JPH11143058A - 画像記録媒体 - Google Patents

画像記録媒体

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JPH11143058A
JPH11143058A JP30848297A JP30848297A JPH11143058A JP H11143058 A JPH11143058 A JP H11143058A JP 30848297 A JP30848297 A JP 30848297A JP 30848297 A JP30848297 A JP 30848297A JP H11143058 A JPH11143058 A JP H11143058A
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JP
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thickness
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ink
ink layer
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JP30848297A
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English (en)
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Takahiro Norimatsu
隆広 乗松
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク層に対する受像層の厚みを適正に設定
することにより、濃度が高く、かつ滲みのない高画質な
画像を形成することができる画像記録媒体を提供するこ
とである。 【解決手段】 基材シート19に塗工された受像層18
の厚さは、基材シート16に塗工されたカプセル層17
の厚さに対して、約0.7倍から1.5倍に設定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンター等の画
像形成装置に使用される画像記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、染料前駆体、染料、顔料等の画像
形成材料等を内包し、光に反応して機械的強度が変化す
る感光性カプセルが、特開平5−66559号公報等に
開示されている。また、前記画像形成材料を内包し、光
に反応して機械的強度が変化する感光性カプセルを用
い、その感光性カプセルを露光した後、加圧等によって
強度の弱いトナーのみを破壊する現像方法によって、画
像記録媒体に画像を形成する画像形成装置が、特開平5
−68871号、同5−66559号、同5−2975
52号各公報等に開示されている。このような現像方式
において使用される画像記録媒体には、インク層の厚み
に対する受像層の厚みの設定がなされていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受像層
の厚みが、インク層の厚みに対して適正な厚みになって
いないと、画像が滲んだり、濃度が薄くなったりして、
高画質な画像を得ることができなかった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、インク層に対する受像層の厚み
を適正に設定することにより、濃度が高く、かつ滲みの
ない高画質な画像を形成することができる画像記録媒体
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の画像記録媒体は、光に反応して硬化する感
光性材料を主成分とするインクを含むインク層と、その
インク層のインクによる画像を形成するための受像層と
を備えたものを対象として、特に、前記受像層の厚さ
を、前記インク層の厚さに対して、約0.8倍から2.
0倍に設定したことを特徴とする。
【0006】このように構成された画像記録媒体によれ
ば、濃度が高く、かつ滲みのない高画質な画像を形成す
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像記録媒体を具
体化した実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。
【0008】先ず、図2において、感光性記録媒体は、
透明なフィルム等の支持体6上に感光性カプセル8が水
溶性バインダー7等によって担持されることによりイン
ク層として構成されている。
