JPH081210Y2 - マグネット式振動フィーダ - Google Patents

マグネット式振動フィーダ

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JPH081210Y2
JPH081210Y2 JP1991098736U JP9873691U JPH081210Y2 JP H081210 Y2 JPH081210 Y2 JP H081210Y2 JP 1991098736 U JP1991098736 U JP 1991098736U JP 9873691 U JP9873691 U JP 9873691U JP H081210 Y2 JPH081210 Y2 JP H081210Y2
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JP
Japan
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vibrating body
drive magnet
magnet
tripod
magnet type
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JP1991098736U
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JPH0595918U (ja
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博文 山本
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NTN Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、部品の整列供給等に使
用されるマグネット式振動フィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】ボールフィーダや直進フィーダ等の振動
式フィーダは、ボルトやナットその他の小部品の自動整
列供給に広く使用されている。特に、マグネット式振動
フィーダは、エアー駆動式のものに比べて振動特性に優
れている等の理由から広く用いられている。
【0003】このマグネット式振動フィーダは、下部振
動体に固定した駆動マグネットの吸引力を上部振動体に
固定したコアーに作用させて、上部振動体を所定振動数
で振動させるものであるが、駆動マグネットとコアーと
の間には所定のエアギャップが設けられており、このエ
アギャップを調整することによって最適な加振力に設定
することができるようになっている。
【0004】従来、エアギャップの調整方式として、例
えば、図5に示すように、駆動マグネット21のベース
部21aを貫通して下部振動体22に螺着したセットボ
ルト23を用いて、駆動マグネット21を上下にスライ
ドさせる方式、図6に示すように、エアギャップ調整用
の長穴26を利用して、マグネット21を周方向にスラ
イドさせる方式、あるいは、図7に示すように、セット
スクリュウ27を用いて、駆動マグネット21を上下に
スライドさせる方式があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図5に示す調整方式
は、セットボルト23に駆動マグネット21のベース部
21aを挿通し、セットボルト23にベース部21aを
挟んで螺着させた一対のナット25を回転調整すること
によって駆動マグネット21の位置決めを行なうもので
ある。しかしながら、この方式では、調整作業に手間が
かかるばかりでなく、ナット25の緩み等によって最初
に設定したエアギャップSに狂いが生じる場合がある。
また、セットボルト23のピッチが大であるので、剛性
が低く、振動特性にやや難がある。
【0006】図6に示す調整方式は、駆動マグネット2
1の位置決め精度に難があり、エアギャップSを正確に
調整することが困難である。
【0007】図7に示す調整方式は、ベース部21aの
左右方向(ボール内における部品の移動方向と直行する
方向)に配置した2本のセットスクリュウ27を回転調
整することによって駆動マグネット21の上下位置決め
を行なったのち、ベース部21aの前後方向(ボール内
における部品の移動方向)に配置した2本の締結ボルト
28で駆動マグネット21の位置を固定するものであ
る。しかしながら、この方式は、ベース部21aの左右
方向寸法が大きくなり、装置全体が大型化するという問
題点がある。この問題点は、図5に示す調整方式を採用
する場合にも該当する。また、図5に示すものと同様
に、剛性が低く、振動特性にやや難がある。尚、セット
スクリュウ27は、上述したセットボルト23とは異な
り、ベース部21aに上下動自在に螺着されるもので、
その下端は下部振動体の上端面に当接する。
【0008】本考案の目的は、エアギャップの調整を容
易かつ精密に行なうことができ、しかも、装置全体をコ
