JP2939768B2

JP2939768B2 - 直立型振動パーツフィーダ

Info

Publication number: JP2939768B2
Application number: JP23838090A
Authority: JP
Inventors: 博道家
Original assignee: Sanki Co Ltd
Current assignee: Sanki Co Ltd
Priority date: 1990-09-08
Filing date: 1990-09-08
Publication date: 1999-08-25
Anticipated expiration: 2014-08-25
Also published as: JPH04121313A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、電磁石による駆動構造の直立型振動パーツ
フィダに関し、直進型振動パーツフィーダやボウル型振
動パーツフィーダ等において、上部振動体であるトップ
プレートの支持角度の変更や調整が容易に行い得るよう
にしたものである。

（従来の技術）一般に、ワークを直線的に搬送する直進型と、ワーク
を螺旋搬送するボウル型に大別される振動パーツフィー
ダは、電磁力による駆動機構を始め、モータ駆動構造，
圧電素子による駆動構造等によって、その整列、整形搬
送に対処している。

その内、電磁石駆動構造の直進型パーツフィーダの一
般的な構造を第16図に基づいて説明すると、これは下部
側のベースプレート１と上部側のトッププレート２との
間の前後位置に適宜間隔を隔てて、且つ、ベースプレー
ト１に対して前部板バネ3Fと後部板バネ3Rを、適宜の傾
斜角度θで取り付け、この前部板バネ3Fと後部板バネ3R
との間のベースプレート１側には、コイル４を捲回した
固定鉄心５を設け、また、トッププレート２側には、前
記固定鉄心５に対峙する可動鉄心６を設け、当該可動鉄
心６と前記固定鉄心５とを適度な空隙Ｇに形成し、前記
トッププレート２にはワークを振動搬送するシュート７
を取り付けた構成としている。

そこで、コイル４に交流電圧を印加すると、その高電
界部分で固定鉄心５の磁力が前部板バネ3Fと後部板バネ
3Rの支持力に打ち勝って可動鉄心６を吸引し、また、電
圧がゼロボルト付近の低電界部分では吸引力が低下する
ので、前部板バネ3Fと後部板バネ3Rは、その反力によっ
て元の位置に復元する。

このとき、トッププレート２を支持する前部板バネ3R
と後部板バネ3Rは、ベースプレート１の前部側と後部側
に所定の傾斜角度θに傾斜させて取り付けられているの
で、可動鉄心６が吸引されて、空隙Ｇを縮める下方へ向
かって移動すると、それと同時に前部板バネ3Fと後部板
バネ3Rの高さを減少させて傾斜角度θを減らす方向へ変
位し、これにてトッププレート２を後方下部へ向かって
移動することにより、トッププレート２に取り付けたシ
ュート７が、後方下部→前方上部→後方下部の動きを繰
り返すことで、ワークを矢視方向へ振動搬送する。

それを、第17図の作動説明図に基づいて説明すれば、
シュート７が後方下部へ下がったとき、Ａ位置にあった
ワークは、シュート７が前方上部へ進んだときにはＢ位
置に進み、次のシュート７の後退時にはＢ直下のＣ位置
をとり、次の前進時にはＤ位置に進み、この動作が繰り
返えされることにより、ワークが順調に前進搬送するこ
とになる。

（発明が解決しようとする課題）ところが、前記のような直進型振動パーツフィーダに
おけるシュート７は、前後に適度な長さ食み出してバラ
ンスした状態で取り付けられて使用に供されるとは限ら
ず、此種のパーツフィーダの前後部又は前後いずれか一
方にレイアウトされる搬送機器や搬送レール、或は、自
動機との兼ね合いで、実際上、当該シュート７を前方へ
大幅に突き出したり、後方へ大幅に引き下げられる等の
片寄った状態で、トッププレート２に取り付けざるを得
ないケースが多々ある。

例えば、トッププレート２に対してシュート７が後方
へ向かって大幅に突出すれば、後部側の後部板バネ3Rに
かかる負荷が大きくなり、前進方向への振動が付与され
たとき、当該シュート７が後ろ下がりの状態で移動する
ので、前方でのワークの走りが悪くなり、極端な場合に
は、ワークの搬送が停止したり、或は、逆行するような
事態を招来する。

それとは逆に、トッププレート２に対してシュート７
が前方へ向かって大幅に突出すれば、前部側の前部板バ
ネ３にかかる負荷が大きくなり、前進方向への振動が付
与されたとき、当該シュート７が前下がりの状態で移動
するので、前方でワークが走りすぎる反面、後方でのワ
ークの走りが悪くなり、極端な場合には、ワークの供給
が停止するような事態を招来する。

斯様な場合には、ベースプレート１に対するトッププ
レート２の前後部における傾斜角度θのいずれか一方又
は両方を相対的に変更して、当該傾斜角度θを増減変化
させることにより、ワークの走りを改善することができ
る。

ところが、第16図に示すような従来の直進型振動パー
ツフィーダの場合には、その構造上、傾斜角度θの変更
は容易ではない。

例えば、第16図の電磁石タイプの場合には、ベースプ
レート１の前部側と後部側には、前部板バネ3Fと後部板
バネ3Rの下端部を所定の傾斜角度θで取り付けるように
予め傾斜勾配が付けられ、また、トッププレート２の前
部側と後部側にも、同じく前部板バネ3Fと後部板バネ3R
の上端部を所定の傾斜角度θで取り付けれるような傾斜
勾配に形成されている。

その上、此等の傾斜端面には、予め前部板バネ3Fと後
部板バネ3Rを取り付けるため、斜め上向きや斜め下向き
のネジ孔が、当該傾斜端面に直交状に穿設加工されてい
る。

その為、傾斜角度θを変更するには、前記のベースプ
レート１とトッププレート２における傾斜端面の傾斜勾
配を変更する必要性が生ずるばかりか、その変更した傾
斜端面に直交させて、改めて斜め上向きや斜め下向きの
ネジ孔を穿設加工せねばならない。