【0009】前記感光性カプセル8は、図3に示される
ように、外郭部9と、その内部に封入され、かつ液状成
分から成る画像形成用のインクとしての内包物10とか
ら成る。
【0010】前記感光性カプセルの粒径が3μm以下の
ものは、カプセル内包物が硬化していると否とに拘わら
ず破壊されにくく、そのため、画像形成には殆ど寄与し
ておらず、解像度の低下、画素欠陥を招く。また、40
μm以上のカプセルにおいても、内包物の容量が多いた
めに、内包物が流出した際に滲みが発生し、解像度の低
下が認められる。さらに、顔料等で遮蔽されるためカプ
セル露光時の光がカプセル低部まで届かずに、カプセル
が完全硬化せず、画素欠陥が発生する。従って、感光性
カプセル8の平均粒径は、4μm〜20μmであり、さ
らに望ましくは、6〜15μmである。
【0011】前記液状成分は、少なくとも、色素等の画
像形成材料と感光性物質とから構成されている。
【0012】前記画像形成材料は、染料、無機顔料、有
機顔料、及び顕色剤等と反応して変色する染料前駆体等
が使用可能である。望ましくは、キサンテン系染料、ク
マリン系染料、メロシアニン系染料、チアジン系染料、
アジン系染料、メチン系染料、オキサジン系染料、フェ
ニルメタン系染料、シアニン系染料、アゾ系染料、アン
トラキノン系染料、ピラゾリン系染料、スチルベン系染
料、キノリン系染料、ロイコ染料等の染料、モノアゾ系
顔料、ジスアゾ系顔料、アゾレーキ顔料、キナクリドン
系顔料、ペリレン系顔料、アンスラピリミジン系顔料、
イソインドリノン系顔料、スレン系顔料、フタロシアニ
ン系顔料等の有機顔料、カーボンブラック、黄鉛、ベン
ガラ、酸化チタン、モリブデン赤、カドミウムレッド、
コバルトブルー、クロムグリーン等の無機顔料が挙げら
れる。また、染料前駆体として望ましいのは、ジフェニ
ルメタン系化合物、トリフェニルメタン系化合物、ビス
フェニルメタン系化合物、キサンテン系化合物、チアジ
ン系化合物、フルオラン系化合物、スピロピラン系化合
物等及びそれらの混合物である。
【0013】前記感光性材料は、光に感応し硬化する物
質であり、通常光重合開始剤と重合性物質を混合して用
いられる。
【0014】前記重合性物質は、不飽和化合物が使用で
き、エチレン系不飽和基を有する化合物、エポキシ基を
有する化合物等が挙げられるが、エチレン系不飽和基を
有する化合物が望ましい。エチレン系不飽和基を有する
化合物としては、アクリル酸及びその塩、アクリル酸エ
ステル類、アクリルアミド類、メタクリル酸及びその
塩、メタクリル酸エステル類、メタクリルアミド類、無
水マレイン酸、マレイン酸エステル類、イタコン酸エス
ル類、スチレン類、ビニルエーテル類、ビニルエステル
類、N−ビニル複素環類、アリルエーテル類、アリルエ
ステル類、及びこれらの誘導体等が挙げられる。特に望
ましくは、アクリル酸エステル類あるいはメタクリル酸
エステル類である。
【0015】アクリル酸エステル類の具体例としては、
ブチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、エ
チルヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレート、フ
ルフリルアクリレート、エトキシエチルアクリレート、
トリシクロデカニルオキシアクリレート、ノニフェニル
オキシエチルアクリレート、ヘキサンジオールアクリレ
ート、1,3ージオキソランアクリレート、ヘキサンジ
オールジアクリレート、ブタンジオールジアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ポリエチ
レングリコールジアクリレート、トリシクロデカンジメ
チロールジアクリレート、トリプロピレングリコールジ
アクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリ
トールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールの
カプロラクトン付加物のヘキサアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロ
パンのプロピレンオキサイド付加物のトリアクリレー
ト、ポリオキシエチレン化ビスフェノールAのジアクリ
レート、ポリエステルアクリレート、ポリウレタンアク
リレート等が挙げられる。
【0016】メタクリル酸エステル類の具体例として
は、ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレ
ート、エチルヘキシルメタクリレート、ベンジルメタク
リレート、フルフリルメタクリレート、エトキシエチル
