JPH11139990A - ナトリウム/水素交換物質抑制剤と心血管系疾患治療用薬剤との組合せ医薬製剤 - Google Patents

ナトリウム/水素交換物質抑制剤と心血管系疾患治療用薬剤との組合せ医薬製剤

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JPH11139990A
JPH11139990A JP10240203A JP24020398A JPH11139990A JP H11139990 A JPH11139990 A JP H11139990A JP 10240203 A JP10240203 A JP 10240203A JP 24020398 A JP24020398 A JP 24020398A JP H11139990 A JPH11139990 A JP H11139990A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナトリウム/水素交換物質の抑制剤および心
血管系疾患治療薬剤の組合せ医薬製剤を提供する。 【解決手段】 NHE抑制剤のこれらの組合せは、心血
管系作用を有する治療上活性な化合物を一種または二種
以上包含することができる。 【効果】 心血管系疾患の既知の治療剤と心臓保護特性
との組合せにより、一方では、治療の質が向上し、また
もう一方では個々の活性化合物単独の心血管系効果の相
加的または相乗的増大が多数の組合せで得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナトリウム/水素
交換物質抑制剤と心血管系疾患治療のための心血管系作
用を有するその他の物質との組合せに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の数年にわたって、ナトリウム/水
素交換物質(NHE)の抑制剤は、多くの前臨床研究にお
いて、心臓潅流低下の場合に危険状態の心臓組織破壊を
防止するためのすぐれた方法で適している物質として特
徴付けをされてきた。NHE抑制剤による心臓組織の保護
には、潅流低下に起因する障害、不斉脈、心筋の過剰収
縮および心臓組織の壊死に至る機能の一時的喪失からの
障害ならびに付帯する永久障害の症状発現のいずれも包
含される。
【0003】NHE抑制剤の作用機序は、細胞内酸性化お
よびそれに続くNHEの賦活化に因り、潅流低下組織で生
じるナトリウムイオン流入の増加を低減させることから
なる。この結果、組織のナトリウム過負荷が遅延される
こととなる。ナトリウムおよびカルシウムイオンの輸送
は心臓組織では連結しているので、これによって心臓細
胞での生命の危険のあるカルシウム過負荷が防止され
る。このようなNHE抑制剤の独特な作用機序により、こ
れらの抑制剤を種々の心血管系疾患を治療するのに使用
されていて、またその心血管系作用が様々な作用機序に
基づいている活性化合物と有利な方式で組合せることが
可能となる。
【0004】NHE抑制剤のこのような組合せは血管系治
療作用を有する活性成分の一種または二種以上を包含す
ることができる。心血管系疾患の既知の治療法と心臓保
護特性との組合せは一方では治療の質の向上をもたら
し、また他方では多数の組合せにおいて個々の活性成分
の心血管系効果の相加的または相乗的増大をもたらす。
これに関連して、NHE抑制剤による心臓細胞のナトリウ
ム過負荷の作用機序による防止は、心血管活性を有する
組合せパートナーによる治療が成功するのに特に有利な
ものである。
【0005】NHE抑制剤として知られ同定されている活
性化合物は、グアニジン誘導体、好ましくはアシルグア
ニジン、特に以下の文献および特許文献に記載されたも
の:Edward J. Cragoe, Jr.の“DIURETICS, Chemistr
y,Pharmacology and Medicine", J. WILEY & Sons (1
983), 303-341に記載されたもの、更に以下の式の化合
物である。
【0006】I.(HOR 89/F 288-US 5 292 755) a) 下記式I:
【化89】 〔式中:R(1)またはR(2)はR(6)-S(O)n-またはR(7)R(8)N
-O2S-であり;各場合について他の置換基R(1)またはR
(2)はH、F、Cl、Br、(C1-C4)−アルキル、(C1-C4)ア
ルコキシまたはフェノキシであり、これは未置換である
か、またはフッ素、塩素、メチルおよびメトキシよりな
る群から選択される置換基1〜3個により置換されてお
り;あるいは、各場合について他の置換基R(1)またはR
(2)は、R(6)-S(O)nまたはR(7)R(8)N-であり;nは0、
1または2であり;R(6)は(C1-C6)−アルキル、(C5-C7)
−シクロアルキル、シクロペンチルメチル、シクロヘキ
シルメチルまたはフェニルであり、これは未置換である
か、またはフッ素、塩素、メチルおよびメトキシよりな
る群から選択される置換基1〜3個により置換されてお
り;R(7)およびR(8)は同じか、または異なっていて、H
または(C1-C6)−アルキルであり;あるいは、R(7)はフ
ェニル−(CH2)mであり;mは1〜4であり;あるいは、
R(7)はフェニルであり、これは未置換であるか、または
フッ素、塩素、メチルおよびメトキシよりなる群から選
択される置換基1〜2個により置換されており;あるい
は、R(7)およびR(8)は一緒になって、直鎖または分枝鎖
の、(C4-C7)−鎖であり、ここで鎖には更に、O、Sま
たはNR(9)が介在することができ;R(9)はHまたはメチ
ルであり;あるいは、R(7)およびR(8)はそれらが結合し
ている窒素原子と一緒になって、ジヒドロインドール、
テトラヒドロキノリンまたはテトラヒドロイソキノリン
系となり;R(3)、R(4)およびR(5)は相互に独立して、H
または(C1-C2)−アルキルであり;あるいは、R(3)およ
びR(4)は一緒になって、(C2-C4)−アルキレン鎖とな
り;あるいは、R(4)およびR(5)は一緒になって、(C4-
C7)−アルキレン鎖となる〕のベンゾイルグアニジンお
よびその製薬上許容し得る塩;
【0007】(HOE 92/F 34-US 5 373 924) b) 下記式I:
【化90】 〔式中:R(1)はR(4)-SOmまたはR(5)R(6)N-SO2-であり;
mは0、1または2であり;R(4)およびR(5)は(C1-C8)
−アルキル、(C3-C6)−アルケニルまたは-CnH2n-R(7)で
あり;nは0、1、2、3または4であり;R(7)は(C5-
C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これは未
置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシ
およびNR(8)R(9)よりなる群から選択される置換基1〜
3個で置換されており;R(8)およびR(9)はHまたは(C1-
C4)−アルキルであり;あるいは、R(5)はHであり;R
(6)はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R
(5)およびR(6)は一緒になって、メチレン基4〜5個と
なり、うちCH2基1個はO、S、NH、N-CH3またはN−ベ
ンジルで置き換えられることができ;R(2)は水素、F、
Cl、Br、(C1-C4)−アルキル、O-(CH2)m-CpF2p+1または-
X-R(10)であり;mは0または1であり;pは1、2ま
たは3であり;XはO、SまたはNR(11)であり;R(10)
はH、(C1-C6)−アルキル、(C5-C7)−シクロアルキル、
シクロヘキシルメチル、シクロペンチルメチルまたは-C
nH2n-R(12)であり;nは0、1、2、3または4であ
り;R(12)はフェニルであり、これは未置換であるか、
またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(8)R(9)
よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
おり;R(8)およびR(9)はHまたは(C1-C4)−アルキルで
あり;R(11)は水素または(C1-C3)−アルキルであり;あ
るいは、R(10)およびR(11)は一緒になって、メチレン基
4〜5個となり、うちCH2基1個はO、S、NH、N-CH3
たはN−ベンジルで置き換えられることができ;R(3)は
R(1)と同様に定義されるか、または(C1-C6)−アルキ
ル、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、F、Cl、B
r、Iまたは-X-R(10)であり;XはO、SまたはNR(11)
であり;R(10)はH、(C1-C6)−アルキル、(C5-C7)−シ
クロアルキル、シクロヘキシルメチル、シクロペンチル
メチルまたは-CnH2n-R(12)であり;nは0〜4であり;
R(12)はフェニルであり、これは未置換であるか、また
はF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(8)R(9)より
なる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
り;R(8)およびR(9)はHまたは(C1-C4)−アルキルであ
り;R(11)は(C1-C3)−アルキルであり;あるいは、R(1
0)およびR(11)は一緒になって、メチレン基4〜5個と
なり、うちCH2基1個はO、S、NH、N-CH3またはN−ベ
ンジルで置き換えられることができる〕のベンゾイルグ
アニジンおよびその製薬上許容し得る塩;
【0008】(HOE 92/F 035 EP-Offenlegungsschrift
556 673) c) 下記式I:
【化91】 〔式中:R(1)はF、Cl、Br、I、(C1-C6)−アルキルま
たは-X-R(6)であり;XはO、S、NR(7)またはY-ZOであ
り;YはOまたはNR(7)であり;ZはCまたはSOであ
り;R(6)はH、(C1-C6)−アルキル、(C5-C7)−シクロア
ルキル、シクロヘキシルメチル、シクロペンチルメチ
ル、-(CH2)mCpF2p+1または-CnH2n-R(8)であり;mは0
または1であり;pは1〜3であり;nは0〜4であ
り;R(8)はフェニルであり、これは未置換であるか、ま
たはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(9)R(10)
よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
おり;R(9)およびR(10)はHまたは(C1-C4)−アルキルで
あり;R(7)はHまたは(C1-C3)−アルキルであり;また
は、R(6)およびR(7)は一緒になって、メチレン基4〜5
個となり、うちCH2基1個はO、S、NH、N-CH3またはN
−ベンジルで置き換えられることができ;R(3)はHまた
は-X-R(6)であり;XはO、S、NR(7)またはY-ZOであ
り;R(7)はHまたは(C1-C3)−アルキルであり;YはO
またはNR(7)であり;ここでYは式Iのフェニル基に結
合しており;ZはCまたはSOであり;R(6)はH、(C1-
C6)−アルキル、(C5-C7)−シクロアルキル、シクロヘキ
シルメチル、シクロペンチルメチルまたは-(CH2)mCpF
2p+1または-CnH2n-R(8)であり;mは0または1であ
り;pは1〜3であり;nは0〜4であり;R(8)はフェ
ニルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF
3、メチル、メトキシおよびNR(9)R(10)よりなる群から
選択される置換基1〜3個で置換されており;R(9)およ
びR(10)はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるい
は、R(6)とR(7)は一緒になって、メチレン基4〜5個と
なり、うちCH2基1個はO、S、NH、N-CH3またはN−ベ
ンジルで置き換えられることができ;R(2)およびR(4)は
同じかまたは異なっており、R(11)-SOq-またはR(12)R(1
3)N-SO2-であり;qは0〜2であり;R(11)は(C1-C4)−
アルキルであり、これは未置換であるか、または置換基
としてフェニルを担持しており、ここでフェニルは未置
換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシお
よびNR(9)R(10)よりなる群から選択される置換基1〜3
個で置換されており;R(9)およびR(10)はHまたは(C1-C
4)−アルキルであり;R(12)およびR(13)はR(6)およびR
(7)と同様に定義され;あるいは2つの基、R(2)またはR
(4)の一方は水素であるか、またはR(1)と同様に定義さ
れ;R(5)はH、メチル、F、Clまたはメトキシである〕
のオルト置換ベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許
容し得る塩;
【0009】(HOE 92/F 036-US 5 364 868) d) 下記式I:
【化92】 〔式中:R(1)またはR(2)はアミノ基-NR(3)R(4)であり;
R(3)およびR(4)は同じか、または異なっており、H、(C
1-C6)−アルキルまたは(C3-C7)−シクロアルキルであ
り;あるいは、R(3)はフェニル−(CH2)p-であり;pは
0、1、2、3または4であり;あるいは、R(3)はフェ
ニルであり、ここでフェニルは各々、未置換であるか、
またはフッ素、塩素、メチルおよびメトキシよりなる群
から選択される置換基1または2個を担持しており;あ
るいは、R(3)とR(4)は一緒になって、直鎖または分枝鎖
の(C4-C7)−メチレン鎖であることができ、ここでメチ
レン鎖の-CH2−構成員1個は酸素、SまたはNR(5)で置
き換えられることができ;R(5)はHまたは低級アルキル
であり;他の置換基R(1)またはR(2)は各々H、F、Cl、
(C1-C4)−アルキル、(C1-C4)−アルコキシ、CF3、CmF
2m+1-CH2-、ベンジルまたはフェノキシであり、ここで
各フェニル基は未置換であるか、メチル、メトキシ、フ
ッ素および塩素よりなる群から選択される置換基1また
は2個を担持しており;mは1、2または3である〕の
ベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し得る塩;
【0010】(92/F 197 K-NZ 248 013) e) 下記式I:
【化93】 〔式中:R(1)はR(4)-SOmまたはR(5)R(6)N-SO2-であり;
mは0、1または2であり;R(4)およびR(5)は(C1-C8)
−アルキル、(C3-C6)−アルケニルまたは-CnH2n-R(7)で
あり;nは0、1、2、3または4であり;R(7)は(C5-
C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これは未
置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシ
およびNR(8)R(9)よりなる群から選択される置換基1〜
3個で置換されており;R(8)およびR(9)はHまたは(C1-
C4)−アルキルであり;あるいは、R(5)はHであり;R
(6)はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R
(5)とR(6)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
り、うちCH2基1個はO、S、NH、N-CH3またはN−ベン
ジルで置き換えられることができ;R(2)は水素、直鎖ま
たは分枝鎖の(C5-C8)−アルキル、-CR(13)=CHR(12)また
は-C≡CR(12)であり;R(12)はフェニルであり、これは
未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキ
シおよびNR(14)R(15)よりなる群から選択される置換基
1〜3個で置換されており;R(14)およびR(15)はHまた
は(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R(12)は(C1-
C9)−ヘテロアリールであり、これは未置換であるか、
フェニルのように置換されており;あるいは、R(12)は
(C1-C6)−アルキルであり、これは未置換であるか、OH
1〜3個で置換されており、あるいは、R(12)は(C3-C8)
−シクロアルキルであり;R(13)は水素またはメチルで
あり;あるいは、R(12)は(C3-C8)−シクロアルキル、(C
3-C8)−シクロアルキル−(C1-C4)−アルキル、フェニ
ル、C6H5−(C1-C4)−アルキル、ナフチル、ビフェニリ
ル、1,1−ジフェニル−(C1-C4)−アルキル、シクロペン
タジエニル、ピリジル、ピロリル、フラニル、チエニ
ル、チアゾリル、オキサゾリル、インデニル、キノリ
ル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベ
ンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリル、イミダゾリル、ピ
ラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イソキサゾリ
ル、イソチアゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリ
ダジニル、インダゾリル、イソキノリル、フタラジニ
ル、キノキサリニル、キナゾリニルまたはシンノリニル
であり;R(3)はR(2)と同様に定義され;そして、芳香族
置換基R(2)およびR(3)が未置換であるか、またはF、C
l、CF3、(C1-C4)−アルキルまたは−アルコキシまたはN
R(10)R(11)よりなる群から選択される置換基1〜3個で
置換されており、ここでR(10)およびR(11)はHまたは(C
1-C4)−アルキルである〕のベンゾイルグアニジンおよ
びその製薬上許容し得る塩;
【0011】(HOE 92/F 303 K-EP-Offenlegungsschrif
t 589 336, NZ 248 703) f) 下記式I:
【化94】 〔式中:R(1)またはR(2)はR(3)-S(O)n-または
【化95】 であり;他の置換基R(1)またはR(2)は各々H、OH、F、
Cl、Br、I、(C1-C4)−アルキル、(C1-C4)−アルコキ
シ、ベンジルオキシまたはフェノキシ、ただし未置換で
あるか、またはフッ素、塩素、メチル、メトキシ、ヒド
ロキシルおよびベンジルオキシよりなる群から選択され
る置換基1〜3個を担持しているもの、R(3)-S(O)n、-N
R(4)R(5)または3,4−デヒドロピペリジンであり;R(3)
は(C1-C6)−アルキル、(C5-C7)−シクロアルキル、シク
ロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルまたはフェニ
ルであり、これは未置換であるか、またはフッ素、塩
素、メチルおよびメトキシよりなる群から選択される置
換基1〜3個で置換されており;R(4)およびR(5)は同じ
かまたは異なっていてHまたは(C1-C6)−アルキルであ
り;あるいは、R(4)はフェニル−(CH2)m-であり;mは
1、2、3または4であり;または、R(4)はフェニルで
あり、これは未置換であるか、またはフッ素、塩素、メ
チルおよびメトキシよりなる群から選択される置換基1
〜2個を担持しており;あるいは、R(4)とR(5)は一緒に
なって直鎖または分枝鎖の(C4-C7)−鎖となり、ここで
この鎖には更にO、SまたはNR(6)が介在することがで
き;R(6)はHまたはメチルであり;あるいは、R(4)とR
(5)はそれらが結合している窒素原子と一緒になってジ
ヒドロインドール、テトラヒドロキノリンまたはテトラ
ヒドロイソキノリン系となり;nは0、1または2であ
る〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し得
る塩;
【0012】(92/F 304-US 5 416 094) g) 下記式I:
【化96】 〔式中:R(1)は水素、アルキル、シクロアルキル、アリ
ールアルキル、アルケニル、置換アミノアルキルまたは
アリールまたはヘテロアリール環であり;ここで環は未
置換であるか、またはハロゲン、ニトロ、アミノ、モノ
(低級アルキル)アミノ、ジ(低級アルキル)アミノ、
低級アルキル、低級アルコキシ、ベンジルオキシ、フェ
ノキシ、ヒドロキシル、トリフルオロメチルよりなる群
から選択される基1〜3個で置換されており;R(2)は水
素、ハロゲン、アルキルまたはアリールであり;これは
未置換であるか、またはハロゲン、ニトロ、アミノ、モ
ノ(低級アルキル)アミノ、ジ(低級アルキル)アミ
ノ、低級アルキル、低級アルコキシ、ベンジルオキシ、
フェノキシ、ヒドロキシルよりなる群から選択される基
1〜3個で置換されており;Gは
【化97】 であり;X(2)、X(3)およびX(4)は相互に独立して、水
素、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキル、スルホンア
ミド、モノ(低級アルキル)アミノ、ジ(低級アルキ
ル)アミノ、低級アルキル、ベンジルオキシ、ヒドロキ
シルであり;X(1)は水素、酸素、イオウまたはNR(7)で
あり;R(7)は水素、アルキル、シクロアルキル、アリー
ルアルキル、アルケニル、置換アミノアルキルまたはア
リールまたはヘテロアリール環であり;この環は未置換
であるか、またはハロゲン、ニトロ、アミノ、モノ(低
級アルキル)アミノ、ジ(低級アルキル)アミノ、低級
アルキル、低級アルコキシ、ベンジルオキシ、フェノキ
シ、ヒドロキシルおよびトリフルオロメチルよりなる群
から選択される基1〜3個で置換されており;ここで置
換基の各アルキル鎖またはアルケニル鎖には酸素、イオ
ウまたはNR(8)は介在することができ;R(8)は水素、ア
ルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、アルケニ
ル、置換アミノアルキルまたはアリールまたはヘテロア
リール環であり;この環は未置換であるか、またはハロ
ゲン、ニトロ、アミノ、モノ(低級アルキル)アミノ、
ジ(低級アルキル)アミノ、低級アルキル、低級アルコ
キシ、ベンジルオキシ、フェノキシ、ヒドロキシルおよ
びトリフルオロメチルよりなる群から選択される基1〜
3個で置換されている〕のイソキノリンおよびその製薬
上許容し得る塩;
【0013】(92/F 404-EP 602 522, NZ 250 438) h) 下記式I:
【化98】 〔式中:R(1)は水素、F、Cl、Br、I、-NO2、-C≡N、-
CF3、R(4)-SOmまたはR(5)R(6)N-SO2-であり;mは0、
1または2であり;R(4)およびR(5)は(C1-C8)−アルキ
ル、(C3-C6)−アルケニル、-CnH2n-R(7)またはCF3であ
り;nは0、1、2、3または4であり;R(7)は(C3-
C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これは未
置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシ
およびNR(8)R(9)よりなる群から選択される置換基1〜
3個で置換されており;R(8)およびR(9)はHまたは(C1-
C4)−アルキルであり;あるいは、R(5)はHであり;R
(6)はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R
(5)とR(6)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
ンジルで置き換えられることができ;R(2)は-SR(10)、-
OR(10)、-NHR(10)、-NR(10)R(11)、-CHR(10)R(12)、-
〔CR(12)R(13)OR(13′)〕、-{C-〔CH2-OR(13′)〕R(12)
R(13)}または-〔CR(18)R(17)〕 p-(CO)-〔CR(19)R(20)〕
q-R(14)であり;R(10)、R(11)は同じかまたは異なって
いて、-〔CHR(16)〕s-(CH2)p-(CHOH)q-(CH2)r-(CHOH)t-
R(21)または-(CH2)p-O-(CH2-CH2O)q-R(21)であり;R(2
1)は水素、メチルであり;p、q、rは同じかまたは異
なっていて、0、1、2、3または4であり;sは0ま
たは1であり;tは1、2、3または4であり;R(12)
およびR(13)は同じかまたは異なっていて、水素、(C1-C
6)−アルキルであるか、またはそれらを担持している炭
素原子と一緒になって(C3-C8)−シクロアルキルを形成
し;R(13′)は水素または(C1-C4)−アルキルであり;R
(14)はH、(C1-C6)−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキ
ルまたは-CaH2a-R(15)であり;aは0、1、2、3また
は4であり;R(15)はフェニルであり、これは未置換で
あるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびN
R(8)R(9)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
換されており;R(8)およびR(9)はHまたは(C1-C4)−ア
ルキルであり;あるいは、R(15)は(C1-C9)−ヘテロアリ
ールであり、これは未置換であるか、またはフェニルの
ように置換されており;あるいは、R(15)は(C1-C6)−ア
ルキルであり、これは未置換であるか、またはOH 1〜
3個で置換されており;R(16)、R(17)、R(18)、R(19)お
よびR(20)は水素または(C1-C3)−アルキルであり;R(3)
はR(1)と同様に定義され;あるいは、R(3)は(C1-C6)−
アルキルまたは-X-R(22)であり;Xは酸素、SまたはNR
(16)であり;R(16)はHまたは(C1-C3)−アルキルであ
り;あるいは、R(22)とR(16)は一緒になって、メチレン
基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-C
H3またはN−ベンジルで置き換えられることができ;R
(22)はR(14)と同様に定義される〕の化合物およびその
製薬上許容し得る塩;
【0014】(HOE 92/F 405-EP 602 523, NZ 250 437) i) 下記式I:
【化99】 〔式中:R(1)は水素、F、Cl、Br、I、-NO2、-C≡N、R
(16)-CpH2p-Oq、R(4)-SOmまたはR(5)R(6)N-SO2-であ
り;mは0、1または2であり;pは0または1であ
り;qは0、1、2または3であり;R(16)はCrF2r+1
あり;rは1、2または3であり;R(4)およびR(5)は(C
1-C8)−アルキル、(C3-C6)−アルケニル、-CnH2n-R(7)
またはCF3であり;nは0、1、2、3または4であ
り;R(7)は(C3-C7)−シクロアルキルまたはフェニルで
あり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
チル、メトキシおよびNR(8)R(9)よりなる群から選択さ
れる置換基1〜3個で置換されており;R(8)およびR(9)
はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R(5)
はHであり;R(6)はHまたは(C1-C4)−アルキルであ
り;あるいは、R(5)とR(6)は一緒になって、メチレン基
4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3
またはN−ベンジルで置き換えられることができ;R(2)
は(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これはCまたはN
を介して連結しており、そして、未置換であるか、また
はF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミ
ノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から
選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
は、R(2)は-SR(10)、-OR(10)、-NR(10)R(11)、-CR(10)R
(11)R(12)であり;R(10)は-CaH2a−(C1-C9)−ヘテロア
リールであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、
CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルア
ミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択される置
換基1〜3個で置換されており;aは0、1または2で
あり;R(11)およびR(12)は相互に独立してR(10)と同様
に定義されるか、または水素または(C1-C4)−アルキル
であり;R(3)はR(1)と同様に定義されるか、または(C1-
C6)−アルキルまたは-X-R(13)であり;Xは酸素、Sま
たはNR(14)であり;R(14)はHまたは(C1-C3)−アルキル
であり;R(13)はH、(C1-C6)−アルキル、(C3-C8)−シ
クロアルキルまたは-CbH2b-R(15)であり;bは0、1、
2、3または4であり;あるいは、R(13)とR(14)は一緒
になって、メチレン基4〜5個となり、うちCH2基1個
は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベンジルで置き換え
られることができ;R(15)はフェニルであり、これは未
置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシ
およびNR(8)R(9)よりなる群から選択される置換基1〜
3個で置換されており;R(8)およびR(9)はHまたは(C1-
C4)−アルキルである〕のベンゾイルグアニジンおよび
その製薬上許容し得る塩;
【0015】(HOE 92/F 411-NZ 250 450, EP 603 650) k) 下記式I:
【化100】 〔式中:置換基R(1)、R(2)、R(3)またはR(4)の1つはア
ミノ基:
【化101】 であり;R(5)は水素または(C1-C6)−アルキルであり;
nは0、1、2、3または4であり;R(6)はHまたは(C
1-C4)−アルキルであり;ここでCH2基1個はイオウ原子
1個または基NR(7)で置き換えられることができ;R(7)
は水素、メチルまたはエチルであり;あるいは、R(6)は
(C3-C8)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これ
は未置換であるか、またはF、Cl、Br、メチル、メトキ
シおよびNR(8)R(9)よりなる群から選択される置換基
1、2または3個を担持しており;R(8)およびR(9)は
H、メチルまたはエチルであり;あるいは、R(5)および
R(6)は窒素原子と一緒になって5−、6−または7員の
環を形成し、ここで炭素原子1個は酸素、SまたはNR(1
0)で置き換えられることができ;R(10)はH、(C1-C3)−
アルキルまたはベンジルであり;そして、他の置換基R
(1)、R(2)、R(3)、R(4)は各々、水素、F、Cl、Br、
I、CN、CF3、NO2、CF3-O-、CmF2m+1-CH2-O-またはR(1
1)-CqH2q-Xp-であり;mは1、2または3であり;qは
0、1、2、3または4であり;pは0または1であ
り;Xは酸素またはNR(12)であり;R(12)はHまたは(C1
-C3)−アルキルであり;R(11)は水素、(C1-C6)−アルキ
ル、(C3-C8)−シクロアルキルまたはフェニルであり;
これは未置換であるか、またはF、Cl、CH3、CH3-O-お
よびNR(13)R(14)よりなる群から選択される置換基1、
2または3個で置換されており;R(13)、R(14)はH、メ
チルまたはエチルである〕のベンゾイルグアニジンおよ
びその製薬上許容し得る塩;
【0016】(HOE 92/F 422- EP 604 852) l) 下記式I:
【化102】 〔式中:R(1)はR(4)R(5)N-C(X)-であり;Xは酸素、S
またはN-R(6)であり;R(4)およびR(5)は同じかまたは異
なっていて、H、(C1-C8)−アルキル、(C3-C 6)−アルケ
ニルまたは-CnH2n-R(7)であり;nは0、1、2、3ま
たは4であり;R(7)は(C5-C7)−シクロアルキルまたは
フェニルであり、これは未置換であるか、またはF、C
l、CF3、メトキシおよび(C1-C4)−アルキルよりなる群
から選択される置換基1〜3個で置換されており;ある
いは、R(4)とR(5)は一緒になって、メチレン基4〜5個
となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN
−ベンジルで置き換えられることができ;R(6)はR(4)と
同様に定義されるか、またはアミジンであり;R(2)は
H、F、Cl、Br、I、(C1-C8)−アルキル、1−アルケ
ニルまたは1−アルキニル、(C3-C8)−シクロアルキ
ル、(C3-C8)−シクロアルキル−(C1-C4)−アルキル、フ
ェニル、C6H5−(C1-C4)−アルキル、ナフチル、ビフェ
ニリル、1,1−ジフェニル−(C1-C4)−アルキル、シクロ
ペンタジエニル、ピリジル、チオピリジル、ピロリル、
フラニル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、イン
デニル、キノリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベン
ゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリルまた
は-W-R(8)であり;Wは酸素、SまたはNR(9)であり;R
(8)はH、(C1-C6)−アルキル、(C5-C7)−シクロアルキ
ル、シクロヘキシルメチル、シクロペンチルメチル、-
(CH2)mCpF2p+1または-CqH2q-R(10)であり;mは0また
は1であり;pは1、2または3であり;qは0、1、
2、3または4であり;R(10)はフェニルであり、これ
は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メト
キシおよびNR(11)R(12)よりなる群から選択される置換
基1〜3個で置換されており;R(11)およびR(12)はHま
たは(C1-C4)−アルキルであり;R(9)はHまたは(C1-C3)
−アルキルであり;あるいは、R(8)とR(9)は一緒になっ
て、メチレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸
素、S、NH、N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられ
ることができ;R(3)はH、F、Cl、Br、I、(C1-C6)−
アルキルまたはR(2)で定義したとおりの-W-R(8)であ
る〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し得
る塩;
【0017】(93/F 054-NZ 250 919, EP-Offenlegungs
schrift 612 723) m) 下記式I:
【化103】 〔式中:R(1)、R(2)、R(3)は水素、F、Cl、Br、Iまた
は(C1-C12)−アルキルであり;置換基R(1)、R(2)およびR
(3)のうち1つは、置換基R(1)、R(2)またはR(3)の残り
のうち少なくとも1つが炭素原子3〜12個を有する十分
親油性のアルキル基である場合には、N3、CN、OHまたは
(C1-C10)−アルキルオキシであり;あるいは、置換基R
(1)、R(2)およびR(3)のうち1つはR(4)-CnH2n-Om-であ
り;mは0または1であり;nは0、1、2または3で
あり;R(4)はCpF2p+1であり;pは、nが0または1で
ある場合には、1、2または3であり;あるいは、R(4)
は(C3-C12)−シクロアルキル、フェニル、ピリジル、キ
ノリルまたはイソキノリルであり、ここで芳香族および
ヘテロ芳香族の環系は未置換であるか、またはF、Cl、
CF3、メチル、メトキシおよびNR(5)R(6)よりなる群から
選択される置換基1個で置換されており;R(5)およびR
(6)は水素または(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、
置換基R(1)、R(2)およびR(3)のうち1つは-C≡CR(5)ま
たは-C〔R(6)〕=CR(5)であり;R(5)はフェニルであり、
これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、
メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよび
ジメチルアミノ、未置換またはフェニルのように置換さ
れている(C1-C9)−ヘテロアリールよりなる群から選択
される置換基1〜3個で置換されており;あるいは、R
(5)は(C1-C6)−アルキルであり、これは未置換であるか
またはOH 1〜3個で置換されており;あるいは、R(5)
は(C3-C8)−シクロアルキルであり;R(6)は水素または
メチルである〕のベンゾイルグアニジンおよびその薬理
学上許容し得る塩;
【0018】(93/F 153-EP-Offenlegungsschrift 627
413, NZ 260 660) o) 下記式I:
【化104】 〔式中:R(1)は水素、F、Cl、Br、I、-NO2、-C≡N、X
o-(CH2)p-(CF2)q-CF3、R(5)-SO m、R(6)-CO-またはR(6)R
(7)N-SO2-であり、ここでXは酸素、SまたはNR(14)で
あり;mは0、1または2であり;oは0または1であ
り;pは0、1または2であり;qは0、1、2、3、
4、5または6であり;R(5)およびR(6)は(C1-C8)−ア
ルキル、(C3-C6)−アルケニル、-CnH2n-R(8)またはCF3
であり;nは0、1、2、3または4であり;R(8)は(C
3-C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これは
未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキ
シおよびNR(9)R(10)よりなる群から選択される置換基1
〜3個で置換されており;R(9)およびR(10)はHまたは
(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R(6)はHであ
り;R(7)はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるい
は、R(6)とR(7)は一緒になって、メチレン基4〜5個と
なり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−
ベンジルで置き換えられることができ;R(2)は
【化105】 であり;Yは酸素、-S-または-NR(12)-であり;R(11)お
よびR(12)は水素または(C1-C3)−アルキルであり;hは
0または1であり;i、jおよびkは相互に独立して
0、1、2、3または4であるが;ただしh、iおよび
kが同時に0であることはなく;R(3)はR(1)と同様に定
義されるか、または(C1-C6)−アルキルまたは-X-R(13)
であり;Xは酸素、SまたはNR(14)であり;R(14)はH
または(C1-C3)−アルキルであり;R(13)はH、(C1-C6)
−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキルまたは-CbH2b-R
(15)であり;bは0、1、2、3または4であり;ある
いは、R(13)とR(14)は一緒になって、メチレン基4〜5
個となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3または
N−ベンジルで置き換えられることができ;R(15)はフ
ェニルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、
CF3、メチル、メトキシおよびNR(9)R(10)よりなる群か
ら選択される置換基1〜3個で置換されており;R(9)お
よびR(10)はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;R(4)は
水素、-OR(16)または-NR(16)R(17)であり;R(16)および
R(17)は相互に独立して、水素または(C1-C3)−アルキル
である〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容
し得る塩;
【0019】(HOE 93/F 154-EP-Offenlegungsschrift
628 543, NZ 260 681) p) 下記式I:
【化106】 〔式中:R(1)はR(6)-COまたはR(7)R(8)N-COであり;R
(6)は(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアル
キル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CnH2n-R(9)であり;
nは0、1、2、3または4であり;R(9)は(C3-C8)−
シクロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチ
ルであり、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、
Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(10)R(11)よりなる
群から選択される置換基1〜3個で置換されており;R
(10)およびR(11)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-
C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(7)はH、(C1-C8)
−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアルキル、(C3-C8)
−アルケニルまたは-CnH2n-R(12)であり;nは0、1、
2、3または4であり;R(12)は(C3-C8)−シクロアルキ
ル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、こ
こで芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
チル、メトキシおよびNR(13)R(14)よりなる群から選択
される置換基1〜3個で置換されており;R(13)およびR
(14)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフル
オロアルキルであり;R(8)はH、(C1-C4)−アルキルま
たは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるいは、
R(7)とR(8)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
ンジルで置き換えられることができ;R(2)はR(1)と同様
に定義されるか、またはH、F、Cl、Br、I、CN、N
O2、(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアルキ
ル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CnH2nR(15)であり;n
は0、1、2、3、4であり;R(15)は(C3-C8)−シクロ
アルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであ
り、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF
3、メチル、メトキシおよびNR(16)R(17)よりなる群から
選択される置換基1〜3個で置換されており;R(16)お
よびR(17)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペ
ルフルオロアルキルであり;あるいは、R(2)は(C1-C9)
−ヘテロアリールであり、これはCまたはNを介して連
結しており、そして、未置換であるか、またはF、Cl、
CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルア
ミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択される置
換基1〜3個で置換されており;あるいは、R(2)は-SR
(18)、-OR(18)、-NR(18)R(19)、-CR(18)R(19)R(20)であ
り;R(18)は-CaH2a-(C1-C9)−ヘテロアリールであり、
これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メト
キシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメ
チルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3個で
置換されており;aは0、1または2であり;R(19)お
よびR(20)は相互に独立してR(18)と同様に定義される
か、または水素、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペ
ルフルオロアルキルであり;あるいは、R(2)はR(21)-SO
mまたはR(22)R(23)N-SO2-であり;mは1または2であ
り;R(21)は(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオ
ロアルキル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CnH2n-R(24)
であり;nは0、1、2、3または4であり;
【0020】R(24)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニ
ル、ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで芳香族
は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メト
キシおよびNR(27)R(28)よりなる群から選択される置換
基1〜3個で置換されており;R(27)およびR(28)はH、
(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキ
ルであり;R(22)はH、(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−
ペルフルオロアルキル、(C3-C8)−アルケニルまたは-Cn
H2n-R(29)であり;nは0、1、2、3または4であ
り;R(29)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフ
ェニリルまたはナフチルであり、ここで芳香族は未置換
であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよ
びNR(30)R(31)よりなる群から選択される置換基1〜3
個で置換されており;R(30)およびR(31)はH、(C1-C4)
−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであ
り;R(23)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペ
ルフルオロアルキルであり;あるいは、R(22)とR(23)は
一緒になって、メチレン基4〜5個となり、うちCH2
1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベンジルで置き
換えられることができ;R(2)はR(33)X-であり;Xは酸
素、S、NR(34)、(D=O)A-、NR(34)C=MN(*)R(35)-であ
り;Mは酸素またはSであり;Aは酸素またはNR(34)で
あり;DはCまたはSOであり;R(33)は(C1-C8)−アルキ
ル、(C3-C8)−アルケニル、(CH2)bCdF2d+1、-CnH2n-R(3
6)であり;bは0または1であり;dは1、2、3、
4、5、6または7であり;nは0、1、2、3または
4であり;R(36)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニ
ル、ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで芳香族
は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メト
キシおよびNR(37)R(38)よりなる群から選択される置換
基1〜3個で置換されており;R(37)およびR(38)はH、
(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキ
ルであり;R(34)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-
C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(35)はR(33)と同
様に定義され;あるいは、R(33)とR(34)は一緒になっ
て、メチレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸
素、S、NH、N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられ
ることができ;ここでAおよびN(*)はベンゾイルグアニ
ジン親構造のフェニル核に結合しており;あるいは、R
(2)は-SR(40)、-OR(40)、-NHR(40)、-NR(40)R(41)、-CH
R(40)R(42)、-C〔R(42)R(43)OH〕、-C≡CR(45)、-CR(4
6)=CHR(45)、-〔CR(47)R(48)〕u-(CO)-〔CR(49)R(50)〕
v-R(44)であり;R(40)、R(41)は同じかまたは異なって
いて、-(CH2)p-(CHOH)q-(CH2)r-(CHOH)t-R(51)または-
(CH2)p-O-(CH2-CH2O)q-R(51)であり;R(51)は水素また
はメチルであり;uは1、2、3または4であり;vは
0、1、2、3または4であり;p、q、rは同じかま
たは異なっていて、0、1、2、3または4であり;t
は1、2、3または4であり;R(42)およびR(43)は同じ
かまたは異なっていて、水素または(C1-C6)−アルキル
であり;あるいは、R(42)およびR(43)はそれらを担持し
ている炭素原子と一緒になって(C3-C8)−シクロアルキ
ルを形成し;R(44)はH、(C1-C6)−アルキル、(C3-C8)
−シクロアルキルまたは-CeH2e-R(45)であり;eは0、
1、2、3または4であり;R(45)はフェニルであり、
これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、
メトキシおよびNR(52)R(53)よりなる群から選択される
置換基1〜3個で置換されており;R(52)およびR(53)は
Hまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R(45)は
(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置換である
か、またはフェニルのように置換されており;あるい
は、R(45)は、(C1-C6)−アルキルであり、これは未置換
であるか、またはOH1〜3個で置換されており;R(4
6)、R(47)、R(48)、R(49)およびR(50)は水素またはメチ
ルであり;あるいは、R(2)はR(55)-NH-SO2-であり;R(5
5)はR(56)R(57)N-(C=Y)-であり;Yは酸素、SまたはN-
R(58)であり;R(56)およびR(57)は同じかまたは異なっ
ていて、H、(C1-C8)−アルキル、(C3-C6)−アルケニル
または-CfH2f-R(59)であり;fは0、1、2、3または
4であり;R(59)は(C5-C7)−シクロアルキルまたはフェ
ニルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF
3、メトキシおよび(C1-C4)−アルキルよりなる群から選
択される置換基1〜3個で置換されており;あるいは、
R(56)とR(57)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
ンジルで置き換えられることができ;R(58)はR(56)と同
様に定義されるか、アミジンであり;R(3)、R(4)および
R(5)は相互に独立して、R(1)またはR(2)と同様に定義さ
れる〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し
得る塩;
【0021】(HOE 93/F 220-EP-Offenlegungsschrift
640 593, NZ 264 117) q) 下記式I:
【化107】 〔式中:R(1)は水素、F、Cl、Br、I、-NO2、-C≡N、-
Xo-(CH2)p-(CF2)q-CF3、R(5)-SOm、R(6)-CO-、R(6)R(7)
N-CO-またはR(6)R(7)N-SO2-であり;Xは酸素、-S-また
はNR(14)であり;mは0、1または2であり;oは0ま
たは1であり;pは0、1または2であり;qは0、
1、2、3、4、5または6であり;R(5)およびR(6)は
(C1-C8)−アルキル、(C3-C6)−アルケニル、-CnH2n-R
(8)またはCF3であり;nは0、1、2、3または4であ
り;R(8)は(C3-C7)−シクロアルキル、フェニルであ
り、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
ル、メトキシおよびNR(9)R(10)よりなる群から選択され
る置換基1〜3個で置換されており;R(9)およびR(10)
はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R(6)
は水素であり;R(7)は水素または(C1-C4)−アルキルで
あり;あるいは、R(6)とR(7)は一緒になって、メチレン
基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-C
H3またはN−ベンジルで置き換えられることができ;R
(2)は
【化108】 であり;R(11)は(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これ
はCまたはNを介して連結しており、そして、未置換で
あるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキ
シル、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびベ
ンジルよりなる群から選択される置換基1〜3個で置換
されており;Yは酸素、-S-またはNR(12)であり;R(12)
はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;R(3)はR(1)と同
様に定義され;あるいは、R(3)は(C1-C6)−アルキルま
たは-X-R(13)であり;Xは酸素、-S-またはNR(14)であ
り;R(14)はHまたは(C1-C3)−アルキルであり;R(13)
はH、(C1-C6)−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキルま
たは-CbH2b-R(15)であり;bは0、1、2、3または4
であり;あるいは、R(13)とR(14)は一緒になって、メチ
レン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、N
H、N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることがで
き;R(15)はフェニルであり、これは未置換であるか、
またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(9)R(1
0)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換され
ており;R(9)およびR(10)はHまたは(C1-C4)−アルキル
であり;R(4)は水素、-OR(16)または-NR(16)R(17)また
はCrF2r+1であり;R(16)およびR(17)は相互に独立し
て、水素または(C1-C3)−アルキルであり;rは1、
2、3または4である〕のベンゾイルグアニジンおよび
その製薬上許容し得る塩;
【0022】(HOE 93/F 223 K-EP 639 573, NZ 264 13
0) r) 下記式I:
【化109】 〔式中:XはNまたはCR(6)であり;Yは酸素、Sまた
はNR(7)であり;A、Bは一緒になって結合となり;あ
るいは、A、Bは、Xが同時にCR(6)であり、YがNR(7)
である場合は、共に水素であり;置換基R(1)〜R(6)の1
つは-CO-N=C(NH2)2基であり;他の置換基R(1)〜R(6)は
各々、水素、F、Cl、Br、Iまたは(C1-C6)−アルキル
であり;他の置換基R(1)〜R(6)の2個以下はCN、NO2、N
3、(C1-C4)−アルキルオキシまたはCF3であり;他の置
換基の1個まではR(8)-CnH2n-Z-であり;nは0〜10で
あり;ここでアルキレン鎖-CnH2n-は直鎖または分枝鎖
であり、炭素原子1個は酸素またはイオウ原子、または
窒素原子により置き換えられることができ;R(8)は水
素、(C2-C6)−アルケニルまたは(C3-C10)−シクロアル
キルであり;これは未置換であるか、またはメチル基1
〜4個またはOH基により置換されているか、またはエチ
レン基-CH=CH-を含むことができ、うち、メチレン基1
個は酸素またはイオウ原子、または窒素原子により置き
換えられることができ;あるいは、R(8)はフェニルであ
り、これは未置換であるか、または、F、Cl、Br、I、
CF 3、CH3-S(O)s-またはR(9)-Wy-よりなる群から選択さ
れる置換基1〜3個で置換されており;sは0、1また
は2であり;R(9)はH、メチル、エチルであり;Wは酸
素またはNR(10)であり;R(10)はHまたはメチルであ
り;yは0または1であり;あるいは、R(8)はCmF2m+1
であり;mは1〜3であり;あるいは、R(8)は1−また
は2−ナフチル、ピリジル、キノリルまたはイソキノリ
ルであり;Zは-CO-、-CH2-または-〔CR(11)(OH)〕q-で
あり;qは1、2または3であり;R(11)はHまたはメ
チルであり;あるいは、Zは酸素または-NR(12)-であ
り;R(12)はHまたはメチルであり;あるいは、Zは-S
(O)s-であり;sは0、1または2であり;または、Z
は-SO2-NR(13)-であり;R(13)はHまたは(C1-C4)−アル
キルであり;R(7)は水素、(C1-C10)−アルキル、(C2-C
10)−アルケニルまたはR(8)-CnH2n-である〕のベンゾ縮
合5員複素環およびその製薬上許容し得る塩;
【0023】(HOE 93/F 236-EP-Offenlegungsschrift
638 548, NZ 264 216) s) 下記式I:
【化110】 〔式中:R(1)、R(3)またはR(4)は-NR(6)C=X NR(7)R(8)
であり;Xは酸素またはSであり;R(6)は水素、(C1-
C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアルキル、(C3-
C8)−アルケニルまたは-CnH2n-R(9)であり;nは0、
1、2、3または4であり;R(9)は(C3-C8)−シクロア
ルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであ
り、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF
3、メチル、メトキシおよびNR(10)R(11)よりなる群から
選択される置換基1〜3個で置換されており;R(10)お
よびR(11)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペ
ルフルオロアルキルであり;R(7)は水素、(C1-C8)−ア
ルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアルキル、(C3-C8)−ア
ルケニルまたは-CoH2o-R(12)であり;oは0、1、2、
3または4であり;R(12)は(C3-C8)−シクロアルキル、
フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで
芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
ル、メトキシおよびNR(13)R(14)よりなる群から選択さ
れる置換基1〜3個で置換されており;R(13)およびR(1
4)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオ
ロアルキルであり;R(8)はR(7)と同様に定義され;ある
いは、R(7)とR(8)は一緒になって、メチレン基4〜5個
となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN
−ベンジルで置き換えられることができ;残りの置換基
R(2)、R(3)、R(4)、R(5)またはR(1)、R(2)、R(4)、R(5)
またはR(1)、R(2)、R(3)、R(5)は各々、相互に独立し
て、水素、F、Cl、Br、I、-Ota(C 1-C8)−アルキル、-
Otb(C3-C8)−アルケニル、-Otc(CH2)bCdF2d+1、-OtdCpH
2pR(18)、または2個までの基CN、 NO2、 NR(16)R(17)で
あり;bは0または1であり;dは1、2、3、4、
5、6または7であり;taは0または1であり;tbは0
または1であり;tcは0または1であり;tdは0または
1であり;pは0、1、2、3または4であり;R(18)
は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリル
またはナフチルであり、ここで芳香族は未置換である
か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(1
9)R(20)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
換されており;R(19)およびR(20)は水素または(C1-C4)
−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであ
り;R(16)は水素、(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペル
フルオロアルキル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CqH2q-
R(21)であり;qは0、1、2、3または4であり;R(2
1)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリ
ルまたはナフチルであり、ここで芳香族は未置換である
か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシまたはNR(2
2)R(23)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
換されており;R(22)およびR(23)は水素、(C1-C4)−ア
ルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R
(17)は水素、(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオ
ロアルキル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CrH2r-R(24)
であり;rは0、1、2、3または4であり;R(24)は
(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリルま
たはナフチルであり、ここで芳香族は未置換であるか、
またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(25)R(2
6)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換され
ており;R(25)およびR(26)は水素、(C1-C4)−アルキル
または(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるい
は、R(16)とR(17)は一緒になって、メチレン基4〜5個
となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN
−ベンジルで置き換えられることができる〕のベンゾイ
ルグアニジンおよびその製薬上許容し得る塩;
【0024】(HOE 93/F 249-EP-Offenlegungsschrift
640 587, NZ 264 282) t) 下記式I:
【化111】 〔式中:X(1)およびX(2)は
【化112】 であり;T1は0、1、2、3または4であり;R(A)およ
びR(B)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、I、CN、
OR(106)、(C1-C8)−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキ
ル、Ozk(CH2)zlCzmF2zm+1、NR(107)R(108)、フェニルま
たはベンジルであり、ここで、芳香族は未置換である
か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(10
9)R(110)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
換されており;R(109)およびR(110)は水素、(C1-C4)−
アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであ
り;zlは0、1、2、3または4であり;zkは0または
1であり;zmは1、2、3、4、5、6、7または8で
あり;R(106)は水素、(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペ
ルフルオロアルキル、(C3-C8)−アルケニル、(C3-C8)−
シクロアルキル、フェニルまたはベンジルであり、ここ
で、芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
チル、メトキシおよびNR(111)R(112)よりなる群から選
択される置換基1〜3個で置換されており;R(111)およ
びR(112)は水素、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペ
ルフルオロアルキルであり;R(107)およびR(108)は相互
に独立して、R(106)と同様に定義され;あるいは、R(10
7)とR(108)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
ンジルで置き換えられることができ;あるいは、X(1)お
よびX(2)は
【化113】 であり;T2aおよびT2bは相互に独立して、0、1または
2であり;ここで二重結合は(E)−または(Z)−型である
ことができ;あるいは、X(1)およびX(2)は
【化114】 であり;T3は0、1または2であり;U、YYおよびZは
相互に独立してCまたはNであり、ここでU、YY、Zは
以下の数の置換基を担持することができ、 U、YYまたはZ 二重結合に環内で結合 可能置換基数 C 可 能 1 C 不可能 2 N 可 能 0 N 不可能 1
【0025】R(D)は水素、(C1-C8)−アルキルまたは(C1
-C8)−ペルフルオロアルキルであり;R(U1)、R(U2)、R
(Y1)、R(Y2)、R(Z1)、R(Z2)は相互に独立して、水素、
F、Cl、Br、I、CN、OR(114)、(C1-C8)−アルキル、(C
3-C8)−シクロアルキル、Ozka(CH2)zlaCzmaF2zma+1、NR
(115)R(116)、フェニルまたはベンジルであり、ここ
で、芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
チル、メトキシおよびNR(117)R(118)よりなる群から選
択される置換基1〜3個で置換されており;R(117)およ
びR(118)は水素、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペ
ルフルオロアルキルであり;zkaは0または1であり;z
laは0、1、2、3または4であり;zmaは1、2、
3、4、5、6、7または8であり;R(114)は水素、(C
1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアルキル、(C
3-C8)−アルケニル、(C3-C8)−シクロアルキル、フェニ
ルまたはベンジルであり、ここで、芳香族は未置換であ
るか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR
(119)R(120)よりなる群から選択される置換基1〜3個
で置換されており;R(119)およびR(120)は水素、(C1-
C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルで
あり;R(115)およびR(116)は相互に独立して、R(114)と
同様に定義され;あるいは、R(115)とR(116)は一緒にな
って、メチレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸
素、S、NH、N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられ
ることができ;ただし、Uが窒素(N)、YYが窒素(N)お
よびZが炭素(C)である場合は除かれ;R(101)、R(10
2)、R(103)、R(104)およびR(105)は相互に独立して、水
素、F、Cl、Br、I、-C≡N、Xzoa-(CH2)zpa-(CzqaF
2zqa+1)、R(110a)-SOzbm、R(110b)R(110c)N-CO、R(111
a)-CO-またはR(112a)R(113a)N-SO2-であり、ここでペル
フルオロアルキル基は直鎖または分枝鎖であり;Xは酸
素、SまたはNR(114a)であり;R(114a)はHまたは(C1-C
3)−アルキルであり;zoaは0または1であり;zbmは
0、1または2であり;zpaは0、1、2、3または4
であり;zqaは1、2、3、4、5、6、7または8で
あり;R(110a)、R(110b)、R(111a)およびR(112a)は相互
に独立して(C1-C8)−アルキル、(C3-C8)−アルケニル、
-CznH2zn-R(115a)または(C1-C8)−ペルフルオロアルキ
ルであり;znは0、1、2、3または4であり;R(115
a)は、(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニ
リルまたはナフチルであり、ここで芳香族は未置換であ
るか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR
(116a)R(117a)よりなる群から選択される置換基1〜3
個で置換されており;R(116a)およびR(117a)は水素、(C
1-C4)−ペルフルオロアルキルまたは(C1-C4)−アルキル
であり;あるいは、R(110b)、R(111a)およびR(112a)は
水素であり;R(110c)およびR(113a)は相互に独立して水
素、(C1-C4)−ペルフルオロアルキルまたは(C1-C4)−ア
ルキルであり;あるいは、R(110b)およびR(110c)および
R(112a)およびR(113a)は一緒になって、メチレン基4〜
5個となり、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、N-CH3
またはN−ベンジルで置き換えられることができ;ある
いは、R(101)、R(102)、R(103)、R(104)、R(105)は相互
に独立して、(C1-C8)−アルキル、-CzalH2zalR(118a)ま
たは(C3-C8)−アルケニルであり;zalは0、1、2、3
または4であり;R(118a)は(C3-C8)−シクロアルキル、
フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで
芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
ル、メトキシまたはNR(119a)R(119b)よりなる群から選
択される置換基1〜3個で置換されており;R(119a)お
よびR(119b)は水素、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)
−ペルフルオロアルキルであり;あるいは、R(101)、R
(102)、R(103)、R(104)、R(105)は相互に独立して、(C1
-C9)−ヘテロアリールであり、これはCまたはNを介し
て連結しており、そして、未置換であるか、またはF、
Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチ
ルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択され
る置換基1〜3個で置換されており;あるいは、R(10
1)、R(102)、R(103)、R(104)、R(105)は相互に独立して
-C≡C-R(193)であり;R(193)はフェニルであり、これは
未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキ
シまたはNR(194)R(195)よりなる群から選択される置換
基1〜3個で置換されており;R(194)およびR(195)は水
素またはCH3であり;あるいは、R(101)、R(102)、R(10
3)、R(104)、R(105)は相互に独立して、-Y-パラ-C6H4-
(CO)zh-(CHOH)zi-(CH2)zj-(CHOH)zk-R(123)、-Y-メタ-C
6H4-(CO)zad-(CHOH)zae-(CH2)zaf-(CHOH)zag-R(124)、
または-Y-オルト-C6H4-(CO)zah-(CHOH)zao-(CH2)zap-(C
HOH)zak-R(125)であり;
【0026】Yは酸素、-S-または-NR(122d)-であり;z
h、zad、zahは相互に独立して0または1であり;zi、z
j、zk、zae、zaf、zag、zao、zapおよびzakは相互に独
立して0、1、2、3または4であり;ただし、各々の
場合、zh、ziおよびzkが同時に0であることはなく、za
d、zaeおよびzagが同時に0であることはなく、そし
て、zah、zaoおよびzakが同時に0であることはなく、R
(123)、R(124)、R(125)およびR(122d)は相互に独立して
水素または(C1-C3)−アルキルであり;あるいは、R(10
1)、R(102)、R(103)、R(104)およびR(105)は、相互に独
立してSR(129)、-OR(130)、-NR(131)R(132)または-CR(1
33)R(134)R(135)であり;R(129)、R(130)、R(131)およ
