JPH11141990A - 電気温水器の空焚き防止装置 - Google Patents
電気温水器の空焚き防止装置Info
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- JPH11141990A JPH11141990A JP30559097A JP30559097A JPH11141990A JP H11141990 A JPH11141990 A JP H11141990A JP 30559097 A JP30559097 A JP 30559097A JP 30559097 A JP30559097 A JP 30559097A JP H11141990 A JPH11141990 A JP H11141990A
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- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Abstract
態を判別する。 【解決手段】 所定の試験通電時間ta だけヒータ32
を試験通電させる判別手段11を設ける。判別手段11
は、試験通電後のヒータ32の近傍のタンクの外面の温
度上昇を監視し、ヒータ32の空焚き状態を判別するこ
とができ、ヒータ32の通電時間を試験通電時間ta だ
けに限定することにより、空焚き時のヒータ32の温度
上昇を小さく抑えることができる。
Description
タを破損させることなく、電気温水器の空焚き状態を適
確に検出することができる電気温水器の空焚き防止装置
に関する。
検出する空焚き防止装置を組み込むことがある(たとえ
ば特開平2−130343号公報)。
ヒータ取付用のフランジの温度上昇を監視する監視手段
を備えている。そこで、このものは、ヒータ制御手段を
介してタンク内のヒータを連続通電させ、一定時間後の
温度上昇が過大であることが検出されると、タンク内に
水が貯留されていないと判断し、ヒータの通電を中止さ
せることができる。なお、ヒータには、手動復帰形の温
度過昇防止装置が付設されている。
ときは、監視手段は、連続通電中のヒータによるタンク
の温度上昇を監視しているため、ヒータからの熱伝導の
遅れ時間等により、タンク内に水がない場合であって
も、それを検出するに必要なヒータの通電時間が過大と
なり、ヒータが過大に温度上昇してヒータ自体が破損し
てしまうおそれがある上、温度過昇防止装置が作動する
ため、それを手動復帰させなければ再起動ができず、再
起動操作が煩雑であるという問題があった。
の試験通電時間だけ試験通電させることによって、ヒー
タを破損させてしまうおそれがなく、再起動操作が極め
て簡単である電気温水器の空焚き防止装置を提供するこ
とにある。
めのこの発明の構成は、タンク内のヒータを所定の試験
通電時間だけ試験通電させる判別手段を備えてなり、判
別手段は、試験通電後のヒータの近傍におけるタンクの
外面の温度上昇を監視して空焚き状態を判別することを
その要旨とする。
付けるフランジの外面の温度を測定することができ、所
定の監視時間に亘って試験通電後の温度上昇を監視する
ことができる。
定する温度を基準温度として温度上昇を算出することが
でき、監視時間内において所定の時間間隔ごとに温度上
昇を監視することができる。
所定の試験通電時間だけヒータを試験通電させた後、ヒ
ータの近傍におけるタンクの外面の温度上昇を監視する
ことによって、ヒータを過大に過熱させることなく、タ
ンク内の水の有無を判別してヒータの空焚き状態を判別
することができる。ヒータの近傍のタンクの外面の温度
は、ヒータが空焚き状態であると、試験通電の終了後で
あっても、ヒータからの熱伝導によって大きく温度上昇
し、判別手段は、それを適確に検出することができるか
らである。なお、ヒータの試験通電時間は、空焚き時に
おいて、ヒータ近傍のタンクの外面の温度が明らかに上
昇し、しかも、ヒータに付設する温度過昇防止装置が作
動することがない最短時間に定めればよく、たとえば2
0〜30秒程度に設定することができる。
フランジの外面の温度を測定することにより、ヒータの
空焚き状態を一層適確に判別することができる。なお、
フランジは、タンクと別体であるため、温度測定用の温
度センサを取り付けてもタンクの水漏れのおそれがな
く、しかも、タンクの外面においてヒータに最も近く、
空焚き時において最も大きな温度上昇を示す。ただし、
このときのフランジは、ヒータと一体であってもよく、
別体であってもよい。
る判別手段は、監視時間の経過により、ヒータを連続通
電させる通常の沸上げ動作に円滑に移行させることがで
きる。なお、監視時間は、ヒータに対するタンクの外面
の温度上昇の時間遅れを考慮して、約3〜5分程度に設
定すればよい。
温度を基準温度とすることにより、基準温度からの温度
上昇を算出することができ、外気温に拘らず、ヒータの
空焚き状態を一層正確に検出することができる。ただ
し、試験通電の開始時とは、試験通電の開始直前または
開始直後のいずれであってもよいものとする。
昇を監視し、過大な温度上昇を検出することにより、監
視時間の経過前であっても、ヒータの空焚き状態を外部
