JPH11138915A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH11138915A
JPH11138915A JP30414497A JP30414497A JPH11138915A JP H11138915 A JPH11138915 A JP H11138915A JP 30414497 A JP30414497 A JP 30414497A JP 30414497 A JP30414497 A JP 30414497A JP H11138915 A JPH11138915 A JP H11138915A
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JP30414497A
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English (en)
Inventor
Taizo Otani
泰三 大谷
Tsutomu Yoneda
勉 米田
Minoru Yamaguchi
実 山口
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Nokeg & G Opt Electronics Kk
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Nokeg & G Opt Electronics Kk
Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オフセット輪転印刷装置と同等の非常に速い速
度で、可変データを印刷することができる印刷装置を実
現したい。 【解決手段】印刷用紙30は印刷用紙供給部11より巻
き出され版輪転部12でセットされている版に基づい
て、固定データが印刷される。可変データ印刷制御部1
7は、エンコーダ15から入力される用紙の搬送状態を
示すパルス信号に基づいて、ページメモリ16より1ラ
インずつのデータを順次読み出し、3個のインクジェッ
トヘッド13-1〜13-3に適宜振り分けて入力する。こ
れにより、各インクジェットヘッド13-1〜13-3は印
刷用紙30の3ラインごとに1ラインを印刷すればよ
い。第3のインクジェットヘッド13-3で印刷の終了さ
れた印刷用紙30はさらにドライヤ14内を通過し、イ
ンクやトナーが乾燥、定着されて、図示せぬロール紙巻
き取り部に巻き取られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速に可変データ
を印刷する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙などの被印刷媒体に所望の文字、図形
などの絵柄を印刷を行う主な方法として、オフセット印
刷、グラビア印刷などのような種々の印刷装置により行
う方法と、いわゆるプリンタなどにより行う方法とがあ
る。たとえばオフセット輪転印刷装置などのような印刷
装置より行う方法は、版と呼ばれるスクリーンをドラム
に巻き付けて、その版に記載されている文字あるいは絵
柄などを被印刷媒体に印刷する方法である。この方法に
よれば、高速な装置では毎分数100mから1000m
程度の非常に速い速度で印刷を行うことができる。しか
し、この方法では、前述したように版を用いて印刷を行
っているために、固定した印刷内容しか印刷をすること
ができず、たとえば1ページごとに内容の異なるような
ものを印刷することはできない。
【0003】一方で、プリンタは、版のような固定の印
刷用部材を有しておらず、通常コンピュータなどの制御
装置により制御されて、被印刷媒体の任意の箇所に任意
の印刷を行うことができるようになっている。具体的に
は、たとえば図5に示すように、制御装置内のページメ
モリに所望の印刷イメージが記録され、搬送される用紙
のエンコーダ信号に同期してそのイメージデータが1ラ
インごとに読み出されラインヘッドなどの印刷ヘッドに
転送され、このラインヘッドにより搬送される用紙上に
1ラインずつ記録される。したがって、1ページごとに
異なるような可変データを印刷するのには好適である。
しかしながら、印刷速度は前述した輪転印刷機などによ
る方法よりも遅い。ラインヘッドを用いている場合に
は、印刷ヘッドの動作時間により用紙搬送方向の1ライ
ンの印刷周期が決定され、これにより用紙搬送速度すな
わち印刷速度も決定されるが、通常、この印刷ヘッドの
動作時間が制限されており、印刷速度の限界が生じてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、たとえば大