ところが、前部板バネ3Fや後部板バネ3Rを所定の傾斜
角度θで取り付ける為に、予め斜め上向きや斜め下向き
に穿設されている状態で、調整後の傾斜角度θの変更に
応じて、それと同じような位置にネジ孔を僅かに齟齬さ
せて穿設加工すれば、当該ネジ孔が変形して用をなさな
いことにもなる。勿論、その前には、傾斜端面を改めて
切削加工したり、研磨加工して、傾斜角度θそれ自体を
微妙に加工せねばならない。

また、電磁石による駆動構造のボウル型振動パーツフ
ィーダの場合には、図示しないが、同じくベースプレー
ト１とトッププレート２との間の略中央部に取り付けた
１組の電磁石により、上下方向へ磁力を働かせ、その動
きを同心円上の３〜４等分箇所に傾設した板バネ３を介
して回転方向へ駆動伝達する構造とするか、或は、同心
円上の接線方向に１又は２体程度の電磁石を配置し、回
転方向へ磁力を働かせることで、傾設した板バネ３を介
して振動を無理なく伝達する構造としている。従って、
此種のボウル型振動パーツフィーダの場合には、回転振
動を発生させるために、そのベースプレート１とトップ
プレート２との間の同心円上に３〜４箇所に、板バネ３
を傾設しているため、傾斜角度θの変更それ自体が不可
能に近いのみならず、板バネ３の高さを変更することも
不可能である。

斯様に、従来機の直進型振動パーツフィーダやボウル
型振動パーツフィーダのいずれもが、ベースプレート１
側とトッププレート２側の前後両端部に、板バネ３を所
定の傾斜角度θで取り付けるべく、勾配のある傾斜端面
に構成されており、それ故、部品の機械加工上の困難性
が多く、また、その取付端面に板バネ３を取り付けるネ
ジ孔の加工治具をも必要とする等の諸多の課題の認めら
れるものである。

（課題を解決するための手段）そこで、本発明では、前記の課題を解決するために、
ワークを振動させながら整列、整形搬送する此種の振動
パーツフィーダの内、電磁石による駆動構造の振動パー
ツフィーダにおいて、トッププレートを支持する上部板
バネを略鉛直に垂下して連結固定し、当該上部板バネの
下部側には、下方から略鉛直に立ち上げられる下部板バ
ネや下部受け金具を連結固定し、当該連結部の間隔や下
部受け金具等を可変調整自在に構成してなる電磁石タイ
プの直立型振動パーツフィーダを始めとする数種の直立
型振動パーツフィーダを提供し、これにて、その構成部
材であるベースプレートやトッププレートの機械加工の
容易性等に対処すると共に、上部振動体であるトッププ
レートの支持角度を容易に変更したり、調整することが
できるようにしたのである。

（実施例）以下、本発明の電磁石による駆動構造の直進型振動パ
ーツフィーダを、直立型とする数種の実施例を添付図面
に従って説明する。

（第１実施例）先ず、第１実施例を示す第１図〜第３図において、11
F,11Rはベースプレート１の前後両側位置に形成した鉛
直端面であって、当該鉛直端面11F,11Rから下部板バネ8
F,8Rを略鉛直に立ち上げて固定する。

12F,12Rはトッププレート２の前後両側位置に形成し
た鉛直端面であって、当該鉛直端面12F,12Rから上部板
バネ3R,3Fを略鉛直に垂下形成して固定する。

J₁，J₂は下部板バネ8F,8Rの上端部と、上部板バネ3F,
3Rの下端部を固定する前後位置の連結部であって、この
連結部J₁，J₂は、後記のような種々の間隔調整片によっ
て適宜の間隔l₁，l₂に調整される。

13はベースプレート１の鉛直端面11F,11Rに穿設した
ネジ孔、14はトッププレート２の鉛直端面12F,12Rに穿
設したネジ孔であって、左右幅方向に適宜の間隔を隔て
て穿設している。

15は下部板バネ8R,8Fの下端部に当接される帯板状の
押え金具であって、その左右幅方向に間隔を隔てて通孔
15Aを穿設している。

16は下端部の固定ボルトであって、押え金具15の通孔
15Aと下部板バネ8F,8Rの下端部の通孔8Aを挿通した上
で、ベースプレート１のネジ孔13に螺合して縮め付ける
ことにより連結固定される。

17は上部板バネ3F,3Rの上端部に当接される帯板状の
押え金具、18は上端部の固定ボルトであって、押え金具
17の通孔17Aと上部板バネ3F,3Rの上端部の通孔3Aを挿通
した上で、トッププレート２のネジ孔14に螺合して締め
付けることにより連結固定される。

次に、連結部J₁，J₂の構成を説明するに、19は間隔調
整片として機能する帯板状のスペーサであって、左右幅
方向に間隔を隔てて通孔19Aを穿設し、本実施例では、
板厚を同じくする２枚のスペーサ19を、上部板バネ3F,3
Rの下端部と下部板バネ8F,8Rの上端部との間に挟着支持
している。

20は連結部J₁，J₂の外側位置に当接される押え金具で
あって、左右幅方向に間隔を隔てて通孔20Aを穿設して
いる。

21は連結部J₁，J₂の内側位置に当接される押え金具で
あって、左右幅方向に間隔を隔ててネジ孔21Aを穿設し
ている。

22は連結部J₁，J₂の固定ボルトであって、その内、後
部側の固定ボルト22は、第３図に示すように、外側位置
に当接された押え金具20の通孔20A、後部側の上部板バ
ネ3Rの下端部の通孔3B、中間部のスペーサ19の通孔19
A、後部側の下部板バネ8Rの上端部の通孔8Bを夫々挿通
した上で、内側位置に当接された押え金具21のネジ孔21
Aに螺合させて締め付けることにより、第１図や第２図
に示すように連結固定される。

また、前部側の固定ボルト22の場合は、押え金具20の
通孔20A、前部側の下部板バネ8Fの上端部の通孔8B、中
間部のスペーサ19の通孔19A、前部側の上部板バネ3Fの
下端部の通孔3Bを夫々挿通した上で、内側位置から当接
された押え金具21のネジ孔21Aに螺合させて締め付ける
ことにより、第１図や第２図に示すように連結固定され
る。

