JPH11141004A - 家屋構築用断熱パネル及び家屋構築用断熱パネルを用いた家屋 - Google Patents
家屋構築用断熱パネル及び家屋構築用断熱パネルを用いた家屋Info
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- JPH11141004A JPH11141004A JP31313797A JP31313797A JPH11141004A JP H11141004 A JPH11141004 A JP H11141004A JP 31313797 A JP31313797 A JP 31313797A JP 31313797 A JP31313797 A JP 31313797A JP H11141004 A JPH11141004 A JP H11141004A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 気密性や断熱性に秀れしかも低コストで高品
質な家屋構築用断熱パネル及び家屋構築用断熱パネルを
用いた家屋を提供することを目的としている。 【解決手段】 家屋の柱、土台、梁などの骨材４に囲ま
れた空間部５に嵌入して、この空間部５を閉塞する家屋
構築用断熱パネルであって、平板１上に断熱材２を設
け、この断熱材２上に平板３を設けて断熱材２の両面に
平板１，３を設けた家屋構築用断熱パネル。
質な家屋構築用断熱パネル及び家屋構築用断熱パネルを
用いた家屋を提供することを目的としている。 【解決手段】 家屋の柱、土台、梁などの骨材４に囲ま
れた空間部５に嵌入して、この空間部５を閉塞する家屋
構築用断熱パネルであって、平板１上に断熱材２を設
け、この断熱材２上に平板３を設けて断熱材２の両面に
平板１，３を設けた家屋構築用断熱パネル。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋構築用断熱パ
ネル及び家屋構築用断熱パネルを用いた家屋に関するも
のである。
ネル及び家屋構築用断熱パネルを用いた家屋に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
家屋構築用断熱パネルの構造は、一般的に、四本の木片
を釘などにより連結して枠体を形成し、この枠体の片面
に構造用合板などの平板を接合し、平板の枠体を設けた
面と反対側の面に断熱材を接合したり、枠体の内側に断
熱材を設けたりしている。
家屋構築用断熱パネルの構造は、一般的に、四本の木片
を釘などにより連結して枠体を形成し、この枠体の片面
に構造用合板などの平板を接合し、平板の枠体を設けた
面と反対側の面に断熱材を接合したり、枠体の内側に断
熱材を設けたりしている。
【０００３】しかしながら、従来の家屋構築用断熱パネ
ルは、枠体を形成するために、枠体を形成するための加
工した木片を準備する必要があり、この加工した木片を
用いて所定形状の枠体を形成するために加工工数が結構
かかると共に枠体を精度良く形成することが大変であ
り、枠体の形成の精度が悪い場合には、枠体の片面に接
合する平板との密着性が悪くなったりして家屋構築用断
熱パネルの気密性や断熱性が損なわれるようなことも発
生し、加工コストが高いという問題と共に品質上の問題
も発生している。
ルは、枠体を形成するために、枠体を形成するための加
工した木片を準備する必要があり、この加工した木片を
用いて所定形状の枠体を形成するために加工工数が結構
かかると共に枠体を精度良く形成することが大変であ
り、枠体の形成の精度が悪い場合には、枠体の片面に接
合する平板との密着性が悪くなったりして家屋構築用断
熱パネルの気密性や断熱性が損なわれるようなことも発
生し、加工コストが高いという問題と共に品質上の問題
も発生している。
【０００４】また、従来の家屋構築用断熱パネルを用い
た家屋は、家屋の柱、土台、梁などの骨材に囲まれた空
間部に家屋構築用断熱パネルを取り付ける場合には、骨
材と枠体とを釘などにより連結固定しているが、この作