量の請求書などを短期間に印刷しなければならない場合
などのように、可変データを高速に、具体的には通常の
輪転印刷装置程度に高速に印刷したいという要望があ
る。しかしながら、輪転印刷装置では可変データを印刷
することができないし、プリンタでは速度が遅く、これ
まではそのような要望に応えることができない。
【0005】そこで、たとえば、前述したオフセット印
刷装置に前述したプリンタのヘッドを適用して可変デー
タを高速に印刷することについて考えてみる。プリンタ
用のヘッドとしては高速な、動作周波数50kHz(動
作周期20μ秒)程度で動作するインクジェットヘッド
を、800m/分(13.3m/秒)程度で印刷を行う
オフセット輪転印刷装置に設けて、通常の印刷物として
必要な240dpiで印刷を行うとする。
【0006】すると、用紙は毎秒240/0.254×
13.3=125669ラインで転送されるのに、イン
クジェットヘッドは50kHzでしか動作しないため、
たとえば、図6(A)に示すような数字の”5”を印刷
しようとすると、実際の印刷イメージは図6(B)に示
すように約3倍程度にライン間隔が延びたイメージが印
刷されることになる。すなわち、この場合、約126k
Hzで動作するラインヘッドが必要となり、50kHz
のインクジェットヘッドでは対応することができない。
このように、輪転印刷装置に可変データ印刷部を付加し
たとしても、輪転印刷装置と同等の速度で可変データを
印刷することは現状ではできない。
【0007】大量の印刷物を低速のプリンタで印刷する
と、印刷時間がかかる上に、印刷コストも高くなるとい
う問題もあり、前述したように可変データを高速に印刷
したいという需要は急速に増えている。
【0008】したがって、本発明の目的は、オフセット
輪転印刷装置と同等の非常に速い速度で、可変データを
印刷することができる印刷装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、複数の印刷ヘッドを用いて、用紙搬送方向に1ライ
ンずつずれたラインを、異なる印刷ヘッドにより順に周
期的に印刷することにより、各印刷ヘッドは従来の動作
速度で動作していても、全体としてその印刷ヘッドの動
作周波数の数倍の速度での高速な印刷が行えるようにし
た。
【0010】したがって、本発明の印刷装置は、各々が
印刷用紙などの被印刷媒体の搬送方向に垂直な主走査方
向の1ラインを同時的に印刷する複数のラインヘッド
と、印刷対象のイメージデータの一方の辺部より、印刷
時に前記主走査方向の1ラインとなるラインデータを抽
出するラインデータ抽出手段と、前記抽出したラインデ
ータを前記複数のラインヘッドに振り分けて入力するラ
インデータ振り分け手段と、前記振り分けて入力された
ラインデータを被印刷媒体に印刷するように前記各ライ
ンヘッドを制御する手段であって、前記複数のラインヘ
ッドにより前記抽出されたラインデータが印刷されるこ
とにより、前記イメージデータが前記印刷媒体に適切に
印刷されるように、前記振り分けて入力されたラインデ
ータを被印刷媒体の所定の位置に印刷するように前記各
ラインヘッドを制御するラインヘッド制御手段とを有す
る。
【0011】好適には、所定単位ごとに入力される各々
異なる印刷対象のイメージデータを記録するイメージデ
ータ記録手段をさらに有し、前記ラインデータ抽出手段
は前記イメージデータ記録手段に記録されているイメー
ジデータを走査することにより前記ラインデータを抽出
し、前記入力される可変データを前記被印刷媒体に印刷
する。
【0012】特定的には、前記ラインヘッドはN個具え
られ、前記ラインデータ抽出手段は、前記ラインヘッド
各々の1ライン印刷可能周期の実質的にN倍に相当する
速度で前記ラインデータを抽出し、前記ラインデータ振
り分け手段は、前記抽出したラインデータを前記N個の
ラインヘッドに振り分けて入力し、前記ラインヘッド制
御手段は、前記N個のラインヘッドの各ラインヘッドが
前記イメージデータのNラインごとのデータを印刷する
ことにより前記被印刷媒体上に前記イメージデータが適
切に印刷されるように前記各ラインヘッドを制御する。
【0013】特定的には、前記複数のラインヘッドは、
各々インクジェット方式により印刷を行うインクジェッ
トラインヘッドである。また好適には、任意の印刷方式
により、前記被印刷媒体に所定の固定イメージデータを
順次印刷する固定イメージ印刷部をさらに有する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の印刷装置の一実施の形態
を図1〜図3を参照して説明する。本実施の形態として
例示する印刷装置は、実際にはオフセット印刷装置に可