ンパクトにすることができるマグネット式振動フィーダ
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案のマグネット式振
動フィーダは、上下方向に離隔配置した上部振動体と下
部振動体とを板バネを介して連結し、下部振動体に固定
した駆動マグネットと、上部振動体に固定したコアーと
を所定のエアギャップを隔てて対向させたマグネット式
振動フィーダにおいて、駆動マグネットの四角状のベー
ス部を貫通して駆動マグネットを下部振動体に固定する
3本の締結ボルトと、このベース部に上下動自在に螺着
して駆動マグネットの上下方向位置を調整する3本のセ
ットスクリュウとを具え、前記3本の締結ボルトと前記
3本のセットスクリュウとが、それぞれ、上記ベース部
対向した2つの辺部に振り分け配置されて三脚を構成
、かつ、一方の三脚の頂点が他方の三脚の底辺中央に
位置することを特徴とする。
【0010】
【作用】3本の締結ボルトと3本のセットボルトとが、
それぞれ、三脚状に配置されているため、三脚の原理に
より、駆動マグネットの固定状態が安定する。また、エ
アギャップの調整も容易かつ正確に行なうことができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に従って説明す
る。
【0012】図1は本考案を振動式ボールフィーダに適
用した実施例を示す。このボールフィーダは、ベース1
に防振体2を介して取付けられた下部振動体3、下部振
動体3の上方に一定の間隔をもって配置された上部振動
体5、上部振動体5に固定されたボール6、上部振動体
5と下部振動体3とを連結する板バネ7、下部振動体3
に固定された駆動マグネット8、および、駆動マグネッ
ト8と所定のエアギャップSをもって対向配置されたコ
ア9を主要な構成要素とする。
【0013】ボール6の下端面には円筒状フランジ6a
が溶着されており、この円筒状フランジ6aに上部振動
体5をはめこんで4本のボルト10で固定してある。
尚、ボルト10は円周等間隔に4本配置され、円筒状フ
ランジ6aに形成された長穴6bを外周方向から貫通し
て上部振動体5に螺着している。このようなボール6の
固定構造は、剛性、安定性、着脱性、コスト性等に優れ
ており、しかも、ボルト10と長穴6bの係合位置を変
えるだけで、ボール6の周方向位置決めを容易に行なう
ことができるという利点を有する。また、上部振動体5
の下端面には、コア9が固定されている。
【0014】図2に示すように、駆動マグネット8のベ
ース部8aは長方形の板状のもので、その長辺8a1を
前後方向(ボール6内における部品の移動方向:X方向
とする)に沿って配置され、3本の締結ボルト11で下
部振動体3に固定されている。締結ボルト11はベース
部8aを貫通し、下部振動体3の上端面に形成されたボ
ルト穴3aに螺合している。また、3本の締結ボルト1
1は、ベース部8aの一方の短辺8a2の角部に2本、
他方の短辺8a2の中央部に一本が配置され、3本の締
結ボルト11で二等辺三角形状の三脚を構成している。
駆動マグネット8の位置決めは、3本のセットスクリュ
ウ12によってなされる。セットスクリュウ12は、ベ
ース部8aに設けられたねじ穴8bに上下動自在に螺合
し、その下端は下部振動体3の上端面に当接している。
3本のセットスクリュウ12は、ベース部8aの他方の
短辺8a2の角部に2本、一方の短辺8a2の中央部に
1本が配置され、締結ボルト11の三脚と逆向きの三脚
を構成している。したがって、それぞれの三脚の頂点
が、他方の三脚の底辺中央に位置することになる。
【0015】駆動マグネット8とコア9との間のエアギ
ャップSは、駆動マグネット8をセットスクリュウ12
で上下動させることによって調整する。この調整は、各
セットスクリュウ12の上端に設けられた六角溝12a
に六角レンチ等の適当な工具を係合させて回しながら、
セットスクリュウ12を上下動させることによって行な
う。そして、駆動マグネット8の上下位置決めが完了し
たのち、3本の締結ボルト11を締め込んで、駆動マグ
ネット8を所定の位置に固定する。このようにすること
によって、所定のエアギャップSが得られる。尚、各締
結ボルト11の上端にもセットスクリュウ12の六角溝
12aと同寸法の六角溝11aが形成されている。した
がって、一種類の工具でエアギャップSの調整と、駆動
マグネット8の固定を行なうことができる。
【0016】締結ボルト11およびセットスクリュウ1
2がそれぞれ三脚を構成するので、駆動マグネット8の
位置が非常に安定しており、上下、前後、左右いずれの
方向のアオリについても容易かつ精密に調整することが
できる。また、例えば図7に示す構成のものと比べて
も、剛性を高く設計できるので、初期設定が変化するこ
となく長期にわたって安定した取付け状態を維持するこ
とができる。さらに、ベース8aの左右方向(Y方向)
寸法を小さくすることができるので、全体をコンパクト
にすることができる。
【0017】図3は、ボール6の下端面に円筒状の取付
