JPH11147068A - 処理装置及び処理方法 - Google Patents

処理装置及び処理方法

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JPH11147068A
JPH11147068A JP115698A JP115698A JPH11147068A JP H11147068 A JPH11147068 A JP H11147068A JP 115698 A JP115698 A JP 115698A JP 115698 A JP115698 A JP 115698A JP H11147068 A JPH11147068 A JP H11147068A
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processing
processing liquid
nozzle
pipe
resist
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JP115698A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kamiya
雅之 神谷
Rikio Ikeda
利喜夫 池田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体の品質と歩留まりの向上する処理装
置を提供すること。 【解決手段】 処理液Rが配管64を通って被処理体W
に対して処理液Rを塗布する処理装置60において、被
処理体Wに塗布するための処理液Rを蓄えている処理液
供給部61と、処理液供給部61と配管64を介して接
続されており、処理液供給部61から流れる処理液Rを
滴下することにより、被処理体W上に処理液Rを塗布す
るノズル65と、処理液供給部61とノズル65の間の
配管64に配置されており、正極に帯電して処理液供給
部61から流れる処理液と接触するように設けられてい
るフィルタ部63aを有しているダスト除去手段63と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理装置及び処理
方法の改良、特に半導体の品質を向上させ、歩留まりを
向上させる処理装置及び処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製造技術が発達しており、
処理装置の小型化、集積回路の小型化が進んでいる。集
積回路は、ウェハと呼ばれる円盤状の半導体の板の表面
にトランジスタなどの素子を多数作り、平面的に構成さ
れた電子回路をいう。集積回路の作製は、以下に述べる
3工程で構成されるプレーナプロセス(プレーナ技術)
の繰り返しによってなされる。
【0003】まず第1工程として、酸化膜(例えばSi
2 膜)が、ウェハ表面にスパッタリング法等を用いて
形成される。次に第2工程として、感光膜(レジスト)
が酸化膜の上に塗布され、感光膜に対して紫外光による
露光が行われる。露光は、所定のパターンを持ったフォ
トマスクを通してなされる。感光膜はその種類に応じ
て、露光された領域が除去され(ポジ型)あるいは残さ
れる(ネガ型)ことにより、フォトマスクのパターンが
感光膜に転写される。フォトマスクのパターンが形成さ
れている感光膜をマスクとして、エッチングが施され、
ウェハ上に形成されていた感光膜のパターン通りに酸化
膜が取り除かれる。酸化膜が取り除かれた領域では、ウ
ェハ基板表面が露出している。その後、感光膜を除去す
る。
【0004】最後に第3工程として、ウェハ上に形成さ
れている酸化膜のマスクに基づいて、熱拡散法等により
不純物の注入が、露出しているウェハ基板に対して行わ
れる。ウェハの不純物を注入した領域では局所的に不純
物拡散が行われ、トランジスタ等の素子が形成される。
この3行程を行うことによりプレーナプロセスの1サイ
クルが完了する。そして、このプレーナプロセスを繰り
返すことにより集積回路が作製される。
【0005】上述したプレーナプロセスにおいて、酸化
膜が形成されているウェハに感光膜を塗布する際に用い
られる、従来のレジスト塗布装置のシステム図を図9に
示す。図9のレジスト塗布装置1は、レジストタンク
2、ポンプ3、ダスト除去手段4、配管5、ノズル6、
ウェハチャック7等を有している。
【0006】レジストタンク2には、ウェハWに塗布す
るためのレジストRが収容されている。レジストタンク
2は配管5に接続されており、レジストRが配管5を通
ってノズル6に送られる。配管5には、レジストRをレ
ジストタンク2からノズル6まで送り出すためのポンプ
3が接続されている。レジストタンク2とノズル6の間
にはダスト除去手段4が配置されている。ダスト除去手
段4は図10に示すようにメッシュ状のフィルタ4aを
有している。ダスト除去手段4は、レジストRが通過す
る際、ダスト(パーティクル)Dをフィルタ4aから通
さないようにする。配管5の先端にはノズル6が配置さ
れており、ノズル6の下側にはウェハWが設けられてい
る。ウェハWはウェハチャック7に保持されていて、ウ
ェハチャック7は図示しないアクチュエータにより回転
する。
【0007】次に、図9のレジスト塗布装置1の動作に
ついて説明する。ポンプ3が作動することにより、レジ
ストRがレジストタンク2からノズル6に送り出され
る。これにより、レジストタンク2に収容されているレ
ジストRが、配管5内を矢印X1方向に流動する。レジ
ストRがダスト除去手段4を通過する際、図10のフィ
ルタ部4aがレジストR内に混入しているパーティクル