びR(133)は相互に独立して-CzabH2zab−(C1-C9)−ヘテ
ロアリールであり、これは未置換であるか、またはF、
Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチ
ルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択され
る置換基1〜3個で置換されており;zabは0、1また
は2であり;R(132)、R(134)およびR(135)は相互に独立
してR(129)と同様に定義されるか、または水素、(C1-
C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルで
あり;あるいは、R(101)、R(102)、R(103)、R(104)およ
びR(105)は相互に独立して−W−パラ−(C6H4)-R(19
6)、−W−メタ−(C6H4)-R(197)または−W−オルト−
(C6H4)-R(198)であり;R(196)、R(197)およびR(198)は
相互に独立して(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これ
はCまたはNを介して連結しており、そして、未置換で
あるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキ
シル、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびベ
ンジルよりなる群から選択される置換基1〜3個で置換
されており;Wは酸素、SまたはNR(136)-であり;R(13
6)は水素または(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R
(101)、R(102)、R(103)、R(104)およびR(105)は相互に
独立してR(146)X(1a)-であり;X(1a)は酸素、S、NR(14
7)、(D=O)A-、NR(148)C=MN(*)R(149)-であり;Mは酸素
またはイオウであり;Aは酸素またはNR(150)であり;
DはCまたはSOであり;R(146)は(C1-C8)−アルキル、
(C3-C8)−アルケニル、(CH2)zbzCzdzF2zdz+1または-C
zxaH2zxa-R(151)であり;zbzは0または1であり;zdz
は1、2、3、4、5、6または7であり;zxaは0、
1、2、3または4であり;R(151)は(C3-C8)−シクロ
アルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであ
り、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF
3、メチル、メトキシおよびNR(152)R(153)よりなる群か
ら選択される置換基1〜3個で置換されており;R(152)
およびR(153)は水素、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)
−ペルフルオロアルキルであり;R(147)、R(148)および
R(150)は相互に独立して水素、(C1-C4)−アルキルまた
は(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(149)はR(1
46)と同様に定義され;あるいは、R(146)およびR(147)
またはR(146)およびR(148)は一緒になって、メチレン基
4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、N
-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることができ;
【0027】ここでAおよびN(*)はアルカノイル親構造
のフェニル核に結合しており;あるいは、R(101)、R(10
2)、R(103)、R(104)およびR(105)は相互に独立して、-S
R(164)、-OR(165)、-NHR(166)、-NR(167)R(168)、-CHR
(169)R(170)、-CR(154)R(155)OH、-C≡CR(156)、-CR(15
8)=CR(157)または-〔CR(159)R(160)〕zu-(C=O)-〔CR(16
1)R(162)〕zv-R(163)であり;R(164)、R(165)、R(16
6)、R(167)、R(169)は同じかまたは異なっていて、-(CH
2)zy-(CHOH)zz-(CH2)zaa-(CHOH)zt-R(171)または-(CH2)
zab-O-(CH2-CH2O)zac-R(172)であり;R(171)およびR(17
2)は水素またはメチルであり;zuは1、2、3または4
であり;zvは0、1、2、3または4であり;zy、zz、
zaa、zab、zacは同じかまたは異なっていて、0、1、
2、3または4であり;ztは1、2、3または4であ
り;R(168)、R(170)、R(154)、R(155)は同じかまたは異
なっていて、水素または(C 1-C6)−アルキルであり;あ
るいは、R(169)とR(170)、またはR(154)とR(155)はそれ
らを担持している炭素原子と一緒になって(C3-C8)−シ
クロアルキルを形成し;R(163)は水素、(C1-C6)−アル
キル、(C3-C8)−シクロアルキルまたは-CzebH2z eb-R(17
3)であり;zebは0、1、2、3または4であり;R(15
6)、R(157)およびR(173)は相互に独立してフェニルであ
り、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
ル、メトキシおよびNR(174)R(175)よりなる群から選択
される置換基1〜3個で置換されており;R(174)および
R(175)は水素または(C1-C4)−アルキルであり;あるい
は、R(156)、R(157)およびR(173)は相互に独立して(C1-
C9)−ヘテロアリールであり、これは未置換であるかま
たはフェニルのように置換されており;R(158)、R(15
9)、R(160)、R(161)およびR(162)は水素またはメチルで
あり;あるいは、R(101)、R(102)、R(103)、R(104)、R
(105)は相互に独立してR(176)-NH-SO2-であり;R(176)
はR(177)R(178)N-(C=Y′)-であり;Y′は酸素、Sまた
はN-R(179)であり;R(177)およびR(178)は同じかまたは
異なっていて、水素、(C1-C8)−アルキル、(C3-C6)−ア
ルケニルまたは-CzfaH2zfa-R(180)であり;zfaは0、
1、2、3または4であり;R(180)は(C5-C7)−シクロ
アルキルまたはフェニルであり;これは未置換であるか
またはF、Cl、CF3、メトキシまたは(C1-C4)−アルキル
よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
おり;あるいは、R(177)とR(178)は一緒になってメチレ
ン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、イオウ、N
H、N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることがで
き;R(179)はR(177)と同様に定義されるか、またはアミ
ジンであり;あるいは、R(101)、R(102)、R(103)、R(10
4)、R(105)は相互に独立してNR(184a)R(185)、OR(184
b)、SR(184c)または-CznxH2znx-R(184d)であり;znxは
0、1、2、3または4であり;R(184d)は(C3-C7)−シ
クロアルキルまたはフェニルであり、これは未置換であ
るか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR
(116k)R(117k)よりなる群から選択される置換基1〜3
個で置換されており;R(116k)およびR(117k)は水素また
は(C1-C4)−アルキルであり;R(184a)、R(184b)、R(184
c)、R(185)は相互に独立して水素、(C1-C8)−アルキ
ル、(C1-C8)−ペルフルオロアルキルまたは(CH2)zao-R
(184g)であり;zaoは0、1、2、3または4であり;R
(184g)は(C3-C7)−シクロアルキルまたはフェニルであ
り、これは未置換であるかまたはF、Cl、CF3、メチ
ル、メトキシおよびNR(184u)R(184v)よりなる群から選
択される置換基1〜3個で置換されており;R(184u)お
よびR(184v)は水素または(C1-C4)−アルキルであり;あ
るいは、R(184a)とR(185)は一緒になってメチレン基4
〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、N-C
H3またはN−ベンジルで置き換えられることができる〕
のジアシル置換グアニジンおよびその製薬上許容し得る
塩;
【0028】(HOE 93/F 254-EP-Offenlegungsschrift
640 588, NZ 264 307) u) 下記式I:
【化115】 〔式中:R(1)はH、F、Cl、Br、I、CN、NO2、(C1-C8)
−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキルまたはXa-(CH2)b
-(CF2)c-CF3であり;Xは酸素、SまたはNR(5)であり;
aは0または1であり;bは0、1または2であり;c
は0、1、2または3であり;R(5)はH、(C1-C4)−ア
ルキルまたは-CdF2dR(6)であり;dは0、1、2、3ま
たは4であり;R(6)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェ
ニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで芳香
族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メ
トキシおよびNR(7)R(8)よりなる群から選択される置換
基1〜3個で置換されており;R(7)およびR(8)は相互に
独立してHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるい
は、R(1)は-SR(10)、-OR(10)または-CR(10)R(11)R(12)
であり;R(10)は-CfH2f-(C3-C8)−シクロアルキル、-(C
1-C9)−ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで
芳香族系は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3
メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよび
ジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3
個で置換されており;fは0、1または2であり;R(1
1)およびR(12)は相互に独立してR(10)と同様に定義され
るか、または、水素または(C1-C4)−アルキルであり;
あるいは、R(1)はフェニル、ナフチル、ビフェニリルま
たは(C1-C9)−ヘテロアリールであり、後者はCまたは
Nを介して連結しており、これらは未置換であるか、ま
たはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミ
ノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から
選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
は、R(1)は-SR(13)、-OR(13)、-NHR(13)、-NR(13)R(1
4)、-CHR(13)R(15)、-C〔R(15)R(16)〕OH、-C≡CR(1
8)、-C〔R(19)〕=CR(18)、-〔CR(20)R(21)〕k-(CO)-〔C
R(22)R(23)R(24)〕lであり;R(13)およびR(14)は同じか
または異なっていて、-(CH2)g-(CHOH)h-(CH2)i-(CHOH)j
-R(17)、ただしR(17)は水素またはメチルであるもの;-
(CH2)g-O-(CH2-CH2O)h-R(24)であり;g、h、iは同じ
かまたは異なっていて、0、1、2、3または4であ
り;jは1、2、3または4であり;R(15)およびR(16)
は同じかまたは異なっていて、水素、(C1-C6)−アルキ
ルまたはそれらを担持している炭素原子と一緒になって
(C3-C8)−シクロアルキルを形成し;R(18)はフェニルで
あり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
チル、メトキシおよびNR(25)R(26)よりなる群から選択
される置換基1〜3個で置換されており;R(25)およびR
(26)はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R
(18)は(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置換
であるかまたはフェニルのように置換されており;ある
いは、R(18)は(C1-C6)−アルキルであり、これは未置換
であるか、OH 1〜3個で置換されており;あるいは、R
(18)は(C3-C8)−シクロアルキルであり;R(19)、R(2
0)、R(21)、R(22)およびR(23)は水素またはメチルであ
り;kは0、1、2、3または4であり;lは0、1、
2、3または4であり;R(24)はH、(C1-C6)−アルキ
ル、(C3-C8)−シクロアルキルまたは-CmH2m-R(18)であ
り;mは1、2、3または4であり;R(2)およびR(3)は
相互に独立してR(1)と同様に定義され;R(4)は(C1-C3)
−アルキル、F、Cl、Br、I、CNまたは-(CH2)n-(CF2)o
-CF3であり;nは0または1であり;oは0、1または
2である〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許
容し得る塩;
【0029】(HOE 93/F 436-EP-Offenlegungsschrift
659 748, NZ 270 264) v) 下記式I:
【化116】 〔式中:Xはカルボニル、スルホニルであり;R(1)は
H、(C1-C8)−アルキル、ただし未置換であるかまたは
ヒドロキシルで置換されたもの、(C3-C8)−シクロアル
キル、フェニル、ただし未置換であるか、またはF、C
l、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチ
ルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択され
る置換基1〜3個で置換されたものであり;R(2)はH、
(C1-C4)−アルキルである〕のアシルグアニジンおよび
その製薬上許容し得る塩;
【0030】(HOE 94/F 014 K-EP-Offenlegungsschrif
t 666 252, NZ 270 370) w) 下記式I:
【化117】 〔式中:R(A)は水素、F、Cl、Br、I、CN、OR(6)、(C1
-C8)−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキル、Or(CH2)aC
bF2b+1またはNR(7)R(8)であり;rは0または1であ
り;aは0、1、2、3または4であり;bは1、2、
3、4、5、6、7または8であり;R(6)は水素、(C1-
C8)−アルキル、(C3-C8)−アルケニル、(C3-C8)−シク
ロアルキル、フェニルまたはベンジルであり、ここで芳
香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、
メトキシおよびNR(9)R(10)よりなる群から選択される置
換基1〜3個で置換されており;R(9)およびR(10)は
H、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロア
ルキルであり;R(7)およびR(8)は相互に独立してR(6)と
同様に定義され;R(B)は独立してR(A)と同様に定義さ
れ;xは1、2または3であり;R(1)は水素、(C1-C8)
−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキル、-Ot(CH2)dCeF
2e +1、F、Cl、Br、IまたはCNであり;tは0または1
であり;dは0、1、2、3または4であり;eは1、
2、3、4、5、6、7または8であり;R(2)、R(3)、
R(4)およびR(5)は相互に独立してR(1)と同様に定義さ
れ;ただし置換基R(1)、R(2)、R(3)、R(4)、R(5)、R(A)
およびR(B)の少なくとも1つは-Ot(CH2)dCeF2e+1または
-Or(CH2)aCbF2b+1基である〕のペルフルオロアルキル基
担持フェニル基置換アルキルカルボン酸グアニジドおよ
びその製薬上許容し得る塩;
【0031】(HOE 94/F 094-EP-Offenlegungsschrift
676 395, NZ 270 894) x) 下記式I:
【化118】 〔式中:HAはSOm、OまたはNR(5)であり;mは0、1ま
たは2であり;R(5)は水素、(C1-C8)−アルキルまたは-
CamH2amR(81)であり;amは0、1または2であり;R(8
1)は(C3-C8)−シクロアルキルまたはフェニルであり、
これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、
メトキシおよびNR(82)R(83)よりなる群から選択される
置換基1〜3個で置換されており;R(82)およびR(83)は
HまたはCH3であり;あるいは、R(81)は(C1-C9)−ヘテ
ロアリールであり、これはCまたはNを介して連結して
おり、そして、未置換であるか、またはF、Cl、CF3、C
H3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノお
よびジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1
〜3個で置換されており;2置換基R(1)およびR(2)の一
方は-CO-N=C(NH2)2であり;他方は各々、水素、F、C
l、Br、I、(C1-C3)−アルキル、-OR(6)、CrF2r+1、-CO
-N=C(NH2)2または-NR(6)R(7)であり;R(6)およびR(7)は
相互に独立して水素または(C1-C3)−アルキルであり;
rは1、2、3または4であり;R(3)およびR(4)は相互
に独立して水素、F、Cl、Br、I、-C≡N、X-(CH2)p-(C
qF2q+1)、R(8)-SObm、R(9)R(10)N-CO、R(11)-CO-または
R(12)R(13)N-SO2-であり、ここでペルフルオロアルキル
基は直鎖または分枝鎖であり;Xは酸素、SまたはNR(1
4)であり;R(14)はHまたは(C1-C3)−アルキルであり;
bmは0、1または2であり;pは0、1または2であ
り;qは0、1、2、3、4、5または6であり;R
(8)、R(9)、R(11)およびR(12)は相互に独立して(C1-C8)
−アルキル、(C3-C6)−アルケニル、-CnH2n-R(15)、CF3
であり;nは0、1、2、3または4であり;R(15)は
(C3-C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これ
は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メト
キシおよびNR(16)R(17)よりなる群から選択される置換
基1〜3個で置換されており;R(16)およびR(17)はHま
たは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R(9)、R(11)
およびR(12)はHであり;R(10)およびR(13)は相互に独
立してHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R
(9)とR(10)、およびR(12)とR(13)は一緒になって、メチ
レン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、N
H、N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることがで
き;あるいは、R(3)およびR(4)は相互に独立して(C1-
C8)−アルキルまたは-CalH2alR(18)であり;alは0、1
または2であり;R(18)は(C3-C8)−シクロアルキルまた
はフェニルであり、これは未置換であるか、またはF、
Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(19)R(20)よりなる
群から選択される置換基1〜3個で置換されており;R
(19)およびR(20)はHまたはCH3であり;あるいは、R(3)
およびR(4)は相互に独立して(C1-C9)−ヘテロアリール
であり、これはCまたはNを介して連結しており、そし
て、未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキ
シ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチ
ルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3個で置
換されており;あるいは、R(3)およびR(4)は相互に独立
して、
【0032】
【化119】 であり;Yは酸素、-S-または-NR(22)-であり;h、a
d、ahは相互に独立して0または1であり;i、j、
k、ae、af、ag、ao、apおよびakは相互に独立して0、
1、2、3、4であるが;ただしh、iおよびkが同時
に0であることはなく;ad、aeおよびagが同時に0であ
ることはなく;ah、aoおよびakが同時に0であることは
なく;R(23)、R(24)、R(25)およびR(22)は相互に独立し
て水素または(C1-C3)−アルキルであり;あるいは、R
(3)およびR(4)は相互に独立して水素、F、Cl、Br、
I、CN、(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロア
ルキル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CgH2g-R(26)であ
り;gは0、1、2、3または4であり;R(26)は(C3-C
8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナ
フチルであり、ここで芳香族は未置換であるか、または
F、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(27)R(28)より
なる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
り;R(27)およびR(28)はH、(C1-C4)−アルキルまたは
(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるいは、R
(3)およびR(4)は相互に独立してSR(29)、-OR(30)、-NR
(31)R(32)または-CR(33)R(34)R(35)であり;R(29)、R(3
0)、R(31)およびR(33)は相互に独立して-CaH2a-(C1-C9)
−ヘテロアリールであり、これは未置換であるか、また
はF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミ
ノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から
選択される置換基1〜3個で置換されており;aは0、
1または2であり;R(32)、R(34)およびR(35)は相互に
独立してR(29)と同様に定義されるか、または水素、(C1
-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキル
であり;あるいは、R(3)およびR(4)は相互に独立して、
【化120】 であり;R(96)、R(97)およびR(98)は相互に独立して(C1
-C9)−ヘテロアリールであり、これはCまたはNを介し
て連結しており、そして、未置換であるか、またはF、
Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチ
ルアミノ、ジメチルアミノまたはベンジルよりなる群か
ら選択される置換基1〜3個で置換されており;Wは酸
素、SまたはNR(36)-であり;R(36)はHまたは(C1-C4)
−アルキルであり;あるいは、R(3)およびR(4)は相互に
独立してR(37)-SOcmまたはR(38)R(39)N-SO2-であり;cm
は1または2であり;R(37)は(C1-C8)−アルキル、(C1-
C8)−ペルフルオロアルキル、(C3-C8)−アルケニルまた
は-CsH2sR(40)であり;sは0、1、2、3または4で
あり;
【0033】R(40)は、(C3-C8)−シクロアルキル、フェ
ニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで芳香
族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メ
トキシおよびNR(41)R(42)よりなる群から選択される置
換基1〜3個で置換されており;R(41)およびR(42)は
H、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロア
ルキルであり;R(38)はH、(C1-C8)−アルキル、(C1-
C8)−ペルフルオロアルキル、(C3-C8)−アルケニルまた
は-CwH2w-R(43)であり;wは0、1、2、3または4で
あり;R(43)は、(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、
ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで芳香族は未
置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシ
およびNR(44)R(45)よりなる群から選択される置換基1
〜3個で置換されており;R(44)およびR(45)はH、(C1-
C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルで
あり;R(39)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−
ペルフルオロアルキルであり;あるいは、R(38)とR(39)
は一緒になって、メチレン基4〜5個となり、うちCH2
基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベンジルで置
き換えられることができ;あるいは、R(3)およびR(4)は
相互に独立してR(46)X(1)-であり;X(1)は酸素、S、NR
(47)、(D=O)A-、NR(48)C=MN(*)R(49)-であり;Mは酸素
またはSであり;Aは酸素またはNR(50)であり;DはC
またはSOであり;R(46)は(C1-C8)−アルキル、(C3-C8)
−アルケニル、(CH2)bCdF2d+1または-CxH 2x-R(51)であ
り;bは0または1であり;dは1、2、3、4、5、
6または7であり;xは0、1、2、3または4であ
り;R(51)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフ
ェニリルまたはナフチルであり、ここで芳香族は未置換
であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよ
びNR(52)R(53)よりなる群から選択される置換基1〜3
個で置換されており;R(52)およびR(53)はH、(C1-C4)
−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであ
り;R(47)、R(48)およびR(50)は相互に独立して水素、
(C1-C4)−アルキルまたは(C 1-C4)−ペルフルオロアルキ
ルであり;R(49)はR(46)と同様に定義され;あるいは、
R(46)とR(47)、またはR(46)とR(48)は一緒になって、メ
チレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、N
H、N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることがで
き;ここでAおよびN(*)はベンゾイルグアニジン親構造
のフェニル核に結合しており;あるいは、R(3)およびR
(4)は相互に独立して、-SR(64)、-OR(65)、-NHR(66)、-
NR(67)R(68)、-CHR(69)R(70)、-C(OH)R(54)R(55)、-C≡
CR(56)、-CR(58)=CHR(57)、-〔CR(59)R(60)〕u-(CO)-
〔CR(61)R(62)〕v-R(63)であり;R(64)、R(65)、R(6
6)、R(67)およびR(69)は同じかまたは異なっていて、-
(CH2)y-(CHOH)z-(CH2)aa-(CH2OH)t-R(71)または-(CH2)
ab-O-(CH2-CH2O)ac-R(72)であり;R(71)およびR(72)は
水素またはメチルであり;uは1、2、3または4であ
り;vは0、1、2、3または4であり;y、z、aaは
同じかまたは異なっていて、0、1、2、3または4で
あり;tは1、2、3または4であり;R(68)、R(70)、
R(54)およびR(55)は同じかまたは異なっていて、水素、
(C1-C6)−アルキルであり;あるいは、
【0034】R(69)とR(70)、またはR(54)とR(55)はそれ
らを担持している炭素原子と一緒になって(C3-C8)−シ
クロアルキルを形成し;R(63)はH、(C1-C6)−アルキ
ル、(C3-C8)−シクロアルキルまたは-CeH2e-R(73)であ
り;eは0、1、2、3または4であり;R(56)、R(57)
およびR(73)は相互に独立してフェニルであり、これは
未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキ
シおよびNR(74)R(75)よりなる群から選択される置換基
1〜3個で置換されており;R(74)およびR(75)はHまた
は(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R(56)、R(57)
およびR(73)は相互に独立して(C1-C9)−ヘテロアリール
であり、これは未置換であるか、またはフェニルのよう
に置換されており;R(58)、R(59)、R(60)、R(61)および
R(62)は水素またはメチルであり;あるいは、R(3)およ
びR(4)は相互に独立してR(76)-NH-SO2-であり;R(76)は
R(77)R(78)N-(C=Y′)-であり;Y′は酸素、SまたはN-R
(79)であり;R(77)およびR(78)は同じかまたは異なって
いて、H、(C1-C8)−アルキル、(C3-C6)−アルケニルま
たは-CfH2f-R(80)であり;fは0、1、2、3または4
であり;R(80)は(C5-C7)−シクロアルキルまたはフェニ
ルであり、これは未置換であるかまたはF、Cl、CF3
メトキシおよび(C1-C4)−アルキルよりなる群から選択
される置換基1〜3個で置換されており;あるいは、R
(77)とR(78)は一緒になってメチレン基4〜5個とな
り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
ンジルで置き換えられることができ;R(79)はR(77)と同
様に定義されるか、またはアミジンであり;あるいは、
R(3)およびR(4)は相互に独立してNR(84)R(85)であり;R
(84)およびR(85)は相互に独立してH、(C1-C4)−アルキ
ルであるか、または一緒になってメチレン基4〜5個と
なり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−
ベンジルで置き換えられることができるか;またはうち
CH2基1個または2個はCH-CdmH2dm+1で置き換えられる
ことができる〕のヘテロアロイルグアニジンおよびその
製薬上許容し得る塩;
【0035】(HOE 94/F 123-EP-Offenlegungsschrift 6
82 017, NZ 272 058) y) 下記式I:
【化121】 〔式中:T、U、V、W、X、YおよびZは相互に独立
して窒素または炭素であり;ただし、XとZが同時に窒
素であることはなく、そして、T、U、V、W、X、Y
およびZはそれらが窒素である場合には、置換基を担持
せず;そして、これらのうち4個より多くが同時に窒素
であることはなく、R(1)およびR(2)は相互に独立して水
素、F、Cl、Br、I、(C1-C3)−アルキル、(C1-C3)−ペ
ルフルオロアルキル、OR(8)、 NR(8)R(9)またはC(=O)N=C
(NH2)2であり;R(8)およびR(9)は相互に独立して水素ま
たは(C1-C3)−アルキルであり;あるいは、R(8)とR(9)
は一緒になって、メチレン基4〜5個となり、うちCH2
基1個は酸素、S、NH、 N-CH3またはN−ベンジルで置
き換えられることができ;R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およ
びR(7)は相互に独立して水素、F、Cl、Br、I、-C≡N、
Xk-(CH2)p-(CqF2q+1)、 R(10a)-SObm、 R(10b)R(10c)N-
CO、R(11)-CO-またはR(12)R(13)N-SO2-であり;ここで
ペルフルオロアルキル基は直鎖または分枝鎖であり;X
は酸素、SまたはNR(14)であり;R(14)はHまたは(C1-C
3)−アルキルであり;bmは0、1または2であり;pは
0、1または2であり;kは0または1であり;qは
1、2、3、4、5または6であり;R(10a)、 R(10b)、
R(11)およびR(12)は相互に独立して(C1-C8)−アルキ
ル、(C3-C6)−アルケニル、-CnH2n-R(15)または(C1-C8)
−ペルフルオロアルキルであり;nは0、1、2、3ま
たは4であり;R(15)は(C3-C7)−シクロアルキルまたは
フェニルであり、これは未置換であるか、またはF、C
l、 CF3、 メチル、 メトキシおよびNR(16)R(17)よりなる
群から選択される置換基1〜3個で置換されており;R
(16)およびR(17)はHまたはC1-C4−アルキルであり;あ
るいは、R(10b)、 R(11)およびR(12)は水素であり;R(10
c)および R(13)は相互に独立して水素または(C1-C4)−
アルキルであり;あるいは、R(10b)とR(10c)およびR(12)
とR(13)は一緒になって、メチレン基4〜5個となり、
うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、 N-CH3またはN−ベ
ンジルで置き換えられることができ;あるいは、R(3)、
R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立して(C1-C8)
−アルキル、-Ca 1H2a1R(18)または(C3-C8)−アルケニル
であり;alは0、1または2であり;R(18)は(C3-C8)−
シクロアルキル、フェニル、ビフェニルまたはナフチル
であり、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、C
l、 CF3、 メチル、メトキシおよびNR(19a)R(19b)よりな
る群から選択される置換基1〜3個で置換されており;
R(19a)およびR(19b)は水素、(C1-C4)−アルキルまたは
(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるいは、R
(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立して(C1
-C9)−ヘテロアリールであり、これはCまたはNを介し
て連結しており、そして、未置換であるか、またはF、
C1、CF3、 CH3、 メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチ
ルアミノまたはジメチルアミノよりなる群から選択され
る置換基1〜3個で置換されており;あるいは、R(3)、 R
(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立して、
【0036】
【化122】 であり;Yは酸素、-S-または-NR(22)-であり;h、 ad、
ahは相互に独立して0または1であり;i、j、k、a
e、af、ag、ao、apおよびakは相互に独立して0、1、
2、3または4であるが;ただし各々の場合、h、iお
よびkが同時に0であることはなく;ad、aeおよびagが
同時に0であることはなく;そしてah、aoおよびakが同
時に0であることはなく;R(23)、 R(24)、 R(25)およびR
(22)は相互に独立して水素または(C1-C3)−アルキルで
あり;あるいは、R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は
相互に独立してSR(29)、 -OR(30)、-NR(31)R(32)または-
CR(33)R(34)R(35)であり;R(29)、 R(30)、 R(31)およびR
(33)は相互に独立して-CaH2a-(C1-C9)−ヘテロアリール
であり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、C
H3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノお
よびジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1
〜3個で置換されており;aは0、1または2であり;
R(32)、 R(34)およびR(35)は相互に独立してR(29)と同様
にして定義されるか、または水素、(C1-C4)−アルキル
または(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるい
は、R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立し
て、
【化123】 であり;R(96)、 R(97)およびR(98)は相互に独立して(C1
-C9)−ヘテロアリールであり、これはCまたはNを介し
て連結しており、そして、未置換であるか、またはF、
Cl、CF3、CH3、 メトキシ、 ヒドロキシル、アミノ、メチ
ルアミノ、ジメチルアミノまたはベンジルよりなる群か
ら選択される置換基1〜3個で置換されており;Wは酸
素、SまたはNR(36)-であり;R(36)はHまたは(C1-C4)
−アルキルであり;あるいは、R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)
およびR(7)は相互に独立してR(46)X(1)-であり;X(1)は
酸素、S、NR(47)、 (D=O)A-またはNR(48)C=MN(*)R(49)-
であり;Mは酸素またはイオウであり;Aは酸素またはN
R(50)であり;DはCまたはSOであり;R(46)は(C1-C8)
−アルキル、 (C3-C8)−アルケニル、 (CH2)bCdF2d+1また
は-CXH 2X-R(51)であり;bは0または1であり;dは
1、2、3、4、5、6または7であり;xは0、1、
2、3または4であり;R(51)は(C3-C8)−シクロアルキ
ル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、こ
こで芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
チル、メトキシおよびNR(52)R(53)よりなる群から選択
される置換基1〜3個で置換されており;R(52)およびR
(53)は水素、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフ
ルオロアルキルであり;R(47)、 R(48)およびR(50)は相
互に独立して水素、 (C1-C4)−アルキルまたは(C 1-C4)−
ペルフルオロアルキルであり;R(49)はR(46)と同様に定
義され;あるいは、
【0037】R(46)とR(47)、またはR(46)とR(48)は一緒
になって、メチレン基4〜5個となり、うちCH2基1個
は酸素、イオウ、NH、N-CH3またはN−ベンジルで置き
換えられることができ;ここでAおよびN(*)はヘテロア
ロイルグアニジン親構造のフェニル核に結合しており;
あるいは、R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に
独立して、-SR(64)、-OR(65)、 -NHR(66)、 -NR(67)R(6
8)、 -CHR(69)R(70)または-CR(54)R(55)OH、-C≡CR(56)、
-CR(58)=CR(57)または-〔CR(59)R(60)〕u-CO-〔CR(61)
R(62)〕v-R(63)であり;R(64)、 R(65)、 R(66)、 R(67)お
よびR(69)は同じかまたは異なっていて、-(CH2)y-(CHO
H)z-(CH2)aa-(CHOH)t-R(71)または-(CH2)ab-O-(CH2-CH2
O)ac-R(72)であり;R(71)およびR(72)は相互に独立して
水素またはメチルであり;uは1、2、3または4であ
り;vは0、1、2、3または4であり;y、z、aaは
同じかまたは異なっていて、0、1、2、3または4で
あり;tは1、2、3または4であり;R(68)、 R(70)、
R(54)およびR(55)は同じかまたは異なっていて、水素ま
たは(C 1-C6)−アルキルであり;あるいは、R(69)とR(7
0)、またはR(54)とR(55)はそれらを担持している炭素原
子と一緒になって(C3-C8)−シクロアルキルを形成し、R
(63)は水素、 (C1-C6)−アルキル、 (C3-C8)-シクロアル
キルまたは-CeH2e-R(73)であり;eは0、1、2、3ま
たは4であり;R(56)、 R(57)およびR(73)は相互に独立
してフェニルであり、これは未置換であるか、または
F、Cl、CF3、 メチル、メトキシおよびNR(74)R(75)より
なる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
り;R(74)およびR(75)は水素または(C1-C4)−アルキル
であり;あるいは、R(56)、 R(57)およびR(73)は相互に
独立して(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置
換であるか、またはフェニルのように置換されており;R
(58)、 R(59)、 R(60)、 R(61)およびR(62)は水素またはメ
チルであり;あるいは、R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)および
R(7)は相互に独立してR(76)-NH-SO2-であり;R(76)はR
(77)R(78)N-(C=Y′)-であり;Y′は酸素、 SまたはN-R
(79)であり;R(77)およびR(78)は同じかまたは異なって
いて、水素、 (C1-C8)−アルキル、 (C3-C6)−アルケニル
または-CfH2f-R(80)であり;fは0、1、2、3または
4であり;R(80)は(C5-C7)−シクロアルキルまたはフェ
ニルであり、これは未置換であるか、またはF、 Cl、 CF
3、 メトキシまたは(C1-C4)−アルキルよりなる群から選
択される置換基1〜3個で置換されており;あるいは、
R(77)とR(78)は一緒になってメチレン基4〜5個とな
り、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、 N-CH3またはN
−ベンジルで置き換えられることができ;R(79)はR(77)
と同様に定義されるか、またはアミジンであり;あるい
は、R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立し
てNR(84a)R(85)、 OR(84b)、SR(84c)または-CnH2n-R(84d)
であり;nは0、1、2、3または4であり;R(84d)は
(C3-C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これ
は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メト
キシおよびNR(16)R(17)よりなる群から選択される置換
基1〜3個で置換されており;R(16)およびR(17)は水素
または(C1-C4)−アルキルであり;R(84a)、 R(84b)、 R(8
4c)およびR(85)は相互に独立して水素、 (C1-C8)−アル
キル、 (C1-C8)−ペルフルオロアルキルまたは(CH2)ax-R
(84g)であり;axは0、1、2、3または4であり;R(8
4g)は(C3-C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、
これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、 メチル、
メトキシおよびNR(84u)R(84v)よりなる群から選択され
る置換基1〜3個で置換されており;R(84u)およびR(84
v)は水素または(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R
(84a)とR(85)は一緒になってメチレン基4〜5個とな
り、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、N-CH3またはN
−ベンジルで置き換えられることができる〕の2環ヘテ
ロアロイルグアニジンおよびその製薬上許容し得る塩;
【0038】(HOE 94/F 134-EP-Offenlegungsschrift 6
86 627, NZ 272 103) z) 下記式I:
【化124】 〔式中:R(1)はR(6)-SOmであり;mは0、1または2で
あり;R(6)は直鎖または分枝鎖の炭素原子1、2、3、
4、5または6個を有するペルフルオロアルキルであ
り;R(2)およびR(3)は相互に独立して、水素、F、Cl、
Br、I、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキ
ル、炭素原子1、2、3または4個を有するアルコキシ
またはフェノキシであり、これは未置換であるかまた
は、F、Cl、メチルおよびメトキシよりなる群から選択
される置換基1〜3個により置換されており;あるい
は、R(2)およびR(3)は相互に独立してピロール−1−イ
ル、ピロール−2−イルまたはピロール−3−イルであ
り、これは未置換であるか、またはF、Cl、Br、I、C
N、 炭素原子2、3、4、5、6、7または8個を有す
るアルカノイル、炭素原子2、3、4、5、6、7また
は8個を有するアルコキシカルボニル、ホルミル、カル
ボキシル、CF3、 メチルおよびメトキシよりなる群から
選択される置換基1〜4個で置換されており;R(4)およ
びR(5)は相互に独立して、水素、炭素原子1、2または
3個を有するアルキル、F、Cl、Br、I、CN、 OR(7)、 N
R(8)R(9)または-(CH2)n-(CF2)o-CF3であり;R(7)、 R(8)
およびR(9)は相互に独立して水素または炭素原子1、
2、3または4個を有するアルキルであり;nは0また
は1であり;oは0、1または2である〕のベンゾイル
グアニジンおよびその薬理学上許容し得る塩;
【0039】(HOE 94/F 168-EP-Offenlegungsschrift 6
90 048, NZ 272 373) aa) 下記式I:
【化125】 〔式中:R(A)は水素、 F、Cl、Br、I、CN、OH、OR
(6)、(C1-C8)−アルキル、Or(CH2)aCbF2b+1、(C3-C8)−
シクロアルキルまたはNR(7)R(8)であり;rは0または
1であり;aは0、1、2、3または4であり;bは
1、2、3、4、5、6、7または8であり;R(6)は(C
1-C8)−アルキル、 (C1-C4)−ペルフルオロアルキル、(C
3-C8)−アルケニル、(C3-C8)−シクロアルキル、フェ
ニルまたはベンジルであり、ここで芳香族は未置換であ
るか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR
(9)R(10)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
換されており;R(9)およびR(10)はH、(C1-C4)−アルキ
ルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(7)
およびR(8)は相互に独立してR(6)と同様に定義され;あ
るいは、R(7)とR(8)は一緒になってメチレン基4〜5個
となり、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、N-CH3また
はN−ベンジルで置き換えられることができ;R(B)は独
立してR(A)と同様に定義され;xは0、1または2であ
り;yは0、1または2であり;R(C)は水素、F、Cl、
Br、I、CN、OR(12)、(C1-C8)−アルキル、OP(CH2)fCgF
2g+1または(C3-C8)−シクロアルキルであり;pは0ま
たは1であり;fは0、1、2、3または4であり;g
は1、2、3、4、5、6、7または8であり;R(12)
は(C1-C8)−アルキル、(C1-C4)−ペルフルオロアルキ
ル、(C3-C8)−アルケニル、(C3-C8)−シクロアルキル、
フェニルまたはベンジルであり、ここで芳香族フェニル
またはベンジルは未置換であるか、またはF、Cl、C
F3、メチル、メトキシおよびNR(13)R(14)よりなる群か
ら選択される置換基1〜3個で置換されており;R(13)
およびR(14)は相互に独立してH、(C1-C4)−アルキルま
たは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(D)は独
立してR(C)と同様に定義され;R(1)は水素、 (C1-C8)−
アルキル、 -Ot(CH2)dCeF2e+1、 (C3-C8)−シクロアルキ
ル、F、Cl、Br、IまたはCNであり;tは0または1で
あり;dは0、1、2、3または4であり;eは1、
2、3、4、5、6、7または8であり;R(2)、 R(3)、
R(4)およびR(5)は相互に独立してR(1)と同様に定義さ
れ;ただし、置換基R(A)、 R(B)、 R(C)、 R(D)、 R(1)、 R
(2)、 R(4)またはR(5)の少なくとも1個はOr(CH2)aCbF
2b+1、 OP(CH2)fCgF2g+1またはOt(CH2)dCeF2e+1基であ
り、 そしてR(3)はOt(CH2)dCeF2e+1基ではない〕のペル
フルオロアルキル基担持フェニル置換アルケニルカルボ
ン酸グアニジドおよびその製薬上許容し得る塩;
【0040】(HOE 94/F 182-EP-Offenlegungsschrift 6
90 048, NZ 272 449) ab) 下記式I:
【化126】 〔式中:R(1)はNR(50)R(6)であり、R(50)およびR(6)は
相互に独立して水素、(C1-C8)−アルキルまたは(C1-C8)
−ペルフルオロアルキルであり;R(2)、R(3)、R(4)およ
びR(5)は相互に独立してR(10)-SOa-、R(11)R(12)N-CO-、
R(13)-CO-またはR(14)R(15)N-SO2-であり;aは0、1
または2であり;R(10)、 R(11)、 R(12)、 R(13)、 R(14)
およびR(15)は相互に独立して(C1-C8)−アルキル、(C1-
C8)−ペルフルオロアルキル、 (C3-C6)−アルケニルまた
は-CabH2 ab-R(16)であり;abは0、1、2、3または4
であり;R(16)は(C3-C7)−シクロアルキル、フェニルで
あり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
チル、メトキシおよびNR(17)R(18)よりなる群から選択
される置換基1〜3個で置換されており;R(17)およびR
(18)は相互に独立してH、CF3または(C1-C4)−アルキル
であり;あるいは、R(11)、R(12)、およびまたR(14)とR
(15)は一緒になってメチレン基4〜5個となり、うちCH
2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3またはN−ベンジルで置
き換えられることができ;あるいは、R(11)、R(12)、 R
(14)およびR(15)は相互に独立して水素であり;あるい
は、R(2)、 R(3)、 R(4)およびR(5)は相互に独立してSR(2
1)、 -OR(22)、-NR(23)R(24)または-CR(25)R(26)R(27)で
あり;R(21)、 R(22)、 R(23)およびR(25)は相互に独立し
て-CbH2b-(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置
換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒド
ロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノ
よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
おり;bは0、1または2であり;R(24)、 R(26)および
R(27)は相互に独立して水素、 (C1-C4)−アルキルまたは
(C 1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるいは、R
(2)、 R(3)、 R(4)およびR(5)は相互に独立して水素、
F、Cl、Br、I、CN、-(Xa)dg-CdaH2da+1、 -(Xb)dh-(CH
2)db-CdeF2de+1、 (C3-C8)−アルケニルまたは-Cd fH2dfR
(30)であり;(Xa)はO、SまたはNR(33)であり;R(33)
はH、 (C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロ
アルキルであり;dgは0または1であり;(Xb)はO、S
またはNR(34)であり;R(34)はH、(C1-C4)−アルキルま
たは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;dhは0ま
たは1であり;daは0、1、2、3、4、5、6、7、
8であり;dbは0、1、2、3、4であり;deは0、
1、2、3、4、5、6、7であり;dfは0、1、2、
3、4であり;R(30)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェ
ニル、 ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで芳香
族フェニル、ビフェニリルまたはナフチルは未置換であ
るか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR
(31)R(32)よりなる群から選択される置換基1〜3個で
置換されており;R(31)およびR(32)はH、(C1-C4)−ア
ルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;
あるいは、R(2)、 R(3)、 R(4)およびR(5)は相互に独立し
てNR(40)R(41)または-(Xe)-(CH2) ebR(45)であり;R(40)
およびR(41)は相互に独立して、 水素、 (C1-C8)−アルキ
ル、 (C1-C8)−ペルフルオロアルキルまたは(CH2)e-R(4
2)であり;eは0、1、2、3または4であり;R(42)
は(C3-C7)−シクロアルキル、フェニルであり、 これは
未置換であるか、またはF、Cl、 CF3、 メチル、 メトキ
シおよびNR(43)R(44)よりなる群から選択される置換基
1〜3個で置換されており;R(43)およびR(44)は相互に
独立してH、CF3または(C1-C4)−アルキルであり;ある
いは、R(40)とR(41)は一緒になってメチレン基4〜5個
となり、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、 N-CH3また
はN−ベンジルで置き換えられることができ;(Xe)は
0、SまたはNR(47)であり;R(47)はH、(C1-C4)−アル
キルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;eb
は0、1、2、3または4であり;R(45)は(C3-C7)−シ
クロアルキル、フェニルであり、 これは未置換である
か、またはF、Cl、 CF3、 メチル、 メトキシ、NR(50)R(5
1)および-(Xfa)-(CH2)ed-(Xfb)R(46)よりなる群から選
択される置換基1〜3個で置換されており;XfaはCH2
O、SまたはNR(48)であり;XfbはO、SまたはNR(49)
であり;edは1、2、3または4であり;R(46)はH、
(C1-C4)-アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキ
ルであり;R(48)、 R(49)、 R(50)およびR(51)は相互に独
立してH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフ
ルオロアルキルであり;ただしここでR(3)およびR(4)は
水素ではありえない〕のオルトアミノ置換ベンゾイルグ
アニジンおよびその製薬上許容し得る塩;
【0041】(HOE 94/F 265-NZ 272 946, EP-Offenlegu
ngsschrift 700 904) ac) 下記式I:
【化127】 〔式中:3置換基R(1)、 R(2)およびR(3)の1つは(C1-
C9)−ヘテロアリール−N−オキシドであり、これはC
またはNを介して連結しており、そして、未置換である
か、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシ
ル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりな
る群から選択される置換基1〜3個で置換されており;
あるいは、3置換基R(1)、 R(2)およびR(3)の1つは-SR
(10)、 -OR(10)、 -NR(10)R(11)または-CR(10)R(11)R(12)
であり;R(10)は-CaH2a-(C1-C9)−ヘテロアリール−N
−オキシドであり、これは未置換であるか、またはF、
Cl、CF3、 CH3、 メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチ
ルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択され
る置換基1〜3個で置換されており;aは0、1または
2であり;R(11)およびR(12)は相互に独立してR(10)と
同様に定義されるか、または水素または(C1-C4)−アル
キルであり;そして、他の置換基R(1)、R(2)およびR(3)
は各々相互に独立して(C1-C8)−アルキル、 (C2-C8)−ア
ルケニルまたは-CmH2mR(14)であり;mは0、1または
2であり;R(14)は(C3-C8)−シクロアルキルまたはフェ
ニルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF
3、メチル、メトキシおよびNR(15)R(16)よりなる群から
選択される置換基1〜3個で置換されており;R(15)お
よびR(16)は水素またはCH3であり;あるいは、他の置換
基R(1)、R(2)およびR(3)は各々相互に独立して水素、
F、Cl、Br、 I、-C≡N、 X-(CH2)p-(CqF2q+1)、 R(22)-S
Ou、R(23)R(24)N-CO、 R(25)-CO-またはR(26)R(27)N-SO2
-であり、ここでペルフルオロアルキル基は直鎖または
分枝鎖であり;Xは結合、酸素、SまたはNR(28)であ
り;uは0、1または2であり;pは0、1または2で
あり;qは0、1、2、3、4、5または6であり;R
(22)、 R(23)、 R(25)およびR(26)は相互に独立して(C1-C
8)−アルキル、 (C2-C 6)−アルケニル、 -CnH2n-R(29)ま
たはCF3であり;nは0、1、2、3または4であり;R
(28)は水素または(C1-C3)−アルキルであり;R(29)は、
(C3-C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これ
は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メト
キシおよびNR(30)R(31)よりなる群から選択される置換
基1〜3個で置換されており;R(30)およびR(31)は水素
または(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R(23)、 R
(25)およびR(26)もまた水素であり;R(24)およびR(27)
は相互に独立して水素または(C1-C4)−アルキルであ
り;あるいは、R(23)とR(24)、およびまたR(26)とR(27)
は一緒になって、メチレン基4〜5個となり、うちCH2
基1個は酸素、S、NH、 N-CH3またはN−ベンジルで置
き換えられることができ;あるいは、他の置換基R(1)、
R(2)およびR(3)は各々相互に独立してOR(35)またはNR(3
5)R(36)であり;R(35)およびR(36)は相互に独立して水
素または(C1-C6)−アルキルであり;あるいは、R(35)と
R(36)は一緒になってメチレン基4〜7個となり、うちC
H2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベンジルで
置き換えられることができ;R(4)およびR(5)は相互に独
立して水素、(C1-C4)−アルキル、F、Cl、-OR(32)、 -N
R(33)R(34)またはCrF2r+1であり;R(32)、 R(33)およびR
(34)は相互に独立して水素または(C1-C3)−アルキルで
あり;rは1、2、3または4である〕のベンゾイルグ
アニジンおよびその製薬上許容し得る塩;
【0042】(HOE 94/F 266-EP-Offenlegungsschrift 7
02 001, NZ 272 948) ad) 下記式I:
【化128】 〔式中:R(1)は水素、 F、Cl、Br、I、CN、NO2、OH、
(C1-C8)−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキル、Oa-(CH
2)b-(CF2)c-CF3であり;aは0または1であり;bは
0、1または2であり;cは0、1、2または3であ
り;あるいは、R(1)はR(5)-SOmまたはR(6)R(7)N-SO2-で
あり;mは0、1または2であり;R(5)およびR(6)は相
互に独立して(C1-C8)−アルキル、(C3-C6)−アルケニ
ル、CF3または-CnH2n-R(8)であり;nは0、1、2、3
または4であり;R(7)は水素または(C1-C4)−アルキル
であり;R(8)は(C3-C7)−シクロアルキルまたはフェニ
ルであり、 これは未置換であるか、またはF、Cl、C
F3、メチル、メトキシおよびNR(9)R(10)よりなる群から
選択される置換基1〜3個で置換されており;R(9)およ
びR(10)は相互に独立して水素または(C1-C4)−アルキル
であり;あるいは、R(6)はHであり;あるいはR(6)とR
(7)は一緒になってメチレン基4〜5個となり、うちCH2
基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベンジルで置
き換えられることができ;あるいは、R(1)は-SR(11)、 -
OR(11)または-CR(11)R(12)R(13)であり;R(11)は-CpH2p
-(C3-C8)−シクロアルキル、 -(C1-C9)−ヘテロアリール
またはフェニルであり、ここで芳香族系は未置換である
か、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシ
ル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりな
る群から選択される置換基1〜3個で置換されており;
R(12)、 R(13)は相互に独立してR(11)と同様に定義され
るか、または、水素または(C1-C4)−アルキルであり;p
は0、1または2であり;あるいは、R(1)はフェニル、
ナフチル、ビフェニリルまたは(C1-C9)−ヘテロアリー
ルであり、後者はCまたはNを介して連結しており、こ
れは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキ
シ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチ
ルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3個で置
換されており;R(2)は-CF2R(14)、 -CF〔R(15)〕〔R(1
6)〕、 -CF〔(CF2)q-CF3)〕〔R(15)〕、-C〔(CF2)r-C
F3〕=CR(15)R(16)であり;R(14)は(C1-C4)−アルキルま
たは(C3-C6)−シクロアルキルであり;R(15)およびR(1
6)は相互に独立して水素または(C1-C4)−アルキルであ
り;qは0、1または2であり;rは0、1または2で
あり;R(3)はR(1)と同様に定義され;R(4)は水素、(C1-
C3)−アルキル、F、Cl、Br、I、CN、 -(CH2)s-(CF2)t-
CF3であり;sは0または1であり;tは0、1または
2である〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許
容し得る塩;
【0043】(HOE 94/F 267-EP-Offenlegungsschrift 7
00 899, NZ 272 947) ae) 下記式I:
【化129】 〔式中:3置換基R(1)、 R(2)およびR(3)の1つは、-Y-4
-〔(CH2)k-CHR(7)-(C=O)R(8)〕−フェニル、-Y-3-〔(CH
2)k-CHR(7)-(C=O)R(8)〕−フェニル、または-Y-2-〔(CH
2)k-CHR(7)-(C=O)R(8)〕−フェニルであり、ここでフェ
ニルは各々、未置換であるか、またはF、Cl、-CF3、 メ
チル、ヒドロキシル、メトキシおよび-NR(37)R(38)より
なる群から選択される置換基1〜2個で置換されてお
り;R(37)およびR(38)は相互に独立して水素または-CH3
であり;Yは結合、酸素、-S-または-NR(9)であり;R
(9)は水素または-(C1-C4)−アルキルであり;R(7)は-OR
(10)または-NR(10)R(11)であり;R(10)およびR(11)は相
互に独立して水素、-(C1-C8)−アルキル、-(C1-C8)−ア
ルカノイル、-(C1-C8)−アルコキシカルボニル、ベンジ
ル、ベンジルオキシカルボニルであり;あるいは、R(1
0)はトリチルであり;R(8)は-OR(12)または-NR(12)R(1
3)であり;R(12)およびR(13)は相互に独立して水素、-
(C1-C8)−アルキルまたはベンジルであり;kは、0、
1、2、3または4であり;そして他の基R(1)、 R(2)お
よびR(3)は各々相互に独立して-(C1-C8)−アルキル、-
(C2-C8)−アルケニルまたは-(CH2)mR(14)であり;mは
0、1または2であり;R(14)は-(C3-C8)−シクロアル
キルまたはフェニルであり、これは未置換であるか、ま
たはF、Cl、-CF3、 メチル、メトキシおよび-NR(15)R(1
6)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換され
ており;R(15)およびR(16)は水素または-CH3であり;あ
るいは、他の基R(1)、R(2)およびR(3)は各々相互に独立
してR(18)R(19)N-(C=Y′)-NH-SO2-であり;Y′は酸素、
-S-または-N-R(20)であり;R(18)およびR(19)は相互に
独立して水素、-(C1-C8)−アルキル、-(C3-C6)−アルケ
ニルまたは-(CH2)t-R(21)であり;tは0、1、2、3
または4であり;R(21)は-(C5-C7)−シクロアルキルま
たはフェニルであり、これは未置換であるか、または
F、Cl、-CF3、 メトキシおよび-(C1-C4)−アルキルより
なる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
り;あるいは、R(18)とR(19)は一緒になってメチレン基
4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、-S-、-NH-、 -N
-CH3または−N−ベンジルで置き換えられることがで
き;R(20)はR(18)と同様に定義されるか、またはアミジ
ンであり;あるいは、他の基R(1)、 R(2)およびR(3)は各
々相互に独立して水素、F、Cl、Br、 I、-C≡N、 X-(CH
2)p-(CqF2q+1)、 R(22)-SOu-、 R(23)R(24)N-CO-、R(25)-
CO-またはR(26)R(27)N-SO2-であり、ここでペルフルオ
ロアルキル基は直鎖または分枝鎖であり;Xは結合、酸
素、-S-または-NR(28)であり;uは0、1または2であ
り;pは0、1または2であり;qは0、1、2、3、
4、5または6であり;R(22)、 R(23)、 R(25)およびR(2
6)は相互に独立して-(C1-C8)−アルキル、-(C3-C6)−ア
ルケニル、-(CH2)n-R(29)または-CF3であり;nは0、
1、2、3または4であり;R(28)は、水素または-(C1-
C3)−アルキルであり;R(29)は-(C3-C7)−シクロアルキ
ルまたはフェニルであり、 これは未置換であるか、 また
はF、 Cl、 -CF3、 メチル、 メトキシおよび-NR(30)R(31)
よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
おり;R(30)およびR(31)は水素または-(C1-C4)−アルキ
ルであり;あるいは、R(23)、 R(25)およびR(26)は水素
であり;R(24)およびR(27)は相互に独立して水素または
-(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、R(23)とR(24)、
およびまたR(26)とR(27)は一緒になって、 メチレン基4
〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、-S-、-NH-、 -N-C
H3または−N−ベンジルで置き換えられることができ;
あるいは、他の基R(1)、 R(2)およびR(3)は各々相互に独
立して-OR(35)または-NR(35)R(36)であり;R(35)および
R(36)は相互に独立して水素または-(C1-C6)−アルキル
であり;あるいは、R(35)とR(36)は一緒になってメチレ
ン基4〜7個となり、うちCH2基1個は酸素、 -S-、 -NH
-、 -N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることが
でき;R(4)およびR(5)は相互に独立して水素、 -(C1-C4)
−アルキル、F、Cl、-OR(32)、 -NR(33)R(34)または-Cr
F2r+1であり;R(32)、 R(33)およびR(34)は相互に独立し
て水素または-(C1-C3)−アルキルであり;rは1、2、
3または4である〕のベンゾイルグアニジンおよびその
製薬上許容し得る塩;
【0044】(HOE 94/F 352-EP-Offenlegungsschrift 7
13 684, NZ 280 517) af) 下記式I:
【化130】 〔式中:R(1)はR(6)-COまたはR(7)R(8)N-COであり;R
(6)は(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアル
キル、 (C3-C8)−アルケニルまたは-CnH2n-R(9)であ
り;nは0、1、2、3または4であり;R(9)は(C3-
C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたは
ナフチルであり、ここで芳香族は未置換であるか、また
はF、Cl、CF3、 メチル、メトキシおよびNR(10)R(11)よ
りなる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
り;R(10)およびR(11)はH、(C1-C4)−アルキルまたは
(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(7)はH、 (C1
-C8)−アルキル、 (C1-C8)−ペルフルオロアルキル、 (C3
-C8)−アルケニルまたは-CnH2n-R(12)であり;nは0、
1、2、3または4であり;R(12)は(C3-C8)−シクロア
ルキル、 フェニル、 ビフェニリルまたはナフチルであ
り、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF
3、 メチル、メトキシおよびNR(13)R(14)よりなる群から
選択される置換基1〜3個で置換されており;R(13)お
よびR(14)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペ
ルフルオロアルキルであり;R(8)はH、(C1-C4)−アル
キルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;ある
いは、R(7)とR(8)は一緒になって、メチレン基4〜5個
となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3またはN
−ベンジルで置き換えられることができ;R(2)はR(1)と
同様に定義されるか、またはH、OH、 F、 Cl、 Br、 I、
CN、NO2、(C1-C8)−アルキル、 (C1-C8)−ペルフルオロア
ルキル、 (C3-C8)−アルケニルまたは-CnH2nR(15)であ
り;nは0、1、2、3または4であり;R(15)は(C3-C
8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナ
フチルであり、ここで芳香族は未置換であるか、または
F、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(16)R(17)より
なる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
り;R(16)およびR(17)はH、(C1-C4)−アルキルまたは
(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるいは、R
(2)は(C1-C9)−ヘテロアリールであり、 これはCまた
はNを介して連結しており、そして、未置換であるか、
またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、ア
ミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群か
ら選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
は、R(2)はSR(18)、-OR(18)、 -NR(18)R(19)または-CR(1
