JPH11139673A - 用紙処理装置 - Google Patents

用紙処理装置

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JPH11139673A
JPH11139673A JP9316075A JP31607597A JPH11139673A JP H11139673 A JPH11139673 A JP H11139673A JP 9316075 A JP9316075 A JP 9316075A JP 31607597 A JP31607597 A JP 31607597A JP H11139673 A JPH11139673 A JP H11139673A
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JP
Japan
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sheet bundle
sheet
claw
discharge
staple tray
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JP9316075A
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English (en)
Inventor
Yuji Ueno
裕二 植野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11139673A publication Critical patent/JPH11139673A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置本体から排出された用紙をステ
ープルトレイにスタックしてその用紙を揃え、揃えた用
紙束をステープル装置によって綴じ、綴じた用紙束を排
出爪によってステープルトレイから排出させる用紙処理
装置において、用紙束を円滑かつ迅速に排出させ、かつ
用紙束に排出爪による傷が付けられる不具合を阻止す
る。 【解決手段】 排出爪37が、綴じられた用紙束P2の
後端縁31に接触して用紙束P2を搬送しているときの
排出爪37の位置に応じて、排出爪37の作動速さが変
化するように、排出爪37を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置本体
から排出された用紙を1枚ずつ送り込んで当該用紙をス
タックするためのステープルトレイと、該ステープルト
レイに送り込まれた各用紙をその幅方向に揃える用紙揃
え装置と、揃えられた用紙束をステープル針によって綴
じるステープル装置と、綴じられた用紙束をステープル
トレイから排出させる用紙排出装置とを具備し、該用紙
排出装置は、綴じられた用紙束の後端縁に当接し、該用
紙束を押圧しつつ搬送してステープルトレイから排出さ
せるように作動する排出爪を有している用紙処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷
機又はこれらの少なくとも2つの機能を備えた画像形成
装置の本体から排出された用紙を揃え、その用紙束をス
テープル針によって綴じた後、その用紙束を排出する上
記形式の用紙処理装置は従来より公知である。このよう
な用紙処理装置は、用紙後処理装置とも称せられてい
る。
【0003】この形式の用紙処理装置は、画像形成装置
本体から1枚ずつ排出された用紙をステープルトレイに
順次送り込んでスタックすると共に、ステープルトレイ
に送り込まれた各用紙を用紙揃え装置によって揃え、次
いでその用紙束をステープル装置によって綴じ、綴じら
れた用紙束を用紙排出装置によってステープルトレイか
ら排出するように構成されている。用紙排出装置は排出
爪を有し、その排出爪によって綴じられた用紙束の後端
縁を押圧し、その用紙束をステープルトレイから排出さ
せる。
【0004】このように、従来の用紙処理装置によって
も、画像形成装置本体から排出された用紙を後処理する
ことができる。ところが、従来は、綴じられた用紙束を
ステープルトレイから排出させるときの排出爪の作動速
さについて特に考慮が払われておらず、排出爪による用
紙束の搬送開始時から、用紙束が排出爪を離れるまでの
間、排出爪の作動速さが一定であったため、次に示すよ
うな不具合が発生するおそれがあった。
【0005】先ず、排出爪によって搬送される用紙束
は、その搬送中の各位置において異なった外的条件下に
おかれることがある。ところが従来は排出爪の作動速さ
が一定であったため、用紙束に対する外的条件が変化し
たとき、これに対処できず、用紙束を円滑に搬送できな
くなるおそれがあった。これを従来の第1の欠点とす
る。
【0006】また綴じられた用紙束を迅速に排出させる
には、排出爪の作動速さを速くし、用紙束を高速で搬送
して排出させればよい。ところが、このようにすると、
排出爪が用紙束の後端縁に当接するとき、用紙束に大き
な衝撃力が加えられ、用紙束に傷が付くおそれがある。
このような不具合を阻止するには、排出爪の作動速さを
遅くすればよいが、このようにすると用紙束を迅速にス
テープルトレイから排出させることができず、用紙処理
装置の処理能力が低下する。これを従来の第2の欠点と
する。
【0007】さらに、用紙束の用紙枚数が異なると、排
出爪による用紙束の搬送機能に相違が生じる。ところ
が、従来は、排出爪の作動速さが常に一定であったた
め、用紙枚数の変動に対処することはできず、用紙束を
