JPH11145685A - 電子部品実装方法および装置 - Google Patents

電子部品実装方法および装置

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JPH11145685A
JPH11145685A JP9313145A JP31314597A JPH11145685A JP H11145685 A JPH11145685 A JP H11145685A JP 9313145 A JP9313145 A JP 9313145A JP 31314597 A JP31314597 A JP 31314597A JP H11145685 A JPH11145685 A JP H11145685A
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JP
Japan
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mounting
suction
component
electronic component
suction nozzle
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JP9313145A
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Inventor
Hiroaki Kurata
浩明 倉田
Satoshi Nonaka
聡 野中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸装着の不良が出続けることを未然に防止
し、実装効率の向上を図ることのできる電子部品実装方
法および装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 電子部品の吸装着失敗を、それが関係す
る吸着ノズルおよび部品保持具ごとに記憶し(ステップ
S1〜S3)、この記憶された吸着ノズルおよび部品保
持具ごとの電子部品の吸装着失敗が所定のしきい量をこ
えた場合に、所定のしきい量をこえた電子部品の吸装着
失敗に関係する吸着ノズルあるいは部品保持具が異常で
あると判断することなどにより(ステップS4〜S1
2)、吸装着の不良が出続けることを未然に防止し、実
装効率の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の部品保持具
から順次供給される電子部品を、複数の吸着ノズルで順
次吸着して回路基板に装着する方法および装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品実装装置における部品実
装方法を図3を参照して説明する。図3において、1は
回転可能な回転テーブルで、その周囲に等間隔で複数の
実装ヘッド2が昇降可能に配設され、各実装ヘッド2の
先端に電子部品を吸着する吸着ノズル3が設けられてい
る。回転テーブル1上には、各吸着ノズル3に対する真
空回路のオン、オフ切り替えを行うバルブ4が配設され
ている。また、複数の部品供給手段6が配置されてその
中の所望の電子部品を吸着ノズル3による部品吸着位置
に供給するパーツカセット、トレイなどの部品保持具5
が設けられ、一方電子部品を実装すべき回路基板7がX
Yテーブル8に固定され、このXYテーブル8にて回路
基板7上の所定の電子部品実装位置を吸着ノズル3によ
る部品実装位置に対応させるように構成されている。
【0003】この従来装置では、吸着ノズル3および部
品供給具5の不良、経年劣化に対しては、装置が持つ電
子部品の吸装着の成功率を、オペレータが監視し、異常
を察知した場合に吸着ノズル3および部品供給具5の点
検、交換を行っていた。しかし、オペレータが異常に気
付かなければ、電子部品の吸装着の失敗による不良が出
続ける。そこで、吸着ノズル3に対しては、特定の吸着
ノズル3が連続して吸装着を失敗した場合、自動的にそ
の吸着ノズル3を使用しないで代替の吸着ノズルを使用
するいわゆるノズルジャンプ設定を装置が自動設定する
ノズルジャンプ設定機能処理部を設けた。