メタクリレート、トリシクロデカニルオキシメタクリレ
ート、ノニフェニルオキシエチルメタクリレート、ヘキ
サンジオールメタクリレート、1,3ージオキソランメ
タクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレート、ブ
タンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタク
リレート、トリシクロデカンジメチロールジメタクリレ
ート、トリプロピレングリコールジメタクリレート、ビ
スフェノールAジメタクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリメタクリレート等を挙げることができる。
【0017】そして、そのメタクリル酸エステル類の具
体例として、さらに、ジペンタエリスリトールヘキサメ
タクリレート、そのジペンタエリスリトールのカプロラ
クトン付加物のヘキサメタクリレート、トリメチロール
プロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパン
のプロピレンオキサイド付加物のトリメタクリレート、
ポリオキシエチレン化ビスフェノールAのジメタクリレ
ート、ポリエステルメタクリレート、ポリウレタンメタ
クリレート等を挙げることもできる。
【0018】又、これらの重合性物質は単独であっても
よいし、あるいは2種以上を混合したものでもよい。
【0019】前記光重合開始剤は、光に感応し樹脂の重
合を開始させるものであり、直接解裂型、水素引き抜き
型、2分子系等の開始剤が使用可能である。これらの開
始剤の具体例としては、芳香族カルボニル化合物、アセ
トフェノン類、有機過酸化物、ジフェニルハロニウム
塩、有機ハロゲン化物、2、4、6−置換−S−トリア
ジン類、2,4,5−トリアリールイミダゾール2量
体、アゾ化合物、染料ボレート錯体、鉄アレーン錯体、
チタノセン化合物等が挙げられる。望ましくは、ベンゾ
フェノン、ベンジル、キサントン、チオキサントン、ア
ントラキノン、アセトフェノン、2,2−ジメチル−2
−モルフォリノ−4´−メチルチオアセトフェノン、ベ
ンゾイルパーオキサイド、3,3′,4,4′−テトラ
(ターシャリブチルベンゾフェノン)、ジフェニルヨー
ドニウムブロマイド、ジフェニルヨードニウムクロライ
ド、四塩化炭素、四臭化炭素、2,4,6−トリストリ
クロロメチル−S−トリアジン、(η5 −2,4−シ
クロペンタジエン−1−イル)[(1,2,3,4,
5,6−η)−(1−メチルエチル)ベンゼン]鉄(1
+)ヘキサフルオロホスフェート(1−)等が上げられ
る。
【0020】また、これらの光重合開始剤は、単独で
も、2種以上を混合したものであってもよい。
【0021】前記構成の感光性カプセルは、既に、当業
界において公知の技術となっている方法で作製すること
が可能である。例えば、米国特許第2800457号、
同第2800458号各明細書等に示されるような水溶
液からの相分離法、特公昭38−1974号、同昭42
−446号、同昭42−771号各公報等に示されるよ
うな界面重合法、特公昭36−9168号、特開昭51
−9079号各公報等に示されるモノマーの重合による
インサイチュ(in−situ)法、英国特許第952
807号、同第965074号各明細書に示される融解
分散冷却法等があるが、これらに限定されるものではな
い。但し、本発明においては粒径について制限があるの
で、この制限範囲内に入るような作製方法がより好まし
い。粒径制限範囲に入らない場合は、カプセル作製後
に、フィルタリング等を行い粒径を揃える必要がある。
【0022】外郭部9の形成材料としては、前記カプセ
ル製造方法にて外郭部9が作製可能であれば、無機物質
でも、有機物質でもよい。望ましくは、有機物質であ
り、光を十分に透過させるような材質がより好ましい。
【0023】具体例としては、ゼラチン、アラビアゴ
ム、デンプン、アルギン酸ソーダ、ポリビニルアルコー
ル、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリウ
レタン、ポルユリア、ポリウレタン、ポリスチレン、ニ
トロセルロース、エチルセルロース、メチルセルロー
ス、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムア
ルデヒド樹脂等、及びこれらの共重合物等が挙げられ
る。
【0024】支持体6は、厚さ数μm〜100μm程度
のフィルム状のものが望ましいが、特に限定されるもの
ではない。
【0025】次に、図1において、画像記録媒体は、フ
イルム等の支持体1上に微粒子2が接着剤3を介して担
持され、そして、微粒子2間の空鎖5が形成されている