円滑に搬送できなくなるおそれがあった。これを従来の
第3の欠点とする。
【0008】また、用紙束の用紙枚数によって、その用
紙束の搬送能力や、その後端縁がステープルトレイを離
れた後の状況も変化するが、従来は、この点についても
対処することはできなかった。これを従来の第4の欠点
とする。
【0009】さらに、用紙束の用紙サイズが異なって
も、排出爪による用紙束の搬送機能に相違が生じる。と
ころが、従来は、排出爪の作動速さが常に一定であった
ため、用紙枚数の変動に対処することはできず、用紙束
を円滑に搬送できなくなるおそれがあった。これを従来
の第5の欠点とする。
【0010】また、用紙束の用紙サイズによって、その
用紙束の搬送能力や、その後端縁がステープルトレイを
離れた後の状況も変化するが、従来は、この点について
も対処することはできなかった。これを従来の第6の欠
点とする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであって、その第1の目
的は、従来の第1の欠点を除去した用紙処理装置を提供
することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、従来の第2の欠点
を除去した用紙処理装置を提供することにある。
【0013】本発明の第3の目的は、従来の第3の欠点
を除去した用紙処理装置を提供することにある。
【0014】本発明の第4の目的は、従来の第4の欠点
を除去した用紙処理装置を提供することにある。
【0015】本発明の第5の目的は、従来の第5の欠点
を除去した用紙処理装置を提供することにある。
【0016】本発明の第6の目的は、従来の第6の欠点
を除去した用紙処理装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するため、冒頭に記載した形式の用紙処理装置
において、前記排出爪が、綴じられた用紙束の後端縁に
接触して該用紙束を搬送しているときの当該排出爪の位
置に応じて、排出爪の作動速さが変化するように、排出
爪を作動させる駆動制御手段を設けたことを特徴とする
用紙処理装置を提案する(請求項1)。
【0018】本発明は、上記第2の目的を達成するた
め、冒頭に記載した形式の用紙処理装置において、綴じ
られた用紙束をステープルトレイから排出させるべく、
前記排出爪が用紙束の後端縁に当接する時の排出爪の作
動速さをV1とし、排出爪によって搬送される用紙束の
後端縁が排出爪から離れる時の排出爪の作動速さをV2
としたとき、V2>V1となるように排出爪を作動させる
駆動制御手段を設けたことを特徴とする用紙処理装置を
提案する(請求項2)。
【0019】本発明は、上記第3の目的を達成するた
め、冒頭に記載した形式の用紙処理装置において、排出
爪によって搬送される用紙束の後端縁が排出爪から離れ
る時の排出爪の作動速さが、綴じられた用紙束の用紙枚
数に応じて変化するように当該排出爪を作動させる駆動
制御手段を設けたことを特徴とする用紙処理装置を提案
する(請求項3)。
【0020】本発明は、上記第4の目的を達成するた
め、冒頭に記載した形式の用紙処理装置において、綴じ
られた用紙束の用紙枚数が所定数以上であるときに、排
出爪によって搬送される当該用紙束の後端縁が排出爪か
ら離れる時の排出爪の作動速さをV21とし、綴じられた
用紙束の用紙枚数が前記所定数より少ないときに、排出
爪によって搬送される当該用紙束の後端縁が排出爪から
離れる時の排出爪の速さをV22としたとき、V21>V22
となるように排出爪を作動させる駆動制御手段を設けた
ことを特徴とする用紙処理装置を提案する(請求項
4)。
【0021】本発明は、上記第5の目的を達成するた
め、冒頭に記載した形式の用紙処理装置において、排出
爪によって搬送される用紙束の後端縁が排出爪から離れ
る時の排出爪の作動速さが、用紙のサイズに応じて変化
するように当該排出爪を作動させる駆動制御手段を設け
たことを特徴とする用紙処理装置を提案する(請求項
5)。
【0022】本発明は、上記第6の目的を達成するた
め、冒頭に記載した形式の用紙処理装置において、綴じ
られた用紙束の用紙のサイズが所定の大きさ以上である
ときに、排出爪によって搬送される当該用紙束の後端縁
が排出爪から離れる時の排出爪の作動速さをV23とし、
綴じられた用紙束の用紙のサイズが前記所定の大きさよ
りも小さいときに、排出爪によって搬送される当該用紙
束の後端縁が排出爪から離れる時の排出爪の作動速さを
24としたとき、V23>V24となるように排出爪を作動
させる駆動制御手段を設けたことを特徴とする用紙処理
装置を提案する(請求項6)。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0024】図1は、本例の用紙処理装置の内部構造を
その手前側から示した正面図、図2は図1の部分拡大正
面図、図3はさらに図2の一部を拡大して示した正面図
である。図示していないオペレータが用紙処理装置を操
作するときに位置する側が用紙処理装置本体1の正面
側、すなわち手前側であり、図1は用紙処理装置をその
手前側から見た正面図である。用紙処理装置本体1の手
前側の部位には、図示していない前ドアが開閉自在に支
持され、その前ドアを開くことによって用紙処理装置本
体1の内部の各要素の修理や保守点検などのメインテナ
ンス作業を行うことができる。
【0025】図1に示した用紙処理装置の右隣りには、
図示していない画像形成装置本体、例えば複写機本体が
配置され、その画像形成装置本体からは表面に画像の形
成された用紙、例えばコピー済みの複写紙が1枚ずつ排