これにて、トッププレート２を支持する前部側の上部
板バネ3Fと下部板バネ8Fは、ベースプレート１に対して
所定の傾斜角度θ₁に形成され、また、後部側の上部板
バネ3Rと下部板バネ8Rは、ベースプレート１に対して所
定の傾斜角度θ₂に形成される。

尚、2Aはトッププレート２の上面に前後に間隔を隔て
て穿設したネジ孔である。

23はシュート７の固定ボルトであって、シュート７を
トッププレート２の上面に略前後にバランスさせて設置
した上で、当該シュート７に間隔を隔てて穿設した通孔
7Aから、当該固定ボルト23を挿通してトッププレート２
のネジ孔2Aに螺合して締め付けることにより連結固定さ
れる。

尚、7Xはシュート７の上面に凹設したワーク搬送溝で
ある。

（作用）前記の第１実施例に示すように、上部板バネ3F,3Rを
略鉛直に垂下形成し、また、下部板バネ8F,8Rを略鉛直
に立ち上げてなる直進型振動パーツフィーダ（以下、直
立型振動パーツフィーダという）を、適宜の架台24に直
接（直付け構造のタイプの場合）設置するか、或は、適
宜の緩衝部材（ゴム脚構造のタイプの場合）を隔てて間
接的に設置した上で、ベースプレート１の前後に穿設し
た通孔1Aから固定ボルト25を、架台24に穿設したネジ孔
24Aに螺合して固定する。その上で、電磁石による駆動
構造を作動させると、下部板バネ8F,8Rと上部板バネ3F,
3Rを介してトッププレート２に振動が付与され、第４図
に示すトッププレート２に固定したシュート７が、当初
の実線状態から前方へ移動して、上部板バネ3F,3Rを前
方へ向かって押し出すと同時に、下部板バネ8F,8Rも中
間部の連結部J₁，J₂を介して、その上部が前方へ押し出
される。即ち、ベースプレート１に固定された下部板バ
ネ8F,8Rの下端部における固定ボルト16の軸線上の位置
を支点として、その上部全体が前方へ振動して移動し、
第４図に示す点線状態のように姿勢変化し、その結果、
シュート７が前方上部へ移動することになる。

また、シュート７が第４図の実線状態から後方へ移動
すると、前記とは逆に、下部板バネ8F,8Rの下端部にお
ける固定ボルト16の軸線上の位置を支点として、その上
部全体が後方へ振動して移動し、第４図の１点鎖線に示
すような状態に作動し、その結果、シュート７が後方下
部へ移動することになる。

斯様に、ワークを振動搬送するシュート７が、後方下
部→前方上部→後方下部の動作を繰り返すと、それに伴
って、シュート７の搬送溝7Xに次々と供給されるワーク
が、徐々に前方へ向かって整列、整形搬送される。

斯様に、トッププレート２から上部板バネ3F,3Rを略
鉛直に垂下して連結固定し、また、ベースプレート１か
ら略鉛直に下部板バネ8F,8Rを立ち上げ、当該連結部
J₁，J₂を前後に適宜の間隔l₁，l₂を隔てて連結すること
で、ワーク搬送に対処がなされる。

その為、ベースプレート１やトッププレート２に取り
付けられる下部板バネ8F,8Rと上部板バネ3F,3Rの取付端
面を、総て鉛直端面11F,11R、12F,12Rに機械加工するこ
とで済ませることができ、また、上部板バネ3F,3Rと下
部板バネ8R,8Fを固定ボルト16,18で固定する場合、ベー
スプレート１とトッププレート２の鉛直端面11F,11R、1
2F,12Rと直交する方向からのネジ孔13,14を螺設するこ
とで済み、機械加工上の容易性に優れるのである。

その上、前後の連結部J₁，J₂の間隔l₁，l₂を後記のよ
うに広狭変化させて、その間隔l₁，l₂を可変調整するこ
とで、前部側の傾斜角度θ₁と後部側の傾斜角度θ₂の変
更を容易に行うことができる。

そもそも、傾斜角度θ₁，θ₂を60°〜70°程度の小さ
い角度にすることは、シュート７を振動搬送されるワー
クに対して上下方向の跳躍を大きくすることになり、ま
た、傾斜角度θ₁，θ₂を85°〜75°程度の大きな角度と
することは、ワークの上下方向の運動を小さくし、前後
方向への運動を大きくすることになるのであるが、ワー
クの性格、シュートの形状の変化等によって、この上下
方向と前後方向の運動比を適切に選択することが必要と
なる。

また、それに止どまらず、トッププレート２に対して
シュート７の前後方向への振り分けが変化し、トッププ
レート２に対してシュートシュート７が前方へ大幅に突
出したり、逆に、後方へ大幅に突出した状態でセットさ
れるような場合には、前後の傾斜角度θ₁，θ₂のいずれ
か一方又は両方を変更して再調整する必要性が生ずる。

斯る場合には、第１実施例の前後の連結部J₁，J₂にお
けるスペーサ19の枚数を増減したり、第７図ａに示すよ
うな、板厚を異にする帯板状のスペーサ19,19Xのいずれ
かに代えたり、また、当該スペーサ19,19Xの枚数を増減
変化したり、或は、スペーサ19,19Xの厚薄変化と、その
枚数の増減変化を組み合わせる等のことにより対応する
ことになる。

（変形例１）具体的には、第１図と第２図に示す状態の本発明に係
る直立型振動パーツフィーダにおけるシュート７が、そ
の後部側に比して前部側に大幅に突出した状態にセット
されるような場合には、後部側の傾斜角度θ₂に比して
前部側の傾斜角度θ₁を大きくする必要性が生ずる。

それには、第５図に示すように、先ず、前部側の連結
部J₁におけるスペーサ19の枚数を減少させることで、当
該連結部J₁の間隔l₁を狭めると共に、当該連結部J₁の間
隔l₁が減少した程度の厚みの間隔調整用スペーサ19Y
を、トッププレート２の鉛直端面12Fと上部板状バネ3F
の上端部との間に挟着固定する。

