JP3750254B2 - 印刷装置、及び印刷制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷倍率の変更機能を有する印刷装置、及び印刷制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばサーマルプリンタを備えた印刷装置にあって、文字,数字,記号等のキャラクタデータを印刷する場合、印刷データとなる個々のキャラクタデータは、キャラクタジェネレータより1文字の縦横m×nドットの印字パターンデータとして読み出され、1ドットラインずつ所定の間隔で熱転写印字される。
【0003】
ここで、従来の印刷装置にあっては、印字する文字のサイズに応じて異なるドット分解能のキャラクタデータを別々にキャラクタジェネレータに記憶しており、例えば通常の文字サイズに応じたキャラクタデータを24×24ドットの構成とし、縮小文字サイズに応じたキャラクタデータを16×16ドットの構成として記憶している。
【0004】
これにより、通常(全角)文字サイズで指定された印刷データは、24×24ドットのキャラクタデータが読み出されて印字され、また、縮小文字サイズで指定された印刷データは、16×16ドットのキャラクタデータが読み出されて印字される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の印刷装置のように、通常文字サイズのキャラクタデータよりも少ないドット数で構成されたキャラクタデータを使用して縮小印字を行なうと、特に、複雑な字画をした漢字等の文字の場合、個々の字画を正確に表現できなくなり、印字品質が大幅に低下する問題がある。
【0006】
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、その目的は、縮小印字を行なった場合でも、文字の構成を明確に表現して印刷できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の手段は次の通りである。
ドット単位に設けられ、用紙と対向して配置された印刷ヘッドと、前記用紙を搬送する用紙搬送手段と、一定時間毎に所定量の印刷データを転送するデータ転送回路,転送された印刷データをラッチするラッチ回路、ラッチされた印刷データに応じて印刷ヘッドを駆動するヘッド駆動回路からなり、前記用紙搬送手段による用紙の搬送に伴なって前記用紙に印刷する印刷制御手段と、指定された印刷サイズに応じて前記用紙搬送手段による用紙の搬送速度を変更する速度変更手段とを具備するものである。
【0008】
したがって、指定された印刷サイズに応じて任意に用紙搬送速度を変更して、印刷データを用紙に対して印刷する際に印刷データのサイズ変更が容易にできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係わる印刷装置を搭載したECR(電子式キャッシュレジスタ)の構成を示すブロック図である。
【0010】
ECRは、CPU11を備えている。
CPU11は、入力装置12から入力されるスイッチ・キー操作データに応じて、記憶装置13に予め記憶されているシステムプログラムデータや該記憶装置13を介して記憶媒体13aから読み出される各種のプログラムデータ、通信回線13bを介して転送され記憶装置13に記憶された各種のプログラムデータを起動させ、RAM14をワークメモリとして回路各部の動作を制御するもので、このCPU11には、前記入力装置12、記憶装置13、RAM14が接続される他に、ドロア装置15、表示装置16が接続され、また、プリンタ制御部17を介してサーマルプリンタ18が接続される。
【0011】
入力装置12には、電源の投入/遮断を行なうためのON/OFFスイッチをはじめ、金額の入力を行なうためのテンキー、金額登録を指示する「PLU」キー、任意の商品金額に対応付けられた商品番号キー、合計金額の計算を指示する合計キー、ドロアの開放を指示するドロアキー、伝票印字を指示する「SLIP」キー等、様々なキー群が備えられる。
【0012】