出される。その各用紙は、用紙処理装置本体1の入口ガ
イド板2,3によって矢印A方向に案内されながら用紙
処理装置本体1内に搬入され、搬送ローラ対4,5によ
って用紙処理装置本体1内の用紙搬送路6を搬送され
る。
【0026】用紙搬送路6中には分岐爪7が設けられ、
その分岐爪7は、図1及び図3に実線で示した第1の位
置と、一点鎖線で示した第2の位置との間を作動可能に
枢ピン7Aを介して用紙処理装置本体1の支持フレーム
(図示せず)に枢支されている。用紙を綴じずに、その
用紙を用紙処理装置本体1から排出させるときは、分岐
爪7は第2の位置を占め、これによって用紙は用紙搬送
路8に導かれ、搬送ローラ対9,10によって矢印B方
向に搬送され、排紙ローラ対11によって矢印Cで示す
ように排紙トレイ12上に排出される。
【0027】用紙処理装置本体1に搬入された用紙を綴
じるときは、分岐爪7が実線で示した第1の位置を占
め、よって、図2に示すように搬送ローラ対5により搬
送される用紙Pは、この分岐爪7によって案内されなが
ら、用紙処理装置本体1の支持フレームに固定支持され
たステープルトレイ13上に送り込まれる。図3には、
1枚の用紙Pが搬送ローラ対5から出てステープルトレ
イ13に送り込まれるときの様子を二点鎖線で示してあ
り、矢印Dはこのときの用紙Pの動きを示している。
【0028】図4は、ステープルトレイ13の一部とこ
れに関連する各要素を図1の斜め右側から見たときの斜
視図であり、図5はこれらの要素を図4とは反対の側か
ら見たときの斜視図であって、これらの図では、ステー
プルトレイ13を一点鎖線で示し、用紙を二点鎖線で表
わしてある。
【0029】図1乃至図5に示すように、ステープルト
レイ13の下部には適数の、図の例では2個のストッパ
14が固着され、搬送ローラ対5を出た用紙Pは、その
自重でステープルトレイ13に落ち込み、その後端縁3
1がストッパ14によって受け止められてステープルト
レイ13上に載置される。このようにして、画像形成装
置本体から1枚ずつ排出される用紙Pは、ステープルト
レイ13に送り込まれ、ここにスタックされる。すなわ
ち、各用紙がステープルトレイ13に積み重ねられた状
態で載置されるのである。このとき、各用紙Pの後端縁
31は、ストッパ14に当接し、当該ストッパ14を基
準として、その各用紙の後端縁31の位置が揃えられ
る。用紙処理装置本体1に搬入される用紙の枚数は、用
紙処理装置本体1の用紙入口近傍に設けられたセンサ4
2によって検知される。
【0030】上述のように、図示した用紙処理装置は、
画像形成装置本体から排出された用紙Pを1枚ずつ送り
込んで当該用紙Pをスタックするためのステープルトレ
イ13を有しているが、そのほか、ステープルトレイ1
3に送り込まれた各用紙Pをその幅方向に揃える用紙揃
え装置を具備している。本例の用紙揃え装置は、図4及
び図5に示すように、基準フェンス15とジョガーフェ
ンス16とを有している。基準フェンス15とジョガー
フェンス16は、ステープルトレイ13に送り込まれて
スタックされた用紙の側縁17,18に対して平行に長
く延び、基準フェンス15の幅方向の各端縁には、板状
のフランジ19,20がそれぞれ一体に付設され、その
全体がほぼコの字形の横断面形状となっている。同じ
く、ジョガーフェンス16の幅方向各端縁にも板状のフ
ランジ21,22が一体に付設され、その全体がほぼコ
の字形の横断面形状となっている。
【0031】ここで、用紙Pが載置される側のステープ
ルトレイ13の面を表面13Aとし、その反対側の面を
裏面13Bとすると、基準フェンス15とジョガーフェ
ンス16は、ステープルトレイ13の表面13Aの側に
位置し、その各フェンス15,16はステープルトレイ
13の表面13Aに対してほぼ垂直な姿勢をとり、各フ
ェンス15,16に一体に付設された一方のフランジ1
9,21が、それぞれステープルトレイ13の表面13
Aに摺動可能に当接している。
【0032】また図5に示すように、ステープルトレイ
13の裏面13Bの側には、フェンス駆動モータ23と
ジョガー駆動モータ24が配置され、これらのモータ2
3,24はそれぞれ用紙処理装置本体1の支持フレーム
に固定支持されている。同じく、ステープルトレイ13
の裏面13Bの側には、用紙処理装置本体1の支持フレ
ームに回転自在に支持されたプーリ25,26がそれぞ
れ配置され、フェンス駆動モータ23の出力軸に固定さ
れた図示していないプーリと、図5に示したプーリ25
とに無端状のベルト27が巻き掛けられている。同じく
ジョガー駆動モータ24の出力軸に固定された図示して
いないプーリと、図5に示したプーリ26にも無端状の
ベルト28が巻き掛けられている。一方のベルト27
は、基準フェンス15と一体のフランジ19に固設され
た取付部片29に係止され、同様に他方のベルト28
も、ジョガーフェンス16と一体のフランジ21に固設
された取付片30に係止されている。フェンス駆動モー
タ23とジョガー駆動モータ24は、共にステッピング
モータより成る。
【0033】また、両フランジ19,21に一体に突設
された突出部46,47は、ガイドロッド33に摺動自
在に嵌合し、このガイドロッド33は用紙Pの幅方向W
に延び、用紙処理装置本体1の支持フレームに固定され
ている。
【0034】各駆動モータ23,24が作動して各ベル
ト27,28が駆動されると、基準フェンス15とジョ
ガーフェンス16は、ガイドロッド33に案内されなが
らステープルトレイ13にスタックされた用紙の幅方向
Wに作動する。このとき、取付部片29,30と突出部
