JP2005538280A - 絶縁コンクリート成型物及び溶接ワイヤ連結体 - Google Patents

絶縁コンクリート成型物及び溶接ワイヤ連結体 Download PDF

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クームス,ジェリー,ディー.
ホーガン,アンドリュー,エム.
ワトソン,デイヴィット,ダブリュー.
マーフィー,パトリック,シー.
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アメリカン ポリスチール,エルエルシー
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Abstract

対面する2パネル(100、120)を有した絶縁コンクリート成型体(20)が開示されている。それぞれのパネルは各端部に突出部(108、128)と溝部(110、130)とを有しており、隣接する他の成型体の対応する溝部と突出部との係合によって2成型体は連結される。それら突出部と溝部は係合連結がどの端部とも可能であるように提供されており、成型体をリバーシブルにしている。両パネルは複数の金属連結体(152)で連結される。連結体は複数の水平ワイヤ(160)と垂直ワイヤ(162)とで提供され、両ワイヤは交差部にて溶接固定されている。各水平ワイヤは両端に直角部が提供されており、直角部内には金属取付帯体(180)が提供されている。

Description

本発明はコンクリート構造物の製造に使用される、ワイヤ連結体で相互連結された2面のパネルを含んだ水平リバーシブル絶縁コンクリート成型物に関する。好適には金属シート取付間柱を備えた溶接ワイヤ連結体が利用される。
構造物を構築する伝統的なコンクリート壁は一般的に2面の平行成型壁を組立て、壁成型体間の空間にコンクリートを流し込んで提供される。コンクリートが硬化した後に、建築作業員は壁成型体を取り外し、硬化したコンクリート壁とする。
このような従来の一般的な技術は大きな弱点を有している。得られたコンクリート壁は絶縁されておらず、コンクリートが硬化した後には成型体の取り外しに多大な労力を必要とする。
一般的に“絶縁コンクリート成型体”または単に“ICF”と呼称されるフォーム製絶縁成型材料を使用するモジュール式コンクリート壁の成型技術が開発されている。様々なサイズで入手できるモジュール成型体を使用して壁が構築される。ほとんどの絶縁コンクリート成型体は2面の平行パネル体(内外壁パネル体)と、両パネル体を連結保持する連結体とを使用し、両パネル体間の空間にコンクリートを流し込んで提供される。絶縁成型体パネル体はコンクリートの硬化後にそのまま残される。よって成型体の取り外しや絶縁物の追加に人手を要しない。たいていの場合、成型体の絶縁は建造物に充分な絶縁性を提供し、追加の絶縁処理を不要とする。
絶縁コンクリート成型体はポリマー材料で製造される。ポリウレタンやポリスチレンも利用される。それらは膨張され、型枠内で成型され、頑丈で低密度のフォーム製プラスチック成型体を提供する。この成型体はコンクリートで満たされる垂直及び/又は水平空隙を有する。米国特許3552076「コンクリート成型体」(グレゴリ)と米国特許378820「耐火連結部材を有したフォーム状プラスチックコンクリート成型体」(グレゴリ)は、ポリスチレンフォームが成型されてコンクリート成型体を提供する方法を教示する特許である。
建築業界は、空間内のコンクリートが硬化した後に成型された建造成型体の外面に仕上げ材料を取り付けるいくつかの手段を採用している。1例は完成成型体の外面にパネル材、シートロック材等の適当な外装材を接着させるものである。さらに、外装材を外側成型体を貫通させて内部の硬化コンクリートその他の建築材料に至る貫通具を使用して頑丈に取り付けられることもある。別方法は、下地用帯材を成型体の外面に接着または釘固定させるものである。フォーム状成型体に対する下地用帯材の接着は建築用接着剤を必要とし、釘固定は特殊コンクリート釘を必要とする。これらコンクリート釘の利用はコンクリート硬化のタイミングを図る必要がある。続いて外装材が下地用帯材上に釘またはネジ固定される。
コンクリート成型体に関する別方法は米国特許4223501「コンクリート成型材」(デロージア)で開示されている。この特許は一体型横断連結部材をグレゴリ特許が教示するポリスチレンコンクリート成型体に埋設させる。連結部材は成型体の外面近辺で延びる垂直取付フランジを有している。
米国特許4879855「成型建築成型体のための取付具並び補強具」(ベレンバーグ)は成型建築成型体用の取付補強連結体を開示する。これらにはメッキ鋼材のカバリング帯体を収容するように両端が曲げられた延伸鋼材の中央部が提供されている。この連結体は成型体の製造時に成型建築成型体内に埋設される。メッキ鋼材の帯体は成型体の外面にまで延びて取付面を提供し、延伸鋼材ウェブの中央部は成型体を補強して2体のパネルを連結させる。
