JPH11142135A - 免震構造物の変位測定装置 - Google Patents

免震構造物の変位測定装置

Info

Publication number
JPH11142135A
JPH11142135A JP30387897A JP30387897A JPH11142135A JP H11142135 A JPH11142135 A JP H11142135A JP 30387897 A JP30387897 A JP 30387897A JP 30387897 A JP30387897 A JP 30387897A JP H11142135 A JPH11142135 A JP H11142135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
recording plate
base
isolated structure
needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30387897A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Nanami
豊 名波
Ryuji Yanagidate
龍司 柳舘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Tec Corp filed Critical Asahi Tec Corp
Priority to JP30387897A priority Critical patent/JPH11142135A/ja
Publication of JPH11142135A publication Critical patent/JPH11142135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 免震構造物の変位測定装置を簡単な構造で実
現する。 【解決手段】 免震構造物を支えている地盤、又はその
免震構造物に固定して設けられている記録板と、前記免
震構造物、又はその免震構造物を支えている地盤に固定
して設けられ、前記記録板に、常時、当接するように付
勢されている記録針とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動地盤と建築構
造物等の構造物との間に免震装置、防振装置、あるいは
制振装置を介在させたときの建築構造物、いわゆる免震
構造物の変位を測定するための変位測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築構造物等の構造物を震動地盤
から絶縁するために、ボールベアリングや鋼球を用いた
転がり支承、あるいは、ゴム板を積層して形成されたゴ
ム支承等からなる免震装置を介在させて構造物の横揺れ
を遮断するようにしている。
【0003】また、上述の免震装置の他に、コイルば
ね、積層ゴム、あるいは空気ばね等からなる防振装置を
も介在させて構造物の縦揺れを遮断するようにしてい
る。さらにまた、振動を自動的に感知して構造物の振動
を低減させるために、人為的に制御することも提案され
ている。
【0004】なお、本発明で「免震構造物」というとき
は、構造物と地盤との間に、上述の免震装置又は防振装
置、あるいはこれら両装置が介在されている構造物、ま
たは、制振装置の設備されている構造物を指している。
【0005】ところで、構造物が免震構造物の場合、地
盤が実際に震動したとき等に、免震装置や防振装置、あ
るいは制振装置が実際にどのような効果を示したかを確
認することが、免震装置等の改良改善のために必要であ
り、このため、距離センサ等のセンサを用いた免震構造
物の変位測定装置が提案されている(例えば、特開平6
−207827号公報等)。
【0006】この提案に係る免震構造物の変位測定装置
は、センサにより免震構造物と地盤との間の距離の変位
を検出し、検出した値をマイクロコンピュータで演算処
理して免震構造物の変位の挙動を算出するようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の免震構造物の変位測定装置は、距離センサ等のセン
サを用いるとともに、そのセンサの検出信号を解析する
マイクロコンピュータを必要とするので、設備コストが
かさむだけでなく、保守管理が面倒であるという欠点が
あった。
【0008】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、免震構造物の
変位を簡単に測定することができ、しかも、保守管理の
簡便な免震構造物の変位測定装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題が解決するための手段】本発明に係る免震構造物
の変位測定装置は、上記目的を達成するために、免震構
造物を支えている地盤、又はその免震構造物に固定して
設けられている記録板と、前記免震構造物、又はその免
震構造物を支えている地盤に固定して設けられ、前記記
録板に、常時、当接するように付勢されている記録針と
からなることを特徴としている。また、前記記録板は、
免震構造物の全方位の揺れを記録するものであることを
特徴としている。さらに、前記記録板は、同心状のマー
クが予め印刷されていることを特徴としている。そし
て、前記免震構造物が震動をしていない状態において、
記録針が同心状のマークの中心部に位置し、その中心部
分の記録板の硬度は、他の部分よりも高く形成されてい
ることを特徴としている。また、前記記録板には、方位
を示す印が予め印刷されていることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る免震
構造物の変位測定装置をセットした状態を示す概略構成
図である。
【0011】免震構造物Sは、地盤(免震構造物Sが機
械類や彫刻物等のように室内に設置される場合は床面。
したがって、本発明では、このような床面も地盤に含め
ている。)G上に図示しない免震装置(防振装置も含
む)を介して設けられている。
【0012】L形鋼からなる支持棒1は、その上部側が
免震構造物Sに固定されているとともに、地盤Gに対し
て鉛直状に伸びていて、その下部側にホルダ2に収納さ
れている記録針3が設けられている。
【0013】図2は、支持棒3の下部側の詳細図であ
り、この図を用いて記録針3について、さらに説明す
る。
【0014】ホルダ2は、支持棒3の下端部にボルトナ
・ナット1aにより固定された上端部2aと、その上端
部2aにねじ棒2bにより地盤Gに対する間隔を調整で
きるように構成されている下端部2cとから構成されて
いる。
【0015】下端部2cには、地盤Gに対して鉛直方向
に明けられた長穴2dが設けられていて、その長穴2d
にばね2eを介在させて記録針3が鉛直方向へ移動自在
に収納されている。したがって、記録針3は、ばね2e
により、常時,後述する記録板側に付勢されている。
【0016】記録針3は、地盤G側が鋭角に形成されて