46,47がステープルトレイ13に干渉しないよう
に、そのステープルトレイ13には用紙の幅方向に延び
る切欠(図示せず)がそれぞれ形成されている。
【0035】前述のようにステープルトレイ13に用紙
Pが送り込まれてくるとき、基準フェンス15とジョガ
ーフェンス16は、その用紙Pの各側縁よりも外側の位
置で待機している。図4及び図5に符号P1で示した用
紙がステープルトレイ13に送り込まれてくる用紙であ
るとしたとき、基準フェンス15とジョガーフェンス1
6は、その用紙P1の幅方向Wに対して直交する一方の
側縁17Aと他方の側縁18Aから所定距離δ(図4)
だけ外側の位置で待機している。この所定距離δは例え
ば10mm程度である。このときの基準フェンス15の位
置が基準位置であり、同じくこのときのジョガーフェン
ス16の位置が揃え動作開始位置である。
【0036】用紙P1がステープルトレイ13に送り込
まれ、その後端縁31がストッパ14に当ったとき、ジ
ョガー駆動モータ24の作動により、ジョガーフェンス
16は、停止したままの基準フェンス15に接近する向
きに作動を開始し、用紙P1の他方の側縁18Aを押圧
し、当該用紙P1の一方の側縁17Aを基準フェンス1
5に当接させ、用紙P1を所定の位置に揃える。
【0037】ジョガーフェンス16が基準フェンス15
に対して最も近づいたときの位置が、当該ジョガーフェ
ンス16の揃え位置である。揃え位置へ作動したジョガ
ーフェンス16は、引き続きジョガー駆動モータ24の
逆転動作により、再び図4及び図5に示した揃え動作開
始位置に戻され、ここで停止する。
【0038】用紙がステープルトレイ13に送り込まれ
てくるたびに、ジョガーフェンス16が上述の揃え動作
を実行し、これによって各用紙は、図4及び図5に符号
P2で示すように揃えられた用紙束となってステープル
トレイ13上にスタックされる。ジョガーフェンス16
が揃え動作開始位置から揃え位置まで移動するストロー
クは、例えば、2×δよりも数mm大きな距離である。
【0039】一方、基準フェンス15は、例えば、用紙
処理装置の電源がオフされているようなとき、上述の基
準位置以外の待機位置で停止しており、画像形成装置本
体側において画像形成動作を開始したとき、フェンス駆
動モータ23の作動によって、基準フェンス15が図4
及び図5に示した基準位置に移動して停止する。この基
準位置は、ステープルトレイ13に送り込まれてくる用
紙P1の一方の側縁17Aから所定の距離δだけ離れた
位置であるから、その用紙の幅サイズに応じて、基準フ
ェンス15の基準位置は変動する。フェンス駆動モータ
23の作動により、基準フェンス15が、ステープルト
レイ13に送り込まれてくる用紙の幅サイズに応じた基
準位置に移動し、用紙が送り込まれるのを待つ。同様
に、ジョガーフェンス16の揃え動作開始位置も用紙の
幅サイズに応じて変化し、当該ジョガーフェンス16
も、通常は揃え動作開始位置と揃え位置以外の待機位置
で待機しており、例えば画像形成装置本体側で画像形成
動作が開始されたとき、ジョガー駆動モータ24の作動
によって、用紙の幅サイズに応じた揃え動作開始位置に
移動する。
【0040】ステープルトレイ13上に所定枚数の用紙
がスタックされ、これらが全て用紙揃え装置によって揃
えられたとき、その用紙束P2は、図4及び図5に示し
たステープル装置32の一方の部材32Aと他方の部材
32Bの間32Cに入り込んだ状態となっていて、この
状態でステープル装置32が作動し、両部材32A,3
2Bが互いに近づき、図示していないステープル針によ
って用紙束P2が綴じられる。用紙束P2がホッチキス
留めされるのである。
【0041】図4及び図5には、用紙処理装置本体1の
手前側に符号Fを付し、これとは反対の奥側には符号R
を付してあるが、これらの図から判るように、本例のス
テープル装置32は、ステープルトレイ13にスタック
された用紙束P2の用紙処理装置本体奥側Rの部位を綴
じるように配置され、当該ステープル装置32は、連結
部材43(図4)を介して、基準フェンス15に固定連
結され、ステープル装置32が基準フェンス15と一体
に作動するように構成されている。基準フェンス15と
ステープル装置32の相対位置が固定されているのであ
る。
【0042】基準フェンス15は、前述のように、用紙
の幅サイズに応じた基準位置に移動して停止し、この状
態でその用紙の揃え動作が行われ、次いでステープル装
置32による用紙束の綴じ動作が実行されるが、上記構
成により、基準フェンス15の移動と共にステープル装
置32も移動する。このため、基準フェンス15がいか
なる基準位置を占めようとも、用紙束に対する綴じ位置
は不変となり、確実に綴じ位置精度が高められる。な
お、ステープル装置32が基準フェンス15と共に作動
したとき、ステープル装置32がステープルトレイ13
と干渉しないように、当該ステープルトレイ13には切
欠(図示せず)が形成されている。
【0043】上述のように、図示した用紙処理装置は、
ステープルトレイ13に送り込まれて用紙揃え装置によ
って揃えられた用紙束P2をステープル針によって綴じ
るステープル装置32を有しているが、そのほか、綴じ
られた用紙束P2をステープルトレイ13から排出させ
る用紙排出装置を具備する。
【0044】本例の用紙排出装置は、図1、図2及び図
4に示すように、用紙処理装置本体1の支持フレームに
回転自在に支持されたプーリ133,134,135
と、これらに巻き掛けられた無端状のベルト36と、こ
のベルト36の表面に固定され、当該表面から外方に突
出する排出爪37(図1及び図4)と、用紙処理装置本