変データ印刷部を設けた形態の印刷装置であり、輪転印
刷装置と同等の高速度で、固定データのオフセット印刷
も行いながら、なおかつ高速に搬送される印刷媒体に所
望の可変データを印刷できるようにした装置である。
【0015】図1は、その印刷装置10の構成を示すブ
ロック図である。印刷装置10は、印刷用紙供給部1
1、版輪転部12、3台のインクジェットヘッド13-1
〜13-3、ドライヤ14、エンコーダ15、ページメモ
リ16および可変データ印刷制御部17を有する。な
お、印刷装置10は、印刷用紙供給部11を搬送するた
めの搬送部、印刷が終了した印刷用紙を巻き取る巻き取
り部、上位の制御装置からの制御信号に基づいて印刷装
置10の全体を制御する制御部などをその他にも有する
が、図面には本発明に直接的に係わる構成部のみを表示
することとし、これらについては図示していない。
【0016】まず、これら印刷装置10を構成する各部
の構成および機能について説明する。印刷用紙供給部1
1は、被印刷媒体であるロール紙30(以後、単に印刷
用紙という場合もある)が、図示せぬ用紙搬送部により
所定の速度で適切に巻き出されるようにセットされるロ
ール紙保持部である。この印刷用紙供給部11および図
示せぬ用紙搬送部により、印刷用紙30は毎分800m
の速度で巻き出され、後段の印刷部に供される。
【0017】版輪転部12およびインクジェットヘッド
13-1〜13-3は、印刷用紙30に、実際に所望の印刷
を行う印刷部である。これら版輪転部12およびインク
ジェットヘッド13-1〜13-3は、用紙搬送方向に順に
設置された、通常のオフセット輪転印刷装置などでタワ
ーと呼ばれる支持筐体に各々設置されており、図示せぬ
用紙搬送部により各タワー中を順に搬送される印刷用紙
30に対して、各位置で各ヘッドが所定の印刷を行う。
【0018】版輪転部12は、たとえば請求書などの印
刷対象物の、個々の請求書に依存しない共通的な項目の
印字を行う印刷部である。具体的には、たとえば、請求
書送付先、発行元データ、請求データなどを記載する欄
を有する、1の請求書を構成する標準フォームがこの版
輪転部12により印刷される。その版輪転部12は、従
来の通常のオフセット印刷機と同様の構成の印刷部であ
り、版輪転部12に予めセットされた版に記載されてい
る1種類の絵柄を、搬送されてくる印刷用紙30に対し
て順に印刷する。すなわち、版輪転部12は、版部分の
線速度が用紙搬送速度と同一の800m/分の速度にな
るように高速に回転して、印刷用紙30に対して版の絵
柄を転写する。
【0019】インクジェットヘッド13-1〜13-3は、
たとえば請求書などの印刷対象物の個々の請求書ごとに
異なるデータを印刷する印刷部である。インクジェット
ヘッド13-1〜13-3は、印刷用紙30に所望の可変デ
ータを印刷する印刷部である。各インクジェットヘッド
13-i(i=1〜3)は、各々印刷用紙30の幅分の印
字幅を有し、インクジェット方式により240dpiの
解像度でドットを印字するラインヘッドである。このイ
ンクジェットヘッド13-1〜13-3は、各々、印刷用紙
30上で副走査方向(用紙搬送方向)に1ラインごとず
れたラインにデータを順に印刷し、3つのインクジェッ
トヘッド13-1〜13-3により、印刷用紙30に1枚分
のデータを印刷する。したがって、各インクジェットヘ
ッド13-i(i=1〜3)は、印刷用紙30に対して3
ラインごとに印刷を行うことになる。
【0020】印刷するイメージは、後述する可変データ
印刷制御部17より、インクジェットヘッド13-1〜1
-3の各々に各ラインの印刷ごとにそのラインのイメー
ジが送付されてくる。したがって、インクジェットヘッ
ド13-1〜13-3により、印刷用紙30の任意の位置に
任意のイメージを印刷することができる。換言すれば、
順次搬送される請求書などの印刷物に対して、請求デー
タなどのような各請求書ごとに異なる内容を印刷するこ
とができる。
【0021】また、本実施の形態のインクジェットヘッ
ド13-1〜13-3の個々のインクジェットヘッドは、約
50kHz(20μsec周期)の周波数までであれば
十分適切に制御可能である。すなわち、1秒間の印字ラ
イン数が、約50000ライン以内であれば適切に印刷
が行える。そして、印刷装置10においては、3本のイ
ンクジェットヘッド13-1〜13 -3を用いて1枚のイメ
ージを印字しているので、各インクジェットヘッド13
-i(i=1〜3)の動作周波数の3倍の速度で印刷が可
能となる。具体的には、各インクジェットヘッド13-i
の最大動作周波数は50kHzであり、印刷装置10は
副走査方向に240dpiで印刷を行うものとすると、
