JPH11141518A - 部材の連結構造および連結ピン - Google Patents

部材の連結構造および連結ピン

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JPH11141518A
JPH11141518A JP30194297A JP30194297A JPH11141518A JP H11141518 A JPH11141518 A JP H11141518A JP 30194297 A JP30194297 A JP 30194297A JP 30194297 A JP30194297 A JP 30194297A JP H11141518 A JPH11141518 A JP H11141518A
Authority
JP
Japan
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pin
connection
spacer
shaft
connection shaft
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Pending
Application number
JP30194297A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Hashimoto
典幸 橋本
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TOKAI KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
TOKAI KINZOKU KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被連結部材の外表面に貫通孔や連結ピンが現
れず、しかも、容易に分解/組み立てができる連結構造
を提供すること。 【解決手段】 支持部1cに連結ピン3を装着した支持
体1を背受フレーム2の凹所2aにはめ込んだ後、連結
ピン3のピン本体5を貫通孔1b内で接続軸4の軸端方
向へスライドさせ、支持体1の幅方向に突出したピン本
体5の先端部を取付部2bの穴2cに係合させる。さら
に、切欠凹部1aにおいて、接続軸4の中間部にスペー
サ6を装着してピン本体5がもとの位置に戻らないよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二つの被連結部材
を回動可能に連結する連結構造およびその連結構造に用
いる連結ピンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二つの被連結部材を回動可能に連
結する連結構造として、図6および図7に示すものが知
られている。図6は椅子の連結部の分解斜視図、図7は
同連結部の断面図である。両図において、椅子の脚部か
ら延びる支持体21が背受フレーム22の凹所22aに
はめ込まれており、支持体21と背受フレーム22の取
付部22bが連結ピン23にて回動可能に連結されてい
る。図中の21aは支持体21に形成された貫通孔、2
2cは取付部22bに形成された取付孔であり、連結ピ
ン23は取付孔22cと貫通孔21aとを貫通した状態
で止め輪24にて抜け止めがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の連結構造では、
背受フレーム22の外表面に取付孔22cや連結ピン2
3や止め輪24等がそのまま見えているので美観上好ま
しくない。また、取付孔22cから突出している連結ピ
ン23の端部と人体との接触を避けるために両端をキャ
ップ等でカバーすることにすると部品点数が増えるし、
外観デザインも影響を受けてしまう。なお、分解すると
きには止め輪24を外さねばならないから容易とはいえ
なかった。
【0004】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たもので、被連結部材の外表面に連結ピンの端部が突出
せず、しかも、分解/組み立てが容易な連結構造の提供
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、以下のような部材の連結構造および連結ピンを創作
した。すなわち、第1の発明は、二つの被連結部材を連
結ピン回りに回動可能に連結する連結構造であって、前
記連結ピンは、接続軸と、該接続軸に回動および挿脱可
能に外嵌する二つの筒状ピン本体と、両ピン本体の先端
部を該接続軸の両端からそれぞれ突出させた状態で該接
続軸の中間部に着脱可能なスペーサとからなり、一方の
被連結部材には、前記両ピン本体を軸線方向にスライド
可能に支持する支持部が、前記接続軸に対する前記スペ
ーサの着脱スペースを空けた位置に設けられており、他
方の被連結部材には、前記連結ピンの接続軸に前記スペ
ーサが装着されて突出状態になった前記両ピン本体の先