Dを通さないようにすることにより、レジストR内に混
入しているダストDを除去する。ダストDの除去された
レジストRは、配管5を通ってノズル6に達し、ノズル
6はレジストRをウェハWに対して滴下して塗布する。
ウェハWはウェハチャック7により回転しており、レジ
ストRをウェハW上に均一に塗布するようになってい
る。
【0008】ここで、LSI(Large Scale
Integrated Circuit)の集積度が
進むと共にデザイン・ルールは小さくなり、処理液中に
含まれる異物の微粒子であるパーティクルについても、
高レベルの基準が要求されるようになっている。すなわ
ち、ウェハ上にパーティクルが存在するとその領域で配
線のショートまたは断線、デバイス特性の悪化などの不
良が発生する可能性が高くなり、その粒子径が大きいほ
ど不良の発生率は大となる。そのため、配線パターンの
微細化が進むにつれパーティクルに厳しいレベルの制御
が要求されるようになっており、例えば、0.35μm
ルールの半導体デバイスでは、「粒径0.3μm以上の
パーティクルがウェハ上に10個以下」というレベルが
要求されていたのに対して、0.25μmルールの半導
体デバイスにおいては、「粒径0.2μm以上のパーテ
ィクルがウェハ上に10個以下」というレベルが要求さ
れている。
【0009】この高レベルの要求に応じるために、レジ
スト塗布装置の配管内部や弁の精度の向上、レジスト、
そのほか使用する薬液のクリーン度の向上を始めとし
て、クリーンルームにおけるダスト除去手段の改良や循
環気流の制御、ないしは前工程における反応ガスの純度
や配管等の精度の向上に至るあらゆる手段が講じられて
いる。また、薬液中に含まれるパーティクルを濾別する
ためのダスト除去手段のポアサイズも細かくなり、現在
ではポアサイズ0.05μmのダスト除去手段が主流に
なりつつある。
【0010】このような状況下において、特開平5−2
51328号公報に係る「レジスト膜塗布装置」には、
図11の配管系統図に示すような塗布装置10が例示さ
れている。特開平5−251328号公報は、レジスト
中のパーティクルの粒子濃度を検出して、ウェハ上にパ
ターン形成する際にパーティクルの影響がでないように
パーティクルの粒子濃度が高くなったら、配管を洗浄す
るものである。図11においてレジスト容器11から薬
液フィルタ12を経由させ薬液ポンプ13によって配管
14内へ吸引した薬液をスピンコート部15へ導き、ス
ピニングにより薬液を半導体ウェハW上に塗布して薬液
の膜を形成させ、ドレーンをドレーンタンク16に排出
することができるように構成した塗布装置10である。
【0011】薬液ポンプ13とスピンコート部15との
間に、薬液に存在するパーティクルの個数を検出するた
めのセンサ部17と、センサ部17により検出されたパ
ーティクルの個数が設定規格を満足するときに限ってス
ピンコート部15へ薬液を導いて半導体ウェハW上に薬
液を塗布させるための制御部18とを備えており、設定
規格を満足しない時には、ダミーディスペンス位置へデ
ィスペンス配管19を移動させるための機構部を備えた
ものとなっている。そのほか、ダミーディスペンスを行
なうように配管を切り換えるための配管切り換え弁を備
えたものも例示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレジス
ト塗布装置1は、レジストR内のダストDを取り除くた
めに、図10に示すメッシュ状のフィルタ4aを使用し
ている。しかし、メッシュ状のフィルタ4aは、メッシ
ュの網目の開口径L1より大きいダストD1を除去(ト
ラップ)することはできても、メッシュ4aの開口径L
1より小さいダストD2はフィルタ4aを通り抜けてし
まい、レジストRからダストD2を除去することができ
ない。ダストD2を含んだレジストRがウェハ8に塗布
されてしまうと、レジストRを露光させる際、フォトマ
スクのパターンを正確に転写することができず、半導体
のパターン欠陥を引き起こしてしまうという問題があ
る。
【0013】また、上記問題を解決するために、フィル
タ4aの開口径L1を小さくすることにより、駆除でき
るダストDの大きさを小さくすることが考えられるが、
フィルタ4aの開口径L1を小さくすることには限界が
ある。というのは、単位時間当たりのレジスト流量は、
フィルタ4aの開口径L1に左右されるため、フィルタ
4aの開口径L1が小さくなるとレジスト流量も減少し
てしまう。これにより、レジスト塗布の際、十分なレジ
スト流量を得られなくなってしまうという問題がある。
さらに、ダストDがゲル状のダストD3を有している場
合、ゲル状のダストD3の大きさがフィルタ4aの開口
径L1より大きくても、フィルタ4aを通り抜けてしま
い、レジストRからゲル状のダストD3を除去する事が
できない。ゲル状のダストD3も半導体のパターン欠陥
を引き起こす原因となっている。
【0014】さらに、特開平5−251328号公報に
おいては、配管14に0.2μm以上、ないしは0.1
μm以上のパーティクルを除去する薬液ダスト除去手段
12を設置しても、薬液ダスト除去手段12の出口から
ディスペンス配管19までの配管14で発生したパーテ
ィクルは除去できないという問題がある。よって、従来
の手段によってはパーティクルを完全に取り除くのは困
難であり、ウェハ上にパターンを形成する際に、レジス
ト中のパーティクルの影響をなくす必要が生じている。
【0015】そこで本発明は上記課題を解消し、半導体
の品質と歩留まりの向上する処理装置及び処理方法を提
供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、処理液供給部に接続された配管を経由してノズ