フランジ15をボルト16で固定するようにした実施例
を示す。既存の段つきボールを利用する場合に有効であ
る。図4は、ボール6の下端面と上部振動体の上端面
との間に調整ボルト17を介在させて、ボール6の上下
方向位置決めを行なうようにした実施例を示す。尚、ボ
ール6の上下方向位置決めを行なう手段としては、ボー
ル6の下端面を研削加工する手段もあるが、調整ボルト
17を使用することにより、コスト低減を図ることがで
き、また、取り扱いも容易になる。
【0018】尚、以上は本考案をボールフィーダに適用
した場合についての説明であるが、本考案は直進フィー
ダに適用された場合にも同様の効果を発揮する。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、駆動マグネットを固定
する3本の締結ボルト、駆動マグネットの位置決めを行
なう3本のセットスクリュウを、それぞれ、駆動マグネ
ットの四角状のベース部の対向した2つの辺部に振り分
け配置し、それぞれに逆向きの三脚を構成させたので
駆動マグネットの位置が非常に安定し、上下、前後、左
右いずれの方向のアオリについてもエアギャップを容易
かつ精密に調整することができる。また、従来のものに
比べて、剛性を高く設計できるので、初期設定が変化す
ることなく長期にわたって安定した取付け状態を維持す
ることができる。さらに、駆動マグネットのベース部の
寸法を小さくすることができるので、全体をコンパクト
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のマグネット式振動フィーダを示す一部
断面図である。
【図2】図1におけるA方向矢視図、B方向矢視図(一
部断面)、C方向矢視図(一部断面)である。
【図3】本考案の他の実施例に係わるマグネット式振動
フィーダを示す一部断面図である。
【図4】本考案の他の実施例に係わるマグネット式振動
フィーダを示す一部断面図である。
【図5】従来のマグネット式振動フィーダを示す側面図
および一部拡大図である。
【図6】従来のマグネット式振動フィーダを示す側面図
である。
【図7】従来のマグネット式振動フィーダにおける駆動
マグネットの取付け状態を示す平面図である。
【符号の説明】
3 下部振動体 5 上部振動体 6 ボール 7 板バネ 8 駆動マグネット 8a ベース部 8a1 ベース部の長辺 8a2 ベース部の短辺 9 コア 11 締結ボルト 12 セットスクリュウ S エアギャップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に離隔配置した上部振動体と下
    部振動体とを板バネを介して連結し、下部振動体に固定
    した駆動マグネットと、上部振動体に固定したコアーと
    を所定のエアギャップを隔てて対向させたマグネット式
    振動フィーダにおいて、 駆動マグネットの四角状のベース部を貫通して駆動マグ
    ネットを下部振動体に固定する3本の締結ボルトと、こ
    のベース部に上下動自在に螺着して駆動マグネットの上
    下方向位置を調整する3本のセットスクリュウとを具
    え、前記3本の締結ボルトと前記3本のセットスクリュ
    ウとが、それぞれ、上記ベース部の対向した2つの辺部
    に振り分け配置されて三脚を構成し、かつ、一方の三脚
    の頂点が他方の三脚の底辺中央に位置することを特徴と
    するマグネット式振動式フィーダ。
JP1991098736U 1991-11-29 1991-11-29 マグネット式振動フィーダ Expired - Lifetime JPH081210Y2 (ja)

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JP1991098736U JPH081210Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 マグネット式振動フィーダ

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JPH0595918U JPH0595918U (ja) 1993-12-27
JPH081210Y2 true JPH081210Y2 (ja) 1996-01-17

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5324168Y2 (ja) * 1974-08-30 1978-06-21
JPS6356128A (ja) * 1986-08-22 1988-03-10 三菱電機株式会社 電力系統の潮流推測方式

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JPH0595918U (ja) 1993-12-27

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