また、記憶装置13には、このECRの動作を制御するシステムプログラムデータが記憶される他に、前記入力装置12によりキー入力可能な全ての文字,数字,記号に対応するキャラクタデータが、例えば24×24ドットのパターン構成として記憶されるキャラクタジェネレータが備えられる。
【0013】
RAM14には、キー入力された数値データや演算処理された数値データを記憶する入力データレジスタや演算結果レジスタ等が備えられると共に、表示装置16に表示すべき表示データを記憶する表示データレジスタやサーマルプリンタ18により印刷すべき印刷データを記憶する印刷データレジスタ、そして、各種の処理の過程においてCPU11に入出力されるデータが必要に応じ一時的に記憶されるワークエリア等が備えられる。
【0014】
ドロア装置15には、前記入力装置12からの指示に応じて、ドロアを動作させるための制御部及び駆動機構等が備えられる。
表示装置16には、例えば液晶表示装置が使用され、前記入力装置12の入力操作に応じた様々なデータが表示される。
【0015】
そして、サーマルプリンタ18は、例えば148ドットの発熱素子を1ライン状に配列したライン型のサーマルヘッドを備えてなり、例えば伝票を印刷するためのスリッププリンタやレシートプリンタとして使用される。
【0016】
図2は前記印刷装置を搭載したECRにおけるプリンタ制御部17及びサーマルプリンタ18の内部構成を示すブロック図である。
前記プリンタ制御部17及びサーマルプリンタ18は、印字速度制御回路19から一定時間間隔の印字速度制御信号が供給されるデータ制御部20と、印刷データに応じた印字文字サイズ(全角・半角・倍角等)の指定信号が供給される紙送り制御部21からなり、プリンタ制御部17側のデータ制御部20には、データ転送回路22、ラッチ制御回路23、ストローブ制御回路24が備えられ、サーマルプリンタ18側のデータ制御部20には、印字データレジスタ25、印字バッファ26、印字制御部27、サーマルヘッド28が備えられる。
【0017】
また、プリンタ制御部17側の紙送り制御部21には、紙送り制御回路29が備えられ、サーマルプリンタ18側の紙送り制御部21には、ステッピングモータ30、プラテン31が備えられる。
【0018】
前記データ制御部20のデータ転送回路22は、CPU11の制御により前記RAM14内の印刷データレジスタから読み出されてプリンタ制御部17に与えられた1ドットライン分の印刷データを、印字速度制御回路19から供給される一定時間間隔の印字速度制御信号に応じて印字データレジスタ25に転送すると共に、その転送終了信号をラッチ制御回路23に供給する。
【0019】
ラッチ制御回路23は、前記データ転送回路22から供給される転送終了信号に応じて、データラッチ信号を印字バッファ26に出力すると共に、そのラッチ終了信号をストローブ制御回路24に供給する。
【0020】
前記印字データレジスタ25に転送された1ライン印字データは、ラッチ信号に応じて印字バッファ26に記憶され、ストローブ制御回路24からのストローブ信号に応じて印字制御部27を介してサーマルヘッド28に出力されて1ライン印字される。
【0021】
一方、紙送り制御部21の紙送り制御回路29は、印字速度制御回路19から供給される1ライン印字データの文字サイズ指定信号に応じた紙送り量の紙送り制御信号をステッピングモータ30に出力するもので、このステッピングモータ30は、前記文字サイズ指定信号が全角指定信号である場合の一定時間の回転量を基準として、半角指定信号である場合には一定時間にその1/2の回転量で回転するように、また、倍角指定信号である場合には一定時間にその2倍の回転量で回転するように紙送り制御される。
【0022】
図3は前記印刷装置を搭載したECRにおけるサーマルプリンタ18の紙送り制御部21に備えられたプラテン31の回転量を示す図である。
本実施形態におけるステッピングモータ30では、紙送り制御信号の1パルス毎にプラテン31を(A)→(C)の距離で1/4回転させるもので、1ライン印字データの印字に際し、全角印字の場合には、一定時間に2パルスの紙送り制御信号が出力され、プラテン31は(A)→(C)→(E)に相当する距離で1/2回転され、記録紙を搬送する。