ルから処理液を被処理体に供給する処理装置において、
前記配管に、処理液中の粒子径10μm以下の微粒子の
単位体積当りの個数、すなわち粒子濃度を測定する測定
手段と、前記配管に洗浄液供給源を接続する切換え手段
とが設置されており、前記測定手段によって測定された
前記微粒子の粒子濃度が設定規格値より大の場合には、
前記切換え手段が切り換えられて前記配管および前記ノ
ズルに洗浄液を供給するようにされている処理装置によ
り、達成される。
【0017】本発明では、処理液の粒子濃度が設定規格
値より大きくなったときは洗浄液によりノズル及び配管
を洗浄する。これにより、ノズル及び配管内の粒子が洗
浄され、被処理体に対して粒子濃度の低い処理液を供給
することができる。
【0018】上記目的は、本発明にあっては、配管を経
由しノズルから処理液を被処理体に供給する処理方法に
おいて、前記処理液中の粒子径10μm以下の微粒子の
単位体積当りの個数、すなわち粒子濃度を測定する工程
と、前記工程によって測定された粒子径10μm以下の
微粒子の粒子濃度が設定規格値より大である場合に、前
記配管および前記ノズルに洗浄液が供給されて洗浄され
る工程とを有する処理方法により、達成される。
【0019】本発明では、処理液の粒子濃度が設定規格
値より大きくなったときは洗浄液によりノズル及び配管
を洗浄する。これにより、ノズル及び配管内の粒子が洗
浄され、被処理体に対して粒子濃度の低い処理液を供給
することができる。
【0020】上記目的は、本発明にあっては、処理液が
配管を通って被処理体に対して処理液を塗布する処理装
置において、被処理体に塗布するための処理液を蓄えて
いる処理液供給部と、処理液供給部と配管を介して接続
されており、処理液供給部から流れる処理液を滴下する
ことにより、被処理体上に処理液を塗布するノズルと、
処理液供給部とノズルの間の配管に配置されており、正
極に帯電して処理液供給部から流れる処理液と接触する
ように設けられているフィルタ部を有しているダスト除
去手段とを有する処理装置により、達成される。
【0021】本発明では、レジスト収容部から送られて
きた処理液がダスト除去手段を通過する際、負極に帯電
しているダストが正極に帯電しているフィルタ部に引き
つけられる。これにより、ダストの大きさに関係なくダ
ストを除去することができる。また、ゲル状ダストも、
正極に帯電しているフィルタ部に引きつけられて、処理
液内から除去することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0023】図1は本発明の処理装置の好ましい実施の
形態を示した配管系統図であり、図1を参照して処理装
置であるレジスト塗布装置30について詳しく説明す
る。レジスト塗布装置30は1ガロン容量の処理液供給
部であるレジスト収容部31がその接続管と共に配管切
換装置32を介して配管33に接続されており、配管3
3の先端部はスピンコータ34上にチャックされ回転さ
れているウェハWの直上に位置するノズル35に接続さ
れている。そして、配管33の途中には、ポンプ36、
ダスト除去手段37が設けられ、ノズル35に近い位置
に測定手段であるパーティクルカウンタ38が設置され
ている。そして、ポンプ36の入口、出口と配管33と
の接続部、ダスト除去手段37の入口、出口と配管33
との接続部はパーティクルを発生し易い場所である。
【0024】パーティクルカウンタ38は石英セルを通
過するレジストRにレーザ光を照射して、粒子径がμm
単位のパーティクルによる散乱光の波高値から粒子径
を、パルス数から単位容積当りのパーティクルの個数、
すなわち、粒子濃度を測定する光散乱法による測定装置
であり、その測定信号は制御装置39へ入力される。
【0025】そして制御装置39はパーティクルカウン
タ38の測定値によってポンプ36を起動し停止させる
信号を出力し、レジストRと洗浄液とを切り換える信号
を切換手段である配管切換装置32へ出力する。配管切
換装置32には1ガロン容量の洗浄液容器40がその接
続管と共に接続されている。また、ノズル35は必要に
応じてダミーディスペンス等のためのドレインタンク4
1の直上となるノズル待機位置へ移動されるようになっ
ている。
【0026】そして、その作用は、レジストRを塗布さ
れるウェハWがスピンコータ34上に搬送されて来てチ
ャックされ回転されると、所定のプログラムに従ってべ
ローズポンプ36が起動されてレジスト収容部31から
レジストRが汲み上げられ、ダスト除去手段37を経由
しパーティクルカウンタ38を通過してノズル35から
ウェハW上へ滴下されて塗布される。その間、パーティ
クルカウンタ38によって一定の時間間隔で、レジスト
R中の例えば粒子径0.2μm以上のパーティクルの粒
子濃度が測定される。
【0027】測定値が設定規格値より大になると、その
信号が入力される制御装置39はべローズポンプ36を
停止し、配管切換装置32を洗浄液容器40側へ切り換
えると共に、ノズル35をドレインタンク41の直上の
ノズル待機位置へ移動させる。次いでポンプ36を再起
動して配管33内へ洗浄液を吸い上げ、ダスト除去手段
37、パーティクルカウンタ38を経て、洗浄液をノズ
ル待機位置にあるノズル35からドレインタンク41へ
吐出させることにより、配管切換装置32からノズル3
5までの間が洗浄される。
【0028】そして、パーティクルカウンタ38によっ
て配管33内が清浄になったことが確認されると、制御
装置39はポンプ36を停止して配管切換装置32をレ