業が結構大変であると共に、釘などを打ち付けることで
骨材や枠体にひびが入ったり、割れたりするという品質
的な問題も発生している。
た家屋は、家屋の柱、土台、梁などの骨材に囲まれた空
間部に家屋構築用断熱パネルを取り付ける場合には、骨
材と枠体とを釘などにより連結固定しているが、この作
業が結構大変であると共に、釘などを打ち付けることで
骨材や枠体にひびが入ったり、割れたりするという品質
的な問題も発生している。
【０００５】本発明は、前記従来の課題を解決するため
になされたものであり、気密性や断熱性に秀れしかも低
コストで高品質な家屋構築用断熱パネル及び家屋構築用
断熱パネルを用いた家屋を提供することを目的としてい
る。
になされたものであり、気密性や断熱性に秀れしかも低
コストで高品質な家屋構築用断熱パネル及び家屋構築用
断熱パネルを用いた家屋を提供することを目的としてい
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【０００７】家屋の柱、土台、梁などの骨材４に囲まれ
た空間部５に嵌入して、この空間部５を閉塞する家屋構
築用断熱パネルであって、平板１上に断熱材２を設け、
この断熱材２上に平板３を設けて断熱材２の両面に平板
１，３を設けたことを特徴とする家屋構築用断熱パネル
に係るものである。
た空間部５に嵌入して、この空間部５を閉塞する家屋構
築用断熱パネルであって、平板１上に断熱材２を設け、
この断熱材２上に平板３を設けて断熱材２の両面に平板
１，３を設けたことを特徴とする家屋構築用断熱パネル
に係るものである。
【０００８】また、前記断熱材２の両面に設けた平板
１，３のうち、少なくとも一方の平板１を前記断熱材２
の外形より所定量突出して構成したことを特徴とする請
求項１記載の家屋構築用断熱パネルに係るものである。
１，３のうち、少なくとも一方の平板１を前記断熱材２
の外形より所定量突出して構成したことを特徴とする請
求項１記載の家屋構築用断熱パネルに係るものである。
【０００９】また、家屋の柱、土台、梁などの骨材４に
囲まれた空間部５に家屋構築用断熱パネル10を取り付け
た家屋構築用断熱パネルを用いた家屋であって、前記骨
材４の空間部５側に溝６を設け、この溝６に断熱材２の
両面に配設した平板１，３のうちの一方の平板１の断熱
材２より突出した平板１の両端部を嵌入して、家屋構築
用断熱パネル10を骨材４間の所定位置に配設したことを
特徴とする家屋構築用断熱パネルを用いた家屋に係るも
のである。
囲まれた空間部５に家屋構築用断熱パネル10を取り付け
た家屋構築用断熱パネルを用いた家屋であって、前記骨
材４の空間部５側に溝６を設け、この溝６に断熱材２の
両面に配設した平板１，３のうちの一方の平板１の断熱
材２より突出した平板１の両端部を嵌入して、家屋構築
用断熱パネル10を骨材４間の所定位置に配設したことを
特徴とする家屋構築用断熱パネルを用いた家屋に係るも
のである。
【００１０】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
（発明をどのように実施するか）を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
（発明をどのように実施するか）を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【００１１】断熱材２の両面に各々平板１，３を配設し
て家屋構築用断熱パネルを形成したから、従来のよう
に、枠体を用いる必要がなく、単に、断熱材２の両面に
平板１，３を配設するだけで良いから、非常に簡易にし
かも枠体を用いないから、従来のように枠体の形成精度
が悪い場合に枠体の片面に接合する平板１との密着性が
悪くなるようなこともなく、断熱材２の両面に平板１，
３を密着性良く配設できるから、家屋構築用断熱パネル
を高精度、高品質に構成することができ、気密性や断熱
性に秀れしかも低コストな家屋構築用断熱パネルとする
ことができる。
て家屋構築用断熱パネルを形成したから、従来のよう