ICFの両パネルの1端に溝部を提供し、パネルの他端に対応する突出部を提供して、突出部と溝部との係合によって水平パネル内で2体の成型体を結合させることは知られている。いくつもの他の特許の中で米国特許3552076、3788020、4223501、4698947、4879855、5459871、5465542及び5596855はこのタイプの成型体を開示する。他の特許は米国特許4516372や5568710のごとくICFの両パネルの端部の“合じゃくり接合”を開示する。しかし、これら成型体は全て特定方向の水平状態で相互連結させるだけであり、成型体はリバーシブルではない。
多くの成型体はプラスチック連結体を利用するが、米国特許4879855や5568710のごとく金属連結体を利用するものや、米国特許4223501や5596855のごとく比較的に小さな開口部を有した多孔質金属プレートを利用するものや、米国特許4967528のごとく外部プレートにワイヤを固定させる外クリップを必要とする金属ワイヤを利用するものもある。しかし、それら全ての成型体は重大な欠点を有する。最も重大な欠点は連結体の開口部が小さく、コンクリートの流れを阻害することである。米国特許4967528のごとき成型体では複数の部材が必要であり、連結体は成型体の上下での連結の提供に限定され、多くの成型体の高さ方向に関して強度が弱い。
コンクリート充填時に障害とならず、優れた強度を有した絶縁コンクリート成型体を提供する需要が残っている。一般的に、6インチ間隔や12インチ間隔の連結体を有した成型体が好ましい。しかし、連結体部材が注入コンクリートの流動を妨害するようならコンクリート内には空洞が発生し、建造された壁は弱化する。また、方向性に関係無く、外側、内側も無関係に組み立てることができるリバーシブルな成型体の需要も存在する。
本発明は絶縁コンクリート成型体を提供する。1好適実施例においては、成型体はポリマー材料製の対面パネルを含む。それぞれのパネルの端部には成型体が水平方向でリバーシブルに係合できる形態で突出部と溝部の両方が提供されている。別な好適実施例では、対面パネルは複数の溶接ワイヤ連結体で結合される。連結体は両端が直角に曲げられた水平部材と垂直部材を有し、その直角に曲げられた部分内に金属取付間柱が提供される。直角部と金属取付間柱は両パネルの構造体内に埋設される。
よって、本発明はその1実施例において、対面する第1パネルと第2パネルを有した絶縁コンクリート成型体を提供する。それぞれのパネルは上面、底面、第1端面、第2端面、壁を提供する外面及びコンクリートを受領する内面を有する。両パネルは少なくとも2つの連結体で相互連結される。それぞれの連結体は複数の水平ワイヤと複数の水平ワイヤを有しており、水平ワイヤと垂直ワイヤは互いに接触固定されている。
連結体はさらに1平面内にアレンジされた少なくとも3本の平行な水平ワイヤを有している。それら水平ワイヤは互いに離れて提供され、最下方の水平ワイヤから最上方の水平ワイヤの全間隔は2枚のパネルの高さよりも短い。それぞれの水平ワイヤは2枚の対面パネルの外面間の距離よりも長く、それぞれの水平ワイヤの各端部の等距離の直角部は、各直角部がパネルの外面と内面との間に提供されるようにアレンジされている。さらに1平面内にアレンジされた少なくとも3本の平行な垂直ワイヤも提供される。これらワイヤは互いに離れており、水平ワイヤの各端部の直角部間の距離よりも短い距離内に設置されるように提供され、各垂直ワイヤは最下方の水平ワイヤから最上方の水平ワイヤの全長と少なくとも等しい長さで提供されている。水平ワイヤと垂直ワイヤはそれぞれの水平ワイヤが全垂直ワイヤと接触し、直角に交差するように提供され、それぞれの垂直ワイヤが全水平ワイヤと接触し、直角に交差するように提供され、各交差部で互いに固定される。金属シートが水平ワイヤの各端部の直角部の内側に提供され、金属シートの少なくとも一部は直角部が配置されているパネルの外面と実質的に平行に提供される。各金属シートはそれぞれの水平ワイヤと接触し、固定される。1好適実施例においては、両ワイヤは溶接を含んだ固定手段によって各交差部で相互固定され、さらに金属シートはそれぞれの水平ワイヤに少なくとも1溶接部を提供する手段によって固定されている。
連結体では各垂直ワイヤは各水平ワイヤとの交差部で半円部を含むことができる。その半円部の直径は水平ワイヤの直径とほぼ等しい。このようにすると水平ワイヤと垂直ワイヤは、水平ワイヤの各端部の直角部間で同面性を有する。
1実施例においては、水平ワイヤは最下方水平ワイヤから最上方水平ワイヤまでの距離が2対面パネルの高さの約75%から95%である。垂直ワイヤは最下方水平ワイヤから最上方水平ワイヤまでの全幅の約100%から110%である。
1好適実施例では金属シートの一部はパネルの外面と実質的に垂直であり、そのような直角部はパネル内に埋設される。このようにすれば金属シートはネジ手段等による壁カバリング材や他の構造物の壁面への取付間柱を提供する。