【0023】
また、1ライン印字データの印字に際し、半角印字の場合には、一定時間に1パルスの紙送り制御信号が出力され、プラテン31は(A)→(C)に相当する距離で1/4回転され、記録紙を搬送する。
【0024】
また、1ライン印字データの印字に際し、倍角印字の場合には、一定時間に4パルスの紙送り制御信号が出力され、プラテン31は(A)→(C)→(E)→(G)→(A)に相当する距離で1回転され、記録紙を搬送する。
【0025】
つまり、前記紙送り制御部21は、1ドットラインの印字に際し、全角指定された1ライン印字データは、サーマルヘッド28に対し記録紙を副走査方向に一定時間にプラテン31の1/2回転の距離(A)〜(E)で搬送させて印字し、半角指定された1ライン印字データは、サーマルヘッド28に対し記録紙を副走査方向に一定時間にプラテン31の1/4回転の距離(A)〜(C)で搬送させて印字し、倍角指定された1ライン印字データは、サーマルヘッド28に対し記録紙を副走査方向に一定時間にプラテン31の1回転の距離(A)〜(A)で搬送させて印字するように構成する。
【0026】
この場合、印刷データに使用されるキャラクタデータは、全て記憶装置13のキャラクタジェネレータから読み出される24×24ドットのキャラクタパターンデータが使用されるもので、全角指定印字に対し半角指定印字の際には、前記24×24ドットのキャラクタパターンデータが縦方向に1/2に圧縮されて印字され、全角指定印字に対し倍角指定印字の際には、前記24×24ドットのキャラクタパターンデータが縦方向に2倍に伸張されて印字される。
【0027】
次に、前記構成による印刷装置を搭載したECRの動作について説明する。
図4は前記ECRのプリンタ制御部17及びサーマルプリンタ18における全角印字指定の際の1ドットライン印字動作を示すタイミングチャートである。
【0028】
図5は前記ECRのプリンタ制御部17及びサーマルプリンタ18における半角印字指定の際の1ドットライン印字動作を示すタイミングチャートである。
図6は前記ECRのプリンタ制御部17及びサーマルプリンタ18における倍角印字指定の際の1ドットライン印字動作を示すタイミングチャートである。
【0029】
図7は前記ECRのプリンタ制御部17及びサーマルプリンタ18における全角印字指定の際の印字動作に伴なう1行印刷データとその印刷状態を示す図である。
【0030】
図8は前記ECRのプリンタ制御部17及びサーマルプリンタ18における半角印字指定の際の印字動作に伴なう1行印刷データとその印刷状態を示す図である。
【0031】
図9は前記ECRのプリンタ制御部17及びサーマルプリンタ18における倍角印字指定の際の印字動作に伴なう1行印刷データとその印刷状態を示す図である。
【0032】
図10は前記ECRのプリンタ制御部17及びサーマルプリンタ18により半角印字,全角印字,倍角印字を行なった場合のレシート印刷状態を示す図である。
【0033】
まず、図7(A)に示すように、プリンタ制御部17に与えられた1ライン印字データの先頭ビットに、全角指定フラグがセットされている場合には、図4のタイミングチャートで示すように、ストローブ制御回路24から3分割のストローブ信号が発生されて1ライン印字データがサーマルヘッド28から記録紙に印字出力される一定時間の間に、紙送り制御回路29から2パルス(2周期分)の紙送り制御信号がステッピングモータ30に出力され、プラテン31は1/2回転されて(A)→(C)→(E)の距離(図3参照)で前記記録紙を副走査方向に搬送する。
【0034】
これにより、前記全角印字指定された1ライン印字データは、図7(B)に示すように、前記プラテン31が1/2回転する距離(A)〜(E)の副走査幅で記録紙に印字され、この1ライン印字動作が24ドット印字ライン分繰り返し行なわれることで、全角指定された1行印刷データが、例えば図10のレシート印刷の中段に示すように印刷される。
【0035】