ジスト収容部31側へ切り換えた後、ベローズボンプ3
6を再起動して塗布作業が再開される。
【0029】このような手順によってウェハWにレジス
トRを塗布することにより、ウェハW上の粒子径0.2
μm以上のパーティクルの個数を10個以下に維持する
ことができ、レジスト塗布工程における歩留まりを高く
することができる。
【0030】第2の実施の形態 第2の実施の形態において、第1の実施の形態で使用し
たレジスト塗布装置1をそのまま使用して、ウェハWに
レジストを塗布する。このとき、パーティクルカウンタ
38によってレジストR中のパーティクルの粒子濃度の
測定を行なう場合には、ノズル35をドレインタンク4
1の直上のノズル待機位置へ移動させて行ない、かつ、
その測定頻度は例えば1ロットであるウェハW25枚毎
とする。
【0031】測定値が設定規格値より大となった場合に
は、制御装置39がポンプ36を停止し、配管切換装置
32を洗浄液容器40側へ切り換え、かつノズル35を
ドレインタンク41の直上のノズル待機位置へ移動させ
る。その後、ポンプ36を再起動して、配管切換装置3
2からノズル35までの間を洗浄し、洗浄液はドレイン
タンク41へ吐出される。そして、パーティクルカウン
タ38によって配管33内が清浄になったことが確認さ
れると、制御装置39は配管切換装置32をレジスト収
容部31側へ切り換えて、塗布作業が再開されることは
第1の実施の形態の場合と同様である。
【0032】このような手順によってウェハWにレジス
トを塗布することにより、ウェハW上の粒子径0.2μ
m以上のパーティクルの個数を10個以下に維持するこ
とができ、レジスト塗布工程における歩留まりを高くす
ることができる。
【0033】なお、第1の実施の形態におけるように、
レジストRの塗布を行ないながら所定の時問間隔でパー
ティクルの粒子濃度を測定する場合には、測定間隔にも
よるが、設定規格値前後のレジストRが塗布されてしま
う恐れがあるに対し、第2の実施の形態におけるよう
に、ウェハWの1ロット毎にパーティクルの粒子濃度を
測定することにより、測定時におけるレジストのロスは
あるが、設定規格値を越える粒子濃度のレジストが塗布
される恐れはなくなり、また、万が一に設定規格値を越
すレジストが塗布されるようなことがあっても、そのロ
ッドを特定することができ対応処置を取り易くなる。
【0034】第3の実施の形態 図2には、本発明の第3の実施の形態を示している。以
下の実施の形態の処理装置は、図1の実施の形態の処理
装置とほぼ同様の構造である。従って、以下の実施の形
態の処理装置における構成要素について、図2の実施の
形態の処理装置における構成要素と同じ場合には、同じ
符号を記してその説明を省略する。
【0035】第1の実施の形態と第2の実施の形態の場
合には、レジストRに規格値より大きい粒子濃度が測定
されて、レジスト塗布装置30が洗浄工程に入ると、当
然のことながら塗布作業は停止される。よって、半導体
デバイスの一貫した製造プロセスの中でレジスト塗布プ
ロセスにウェハWの滞留を生じることになり、量産体制
における全体的なウェハWの流れを乱すことになる。
【0036】これに対処するものとして、図2に示すよ
うな構成のレジスト塗布装置42を作製する。すなわ
ち、図1に示したスピンコータ34、制御装置39、お
よびドレインタンク41を共有させて、図1に示したレ
ジスト収容部31、配管切換装置32、配管33、ノズ
ル35、ポンプ36、ダスト除去手段37、パーティク
ルカウンタ38および洗浄液容器40からなる塗布ユニ
ットAに加えて、同様に構成されるレジスト収容部4
3、洗浄液容器44、配管切換装置45、ポンプ46、
ダスト除去手段47、パーティクルカウンタ48、ノズ
ル49、および配管50からなる塗布ユニットBを設置
したものである。
【0037】そして、制御装置39はパーティクルカウ
ンタ38とパーティクルカウンタ48とから測定信号が
入力されて、ポンプ36とポンプ46との起動と停止、
および配管切換装置32と配管切換装置45とにおける
切り換えを制御するようになっている。
【0038】レジスト塗布装置42の作用は次の如くで
ある。当初は塗布ユニットAが作動しているものとす
る。スピンコータ34上においてチャックされ回転され
るウェハWに対し、レジスト収容部31からレジストR
がポンプ36によって汲み上げられ、ダスト除去手段3
7を経由し、パーティクルカウンタ38を通過してノズ
ル35から滴下されて塗布される。その間、パーティク
ルカウンタ38によって所定の時間間隔で、例えば粒子
径0.2μm以上のパーティクルの粒子濃度が測定され
る。
【0039】測定値が設定規格値より大であると、その
測定信号が入力される制御装置39はポンプ36を停止
し、配管切換装置32を洗浄液容器40側へ切り換える
と共に、ノズル35をドレインタンク41の直上のノズ
ル待機位置へ移動させる。同時に、制御装置39は塗布
ユニットBのポンプ46を起動するのでレジスト収容部
43からレジストRが汲み上げられ、ダスト除去手段4
7を経由しパーティクルカウンタ48を通過してノズル
49からウェハW上へ滴下されて塗布が継続される。
【0040】塗布ユニットAにおいては、ポンプ36が
再び起動されて配管33内へ吸い上げられた洗浄液は、
ダスト除去手段37、パーティクルカウンタ38を経
て、ノズル待機位置にあるノズル35からドレインタン
ク41へ洗浄液を吐出させることにより、配管切換装置
32からノズル35までの間が洗浄される。そして、パ
ーティクルカウンタ38によって配管33内が清浄にな
ったことが確認されると、制御装置39はベローズボン