に、枠体を用いる必要がなく、単に、断熱材２の両面に
平板１，３を配設するだけで良いから、非常に簡易にし
かも枠体を用いないから、従来のように枠体の形成精度
が悪い場合に枠体の片面に接合する平板１との密着性が
悪くなるようなこともなく、断熱材２の両面に平板１，
３を密着性良く配設できるから、家屋構築用断熱パネル
を高精度、高品質に構成することができ、気密性や断熱
性に秀れしかも低コストな家屋構築用断熱パネルとする
ことができる。
【００１２】また、骨材４の空間部５側に溝６を設け、
この溝６に断熱材２の両面に配設した平板１，３のうち
の一方の平板１の断熱材２より突出した平板１の両端側
を嵌入して家屋構築用断熱パネル10を骨材４間の所定位
置に配設したから、従来のように骨材４と枠体とを釘な
どにより連結しなくとも、単に骨材４に設けた溝６に断
熱材２より突出した平板１の両端部を嵌入するだけで家
屋構築用断熱パネル10を骨材４間に配設でき、従来のよ
うに骨材４と枠体とを釘などで連結固定しなくともよい
から、釘などで連結固定する作業を省略することもで
き、釘などを打ち付ける際に発生する骨材４の割れやひ
びが解消でき、さらに、釘などを打ち付けることで発生
する平板１の変形なども解消できるから、断熱材２の両
面に密着性良く平板１，３を配設した気密性や断熱性に
秀れた家屋構築用断熱パネル10の品質を劣化させること
なく、骨材４に設けた溝６に家屋構築用断熱パネル10を
配設できるから、気密性や断熱性に秀れしかも低コスト
な家屋構築用断熱パネルを用いた家屋とすることができ
る。
この溝６に断熱材２の両面に配設した平板１，３のうち
の一方の平板１の断熱材２より突出した平板１の両端側
を嵌入して家屋構築用断熱パネル10を骨材４間の所定位
置に配設したから、従来のように骨材４と枠体とを釘な
どにより連結しなくとも、単に骨材４に設けた溝６に断
熱材２より突出した平板１の両端部を嵌入するだけで家
屋構築用断熱パネル10を骨材４間に配設でき、従来のよ
うに骨材４と枠体とを釘などで連結固定しなくともよい
から、釘などで連結固定する作業を省略することもで
き、釘などを打ち付ける際に発生する骨材４の割れやひ
びが解消でき、さらに、釘などを打ち付けることで発生
する平板１の変形なども解消できるから、断熱材２の両
面に密着性良く平板１，３を配設した気密性や断熱性に
秀れた家屋構築用断熱パネル10の品質を劣化させること
なく、骨材４に設けた溝６に家屋構築用断熱パネル10を
配設できるから、気密性や断熱性に秀れしかも低コスト
な家屋構築用断熱パネルを用いた家屋とすることができ
る。
【００１３】
【実施例】本発明の一実施例に係る家屋構築用断熱パネ
ル及び家屋構築用断熱パネルを用いた家屋に関して以下
図面に基づき説明する。
ル及び家屋構築用断熱パネルを用いた家屋に関して以下
図面に基づき説明する。
【００１４】本実施例の家屋構築用断熱パネルは図１に
図示したように、板状の断熱材２を用い、断熱材２の両
面にＯＳＢ材料などを用いた構造用面材としての平板１
及び平板３を設けたものであり、断熱材２と平板１，３
との接合は、例えば、断熱材２としての押出法ポリスチ
レンフォーム保温板の両面に接着剤を塗布し、平板１，
３を断熱材２の両面に設けて圧着し、平板１，３と断熱
材２とを一体形成する。
図示したように、板状の断熱材２を用い、断熱材２の両
面にＯＳＢ材料などを用いた構造用面材としての平板１
及び平板３を設けたものであり、断熱材２と平板１，３
との接合は、例えば、断熱材２としての押出法ポリスチ
レンフォーム保温板の両面に接着剤を塗布し、平板１，
３を断熱材２の両面に設けて圧着し、平板１，３と断熱
材２とを一体形成する。
【００１５】断熱材２の両面に設ける平板１，３は、一
方の平板１の外形形状を断熱材２の外形形状より所定量
大きく形成し、平板１の外周端部が断熱材２の外形より
所定量突出するように設け、他方の平板３を断熱材２の
外形形状とほぼ同一に形成する。
方の平板１の外形形状を断熱材２の外形形状より所定量
