JP2003127241A - プラスチック浴槽における流れ模様の形成方法 - Google Patents

プラスチック浴槽における流れ模様の形成方法

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JP2003127241A
JP2003127241A JP2001327323A JP2001327323A JP2003127241A JP 2003127241 A JP2003127241 A JP 2003127241A JP 2001327323 A JP2001327323 A JP 2001327323A JP 2001327323 A JP2001327323 A JP 2001327323A JP 2003127241 A JP2003127241 A JP 2003127241A
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bathtub
blank
bath
flow pattern
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JP2001327323A
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English (en)
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Seiichiro Sengoku
誠一郎 千石
Mitsuru Matsuura
充 松浦
Hiroshi Takayanagi
寛 高柳
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WAKO SEISAKUSHO KK
Wako Seisakusho KK
Original Assignee
WAKO SEISAKUSHO KK
Wako Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流れ模様を任意の形で形成でき、しかも個々
の浴槽における柄を常に均一にしかも再現性よく形成で
きるうえ、模様が熱水によって変色するのを防止でき、
さらに大理石に似た奥行きのある深み感を発現できる、
プラスチック浴槽における流れ模様の形成方法を提供す
る。 【解決手段】 透明のアクリル板11を真空成形してブ
ランク浴槽1を得る。ブランク浴槽1の裏面にフィラー
入りの下地層2を形成する。下地層2の表面に固定した
位置決め治具15に沿って、熱硬化性の着色樹脂を含浸
させた繊維束14を載置し、上記の下地層2を処理をし
たブランク浴槽1に固定することにより、原模様3を形
成する。下地層2と繊維束14との表面に補強層4を積
層して浴槽を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製の
浴槽に流れ模様を形成するための流れ模様の形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、真空成形された浴槽において、
その壁面に流れ模様を形成する従来方法としては、着色
樹脂を斑紋状に点在させたアクリル板を素材にして浴槽
を真空成形し、アクリル板が成形型に沿って引き伸ばさ
れるとき、斑紋部分が縞模様状に引き伸ばされることを
利用する方法(以下、引延ばし法という)がある。別の
方法として、真空成形されたブランク浴槽の外面に、着
色ゲルコートなどの塗料を絵筆で塗布して縞模様を描き
(以下、手描法という)、あるいはインクジェットノズ
ルを利用して縞模様を吹付け形成する方法(以下、イン
クジェット法という)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】引延ばし法において
は、着色樹脂が斑紋状に点在するアクリル板を予め用意
する必要があるが、流れ模様を形成したい個所に斑紋部
分を確実に点在させることが難しい。つまり、斑紋部分
