JPH11145070A - 横型拡散炉 - Google Patents

横型拡散炉

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JPH11145070A
JPH11145070A JP30603597A JP30603597A JPH11145070A JP H11145070 A JPH11145070 A JP H11145070A JP 30603597 A JP30603597 A JP 30603597A JP 30603597 A JP30603597 A JP 30603597A JP H11145070 A JPH11145070 A JP H11145070A
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JP
Japan
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horizontal
furnace chamber
wafer
inert gas
wafer boat
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Pending
Application number
JP30603597A
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English (en)
Inventor
Seiji Fujita
政治 藤田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH11145070A publication Critical patent/JPH11145070A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハに均一な熱処理を行うようにした横型
拡散炉を提供する。 【解決手段】 横型拡散炉30は、熱処理を施す筒状の
横型炉室32を備え、ウエハボートの導入出口37を横
型炉室の一方の端部16に、横型炉室32に反応ガスを
送入する反応ガス送入口18をウエハボートの導入出口
37に対向する他方の端部20にそれぞれ有する。横型
炉室32には、不活性ガス送入管36が、横型炉室32
の一方の端部16から他方の端部20まで横型炉室32
の長手方向に内壁に沿って設けられ、複数個の不活性ガ
ス送入口38が管長手方向全長にわたり形成されてい
る。これにより、ウエハの熱処理のためにウエハボート
の導入出口37を開放する際、横型炉室32に不活性ガ
スを送入することによって、ウエハボートの導入出口3
7の周囲の空気が横型炉室に混入することを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横型拡散炉に関
し、更に詳しくは、ウエハに均一な熱処理を行うように
した横型拡散炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造では、横型拡散炉を用
い、ウエハ内に不純物を拡散させる拡散処理や、ウエハ
面に酸化膜を形成する酸化処理などの熱処理を行ってい
る。図5は、従来の横型拡散炉の構成を示す側面断面図
である。従来の横型拡散炉10は、熱処理を施す筒状の
横型炉室12を備えている。また、炉口としてウエハボ
ートの導入出口14を横型炉室12の一方の端部16
に、横型炉室12に反応ガスを送入する反応ガス送入口
18をウエハボートの導入出口14に対向する他方の端
部20にそれぞれ有する。横型炉室12は、通常、ウエ
ハボートの導入出口14の開閉扉であるシャッタ15付
きの筒状の炉心管22により形成されており、炉心管2
2の構成物質は、例えば耐熱性の石英ガラスである。ま
た、横型拡散炉10は、横型炉室12の温度を上昇させ
るためのヒータ21を側壁に沿って備えている。本明細
書では、反応ガスとは、ウエハの熱処理時に反応ガス送
入管から横型炉室に送入するガスを意味する。反応ガス
は、拡散処理では拡散処理用のガス、酸化処理では酸化
処理用のガスをそれぞれ使用する。
【0003】横型拡散炉10を用いるには、反応ガスを
送入している状態で、シャッタ15を開放し、複数枚の
ウエハ23を垂直に立てて保持しているウエハボート2
4を横型炉室12に入れ、シャッタ15を閉鎖し、所定
の熱処理を行う(図6参照)。熱処理後、シャッタ15
を開放し、ウエハボート24を取り出す。その際、フォ
ーク状の石英製の取り出しジグ(以下、石英フォークと
言う)26を用いることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、反応ガス送
入口から横型炉室に送入されて加温された反応ガスは、
体積膨張して単位体積あたりの重量が軽くなる。従っ
て、ウエハボートを導入出するためにシャッタを開放し
たときに、加温された反応ガスがウエハボートの導入出
口の上部領域から外部に流出し、シャッタの周囲の空気
がウエハボートの導入出口の下部領域から巻き込まれる
ようにして流入し(図7参照)、流入した空気中の酸素
ガスが、各ウエハに不均一に触れ、しかもウエハ面内で