大きく形成し、平板１の外周端部が断熱材２の外形より
所定量突出するように設け、他方の平板３を断熱材２の
外形形状とほぼ同一に形成する。
【００１６】前記家屋構築用断熱パネル10を用いて、家
屋を構築する場合の一例として、図２に図示したよう
に、家屋の壁面に家屋構築用断熱パネル10を用いた場合
を説明するが、骨材４としての柱間に家屋構築用断熱パ
ネル10を嵌入できるように、柱の空間部５側に各々溝６
を設けると共に、骨材４としての土台の上面にも溝６を
設け、家屋構築用断熱パネル10を柱の上方部より、柱の
溝６に家屋構築用断熱パネル10の断熱材２より両側に突
出した平板１の両端部を嵌入して家屋構築用断熱パネル
10を柱の下方へ押し込み、家屋構築用断熱パネル10の下
端部の断熱材２より突出した平板１の端部を土台の上面
に設けた溝６に嵌入して家屋構築用断熱パネル10を骨材
４間の所定位置に配設する。
屋を構築する場合の一例として、図２に図示したよう
に、家屋の壁面に家屋構築用断熱パネル10を用いた場合
を説明するが、骨材４としての柱間に家屋構築用断熱パ
ネル10を嵌入できるように、柱の空間部５側に各々溝６
を設けると共に、骨材４としての土台の上面にも溝６を
設け、家屋構築用断熱パネル10を柱の上方部より、柱の
溝６に家屋構築用断熱パネル10の断熱材２より両側に突
出した平板１の両端部を嵌入して家屋構築用断熱パネル
10を柱の下方へ押し込み、家屋構築用断熱パネル10の下
端部の断熱材２より突出した平板１の端部を土台の上面
に設けた溝６に嵌入して家屋構築用断熱パネル10を骨材
４間の所定位置に配設する。
【００１７】家屋構築用断熱パネル10の上方部には、骨
材４として胴差を設けるが、この胴差の下面にも家屋構
築用断熱パネル10の上端部の断熱材２より突出した平板
１の端部が嵌入できる溝６を設け、胴差の下面に設けた
溝６に家屋構築用断熱パネル10の上端部の断熱材２より
突出した平板１の端部を嵌入させ、家屋構築用断熱パネ
ル10の外周部に断熱材２より突出させた平板１の端部を
各々骨材４に設けた溝６に嵌入させることで、骨材４に
囲まれた空間部５に非常に簡易に高精度に気密性良く家
屋構築用断熱パネル10を配設することができる。
材４として胴差を設けるが、この胴差の下面にも家屋構
築用断熱パネル10の上端部の断熱材２より突出した平板
１の端部が嵌入できる溝６を設け、胴差の下面に設けた
溝６に家屋構築用断熱パネル10の上端部の断熱材２より
突出した平板１の端部を嵌入させ、家屋構築用断熱パネ
ル10の外周部に断熱材２より突出させた平板１の端部を
各々骨材４に設けた溝６に嵌入させることで、骨材４に
囲まれた空間部５に非常に簡易に高精度に気密性良く家
屋構築用断熱パネル10を配設することができる。
【００１８】前記実施例では、家屋構築用断熱パネル10
は断熱材２の両面に設けた平板１，３のうち、一方の平
板１の外周を断熱材２の外周から突出させた例を示した
が、平板１も平板３と同様に断熱材２の外形形状とほぼ
同一に形成したものを用いてもよい。
は断熱材２の両面に設けた平板１，３のうち、一方の平
板１の外周を断熱材２の外周から突出させた例を示した
が、平板１も平板３と同様に断熱材２の外形形状とほぼ
同一に形成したものを用いてもよい。
【００１９】また、家屋の壁面の空間部５に家屋構築用
断熱パネル10を取り付ける場合、前記実施例では、骨材
４に設けた溝６に家屋構築用断熱パネル10の平板１の外
周端部を嵌入させる構成としたが、骨材４に溝６を設け
ることなく、骨材４の屋外側若しくは室内側に家屋構築
用断熱パネル10の平板１の外周端部を接合させた構成と
することもできる。
断熱パネル10を取り付ける場合、前記実施例では、骨材
４に設けた溝６に家屋構築用断熱パネル10の平板１の外
周端部を嵌入させる構成としたが、骨材４に溝６を設け
ることなく、骨材４の屋外側若しくは室内側に家屋構築
用断熱パネル10の平板１の外周端部を接合させた構成と
することもできる。
【００２０】さらに、家屋構築用断熱パネル10を断熱材