に表示することができる。
形態を説明する。
手段11を備えてなる(図1)。
温度Tが入力されている。なお、温度センサTSは、電
気温水器30のタンク31に取り付けるフランジ33に
付設されており(図2)、フランジ33の外面の温度T
を検出することができる。なお、タンク31には、下部
の給水管31a、上部の給湯管31bが形成されてお
り、ヒータ32は、フランジ33を介し、タンク31の
下部に組み込まれている。また、ヒータ32には、図示
しない手動復帰形の温度過昇防止装置が付属しているも
のとする。
St としてヒータ制御手段22に引き出され(図1)、
異常信号S2 として、警報ランプやブザー等の警報器2
3に引き出されている。また、判別手段11の別の出力
は、正常信号S1 として、図示しない沸上げ制御装置に
引き出されている。なお、判別手段11には、設定器1
1a、時間設定器11bが付設されている。設定器11
aには、規定温度差ΔTo が設定され、時間設定器11
bには、試験通電時間ta 、監視時間tb 、時間間隔t
c が設定されている。ヒータ制御手段22の出力は、タ
ンク31内のヒータ32に接続されている。なお、ヒー
タ制御手段22には、図示しない沸上げ制御装置からの
沸上げ制御信号Sb が入力されており、空焚き防止装置
10には、沸上げ制御装置からの試験指令信号Sa が入
力されている。
は、沸上げ制御装置からの試験指令信号Sa により、判
別手段11を介し、図3のプログラムフローチャートに
従って作動する。ただし、沸上げ制御装置は、ヒータ3
2による通常の沸上げ動作ごとに、その開始直前におい
て試験指令信号Sa を発生してもよく、電気温水器30
を設置した後、ヒータ32に初めて通電するとき、停電
等によって遮断された電源が回復したとき、ヒータ32
の空焚き状態が検出され、電源の入切操作により再起動
されたときなどにおいてのみ、試験指令信号Sa を発生
してもよい。
信号St をヒータ制御手段22に出力し(図3のプログ
ラムステップ(1)、以下、単に(1)のように記
す)、ヒータ制御手段22を介してヒータ32に試験通
電を開始する(図4の時刻t=to )。次に、プログラ
ムは、温度センサTSを介して試験通電直後のフランジ
33の外面の温度Tを測定し、温度Tを基準温度Ta と
して記憶するとともに(2)、時間設定器11bに設定
する試験通電時間ta の経過を待って(3)、試験通電
指令信号St を停止してヒータ32の試験通電を終了さ
せる((4)、図4の時刻t=t1 )。
温度Tを測定し(5)、フランジ33の温度上昇ΔT=
T−Ta を算出して温度上昇ΔT≦ΔTo であるか否か
をチェックする(6)。その後、プログラムは、温度上
昇ΔT≦To であり(6)、時間設定器11bからの監
視時間tb の経過前である限り(7)、時間間隔tcご
とに(8)、同一動作を繰り返す((8)、(5)〜
(8))。なお、規定温度差ΔTo は、たとえば5deg
に設定し、時間間隔tc は、たとえば1〜10秒程度に
設定すれば十分である。すなわち、プログラムは、監視
時間tb に亘って、所定の時間間隔tc ごとにフランジ
33の温度Tを測定し、温度上昇ΔT=T−Ta を監視
することができる。
ま監視時間tb が経過したときは((7)、図4の時刻
t=t2 )、ヒータ32が空焚き状態でないと判断し、
正常信号S1 を沸上げ制御装置に出力して終了する
(9)。そこで、このときの沸上げ制御装置は、ヒータ
制御手段22に沸上げ制御信号Sb を出力することによ
り、通常の沸上げ動作に移行し、ヒータ32を介してタ
ンク31内の水を沸き上げることができる(図4の時刻
t>t2 )。一方、プログラムは、監視時間tb 内にお
いて温度上昇ΔT>ΔTo を検出すると((6)、図4
の時刻t=t1a)、タンク31内に水が貯留されておら
ず、ヒータ32が空焚き状態にあると判断し、異常信号
S2 を警報器23に出力する(10)。そこで、警報器
23は、ヒータ32の空焚き状態を外部に警報表示する
ことができる。一方、沸上げ制御装置は、判別手段11
からの正常信号S1 がないため、通常の沸上げ動作に移
行することがない。
管31aを介してタンク31に水を貯留し、電源を入切
操作することによって沸上げ制御装置からの試験指令信
号Sa を再出力させて空焚き防止装置10を再動作さ
せ、ヒータ32が空焚き状態にないことを確認して通常
の沸上げ動作に移行させることができる。すなわち、電
気温水器30は、電源を入切操作するだけの簡単な操作
により、安全に自動再起動させることができる。ただ
し、沸上げ制御装置は、電源を入切操作するに代えて、
簡単な手動操作形のリセットスイッチを操作することに
より、試験指令信号Sa を再出力するようにしてもよ
い。
テップ(1)、(2)は、前後の順序を入れ替えてもよ
い。すなわち、判別手段11は、ヒータ32の試験通電
の直前のフランジ33の温度Tを基準温度Ta としても
よく、したがって、基準温度Ta は、試験通電の直前、
直後の双方を含む試験通電の開始時における温度Tを採
用することができる。
にヒータ35、32を有する2ヒータ形式であるとき
(図5)、空焚き防止装置10は、上部のヒータ35を