ブ36を停止して配管切換装置32をレジスト収容部3
1側へ切り換え、次いでベローズボンブ36を起動する
ことにより、次の塗布に備えて配管33内にレジストR
が充たされる。
【0041】塗布ユニットBにおいては、パーティクル
カウンタ48によってレジスト収容部43からのレジス
トR中のパーティクル粒子濃度を所定の時間間隔で測定
しており、パーティクルの粒子濃度が設定規格値を越え
ると制御装置39はポンプ46を停止し配管切換装置4
5を洗浄液容器44側に切換えると共にノズル49をド
レインタンク41の直上のノズル待機位置へ移動させ
る。同時に、制御装置39は塗布ユニットAのベローズ
ボンプ36を起動してレジスト収容部31からレジスト
を汲み上げウェハWに対して塗布が継続される。
【0042】塗布ユニットBにおいては、制御装置39
はポンプ46を再起動して配管50内へ洗浄液を吸い上
げ、ダスト除去手段47、パーティクルカウンタ48を
経て、洗浄液をノズル待機位置にあるノズル49からド
レインタンク41へ吐出させることにより、配管切換装
置45からノズル49までの間が洗浄される。
【0043】以上のような操作が繰り返されることによ
り、スピンコータ34上へ連続して搬送されてくるウェ
ハWに対して、長期間にわたりレジストRが中断される
ことなく塗布が継続されるので、一貫した半導体デバイ
スの製造プロセスにおいてウェハWの流れに乱れを発生
させず、量産の円滑な進行を支援する。
【0044】これにより、配管を流れる処理液中の粒子
径10μm以下の微粒子の粒子濃度を測定して、設定規
格値より大の場合には配管切換手段を切り換えて配管に
洗浄液を供給し洗浄するようにしているので、微粒子を
設定規格値以上の粒子濃度で含む処理液が被処理体に供
給されることを防ぎ、微粒子に起因する被処理体の歩留
まりの低下を防ぐことができる。
【0045】第4の実施の形態 図3は本発明の第4の実施の形態のシステム図を示して
おり、図3を参照して処理装置60について詳しく説明
する。図3の処理装置60は、レジスト収容部61、ポ
ンプ62、ダスト除去手段63、配管64、ノズル6
5、ウェハチャック67等を有している。
【0046】図3のレジスト収容部61にはウェハWに
塗布するレジストRが収容されている。レジストRは例
えばフェノールノボラック樹脂等からなっていて、フォ
トマスクを通して光を当てることにより、フォトマスク
のパターンが転写される。レジストRがレジスト収容部
61からノズル65まで送られるように、レジスト収容
部61は配管64と接続されている。配管64にはポン
プ62が設けられており、ポンプ62はレジスト収容部
61内のレジストRをノズル65の位置まで送り出す。
【0047】レジスト収容部61とノズル65の間には
レジストR内のダストDを除去するためのダスト除去手
段63が配置されている。ダスト除去手段63は、レジ
スト収容部61と配管64により接続されており、レジ
スト収容部61からレジストRが流入する。またダスト
除去手段63は、ノズル65と配管64を介して接続さ
れており、ノズル65に対してレジストRを流出する。
【0048】図4はダスト除去手段63の断面図を示し
ており、ダスト除去手段63はフィルタ部63a、電源
63b等を有している。フィルタ部63aは、中空部6
3cを有しており、中空部63cにはレジストRが流れ
る。フィルタ部63aは、電源63bの陽極に接続され
ていて正極に帯電している。負極に帯電しているダスト
Dはダスト除去手段63の中空部63cを通過する際
に、正極に帯電しているフィルタ部63aに引きつけら
れる。これにより、レジストR内からダストDが取り除
かれる。ダストDの取り除かれたレジストRは、図3の
配管64を介してノズル65に送られる。
【0049】配管64の先端にはノズル65が設けられ
ており、ノズル65の下側にはウェハWが配置されてい
る。ノズル65はウェハWに対してレジストRを滴下す
ることにより塗布する。ウェハチャック67はウェハW
を吸引等により保持しており、ウェハチャック67は、
図示しないモータにより回転する。
【0050】次に、図3と図4を参照して処理装置60
の動作について詳しく説明する。まず図3のポンプ62
の作動により、レジスト収容部61に収容されているレ
ジストRが、配管64の中を通りダスト除去手段63に
送られる。送られてきたレジストRは、図4の中空部6
3c内を流れる。図4のダスト除去手段63のフィルタ
部63aは正極に帯電しており、負極に帯電しているダ
ストDを引きつけて、送られてきたレジストR中からダ
ストDを取り除く。ダストDの取り除かれたレジストR
は、図3のノズル65からウェハWに塗布される。ウェ
ハWはウェハチャック67により回転しており、レジス
トRがウェハW上に均一に塗布される。これにより、従
来のメッシュ状のフィルタでは取り除くことができなか
った小さなダストD2及びゲル状ダストD3を、確実に
取り除くことができる。また、レジストRがダスト除去
手段63に流れる際に、中空部63aにはレジストRの
流れを遮るものがないため、所定のレジスト流量が得る
ことができる。
【0051】第5の実施の形態 図5は、ダスト除去手段の第5の実施の形態を示す断面
図であり、図5を参照してダスト除去手段68について
説明する。図5において、ダスト除去手段68はフィル
タ部68a、複数の突起68b、電源68c等を有して
いる。フィルタ部68aは、中空部68dを有してお
り、中空部68dには、レジスト収容部61から送られ
てきたレジストRが流れる。フィルタ部68aは、電極
68cの陽極側に接続されて、正極に帯電している。中