これで、後部側の傾斜角度θ₂を変えないで、前部側
の連結部J₁の間隔l₁が狭められ、前部側の傾斜角度θ₁
を大きくする等の可変調整が行われる。

（変形例２）また、第６図に示すように、前部側の上部板バネ3Fの
枚数を１枚から２枚に増加し、その間に比較的薄肉のワ
ッシャ26Xを必要に応じて挟着固定し、その他の構成は
略第１実施例と同様に構成することで対処したり、或
は、図示しないが、バネ強度の大きい上部板バネ3Fや下
部板バネ8F,8Rに変更する等のことでも対処する。

（第２実施例）次に、第８図に示す第２実施例の直立型振動パーツフ
ィーダの場合には、中間部の連結部J₁，J₂にその間隔調
整片として、第７図ｄに示すような、適宜なクランク幅
とクランク高さのクランク状のプレート28（以下、クラ
ンクプレートともいう）を採択している。

このクランクプレート28は、第７図ｄに示すように略
水平な水平板部28Aと、その片側から略鉛直上方へ立ち
上げた立上部28Bと、水平板部28Aの他側から略鉛直下方
へ垂下形成した垂下部28Cとからなり、その内、立上部2
8Bには左右幅方向に間隔を隔てて通孔28Dが穿設され、
また、垂下部28Cにも左右に間隔を隔てて通孔28Eを穿設
している。

そこで、クランクプレート28の立上部28Bと下部板バ
ネ8F,8Rの上端部とを、固定ボルト29と通孔付き押え金
具30とネジ孔付き押え金具31で螺合固定し、また、クラ
ンクプレート28の垂下部28Cと上部板バネ3F,3Rの下端部
とを、固定ボルト32と通孔付き押え金具33とネジ孔付き
押え金具34で螺合固定している。その他の構成は、第１
実施例の場合と略同様としている為、同一の符号を付し
てその説明を省略する。

前記のクランクプレート28を、前後の連結部J₁，J₂に
おける間隔調整片として採択すれば、水平方向の間隔
l₁，l₂のみならず、上下鉛直方向の高さｈも高低変更調
整することができ、その場合には、ベースプレート１に
対するトッププレート２の高さを相対的に低くすること
ができる。

勿論、ベースプレート１に対するトッププレート２の
高さを変えないで、上部板バネ3F,3Rや下部板バネ8F,8R
の長さを変更することで対処することもできる。

斯様に、連結部J₁，J₂の間隔を調整したり、変更する
ことで、傾斜角度θ₁，θ₂を変更したり、調整するに
は、第１実施例の場合と同様に、板状スペーサ19,19Xの
厚薄やその枚数の増減、ワッシャ26,26Xの厚薄やその枚
数の増減、筒状スペーサ27,27Xの長短の変更に止どまら
ず、第２実施例の場合のように、クランクプレート28の
クランク幅の広狭や、クランク高さの高低等の１又は２
以上の手段が採択されて組み合せたり、或は、ベースプ
レート１に対する傾斜角度θ₁，θ₂を可変調整するに、
上部板バネ3F,3Rと下部板バネ8F,8Rの長短、その板厚の
厚薄や枚数の増減の１又は２以上の手段を採択して組み
合わせることでも行われる。

（第３実施例）次に、第９図に示す第３実施例の直立型振動パーツフ
ィーダの場合には、トッププレート２から逆Ｌ字状の可
動鉄心６を垂下形成し、当該可動鉄心６の基端部をトッ
ププレート２の裏面に固定ボルト63で固定し、また、ベ
ースプレート１からＬ字状の固定鉄心５を立ち上げ、当
該固定鉄心５の基端部をベースプレート２の上面に固定
ボルト64で固定し、当該固定鉄心５の前部側に横向きＵ
字状のＵ字鉄心65を固定し、当該Ｕ字鉄心65にコイル４
を巻装し、当該Ｕ字鉄心65の先端部と可動鉄心６の後部
側との間に、微少な間隙Ｇを形成してなる電磁石による
駆動構造に構成され、その上で、第７図ｅに示すよう
な、アングル状の下部受け金具35（以下、アングルプレ
ートともいう）の基端部をベースプレート１の上面に固
定している。

このアングルプレート35は、片側に略鉛直に立ち上げ
た鉛直板部35Aと、ベースプレート１の上面と略平行に
片側へ張り出した水平板部35Bとからなり、その内、鉛
直板部35Aには左右幅方向に間隔を隔てて通孔35Cが穿設
され、また、水平板部35Bにも左右に間隔を隔てて通孔3
5Dが穿設されている。

そこで、アングルプレート35の鉛直板部35Aと上部板
バネ3F,3Rの下端部とを、固定ボルト36と通孔付き押え
金具37とネジ孔付き押え金具38で連結固定し、また、ア
ングルプレート35の水平板部35Bをベースプレート１の
上面にスペーサ39を介在させた上で設置し、その通孔35
Dの上方から、ベースプレート１のネジ孔1Bに固定ボル
ト40を螺合固定する。

従って、固定ボルト40の取付位置と、上部板バネ3F,3
Rの上端部の固定ボルト18の取付位置とが、前後方向に
齟齬した状態に形成され、ベースプレート１に対する所
定の傾斜角度θ₁，θ₂が得られることになる。

その他の構成は、第１実施例の場合と略同様であるの
で、同一の符号を付してその説明を省略する。勿論、こ
の第３実施例の場合にも、第７図ｅに示すような、アン
グル幅やアングル高さの異なるアングルプレート35,35X
を適宜採択することで、水平方向の調整のみならず、上
下鉛直方向の高さ調整に対処することもできる。

尚、第３実施例を示す第９図には、上部板バネ3F,3R
の下端部とアングルプレート35の上端部との間に、比較
的薄肉のスペーサ19Xやワッシャ26X等を間隔調整片とし
て介在させた場合を図示したが、当該間隔調整片を介在
しなくても、前記のアングルプレート35を変更するのみ
で、傾斜角度θ₁，θ₂の変更調整に対処することもでき
る。