試験通電させ、温度センサTSを介し、上部のヒータ3
5を取り付けるフランジ36の温度Tを測定するものと
する。なお、ヒータ32、35は、それぞれフランジ3
3、36と一体であってもよく、別体であってもよい。
また、ヒータ32、35がフランジ33、36を有しな
いとき、温度センサTSは、ヒータ32、35の近傍に
おいてタンク31の外面の温度Tを検出すればよい。
ば、所定の試験通電時間だけヒータを試験通電させ、試
験通電後にヒータの近傍におけるタンクの外面の温度上
昇を監視する判別手段を採用することによって、判別手
段は、試験通電によるタンクの外面の温度上昇が大きく
なることを検出してヒータの空焚き状態を適確に検出す
ることができ、ヒータの通電時間を試験通電時間だけに
限定することができるから、空焚き時であってもヒータ
を破損させるおそれがなく、温度過昇防止装置を作動さ
せることもないから、再起動時の操作が極めて簡単であ
るという優れた効果がある。
Claims (5)
- 【請求項1】 タンク内のヒータを所定の試験通電時間
だけ試験通電させる判別手段を備えてなり、該判別手段
は、試験通電後のヒータの近傍におけるタンクの外面の
温度上昇を監視して空焚き状態を判別することを特徴と
する電気温水器の空焚き防止装置。 - 【請求項2】 前記判別手段は、タンクにヒータを取り
付けるフランジの外面の温度を測定することを特徴とす
る請求項1記載の電気温水器の空焚き防止装置。 - 【請求項3】 前記判別手段は、所定の監視時間に亘っ
て試験通電後の温度上昇を監視することを特徴とする請
求項1または請求項2記載の電気温水器の空焚き防止装
置。 - 【請求項4】 前記判別手段は、試験通電の開始時に測
定する温度を基準温度として温度上昇を算出することを
特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の電
気温水器の空焚き防止装置。 - 【請求項5】 前記判別手段は、監視時間内において所
定の時間間隔ごとに温度上昇を監視することを特徴とす
る請求項1ないし請求項4のいずれか記載の電気温水器
の空焚き防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30559097A JP3975304B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 電気温水器の空焚き防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30559097A JP3975304B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 電気温水器の空焚き防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11141990A true JPH11141990A (ja) | 1999-05-28 |
JP3975304B2 JP3975304B2 (ja) | 2007-09-12 |
Family
ID=17946980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30559097A Expired - Lifetime JP3975304B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 電気温水器の空焚き防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3975304B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007530910A (ja) * | 2004-03-31 | 2007-11-01 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | コーヒーメーカー等の装置のボイラを動作させるための方法 |
JP2017009184A (ja) * | 2015-06-22 | 2017-01-12 | 株式会社Lixil | 電気温水器 |
-
1997
- 1997-11-07 JP JP30559097A patent/JP3975304B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007530910A (ja) * | 2004-03-31 | 2007-11-01 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | コーヒーメーカー等の装置のボイラを動作させるための方法 |
JP2017009184A (ja) * | 2015-06-22 | 2017-01-12 | 株式会社Lixil | 電気温水器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3975304B2 (ja) | 2007-09-12 |
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