受像層4がコーティングされている。
【0026】画像記録媒体は、透明なシート状の支持体
1上に、溶剤に接着剤を薄めた溶液中に微粒子2を分散
させたものを、乾燥時において、インク層の厚みの約
0.8倍から2.0倍の厚みになるようにコーティング
し、乾燥して得られるものである。受像層4の厚みが、
インク層の厚みの0.8倍より薄いとインクが過剰にな
り、画像が滲んでしまう。また、受像層4の厚みが、イ
ンク層の厚みの2.0倍以上になると、インクが画像記
録媒体の支持体面まで到達できず、色の濃度の薄い画像
になってしまう。従って、受像層4の厚みはインク層の
厚みの約0.8倍から2.0倍であり、さらに、望まし
くは0.8倍から1.4倍である。
【0027】次に、具体例を記述するが、本発明はこの
実施例に限定されるものではなく、これまでに記述され
た範囲で、用いられる材料、物質、その量比及び作製条
件を変更しても実施可能である。
【0028】具体例1.前記、画像記録媒体を作成する
に当たって、溶剤、球状微粒子、接着剤、基材シートは
以下のような材料を用いた 溶剤 酢酸エチル 100g 球状微粒子 エポスタMS(日本触媒製) 80g 溶剤 酢酸エチル 60g 接着剤 UE3300(ユニチカ製) 20g 基材シート 50μm片面コロナ処理PETフィルム 前記材料の内、球状微粒子80gを溶剤100g中に投
入し、ボールミルで分散しておく。また、接着剤20g
は溶剤60g中に投入し溶解させておく。溶剤に分散さ
せてある球状微粒子中に溶剤に溶解させた接着剤を投入
し、よく撹拌して塗工液を得た。
【0029】この塗工液を用いて、コンマコーターにて
PETフィルム製の基材シート19のコロナ処理面上に
乾燥時の膜厚が20μmになるように調製して、受像層
18が20μmの膜厚の画像記録媒体を得た。また、同
様にして、14μm、16μm、40μm、42μmの受
像層を持つ画像記録媒体を比較用として、作成した。
【0030】次に、画像形成材料としてイエローの顔料
を含有し、450nm付近に感光感度を持つイエロー画
像記録用マイクロカプセルを作製する。
【0031】ポリエチレングリコールジアクリレートと
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを3:4に
配合したものを100重量部に高分子ポリウレタンを分
散剤として用い、アゾバリウムレーキ系顔料を3重量部
分散させる。これにクマリン系染料0.5重量部、N、
N−ジメチルアニリン2重量部、光重合開始剤である
(η5 −2,4−シクロペンタジエン−1−イル)
[(1,2,3,4,5,6−η)−(1−メチルエチ
ル)ベンゼン]鉄(1+)ヘキサフルオロホスフェート
(1−)3重量部を加え、100℃で10分間加熱する
ことにより疎水性の液状成分を得た。
【0032】次に、乳化剤である5%ポリスチレンスル
ホン酸の一部ナトリウム塩水溶液と5%スチレン−無水
マレイン酸共重合体水溶液の1:1水溶液100cc中
に、前記疎水性の液状成分を加え、ホモジナイザーで6
000回転、5分間攪拌して水溶液中に液状成分が5〜
20μmの大きさの液滴として存在する、所謂、O/W
エマルジョンを得た。
【0033】別に、ホルムアルデヒド37%水溶液に市
販のメラミン粉末を加え、水酸化ナトリウム溶液によっ
てPH9.0に調整し、水温60度で30分間加熱して
メラミン・ホルムアルデヒドプレポリマーを得た。
【0034】先に作製したO/Wエマルジョンにメラミ
ン・ホルムアルデヒドプレポリマーを加え、アジホモミ
キサー等によって100〜300回転攪拌しつつ水温が
80℃になるように加熱した状態で5時間保持し、その
後、PH7に調整して常温まで冷却した。この結果、O
/Wエマルジョンの液滴のまわりにメラミン−ホルムア
ルデヒド樹脂の壁材が析出し、イエロー感光性マイクロ
カプセルエマルションが得られた。
【0035】アゾバリウムレーキ系顔料を3重量部、及
びクマリン系染料0.5重量部の代わりに、キナクリド
ン系顔料3重量部、及び系染料0.5重量部を使用して
同様の方法でカプセルを作製した。その結果、画像形成
材料としてマゼンタの顔料を含有し、550nm付近に
感光感度を持つマゼンタ画像記録用マイクロカプセルが
得られた。
【0036】さらに、アゾバリウムレーキ系顔料を3重
量部、及びクマリン系染料0.5重量部の代わりに、フ
タロシアニン系顔料3重量部、及びスクアリリウム染料
0.3重量部を使用して同様の方法でカプセルを作製し
た。その結果、画像形成材料としてシアンの顔料を含有
し、650nm付近に感光感度を持つシアン画像記録用
マイクロカプセルが得られた。
【0037】前記3種類の感光性マイクロカプセルエマ