【0004】図4は、従来装置のノズルジャンプ設定機
能処理部の構成を示すブロック図である。図3および図
4において、51は吸着ノズル3および部品保持具5の
動作を制御する実装動作制御部であり、52は電子部品
を正規に吸装着できたか否かの情報(たとえば吸着ノズ
ル3ごとの電子部品の吸装着失敗の連続回数など)53
を吸着ノズル3ごとに取得する情報取得部である。54
は取得した情報53をデータ保存領域55に吸着ノズル
3ごとに蓄積するデータ蓄積部であり、56は蓄積され
た情報53からたとえば吸装着失敗の回数の変動度合い
などの統計情報53aを演算する統計情報演算部で、5
7は特定の吸着ノズル3が一定回数連続して吸装着を失
敗したか(所定のしきい量をこえたか)否かを監視する
ノズル監視部である。58は特定の吸着ノズル3が一定
回数連続して吸装着を失敗した場合にはこの特定の吸着
ノズル3を指定し、その動作をスキップして代替の吸着
ノズルを使用するように実装動作制御部51に指令する
ノズルスキップ指定部で、59は吸装着失敗の回数の変
動度合いなどの統計情報53aの演算値を表示装置60
などにより表示する表示部である。
【0005】図5は従来装置のノズルジャンプ設定機能
処理部の動作を示すフローである。
【0006】図5および図4において、実装動作制御部
51からの指令により情報取得部52は、装置が実装動
作を行う中で、電子部品を正規に吸装着できたか否かの
情報53を、使用した吸着ノズルごとに取得する(ステ
ップS51)。この取得した情報53をデータ保存領域
55にタイムスタンプを付して吸着ノズルごとに保存す
る(ステップS52)。ついで統計情報演算部56が吸
装着失敗の回数の変動度合いなど(たとえば全吸装着回
数に対する吸装着失敗の回数の百分率である吸装着失敗
率や、一定の最近の期間における吸装着失敗率、この変
化に対する微分係数など)の統計情報53aの演算を行
う(ステップS53)。
【0007】ついでノズル監視部57が、情報取得部5
2からの情報53により特定の吸着ノズル3での吸装着
失敗の回数が予め与えられた一定回数を連続してこえた
か否かを判断し、その結果が一定回数を連続してこえて
いない場合には異常でないと判断してそのままつぎのス
テップS56に進むが(ステップS54)、その結果が
一定回数を連続してこえた場合には、異常であると判断
してその吸着ノズル3を使用しないで代替の吸着ノズル
を使用するように指令するノズルスキップ指定を行って
からつぎのステップS56に進む(ステップS55)。
そして表示部59が表示装置60において統計情報53
aの表示を行う(ステップS56)。オペレータはこの
統計情報53aにより異常の有無を判断し、たとえば図
4中の矢印付きの破線で示すように、ノズル監視部57
に判断結果を伝える。ついでデータ保存領域55のリセ
ット処理を行う(ステップS57)。最後に上記一連の
処理を終了するか否かをオペレータに問い、終了の場合
は通常装置をシャットダウンし、電源をカットするが、
終了でない場合はステップS51に戻る(ステップS5
8)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
装置が自動的に行うノズルジャンプ設定機能を備えてい
るが、吸装着の成功、失敗は、吸着ノズル3の不良によ
る連続失敗回数だけで決まるわけではなく、本来は部品
保持具5に起因する場合もある。その場合には、オペレ
ータが部品保持具5の異常に気付かなければ、いくらノ
ズルジャンプを行っても電子部品の吸装着失敗による不
良が出続ける。
【0009】このように電子部品の吸装着失敗による不
良が出続けるのを防ぐため、何回連続して吸装着を失敗
してもよいかを指定する連続回数のしきい量を厳しく設
定すれば、一時的な原因で突発的に発生し自然に回復す
るような吸装着失敗に対してまだ使用できる吸着ノズル
を使用しなくなる。
【0010】したがって、上記連続回数のしきい量を大
きく設定せざるを得ず、必要以上の不良を許容すること
となって実装効率が低下する。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その主たる目的とするところは、吸装着の不良