次に、図8(A)に示すように、プリンタ制御部17に与えられた1ライン印字データの先頭ビットに、半角指定フラグがセットされている場合には、図5のタイミングチャートで示すように、ストローブ制御回路24から3分割のストローブ信号が発生されて1ライン印字データがサーマルヘッド28から記録紙に印字出力される一定時間の間に、紙送り制御回路29から1パルス(1周期分)の紙送り制御信号がステッピングモータ30に出力され、プラテン31は1/4回転されて(A)→(C)の距離(図3参照)で前記記録紙を副走査方向に搬送する。
【0036】
これにより、前記全角印字指定された1ライン印字データは、図8(B)に示すように、前記プラテン31が1/4回転する前記全角印字の場合の1/2の距離(A)〜(C)の副走査幅で記録紙に印字され、この1ライン印字動作が24ドット印字ライン分繰り返し行なわれることで、半角指定された1行印刷データが、例えば図10のレシート印刷の上段に示すように印刷される。
【0037】
次に、図9(A)に示すように、プリンタ制御部17に与えられた1ライン印字データの先頭ビットに、倍角指定フラグがセットされている場合には、図6のタイミングチャートで示すように、ストローブ制御回路24から3分割のストローブ信号が発生されて1ライン印字データがサーマルヘッド28から記録紙に印字出力される一定時間の間に、紙送り制御回路29から4パルス(4周期分)の紙送り制御信号がステッピングモータ30に出力され、プラテン31は1回転されて(A)→(C)→(E)→(G)→(A)の距離(図3参照)で前記記録紙を副走査方向に搬送する。
【0038】
これにより、前記倍角印字指定された1ライン印字データは、図9(B)に示すように、前記プラテン31が1回転する前記全角印字の場合の2倍の距離(A)〜(A)の副走査幅で記録紙に印字され、この1ライン印字動作が24ドット印字ライン分繰り返し行なわれることで、倍角指定された1行印刷データが、例えば図10のレシート印刷の下段に示すように印刷される。
【0039】
一方、前記紙送り制御回路29からの紙送り制御信号の1パルス(1周期分)によるステッピングモータ30の回転動作に応じてプラテン31を(A)→(B)の距離で1/8回転させる構成とすれば、全角サイズの1/4の縦幅を単位として印字モードの拡大/縮小の調整制御を行なうことができる。
【0040】
図11は前記ECRのプリンタ制御部17及びサーマルプリンタ18における1/4縮小印字及び3/4縮小印字指定の際の各1ドットライン印字動作を示すタイミングチャートである。
【0041】
すなわち、プリンタ制御部17に与えられた1ライン印字データの先頭ビットに、1/4角指定フラグがセットされている場合には、図11の前半のタイミングチャートで示すように、ストローブ制御回路24から3分割のストローブ信号が発生されて1ライン印字データがサーマルヘッド28から記録紙に印字出力される一定時間の間に、紙送り制御回路29から1パルス(1周期分)の紙送り制御信号がステッピングモータ30に出力され、プラテン31は1/8回転されて(A)→(B)の距離(図3参照)で前記記録紙を副走査方向に搬送する。
【0042】
これにより、前記1/4角印字指定された1ライン印字データは、前記プラテン31が1/8回転する前記全角印字の場合の1/4の距離(A)〜(B)の副走査幅で記録紙に印字される。
【0043】
また、プリンタ制御部17に与えられた1ライン印字データの先頭ビットに、3/4角指定フラグがセットされている場合には、図11の後半のタイミングチャートで示すように、ストローブ制御回路24から3分割のストローブ信号が発生されて1ライン印字データがサーマルヘッド28から記録紙に印字出力される一定時間の間に、紙送り制御回路29から3パルス(3周期分)の紙送り制御信号がステッピングモータ30に出力され、プラテン31は3/8回転されて(B)→(C)→(D)→(E)の距離(図3参照)で前記記録紙を副走査方向に搬送する。
【0044】
これにより、前記3/4角印字指定された1ライン印字データは、前記プラテン31が3/8回転する前記全角印字の場合の3/4の距離(B)〜(E)の副走査幅で記録紙に印字される。
【0045】