体1の支持フレームに支持されたステッピングモータよ
り成る駆動モータ38(図1)と、その出力軸に固定さ
れた駆動プーリ39と、前述のプーリ133と同軸に配
置された従動プーリ40と、これらのプーリ39,40
に巻き掛けられた無端状の伝動ベルト41とを有してい
る。プーリ133と他のプーリ135との間のベルト部
分は、ステープルトレイ13の表面13Aの側に位置
し、このベルト部分が当接するステープルトレイ13の
表面部分は、他の表面部分よりもわずかに凹んでいる
(図4)。プーリ39,40,133,134,13
5、ベルト36,41及び駆動モータ38は、排出爪3
7を作動させる排出爪駆動装置の一例を構成する。
【0045】排出爪37は、通常、図1に示した位置、
すなわちホームポジションで待機している。この位置
は、図示していない排出爪ホームセンサが排出爪37を
検知した位置であり、用紙処理装置や画像形成装置本体
が作動していないとき、排出爪37は、この位置(ホー
ムポジション)で停止している。ステープル装置32に
よって用紙束P2を綴じるステープル動作が行われると
き、又はそれ以前の適時に、駆動モータ38の作動によ
って、プーリ39が回転し、その回転がベルト41を介
して従動プーリ40に伝えられ、これによってそのプー
リ40と同軸のプーリ133が回転し、ベルト36が矢
印E(図2、図4)方向に作動する。これに伴って、排
出爪37はホームポジションから図4に示した用紙束P
2よりも少し下方の待機位置まで移動し、ここで待機す
る。
【0046】用紙束P2に対する綴じ(ステープル)動
作を終了すると、駆動モータ38の作動によって、ベル
ト36は再び矢印E方向に作動を開始し、排出爪37が
上昇する。これによって綴じられた用紙束P2の後端縁
31が排出爪37によって持ち上げられる。このように
して用紙束P2は上方に搬送され、前述の排紙ローラ対
11によって矢印Cで示すように排紙トレイ12上に放
出される。排出爪37は、そのホームポジションから用
紙束P2の少し下方の待機位置まで移動して待機し、こ
の位置から上昇して用紙束P2を持ち上げるので、排出
爪37は短時間で用紙束P2の後端縁31に接触でき、
用紙処理装置の処理能力を高めることができる。排出爪
37が用紙束P2の後端縁を離れた後も、排出爪37は
ベルト36と共に矢印E方向に回動し、再び図1に示し
たホームポジションに至り、次いで次の用紙束を搬送す
るため、図4に示した待機位置へ移動し、上述した動作
を繰返す。
【0047】上述のように、本例の用紙処理装置におけ
る用紙排出装置は、綴じられた用紙束P2の後端縁31
に当接し、該用紙束P2を押圧しつつ搬送してステープ
ルトレイ13から排出させるように作動する排出爪を有
している。
【0048】以上が、次に説明する各構成例に共通する
構成と作用である。
【0049】ここで、先にも説明したように、従来のこ
の種の用紙処理装置においては、綴じられた用紙束を押
圧してこれを搬送する排出爪が、用紙束の後端縁に接触
し始めてから、その後端縁を離れるまでの間、排出爪3
7は一定の速さで作動していた。
【0050】これに対し、本例の用紙処理装置において
は、排出爪37が、綴じられた用紙束P2の後端縁31
に接触して該用紙束P2を搬送しているときの当該排出
爪37の位置に応じて、排出爪37の作動速さが変化す
るように、排出爪37を作動させる駆動制御手段が設け
られている。これが請求項1に対応する第1の構成例で
ある。
【0051】この構成によれば、例えば、ステープルト
レイ13の形態や、その表面状態の変化などによって、
排出爪37によって排出される用紙束P2が、その搬送
中の各位置において受ける条件が変化しても、これに対
応させて排出爪37の作動速さを変えることができるの
で、常に安定した状態で用紙束P2を搬送することがで
きる。
【0052】また、請求項2に対応する第2の構成例に
おいては、綴じられた用紙束P2をステープルトレイ1
3から排出させるべく、排出爪37が用紙束P2の後端
縁31に当接する時の排出爪37の作動速さをV1
し、排出爪37によって搬送される用紙束P2の後端縁
31が排出爪37から離れる時の排出爪37の作動速さ
をV2としたとき、V2>V1となるように排出爪37を
作動させる駆動制御手段が設けられている。
【0053】この構成によれば、排出爪37が用紙束P
2の後端縁31に接触し速めるときは、その排出爪37
の速さV1は低速であるため、排出爪37が用紙束P2
の後端縁に与える衝撃力を極めて小さくでき、これによ
って用紙束P2に傷を付ける不具合を阻止できる。しか
も、用紙束P2の後端縁31がステープルトレイ13を
離れ、排出爪37から離れる時の排出爪37の作動速さ
2は高速であるため、排出爪37によって迅速に用紙
束P2を排紙トレイ12に排出させることができ、その
処理能力を高めることができる。排出爪37が用紙束P
2の後端縁31に接触した後、漸次排出爪37の作動速
さを高めるようにしてもよいし、段階的にその速さを高
めるようにしてもよい。
【0054】次に、請求項3に対応する第3の構成例に
おいては、排出爪37によって搬送される用紙束P2の
後端縁31が排出爪37から離れる時の排出爪37の作
動速さが、綴じられた用紙束P2の用紙枚数に応じて変
化するように当該排出爪37を作動させる駆動制御手段
が設けられている。
【0055】この構成によれば、用紙束P2の用紙枚数
に応じて排出爪37の作動速さを制御できるので、例え
ばその枚数が多いときは、その作動速さを高めて用紙束
の搬送能力を高め、逆に枚数が少ないときは、排出爪3