8)R(19)R(20)であり;R(18)は-CaH2a-(C1-C9)−ヘテロ
アリールであり、これは未置換であるか、またはF、C
l、CF3、CH3、 メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチ
ルアミノ、 ジメチルアミノよりなる群から選択される置
換基1〜3個で置換されており;aは0、1または2で
あり;R(19)およびR(20)は相互に独立してR(18)と同様
に定義されるか、または水素、(C1-C4)−アルキルまた
は(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるいは、R
(2)はR(21)-SOmまたはR(22)R(23)N-SO2-であり;mは1
または2であり;R(21)は(C1-C8)−アルキル、 (C1-C8)
−ペルフルオロアルキル、(C3-C8)−アルケニルまたは-
CnH2n-R(24)であり;
【0045】nは0、1、2、3または4であり;R(2
4)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリ
ルまたはナフチルであり、 ここで芳香族は未置換である
か、またはF、 Cl、 CF3、 メチル、 メトキシおよびNR(2
7)R(28)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
換されており;R(27)およびR(28)はH、 (C1-C4)−アル
キルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(2
2)はH、 (C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロア
ルキル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CnH2n-R(29)であ
り;nは0、1、2、3または4であり;R(29)は(C3-C
8)−シクロアルキル、 フェニル、 ビフェニリルまたはナ
フチルであり、ここで芳香族は未置換であるか、または
F、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(30)R(31)より
なる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
り;R(30)およびR(31)はH、 (C1-C4)−アルキルまたは
(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(23)は水素、
(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキ
ルであり;あるいは、R(22)とR(23)は一緒になって、メ
チレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、 S、 N
H、 N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることがで
き;あるいは、R(2)はR(33)X-であり;Xは酸素、S、N
R(34)、 (D=O)A-またはNR(34)C=MN(*)R(35)-であり;M
は酸素またはSであり;Aは酸素またはNR(34)であり;
DはCまたはSOであり;R(33)は(C1-C8)−アルキル、(C
3-C8)−アルケニル、(CH2)bCdF2d+1または-CnH 2n-R(36)
であり;bは0または1であり;dは1、2、3、4、
5、6または7であり;nは0、1、2、3または4で
あり;R(36)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビ
フェニリルまたはナフチルであり、ここで芳香族は未置
換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシお
よびNR(37)R(38)よりなる群から選択される置換基1〜
3個で置換されており;R(37)およびR(38)はH、 (C1-
C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルで
あり;R(34)は水素、 (C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4
−ペルフルオロアルキルであり;R(35)はR(33)と同様に
定義され;あるいは、R(33)とR(34)は一緒になって、メ
チレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、 S、 N
H、 N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることがで
き;
【0046】ここでAおよびN(*)はベンゾイルグアニジ
ン親構造のフェニル核に結合しており;あるいは、R(2)
は-SR(40)、 -OR(40)、 -NHR(40)、-NR(40)R(41)、 -CHR(4
0)R(42)、 -CR(42)R(43)OH、-C≡CR(45)、 -CR(46)=CR(4
5)または-〔CR(47)R(48)〕u-CO-〔C(R49)R(50)〕v-R(4
4)であり;R(40)およびR(41)は同じかまたは異なってい
て、-(CH2)p-(CHOH)q-(CH2)r-(CHOH)t-R(51)または-(CH
2)p-O-(CH2-CH2O)q-R(51)であり;R(51)は水素またはメ
チルであり;uは1、2、3または4であり;vは0、
1、2、3または4であり;p、qおよびrは相互に独
立して、0、1、2、3または4であり;tは1、2、
3または4であり;R(42)およびR(43)は相互に独立し
て、 水素または(C1-C6)−アルキルであり;あるいは、R
(42)およびR(43)はそれらを担持している炭素原子と一
緒になって(C3-C8)−シクロアルキルを形成し、R(44)は
水素、 (C1-C6)−アルキル、 (C3-C8)−シクロアルキルま
たは-CeH2e-R(45)であり;eは0、1、2、3または4
であり;R(45)はフェニルであり、 これは未置換である
か、 またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(5
2)R(53)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
換されており;R(52)およびR(53)はHまたは(C1-C4)−
アルキルであり;R(45)は(C1-C9)−ヘテロアリールであ
り、これは未置換であるか、またはフェニルのように置
換されており;あるいは、R(45)は、 (C1-C6)−アルキル
であり、これは未置換であるか、またはOH1〜3個で置
換されており;R(46)、 R(47)、 R(48)、 R(49)およびR(5
0)は相互に独立して水素またはメチルであり;あるい
は、R(2)はR(55)-NH-SO2-であり;R(55)はR(56)R(57)N-
(C=Y)-であり;Yは酸素、SまたはN-R(58)であり;R(5
6)およびR(57)は相互に独立して水素、 (C1-C8)−アルキ
ル、(C3-C6)−アルケニルまたは-CfH2f-R(59)であり;
fは0、1、2、3または4であり;R(59)は(C5-C7)−
シクロアルキル、 フェニルであり、これは未置換である
か、またはF、Cl、CF3、メトキシおよび(C1-C4)−アル
キルよりなる群から選択される置換基1〜3個で置換さ
れており;あるいは、R(56)とR(57)は一緒になって、メ
チレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、N
H、 N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることがで
き;R(58)はR(56)と同様に定義されるか、またはアミジ
ンであり;R(3)、 R(4)およびR(5)は相互に独立して、R
(1)またはR(2)と同様に定義されるが、ただし、置換基R
(2)、 R(3)、 R(4)およびR(5)のうち少なくとも1つはOH
でなければならない〕のベンゾイルグアニジンおよびそ
の製薬上許容し得る塩;
【0047】(HOE 95/F 007 K-EP-Offenlegungsschrift
723 956, NZ 280 887) ag) 下記式I:
【化131】 〔式中:3置換基R(1)、 R(2)およびR(3)のうち1つはR
(6)-A-B-D-であり;R(6)は塩基性のプロトン化可能な
基、即ちアミノ基-NR(7)R(8)、アミジノ基R(7)R(8)N-C
〔=N-R(9)〕−またはグアニジノ基
【化132】 であり;R(7)、 R(8)、 R(9)およびR(10)は相互に独立し
て水素または炭素原子1、2、3または4個を有するア
ルキル基であり;あるいは、R(7)とR(8)は一緒になって
CaH2aとなり;aは4、5、6または7であり;ここで
a=5、6または7である場合は、基CaH2aのメチレン
基はヘテロ原子基O、SOmまたはNR(11)で置き換えられ
ることができ、あるいは、R(8)とR(9)またはR(9)とR(1
0)またはR(7)とR(10)は基CaH2aとなり;aは2、3、4
または5であり;ここでa=3、4または5である場合
は、基CaH2aのメチレン基はヘテロ原子基O、SOmまたは
NR(11)で置き換えられることができ;mは0、1または
2であり;R(11)は水素またはメチルであり;あるい
は、R(6)は炭素原子1〜9個を有する塩基性の複素芳香
族環系であり;AはCbH2bであり;bは1、2、3、
4、5、6、7、8、9または10であり;ここで基CbH
2b中メチレン基1個または2個は-O-、 -CO-、-CH〔OR(2
0)〕-、 -SOm-、 -NR(20)-、 -NR(20)-CO-、 -NR(20)-CO-NH
-、-NR(20)-CO-NH-SO2-、
【化133】 そして-SOaa〔NR(19)〕bb-よりなる群から選択される基
1つにより置き換えられることができ;そして基CbH2b
中メチレン基は-CH-R(99)で置き換えられることがで
き、ここでR(99)はR(7)と一緒になってピロリジンまた
はピペリジン環を形成し;aaは1または2であり;bbは
0または1であり;aa+bb=2であり;R(19)は水素ま
たは炭素原子1、2、3または4を有するアルキルであ
り;R(20)は水素またはメチルであり;Bはフェニレン
またはナフチレン基
【0048】
【化134】 であり;R(12)およびR(13)は相互に独立して水素、メチ
ル、F、Cl、Br、 I、CF3または-SOw-R(14)であり;R(1
4)はメチルまたはNR(15)R(16)であり;R(15)およびR(1
6)は相互に独立して水素または炭素原子1、2、3また
は4個を有するアルキルであり;wは0、1または2で
あり;Dは-CdH2d-Xf-であり;dは0、1、2、3また
は4であり;Xは-O-、 -CO-、 -CH〔OR(21)〕-、 -SOm-ま
たは-NR(21)-であり;fは0または1であり;R(21)は
水素またはメチルであり;mは0、1または2であり;
そして他の置換基R(1)およびR(2)およびR(3)は各々、相
互に独立して水素、F、Cl、Br、I、-CN、 -(C1-C8)−
アルキル、-(C2-C8)−アルケニル、 -NR(35)R(36)または
R(17)-CgH2g-Zh-であり;gは0、1、2、3または4
であり;hは0または1であり;R(35)およびR(36)は相
互に独立して水素または炭素原子1、2、3、4、5ま
たは6を有するアルキルであり;あるいは、R(35)とR(3
6)は一緒になってメチレン基4〜7個となり、うちCH2
基1個は酸素、-S-、-NH-、-NCH3または−N−ベンジル
で置き換えられることができ;Zは-O-、 -CO-、 -SOv-、
-NR(18)-、 -NR(18)-CO-、 -NR(18)-CO-NH-または-NR(18)
-SO2-であり;R(18)は水素またはメチルであり;vは
0、1または2であり;R(17)は水素、炭素原子3、5
または6個を有するシクロアルキルまたはCkF2k +1-であ
り;kは1、2または3であり;あるいは、R(17)はピ
ロール−1−イル、ピロール−2−イルまたはピロール
−3−イルであり、これは未置換であるか、またはF、
Cl、Br、I、-CN、 (C2-C8)−アルカノイル、 (C2-C8)−
アルコキシカルボニル、ホルミル、カルボキシル、 -C
F3、メチルおよびメトキシよりなる群から選択される置
換基1〜4個により置換されており;あるいは、R(17)
は(C3-C8)−シクロアルキルまたはフェニルであり、こ
れは未置換であるか、またはFおよびCl、 -CF3、 メチ
ル、ヒドロキシル、メトキシ、-NR(37)R(38)、CH3SO2-
およびH2NO2S-よりなる群から選択される置換基1〜3
個により置換されており;R(37)およびR(38)は水素また
は-CF3であり;R(4)およびR(5)は相互に独立して水素、
炭素原子1、2、3または4個を有するアルキル、F、
Cl、-OR(32)、 -NR(33)R(34)または-CrF2r+1であり;R(3
2)、 R(33)およびR(34)は相互に独立して水素または炭素
原子1、2または3個を有するアルキルであり;rは
1、2、3または4である〕のベンゾイルグアニジンお
よびその製薬上許容し得る塩;
【0049】(HOE 95/F 072-EP-Offenlegungsschrift 7
38 712, NZ 286 380) ah) 下記式I:
【化135】 〔式中:R(1)およびR(2)は、 相互に独立して水素、 炭素
原子1、2、3、4、5、6、7、8、9または10個を
有するアルキル、炭素原子3、4、5または6個を有す
るシクロアルキル、炭素原子1、2、3または4個を有
するO−アルキル、炭素原子1、2、3または4個を有
するO-C(=O)−アルキルまたはCmH2m-NR(12)R(13)ただし
R(12)およびR(13)は相互に独立して水素または炭素原子
1、2、3または4個を有するアルキルであり、mは
0、1、2、3または4であるもの、NH-C(=O)-NH2、 炭
素原子1、2、3または4個を有するC(=O)-O-アルキ
ル、 C(=O)-NH2、 炭素原子1、2、3または4個を有す
るC(=O)-NH-アルキル、各アルキル基に炭素原子1、
2、3または4個を有するC(=O)-N(アルキル)2、 炭素原
子2、3、4、5、6、7、8、9または10個を有する
アルケニル、 炭素原子2、3、4、5、6、7、8、9
または10個を有するアルキニル、 アルキル基に炭素原子
1、2、3または4個を有するアルキルアリール、 アル
ケニル基に炭素原子2、3、4、5、6、7、8、9ま
たは10個を有するアルケニルアリール、 アルキニル基に
炭素原子2、3、4、5、6、7、8、9または10個を
有するアルキニルアリール、C1-C4−アルキル−置換ア
リール、C1-C4−アルキルヘテロアリール、C1-C4−アル
ケニルヘテロアリール、アルキル基に炭素原子1、2、
3または4個を有するアミノアルキルアリール、置換ア
リール、ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールであ
り;R(3)、 R(4)、 R(5)およびR(6)は相互に独立して水
素、 炭素原子1、2、3、4、5、6、7、8、9また
は10個を有するアルキル、炭素原子1、2、3、4、
5、6、7、8、9または10個を有するO−アルキル、
ハロゲン、(例えばF、Cl、Br、I)、OH、 アリール、
置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、
O−低級アルキル、O−アリール、O−低級アルキルア
リール、O−置換アリール、O−低級アルキル−置換ア
リール、O-C(=O)-C1-C4−アルキルアリール、 O-C(=O)-N
H-C1-C4−アルキル、O-C(=O)-N(C1-C4−アルキル)2、 N
O2、 CN、 CF3、 NH2、 NH-C(=O)-C1-C4−アルキル、 NH-C(=
O)-NH2、 COOH、 C(=O)-O-C1-C4−アルキル、 C(=O)-NH2
C(=O)-NH-C1-C4−アルキル、 C(=O)-N(C1-C4−アルキル)
2、 C1-C4-COOH、 C1-C4−アルキル−C(=O)-O-C1-C4−ア
ルキル、 SO3H、 SO2−アルキル、SO2−アルキルアリール、
SO2-N-(アルキル)2、 SO2-N(アルキル)(アルキルアリ
ール)、 C(=O)-R(11)、 C1-C10−アルキル−C(=O)-R(11)、
C2-C10−アルケニル−C(=O)-R(11)、 C2-C10−アルキニ
ル−C(=O)-R(11)、 NH-C(=O)-C1-C10−アルキル−C(=O)-
R(11)、 O-C1-C11−アルキル−C(=O)-R(11)であり;R(1
1)はC1-C4−アルキル、C1-C4−アルキニル、アリー
ル、置換アリール、NH 2、NH-C1-C4−アルキル、 N-(C1-C
4−アルキル)2、 SO3H、 SO2−アルキル、SO2−アルキル
アリール、 SO2-N-(アルキル)2、SO2-N(アルキル)(アル
キルアリール)であり;XはO、SまたはNHであり;R
(7)、R(8)、 R(9)およびR(10)は相互に独立して水素、ア
ルキル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール
であり;あるいは、R(8)とR(9)は一緒になって5、6ま
たは7員ヘテロ環の一部を形成し;Aは存在しないか、
または非毒性の有機または無機の酸である〕のインデノ
イルグアニジン;
【0050】(HOE 95/F 109-EP 748 795, NZ 286 583) ai) 下記式I:
【化136】 〔式中:R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して-Y-〔4
-R(8)−フェニル〕、-Y-〔3-R(8)−フェニル〕または-Y
-〔2-R(8)−フェニル〕であり、ここでフェニルは各
々、未置換であるか、またはF、Cl、 -CF3、 メチル、ヒ
ドロキシル、メトキシおよび-NR(96)R(97)よりなる群か
ら選択される置換基1〜2個で置換されており;R(96)
およびR(97)は相互に独立して水素または-CH3であり;
Yは結合、CH2、 酸素、-S-または-NR(9)であり;R(9)は
水素または炭素原子1、2、3または4個を有するアル
キルであり;R(8)はSOa〔NR(98)〕bNR(99)R(10)であ
り;aは1または2であり;bは0または1であり;a
+b=2であり;R(98)、 R(99)およびR(10)は相互に独
立して水素、-(C1-C8)−アルキル、ベンジル、-(C2-C8)
−アルキレン−NR(11)R(12)、 (C2-C8)−アルキレン−NR
(13)-(C2-C8)−アルキレン−NR(37)R(38)または(C0-C8)
−アルキレン−CR(39)R(40)CR(41)R(42)(C0-C8)−アル
キレン−NR(43)R(44)であり;R(11)、 R(12)、 R(13)、 R
(37)、 R(38)、 R(43)およびR(44)は相互に独立して水素、
-(C1-C8)−アルキルまたはベンジルであり;R(39)、 R
(40)、 R(41)およびR(42)は相互に独立して水素、 -(C1-C
8)−アルキルまたは-(C0-C3)−アルキレンフェニルであ
り、ここでフェニルは未置換であるか、またはF、Cl、
-CF3、 メチルおよびメトキシよりなる群から選択される
置換基1〜3個で置換されており;あるいは、R(99)とR
(10)は一緒になってメチレン基4〜6個となり、うちCH
2基1個は酸素、-S-、 -NH-、 -N-CH3または−N−ベンジ
ルで置き換えられることができ;あるいは、R(8)はSOa
〔NR(98)〕bNR(95)-C〔=N-R(94)〕-NR(93)R(92)であ
り;R(92)、 R(93)、 R(94)およびR(95)は相互に独立して
水素または炭素原子1、2、3または4個を有するアル
キルであり;あるいは、R(1)、R(2)およびR(3)は相互に
独立してピロール−1−イル、ピロール−2−イルまた
はピロール−3−イルであり、これは未置換であるか、
またはF、Cl、Br、I、-CN、 (C2-C8)−アルカノイル、
(C2-C8)−アルコキシカルボニル、 ホルミル、 カルボキ
シル、-CF3、 メチルおよびメトキシよりなる群から選択
される置換基1〜4個により置換されており;あるい
は、R(1)、R(2)およびR(3)は相互に独立して水素、-(C1
-C8)−アルキル、-(C2-C8)−アルケニルまたは-(CH2)mR
(14)であり;mは0、1または2であり;R(14)は-(C3-
C8)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これは未
置換であるか、またはF、-Cl、-CF3、メチル、メトキ
シおよび-NR(15)R(16)よりなる群から選択される置換基
1〜3個で置換されており;R(15)およびR(16)は水素ま
たは-CH3であり;あるいは、
【0051】R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して-Q
-4-〔(CH2)k-CHR(17)-(C=O)R(20)〕−フェニル、 -Q-3-
(CH2)k-CHR(17)-(C=O)R(20)〕−フェニルまたは-Q-2
〔(CH2)k-CHR(17)-(C=O)R(20)〕−フェニルであり、こ
こでフェニルは各々、未置換であるか、またはF、Cl、
-CF3、 メチル、ヒドロキシル、 メトキシおよび-NR(35)R
(36)よりなる群から選択される置換基1〜2個で置換さ
れており;R(35)およびR(36)は相互に独立して水素また
は-CH3であり;Qは結合、酸素、-S-または-NR(18)であ
り;R(18)は水素または-(C1-C4)−アルキルであり;R(1
7)は-OR(21)または-NR(21)R(22)であり;R(21)およびR
(22)は相互に独立して水素、-(C1-C8)−アルキル、-(C1
-C8)−アルカノイル、-(C1-C8)−アルコキシカルボニ
ル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニルであり;ある
いは、R(21)はトリチルであり;R(20)は-OR(23)または-
NR(23)R(24)であり;R(23)、 R(24)は相互に独立して水
素、-(C1-C8)−アルキルまたはベンジルであり;kは
0、1、2、3または4であり;あるいは、R(1)、 R(2)
およびR(3)は相互に独立して(C1-C9)−ヘテロアリール
であり、これはCまたはNを介して連結しており、そし
て、未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、 メトキ
シ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチ
ルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3個で置
換されており;あるいは、R(1)、 R(2)およびR(3)は-SR
(25)、 -OR(25)、 -NR(25)R(26)、 -CR(25)R(26)R(27)であ
り;R(25)は-CfH2f-(C1-C9)−ヘテロアリールであり、
これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、 CH3、 メト
キシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメ
チルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3個で
置換されており;fは0、1または2であり;R(26)お
よびR(27)は相互に独立してR(25)と同様に定義される
か、または水素または(C1-C4)−アルキルであり;ある
いは、R(1)、R(2)およびR(3)は相互に独立して(C1-C9
−ヘテロアリール−N−オキシドであり、これはCまた
はNを介して連結しており、そして未置換であるか、ま
たはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミ
ノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から
選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
は、R(1)、R(2)およびR(3)は相互に独立して-SR(28)、 -
OR(28)、 -NR(28)R(29)または-CR(28)R(29)R(30)であ
り;R(28)は-CgH2g-(C1-C9)−ヘテロアリール−N−オ
キシドであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、
CF3、CH3、 メトキシ、 ヒドロキシル、 アミノ、 メチルア
ミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択される置
換基1〜3個で置換されており;gは0、1または2で
あり:R(29)、 R(30)は相互に独立してR(28)と同様に定
義されるか、または水素または(C1-C4)−アルキルであ
り;あるいは、
【0052】R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して水
素、F、Cl、Br、 I、-C≡N、 T-(CH 2)h-(CiF2i+1)、 R(3
1)SO1-、 R(32)R(33)N-CO-、 R(34)-CO-またはR(45)R(46)
N-SO 2であり、 ここでペルフルオロアルキル基は直鎖ま
たは分枝鎖であり;Tは結合、酸素、-S-または-NR(47)
であり;lは0、1または2であり;hは0、1または
2であり;iは1、2、3、4、5または6であり;R
(31)、 R(32)、 R(34)およびR(45)は相互に独立して-(C1-
C8)−アルキル、-(C3-C6)−アルケニル、(CH2)nR(48)ま
たは-CF3であり;nは0、1、2、3または4であり;R
(47)は水素または炭素原子1、2または3個を有するア
ルキルであり;R(48)は、-(C3-C7)−シクロアルキルま
たはフェニルであり、 これは未置換であるか、 または
F、 Cl、 -CF3、 メチル、 メトキシおよび-NR(49)R(50)よ
りなる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
り;R(49)およびR(50)は水素または炭素原子1、2、3
または4個を有するアルキルであり;あるいは、R(32)、
R(34)およびR(45)は水素であり;R(33)およびR(46)は
相互に独立して水素または炭素原子1、2、3または4
個を有するアルキルであり;あるいは、R(32)とR(33)、
およびR(45)とR(46)は一緒になって、 メチレン基5また
は6個となり、うちCH2基1個は酸素、-S-、-NH-、 -NCH
3または−N−ベンジルで置き換えられることができ;
あるいは、R(1)、 R(2)およびR(3)は各々相互に独立して
R(51)-A-G-D-であり;R(51)は塩基性のプロトン化可能
な基、 即ちアミノ基-NR(52)R(53)、 アミジノ基R(52)R(5
3)N-C〔=N-R(54)〕−またはグアニジノ基R(52)R(53)N-C
〔=N-R(54)〕-NR(55)-であり;R(52)、 R(53)、 R(54)お
よびR(55)は相互に独立して水素または炭素原子1、
2、3または4個を有するアルキル基であり;あるい
は、R(52)とR(53)は基CαH2αとなり;αは4、5、
6または7であり、ここでα=5、6または7である場
合は、基CαH2αの炭素原子はヘテロ原子基O、SOd
たはNR(56)で置き換えられることができ、あるいは、R
(53)とR(54)またはR(54)とR(55)またはR(52)とR(55)は
基CyH2yとなり;yは2、3、4または5であり;ここ
でy=3、4または5である場合は、基CyH2yの炭素原
子はヘテロ原子基O、SOdまたはNR(56)で置き換えられ
ることができ;dは0、1または2であり;R(56)は水
素またはメチルであり;あるいは、R(51)は炭素原子1
〜9個を有する塩基性の複素芳香族環系であり;Aは基
CeH2eであり;eは0、1、2、3、4、5、6、7、
8、9または10であり;ここで、基CeH2e中、炭素原子
は基-O-、 -CO-、 -CH〔OR(57)〕-、-SOr-、 -NR(57)-、 -N
R(57)-CO-、 -NR(57)-CO-NH-、 -NR(57)-CO-NH-SO2-また
は-NR(57)-SO2-の1つにより置き換えられることがで
き;rは0、1または2であり;Gはフェニレン基
【化137】 であり;R(58)およびR(59)は相互に独立して水素、 メチ
ル、 メトキシ、 F、Cl、Br、 I、CF3または-SOs-R(60)
であり;R(60)はメチルまたはNR(61)R(62)であり;R(6
1)およびR(62)は相互に独立して水素または炭素原子
1、2、3または4個を有するアルキルであり;Dは-C
vH2v-Ew-であり;vは0、1、2、3または4であり;
Eは-O-、 -CO-、 -CH〔OR(63)〕-、-SOaa-または-NR(63)
-であり;wは0または1であり;aaは0、1または2
であり;R(63)は水素またはメチルであり;あるいは、R
(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して-CF2R(64)、 -CF
〔R(65)〕〔R(66)〕、-CF〔(CF2)q-CF3〕〔R(65)〕、 -C
〔(CF2)p-CF3〕=CR(65)R(66)であり;R(64)は炭素原子
1、2、3または4個を有するアルキルまたは炭素原子
3、4、5、6または7個を有するシクロアルキルであ
り;R(65)およびR(66)は相互に独立して水素または炭素
原子1、2、3または4個を有するアルキルであり;q
は0、1または2であり;pは0、1または2であり;
あるいは、R(1)、R(2)およびR(3)は相互に独立して-OR
(67)または-NR(67)R(68)であり;R(67)およびR(68)は相
互に独立して水素、または炭素原子1、2、3、4、5
または6個を有するアルキルであり;あるいは、R(67)
とR(68)は一緒になってメチレン基4、5、6または7
個となり、うちCH 2基1個は酸素、 -S-、 SO2、 -NH-、 -NC
H3または−N−ベンジルで置き換えられることができ;
R(4)およびR(5)は相互に独立して水素、 炭素原子1、
2、3または4個を有するアルキル、F、Cl、 -OR(69)、
-NR(70)R(71)または-CzF2z+1であり;R(69)、 R(70)お
よびR(71)は相互に独立して水素または炭素原子1、2
または3個を有するアルキルであり;Zは1、2、3ま
たは4であり;R(6)およびR(7)は相互に独立して水素ま
たは炭素原子1、2、3または4個を有するアルキルで
あり;Xは酸素またはNR(72)であり;R(72)は水素また
は炭素原子1、2または3個を有するアルキルである〕
のベンジルオキシカルボニルグアニジンおよびその製薬
上許容し得る塩;
【0053】(HOE 95/F 115-EP 744 397, NZ 286 622) ak) 下記式:
【化138】 〔式中:R(6)は水素、 (C1-C8)−アルキル、 (C1-C8)−シ
クロアルキルまたはフェニルであり、 ここでフェニル基
は未置換であるか、 またはF、Cl、CF3、メチル、メト
キシおよびNR(9)R(10)よりなる群から選択される置換基
1〜3個で置換されており;R(9)およびR(10)は水素、
(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアル
キルであり;R(7)は独立してR(6)と同様に定義され;R
(1)、 R(2)、 R(3)、 R(4)およびR(5)は相互に独立して水
素またはFであり;ただしここで基R(1)、 R(2)、 R(3)、
R(4)およびR(5)のうち少なくとも1つはフッ素でなけれ
ばならない〕のフルオロフェニル基担持アルケニルカル
ボン酸グアニジドおよびその製薬上許容し得る塩;
【0054】(HOE 95/F 167-NZ 299 015) al) 下記式I:
【化139】 〔式中:R(1)はR(4)-SOmまたはR(5)R(6)N-SO2-であり;
mは1または2であり;R(4)およびR(5)は相互に独立し
て炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有
するアルキル、炭素原子3、4、5または6個を有する
アルケニル、CF 3または-CnH2n-R(7)であり;nは0、
1、2、3または4であり;R(6)はHまたは炭素原子
1、2、3または4個を有するアルキルであり;R(7)は
炭素原子3、4、5、6、7または8個を有するシクロ
アルキルまたはフェニルであり、これは未置換である
か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(8)
R(9)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換さ
れており;R(8)およびR(9)はHまたは炭素原子1、2、
3または4個を有するアルキルであり;あるいは、R(5)
は水素であり;あるいは、R(5)およびR(6)は一緒になっ
て、メチレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸
素、S、NH、N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられ
ることができ;あるいは、R(1)は-Op-(CH2)q-(CF2)r-CF
3であり;pは0または1であり;qは0、1または2
であり;rは0、1、2または3であり;あるいは、R
(1)は-SR(10)、 -OR(10)または-CR(10)R(11)R(12)であ
り;R(10)、R(11)およびR(12)は相互に独立して水素、
炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有す
るアルキル、-CsH2s-(C3-C6)−シクロアルキル、 また
は、 ピリジル、ピロリル、キノリル、イソキノリル、イ
ミダゾリルまたはフェニルよりなる群から選択される芳
香族系であり;sは0、1または2であり;ここで芳香
族系ピリジル、ピロリル、キノリル、イソキノリル、イ
ミダゾリルおよびフェニルは未置換であるか、または、
F、Cl、CF3、CH3、 メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、
メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択
される置換基1〜3個で置換されており;R(2)は-(CH2)
u-(CF2)t-CF3であり;tは0、1、2または3であり;
uは0または1であり;R(3)は水素または独立してR(1)
と同様に定義される〕のベンゾイルグアニジンおよびそ
の製薬上許容し得る塩;
【0055】(HOE 95/F 173-NZ 299 052) am) 下記式I:
【化140】 〔式中:置換基R(1)、 R(2)、R(3)、R(4)およびR(5)の少
なくとも1つは-Xa-Yb-Ln-Uであり;XはCR(16)R(17)、
O、SまたはNR(18)であり;R(16)、 R(17)およびR(18)
は相互に独立してH、炭素原子1、2、3または4個を
有するアルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を
有するペルフルオロアルキルであり;aは0または1で
あり;Yは炭素原子1、2、3、4、5、6、7または
8個を有するアルキレン、アルキレン基に炭素原子1、
2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキレン
−T、T、アルキレン基に炭素原子1、2、3、4、
5、6、7または8個を有するT−アルキレンであり;
TはNR(20)、 O、Sまたはフェニレンであり、ここでフ
ェニレンは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、 メチ
ル、 メトキシおよびNR(21)R(22)よりなる群から選択さ
れる置換基1〜3個で置換されており;R(20)、 R(21)お
よびR(22)は相互に独立してH、炭素原子1、2、3ま
たは4個を有するアルキルまたは炭素原子1、2、3ま
たは4個を有するペルフルオロアルキルであり;bは0
または1であり;LはO、S、NR(23)またはCkH2kであ
り;kは1、2、3、4、5、6、7、8であり;nは
0または1であり;UはNR(24)R(25)または炭素原子
1、2、3、4、5、6、7、8または9個を有するN
含有複素環であり;R(24)およびR(25)は相互に独立して
水素、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個
を有するアルキルまたは炭素原子1、2、3、4、5、
6、7または8個を有するペルフルオロアルキルであ
り;あるいは、R(24)とR(25)は一緒になって、メチレン
基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-C
H3またはN−ベンジルで置き換えられることができ;こ
こでN含有複素環はN−またはC−架橋されており、未
置換であるかまたは、F、Cl、CF3、メチル、メトキシ
およびNR(27)R(28)よりなる群から選択される置換基1
〜3個で置換されており;R(23)、 R(27)およびR(28)は
相互に独立してH、炭素原子1、2、3または4個を有
するアルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を有
するペルフルオロアルキルであり;そして、他の置換基
R(1)、 R(2)、 R(3)、 R(4)およびR(5)は各々、相互に独立
してH、F、Cl、 Br、 I、CN、 -On-CmH2m+1、 -Op-(CH2)
s-CqF2q+1または-CrH2rR(10)であり;nは0または1で
あり;mは0、1、2、3、4、5、6、7または8で
あり;pは0または1であり;qは1、2、3、4、
5、6、7または8であり;sは0、1、2、3または
4であり;rは0、1、2、3または4であり;R(10)
は炭素原子3、4、5、6、7または8個を有するシク
ロアルキルまたはフェニルであり、ここでフェニルは未
置換であるか、または、F、Cl、CF3、メチル、メトキ
シおよびNR(11)R(12)よりなる群から選択される置換基
1〜3個で置換されており;R(11)およびR(12)は相互に
独立してH、炭素原子1、2、3または4個を有するア
ルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を有するペ
ルフルオロアルキルであり;R(6)およびR(7)は相互に独
立して水素、F、Cl、Br、 I、CN、 炭素原子1、2、
3、4、5、6、7または8個を有するアルキル、炭素
原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するペ
ルフルオロアルキル、炭素原子3、4、5、6、7また
は8個を有するシクロアルキルまたはフェニルであり、
これは未置換であるか、または、F、Cl、CF3、メチ
ル、メトキシおよびNR(14)R(15)よりなる群から選択さ
れる置換基1〜3個で置換されており;R(14)およびR(1
5)は相互に独立してH、 炭素原子1、2、3または4個
を有するアルキルまたは炭素原子1、2、3または4個
を有するペルフルオロアルキルである〕の置換ケイヒ酸
グアニジドおよびその製薬上許容し得る塩;
【0056】(HOE 95/F 220-NZ 299 052) an) 下記式I:
【化141】 〔式中:置換基R(1)、 R(2)およびR(3)の少なくとも1つ
はR(6)-C(OH)2-であり;R(6)は炭素原子1、2または3
個を有するペルフルオロアルキルであり、これは直鎖ま
たは分枝鎖であり;そして他の置換基R(1)、 R(2)および
R(3)は相互に独立して水素、OH、F、Cl、Br、 I、炭素
原子1、2、3、4、5または6個を有するアルキル、
炭素原子3、4、5または6個を有するシクロアルキ
ル、炭素原子1、2、3または4個を有するアルコキシ
またはフェノキシであり、これは、未置換であるか、ま
たは、F、Cl、メチルおよびメトキシよりなる群から選
択される置換基1〜3個で置換されており;あるいは、
他の置換基R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立してアル
キル-SOx、-CR(7)=CR(8)R(9)または-C≡CR(9)であり;
xは0、1または2であり;R(7)は水素またはメチルで
あり;R(8)およびR(9)は相互に独立して、 水素、炭素原
子1、2、3または4個を有するアルキル、炭素原子
3、4、5、6、7または8個を有するシクロアルキル
またはフェニルであり、これは未置換であるか、また
は、F、Cl、CF3、メチルおよびメトキシよりなる群か
ら選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
は、他の置換基R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して
フェニル、C6H5-(C1-C4)−アルキル、 ナフチル、ビフ
ェニリル、キノリニル、イソキノリニルまたはイミダゾ
リルであり、ここで、キノリニル、イソキノリニルまた
はイミダゾリルはCまたはNを介して結合しており、そ
して、フェニル、C6H5-(C1-C4)−アルキル、ナフチル、
ビフェニリル、キノリニル、イソキノリニルまたはイミ
ダゾリルは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3
メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよび
ジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3
個で置換されており;あるいは、他の置換基R(1)、 R(2)
およびR(3)は相互に独立してSR(10)、 -OR(10)、 -CR(10)
R(11)R(12)であり;R(10)は-CfH2f-(C3-C8)−シクロア
ルキル、 キノリニル、イソキノリニル、 ピリジニル、 イ
ミダゾリルまたはフェニルであり、ここで芳香族系キノ
リニル、イソキノリニル、ピリジニル、イミダゾリルお
よびフェニルは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、C
H3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノお
よびジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1
〜3個で置換されており;fは0、1または2であり;
R(11)およびR(12)は相互に独立してR(10)と同様に定義
されるか、水素または炭素原子1、2、3または4個を
有するアルキルであり;R(4)およびR(5)は相互に独立し
て水素、炭素原子1、2または3個を有するアルキル、
F、Cl、 Br、 I、CN、 OR(13)、 NR(14)R(15)、 -(CH2)n-
(CF2)o-CF3であり;R(13)、 R(14)およびR(15)は相互に
独立して水素または炭素原子1、2、3または4個を有
するアルキルであり;nは0または1であり;oは0、
1または2である〕のベンゾイルグアニジンおよびその
薬理学上許容し得る塩;
【0057】(HOE 95/F 253-NZ 299 682) ao) 下記式I:
【化142】 〔式中:3つの置換基R(1)、 R(2)およびR(3)の少なくと
も1つは、ベンゾイルグアニジン
【化143】 であり、これは未置換であるか、またはフェニル部分に
おいて、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8
個を有するアルキル、炭素原子2、2、3、4、5、
6、7または8個を有するアルケニル、-(CH2)m-R(14)、
F、Cl、Br、I、-C≡N、 CF3、 R(22)SO2-、 R(23)R(24)N
-CO-、 R(25)-CO-、 R(26)R(27)N-SO2、 -OR(35)、-SR(35)
または-NR(35)R(36)よりなる群から選択される基1〜4
個により置換されており;mは0、1または2であり;
R(14)は-(C3-C8)-シクロアルキルまたはフェニルであ
り、これは未置換であるか、またはF、Cl、-CF3、 メチ
ル、メトキシおよび-NR(15)R(16)よりなる群から選択さ
れる置換基1〜3個で置換されており;R(15)およびR(1
6)は相互に独立して水素または-CH3であり;R(22)、 R(2
3)、 R(25)およびR(26)は相互に独立して炭素原子1、
2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキル、
炭素原子2、3、4、5、6、7または8個を有するア
ルケニル、(CH2)nR(29)または-CF3であり;nは0、
1、2、3または4個であり;R(29)は-(C3-C7)−シク
ロアルキルまたはフェニルであり、 これは未置換である
か、またはF、Cl、-CF3、メチル、メトキシおよび-NR
(30)R(31)よりなる群から選択される置換基1〜3個で
置換されており;R(30)およびR(31)は水素または炭素原
子1、2、3または4個を有するアルキルであり;ある
いは、R(23)、 R(25)およびR(26)は水素であり;R(24)お
よびR(27)は相互に独立して水素または炭素原子1、
2、3または4個を有するアルキルであり;あるいは、
R(23)とR(24)、およびまたR(26)とR(27)は一緒になって
メチレン基5〜6個となり、うちCH2基1個は酸素、-S
-、 -NH-、 -NCH3または−N−ベンジルで置き換えられる
ことができ;R(35)およびR(36)は相互に独立して水素ま
たは炭素原子1、2、3、4、5または6個を有するア
ルキルであり;あるいは、R(35)とR(36)は一緒になって
メチレン基4〜7個となり、うちCH2基1個は酸素、-S
-、 -NH-、 -NCH3または−N−ベンジルで置き換えられる
ことができ;あるいは、R(35)はフェニルであり、これ
は未置換であるか、またはF、Cl、-CF3、メチル、 メト
キシ、 SO2R(5)、 SO2NR(6)R(7)および-NR(32)R(33)より
なる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
り;R(5)は炭素原子1、2、3、4、5または6個を有
するアルキルであり;R(6)およびR(7)は相互に独立して
水素または炭素原子1、2、3または4個を有するアル
キルであり;R(32)およびR(33)は相互に独立して水素ま
たは炭素原子1、2、3または4個を有するアルキルで
あり;あるいは、R(35)は(C1-C9)−ヘテロアリールであ
り、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3
メトキシ、 ヒドロキシル、 アミノ、メチルアミノおよび
ジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3
個で置換されており;そして他の置換基R(1)、 R(2)およ
びR(3)は各々、相互に独立して、炭素原子1、2、3、
4、5、6、7または8個を有するアルキル、(CH2)pR
(10)であり;pは0、1、2、3または4であり;R(1
0)はフェニルであり、これは未置換であるか、または
F、Cl、-CF3、メチル、メトキシ、-SO2NR(17)R(8)およ
び-SO2R(9)よりなる群から選択される置換基1〜3個で
置換されており;R(17)およびR(8)は相互に独立して水
素または炭素原子1、2、3または4個を有するアルキ
ルであり;R(9)は炭素原子1、2、3または4個を有す
るアルキルであり;あるいは他の基R(1)およびR(3)は各
々水素であり;R(4)は水素または炭素原子1、2、3ま
たは4個を有するアルキルである〕のスルホンイミドア
ミドおよびその製薬上許容し得る塩;
【0058】(HOE 95/F 265-NZ 299 739) ap) 下記式I:
【化144】 〔式中:R(1)は炭素原子1、2、3、4、5、6、7ま
たは8個を有するアルキルまたはNR(7)R(8)であり;R
(7)およびR(8)は相互に独立して水素または炭素原子
1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキ
ルであり;R(2)は水素、 炭素原子1、2、3、4、5、
6、7または8個を有するアルキルまたは-SO2R(9)であ
り;R(9)は独立してR(1)と同様に定義され;R(3)は水
素、 -SR(25)、 -OR(25)、 -NR(25)R(26)または-CR(25)R(2
6)R(27)であり;R(25)は水素、炭素原子1、2、3、
4、5、6、7または8個を有するアルキルまたはフェ
ニルであり、 これは未置換であるか、またはF、Cl、CF
3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミ
ノおよびジメチルアミノよりなる群から選択される置換
基1〜3個で置換されており;あるいは、R(25)は-(C1-
C9)−ヘテロアリールであり、これは未置換であるか、
またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、ア
ミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群か
ら選択される置換基1〜3個で置換されており;R(26)
およびR(27)は相互に独立してR(25)と同様に定義される
か、または水素または炭素原子1、2、3、4、5、
6、7または8個を有するアルキルであり;R(4)は水
素、F、Cl、Br、 I、OH、 -C≡N、 CF3、 炭素原子1、
2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキル、
炭素原子2、3、4、5、6、7または8個を有するア
ルケニルまたは-(CH2)mR(14)であり;mは0、1または
2であり;R(14)は-(C3-C8)−シクロアルキルまたはフ
ェニルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、
-CF3、 メチル、メトキシおよび-NR(15)R(16)よりなる群
から選択される置換基1〜3個で置換されており;R(1
5)およびR(16)は相互に独立して水素または-CH3であ
り;R(5)およびR(6)は相互に独立して水素、炭素原子
1、2、3または4個を有するアルキル、F、Cl、-OR
(32)、 -NR(33)R(34)またはCF3であり;R(32)、 R(33)お
よびR(34)は相互に独立して水素または炭素原子1、
2、3または4個を有するアルキルである〕のベンゾイ
ルグアニジンおよびその製薬上許容し得る塩:
【0059】(HOE 95/F 269 K) aq) 下記式I:
【化145】 〔式中:基R(1)、 R(2)、 R(3)およびR(4)のうち1つは-C
O-N=C(NH2)2であり;そして他の基R(1)、 R(2)、R(3)お
よびR(4)は各々:R(1)は水素、炭素原子1、2、3また
は4個を有するアルキル、F、Cl、Br、I、-OR(32)、 -
NR(33)R(34)またはCF3であり;R(32)、R(33)およびR(3
4)は相互に独立して水素または炭素原子1、2、3また
は4個を有するアルキルであり;R(2)およびR(4)は相互
に独立して水素、 F、Cl、Br、 I、OH、 -CN、CF3、 -CO-
N=C(NH2)2、 炭素原子1、2、3、4、5、6、7また
は8個を有するアルキル、炭素原子2、3、4、5、
6、7または8個を有するアルケニルまたは-(CH2) mR(1
4)であり;mは0、1または2であり;R(14)は-(C3-
C8)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これは未
置換であるか、またはF、Cl、-CF3、メチル、メトキシ
および-NR(15)R(16)よりなる群から選択される置換基1
〜3個で置換されており;R(15)およびR(16)は水素また
は-CH3であり;あるいは、R(2)およびR(4)は相互に独立
してピロール−1−イル、ピロール−2−イルまたはピ
ロール−3−イルであり、これは未置換であるか、また
はF、Cl、Br、I、-CN、 (C2-C8)−アルカノイル、 (C2-
C8)−アルコキシカルボニル、ホルミル、カルボキシ
ル、-CF3、メチルおよびメトキシよりなる群から選択さ
れる置換基1〜4個により置換されており;あるいは、
R(2)およびR(4)は相互に独立してR(22)-SO2-、R(23)R(2
4)N-CO-、R(28)-CO-またはR(29)R(20)N-SO2であり;R(2
2)およびR(28)は相互に独立してメチルまたは-CF3であ
り;R(23)、R(24)、 R(29)およびR(30)は相互に独立して
水素またはメチルであり;あるいは、R(2)およびR(4)は
相互に独立して-OR(35)または-NR(35)R(36)であり;R(3
5)およびR(36)は相互に独立して水素または炭素原子
1、2、3、4、5または6個を有するアルキルであ
り;あるいは、R(35)とR(36)は一緒になってメチレン基
4〜7個となり、うちCH2基1個は酸素、-S-、 -NH-、 -N
CH3または−N−ベンジルで置き換えられることがで
き;R(3)は水素、-SR(25)、 -OR(25)、 -NR(25)R(26)また
は-CR(25)R(26)R(27)であり;R(25)は水素、炭素原子
1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキ
ルまたはフェニルであり、これは未置換であるか、また
はF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミ
ノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から
選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
は、R(25)は-(C1-C9)−ヘテロアリールであり、 これは
未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、 メトキシ、
ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルア
ミノよりなる群から選択される置換基1〜3個で置換さ
れており;R(26)およびR(27)は相互に独立してR(25)と
同様に定義されるか、または水素または炭素原子1、
2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキルで
あり;R(5)は炭素原子1、2、3または4個を有するア
ルキル、F、Cl、Br、I、X-(CH2)y-CF3またはフェニル
であり、これは未置換であるか、またはF、Cl、-CF3
メチル、メトキシおよび-NR(6)R(7)よりなる群から選択
される置換基1〜3個で置換されており;R(6)およびR
(7)は相互に独立して水素または-CH3であり;Xは結合
または酸素であり;yは0、1または2である〕のベン
ゼンジカルボン酸ジグアニジドおよびその製薬上許容し
得る塩;
【0060】(HOE 95/F 269 BK) ar) 下記式I:
【化146】 〔式中:基R(1)、 R(2)、 R(3)およびR(5)のうち1つは-C
O-N=C(NH2)2であり;そして他の基R(1)、 (R2)、 R(3)お
よびR(5)は各々:R(1)およびR(5)は相互に独立して水
素、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキル、
F、Cl、-OR(32)、 -NR(33)R(34)またはCF3であり;R(3
2)、 R(33)およびR(34)は相互に独立して水素または炭素
原子1、2、3または4を有するアルキルであり;R(2)
は水素、F、Cl、 Br、I、OH、 -CN、 CF3、 -CO-N=C(NH2)
2、炭素1、2、3、4、5、6、7または8個を有す
るアルキル、炭素原子2、3、4、5、6、7または8
個を有するアルケニルまたは-(CH2)mR(14)であり;mは
0、1または2であり;R(14)は-(C3-C8)−シクロアル
キルまたはフェニルであり、これは未置換であるか、ま
たはF、Cl、-CF3、メチル、メトキシおよび-NR(15)R(1
6)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換され
ており;R(15)およびR(16)は相互に独立して水素または
-CH3であり;あるいは、R(2)はR(22)-SO2-、 R(23)R(24)
N-CO-、 R(28)-CO-またはR(29)R(30)N-SO2であり;R(22)
およびR(28)は相互に独立してメチルまたは-CF3であ
り;R(23)、 R(24)、 R(29)およびR(30)は相互に独立して
水素またはメチルであり;あるいは、R(2)は-OR(35)また
は-NR(35)R(36)であり;R(35)およびR(36)は相互に独立
して水素または炭素原子1、2、3、4、5または6個
を有するアルキルであり;あるいは、R(35)とR(36)は一
緒になってメチレン基4〜7個となり、うちCH2基1個
は酸素、-S-、 -NH-、 -NCH3または−N−ベンジルで置き
換えられることができ;R(3)は水素、-SR(25)、 -OR(2
5)、 -NR(25)R(26)または-CR(25)R(26)R(27)であり;R(2
5)は水素、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または
8個を有するアルキルまたはフェニルであり、これは未
置換であるか、またはF、Cl、CF3、 CH3、メトキシ、ヒ
ドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミ
ノよりなる群から選択される置換基1〜3個で置換され
ており;あるいは、R(25)は-(C1-C9)−ヘテロアリール
であり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、C
H3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノお
よびジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1
〜3個で置換されており;R(26)およびR(27)は相互に独
立してR(25)と同様に定義されるか、または水素または
炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有す
るアルキルであり;R(4)はCF3、炭素原子1、2、3、
4、5、6、7または8個を有するアルキル、炭素原子
2、3、4、5、6、7または8個を有するアルケニ
ル、-(C3-C8)−シクロアルキルまたは-(CH2)mR(14)であ
り;mは1または2であり;R(14)は-(C3-C8)−シクロ
アルキルまたはフェニルであり、これは未置換である
か、またはF、Cl、-CF3、 メチル、メトキシおよび-NR
(15)R(16)よりなる群から選択される置換基1〜3個で
置換されており;R(15)およびR(16)は相互に独立して水
素または-CH3であり;あるいは、R(4)はフェニルであ
り、これはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよび-NR(1
5)R(16)よりなる群から選択される置換基2、3、4ま
たは5個で置換されており;R(15)およびR(16)は相互に
独立して水素またはCH3である〕のベンゼンジカルボン
酸ジグアニジドおよびその製薬上許容し得る塩;
【0061】(HOE 96/F 013) as) 下記式I:
【化147】 〔式中:基R(1)、 R(2)、 R(3)、R(4)およびR(5)のうち1
つは-CO-N=C(NH2)2であり;他の基R(1)およびR(5)は各
々相互に独立して水素、炭素原子1、2、3または4個
を有するアルキル、F、Cl、-OR(32)、 -NR(33)R(34)ま
たはCF3であり;R(32)、 R(33)およびR(34)は相互に独立
して水素または炭素原子1、2、3または4を有するア
ルキルであり;他の基R(2)およびR(4)は各々相互に独立
して水素、F、Cl、 Br、I、OH、-CN、CF3、 -CO-N=C(N
H2)2、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個
を有するアルキル、炭素原子2、3、4、5、6、7ま
たは8個を有するアルケニルまたは-(CH2)mR(14)であ
り;mは0、1または2であり;R(14)は-(C3-C8)−シ
クロアルキルまたはフェニルであり、これは未置換であ
るか、またはF、Cl、-CF3、メチル、メトキシおよび-N
R(15)R(16)よりなる群から選択される置換基1〜3個で
置換されており;R(15)およびR(16)は水素または-CH3
あり;あるいは、他の基R(2)およびR(4)は各々相互に独
立してピロール−1−イル、ピロール−2−イルまたは
ピロール−3−イルであり、これは未置換であるか、ま
たはF、Cl、Br、 I、-CN、 (C2-C8)−アルカノイル、
(C2-C8)−アルコキシカルボニル、ホルミル、カルボキ
シル、-CF3、 メチルおよびメトキシよりなる群から選択
される置換基1〜4個により置換されており;あるい
は、他の基R(2)およびR(4)は各々R(22)-SO2-、 R(23)R(2
4)N-CO-、 R(28)-CO-またはR(29)R(30)N-SO2であり;R(2
2)およびR(28)は相互に独立してメチルまたは-CF3であ
り;R(23)、 R(24)、 R(29)およびR(30)は相互に独立して
水素またはメチルであり;あるいは、他の基R(2)およびR
(4)は各々相互に独立して-OR(35)または-NR(35)R(36)で
あり;R(35)およびR(36)は相互に独立して水素または炭
素原子1、2、3、4、5または6個を有するアルキル
であり;あるいは、
【0062】R(35)とR(36)は一緒になってメチレン基4
〜7個となり、うちCH2基1個は酸素、-S-、 -NH-、 -NCH
3または−N−ベンジルで置き換えられることができ;
他の基R(3)は各々水素、-SR(25)、 -OR(25)、 -NR(25)R(2
6)または-CR(25)R(26)R(27)であり;R(25)は水素、炭素
原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するア
ルキルまたはフェニルであり、これは未置換であるか、
またはF、Cl、CF3、 CH3、メトキシ、ヒドロキシル、ア
ミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群か
ら選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
は、R(25)は-(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは
未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、
ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルア
ミノよりなる群から選択される置換基1〜3個で置換さ
れており;R(26)およびR(27)は相互に独立してR(25)と
同様に定義されるか、または水素または炭素原子1、
2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキルで
あり;他の基R(6)、 R(7)、 R(8)、 R(9)およびR(10)は-CO
-N=C(NH2)2であり;他の基R(6)およびR(10)は各々相互
に独立して水素、炭素原子1、2、3または4個を有す
るアルキル、F、Cl、-OR(132)、 -NR(133)R(134)または
CF3であり;R(132)、 R(133)およびR(134)は相互に独立
して水素または炭素原子1、2、3または4個を有する
アルキルであり;他の基R(7)およびR(9)は各々相互に独
立して水素、F、Cl、Br、I、OH、-CN、CF3、 -CO-N=C(N
H2)2、 炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個
を有するアルキル、炭素原子2、3、4、5、6、7ま
たは8個を有するアルケニルまたは-(CH2)mmR(114)であ
り;mmは0、1または2であり;R(114)は-(C3-C8)−シ
クロアルキルまたはフェニルであり、これは未置換であ
るか、またはF、Cl、-CF3、メチル、メトキシおよび-N
R(115)R(116)よりなる群から選択される置換基1〜3個
で置換されており;R(115)およびR(116)は水素または-C
H3であり;あるいは、他の基R(7)およびR(9)は各々相互
に独立してピロール−1−イル、ピロール−2−イルま
たはピロール−3−イルであり、これは未置換である
か、またはF、Cl、Br、 I、-CN、 (C2-C8)−アルカノイ
ル、(C2-C8)−アルコキシカルボニル、ホルミル、カル
ボキシル、-CF3、 メチルおよびメトキシよりなる群から
選択される置換基1〜4個により置換されており;ある
いは、他の基R(7)およびR(9)は各々R(122)-SO2-、 R(12
3)R(124)N-CO-、R(128)-CO-またはR(129)R(130)N-SO2
あり;R(122)およびR(128)は相互に独立してメチルまた
は-CF3であり;R(123)、 R(124)、 R(129)およびR(130)は
相互に独立して水素またはメチルであり;あるいは、他
の基R(7)およびR(9)は各々相互に独立して-OR(135)また
は-NR(135)R(136)であり;R(135)およびR(136)は相互に
独立して水素または炭素原子1、2、3、4、5または
6個を有するアルキルであり;あるいは、R(135)とR(13
6)は一緒になってメチレン基4〜7個となり、うちCH2
基1個は酸素、-S-、 -NH-、 -NCH3または−N−ベンジル
で置き換えられることができ;他の基R(8)は各々水素、
-SR(125)、 -OR(125)、 -NR(125)R(126)または-CR(125)R
(126)R(127)であり;R(125)は水素、炭素原子1、2、
3、4、5、6、7または8個を有するアルキルまたは
フェニルであり、これは未置換であるか、またはF、C
l、CF3、 CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチル
アミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択される
置換基1〜3個で置換されており;あるいは、R(125)は
-(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置換である
か、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシ
ル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりな
る群から選択される置換基1〜3個で置換されており;
R(126)およびR(127)は相互に独立してR(125)と同様に定
義されるか、または水素または炭素原子1、2、3、
4、5、6、7または8個を有するアルキルであり;A
は存在しないか、または-NR(11)-CO-、 -NR(12)-CO-NR(1
3)-、-NR(17)-CO-NR(18)-SO2-、 -NR(19)-SO2-、 -SO2-NR
(19)-SO2-、-SO2-NR(19)-CO-、-O-CO-NR(19)-SO2-また
は-CR(20)=CR(21)-であり;R(11)、 R(12)、 R(13)、 R(1
7)、R(18)、 R(19)、 R(20)およびR(21)は相互に独立して
水素または炭素原子1、2、3、4、5、6、7または
8個を有するアルキルである〕のジアリールジカルボン
酸ジグアニジドおよびその製薬上許容し得る塩;
【0063】(HOE 96/F 026) at) 下記式:
【化148】 〔式中:置換基R(1)、 R(2)およびR(3)の少なくとも1つ
は-Op-(CH2)s-CqF2q+1、R(40)CO-またはR(31)SOk-であ
り;pは0または1であり;sは0、1、2、3または
4であり;qは1、2、3、4、5、6、7または8で
あり;kは0、1または2であり;R(40)は炭素原子
1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキ
ル、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を
有するペルフルオロアルキル、炭素原子3、4、5、
6、7または8個を有するシクロアルキルまたはフェニ
ルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、C
F3、メチルおよびメトキシよりなる群から選択される置
換基1〜3個で置換されており;R(31)は炭素原子1、
2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキル、
炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有す
るペルフルオロアルキル、炭素原子3、4、5、6、7
または8個を有するシクロアルキルまたはフェニルであ
り、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
ルおよびメトキシよりなる群から選択される置換基1〜
3個で置換されており;あるいは、R(31)はNR(41)R(42)
であり;R(41)およびR(42)は相互に独立して水素、炭素
原子1、2、3または4個を有するアルキル、炭素原子
1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキルで
あり;あるいは、R(41)とR(42)は一緒になってメチレン
基4または5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、 NH、
N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることがで
き;そして他の置換基R(1)、 R(2)およびR(3)は各々相互
に独立してH、F、Cl、Br、I、CN、 -Ona-CmaH2ma+1
たは-OgaCraH2raR(10)であり;naは0または1であり;
maは0、1、2、3、4、5、6、7または8であり;
gaは0または1であり;raは0、1、2、3または4で
あり;R(10)は炭素原子3、4、5、6、7または8個
を有するシクロアルキルまたはフェニルであり、ここで
フェニルは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
ルおよびメトキシよりなる群から選択される置換基1〜
3個で置換されており;R(4)およびR(5)は相互に独立し
て水素、F、Cl、Br、I、CN、 炭素原子1、2、3、
4、5、6、7または8個を有するアルキル、炭素原子
1、2、3、4、5、6、7または8個を有するペルフ
ルオロアルキル、炭素原子3、4、5、6、7または8
個を有するシクロアルキルまたはフェニルであり、これ
は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メト
キシおよびNR(14)R(15)よりなる群から選択される置換
基1〜3個で置換されており;R(14)およびR(15)は相互
に独立してH、炭素原子1、2、3または4個を有する
アルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を有する
ペルフルオロアルキルである〕の置換チオフェニルアル
ケニルカルボン酸グアニジドおよびその製薬上許容し得
る塩;
【0064】(HOE 96/F 032) au) 下記式I:
【化149】 〔式中:R(2)およびR(3)は相互に独立して、水素、Cl、
Br、I、(C1-C8)−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキル
または-OR(5)であり;R(5)は(C1-C8)−アルキルまたは-
CdH2d-(C3-C8)−シクロアルキルであり;dは0、1ま
たは2であり;ここで2置換基R(2)およびR(3)の一方は
常に水素であるが、ただし両置換基R(2)およびR(3)が同
時に水素であることはない〕のオルト置換ベンゾイルグ
アニジンおよびその製薬上許容し得る塩;
【0065】(HOE 96/F 042) av) 下記式:
【化150】 〔式中:R(1)はH、F、Cl、 Br、 I、CN、 NO2、 炭素原
子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアル
キル、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個
を有するアルコキシ、炭素原子3、4、5、6、7また
は8個を有するシクロアルキル、炭素原子3、4、5、
6、7または8個を有するシクロアルコキシまたはXa-
(CH2)b-(CF2)c-CF3であり;Xは酸素、S、NR(5)であ
り;aは0または1であり;bは0、1または2であ
り;cは0、1、2または3であり;R(5)はH、炭素原
子1、2、3または4個を有するアルキルまたは-CdH2d
R(6)であり;dは0、1、2、3または4であり;R(6)
は炭素原子3、4、5、6、7または8個を有するシク
ロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルで
あり、ここで芳香族フェニル、ビフェニリルまたはナフ
チルは未置換であるかまたはF、Cl、 CF3、 メチル、メ
トキシおよびNR(7)R(8)よりなる群から選択される置換
基1〜3個で置換されており;R(7)およびR(8)は相互に
独立してHまたは炭素原子1、2、3または4個を有す
るアルキルであり;あるいは、R(1)は-SR(10)、 -OR(10)
または-CR(10)R(11)R(12)であり;R(10)はシクロアルキ
ル環に炭素原子3、4、5、6、7または8個を有する
-CfH2f−シクロアルキルまたはフェニルであり、ここで
フェニルは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3
メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよび
ジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3
個で置換されており;fは0、1または2であり;R(1
1)およびR(12)は相互に独立してR(10)と同様に定義され
るか、または水素または炭素原子1、2、3または4個
を有するアルキルであり;あるいは、R(1)はフェニル、
ナフチル、ビフェニリルまたは炭素原子1、2、3、
4、5、6、7、8または9個を有するヘテロアリール
であり、後者は環の炭素原子または窒素原子を介して連
結しており、これは各々未置換であるか、またはF、C
l、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチ
ルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択され
る置換基1〜3個で置換されており;あるいは、R(1)は
-SR(13)、 -OR(13)、 -NHR(13)、 -NR(13)R(14)、 -CHR(13)
R(15)、-C〔R(15)R(16)OH〕、 -C≡CR(18)、 -C〔R(19)〕