が出続けることを未然に防止し、実装効率の向上を図る
ことのできる電子部品実装方法および装置を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願第1の発明は、複数の部品保持具から順次供給
される電子部品を、複数の吸着ノズルで順次吸着して回
路基板に装着する方法において、電子部品の吸装着失敗
を、それが関係する吸着ノズルおよび部品保持具ごとに
記憶し、この記憶された吸着ノズルおよび部品保持具ご
との電子部品の吸装着失敗が所定のしきい量をこえた場
合に、所定のしきい量をこえた電子部品の吸装着失敗に
関係する吸着ノズルあるいは部品保持具が異常であると
判断することを特徴とするものである。
【0013】この方法では、電子部品の吸装着失敗が、
それに関係する吸着ノズルおよび部品保持具ごとに記憶
され、この記憶された各吸着ノズル、各部品保持具ごと
に電子部品の吸装着失敗が別々にカウントされてこのカ
ウント量が所定のしきい量をこえた場合に、このしきい
量以上のカウント量となった吸着ノズルあるいは部品保
持具が異常であると判断されるため、いずれの吸着ノズ
ルあるいは部品保持具が失敗の原因であるかが容易に分
かる。したがって、ここで異常であると判断された場合
には、その失敗の原因となった吸着ノズルあるいは部品
保持具を特定してオペレータに所定の警告表示を行った
り、その失敗の原因となった吸着ノズルあるいは部品保
持具の動作をスキップをしたりすることにより、吸装着
の不良が出続けることが未然に防止される。なお上記警
告表示やスキップ動作後に、上記カウント量を失敗の原
因でなかった吸着ノズルあるいは部品保持具について減
算あるいはカウントリセットすることにより、失敗の原
因でなかった吸着ノズルあるいは部品保持具の本来のカ
ウント量とすることができる。
【0014】また上記しきい量に対して吸着ノズルある
いは部品保持具が別々に比較されるので、吸装着失敗の
直接の原因に応じた適正なしきい量を設定することがで
き、これにより吸着ノズルや部品保持具の過剰な交換を
防止したり、実装不良を少なくして実装効率の向上を図
ることができる。
【0015】また本願第2の発明は、電子部品を所定位
置に順次供給する複数の部品保持具と、この所定位置に
供給される電子部品を順次吸着して回路基板に装着する
複数の吸着ノズルと、吸着ノズルおよび部品保持具の動
作を制御する実装動作制御部を具備した電子部品実装装
置において、電子部品の吸装着失敗をしたときに使用し
ている吸着ノズルおよび部品保持具を特定する情報を、
吸着ノズルおよび部品保持具ごとに蓄積するデータ蓄積
部と、この蓄積された情報から吸着ノズルおよび部品保
持具ごとの電子部品の吸装着失敗の履歴を解析する履歴
解析部と、この解析された履歴により異常の有無を判断
する異常監視部を具備したことを特徴とするものであ
る。
【0016】この装置により、上記第1の発明方法を具
現化できる。すなわち、吸装着の不良が出続けることを
未然に防止し、実装効率の向上を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付の図を参照して本発明
の一実施の形態について説明し、本発明の理解に供す
る。なお、以下の実施の形態は、本発明を具現化した例
であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のもので
はない。本実施の形態は図1、図2に示しており、図3
に示すような従来例と同様の電子部品実装装置を例示し
ている。
【0018】ただし、電子部品実装装置自体の構成は上
述した通りであるので、ここではその詳細説明は省略す
る。
【0019】図3に示すように、本実施の形態にかかる
電子部品実装方法(以下、「本方法」という。)では、
電子部品を搭載したパーツカセット、トレイなどの複数
の部品保持具5から順次供給される電子部品を、複数の
吸着ノズル3で順次吸着して回路基板7に装着する点お
よび吸着ノズル3についての所定のしきい量との関係は
従来例と同様である。しかし本方法では、部品保持具5
側に原因がある場合、図1に示すように、電子部品の吸