成型体では、第1パネルと第2パネルの第1端面と第2端面は突出部と溝部の両方を有する。それらは第1パネルの第1端面では突出部が外面側に提供され、溝部が内面側に提供され、第1パネルの第2端面では溝部が外面側に提供され、突出部が内面側に提供される。第2パネルの第1端面では溝部が外面側に提供され、突出部が内面側に提供され、第2パネルの第2端面では突出部が外面側に提供され、溝部が内面側に提供される。これらパネルは第1パネルの第1端面が第2パネルの第1端面と対面し、第1パネルの第2端面が第2パネルの第2端面と対面するように提供される。この構造を利用すれば、1成型体の各パネルの溝部と突出部とを連結する別成型体の各パネルの突出部と溝部との相互係合させて複数の成型体を水平方向に配置して相互ロックでき、連続平坦面が提供される。それら成型体はリバーシブルに連結可能であり、1成型体の第1パネルと第2パネルの第1端面を別の成型体の第1パネル及び第2パネルの第1端面または第2端面と連結させることができる。
第1パネルと第2パネルの両方の上面も突出部と溝部を含むことができる。第1パネルと第2パネルの底面も対応する突出部と溝部を有することができる。このようにすれば、複数の成型体を垂直に積み上げて相互連結させることができ、1成型体のそれぞれのパネルの1溝部と相互連結する別成型体のそれぞれのパネルの1突出部との係合で提供されるジョイント手段によって垂直方向の平坦面が形成される。
本発明の主たる目的は、ICFに溶接ワイヤ連結体を提供することである。溶接ワイヤ連結体は少なくとも3本の水平ワイヤと3本の垂直ワイヤを含んでいる。水平ワイヤの各端部は曲げられて直角部を形成し、その直角部には鋼帯体が提供されており、ICFに壁カバリング材を取り付ける取付間柱を提供する。
本発明の別目的は、リバーシブルなICFを提供し、成型体のいずれかの端部を他の成型体のいずれの部にも平方向に取り付けさせることである。
本発明の別目的は、リバーシブル成型体の利点を溶接ワイヤ連結体と組み合わせたICFの提供である。
本発明の別目的は、ICFの各パネルに突出部と溝部を提供し、成型物間の連結を強固なものにしたICFの提供である。
本発明の主たる利点はワイヤ連結体がICFの対面パネル間に増強された構造的強度を提供することである。
本発明の別な利点は建築作業を単純化して、成型体の内側や外側を区別させず、成型体を水平方向に連結させ、ICFのどの端部でも他のICFのどの端部とも連結させることである。
本発明の他の目的、利点及び新規な特徴は以下において図面を使って詳細に説明する。図1は複数の金属連結体150で連結された対面するパネル50、70で構成された本発明のグリッド成型体10を図示する。好適にはパネル50、70は絶縁ポリマー材料で成り、好適には成型可能なポリマー材料で成る。1好適実施例においては、パネル50、70は膨張ポリスチレン材料製であり、約1.5ポンド/平方フィートの密度である。ワッフルグリッド成型体10は様々な厚みで提供できる。1実施例においては、この成型体は約9.25インチの全厚を有し、最大コンクリート厚は約6インチであり、別実施例では、成型体は約11インチの全厚を有し、最大コンクリート厚は約8インチである。別実施例では成型体は全厚が約14インチであり、最大コンクリート厚は約10インチである。ワッフルグリッド10は建築目的に適した通常の幅で提供できる。1実施例では成型体は48インチの幅である。同様に、高さは建築目的に適するように選択できる。1実施例では成型体は16インチの高さを有する。パネル50、70の外面は実質的に平坦であり、垂直溝部は成型体内の取付間柱(下地付け帯体)の位置を決定し、金属連結部150の一部を形成する。
図2はワッフルフリッド成型体10の一部切欠き図である。この成型体は部分的にコンクリート2で充填されている。コンクリート2は完成壁の一部となり、成型体10の一部ではない。図2は成型体10内の連結体150、150’及び150”を図示する。連結体150、150’、150”は11ゲージ最小径ワイヤ等の適当な太さ(ゲージ)の鋼線で提供され、連結体の水平ワイヤの直角部内には鋼製取付間柱が提供されている。鋼製取付間柱は約22ゲージ鋼のごとき適当な厚みの鋼シートで形成される。鋼製取付間柱はパネル50の壁内に提供され、パネル50の外面から約0.5インチのごとき距離に提供される。ワイヤと鋼製取付間柱を含んだ連結体150、150’、150”はメッキできる。パネル50、70の内側は、注入されたコンクリートが“ワッフルグリッドパターン”を形成し、コンクリートウェブで連結された一連の柱体と梁体を含むように形状化されている。例えば、約14インチの全厚を有したワッフルグリッド成型体10は3.5インチコンクリートウェブで連結された10インチ厚のコンクリート柱体を提供する。
図3は本発明のフラットパネル成型体20の一部切欠き図である。この成型体は複数の金属連結体152、152’、152”で連結された2パネル100、120を有しており、中間部にはコンクリート2が部分的に充填されている。コンクリートは成型体20の一部ではなく完成壁の一部である。フラットパネル成型体20は種々な厚みで提供できるが、1実施例では成型体は全体厚が約11インチで、コンクリート厚は約6インチである。別実施例では、成型体は全厚が約13インチで、コンクリート厚は約8インチである。フラットパネル成型体20は建築目的に適した幅(長さ)で提供できるが、1実施例では成型体は約48インチの幅である。同様に、高さも建築目的に適した高さで提供される。1実施例では成型体20は24インチの高さで提供される。別実施例では成型体20は12インチの高さで提供される。