7の作動速さを下げ、用紙束が排紙トレイ12に大きく
飛び出すように放出されたり、斜めに放出されることを
防止できる。
【0056】さらに、請求項4に対応する第4の構成例
においては、綴じられた用紙束P2の用紙枚数が所定数
以上であるときに、排出爪37によって搬送される当該
用紙束P2の後端縁が排出爪37から離れる時の排出爪
37の作動速さをV21とし、綴じられた用紙束P2の用
紙枚数が上記所定数より少ないときに、排出爪37によ
って搬送される当該用紙束P2の後端縁31が排出爪3
7から離れる時の排出爪37の速さをV22としたとき、
21>V22となるように排出爪37を作動させる駆動制
御手段が設けられている。
【0057】前述したところから判るように、用紙束の
枚数が少ないときは、排紙トレイ12上に排出されると
きに、その用紙束に作用する抵抗が小さくなるため、排
出爪37の作動速さが速く、用紙束の放出速さが速くな
ると、その用紙束が排紙トレイ12へ飛び出す量が大き
くなりすぎ、排紙トレイ12への落下が正常に行われな
くなったり、斜めに落下するおそれがある。ところが、
上述した第4の構成例によれば、用紙束の用紙枚数が少
ないときは、用紙束が排紙トレイ12に放出される速さ
が遅くなるので、このような不具合の発生を防止でき
る。逆に、用紙束の用紙枚数が多いと、その用紙束が排
紙トレイ12に放出されるときの抵抗が大きくなるた
め、用紙束の放出速さが遅いと、用紙束の排紙トレイ1
2への放出力が弱まり、用紙束の後端縁が排紙トレイ1
2上に確実に放出されなくなるおそれがある。ところ
が、上述した第4の構成例では、用紙枚数が多いとき
は、用紙束は高速で排紙トレイ12に放出されるので、
このような不具合も発生しない。
【0058】また、請求項5に対応する第5の構成例に
おいては、排出爪37によって搬送される用紙束P2の
後端縁31が排出爪37を離れる時の排出爪37の作動
速さが、用紙のサイズに応じて変化するように当該排出
爪37を作動させる駆動制御手段が設けられている。
【0059】この構成例によれば、例えば、用紙束P2
の用紙のサイズが大きいときは、排出爪37の作動速さ
を高めてその搬送力を向上させ、逆に用紙サイズが小さ
いときは、排出爪37の作動速さを下げ、用紙束が排紙
トレイ12上に飛び出すように放出されることを防止す
ることができる。
【0060】さらに、請求項6に対応する第6の構成例
においては、綴じられた用紙束P2の用紙のサイズが所
定の大きさ以上であるときに、排出爪37によって搬送
される当該用紙束P2の後端縁31が排出爪37から離
れる時の排出爪37の作動速さをV23とし、綴じられた
用紙束P2の用紙のサイズが上記所定の大きさよりも小
さいときに、排出爪37によって搬送される当該用紙束
P2の後端縁31が排出爪37から離れる時の排出爪3
7の作動速さをV24としたとき、V23>V24となるよう
に排出爪37を作動させる駆動制御手段が設けられてい
る。
【0061】用紙束の用紙サイズが小さいときは、その
枚数が少ないときと同様に、排紙トレイ12に排出され
るとき、用紙束に作用する抵抗が小さくなり、従ってこ
のときの用紙束の放出速さが速くなると、用紙束は排紙
トレイ12に大きく飛び出し、正常に落下しなかった
り、斜めに落下するおそれがある。逆に用紙束の用紙サ
イズが大なるときは、これが排紙トレイ12に放出され
るときの抵抗が大きくなり、従ってこのときの放出速さ
が遅いと、用紙束の後端縁が確実に排紙トレイ12上に
放出されなくなるおそれがある。第6の構成例によれ
ば、このような不具合の発生を阻止できるのである。
【0062】上述した各構成例を全て採用し、かつ用紙
が縦送りか横送りかも考慮して、排出爪37の作動速さ
を制御することが最も好ましい。
【0063】例えば、用紙束P2の後端縁31に排出爪
37が当たり、排出爪37が用紙束P2を少し持ち上げ
るまでの位置、すなわち図4に破線で示し、かつ符号3
7Aを付して示した途中の用紙持ち上げ位置に至るま
で、当該排出爪37を200mm/secの低速で作動さ
せ、排出爪37が用紙束の後端縁31に傷を付ける不具
合を阻止すると共に、排出爪37が上記途中の用紙持ち
上げ位置を過ぎた後、その作動速さを増大させ、高速で
用紙束を排紙トレイ12上に放出させる。
【0064】図6は、この例の排出爪作動速さ制御を示
すフロー図である。図6において、ステープル動作指令
を受けると、排出爪37は、図1に示したホームポジシ
ョンから、図4の実線で示した待機位置に移動する(ス
テップ1)。排出爪37はこの位置で用紙束に対するス
テープル動作が終了するまで待機し(ステップ2)、ス
テープル動作が終了すると、排出爪37は、その待機位
置から200mm/secの低速で上昇し速める(ステップ
3)。そして排出爪37が図4に破線で示した途中の用
紙持ち上げ位置まで移動すると(ステップ4)、用紙束
P2の用紙条件をチェックする(ステップ5)。ここ
で、用紙束の用紙がB4縦送り、A3縦送りであったと
きは、その枚数にかかわらず、またA4のサイズの縦送
り状態であって、その用紙束の用紙枚数が21枚以上で
あったときは条件1とする。用紙サイズがこれよりも小
さく、或いはA4縦送りの用紙であって、その枚数が2
0枚より少ないときは条件2とする。条件1のときは、
排出爪37を用紙持ち上げ位置から450mm/secの高
速で作動させ(ステップ6)、条件2のときは、400
mm/secの高速で排出爪37を作動させ(ステップ
7)、用紙束の放出動作を継続する。
【0065】この例では、用紙束の用紙サイズとその枚