空部68dには、複数の突起68bが設けられており、
複数の突起68bは電極68cの陽極側に接続されてい
て正極に帯電している。
【0052】図3のレジスト収容部61からレジストR
がダスト除去手段68に送られる。レジストRが中空部
68aを流れている際、正極に帯電しているフィルタ部
68a、突起部材68bに、負極に帯電しているダスト
Dが引きつけられて、レジストR内からダストが除去さ
れる。ダストDが除去されたレジストRは、ノズル65
に送られてウェハWに塗布される。図5のダスト除去手
段68は、ダストDの大きさに関係なく、ダストDを除
去するとともに、レジストRとダスト除去手段68の接
する面積が大きいため、ダストDが除去されやすくなっ
ている。すなわち、ダスト除去手段68は第1の実施形
態に比べてレジストRと接触する面積を広くとることが
できるため、ダスト除去手段68のダストDを取り除け
るダストの量も多くなり、確実に除去する事ができる。
【0053】第6の実施の形態 図6は、ダスト除去手段の第6の実施の形態を示す斜視
図であり、図6を参照してダスト除去手段69について
詳しく説明する。図6において、ダスト除去手段69は
メッシュ69a、電極69b等を有している。メッシュ
69aは電極69bの陽極に接続されており、正極に帯
電している。レジストRがメッシュ69aを通過する
際、メッシュ69aの開口径L2より大きいダストD1
はメッシュ69aの網に引っかかり、メッシュ69aの
開口径L2より小さいダストD2やゲル状のダストD3
は、陽極であるメッシュ69aに引きつけられ、レジス
トR内のダストDを除去することができる。ダストDを
除去されたレジストRはポンプ62によりノズル65に
送られる。これにより、小さいダストD2及びゲル状ダ
ストD3を除去するために、開口径L2を小さくするこ
とがないため、レジスト流量を確保しつつ、小さなダス
トD2及びゲル状ダストD3も確実に取り除くことがで
きる。
【0054】第7の実施の形態 図7には、本発明の第7の実施の形態を示している。以
下の実施の形態の処理装置は、図3の実施の形態の処理
装置とほぼ同様の構造である。従って、以下の実施の形
態の処理装置における構成要素について、図7の実施の
形態の処理装置における構成要素と同じ場合には、同じ
符号を記してその説明を省略する。
【0055】図3の第4の実施の形態が図7の第7の実
施の形態と異なる点は、第1ダスト除去手段71と第2
ダスト除去手段72を有している点である。図7の第1
ダスト除去手段71は、レジスト収容部61とノズル6
5の間に配置されており、第2ダスト除去手段72は、
第1ダスト除去手段71とノズル65の間に配置されて
いる。
【0056】第1のダスト除去手段51は、図10に示
す従来のメッシュ型のフィルタ部であり、第2ダスト除
去手段52は、図4乃至図6に示すような正極に帯電し
ているフィルタ部が用いられている。図7において、レ
ジストRの流れに対してメッシュ型のフィルタ部が帯電
しているフィルタ部の前に配置されているのは以下の理
由による。
【0057】まず、レジスト収容部61から送られてき
たレジストRを、第1ダスト除去手段であるメッシュ状
のフィルタ4aに通すことにより、フィルタ4aの開口
径L1より大きいダストD1を除去する。第1ダスト除
去手段51を通過したレジストR内には、小さいダスト
D2やゲル状ダストD3が含まれている。第1ダスト除
去手段51を通過したレジストRは、第2ダスト除去手
段52を通る。このとき、第1ダスト除去手段51では
除去できなかったダストD2あるいはゲル状ダストD3
を、帯電しているフィルタ部を有する第2ダスト除去手
段52が除去する。これにより、レジストR内に混入し
ているダストDを確実に除去することができる。
【0058】これにより、従来のメッシュ型フィルタで
は取り除くことができなかった小さなダストD2又はゲ
ル状ダストD3を除去することができる。これにより、
半導体のパターン欠陥を低減することができる。また、
微小ダストD2の除去を行う際、レジスト塗布に必要な
レジスト流量を確保しつつ、ダストDの除去を行うこと
ができる。さらに、半導体装置の小型化に伴い、パター
ン欠陥を引き起こすレジストR内のダストDのサイズが
微小化しても、本発明の実施の形態は電気的除去方法で
あるため処理装置の小型化に柔軟に対応することができ
る。
【0059】第8の実施の形態 図8には第8の実施の形態を示している。図7の第7の
実施の形態と図6の第6の実施の形態と異なる点は、ノ
ズルが矢印X方向に移動する点と、測定手段であるパー
ティクル検出部90を有している点である。図7のパー
ティクル検出部70は、パーティクルカウンタ91、制
御部92、表示部93等を有している。
【0060】パーティクルカウンタ91は、第1の実施
の形態でも説明したように、石英セルを通過するレジス
トRにレーザ光を照射して、パーティクルの粒子濃度を
測定する光散乱法による測定装置からなっている。パー
ティクル検出部91の上部にはノズルが位置決めされ
て、ノズル65からパーティクルカウンタ91に対して
レジストRが供給される。パーティクル検出部91は制
御部92と接続されており、制御部92は表示部93と
接続されている。制御部92にはパーティクルカウンタ
91が検出したパーティクルの粒子濃度が送られてき
て、制御部92はその粒子濃度を表示部93に表示させ
る。
【0061】次に、図8を参照して処理装置80の動作
について詳しく説明する。まず、レジストRをウェハW
上に塗布する前に、レジストR内のパーティクルの粒子
濃度を測定するため、ノズル65がパーティクルカウン
