層を形成する
工程と、このゲルコート層の未硬化前あるいは硬化後に
ガラス繊維を積層する工程と、このゲルコート層と、ガ
ラス繊維層に、インクジェットプリンタ装置によりイン
クジェットして所望の絵図柄を加飾する工程と、この加
飾した上に、樹脂を積層し、加圧硬化後、脱型する工程
と、を含む工程より構成した浴槽の加飾成形方法であ
る。
【0006】
【作用】上記構成としたことにより、浴槽としての形状
品質を確保することができるとともに、図柄の均一性
と、図柄を保護することができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図1は浴室の斜視図、図2は浴槽成形装置
1の断面図、図3は浴槽型枠3の斜視図を示すもので、
この浴槽成形装置1は水平回転可能に支承された回転台
2と、この回転台2上には着脱可能に浴槽型枠3が取付
けられるとともに、その側方に設けられるインクジェッ
トプリンタ装置4とより構成されている。
【0008】この浴槽型枠3は各種の容積の図示箱型形
状のものが準備されるもので、同型枠3は浴槽Wの底部
Wa と四周の側壁Wb とその四周縁部Wc を形成するそ
れぞれの内面に沿う形状に形成されて回転台2上に伏せ
た状態で着脱可能に取付けられている。
【0009】このように設けられた型枠3の側部にはイ
ンクジェットプリンタ装置4が設けられている。この装
置4は従来公知のものであって、ノズル5よりインクジ
ェット6するとともに、同ノズル5はコンピュータ制御
により所定の絵図柄を描くように設けられている。
【0010】このように設けられた浴槽成形装置1によ
り浴槽Wに加飾する方法に付いて説明する。 (1) 先ず、浴槽型枠3の表面に例えばスプレーによりゲ
ルコート7を塗布して所定の厚さのゲルコート樹脂層を
形成する。 (2) 次に、このゲルコート層7の未硬化前にガラス繊維
(40g,透明)8を積層し硬化することでFRP化す
る。この状態でゲルコート7およびガラス繊維層8は透
明状に形成されている。 (3) 次に、インクジェットプリンタ装置4を操作してノ
ズル5よりインクジェット6して所望の絵図柄Aを加飾
する。 (4) しかる後、この加飾した上に、例えば白色樹脂9を
積層し、加圧硬化後、脱型することで、内周面に所望の
絵図柄Aを加飾した浴槽Wが形成される。
【0011】上記の各工程により加飾成形された浴槽W
は、従来の浴槽型枠3およびインクジェットプリンタ装
置による絵図柄を使用することができ、また、絵図柄A
と浴槽Wを同時成形することができて成形能率を高める
ことができ、従来の化粧シートとは違い、ゲルコート層
7,ガラス繊維層8に直接加飾し、さらに、その上に白
色樹脂9を積層して加圧成形するものであるから、従来
の注型型によるもののように継ぎ目なく仕上げることが
できるとともに、絵図柄Aの均一性を確保することがで
き、また、ゲルコート層7,ガラス繊維層8により絵図
柄Aを確実に保護することができる。
【0012】なお、上記実施例においてはゲルコート層
7の未硬化前にガラス繊維(40g,透明)8を積層し
硬化するするように例示したが、これに限定するもので
はなく、例えばゲルコート層7の硬化後にガラス繊維8
を積層し、加飾するようにしても良く、この場合、図1
に示すように例えば月の背景をガラス繊維8によりイン
クを薄暮状に暈すことができて、絵図柄の立体感を表現
することができる。また、このインクジェットによる絵
図柄Aの塗布はガラス繊維層8の積層前にゲルコート層
7に直接塗布する構成としても良い。
【0013】また、この浴槽Wに絵図柄Aを加飾するに
加えて、図1に示すように、浴槽Wに側壁Wb の湯張り
する所定の高さ範囲の四周に導電体を混入したインクを
所定の幅で塗布した水位検知部10をインクジェットに
より形成して同検知部10をコード11により検知装置
に連繋して水位を検知するように構成しても良い。ま
た、柄図柄Aの特定のインクを温度により段階的に変色
するインクにすることにより、湯温を検知することが可
能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したことに
より、従来の浴槽型枠およびインクジェットプリンタ装
置による絵図柄を使用することができ、また、絵図柄と
浴槽を同時成形することができて成形能率を高めること
ができ、従来の化粧シートとは違い、ゲルコート,ガラ
ス繊維層に直接加飾し、さらに、その上に樹脂を積層し
て加圧成形するものであるから、従来の注型型によるも
ののように継ぎ目なく仕上げることができるとともに、
絵図柄の均一性を確保することができ、また、ゲルコー
ト,ガラス繊維層により絵図柄を確実に保護することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】浴槽の斜視図である。
【図2】浴槽成形装置の断面図である。
【図3】浴槽型枠の斜視図である。
【符号の説明】
1 浴槽成形装置 3 浴槽型枠 4 インクジェットプリンタ装置 5 ノズル 7 ゲルコート 8 ガラス繊維 9 樹脂 A 絵図柄 W 浴槽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽を成形し、かつ該浴槽の内周面に絵
    図柄を加飾する方法であって、 (1) 浴槽型枠の表面にゲルコートを塗布して所定の厚さ
    のゲルコート層を形成する工程と、 (2) このゲルコート層の未硬化前あるいは硬化後にガラ
    ス繊維を積層する工程と、 (3) このゲルコート層と、ガラス繊維層に、インクジェ
    ットプリンタ装置によりインクジェットして所望の絵図
    柄を加飾する工程と、 (4) この加飾した上に、樹脂を積層し、加圧硬化後、脱
    型する工程と、 を含む工程より構成した浴槽の加飾成形方法。
JP5243807A 1993-09-03 1993-09-03 浴槽の加飾成形方法 Pending JPH0768703A (ja)

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JP5243807A JPH0768703A (ja) 1993-09-03 1993-09-03 浴槽の加飾成形方法

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JPH0768703A true JPH0768703A (ja) 1995-03-14

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JP (1) JPH0768703A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2734203A1 (fr) * 1995-05-16 1996-11-22 Pierra Martine Lobstein Procede de decoration de pieces en matiere thermodurcissable
US9403346B2 (en) 2000-09-01 2016-08-02 Digiglass Pty. Ltd. Image carrying laminated material

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2734203A1 (fr) * 1995-05-16 1996-11-22 Pierra Martine Lobstein Procede de decoration de pieces en matiere thermodurcissable
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