図1から図3の成型体10、20では金属連結体150または152、152’、152”は標準的な間隔で提供される。1好適実施例の成型体20では金属連結体は6インチ間隔で提供される。1好適実施例の成型体10では金属連結体は12インチ間隔で提供される。図4で示すように、距離“a”は金属連結体150、150’、150”の取付間柱の中央線が等距離となるように決定された等間隔で提供される。図4で示すように、金属連結体150は他の金属連結体(150’等)とは反対向きに設置することができ、金属連結体150に成型体10の突出部と溝部を妨害させないように取付間柱を設置させる。
図4で図示するように、空洞壁部54はコンクリートの注入でコンクリート柱を提供する成型体10の部分であり、空洞壁部52はコンクリートの注入でコンクリート梁を提供する部分である。パネル50は1端で平坦部分66を含んでいる。この平坦部分は隣接成型体が水平方向で連結されたときにその成型体の同様な部分に平面的に接する。隣接パネルの突出部58は他方の溝部60と係合するように隣接し、別の平坦部分56同士が隣接する。パネルの反対端部50は同一要素を含んでいるが、溝部62が突出部58に対面し、両方ともパネル50の外側近くに提供され、突出部64が溝部60に対面し、両方ともパネル50の内側近くに提供される。好適には、溝部60、62は突出部58、64の長さよりもいくぶん深き深度を有し、突出部を溝部内に余裕を持って収容させる。1実施例では、溝部60、62は約0.42インチ程度の浅い深度を有し、突出部58、64は約0.37インチ程度の長さを有するだけである。溝部60、62の幅は突出部58、64の幅とほぼ同一であり、安定した装着を提供する。反対側パネル50はパネル70であり、パネル50と同一の要素を有している。しかし、パネル70は溝部80がパネル70の外側近辺に提供され、隣接する突出部78はパネル70の内側近辺に提供される。平坦部分68はパネル70の外側近辺に提供され、別平面部分76は内側近辺に提供される。パネル70の反対側端部は同一要素を含むが、溝部82が突出部78と対面し、両方がパネル70の内側近辺に提供され、突出部84が溝部80と対面し、両方がパネル70の外側近辺に提供される。成型体10でパネル50、70は、1端部で最外側の連結端部要素が突出部(58)と溝部(80)であり、反対側では最外側連結端部要素の配置が逆転するようになっている。よって成型体はリバーシブルである。すなわち、複数の成型体10を利用する場合には、成型体は、1成型体が180°回転されても連結状態を保てるようになっている。
図4Aで示すように、ワイヤ連結体150は直角部160を含んでおり、その内部に金属取付間柱180’を収容している。連結体はワイヤ160の外面がパネル50のポリマー基材内に適当な深度(0.5インチ等)で埋設され、成型体内の金属取付間柱180’の位置が溝部98、98’によってパネル50の外側付近となるように提供される。1好適実施例においては、金属取付間柱180’の幅、すなわち、溝部98、98’間の距離は約0.5インチである。
図5は成型体10を図示しており、パネル50の上部に提供された突出部92を示す。溝部96はその底部に提供され、対応する突出部90と溝部94はパネル70に提供されている。さらに金属連結体150が図示されている。金属連結体150はパネル50、70とほぼ同じ高さであり、1実施例ではパネル50、70は16インチの高さで、連結体150は13インチの高さである。突出部58、78はそれぞれの上下に湾曲部を有しており、溝部60、80のごとき溝部内への容易な挿入を助ける。溝部はパネル50、70の利用可能な高さに提供されている。平面部分66、68は共面であり、オプションで別平面部分56、76とも共面状態である。別平面部分56、76も共面である。図5Aはパネル50の上部の詳細を図示する。突出部92は上角部に小湾曲部を有しており、2体の成型体を垂直方向に連結させる。
図6と図7はそれぞれ、成型体10で成る壁の直角部用の直角ワッフルグリッド成型体12と、成型体10で成る壁の45°角部用の45°ワッフルグリッド成型体14を示す。パネル30は直角部を有しており、内側は“スタブ”パネル32であり、角部を含まない。両パネル34、36は図7で示すような45°角部と、図4のごとくアレンジされた突出部と溝部を含んでいる。