装着失敗を、それに関係する部品保持具5ごとに記憶
し、この記憶された部品保持具5ごとの電子部品の吸装
着失敗が所定のしきい量をこえた場合に、所定のしきい
量をこえた電子部品の吸装着失敗に関係する部品保持具
5が異常であると判断する点で従来例と異なる。なお異
常であると判断された場合には、たとえば所定の警告表
示を行い、たとえば所定のしきい量をこえた電子部品の
吸装着失敗に関係する部品保持具の使用を中止して代替
の部品保持具に切り替えた後、前記記憶された部品保持
具5ごとの電子部品の吸装着失敗についてリセット処理
などを行う。これらの点でも従来例と異なる。本方法
は、以下に示すような電子部品実装装置のジャンプ設定
機能処理部により具体化できる。
【0020】図2は、本方法を適用できる電子部品実装
装置(以下、「本装置」という。)のジャンプ設定機能
処理部の構成を示すブロック図である。図2および図3
において、11は吸着ノズル3および部品保持具5の動
作を制御する実装動作制御部であり、12は電子部品の
吸装着失敗をしたときに使用している吸着ノズル3およ
び部品保持具5を特定する情報(たとえば電子部品の吸
装着失敗の連続回数など)13を吸着ノズル3および部
品保持具5ごとに取得する情報取得部である。
【0021】情報13の取得方法としてはオペレータに
よる手動入力あるいは自動入力のいずれであってもよ
い。14は取得した情報13をデータ保存領域15に吸
着ノズル3および部品保持具5ごとに蓄積するデータ蓄
積部であり、16は蓄積された情報13からたとえば電
子部品の吸装着失敗の回数の変動度合いなどの統計情報
(履歴に相当)13aを演算する統計情報演算部(履歴
解析部に相当)で、17は吸装着の動作の異常の有無を
監視する異常監視部である。18は異常監視部17が異
常であると判断した場合、オペレータに異常である旨を
表示装置19などに表示する警告表示部で、20は特定
の吸着ノズル3が異常である場合、その吸着ノズル3を
使用しないで代替の吸着ノズルを使用するように実装動
作制御部11に指令するノズルスキップ指定部(スキッ
プ指定部に相当)、21は特定の部品保持具5が異常で
ある場合、その部品保持具5を使用しないで代替の部品
保持具を使用するように実装動作制御部11に指令する
部品保持具スキップ指定部(スキップ指定部に相当)で
ある。
【0022】本装置のジャンプ設定機能処理部の実装動
作制御部11、情報取得部12、データ蓄積部14、統
計情報演算部16、異常監視部17、警告表示部18、
ノズルスキップ指定部20、部品保持具スキップ指定部
21は、例えば図示しないコンピュータに構築された実
行形式のプログラムによって具体化される。
【0023】図1は本装置のジャンプ設定機能処理部の
動作を示すフローである。図1〜図3において、実装動
作制御部11からの指令により情報取得部12は、装置
が実装動作を行う中で、電子部品を正規に吸装着できた
か否かの情報13を、使用した吸着ノズル3および部品
保持具5ごとに取得する(ステップS1)。この取得し
た情報13をハードディスクなどの外部記憶装置である
データ保存領域15にタイムスタンプを付して吸着ノズ
ル3および部品保持具5ごとに保存することにより、各
吸着ノズル3、各部品保持具5ごとに電子部品の吸装着
失敗を別々にカウントしていく(ステップS2)。この
カウント結果から、失敗の履歴を解析する。すなわち統
計情報演算部16が電子部品の吸装着失敗の回数の変動
度合いなど(たとえば全吸着回数に対する吸装着失敗の
回数の百分率である吸装着失敗率や、一定の最近の期間
における吸装着失敗率、この変化に対する微分係数な
ど)の統計演算を行う(ステップS3)。この統計演算
手法としては、たとえば最小自乗法等を使用する。
【0024】異常監視部17が、情報取得部12からの
情報13により上記ステップS2でのカウント量である
特定の吸着ノズル3での吸装着失敗の連続回数が所定の
しきい量をこえたか否かを判断する(ステップS4)。
このとき、その結果が所定のしきい量をこえた場合には
異常であると判断して、その吸着ノズルを使用しないで
代替の吸着ノズルを使用するように指令するノズルスキ