（第４実施例）次に、第10図に示す第４実施例の直立型振動パーツフ
ィーダの場合は、ベースプレート１とトッププレート２
との中間部にドライブブロック41を構成してなる継ぎバ
ネ構造のもので、これはドライブブロック41とベースプ
レート１の前後位置に構成した継ぎバネ42F,42Rによ
り、その上部振動体の全体を支持し、当該上部振動体の
振動に伴う影響を、継ぎバネ42F,42Rが振動吸収する構
造としている。

その為、第１実施例〜第３実施例の場合における直付
けタイプの場合に比して、架台24への振動伝達を大幅に
減少させる効果が得られる。

同図において、43F,43Rはドライブブロック41の下方
部の前後位置に形成した鉛直端面であって、略鉛直に立
ち上げた下部板バネ8R,8Fの下端部を、固定ボルト44と
通孔付き押え金具45で螺合固定している。

また、46F,46Rはドライブブロック41の下端部の前後
両端部に形成した鉛直端面であって、ベースプレート１
の鉛直端面11F,11Rから略鉛直に立ち上げた継ぎバネ42
F,42Rの上端部を、固定ボルト47と通孔付き押え金具48
で螺合固定し、また、継ぎバネ42F,42Rの下端部を、ベ
ースプレート１の鉛直端面11F,11Rに固定ボルト49と通
孔付き押え金具50で螺合固定している。

その他の上部構造は、第１実施例の場合と略同様であ
るので、同一の符号を付してその説明を省略する。

尚、この第４実施例に示す継ぎバネ構造の場合には、
当該継ぎバネ42F,42Rを略鉛直に立ち上げた場合で図示
したが、従前の直進型振動パーツフィーダと同様に、ベ
ースプレート１に対してドライブブロック41を適宜の傾
斜角度で傾設し、その角度を変更しない状態で対処する
こともできる。

蓋し、継ぎバネ42F,42Rは、シュート７へ振動を伝達
してワークを搬送する機能の上部板バネ3F,3Rと下部板
バネ8F,8Rの場合と異なり、据え付け架台24への振動伝
達を吸収する機能を発揮させる為のものであることか
ら、当該継ぎバネ42F,42Rを必ずしも略鉛直に立ち上げ
る必要はなく、鉛直支持するか、傾斜支持するかは任意
的である。

従って、第４実施例に示す発明は、トッププレート２
とベースプレート１と中間部のドライブブロック41とか
らなり、その内、トッププレート２とドライブブロック
４との間に電磁石による駆動機．構を構成してなる振動
パーツフィーダにおいて、前記上部板バネ3F,3Rをトッ
ププレート２から略鉛直に垂下して固定し、前記下部板
バネ8F,8Rをベースプレート１から略鉛直に立ち上げて
固定し、垂下固定した上部板バネ3F,3Rと立ち上げた下
部板バネ8F,8Rの連結部J₁，J₂に、間隔調整片を挟着固
定した直立型振動パーツフィーダであることを、主たる
特徴としている。

（第５実施例）また、第11図に示す第５実施例の直立型振動パーツフ
ィーダは、第４実施例における下部板バネ8F,8Rに代え
て、アングルプレート35の水平板部35Bをドライブブロ
ック41の上面に螺合固定した継ぎバネ構造を開示してい
る。

その他の上部構造は、前記の第３実施例や第４実施例
と略同様であるので、同一の符号を付してその説明を省
略する。

この第５実施例に示す発明は、トッププレート２とベ
ースプレート１と中間部のドライブブロック41とからな
り、その内、トッププレート２とドライブブロック４と
の間に電磁石による駆動機．構を構成してなる振動パー
ツフィーダにおいて、前記トッププレート２から上部板
バネ3F,3Rを略鉛直に垂下して固定し、基端部をドライ
ブブロック41の上面に固定したアングルプレート35を、
当該ドライブブロック41から略鉛直に立ち上げ、当該ア
ングルプレート35の鉛直板部35Aと上部板バネ3F,3Rの下
端部を連結固定した直立型パーツフィーダとしたこと
を、主たる特徴としている。

更には、垂下固定した上部板バネ3F,3Rと立ち上げた
下部受け金具35との連結部J₁，J₂に間隔調節片を挟着固
定することで、角度可変調整が自在ともしている。

（ボウル型振動パーツフィーダ）次に、第12図〜第15図に示す電磁石による駆動構造の
ボウル型振動パーツフィーダを、直立型とする場合の実
施例について説明する。

（第６実施例）第12図において、51は円盤状ベースプレート１の同心
円上の３〜４等分箇所の上面に突設した突起部であっ
て、その片側を鉛直端面52に形成すると共に、その内側
位置と外側位置には間隔を隔ててネジ孔53を穿設してい
る。

54は円盤状トッププレート２の同心円上の３〜４等分
箇所の底面に突設した突起部であって、その片側を鉛直
端面55に形成すると共に、その内側位置と外側位置には
間隔を隔ててネジ孔56を穿設している。

そこで、ベースプレート１の鉛直端面52から下部板バ
ネ８を略鉛直に立ち上げ、その下端部に押え金具15を当
接した上で、その前部側から固定ボルト16をネジ孔53に
螺合して連結固定する。また、トッププレート２の鉛直
端面55から上部板バネ３を略鉛直に垂下形成し、その上
端部に押え金具17を当接した上で、その後部側から固定
ボルト18をネジ孔56に螺合して連結固定する。また、上
部板バネ３の下端部と下部板バネ８の上端部との連結部
Ｊには、水平方向の間隔調整片としての筒状スペーサ27
を挟着し、それを固定ボルト22と通孔付き押金具20とネ
ジ孔付き押え金具21により連結固定している。