図8はフラット壁成型体20を図示しており、パネル100の外側部を示す。パネル100の外側部の溝部98、98’は連結体150の一部を形成する金属取付間柱180のパネル100内での位置を示す。距離“a”は図8と図9において全て等しく、距離“b”+“b”=“a”であり、複数の成型体が水平方向に連設されると、溝部98、98’で与えられる2つの隣接部分のセンターライン間の距離はそれぞれ同じであり、2隣接成型体のセンターライン間の距離を含む。図9で示すように、成型体20はパネル100と120を含む。突出部108はパネル100の外側部に提供され、溝部110は内側部に提供される。他端では突出部108の位置には溝部112が提供され、溝部110の位置には突出部114が提供されている。平坦部分116と反対側の平坦部分140とが対応しており、別な平坦部分106は反対側の別平坦部分144に対応する。反対側パネル120は相補的であり、溝部130はパネル120の外側部に提供され、突出部128は内側部に提供されている。側溝部130の反対側は突出部134であり、突出部128の反対側は溝部132である。同様に、平坦部分118の反対側には平坦部分142が提供され、平坦部分126には平坦部分146が対応する。平坦部分116、118は共面にあり、オプションで平坦部分106、126とも共面にある。パネル100、120は図示のように金属連結体152、152’、152”で連結され、連結体152”は連結体152、152’の反対向きに提供されている。図10はパネル120の端部の詳細を図示する。突出部136はその上部に提供されており、溝部138は底部に提供されている。突出部128の上部と底部は丸く加工されており、対応する溝部と容易に係合する。溝部130は突出部128に隣接する。図14の平面図は突出部108の上部の丸加工部と、突出部136の上部と溝部110との位置関係を示す。図11は成型体20の断面図であり、連結体152はパネル100、120の高さ近辺まで延びている。1実施例ではパネル100、120は約24インチの高さで、連結体152は21インチの高さである。
図12は45°角の成型体24を図示する。これは成型体20で成る壁の45°角部用である。図13は成型体20で成る壁の直角部のための直角成型体22を図示する。パネル40、42はそれぞれ直角部を含んでいる。同様に両パネル44、46は45°角部を含んでいる。図12と図13で示すように突出部と溝部は図9の成型体20のようにアレンジされる。
図13の成型体22ではコーナ取付間柱48、48’が提供され、交差部に隣接した各面に金属帯体が提供されている。コーナ取付間柱48、48’は金属帯体180のものと実質的に同一な寸法で同一方向にアレンジされた取付間柱を提供する。コーナ取付間柱48、48’は図示のごとく空洞内に延び入る部分も含むことができ、取付間柱48、48’をコンクリートに固定させる。空洞内に延び入る部分は延伸金属製でもよく、金属帯体180に対応する部分は金属シート製である。コーナ取付間柱48、48’は成型体22に関してのみ説明されているが、同様なコーナ取付間柱は成型体12、14等のどのような成型体にでも採用できる。
図15は複数の水平金属ワイヤ160、160’、160”……と垂直ワイヤ162、162’、162”で提供された連結体152を示す。それら水平ワイヤ及び垂直ワイヤは直交し、それぞれのワイヤは交差部で互いに固定されている。物理的固定、接着剤による固定等どのような固定手段であってもよいが、好適には溶接固定される。それらワイヤは適当な径のものであり、必要な構造強度を提供するものである。1好適実施例では直径は約0.10インチから約0.15インチであり、さらに好適には約0.12インチである。金属取付間柱180、180’は水平ワイヤ160、160’……に固定ファスナ、接着剤等の固定手段で固定される。1好適実施例では間柱は水平ワイヤに2交差部で溶接固定される。連結体152はメッキ等が施され、錆止めが施されている。各水平金属ワイヤ160、160’……は互いに同一平面内にあり、垂直ワイヤも同様である。図18で図示するように、垂直ワイヤ162’(他の垂直ワイヤも同様)は水平ワイヤ160’(他の水平ワイヤも同様)との交差部で湾曲され、水平ワイヤ160’と垂直ワイヤ162’とは実質的に共面となる。垂直ワイヤの湾曲部はプレス手段で形成できる。水平ワイヤを垂直ワイヤに押付けて垂直ワイヤに湾曲部を設けてもよい。あるいは、水平ワイヤと垂直ワイヤは2つの別面でも構わず、それぞれの水平ワイヤをそれぞれの垂直ワイヤと接触させた状態とすることもできる。別形状の金属連結体150を図19で示す。複数の水平金属ワイヤ160、160’……と垂直ワイヤ162、162’……及び金属取付間柱180、180’が利用されている。連結体150の平面図は図16において示されている。この実施例では金属取付間柱180、180’は水平ワイヤ160の端部を少々超えて延びている。直角部加工前の連結体150の長さは対応する成型体10の厚みより長い。図17で示すように、ワイヤ160の両端部と、オプションでの金属取付間柱180、180’は直角に曲げられ、直角部を有した連結体150は図4で示すように成型体10の厚みよりも少々短い距離内に収容されている。好適には連結体150は、金属取付間柱180、180’が、例えばパネルの外側面より約0.5インチ下方となるように、パネル50、70の外側面から下方に一定の長さで延び出るように提供される。各パネルの外側面に金属取付間柱または帯体の位置を知らせるマーク溝を施すこともできる。