ップ指定と所定の警告表示を行うステップS9に進む
が、その結果が所定のしきい量をこえていない場合には
異常でないと判断して、そのままつぎのステップS5に
進む。
【0025】異常監視部17が、情報取得部12からの
情報13により上記ステップS2でのカウント量である
特定の部品保持具5での吸装着失敗の連続回数が所定の
しきい量をこえたか否かを判断する(ステップS5)。
このとき、その結果が所定のしきい量をこえた場合には
異常であると判断して、その部品保持具を使用しないで
代替の部品保持具を使用するように指令する部品保持具
スキップ指定と所定の警告表示を行うステップS11に
進むが、その結果が所定のしきい量をこえていない場合
には異常でないと判断して、そのままつぎのステップS
6に進む。
【0026】そして失敗の履歴の解析結果から異常の有
無を判断する。すなわち異常監視部17が、統計情報演
算部16での統計演算結果としてステップS3で得られ
た吸装着失敗率などの統計情報13aの各量に対して、
所定のしきい量と比較することにより、異常か否かを判
断する(ステップS6)。本実施の形態では、情報13
のみならず、電子部品の吸装着を失敗したときに、使用
されていた吸着ノズル3あるいは部品供給具5の動作の
過去の履歴に相当する統計情報13aをも考慮して異常
の有無を2段構えで判断しているが、情報13あるいは
統計情報13aのいずれかにより判断してもよい。ただ
し、本実施の形態のように2段構えで判断する方が、情
報13のみで判断する場合に比べて、その判断の信頼性
を大幅に向上させることができる。またこのような2段
構えの判断を行えば、前段の判断基準である連続回数に
対する所定のしきい量を大きくできるので、その設定が
し易くなる。
【0027】ここで異常でないと判断した場合には処理
を終了するか否かの判断をするステップS12に進む
が、異常であると判断した場合にはそのままつぎのステ
ップS7に進む。そして警告表示部18がCRTやシグ
ナルライトなどの表示装置19において異常である旨の
警告表示を行う(ステップS7)。
【0028】特定の吸着ノズル3が不良に関与している
と判断して、オペレータへノズルスキップ動作をするか
否かを問い、オペレータが図示しない入力手段により動
作ありと入力した場合にはステップS9でノズルスキッ
プ指定のみを行い、再度の警告表示はしない(ステップ
S8)。特定の部品保持具5が不良に関与していると判
断して、オペレータへ部品保持具スキップ動作をするか
否かを問い、オペレータが図示しない入力手段により動
作ありと入力した場合にはステップS11で部品保持具
スキップ指定を行のみを行い、再度の警告表示はしない
(ステップS10)。
【0029】部品保持具スキップ動作は、いわゆるカセ
ットオルタレーション動作と同様に、例えば予め等価の
部品を保持したパーツカセットを搭載した部品供給部番
号を指定しておき、部品切れや不良時に指定パーツカセ
ットへスキップさせるものである。ついでデータ保存領
域15のカウント量を失敗の原因でなかった吸着ノズル
あるいは部品保持具について減算あるいはカウントリセ
ットする(ステップS12)。最後に上記一連の処理を
終了するか否かをオペレータに問い、オペレータが図示
しない入力手段により終了と入力した場合には装置をシ
ャットダウンし、電源をカットするが、終了でないと入
力した場合にはステップS1に戻る(ステップS1
3)。
【0030】ここで、上記ステップS4、S5で情報1
3が所定のしきい量をこえた場合にはそれぞれステップ
S9、S11に直接ジャンプさせているのに対し、上記
ステップS6で統計情報13aが所定のしきい量をこえ
た場合にはステップS9、S11に直接ジャンプさせず
に、ステップS8、S10でオペレータの判断に委ねて
いるのは、情報13による異常の有無の判断に比べて統
計情報13aによる判断が難しいと考えたからである。
したがって、本装置の稼働実績により統計情報13aに
よっても十分に実用に耐える判断が可能となれば、ステ
ップS6からステップS9、S11に直接ジャンプさせ
てもよいのは勿論である。なお上記ステップS4、S5
では、ノズルスキップ指定の有無の判断後に部品保持具