の位置やその面積などを予定通りに形成することができ
ないので、多くの場合は斑紋部分をランダムに点在させ
るしかない。そのため、流れ模様の形や流れの方向、長
さ、幅、さらには模様の位置等が個々の製品ごとに異な
り、全体の柄の均一性、再現性、任意性に欠ける点で改
善が求められていた。斑紋を形成する着色樹脂がアクリ
ル板中に溶け込んだ状態で内在しているので、流れ模様
の見かけが平面的で深み感に欠けるうえ、流れ模様以外
の部分を不透明の着色樹脂材で形成して柄表現を行う場
合に、流れ模様がいかにも印刷されたような印象を受け
やすく、例えば大理石のような深み感を発揮することが
できなかった。先の斑紋部分の一部はアクリル板の表面
に露出するが、そこに含まれる顔料や染料が、斑紋部分
を形成する樹脂の硬化重合度を低下させるため、斑紋部
分が熱水に晒されて白化し、あるいは変色してしまうな
ど長期使用時の耐久性にも問題がある。
【0004】手描法においては、ゲルコートなどの塗料
を絵筆で浴槽に塗布することにより流れ模様を手描きす
るので、描いた流れ模様は厚み感に乏しく薄っぺらにな
らざるを得ない。たとえ厚肉に塗料を塗布できたとして
も、浴槽の平坦な壁面では塗料が周辺部へ流れて平坦に
なり、あるいは、縦壁面では塗布した塗料が壁面に沿っ
て流下し拡散するため、流れ模様を適正に描くことがで
きず、この場合も先の引伸ばし法と同様に、全体の柄の
均一性、再現性、任意性に欠けるのを避けられない。
【0005】インクジェット法では、流れ模様の形およ
び位置等を正確に形成できるうえ、色や柄の変更も簡単
に行え、前二者に比べて全体の柄の均一性、再現性に優
れている。しかし、得られる流れ模様は、所詮は印刷模
様でしかないため、見かけの印象が平板状で深みに乏し
く、例えば大理石のような奥行きのある深み感を得るこ
とは殆ど不可能といわざるを得ない。アクリル板を真空
成形法で深絞り成形して形成した浴槽においては、浴槽
の底壁部分が他の壁部分に比べて極端に薄肉化するのを
避けられないが、アクリル樹脂の吸水率が0.3〜0.4%
と高い。しかも、インクジェットノズルに適用されるイ
ンクが、熱可塑性の樹脂に合成顔料を加えて着色したも
のであり耐熱水性に劣る。そのため長期使用時に、底壁
の裏面に形成した流れ模様が加水分解されて白化し、あ
るいは変色してしまうなど耐熱水性に問題のあることが
判っており、製品化するための試みは散見されるもの
の、いまだ実用化には至っていない。大形の浴槽に流れ
模様を形成するには、インクジェットノズルを浴槽表面
に沿って3次元操作するための操作モジュールが必要と
なるので、全体装置の導入コストが高く付く不利もあ
る。
【0006】本発明の目的は、流れ模様を任意に形成で
き、しかも個々の浴槽における流れ模様の形や位置のば
らつきを解消して、全体の柄を常に均一に、しかも再現
性よく形成できる、プラスチック浴槽における流れ模様
の形成方法を提供することにある。本発明の目的は、流
れ模様が熱水によって加水分解されて白化し、あるいは
変色してしまうのを防止でき、従って流れ模様のデザイ
ン効果を長期にわたって良好な状態に保持し続けること
ができる、耐久性に優れたプラスチック浴槽における流
れ模様の形成方法を提供することにある。本発明の目的
は、立体的な流れ模様を形成でき、しかも大理石に似た
奥行きのある深み感を発現して高級感を醸すことができ
る、プラスチック浴槽における流れ模様の形成方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の流れ模様の形成
方法においては、透明ないし半透明のアクリル板11を
素材にして、真空成形法によってブランク浴槽1を形成
する第1工程と、ブランク浴槽1の裏側表面の全体に下
地剤を塗布して下地層2を形成する第2工程と、熱硬化
性の着色樹脂が含浸された帯状の繊維束14をブランク
浴槽1の裏側表面に載置して所定の原模様3を形成する
第3工程と、繊維束14を含むブランク浴槽1の裏面全
体に、補強樹脂を塗布して補強層4を形成する第4工程
とを経てプラスチック浴槽を形成する。