150[kHz] /240[dpi] =625[inch/sec]=1
5.875[m/sec] =952.5[m/min] の速度で印刷
が可能となる。
【0022】ドライヤ14は、版輪転部12およびイン
クジェットヘッド13-1〜13-3により印刷が行われた
印刷用紙30に、たとえば温風を噴射することにより、
インクおよびトナーなどを印刷用紙30に定着させる。
【0023】エンコーダ15は、図示せぬ用紙搬送部を
搬送される印刷用紙30の搬送速度を検出する。本実施
の形態のエンコーダ15は、印刷用紙30が10インチ
搬送されるごとに1回転し、その間に2400パルスを
発生する。すなわち、印刷装置10が副走査方向(用紙
搬送方向)に240dpiで印字を行うのであれば、そ
の1ライン期間ごとにパルスを発生することになる。発
生したパルスは可変データ印刷制御部17に出力され
る。
【0024】ページメモリ16は、インクジェットヘッ
ド13-1〜13-3により印刷される可変データのイメー
ジデータを記録するメモリである。ページメモリ16
は、たとえば、縦、横方向とも240[dpi] の解像度で
A4判程度の大きさのイメージデータを複数枚記録可能
な記録容量を有する。そして、印刷装置10の印刷処理
に合わせて、最終的な印刷物の1ページに相当するイメ
ージデータが、図示せぬ上位装置などより図示せぬI/
F部を介して順次入力され記録される。記録されたイメ
ージデータは、後述する可変データ印刷制御部17によ
り順次読み出され、印刷に使用される。なお、このペー
ジメモリ16へのイメージデータの転送は、記録したイ
メージデータの使用状況などに基づいて、インクジェッ
トヘッド13-1〜13-3による印刷に供されるデータが
なくなることのないように、可変データ印刷制御部17
および図示せぬ印刷装置10の全体制御部などにより制
御されて行われる。
【0025】可変データ印刷制御部17は、インクジェ
ットヘッド13-1〜13-3による印刷用紙30への可変
データの印刷を制御するための制御部である。具体的に
は、可変データ印刷制御部17は、ページメモリ16よ
りインクジェットヘッド13 -1〜13-3で印刷するイメ
ージデータをラインごとに順に読み出し、インクジェッ
トヘッド13-1〜13-3のいずれかに出力し、そのイン
クジェットヘッド13 -i(i=1〜3)にそのイメージ
データの印刷を指示する。この時可変データ印刷制御部
17は、エンコーダ15より入力されるパルスに基づい
て印刷用紙30の位置および搬送速度を検出し、3つの
インクジェットヘッド13-1〜13-3において各々印刷
されるイメージが、適切に1のイメージとして印刷され
るように、その印刷タイミングなどを制御する。また、
可変データ印刷制御部17は、ページメモリ16に記録
されているイメージデータの使用状況などに応じて、次
のページのイメージデータをページメモリ16に対して
入力するように、印刷装置10の全体制御部や、外部の
制御装置などに要求するなどの処理も行う。
【0026】次に、図2および図3を参照して、印刷装
置10の動作について説明する。まず、たとえば請求書
の外枠などの各書類に共通な印刷データは、予め版にお
こされて、固定印刷イメージとして版輪転部12にセッ
トされる。また、各請求書の送付先、送付先ごとの請求
内容などの可変データは、図示せぬ上位の計算機装置な
どに蓄積されている。そして、印刷の開始にともなっ
て、その可変データはその計算機装置中でページごとの
イメージデータに変換されて順次印刷装置10に転送さ
れ、ページメモリ16に記録される。
【0027】印刷が開始されると、印刷用紙30は印刷
用紙供給部11より巻き出され、図示せぬ用紙搬送部に
誘導されて版輪転部12およびインクジェットヘッド1
-1〜13-3の間を通過する。この時の印刷用紙30の
搬送速度は約800m/分である。その時に、まず、版
輪転部12において、セットされている版に基づいて固
定データが印刷される。可変データ印刷制御部17は、
エンコーダ15から入力される用紙の搬送状態を示すパ
ルス信号に基づいて、適宜ページメモリ16より1ライ
ンずつのデータを順次読み出し、第1のインクジェット
ヘッド13-1、第2のインクジェットヘッド13-2、第
3のインクジェットヘッド13-3の順に入力する。ライ
ンデータが入力された各インクジェットヘッド13-1
13-3は、搬送される印刷用紙30の所定の位置にその
ラインデータを印刷する。
【0028】このインクジェットヘッド13-1〜13-3
により印刷が行われる状態を図2および図3を参照して
詳細に説明する。まず、ページメモリ16には図2
(A)に示すような数字”5”のイメージデータが入力