ルションを適量混合し、篩いにかけて、40μm以上の
カプセルを取り除いた。次に、遠心分離機を用いて洗浄
し3μm以下のカプセルを取り除いた。本操作は、個数
分布で3μm以下のカプセルが0.1%以下、及び体積
分布で40μm以上のカプセルが0.1%以下となるま
で繰り返し行った。なお、所望の粒径カプセルが得られ
たか否かは、コールターカウンターにより評価を行っ
た。
【0038】このようにして粒径制御されたイエロー、
マゼンタ、シアン混合感光性カプセルエマルション20
0cc中に10%ポリビニルアルコール(PVA)溶液
10gを加えて、塗工液を得た。
【0039】38μm厚のポリエチレンテレフタレート
フィルム製の基材シート16に前記塗工液をコンマ塗工
方式によって塗工し、20μmのカプセル層17を形成
して、感光性記録媒体を得た。
【0040】以上のように作成した画像記録媒体とカプ
セルシートを用いて、図4に示されるように、透過原稿
を用いて、150ワットの白熱ランプを原稿面において
500lxに調整し密着露光を15秒行ったカプセルシ
ートを2つ作成する。このカプセルシートの1枚は具体
例によって作成した本実施の形態の画像記録媒体と図5
のように固定されたローラーAの方向にローラBが50
0kgf/平方センチメートルの圧力をかけて圧力現像
をして、濃度測定評価用の画像を得た。
【0041】残りのカプセルシート1枚は比較例で作成
した画像記録媒体で同様に圧力現像を行い、黒ベタの濃
度をそれぞれ比較した。各濃度は以下の通りである 実施例 0.8倍の受像層(受像層厚16μm) 1.72 1.0倍の受像層(受像層厚20μm) 1.98 2.0倍の受像層(受像層厚40μm) 2.02 比較例 0.7倍の受像層(受像層厚14μm) 1.56 2.1倍の受像層(受像」層厚42μm) 1.81 (測定器 Macbeth RD914) また、画像のインクの滲みが0.7倍の画像記録媒体に
みられ、2.1倍の画像記録媒体においては、細線のか
すれが、顕著であった。
【0042】この結果により、本実施例で得られた画像
は比較例と比較して画像濃度が濃く、滲みやかすれのな
い、高画質な画像を得ることができた。
【0043】なお、本発明は、上述した実施の形態にと
らわれることなく、その要旨を逸脱しない範囲内におい
て適宜変更することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像記録媒体によれば、受像層の厚さを、インク
層の厚さに対して、約0.8倍から2.0倍に設定した
ものであるから、濃度の濃い、滲みやかすれのない、高
画質な画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像記録媒体の構成を示す図である。
【図2】カプセルシートの構成を示す図である。
【図3】カプセルの構造を示す図である
【図4】露光方法を示す図である。
【図5】現像方法を示す図である。
【符号の説明】
4 受像層 8 マイクロカプセル 17 カプセル層 18 受像層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光に反応して硬化する感光性材料を主成
    分とするインクを含むインク層と、そのインク層のイン
    クによる画像を形成するための受像層とを備えた画像記
    録媒体において、 前記受像層の厚さを、前記インク層の厚さに対して、約
    0.8倍から2.0倍に設定したことを特徴とする画像
    記録媒体。
JP30848297A 1997-11-11 1997-11-11 画像記録媒体 Pending JPH11143058A (ja)

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JP30848297A JPH11143058A (ja) 1997-11-11 1997-11-11 画像記録媒体

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011006602A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Dainippon Printing Co Ltd レーキ顔料を含む樹脂組成物
US9090910B2 (en) 2008-07-16 2015-07-28 Kbi Biopharma, Inc. Methods and systems for manipulating particles using a fluidized bed

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