不均一に触れる。このため、ウエハに施される拡散処理
又は酸化処理が、ウエハ面内で、及び、ウエハ同士で不
均一であるという問題があった。この対策として、ソフ
トランディングタイプのローディング用の石英フォーク
を介してウエハボートの底面全体にわたり窒素ガスを供
給し(図8参照)、外部から流入した空気の酸素がウエ
ハ面に不均一に触れることを防止する試みが行われてい
る。しかし、シャッタの開放時に空気が横型炉室に流入
し、また、石英フォークの取り出し時に、ウエハボート
に供給している窒素ガスがあまり有効に作用しないとい
う難点がある(図8参照)。
【0005】以上のような事情に照らして、本発明の目
的は、ウエハに均一な熱処理を行うようにした横型拡散
炉を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る横型拡散炉は、熱処理を施す筒状の横
型炉室を備え、ウエハボートの導入出口を横型炉室の一
方の端部に、横型炉室に反応ガスを送入する反応ガス送
入口をウエハボートの導入出口に対向する他方の端部に
それぞれ有する横型拡散炉において、不活性ガス送入管
が、横型炉室の一方の端部から他方の端部まで横型炉室
の長手方向に内壁に沿って設けられ、複数個の不活性ガ
ス送入口が管長手方向全長にわたり形成されていること
を特徴としている。好適には、ウエハボートの導入出の
際、不活性ガスが不活性ガス送入口から送入されるよう
にしている。横型炉室及び不活性ガス送入管の構成物質
は、例えば融点の高い石英ガラスである。
【0007】本明細書では、不活性ガスとは、ウエハの
熱処理に影響を与えないガスを意味する。従って、本明
細書では、窒素ガスも不活性ガスの一種である。本発明
により、ウエハを横型炉室から導入出する際、ウエハボ
ートの導入出口から横型炉室へ空気が流入して横型炉室
内のガスに混入することは、防止される。従って、ウエ
ハの熱処理をウエハ面内で、しかも、一回のバッチ処理
のウエハ同士で均一に行うことが可能になる。熱処理
は、例えばウエハの拡散処理や酸化処理である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、実施例を挙げ、添付図面
を参照して、本発明の実施の形態をより具体的に説明す
る。実施形態例 本実施形態例は、本発明の好適な実施形態例である。図
1(a)から(c)は、それぞれ、本実施形態例の横型
拡散炉の構成を示す側面図、横型拡散炉の炉心管の構成
を示す斜視図、及び矢視I−Iから見た炉心管の構成を
示す正面図である。本実施形態例の横型拡散炉30は、
横型炉室32を形成している炉心管34を有する。本実
施形態例では、従来と同じものには同じ符号を付してそ
の説明を省略する。
【0009】炉心管34は、炉心管22に比べ、3本の
不活性ガス送入管36が、横型炉室32の一方の端部1
6から他方の端部20にまで、横型炉室32の長手方向
に内壁に沿って、互いの間隔がほぼ均等である位置に設
けられている。図2は、不活性ガス送入管36の一方の
端部16の側の部分側面拡大図である。不活性ガス送入
管36には、複数個の不活性ガス送入口38が、管長手
方向全長にわたり、互いの間隔がほぼ等間隔であるよう
に形成されている。不活性ガス送入口38は、形状が、
例えば横型炉室32の長手方向に短径を有する楕円形で
あり、開口面積が3mm2 程度である。また、シャッタ
15を開放した際の炉心管34のウエハボートの導入出
口37の開口面積は243cm2 である。炉心管34及
び不活性ガス送入口38の構成物質は、融点の高い石英
ガラスである。
【0010】横型拡散炉30用い、ウエハに不純物を拡
散する拡散処理を行うには、先ず、反応ガス送入口18
から反応ガスとして窒素ガスを横型炉室32に送入し、
更に、全ての不活性ガス送入口38から不活性ガスとし
て窒素ガスを横型炉室32に送入し、その状態でシャッ
タ15を開放する。不活性ガス送入管36からの横型炉
室32への窒素ガス送入流量は、700cc/secで
ある。次いで、ウエハ23を保持しているウエハボート
24を横型炉室32に導入し、シャッタ15を閉鎖し、
不活性ガス送入管36からの窒素ガスの送入を停止し、
ウエハの拡散処理を行う(図3参照)。拡散処理の終了
後、ウエハボート24を導入したのと同様にして、不活
性ガス送入管36から窒素ガスを送入している状態でシ
ャッタ15を開放し、石英フォーク26を用いてウエハ
ボート24を取り出す(図4参照)。
【0011】本実施形態例では、シャッタ15を開放し
てウエハボート24を導入出する際、主として不活性ガ
スである窒素ガスが、ウエハボートの導入出口37の全
領域にわたり横型炉室32から横型炉室外部に向けて流
出しており、シャッタ15の周囲の空気が横型炉室32
に流入することはない。よって、拡散処理が、ウエハ面
内で、しかも、一回のバッチ処理で行う全てのウエハ同
士で均一に処理される。
【0012】横型拡散炉30用いてウエハ面に酸化薄膜
を形成する酸化処理を行うには、拡散処理と同様にして
横型炉室32にウエハボート24を導入出して行う。
尚、酸化処理では、反応ガス送入口18から送入するガ
スは酸素ガスである。これにより、拡散処理と同様、シ