されているとすると、第1のインクジェットヘッド13
-1は、図2(B)に示すように、その先頭のラインより
3ラインごとのラインデータを読み出し、印刷用紙30
のその位置がインクジェットヘッド13-1を通過する時
に印刷用紙30に印刷を行う。同様に、第2のインクジ
ェットヘッド13-2は、図2(C)に示すように、その
先頭の次のラインより3ラインごとのラインデータを読
み出し、印刷用紙30の外筒位置がインクジェットヘッ
ド13-2を通過する時に印刷を行う。第3のインクジェ
ットヘッド13-3も、図2(D)に示すように、その先
頭より2ライン後のラインより3ラインごとのラインデ
ータを読み出し、印刷用紙30の該当位置がインクジェ
ットヘッド13-2を通過する時に印刷を行う。
【0029】このような、ページメモリ16に記録され
ているイメージが、各インクジェットヘッド13-1〜1
-3に振り分けられて印刷される状態をまとめると図3
に示すようになる。そして、このように各インクジェッ
トヘッド13-1〜13-3が印刷を行うことにより、印刷
用紙30が第3のインクジェットヘッド13-3を通過し
た時においては、印刷用紙30上には図2(A)に示す
ような本来のイメージが印刷される。また、各インクジ
ェットヘッド13-1〜13-3は印刷用紙30の3ライン
ごとに1ラインを印刷しているので、インクジェットヘ
ッド13-1〜13-3に必要な動作周波数は、800m/
分×240dpi=800/60×240/0.025
4/3=約42kHz(動作速度24μsec)とな
り、50kHzで動作可能なインクジェットヘッド13
-1〜13-3であれば十分適切な動作が可能である。
【0030】そして、第3のインクジェットヘッド13
-3で印刷の終了された印刷用紙30はさらにドライヤ1
4内を通過し、インクやトナーが乾燥、定着されて、図
示せぬロール紙巻き取り部に巻き取られる。
【0031】このように、本実施の形態の印刷装置10
によれば、たとえば請求書などのような可変データを、
オフセット印刷などの各種の輪転印刷装置と同等の速度
で印刷することができる。換言すれば、オフセット印刷
機でもある印刷装置10においては、輪転印刷装置など
においてこれまで不可能であった、1ページごとに個人
名、住所などの可変データを印刷することが可能となっ
た。そしてその結果、印刷コストを低減することがで
き、印刷工程および印刷時間を短縮すうことができる。
【0032】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、本実
施の形態においては、インクジェットヘッドを3台有す
る構成の印刷装置を例示して本発明を説明したが、この
インクジェットヘッドの数は3台に限られるものではな
い。2台でもよいし、4台以上を具えるような構成でも
よい。たとえばインクジェットヘッドを4台具えれば、
本実施の形態で用いたのと同じインクジェットヘッドを
用いて、1200[m/min] の速度で可変データの印刷を
行える印刷装置を実現できる。また、版を用いて通常の
印刷方式により固定の絵柄を印刷する版輪転部も、複数
具えるような構成にしてもよい。そのような、m台の固
定イメージ印刷部22-1〜22-m、および、n台のイン
クジェットヘッド23-1〜23-nを有する印刷装置20
の構成を図4に示す。このように、版輪転部やインクジ
ェットヘッドの数は、印刷対象物や、要求される印刷速
度などに応じて、任意好適な構成としてよい。
【0033】また、本実施の形態の印刷装置における、
用紙搬送速度、印刷解像度、インクジェットヘッドの性
能などは、いずれも一例であり、これに限定されるもの
ではない。任意の性能の構成部を用いて、需要に応じた
任意の性能の印刷装置を構成してよい。
【0034】
【発明の効果】本発明の印刷装置によれば、オフセット
印刷機などの輪転印刷装置と同等の非常に速い速度で、
可変データを印刷することができる。換言すれば、オフ
セット印刷機などの輪転印刷装置において、可変データ
を印刷することができるようになった。その結果、印刷
コストを低減することができ、印刷工程および印刷時間
を短縮することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の印刷装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示した印刷装置のインクジェットヘッド
により印刷が行われる状態を示す図である。
【図3】図1に示した印刷装置のページメモリに記録さ
れているイメージデータが、実際に印刷される場合に用