数により、排出爪37の高速作動時の速さを2段階にし
ているが、これをさらに細かく分け、当該作動速さを制
御することもできる。
【0066】図6に示した例で、排出爪37を途中から
高速で作動させ、用紙束を排紙トレイ12に高速で放出
させ、用紙のサイズと枚数によりその高速時の速さを変
更しているが、これは、その用紙束の処理能力の向上
と、排紙トレイ12への用紙束の良好な放出性を確保す
るためである。小サイズの横送り用紙の場合、その用紙
束の排紙トレイ12への放出の際の抵抗負荷が小さいた
め、あまり高速でこれを放出すると、排紙トレイ12上
での飛び出し量が大きくなりすぎ、排紙トレイ12への
落下が正常に行われず、また斜めに落下するおそれがあ
り、反対に大サイズの縦送りの用紙の場合、その用紙束
の排紙トレイ12への抵抗負荷が大きいため、放出力が
小さくなり、用紙束の後端縁が放出されなくなるおそれ
があり、これらは、用紙の枚数が変化した場合も同様で
ある。このような状況の下に、良好な放出量を確保する
ため、図6に示したように用紙束の放出速さを変化させ
たのである。
【0067】前述の各構成例で示した駆動制御手段は、
例えば、駆動モータ38を含む前述の排出爪駆動装置
と、画像形成装置本体側の用紙サイズ検知センサと、同
じく画像形成装置本体側の用紙の縦送りと横送りを検知
するセンサと、用紙処理装置本体1内の用紙枚数検知用
センサ42と、図示していない制御装置などによってそ
れぞれ構成される。駆動モータ38はステッピングモー
タより成るので、排出爪37の位置やその速さを容易に
制御することができる。駆動モータ38として直流モー
タを用いると、この制御は困難となる。
【0068】
【発明の効果】請求項1に記載の用紙処理装置によれ
ば、排出爪によって搬送される用紙束が受ける外的条件
が変化するときも、これに対応させて、排出爪の作動速
さを設定できるので、安定した状態で用紙束を搬送する
ことができる。
【0069】請求項2に記載の用紙処理装置によれば、
排出爪によって用紙束に傷が付けられる不具合を阻止
し、かつ排出爪によって、迅速かつ円滑に用紙束を搬送
することができる。
【0070】請求項3に記載の用紙処理装置によれば、
用紙束の用紙枚数に応じて、用紙束の後端縁が排出爪か
ら離れるときの排出爪の作動速さを制御できるので、円
滑かつ効率よく用紙束を排出することができる。
【0071】請求項4に記載の用紙処理装置によれば、
用紙束の用紙枚数がいかなるときも、その用紙束を正し
くかつ確実に排出させることができる。
【0072】請求項5に記載の用紙処理装置によれば、
用紙束の用紙サイズがいかなるときも、これを効率よく
しかも円滑に正しく排出させることができる。
【0073】請求項6に記載の用紙処理装置によれば、
用紙束の用紙サイズがいかなるときも、これを正しく排
出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】用紙処理装置の内部をその手前側から見たとき
の正面図であって、奥側の基準フェンスを示した図であ
る。
【図2】図1の一部を拡大して示す正面図である。
【図3】さらに図2の一部を拡大して示す正面図であ
る。
【図4】ステープルトレイとこれに関連する要素の斜視
図である。
【図5】図4とは反対側から、ステープルトレイとこれ
に関連する要素を見たときの斜視図である。
【図6】排出爪の作動速さの制御例を示すフロー図であ
る。
【符号の説明】
1 用紙処理装置本体 13 ステープルトレイ 31 後端縁 32 ステープル装置 37 排出爪 P 用紙 P1 用紙 P2 用紙束 W 幅方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体から排出された用紙を
    1枚ずつ送り込んで当該用紙をスタックするためのステ
    ープルトレイと、該ステープルトレイに送り込まれた各
    用紙をその幅方向に揃える用紙揃え装置と、揃えられた
    用紙束をステープル針によって綴じるステープル装置
    と、綴じられた用紙束をステープルトレイから排出させ
    る用紙排出装置とを具備し、該用紙排出装置は、綴じら
    れた用紙束の後端縁に当接し、該用紙束を押圧しつつ搬
    送してステープルトレイから排出させるように作動する
    排出爪を有している用紙処理装置において、 前記排出爪が、綴じられた用紙束の後端縁に接触して該
    用紙束を搬送しているときの当該排出爪の位置に応じ
    て、排出爪の作動速さが変化するように、排出爪を作動
    させる駆動制御手段を設けたことを特徴とする用紙処理
    装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体から排出された用紙を
    1枚ずつ送り込んで当該用紙をスタックするためのステ
    ープルトレイと、該ステープルトレイに送り込まれた各
    用紙をその幅方向に揃える用紙揃え装置と、揃えられた
    用紙束をステープル針によって綴じるステープル装置
    と、綴じられた用紙束をステープルトレイから排出させ
    る用紙排出装置とを具備し、該用紙排出装置は、綴じら
    れた用紙束の後端縁に当接し、該用紙束を押圧しつつ搬
    送してステープルトレイから排出させるように作動する
    排出爪を有している用紙処理装置において、 綴じられた用紙束をステープルトレイから排出させるべ
    く、前記排出爪が用紙束の後端縁に当接する時の排出爪
    の作動速さをV1とし、排出爪によって搬送される用紙
    束の後端縁が排出爪から離れる時の排出爪の作動速さを