２の外形形状と平板１，３の外形形状とをほぼ同一にし
て形成した場合、この家屋構築用断熱パネル10を家屋の
壁面の空間部５に取り付ける場合、骨材４の厚みより家
屋構築用断熱パネル10の厚みを薄く形成しておけば、骨
材４の空間部５側に家屋構築用断熱パネル10の厚み寸法
より多少大きめの幅広溝を形成すれば、この幅広溝に家
屋構築用断熱パネル10を嵌入することで空間部５に家屋
構築用断熱パネル10を取り付けすることができる。
２の外形形状と平板１，３の外形形状とをほぼ同一にし
て形成した場合、この家屋構築用断熱パネル10を家屋の
壁面の空間部５に取り付ける場合、骨材４の厚みより家
屋構築用断熱パネル10の厚みを薄く形成しておけば、骨
材４の空間部５側に家屋構築用断熱パネル10の厚み寸法
より多少大きめの幅広溝を形成すれば、この幅広溝に家
屋構築用断熱パネル10を嵌入することで空間部５に家屋
構築用断熱パネル10を取り付けすることができる。
【００２１】また、前記実施例では、断熱材２の両面に
設ける平板１，３は、一方の平板１を断熱材２の外形よ
り突出させ、他方の平板３を断熱材２の外形形状とほぼ
同一に形成したものを用いたが、別実施例として、図
３，４に図示したように他方の平板３も断熱材２の外形
より突出させ、一方の平板１の断熱材２より突出した突
出部を骨材４の空間部５側に設けた溝６に嵌入すると共
に、他方の平板３の断熱材２より突出した突出部を骨材
４の側面に当接できるように断熱材２の厚み寸法を適宜
設定して家屋構築用断熱パネル10を製作し、この家屋構
築用断熱パネル10を家屋の壁面に取り付けることで、よ
り構造的強度の高い耐震性に秀れた家屋とすることがで
きる。
設ける平板１，３は、一方の平板１を断熱材２の外形よ
り突出させ、他方の平板３を断熱材２の外形形状とほぼ
同一に形成したものを用いたが、別実施例として、図
３，４に図示したように他方の平板３も断熱材２の外形
より突出させ、一方の平板１の断熱材２より突出した突
出部を骨材４の空間部５側に設けた溝６に嵌入すると共
に、他方の平板３の断熱材２より突出した突出部を骨材
４の側面に当接できるように断熱材２の厚み寸法を適宜
設定して家屋構築用断熱パネル10を製作し、この家屋構
築用断熱パネル10を家屋の壁面に取り付けることで、よ
り構造的強度の高い耐震性に秀れた家屋とすることがで
きる。
【００２２】さらに、骨材４の側面に当接させた平板３
の断熱材２より突出した突出部に釘などを打ち付け、平
板３を骨材４の側面に連結することで、さらに構造的強
度の高い耐震性に秀れた家屋とすることができる。
の断熱材２より突出した突出部に釘などを打ち付け、平
板３を骨材４の側面に連結することで、さらに構造的強
度の高い耐震性に秀れた家屋とすることができる。
【００２３】前記実施例では、家屋の壁面に家屋構築用
断熱パネル10を配設する場合について説明したが、この
家屋構築用断熱パネル10は、家屋の柱、土台、梁などの
骨材４に囲まれた空間部５であれば、家屋の壁面だけで
なく床や天井などにも壁面に家屋構築用断熱パネル10を
設ける場合と同様にして配設することができ、床に家屋
構築用断熱パネル10を設けた場合には従来使用している
土台根太を使用しなくともよく、天井に家屋構築用断熱
パネル10を設けた場合には、従来使用している天井下地
を使用しなくともよく、壁面に家屋構築用断熱パネル10
を設けた場合には、間柱や筋違いを使用しなくともよ
く、本実施例の家屋構築用断熱パネル10を家屋の壁面、
床、天井に用いることで、家屋の気密性、断熱性を非常
に高めることができると共に、家屋の構造的強度を高め
耐震性を向上させることができ、しかも、家屋の建築工
期を大幅に短縮できると共に、作業性も良好となり、建
築コストも大幅に削減することができる。
断熱パネル10を配設する場合について説明したが、この
家屋構築用断熱パネル10は、家屋の柱、土台、梁などの
骨材４に囲まれた空間部５であれば、家屋の壁面だけで
なく床や天井などにも壁面に家屋構築用断熱パネル10を
設ける場合と同様にして配設することができ、床に家屋