いて、後述する記録板の材質より硬質の材料からできて
いる。例えば、記録板がアルマイト処理されたアルミニ
ウムからなるとき、記録針3は、SUSの焼入れ処理さ
れたものが用いられる。
【0017】図2中、4a,4bは、止めねじであり、
このうち、止めねじ4aは、間隔調整済みの下端部2c
を固定するものであり、また、止めねじ4bは、記録針
3が記録板にセットされるまでの間に、記録針3の逸脱
を防止するためのもので、セット後は、図2に示される
ように、記録針3の移動が自由にできるように緩めら
れ、または、外される。
【0018】記録針3と地盤Gとの間には、取付台5を
介して記録板6が設けられている。この記録板5の表面
には、図3に示されるように、所定の間隔(図示の例で
は1mm)毎に同心円が描かれているとともに、その同
心円のうち、所定の間隔(図示の例では10mm)毎に
太い線で描かれている。
【0019】図3の下部には、同心円のうちのA部の拡
大図が示されている。この拡大図に示されるように、同
心円は、白抜きとなるように、シルク印刷等の所定の印
刷手法を用いて描かれている。
【0020】記録板6には、図3に示されるように、中
心からの距離が印字されているとともに、東西南北(E
WSN)の方位が印刷(印字)されていて、この方角ど
おりに取付台5にビス止めできるように構成されてい
る。したがって、取付台5は、記録板6が交換されたと
きでも、記録板6の方角が実際の方角に一致するよう
に、また、記録板6の同心円の中心位置に記録針3の先
端が位置するように、地盤Gに対してアンカーボルト等
(図示せず)により固定されている。このように、記録
板6に方位が予め印刷されていると、地盤Gの震動の方
向を知ることができる。
【0021】上記構成の免震構造物の変位測定装置は、
地震等により地盤Gが横揺れを起こすと記録板6が横揺
れするので、記録板6上には、記録針3によってその横
揺れに応じた軌跡、すなわち、横揺れの変位が刻まれ
て、つまりけがかれて記録される。したがって、その記
録された軌跡を解析することにより免震装置の効果を確
認することができる。なお、この記録針3によるけがき
は、記録板6に印刷されている同心円の中心部が最も多
くけがかれるので、同心円の中心部の部分の硬度を他の
部分よりも高くしておくことが望ましい。
【0022】上述のように一度軌跡の刻まれた記録板6
は、新しい記録板6と交換されて、次の地盤Gの横揺れ
に対処される。
【0023】上述の例は、地盤Gの横揺れの変位を記録
板6に記録することを示したが、地盤Gの縦揺れの変位
を記録板6に記録する場合は、記録針3方向が地盤Gの
面と平行に設けられるとともに、記録板6の面の方向が
その記録針3の方向と直交する方向に設けられる。
【0024】上述のように、本発明に係る免震構造物の
変位測定装置は、簡単な構造で免震構造物の横揺れ又は
縦揺れの全方位の変位を測定することができるととも
に、特別な保守管理を必要としない特長を有している。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る免震構造物の変位測定装置
は、免震構造物を支えている地盤、又はその免震構造物
に固定して設けられている記録板と、前記免震構造物、
又はその免震構造物を支えている地盤に固定して設けら
れ、前記記録板に、常時、当接するように付勢されてい
る記録針とからなるので、簡単な構造で免震構造物の変
位を測定することができるとともに、特別な保守管理を
必要としない特長を有している。また、記録板を免震構
造物の全方向の揺れを記録するようにしたときは、横揺
れ又は縦揺れを効果的に記録することができる。さら
に、記録板に同心状のマークを予め印刷したときは、揺
れの状態を明らかにすることができる。そして、前記免
震構造物が震動をしていない状態において、記録針が同
心状のマークの中心部に位置し、その中心部分の記録板
の硬度は、他の部分よりも高く形成されているときは、
記録針によって、同心円の中心部が必要以上に削れるの
を防止することができる。また、前記記録板に方位を示
す印が予め印刷されているときは、地震等による地盤の
震動の方向性を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る免震構造物の変位測定装置を免震
構造物にセットした状態を示す概略構成図である。
【図2】支持棒の下部部分の詳細図である。
【図3】記録板の詳細図である。
【符号の説明】
1 支持棒 2 ホルダ 2a 上端部 2c 下端部 2d 長穴 2e ばね 3 記録針 5 取付台 6 記録板 S 免震構造物 G 地盤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 免震構造物を支えている地盤、又はその
    免震構造物に固定して設けられている記録板と、 前記免震構造物、又はその免震構造物を支えている地盤
    に固定して設けられ、前記記録板に、常時、当接するよ
    うに付勢されている記録針と、 からなることを特徴とする免震構造物の変位測定装置。
  2. 【請求項2】 記録板は、免震構造物の全方位の揺れを
    記録するものであることを特徴とする請求項1記載の免
    震構造物の変位測定装置。
  3. 【請求項3】 記録板は、同心状のマークが予め印刷さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の免震
    構造物の変位測定装置。
  4. 【請求項4】 免震構造物が震動をしていない状態にお
    いて、記録針が同心状のマークの中心部に位置し、その
    中心部分の記録板の硬度は、他の部分よりも高く形成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に
    記載の免震構造物の変位測定装置。
  5. 【請求項5】 記録板には、方位を示す印が予め印刷さ
    れていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に
    記載の免震構造物の変位測定装置。
JP30387897A 1997-11-06 1997-11-06 免震構造物の変位測定装置 Pending JPH11142135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30387897A JPH11142135A (ja) 1997-11-06 1997-11-06 免震構造物の変位測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30387897A JPH11142135A (ja) 1997-11-06 1997-11-06 免震構造物の変位測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11142135A true JPH11142135A (ja) 1999-05-28