（作用）前記のボウル型パーツフィーダのトッププレート２
に、段付きボウル９や円筒ボウルをクランプし、電磁石
を駆動させると、ボウル９に投入されたワークは、全体
に螺旋状の弧を描きながら旋回し始め、ボウル９の内周
縁に形成した螺旋状のパーツ搬送路に案内されて徐々に
上昇搬送し、最終的には、未端部のパーツ出口から第１
実施例〜第５実施例に示すような直進型振動パーツフィ
ーダによる直線的なワーク搬送に供される。

（第７実施例）また、第13図には、第12図に示すようなボウル型振動
パーツフィーダにおいて、トッププレート２から略鉛直
に垂下形成した上部板バネ３の下端部と、ベースプレー
ト１から略鉛直に立ち上げた下部板バネ８の上端部との
連結部Ｊに、その間隔調整片としてクランクプレート28
を採択することで、ボウル９の取付高さを高低自在とす
るにも好都合な場合であって、その他の構成は、第８図
に示す第２実施例や第６実施例と略同様であるので、同
一の符号を付してその説明を省略する。

（第８実施例）第14図は、ボウル型パーツフィーダにおけるベースプ
レート１の上面に、上部板バネ３の下端部を連結するア
ングルプレート35を、下部受け金具として構成した場合
で、その他の構成は、第９図に示す第３実施例や第12図
に示す第６実施例と略同様であるので、同一の符号を付
してその説明を省略する。

（第９実施例）第15図a,bは、ボウル型パーツフィーダにおける上部
板バネ３の下端部と下部板バネ８の上端部との連結部Ｊ
における間隔ｌを無段調整する場合の実施例を示す図で
ある。

同図において、57はアジャストボルトであって、その
前後に刻設したネジ杆57A,57Bを逆ネジとしている。

58,59はコ字状のアダプタプレートであって、その
内、アダプタプレート58は、上部板バネ３の下端部に嵌
着され、他方のアダプタプレート59は下部板バネ８の上
端部に嵌着される。

60は通孔であって、アダプタプレート58,59の内側位
置のプレート58A,59Aに、左右に間隔を隔てて穿設して
いる。

61はネジ孔であって、アダプタプレート58,59の外側
位置のプレート58B,59Bに、左右に間隔を隔てて刻設し
ている。

62はアジャストボルト57のロックナットである。

そこで、トッププレート２から略鉛直に垂下形成した
上部板バネ３の下端部と、ベースプレート１から略鉛直
に立ち上げた下部板バネ８の上端部を間隔調整するに、
上部板バネ３の下端部に嵌着したアダプタプレート58
と、下部板バネ８の上端部に嵌着したアダプタプレート
59との間に、前後にロックナット62を螺合したアジャス
トボルト57を差し渡して螺合した上で、アジャストボル
ト57のロックナット62を内側位置のプレート58A,58Aに
締め付けることにより、連結部Ｊを所定間隔ｌに無段調
整する。

（発明の効果）本発明は、前記のようにトッププレートとベースプレ
ートとの間に電磁石による駆動機構を構成してなる電磁
石タイプの振動パーツフィーダにおいて、トッププレー
トを支持する上部板バネを略鉛直に垂下して連結固定
し、当該上部板バネの下部側には、下方から略鉛直に立
ち上げられる下部板バネや下部受け金具を連結固定し、
当該連結部の間隔や下部受け金具を変更調整自在に構成
してなる電磁石タイプの直立型振動パーツフィーダを始
めとする数種の直立型振動パーツフィーダを提供したの
で、その構成部材であるベースプレートやトッププレー
トの機械加工の容易性や画一化等に対処すると共に、上
部振動体であるトッププレートの支持角度を容易に変更
したり、調整することができる等の諸効果を齎す。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は直立型パーツフィーダの第１実施例を
示す図であって、その内、第１図は全体斜視図、第２図
は一部切り欠き正面図、第３図は分解斜視図、第４図は
作動説明図である。第５図と第６図は前部側の支持角度を変更した場合の要
部正面図であって、その内、第５図は前部側の連結部に
おける間隔調整片の枚数を減少して調整した場合を、ま
た、第６図は前部側の板バネの枚数を増加して調整した
場合を示している。第７図ａ〜ｅは間隔調整片又は支持角度の調整用受け金
具を示す斜視図であって、その内、図ａには板厚を異に
する板状スペーサを、図ｂには厚みを異にするワッシャ
を、図ｃには長さを異にする筒状スペーサを、図ｄには
クランクプレートを、図ｅにはアングルプレートを図示
している。第８図〜第11図は、電磁石による駆動構造の直立型パー
ツフィーダの第２実施例〜第５実施例を示す正面図であ
って、その内、第８図は連結部にクランクプレートを構
成した場合を、第９図はアングルプレートをベースプレ
ートに固定した場合を、第10図と第11図は上部側の振動
構造体による振動を継ぎバネにより吸収させる継ぎバネ
構造を図示している。第12図〜第15図は、ボウル型振動パーツフィーダを直立
型とする場合の実施例を示す図であって、その内、第12
図は連結部の間隔調整片として筒状スペーサを採択した
場合を、第13図はクランクプレートを間隔調整片とした
場合の要部を、第14図はアングルプレートをベースプレ
ートに固定した場合の要部を示し、また、第15図ａはア
ジャストボルトとそのロックナット等により、連結部を
無段調整する場合の要部を示す図、第15図ｂはその分解
斜視図である。第16図、第17図は振動パーツフィーダの従来例を示す図
であって、その内、第16図は電磁石による駆動構造の直
進型振動パーツフィーダを、第17図はその作動説明図で
ある。符号表Ｊ……連結部、θ……角度、ｌ……間隔１……ベースプレート、２……トッププレート３、3F,3R……上部板バネ、７……シュート８、8F,8R……下部板バネ、９……ボウル 19,19X……板状スペーサ、26,26X……ワッシャ 27,27X……筒状スペーサ、28,28X……クランクプレート 35,35X……アングルプレート、57……アジャストボルト 58,59……アダプタプレート、62……ロックナット