構築用断熱パネル10を設けた場合には従来使用している
土台根太を使用しなくともよく、天井に家屋構築用断熱
パネル10を設けた場合には、従来使用している天井下地
を使用しなくともよく、壁面に家屋構築用断熱パネル10
を設けた場合には、間柱や筋違いを使用しなくともよ
く、本実施例の家屋構築用断熱パネル10を家屋の壁面、
床、天井に用いることで、家屋の気密性、断熱性を非常
に高めることができると共に、家屋の構造的強度を高め
耐震性を向上させることができ、しかも、家屋の建築工
期を大幅に短縮できると共に、作業性も良好となり、建
築コストも大幅に削減することができる。
【００２４】
【発明の効果】本発明は、以上のように、断熱材の両面
に各々平板を配設して家屋構築用断熱パネルを形成した
から、従来のように、枠体を用いる必要がなく、単に、
断熱材の両面に平板を配設するだけで良いから、非常に
簡易にしかも高精度、高品質に家屋構築用断熱パネルを
構成することができ、気密性や断熱性に秀れしかも低コ
ストな家屋構築用断熱パネルとすることができる。
に各々平板を配設して家屋構築用断熱パネルを形成した
から、従来のように、枠体を用いる必要がなく、単に、
断熱材の両面に平板を配設するだけで良いから、非常に
簡易にしかも高精度、高品質に家屋構築用断熱パネルを
構成することができ、気密性や断熱性に秀れしかも低コ
ストな家屋構築用断熱パネルとすることができる。
【００２５】また、骨材の空間部側に溝を設け、この溝
に断熱材の両面に配設した平板のうちの一方の平板の断
熱材より突出した平板の両端側を嵌入して家屋構築用断
熱パネルを骨材間の所定位置に配設したから、従来のよ
うに骨材と枠体とを釘などにより連結しなくとも、単に
骨材に設けた溝に断熱材より突出した平板の両端部を嵌
入するだけで家屋構築用断熱パネルを骨材間に配設で
き、気密性や断熱性に秀れしかも低コストな家屋構築用
断熱パネルを用いた家屋とすることができる。
に断熱材の両面に配設した平板のうちの一方の平板の断
熱材より突出した平板の両端側を嵌入して家屋構築用断
熱パネルを骨材間の所定位置に配設したから、従来のよ
うに骨材と枠体とを釘などにより連結しなくとも、単に
骨材に設けた溝に断熱材より突出した平板の両端部を嵌
入するだけで家屋構築用断熱パネルを骨材間に配設で
き、気密性や断熱性に秀れしかも低コストな家屋構築用
断熱パネルを用いた家屋とすることができる。
【００２６】さらに、家屋構築用断熱パネルを家屋の壁
面、床、天井に用いることで、家屋の気密性、断熱性を
非常に高めることができると共に、家屋の構造的強度を
高め耐震性を向上させることができ、しかも、家屋の建
築工期を大幅に短縮できると共に、作業性も良好とな
り、建築コストも大幅に削減することができる。
面、床、天井に用いることで、家屋の気密性、断熱性を
非常に高めることができると共に、家屋の構造的強度を
高め耐震性を向上させることができ、しかも、家屋の建
築工期を大幅に短縮できると共に、作業性も良好とな
り、建築コストも大幅に削減することができる。
【図１】本発明の一実施例に係る家屋構築用断熱パネル
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図２】本発明の一実施例に係る家屋構築用断熱パネル
を用いた家屋の構築方法を示す斜視図である。
を用いた家屋の構築方法を示す斜視図である。
【図３】本発明の別実施例に係る家屋構築用断熱パネル
を用いた家屋の構築方法を示す斜視図である。
を用いた家屋の構築方法を示す斜視図である。
【図４】本発明の別実施例に係る家屋構築用断熱パネル
を用いた家屋の主要部を示す説明図である。
を用いた家屋の主要部を示す説明図である。
１ 平板 ２ 断熱材 ３ 平板 ４ 骨材 ５ 空間部 ６ 溝 10 家屋構築用断熱パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｅ０４Ｂ 2/56 ６２２ Ｅ０４Ｂ 2/56 ６２２Ｂ ６２２Ｈ ６２２Ｌ ６３２ ６３２Ｂ ６３２Ｃ ６３２Ｄ ６３２Ｈ ６３２Ｌ ６４５ ６４５Ｂ ６４５Ｃ