    2としたとき、V2>V1となるように排出爪を作動さ
    せる駆動制御手段を設けたことを特徴とする用紙処理装
    置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置本体から排出された用紙を
    1枚ずつ送り込んで当該用紙をスタックするためのステ
    ープルトレイと、該ステープルトレイに送り込まれた各
    用紙をその幅方向に揃える用紙揃え装置と、揃えられた
    用紙束をステープル針によって綴じるステープル装置
    と、綴じられた用紙束をステープルトレイから排出させ
    る用紙排出装置とを具備し、該用紙排出装置は、綴じら
    れた用紙束の後端縁に当接し、該用紙束を押圧しつつ搬
    送してステープルトレイから排出させるように作動する
    排出爪を有している用紙処理装置において、 排出爪によって搬送される用紙束の後端縁が排出爪から
    離れる時の排出爪の作動速さが、綴じられた用紙束の用
    紙枚数に応じて変化するように当該排出爪を作動させる
    駆動制御手段を設けたことを特徴とする用紙処理装置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置本体から排出された用紙を
    1枚ずつ送り込んで当該用紙をスタックするためのステ
    ープルトレイと、該ステープルトレイに送り込まれた各
    用紙をその幅方向に揃える用紙揃え装置と、揃えられた
    用紙束をステープル針によって綴じるステープル装置
    と、綴じられた用紙束をステープルトレイから排出させ
    る用紙排出装置とを具備し、該用紙排出装置は、綴じら
    れた用紙束の後端縁に当接し、該用紙束を押圧しつつ搬
    送してステープルトレイから排出させるように作動する
    排出爪を有している用紙処理装置において、 綴じられた用紙束の用紙枚数が所定数以上であるとき
    に、排出爪によって搬送される当該用紙束の後端縁が排
    出爪から離れる時の排出爪の作動速さをV21とし、綴じ
    られた用紙束の用紙枚数が前記所定数より少ないとき
    に、排出爪によって搬送される当該用紙束の後端縁が排
    出爪から離れる時の排出爪の速さをV22としたとき、V
    21>V22となるように排出爪を作動させる駆動制御手段
    を設けたことを特徴とする用紙処理装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置本体から排出された用紙を
    1枚ずつ送り込んで当該用紙をスタックするためのステ
    ープルトレイと、該ステープルトレイに送り込まれた各
    用紙をその幅方向に揃える用紙揃え装置と、揃えられた
    用紙束をステープル針によって綴じるステープル装置
    と、綴じられた用紙束をステープルトレイから排出させ
    る用紙排出装置とを具備し、該用紙排出装置は、綴じら
    れた用紙束の後端縁に当接し、該用紙束を押圧しつつ搬
    送してステープルトレイから排出させるように作動する
    排出爪を有している用紙処理装置において、 排出爪によって搬送される用紙束の後端縁が排出爪から
    離れる時の排出爪の作動速さが、用紙のサイズに応じて
    変化するように当該排出爪を作動させる駆動制御手段を
    設けたことを特徴とする用紙処理装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置本体から排出された用紙を
    1枚ずつ送り込んで当該用紙をスタックするためのステ
    ープルトレイと、該ステープルトレイに送り込まれた各
    用紙をその幅方向に揃える用紙揃え装置と、揃えられた
    用紙束をステープル針によって綴じるステープル装置
    と、綴じられた用紙束をステープルトレイから排出させ
    る用紙排出装置とを具備し、該用紙排出装置は、綴じら
    れた用紙束の後端縁に当接し、該用紙束を押圧しつつ搬
    送してステープルトレイから排出させるように作動する
    排出爪を有している用紙処理装置において、 綴じられた用紙束の用紙のサイズが所定の大きさ以上で
    あるときに、排出爪によって搬送される当該用紙束の後
    端縁が排出爪から離れる時の排出爪の作動速さをV23
    し、綴じられた用紙束の用紙のサイズが前記所定の大き
    さよりも小さいときに、排出爪によって搬送される当該
    用紙束の後端縁が排出爪から離れる時の排出爪の作動速
    さをV24としたとき、V23>V24となるように排出爪を
    作動させる駆動制御手段を設けたことを特徴とする用紙
    処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009035425A (ja) * 2007-07-10 2009-02-19 Ricoh Co Ltd シート後処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
US7661669B2 (en) 2007-07-10 2010-02-16 Ricoh Company, Limited Sheet post-processing apparatus, image forming apparatus, and image forming system

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