スキップ指定の有無の判断をしているが、この逆の順序
にそれぞれ判断をするようにしてもなんら支障はない。
上記ステップS8、S10におけるオペレータによる判
断についても同様である。
【0031】以上のように、本方法(本装置)によれ
ば、吸着ノズル3の不良だけでなく部品保持具5との組
み合わせによる不良にも対処できる。すなわち電子部品
の吸装着失敗が、それに関係する吸着ノズル3および部
品保持具5ごとに記憶され、この記憶された各吸着ノズ
ル3、各部品保持具5ごとに電子部品の吸装着失敗が別
々にカウントされてこのカウント量が所定のしきい量を
こえた場合に、このしきい量以上のカウント量となった
吸着ノズル3あるいは部品保持具5が異常であると判断
されるため、いずれの吸着ノズル3あるいは部品保持具
5が失敗の原因であるかが容易に分かる。したがって、
ここで異常であると判断された場合には、その失敗の原
因となった吸着ノズル3あるいは部品保持具5を特定し
てオペレータに所定の警告表示を行ったり、その失敗の
原因となった吸着ノズル3あるいは部品保持具5の動作
をスキップをしたりすることにより、吸装着の不良が出
続けることが未然に防止される。なお上記警告表示やス
キップ動作後に、上記カウント量を失敗の原因でなかっ
た吸着ノズル3あるいは部品保持具5について減算ある
いはカウントリセットすることにより、失敗の原因でな
かった吸着ノズル3あるいは部品保持具5の本来のカウ
ント量とすることができる。
【0032】また上記しきい量に対して吸着ノズル3あ
るいは部品保持具5が別々に比較されるので、吸装着失
敗の直接の原因に応じた適正なしきい量を設定すること
ができ、これにより吸着ノズル3や部品保持具5の過剰
な交換を防止したり、実装不良を少なくして実装効率の
向上を図ることができる。
【0033】なお、上記実施の形態では、回転テーブル
1に複数の吸着ノズル3を配設した場合を例示したが、
XY方向に移動可能なロボットに複数の吸着ノズル3を
保持させた電子部品実装装置についても、上記ジャンプ
設定機能処理部を備えることにより、本方法を上記と同
様に適用できるのは勿論である。
【0034】また、上記実施の形態では、所定のしきい
量のすべてが予め与えられているが、統計情報13aに
対するしきい量のみを予め設定された電子部品の目標吸
装着率を1から減算した目標吸装着失敗率とし、情報1
3に対するしきい量はこの目標吸装着失敗率から演算す
る(たとえば目標吸装着失敗率に全装着回数を乗算する
ことなどにより求める)こととしてもよく、その場合は
しきい量の設定の負担を半減できるなどのメリットがあ
る。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、吸着ノズル不良だけでなく部品保持具との組
み合わせによる不良にも対処でき、いずれの吸着ノズル
あるいは部品保持具が失敗の原因であるかが容易に分か
る。したがって、異常であると判断された場合には、そ
の失敗の原因となった吸着ノズルあるいは部品保持具を
特定してオペレータに所定の警告表示を行ったり、その
失敗の原因となった吸着ノズルあるいは部品保持具の動
作をスキップをしたりすることにより、吸装着の不良が
出続けることが未然に防止される。なお上記警告表示や
スキップ動作後に、上記カウント量を失敗の原因でなか
った吸着ノズルあるいは部品保持具について減算あるい
はカウントリセットすることにより、失敗の原因でなか
った吸着ノズルあるいは部品保持具の本来のカウント量
とすることができる。
【0036】また上記しきい量に対して吸着ノズルある
いは部品保持具が別々に比較されるので、吸装着失敗の
直接の原因に応じた適正なしきい量を設定することがで
き、これにより吸着ノズルや部品保持具の過剰な交換を
防止したり、実装不良を少なくして実装効率の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる電子部品実装装
置のジャンプ設定機能処理部の動作を示すフロー図であ
る。
【図2】本電子部品実装装置のジャンプ設定機能処理部
の構成を示すブロック図である。
【図3】本電子部品実装装置の全体構成を示す外観斜視