タ91の上に位置決めされる。そして、ノズル65から
パーティクルカウンタ91に対してレジストRが供給さ
れ、パーティクルカウンタ91ではレジストR内のパー
ティクル粒子濃度を測定する。
【0062】測定されたパーティクル粒子濃度は制御部
92に送られて、制御部92では検出信号を電気的信号
に変換する。変換された検出信号は表示部93に送られ
てパーティクルに関する情報をリアルタイムで作業者に
提供する。また、もしパーティクルDが制御部92に設
定されている規定量より多かった場合、次工程であるウ
ェハWへのレジストRの塗布を中止して、表示部93に
おいてアラームを均し作業者に対して警告を発生する。
そして、それを受けた作業者はフィルタの交換、または
自動洗浄、もしくは配管内の洗浄を行う。
【0063】これにより、レジストR内のパーティクル
Dを自動的に検出することができ、自動化により検査頻
度を大幅に向上することができる。よって、レジストR
中のパーティクルDが引き起こす半導体の製造における
大量不良の未然防止が可能となる。
【0064】以上、本発明の実施の形態による処理装置
および処理方法について説明したが、勿論、本発明はこ
れらに限られることなく、本発明の技術的思想に基いて
種々の変形が可能である。
【0065】例えば本実施の形態においては、粒子径1
0μm以下の微粒子の粒子濃度を測定するためにレーザ
光を使用した光散乱法による測定装置を採用したが、計
測するパーティクルの粒子径がやや大きい場合にはラン
プ光源としてもよい。また、これらに代えて超音波散乱
法による測定装置も使用することができる。15MHz
〜20MHzの超音波を1μs〜2μsのパルスとして
発振し、パーティクルによって散乱される反射波を受
け、これを変換した電気信号のパルスの数、ピークの高
さから粒子の個数、粒子径を求める装置である。
【0066】また本実施の形態の実施例3においては、
洗浄の完了後の配管12、ノズル16にはレジストを充
填して、レジスト塗布の再開に備える場合を示したが、
配管切換装置18、または別途設ける配管切換装置にシ
ンナー容器を接続しておき、洗浄の完了後は配管12と
ノズル16とにシンナーを供給、充填して塗布の再開に
備えるようにしてもよい。配管12等の内部にレジスト
が長時間充填されたままとなり、パーティクルを発生す
る恐れがある場合に有効である。なお、シンナーにはレ
ジストに使用されている溶剤を使用するのが一般であ
る。
【0067】また本実施の形態においては、配管12に
上流側から順にベローズボンプ3、ダスト除去手段14
と設置した下流側にパーティクルカウンタ15を設けた
が、ポンプ3とダスト除去手段14との順を逆に設置し
た場合や、ダスト除去手段14を省略した場合にも同様
にパーティクルカウンタ15を設けて、これに制御部1
0を組み合わせてもよい。
【0068】また本実施の形態においては、処理液とし
てのレジストをポンプ輸送する場合を取り上げたが、処
理液を圧送する場合にも本発明の処理装置および処理方
法が適用されることは言うまでもない。
【0069】また本実施の形態においては、処理液とし
てレジストを例示したが、本発明の処理装置および処理
方法はこれ以外の処理液、例えば、レジストと関連して
使用される現像液、リンス液、そのほか粒子径10μm
以下の微粒子が含まれた場合にトラブルを招く各種の処
理液に適用される。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半導体の品質と歩留まりの向上する処理装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理装置の好ましい実施の形態の配管
系統図を示す。
【図2】本発明の処理装置の第2の実施の形態の配管系
統図を示す。
【図3】本発明の処理装置の第3の実施の形態の配管系
統図を示す。
【図4】本発明の第4の実施の形態における第1のダス
ト除去手段の断面図を示す。
【図5】第2のダスト除去手段の実施形態の断面図を示
す。
【図6】第3のダスト除去手段の実施形態の断面図を示
す。
【図7】本発明の処理装置の第5の実施形態のシステム
図を示す。
【図8】本発明の処理装置の第6の実施形態のシステム
図を示す。
【図9】従来の処理装置のシステム図を示す。
【図10】従来のダスト除去手段の概略斜視図を示す。
【図11】従来のレジスト膜塗布装置の配管系統図を示
す。
【符号の説明】
10・・・処理装置、61・・・レジスト収容部、63
・・・ダスト除去手段、63a・・・フィルタ部、65
・・・ノズル、W・・・ウェハ、68・・・ダスト除去
手段、68a・・・フィルタ部、68b・・・突起部
材、69・・・ダスト除去手段、50・・・処理装置、
51・・・第1ダスト除去手段、52・・・第2ダスト
除去手段、R・・・レジスト。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H01L 21/31 H01L 21/30 564C

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液供給部に接続された配管を経由し
    てノズルから処理液を被処理体に供給する処理装置にお
    いて、 前記配管に、処理液中の粒子径10μm以下の微粒子の
    単位体積当りの個数、すなわち粒子濃度を測定する測定
    手段と、前記配管に洗浄液供給部を接続する切換え手段
    とが設置されており、 前記測定手段によって測定された前記微粒子の粒子濃度
    が設定規格値より大の場合には、前記切換え手段が切り