端部が係合可能な係合部が形成されていることを特徴と
する。
【0006】上記の連結構造では、一方の被連結部材の
支持部に支持された状態の連結ピンの接続軸にスペーサ
を装着し、突出状態になった筒状ピン本体の先端部を他
方の被連結部材の係合部に係合せしめることによって、
それら二つの被連結部材がその連結ピン回りに回動可能
に連結される。すなわち、ピン本体のスライドによって
連結ピンの長さ(ピン本体と係合部との係脱)を切替え
得るので、その係合部は例えば行き止まりの穴で良く、
従来例で説明したような連結ピンを挿通する貫通孔を設
ける必要がないから外観に影響が出ない連結構造とする
ことが可能になる。
【0007】第2の発明は、二つの被連結部材を回動可
能に連結する連結ピンであって、接続軸と、該接続軸に
回動および挿脱可能に外嵌する二つの筒状ピン本体と、
両ピン本体の先端部を該接続軸の両端からそれぞれ突出
させた状態で該接続軸の中間部に対し着脱可能に形成さ
れたスペーサとからなることを特徴とする。
【0008】上記の連結ピンは、スペーサの着脱によっ
て、二つの筒状ピン本体が互いに近接する縮小状態と、
離隔する伸長状態とに切り換えることができる。しか
も、このスペーサは、接続軸の中間部に横から着脱でき
るように形成されるので、従来例のように被連結部材に
貫通孔を設ける必要はなく、外から連結ピンが見えない
ようにすることができる。
【0009】なお、上記の連結ピンにおいて、前記スペ
ーサは弾性材料により断面略C字形に形成し、該スペー
サの外周部には前記C字の開口部と反対側に突出する突
部を形成しておけば、スペーサの脱着時に当該突部をつ
かむことができるから脱着操作が容易になって好まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は椅子の連結部を椅子の背面側から
見た状態で示す分解斜視図、図2は同連結部の断面図で
ある。両図に示すように、椅子の脚部から延びる支持体
1が背受フレーム2の凹所2aにはめ込まれ、支持体1
と背受フレーム2の取付部2bが連結ピン3にて回動可
能に連結されるようになっている。この場合、支持体1
と背受フレーム2が本発明でいう被連結部材である。
【0011】支持体1の上端部中央位置には切欠凹部1
aが形成されており、略水平方向に延びる貫通孔1bが
切欠凹部1aの両側に二箇所に分かれて形成されてい
る。その貫通孔1b,1bに軸線方向にスライド可能な
状態で挿通される連結ピン3は接続軸4と、接続軸4に
対し回動および挿脱自在に外嵌する二つの筒状ピン本体
5,5と、接続軸4に着脱可能なスペーサ6とからな
る。図中の5aは接続軸4が挿通されるピン本体5の貫
通孔である。このスペーサ6は、樹脂等の弾性のある材
料で断面略C字状に形成され、スリット(C字の開口
部)6aを開いて接続軸4に対し軸直角(横)方向から
容易に着脱できるようになっている。なお、切欠凹部1
aがスペーサ6用の着脱スペースであり、貫通孔1bが
形成されている部位が本発明でいう支持部1cである。
【0012】連結ピン3の接続軸4は支持体1の横幅程
度の長さ、ピン本体5は接続軸4の半分程度の長さに形
成されており、貫通孔1bの中でピン本体5同士が互い
に離れるようにスライドすると、ピン本体5の先端部が
接続軸4の軸端から突出するとともに支持体1からも側
方に突出する。
【0013】他方、背受フレーム2の取付部2bにはピ
ン本体5の先端部が係合できる穴2cが形成されてい
る。穴2cは、有底のいわゆる盲穴であって背受フレー
ム2を貫通していないから、凹所2aに支持体1をはめ
込んでしまうと外から見えなくなる。この穴2cが本発
明でいうところの係合部を構成しているのであるが、こ
の係合部は長穴や溝であっても構わない。
【0014】そして、ピン本体5の先端部を接続軸4の
軸端から突出させた状態で接続軸4の中間部にスペーサ
6が装着されると、ピン本体5が元の位置に戻れないよ
うになって連結ピン3が縮小状態から伸長状態に切替え
られたことになる。
【0015】次に、上記の構成の連結部の作用について
説明する。先ず、図2(a)参照、支持部1cの貫通孔
1bに縮小状態の連結ピン3を挿着したうえで支持体1
を背受フレーム2の凹所2aにはめ込む。そして、切欠
凹部1aに差し入れた適宜な工具で二つのピン本体5を
左右に押し広げるようにし、ピン本体5の先端部を取付
部2bの穴2cに挿し込むとともに露出した接続軸4の
中間部にスペーサ6を装着する。すなわち、同図(b)
参照、全長が長くなった連結ピン3により支持体1と背
受フレーム2とが回動可能に連結される。なお、支持体
1と背受フレーム2を分離するときには、スペーサ6を
取り外して左右のピン本体5を中央に移動させて連結ピ
ン3を短くする。
【0016】上記の椅子の可動部の連結構造において
は、連結ピン3の先端が背受フレーム2の外に飛び出さ
ないので保護キャップ等をかぶせる必要がなく、従来例