図である。
【図4】従来の電子部品実装装置のノズルジャンプ設定
機能処理部の一例における構成を示すブロック図であ
る。
【図5】従来の電子部品実装装置のノズルジャンプ設定
機能処理部の一例における動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
11 実装動作制御部 12 情報取得部 13 情報 13a 統計情報(履歴) 14 データ蓄積部 15 データ保存領域 16 統計情報演算部(履歴解析部) 17 異常監視部 18 警告表示部 19 表示装置 20 ノズルスキップ指定部(スキップ指定部) 21 部品保持具スキップ指定部(スキップ指定部)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部品保持具から順次供給される電
    子部品を、複数の吸着ノズルで順次吸着して回路基板に
    装着する方法において、 電子部品の吸装着失敗を、それが関係する吸着ノズルお
    よび部品保持具ごとに記憶し、この記憶された吸着ノズ
    ルおよび部品保持具ごとの電子部品の吸装着失敗が所定
    のしきい量をこえた場合に、所定のしきい量をこえた電
    子部品の吸装着失敗に関係する吸着ノズルあるいは部品
    保持具が異常であると判断することを特徴とする電子部
    品実装方法。
  2. 【請求項2】 前記記憶された吸着ノズルおよび部品保
    持具ごとの電子部品の吸装着失敗のしきい量が、吸着ノ
    ズルおよび部品保持具ごとの電子部品の吸装着失敗の連
    続回数である請求項1記載の電子部品実装方法。
  3. 【請求項3】 前記記憶された吸着ノズルおよび部品保
    持具ごとの電子部品の吸装着失敗のしきい量が、吸着ノ
    ズルおよび部品保持具ごとの電子部品の吸装着失敗の回
    数の変動度合いである請求項1記載の電子部品実装方
    法。
  4. 【請求項4】 前記所定のしきい量を、予め設定された
    電子部品の目標吸装着率から演算する請求項1〜3のい
    ずれか一項に記載の電子部品実装方法。
  5. 【請求項5】 前記異常であると判断された場合には所
    定の警告表示を行う請求項1〜4のいずれか一項に記載
    の電子部品実装方法。
  6. 【請求項6】 前記異常であると判断された場合には所
    定のしきい量をこえた電子部品の吸装着失敗に関係する
    吸着ノズルあるいは部品保持具の使用を中止して代替の
    吸着ノズルあるいは部品保持具に切り替える請求項1〜
    5のいずれか一項に記載の電子部品実装方法。
  7. 【請求項7】 電子部品を所定位置に順次供給する複数
    の部品保持具と、この所定位置に供給される電子部品を
    順次吸着して回路基板に装着する複数の吸着ノズルと、
    吸着ノズルおよび部品保持具の動作を制御する実装動作
    制御部を具備した電子部品実装装置において、 電子部品の吸装着失敗をしたときに使用している吸着ノ
    ズルおよび部品保持具を特定する情報を、吸着ノズルお
    よび部品保持具ごとに蓄積するデータ蓄積部と、この蓄
    積された情報から吸着ノズルおよび部品保持具ごとの電
    子部品の吸装着失敗の履歴を解析する履歴解析部と、こ
    の解析された履歴により異常の有無を判断する異常監視
    部を具備したことを特徴とする電子部品実装装置。
  8. 【請求項8】 前記異常があると判断された場合には所
    定の警告表示を行う警告表示部を具備した請求項7記載
    の電子部品実装装置。
  9. 【請求項9】 前記異常があると判断された場合には当
    該電子部品の吸装着失敗に関係する吸着ノズルあるいは
    部品保持具を指定してその動作をスキップするように前
    記実装動作制御部に指令するスキップ指定部を具備した
    請求項7または8記載の電子部品実装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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