Family

ID=17926369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30387897A Pending JPH11142135A (ja) 1997-11-06 1997-11-06 免震構造物の変位測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11142135A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010242317A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Pacific Consultants Co Ltd 変位計測装置
JP2013195209A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Takenaka Komuten Co Ltd 変位計測システム
JP5560365B1 (ja) * 2013-09-30 2014-07-23 株式会社免震テクノサービス 構造物の変位軌跡の記録装置用罫書き板及び記録装置
KR20230027773A (ko) * 2021-08-20 2023-02-28 제주대학교 산학협력단 비계 변위 측정 장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010242317A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Pacific Consultants Co Ltd 変位計測装置
JP2013195209A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Takenaka Komuten Co Ltd 変位計測システム
JP5560365B1 (ja) * 2013-09-30 2014-07-23 株式会社免震テクノサービス 構造物の変位軌跡の記録装置用罫書き板及び記録装置
KR20230027773A (ko) * 2021-08-20 2023-02-28 제주대학교 산학협력단 비계 변위 측정 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0767320A3 (en) Vibration damping apparatus
ZA200502623B (en) Apparatus for and methods of stress testing metal components
JPS60121306A (ja) 懸吊物体支持装置
JPH11142135A (ja) 免震構造物の変位測定装置
JPH0785047B2 (ja) 棒材又は板材の損失係数、動弾性係数、動せん断弾性係数及び動ポアソン比の測定方法並びに測定装置
WO2006043038A1 (en) Railway track construction shim and method of constructing railway track
EP0034380B1 (en) Improvements relating to drive motor mountings for record players
JPS6342103Y2 (ja)
US3936882A (en) Adjustable mounting arrangement for recording head
JP2002168962A (ja) 免震建物における揺れ観測装置
JPH11118405A (ja) ハイトゲージ
JPH0389749U (ja)
JPH0336903Y2 (ja)
CN215009296U (zh) 一种通配型磁吸式在线监测设备固定装置
JPH09195284A (ja) 基礎ボルト・ユニット
JPH0641989A (ja) 基礎金物の設置工法
JPH0225822Y2 (ja)
JPS59142342U (ja) シ−ス管等の埋設用治具
JP3016010B2 (ja) 木ねじ固定状態監視方法
JPH081210Y2 (ja) マグネット式振動フィーダ
KR100376429B1 (ko) 도어 처짐량 측정 지그
JPS6336497Y2 (ja)
JP2548056Y2 (ja) 磁気ディスク駆動装置
JP2003232347A (ja) 軸受軌道輪の固定方法
JPH0124751Y2 (ja)