=CHR(18)、 -C〔R(20)R(21)〕k-(CO)-〔CR(22)R(23)〕l-
R(24)であり;kは0、1、2、3または4であり;l
は0、1、2、3または4であり;R(13)およびR(14)は
同じかまたは異なっていて、-(CH2)g-(CHOH)h-(CH2)i-
(CHOH)j-R(17)または-(CH2)g-O-(CH2-CH2O)h-R(24)であ
り;R(17)は水素またはメチルであり;g、hおよびi
は同じかまたは異なっていて、0、1、2、3または4
であり;jは1、2、3または4であり;R(15)およびR
(16)は同じかまたは異なっていて、水素、炭素原子1、
2、3、4、5または6個を有するアルキルであるか、
またはそれらを担持している炭素原子と一緒になって炭
素原子3、4、5、6、7または8個を有するシクロア
ルキルを形成し;R(18)はフェニルであり、これは未置
換であるかまたはF、Cl、 CF3、 メチル、メトキシおよ
びNR(25)R(26)よりなる群から選択される置換基1〜3
個で置換されており;R(25)およびR(26)はHまたは炭素
原子1、2、3または4個を有するアルキルであり;あ
るいは、R(18)は炭素原子1、2、3、4、5、6、
7、8または9個を有するヘテロアリールであり、これ
は未置換であるかまたは、フェニルの場合と同様に置換
されており;あるいは、R(18)は炭素原子1、2、3、
4、5または6個を有するアルキルであり、これは未置
換であるか、または、OH 1〜3個で置換されており;
あるいは、R(18)は炭素原子3、4、5、6、7または
8個を有するシクロアルキルであり;R(19)、 R(20)、 R
(21)、 R(22)およびR(23)は同じかまたは異なっていて、
水素、またはメチルであり;R(24)はH、炭素原子1、
2、3、4、5または6個を有するアルキル、炭素原子
3、4、5、6、7または8個を有するシクロアルキル
または-CmH2m-R(18)であり;mは1、2、3または4で
あり;R(2)およびR(3)はR(1)と同様に定義され;R(4)は
炭素原子1、2、3または4個を有するアルキルであ
る〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し得
る塩;
【0066】(HOE 96/F 043) aw) 下記式I:
【化151】 〔式中:R(1)はH、F、Cl、 Br、 I、CN、 NO2、 炭素原
子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアル
キル、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個
を有するアルコキシ、炭素原子3、4、5、6、7また
は8個を有するシクロアルキル、炭素原子3、4、5、
6、7または8個を有するシクロアルコキシまたはXa-
(CH2)b-(CF2)c-CF3であり;Xは酸素、S、NR(5)であ
り;aは0または1であり;bは0、1または2であ
り;cは0、1、2または3であり;R(5)はH、炭素原
子1、2、3または4個を有するアルキルまたは-CdH2d
R(6)であり;dは0、1、2、3または4であり;R(6)
は炭素原子3、4、5、6、7または8個を有するシク
ロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルで
あり、ここで芳香族フェニル、ビフェニリルまたはナフ
チルは未置換であるかまたはF、Cl、 CF3、 メチル、メ
トキシおよびNR(7)R(8)よりなる群から選択される置換
基1〜3個で置換されており;R(7)およびR(8)は独立し
てHまたは炭素原子1、2、3または4個を有するアル
キルであり;あるいは、R(1)は-SR(10)、 -OR(10)または
-CR(10)R(11)R(12)であり;R(10)はシクロアルキル環に
炭素原子3、4、5、6、7または8個を有する-CfH2f
−シクロアルキルまたはフェニルであり、ここでフェニ
ルは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキ
シ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチ
ルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3個で置
換されており;fは0、1または2であり;R(11)およ
びR(12)は相互に独立してR(10)と同様に定義されるか、
または水素または炭素原子1、2、3または4個を有す
るアルキルであり;あるいは、R(1)はフェニル、ナフチ
ル、ビフェニリルまたは炭素原子1、2、3、4、5、
6、7、8または9個を有するヘテロアリールであり、
後者は環の炭素原子または窒素原子を介して連結してお
り、これは各々未置換であるか、またはF、Cl、CF3、C
H3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノお
よびジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1
〜3個で置換されており;あるいは、R(1)は-SR(13)、 -
OR(13)、 -NHR(13)、 -NR(13)R(14)、 -CHR(13)R(15)、-C
〔R(15)R(16)OH〕、 -C≡CR(18)、 -C〔R(19)〕=CHR(18)、
-C〔R(20)R(21)〕k-(CO)-〔CR(22)R(23)〕l-R(24)であ
り;kは0、1、2、3または4であり;lは0、1、
2、3または4であり;R(13)およびR(14)は同じかまた
は異なっていて、-(CH2)g-(CHOH)h-(CH2)i-(CHOH)j-R(1
7)または-(CH2)g-O-(CH2-CH2O)h-R(24)であり;R(17)は
水素またはメチルであり;g、hおよびiは同じかまた
は異なっていて、0、1、2、3または4であり;jは
1、2、3または4であり;R(15)およびR(16)は同じか
または異なっていて、水素、炭素原子1、2、3、4、
5または6個を有するアルキルであるか、またはそれら
を担持している炭素原子と一緒になって炭素原子3、
4、5、6、7または8個を有するシクロアルキルを形
成し;R(18)はフェニルであり、これは未置換である
か、またはF、Cl、 CF3、 メチル、メトキシおよびNR(2
5)R(26)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
換されており;R(25)およびR(26)はHまたは炭素原子
1、2、3または4個を有するアルキルであり;あるい
は、R(18)は炭素原子1、2、3、4、5、6、7、8
または9個を有するヘテロアリールであり、これは未置
換であるかまたは、フェニルの場合と同様に置換されて
おり;あるいは、R(18)は炭素原子1、2、3、4、5
または6個を有するアルキルであり、これは未置換であ
るか、または、OH 1〜3個で置換されており;あるい
は、R(18)は炭素原子3、4、5、6、7または8個を
有するシクロアルキルであり;R(19)、 R(20)、 R(21)、 R
(22)およびR(23)は同じかまたは異なっていて、水素、
またはメチルであり;R(24)はH、炭素原子1、2、
3、4、5または6個を有するアルキル、炭素原子3、
4、5、6、7または8個を有するシクロアルキルまた
は-CmH2m-R(18)であり;mは1、2、3または4であ
り;2つの置換基R(2)およびR(3)の一方はヒドロキシル
であり;そして置換基R(2)およびR(3)のもう一方は各々
R(1)と同様に定義され; R(4)は炭素原子1、2、3ま
たは4個を有するアルキル、炭素原子1、2、3または
4個を有するアルコキシ、F、Cl、Br、Iまたは-(CH2)
n-(CF2)o-CF3であり;nは0または1であり;oは0ま
たは1である〕のオルト置換ベンゾイルグアニジンおよ
びその製薬上許容し得る塩;
【0067】(HOE 96/F 135) ay) 下記式I
【化152】 〔式中:R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して、R(1
0)-SOa-またはR(14)R(15)-N-SO2-であり;aは0、1ま
たは2であり;R(10)、R(14)およびR(15)は相互に独立
して、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個
を有するアルキル、炭素原子1、2、3、4、5、6、
7または8個を有するペルフルオロアルキル、炭素原子
3、4、5または6個を有するアルケニルまたは-CabH
2ab-R(16)であり;abは0、1、2、3または4であ
り;R(16)は炭素原子3、4、5、6または7個を有す
るシクロアルキル、またはフェニルであり、これは未置
換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシお
よびNR(17)R(18)よりなる群から選択される置換基1〜
3個で置換されており;R(17)およびR(18)は相互に独立
して、水素、CF3または炭素原子1、2、3または4個
を有するアルキルであり;あるいは、R(14)およびR(15)
は一緒になってメチレン基4〜5個となり、うちCH2
1個は酸素、イオウ、NH、 N-CH3またはN−ベンジルで
置き換えられることができ;またはR(14)およびR(15)は
水素であり;あるいは、R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に
独立して、SR(21)、 -OR(22)、 -NR(23)R(24)または-CR(2
5)R(26)R(27)であり;R(21)、 R(22)、 R(23)およびR(25)
は相互に独立して、-CbH2b-(C1-C9)ヘテロアリールであ
り、これは未置換であるか、またはF、Cl、 CF3、 CH3
メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよび
ジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3
個で置換されており;bは0、1または2であり;R(2
4)、 R(26)およびR(27)は相互に独立して、水素、炭素原
子1、2、3または4個を有するアルキルまたは炭素原
子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキル
であり;あるいは、
【0068】R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して、
水素、F、Cl、 Br、I、CN、 -(Xa)dg-CdaH2da+1、 -(Xb)
dh-(CH2)db-CdeF2de+1、炭素原子3、4、5、6、7ま
たは8個を有するアルケニルまたは-CdfH2dfR(30)であ
り;(Xa)は酸素、イオウまたはNR(33)であり;R(33)は
水素、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキル
または炭素原子1、2、3または4個を有するペルフル
オロアルキルであり;dgは0または1であり;(Xb)は酸
素、イオウまたはNR(34)であり;R(34)は水素、炭素原
子1、2、3または4個を有するアルキルまたは炭素原
子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキル
であり;dhは0または1であり;daは0、1、2、3、
4、5、6、7または8であり;dbは0、1、2、3ま
たは4であり;deは0、1、2、3、4、5、6または
7であり;dfは0、1、2、3または4であり;R(30)
は炭素原子3、4、5、6、7または8個を有するシク
ロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルで
あり、ここで芳香族フェニル、ビフェニリルまたはナフ
チルは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、
メトキシおよびNR(31)R(32)よりなる群から選択される
置換基1〜3個で置換されており;R(31)およびR(32)は
水素、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキル
または炭素原子1、2、3または4個を有するペルフル
オロアルキルであり;あるいは、R(1)、 R(2)およびR(3)
は相互に独立して、 NR(40)R(41)または-(Xe)-(CH2)ebR
(45)であり;R(40)およびR(41)は相互に独立して、水
素、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を
有するアルキル、炭素原子1、2、3、4、5、6、7
または8個を有するペルフルオロアルキルまたは(CH2)e
-R(42)であり;eは0、1、2、3または4であり;R
(42)は炭素原子3、4、5、6または7個を有するシク
ロアルキルまたはフェニルであり、これは未置換である
か、またはF、Cl、 CF3、 メチル、メトキシおよびNR(4
3)R(44)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
換されており;R(43)およびR(44)は相互に独立して、 水
素、CF3または炭素原子1、2、3または4個を有する
アルキルであり;あるいは、
【0069】R(40)およびR(41)は一緒になって、メチレ
ン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、イオウ、N
H、 N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることがで
き;(Xe)は酸素、イオウまたはNR(47)であり;R(47)は
水素、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキル
または炭素原子1、2、3または4個を有するペルフル
オロアルキルであり;ebは0、1、2、3または4であ
り;R(45)は炭素原子3、4、5、6または7個を有す
るシクロアルキルまたはフェニルであり、これは未置換
であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシ、NR
(50)R(51)および-(Xfa)-(CH2)ed-(Xfb)R(46)よりなる群
から選択される置換基1〜3個で置換されており;Xfa
はCH2、酸素、イオウまたはNR(48)であり;Xfbは酸素、
イオウまたはNR(49)であり;R(48)、 R(49)、 R(50)およ
びR(51)は水素、炭素原子1、2、3または4個を有す
るアルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を有す
るペルフルオロアルキルであり;edは1、2、3または
4であり;R(46)は水素、炭素原子1、2、3または4
個を有するアルキルまたは炭素原子1、2、3または4
個を有するペルフルオロアルキルであり;あるいは、R
(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して、 -CHR(52)R(53)
であり;R(52)は-(CH2)g-(CHOH)h-(CH)i-(CHOH)k-R(54)
または-(CH2)g-O-(CH2-CH2O)h-R(54)であり;R(54)は水
素またはメチルであり;g、h、iは同じかまたは異な
っていて、0、1、2、3または4であり;kは1、
2、3または4であり;R(53)は水素または炭素原子
1、2、3または4個を有するアルキルであり;あるい
は、R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して、-C(OH)R
(55)R(56)であり;R(55)およびR(56)は同じか、または
異なっていて、 水素または炭素原子1、2、3または4
個を有するアルキルであり;あるいは、R(55)およびR(5
6)は一緒になって、炭素原子3、4、5または6個を有
するシクロアルキルであり;あるいは、R(55)は-CH2OH
であり;そして、R(4)およびR(5)は相互に独立して、炭
素原子1、2、3または4個を有するアルキル、炭素原
子1、2、3または4個を有するアルコキシ、OH、 F、
Cl、 Br、I、CN、 -On-(CH2)o-(CF2)p-CF3であり;nは
0または1であり;oは0、1または2であり;pは
0、1または2である〕のビスオルト置換ベンゾイルグ
アニジンおよびその製薬上許容し得る塩;
【0070】(96/F 136) az) 下記式I
【化153】 〔式中:R(2)、 R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)、 R(7)およびR
(8)は相互に独立して、H、F、Cl、 Br、 I、 CN、 NO2
CF3、 C2F5またはXaYbZであり;XはO、 S、NR(10)、 CR
(11)R(12)、 C=O、 C(=O)NR(10)、 C(=O)O、 SO、 SO2、SO 2N
R(10)、 OC=O、 NR(10)C=OまたはNR(10)SO2であり、ここ
でナフタレン環との結合は各々の場合左の原子により行
われ;R(10)、 R(11)およびR(12)は相互に独立して、
H、炭素原子1、2、3、4、5または6個を有するア
ルキル、炭素原子1、2、3または4個を有するペルフ
ルオロアルキルまたは炭素原子3、4、5、6または7
個を有するシクロアルキルであり;aは0または1であ
り;YはCH2基1、2、3、4、5、6、7または8個
を有するアルキレンであり;これらのCH2基の1個が
O、S、NR(13)またはo−、p−もしくはm−フェニレ
ンで置き換えられることができ;R(13)はH、炭素原子
1、2、3、4、5または6個を有するアルキル、炭素
原子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキ
ルまたは炭素原子3、4、5または6個を有するシクロ
アルキルであり;bは0または1であり;ZはH、炭素
原子1、2、3、4、5、6または7個を有するアルキ
ル、炭素原子3、4、5、6または7個を有するシクロ
アルキル、C(=O)R(15)、 SO2R(15)、 NR(16)R(17)または
フェニルであり、これは未置換であるか、またはF、C
l、 Br、 CF3、 メチル、メトキシ、NR(21)R(22)よりなる
群から選択される置換基1〜3個により置換されてお
り;R(21)およびR(22)は相互に独立して、Hまたは炭素
原子1、2、3または4個を有するアルキルまたは炭素
原子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキ
ルであり;R(15)はN=C(NH2)2、 NR(18)R(19)、 N(CH2)cNR
(18)R(19)またはOR(20)であり;cは2または3であ
り;R(18)およびR(19)は相互に独立して、H、炭素原子
1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキ
ルまたは炭素原子1、2、3または4個を有するペルフ
ルオロアルキルであり;あるいは、R(18)およびR(19)は
一緒になって、メチレン基4〜5個となり、うちCH2
1個は酸素、S、NH、 N-CH3、N−ベンジルまたはN−
(p−クロロフェニル)で置き換えられることができ;
R(20)はH、炭素原子1、2、3、4、5または6個を
有するアルキル、炭素原子1、2、3または4個を有す
るペルフルオロアルキルまたは炭素原子3、4、5、6
または7個を有するシクロアルキルであり;R(16)およ
びR(17)は相互に独立して、H、炭素原子1、2、3、
4、5、6、7または8個を有するアルキルまたは炭素
原子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキ
ルであり;あるいは、R(16)およびR(17)は一緒になって
メチレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、
S、NH、 N-CH3、 N−ベンジルまたはN−(p−クロロ
フェニル)で置き換えられることができ;あるいは、Z
は炭素原子1、2、3、4、5、6、7、8または9個
を有するN含有複素環であり、ここでN含有複素環はN
またはCを介して結合し、そして未置換であるか、また
はF、Cl、 Br、CF3、 メチル、メトキシおよびNR(21)R(2
2)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換され
ており;但し、R(4)がアルコキシ基である場合、置換基
(R2)、R(3)、 R(5)、 R(6)、 R(7)およびR(8)の少なくとも
1個は水素ではない〕の置換1−ナフトイルグアニジン
およびその製薬上許容し得る塩;
【0071】(HOE 96/F 137) ba) 下記式I
【化154】 〔式中:置換基R(1)、 R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)、 R(7)お
よびR(8)の少なくとも1個はXY aWZまたはX′YaWZ′であ
り;XはO、S、NR(10)またはCR(11)R(12)であり;R(1
0)、 R(11)およびR(12)は相互に独立して、H、炭素原子
1、2、3、4、5または6個を有するアルキル、炭素
原子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキ
ルまたは炭素原子3、4、5、6または7個を有するシ
クロアルキルであり;YはCH2基1、2、3、4、5、
6、7または8個を有するアルキレンであり、ここでこ
れらCH2基の1個はO、S、NR(13)またはo−、p−も
しくはm−フェニレンで置き換えられることができ;R
(13)はH、炭素原子1、2、3、4、5または6個を有
するアルキル、炭素原子1、2、3または4個を有する
ペルフルオロアルキルまたは炭素原子3、4、5または
6個を有するシクロアルキルであり;aは0または1で
あり;WはCH2、 SO2、 S(=O)(=NH)または、Wが基XYa
ヘテロ原子に直ちに続いていないときは、またOまたは
NR(14)であり;R(14)はH、炭素原子1、2、3、4、
5または6個を有するアルキル、炭素原子1、2、3ま
たは4個を有するペルフルオロアルキルまたは炭素原子
3、4、5または6個を有するシクロアルキルであり;
ZはC(=O)R(15)、 SO2R(15)または、WがOまたはNR(14)
でないときは、またNR(16)R(17)であり;R(15)はN=C(NH
2)2、 NR(18)R(19)、 N(CH2)bNR(18)R(19)またOR(20)であ
り;bは2また3であり;R(18)およびR(19)は相互に独
立して、 H、炭素原子1、2、3、4、5、6、7また
は8個を有するアルキルまたは炭素原子1、2、3また
は4個を有するペルフルオロアルキルであり;あるい
は、
【0072】R(18)およびR(19)は一緒になって、メチレ
ン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N
-CH3、 N−ベンジルまたはN−(p−クロロフェニル)
で置き換えられることができ;R(20)はH、炭素原子
1、2、3、4、5または6個を有するアルキル、炭素
原子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキ
ルまたは炭素原子3、4、5、6または7個を有するシ
クロアルキルであり;R(16)およびR(17)は相互に独立し
て、 H、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8
個を有するアルキルまたは炭素原子1、2、3または4
個を有するペルフルオロアルキルであり;あるいは、R
(16)およびR(17)は一緒になって、メチレン基4〜5個
となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3、 N−ベ
ンジルまたはN−(p−クロロフェニル)で置き換えら
れることができ;X′はC=O、 C(=O)NR(30)、 C(=O)O、 SO、
SO2、 SO2NR(30)、 OC=O、 NR(30)C=OまたはNR(30)SO2
あり;ここでナフタレン環の連結は各々の場合左で原子
を経て行われ;R(30)はH、炭素原子1、2、3、4、
5または6個を有するアルキル、炭素原子1、2、3ま
たは4個を有するペルフルオロアルキルまたは炭素原子
3、4、5、6または7個を有するシクロアルキルであ
り;Z′はC(=O)R(15)、 SO2R(15)、 炭素原子1、2、
3、4、5、6、7、8または9個を有するN含有複素
環であり、ここでN含有複素環はNまたはCを介して結
合し、そして未置換であるか、またはF、Cl Br、 CF3
メチル、メトキシおよびNR(21)R(22)よりなる群から選
択される置換基1〜3個により置換されており;R(21)
およびR(22)は相互に独立して、 H、炭素原子1、2、
3または4個を有するアルキルまたは炭素原子1、2、
3または4個を有するペルフルオロアルキルであり;R
(15)はN=C(NH2)2、 NR(18)R(19)、 N(CH2)bNR(18)R(19)ま
たはOR(20)であり;R(18)およびR(19)は相互に独立して
H、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を
有するアルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を
有するペルフルオロアルキルであり;あるいは、R(18)
およびR(19)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3、N−ベンジ
ルまたはN−(p−クロロフェニル)で置き換えられる
ことができ;bは2または3であり;R(20)はH、炭素
原子1、2、3、4、5または6個を有するアルキル、
炭素原子1、2、3または4個を有するペルフルオロア
ルキルまたは炭素原子3、4、5、6または7個を有す
るシクロアルキルであり;あるいは、Z′は、WがOま
たはNR(14)でないときは、NR(16)R(17)であり;R(16)お
よびR(17)は相互に独立してH、炭素原子1、2、3、
4、5、6、7または8個を有するアルキルまたは炭素
原子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキ
ルであり;あるいは、
【0073】R(16)およびR(17)は一緒になって、4〜5
個のメチレン基となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、
N-CH3、 N−ベンジルまたはN−(p−クロロフェニ
ル)で置き換えられることができ;そして各々の場合上
述した定義がいずれも該当していない残りの置換基R
(1)、R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)、 R(7)およびR(8)は相互に
独立して、H、F、Cl、 Br、I、CN、 NO2、 CF3、 C2F5
たはVpQqUであり;VはO、S、SO、 SO2、 NR(60)、 OC=
O、 C=O、 C(=O)NR(60)、 C(=O)OまたはCR(66)R(67)であ
り;R(60)、 R(66)およびR(67)は相互に独立してH、炭
素原子1、2、3、4、5または6個を有するアルキ
ル、炭素原子1、2、3または4個を有するペルフルオ
ロアルキルまたは炭素原子3、4、5、6または7個を
有するシクロアルキルであり;pは0または1であり;
QはCH2基1、2、3、4、5、6、7または8個を有
するアルキレンであり、ここでこれらCH2基の1個は
O、S、NR(68)またはo−、p−もしくはm−フェニレ
ンで置き換えられることができ;R(68)はH、炭素原子
1、2、3、4、5または6個を有するアルキル、炭素
原子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキ
ルまたは炭素原子3、4、5または6個を有するシクロ
アルキルであり;qは0または1であり;UはH、炭素
原子1、2、3、4、5、6または7個を有するアルキ
ル、炭素原子3、4、5、6または7個を有するシクロ
アルキル、C(=O)R(65)、 SO2R(65)、 NR(61)R(62)または
フェニレンであり、 これは未置換であるか、またはF、
Cl、Br、 CF3、 メチル、メトキシおよびNR(63)R(64)より
なる群から選択される置換基1〜3個で置換されてい
て;R(63)およびR(64)は相互に独立して、 H、炭素原子
1、2、3または4個を有するアルキルまたは炭素原子
1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキルで
あり;R(65)はN=C(NH2)2、 NR(61)R(62)またはOR(60)で
あり;R(61)およびR(62)は相互に独立して、H、炭素原
子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアル
キルまたは炭素原子1、2、3または4個を有するペル
フルオロアルキルであり;あるいは、R(61)およびR(62)
は、 一緒になって、メチレン基4〜5個となり、うちCH
2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3、 N−ベンジルまたはN
−(p−クロロフェニル)で置き換えられることがで
き;あるいは、Uは炭素原子1、2、3、4、5、6、
7、8または9個を有するN含有複素環であり、ここで
N含有複素環はNまたはCを介して連結され、そして未
置換であるか、またはF、Cl、 Br、 CF3、 メチル、メト
キシおよびNR(63)R(64)よりなる群から選択される置換
基1〜3個で置換されており;そして置換基R(5)、 R
(6)、 R(7)およびR(8)の少なくとも1個は水素ではな
い〕の置換2−ナフトイルグアニジンおよびその製薬上
許容し得る塩;
【0074】(HOE 96/F 141) bb) 下記式I
【化155】 〔式中:R(1)は、H、F、Cl、 Br、 I、CN、 NO2、 炭素
原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するア
ルキル、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8
個を有するアルコキシ、炭素原子3、4、5、6、7ま
たは8個を有するシクロアルキル、炭素原子3、4、
5、6、7または8個を有するシクロアルコキシまたは
Xa-(CH2)b-(CF2)c-CF3であり;Xは酸素、イオウまたは
NR(9)であり;aは0または1であり;bは0、1また
は2であり;cは0、1、2または3であり;R(9)は
H、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキルま
たは-CdH2dR(6)であり;dは0、1、2、3または4で
あり;R(6)は炭素原子3、4、5、6、7または8個を
有するシクロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたは
ナフチルであり、ここで芳香族フェニル、ビフェニリル
またはナフチルは未置換であるか、またはF、Cl、 CF3
メチル、 メトキシおよびNR(7)R(8)よりなる群から選択
される置換基1〜3個により置換されており;R(7)およ
びR(8)は相互に独立して、Hまたは炭素原子1、2、3
または4個を有するアルキルであり;あるいは、R(1)は
-SR(10)、 -OR(10)または-CR(10)R(11)R(12)であり;R(1
0)はシクロアルキル環に炭素原子3、4、5、6、7ま
たは8個を有する-CfH2f-シクロアルキル、炭素原子
1、2、3、4、5、6、7、8または9個を有するヘ
テロアリールまたはフェニルであり、ここでヘテロアリ
ールおよびフェニルは未置換であるか、またはF、Cl、
CF3、 CH3、 メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルア
ミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択される置
換基1〜3個により置換されており;fは0、1または
2であり;R(11)およびR(12)は相互に独立して、 R(10)
と同様に定義されるか、 または水素または炭素原子1、
2、3または4個を有するアルキルであり;あるいは、
R(1)はフェニル、ナフチル、ビフェニリルまたは炭素原
子1、2、3、4、5、6、7、8または9個を有する
ヘテロアリールであり、後者は炭素または窒素環原子を
介して連結されており、基の各々は未置換であるか、ま
たはF、Cl、 CF 3、CH3、 メトキシ、 ヒドロキシル、アミ
ノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から
選択される置換基1〜3個により置換されており、ある
いは、
【0075】R(1)は-SR(13)、 -OR(13)、 -NHR(13)、 -NR
(13)R(14)、 -CHR(13)R(15)、 -C〔R(15)R(16)〕OH、 -C≡
CR(18)、 -C〔R(19)〕=CHR(18)、 -C〔R(20)R(21)〕k-(C
O)-〔CR(22)R(23)〕l-R(24)であり;kは0、1、2、
3または4であり;lは0、1、2、3または4であ
り;R(13)およびR(14)は同じか、または異なっていて、
-(CH2)g-(CHOH)h-(CH2)i-(CHOH)kk-R(17)または-(CH2)g
-O-(CH2-CH2O)h-R(24)であり;R(17)は水素またはメチ
ルであり;g、hおよびiは同じかまたは異なってい
て、0、1、2、3または4であり;kkは1、2、3ま
たは4であり;R(15)およびR(16)は同じか、または異な
っていて、水素、炭素原子1、2、3、4、5または6
個を有するアルキルであるか、またはそれらを担持して
いる炭素原子と一緒になって炭素原子3、4、5、6、
7または8個を有するシクロアルキルであり;R(18)は
フェニルであり、これは未置換であるか、またはF、C
l、 CF3、メチル、メトキシ、およびNR(25)R(26)よりな
る群から選択される置換基1〜3個により置換されてお
り;R(25)およびR(26)はHまたは炭素原子1、2、3ま
たは4個を有するアルキルであり;あるいは、R(18)は
炭素原子1、2、3、4、5、6、7、8または9個を
有するヘテロアリールであり、これは未置換であるか、
またはフェニルのように置換されており;あるいは、R
(18)は炭素原子1、2、3、4、5または6個を有する
アルキルであり、これは未置換であるか、または1〜3
個のOHにより置換されており;あるいは、R(18)は炭素
原子3、4、5、6、7または8個を有するシクロアル
キルであり;R(19)、 R(20)、 R(21)、 R(22)およびR(23)
は同じか、または異なっていて、水素またはメチルであ
り;R(24)はH、炭素原子1、2、3、4、5または6
個を有するアルキル、炭素原子3、4、5、6、7また
は8個を有するシクロアルキルまたは-CmH2m-R(18)であ
り;mは1、2、3または4であり;2個の置換基R(2)
およびR(3)の1個は-O-CO-R(27)であり;R(27)は炭素原
子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアル
キル、炭素原子3、4、5、6、7または8個を有する
シクロアルキル、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、
ピリジルまたはキノリルであり、ここでフェニル、ビフ
ェニリル、ナフチル、ピリジルまたはキノリルは未置換
であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよ
びNR(7)R(8)よりなる群から選択される置換基1〜3個
で置換されており;R(7)およびR(8)は相互に独立して、
水素または炭素原子1、2、3または4個を有するアル
キルであり;置換基R(2)およびR(3)の1個は常にR(1)と
同様に定義され;R(4)およびR(5)は相互に独立して、水
素、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキルで
あり;炭素原子1、2、3または4個を有するアルコキ
シ、F、Cl、Br、I、CNまたは-(CH2)n-(CF2)o-CF3であ
り;nは0または1であり;oは0または1である〕の
オルト置換ベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容
し得る塩;
【0076】(96/F 154) bc) 下記式I
【化156】 〔式中:R(1)はR(13)-SOmまたはR(14)R(15)N-SO2-であ
り;mは1または2であり;R(13)は炭素原子1、2、
3、4、5、6、7または8個を有するアルキル、炭素
原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するペ
ルフルオロアルキル、炭素原子3、4、5、6、7また
は8個を有するアルケニルまたは-CnH2n-R(16)であり;
nは0、1、2、3または4であり;R(16)は炭素原子
3、4、5、6、7または8個を有するシクロアルキ
ル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、こ
こでフェニル、ビフェニリル、およびナフチルは未置換
であるか、F、Cl、 CF3、 メチル、メトキシ、およびNR
(25)R(26)よりなる群から選択される置換基1〜3個に
より置換されており;R(25)およびR(26)は相互に独立し
て、水素、炭素原子1、2、3または4個を有するアル
キルまたは炭素原子1、2、3または4個を有するペル
フルオロアルキルであり;R(14)は水素、炭素原子1、
2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキル、
炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有す
るペルフルオロアルキル、炭素原子3、4、5、6、7
または8個を有するアルケニルまたは-CnH 2n-R(27)であ
り;nは0、1、2、3または4であり;R(27)は炭素
原子3、4、5、6、7または8個を有するシクロアル
キル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、
ここでフェニル、ビフェニリルおよびナフチルは未置換
であるか、またはF、Cl、 CF3、 メチル、メトキシおよ
びNR(28)R(29)よりなる群から選択される置換基1〜3
個により置換されており;R(28)およびR(29)は相互に独
立して、水素、炭素原子1、2、3または4個を有する
アルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を有する
ペルフルオロアルキルであり;R(15)は水素、炭素原子
1、2、3または4個を有するアルキルまたは炭素原子
1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキルで
あり;あるいは、
【0077】R(14)およびR(15)は一緒になって、メチレ
ン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N
-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることができ;
置換基R(2)およびR(3)の1個は水素であり;そして他の
置換基R(2)およびR(3)は各々の場合-CHR(30)R(31)であ
り;R(30)は-(CH2)g-(CHOH)h-(CH2)i-(CHOH)k-R(32)ま
たは-(CH2)g-O-(CH2-CH2O)h-R(24)であり;R(24)および
R(32)は相互に独立して、水素またはメチルであり;
g、h、iは同じであるか、または異なっていて、0、
1、2、3または4であり;kは1、2、3または4で
あり;または他の置換基R(2)およびR(3)は各々の場合-C
(OH)R(33)R(34)であり;R(31)、 R(33)およびR(34)は同
じであるか、または異なっていて、水素または炭素原子
1、2、3または4個を有するアルキルであり;あるい
は、R(33)およびR(34)は一緒になって炭素原子3、4、
5または6個を有するシクロアルキルであり;あるい
は、R(33)は-CH2OHであり;R(4)は炭素原子1、2、3
または4個を有するアルキル、炭素原子1、2、3また
は4個を有するアルコキシ、F、Cl、 Br、 I、CN、 -(CH
2)n-(CF2)o-CF3であり;nは0または1であり;oは
0、1または2である〕のベンゾイルグアニジンおよび
その製薬上許容し得る塩;
【0078】(HOE 96/F 202) bd) 下記式I
【化157】 〔式中:R(1)、 R(2)、 R(3)、 R(4)、 R(5)およびR(6)は相
互に独立して、H、C1-C10−アルキル;炭素原子1〜6
個を有するハロアルキル、O−C1-C10−アルキル、炭素
原子1〜6個を有するハロアルコキシ、F、Cl、 Br、
I、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘ
テロアリール、OH、 O−低級アルキル、O−アリール、
O−低級アルキルアリール、O−置換アリール、O−低
級アルキル−置換アリール、O-C(=O)-C1-C4−アルキル
アリール、O-C(=O)-NH-C1-C4−アルキル、 O-C(=O)-N(C1
-C4−アルキル)2、 NO2、 CN、 CF3、 NH2、 NH-C(=O)-C1-C4
−アルキル、 NH-C(=O)-NH2、 COOH、 C(=O)-O-C1-C4−ア
ルキル、 C(=O)-NH2、 C(=O)-NH-C1-C4−アルキル、 C(=O)
-N(C1-C4−アルキル)2、 C1-C4-COOH、 C1-C4−アルキル
−C(=O)-O-C1-C4−アルキル、 SO3H、 SO2−アルキル、 SO
2−アルキルアリール、 SO2-N-(アルキル)2、 SO2-N(アル
キル)(アルキルアリール)、 C(=O)-R(11)、 C1-C10−アル
キル-C-(=O)-R(11)、 C2-C10−アルケニル-C(=O)-R(11)、
C2-C10−アルキニル−C(=O)-R(11)、 NH-C(=O)-C1-C10
−アルキル−C(=O)-R(11)またはO-C1-C11−アルキル−C
(=O)-R(11)であり;R(11)はC1-C4−アルキル、C1-C4
アルキニル、アリール、置換アリール、NH2、NH-C1-C4
−アルキル、 N-(C1-C4−アルキル)2、 SO3H、 SO2−アル
キル、SO2−アルキルアリール、SO2-N-(アルキル)2また
はSO2-N(アルキル)(アルキルアリール)であり;Xは
O、SまたはNHであり;R(7)、 R(8)、 R(9)およびR(10)
は相互に独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ア
リール、アルキルアリールであり;あるいは、R(8)およ
びR(9)は一緒になって、5−、6−または7−員複素環
の一部を形成する〕のインダニリデンアセチルグアニジ
ンまたはその製薬上許容し得る塩;
【0079】(HOE 96/F 226) be) 下記式I
【化158】 〔式中:Tは
【化159】 であり;R(A)は水素、F、Cl、 Br、I、CN、 OH、 OR(6)、
(C1-C4)−アルキル、Or(CH2)aCbF2b+1、 (C3-C8)−シク
ロアルキルまたはNR(7)R(8)であり;rは0または1で
あり;aは0、1、2、3または4であり;bは1、
2、3または4であり;R(6)は(C1-C4)−アルキル、(C1
-C4)−ペルフルオロアルキル、(C3-C6)−アルケニル、
(C3-C8)−シクロアルキル、フェニルまたはベンジルで
あり、ここでフェニル環は未置換であるか、またはF、
Cl、 CF3、メチル、メトキシおよびNR(9)R(10)よりなる
群から選択される置換基1〜3個により置換されてお
り;R(9)およびR(10)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C
1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(7)およびR(8)
は相互に独立して、 R(6)と同様に定義され;あるいは、
R(7)およびR(8)は一緒になって、メチレン基4〜5個と
なり、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、 N-CH3または
N−ベンジルで置き換えられることができ;R(B)、 R(C)
およびR(D)は独立してR(A)と同様に定義され;xは0、
1または2であり;yは0、1または2であり;R(F)は
水素、F、Cl、Br、I、CN、 OR(12)、 (C1-C8)−アルキ
ル、Op(CH2)fCgF 2g+1、 (C3-C8)−シクロアルキルまたは
(C1-C9)−ヘテロアリールであり;pは0または1であ
り;fは0、1、2、3または4であり;gは1、2、
3、4、5、6、7または8であり;R(12)は(C1-C8)−
アルキル、(C1-C4)−ペルフルオロアルキル、(C3-C8)−
アルケニル、(C3-C8)−シクロアルキル、フェニルまた
はベンジルであり、ここでフェニル環は未置換である
か、またはF、Cl、 CF3、 メチル、メトキシおよびNR(1
3)R(14)よりなる群から選択される置換基1〜3個によ
り置換されており;R(13)およびR(14)はH、(C1-C4)−
アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであ
り;R(E)は独立してR(F)と同様に定義され;R(1)は独立
してTと同様に定義され;あるいは、
【0080】R(1)は水素、-OkCmH2m+1、 -On(CH2)pCqF
2q+1、 F、Cl、Br、I、 CN、 -(C=O)-N=C(NH2)2、 -SOrR
(17)、 -SOr2NR(31)R(32); -Ou(CH2)vC6H5、 -Ou2-(C1-
C9)−ヘテロアリールまたは-Su2-(C1-C9)−ヘテロアリ
ールであり;kは0または1であり;mは0、1、2、
3、4、5、6、7または8であり;nは0または1で
あり;pは0、1、2、3または4であり;qは1、
2、3、4、5、6、7または8であり;rは0、1ま
たは2であり;r2は0、1または2であり;R(31)およ
びR(32)は相互に独立して、水素、(C1-C8)−アルキルま
たは(C1-C8)−ペルフルオロアルキルであり;あるい
は、R(31)およびR(32)は一緒になって、メチレン基4〜
5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3また
はN−ベンジルで置き換えられることができ;R(17)は
(C1-C8)−アルキルであり;uは0または1であり;u2
は0または1であり;vは0、1、2、3または4であ
り;ここでフェニル環は未置換であるか、またはF、C
l、 CF3、メチル、メトキシ、-(CH2)wNR(21)R(22)、 NR(1
8)R(19)および(C1-C9)−ヘテロアリールよりなる群から
選択される置換基1〜3個により置換されており;R(1
8)、 R(19)、 R(21)およびR(22)は相互に独立して、(C1-C
4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルで
あり;wは1、2、3または4であり;ここで(C1-C9)
−ヘテロアリールの複素環は未置換であるか、または
F、Cl、CF3、メチルまたはメトキシからなる群から選
択される置換基1〜3個により置換されており;R(2)、
R(3)、 R(4)およびR(5)は相互に独立して、R(1)と同様に
定義され、あるいは、R(1)およびR(2)またはR(2)および
R(3)は各々の場合一緒になって-CH-CH=CH-CH-であり、
これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、
メトキシ、−(CH2)w2NR(24)R(25)およびNR(26)R(27)よ
りなり群から選択される置換基1〜3個により置換され
ており;R(24)、 R(25)、 R(26)およびR(27)はH、(C1-
C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルで
あり;w2は1、2、3または4であり;基Tは分子中に
少なくとも2回存在しているが、但し多くとも3回であ
る〕のフェニル置換アルケニルカルボン酸グアニジンお
よびその製薬上許容し得る塩;
【0081】(HOE 97/F 082) bf) 下記式I
【化160】 〔式中:R(1)はCF3であり;置換基R(2)およびR(3)の1
個は水素であり;そして他の置換基R(2)およびR(3)は各
々の場合-C(OH)(CH3)-CH2OH、 -CH(CH3)-CH2OHまたは-C
(OH)(CH3)2であり;R(4)はメチル、メトキシ、Clまたは
CF3である〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上
許容し得る塩。
【0082】(DE 195 02 895, DE 44 30 212, EP 667 3
41, DE 44 04 183, EP 708 088,EP 723 963, EP 0 694
537, DE 44 21 495, EP 699 660, EP 699 663,EP 699
666,DE 43 37 611, EP 07 19 766, WO 94/26709, WO
96 04 241,EP 726 254, US 4251 545, DE 35 02 629,
WO 84/00875, Kumamoto等,Pharm. Bull. 〔1966〕,
7-13; US 3 780 027, JP 8225513;EP 743 301) II.下記式の化合物も適当である:
【化161】 〔式中:W、YおよびZはR(2)またはR(3)またはR(4)で
置換された窒素原子または炭素原子であり;R(1)は水
素、A、Hal、 -CF3、 -CH2F、-CHF2、 -CH2CF3、 -C2F5、 -C
N、-NO2、 −エチニルまたはX-R′であり;Aは炭素原子
1〜6個を有するアルキルであり;HalはF、Cl、 Brま
たはIであり;Xは、酸素、SまたはNR″であり;R″
は水素、Aまたは炭素原子3〜7個を有する環状メチレ
ン鎖であり;R′はH、A、HO-A-、 HOOC-A-、 (C3-C7)−
シクロアルキル、(C6-C8)−シクロアルキルアルキル、C
F3、 CH2F、 CHF2、 CH2-CF3、 Ph、 -CH2-PhまたはHetであ
り;Phはフェニル、ナフチルまたはビフェニリルであ
り、これは未置換であるか、またはA、OA、 NR′R″、H
al、CF3により一、二または三置換されており;Hetは窒
素、酸素および/またはイオウの原子1〜4個を有する
単環または二環の、飽和、不飽和または芳香族の複素環
であり、これは未置換であるか、またはHal、CF3、 A、
OH、 OA、 -X-R′、 -CN、 -NO2および/またはカルボニル
酸素により一、二または三置換されており;ここでHet
はNまたはアルキレン鎖CmH2mを介して結合しており;
m=0〜6であり;あるいは、R′とR″は一緒になって
炭素原子4〜5個を有するアルキレンとなり、うちCH 2
基1個は酸素、S、NH、 N-A、 N-PhおよびN-CH2-Phで置
き換えられることもでき;R(2)およびR(3)は相互に独立
して水素、Hal、A、HO-A-、 X-R′、-C(=N-OH)-A、 A-O-
CO-(C1-C4)−アルキル−、CN、 NO2、 COOH、 ハロゲン置
換A、特にCF3、 CH 2F、 CHF2、 C2F5、 CH2CF3またはS(O)n
R′′′であり;R′′′はA、Phまたは-Hetであり;n
は0、1または2であり;あるいは、R(2)およびR(3)は
相互に独立してSO2NR′R″、 Phまたは-O-Ph、 -O-CH2-P
h、-CO-A、 -CHO、 -COOA、 -CSNR′R″、 CONR′R″、 -CH=
CH-COOH、 -CH=CH-COOA、インデニル、インダニル、デカ
ヒドロナフチル、シクロペンテニル、ジヒドロチエニ
ル、ジヒドロフリル、ヘテロビシクリル、アルキルチエ
ニル、ハロチエニル、ハロアルキルチエニル、アシルチ
エニル、ハロフリル、ハロアルキルフリルまたはピロリ
ルであり;あるいは、R(2)およびR(3)は相互に独立して
R(5)-O-であり;R(5)は水素、A、(C1-C6)−アルケニル
または(C3-C7)−シクロアルキルであり;R(4)はPh、 He
t、 -O-Het、 CF3、 S(O)nR′′′、 -SO2NR′R″、 alk;
【化162】 であるか;あるいは、置換基R(1)〜R(4)のうち2つが、
一緒になって基-O-CR(6)R(7)-CO-NR(8)-または
【化163】 であり;ここでR(2)は記載した意味を有し;R(6)、 R
(7)、 R(8)およびR(9)は相互に独立してHまたはAであ
り;あるいは、R(8)は(C5-C7)−シクロアルキルであ
り;あるいは、R(9)はシアノであり;alkは未置換かま
たはAで一、二または三置換されている直鎖または分枝
鎖の(C1-C8)−アルキルまたは(C3-C8)−シクロアルキル
であり;あるいは、alkはH、A、PhまたはHetで置換さ
れているエテニルまたはエチニル基である〕の化合物;
【0083】(DE 41 27 026, DE 4337609, JP 0702576
8, Edward J. Cragoe, Jr., DIURETICS〔Chemistry, Ph
armacology and Medicine〕, J. Wiley & Sons (1983),
303-341); III.下記式:
【化164】 〔式中:XはH、Hal、(Hal)3C-、 (C1-C6)−アルキル、
(C3-C6)−シクロアルキル、置換フェニル、(C1-C5)−ア
ルキル−S−または(C1-C5)−アルキル−SO2-であり;Y
はNH2または置換アミノであり;あるいは、XとZは一
緒になって-(CH2)4-または1,3−ブタジエニレン鎖とな
り;あるいは、ZはH、Hal、OH、 HS、 (C1-C5)−アルキ
ル、(C3-C6)−シクロアルキル、置換フェニルであり;
あるいは、Zはアミノ基-NR(1)R(2)であり;R(1)はH、
直鎖または分枝鎖の、場合により置換された(C1-C8)−
アルキルであり、これには酸素が介在でき;あるいは、
R(1)は(C3-C8)−アルケニル、(C3-C8)−アルキニル、
(C3-C7)−シクロアルキルまたはOH置換フェニルまたはO
H置換フェニル−(C1-C4)−アルキルまたはOH置換(C3-
C7)−シクロアルキルであり;R(2)は1−モルホリノ、
水素または直鎖または分枝鎖の(C1-C8)−アルキル鎖で
あり、これには酸素またはアミノ基が介在でき、その直
鎖または分枝鎖の(C1-C8)−アルキル鎖は未置換である
か、または、窒素、酸素またはイオウの原子を含む置換
された、または未置換の単環または多環の複素環により
置換されており;あるいは、そのアルキル鎖は、場合に
より(C1-C4)−アルコキシによりモノまたはポリ置換さ
れ、場合によりOH、 アルキルアミノ、アルキルまたはフ
ェニルで置換されたフェニルにより;あるいは、アミノ
カルボニル基により、あるいは、ヒドロキシルまたは(C
1-C4)−アルコキシ基により、置換されており;あるい
は、R(2)はフェニルであり、これは未置換であるか、ま
たはアルキル、アルコキシ、アミノ基で置換されてお
り、これは置換基として、H、窒素、酸素またはイオウ
の原子を有する単環または多環の複素環ただし未置換ま
たはH、Halまたは(C1-C4)−アルキルで置換されたも
の;未置換または(C1-C4)−アルキル、 (C1-C4)−アルコ
キシ、HalおよびOHよりなる群から選択される置換基で
置換されたフェニル基を有しており;あるいは、R(2)は
1−ピペリジノであり、これは未置換であるか、または
脂肪族、脂環族、芳香族またはヘテロ芳香族のカルボン
酸のアシル基、部分的にOHまたは(C1-C4)−アルコキシ
で置換されていることのできる(C1-C8)−アルキルまた
は(C1-C4)−アルコキシ置換フェニル基で4位を置換さ
れており;あるいは、R(2)はアミジノであり、これは未
置換であるか、または未置換のまたはHalまたはアルキ
ルで置換されているフェニルで置換されており;あるい
は、R(2)は脂肪族、脂環族、芳香族またはヘテロ芳香族
のカルボン酸のアシル基であり;あるいは、R(2)は(C1-
C8)−アルキル鎖であり、これはOH、アルコキシまたは
アルキル基を担持したフェニル基で置換されていること
ができ;あるいは、R(1)およびR(2)はそれらが結合して
いる窒素原子と一緒になってピペラジン環を形成し、こ
れは未置換であるか、または(C1-C6)−メチレン鎖を介
して単環または多環のヘテロ環を担持しており、これ
は、窒素、酸素またはイオウを含んでおり;HalはF、C
l、 BrまたはIである〕の化合物。
【0084】(EP 708 091, EP 622 356, JP 5-125085) IV.同様に適する化合物は下記式:
【化165】 〔式中:R(2)は水素、未置換のまたは置換された(C1-
C8)−アルキル、(C3-C7)−シクロアルキル、 OH、 (C1-
C6)−アルキル−O−、芳香族基または基-CH2-R(20)で
あり;R(20)は(C2-C6)−アルケニルまたは(C2-C6)−ア
ルキニルであり;R(1)は1〜5個の同じかまたは異なる
置換基であり、これは水素、未置換のまたは置換された
(C1-C8)−アルキル、 (C2-C6)−アルケニル、 (C2-C6)−
アルキニル、(C3-C7)−シクロアルキル、 ハロゲン、-NO
2、 (C2-C8)−アルカノイル、炭素原子10個までを有する
アリールアルカノイル、炭素原子11個までを有するアロ
イル、-COOH、 (C2-C6)−アルコキシカルボニル、芳香族
基または以下の基:-OR(3)、 -NR(6)R(7)または-S(O)nR
(40)の1つであり;R(3)は水素、(C1-C8)−アルキル、
置換された(C1-C8)−アルキル、(C3-C7)−シクロアルキ
ル、 芳香族基または基-CH2-R(30)であり;R(30)はアル
ケニルまたはアルキニルであり;R(6)およびR(7)は相互
に独立して水素、未置換のまたは置換された(C1-C8)−
アルキル、 (C3-C7)−シクロアルキル、(C2-C8)−アルカ
ノイル、 炭素原子10個までを有するアリールアルカノイ
ル基、炭素原子11個までを有するアロイル基、芳香族基
または-CH2-R(60)であり;R(60)は(C2-C6)−アルケニル
または(C2-C6)−アルキニルであり;あるいは、R(6)お
よびR(7)は窒素原子と一緒になって5〜7員の環状アミ
ンとなり、これは更に環内に別のヘテロ原子を含むこと
ができ;nは0、1または2であり;R(40)は未置換の
または置換された(C1-C8)−アルキル、または芳香族基
または基
【化166】 であり;Aは酸素、-S(O)n-または-NR(50)-であり;R(5
0)は水素または(C1-C8)−アルキルであり;R′は水素、
または未置換のまたは置換された(C1-C8)−アルキルで
あり、ここで環は飽和の3〜8員の窒素原子含有ヘテロ
環を指し;上記置換アルキルはハロゲン、-OH、 (C1-C6)
−アルコキシ、-CN、 -COOH、(C2-C6)−アルコキシカル
ボニル、 (C2-C8)−アルカノイル、炭素原子10個までを
有するアリールアルカノイル、炭素原子11個までを有す
るアロイル、芳香族基、-CONR(4)R(5)よりなる群から選
択される基1つ以上を担持しており;R(4)およびR(5)は
同じかまたは異なっていて、水素または(C1-C8)−アル
キルであり;あるいは、R(4)およびR(5)は相互に連結さ
れており、そして一緒になって5〜7員の環状アミンと
なり、これは更に別のヘテロ原子を環内に含むことがで
き;あるいは、上記置換アルキルは基
【化167】 を担持しており;ここで、Eは窒素原子またはCH基であ
り;R″は水素、未置換であるかまたはOHで置換されて
いる(C1-C8)−アルキル、(C 1-C6)−アルコキシ、-CN、 -
COOH、(C2-C6)−アルコキシカルボニル、(C2-C8)−アル
カノイル、炭素原子10個までを有するアリールアルカノ
イル、炭素原子11個までを有するアロイル、芳香族基、
-NR(6)R(7)、 -CONR(4)R(5)であり;R(4)およびR(5)は相
互に独立して水素または(C1-C8)−アルキルであり;こ
こで式:
【化168】 の環系は3〜8員の飽和した脂肪族または複素環の窒素
原子含有環系であり、ここで上記芳香族基は炭素原子10
個までを有するアリール基、窒素原子1〜4個を有する
5員または6員のヘテロアリール基、窒素原子1または
2個および酸素またはイオウであるヘテロ原子を有する
5員または6員のヘテロアリール基、またはフリルであ
り、そして上記アリール基は未置換であるか、または、
未置換(C1-C8)−アルキルまたは置換(C1-C8)−アルキ
ル、ハロゲン、-NO2、 (C2-C6)−アルコキシカルボニ
ル、COOH、 -OR(3)、NR(6)R(7)、 -CONR(4)R(5)、 -SO2NR
(6)R(7)またはS(O)nR(40)で置換されることができ、こ
こでR(1)およびグアニジノカルボニル基はインドール環
系の5員または6員の環の何れの所望の位にあることも
できる〕のインドロイルグアニジン誘導体およびその適
当な製薬上許容し得る塩である。
【0085】(WO 95 04052) V.さらに適するものとしては、下記式:
【化169】 〔式中:Xは-O-、 -S-、 -NH-、 -N〔(C1-C4)−アルキ
ル〕−または−N(フェニル)−であり;R(1)、 R(2)お
よびR(3)は水素、ハロゲン、(C1-C4)−アルキル、 (C1-C
4)−アルキル−O−、 フェニル、 ベンジルであり;ある
いは、置換基R(1)、 R(2)およびR(3)のうち2つはベンゾ
環系の一方の側と合わさって4〜6員の炭素環を形成
し;R(4)およびR(5)は相互に独立して水素、(C1-C12)−
アルキル、ベンズヒドリル、アラルキルであり、これは
未置換であるかまたはハロゲン、(C1-C4)−アルキル、
(C1-C4)−アルキル−O−または-CF3、 -(CH2)m-CH2-Tよ
りなる群から選択される置換基1つ以上で置換されてお
り;mは0〜3であり;Tは-CO-O-T(1)であり;T(1)は
水素または(C1-C4)−アルキルであり;Cyはベンゾ縮合
の不飽和またはジヒドロ−5員環の複素環
【化170】
【化171】 のピラゾールまたはイミダゾール環、ナフチル基または
ジヒドロ−またはテトラヒドロナフチル基
【化172】 2−、3−または4−ピリジル基
【化173】 ただしZはN-またはCH;チエニル基
【化174】 であり;
【0086】R(6)は水素、ハロゲン、ヒドロキシル、(C
1-C10)−アルキル、(C1-C10)−アルキル−O−、フェノ
キシ、(C1-C10)−アルキルオキシメチルオキシ−または
-(O) nS-R(9)であり;R(9)は(C1-C10)−アルキル、チエ
ニル、ピリジル、チアゾリル、チアジアゾリル、イミダ
ゾリル、ピラゾリルまたはフェニルであり、これらは各
々未置換であるか、またはハロゲン、(C1-C4)−アルキ
ルまたは(C1-C4)−アルキル−O−で一または二置換さ
れており;R(7)およびR(8)は水素、ハロゲン、ヒドロキ
シル、(C1-C10)−アルキル、(C1-C10)−アルキル−O
−、フェニル、フェノキシまたは(C1-C10)−アルコキシ
メチルオキシであり;あるいは、Cyはフェニルであり、
これは未置換であるかまたはハロゲン、(C1-C4)−アル
キルまたは(C1-C4)−アルキル−O−で一または二置換
されており;あるいは、Cyは-Gr-Amであり;Grは-R(13)
-R(12)-(CH2)q-C〔W〕〔W(1)〕-(CH2)q′-;R(13)R(14)
-または-R(15)-であり;R(12)は単結合、-O-、 -(O)nS-、
-CO-または-CONH-であり;R(13)は単結合、フェニル、
チエニル、ピリジル、チアゾリル、チアジアゾリル、イ
ミダゾリルまたはピラゾリルであり;R(14)は単結合ま
たはSO2-であり;R(15)は(C2-C10)−アルケニル−また
は(C2-C10)−アルキニルであり;WおよびW(1)は相互に
独立して水素、 (C1-C4)−アルキルであり;あるいは、
WおよびW(1)は相互に環接合し(C3-C8)−炭化水素環と
なり;qおよびq′は0〜9であり;Amは-NR(10)R(11)
であり;R(10)は水素、(C1-C4)−アルキルまたはベンジ
ルであり;R(11)は(C1-C4)−アルキル、フェニルまたは
ベンジルであり;あるいは、R(10)とR(11)は一緒になっ
て(C3-C10)−アルキレン基となり、これは未置換である
か、-COOH、 (C1-C5)−アルコキシカルボニル、(C2-C4)
−ヒドロキシルアルキレンまたはベンジルで置換されて
おり;あるいは、Amはピロリル、ピリジル、ピラゾリ
ル、モルホリニル、ジヒドロピリジル、テトラヒドロピ
リジル、キヌクリジニル、イミダゾリル、3−アザビシ
クロ〔3.2.1〕オクチルであり、これは未置換である
か、または(C1-C4)−アルキルで置換されており;ある
いは、Amはアザビシクロ〔3.2.2〕ノニルであり;ある
いは、Amは式
【化175】 のピペラジン基であり;R(16)は水素、(C1-C4)−アルキ
ル、(C3-C6)−シクロアルキル、フェニル、トリル、メ
トキシフェニル、ハロフェニル、ジフェニルメチレン、
ベンジルまたはピリジルであり;あるいは、Amはアジド
基-(O)t-(CH2)q-C〔W〕〔W(1)〕-(CH2)q′-N3であり;
tは0または1であり;ここでWおよびW(1)は前述した
意味を有する〕の複素環グアニジン誘導体および光学エ
ナンチオマーおよびその薬理学上許容し得る塩である。
【0087】VI.さらに、適当なものはEP-743 301(DE
195 17 848), EP 758 644(DE 195 29 612), EP 760 365
(DE 195 31 138)に記載のグアニジン化合物、
【化176】 (式中、R(1)=R(2)はH、ハロ、アルキル、CN、NO2
ペルフルオロアルキル、SOnCF3であり;R(3)=CH=CH2
CH2-CH=CH2、CH2-CH2-CH=CH2、シクロアルケニル、シク
ロアルケニルアルキル、R(4)=アルキル、(置換)フェ
ニルである)またはDE 195 48 708, WO 97 25 310, WO
97 27 183, DE 196 01 303, EP 787 728,JP 82 25 513,
JP 090 59 245, JP 090 67 332, JP 090 67 340, WO 9
7 11 055およびEP 743 301に記載のグアニジン化合物で
ある。
【0088】NHE抑制剤と治療上有利に組み合わせる
ことのできる心血管系活性を有する活性化合物の群の例
としては、β−受容体遮断剤、カルシウム拮抗剤、アン
ギオテンシン変換酵素阻害剤、アンギオテンシン受容体
遮断剤、ループ利尿剤、サイアザイド利尿剤、カリウム
保持性利尿剤、アルドステロン拮抗剤(例えば血圧低下
に使用するもの)、そしてまた、強心配糖体または心不
全およびうっ血性心不全の治療において収縮力を増大さ
せるその他の薬剤、そしてまたクラスI〜IVの抗不整脈
剤、硝酸剤、KATP開口剤、KATP遮断剤、ベラトリジン賦
活可能なナトリウムチャネル抑制剤等がある。従って、
例えば次のものが適当である:β−遮断剤プロパノロー
ル、アテノロール、メトプロロール;カルシウム拮抗剤
塩酸ジルチアゼム、塩酸ベラパミル、ニフェジピン;A
CE阻害剤カプトプリル、エナラプリル;アンギオテン
シン受容体拮抗剤ロサルタン;ループ利尿剤フロセミ
ド、ピレタニド、トラセミド;サイアザイド利尿剤ヒド
ロクロロチアジド、メトラゾン、インダパミド;カリウ
ム保持性利尿剤アミロライド、トリアムメテレン、スピ
ロノラクトン;強心配糖体ジゴキシン、ジギトキシン、
ストロファンチン;抗不整脈剤アミオダロン、ソタロー
ル、ブレチリウム、フレカイニド;硝酸剤=トログリセ
リン;K(ATP)開口剤クロマカリム、レマカリム、
ノコランジル、ピナシジル、ミノキシジル;ベラトリジ
ン賦活可能なNa+チャネル阻害剤。
【0089】NHE抑制剤と特に有利に組み合わされる
このような成分の一例として、非不活性化ナトリウムチ
ャネル(ベラトリジン賦活可能なナトリウムチャネル)
の遮断剤があげられる。二つの群の活性化合物を組み合
わせ剤として治療のために投与する場合、これらの活性
化合物は、意外にも、虚血状態および再潅流事態から生
じる症候の治療において、上述した相乗効果を示す。従
って、NHE抑制剤と非不活性化ナトリウムチャネル
(ベラトリジン賦活可能なナトリウムチャネル)の遮断
剤との組み合わせは、梗塞および再発梗塞予防および梗
塞治療、そしてまた狭心症の治療および虚血誘起心臓性
不斉脈、頻脈の抑制および心室細動の形成および維持に
格別に適しているものであり、またNHE抑制剤と非不
活性ナトリウムチャネルの遮断剤との組み合わせは、虚
血誘起障害の形成における病態生理学的プロセスを予防
上阻害するか、または大巾に低減させる。病理学的な低
酸素性および虚血性状態に対するそれらの保護作用が増
進されているので、本発明に係るNHE抑制剤と非不活
性化ナトリウムチャネル遮断剤との組み合わせは、細胞
中へのNa+流入抑制が増進された結果として、虚血に
よって誘発されるすべての急性または慢性の障害または
それによる一次または二次誘発される疾患の治療のため
の医薬品として使用することができる。これは外科的な
介入例えば臓器移植での医薬品としての使用に関し、こ
の場合NHE抑制剤と非不活性化ナトリウムチャネルの
遮断剤との組み合わせが、摘出前および摘出中ドナーの
臓器の保護のため、例えば摘出臓器の生理浴液中での保
存中の保護のため、そしてまたレシピエントの体への移
植中での保護のために使用することができる。NHE抑
制剤と非不活性化ナトリウムチャネルの遮断剤との組み
合わせは、例えば心臓や周囲の血管に対する血管形成の
ための外科的な介入を実際する際に保護作用をする医薬
品として同様に価値がある。虚血により誘発される障害
に対する保護作用によって、NHE抑制剤と非不活性化
ナトリウムチャネルの遮断剤との組み合わせは、神経
系、特に中枢神経系の虚血の治療のための医薬品として
も適当であり、この場合これらの組み合わせは発作の治
療に、また脳浮腫の治療に適している。さらに、本発明
によるNHE抑制剤と非不活性化ナトリウムチャネル遮
断剤との組み合わせは、例えばアレルギー性、心原性ア
レルギー性、循環血液量減少性および細菌性ショックの
ようなショック形態の治療にも適当である。
【0090】それで、驚くべきことに例として、例えば
米国特許第5,591,754号に記載されているNHE
抑制剤カリポライド(HOE 642)
【化177】 と非不活性化ナトリウムチャネル(ベラトリジン賦活可
能なナトリウムチャネル)の阻害剤、R56865、
〔N−〔1−〔4−(4−フルオロフェノキシ)ブチ
ル〕−4−ピペリジニル〕−N−メチル−2−ベンゾチ
アゾールアミン(Verdonck F. Bielen F. Ver Donck L:
Preferential block of the veratridine-induced, no
ninactivating Na+ current by R56865 in single card
iac Purkinje cells. Fur J Pharmacol 1991; 203: 371
-378参照)との組み合わせは、ラットでの実験的心筋梗
塞モデルで相加活性よりも相当に大きな活性を示した。
カリポリドとR56865との組み合わせを用いて得ら
れた梗塞のサイズの減少は、このモデルにおける個々の
物質の最大効果をはるかに超えていた。この研究は以下
の如くして実施例した。
【0091】動物の準備 体重280〜410gの雄ラットを四つの群に分け、麻
酔した。胸骨に近いところで胸部を開き、絹糸(Fthico
n(登録商標);1.0メートル、5−0)を左冠状動脈
の周囲にとりつけ、そして結んでいない糸の両端を小さ
いプラスチックチューブにより引っぱった。物質投与の
ために、カテーテルを左けい静脈に挿入した。圧力レコ
ーダー〔Combitrans(登録商標)、B. Braun Melsungen
AG〕を用いて左冠状動脈での体血圧を記録し、また皮
下電極を用いてECGを記録した。デジタル変換後、デ
ータをコンピューターに記録し、そしてECGをLambet
h Conventionのガイドライン(6. Walker MJA, Curtis M
J, Hearse DJ, Campbell RWF, Janse MJ, Yellon DM,Co
bbe SM, Cokes SJ. Harness JB, Harron DWG, Higgins
SJ, Julian DG, LabMJ, Manning AS, Northover BJ, Pa
rratt JR, Riemersma RA, Rieva E, RussellDG, Sherid
an DJ, Winslow E, Woodward B: The Lambeth conventi
on: Guidelines for the study of arrhythmias in isc
hemia, infarction and reperfusion. Cardiovasx. Res
1988; 22: 447-455)に従って評価した。
【0092】実験のプロトコル Hoe 642を二重蒸留した蒸留水に溶解し、そして
R56865を酒石酸(0.6%)に溶解し、二重蒸留
した蒸留水を用いて希釈し、そしてマンニトール4%を
加えた。動物の準備後、物質を単独でまたは組み合わせ
て静脈内投与した。比較対照用動物には溶剤のみを投与
した。注入量は1ml/kg体重であった。5分後に、プラ
スチックチューブを前方へ動かすことにより、絹糸を締
めつけ、そして冠状動脈を1時間閉鎖した。プラスチッ
クチューブをクランプで固定した。冠状動脈を再開口し
た後、組織を2時間再潅流した。
【0093】梗塞サイズの測定 結びをといておいた冠状動脈を再び閉じ、そしてインク
を心臓の頂部を経由して心臓の左心室に注入して血液が
正常に供給されていた心臓組織をマークした。動脈を屠
殺し、心臓を摘出し、そして心臓の左心室を調製し、心
臓の軸に対して垂直に切断してスライスとした。スライ
スを塩化ナトリウム溶液中で洗浄し、次に37℃で5〜
7分間トリフェニルテトラゾリウムクロリド中でインキ
ュベーションして、なお生存している組織を染色した。
次に、スライスを秤量し、プラニメータによる測定をし
た(Imaging Res. Inc. Brock. University, St. Cathe
rines, Ontario, Canada, Phoenix Technologies, Matr
ox Electronic Systems OS/2)。初めに、血液が正常に
供給されていた組織のサイズを測定し、第二に、ループ
を締めつけた後血液が供給されなかった領域(危険領
域)を測定し、そして第三に細胞が死滅した領域のサイ
ズ(梗塞サイズ)を測定した。個々のグループ間の差の
統計上の評価はスチューデントのt検定を用いて行っ
た。
【0094】結果 物質の投与は、血液が正常に供給されている組織での血
流に影響を及ぼさなかった。それ故、左心室の平均値5
9.3%の危険領域のサイズに変化はなかった。比較対
照群では、1時間の潅流および再潅流の遮断によって組
織の壊死が生じた。比較対照群では、梗塞のサイズは危
険領域の63.4±4.3%(n=8)であった。Hoe
642の10mg/kg体重の投与により梗塞のサイズが
33.2±3.7%(n=7)に低減し、またR5686
5の3mg/kg体重の投与により梗塞のサイズが38.9
±3.1%(n=8)に低減した。しかし、当該薬量で
の二種の物質の組み合わせを用いると、梗塞を危険領域
の10.5±2.6%(n=10)に低減することが可能
となった。記載した数値はいずれも平均値±S.E.M.