    換えられて前記配管および前記ノズルに洗浄液を供給す
    るようにされていることを特徴とする処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理液供給部、前記配管、前記ノズ
    ル、前記測定手段、前記切換え手段、および前記洗浄液
    供給部を1ユニットとして、前記被処理体に対して少な
    くとも2ユニットが設置されており、 一つのユニットが洗浄液に切り換えられる時には、洗浄
    が完了して待機している他のユニットと交替されること
    により、前記被処理体に対して前記処理液が中断される
    ことなく供給されることを特徴とする請求項1に記載の
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記配管に前記切換え手段、または第2
    の切換え手段を介してシンナー供給源が接続されてお
    り、 前記配管および前記ノズルの前記洗浄液による洗浄が完
    了した後、前記切換え手段または前記第2の切換え手段
    が切り換えられて前記配管および前記ノズルにシンナー
    が供給、充填され、前記処理液の供給の再開に向けて待
    機されることを特徴とする請求項2に記載の処理装置。
  4. 【請求項4】 配管を経由しノズルから処理液を被処理
    体に供給する処理方法において、 前記処理液中の粒子径10μm以下の微粒子の単位体積
    当りの個数、すなわち粒子濃度を測定する工程と前記工
    程によって測定された粒子径10μm以下の微粒子の粒
    子濃度が設定規格値より大である場合に、前記配管およ
    び前記ノズルに洗浄液が供給されて洗浄される工程とを
    有することを特徴とする処理方法。
  5. 【請求項5】 前記微粒子の粒子濃度の測定が前記ノズ
    ルから前記処理液を前記被処理体に供給しつつ所定の時
    間間隔で行われることを特徴とする請求項4の処理方
    法。
  6. 【請求項6】 前記微粒子の粒子濃度の測定が前記被処
    理体の所定の数毎に、または所定の時間間隔で、前記ノ
    ズルを前記被処理体以外の場所に移して行い、測定後は
    前記被処理体へ戻して処理が行われることを特徴とする
    請求項4の処理方法。
  7. 【請求項7】 前記配管および前記ノズルが洗浄される
    工程において、洗浄の完了後に前記配管および前記ノズ
    ルにシンナーが充填されることを特徴とする請求項4の
    処理方法。
  8. 【請求項8】 処理液が配管を通って被処理体に対して
    処理液を塗布する処理装置において、 被処理体に塗布するための処理液を蓄えている処理液供
    給部と、 処理液供給部と配管を介して接続されており、処理液供
    給部から流れる処理液を滴下することにより、被処理体
    上に処理液を塗布するノズルと、 処理液供給部とノズルの間の配管に配置されており、正
    極に帯電して処理液供給部から流れる処理液と接触する
    ように設けられているフィルタ部を有しているダスト除
    去手段とを有することを特徴とする処理装置。
  9. 【請求項9】 フィルタ部は中空部を有しており、中空
    部には処理液が流動することを特徴とする請求項8に記
    載の処理装置。
  10. 【請求項10】 フィルタ部の中空部には、少なくとも
    1つの突起部材が設けられており、突起部材は正極に帯
    電していることを特徴とする請求項9に記載の処理装
    置。
  11. 【請求項11】 フィルタ部は、メッシュ状に形成され
    ていることを特徴とする請求項8に記載の処理装置。
  12. 【請求項12】 処理液が配管を通って被処理体に対し
    て処理液を塗布する処理装置において、 被処理体に塗布するための処理液を蓄えている処理液供
    給部と、 処理液供給部と配管を介して接続されており、処理液供
    給部から流れる処理液を滴下することにより、被処理体
    上に処理液を塗布するノズルと、 処理液供給部とノズルの間の配管に配置されており、メ
    ッシュ状に形成され処理液と接触するように設けられて
    いるフィルタ部を有している第1ダスト除去手段と、 第1ダスト除去手段とノズルの間の配管に配置されてお
    り、正極に帯電して処理液供給部から流れる処理液と接
    触するフィルタ部を有している第2ダスト除去手段とを
    有することを特徴とする処理装置。
  13. 【請求項13】 処理液が配管を通って被処理体に対し
    て処理液を塗布する処理装置において、 被処理体に塗布するための処理液を蓄えている処理液供
    給部と、 処理液供給部と配管を介して接続されており処理液に含
    まれている粒子の濃度を測定する測定手段と、 処理液供給部と配管を介して接続されており、処理液供
    給部から流れる処理液を滴下することにより被処理体上
    に処理液を塗布するとともに、測定手段に対して処理液
    を供給するノズルと、 処理液供給部とノズルの間の配管に配置されており、メ
    ッシュ状に形成され処理液と接触するように設けられて
    いるフィルタ部を有している第1ダスト除去手段と、 第1ダスト除去手段とノズルの間の配管に配置されてお
    り、正極に帯電して処理液供給部から流れる処理液と接
    触するフィルタ部を有している第2ダスト除去手段と、 を有することを特徴とする処理装置。
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