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】トッププレートとベースプレートとの間に
電磁石による駆動機構を構成してなる電磁石タイプの振
動パーツフィーダにおいて、前記トッププレートを支持
する上部板バネを略鉛直に垂下して連結固定し、当該上
部板バネの下部側には、前記ベースプレートから略鉛直
に立ち上げられる下部板バネを連結固定し、当該下部板
バネと上部板バネとの連結部の間隔を可変調整自在に構
成したことを特徴とする直立型振動パーツフィーダ。
【請求項２】トッププレートとベースプレートと中間部
のドライブブロックとからなり、その内、ベースプレー
トとドライブブロックとの間を継ぎバネで連結し、トッ
ププレートとドライブブロックとの間に電磁石による駆
動機構を構成してなる電磁石タイプの振動パーツフィー
ダにおいて、前記トッププレートを支持する上部板バネ
を略鉛直に垂下して連結固定し、当該上部板バネの下部
側には、前記ドライブブロックから略鉛直に立ち上げら
れる下部板バネを連結固定し、当該下部板バネと上部板
バネとの連結部の間隔を可変調整自在に構成したことを
特徴とする直立型振動パーツフィーダ。
【請求項３】下部板バネと上部板バネとの連結部の間隔
を、水平方向に調整してなる請求項１又は請求項２に記
載の直立型振動パーツフィーダ。
【請求項４】下部板バネと上部板バネとの連結部の間隔
を、水平方向と鉛直方向に調整してなる請求項１又は請
求項２に記載の直立型振動パーツフィーダ。
【請求項５】トッププレートとベースプレートとの間に
電磁石による駆動機構を構成してなる電磁石タイプの振
動パーツフィーダにおいて、前記トッププレートから上
部板バネを略鉛直に垂下形成し、前記ベースプレートか
ら下部板バネを略鉛直に立ち上げ、当該下部板バネと上
部板バネの連結部に間隔調節片を挟着固定したことを特
徴とする直立型振動パーツフィーダ。
【請求項６】トッププレートとベースプレートとの間に
電磁石による駆動機構を構成してなる電磁石タイプの振
動パーツフィーダにおいて、前記トッププレートから上
部板バネを略鉛直に垂下形成し、前記ベースプレートか
ら下部板バネを略鉛直に立ち上げ、当該下部板バネの上
端部と上部板バネの下端部との間に、クランクプレート
を挟着固定したことを特徴とする直立型振動パーツフィ
ーダ。
【請求項７】トッププレートとベースプレートとの間に
電磁石による駆動機構を構成してなる電磁石タイプの振
動パーツフィーダにおいて、前記トッププレートから上
部板バネを略鉛直に垂下形成し、前記ベースプレートか
ら下部板バネを略鉛直に立ち上げ、当該下部板バネの上
端部と上部板バネの下端部との間に、アジャストボルト
とそのロックナットを連結固定したことを特徴とする直
立型振動パーツフィーダ。
【請求項８】トッププレートとベースプレートとの間に
電磁石による駆動機構を構成してなる電磁石タイプの振
動パーツフィーダにおいて、前記トッププレートから上
部板バネを略鉛直に垂下形成し、基端部を前記ベースプ
レートの上面に固定したアングルプレートを、当該ベー
スプレートから略鉛直に立ち上げ、当該アングルプレー
トの鉛直部と上部板バネの下端部との連結部に、間隔調
節片を挟着固定したことを特徴とする直立型振動パーツ
フィーダ。
【請求項９】トッププレートとベースプレートと中間部
のドライブブロックとからなり、その内、ベースプレー
トとドライブブロックとの間を継ぎバネで連結し、トッ
ププレートとドライブブロックとの間に電磁石による駆
動機構を構成してなる電磁石タイプの振動パーツフィー
ダにおいて、前記トッププレートから上部板バネを略鉛
直に垂下形成し、前記ドライブブロックから下部板バネ
を略鉛直に立ち上げ、当該下部板バネと上部板バネの連
結部に間隔調節片を挟着固定したことを特徴とする直立
型振動パーツフィーダ。
【請求項１０】トッププレートとベースプレートと中間
部のドライブブロックとからなり、その内、ベースプレ
ートとドライブブロックとの間を継ぎバネで連結し、ト
ッププレートとドライブブロックとの間に電磁石による
駆動機構を構成してなる電磁石タイプの振動パーツフィ
ーダにおいて、前記トッププレートから上部板バネを略
鉛直に垂下形成し、前記ドライブブロックから下部板バ
ネを略鉛直に立ち上げ、当該下部板バネの上端部と上部
板バネの下端部に、クランクプレートを挟着固定したこ
とを特徴とする直立型振動パーツフィーダ。
【請求項１１】トッププレートとベースプレートと中間
部のドライブブロックとからなり、その内、ベースプレ
ートとドライブブロックとの間を継ぎバネで連結し、ト
ッププレートとドライブブロックとの間に電磁石による
駆動機構を構成してなる電磁石タイプの振動パーツフィ
ーダにおいて、前記トッププレートから上部板バネを略
鉛直に垂下形成し、前記ドライブブロックから下部板バ
ネを略鉛直に立ち上げ、当該下部板バネの上端部と上部
板バネの下端部に、アジャストボルトとそのロックナッ
トを連結固定したことを特徴とする直立型振動パーツフ
ィーダ。
【請求項１２】トッププレートとベースプレートと中間
部のドライブブロックとからなり、その内、ベースプレ
ートとドライブブロックとの間を継ぎバネで連結し、ト
ッププレートとドライブブロックとの間に電磁石による
駆動機構を構成してなる電磁石タイプの振動パーツフィ
ーダにおいて、前記トッププレートから上部板バネを略
鉛直に垂下形成し、基端部を前記ドライブブロックの上
面に固定したアングルプレートを、当該ドライブブロッ
クから略鉛直に立ち上げ、当該アングルプレートの鉛直
部と上部板バネの下端部との間に、間隔調節片を挟着固
定したことを特徴とする直立型振動パーツフィーダ。