である。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Na+/H+交換物質抑制剤および心血管系
    作用を有する物質からなる組合せ医薬組成物。
  2. 【請求項2】 Na+/H+交換物質抑制剤および心血管系
    作用を有する物質からなり、Na+/H+交換物質抑制剤が
    次のものから選択される組合せ医薬製剤:Edward J. Cr
    agoe, Jr., “DIURETICS, Chemistry, Pharmacology an
    d Medicine", J. WILEY & Sons (1983), 303-341に記載
    のグアニジン誘導体、およびさらに以下の式の化合物: I.a) 下記式I: 【化1】 〔式中:R(1)またはR(2)はR(6)-S(O)n-またはR(7)R(8)N
    -O2S-であり;各場合について他の置換基R(1)またはR
    (2)はH、F、Cl、Br、(C1-C4)−アルキル、(C1-C4)ア
    ルコキシまたはフェノキシであり、これは未置換である
    か、またはフッ素、塩素、メチルおよびメトキシよりな
    る群から選択される置換基1〜3個により置換されてお
    り;あるいは、各場合について他の置換基R(1)またはR
    (2)は、R(6)-S(O)nまたはR(7)R(8)N-であり;nは0、
    1または2であり;R(6)は(C1-C6)−アルキル、(C5-C7)
    −シクロアルキル、シクロペンチルメチル、シクロヘキ
    シルメチルまたはフェニルであり、これは未置換である
    か、またはフッ素、塩素、メチルおよびメトキシよりな
    る群から選択される置換基1〜3個により置換されてお
    り;R(7)およびR(8)は同じか、または異なっていて、H
    または(C1-C6)−アルキルであり;あるいは、 R(7)はフェニル−(CH2)mであり;mは1〜4であり;あ
    るいは、 R(7)はフェニルであり、これは未置換であるか、または
    フッ素、塩素、メチルおよびメトキシよりなる群から選
    択される置換基1〜2個により置換されており;あるい
    は、 R(7)およびR(8)は一緒になって、直鎖または分枝鎖の、
    (C4-C7)−鎖であり、ここで鎖には更に、O、SまたはN
    R(9)が介在することができ;R(9)はHまたはメチルであ
    り;あるいは、 R(7)およびR(8)はそれらが結合している窒素原子と一緒
    になって、ジヒドロインドール、テトラヒドロキノリン
    またはテトラヒドロイソキノリン系となり;R(3)、R(4)
    およびR(5)は相互に独立して、Hまたは(C1-C2)−アル
    キルであり;あるいは、 R(3)およびR(4)は一緒になって、(C2-C4)−アルキレン
    鎖となり;あるいは、 R(4)およびR(5)は一緒になって、(C4-C7)−アルキレン
    鎖となる〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許
    容し得る塩; b) 下記式I: 【化2】 〔式中:R(1)はR(4)-SOmまたはR(5)R(6)N-SO2-であり;
    mは0、1または2であり;R(4)およびR(5)は(C1-C8)
    −アルキル、(C3-C6)−アルケニルまたは-CnH2n-R(7)で
    あり;nは0、1、2、3または4であり;R(7)は(C5-
    C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これは未
    置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシ
    およびNR(8)R(9)よりなる群から選択される置換基1〜
    3個で置換されており;R(8)およびR(9)はHまたは(C1-
    C4)−アルキルであり;あるいは、 R(5)はHであり;R(6)はHまたは(C1-C4)−アルキルで
    あり;あるいは、 R(5)およびR(6)は一緒になって、メチレン基4〜5個と
    なり、うちCH2基1個はO、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(2)は水素、F、
    Cl、Br、(C1-C4)−アルキル、O-(CH2)m-CpF2p+1または-
    X-R(10)であり;mは0または1であり;pは1、2ま
    たは3であり;XはO、SまたはNR(11)であり;R(10)
    はH、(C1-C6)−アルキル、(C5-C7)−シクロアルキル、
    シクロヘキシルメチル、シクロペンチルメチルまたは-C
    nH2n-R(12)であり;nは0、1、2、3または4であ
    り;R(12)はフェニルであり、これは未置換であるか、
    またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(8)R(9)
    よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
    おり;R(8)およびR(9)はHまたは(C1-C4)−アルキルで
    あり;R(11)は水素または(C1-C3)−アルキルであり;あ
    るいは、 R(10)およびR(11)は一緒になって、メチレン基4〜5個
    となり、うちCH2基1個はO、S、NH、N-CH3またはN−
    ベンジルで置き換えられることができ;R(3)はR(1)と同
    様に定義されるか、または(C1-C6)−アルキル、ニト
    ロ、シアノ、トリフルオロメチル、F、Cl、Br、Iまた
    は-X-R(10)であり;XはO、SまたはNR(11)であり;R(1
    0)はH、(C1-C6)−アルキル、(C5-C7)−シクロアルキ
    ル、シクロヘキシルメチル、シクロペンチルメチルまた
    は-CnH2n-R(12)であり;nは0〜4であり;R(12)はフ
    ェニルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、
    CF3、メチル、メトキシおよびNR(8)R(9)よりなる群から
    選択される置換基1〜3個で置換されており;R(8)およ
    びR(9)はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;R(11)は(C
    1-C3)−アルキルであり;あるいは、 R(10)およびR(11)は一緒になって、メチレン基4〜5個
    となり、うちCH2基1個はO、S、NH、N-CH3またはN−
    ベンジルで置き換えられることができる〕のベンゾイル
    グアニジンおよびその製薬上許容し得る塩; c) 下記式I: 【化3】 〔式中:R(1)はF、Cl、Br、I、(C1-C6)−アルキルま
    たは-X-R(6)であり;XはO、S、NR(7)またはY-ZOであ
    り;YはOまたはNR(7)であり;ZはCまたはSOであ
    り;R(6)はH、(C1-C6)−アルキル、(C5-C7)−シクロア
    ルキル、シクロヘキシルメチル、シクロペンチルメチ
    ル、-(CH2)mCpF2p+1または-CnH2n-R(8)であり;mは0
    または1であり;pは1〜3であり;nは0〜4であ
    り;R(8)はフェニルであり、これは未置換であるか、ま
    たはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(9)R(10)
    よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
    おり;R(9)およびR(10)はHまたは(C1-C4)−アルキルで
    あり;R(7)はHまたは(C1-C3)−アルキルであり;また
    は、 R(6)およびR(7)は一緒になって、メチレン基4〜5個と
    なり、うちCH2基1個はO、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(3)はHまたは-X
    -R(6)であり;XはO、S、NR(7)またはY-ZOであり;R
    (7)はHまたは(C1-C3)−アルキルであり;YはOまたは
    NR(7)であり;ここでYは式Iのフェニル基に結合して
    おり;ZはCまたはSOであり;R(6)はH、(C1-C6)−ア
    ルキル、(C5-C7)−シクロアルキル、シクロヘキシルメ
    チル、シクロペンチルメチルまたは-(CH2)mCpF2p+1また
    は-CnH2n-R(8)であり;mは0または1であり;pは1
    〜3であり;nは0〜4であり;R(8)はフェニルであ
    り、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
    ル、メトキシおよびNR(9)R(10)よりなる群から選択され
    る置換基1〜3個で置換されており;R(9)およびR(10)
    はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、 R(6)とR(7)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個はO、S、NH、N-CH3またはN−ベン
    ジルで置き換えられることができ;R(2)およびR(4)は同
    じかまたは異なっており、R(11)-SOq-またはR(12)R(13)
    N-SO2-であり;qは0〜2であり;R(11)は(C1-C4)−ア
    ルキルであり、これは未置換であるか、または置換基と
    してフェニルを担持しており、ここでフェニルは未置換
    であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよ
    びNR(9)R(10)よりなる群から選択される置換基1〜3個
    で置換されており;R(9)およびR(10)はHまたは(C1-C4)
    −アルキルであり;R(12)およびR(13)はR(6)およびR(7)
    と同様に定義され;あるいは2つの基、R(2)またはR(4)
    の一方は水素であるか、またはR(1)と同様に定義され;
    R(5)はH、メチル、F、Clまたはメトキシである〕のオ
    ルト置換ベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し
    得る塩; d) 下記式I: 【化4】 〔式中:R(1)またはR(2)はアミノ基-NR(3)R(4)であり;
    R(3)およびR(4)は同じか、または異なっており、H、(C
    1-C6)−アルキルまたは(C3-C7)−シクロアルキルであ
    り;あるいは、 R(3)はフェニル−(CH2)p-であり;pは0、1、2、3
    または4であり;あるいは、 R(3)はフェニルであり、ここでフェニルは各々、未置換
    であるか、またはフッ素、塩素、メチルおよびメトキシ
    よりなる群から選択される置換基1または2個を担持し
    ており;あるいは、 R(3)とR(4)は一緒になって、直鎖または分枝鎖の(C4-
    C7)−メチレン鎖であることができ、ここでメチレン鎖
    の-CH2−構成員1個は酸素、SまたはNR(5)で置き換え
    られることができ;R(5)はHまたは低級アルキルであ
    り;他の置換基R(1)またはR(2)は各々H、F、Cl、(C1-
    C4)−アルキル、(C1-C4)−アルコキシ、CF3、CmF2m+1-C
    H2-、ベンジルまたはフェノキシであり、ここで各フェ
    ニル基は未置換であるか、メチル、メトキシ、フッ素お
    よび塩素よりなる群から選択される置換基1または2個
    を担持しており;mは1、2または3である〕のベンゾ
    イルグアニジンおよびその製薬上許容し得る塩; e) 下記式I: 【化5】 〔式中:R(1)はR(4)-SOmまたはR(5)R(6)N-SO2-であり;
    mは0、1または2であり;R(4)およびR(5)は(C1-C8)
    −アルキル、(C3-C6)−アルケニルまたは-CnH2n-R(7)で
    あり;nは0、1、2、3または4であり;R(7)は(C5-
    C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これは未
    置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシ
    およびNR(8)R(9)よりなる群から選択される置換基1〜
    3個で置換されており;R(8)およびR(9)はHまたは(C1-
    C4)−アルキルであり;あるいは、 R(5)はHであり;R(6)はHまたは(C1-C4)−アルキルで
    あり;あるいは、 R(5)とR(6)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個はO、S、NH、N-CH3またはN−ベン
    ジルで置き換えられることができ;R(2)は水素、直鎖ま
    たは分枝鎖の(C5-C8)−アルキル、-CR(13)=CHR(12)また
    は-C≡CR(12)であり;R(12)はフェニルであり、これは
    未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキ
    シおよびNR(14)R(15)よりなる群から選択される置換基
    1〜3個で置換されており;R(14)およびR(15)はHまた
    は(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、 R(12)は(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置換
    であるか、フェニルのように置換されており;あるい
    は、 R(12)は(C1-C6)−アルキルであり、これは未置換である
    か、OH 1〜3個で置換されており、 あるいは、 R(12)は(C3-C8)−シクロアルキルであり;R(13)は水素
    またはメチルであり;あるいは、 R(12)は(C3-C8)−シクロアルキル、(C3-C8)−シクロア
    ルキル−(C1-C4)−アルキル、フェニル、C6H5−(C1-C4)
    −アルキル、ナフチル、ビフェニリル、1,1−ジフェニ
    ル−(C1-C4)−アルキル、シクロペンタジエニル、ピリ
    ジル、ピロリル、フラニル、チエニル、チアゾリル、オ
    キサゾリル、インデニル、キノリル、インドリル、ベン
    ゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベン
    ゾキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリ
    ル、テトラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、
    ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インダゾリ
    ル、イソキノリル、フタラジニル、キノキサリニル、キ
    ナゾリニルまたはシンノリニルであり;R(3)はR(2)と同
    様に定義され;そして、芳香族置換基R(2)およびR(3)が
    未置換であるか、またはF、Cl、CF3、(C1-C4)−アルキ
    ルまたは−アルコキシまたはNR(10)R(11)よりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており、ここで
    R(10)およびR(11)はHまたは(C 1-C4)−アルキルであ
    る〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し得
    る塩; f) 下記式I: 【化6】 〔式中:R(1)またはR(2)はR(3)-S(O)n-または 【化7】 であり;他の置換基R(1)またはR(2)は各々H、OH、F、
    Cl、Br、I、(C1-C4)−アルキル、(C1-C4)−アルコキ
    シ、ベンジルオキシまたはフェノキシ、ただし未置換で
    あるか、またはフッ素、塩素、メチル、メトキシ、ヒド
    ロキシルおよびベンジルオキシよりなる群から選択され
    る置換基1〜3個を担持しているもの、R(3)-S(O)n、-N
    R(4)R(5)または3,4−デヒドロピペリジンであり;R(3)
    は(C1-C6)−アルキル、(C5-C7)−シクロアルキル、シク
    ロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルまたはフェニ
    ルであり、これは未置換であるか、またはフッ素、塩
    素、メチルおよびメトキシよりなる群から選択される置
    換基1〜3個で置換されており;R(4)およびR(5)は同じ
    かまたは異なっていてHまたは(C1-C6)−アルキルであ
    り;あるいは、 R(4)はフェニル−(CH2)m-であり;mは1、2、3また
    は4であり;または、 R(4)はフェニルであり、これは未置換であるか、または
    フッ素、塩素、メチルおよびメトキシよりなる群から選
    択される置換基1〜2個を担持しており;あるいは、 R(4)とR(5)は一緒になって直鎖または分枝鎖の(C4-C7)
    −鎖となり、ここでこの鎖には更にO、SまたはNR(6)
    が介在することができ;R(6)はHまたはメチルであり;
    あるいは、 R(4)とR(5)はそれらが結合している窒素原子と一緒にな
    ってジヒドロインドール、テトラヒドロキノリンまたは
    テトラヒドロイソキノリン系となり;nは0、1または
    2である〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許
    容し得る塩; g) 下記式I: 【化8】 〔式中:R(1)は水素、アルキル、シクロアルキル、アリ
    ールアルキル、アルケニル、置換アミノアルキルまたは
    アリールまたはヘテロアリール環であり;ここで環は未
    置換であるか、またはハロゲン、ニトロ、アミノ、モノ
    (低級アルキル)アミノ、ジ(低級アルキル)アミノ、
    低級アルキル、低級アルコキシ、ベンジルオキシ、フェ
    ノキシ、ヒドロキシル、トリフルオロメチルよりなる群
    から選択される基1〜3個で置換されており;R(2)は水
    素、ハロゲン、アルキルまたはアリールであり;これは
    未置換であるか、またはハロゲン、ニトロ、アミノ、モ
    ノ(低級アルキル)アミノ、ジ(低級アルキル)アミ
    ノ、低級アルキル、低級アルコキシ、ベンジルオキシ、
    フェノキシ、ヒドロキシルよりなる群から選択される基
    1〜3個で置換されており;Gは 【化9】 であり;X(2)、X(3)およびX(4)は相互に独立して、水
    素、ハロゲン、ニトロ、アミノ、アルキル、スルホンア
    ミド、モノ(低級アルキル)アミノ、ジ(低級アルキ
    ル)アミノ、低級アルキル、ベンジルオキシ、ヒドロキ
    シルであり;X(1)は水素、酸素、イオウまたはNR(7)で
    あり;R(7)は水素、アルキル、シクロアルキル、アリー
    ルアルキル、アルケニル、置換アミノアルキルまたはア
    リールまたはヘテロアリール環であり;この環は未置換
    であるか、またはハロゲン、ニトロ、アミノ、モノ(低
    級アルキル)アミノ、ジ(低級アルキル)アミノ、低級
    アルキル、低級アルコキシ、ベンジルオキシ、フェノキ
    シ、ヒドロキシルおよびトリフルオロメチルよりなる群
    から選択される基1〜3個で置換されており;ここで置
    換基の各アルキル鎖またはアルケニル鎖には酸素、イオ
    ウまたはNR(8)は介在することができ;R(8)は水素、ア
    ルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、アルケニ
    ル、置換アミノアルキルまたはアリールまたはヘテロア
    リール環であり;この環は未置換であるか、またはハロ
    ゲン、ニトロ、アミノ、モノ(低級アルキル)アミノ、
    ジ(低級アルキル)アミノ、低級アルキル、低級アルコ
    キシ、ベンジルオキシ、フェノキシ、ヒドロキシルおよ
    びトリフルオロメチルよりなる群から選択される基1〜
    3個で置換されている〕のイソキノリンおよびその製薬
    上許容し得る塩; h) 下記式I: 【化10】 〔式中:R(1)は水素、F、Cl、Br、I、-NO2、-C≡N、-
    CF3、R(4)-SOmまたはR(5)R(6)N-SO2-であり;mは0、
    1または2であり;R(4)およびR(5)は(C1-C8)−アルキ
    ル、(C3-C6)−アルケニル、-CnH2n-R(7)またはCF3であ
    り;nは0、1、2、3または4であり;R(7)は(C3-
    C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これは未
    置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシ
    およびNR(8)R(9)よりなる群から選択される置換基1〜
    3個で置換されており;R(8)およびR(9)はHまたは(C1-
    C4)−アルキルであり;あるいは、 R(5)はHであり;R(6)はHまたは(C1-C4)−アルキルで
    あり;あるいは、 R(5)とR(6)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(2)は-SR(10)、-
    OR(10)、-NHR(10)、-NR(10)R(11)、-CHR(10)R(12)、-
    〔CR(12)R(13)OR(13′)〕、-{C-〔CH2-OR(13′)〕R(12)
    R(13)}または-〔CR(18)R(17)〕 p-(CO)-〔CR(19)R(20)〕
    q-R(14)であり;R(10)、R(11)は同じかまたは異なって
    いて、-〔CHR(16)〕s-(CH2)p-(CHOH)q-(CH2)r-(CHOH)t-
    R(21)または-(CH2)p-O-(CH2-CH2O)q-R(21)であり;R(2
    1)は水素、メチルであり;p、q、rは同じかまたは異
    なっていて、0、1、2、3または4であり;sは0ま
    たは1であり;tは1、2、3または4であり;R(12)
    およびR(13)は同じかまたは異なっていて、水素、(C1-C
    6)−アルキルであるか、またはそれらを担持している炭
    素原子と一緒になって(C3-C8)−シクロアルキルを形成
    し;R(13′)は水素または(C1-C4)−アルキルであり;R
    (14)はH、(C1-C6)−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキ
    ルまたは-CaH2a-R(15)であり;aは0、1、2、3また
    は4であり;R(15)はフェニルであり、これは未置換で
    あるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびN
    R(8)R(9)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;R(8)およびR(9)はHまたは(C1-C4)−ア
    ルキルであり;あるいは、 R(15)は(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置換
    であるか、またはフェニルのように置換されており;あ
    るいは、 R(15)は(C1-C6)−アルキルであり、これは未置換である
    か、またはOH 1〜3個で置換されており;R(16)、R(1
    7)、R(18)、R(19)およびR(20)は水素または(C1-C3)−ア
    ルキルであり;R(3)はR(1)と同様に定義され;あるい
    は、 R(3)は(C1-C6)−アルキルまたは-X-R(22)であり;Xは
    酸素、SまたはNR(16)であり;R(16)はHまたは(C1-C3)
    −アルキルであり;あるいは、 R(22)とR(16)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(22)はR(14)と同
    様に定義される〕の化合物およびその製薬上許容し得る
    塩; i) 下記式I: 【化11】 〔式中:R(1)は水素、F、Cl、Br、I、-NO2、-C≡N、R
    (16)-CpH2p-Oq、R(4)-SOmまたはR(5)R(6)N-SO2-であ
    り;mは0、1または2であり;pは0または1であ
    り;qは0、1、2または3であり;R(16)はCrF2r+1
    あり;rは1、2または3であり;R(4)およびR(5)は(C
    1-C8)−アルキル、(C3-C6)−アルケニル、-CnH2n-R(7)
    またはCF3であり;nは0、1、2、3または4であ
    り;R(7)は(C3-C7)−シクロアルキルまたはフェニルで
    あり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
    チル、メトキシおよびNR(8)R(9)よりなる群から選択さ
    れる置換基1〜3個で置換されており;R(8)およびR(9)
    はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、 R(5)はHであり;R(6)はHまたは(C1-C4)−アルキルで
    あり;あるいは、 R(5)とR(6)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(2)は(C1-C9)−
    ヘテロアリールであり、これはCまたはNを介して連結
    しており、そして、未置換であるか、またはF、Cl、CF
    3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミ
    ノおよびジメチルアミノよりなる群から選択される置換
    基1〜3個で置換されており;あるいは、 R(2)は-SR(10)、-OR(10)、-NR(10)R(11)、-CR(10)R(11)
    R(12)であり;R(10)は-CaH2a−(C1-C9)−ヘテロアリー
    ルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、C
    F3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルア
    ミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択される置
    換基1〜3個で置換されており;aは0、1または2で
    あり;R(11)およびR(12)は相互に独立してR(10)と同様
    に定義されるか、または水素または(C1-C4)−アルキル
    であり;R(3)はR(1)と同様に定義されるか、または(C1-
    C6)−アルキルまたは-X-R(13)であり;Xは酸素、Sま
    たはNR(14)であり;R(14)はHまたは(C1-C3)−アルキル
    であり;R(13)はH、(C1-C6)−アルキル、(C3-C8)−シ
    クロアルキルまたは-CbH2b-R(15)であり;bは0、1、
    2、3または4であり;あるいは、 R(13)とR(14)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(15)はフェニル
    であり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3
    メチル、メトキシおよびNR(8)R(9)よりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;R(8)およびR
    (9)はHまたは(C1-C4)−アルキルである〕のベンゾイル
    グアニジンおよびその製薬上許容し得る塩; k) 下記式I: 【化12】 〔式中:置換基R(1)、R(2)、R(3)またはR(4)の1つはア
    ミノ基: 【化13】 であり;R(5)は水素または(C1-C6)−アルキルであり;
    nは0、1、2、3または4であり;R(6)はHまたは(C
    1-C4)−アルキルであり;ここでCH2基1個はイオウ原子
    1個または基NR(7)で置き換えられることができ;R(7)
    は水素、メチルまたはエチルであり;あるいは、 R(6)は(C3-C8)−シクロアルキルまたはフェニルであ
    り、これは未置換であるか、またはF、Cl、Br、メチ
    ル、メトキシおよびNR(8)R(9)よりなる群から選択され
    る置換基1、2または3個を担持しており;R(8)および
    R(9)はH、メチルまたはエチルであり;あるいは、 R(5)およびR(6)は窒素原子と一緒になって5−、6−ま
    たは7員の環を形成し、ここで炭素原子1個は酸素、S
    またはNR(10)で置き換えられることができ;R(10)は
    H、(C1-C3)−アルキルまたはベンジルであり;そし
    て、他の置換基R(1)、R(2)、R(3)、R(4)は各々、水素、
    F、Cl、Br、I、CN、CF3、NO2、CF3-O-、CmF2m+1-CH2-
    O-またはR(11)-CqH2q-Xp−であり;mは1、2または3
    であり;qは0、1、2、3または4であり;pは0ま
    たは1であり;Xは酸素またはNR(12)であり;R(12)は
    Hまたは(C1-C3)−アルキルであり;R(11)は水素、(C1-
    C6)−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキルまたはフェニ
    ルであり;これは未置換であるか、またはF、Cl、C
    H3、CH3-O-およびNR(13)R(14)よりなる群から選択され
    る置換基1、2または3個で置換されており;R(13)、R
    (14)はH、メチルまたはエチルである〕のベンゾイルグ
    アニジンおよびその製薬上許容し得る塩; l) 下記式I: 【化14】 〔式中:R(1)はR(4)R(5)N-C(X)-であり;Xは酸素、S
    またはN-R(6)であり;R(4)およびR(5)は同じかまたは異
    なっていて、H、(C1-C8)−アルキル、(C3-C 6)−アルケ
    ニルまたは-CnH2n-R(7)であり;nは0、1、2、3ま
    たは4であり;R(7)は(C5-C7)−シクロアルキルまたは
    フェニルであり、これは未置換であるか、またはF、C
    l、CF3、メトキシおよび(C1-C4)−アルキルよりなる群
    から選択される置換基1〜3個で置換されており;ある
    いは、 R(4)とR(5)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(6)はR(4)と同様
    に定義されるか、またはアミジンであり;R(2)はH、
    F、Cl、Br、I、(C1-C8)−アルキル、1−アルケニル
    または1−アルキニル、(C3-C8)−シクロアルキル、(C3
    -C8)−シクロアルキル−(C1-C4)−アルキル、フェニ
    ル、C6H5−(C1-C4)−アルキル、ナフチル、ビフェニリ
    ル、1,1−ジフェニル−(C1-C4)−アルキル、シクロペン
    タジエニル、ピリジル、チオピリジル、ピロリル、フラ
    ニル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、インデニ
    ル、キノリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチ
    エニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリルまたは-W
    -R(8)であり;Wは酸素、SまたはNR(9)であり;R(8)は
    H、(C1-C6)−アルキル、(C5-C7)−シクロアルキル、シ
    クロヘキシルメチル、シクロペンチルメチル、-(CH2)mC
    pF2p+1または-CqH2q-R(10)であり;mは0または1であ
    り;pは1、2または3であり;qは0、1、2、3ま
    たは4であり;R(10)はフェニルであり、これは未置換
    であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよ
    びNR(11)R(12)よりなる群から選択される置換基1〜3
    個で置換されており;R(11)およびR(12)はHまたは(C1-
    C4)−アルキルであり;R(9)はHまたは(C1-C3)−アルキ
    ルであり;あるいは、 R(8)とR(9)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(3)はH、F、C
    l、Br、I、(C1-C6)−アルキルまたはR(2)で定義したと
    おりの-W-R(8)である〕のベンゾイルグアニジンおよび
    その製薬上許容し得る塩; m) 下記式I: 【化15】 〔式中:R(1)、R(2)、R(3)は水素、F、Cl、Br、Iまた
    は(C1-C12)−アルキルであり;置換基R(1)、R(2)またはR
    (3)のうち1つは、置換基R(1)、R(2)またはR(3)の残り
    のうち少なくとも1つが炭素原子3〜12個を有する十分
    親油性のアルキル基である場合には、N3、CN、OHまたは
    (C1-C10)−アルキルオキシであり;あるいは、 置換基R(1)、R(2)およびR(3)のうち1つはR(4)-CnH2n-O
    m-であり;mは0または1であり;nは0、1、2また
    は3であり;R(4)はCpF2p+1であり;pは、nが0また
    は1である場合には、1、2または3であり;あるい
    は、 R(4)は(C3-C12)−シクロアルキル、フェニル、ピリジ
    ル、キノリルまたはイソキノリルであり、ここで芳香族
    およびヘテロ芳香族の環系は未置換であるか、または
    F、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(5)R(6)よりな
    る群から選択される置換基1個で置換されており;R(5)
    およびR(6)は水素または(C1-C4)−アルキルであり;あ
    るいは、 置換基R(1)、R(2)およびR(3)のうち1つは-C≡CR(5)ま
    たは-C〔R(6)〕=CR(5)であり;R(5)はフェニルであり、
    これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、
    メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよび
    ジメチルアミノ、未置換またはフェニルのように置換さ
    れている(C1-C9)−ヘテロアリールよりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;あるいは、 R(5)は(C1-C6)−アルキルであり、これは未置換である
    かまたはOH 1〜3個で置換されており;あるいは、 R(5)は(C3-C8)−シクロアルキルであり;R(6)は水素ま
    たはメチルである〕のベンゾイルグアニジンおよびその
    薬理学上許容し得る塩; o) 下記式I: 【化16】 〔式中:R(1)は水素、F、Cl、Br、I、-NO2、-C≡N、X
    o-(CH2)p-(CF2)q-CF3、R(5)-SO m、R(6)-CO-またはR(6)R
    (7)N-SO2-であり、ここでXは酸素、SまたはNR(14)で
    あり;mは0、1または2であり;oは0または1であ
    り;pは0、1または2であり;qは0、1、2、3、
    4、5または6であり;R(5)およびR(6)は(C1-C8)−ア
    ルキル、(C3-C6)−アルケニル、-CnH2n-R(8)またはCF3
    であり;nは0、1、2、3または4であり;R(8)は(C
    3-C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これは
    未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキ
    シおよびNR(9)R(10)よりなる群から選択される置換基1
    〜3個で置換されており;R(9)およびR(10)はHまたは
    (C1-C4)−アルキルであり;あるいは、 R(6)はHであり;R(7)はHまたは(C1-C4)−アルキルで
    あり;あるいは、 R(6)とR(7)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(2)は 【化17】 であり;Yは酸素、-S-または-NR(12)-であり;R(11)お
    よびR(12)は水素または(C1-C3)−アルキルであり;hは
    0または1であり;i、jおよびkは相互に独立して
    0、1、2、3または4であるが;ただしh、iおよび
    kが同時に0であることはなく;R(3)はR(1)と同様に定
    義されるか、または(C1-C6)−アルキルまたは-X-R(13)
    であり;Xは酸素、SまたはNR(14)であり;R(14)はH
    または(C1-C3)−アルキルであり;R(13)はH、(C1-C6)
    −アルキル、(C3-C8)−シクロアルキルまたは-CbH2b-R
    (15)であり;bは0、1、2、3または4であり;ある
    いは、 R(13)とR(14)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(15)はフェニル
    であり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3
    メチル、メトキシおよびNR(9)R(10)よりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;R(9)およびR
    (10)はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;R(4)は水
    素、-OR(16)または-NR(16)R(17)であり;R(16)およびR
    (17)は相互に独立して、水素または(C1-C3)−アルキル
    である〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容
    し得る塩; p) 下記式I: 【化18】 〔式中:R(1)はR(6)-COまたはR(7)R(8)N-COであり;R
    (6)は(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアル
    キル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CnH2n-R(9)であり;
    nは0、1、2、3または4であり;R(9)は(C3-C8)−
    シクロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチ
    ルであり、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、
    Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(10)R(11)よりなる
    群から選択される置換基1〜3個で置換されており;R
    (10)およびR(11)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-
    C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(7)はH、(C1-C8)
    −アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアルキル、(C3-C8)
    −アルケニルまたは-CnH2n-R(12)であり;nは0、1、
    2、3または4であり;R(12)は(C3-C8)−シクロアルキ
    ル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、こ
    こで芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
    チル、メトキシおよびNR(13)R(14)よりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;R(13)およびR
    (14)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフル
    オロアルキルであり;R(8)はH、(C1-C4)−アルキルま
    たは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるいは、 R(7)とR(8)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(2)はR(1)と同様
    に定義されるか、またはH、F、Cl、Br、I、CN、N
    O2、(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアルキ
    ル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CnH2nR(15)であり;n
    は0、1、2、3、4であり;R(15)は(C3-C8)−シクロ
    アルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであ
    り、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF
    3、メチル、メトキシおよびNR(16)R(17)よりなる群から
    選択される置換基1〜3個で置換されており;R(16)お
    よびR(17)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペ
    ルフルオロアルキルであり;あるいは、 R(2)は(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これはCまた
    はNを介して連結しており、そして、未置換であるか、
    またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、ア
    ミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
    は、 R(2)は-SR(18)、-OR(18)、-NR(18)R(19)、-CR(18)R(19)
    R(20)であり;R(18)は-CaH2a-(C1-C9)−ヘテロアリール
    であり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、C
    H3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノお
    よびジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1
    〜3個で置換されており;aは0、1または2であり;
    R(19)およびR(20)は相互に独立してR(18)と同様に定義
    されるか、または水素、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C
    4)−ペルフルオロアルキルであり;あるいは、 R(2)はR(21)-SOmまたはR(22)R(23)N-SO2-であり;mは
    1または2であり;R(21)は(C1-C8)−アルキル、(C1-
    C8)−ペルフルオロアルキル、(C3-C8)−アルケニルまた
    は-CnH2n-R(24)であり;nは0、1、2、3または4で
    あり;R(24)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビ
    フェニリルまたはナフチルであり、ここで芳香族は未置
    換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシお
    よびNR(27)R(28)よりなる群から選択される置換基1〜
    3個で置換されており;R(27)およびR(28)はH、(C1-
    C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルで
    あり;R(22)はH、(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペル
    フルオロアルキル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CnH2n-
    R(29)であり;nは0、1、2、3または4であり;R(2
    9)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリ
    ルまたはナフチルであり、ここで芳香族は未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(3
    0)R(31)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;R(30)およびR(31)はH、(C1-C4)−アル
    キルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(2
    3)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオ
    ロアルキルであり;あるいは、 R(22)とR(23)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(2)はR(33)X-で
    あり;Xは酸素、S、NR(34)、(D=O)A-、NR(34)C=MN(*)
    R(35)-であり;Mは酸素またはSであり;Aは酸素また
    はNR(34)であり;DはCまたはSOであり;R(33)は(C1-C
    8)−アルキル、(C3-C8)−アルケニル、(CH2)bCdF2d+1
    -CnH2n-R(36)であり;bは0または1であり;dは1、
    2、3、4、5、6または7であり;nは0、1、2、
    3または4であり;R(36)は(C3-C8)−シクロアルキル、
    フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで
    芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
    ル、メトキシおよびNR(37)R(38)よりなる群から選択さ
    れる置換基1〜3個で置換されており;R(37)およびR(3
    8)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオ
    ロアルキルであり;R(34)はH、(C1-C4)−アルキルまた
    は(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(35)はR(3
    3)と同様に定義され;あるいは、 R(33)とR(34)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;ここでAおよびN
    (*)はベンゾイルグアニジン親構造のフェニル核に結合
    しており;あるいは、 R(2)は-SR(40)、-OR(40)、-NHR(40)、-NR(40)R(41)、-C
    HR(40)R(42)、-C〔R(42)R(43)OH〕、-C≡CR(45)、-CR(4
    6)=CHR(45)、-〔CR(47)R(48)〕u-(CO)-〔CR(49)R(50)〕
    v-R(44)であり;R(40)、R(41)は同じかまたは異なって
    いて、-(CH2)p-(CHOH)q-(CH2)r-(CHOH)t-R(51)または-
    (CH2)p-O-(CH2-CH2O)q-R(51)であり;R(51)は水素また
    はメチルであり;uは1、2、3または4であり;vは
    0、1、2、3または4であり;p、q、rは同じかま
    たは異なっていて、0、1、2、3または4であり;t
    は1、2、3または4であり;R(42)およびR(43)は同じ
    かまたは異なっていて、水素または(C1-C6)−アルキル
    であり;あるいは、 R(42)およびR(43)はそれらを担持している炭素原子と一
    緒になって(C3-C8)−シクロアルキルを形成し;R(44)は
    H、(C1-C6)−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキルまた
    は-CeH2e-R(45)であり;eは0、1、2、3または4で
    あり;R(45)はフェニルであり、これは未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(5
    2)R(53)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;R(52)およびR(53)はHまたは(C1-C4)−
    アルキルであり;あるいは、 R(45)は(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置換
    であるか、またはフェニルのように置換されており;あ
    るいは、 R(45)は、(C1-C6)−アルキルであり、これは未置換であ
    るか、またはOH1〜3個で置換されており;R(46)、R(4
    7)、R(48)、R(49)およびR(50)は水素またはメチルであ
    り;あるいは、 R(2)はR(55)-NH-SO2-であり;R(55)はR(56)R(57)N-(C=
    Y)-であり;Yは酸素、SまたはN-R(58)であり;R(56)
    およびR(57)は同じかまたは異なっていて、H、(C1-C8)
    −アルキル、(C3-C6)−アルケニルまたは-CfH2f-R(59)
    であり;fは0、1、2、3または4であり;R(59)は
    (C5-C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これ
    は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メトキシおよ
    び(C1-C4)−アルキルよりなる群から選択される置換基
    1〜3個で置換されており;あるいは、 R(56)とR(57)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(58)はR(56)と同
    様に定義されるか、アミジンであり;R(3)、R(4)および
    R(5)は相互に独立して、R(1)またはR(2)と同様に定義さ
    れる〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し
    得る塩; q) 下記式I: 【化19】 〔式中:R(1)は水素、F、Cl、Br、I、-NO2、-C≡N、-
    Xo-(CH2)p-(CF2)q-CF3、R(5)-SOm、R(6)-CO-、R(6)R(7)
    N-CO-またはR(6)R(7)N-SO2-であり;Xは酸素、-S-また
    はNR(14)であり;mは0、1または2であり;oは0ま
    たは1であり;pは0、1または2であり;qは0、
    1、2、3、4、5または6であり;R(5)およびR(6)は
    (C1-C8)−アルキル、(C3-C6)−アルケニル、-CnH2n-R
    (8)またはCF3であり;nは0、1、2、3または4であ
    り;R(8)は(C3-C7)−シクロアルキル、フェニルであ
    り、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
    ル、メトキシおよびNR(9)R(10)よりなる群から選択され
    る置換基1〜3個で置換されており;R(9)およびR(10)
    はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、 R(6)は水素であり;R(7)は水素または(C1-C4)−アルキ
    ルであり;あるいは、 R(6)とR(7)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(2)は 【化20】 であり;R(11)は(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これ
    はCまたはNを介して連結しており、そして、未置換で
    あるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキ
    シル、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびベ
    ンジルよりなる群から選択される置換基1〜3個で置換
    されており;Yは酸素、-S-またはNR(12)であり;R(12)
    はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;R(3)はR(1)と同
    様に定義され;あるいは、 R(3)は(C1-C6)−アルキルまたは-X-R(13)であり;Xは
    酸素、-S-またはNR(14)であり;R(14)はHまたは(C1-
    C3)−アルキルであり;R(13)はH、(C1-C6)−アルキ
    ル、(C3-C8)−シクロアルキルまたは-CbH2b-R(15)であ
    り;bは0、1、2、3または4であり;あるいは、 R(13)とR(14)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(15)はフェニル
    であり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3
    メチル、メトキシおよびNR(9)R(10)よりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;R(9)およびR
    (10)はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;R(4)は水
    素、-OR(16)または-NR(16)R(17)またはCrF2r+1であり;
    R(16)およびR(17)は相互に独立して、水素または(C1-
    C3)−アルキルであり;rは1、2、3または4であ
    る〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し得
    る塩; r) 下記式I: 【化21】 〔式中:XはNまたはCR(6)であり;Yは酸素、Sまた
    はNR(7)であり;A、Bは一緒になって結合となり;あ
    るいは、 A、Bは、Xが同時にCR(6)であり、YがNR(7)である場
    合は、共に水素であり;置換基R(1)〜R(6)の1つは-CO-
    N=C(NH2)2基であり;他の置換基R(1)〜R(6)は各々、水
    素、F、Cl、Br、Iまたは(C1-C6)−アルキルであり;
    他の置換基R(1)〜R(6)の2個以下はCN、NO2、N3、(C1-C
    4)−アルキルオキシまたはCF3であり;他の置換基の1
    個まではR(8)-CnH2n-Z-であり;nは0〜10であり;こ
    こでアルキレン鎖-CnH2n-は直鎖または分枝鎖であり、
    炭素原子1個は酸素またはイオウ原子、または窒素原子
    により置き換えられることができ;R(8)は水素、(C2-
    C6)−アルケニルまたは(C3-C10)−シクロアルキルであ
    り;これは未置換であるか、またはメチル基1〜4個ま
    たはOH基により置換されているか、またはエチレン基-C
    H=CH-を含むことができ、うち、メチレン基1個は酸素
    またはイオウ原子、または窒素原子により置き換えられ
    ることができ;あるいは、 R(8)はフェニルであり、これは未置換であるか、また
    は、F、Cl、Br、I、CF 3、CH3-S(O)s-またはR(9)-Wy-
    よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
    おり;sは0、1または2であり;R(9)はH、メチル、
    エチルであり;Wは酸素またはNR(10)であり;R(10)は
    Hまたはメチルであり;yは0または1であり;あるい
    は、 R(8)はCmF2m+1であり;mは1〜3であり;あるいは、 R(8)は1−または2−ナフチル、ピリジル、キノリルま
    たはイソキノリルであり;Zは-CO-、-CH2-または-〔CR
    (11)(OH)〕q-であり;qは1、2または3であり;R(1
    1)はHまたはメチルであり;あるいは、 Zは酸素または-NR(12)-であり;R(12)はHまたはメチ
    ルであり;あるいは、 Zは-S(O)s-であり;sは0、1または2であり;また
    は、 Zは-SO2-NR(13)-であり;R(13)はHまたは(C1-C4)−ア
    ルキルであり;R(7)は水素、(C1-C10)−アルキル、(C2-
    C10)−アルケニルまたはR(8)-CnH2n-である〕のベンゾ
    縮合5員複素環およびその製薬上許容し得る塩; s) 下記式I: 【化22】 〔式中:R(1)、R(3)またはR(4)は-NR(6)C=X NR(7)R(8)
    であり;Xは酸素またはSであり;R(6)は水素、(C1-
    C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアルキル、(C3-
    C8)−アルケニルまたは-CnH2n-R(9)であり;nは0、
    1、2、3または4であり;R(9)は(C3-C8)−シクロア
    ルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであ
    り、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF
    3、メチル、メトキシおよびNR(10)R(11)よりなる群から
    選択される置換基1〜3個で置換されており;R(10)お
    よびR(11)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペ
    ルフルオロアルキルであり;R(7)は水素、(C1-C8)−ア
    ルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアルキル、(C3-C8)−ア
    ルケニルまたは-CoH2o-R(12)であり;oは0、1、2、
    3または4であり;R(12)は(C3-C8)−シクロアルキル、
    フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで
    芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
    ル、メトキシおよびNR(13)R(14)よりなる群から選択さ
    れる置換基1〜3個で置換されており;R(13)およびR(1
    4)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオ
    ロアルキルであり;R(8)はR(7)と同様に定義され;ある
    いは、 R(7)とR(8)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;残りの置換基R
    (2)、R(3)、R(4)、R(5)またはR(1)、R(2)、R(4)、R(5)
    またはR(1)、R(2)、R(3)、R(5)は各々、相互に独立し
    て、水素、F、Cl、Br、I、-Ota(C 1-C8)−アルキル、-
    Otb(C3-C8)−アルケニル、-Otc(CH2)bCdF2d+1、-OtdCpH
    2pR(18)、または2個までの基CN、 NO2、 NR(16)R(17)で
    あり;bは0または1であり;dは1、2、3、4、
    5、6または7であり;taは0または1であり;tbは0
    または1であり;tcは0または1であり;tdは0または
    1であり;pは0、1、2、3または4であり;R(18)
    は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリル
    またはナフチルであり、ここで芳香族は未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(1
    9)R(20)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;R(19)およびR(20)は水素または(C1-C4)
    −アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであ
    り;R(16)は水素、(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペル
    フルオロアルキル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CqH2q-
    R(21)であり;qは0、1、2、3または4であり;R(2
    1)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリ
    ルまたはナフチルであり、ここで芳香族は未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシまたはNR(2
    2)R(23)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;R(22)およびR(23)は水素、(C1-C4)−ア
    ルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R
    (17)は水素、(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオ
    ロアルキル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CrH2r-R(24)
    であり;rは0、1、2、3または4であり;R(24)は
    (C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリルま
    たはナフチルであり、ここで芳香族は未置換であるか、
    またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(25)R(2
    6)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換され
    ており;R(25)およびR(26)は水素、(C1-C4)−アルキル
    または(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるい
    は、 R(16)とR(17)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができる〕のベンゾイルグ
    アニジンおよびその製薬上許容し得る塩; t) 下記式I: 【化23】 〔式中:X(1)およびX(2)は 【化24】 であり;T1は0、1、2、3または4であり;R(A)およ
    びR(B)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、I、CN、
    OR(106)、(C1-C8)−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキ
    ル、Ozk(CH2)zlCzmF2zm+1、NR(107)R(108)、フェニルま
    たはベンジルであり、ここで、芳香族は未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(10
    9)R(110)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;R(109)およびR(110)は水素、(C1-C4)−
    アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであ
    り;zlは0、1、2、3または4であり;zkは0または
    1であり;zmは1、2、3、4、5、6、7または8で
    あり;R(106)は水素、(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペ
    ルフルオロアルキル、(C3-C8)−アルケニル、(C3-C8)−
    シクロアルキル、フェニルまたはベンジルであり、ここ
    で、芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
    チル、メトキシおよびNR(111)R(112)よりなる群から選
    択される置換基1〜3個で置換されており;R(111)およ
    びR(112)は水素、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペ
    ルフルオロアルキルであり;R(107)およびR(108)は相互
    に独立して、R(106)と同様に定義され;あるいは、 R(107)とR(108)は一緒になって、メチレン基4〜5個と
    なり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−
    ベンジルで置き換えられることができ;あるいは、X(1)
    およびX(2)は 【化25】 であり;T2aおよびT2bは相互に独立して、0、1または
    2であり;ここで二重結合は(E)−または(Z)−型である
    ことができ;あるいは、 X(1)およびX(2)は 【化26】 であり;T3は0、1または2であり;U、YYおよびZは
    相互に独立してCまたはNであり、ここでU、YY、Zは
    以下の数の置換基を担持することができ、 U、YYまたはZ 二重結合に環内で結合 可能置換基数 C 可 能 1 C 不可能 2 N 可 能 0 N 不可能 1 R(D)は水素、(C1-C8)−アルキルまたは(C1-C8)−ペルフ
    ルオロアルキルであり;R(U1)、R(U2)、R(Y1)、R(Y2)、
    R(Z1)、R(Z2)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、
    I、CN、OR(114)、(C1-C8)−アルキル、(C3-C8)−シク
    ロアルキル、Ozka(CH2)zlaCzmaF2zma+1、NR(115)R(11
    6)、フェニルまたはベンジルであり、ここで、芳香族は
    未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキ
    シおよびNR(117)R(118)よりなる群から選択される置換
    基1〜3個で置換されており;R(117)およびR(118)は水
    素、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロア
    ルキルであり;zkaは0または1であり;zlaは0、1、
    2、3または4であり;zmaは1、2、3、4、5、
    6、7または8であり;R(114)は水素、(C1-C8)−アル
    キル、(C1-C8)−ペルフルオロアルキル、(C3-C8)−アル
    ケニル、(C3-C8)−シクロアルキル、フェニルまたはベ
    ンジルであり、ここで、芳香族は未置換であるか、また
    はF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(119)R(120)
    よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
    おり;R(119)およびR(120)は水素、(C1-C4)−アルキル
    または(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(115)
    およびR(116)は相互に独立して、R(114)と同様に定義さ
    れ;あるいは、 R(115)とR(116)は一緒になって、メチレン基4〜5個と
    なり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−
    ベンジルで置き換えられることができ;ただし、Uが窒
    素(N)、YYが窒素(N)およびZが炭素(C)である場合は
    除かれ;R(101)、R(102)、R(103)、R(104)およびR(105)
    は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、I、-C≡N、X
    zoa-(CH2)zpa-(CzqaF2zqa+1)、R(110a)-SOzbm、R(110b)
    R(110c)N-CO、R(111a)-CO-またはR(112a)R(113a)N-SO2-
    であり、ここでペルフルオロアルキル基は直鎖または分
    枝鎖であり;Xは酸素、SまたはNR(114a)であり;R(11
    4a)はHまたは(C1-C3)−アルキルであり;zoaは0また
    は1であり;zbmは0、1または2であり;zpaは0、
    1、2、3または4であり;zqaは1、2、3、4、
    5、6、7または8であり;R(110a)、R(110b)、R(111
    a)およびR(112a)は相互に独立して(C1-C8)−アルキル、
    (C3-C8)−アルケニル、-CznH2zn-R(115a)または(C1-C8)
    −ペルフルオロアルキルであり;znは0、1、2、3ま
    たは4であり;R(115a)は、(C3-C8)−シクロアルキル、
    フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで
    芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
    ル、メトキシおよびNR(116a)R(117a)よりなる群から選
    択される置換基1〜3個で置換されており;R(116a)お
    よびR(117a)は水素、(C1-C4)−ペルフルオロアルキルま
    たは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、 R(110b)、R(111a)およびR(112a)は水素であり;R(110c)
    およびR(113a)は相互に独立して水素、(C1-C4)−ペルフ
    ルオロアルキルまたは(C1-C4)−アルキルであり;ある
    いは、 R(110b)およびR(110c)およびR(112a)およびR(113a)は一
    緒になって、メチレン基4〜5個となり、うちCH2基1
    個は酸素、イオウ、NH、N-CH3またはN−ベンジルで置
    き換えられることができ;あるいは、 R(101)、R(102)、R(103)、R(104)、R(105)は相互に独立
    して、(C1-C8)−アルキル、-CzalH2zalR(118a)または(C
    3-C8)−アルケニルであり;zalは0、1、2、3または
    4であり;R(118a)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニ
    ル、ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで芳香族
    は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メト
    キシまたはNR(119a)R(119b)よりなる群から選択される
    置換基1〜3個で置換されており;R(119a)およびR(119
    b)は水素、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフル
    オロアルキルであり;あるいは、 R(101)、R(102)、R(103)、R(104)、R(105)は相互に独立
    して、(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これはCまた
    はNを介して連結しており、そして、未置換であるか、
    またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、ア
    ミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
    は、 R(101)、R(102)、R(103)、R(104)、R(105)は相互に独立
    して-C≡C-R(193)であり;R(193)はフェニルであり、こ
    れは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メ
    トキシまたはNR(194)R(195)よりなる群から選択される
    置換基1〜3個で置換されており;R(194)およびR(195)
    は水素またはCH3であり;あるいは、 R(101)、R(102)、R(103)、R(104)、R(105)は相互に独立
    して、 -Y-パラ-C6H4-(CO)zh-(CHOH)zi-(CH2)zj-(CHOH)zk-R(12
    3)、 -Y-メタ-C6H4-(CO)zad-(CHOH)zae-(CH2)zaf-(CHOH)zag-
    R(124)、 または-Y-オルト-C6H4-(CO)zah-(CHOH)zao-(CH2)zap-(C
    HOH)zak-R(125)であり;Yは酸素、-S-または-NR(122d)
    -であり;zh、zad、zahは相互に独立して0または1で
    あり;zi、zj、zk、zae、zaf、zag、zao、zapおよびzak
    は相互に独立して0、1、2、3または4であり;ただ
    し、各々の場合、 zh、ziおよびzkが同時に0であることはなく、 zad、zaeおよびzagが同時に0であることはなく、そし
    て、 zah、zaoおよびzakが同時に0であることはなく、 R(123)、R(124)、R(125)およびR(122d)は相互に独立し
    て水素または(C1-C3)−アルキルであり;あるいは、 R(101)、R(102)、R(103)、R(104)およびR(105)は、相互
    に独立してSR(129)、-OR(130)、-NR(131)R(132)または-
    CR(133)R(134)R(135)であり;R(129)、R(130)、R(131)
    およびR(133)は相互に独立して-CzabH2zab−(C1-C9)−
    ヘテロアリールであり、これは未置換であるか、または
    F、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、
    メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;zabは0、1
    または2であり;R(132)、R(134)およびR(135)は相互に
    独立してR(129)と同様に定義されるか、または水素、(C
    1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキル
    であり;あるいは、 R(101)、R(102)、R(103)、R(104)およびR(105)は相互に
    独立して−W−パラ−(C6H4)-R(196)、−W−メタ−(C6
    H4)-R(197)または−W−オルト−(C6H4)-R(198)であ
    り;R(196)、R(197)およびR(198)は相互に独立して(C1-
    C9)−ヘテロアリールであり、これはCまたはNを介し
    て連結しており、そして、未置換であるか、またはF、
    Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチ
    ルアミノ、ジメチルアミノおよびベンジルよりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており;Wは酸
    素、SまたはNR(136)-であり;R(136)は水素または(C1-
    C4)−アルキルであり;あるいは、 R(101)、R(102)、R(103)、R(104)およびR(105)は相互に
    独立してR(146)X(1a)-であり;X(1a)は酸素、S、NR(14
    7)、(D=O)A-、NR(148)C=MN(*)R(149)-であり;Mは酸素
    またはイオウであり;Aは酸素またはNR(150)であり;
    DはCまたはSOであり;R(146)は(C1-C8)−アルキル、
    (C3-C8)−アルケニル、(CH2)zbzCzdzF2zdz+1または-C
    zxaH2zxa-R(151)であり;zbzは0または1であり;zdz
    は1、2、3、4、5、6または7であり;zxaは0、
    1、2、3または4であり;R(151)は(C3-C8)−シクロ
    アルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであ
    り、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF
    3、メチル、メトキシおよびNR(152)R(153)よりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており;R(152)
    およびR(153)は水素、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)
    −ペルフルオロアルキルであり;R(147)、R(148)および
    R(150)は相互に独立して水素、(C1-C4)−アルキルまた
    は(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(149)はR(1
    46)と同様に定義され;あるいは、 R(146)およびR(147)、またはR(146)およびR(148)は一緒
    になって、メチレン基4〜5個となり、うちCH2基1個
    は酸素、イオウ、NH、N-CH3またはN−ベンジルで置き
    換えられることができ;ここでAおよびN(*)はアルカノ
    イル親構造のフェニル核に結合しており;あるいは、 R(101)、R(102)、R(103)、R(104)およびR(105)は相互に
    独立して、-SR(164)、-OR(165)、-NHR(166)、-NR(167)R
    (168)、-CHR(169)R(170)、-CR(154)R(155)OH、-C≡CR(1
    56)、-CR(158)=CR(157)または-〔CR(159)R(160)〕zu-(C
    =O)-〔CR(161)R(162)〕zv-R(163)であり;R(164)、R(16
    5)、R(166)、R(167)、R(169)は同じかまたは異なってい
    て、-(CH 2)zy-(CHOH)zz-(CH2)zaa-(CHOH)zt-R(171)また
    は-(CH2)zab-O-(CH2-CH2O)zac-R(172)であり;R(171)お
    よびR(172)は水素またはメチルであり;zuは1、2、3
    または4であり;zvは0、1、2、3または4であり;
    zy、zz、zaa、zab、zacは同じかまたは異なっていて、
    0、1、2、3または4であり;ztは1、2、3または
    4であり;R(168)、R(170)、R(154)、R(155)は同じかま
    たは異なっていて、水素または(C 1-C6)−アルキルであ
    り;あるいは、 R(169)とR(170)、またはR(154)とR(155)はそれらを担持
    している炭素原子と一緒になって(C3-C8)−シクロアル
    キルを形成し;R(163)は水素、(C1-C6)−アルキル、(C3
    -C8)−シクロアルキルまたは-CzebH2z eb-R(173)であ
    り;zebは0、1、2、3または4であり;R(156)、R(1
    57)およびR(173)は相互に独立してフェニルであり、こ
    れは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メ
    トキシおよびNR(174)R(175)よりなる群から選択される
    置換基1〜3個で置換されており;R(174)およびR(175)
    は水素または(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、 R(156)、R(157)およびR(173)は相互に独立して(C1-C9)
    −ヘテロアリールであり、これは未置換であるかまたは
    フェニルのように置換されており;R(158)、R(159)、R
    (160)、R(161)およびR(162)は水素またはメチルであ
    り;あるいは、 R(101)、R(102)、R(103)、R(104)、R(105)は相互に独立
    してR(176)-NH-SO2-であり;R(176)はR(177)R(178)N-(C
    =Y′)-であり;Y′は酸素、SまたはN-R(179)であり;R
    (177)およびR(178)は同じかまたは異なっていて、水
    素、(C1-C8)−アルキル、(C3-C6)−アルケニルまたは-C
    zfaH2zfa-R(180)であり;zfaは0、1、2、3または4
    であり;R(180)は(C5-C7)−シクロアルキルまたはフェ
    ニルであり;これは未置換であるかまたはF、Cl、C
    F3、メトキシまたは(C1-C4)−アルキルよりなる群から
    選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
    は、 R(177)とR(178)は一緒になってメチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、N-CH3またはN
    −ベンジルで置き換えられることができ;R(179)はR(17
    7)と同様に定義されるか、またはアミジンであり;ある
    いは、 R(101)、R(102)、R(103)、R(104)、R(105)は相互に独立
    してNR(184a)R(185)、OR(184b)、SR(184c)または-CznxH
    2znx-R(184d)であり;znxは0、1、2、3または4であ
    り;R(184d)は(C3-C7)−シクロアルキルまたはフェニル
    であり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3
    メチル、メトキシおよびNR(116k)R(117k)よりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており;R(116
    k)およびR(117k)は水素または(C1-C4)−アルキルであ
    り;R(184a)、R(184b)、R(184c)、R(185)は相互に独立
    して水素、(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロ
    アルキルまたは(CH2)zao-R(184g)であり;zaoは0、
    1、2、3または4であり;R(184g)は(C3-C7)−シクロ
    アルキルまたはフェニルであり、これは未置換であるか
    またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(184u)R
    (184v)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換
    されており;R(184u)およびR(184v)は水素または(C1-
    C4)−アルキルであり;あるいは、 R(184a)とR(185)は一緒になってメチレン基4〜5個と
    なり、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、N-CH3または
    N−ベンジルで置き換えられることができる〕のジアシ
    ル置換グアニジンおよびその製薬上許容し得る塩; u) 下記式I: 【化27】 〔式中:R(1)はH、F、Cl、Br、I、CN、NO2、(C1-C8)
    −アルキル、(C3-C8)−シクロアルキルまたはXa-(CH2)b
    -(CF2)c-CF3であり;Xは酸素、SまたはNR(5)であり;
    aは0または1であり;bは0、1または2であり;c
    は0、1、2または3であり;R(5)はH、(C1-C4)−ア
    ルキルまたは-CdF2dR(6)であり;dは0、1、2、3ま
    たは4であり;R(6)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェ
    ニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで芳香
    族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メ
    トキシおよびNR(7)R(8)よりなる群から選択される置換
    基1〜3個で置換されており;R(7)およびR(8)は相互に
    独立してHまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるい
    は、 R(1)は-SR(10)、-OR(10)または-CR(10)R(11)R(12)であ
    り;R(10)は-CfH2f-(C3-C8)−シクロアルキル、-(C1-
    C9)−ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで芳
    香族系は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メ
    トキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジ
    メチルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3個
    で置換されており;fは0、1または2であり;R(11)
    およびR(12)は相互に独立してR(10)と同様に定義される
    か、または、水素または(C1-C4)−アルキルであり;あ
    るいは、 R(1)はフェニル、ナフチル、ビフェニリルまたは(C1-
    C9)−ヘテロアリールであり、後者はCまたはNを介し
    て連結しており、これらは未置換であるか、またはF、
    Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチ
    ルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択され
    る置換基1〜3個で置換されており;あるいは、 R(1)は-SR(13)、-OR(13)、-NHR(13)、-NR(13)R(14)、-C
    HR(13)R(15)、-C〔R(15)R(16)〕OH、-C≡CR(18)、-C〔R
    (19)〕=CR(18)、-〔CR(20)R(21)〕k-(CO)-〔CR(22)R(2
    3)R(24)〕lであり;R(13)およびR(14)は同じかまたは異
    なっていて、-(CH2)g-(CHOH)h-(CH2)i-(CHOH)j-R(17)、
    ただしR(17)は水素またはメチルであるもの;-(CH2)g-O
    -(CH2-CH2O)h-R(24)であり;g、h、iは同じかまたは
    異なっていて、0、1、2、3または4であり;jは
    1、2、3または4であり;R(15)およびR(16)は同じか
    または異なっていて、水素、(C1-C6)−アルキルまたは
    それらを担持している炭素原子と一緒になって(C3-C8)
    −シクロアルキルを形成し;R(18)はフェニルであり、
    これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、
    メトキシおよびNR(25)R(26)よりなる群から選択される
    置換基1〜3個で置換されており;R(25)およびR(26)は
    Hまたは(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、 R(18)は(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置換
    であるかまたはフェニルのように置換されており;ある
    いは、 R(18)は(C1-C6)−アルキルであり、これは未置換である
    か、OH 1〜3個で置換されており;あるいは、 R(18)は(C3-C8)−シクロアルキルであり;R(19)、R(2
    0)、R(21)、R(22)およびR(23)は水素またはメチルであ
    り;kは0、1、2、3または4であり;lは0、1、
    2、3または4であり;R(24)はH、(C1-C6)−アルキ
    ル、(C3-C8)−シクロアルキルまたは-CmH2m-R(18)であ
    り;mは1、2、3または4であり;R(2)およびR(3)は
    相互に独立してR(1)と同様に定義され;R(4)は(C1-C3)
    −アルキル、F、Cl、Br、I、CNまたは-(CH2)n-(CF2)o
    -CF3であり;nは0または1であり;oは0、1または
    2である〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許
    容し得る塩; v) 下記式I: 【化28】 〔式中:Xはカルボニル、スルホニルであり;R(1)は
    H、(C1-C8)−アルキル、ただし未置換であるかまたは
    ヒドロキシルで置換されたもの、(C3-C8)−シクロアル
    キル、フェニル、ただし未置換であるか、またはF、C
    l、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチ
    ルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択され
    る置換基1〜3個で置換されたものであり;R(2)はH、
    (C1-C4)−アルキルである〕のアシルグアニジンおよび
    その製薬上許容し得る塩; w) 下記式I: 【化29】 〔式中:R(A)は水素、F、Cl、Br、I、CN、OR(6)、(C1
    -C8)−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキル、Or(CH2)aC
    bF2b+1またはNR(7)R(8)であり;rは0または1であ
    り;aは0、1、2、3または4であり;bは1、2、
    3、4、5、6、7または8であり;R(6)は水素、(C1-
    C8)−アルキル、(C3-C8)−アルケニル、(C3-C8)−シク
    ロアルキル、フェニルまたはベンジルであり、ここで芳
    香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、
    メトキシおよびNR(9)R(10)よりなる群から選択される置
    換基1〜3個で置換されており;R(9)およびR(10)は
    H、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロア
    ルキルであり;R(7)およびR(8)は相互に独立してR(6)と
    同様に定義され;R(B)は独立してR(A)と同様に定義さ
    れ;xは1、2または3であり;R(1)は水素、(C1-C8)
    −アルキル、(C3-C8)−シクロアルキル、-Ot(CH2)dCeF
    2e +1、F、Cl、Br、IまたはCNであり;tは0または1
    であり;dは0、1、2、3または4であり;eは1、
    2、3、4、5、6、7または8であり;R(2)、R(3)、
    R(4)およびR(5)は相互に独立してR(1)と同様に定義さ
    れ;ただし置換基R(1)、R(2)、R(3)、R(4)、R(5)、R(A)
    およびR(B)の少なくとも1つは-Ot(CH2)dCeF2e+1または
    -Or(CH2)aCbF2b+1基である〕のペルフルオロアルキル基
    担持フェニル置換アルキルカルボン酸グアニジドおよび
    その製薬上許容し得る塩; x) 下記式I: 【化30】 〔式中:HAはSOm、OまたはNR(5)であり;mは0、1ま
    たは2であり;R(5)は水素、(C1-C8)−アルキルまたは-
    CamH2amR(81)であり;amは0、1または2であり;R(8
    1)は(C3-C8)−シクロアルキルまたはフェニルであり、
    これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、
    メトキシおよびNR(82)R(83)よりなる群から選択される
    置換基1〜3個で置換されており;R(82)およびR(83)は
    HまたはCH3であり;あるいは、 R(81)は(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これはCまた
    はNを介して連結しており、そして、未置換であるか、
    またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、ア
    ミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており;2置換
    基R(1)およびR(2)の一方は-CO-N=C(NH2)2であり;他方
    は各々、水素、F、Cl、Br、I、(C1-C3)−アルキル、-
    OR(6)、CrF2r+1、-CO-N=C(NH2)2または-NR(6)R(7)であ
    り;R(6)およびR(7)は相互に独立して水素または(C1-
    C3)−アルキルであり;rは1、2、3または4であ
    り;R(3)およびR(4)は相互に独立して水素、F、Cl、B
    r、I、-C≡N、X-(CH2)p-(C qF2q+1)、R(8)-SObm、R(9)R
    (10)N-CO、R(11)-CO-またはR(12)R(13)N-SO2-であり、
    ここでペルフルオロアルキル基は直鎖または分枝鎖であ
    り;Xは酸素、SまたはNR(14)であり;R(14)はHまた
    は(C1-C3)−アルキルであり;bmは0、1または2であ
    り;pは0、1または2であり;qは0、1、2、3、
    4、5または6であり;R(8)、R(9)、R(11)およびR(12)
    は相互に独立して(C1-C8)−アルキル、(C3-C6)−アルケ
    ニル、-CnH2n-R(15)、CF3であり;nは0、1、2、3
    または4であり;R(15)は(C3-C7)−シクロアルキルまた
    はフェニルであり、これは未置換であるか、またはF、
    Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(16)R(17)よりなる
    群から選択される置換基1〜3個で置換されており;R
    (16)およびR(17)はHまたは(C1-C4)−アルキルであり;
    あるいは、 R(9)、R(11)およびR(12)はHであり;R(10)およびR(13)
    は相互に独立してHまたは(C1-C4)−アルキルであり;
    あるいは、 R(9)とR(10)、およびR(12)とR(13)は一緒になって、メ
    チレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、N
    H、N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることがで
    き;あるいは、 R(3)およびR(4)は相互に独立して(C1-C8)−アルキルま
    たは-CalH2alR(18)であり;alは0、1または2であ
    り;R(18)は(C3-C8)−シクロアルキルまたはフェニルで
    あり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
    チル、メトキシおよびNR(19)R(20)よりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;R(19)およびR
    (20)はHまたはCH3であり;あるいは、 R(3)およびR(4)は相互に独立して(C1-C9)−ヘテロアリ
    ールであり、これはCまたはNを介して連結しており、
    そして、未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メ
    トキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジ
    メチルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3個
    で置換されており;あるいは、 R(3)およびR(4)は相互に独立して、 【化31】 であり;Yは酸素、-S-または-NR(22)-であり;h、a
    d、ahは相互に独立して0または1であり;i、j、
    k、ae、af、ag、ao、apおよびakは相互に独立して0、
    1、2、3、4であるが;ただしh、iおよびkが同時
    に0であることはなく;ad、aeおよびagが同時に0であ
    ることはなく;ah、aoおよびakが同時に0であることは
    なく;R(23)、R(24)、R(25)およびR(22)は相互に独立し
    て水素または(C1-C3)−アルキルであり;あるいは、 R(3)およびR(4)は相互に独立して水素、F、Cl、Br、
    I、CN、(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロア
    ルキル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CgH2g-R(26)であ
    り;gは0、1、2、3または4であり;R(26)は(C3-C
    8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナ
    フチルであり、ここで芳香族は未置換であるか、または
    F、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(27)R(28)より
    なる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
    り;R(27)およびR(28)はH、(C1-C4)−アルキルまたは
    (C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるいは、 R(3)およびR(4)は相互に独立してSR(29)、-OR(30)、-NR
    (31)R(32)または-CR(33)R(34)R(35)であり;R(29)、R(3
    0)、R(31)およびR(33)は相互に独立して-CaH2a-(C1-C9)
    −ヘテロアリールであり、これは未置換であるか、また
    はF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミ
    ノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から
    選択される置換基1〜3個で置換されており;aは0、
    1または2であり;R(32)、R(34)およびR(35)は相互に
    独立してR(29)と同様に定義されるか、または水素、(C1
    -C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキル
    であり;あるいは、 R(3)およびR(4)は相互に独立して、 【化32】 であり;R(96)、R(97)およびR(98)は相互に独立して(C1
    -C9)−ヘテロアリールであり、これはCまたはNを介し
    て連結しており、そして、未置換であるか、またはF、
    Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチ
    ルアミノ、ジメチルアミノまたはベンジルよりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており;Wは酸
    素、SまたはNR(36)-であり;R(36)はHまたは(C1-C4)
    −アルキルであり;あるいは、 R(3)およびR(4)は相互に独立してR(37)-SOcmまたはR(3
    8)R(39)N-SO2-であり;cmは1または2であり;R(37)は
    (C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアルキル、
    (C3-C8)−アルケニルまたは-CsH2sR(40)であり;sは
    0、1、2、3または4であり;R(40)は、(C3-C8)−シ
    クロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチル
    であり、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、C
    l、CF3、メチル、メトキシおよびNR(41)R(42)よりなる
    群から選択される置換基1〜3個で置換されており;R
    (41)およびR(42)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-
    C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(38)はH、(C1-
    C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアルキル、(C3-
    C8)−アルケニルまたは-CwH2w-R(43)であり;wは0、
    1、2、3または4であり;R(43)は、(C3-C8)−シクロ
    アルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであ
    り、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF
    3、メチル、メトキシおよびNR(44)R(45)よりなる群から
    選択される置換基1〜3個で置換されており;R(44)お
    よびR(45)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペ
    ルフルオロアルキルであり;R(39)はH、(C1-C4)−アル
    キルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あ
    るいは、 R(38)とR(39)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;あるいは、 R(3)およびR(4)は相互に独立してR(46)X(1)-であり;X
    (1)は酸素、S、NR(47)、(D=O)A-、NR(48)C=MN(*)R(49)
    -であり;Mは酸素またはSであり;Aは酸素またはNR
    (50)であり;DはCまたはSOであり;R(46)は(C1-C8)−
    アルキル、(C3-C8)−アルケニル、(CH2)bCdF2d+1または
    -CxH 2x-R(51)であり;bは0または1であり;dは1、
    2、3、4、5、6または7であり;xは0、1、2、
    3または4であり;R(51)は(C3-C8)−シクロアルキル、
    フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで
    芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
    ル、メトキシおよびNR(52)R(53)よりなる群から選択さ
    れる置換基1〜3個で置換されており;R(52)およびR(5
    3)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオ
    ロアルキルであり;R(47)、R(48)およびR(50)は相互に
    独立して水素、(C1-C4)−アルキルまたは(C 1-C4)−ペル
    フルオロアルキルであり;R(49)はR(46)と同様に定義さ
    れ;あるいは、 R(46)とR(47)、またはR(46)とR(48)は一緒になって、メ
    チレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、N
    H、N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることがで
    き;ここでAおよびN(*)はベンゾイルグアニジン親構造
    のフェニル核に結合しており;あるいは、 R(3)およびR(4)は相互に独立して、-SR(64)、-OR(65)、
    -NHR(66)、-NR(67)R(68)、-CHR(69)R(70)、-C(OH)R(54)
    R(55)、-C≡CR(56)、-CR(58)=CHR(57)、-〔CR(59)R(6
    0)〕u-(CO)-〔CR(61)R(62)〕v-R(63)であり;R(64)、R
    (65)、R(66)、R(67)およびR(69)は同じかまたは異なっ
    ていて、-(CH2)y-(CHOH)z-(CH2)aa-(CH2OH)t-R(71)また
    は-(CH2)ab-O-(CH2-CH2O)ac-R(72)であり;R(71)および
    R(72)は水素またはメチルであり;uは1、2、3また
    は4であり;vは0、1、2、3または4であり;y、
    z、aaは同じかまたは異なっていて、0、1、2、3ま
    たは4であり;tは1、2、3または4であり;R(6
    8)、R(70)、R(54)およびR(55)は同じかまたは異なって
    いて、水素、(C1-C6)−アルキルであり;あるいは、 R(69)とR(70)、またはR(54)とR(55)はそれらを担持して
    いる炭素原子と一緒になって(C3-C8)−シクロアルキル
    を形成し;R(63)はH、(C1-C6)−アルキル、(C3-C8)−
    シクロアルキルまたは-CeH2e-R(73)であり;eは0、
    1、2、3または4であり;R(56)、R(57)およびR(73)
    は相互に独立してフェニルであり、これは未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(7
    4)R(75)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;R(74)およびR(75)はHまたは(C1-C4)−
    アルキルであり;あるいは、 R(56)、R(57)およびR(73)は相互に独立して(C1-C9)−ヘ
    テロアリールであり、これは未置換であるか、またはフ
    ェニルのように置換されており;R(58)、R(59)、R(6
    0)、R(61)およびR(62)は水素またはメチルであり;ある
    いは、 R(3)およびR(4)は相互に独立してR(76)-NH-SO2-であ
    り;R(76)はR(77)R(78)N-(C=Y′)-であり;Y′は酸素、
    SまたはN-R(79)であり;R(77)およびR(78)は同じかま
    たは異なっていて、H、(C1-C8)−アルキル、(C3-C6)−
    アルケニルまたは-CfH2f-R(80)であり;fは0、1、
    2、3または4であり;R(80)は(C5-C7)−シクロアルキ
    ルまたはフェニルであり、これは未置換であるかまたは
    F、Cl、CF3、メトキシおよび(C1-C4)−アルキルよりな
    る群から選択される置換基1〜3個で置換されており;
    あるいは、 R(77)とR(78)は一緒になってメチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(79)はR(77)と同
    様に定義されるか、またはアミジンであり;あるいは、 R(3)およびR(4)は相互に独立してNR(84)R(85)であり;R
    (84)およびR(85)は相互に独立してH、(C1-C4)−アルキ
    ルであるか、または一緒になってメチレン基4〜5個と
    なり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−
    ベンジルで置き換えられることができるか;またはうち
    CH2基1個または2個はCH-CdmH2dm+1で置き換えられる
    ことができる〕のヘテロアロイルグアニジンおよびその
    製薬上許容し得る塩; y) 下記式I: 【化33】 〔式中:T、U、V、W、X、YおよびZは相互に独立
    して窒素または炭素であり;ただし、XとZが同時に窒
    素であることはなく、 そして、T、U、V、W、X、YおよびZはそれらが窒
    素である場合には、置換基を担持せず;そして、これら
    のうち4個より多くが同時に窒素であることはなく、 R(1)およびR(2)は相互に独立して水素、F、Cl、Br、
    I、(C1-C3)−アルキル、(C1-C3)−ペルフルオロアルキ
    ル、OR(8)、 NR(8)R(9)またはC(=O)N=C(NH2)2であり;R
    (8)およびR(9)は相互に独立して水素または(C1-C3)−ア
    ルキルであり;あるいは、 R(8)とR(9)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(3)、 R(4)、 R
    (5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立して水素、F、Cl、B
    r、I、-C≡N、 Xk-(CH2)p-(CqF2q+1)、 R(10a)-SObm、R
    (10b)R(10c)N-CO、R(11)-CO-またはR(12)R(13)N-SO2-で
    あり;ここでペルフルオロアルキル基は直鎖または分枝
    鎖であり;Xは酸素、SまたはNR(14)であり;R(14)は
    Hまたは(C1-C3)−アルキルであり;bmは0、1または
    2であり;pは0、1または2であり;kは0または1
    であり;qは1、2、3、4、5または6であり;R(10
    a)、 R(10b)、 R(11)およびR(12)は相互に独立して(C1-
    C8)−アルキル、(C3-C6)−アルケニル、-CnH2n-R(15)ま
    たは(C1-C8)−ペルフルオロアルキルであり;nは0、
    1、2、3または4であり;R(15)は(C3-C7)−シクロア
    ルキルまたはフェニルであり、これは未置換であるか、
    またはF、Cl、 CF3、 メチル、 メトキシおよびNR(16)R(1
    7)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換され
    ており;R(16)およびR(17)はHまたはC1-C4−アルキル
    であり;あるいは、 R(10b)、 R(11)およびR(12)は水素であり;R(10c)および
    R(13)は相互に独立して水素または(C1-C4)−アルキル
    であり;あるいは、 R(10b)とR(10c)およびR(12)とR(13)は一緒になって、メ
    チレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、イオ
    ウ、NH、 N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられるこ
    とができ;あるいは、 R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立して(C
    1-C8)−アルキル、-Ca 1H2a1R(18)または(C3-C8)−アル
    ケニルであり;alは0、1または2であり;R(18)は(C3
    -C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニルまたはナ
    フチルであり、ここで芳香族は未置換であるか、または
    F、Cl、 CF3、 メチル、メトキシおよびNR(19a)R(19b)よ
    りなる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
    り;R(19a)およびR(19b)は水素、(C1-C4)−アルキルま
    たは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるい
    は、 R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立して(C
    1-C9)−ヘテロアリールであり、これはCまたはNを介
    して連結しており、そして、未置換であるか、または
    F、C1、CF3、 CH3、 メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、
    メチルアミノまたはジメチルアミノよりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;あるいは、 R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立して、 【化34】 であり;Yは酸素、-S-または-NR(22)-であり;h、 ad、
    ahは相互に独立して0または1であり;i、j、k、a
    e、af、ag、ao、apおよびakは相互に独立して0、1、
    2、3または4であるが;ただし各々の場合、h、iお
    よびkが同時に0であることはなく;ad、aeおよびagが
    同時に0であることはなく;そしてah、aoおよびakが同
    時に0であることはなく;R(23)、 R(24)、 R(25)およびR
    (22)は相互に独立して水素または(C1-C3)−アルキルで
    あり;あるいは、 R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立してSR
    (29)、 -OR(30)、-NR(31)R(32)または-CR(33)R(34)R(35)
    であり;R(29)、 R(30)、 R(31)およびR(33)は相互に独立
    して-CaH2a-(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未
    置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒ
    ドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミ
    ノよりなる群から選択される置換基1〜3個で置換され
    ており;aは0、1または2であり;R(32)、 R(34)およ
    びR(35)は相互に独立してR(29)と同様にして定義される
    か、または水素、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペ
    ルフルオロアルキルであり;あるいは、 R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立して、 【化35】 であり;R(96)、 R(97)およびR(98)は相互に独立して(C1
    -C9)−ヘテロアリールであり、これはCまたはNを介し
    て連結しており、そして、未置換であるか、またはF、
    Cl、CF3、CH3、 メトキシ、 ヒドロキシル、アミノ、メチ
    ルアミノ、ジメチルアミノまたはベンジルよりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており;Wは酸
    素、SまたはNR(36)−であり;R(36)はHまたは(C1-C4)
    −アルキルであり;あるいは、 R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立してR
    (46)X(1)-であり;X(1)は酸素、S、NR(47)、 (D=O)A-ま
    たはNR(48)C=MN(*)R(49)-であり;Mは酸素またはイオウ
    であり;Aは酸素またはNR(50)であり;DはCまたはSO
    であり;R(46)は(C1-C8)−アルキル、 (C3-C8)−アルケ
    ニル、 (CH2)bCdF2d+1または-CXH 2X-R(51)であり;bは
    0または1であり;dは1、2、3、4、5、6または
    7であり;xは0、1、2、3または4であり;R(51)
    は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリル
    またはナフチルであり、ここで芳香族は未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(5
    2)R(53)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;R(52)およびR(53)は水素、(C1-C4)−ア
    ルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R
    (47)、 R(48)およびR(50)は相互に独立して水素、 (C1-
    C4)−アルキルまたは(C 1-C4)−ペルフルオロアルキルで
    あり;R(49)はR(46)と同様に定義され;あるいは、 R(46)とR(47)、またはR(46)とR(48)は一緒になって、メ
    チレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、イオ
    ウ、NH、N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられるこ
    とができ;ここでAおよびN(*)はヘテロアロイルグアニ
    ジン親構造のフェニル核に結合しており;あるいは、 R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立して、
    -SR(64)、-OR(65)、 -NHR(66)、 -NR(67)R(68)、 -CHR(69)
    R(70)または-CR(54)R(55)OH、-C≡CR(56)、 -CR(58)=CR
    (57)または-〔CR(59)R(60)〕u-CO-〔CR(61)R(62)〕v-R
    (63)であり;R(64)、 R(65)、 R(66)、 R(67)およびR(69)
    は同じかまたは異なっていて、-(CH2)y-(CHOH)z-(CH2)
    aa-(CHOH)t-R(71)または-(CH2)ab-O-(CH2-CH2O)ac-R(7
    2)であり;R(71)およびR(72)は相互に独立して水素また
    はメチルであり;uは1、2、3または4であり;vは
    0、1、2、3または4であり;y、z、aaは同じかま
    たは異なっていて、0、1、2、3または4であり;t
    は1、2、3または4であり;R(68)、 R(70)、 R(54)お
    よびR(55)は同じかまたは異なっていて、水素または(C 1
    -C6)−アルキルであり;あるいは、 R(69)とR(70)、またはR(54)とR(55)はそれらを担持して
    いる炭素原子と一緒になって(C3-C8)−シクロアルキル
    を形成し、 R(63)は水素、 (C1-C6)−アルキル、 (C3-C8)-シクロアル
    キルまたは-CeH2e-R(73)であり;eは0、1、2、3ま
    たは4であり;R(56)、 R(57)およびR(73)は相互に独立
    してフェニルであり、これは未置換であるか、または
    F、Cl、CF3、 メチル、メトキシおよびNR(74)R(75)より
    なる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
    り;R(74)およびR(75)は水素または(C1-C4)−アルキル
    であり;あるいは、 R(56)、 R(57)およびR(73)は相互に独立して(C1-C9)−ヘ
    テロアリールであり、これは未置換であるか、またはフ
    ェニルのように置換されており;R(58)、 R(59)、 R(60)、
    R(61)およびR(62)は水素またはメチルであり;あるい
    は、 R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立してR
    (76)-NH-SO2-であり;R(76)はR(77)R(78)N-(C=Y′)-で
    あり;Y′は酸素、 SまたはN-R(79)であり;R(77)およ
    びR(78)は同じかまたは異なっていて、水素、 (C1-C8)−
    アルキル、 (C3-C6)−アルケニルまたは-CfH2f-R(80)で
    あり;fは0、1、2、3または4であり;R(80)は(C5
    -C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これは未
    置換であるか、またはF、 Cl、 CF3、 メトキシまたは(C1
    -C4)−アルキルよりなる群から選択される置換基1〜3
    個で置換されており;あるいは、 R(77)とR(78)は一緒になってメチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、 N-CH3またはN
    −ベンジルで置き換えられることができ;R(79)はR(77)
    と同様に定義されるか、またはアミジンであり;あるい
    は、 R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)およびR(7)は相互に独立してNR
    (84a)R(85)、 OR(84b)、SR(84c)または-CnH2n-R(84d)であ
    り;nは0、1、2、3または4であり;R(84d)は(C3-
    C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これは未
    置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシ
    およびNR(16)R(17)よりなる群から選択される置換基1
    〜3個で置換されており;R(16)およびR(17)は水素また
    は(C1-C4)−アルキルであり;R(84a)、 R(84b)、 R(84c)
    およびR(85)は相互に独立して水素、 (C1-C8)−アルキ
    ル、 (C1-C8)−ペルフルオロアルキルまたは(CH2)ax-R(8
    4g)であり;axは0、1、2、3または4であり;R(84
    g)は(C3-C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、
    これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、 メチル、
    メトキシおよびNR(84u)R(84v)よりなる群から選択され
    る置換基1〜3個で置換されており;R(84u)およびR(84
    v)は水素または(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、 R(84a)とR(85)は一緒になってメチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、N-CH3またはN
    −ベンジルで置き換えられることができる〕の二環ヘテ
    ロアロイルグアニジンおよびその製薬上許容し得る塩; z) 下記式I: 【化36】 〔式中:R(1)はR(6)-SOmであり;mは0、1または2で
    あり;R(6)は直鎖または分枝鎖の炭素原子1、2、3、
    4、5または6個を有するペルフルオロアルキルであ
    り;R(2)およびR(3)は相互に独立して、水素、F、Cl、
    Br、I、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキ
    ル、炭素原子1、2、3または4個を有するアルコキシ
    またはフェノキシであり、これは未置換であるかまた
    は、F、Cl、メチルおよびメトキシよりなる群から選択
    される置換基1〜3個により置換されており;あるい
    は、 R(2)およびR(3)は相互に独立してピロール−1−イル、
    ピロール−2−イルまたはピロール−3−イルであり、
    これは未置換であるか、またはF、Cl、Br、I、CN、 炭
    素原子2、3、4、5、6、7または8個を有するアル
    カノイル、炭素原子2、3、4、5、6、7または8個
    を有するアルコキシカルボニル、ホルミル、カルボキシ
    ル、CF3、 メチルおよびメトキシよりなる群から選択さ
    れる置換基1〜4個で置換されており;R(4)およびR(5)
    は相互に独立して、水素、炭素原子1、2または3個を
    有するアルキル、F、Cl、Br、I、CN、 OR(7)、 NR(8)R
    (9)または-(CH2)n-(CF2)o-CF3であり;R(7)、 R(8)およ
    びR(9)は相互に独立して水素または炭素原子1、2、3
    または4個を有するアルキルであり;nは0または1で
    あり;oは0、1または2である〕のベンゾイルグアニ
    ジンおよびその薬理学上許容し得る塩; aa) 下記式I: 【化37】 〔式中:R(A)は水素、 F、Cl、Br、I、CN、OH、OR
    (6)、(C1-C8)−アルキル、Or(CH2)aCbF2b+1、(C3-C8)−
    シクロアルキルまたはNR(7)R(8)であり;rは0または
    1であり;aは0、1、2、3または4であり;bは
    1、2、3、4、5、6、7または8であり;R(6)は(C
    1-C8)−アルキル、 (C1-C4)−ペルフルオロアルキル、(C
    3-C8)−アルケニル、(C3-C8)−シクロアルキル、フェ
    ニルまたはベンジルであり、ここで芳香族は未置換であ
    るか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR
    (9)R(10)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;R(9)およびR(10)はH、(C1-C4)−アルキ
    ルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(7)
    およびR(8)は相互に独立してR(6)と同様に定義され;あ
    るいは、 R(7)とR(8)は一緒になってメチレン基4〜5個となり、
    うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(B)は独立してR
    (A)と同様に定義され;xは0、1または2であり;y
    は0、1または2であり;R(C)は水素、F、Cl、Br、
    I、CN、OR(12)、(C1-C8)−アルキル、OP(CH2)fCgF 2g+1
    または(C3-C8)−シクロアルキルであり;pは0または
    1であり;fは0、1、2、3または4であり;gは
    1、2、3、4、5、6、7または8であり;R(12)は
    (C1-C8)−アルキル、(C1-C4)−ペルフルオロアルキル、
    (C3-C8)−アルケニル、(C3-C8)−シクロアルキル、フェ
    ニルまたはベンジルであり、ここで芳香族フェニルまた
    はベンジルは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
    チル、メトキシおよびNR(13)R(14)よりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;R(13)およびR
    (14)は相互に独立してH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1
    -C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(D)は独立してR
    (C)と同様に定義され;R(1)は水素、 (C1-C8)−アルキ
    ル、 -Ot(CH2)dCeF2e+1、 (C3-C8)−シクロアルキル、
    F、Cl、Br、IまたはCNであり;tは0または1であ
    り;dは0、1、2、3または4であり;eは1、2、
    3、4、5、6、7または8であり;R(2)、 R(3)、 R(4)
    およびR(5)は相互に独立してR(1)と同様に定義され;た
    だし、置換基R(A)、 R(B)、 R(C)、 R(D)、 R(1)、 R(2)、 R
    (4)またはR(5)の少なくとも1個はOr(CH2)aCbF2b+1、 OP
    (CH2)fCgF2g+1またはOt(CH2)dCeF2e+1基であり、 そして
    R(3)はOt(CH2)dCeF2e+1基ではない〕のペルフルオロア
    ルキル基担持フェニル置換アルケニルカルボン酸グアニ
    ジドおよびその製薬上許容し得るその塩; ab) 下記式I: 【化38】 〔式中:R(1)はNR(50)R(6)であり、R(50)およびR(6)は
    相互に独立して水素、(C1-C8)−アルキルまたは(C1-C8)
    −ペルフルオロアルキルであり;R(2)、R(3)、R(4)およ
    びR(5)は相互に独立してR(10)-SOa-、R(11)R(12)N-CO-、
    R(13)-CO-またはR(14)R(15)N-SO2-であり;aは0、1
    または2であり;R(10)、 R(11)、 R(12)、 R(13)、 R(14)
    およびR(15)は相互に独立して(C1-C8)−アルキル、(C1-
    C8)−ペルフルオロアルキル、 (C3-C6)−アルケニルまた
    は-CabH2 ab-R(16)であり;abは0、1、2、3または4
    であり;R(16)は(C3-C7)−シクロアルキル、フェニルで
    あり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
    チル、メトキシおよびNR(17)R(18)よりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;R(17)およびR
    (18)は相互に独立してH、CF3または(C1-C4)−アルキル
    であり;あるいは、 R(11)、R(12)、およびまたR(14)とR(15)は一緒になって
    メチレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、
    S、NH、 N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられるこ
    とができ;あるいは、 R(11)、R(12)、 R(14)およびR(15)は相互に独立して水素
    であり;あるいは、 R(2)、 R(3)、 R(4)およびR(5)は相互に独立してSR(21)、
    -OR(22)、-NR(23)R(24)または-CR(25)R(26)R(27)であ
    り;R(21)、 R(22)、 R(23)およびR(25)は相互に独立して
    -CbH2b-(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置換
    であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロ
    キシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよ
    りなる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
    り;bは0、1または2であり;R(24)、 R(26)およびR
    (27)は相互に独立して水素、 (C1-C4)−アルキル、また
    は(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるいは、 R(2)、 R(3)、 R(4)およびR(5)は相互に独立して水素、
    F、Cl、Br、I、CN、-(Xa)dg-CdaH2da+1、 -(Xb)dh-(CH
    2)db-CdeF2de+1、 (C3-C8)−アルケニルまたは-Cd fH2dfR
    (30)であり;(Xa)はO、SまたはNR(33)であり;R(33)
    はH、 (C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロ
    アルキルであり;dgは0または1であり;(Xb)はO、S
    またはNR(34)であり;R(34)はH、(C1-C4)−アルキルま
    たは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;dhは0ま
    たは1であり;daは0、1、2、3、4、5、6、7、
    8であり;dbは0、1、2、3、4であり;deは0、
    1、2、3、4、5、6、7であり;dfは0、1、2、
    3、4であり;R(30)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェ
    ニル、 ビフェニリルまたはナフチルであり、ここで芳香
    族フェニル、ビフェニリルまたはナフチルは未置換であ
    るか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR
    (31)R(32)よりなる群から選択される置換基1〜3個で
    置換されており;R(31)およびR(32)はH、(C1-C4)−ア
    ルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;
    あるいは、 R(2)、 R(3)、 R(4)およびR(5)は相互に独立してNR(40)R
    (41)または-(Xe)-(CH2) ebR(45)であり;R(40)およびR(4
    1)は相互に独立して、 水素、 (C1-C8)−アルキル、 (C1-C
    8)−ペルフルオロアルキルまたは(CH2)e-R(42)であり;
    eは0、1、2、3または4であり;R(42)は(C3-C7)−
    シクロアルキル、フェニルであり、 これは未置換である
    か、またはF、Cl、 CF3、 メチル、 メトキシおよびNR(4
    3)R(44)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;R(43)およびR(44)は相互に独立してH、
    CF3または(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、 R(40)とR(41)は一緒になってメチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、 N-CH3またはN
    −ベンジルで置き換えられることができ;(Xe)は0、S
    またはNR(47)であり;R(47)はH、(C1-C4)−アルキルま
    たは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;ebは0、
    1、2、3または4であり;R(45)は(C3-C7)−シクロア
    ルキル、フェニルであり、 これは未置換であるか、また
    はF、Cl、 CF3、 メチル、 メトキシ、NR(50)R(51)および
    -(Xfa)-(CH2)ed-(Xfb)R(46)よりなる群から選択される
    置換基1〜3個で置換されており;XfaはCH2、O、Sま
    たはNR(48)であり;XfbはO、SまたはNR(49)であり;e
    dは1、2、3または4であり;R(46)はH、(C1-C4)-ア
    ルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R
    (48)、 R(49)、 R(50)およびR(51)は相互に独立してH、
    (C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアル
    キルであり;ただしここでR(3)およびR(4)は水素ではあ
    りえない〕のオルトアミノ置換ベンゾイルグアニジンお
    よびその製薬上許容し得る塩; ac) 下記式I: 【化39】 〔式中:3置換基R(1)、 R(2)およびR(3)の1つは(C1-
    C9)−ヘテロアリール−N−オキシドであり、これはC
    またはNを介して連結しており、そして、未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシ
    ル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりな
    る群から選択される置換基1〜3個で置換されており;
    あるいは、 3置換基R(1)、 R(2)およびR(3)の1つは-SR(10)、 -OR(1
    0)、 -NR(10)R(11)または-CR(10)R(11)R(12)であり;R(1
    0)は-CaH2a-(C1-C9)−ヘテロアリール−N−オキシドで
    あり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、 C
    H3、 メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノお
    よびジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1
    〜3個で置換されており;aは0、1または2であり;
    R(11)およびR(12)は相互に独立してR(10)と同様に定義
    されるか、または水素または(C1-C4)−アルキルであ
    り;そして、他の置換基R(1)、R(2)およびR(3)は各々相
    互に独立して(C1-C8)−アルキル、 (C2-C8)−アルケニル
    または-CmH2mR(14)であり;mは0、1または2であ
    り;R(14)は(C3-C8)−シクロアルキルまたはフェニルで
    あり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
    チル、メトキシおよびNR(15)R(16)よりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;R(15)およびR
    (16)は水素またはCH3であり;あるいは、 他の置換基R(1)、R(2)およびR(3)は各々相互に独立して
    水素、F、Cl、Br、 I、-C≡N、 X-(CH2)p-(CqF2q+1)、 R
    (22)-SOu、R(23)R(24)N-CO、 R(25)-CO-またはR(26)R(2
    7)N-SO2-であり、ここでペルフルオロアルキル基は直鎖
    または分枝鎖であり;Xは結合、酸素、SまたはNR(28)
    であり;uは0、1または2であり;pは0、1または
    2であり;qは0、1、2、3、4、5または6であ
    り;R(22)、 R(23)、 R(25)およびR(26)は相互に独立して
    (C1-C8)−アルキル、 (C2-C 6)−アルケニル、 -CnH2n-R(2
    9)またはCF3であり;nは0、1、2、3または4であ
    り;R(28)は水素または(C1-C3)−アルキルであり;R(2
    9)は、 (C3-C7)−シクロアルキルまたはフェニルであ
    り、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
    ル、メトキシおよびNR(30)R(31)よりなる群から選択さ
    れる置換基1〜3個で置換されており;R(30)およびR(3
    1)は水素または(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、 R(23)、 R(25)およびR(26)もまた水素であり;R(24)およ
    びR(27)は相互に独立して水素または(C1-C4)−アルキ
    ルであり;あるいは、 R(23)とR(24)、およびまたR(26)とR(27)は一緒になっ
    て、メチレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸
    素、S、NH、 N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられ
    ることができ;あるいは、 他の置換基R(1)、R(2)およびR(3)は各々相互に独立して
    OR(35)またはNR(35)R(36)であり;R(35)およびR(36)は
    相互に独立して水素または(C1-C6)−アルキルであり;
    あるいは、 R(35)とR(36)は一緒になってメチレン基4〜7個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(4)およびR(5)は
    相互に独立して水素、(C1-C4)−アルキル、F、Cl、-OR
    (32)、 -NR(33)R(34)またはCrF2r+1であり;R(32)、 R(3
    3)およびR(34)は相互に独立して水素または(C1-C3)−ア
    ルキルであり;rは1、2、3または4である〕のベン
    ゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し得る塩; ad) 下記式I: 【化40】 〔式中:R(1)は水素、 F、Cl、Br、I、CN、NO2、OH、
    (C1-C8)−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキル、Oa-(CH
    2)b-(CF2)c-CF3であり;aは0または1であり;bは
    0、1または2であり;cは0、1、2または3であ
    り;あるいは、 R(1)はR(5)-SOmまたはR(6)R(7)N-SO2-であり;mは0、
    1または2であり;R(5)およびR(6)は相互に独立して(C
    1-C8)−アルキル、(C3-C6)−アルケニル、CF3または-Cn
    H2n-R(8)であり;nは0、1、2、3または4であり;
    R(7)は水素または(C1-C4)−アルキルであり;R(8)は(C3
    -C7)−シクロアルキルまたはフェニルであり、 これは
    未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキ
    シおよびNR(9)R(10)よりなる群から選択される置換基1
    〜3個で置換されており;R(9)およびR(10)は相互に独
    立して水素または(C1-C4)−アルキルであり;あるい
    は、 R(6)はHであり;あるいはR(6)とR(7)は一緒になってメ
    チレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸素、S、N
    H、N-CH3またはN−ベンジルで置き換えられることがで
    き;あるいは、 R(1)は-SR(11)、 -OR(11)または-CR(11)R(12)R(13)であ
    り;R(11)は-CpH2p-(C3-C8)−シクロアルキル、 -(C1-
    C9)−ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで芳
    香族系は未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メ
    トキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジ
    メチルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3個
    で置換されており;R(12)、 R(13)は相互に独立してR(1
    1)と同様に定義されるか、または、水素または(C1-C4)
    −アルキルであり;pは0、1または2であり;あるい
    は、 R(1)はフェニル、ナフチル、ビフェニリルまたは(C1-C
    9)−ヘテロアリールであり、後者はCまたはNを介して
    連結しており、これは未置換であるか、またはF、Cl、
    CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルア
    ミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択される置
    換基1〜3個で置換されており;R(2)は-CF2R(14)、 -CF
    〔R(15)〕〔R(16)〕、 -CF〔(CF2)q-CF3)〕〔R(15)〕、-
    C〔(CF2)r-CF3〕=CR(15)R(16)であり;R(14)は(C1-C4)
    −アルキルまたは(C3-C6)−シクロアルキルであり;R(1
    5)およびR(16)は相互に独立して水素または(C1-C4)−
    アルキルであり;qは0、1または2であり;rは0、
    1または2であり;R(3)はR(1)と同様に定義され;R(4)
    は水素、(C1-C3)−アルキル、F、Cl、Br、I、CN、 -(C
    H2)s-(CF2)t-CF3であり;sは0または1であり;tは
    0、1または2である〕のベンゾイルグアニジンおよび
    その製薬上許容し得る塩; ae) 下記式I: 【化41】 〔式中:3置換基R(1)、 R(2)およびR(3)の1つは、 -Y-4-〔(CH2)k-CHR(7)-(C=O)R(8)〕−フェニル、-Y-3-
    〔(CH2)k-CHR(7)-(C=O)R(8)〕−フェニル、または-Y-2-
    〔(CH2)k-CHR(7)-(C=O)R(8)〕−フェニルであり、ここ
    でフェニルは各々、未置換であるか、またはF、Cl、-C
    F3、 メチル、ヒドロキシル、メトキシおよび-NR(37)R(3
    8)よりなる群から選択される置換基1〜2個で置換され
    ており;R(37)およびR(38)は相互に独立して水素または
    -CH3であり;Yは結合、酸素、-S-または-NR(9)であ
    り;R(9)は水素または-(C1-C4)−アルキルであり;R(7)
    は-OR(10)または-NR(10)R(11)であり;R(10)およびR(1
    1)は相互に独立して水素、-(C1-C8)−アルキル、-(C1-C
    8)−アルカノイル、-(C1-C8)−アルコキシカルボニル、
    ベンジル、ベンジルオキシカルボニルであり;あるい
    は、 R(10)はトリチルであり;R(8)は-OR(12)または-NR(12)R
    (13)であり;R(12)およびR(13)は相互に独立して水素、
    -(C1-C8)−アルキルまたはベンジルであり;kは0、
    1、2、3または4であり;そして他の基R(1)、 R(2)お
    よびR(3)は各々相互に独立して-(C1-C8)−アルキル、-
    (C2-C8)−アルケニルまたは-(CH2)mR(14)であり;mは
    0、1または2であり;R(14)は-(C3-C8)−シクロアル
    キルまたはフェニルであり、これは未置換であるか、ま
    たはF、Cl、-CF3、 メチル、メトキシおよび-NR(15)R(1
    6)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換され
    ており;R(15)およびR(16)は水素または-CH3であり;あ
    るいは、 他の基R(1)、R(2)およびR(3)は各々相互に独立してR(1
    8)R(19)N-(C=Y′)-NH-SO2-であり;Y′は酸素、 -S-また
    は-N-R(20)であり;R(18)およびR(19)は相互に独立して
    水素、-(C1-C8)−アルキル、-(C3-C6)−アルケニルまた
    は-(CH2)t-R(21)であり;tは0、1、2、3または4
    であり;R(21)は-(C5-C7)−シクロアルキルまたはフェ
    ニルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、-C
    F3、 メトキシおよび-(C1-C4)−アルキルよりなる群から
    選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
    は、 R(18)とR(19)は一緒になってメチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、-S-、-NH-、 -N-CH3または−
    N−ベンジルで置き換えられることができ;R(20)はR(1
    8)と同様に定義されるか、またはアミジンであり;ある
    いは、 他の基R(1)、 R(2)およびR(3)は各々相互に独立して水
    素、F、Cl、Br、I、-C≡N、 X-(CH2)p-(CqF2q+1)、 R(2
    2)-SOu-、 R(23)R(24)N-CO-、 R(25)-CO-またはR(26)R(2
    7)N-SO2-であり、ここでペルフルオロアルキル基は直鎖
    または分枝鎖であり;Xは結合、酸素、-S-または-NR(2
    8)であり;uは0、1または2であり;pは0、1また
    は2であり;qは1、2、3、4、5または6であり;
    R(22)、 R(23)、 R(25)およびR(26)は相互に独立して-(C1
    -C8)−アルキル、-(C3-C6)−アルケニル、-(CH2)n-R(2
    9)または-CF3であり;nは0、1、2、3または4であ
    り;R(28)は、水素または-(C1-C3)−アルキルであり;R
    (29)は-(C3-C7)−シクロアルキルまたはフェニルであ
    り、 これは未置換であるか、 またはF、 Cl、 -CF3、 メチ
    ル、 メトキシおよび-NR(30)R(31)よりなる群から選択さ
    れる置換基1〜3個で置換されており;R(30)およびR(3
    1)は水素または-(C1-C4)−アルキルであり;あるいは、 R(23)、 R(25)およびR(26)は水素であり;R(24)およびR
    (27)は相互に独立して水素または-(C1-C4)−アルキルで
    あり;あるいは、 R(23)とR(24)、およびまたR(26)とR(27)は一緒になっ
    て、 メチレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は酸
    素、-S-、-NH-、 -N-CH3または−N−ベンジルで置き換
    えられることができ;あるいは、 他の基R(1)、 R(2)およびR(3)は各々相互に独立して-OR
    (35)または-NR(35)R(36)であり;R(35)およびR(36)は相
    互に独立して水素または-(C1-C6)−アルキルであり;あ
    るいは、 R(35)とR(36)は一緒になってメチレン基4〜7個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、 -S-、 -NH-、 -N-CH3または−
    N−ベンジルで置き換えられることができ;R(4)および
    R(5)は相互に独立して水素、 -(C1-C4)−アルキル、F、
    Cl、-OR(32)、 -NR(33)R(34)または-CrF2r+1であり;R(3
    2)、 R(33)およびR(34)は相互に独立して水素または-(C1
    -C3)−アルキルであり;rは1、2、3または4であ
    る〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し得
    る塩; af) 下記式I: 【化42】 〔式中:R(1)はR(6)-COまたはR(7)R(8)N-COであり;R
    (6)は(C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペルフルオロアル
    キル、 (C3-C8)−アルケニルまたは-CnH2n-R(9)であ
    り;nは0、1、2、3または4であり;R(9)は(C3-
    C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたは
    ナフチルであり、ここで芳香族は未置換であるか、また
    はF、Cl、CF3、 メチル、メトキシおよびNR(10)R(11)よ
    りなる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
    り;R(10)およびR(11)はH、(C1-C4)−アルキルまたは
    (C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(7)はH、 (C1
    -C8)−アルキル、 (C1-C8)−ペルフルオロアルキル、 (C3
    -C8)−アルケニルまたは-CnH2n-R(12)であり;nは0、
    1、2、3または4であり;R(12)は(C3-C8)−シクロア
    ルキル、 フェニル、 ビフェニリルまたはナフチルであ
    り、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、Cl、CF
    3、 メチル、メトキシおよびNR(13)R(14)よりなる群から
    選択される置換基1〜3個で置換されており;R(13)お
    よびR(14)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペ
    ルフルオロアルキルであり;R(8)はH、(C1-C4)−アル
    キルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;ある
    いは、 R(7)とR(8)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(2)はR(1)と同様
    に定義されるか、またはH、OH、 F、 Cl、 Br、 I、CN、N
    O2、(C1-C8)−アルキル、 (C1-C8)−ペルフルオロアルキ
    ル、 (C3-C8)−アルケニルまたは-CnH2nR(15)であり;n
    は0、1、2、3または4であり;R(15)は(C3-C8)−シ
    クロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチル
    であり、ここで芳香族は未置換であるか、またはF、C
    l、CF3、メチル、メトキシおよびNR(16)R(17)よりなる
    群から選択される置換基1〜3個で置換されており;R