Claims (3)
- 【請求項１】 家屋の柱、土台、梁などの骨材４に囲ま
れた空間部５に嵌入して、この空間部５を閉塞する家屋
構築用断熱パネルであって、平板１上に断熱材２を設
け、この断熱材２上に平板３を設けて断熱材２の両面に
平板１，３を設けたことを特徴とする家屋構築用断熱パ
ネル。 - 【請求項２】 前記断熱材２の両面に設けた平板１，３
のうち、少なくとも一方の平板１を前記断熱材２の外形
より所定量突出して構成したことを特徴とする請求項１
記載の家屋構築用断熱パネル。 - 【請求項３】 家屋の柱、土台、梁などの骨材４に囲ま
れた空間部５に家屋構築用断熱パネル10を取り付けた家
屋構築用断熱パネルを用いた家屋であって、前記骨材４
の空間部５側に溝６を設け、この溝６に断熱材２の両面
に配設した平板１，３のうちの一方の平板１の断熱材２
より突出した平板１の両端部を嵌入して、家屋構築用断
熱パネル10を骨材４間の所定位置に配設したことを特徴
とする家屋構築用断熱パネルを用いた家屋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31313797A JP3321400B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 家屋構築用断熱パネルを用いた家屋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31313797A JP3321400B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 家屋構築用断熱パネルを用いた家屋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11141004A true JPH11141004A (ja) | 1999-05-25 |
| JP3321400B2 JP3321400B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=18037551
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31313797A Expired - Fee Related JP3321400B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 家屋構築用断熱パネルを用いた家屋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3321400B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017206941A (ja) * | 2016-05-11 | 2017-11-24 | 久信 大本 | 耐震パネル |
| JP2022159494A (ja) * | 2020-01-24 | 2022-10-17 | 株式会社福栄 | 建築物の建築方法 |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP31313797A patent/JP3321400B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017206941A (ja) * | 2016-05-11 | 2017-11-24 | 久信 大本 | 耐震パネル |
| JP2022159494A (ja) * | 2020-01-24 | 2022-10-17 | 株式会社福栄 | 建築物の建築方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3321400B2 (ja) | 2002-09-03 |
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