ャッタ15の周囲の空気が横型炉室32に流入すること
はない。よって、酸化処理が、ウエハ面内で、しかも、
一回のバッチ処理で行う全てのウエハ同士で均一に処理
される。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、不活性ガス送入管が、
横型炉室の一方の端部から他方の端部まで横型炉室の長
手方向に内壁に沿って設けられ、複数個の不活性ガス送
入口が管長手方向全長にわたり形成されている。これに
より、ウエハの熱処理のためにウエハボートの導入出口
を開放する際、横型炉室内に不活性ガスを送入すること
によって、ウエハボートの導入出口の周囲の空気が横型
炉室に混入することを防止できる。よって、ウエハに不
純物の拡散を行う拡散工程又はウエハに酸化薄膜を形成
する酸化工程などのウエハの熱処理は、ウエハ面内で、
しかも、一回のバッチ処理で行う全てのウエハ同士で均
一になるようにして行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)から(c)は、それぞれ、実施形態
例の横型拡散炉の構成を示す側面図、横型拡散炉の炉心
管の構成を示す斜視図、及び矢視I−Iから見た炉心管
の構成を示す正面図である。
【図2】実施形態例の横型拡散炉の不活性ガス送入管の
部分側面拡大図である。
【図3】実施形態例の横型拡散炉でウエハの熱処理を行
う状態の側面断面図である。
【図4】実施形態例で、熱処理の終了後、ウエハボート
を取り出すことを示す側面断面図である。
【図5】従来の横型拡散炉の構成を示す側面断面図であ
る。
【図6】従来の横型拡散炉でウエハの熱処理を行う状態
の側面断面図である。
【図7】従来生じていた問題を示す横型拡散炉の側面断
面図である。
【図8】従来生じていた問題を示す横型拡散炉の側面断
面図である。
【符号の説明】
10……横型拡散炉、12……横型炉室、14……ウエ
ハボートの導入出口、15……シャッタ、16……一方
の端部、18……反応ガス送入口、20……他方の端
部、21……ヒータ、22……炉心管、23……ウエ
ハ、24……ウエハボート、26……石英フォーク、3
0……横型拡散炉、32……横型炉室、34……炉心
管、36……不活性ガス送入管、37……ウエハボート
の導入出口、38……不活性ガス送入口。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱処理を施す筒状の横型炉室を備え、ウ
    エハボートの導入出口を横型炉室の一方の端部に、横型
    炉室に反応ガスを送入する反応ガス送入口をウエハボー
    トの導入出口に対向する他方の端部にそれぞれ有する横
    型拡散炉において、 不活性ガス送入管が、横型炉室の一方の端部から他方の
    端部まで横型炉室の長手方向に内壁に沿って設けられ、
    複数個の不活性ガス送入口が管長手方向全長にわたり形
    成されていることを特徴とする横型拡散炉。
  2. 【請求項2】 ウエハボートの導入出の際、不活性ガス
    が不活性ガス送入口から送入されるようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の横型拡散炉。
  3. 【請求項3】 横型炉室及び不活性ガス送入管の構成物
    質が石英ガラスであることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の横型拡散炉。
JP30603597A 1997-11-07 1997-11-07 横型拡散炉 Pending JPH11145070A (ja)

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JP30603597A JPH11145070A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 横型拡散炉

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JP30603597A JPH11145070A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 横型拡散炉

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JPH11145070A true JPH11145070A (ja) 1999-05-28

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100436084B1 (ko) * 2001-11-12 2004-06-12 주식회사 크레젠 반도체 웨이퍼 제조용 횡형 확산로
CN103151248A (zh) * 2013-03-07 2013-06-12 武汉电信器件有限公司 一种光电探测器制作中锌的扩散装置及其扩散方法
CN105734675A (zh) * 2016-04-19 2016-07-06 温州巨亮光伏科技有限公司 一种晶圆氧化用高温扩散炉管

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