【0008】具体的には、第2工程において、トナーま
たはフィラーが配合された溶融樹脂を塗布して下地層2
を形成する。第4工程において、ブランク浴槽1の裏面
全体に、繊維質充填剤が配合された補強樹脂を積層して
補強層4を形成する。
【0009】
【発明の作用効果】本発明では、透明または半透明のブ
ランク浴槽1の裏側表面に固定した位置決め治具15に
沿って、着色樹脂が含浸された帯状の繊維束14を載置
することにより原模様3を形成するようにしたので、位
置決め治具15を変更するだけで流れ模様を任意形状に
形成できるのはもちろんのこと、その位置や形を正確に
規定できるので、全体の柄を常に均一に、しかも再現性
よく形成でき、個々の浴槽における模様のばらつきを解
消して、見かけのイメージが統一された浴槽を提供でき
る。透明または半透明のブランク浴槽1の裏表面に下地
層2を形成したうえで、その表面に繊維束14を載置し
て立体的な原模様3を形成するので、ブランク浴槽1の
透明感に加えて、下地層2の存在に起因する原模様3の
ぼやけによる深み感を付加できるうえ、繊維束14によ
り原模様3を立体的に形成して視覚的に奥行き感を発揮
できるので、全体として奥行き感に富む流れ模様を形成
でき、例えば大理石に似た奥行きのある深み感を発揮し
て、高級感に富む浴槽を提供できる。
【0010】熱硬化型の着色樹脂を含浸させた繊維束1
4で原模様3を形成するので、水分がアクリル浴槽の壁
面を通して原模様3に到達することがあっても、原模様
3が加水分解されて白化し、あるいは変色してしまうの
を防止し、流れ模様の耐熱水特性を向上できる。従って
本発明の浴槽によれば、流れ模様のデザイン効果を製品
購入時と同様の状態のままで、長期にわたって保持し続
けることができるうえ、繊維束14を含む下地層2の表
面を補強層4で保護するので、プラスチック浴槽として
の耐久性を向上させることができる。
【0011】第2工程において、フィラーが配合された
溶融樹脂を塗布して下地層2を形成すると、配合された
トナーまたはフィラーによって下地層2の透明感が抑止
され、繊維束14の形や色相、あるいは濃淡をぼやけさ
せることができる。つまり、ブランク浴槽1を通して原
模様3を見たときに、ぼやけによる深み感を積極的に生
起させて、大理石模様に似た自然な深み感を発揮する。
また、第4工程において、ブランク浴槽1の裏面全体
が、繊維質充填剤を含む、いわゆるFRP製の補強層4
で保護されていると、浴槽の構造強度が向上して、その
物理的な耐久性を向上できる。また、原模様3が熱硬化
性樹脂硬化物であることと、熱水に直接晒されるのを下
地層2で阻止することから、繊維束14に含浸された着
色樹脂の色落ちや変色などを確実に防止できる。
【0012】
【実施例】図1ないし図5は、本発明に係るプラスチッ
ク浴槽における流れ模様の形成方法の実施例を示す。図
2および図3において、流れ模様を備えたプラスチック
浴槽は、ブランク浴槽1を成形する第1工程と、ブラン
ク浴槽1の裏面全体に下地層2を形成する第2工程と、
ブランク浴槽1の裏面側に原模様3を形成する第3工程
と、原模様3を含むブランク浴槽1の裏面全体に補強層
4を形成する第4工程とを経て製造する。
【0013】図2において第1工程では、アクリル板1
1を成形型12の開口面に配置固定して加熱し、成形型
12内の空気を掃気して板面を深絞り成形し、冷却固化
した後、離型して所定形状のブランク浴槽1を得る。こ
のとき使用するアクリル板11は、無色もしくは着色さ
れた透明板、半透明板、あるいは僅かに乳白がかった半
透明板が好ましく、その板厚は4ないし6mmとする。得
られたブランク浴槽1の壁面の厚みは底壁5に近づくほ
ど薄くなり、例えば開口周縁付近の厚みが4mmであると
き、底壁5の厚みは1〜2mmとなる。
【0014】第2工程では、ブランク浴槽1を反転して
支持台13上に載置し、その裏面全体に下地剤を塗布
し、固化乾燥して下地層2を形成する。下地剤は、透明