金属取付間柱180、180’は好適には標準ドライ壁ネジ、自動タップネジ、シートメタルネジ等で使用する適当な厚みの鋼製金属帯体である。1実施例では22ゲージ帯体が利用される。同様に間柱180、180’はメッキされる。好適には垂直ワイヤ及び水平ワイヤと共にメッキ処理される。図17と図20で示すように、金属取付間柱180’は水平ワイヤ内160、160’……の内側に提供され、水平ワイヤは金属取付間柱180’を安定固定状態に保持する。
本発明は、金属連結体で連結された膨張ポリスチレンまたは他の絶縁ポリマー材料製の2枚のパネルで成る絶縁コンクリート成型体を提供する。連結体は鋼製であることが望ましく、成型体の表面に、またはパネルの構造体内にパネルの外面から約1.5インチ程埋設される。フォーム製パネルを連結体の周囲で成型し、連結体を成型体の一体的な一部とすることが望ましい。あるいは、連結体をフォーム製パネルとは別体とすることもできる。
連結体の3つの重要な機能は、フォーム製パネルが変形したり分離することを防止することでコンクリート注入時に成型体の一体性を維持すること、コンクリート壁を成型させるために連結体をコンクリートが容易に通過できるようにすること、及び内側部及び外側部の壁カバリング材の物理的取付のための表面を提供することである。それぞれの連結体は溶接メッキ鋼ワイヤのごとき溶接されたワイヤを一定間隔に配置して提供される。グリッドの幅と高さは膨張ポリスチレン(EPS)成型体の高さと厚みにより決定される。
1実施例ではグリッドの垂直縁部は1.75インチから2インチ幅のメッキ鋼帯体であり、EPS成型体の外側面に平行な面で帯体の表面と整合するように垂直面で90°折り曲げられている。このメッキ鋼帯体は取付間柱を形成し、内壁及び外壁カバリング材の物理的な取り付けのための確実な取付面を提供する。帯体は少なくとも部分的に、あるいは大分部がワイヤグリッドと同一面に残るように折り曲げられる。鋼材の折曲部は慣性モーメントや断面モジュラスを高くし、帯体自体の強度及び連結体構造全体の強度向上に貢献する。連結体グリッドの水平ワイヤは折曲部の外側にまで延び出ており、構造体が分離した場合に鋼帯体を保持し、壁カバリング材が物理的に取り付けられるときに帯体の“引っ張り”強度を増強させる。
別実施例においては、取付間柱として利用される帯体は別材料、例えば延伸または孔質性金属帯体で提供される。同様に、帯体の幅は特定の利用形態で変更でき、充分な幅を提供して取付間柱として機能させる。
溶接ワイヤの使用は連結体の阻害要因を最小にしてコンクリートの流動を最大限とし、コンクリートの注入時に大きな利点を提供する。溶接ワイヤの強度と折曲帯体とのデザインはコンクリート注入時の巨大な圧力に抗する。
溶接ワイヤ連結体は水平ワイヤ及び垂直ワイヤが本質的に共面となり、交差部において湾曲部を片方または両方のワイヤに有している。よって、ワイヤ連結体のワイヤは本質的に共面である。
溶接ワイヤ連結体は好適には水平ワイヤ及び垂直ワイヤの交差部で溶接される。無処理、メッキ、孔質、延伸処理の有無に拘わらず、鋼帯体は通常は接触する水平ワイヤと全接触部で連続的に溶接される。帯体自体がESP成型体の表面に平行な帯体表面とするように垂直面で折り曲げられた実施例においては、帯体を両面で水平ワイヤに溶接することも想定内である。
他のコンクリート成型利用でもワイヤが使用されてきたが、本発明は溶接ワイヤグリッドと折り曲げられて強度を増強させた鋼帯体とのユニークな組み合わせを提供し、壁材を物理的に取り付ける安定して防火性能を備えた取付面を提供する。
本発明を膨張ポリスチレン成型体を使用して解説したが、他の材料でも利用が可能である。絶縁のためのそのような関連ポリマー材料は知られている。
本発明の溶接鋼連結体は従来の連結体の場合よりも強度を増強し、コンクリートの流れを改善し、さらに信頼性が高く、大型である取付間柱を提供する。1実施例においは、溶接鋼連結体は少なくとも取付間柱への溶接箇所を含んで40箇所で溶接された太くて頑丈なメッキ鋼ワイヤで提供され、それぞれの成型体の構造一体性を確実に提供する。16インチ高ワッフル成型体での連結体は1実施例では13インチの高さであり、別実施例では21インチの高さであり、フラットパネル成型体では24インチの高さである。溶接鋼連結体内のゆとりある空間はコンクリートの流れを阻害しないため、建造効率を大きく改善させる。このデザインはコンクリート注入時の成型体の振動を最小とし、壁全体を安定化させる。本発明の絶縁コンクリート成型体は溶接鋼連結体の一部である1から1.5インチ幅の取付間柱を有し、合成漆喰や他の接着面コーティングの適用を単純化している。連結体は取付間柱が成型体の設置方向とは関係なく6または12インチのセンター等のセンターに残るように配置される。本発明の絶縁コンクリート成型体はリバーシブルである。連結体は絶縁コンクリート成型体がどの方向にも設置できるようにリバーシブル形態で提供され、コンクリートの柱体と取付間柱の構造的一体性が維持される。この特徴は壁部分のプレパネル化または予備構築を可能にし、設置の速度を速める。絶縁コンクリート成型体は突出部と溝部のデザインを利用し、成型体を湿潤硬化させ、成型体を容易で迅速に自立させる。