    (16)およびR(17)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-
    C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるいは、 R(2)は(C1-C9)−ヘテロアリールであり、 これはCまた
    はNを介して連結しており、そして、未置換であるか、
    またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、ア
    ミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
    は、 R(2)はSR(18)、-OR(18)、 -NR(18)R(19)または-CR(18)R
    (19)R(20)であり;R(18)は-CaH2a-(C1-C9)−ヘテロア
    リールであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、
    CF3、CH3、 メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルア
    ミノ、 ジメチルアミノよりなる群から選択される置換基
    1〜3個で置換されており;aは0、1または2であ
    り;R(19)およびR(20)は相互に独立してR(18)と同様に
    定義されるか、または水素、(C1-C4)−アルキルまたは
    (C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;あるいは、 R(2)はR(21)-SOmまたはR(22)R(23)N-SO2-であり;mは
    1または2であり;R(21)は(C1-C8)−アルキル、 (C1-
    C8)−ペルフルオロアルキル、(C3-C8)−アルケニルまた
    は-CnH2n-R(24)であり;nは0、1、2、3または4で
    あり;R(24)は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビ
    フェニリルまたはナフチルであり、 ここで芳香族は未置
    換であるか、またはF、 Cl、 CF3、 メチル、 メトキシお
    よびNR(27)R(28)よりなる群から選択される置換基1〜
    3個で置換されており;R(27)およびR(28)はH、 (C1-
    C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルで
    あり;R(22)はH、 (C1-C8)−アルキル、(C1-C8)−ペル
    フルオロアルキル、(C3-C8)−アルケニルまたは-CnH2n-
    R(29)であり;nは0、1、2、3または4であり;R(2
    9)は(C3-C8)−シクロアルキル、 フェニル、 ビフェニリ
    ルまたはナフチルであり、ここで芳香族は未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(3
    0)R(31)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;R(30)およびR(31)はH、 (C1-C4)−アル
    キルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(2
    3)は水素、 (C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフル
    オロアルキルであり;あるいは、R(22)とR(23)は一緒に
    なって、メチレン基4〜5個となり、うちCH2基1個は
    酸素、 S、 NH、 N-CH3またはN−ベンジルで置き換えら
    れることができ;あるいは、 R(2)はR(33)X-であり;Xは酸素、S、NR(34)、 (D=O)A-
    またはNR(34)C=MN(*)R(35)-であり;Mは酸素またはS
    であり;Aは酸素またはNR(34)であり;DはCまたはSO
    であり;R(33)は(C1-C8)−アルキル、(C3-C8)−アルケ
    ニル、(CH2)bCdF2d+1または-CnH 2n-R(36)であり;bは
    0または1であり;dは1、2、3、4、5、6または
    7であり;nは0、1、2、3または4であり;R(36)
    は(C3-C8)−シクロアルキル、フェニル、ビフェニリル
    またはナフチルであり、ここで芳香族は未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(3
    7)R(38)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;R(37)およびR(38)はH、 (C1-C4)−アル
    キルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(3
    4)は水素、 (C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフ
    ルオロアルキルであり;R(35)はR(33)と同様に定義さ
    れ;あるいは、 R(33)とR(34)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、 S、 NH、 N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;ここでAおよびN
    (*)はベンゾイルグアニジン親構造のフェニル核に結合
    しており;あるいは、 R(2)は-SR(40)、 -OR(40)、 -NHR(40)、-NR(40)R(41)、 -C
    HR(40)R(42)、 -CR(42)R(43)OH、-C≡CR(45)、 -CR(46)=CR
    (45)または-〔CR(47)R(48)〕u-CO-〔C(R49)R(50)〕v-R
    (44)であり;R(40)およびR(41)は相互に独立して-(CH2)
    p-(CHOH)q-(CH2)r-(CHOH)t-R(51)または-(CH2)p-O-(CH2
    -CH2O)q-R(51)であり;R(51)は水素またはメチルであ
    り;uは1、2、3または4であり;vは0、1、2、
    3または4であり;p、qおよびrは相互に独立して、
    0、1、2、3または4であり;tは1、2、3または
    4であり;R(42)およびR(43)は相互に独立して水素また
    は(C1-C6)−アルキルであり;あるいは、 R(42)およびR(43)はそれらを担持している炭素原子と一
    緒になって(C3-C8)−シクロアルキルを形成し、 R(44)は水素、 (C1-C6)−アルキル、 (C3-C8)−シクロア
    ルキルまたは-CeH2e-R(45)であり;eは0、1、2、3
    または4であり;R(45)はフェニルであり、 これは未置
    換であるか、 またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシお
    よびNR(52)R(53)よりなる群から選択される置換基1〜
    3個で置換されており;R(52)およびR(53)はHまたは(C
    1-C4)−アルキルであり;R(45)は(C1-C9)−ヘテロアリ
    ールであり、これは未置換であるか、またはフェニルの
    ように置換されており;あるいは、 R(45)は、 (C1-C6)−アルキルであり、これは未置換であ
    るか、またはOH 1〜3個で置換されており;R(46)、 R
    (47)、 R(48)、 R(49)およびR(50)は相互に独立して水素
    またはメチルであり;あるいは、 R(2)はR(55)-NH-SO2-であり;R(55)はR(56)R(57)N-(C=
    Y)-であり;Yは酸素、SまたはN-R(58)であり;R(56)
    およびR(57)は相互に独立して水素、 (C1-C8)−アルキ
    ル、(C3-C6)−アルケニルまたは-CfH2f-R(59)であり;
    fは0、1、2、3または4であり;R(59)は(C5-C7)−
    シクロアルキル、 フェニルであり、これは未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、メトキシおよび(C1-C4)−アル
    キルよりなる群から選択される置換基1〜3個で置換さ
    れており;あるいは、 R(56)とR(57)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;R(58)はR(56)と同
    様に定義されるか、またはアミジンであり;R(3)、 R(4)
    およびR(5)は相互に独立して、R(1)またはR(2)と同様に
    定義されるが、ただし、置換基R(2)、 R(3)、 R(4)および
    R(5)のうち少なくとも1つはOHでなければならない〕の
    ベンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し得る塩; ag) 下記式I: 【化43】 〔式中:3置換基R(1)、 R(2)およびR(3)のうち1つはR
    (6)-A-B-D-であり;R(6)は塩基性のプロトン化可能な
    基、即ちアミノ基-NR(7)R(8)、アミジノ基R(7)R(8)N-C
    〔=N-R(9)〕−またはグアニジノ基 【化44】 であり;R(7)、 R(8)、 R(9)およびR(10)は相互に独立し
    て水素または炭素原子1、2、3または4個を有するア
    ルキル基であり;あるいは、 R(7)とR(8)は一緒になってCaH2aとなり;aは4、5、
    6または7であり;ここでa=5、6または7である場
    合は、基CaH2aのメチレン基はヘテロ原子基O、SOmまた
    はNR(11)で置き換えられることができ、 あるいは、 R(8)とR(9)またはR(9)とR(10)またはR(7)とR(10)は基Ca
    H2aとなり;aは2、3、4または5であり;ここでa
    =3、4または5である場合は、基CaH2aのメチレン基
    はヘテロ原子基O、SOmまたはNR(11)で置き換えられる
    ことができ;mは0、1または2であり;R(11)は水素
    またはメチルであり;あるいは、 R(6)は炭素原子1〜9個を有する塩基性の複素芳香族環
    系であり;AはCbH2bであり;bは1、2、3、4、
    5、6、7、8、9または10であり;ここで基CbH2b
    メチレン基1個または2個は-O-、 -CO-、 -CH〔OR(20)〕
    -、 -SOm-、 -NR(20)-、 -NR(20)-CO-、 -NR(20)-CO-NH-、 -
    NR(20)-CO-NH-SO2-、 【化45】 そして-SOaa〔NR(19)〕bb-よりなる群から選択される基
    1つにより置き換えられることができ;そして基CbH2b
    中メチレン基は-CH-R(99)で置き換えられることがで
    き、ここでR(99)はR(7)と一緒になってピロリジンまた
    はピペリジン環を形成し;aaは1または2であり;bbは
    0または1であり;aa+bb=2であり;R(19)は水素ま
    たは炭素原子1、2、3または4を有するアルキルであ
    り;R(20)は水素またはメチルであり;Bはフェニレン
    またはナフチレン基 【化46】 であり;R(12)およびR(13)は相互に独立して水素、メチ
    ル、F、Cl、Br、 I、CF3または-SOw-R(14)であり;R(1
    4)はメチルまたはNR(15)R(16)であり;R(15)およびR(1
    6)は相互に独立して水素または炭素原子1、2、3また
    は4個を有するアルキルであり;wは0、1または2で
    あり;Dは-CdH2d-Xf-であり;dは0、1、2、3また
    は4であり;Xは-O-、 -CO-、 -CH〔OR(21)〕-、 -SOm-ま
    たは-NR(21)-であり;fは0または1であり;R(21)は
    水素またはメチルであり;mは0、1または2であり;
    そして他の置換基R(1)およびR(2)およびR(3)は各々、相
    互に独立して水素、F、Cl、Br、I、-CN、 -(C1-C8)−
    アルキル、-(C2-C8)−アルケニル、 -NR(35)R(36)または
    R(17)-CgH2g-Zh-であり;gは0、1、2、3または4
    であり;hは0または1であり;R(35)およびR(36)は相
    互に独立して水素または炭素原子1、2、3、4、5ま
    たは6を有するアルキルであり;あるいは、 R(35)とR(36)は一緒になってメチレン基4〜7個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、-S-、-NH-、-NCH3または−
    N−ベンジルで置き換えられることができ;Zは-O-、 -
    CO-、 -SOv-、 -NR(18)-、 -NR(18)-CO-、 -NR(18)-CO-NH-
    または-NR(18)-SO2-であり;R(18)は水素またはメチル
    であり;vは0、1または2であり;R(17)は水素、炭
    素原子3、5または6個を有するシクロアルキルまたは
    CkF2k +1-であり;kは1、2または3であり;あるい
    は、 R(17)はピロール−1−イル、ピロール−2−イルまた
    はピロール−3−イルであり、これは未置換であるか、
    またはF、Cl、Br、I、-CN、(C2-C8)−アルカノイル、
    (C2-C8)−アルコキシカルボニル、ホルミル、カルボキ
    シル、 -CF3、メチルおよびメトキシよりなる群から選択
    される置換基1〜4個により置換されており;あるい
    は、 R(17)は(C3-C8)−シクロアルキルまたはフェニルであ
    り、これは未置換であるか、またはFおよびCl、 -CF3
    メチル、ヒドロキシル、メトキシ、-NR(37)R(38)、CH3S
    O2-およびH2NO2S-よりなる群から選択される置換基1〜
    3個により置換されており;R(37)およびR(38)は水素ま
    たは-CF3であり;R(4)およびR(5)は相互に独立して水
    素、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキル、
    F、Cl、-OR(32)、 -NR(33)R(34)または-CrF2r+1であ
    り;R(32)、 R(33)およびR(34)は相互に独立して水素ま
    たは炭素原子1、2または3個を有するアルキルであ
    り;rは1、2、3または4である〕のベンゾイルグア
    ニジンおよびその製薬上許容し得る塩; ah) 下記式I: 【化47】 〔式中:R(1)およびR(2)は、 相互に独立して水素、 炭素
    原子1、2、3、4、5、6、7、8、9または10個を
    有するアルキル、炭素原子3、4、5または6個を有す
    るシクロアルキル、炭素原子1、2、3または4個を有
    するO−アルキル、炭素原子1、2、3または4個を有
    するO-C(=O)−アルキルまたはCmH2m-NR(12)R(13)ただし
    R(12)およびR(13)は相互に独立して水素または炭素原子
    1、2、3または4個を有するアルキルであり;mは
    0、1、2、3または4であるもの、 NH-C(=O)-NH2、 炭素原子1、2、3または4個を有する
    C(=O)-O-アルキル、 C(=O)-NH2、 炭素原子1、2、3ま
    たは4個を有するC(=O)-NH-アルキル、各アルキル基に
    炭素原子1、2、3または4個を有するC(=O)-N(アルキ
    ル)2、 炭素原子2、3、4、5、6、7、8、9または
    10個を有するアルケニル、 炭素原子2、3、4、5、
    6、7、8、9または10個を有するアルキニル、 アルキ
    ル基に炭素原子1、2、3または4個を有するアルキル
    アリール、 アルケニル基に炭素原子2、3、4、5、
    6、7、8、9または10個を有するアルケニルアリー
    ル、 アルキニル基に炭素原子2、3、4、5、6、7、
    8、9または10個を有するアルキニルアリール、C1-C4
    −アルキル−置換アリール、C1-C4−アルキルヘテロア
    リール、C1-C4−アルケニルヘテロアリール、アルキル
    基に炭素原子1、2、3または4個を有するアミノアル
    キルアリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置
    換ヘテロアリールであり;R(3)、 R(4)、 R(5)およびR(6)
    は相互に独立して水素、 炭素原子1、2、3、4、5、
    6、7、8、9または10個を有するアルキル、炭素原子
    1、2、3、4、5、6、7、8、9または10個を有す
    るO−アルキル、ハロゲン、(例えばF、Cl、Br、
    I)、OH、 アリール、 置換アリール、ヘテロアリール、
    置換ヘテロアリール、O−低級アルキル、O−アリー
    ル、O−低級アルキルアリール、O−置換アリール、O
    −低級アルキル−置換アリール、O-C(=O)-C1-C4−アル
    キルアリール、 O-C(=O)-NH-C1-C4−アルキル、O-C(=O)-N
    (C1-C4−アルキル)2、 NO2、 CN、 CF3、 NH2、 NH-C(=O)-C1
    -C4−アルキル、 NH-C(=O)-NH2、 COOH、 C(=O)-O-C1-C4
    アルキル、 C(=O)-NH2、 C(=O)-NH-C1-C4−アルキル、 C(=
    O)-N(C1-C4−アルキル)2、 C1-C4-COOH、 C1-C4−アルキ
    ル−C(=O)-O-C1-C4−アルキル、 SO3H、 SO2−アルキル、S
    O2−アルキルアリール、 SO2-N-(アルキル)2、 SO2-N(ア
    ルキル)(アルキルアリール)、 C(=O)-R(11)、 C1-C10
    アルキル−C(=O)-R(11)、 C2-C10−アルケニル−C(=O)-R
    (11)、 C2-C10−アルキニル−C(=O)-R(11)、 NH-C(=O)-C1
    -C10−アルキル−C(=O)-R(11)、 O-C1-C11−アルキル−C
    (=O)-R(11)であり;R(11)はC1-C4−アルキル、C1-C4
    アルキニル、アリール、置換アリール、NH 2、NH-C1-C4
    −アルキル、 N-(C1-C4−アルキル)2、 SO3H、 SO2−アル
    キル、SO2−アルキルアリール、 SO2-N-(アルキル)2、SO
    2-N(アルキル)(アルキルアリール)であり;XはO、S
    またはNHであり;R(7)、R(8)、 R(9)およびR(10)は相互
    に独立して水素、アルキル、シクロアルキル、アリー
    ル、アルキルアリールであり;あるいは、 R(8)とR(9)は一緒になって5、6または7員ヘテロ環の
    一部を形成し;Aは存在しないか、または非毒性の有機
    または無機の酸である〕のインデノイルグアニジン; ai) 下記式I: 【化48】 〔式中:R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して-Y-〔4
    -R(8)−フェニル〕、-Y-〔3-R(8)−フェニル〕または-Y
    -〔2-R(8)−フェニル〕であり、ここでフェニルは各
    々、未置換であるか、またはF、Cl、 -CF3、 メチル、ヒ
    ドロキシル、メトキシおよび-NR(96)R(97)よりなる群か
    ら選択される置換基1〜2個で置換されており;R(96)
    およびR(97)は相互に独立して水素または-CH3であり;
    Yは結合、CH2、 酸素、-S-または-NR(9)であり;R(9)は
    水素または炭素原子1、2、3または4個を有するアル
    キルであり;R(8)はSOa〔NR(98)〕bNR(99)R(10)であ
    り;aは1または2であり;bは0または1であり;a
    +b=2であり;R(98)、 R(99)およびR(10)は相互に独
    立して水素、-(C1-C8)−アルキル、ベンジル、-(C2-C8)
    −アルキレン−NR(11)R(12)、 (C2-C8)−アルキレン−NR
    (13)-(C2-C8)−アルキレン−NR(37)R(38)または(C0-C8)
    −アルキレン−CR(39)R(40)CR(41)R(42)(C0-C8)−アル
    キレン−NR(43)R(44)であり;R(11)、 R(12)、 R(13)、 R
    (37)、 R(38)、 R(43)およびR(44)は相互に独立して水素、
    -(C1-C8)−アルキルまたはベンジルであり;R(39)、 R
    (40)、 R(41)およびR(42)は相互に独立して水素、 -(C1-C
    8)−アルキルまたは-(C0-C3)−アルキレンフェニルであ
    り、ここでフェニルは未置換であるか、またはF、Cl、
    -CF3、 メチルおよびメトキシよりなる群から選択される
    置換基1〜3個で置換されており;あるいは、 R(99)とR(10)は一緒になってメチレン基4〜6個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、-S-、 -NH-、 -N-CH3または−
    N−ベンジルで置き換えられることができ;あるいは、 R(8)はSOa〔NR(98)〕bNR(95)-C〔=N-R(94)〕-NR(93)R(9
    2)であり;R(92)、 R(93)、 R(94)およびR(95)は相互に独
    立して水素または炭素原子1、2、3または4個を有す
    るアルキルであり;あるいは、 R(1)、R(2)およびR(3)は相互に独立してピロール−1−
    イル、ピロール−2−イルまたはピロール−3−イルで
    あり、これは未置換であるか、またはF、Cl、Br、I、
    -CN、 (C2-C8)−アルカノイル、 (C2-C8)−アルコキシカ
    ルボニル、 ホルミル、 カルボキシル、-CF3、 メチルおよ
    びメトキシよりなる群から選択される置換基1〜4個に
    より置換されており;あるいは、 R(1)、R(2)およびR(3)は相互に独立して水素、-(C1-C8)
    −アルキル、-(C2-C8)−アルケニルまたは-(CH2)mR(14)
    であり;mは0、1または2であり;R(14)は-(C3-C8
    −シクロアルキルまたはフェニルであり、これは未置換
    であるか、またはF、Cl、-CF3、メチル、メトキシおよ
    び-NR(15)R(16)よりなる群から選択される置換基1〜3
    個で置換されており;R(15)およびR(16)は水素または-C
    H3であり;あるいは、 R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して-Q-4-〔(CH2)k-
    CHR(17)-(C=O)R(20)〕−フェニル、 -Q-3-(CH2)k-CHR(1
    7)-(C=O)R(20)〕−フェニルまたは-Q-2〔(CH2)k-CHR(1
    7)-(C=O)R(20)〕−フェニルであり、ここでフェニルは
    各々、未置換であるか、またはF、Cl、-CF3、 メチル、
    ヒドロキシル、 メトキシおよび-NR(35)R(36)よりなる群
    から選択される置換基1〜2個で置換されており;R(3
    5)およびR(36)は相互に独立して水素または-CH3であ
    り;Qは結合、酸素、-S-または-NR(18)であり;R(18)
    は水素または-(C1-C4)−アルキルであり;R(17)は-OR(2
    1)または-NR(21)R(22)であり;R(21)およびR(22)は相互
    に独立して水素、-(C1-C8)−アルキル、-(C1-C8)−アル
    カノイル、-(C1-C8)−アルコキシカルボニル、ベンジ
    ル、ベンジルオキシカルボニルであり;あるいは、 R(21)はトリチルであり;R(20)は-OR(23)または-NR(23)
    R(24)であり;R(23)、 R(24)は相互に独立して水素、-(C
    1-C8)−アルキルまたはベンジルであり;kは0、1、
    2、3または4であり;あるいは、 R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して(C1-C9)−ヘテ
    ロアリールであり、これはCまたはNを介して連結して
    おり、そして、未置換であるか、またはF、Cl、CF3、C
    H3、 メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノお
    よびジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1
    〜3個で置換されており;あるいは、 R(1)、 R(2)およびR(3)は-SR(25)、 -OR(25)、 -NR(25)R(2
    6)、 -CR(25)R(26)R(27)であり;R(25)は-CfH2f-(C1-C9)
    −ヘテロアリールであり、これは未置換であるか、また
    はF、Cl、CF3、 CH3、 メトキシ、ヒドロキシル、アミ
    ノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から
    選択される置換基1〜3個で置換されており;fは0、
    1または2であり;R(26)およびR(27)は相互に独立して
    R(25)と同様に定義されるか、または水素または(C1-C4)
    −アルキルであり;あるいは、 R(1)、R(2)およびR(3)は相互に独立して(C1-C9)−ヘテ
    ロアリール−N−オキシドであり、これはCまたはNを
    介して結合しており、そして未置換であるか、または
    F、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、
    メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;あるいは、 R(1)、R(2)およびR(3)は相互に独立して-SR(28)、 -OR(2
    8)、 -NR(28)R(29)または-CR(28)R(29)R(30)であり;R(2
    8)は-CgH2g-(C1-C9)−ヘテロアリール−N−オキシド
    であり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、C
    H3、 メトキシ、 ヒドロキシル、 アミノ、 メチルアミノお
    よびジメチルアミノよりなる群から選択される置換基1
    〜3個で置換されており;gは0、1または2であり:
    R(29)、 R(30)は相互に独立してR(28)と同様に定義され
    るか、または水素または(C1-C4)−アルキルであり;あ
    るいは、 R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して水素、F、Cl、
    Br、 I、-C≡N、T-(CH 2)h-(CiF2i+1)、 R(31)SO1-、 R(3
    2)R(33)N-CO-、 R(34)-CO-またはR(45)R(46)N-SO 2であ
    り、 ここでペルフルオロアルキル基は直鎖または分枝鎖
    であり;Tは結合、酸素、-S-または-NR(47)であり;l
    は0、1または2であり;hは0、1または2であり;
    iは1、2、3、4、5または6であり;R(31)、 R(3
    2)、 R(34)およびR(45)は相互に独立して-(C1-C8)−アル
    キル、-(C3-C6)−アルケニル、(CH2)nR(48)または-CF3
    であり;nは0、1、2、3または4であり;R(47)は水
    素または炭素原子1、2または3個を有するアルキルで
    あり;R(48)は、-(C3-C7)−シクロアルキルまたはフェ
    ニルであり、 これは未置換であるか、 またはF、 Cl、 -C
    F3、 メチル、 メトキシおよび-NR(49)R(50)よりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており;R(49)
    およびR(50)は水素または炭素原子1、2、3または4
    個を有するアルキルであり;あるいは、 R(32)、 R(34)およびR(45)は水素であり;R(33)およびR
    (46)は相互に独立して水素または炭素原子1、2、3ま
    たは4個を有するアルキルであり;あるいは、 R(32)とR(33)、およびR(45)とR(46)は一緒になって、 メ
    チレン基5または6個となり、うちCH2基1個は酸素、-
    S-、-NH-、 -NCH3または−N−ベンジルで置き換えられ
    ることができ;あるいは、 R(1)、 R(2)およびR(3)は各々相互に独立してR(51)-A-G-
    D-であり;R(51)は塩基性のプロトン化可能な基、 即ち
    アミノ基-NR(52)R(53)、 アミジノ基R(52)R(53)N-C〔=N-
    R(54)〕−またはグアニジノ基R(52)R(53)N-C〔=N-R(5
    4)〕-NR(55)-であり;R(52)、 R(53)、 R(54)およびR(55)
    は相互に独立して水素または炭素原子1、2、3または
    4個を有するアルキル基であり;あるいは、 R(52)とR(53)は基CαH2αとなり;αは4、5、6ま
    たは7であり、 ここでα=5、6または7である場合は、基CαH2α
    の炭素原子はヘテロ原子基O、SOdまたはNR(56)で置き
    換えられることができ、 あるいは、 R(53)とR(54)またはR(54)とR(55)またはR(52)とR(55)は
    基CyH2yとなり;yは2、3、4または5であり;ここ
    でy=3、4または5である場合は、基CyH2yの炭素原
    子はヘテロ原子基O、SOdまたはNR(56)で置き換えられ
    ることができ;dは0、1または2であり;R(56)は水
    素またはメチルであり;あるいは、 R(51)は炭素原子1〜9個を有する塩基性の複素芳香族
    環系であり;Aは基CeH2eであり;eは0、1、2、
    3、4、5、6、7、8、9または10であり;ここで、
    基CeH2e中、炭素原子は基-O-、 -CO-、 -CH〔OR(57)〕-、
    -SOr-、 -NR(57)-、 -NR(57)-CO-、 -NR(57)-CO-NH-、 -NR
    (57)-CO-NH-SO2-または-NR(57)-SO2-の1つにより置き
    換えられることができ;rは0、1または2であり;G
    はフェニレン基 【化49】 であり;R(58)およびR(59)は相互に独立して水素、 メチ
    ル、 メトキシ、 F、Cl、Br、 I、CF3または-SOs-R(60)
    であり;R(60)はメチルまたはNR(61)R(62)であり;R(6
    1)およびR(62)は相互に独立して水素または炭素原子
    1、2、3または4個を有するアルキルであり;Dは-C
    vH2v-Ew-であり;vは0、1、2、3または4であり;
    Eは-O-、 -CO-、 -CH〔OR(63)〕-、-SOaa-または-NR(63)
    -であり;wは0または1であり;aaは0、1または2
    であり;R(63)は水素またはメチルであり;あるいは、 R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して-CF2R(64)、 -CF
    〔R(65)〕〔R(66)〕、-CF〔(CF2)q-CF3〕〔R(65)〕、 -C
    〔(CF2)p-CF3〕=CR(65)R(66)であり;R(64)は炭素原子
    1、2、3または4個を有するアルキルまたは炭素原子
    3、4、5、6または7個を有するシクロアルキルであ
    り;R(65)およびR(66)は相互に独立して水素または炭素
    原子1、2、3または4個を有するアルキルであり;q
    は0、1または2であり;pは0、1または2であり;
    あるいは、 R(1)、R(2)およびR(3)は相互に独立して-OR(67)または-
    NR(67)R(68)であり;R(67)およびR(68)は相互に独立し
    て水素、または炭素原子1、2、3、4、5または6個
    を有するアルキルであり;あるいは、 R(67)とR(68)は一緒になってメチレン基4、5、6また
    は7個となり、うちCH 2基1個は酸素、 -S-、 SO2、 -NH-、
    -NCH3または−N−ベンジルで置き換えられることがで
    き;R(4)およびR(5)は相互に独立して水素、 炭素原子
    1、2、3または4個を有するアルキル、F、Cl、 -OR
    (69)、 -NR(70)R(71)または-CzF2z+1であり;R(69)、 R(7
    0)およびR(71)は相互に独立して水素または炭素原子
    1、2または3個を有するアルキルであり;Zは1、
    2、3または4であり;R(6)およびR(7)は相互に独立し
    て水素または炭素原子1、2、3または4個を有するア
    ルキルであり;Xは酸素またはNR(72)であり;R(72)は
    水素または炭素原子1、2、3または4個を有するアル
    キルである〕のベンジルオキシカルボニルグアニジンお
    よびその製薬上許容し得る塩; ak) 下記式: 【化50】 〔式中:R(6)は水素、 (C1-C8)−アルキル、 (C1-C8)−シ
    クロアルキルまたはフェニルであり、 ここでフェニル基
    は未置換であるか、 またはF、Cl、CF3、メチル、メト
    キシおよびNR(9)R(10)よりなる群から選択される置換基
    1〜3個で置換されており;R(9)およびR(10)は水素、
    (C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアル
    キルであり;R(7)は独立してR(6)と同様に定義され;R
    (1)、 R(2)、 R(3)、 R(4)およびR(5)は相互に独立して水
    素またはFであり;ただしここで基R(1)、 R(2)、 R(3)、
    R(4)およびR(5)のうち少なくとも1つはフッ素でなけれ
    ばならない〕のフルオロフェニル基担持アルケニルカル
    ボン酸グアニジドおよびその製薬上許容し得る塩; al) 下記式I: 【化51】 〔式中:R(1)はR(4)-SOmまたはR(5)R(6)N-SO2-であり;
    mは1または2であり;R(4)およびR(5)は相互に独立し
    て炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有
    するアルキル、炭素原子3、4、5または6個を有する
    アルケニル、CF 3または-CnH2n-R(7)であり;nは0、
    1、2、3または4であり;R(6)はHまたは炭素原子
    1、2、3または4個を有するアルキルであり;R(7)は
    炭素原子3、4、5、6、7または8個を有するシクロ
    アルキルまたはフェニルであり、これは未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(8)
    R(9)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換さ
    れており;R(8)およびR(9)はHまたは炭素原子1、2、
    3または4個を有するアルキルであり;あるいは、 R(5)は水素であり;あるいは、 R(5)およびR(6)は一緒になって、メチレン基4〜5個と
    なり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、N-CH3またはN−
    ベンジルで置き換えられることができ;あるいは、 R(1)は-Op-(CH2)q-(CF2)r-CF3であり;pは0または1
    であり;qは0、1または2であり;rは0、1、2ま
    たは3であり;あるいは、 R(1)は-SR(10)、 -OR(10)または-CR(10)R(11)R(12)であ
    り;R(10)、R(11)およびR(12)は相互に独立して水素、
    炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有す
    るアルキル、-CsH2s-(C3-C6)−シクロアルキル、 また
    は、 ピリジル、ピロリル、キノリル、イソキノリル、イ
    ミダゾリルまたはフェニルよりなる群から選択される芳
    香族系であり;sは0、1または2であり;ここで芳香
    族系ピリジル、ピロリル、キノリル、イソキノリル、イ
    ミダゾリルおよびフェニルは未置換であるか、または、
    F、Cl、CF3、CH3、 メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、
    メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;R(2)は-(CH2)
    u-(CF2)t-CF3であり;tは0、1、2または3であり;
    uは0または1であり;R(3)は水素または独立してR(1)
    と同様に定義される〕のベンゾイルグアニジンおよびそ
    の製薬上許容し得る塩; am) 下記式I: 【化52】 〔式中:置換基R(1)、 R(2)、R(3)、R(4)およびR(5)の少
    なくとも1つは-Xa-Yb-Ln-Uであり;XはCR(16)R(17)、
    O、SまたはNR(18)であり;R(16)、 R(17)およびR(18)
    は相互に独立してH、炭素原子1、2、3または4個を
    有するアルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を
    有するペルフルオロアルキルであり;aは0または1で
    あり;Yは炭素原子1、2、3、4、5、6、7または
    8個を有するアルキレン、アルキレン基に炭素原子1、
    2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキレン
    −T、T、アルキレン基に炭素原子1、2、3、4、
    5、6、7または8個を有するT−アルキレンであり;
    TはNR(20)、 O、Sまたはフェニレンであり、ここでフ
    ェニレンは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、 メチ
    ル、 メトキシおよびNR(21)R(22)よりなる群から選択さ
    れる置換基1〜3個で置換されており;R(20)、 R(21)お
    よびR(22)は相互に独立してH、炭素原子1、2、3ま
    たは4個を有するアルキルまたは炭素原子1、2、3ま
    たは4個を有するペルフルオロアルキルであり;bは0
    または1であり;LはO、S、NR(23)またはCkH2kであ
    り;kは1、2、3、4、5、6、7、8であり;nは
    0または1であり;UはNR(24)R(25)または炭素原子
    1、2、3、4、5、6、7、8または9個を有するN
    含有複素環であり;R(24)およびR(25)は相互に独立して
    水素、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個
    を有するアルキルまたは炭素原子1、2、3、4、5、
    6、7または8個を有するペルフルオロアルキルであ
    り;あるいは、 R(24)とR(25)は一緒になって、メチレン基4〜5個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3またはN−ベ
    ンジルで置き換えられることができ;ここでN含有複素
    環はN−またはC−架橋されており、未置換であるかま
    たは、F、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(27)R(2
    8)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換され
    ており;R(23)、 R(27)およびR(28)は相互に独立して
    H、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキルま
    たは炭素原子1、2、3または4個を有するペルフルオ
    ロアルキルであり;そして、他の置換基R(1)、 R(2)、 R
    (3)、 R(4)およびR(5)は各々、相互に独立してH、F、C
    l、 Br、 I、CN、 -On-CmH2m+1、 -Op-(CH2)s-CqF2q+1また
    は-CrH2rR(10)であり;nは0または1であり;mは
    0、1、2、3、4、5、6、7または8であり;pは
    0または1であり;qは1、2、3、4、5、6、7ま
    たは8であり;sは0、1、2、3または4であり;r
    は0、1、2、3または4であり;R(10)は炭素原子
    3、4、5、6、7または8個を有するシクロアルキル
    またはフェニルであり、ここでフェニルは未置換である
    か、または、F、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR
    (11)R(12)よりなる群から選択される置換基1〜3個で
    置換されており;R(11)およびR(12)は相互に独立して
    H、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキルま
    たは炭素原子1、2、3または4個を有するペルフルオ
    ロアルキルであり;R(6)およびR(7)は相互に独立して水
    素、F、Cl、Br、 I、CN、 炭素原子1、2、3、4、
    5、6、7または8個を有するアルキル、炭素原子1、
    2、3、4、5、6、7または8個を有するペルフルオ
    ロアルキル、炭素原子3、4、5、6、7または8個を
    有するシクロアルキルまたはフェニルであり、これは未
    置換であるか、または、F、Cl、CF3、メチル、メトキ
    シおよびNR(14)R(15)よりなる群から選択される置換基
    1〜3個で置換されており;R(14)およびR(15)は相互に
    独立してH、 炭素原子1、2、3または4個を有するア
    ルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を有するペ
    ルフルオロアルキルである〕の置換ケイヒ酸グアニジド
    およびその製薬上許容し得る塩; an) 下記式I: 【化53】 〔式中:置換基R(1)、 R(2)およびR(3)の少なくとも1つ
    はR(6)-C(OH)2-であり;R(6)は炭素原子1、2または3
    個を有するペルフルオロアルキルであり、これは直鎖ま
    たは分枝鎖であり;そして他の置換基R(1)、 R(2)および
    R(3)は相互に独立して水素、OH、F、Cl、Br、 I、炭素
    原子1、2、3、4、5または6個を有するアルキル、
    炭素原子3、4、5または6個を有するシクロアルキ
    ル、炭素原子1、2、3または4個を有するアルコキシ
    またはフェノキシであり、これは、未置換であるか、ま
    たは、F、Cl、メチルおよびメトキシよりなる群から選
    択される置換基1〜3個で置換されており;あるいは、 他の置換基R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立してアル
    キル-SOx、-CR(7)=CR(8)R(9)または-C≡CR(9)であり;
    xは0、1または2であり;R(7)は水素またはメチルで
    あり;R(8)およびR(9)は相互に独立して、 水素、炭素原
    子1、2、3または4個を有するアルキル、炭素原子
    3、4、5、6、7または8個を有するシクロアルキル
    またはフェニルであり、これは未置換であるか、また
    は、F、Cl、CF3、メチルおよびメトキシよりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
    は、 他の置換基R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立してフェ
    ニル、C6H5-(C1-C4)−アルキル、 ナフチル、ビフェニ
    リル、キノリニル、イソキノリニルまたはイミダゾリル
    であり、ここで、キノリニル、イソキノリニルまたはイ
    ミダゾリルはCまたはNを介して結合しており、そし
    て、フェニル、C6H5-(C1-C4)−アルキル、ナフチル、ビ
    フェニリル、キノリニル、イソキノリニルまたはイミダ
    ゾリルは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メ
    トキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジ
    メチルアミノよりなる群から選択される置換基1〜3個
    で置換されており;あるいは、 他の置換基R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立してSR(1
    0)、 -OR(10)、 -CR(10)R(11)R(12)であり;R(10)は-CfH
    2f-(C3-C8)−シクロアルキル、 キノリニル、イソキノリ
    ニル、 ピリジニル、 イミダゾリルまたはフェニルであ
    り、ここで芳香族系キノリニル、イソキノリニル、ピリ
    ジニル、イミダゾリルおよびフェニルは未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシ
    ル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりな
    る群から選択される置換基1〜3個で置換されており;
    fは0、1または2であり;R(11)およびR(12)は相互に
    独立してR(10)と同様に定義されるか、水素または炭素
    原子1、2、3または4個を有するアルキルであり;R
    (4)およびR(5)は相互に独立して水素、炭素原子1、2
    または3個を有するアルキル、F、Cl、 Br、 I、CN、 OR
    (13)、 NR(14)R(15)、 -(CH2)n-(CF2)o-CF3であり;R(1
    3)、 R(14)およびR(15)は相互に独立して水素または炭素
    原子1、2、3または4個を有するアルキルであり;n
    は0または1であり;oは0、1または2である〕のベ
    ンゾイルグアニジンおよびその薬理学上許容し得る塩; ao) 下記式I: 【化54】 〔式中:3置換基R(1)、 R(2)およびR(3)の少なくとも1
    つはベンゾイルグアニジン 【化55】 であり、これは未置換であるか、またはフェニル部分に
    おいて、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8
    個を有するアルキル、炭素原子2、3、4、5、6、7
    または8個を有するアルケニル、-(CH2)m-R(14)、F、C
    l、Br、I、-C≡N、 CF3、 R(22)SO2-、 R(23)R(24)N-CO-、
    R(25)-CO-、R(26)R(27)N-SO2、 -OR(35)、-SR(35)また
    は-NR(35)R(36)よりなる群から選択される基1〜4個に
    より置換されており;mは0、1または2であり;R(1
    4)は-(C3-C8)-シクロアルキルまたはフェニルであり、
    これは未置換であるか、またはF、Cl、-CF3、 メチル、
    メトキシおよび-NR(15)R(16)よりなる群から選択される
    置換基1〜3個で置換されており;R(15)およびR(16)は
    相互に独立して水素または-CH3であり;R(22)、 R(23)、
    R(25)およびR(26)は相互に独立して炭素原子1、2、
    3、4、5、6、7または8個を有するアルキル、炭素
    原子2、3、4、5、6、7または8個を有するアルケ
    ニル、(CH2)nR(29)または-CF3であり;nは0、1、
    2、3または4個であり;R(29)は-(C3-C7)−シクロア
    ルキルまたはフェニルであり、 これは未置換であるか、
    またはF、Cl、-CF3、メチル、メトキシおよび-NR(30)R
    (31)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換さ
    れており;R(30)およびR(31)は水素または炭素原子1、
    2、3または4個を有するアルキルであり;あるいは、 R(23)、 R(25)およびR(26)は水素であり;R(24)およびR
    (27)は相互に独立して水素または炭素原子1、2、3ま
    たは4個を有するアルキルであり;あるいは、 R(23)とR(24)、およびまたR(26)とR(27)は一緒になって
    メチレン基5〜6個となり、うちCH2基1個は酸素、-S
    -、 -NH-、 -NCH3または−N−ベンジルで置き換えられる
    ことができ;R(35)およびR(36)は相互に独立して水素ま
    たは炭素原子1、2、3、4、5または6個を有するア
    ルキルであり;あるいは、 R(35)とR(36)は一緒になってメチレン基4〜7個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、-S-、 -NH-、 -NCH3または−
    N−ベンジルで置き換えられることができ;あるいは、 R(35)はフェニルであり、これは未置換であるか、また
    はF、Cl、-CF3、メチル、 メトキシ、 SO2R(5)、 SO2NR
    (6)R(7)および-NR(32)R(33)よりなる群から選択される
    置換基1〜3個で置換されており;R(5)は炭素原子1、
    2、3、4、5または6個を有するアルキルであり;R
    (6)およびR(7)は相互に独立して水素または炭素原子
    1、2、3または4個を有するアルキルであり;R(32)
    およびR(33)は相互に独立して水素または炭素原子1、
    2、3または4個を有するアルキルであり;あるいは、 R(35)は(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置換
    であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、 メトキシ、 ヒドロ
    キシル、 アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよ
    りなる群から選択される置換基1〜3個で置換されてお
    り;そして他の置換基R(1)、 R(2)およびR(3)は各々、相
    互に独立して、炭素原子1、2、3、4、5、6、7ま
    たは8個を有するアルキル、(CH2)pR(10)であり;pは
    0、1、2、3または4であり;R(10)はフェニルであ
    り、これは未置換であるか、またはF、Cl、-CF3、メチ
    ル、メトキシ、-SO2NR(17)R(8)および-SO2R(9)よりなる
    群から選択される置換基1〜3個で置換されており;R
    (17)およびR(8)は相互に独立して水素または炭素原子
    1、2、3または4個を有するアルキルであり;R(9)は
    炭素原子1、2、3または4個を有するアルキルであ
    り;あるいは他の基R(1)およびR(3)は各々水素であり;
    R(4)は水素または炭素原子1、2、3または4個を有す
    るアルキルである〕のスルホンイミドアミドおよびその
    製薬上許容し得る塩; ap) 下記式I: 【化56】 〔式中:R(1)は炭素原子1、2、3、4、5、6、7ま
    たは8個を有するアルキルまたはNR(7)R(8)であり;R
    (7)およびR(8)は相互に独立して水素または炭素原子
    1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキ
    ルであり;R(2)は水素、 炭素原子1、2、3、4、5、
    6、7または8個を有するアルキルまたは-SO2R(9)であ
    り;R(9)は独立してR(1)と同様に定義され;R(3)は水
    素、 -SR(25)、 -OR(25)、 -NR(25)R(26)または-CR(25)R(2
    6)R(27)であり;R(25)は水素、炭素原子1、2、3、
    4、5、6、7または8個を有するアルキルまたはフェ
    ニルであり、 これは未置換であるか、またはF、Cl、CF
    3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミ
    ノおよびジメチルアミノよりなる群から選択される置換
    基1〜3個で置換されており;あるいは、 R(25)は-(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置
    換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒド
    ロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノ
    よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
    おり;R(26)およびR(27)は相互に独立してR(25)と同様
    に定義されるか、または水素または炭素原子1、2、
    3、4、5、6、7または8個を有するアルキルであ
    り;R(4)は水素、F、Cl、Br、 I、OH、 -C≡N、 CF3
    炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有す
    るアルキル、炭素原子2、3、4、5、6、7または8
    個を有するアルケニルまたは-(CH2)mR(14)であり;mは
    0、1または2であり;R(14)は-(C3-C8)−シクロアル
    キルまたはフェニルであり、これは未置換であるか、ま
    たはF、Cl、-CF3、 メチル、メトキシおよび-NR(15)R(1
    6)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換され
    ており;R(15)およびR(16)は相互に独立して水素または
    -CH3であり;R(5)およびR(6)は相互に独立して水素、炭
    素原子1、2、3または4個を有するアルキル、F、C
    l、-OR(32)、 -NR(33)R(34)またはCF3であり;R(32)、 R
    (33)およびR(34)は相互に独立して水素または炭素原子
    1、2、3または4個を有するアルキルである〕のベン
    ゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し得る塩; aq) 下記式I: 【化57】 〔式中:基R(1)、 R(2)、 R(3)およびR(4)のうち1つは-C
    O-N=C(NH2)2であり;そして他の基R(1)、 R(2)、R(3)お
    よびR(4)は各々:R(1)は水素、炭素原子1、2、3また
    は4個を有するアルキル、F、Cl、Br、I、-OR(32)、 -
    NR(33)R(34)またはCF3であり;R(32)、R(33)およびR(3
    4)は相互に独立して水素または炭素原子1、2、3また
    は4個を有するアルキルであり;R(2)およびR(4)は相互
    に独立して水素、 F、Cl、Br、 I、OH、 -CN、CF3、 -CO-
    N=C(NH2)2、 炭素原子1、2、3、4、5、6、7また
    は8個を有するアルキル、炭素原子2、3、4、5、
    6、7または8個を有するアルケニルまたは-(CH2) mR(1
    4)であり;mは0、1または2であり;R(14)は-(C3-
    C8)−シクロアルキルまたはフェニルであり、これは未
    置換であるか、またはF、Cl、-CF3、メチル、メトキシ
    および-NR(15)R(16)よりなる群から選択される置換基1
    〜3個で置換されており;R(15)およびR(16)は水素また
    は-CH3であり;あるいは、 R(2)およびR(4)は相互に独立してピロール−1−イル、
    ピロール−2−イルまたはピロール−3−イルであり、
    これらは各々未置換であるか、またはF、Cl、Br、I、
    -CN、 (C2-C8)−アルカノイル、 (C2-C8)−アルコキシカ
    ルボニル、ホルミル、カルボキシル、-CF3、メチルおよ
    びメトキシよりなる群から選択される置換基1〜4個に
    より置換されており;あるいは、 R(2)およびR(4)は相互に独立してR(22)-SO2-、R(23)R(2
    4)N-CO-、R(28)-CO-またはR(29)R(20)N-SO2であり;R(2
    2)およびR(28)は相互に独立してメチルまたは-CF3であ
    り;R(23)、R(24)、 R(29)およびR(30)は相互に独立して
    水素またはメチルであり;あるいは、 R(2)およびR(4)は相互に独立して-OR(35)または-NR(35)
    R(36)であり;R(35)およびR(36)は相互に独立して水素
    または炭素原子1、2、3、4、5または6個を有する
    アルキルであり;あるいは、 R(35)とR(36)は一緒になってメチレン基4〜7個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、-S-、 -NH-、 -NCH3または−
    N−ベンジルで置き換えられることができ;R(3)は水
    素、-SR(25)、 -OR(25)、 -NR(25)R(26)または-CR(25)R(2
    6)R(27)であり;R(25)は水素、炭素原子1、2、3、
    4、5、6、7または8個を有するアルキルまたはフェ
    ニルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF
    3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミ
    ノおよびジメチルアミノよりなる群から選択される置換
    基1〜3個で置換されており;あるいは、 R(25)は-(C1-C9)−ヘテロアリールであり、 これは未置
    換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、 メトキシ、ヒド
    ロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノ
    よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
    おり;R(26)およびR(27)は相互に独立してR(25)と同様
    に定義されるか、または水素または炭素原子1、2、
    3、4、5、6、7または8個を有するアルキルであ
    り;R(5)は炭素原子1、2、3または4個を有するアル
    キル、F、Cl、Br、I、X-(CH2)y-CF3またはフェニルで
    あり、これは未置換であるか、またはF、Cl、-CF3、 メ
    チル、メトキシおよび-NR(6)R(7)よりなる群から選択さ
    れる置換基1〜3個で置換されており;R(6)およびR(7)
    は相互に独立して水素または-CH3であり;Xは結合また
    は酸素であり;yは0、1または2である〕のベンゼン
    ジカルボン酸ジグアニジドおよびその製薬上許容し得る
    塩; ar) 下記式I: 【化58】 〔式中:基R(1)、 R(2)、 R(3)およびR(5)のうち1つは-C
    O-N=C(NH2)2であり;そして他の基R(1)、 (R2)、 R(3)お
    よびR(5)は各々:R(1)およびR(5)は相互に独立して水
    素、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキル、
    F、Cl、-OR(32)、 -NR(33)R(34)またはCF3であり;R(3
    2)、 R(33)およびR(34)は相互に独立して水素または炭素
    原子1、2、3または4を有するアルキルであり;R(2)
    は水素、F、Cl、 Br、I、OH、 -CN、 CF3、 -CO-N=C(NH2)
    2、炭素1、2、3、4、5、6、7または8個を有す
    るアルキル、炭素原子2、3、4、5、6、7または8
    個を有するアルケニルまたは-(CH2)mR(14)であり;mは
    0、1または2であり;R(14)は-(C3-C8)−シクロアル
    キルまたはフェニルであり、これは未置換であるか、ま
    たはF、Cl、-CF3、メチル、メトキシおよび-NR(15)R(1
    6)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換され
    ており;R(15)およびR(16)は相互に独立して水素または
    -CH3であり;あるいは、 R(2)はR(22)-SO2-、 R(23)R(24)N-CO-、 R(28)-CO-または
    R(29)R(30)N-SO2であり;R(22)およびR(28)は相互に独
    立してメチルまたは-CF3であり;R(23)、 R(24)、 R(29)
    およびR(30)は相互に独立して水素またはメチルであり;
    あるいは、 R(2)は-OR(35)または-NR(35)R(36)であり;R(35)および
    R(36)は相互に独立して水素または炭素原子1、2、
    3、4、5または6個を有するアルキルであり;あるい
    は、 R(35)とR(36)は一緒になってメチレン基4〜7個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、-S-、 -NH-、 -NCH3または−
    N−ベンジルで置き換えられることができ;R(3)は水
    素、-SR(25)、 -OR(25)、 -NR(25)R(26)または-CR(25)R(2
    6)R(27)であり;R(25)は水素、炭素原子1、2、3、
    4、5、6、7または8個を有するアルキルまたはフェ
    ニルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF
    3、 CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミ
    ノおよびジメチルアミノよりなる群から選択される置換
    基1〜3個で置換されており;あるいは、 R(25)は-(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置
    換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒド
    ロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノ
    よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
    おり;R(26)およびR(27)は相互に独立してR(25)と同様
    に定義されるか、または水素または炭素原子1、2、
    3、4、5、6、7または8個を有するアルキルであ
    り;R(4)はCF3、炭素原子1、2、3、4、5、6、7
    または8個を有するアルキル、炭素原子2、3、4、
    5、6、7または8個を有するアルケニル、-(C3-C8)−
    シクロアルキルまたは-(CH2)mR(14)であり;mは1また
    は2であり;R(14)は-(C3-C8)−シクロアルキルまたは
    フェニルであり、これは未置換であるか、またはF、C
    l、-CF3、 メチル、メトキシおよび-NR(15)R(16)よりな
    る群から選択される置換基1〜3個で置換されており;
    R(15)およびR(16)は相互に独立して水素またはCH3であ
    り;あるいは、 R(4)はフェニルであり、これはF、Cl、CF3、メチル、
    メトキシおよび-NR(15)R(16)よりなる群から選択される
    置換基2、3、4または5個で置換されており;R(15)
    およびR(16)は相互に独立して水素または-CH3である〕
    のベンゼンジカルボン酸ジグアニジドおよびその製薬上
    許容し得る塩; as) 下記式I: 【化59】 〔式中:基R(1)、 R(2)、 R(3)、R(4)およびR(5)のうち1
    つは-CO-N=C(NH2)2であり;他の基R(1)およびR(5)は各
    々相互に独立して水素、炭素原子1、2、3または4個
    を有するアルキル、F、Cl、-OR(32)、 -NR(33)R(34)ま
    たはCF3であり;R(32)、 R(33)およびR(34)は相互に独立
    して水素または炭素原子1、2、3または4を有するア
    ルキルであり;他の基R(2)およびR(4)は各々相互に独立
    して水素、F、Cl、 Br、I、OH、-CN、CF3、 -CO-N=C(N
    H2)2、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個
    を有するアルキル、炭素原子2、3、4、5、6、7ま
    たは8個を有するアルケニルまたは-(CH2)mR(14)であ
    り;mは0、1または2であり;R(14)は-(C3-C8)−シ
    クロアルキルまたはフェニルであり、これは未置換であ
    るか、またはF、Cl、-CF3、メチル、メトキシおよび-N
    R(15)R(16)よりなる群から選択される置換基1〜3個で
    置換されており;R(15)およびR(16)は水素または-CH3
    あり;あるいは、 他の基R(2)およびR(4)は各々相互に独立してピロール−
    1−イル、ピロール−2−イルまたはピロール−3−イ
    ルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、Br、
    I、-CN、 (C2-C8)−アルカノイル、(C2-C8)−アルコキ
    シカルボニル、ホルミル、カルボキシル、-CF3、 メチル
    およびメトキシよりなる群から選択される置換基1〜4
    個により置換されており;あるいは、 他の基R(2)およびR(4)は各々R(22)-SO2-、 R(23)R(24)N-
    CO-、 R(28)-CO-またはR(29)R(30)N-SO2であり;R(22)お
    よびR(28)は相互に独立してメチルまたは-CF3であり;R
    (23)、 R(24)、 R(29)およびR(30)は相互に独立して水素
    またはメチルであり;あるいは、 他の基R(2)およびR(4)は各々相互に独立して-OR(35)ま
    たは-NR(35)R(36)であり;R(35)およびR(36)は相互に独
    立して水素または炭素原子1、2、3、4、5または6
    個を有するアルキルであり;あるいは、 R(35)とR(36)は一緒になってメチレン基4〜7個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、-S-、 -NH-、 -NCH3または−
    N−ベンジルで置き換えられることができ;他の基R(3)
    は各々水素、-SR(25)、 -OR(25)、 -NR(25)R(26)または-C
    R(25)R(26)R(27)であり;R(25)は水素、炭素原子1、
    2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキルま
    たはフェニルであり、これは未置換であるか、または
    F、Cl、CF3、 CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、
    メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択
    される置換基1〜3個で置換されており;あるいは、 R(25)は-(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置
    換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒド
    ロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノ
    よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
    おり;R(26)およびR(27)は相互に独立してR(25)と同様
    に定義されるか、または水素または炭素原子1、2、
    3、4、5、6、7または8個を有するアルキルであ
    り;基R(6)、 R(7)、 R(8)、 R(9)およびR(10)のうち1つ
    は-CO-N=C(NH2)2であり;他の基R(6)およびR(10)は各々
    相互に独立して水素、炭素原子1、2、3または4個を
    有するアルキル、F、Cl、-OR(132)、 -NR(133)R(134)ま
    たはCF3であり;R(132)、 R(133)およびR(134)は相互に
    独立して水素または炭素原子1、2、3または4個を有
    するアルキルであり;他の基R(7)およびR(9)は各々相互
    に独立して水素、F、Cl、Br、I、OH、-CN、CF3、 -CO-N
    =C(NH2)2、 炭素原子1、2、3、4、5、6、7または
    8個を有するアルキル、炭素原子2、3、4、5、6、
    7または8個を有するアルケニルまたは-(CH2)mmR(114)
    であり;mmは0、1または2であり;R(114)は-(C3-C8)
    −シクロアルキルまたはフェニルであり、これは未置換
    であるか、またはF、Cl、-CF3、メチル、メトキシおよ
    び-NR(115)R(116)よりなる群から選択される置換基1〜
    3個で置換されており;R(115)およびR(116)は水素また
    は-CH3であり;あるいは、 他の基R(7)およびR(9)は各々相互に独立してピロール−
    1−イル、ピロール−2−イルまたはピロール−3−イ
    ルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、Br、
    I、-CN、 (C2-C8)−アルカノイル、(C2-C8)−アルコキ
    シカルボニル、ホルミル、カルボキシル、-CF3、 メチル
    およびメトキシよりなる群から選択される置換基1〜4
    個により置換されており;あるいは、 他の基R(7)およびR(9)は各々R(122)-SO2-、 R(123)R(12
    4)N-CO-、R(128)-CO-またはR(129)R(130)N-SO2であり;
    R(122)およびR(128)は相互に独立してメチルまたは-CF3
    であり;R(123)、 R(124)、 R(129)およびR(130)は相互に
    独立して水素またはメチルであり;あるいは、 他の基R(7)およびR(9)は各々相互に独立して-OR(135)ま
    たは-NR(135)R(136)であり;R(135)およびR(136)は相互
    に独立して水素または炭素原子1、2、3、4、5また
    は6個を有するアルキルであり;あるいは、 R(135)とR(136)は一緒になってメチレン基4〜7個とな
    り、うちCH2基1個は酸素、-S-、 -NH-、 -NCH3または−
    N−ベンジルで置き換えられることができ;他の基R(8)
    は各々水素、-SR(125)、 -OR(125)、 -NR(125)R(126)また
    は-CR(125)R(126)R(127)であり;R(125)は水素、炭素原
    子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアル
    キルまたはフェニルであり、これは未置換であるか、ま
    たはF、Cl、CF3、 CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミ
    ノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から
    選択される置換基1〜3個で置換されており;あるい
    は、 R(125)は-(C1-C9)−ヘテロアリールであり、これは未置
    換であるか、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒド
    ロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノ
    よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
    おり;R(126)およびR(127)は相互に独立してR(125)と同
    様に定義されるか、または水素または炭素原子1、2、
    3、4、5、6、7または8個を有するアルキルであ
    り;Aは存在しないか、または-NR(11)-CO-、 -NR(12)-C
    O-NR(13)-、-NR(17)-CO-NR(18)-SO2-、 -NR(19)-SO2-、 -
    SO2-NR(19)-SO2-、-SO2-NR(19)-CO-、-O-CO-NR(19)-SO2
    -または-CR(20)=CR(21)-であり;R(11)、 R(12)、 R(13)、
    R(17)、R(18)、 R(19)、 R(20)およびR(21)は相互に独立
    して水素または炭素原子1、2、3、4、5、6、7ま
    たは8個を有するアルキルである〕のジアリールジカル
    ボン酸ジグアニジドおよびそのその製薬上許容し得る
    塩; at) 下記式: 【化60】 〔式中:置換基R(1)、 R(2)およびR(3)の少なくとも1つ
    は-Op-(CH2)s-CqF2q+1、R(40)CO-またはR(31)SOk-であ
    り;pは0または1であり;sは0、1、2、3または
    4であり;qは1、2、3、4、5、6、7または8で
    あり;kは0、1または2であり;R(40)は炭素原子
    1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキ
    ル、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を
    有するペルフルオロアルキル、炭素原子3、4、5、
    6、7または8個を有するシクロアルキルまたはフェニ
    ルであり、これは未置換であるか、またはF、Cl、C
    F3、メチルおよびメトキシよりなる群から選択される置
    換基1〜3個で置換されており;R(31)は炭素原子1、
    2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキル、
    炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有す
    るペルフルオロアルキル、炭素原子3、4、5、6、7
    または8個を有するシクロアルキルまたはフェニルであ
    り、これは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチ
    ルおよびメトキシよりなる群から選択される置換基1〜
    3個で置換されており;あるいは、 R(31)はNR(41)R(42)であり;R(41)およびR(42)は相互に
    独立して水素、炭素原子1、2、3または4個を有する
    アルキル、炭素原子1、2、3または4個を有するペル
    フルオロアルキルであり;あるいは、 R(41)とR(42)は一緒になってメチレン基4または5個と
    なり、うちCH2基1個は酸素、S、 NH、 N-CH3またはN−
    ベンジルで置き換えられることができ;そして他の置換
    基R(1)、 R(2)およびR(3)は各々相互に独立してH、F、
    Cl、Br、I、CN、 -Ona-CmaH2ma+1または-OgaCraH2raR(1
    0)であり;naは0または1であり;maは0、1、2、
    3、4、5、6、7または8であり;gaは0または1で
    あり;raは0、1、2、3または4であり;R(10)は炭
    素原子3、4、5、6、7または8個を有するシクロア
    ルキルまたはフェニルであり、ここでフェニルは未置換
    であるか、またはF、Cl、CF3、メチルおよびメトキシ
    よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換されて
    おり;R(4)およびR(5)は相互に独立して水素、F、Cl、
    Br、I、CN、 炭素原子1、2、3、4、5、6、7また
    は8個を有するアルキル、炭素原子1、2、3、4、
    5、6、7または8個を有するペルフルオロアルキル、
    炭素原子3、4、5、6、7または8個を有するシクロ
    アルキルまたはフェニルであり、これは未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(1
    4)R(15)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;R(14)およびR(15)は相互に独立してH、