【請求項１３】シュートを固定したトッププレートとベ
ースプレートとの間に、電磁石による駆動機構を構成し
てなる電磁石タイプの直進型振動パーツフィーダにおい
て、前記トッププレートの前部側と後部側に形成した鉛
直端面に、上部板バネを略鉛直に垂下固定し、前記ベー
スプレートの前部側と後部側に形成した鉛直端面に、下
部板バネを略鉛直に立ち上げて固定し、当該下部板バネ
と上部板バネの連結部に、間隔調節片を挟着固定したこ
とを特徴とする直立型振動パーツフィーダ。
【請求項１４】シュートを固定したトッププレートとベ
ースプレートとの間に、電磁石による駆動機構を構成し
てなる電磁石タイプの直進型振動パーツフィーダにおい
て、前記トッププレートの前部側と後部側に形成した鉛
直端面に、上部板バネを略鉛直に垂下固定し、前記ベー
スプレートの前部側と後部側に形成した鉛直端面に、下
部板バネを略鉛直に立ち上げて固定し、当該下部板バネ
の上端部と上部板バネの下端部に、クランクプレートを
挟着固定したことを特徴とする直立型振動パーツフィー
ダ。
【請求項１５】シュートを固定したトッププレートとベ
ースプレートとの間に、電磁石による駆動機構を構成し
てなる電磁石タイプの直進型振動パーツフィーダにおい
て、前記トッププレートの前部側と後部側に形成した鉛
直端面に、上部板バネを略鉛直に垂下固定し、前記ベー
スプレートの前部側と後部側に形成した鉛直端面に、下
部板バネを略鉛直に立ち上げて固定し、当該下部板バネ
の上端部と上部板バネの下端部に、アジャストボルトと
そのロックナットを連結固定したことを特徴とする直立
型振動パーツフィーダ。
【請求項１６】シュートを固定したトッププレートとベ
ースプレートと中間部のドライブブロックとからなり、
その内、ベースプレートとドライブブロックとの間を継
ぎバネで連結し、トッププレートとドライブブロックと
の間に、電磁石による駆動機構を構成してなる電磁石タ
イプの直進型振動パーツフィーダにおいて、前記トップ
プレートの前部側と後部側に形成した鉛直端面に、上部
板バネを略鉛直に垂下固定し、前記ドライブブロックの
前部側と後部側に形成した鉛直端面に、下部板バネを略
鉛直に立ち上げて固定し、当該下部板バネと上部板バネ
の連結部に、間隔調節片を挟着固定したことを特徴とす
る直立型振動パーツフィーダ。
【請求項１７】ボウルを固定したトッププレートとベー
スプレートとの間に、電磁石による駆動機構を構成して
なる電磁石タイプのボウル型振動パーツフィーダにおい
て、前記トッププレートに形成した鉛直端面に、上部板
バネを略鉛直に垂下固定し、前記ベースプレートに形成
した鉛直端面に、下部板バネを略鉛直に立ち上げて固定
し、当該下部板バネと上部板バネの連結部に、間隔調節
片を挟着固定したことを特徴とする直立型振動パーツフ
ィーダ。
【請求項１８】ボウルを固定したトッププレートとベー
スプレートとの間に、電磁石による駆動機構を構成して
なる電磁石タイプのボウル型振動パーツフィーダにおい
て、前記トッププレートに形成した鉛直端面に、上部板
バネを略鉛直に垂下固定し、前記ベースプレートに形成
した鉛直端面に、下部板バネを略鉛直に立ち上げて固定
し、当該下部板バネと上端部と上部板バネの下端部に、
クランクプレートを挟着固定したことを特徴とする直立
型振動パーツフィーダ。
【請求項１９】ボウルを固定したトッププレートとベー
スプレートとの間に、電磁石による駆動機構を構成して
なる電磁石タイプのボウル型振動パーツフィーダにおい
て、前記トッププレートに形成した鉛直端面に、上部板
バネを略鉛直に垂下固定し、前記ベースプレートに形成
した鉛直端面に、下部板バネを略鉛直に立ち上げて固定
し、当該下部板バネの上端部と上部板バネの下端部との
間に、アジャストボルトとそのロックナットを連結固定
したことを特徴とする直立型振動パーツフィーダ。
【請求項２０】ボウルを固定したトッププレートとベー
スプレートとの間に、電磁石による駆動機構を構成して
なる電磁石タイプのボウル型振動パーツフィーダにおい
て、前記トッププレートに形成した鉛直端面に、上部板
バネを略鉛直に垂下固定し、前記ベースプレートの上面
にアングルプレートを固定し、当該アングルプレートの
鉛直部と上部板バネの下端部との間に、間隔調節片を挟
着固定したことを特徴とする直立型振動パーツフィー
ダ。
【請求項２１】間隔調節片を、板状スペーサ、ワッシ
ャ、筒状スペーサ、クランクプレート、アジャストボル
トとそのロックナットの１又は２以上で構成してなる請
求項５、請求項８、請求項９、請求項12、請求項13、請
求項16、請求項17又は請求項20に記載の直立型振動パー
ツフィーダ。
【請求項２２】下部板バネと上部板バネとの連結部の間
隔を、板状スペーサやワッシャの肉厚の厚薄の変更、ス
ペーサ枚数やワッシャ枚数の増減変更、筒状スペーサの
長短変更、アジャストボルトに螺合するロックナットの
螺合位置の変更、クランクプレートのクランク幅の広狭
変更のいずれかにより、水平方向に可変調整してなる請
求項１、請求項２又は請求項３に記載の直立型振動パー
ツフィーダ。
【請求項２３】下部板バネと上部板バネとの連結部の間
隔を、クランクプレートのクランク幅の広狭変更とその
クランク高さの高低変更により、水平方向と鉛直方向に
可変調整してなる請求項１、請求項２又は請求項４に記
載の直立型振動パーツフィーダ。
【請求項２４】アングルプレートの鉛直部と上部板バネ
との連結部の間隔を、板状スペーサやワッシャの肉厚の
厚薄の変更、スペーサ枚数やワッシャ枚数の増減変更、
筒状スペーサの長短変更のいずれかにより、水平方向に
可変調整してなる請求項８、請求項12又は請求項20に記
載の直立型振動パーツフィーダ。