いられるインクジェットヘッドを示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の変形例を示す図である。
【図5】従来のプリンタの印刷方法を説明するための図
である。
【図6】従来のオフセット印刷装置に従来のインクジェ
ットヘッドを具備した装置における印刷状態を説明する
ための図である。
【符号の説明】
10…印刷装置 11…印刷用紙供給部 12…版輪転部 13…インクジェットヘッド 14…ドライヤ 15…エンコーダ 16…ページメモリ 17…可変データ印刷制御部 20…印刷装置 22-1〜22-m…固定イメージ印刷部 23-1〜23-n…インクジェットヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 実 東京都杉並区浜田山3−35−1−902

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々が被印刷媒体搬送方向に垂直な主走査
    方向の1ラインを同時的に印刷する複数のラインヘッド
    と、 印刷対象のイメージデータより、印刷時に前記主走査方
    向の1ラインとなるラインデータを適宜抽出するライン
    データ抽出手段と、 前記抽出したラインデータを前記複数のラインヘッドに
    振り分けて入力するラインデータ振り分け手段と、 前記振り分けて入力されたラインデータを被印刷媒体に
    印刷するように前記各ラインヘッドを制御する手段であ
    って、前記複数のラインヘッドにより前記抽出されたラ
    インデータが印刷されることにより、前記イメージデー
    タが前記印刷媒体に適切に印刷されるように、前記振り
    分けて入力されたラインデータを被印刷媒体の所定の位
    置に印刷するように前記各ラインヘッドを制御するライ
    ンヘッド制御手段とを有する印刷装置。
  2. 【請求項2】所定単位ごとに順次入力される各々異なる
    印刷対象のイメージデータを記録するイメージデータ記
    録手段とをさらに有し、 前記ラインデータ抽出手段は前記イメージデータ記録手
    段に記録されているイメージデータを走査することによ
    り前記ラインデータを抽出し、 前記順次入力される可変データを前記被印刷媒体に順次
    印刷する請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】N個の前記ラインヘッドを有し、 前記ラインデータ抽出手段は、前記ラインヘッド各々の
    1ライン印刷可能周期の実質的にN倍に相当する速度で
    前記ラインデータを抽出し、 前記ラインデータ振り分け手段は、前記抽出したライン
    データを前記N個のラインヘッドに適宜振り分けて入力
    し、 前記ラインヘッド制御手段は、前記N個のラインヘッド
    の各ラインヘッドが前記イメージデータのNラインごと
    のデータを印刷することにより前記被印刷媒体上に前記
    イメージデータが適切に印刷されるように前記各ライン
    ヘッドを制御する請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】前記複数のラインヘッドは、各々インクジ
    ェット方式により印刷を行うインクジェットラインヘッ
    ドである請求項1〜3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】任意の印刷方式により、前記被印刷媒体に
    所定の固定イメージデータを順次印刷する固定イメージ
    印刷部をさらに有する請求項1〜4のいずれかに記載の
    印刷装置。
JP30414497A 1997-11-06 1997-11-06 印刷装置 Pending JPH11138915A (ja)

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JP30414497A JPH11138915A (ja) 1997-11-06 1997-11-06 印刷装置

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JP30414497A JPH11138915A (ja) 1997-11-06 1997-11-06 印刷装置

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JPH11138915A true JPH11138915A (ja) 1999-05-25

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