で説明したような連結ピンが外表面に突出する構造より
安全性が高い。しかも、外観に影響がでないのでデザイ
ン的にも好ましい。また、従来例と比べると、止め輪よ
りスペーサ6のほうが着脱操作が楽にできるので分解/
組み立てが容易になる。なお、接続軸4に止め輪用の外
周溝を加工することも必要ない。
【0017】次に、連結構造の別例について、図3およ
び図4を参照して説明する。この例は、背受フレーム1
2の凹所12aに窓穴12dを開け、支持体1を反転さ
せて切欠凹部1aを窓穴12dに対向させて組み付ける
ようにしたほかは、前述の連結構造と同様である。すな
わち、窓穴12dは凹所12aに対応する大きさで、こ
の窓穴12dを通してスペーサ6の着脱操作をする構成
とされている。図中の12bは取付部、12cはピン本
体5の先端部が挿入される穴である。
【0018】この連結構造では、スペーサ6を接続軸4
に装着して支持体1と背受フレーム12とを回動可能に
連結した後、背受フレーム12に取付けるクッション部
材で窓穴12dを塞いでしまえば、椅子の前後どちら側
から見ても連結ピン3やスペーサ6は見えず、したがっ
て、椅子の安全性と意匠性を高めることができる。
【0019】なお、図5の示すスペーサ16のように、
C字の開口部16aと反対側に突出する突部16bを形
成しておけば、スペーサがつかみ易くなって連結ピンの
脱着操作が容易にできるようになる。
【0020】このほか、当業者の知識に基づき、種々の
変更を加えた態様で本発明を実施し得ることは勿論であ
る。上記の実施形態は、椅子の連結部に適用した例で説
明したが、一般的に、二つの被連結部材を連結ピン回り
に回動可能に連結する連結構造に本発明を適用すること
ができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の連結構造
は、被連結部材の外表面に連結ピンの端部が突出しない
ため、安全かつ意匠性が高いデザインにすることがで
き、しかも、分解/組み立てが容易なものとなってい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る連結部を示す分解斜視図であ
る。
【図2】連結部の断面図である。
【図3】別例の連結部を示す分解斜視図である。
【図4】別例の連結部の断面図である。
【図5】スペーサの別例を説明する斜視図である。
【図6】従来例に係る椅子の連結部を説明する分解斜視
図である。
【図7】従来例に係る椅子の連結部の断面図である。
【符号の説明】
1 支持体(被連結部材) 1a 切欠凹部(着脱スペース) 1c 支持部 2 背受フレーム(被連結部材) 2c 穴(係合部) 3 連結ピン 4 接続軸 5 ピン本体 6 スペーサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの被連結部材を連結ピン回りに回動
    可能に連結する連結構造であって、 前記連結ピンは、接続軸と、該接続軸に回動および挿脱
    可能に外嵌する二つの筒状ピン本体と、両ピン本体の先
    端部を該接続軸の両端からそれぞれ突出させた状態で該
    接続軸の中間部に着脱可能なスペーサとからなり、 一方の被連結部材には、前記両ピン本体を軸線方向にス
    ライド可能に支持する支持部が、前記接続軸に対する前
    記スペーサの着脱スペースを空けた位置に設けられてお
    り、 他方の被連結部材には、前記連結ピンの接続軸に前記ス
    ペーサが装着されて突出状態になった前記両ピン本体の
    先端部が係合可能な係合部が形成されていることを特徴
    とする、部材の連結構造。
  2. 【請求項2】 二つの被連結部材を回動可能に連結する
    連結ピンであって、接続軸と、該接続軸に回動および挿
    脱可能に外嵌する二つの筒状ピン本体と、両ピン本体の
    先端部を該接続軸の両端からそれぞれ突出させた状態で
    該接続軸の中間部に対し着脱可能に形成されたスペーサ
    とからなる連結ピン。
JP30194297A 1997-11-04 1997-11-04 部材の連結構造および連結ピン Pending JPH11141518A (ja)

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JP (1) JPH11141518A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012041005A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Toyota Boshoku Corp シートバックにおけるテーブルボードの取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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