の不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂等の熱硬化性樹脂を主成分として、そ
の溶融液に粉状あるいは繊維状のフィラーを配合してゲ
ル化したゲルコートが好ましく、スプレーガンで吹き付
け塗布する。得られた下地層2の乾燥厚みは0.1〜2.0
mmとする。下地層2を設けるのは、後述する補強層4を
積層する際に、ブランク浴槽1に対する補強層4の密着
性を向上するためであり、さらに、完成した浴槽1Aの
表面側から流れ模様を見たときの、流れ模様の色相と濃
淡を僅かにぼやけさせて深み感を増すためである。加え
て、原模様2が熱水に晒されるのを遮るためでもある。
下地層2は必ずしも硬化する必要は無く、未硬化状態の
ままで、あるいは半硬化した状態のままで第3工程へ送
ることもあり、その場合には、繊維束14の定着を促進
できる。
【0015】第3工程においては、ブランク浴槽1の裏
側表面に、予め着色樹脂が含浸された連続帯状の繊維束
14を載置して原模様3を形成するが、原模様3の形や
位置のばらつきを防止するために、図3に示すように、
原模様3を形成すべき位置の両側に位置決め治具15を
配置固定した状態で、先の繊維束14を載置する。全て
の位置決め治具15は、ブランク浴槽1に対して予め固
定しておく。繊維束14としては、ガラス繊維を連続帯
状に収束したガラスロービングや、合成繊維を連続帯状
に収束した合成繊維ロービング(例えばビニロンロービ
ング)、あるいは天然繊維を連続帯状に収束した天然繊
維ロービング等を適用でき、要は溶融状態の着色樹脂を
含浸できる繊維質の繊維束であればよい。繊維束14に
含浸される樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂に代
表される熱硬化型の樹脂、あるいはアルキド樹脂、ある
いはビニルエステル樹脂、あるいはアクリル樹脂あるい
はエポキシ樹脂等の熱硬化型の液状樹脂を適用でき、流
れ模様の色合に応じて顔料で着色してある。この実施例
では、大理石に似た縞模様を得るために、図3に示すよ
うに褐色の着色樹脂を含浸させた繊維束14aと、白色
の着色樹脂を含浸させた繊維束14bとを、一部が重な
る状態で隣接配置して原模様3を形成した。後者の繊維
束14bは、それ自体が白色である場合は、必ずしも着
色する必要はない。
【0016】繊維束14に対する着色樹脂の含浸作業
は、予め行うことができるが、繊維束14をブランク浴
槽1に載置する直前に行うことができる。その場合に
は、着色樹脂の溶融液中に繊維束14を浸漬して着色樹
脂を含浸させた後、余分な着色樹脂を扱き落としたうえ
で、位置決め治具15の間に繊維束14を載置し、押し
付けてブランク浴槽1に密着させる。このとき、着色樹
脂は接着作用を発揮するので、位置決め治具15をブラ
ンク浴槽1から外したとしても、繊維束14の位置がず
れることはなく、位置決め治具15で規定した位置に定
着できる。定着した繊維束14に含浸した樹脂の硬化を
待って、ブランク浴槽1を次工程へ送る。場合によって
は、繊維束14に含浸した樹脂が半硬化した状態でブラ
ンク浴槽1を次工程へ送ることもある。なお、繊維束1
4に着色樹脂を予め含浸する場合には、載置すべき位置
に溶融液状態の着色樹脂を塗布して繊維束14を接着し
てもよい。
【0017】第4工程では、ブランク浴槽1の繊維束1
4を含む裏面全体に、繊維質充填材が配合された補強樹
脂を塗布して補強層4を形成し、常温、または加熱乾燥
して硬化させる。補強樹脂としては、無色または着色さ
れた不飽和ポリエステル樹脂や、エポキシ樹脂等の熱硬
化性樹脂に、繊維質充填材を配合した繊維強化樹脂を使
用する。繊維質充填材としては、ガラス繊維、ビニロン
繊維等を使用でき、先の熱硬化性樹脂に対して5〜80
重量%を配合し、溶融樹脂中に均等に分散させる。
【0018】以上のようにして得られた浴槽1Aは、図
1および図5に示すように、ブランク浴槽1の壁面を透
かして原模様3を見ることができ、浴槽全体では図4に
示すように、縞模様状の流れ模様として見ることができ