本発明の絶縁コンクリート成型体の各パネルの突出部と溝部の組み合わせは成型体をリバーシブルにさせ、連続的絶縁を提供する。相互連続結合手段なしで連結される成型体はクラックによる熱損失を受ける。突出部と溝部の両方の使用によって、絶縁は熱損失を発生させずに連続的となる。
以上、本発明を好適実施例を利用して解説した。本発明の範囲内でのそれらの変更や改良は可能である。
図1は本発明のワッフルグリッド成型体の斜視図である。 図2は本発明のワッフルグリッド成型体の一部切欠き斜視図であり、連結体と取付間柱を図示しており、部分的にコンクリートが充填されている。 図3は本発明のフラットパネル成型体の一部切欠き斜視図であり、連結体と取付間柱を図示しており、部分的にコンクリートが充填されている。 図4は本発明のワッフルグリッド成型体の平面図であり、対面する2面のパネルを図示しており、内側空洞部はワッフル構造であり、2体のパネルは本発明の金属ワイヤ連結体で連結されている。 図4Aは図4の成型体のパネルの壁内部構造内に提供された本発明のワイヤ連結体の詳細な設置図であり、取付間柱の設置を図示する。 図5は本発明のワッフルグリッド成型体の端面図であり、それぞれのパネル端部の突出部と溝部を図示しており、溝部はそれぞれのパネルの底部に提供され、突出部はそれぞれのパネルの上面に提供されている。 図5Aは図5の成型体のパネルの上部突出部の詳細図であり、突出部の斜面を図示している。 図6は本発明の直角コーナワッフルグリッド成型体の平面図である。 図7は本発明の45°コーナーワッフルグリッド成型体の平面図である。 図8は本発明のフラットパネル成型体の側面図である。 図9は本発明のフラットパネル成型体の平面図であり、対面する2体のパネルを図示しており、内側空間部は平坦構造であり、2パネルは本発明の金属ワイヤ連結体により連結されている。 図10は本発明のフラットパネル成型体のパネルの1端部の詳細斜視図である。 図11は本発明のフラットパネル成型体の断面図である。 図12は本発明の45°コーナフラットパネル成型体の平面図である。 図13は本発明の直角コーナフラットパネル成型体の正面図である。 図14は本発明のフラットパネル成型体のパネル端部の詳細平面図である。 図15は本発明の連結体の水平端部直角部提供前の金属ワイヤ連結体の正面図である。 図16は本発明の連結体の水平端部直角部提供前の金属ワイヤ連結体の平面図である。 図17は本発明の金属ワイヤ連結体の平面図であり、連結体の両端部での直角部を図示する。 図18は金属ワイヤ連結体の水平ワイヤ及び垂直ワイヤの交差部の詳細図であり、垂直ワイヤは水平ワイヤとの交差部で半円状曲部を有しており、その半円曲部は水平ワイヤの直径とほぼ等しい半径を有しており、水平ワイヤと垂直ワイヤは実質的に共面にある。 図19は本発明の連結体の水平端部直角部導入前の別例の金属ワイヤ連結体の平面図である。 図20は金属ワイヤ連結体の水平端部直角部の詳細平面図である。

Claims (12)

  1. 絶縁コンクリート成型体であって、
    対面する第1パネルと第2パネルを含んでおり、各パネルは上面、底面、第1端面、第2端面、壁面となる外側面及びコンクリート側の内側面とを有しており、それぞれの第1端面と第2端面にはそれぞれ突出部と溝部とが提供されており、第1パネルの第1端面では突出部は外側面側に提供され、溝部は内側面側に提供されており、第1パネルの第2端面では溝部は外側面側に提供され、突出部は内側面側に提供されており、第2パネルの第1端面では溝部は外側面側に提供され、突出部は内側面側に提供されており、第2パネルの第2端面では突出部は外側面側に提供され、溝部は内側面側に提供されており、両パネルは第1パネルの第1端面が第2パネルの第1端面と対向し、第1パネルの第2端面が第2パネルの第2端面と対向しており、本絶縁成型体は、
    第1パネルと第2パネルとを相互連結する少なくとも2体の連結体をさらに含んでおり、
    複数の成型体が水平方向に並べられ、隣接する2成型体の隣接する突出部と溝部とが係合連結されて平坦面を提供するものであり、成型体はリバーシブルに連結可能であり、1成型体の第1パネルと第2パネルの第1端面は別成型体の第1端面または第2端面のいずれとも係合連結可能であることを特徴とする絶縁コンクリート成型体。
  2. 第1パネルと第2パネルの上面には突出部と溝部とが提供されており、底面には相補形態で突出部と溝部とが提供されており、複数の成型体が垂直方向に並べられ、隣接する2成型体の隣接する突出部と溝部とが係合連結されて平坦面を提供することを特徴とする請求項1記載の絶縁コンクリート成型体。
  3. 連結体は溶接されたワイヤを含んでいることを特徴とする請求項1記載の絶縁コンクリート成型体。
  4. 連結体は、