    炭素原子1、2、3または4個を有するアルキルまたは
    炭素原子1、2、3または4個を有するペルフルオロア
    ルキルである〕の置換チオフェニルアルケニルカルボン
    酸グアニジドおよびその製薬上許容し得る塩; au) 下記式I: 【化61】 〔式中:R(2)およびR(3)は相互に独立して、水素、Cl、
    Br、I、(C1-C8)−アルキル、(C3-C8)−シクロアルキル
    または-OR(5)であり;R(5)は(C1-C8)−アルキルまたは-
    CdH2d-(C3-C8)−シクロアルキルであり;dは0、1ま
    たは2であり;ここで2置換基R(2)およびR(3)の一方は
    常に水素であるが、ただし両置換基R(2)およびR(3)が同
    時に水素であることはない〕のオルト置換ベンゾイルグ
    アニジンおよびその製薬上許容し得る塩; av) 下記式: 【化62】 〔式中:R(1)はH、F、Cl、 Br、 I、CN、 NO2、 炭素原
    子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアル
    キル、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個
    を有するアルコキシ、炭素原子3、4、5、6、7また
    は8個を有するシクロアルキル、炭素原子3、4、5、
    6、7または8個を有するシクロアルコキシまたはXa-
    (CH2)b-(CF2)c-CF3であり;Xは酸素、S、NR(5)であ
    り;aは0または1であり;bは0、1または2であ
    り;cは0、1、2または3であり;R(5)はH、炭素原
    子1、2、3または4個を有するアルキルまたは-CdH2d
    R(6)であり;dは0、1、2、3または4であり;R(6)
    は炭素原子3、4、5、6、7または8個を有するシク
    ロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルで
    あり、ここで芳香族フェニル、ビフェニリルまたはナフ
    チルは未置換であるかまたはF、Cl、 CF3、 メチル、メ
    トキシおよびNR(7)R(8)よりなる群から選択される置換
    基1〜3個で置換されており;R(7)およびR(8)は相互に
    独立してHまたは炭素原子1、2、3または4個を有す
    るアルキルであり;あるいは、 R(1)は-SR(10)、 -OR(10)または-CR(10)R(11)R(12)であ
    り;R(10)はシクロアルキル環に炭素原子3、4、5、
    6、7または8個を有する-CfH2f−シクロアルキルまた
    はフェニルであり、ここでフェニルは未置換であるか、
    またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、ア
    ミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており;fは
    0、1または2であり;R(11)およびR(12)は相互に独立
    してR(10)と同様に定義されるか、または水素または炭
    素原子1、2、3または4個を有するアルキルであり;
    あるいは、 R(1)はフェニル、ナフチル、ビフェニリルまたは炭素原
    子1、2、3、4、5、6、7、8または9個を有する
    ヘテロアリールであり、後者は環の炭素原子または窒素
    原子を介して連結しており、これは各々未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシ
    ル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりな
    る群から選択される置換基1〜3個で置換されており;
    あるいは、 R(1)は-SR(13)、 -OR(13)、 -NHR(13)、 -NR(13)R(14)、 -C
    HR(13)R(15)、-C〔R(15)R(16)OH〕、 -C≡CR(18)、 -C〔R
    (19)〕=CHR(18)、 -C〔R(20)R(21)〕k-(CO)-〔CR(22)R(2
    3)〕l-R(24)であり;kは0、1、2、3または4であ
    り;lは0、1、2、3または4であり;R(13)およびR
    (14)は同じかまたは異なっていて、-(CH2)g-(CHOH)h-(C
    H2)i-(CHOH)j-R(17)または-(CH2)g-O-(CH2-CH2O)h-R(2
    4)であり;R(17)は水素またはメチルであり;g、hお
    よびiは同じかまたは異なっていて、0、1、2、3ま
    たは4であり;jは1、2、3または4であり;R(15)
    およびR(16)は同じかまたは異なっていて、水素、炭素
    原子1、2、3、4、5または6個を有するアルキルで
    あるか、またはそれらを担持している炭素原子と一緒に
    なって炭素原子3、4、5、6、7または8個を有する
    シクロアルキルを形成し;R(18)はフェニルであり、こ
    れは未置換であるかまたはF、Cl、 CF3、 メチル、メト
    キシおよびNR(25)R(26)よりなる群から選択される置換
    基1〜3個で置換されており;R(25)およびR(26)はHま
    たは炭素原子1、2、3または4個を有するアルキルで
    あり;あるいは、 R(18)は炭素原子1、2、3、4、5、6、7、8また
    は9個を有するヘテロアリールであり、これは未置換で
    あるかまたは、フェニルの場合と同様に置換されてお
    り;あるいは、 R(18)は炭素原子1、2、3、4、5または6個を有す
    るアルキルであり、これは未置換であるか、または、OH
    1〜3個で置換されており;あるいは、 R(18)は炭素原子3、4、5、6、7または8個を有す
    るシクロアルキルであり;R(19)、 R(20)、 R(21)、 R(22)
    およびR(23)は同じかまたは異なっていて、水素、また
    はメチルであり;R(24)はH、炭素原子1、2、3、
    4、5または6個を有するアルキル、炭素原子3、4、
    5、6、7または8個を有するシクロアルキルまたは-C
    mH2m-R(18)であり;mは1、2、3または4であり;R
    (2)およびR(3)はR(1)と同様に定義され;R(4)は炭素原
    子1、2、3または4個を有するアルキルである〕のベ
    ンゾイルグアニジンおよびその製薬上許容し得る塩; aw) 下記式I: 【化63】 〔式中:R(1)はH、F、Cl、 Br、 I、CN、 NO2、 炭素原
    子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアル
    キル、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個
    を有するアルコキシ、炭素原子3、4、5、6、7また
    は8個を有するシクロアルキル、炭素原子3、4、5、
    6、7または8個を有するシクロアルコキシまたはXa-
    (CH2)b-(CF2)c-CF3であり;Xは酸素、S、NR(5)であ
    り;aは0または1であり;bは0、1または2であ
    り;cは0、1、2または3であり;R(5)はH、炭素原
    子1、2、3または4個を有するアルキルまたは-CdH2d
    R(6)であり;dは0、1、2、3または4であり;R(6)
    は炭素原子3、4、5、6、7または8個を有するシク
    ロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルで
    あり、ここで芳香族フェニル、ビフェニリルまたはナフ
    チルは未置換であるかまたはF、Cl、 CF3、 メチル、メ
    トキシおよびNR(7)R(8)よりなる群から選択される置換
    基1〜3個で置換されており;R(7)およびR(8)は独立し
    てHまたは炭素原子1、2、3または4個を有するアル
    キルであり;あるいは、 R(1)は-SR(10)、 -OR(10)または-CR(10)R(11)R(12)であ
    り;R(10)はシクロアルキル環に炭素原子3、4、5、
    6、7または8個を有する-CfH2f−シクロアルキルまた
    はフェニルであり、ここでフェニルは未置換であるか、
    またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、ア
    ミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群か
    ら選択される置換基1〜3個で置換されており;fは
    0、1または2であり;R(11)およびR(12)は相互に独立
    してR(10)と同様に定義されるか、または水素または炭
    素原子1、2、3または4個を有するアルキルであり;
    あるいは、 R(1)はフェニル、ナフチル、ビフェニリルまたは炭素原
    子1、2、3、4、5、6、7、8または9個を有する
    ヘテロアリールであり、後者は環の炭素原子または窒素
    原子を介して連結しており、これは各々未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシ
    ル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりな
    る群から選択される置換基1〜3個で置換されており;
    あるいは、 R(1)は-SR(13)、 -OR(13)、 -NHR(13)、 -NR(13)R(14)、 -C
    HR(13)R(15)、-C〔R(15)R(16)OH〕、 -C≡CR(18)、 -C〔R
    (19)〕=CHR(18)、 -C〔R(20)R(21)〕k-(CO)-〔CR(22)R(2
    3)〕l-R(24)であり;kは0、1、2、3または4であ
    り;lは0、1、2、3または4であり;R(13)およびR
    (14)は同じかまたは異なっていて、-(CH2)g-(CHOH)h-(C
    H2)i-(CHOH)j-R(17)または-(CH2)g-O-(CH2-CH2O)h-R(2
    4)であり;R(17)は水素またはメチルであり;g、hお
    よびiは同じかまたは異なっていて、0、1、2、3ま
    たは4であり;jは1、2、3または4であり;R(15)
    およびR(16)は同じかまたは異なっていて、水素、炭素
    原子1、2、3、4、5または6個を有するアルキルで
    あるか、またはそれらを担持している炭素原子と一緒に
    なって炭素原子3、4、5、6、7または8個を有する
    シクロアルキルを形成し;R(18)はフェニルであり、こ
    れは未置換であるか、またはF、Cl、 CF3、 メチル、メ
    トキシおよびNR(25)R(26)よりなる群から選択される置
    換基1〜3個で置換されており;R(25)およびR(26)はH
    または炭素原子1、2、3または4個を有するアルキル
    であり;あるいは、 R(18)は炭素原子1、2、3、4、5、6、7、8また
    は9個を有するヘテロアリールであり、これは未置換で
    あるかまたは、フェニルの場合と同様に置換されてお
    り;あるいは、 R(18)は炭素原子1、2、3、4、5または6個を有す
    るアルキルであり、これは未置換であるか、または、OH
    1〜3個で置換されており;あるいは、 R(18)は炭素原子3、4、5、6、7または8個を有す
    るシクロアルキルであり;R(19)、 R(20)、 R(21)、 R(22)
    およびR(23)は同じかまたは異なっていて、水素、また
    はメチルであり;R(24)はH、炭素原子1、2、3、
    4、5または6個を有するアルキル、炭素原子3、4、
    5、6、7または8個を有するシクロアルキルまたは-C
    mH2m-R(18)であり;mは1、2、3または4であり;2
    つの置換基R(2)およびR(3)の一方はヒドロキシルであ
    り;そして置換基R(2)およびR(3)のもう一方は各々R(1)
    と同様に定義され; R(4)は炭素原子1、2、3または
    4個を有するアルキル、炭素原子1、2、3または4個
    を有するアルコキシ、F、Cl、Br、Iまたは-(CH2)n-(C
    F2)o-CF3であり;nは0または1であり;oは0または
    1である〕のオルト置換ベンゾイルグアニジンおよびそ
    の製薬上許容し得る塩; ay) 下記式I 【化64】 〔式中:R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して、R(1
    0)-SOa-またはR(14)R(15)-N-SO2-であり;aは0、1ま
    たは2であり;R(10)、R(14)およびR(15)は相互に独立
    して、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個
    を有するアルキル、炭素原子1、2、3、4、5、6、
    7または8個を有するペルフルオロアルキル、炭素原子
    3、4、5または6個を有するアルケニルまたは-CabH
    2ab-R(16)であり;abは0、1、2、3または4であ
    り;R(16)は炭素原子3、4、5、6または7個を有す
    るシクロアルキル、またはフェニルであり、これは未置
    換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシお
    よびNR(17)R(18)よりなる群から選択される置換基1〜
    3個で置換されており;R(17)およびR(18)は相互に独立
    して、水素、CF3または炭素原子1、2、3または4個
    を有するアルキルであり;あるいは、R(14)およびR(15)
    は一緒になってメチレン基4〜5個となり、うちCH2
    1個は酸素、イオウ、NH、 N-CH3またはN−ベンジルで
    置き換えられることができ;またはR(14)およびR(15)は
    水素であり;あるいは、 R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して、SR(21)、 -OR
    (22)、 -NR(23)R(24)または-CR(25)R(26)R(27)であり;R
    (21)、 R(22)、 R(23)およびR(25)は相互に独立して、-Cb
    H2b-(C1-C9)ヘテロアリールであり、これは未置換であ
    るか、またはF、Cl、 CF3、 CH3、メトキシ、ヒドロキシ
    ル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりな
    る群から選択される置換基1〜3個で置換されており;
    bは0、1または2であり;R(24)、 R(26)およびR(27)
    は相互に独立して、水素、炭素原子1、2、3または4
    個を有するアルキルまたは炭素原子1、2、3または4
    個を有するペルフルオロアルキルであり;あるいは、 R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して、水素、F、C
    l、 Br、I、CN、 -(Xa)dg-CdaH2da+1、 -(Xb)dh-(CH2)db-C
    deF2de+1、炭素原子3、4、5、6、7または8個を有
    するアルケニルまたは-CdfH2dfR(30)であり;(Xa)は酸
    素、イオウまたはNR(33)であり;R(33)は水素、炭素原
    子1、2、3または4個を有するアルキルまたは炭素原
    子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキル
    であり;dgは0または1であり;(Xb)は酸素、イオウま
    たはNR(34)であり;R(34)は水素、炭素原子1、2、3
    または4個を有するアルキルまたは炭素原子1、2、3
    または4個を有するペルフルオロアルキルであり;dhは
    0または1であり;daは0、1、2、3、4、5、6、
    7または8であり;dbは0、1、2、3または4であ
    り;deは0、1、2、3、4、5、6または7であり;
    dfは0、1、2、3または4であり;R(30)は炭素原子
    3、4、5、6、7または8個を有するシクロアルキ
    ル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、こ
    こで芳香族フェニル、ビフェニリルまたはナフチルは未
    置換であるか、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシ
    およびNR(31)R(32)よりなる群から選択される置換基1
    〜3個で置換されており;R(31)およびR(32)は水素、炭
    素原子1、2、3または4個を有するアルキルまたは炭
    素原子1、2、3または4個を有するペルフルオロアル
    キルであり;あるいは、 R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して、 NR(40)R(41)
    または-(Xe)-(CH2)ebR(45)であり;R(40)およびR(41)は
    相互に独立して、水素、炭素原子1、2、3、4、5、
    6、7または8個を有するアルキル、炭素原子1、2、
    3、4、5、6、7または8個を有するペルフルオロア
    ルキルまたは(CH2)e-R(42)であり;eは0、1、2、3
    または4であり;R(42)は炭素原子3、4、5、6また
    は7個を有するシクロアルキルまたはフェニルであり、
    これは未置換であるか、またはF、Cl、 CF3、 メチル、
    メトキシおよびNR(43)R(44)よりなる群から選択される
    置換基1〜3個で置換されており;R(43)およびR(44)は
    相互に独立して、 水素、CF3または炭素原子1、2、3
    または4個を有するアルキルであり;あるいは、 R(40)およびR(41)は一緒になって、メチレン基4〜5個
    となり、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、 N-CH3また
    はN−ベンジルで置き換えられることができ;(Xe)は酸
    素、イオウまたはNR(47)であり;R(47)は水素、炭素原
    子1、2、3または4個を有するアルキルまたは炭素原
    子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキル
    であり;ebは0、1、2、3または4であり;R(45)は
    炭素原子3、4、5、6または7個を有するシクロアル
    キルまたはフェニルであり、これは未置換であるか、ま
    たはF、Cl、CF3、メチル、メトキシ、NR(50)R(51)およ
    び-(Xfa)-(CH2)ed-(Xfb)R(46)よりなる群から選択され
    る置換基1〜3個で置換されており;XfaはCH2、酸素、
    イオウまたはNR(48)であり;Xfbは酸素、 イオウまたはN
    R(49)であり;R(48)、 R(49)、 R(50)およびR(51)は水
    素、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキルま
    たは炭素原子1、2、3または4個を有するペルフルオ
    ロアルキルであり;edは1、2、3または4であり;R
    (46)は水素、炭素原子1、2、3または4個を有するア
    ルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を有するペ
    ルフルオロアルキルであり;あるいは、 R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して、 -CHR(52)R(5
    3)であり;R(52)は-(CH2)g-(CHOH)h-(CH)i-(CHOH)k-R(5
    4)または-(CH2)g-O-(CH2-CH2O)h-R(54)であり;R(54)は
    水素またはメチルであり;g、h、iは同じかまたは異
    なっていて、0、1、2、3または4であり;kは1、
    2、3または4であり;R(53)は水素または炭素原子
    1、2、3または4個を有するアルキルであり;あるい
    は、 R(1)、 R(2)およびR(3)は相互に独立して、-C(OH)R(55)R
    (56)であり;R(55)およびR(56)は同じか、または異なっ
    ていて、 水素または炭素原子1、2、3または4個を有
    するアルキルであり;あるいは、 R(55)およびR(56)は一緒になって、炭素原子3、4、5
    または6個を有するシクロアルキルであり;あるいは、 R(55)は-CH2OHであり;そして、 R(4)およびR(5)は相互に独立して、炭素原子1、2、3
    または4個を有するアルキル、炭素原子1、2、3また
    は4個を有するアルコキシ、OH、 F、Cl、 Br、I、CN、
    -On-(CH2)o-(CF2)p-CF3であり;nは0または1であ
    り;oは0、1または2であり;pは0、1または2で
    ある〕のビスオルト置換ベンゾイルグアニジンおよびそ
    の製薬上許容し得る塩; az) 下記式I 【化65】 〔式中:R(2)、 R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)、 R(7)およびR
    (8)は相互に独立して、H、F、Cl、 Br、 I、 CN、 NO2
    CF3、 C2F5またはXaYbZであり;XはO、 S、NR(10)、 CR
    (11)R(12)、 C=O、 C(=O)NR(10)、 C(=O)O、 SO、 SO2、SO 2N
    R(10)、 OC=O、 NR(10)C=OまたはNR(10)SO2であり、ここ
    でナフタレン環との結合は各々の場合左の原子により行
    われ;R(10)、 R(11)およびR(12)は相互に独立して、
    H、炭素原子1、2、3、4、5または6個を有するア
    ルキル、炭素原子1、2、3または4個を有するペルフ
    ルオロアルキルまたは炭素原子3、4、5、6または7
    個を有するシクロアルキルであり;aは0または1であ
    り;YはCH2基1、2、3、4、5、6、7または8個
    を有するアルキレンであり;これらのCH2基の1個が
    O、S、NR(13)またはo−、p−もしくはm−フェニレ
    ンで置き換えられることができ;R(13)はH、炭素原子
    1、2、3、4、5または6個を有するアルキル、炭素
    原子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキ
    ルまたは炭素原子3、4、5または6個を有するシクロ
    アルキルであり;bは0または1であり;ZはH、炭素
    原子1、2、3、4、5、6または7個を有するアルキ
    ル、炭素原子3、4、5、6または7個を有するシクロ
    アルキル、C(=O)R(15)、 SO2R(15)、 NR(16)R(17)または
    フェニルであり、これは未置換であるか、またはF、C
    l、 Br、 CF3、 メチル、メトキシ、NR(21)R(22)よりなる
    群から選択される置換基1〜3個により置換されてお
    り;R(21)およびR(22)は相互に独立して、Hまたは炭素
    原子1、2、3または4個を有するアルキルまたは炭素
    原子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキ
    ルであり;R(15)はN=C(NH2)2、 NR(18)R(19)、 N(CH2)cNR
    (18)R(19)またはOR(20)であり;cは2または3であ
    り;R(18)およびR(19)は相互に独立して、H、炭素原子
    1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキ
    ルまたは炭素原子1、2、3または4個を有するペルフ
    ルオロアルキルであり;あるいは、 R(18)およびR(19)は一緒になって、メチレン基4〜5個
    となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3、N−ベ
    ンジルまたはN−(p−クロロフェニル)で置き換えら
    れることができ;R(20)はH、炭素原子1、2、3、
    4、5または6個を有するアルキル、炭素原子1、2、
    3または4個を有するペルフルオロアルキルまたは炭素
    原子3、4、5、6または7個を有するシクロアルキル
    であり;R(16)およびR(17)は相互に独立して、H、炭素
    原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するア
    ルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を有するペ
    ルフルオロアルキルであり;あるいは、 R(16)およびR(17)は一緒になってメチレン基4〜5個と
    なり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3、 N−ベン
    ジルまたはN−(p−クロロフェニル)で置き換えられ
    ることができ;あるいは、 Zは炭素原子1、2、3、4、5、6、7、8または9
    個を有するN含有複素環であり、ここでN含有複素環は
    NまたはCを介して結合し、そして未置換であるか、ま
    たはF、Cl、 Br、CF3、 メチル、メトキシおよびNR(21)R
    (22)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置換さ
    れており;但し、R(4)がアルコキシ基である場合、置換
    基(R2)、R(3)、 R(5)、 R(6)、 R(7)およびR(8)の少なくと
    も1個は水素ではない〕の置換1−ナフトイルグアニジ
    ンおよびその製薬上許容し得る塩; ba) 下記式I 【化66】 〔式中:置換基R(1)、 R(3)、 R(4)、 R(5)、 R(6)、 R(7)お
    よびR(8)の少なくとも1個はXY aWZまたはX′YaWZ′であ
    り;XはO、S、NR(10)またはCR(11)R(12)であり;R(1
    0)、 R(11)およびR(12)は相互に独立して、H、炭素原子
    1、2、3、4、5または6個を有するアルキル、炭素
    原子1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキ
    ルまたは炭素原子3、4、5、6または7個を有するシ
    クロアルキルであり;YはCH2基1、2、3、4、5、
    6、7または8個を有するアルキレンであり、ここでこ
    れらCH2基の1個はO、S、NR(13)またはo−、p−も
    しくはm−フェニレンで置き換えられることができ;R
    (13)はH、炭素原子1、2、3、4、5または6個を有
    するアルキル、炭素原子1、2、3または4個を有する
    ペルフルオロアルキルまたは炭素原子3、4、5または
    6個を有するシクロアルキルであり;aは0または1で
    あり;WはCH2、 SO2、 S(=O)(=NH)または、Wが基XYa
    ヘテロ原子に直ちに続いていないときは、またOまたは
    NR(14)であり;R(14)はH、炭素原子1、2、3、4、
    5または6個を有するアルキル、炭素原子1、2、3ま
    たは4個を有するペルフルオロアルキルまたは炭素原子
    3、4、5または6個を有するシクロアルキルであり;
    ZはC(=O)R(15)、 SO2R(15)または、WがOまたはNR(14)
    でないときは、またNR(16)R(17)であり;R(15)はN=C(NH
    2)2、 NR(18)R(19)、 N(CH2)bNR(18)R(19)またOR(20)であ
    り;bは2また3であり;R(18)およびR(19)は相互に独
    立して、 H、炭素原子1、2、3、4、5、6、7また
    は8個を有するアルキルまたは炭素原子1、2、3また
    は4個を有するペルフルオロアルキルであり;あるい
    は、 R(18)およびR(19)は一緒になって、メチレン基4〜5個
    となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3、 N−ベ
    ンジルまたはN−(p−クロロフェニル)で置き換えら
    れることができ;R(20)はH、炭素原子1、2、3、
    4、5または6個を有するアルキル、炭素原子1、2、
    3または4個を有するペルフルオロアルキルまたは炭素
    原子3、4、5、6または7個を有するシクロアルキル
    であり;R(16)およびR(17)は相互に独立して、 H、炭素
    原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するア
    ルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を有するペ
    ルフルオロアルキルであり;あるいは、 R(16)およびR(17)は一緒になって、メチレン基4〜5個
    となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3、 N−ベ
    ンジルまたはN−(p−クロロフェニル)で置き換えら
    れることができ;X′はC=O、 C(=O)NR(30)、 C(=O)O、 SO、
    SO2、 SO2NR(30)、 OC=O、 NR(30)C=OまたはNR(30)SO2
    あり;ここでナフタレン環の連結は各々の場合左で原子
    を経て行われ;R(30)はH、炭素原子1、2、3、4、
    5または6個を有するアルキル、炭素原子1、2、3ま
    たは4個を有するペルフルオロアルキルまたは炭素原子
    3、4、5、6または7個を有するシクロアルキルであ
    り;Z′はC(=O)R(15)、 SO2R(15)、 炭素原子1、2、
    3、4、5、6、7、8または9個を有するN含有複素
    環であり、ここでN含有複素環はNまたはCを介して結
    合し、そして未置換であるか、またはF、Cl Br、 CF3
    メチル、メトキシおよびNR(21)R(22)よりなる群から選
    択される置換基1〜3個により置換されており;R(21)
    およびR(22)は相互に独立して、 H、炭素原子1、2、
    3または4個を有するアルキルまたは炭素原子1、2、
    3または4個を有するペルフルオロアルキルであり;R
    (15)はN=C(NH2)2、 NR(18)R(19)、 N(CH2)bNR(18)R(19)ま
    たはOR(20)であり;R(18)およびR(19)は相互に独立して
    H、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を
    有するアルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を
    有するペルフルオロアルキルであり;あるいは、 R(18)およびR(19)は一緒になって、メチレン基4〜5個
    となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3、N−ベ
    ンジルまたはN−(p−クロロフェニル)で置き換えら
    れることができ;bは2または3であり;R(20)はH、
    炭素原子1、2、3、4、5または6個を有するアルキ
    ル、炭素原子1、2、3または4個を有するペルフルオ
    ロアルキルまたは炭素原子3、4、5、6または7個を
    有するシクロアルキルであり;あるいは、 Z′は、WがOまたはNR(14)でないときは、NR(16)R(17)
    であり;R(16)およびR(17)は相互に独立してH、炭素原
    子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するアル
    キルまたは炭素原子1、2、3または4個を有するペル
    フルオロアルキルであり;あるいは、 R(16)およびR(17)は一緒になって、4〜5個のメチレン
    基となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3、 N−
    ベンジルまたはN−(p−クロロフェニル)で置き換え
    られることができ;そして各々の場合上述した定義がい
    ずれも該当していない残りの置換基R(1)、R(3)、 R(4)、 R
    (5)、 R(6)、 R(7)およびR(8)は相互に独立して、H、
    F、Cl、 Br、I、CN、 NO2、 CF3、 C2F5またはVpQqUであ
    り;VはO、S、SO、 SO2、 NR(60)、 OC=O、 C=O、 C(=O)N
    R(60)、 C(=O)OまたはCR(66)R(67)であり;R(60)、 R(66)
    およびR(67)は相互に独立してH、炭素原子1、2、
    3、4、5または6個を有するアルキル、炭素原子1、
    2、3または4個を有するペルフルオロアルキルまたは
    炭素原子3、4、5、6または7個を有するシクロアル
    キルであり;pは0または1であり;QはCH2基1、
    2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキレン
    であり、ここでこれらCH2基の1個はO、S、NR(68)ま
    たはo−、p−もしくはm−フェニレンで置き換えられ
    ることができ;R(68)はH、炭素原子1、2、3、4、
    5または6個を有するアルキル、炭素原子1、2、3ま
    たは4個を有するペルフルオロアルキルまたは炭素原子
    3、4、5または6個を有するシクロアルキルであり;
    qは0または1であり;UはH、炭素原子1、2、3、
    4、5、6または7個を有するアルキル、炭素原子3、
    4、5、6または7個を有するシクロアルキル、C(=O)R
    (65)、 SO2R(65)、 NR(61)R(62)またはフェニレンであり、
    これは未置換であるか、またはF、Cl、Br、 CF3、 メチ
    ル、メトキシおよびNR(63)R(64)よりなる群から選択さ
    れる置換基1〜3個で置換されていて;R(63)およびR(6
    4)は相互に独立して、 H、炭素原子1、2、3または4
    個を有するアルキルまたは炭素原子1、2、3または4
    個を有するペルフルオロアルキルであり;R(65)はN=C(N
    H2)2、 NR(61)R(62)またはOR(60)であり;R(61)およびR
    (62)は相互に独立して、H、炭素原子1、2、3、4、
    5、6、7または8個を有するアルキルまたは炭素原子
    1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキルで
    あり;あるいは、 R(61)およびR(62)は、 一緒になって、メチレン基4〜5
    個となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3、 N−
    ベンジルまたはN−(p−クロロフェニル)で置き換え
    られることができ;あるいは、 Uは炭素原子1、2、3、4、5、6、7、8または9
    個を有するN含有複素環であり、ここでN含有複素環は
    NまたはCを介して連結され、そして未置換であるか、
    またはF、Cl、 Br、 CF3、 メチル、メトキシおよびNR(6
    3)R(64)よりなる群から選択される置換基1〜3個で置
    換されており;しかしここで、置換基R(5)、 R(6)、 R(7)
    およびR(8)の少なくとも1個は水素ではない〕の置換2
    −ナフトイルグアニジンおよびその製薬上許容し得る
    塩; bb) 下記式I 【化67】 〔式中:R(1)は、H、F、Cl、 Br、 I、CN、 NO2、 炭素
    原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するア
    ルキル、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8
    個を有するアルコキシ、炭素原子3、4、5、6、7ま
    たは8個を有するシクロアルキル、炭素原子3、4、
    5、6、7または8個を有するシクロアルコキシまたは
    Xa-(CH2)b-(CF2)c-CF3であり;Xは酸素、イオウまたは
    NR(9)であり;aは0または1であり;bは0、1また
    は2であり;cは0、1、2または3であり;R(9)は
    H、炭素原子1、2、3または4個を有するアルキルま
    たは-CdH2dR(6)であり;dは0、1、2、3または4で
    あり;R(6)は炭素原子3、4、5、6、7または8個を
    有するシクロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたは
    ナフチルであり、ここで芳香族フェニル、ビフェニリル
    またはナフチルは未置換であるか、またはF、Cl、 CF3
    メチル、 メトキシおよびNR(7)R(8)よりなる群から選択
    される置換基1〜3個により置換されており;R(7)およ
    びR(8)は相互に独立して、Hまたは炭素原子1、2、3
    または4個を有するアルキルであり;あるいは、 R(1)は-SR(10)、 -OR(10)または-CR(10)R(11)R(12)であ
    り;R(10)はシクロアルキル環に炭素原子3、4、5、
    6、7または8個を有する-CfH2f−シクロアルキル、炭
    素原子1、2、3、4、5、6、7、8または9個を有
    するヘテロアリールまたはフェニルであり、ここでヘテ
    ロアリールおよびフェニルは未置換であるか、または
    F、Cl、 CF3、 CH3、 メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、
    メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から選択
    される置換基1〜3個により置換されており;fは0、
    1または2であり;R(11)およびR(12)は相互に独立し
    て、 R(10)と同様に定義されるか、 または水素または炭
    素原子1、2、3または4個を有するアルキルであり;
    あるいは、 R(1)はフェニル、ナフチル、ビフェニリルまたは炭素原
    子1、2、3、4、5、6、7、8または9個を有する
    ヘテロアリールであり、後者は炭素または窒素環原子を
    介して連結されており、基の各々は未置換であるか、ま
    たはF、Cl、 CF 3、CH3、 メトキシ、 ヒドロキシル、アミ
    ノ、メチルアミノおよびジメチルアミノよりなる群から
    選択される置換基1〜3個により置換されており、ある
    いは、 R(1)は-SR(13)、 -OR(13)、 -NHR(13)、 -NR(13)R(14)、 -C
    HR(13)R(15)、 -C〔R(15)R(16)〕OH、 -C≡CR(18)、 -C〔R
    (19)〕=CHR(18)、 -C〔R(20)R(21)〕k-(CO)-〔CR(22)R(2
    3)〕l-R(24)であり;kは0、1、2、3または4であ
    り;lは0、1、2、3または4であり;R(13)およびR
    (14)は同じか、または異なっていて、-(CH2)g-(CHOH)h-
    (CH2)i-(CHOH)kk-R(17)または-(CH2)g-O-(CH2-CH2O)h-R
    (24)であり;R(17)は水素またはメチルであり;g、h
    およびiは同じかまたは異なっていて、0、1、2、3
    または4であり;kkは1、2、3または4であり;R(1
    5)およびR(16)は同じか、または異なっていて、水素、
    炭素原子1、2、3、4、5または6個を有するアルキ
    ルであるか、またはそれらを担持している炭素原子と一
    緒になって炭素原子3、4、5、6、7または8個を有
    するシクロアルキルであり;R(18)はフェニルであり、
    これは未置換であるか、またはF、Cl、 CF3、メチル、
    メトキシ、およびNR(25)R(26)よりなる群から選択され
    る置換基1〜3個により置換されており;R(25)およびR
    (26)はHまたは炭素原子1、2、3または4個を有する
    アルキルであり;あるいは、 R(18)は炭素原子1、2、3、4、5、6、7、8また
    は9個を有するヘテロアリールであり、これは未置換で
    あるか、またはフェニルのように置換されており;ある
    いは、 R(18)は炭素原子1、2、3、4、5または6個を有す
    るアルキルであり、これは未置換であるか、またはOH
    1〜3個により置換されており;あるいは、 R(18)は炭素原子3、4、5、6、7または8個を有す
    るシクロアルキルであり;R(19)、 R(20)、 R(21)、 R(22)
    およびR(23)は同じか、または異なっていて、水素また
    はメチルであり;R(24)はH、炭素原子1、2、3、
    4、5または6個を有するアルキル、炭素原子3、4、
    5、6、7または8個を有するシクロアルキルまたは-C
    mH2m-R(18)であり;mは1、2、3または4であり;2
    個の置換基R(2)およびR(3)の1個は-O-CO-R(27)であ
    り;R(27)は炭素原子1、2、3、4、5、6、7また
    は8個を有するアルキル、炭素原子3、4、5、6、7
    または8個を有するシクロアルキル、フェニル、ビフェ
    ニリル、ナフチル、ピリジルまたはキノリルであり、こ
    こでフェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジルまた
    はキノリルは未置換であるか、またはF、Cl、CF3、メ
    チル、メトキシおよびNR(7)R(8)よりなる群から選択さ
    れる置換基1〜3個で置換されており;R(7)およびR(8)
    は相互に独立して、水素または炭素原子1、2、3また
    は4個を有するアルキルであり;置換基R(2)およびR(3)
    の1個は常にR(1)と同様に定義され;R(4)およびR(5)は
    相互に独立して、水素、炭素原子1、2、3または4個
    を有するアルキルであり;炭素原子1、2、3または4
    個を有するアルコキシ、F、Cl、Br、I、CNまたは-(CH
    2)n-(CF2)o-CF3であり;nは0または1であり;oは0
    または1である〕のオルト置換ベンゾイルグアニジンお
    よびその製薬上許容し得る塩; bc) 下記式I 【化68】 〔式中:R(1)はR(13)-SOmまたはR(14)R(15)N-SO2-であ
    り;mは1または2であり;R(13)は炭素原子1、2、
    3、4、5、6、7または8個を有するアルキル、炭素
    原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有するペ
    ルフルオロアルキル、炭素原子3、4、5、6、7また
    は8個を有するアルケニルまたは-CnH2n-R(16)であり;
    nは0、1、2、3または4であり;R(16)は炭素原子
    3、4、5、6、7または8個を有するシクロアルキ
    ル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、こ
    こでフェニル、ビフェニリル、およびナフチルは未置換
    であるか、F、Cl、 CF3、 メチル、メトキシ、およびNR
    (25)R(26)よりなる群から選択される置換基1〜3個に
    より置換されており;R(25)およびR(26)は相互に独立し
    て、水素、炭素原子1、2、3または4個を有するアル
    キルまたは炭素原子1、2、3または4個を有するペル
    フルオロアルキルであり;R(14)は水素、炭素原子1、
    2、3、4、5、6、7または8個を有するアルキル、
    炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を有す
    るペルフルオロアルキル、炭素原子3、4、5、6、7
    または8個を有するアルケニルまたは-CnH 2n-R(27)であ
    り;nは0、1、2、3または4であり;R(27)は炭素
    原子3、4、5、6、7または8個を有するシクロアル
    キル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、
    ここでフェニル、ビフェニリルおよびナフチルは未置換
    であるか、またはF、Cl、 CF3、 メチル、メトキシおよ
    びNR(28)R(29)よりなる群から選択される置換基1〜3
    個により置換されており;R(28)およびR(29)は相互に独
    立して、水素、炭素原子1、2、3または4個を有する
    アルキルまたは炭素原子1、2、3または4個を有する
    ペルフルオロアルキルであり;R(15)は水素、炭素原子
    1、2、3または4個を有するアルキルまたは炭素原子
    1、2、3または4個を有するペルフルオロアルキルで
    あり;あるいは、 R(14)およびR(15)は一緒になって、メチレン基4〜5個
    となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3またはN
    −ベンジルで置き換えられることができ;置換基R(2)お
    よびR(3)の1個は水素であり;そして他の置換基R(2)お
    よびR(3)は各々の場合-CHR(30)R(31)であり;R(30)は-
    (CH2)g-(CHOH)h-(CH2)i-(CHOH)k-R(32)または-(CH2)g-O
    -(CH2-CH2O)h-R(24)であり;R(24)およびR(32)は相互に
    独立して、水素またはメチルであり;g、h、iは同じ
    であるか、または異なっていて、0、1、2、3または
    4であり;kは1、2、3または4であり;または他の
    置換基R(2)およびR(3)は各々の場合-C(OH)R(33)R(34)で
    あり;R(31)、 R(33)およびR(34)は同じであるか、また
    は異なっていて、水素または炭素原子1、2、3または
    4個を有するアルキルであり;あるいは、 R(33)およびR(34)は一緒になって炭素原子3、4、5ま
    たは6個を有するシクロアルキルであり;あるいは、 R(33)は-CH2OHであり;R(4)は炭素原子1、2、3また
    は4個を有するアルキル、炭素原子1、2、3または4
    個を有するアルコキシ、F、Cl、 Br、 I、CN、 -(CH2)n-
    (CF2)o-CF3であり;nは0または1であり;oは0、1
    または2である〕のベンゾイルグアニジンおよびその製
    薬上許容し得る塩; bd) 下記式I 【化69】 〔式中:R(1)、 R(2)、 R(3)、 R(4)、 R(5)およびR(6)は相
    互に独立して、H、C1-C10−アルキル;炭素原子1〜6
    個を有するハロアルキル、O−C1-C10−アルキル、炭素
    原子1〜6個を有するハロアルコキシ、F、Cl、 Br、
    I、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘ
    テロアリール、OH、 O−低級アルキル、O−アリール、
    O−低級アルキルアリール、O−置換アリール、O−低
    級アルキル−置換アリール、O-C(=O)-C1-C4−アルキル
    アリール、O-C(=O)-NH-C1-C4−アルキル、 O-C(=O)-N(C1
    -C4−アルキル)2、 NO2、 CN、 CF3、 NH2、 NH-C(=O)-C1-C4
    −アルキル、 NH-C(=O)-NH2、 COOH、 C(=O)-O-C1-C4−ア
    ルキル、 C(=O)-NH2、 C(=O)-NH-C1-C4−アルキル、 C(=O)
    -N(C1-C4−アルキル)2、 C1-C4-COOH、 C1-C4−アルキル
    −C(=O)-O-C1-C4−アルキル、 SO3H、 SO2−アルキル、 SO
    2−アルキルアリール、 SO2-N-(アルキル)2、 SO2-N(アル
    キル)(アルキルアリール)、 C(=O)-R(11)、 C1-C10−アル
    キル-C-(=O)-R(11)、 C2-C10−アルケニル-C(=O)-R(11)、
    C2-C10−アルキニル−C(=O)-R(11)、 NH-C(=O)-C1-C10
    −アルキル−C(=O)-R(11)またはO-C1-C11−アルキル−C
    (=O)-R(11)であり;R(11)はC1-C4−アルキル、C1-C4
    アルキニル、アリール、置換アリール、NH2、NH-C1-C4
    −アルキル、 N-(C1-C4−アルキル)2、 SO3H、 SO2−アル
    キル、SO2−アルキルアリール、SO2-N-(アルキル)2また
    はSO2-N(アルキル)(アルキルアリール)であり;Xは
    O、SまたはNHであり;R(7)、 R(8)、 R(9)およびR(10)
    は相互に独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ア
    リール、アルキルアリールであり;あるいは、 R(8)およびR(9)は一緒になって、5−、6−または7員
    複素環の一部を形成する〕のインダニリデンアセチルグ
    アニジンまたはその製薬上許容し得る塩; be) 下記式I 【化70】 〔式中:Tは 【化71】 であり;R(A)は水素、F、Cl、 Br、I、CN、 OH、 OR(6)、
    (C1-C4)−アルキル、Or(CH2)aCbF2b+1、 (C3-C8)−シク
    ロアルキルまたはNR(7)R(8)であり;rは0または1で
    あり;aは0、1、2、3または4であり;bは1、
    2、3または4であり;R(6)は(C1-C4)−アルキル、(C1
    -C4)−ペルフルオロアルキル、(C3-C6)−アルケニル、
    (C3-C8)−シクロアルキル、フェニルまたはベンジルで
    あり、ここでフェニル環は未置換であるか、またはF、
    Cl、 CF3、メチル、メトキシおよびNR(9)R(10)よりなる
    群から選択される置換基1〜3個により置換されてお
    り;R(9)およびR(10)はH、(C1-C4)−アルキルまたは(C
    1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;R(7)およびR(8)
    は相互に独立して、 R(6)と同様に定義され;あるいは、 R(7)およびR(8)は一緒になって、メチレン基4〜5個と
    なり、うちCH2基1個は酸素、イオウ、NH、 N-CH3または
    N−ベンジルで置き換えられることができ;R(B)、 R(C)
    およびR(D)は独立してR(A)と同様に定義され;xは0、
    1または2であり;yは0、1または2であり;R(F)は
    水素、F、Cl、Br、I、CN、 OR(12)、 (C1-C8)−アルキ
    ル、Op(CH2)fCgF 2g+1、 (C3-C8)−シクロアルキルまたは
    (C1-C9)−ヘテロアリールであり;pは0または1であ
    り;fは0、1、2、3または4であり;gは1、2、
    3、4、5、6、7または8であり;R(12)は(C1-C8)−
    アルキル、(C1-C4)−ペルフルオロアルキル、(C3-C8)−
    アルケニル、(C3-C8)−シクロアルキル、フェニルまた
    はベンジルであり、ここでフェニル環は未置換である
    か、またはF、Cl、 CF3、 メチル、メトキシおよびNR(1
    3)R(14)よりなる群から選択される置換基1〜3個によ
    り置換されており;R(13)およびR(14)はH、(C1-C4)−
    アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであ
    り;R(E)は独立してR(F)と同様に定義され;R(1)は独立
    してTと同様に定義され;あるいは、 R(1)は水素、-OkCmH2m+1、 -On(CH2)pCqF2q+1、 F、Cl、
    Br、I、 CN、 -(C=O)-N=C(NH2)2、 -SOrR(17)、 -SOr2NR(3
    1)R(32); -Ou(CH2)vC6H5、 -Ou2-(C1-C9)−ヘテロアリー
    ルまたは-Su2-(C1-C9)−ヘテロアリールであり;kは0
    または1であり;mは0、1、2、3、4、5、6、7
    または8であり;nは0または1であり;pは0、1、
    2、3または4であり;qは1、2、3、4、5、6、
    7または8であり;rは0、1または2であり;r2は
    0、1または2であり;R(31)およびR(32)は相互に独立
    して、水素、(C1-C8)−アルキルまたは(C1-C8)−ペルフ
    ルオロアルキルであり;あるいは、 R(31)およびR(32)は一緒になって、メチレン基4〜5個
    となり、うちCH2基1個は酸素、S、NH、 N-CH3またはN
    −ベンジルで置き換えられることができ;R(17)は(C1-C
    8)−アルキルであり;uは0または1であり;u2は0ま
    たは1であり;vは0、1、2、3または4であり;こ
    こでフェニル環は未置換であるか、またはF、Cl、 C
    F3、メチル、メトキシ、-(CH2)wNR(21)R(22)、 NR(18)R
    (19)および(C1-C9)−ヘテロアリールよりなる群から選
    択される置換基1〜3個により置換されており;R(18)、
    R(19)、 R(21)およびR(22)は相互に独立して、(C1-C4)
    −アルキルまたは(C1-C4)−ペルフルオロアルキルであ
    り;wは1、2、3または4であり;ここで(C1-C9)−
    ヘテロアリールの複素環は未置換であるか、またはF、
    Cl、CF3、メチルまたはメトキシからなる群から選択さ
    れる置換基1〜3個により置換されており;R(2)、 R
    (3)、 R(4)およびR(5)は相互に独立して、R(1)と同様に
    定義され、 あるいは、 R(1)およびR(2)またはR(2)およびR(3)は各々の場合一緒
    になって-CH-CH=CH-CH-であり、これは未置換である
    か、またはF、Cl、CF3、メチル、メトキシ、−(CH2)w2
    NR(24)R(25)およびNR(26)R(27)よりなり群から選択され
    る置換基1〜3個により置換されており;R(24)、 R(2
    5)、 R(26)およびR(27)はH、(C1-C4)−アルキルまたは
    (C1-C4)−ペルフルオロアルキルであり;w2は1、2、
    3または4であり;基Tは分子中に少なくとも2回存在
    しているが、但し多くとも3回である〕のフェニル置換
    アルケニルカルボン酸グアニジンおよびその製薬上許容
    し得る塩; bf) 下記式I 【化72】 〔式中:R(1)はCF3であり;置換基R(2)およびR(3)の1
    個は水素であり;そして他の置換基R(2)およびR(3)は各
    々の場合-C(OH)(CH3)-CH2OH、 -CH(CH3)-CH2OHまたは-C
    (OH)(CH3)2であり;R(4)はメチル、メトキシ、Clまたは
    CF3である〕のベンゾイルグアニジンおよびその製薬上
    許容し得る塩; (DE 195 02 895, DE 44 30 212, EP 667 341, DE 44 04
    183, EP 708 088,EP 723 963, EP 0 694 537, DE 44
    21 495, EP 699 660, EP 699 663,EP 699 666,DE 43 3
    7 611, EP 07 19 766, WO 94/26709, WO 96 04 241,E
    P 726 254, US 4251 545, DE 35 02 629, WO 84/0087
    5, Kumamoto等,Pharm. Bull. 〔1966〕,7-13; US 3 78
    0 027, JP 8225513; EP 743 301) II.あるいは下記式: 【化73】 〔式中:W、YおよびZはR(2)またはR(3)またはR(4)で
    置換された窒素原子または炭素原子であり;R(1)は水
    素、A、Hal、 -CF3、 -CH2F、-CHF2、 -CH2CF3、 -C2F5、 -C
    N、-NO2、 −エチニルまたはX-R′であり;Aは炭素原子
    1〜6個を有するアルキルであり;HalはF、Cl、 Brま
    たはIであり;Xは、酸素、SまたはNR″であり;R″
    は水素、Aまたは炭素原子3〜7個を有する環状メチレ
    ン鎖であり;R′はH、A、HO-A-、 HOOC-A-、 (C3-C7)−
    シクロアルキル、(C6-C8)−シクロアルキルアルキル、C
    F3、 CH2F、 CHF2、 CH2-CF3、 Ph、 -CH2-PhまたはHetであ
    り;Phはフェニル、ナフチルまたはビフェニリルであ
    り、これは未置換であるか、またはA、OA、 NR′R″、H
    al、CF3によりモノ、ジまたはトリ置換されており;Het
    は窒素、酸素および/またはイオウの原子1〜4個を有
    する1核または2核の、飽和、不飽和または芳香族の複
    素環であり、これは未置換であるか、またはHal、CF3
    A、OH、 OA、 -X-R′、 -CN、 -NO2および/またはカルボ
    ニル酸素によりモノ、ジまたはトリ置換されており;こ
    こでHetはNまたはアルキレン鎖CmH2mを介して結合して
    おり;m=0〜6であり;あるいは、 R′とR″は一緒になって炭素原子4〜5個を有するアル
    キレンとなり、うちCH 2基1個は酸素、S、NH、 N-A、 N-
    PhおよびN-CH2-Phで置き換えられることもでき;R(2)お
    よびR(3)は相互に独立して水素、Hal、A、HO-A-、 X-
    R′、-C(=N-OH)-A、A-O-CO-(C1-C4)−アルキル−、CN、
    NO2、 COOH、 ハロゲン置換A、特にCF3、 CH 2F、 CHF2、 C2
    F5、 CH2CF3またはS(O)nR′′′であり;R′′′はA、P
    hまたは-Hetであり;nは0、1または2であり;ある
    いは、 R(2)およびR(3)は相互に独立してSO2NR′R″、 Phまたは
    -O-Ph、 -O-CH2-Ph、-CO-A、 -CHO、 -COOA、 -CSNR′R″、
    CONR′R″、 -CH=CH-COOH、 -CH=CH-COOA、インデニル、
    インダニル、デカヒドロナフチル、シクロペンテニル、
    ジヒドロチエニル、ジヒドロフリル、ヘテロビシクリ
    ル、アルキルチエニル、ハロチエニル、ハロアルキルチ
    エニル、アシルチエニル、ハロフリル、ハロアルキルフ
    リルまたはピロリルであり;あるいは、 R(2)およびR(3)は相互に独立してR(5)-O-であり;R(5)
    は水素、A、(C1-C6)−アルケニルまたは(C3-C7)−シク
    ロアルキルであり;R(4)はPh、 Het、 -O-Het、 CF3、 S(O)
    nR′′′、-SO2NR′R″、 alk; 【化74】 であるか;あるいは、 置換基R(1)〜R(4)のうち2つが、一緒になって基-O-CR
    (6)R(7)-CO-NR(8)-または 【化75】 であり;ここでR(2)は記載した意味を有し;R(6)、 R
    (7)、 R(8)およびR(9)は相互に独立してHまたはAであ
    り;あるいは、R(8)は(C5-C7)−シクロアルキルであ
    り;あるいは、 R(9)はシアノであり;alkは未置換かまたはAでモノ、
    ジまたはトリ置換されている直鎖または分枝鎖の(C1-
    C8)−アルキルまたは(C3-C8)−シクロアルキルであり;
    あるいは、 alkはH、A、PhまたはHetで置換されているエテニルま
    たはエチニル基である〕の化合物;あるいは、 III.下記式: 【化76】 〔式中:XはH、Hal、(Hal)3C-、 (C1-C6)−アルキル、
    (C3-C6)−シクロアルキル、置換フェニル、(C1-C5)−ア
    ルキル−S−または(C1-C5)−アルキル−SO2-であり;Y
    はNH2または置換アミノであり;あるいは、 XとZは一緒になって-(CH2)4-または1,3−ブタジエニ
    レン鎖となり;あるいは、 ZはH、Hal、OH、 HS、 (C1-C5)−アルキル、(C3-C6)−
    シクロアルキル、置換フェニルであり;あるいは、 Zはアミノ基-NR(1)R(2)であり;R(1)はH、直鎖または
    分枝鎖の、場合により置換された(C1-C8)−アルキルで
    あり、これには酸素が介在でき;あるいは、 R(1)は(C3-C8)−アルケニル、(C3-C8)−アルキニル、
    (C3-C7)−シクロアルキルまたはOH置換フェニルまたはO
    H置換フェニル−(C1-C4)−アルキルまたはOH置換(C3-
    C7)−シクロアルキルであり;R(2)は1−モルホリノ、
    水素または直鎖または分枝鎖の(C1-C8)−アルキル鎖で
    あり、これには酸素またはアミノ基が介在でき、その直
    鎖または分枝鎖の(C1-C8)−アルキル鎖は未置換である
    か、または、窒素、酸素またはイオウの原子を含む置換
    された、または未置換の単核または多核の複素環により
    置換されており;あるいは、 そのアルキル鎖は、未置換であるかまたは(C1-C4)−ア
    ルコキシによりモノまたはポリ置換され、場合によりO
    H、 アルキルアミノ、アルキルまたはフェニルで置換さ
    れたフェニルにより;あるいは、 アミノカルボニル基により、あるいは、 ヒドロキシルまたは(C1-C4)−アルコキシ基により、置
    換されており;あるいは、 R(2)はフェニルであり、これは未置換であるか、または
    アルキル、アルコキシ、アミノ基で置換されており、こ
    れは置換基として、H、窒素、酸素またはイオウの原子
    を有する単核または多核の複素環ただし未置換または
    H、Halまたは(C1-C4)−アルキルで置換されたもの;未
    置換または(C1-C4)−アルキル、 (C1-C4)−アルコキシ、
    HalおよびOHよりなる群から選択される置換基で置換さ
    れたフェニル基を有しており;あるいは、 R(2)は1−ピペリジノであり、これは未置換であるか、
    または脂肪族、脂環族、芳香族またはヘテロ芳香族のカ
    ルボン酸のアシル基、部分的にOHまたは(C1-C4)−アル
    コキシで置換されていることのできる(C1-C8)−アルキ
    ルまたは(C1-C4)−アルコキシ置換フェニル基で4位を
    置換されており;あるいは、 R(2)はアミジノであり、これは未置換であるか、または
    未置換のまたはHalまたはアルキルで置換されているフ
    ェニルで置換されており;あるいは、 R(2)は脂肪族、脂環族、芳香族またはヘテロ芳香族のカ
    ルボン酸のアシル基であり;あるいは、 R(2)は(C1-C8)−アルキル鎖であり、これはOH、アルコ
    キシまたはアルキル基を担持したフェニル基で置換され
    ていることができ;あるいは、 R(1)およびR(2)はそれらが結合している窒素原子と一緒
    になってピペラジン環を形成し、 これは未置換であるか、または(C1-C6)−メチレン鎖を
    介して単核または多核のヘテロ環を担持しており、これ
    は、窒素、酸素またはイオウを含んでおり;HalはF、C
    l、 BrまたはIである〕の化合物;あるいは、 IV.下記式: 【化77】 〔式中:R(2)は水素、未置換のまたは置換された(C1-
    C8)−アルキル、(C3-C7)−シクロアルキル、 OH、 (C1-
    C6)−アルキル−O−、芳香族基または基-CH2-R(20)で
    あり;R(20)は(C2-C6)−アルケニルまたは(C2-C6)−ア
    ルキニルであり;R(1)は1〜5個の同じかまたは異なる
    置換基であり、これは水素、未置換のまたは置換された
    (C1-C8)−アルキル、 (C2-C6)−アルケニル、 (C2-C6)−
    アルキニル、(C3-C7)−シクロアルキル、 ハロゲン、-NO
    2、 (C2-C8)−アルカノイル、炭素原子10個までを有する
    アリールアルカノイル、炭素原子11個までを有するアロ
    イル、-COOH、 (C2-C6)−アルコキシカルボニル、芳香族
    基または以下の基:-OR(3)、 -NR(6)R(7)または-S(O)nR
    (40)の1つであり;R(3)は水素、(C1-C8)−アルキル、
    置換された(C1-C8)−アルキル、(C3-C7)−シクロアルキ
    ル、 芳香族基または基-CH2-R(30)であり;, R(30)はア
    ルケニルまたはアルキニルであり;R(6)およびR(7)は相
    互に独立して水素、未置換のまたは置換された(C1-C8)
    −アルキル、 (C3-C7)−シクロアルキル、(C2-C8)−アル
    カノイル、 炭素原子10個までを有するアリールアルカノ
    イル基、炭素原子11個までを有するアロイル基、芳香族
    基または-CH2-R(60)であり;R(60)は(C2-C6)−アルケニ
    ルまたは(C2-C6)−アルキニルであり;あるいは、R(6)
    およびR(7)は窒素原子と一緒になって5〜7員の環状ア
    ミンとなり、これは更に環内に別のヘテロ原子を含むこ
    とができ;nは0、1または2であり;R(40)は未置換
    のまたは置換された(C1-C8)−アルキル、または芳香族
    基または基 【化78】 であり;Aは酸素、-S(O)n-または-NR(50)-であり;R(5
    0)は水素または(C1-C8)−アルキルであり;R′は水素、
    または未置換のまたは置換された(C1-C8)−アルキルで
    あり、ここで環は飽和の3〜8員の窒素原子含有ヘテロ
    環を指し;上記置換アルキルはハロゲン、-OH、 (C1-C6)
    −アルコキシ、-CN、 -COOH、(C2-C6)−アルコキシカル
    ボニル、 (C2-C8)−アルカノイル、炭素原子10個までを
    有するアリールアルカノイル、炭素原子11個までを有す
    るアロイル、芳香族基、-CONR(4)R(5)よりなる群から選
    択される基1つ以上を担持しており;R(4)およびR(5)は
    同じかまたは異なっていて、水素または(C1-C8)−アル
    キルであり;あるいは、 R(4)およびR(5)は相互に連結されており、そして一緒に
    なって5〜7員の環状アミンとなり、これは更に別のヘ
    テロ原子を環内に含むことができ;あるいは、上記置換
    アルキルは基 【化79】 を担持しており;ここで、 Eは窒素原子またはCH基であり;R″は水素、未置換で
    あるかまたはOHで置換されている(C1-C8)−アルキル、
    (C 1-C6)−アルコキシ、-CN、 -COOH、(C2-C6)−アルコキ
    シカルボニル、(C2-C8)−アルカノイル、炭素原子10個
    までを有するアリールアルカノイル、炭素原子11個まで
    を有するアロイル、芳香族基、 -NR(6)R(7)、 -CONR(4)R
    (5)であり;R(4)およびR(5)は相互に独立して水素また
    は(C1-C8)−アルキルであり;ここで式: 【化80】 の環系は3〜8員の飽和した脂肪族または複素環の窒素
    原子含有環系であり、ここで上記芳香族基は炭素原子10
    個までを有するアリール基、窒素原子1〜4個を有する
    5員または6員のヘテロアリール基、窒素原子1または
    2個および酸素またはイオウであるヘテロ原子を有する
    5員または6員のヘテロアリール基、またはフリルであ
    り、そして上記アリール基は未置換であるか、または、
    未置換(C1-C8)−アルキルまたは置換(C1-C8)−アルキ
    ル、ハロゲン、-NO2、 (C2-C6)−アルコキシカルボニ
    ル、COOH、 -OR(3)、NR(6)R(7)、 -CONR(4)R(5)、 -SO2NR
    (6)R(7)またはS(O)nR(40)で置換されることができ、こ
    こでR(1)およびグアニジノカルボニル基はインドール環
    系の5員または6員の環の何れの所望の位にあることも
    できる〕のインドロイルグアニジン誘導体および適当な
    その製薬上許容し得る塩;あるいは、 V.下記式: 【化81】 〔式中:Xは-O-、 -S-、 -NH-、 -N〔(C1-C4)−アルキ
    ル〕−または−N(フェニル)−であり;R(1)、 R(2)お
    よびR(3)は水素、ハロゲン、(C1-C4)−アルキル、 (C1-C
    4)−アルキル−O−、 フェニル、 ベンジルであり;ある
    いは、 置換基R(1)、 R(2)およびR(3)のうち2つはベンゾ環系の
    一方の側と合わさって4〜6員の炭素環を形成し;R(4)
    およびR(5)は相互に独立して水素、(C1-C12)−アルキ
    ル、ベンズヒドリル、アラルキルであり、これは未置換
    であるかまたはハロゲン、(C1-C4)−アルキル、(C1-C4)
    −アルキル−O−または-CF3、 -(CH2)m-CH2-Tよりなる
    群から選択される置換基1つ以上で置換されており;m
    は0〜3であり;Tは-CO-O-T(1)であり;T(1)は水素ま
    たは(C1-C4)−アルキルであり;Cyはベンゾ縮合の不飽
    和またはジヒドロ−5員環の複素環 【化82】 式 【化83】 のピラゾールまたはイミダゾール環、ナフチル基または
    ジヒドロ−またはテトラヒドロナフチル基 【化84】 2−、3−または4−ピリジル基 【化85】 ただしZはN-またはCH;チエニル基 【化86】 であり;R(6)は水素、ハロゲン、ヒドロキシル、(C1-C
    10)−アルキル、(C1-C10)−アルキル−O−、フェノキ
    シ、(C1-C10)−アルキルオキシメチルオキシ−または-
    (O) nS-R(9)であり;R(9)は(C1-C10)−アルキル、チエニ
    ル、ピリジル、チアゾリル、チアジアゾリル、イミダゾ
    リル、ピラゾリルまたはフェニルであり、これらは各々
    未置換であるか、またはハロゲン、(C1-C4)−アルキル
    または(C1-C4)−アルキル−O−でモノまたはジ置換さ
    れており;R(7)およびR(8)は水素、ハロゲン、ヒドロキ
    シル、(C1-C10)−アルキル、(C1-C10)−アルキル−O
    −、フェニル、フェノキシまたは(C1-C10)−アルコキシ
    メチルオキシであり;あるいは、 Cyはフェニルであり、これは未置換であるか、またはハ
    ロゲン、(C1-C4)−アルキルまたは(C1-C4)−アルキル−
    O−でモノまたはジ置換されており;あるいは、 Cyは-Gr-Amであり;Grは-R(13)-R(12)-(CH2)q-C〔W〕
    〔W(1)〕-(CH2)q′-;R(13)R(14)-または-R(15)-であ
    り;R(12)は単結合、-O-、 -(O)nS-、 -CO-または-CONH-
    であり;R(13)は単結合、フェニル、チエニル、ピリジ
    ル、チアゾリル、チアジアゾリル、イミダゾリルまたは
    ピラゾリルであり;R(14)は単結合またはSO2-であり;R
    (15)は(C2-C10)−アルケニル−または(C2-C10)−アルキ
    ニルであり;WおよびW(1)は相互に独立して水素、 (C1-
    C4)−アルキルであり;あるいは、 WおよびW(1)は相互に環接合し(C3-C8)−炭化水素環と
    なり;qおよびq′は0〜9であり;Amは-NR(10)R(11)
    であり;R(10)は水素、(C1-C4)−アルキルまたはベンジ
    ルであり;R(11)は(C1-C4)−アルキル、フェニルまたは
    ベンジルであり;あるいは、 R(10)とR(11)は一緒になって(C3-C10)−アルキレン基と
    なり、これは未置換であるか、-COOH、 (C1-C5)−アルコ
    キシカルボニル、(C2-C4)−ヒドロキシルアルキレンま
    たはベンジルで置換されており;あるいは、 Amはピロリル、ピリジル、ピラゾリル、モルホリニル、
    ジヒドロピリジル、テトラヒドロピリジル、キヌクリジ
    ニル、イミダゾリル、3−アザビシクロ〔3.2.1〕オク
    チルであり、これは未置換であるか、または(C1-C4)−
    アルキルで置換されており;あるいは、 Amはアザビシクロ〔3.2.2〕ノニルであり;あるいは、 Amは式 【化87】 のピペラジン基であり;R(16)は水素、(C1-C4)−アルキ
    ル、(C3-C6)−シクロアルキル、フェニル、トリル、メ
    トキシフェニル、ハロフェニル、ジフェニルメチレン、
    ベンジルまたはピリジルであり;あるいは、 Amはアジド基-(O)t-(CH2)q-C〔W〕〔W(1)〕-(CH2)q′-N
    3であり;tは0または1であり;ここでWおよびW(1)
    は前述した意味を有する〕の複素環グアニジン誘導体お
    よび光学エナンチオマーおよび薬理学上許容し得るその
    塩;あるいは、 VI. EP-743 301 (DE 195 17 848)、 EP 758 644 (DE 19
    5 29 612)、 EP 760 365(DE 195 31 138)に記載のグアニ
    ジン化合物 【化88】 〔式中、R(1)=R(2)はH、ハロ、アルキル、CN、 NO2、 ペ
    ルフルオロアルキル、SO nCF3であり;R(3)=CH=CH2、 CH2
    -CH=CH2、 CH2-CH2-CH=CH2、 シクロアルケニル、 シクロ
    アルケニルアルキル; R(4)=アルキル、 (置換)フェニ
    ル〕、 またはDE 195 48 708、 WO 97 25 310、 WO 97 27 183、 D
    E 196 01 303、 EP 787728、 JP 82 25 513、 JP 090 59 2
    45、 JP 090 67 332、 JP 090 67 340、 WO 97 11 055およ
    びEP 743 301に記載のグアニジン化合物。
  3. 【請求項3】 NHE抑制剤および心臓保護条件下での高
    血圧の治療のための血圧降下剤からなる請求項2記載の
    組合せ医薬製剤。
  4. 【請求項4】 NHE抑制剤および心臓保護条件下での高
    血圧の治療および不斉脈の治療のためのβ−受容体遮断
    剤からなる請求項2記載の組合せ医薬製剤。
  5. 【請求項5】 NHE抑制剤および心臓保護条件下での高
    血圧の治療のためのカルシウム拮抗剤からなる請求項2
    記載の組合せ医薬製剤。
  6. 【請求項6】 NHE抑制剤および心臓保護条件下での高
    血圧の治療のためのアンギオテンシン交換酵素阻害剤か
    らなる請求項2記載の組合せ医薬製剤。
  7. 【請求項7】 NHE抑制剤および利尿剤または心臓保護
    条件下での高血圧および心不全の治療のためのアルドス
    テロン拮抗剤からなる請求項2記載の組合せ医薬製剤。
  8. 【請求項8】 NHE抑制剤および心臓保護条件下での心
    不全およびうっ血性心不全の治療のための心臓の収縮力
    を強化する薬剤からなる請求項2記載の組合せ医薬製
    剤。
  9. 【請求項9】 NHE抑制剤および心臓保護条件下での心
    不全およびうっ血性心不全の治療のための強心配糖体か
    らなる請求項2記載の組合せ医薬製剤。
  10. 【請求項10】 NHE抑制剤および心臓保護条件下での
    種々の発生の心律動異常の治療のための抗不整脈剤から
    なる請求項2記載の組合せ医薬製剤。
  11. 【請求項11】 NHE抑制剤および心臓保護条件下での
    種々の発生の心律動異常の治療のためのクラスI、II、
    IIIまたはIVの抗不整脈剤からなる請求項2記載の組合
    せ医薬製剤。
  12. 【請求項12】 NHE抑制剤および心血管系作用を有す
    る硝酸剤からなる請求項2記載の組合せ医薬製剤。
  13. 【請求項13】 NHE抑制剤およびK(ATP)チャネル開口
    剤からなる請求項2記載の組合せ医薬製剤。
  14. 【請求項14】 NHE抑制剤およびK(ATP)チャネル遮断
    剤からなる請求項2記載の組合せ医薬製剤。
  15. 【請求項15】 非不活性化ナトリウムチャネルの抑制
    剤と組合せたNHE抑制剤カリポライド(Hoe 642)からな
    る請求項2記載の組合せ医薬製剤。
  16. 【請求項16】 医薬活性化合物として、Na+/H+交換
    物質抑制剤および心血管系作用を有する別の物質からな
    り、心血管系疾患の治療または予防に同時または別個の
    使用あるいは段階のついた時間間隔での使用のためにこ
    れらの活性化合物を組合せて使用するための使用説明書
    を伴っている市販用パック。
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