る。繊維束14のレイアウトを変更すると、斑紋状の模
様や、直線に富むストライプ模様などを形成できる。こ
のように本発明の模様形成方法によれば、流れ模様を任
意に形成できるうえ、位置決め治具15を用いて繊維束
14を載置するので、個々の浴槽における流れ模様の形
や位置のばらつきを抑止して、全体の柄を常に均一に、
しかも再現性よく形成できる。
【0019】また、着色樹脂が含浸された繊維束14を
ブランク浴槽1に載置固定して原模様3を形成するの
で、原模様3を立体的に形成して視覚的に奥行き感を発
揮させることができる。さらに、透明または半透明のブ
ランク浴槽1の壁面を透かして原模様3を見ることにな
るうえ、下地層2による原模様3の色相と濃淡を僅かに
ぼやけさせる効果が加わるので、大理石に似た奥行きの
ある深み感を発現して高級感を醸し出すことができる。
ブランク浴槽1と原模様3との間に下地層2を設けるの
で、熱水が浴槽の壁面を通して原模様3に到達するのを
遮断できるうえ、下地層2のピンホール等を通して熱水
が浸み込んだとしても、熱硬化型の着色樹脂を含浸させ
た繊維束14で原模様3を形成するので、原模様3が加
水分解されて白化し、あるいは変色してしまうのを防止
でき、従って流れ模様のデザイン効果を長期にわたって
良好な状態に保持し続け、プラスチック浴槽の耐久性を
向上できる。
【0020】上記の実施例における第2工程では、ブラ
ンク浴槽1を反転した状態で下地層2を形成したが、そ
の必要は無く、連続して送給されるコンベアラインの塗
装ブースで吹き付け塗装と乾燥とを行って下地層2を形
成することができる。上記の実施例では、浴槽に流れ模
様を形成する場合について説明したが、本発明はプラス
チックタイルや、浴槽の周辺に貼り付けられるプラスチ
ックパネルを製造する際にも適用できる。ブランク浴槽
1は、真空成形法以外の成形法で形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】流れ模様の断面構造を示す斜視図である。
【図2】第1工程と第2工程とを示す説明図である。
【図3】第3工程と第4工程とを示す説明図である。
【図4】浴槽の斜視図である。
【図5】流れ模様の一部分を浴槽の表面側から見た写真
である。
【符号の説明】
1 ブランク浴槽 2 下地層 3 原模様 4 補強層 11 アクリル板 14 繊維束 15 位置決め治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高柳 寛 京都府京都市伏見区横大路柿ノ本町7番地 株式会社和光製作所内 Fターム(参考) 4F205 AD05 AD07 AD16 AD19 AD35 AH49 HA03 HA29 HA33 HA36 HB01 HB13 HF05 HF24 HK16 HT02 HT03 HT04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明ないし半透明のアクリル板11を素
    材にして、真空成形法によってブランク浴槽1を形成す
    る第1工程と、 ブランク浴槽1の裏側表面の全体に下地剤を塗布して下
    地層2を形成する第2工程と、 熱硬化性の着色樹脂が含浸された帯状の繊維束14を、
    ブランク浴槽1の裏側表面に装着した位置決め治具15
    に沿って載置して所定の原模様3を形成する第3工程
    と、 繊維束14を含むブランク浴槽1の裏面全体に、補強樹
    脂を塗布して補強層4を形成する第4工程とからなる、
    プラスチック浴槽における流れ模様の形成方法。
  2. 【請求項2】 第2工程において、トナーまたはフィラ
    ーが配合された溶融樹脂を塗布して下地層2を形成し、 第4工程において、ブランク浴槽1の裏面全体に、繊維
    質充填剤が配合された補強樹脂を積層して補強層4を形
    成する請求項1記載のプラスチック浴槽における流れ模
    様の形成方法。
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