    1平面内に配列された少なくとも3本の平行水平ワイヤを含んでおり、最上部の水平ワイヤと最下部の水平ワイヤとの間隔は対面する2パネルの高さ以下であり、各水平ワイヤの長さは両パネルよりも長く、各水平ワイヤの各端部は直角に折曲げられており、該直角部はパネルの外側面と内側面との間に配置されており、さらに、
    1平面内に配列された少なくとも3本の垂直ワイヤを含んでおり、該垂直ワイヤは前記水平ワイヤのそれぞれの直角部間内に配置されており、各垂直ワイヤの長さは最上部と最下部の前記水平ワイヤ間の間隔以上であり、
    前記水平ワイヤと前記垂直ワイヤは互いに接触して直角に交差し、各交差部で溶接固定されており、さらに、
    前記水平ワイヤの各直角部内に配置された金属帯体を含んでおり、少なくともその一部はパネルの外側面と平行に提供されており、各金属帯体は各水平ワイヤと接触しており、接触部で溶接固定されていることを特徴とする請求項3記載の絶縁コンクリート成型体。
  5. 絶縁コンクリート成型体であって、
    対面する第1パネルと第2パネルを含んでおり、各パネルは上面、底面、第1端面、第2端面、壁面となる外側面及びコンクリート側の内側面とを有しており、さらに、
    第1パネルと第2パネルとを相互連結する少なくとも2体の連結体をさらに含んでおり、各連結体は複数の水平ワイヤと複数の垂直ワイヤとを含んでおり、各水平ワイヤは各垂直ワイヤと接触し、それぞれの接触部で溶接固定されていることを特徴とする絶縁コンクリート成型体。
  6. 各連結体は、
    1平面内に配列された少なくとも3本の平行水平ワイヤを含んでおり、最上部の水平ワイヤと最下部の水平ワイヤとの間隔は対面する2パネルの高さ以下であり、各水平ワイヤの長さは両パネルよりも長く、各水平ワイヤの各端部は直角に折曲げられており、該直角部はパネルの外側面と内側面との間に配置されており、さらに、
    1平面内に配列された少なくとも3本の垂直ワイヤを含んでおり、該垂直ワイヤは前記水平ワイヤのそれぞれの直角部間内に配置されており、各垂直ワイヤの長さは最上部と最下部の前記水平ワイヤ間の間隔以上であり、
    前記水平ワイヤと前記垂直ワイヤは互いに接触して直角に交差し、各交差部で溶接固定されており、さらに、
    前記水平ワイヤの各直角部内に配置された金属帯体を含んでおり、少なくともその一部はパネルの外側面と平行に提供されており、各金属帯体は各水平ワイヤと接触しており、接触部で溶接固定されていることを特徴とする請求項5記載の絶縁コンクリート成型体。
  7. 各垂直ワイヤは各水平ワイヤとの交差部で半円状に曲げられており、該半円の直径は該水平ワイヤの径と略同一であり、水平ワイヤと垂直ワイヤとは共面状態に配置されていることを特徴とする請求項6記載の絶縁コンクリート成型体。
  8. 第1端面と第2端面にはそれぞれ突出部と溝部とが提供されており、第1パネルの第1端面では突出部は外側面側に提供され、溝部は内側面側に提供されており、第1パネルの第2端面では溝部は外側面側に提供され、突出部は内側面側に提供されており、第2パネルの第1端面では溝部は外側面側に提供され、突出部は内側面側に提供されており、第2パネルの第2端面では突出部は外側面側に提供され、溝部は内側面側に提供されており、両パネルは第1パネルの第1端面が第2パネルの第1端面と対向し、第1パネルの第2端面が第2パネルの第2端面と対向しており、
    複数の成型体が水平方向に並べられ、隣接する2成型体の隣接する突出部と溝部とが係合連結されて平坦面を提供するものであり、成型体はリバーシブルに連結可能であり、1成型体の第1パネルと第2パネルの第1端面は別成型体の第1端面または第2端面のいずれとも係合連結可能であることを特徴とする請求項5記載の絶縁コンクリート成型体。
  9. 金属帯体の一部はパネルの外側面に対して垂直に提供されていることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の絶縁コンクリート成型体。
  10. 少なくとも第1パネルの外側面は2平面を形成しており、該2平面は垂直線を提供するように角度を有して交わっており、本成型体は、該垂直線の両側の平面にそれぞれ提供された金属帯体をさらに含んでおり、前記外側面に平行な垂直取付間柱を提供し、該金属帯体の一部は内側面内に延入していることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の絶縁コンクリート成型体。
  11. 少なくとも4体の連結体が提供され、該連結体は各金属帯体の中央線から隣接金属帯体の中央線までの距離が等間隔となるように提供されていることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の絶縁コンクリート成型体。
  12. 各パネルの外側面は各連結体の金属帯体の位置をマークするマーク溝をさらに含んでいることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の絶縁コンクリート成型体。
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