なお、このようにプラテン31を1/8単位で回転させる場合の全角印字は、紙送り制御回路29からの4パルス(4周期分)の紙送り制御信号によりステッピングモータ30を回転させ、プラテン31を(A)→(B)→(C)→(D)→(E)の距離で1/2回転させて記録紙を搬送することで行なわれる。
【0046】
したがって、前記構成の印刷装置を搭載したECRによれば、1ドットライン印字データの印字に際し、該1ライン印字データがデータ制御部20のサーマルヘッド28から印字出力される一定時間の間に、半角文字サイズが指定されている場合には、紙送り制御部21により全角文字サイズ指定時の1/2の距離でプラテン31を回転させて紙送り制御し、記録紙を副走査方向に全角の際の1/2の幅で搬送させて1ライン印字動作し、また、倍角文字サイズが指定されている場合には、全角文字サイズ指定時の2倍の距離でプラテン31を回転させて紙送り制御し、記録紙を副走査方向に全角の際の2倍の幅で搬送させて1ライン印字動作するので、全角指定印字に対し半角指定印字の際には、24×24ドットのキャラクタパターンデータが縦方向に1/2に圧縮されて印字され、また、全角指定印字に対し倍角指定印字の際には、24×24ドットのキャラクタパターンデータが縦方向に2倍に伸張されて印字されるようになる。
【0047】
よって、特に、縮小印字を行なった場合には、1ライン印字当たりの印字ピッチが短くなり、複雑な字画をした漢字等の文字の場合でも、個々の字画を正確に表現できるようになる。
【0048】
なお、前記実施形態では、印刷データを文字データとして縮小/拡大印字動作する場合について説明したが、印刷データをイメージデータとして縮小/拡大印刷する場合でも、前記同様の紙送り制御を行なうことにより、特に縮小印刷時における印刷品質を向上することができる。
【0049】
また、前記実施形態では、サーマルヘッド28を備えたサーマルプリンタ18を使用した場合の縮小/拡大印字動作について説明したが、例えばドットインパクト式のプリンタに対して前記同様の紙送り制御により縮小/拡大印字動作する構成としてもよい。
【0050】
また、前記実施形態では、プリンタ制御部17及びサーマルプリンタ18内で構成されるデータ制御部20と紙送り制御部29により、1ライン印字データの指定文字サイズに応じてステッピングモータ30の回転量をハード的に制御し、プラテン31による紙送り量を調整する構成としたが、例えば記憶装置13において、複数種類の印字サイズ(半角,全角,倍角,…)と各対応する記録紙搬送速度とを対応付けた記録紙搬送速度決定テーブルなる固定データを記憶させておき、前記同様の縮小/拡大印字動作を印刷制御プログラムによりソフト的に制御する構成としてもよい。この場合、前記縮小/拡大印字処理の手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体13aに格納して配布、あるいは通信回線13bを介して伝送することができる。そして、コンピュータは、この記憶媒体13aに記録されたプログラムや通信回線13bを介して伝送されたプログラムを記憶装置13において読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した同様の機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0051】
【発明の効果】
この発明によれば、一定時間毎に所定量の印刷データを転送し,この転送された印刷データをラッチし、このラッチされた印刷データに応じて印刷ヘッドを駆動して、用紙の搬送に伴なって用紙に印刷するもので、指定された印刷サイズに応じて用紙の搬送速度を変更できるようにしたので、印刷データを用紙に対して印刷する際に印刷データのサイズ変更ができ、しかも印刷データを任意のサイズに容易に変更して印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる印刷装置を搭載したECR(電子式キャッシュレジスタ)の構成を示すブロック図。
【図2】前記印刷装置を搭載したECRにおけるプリンタ制御部及びサーマルプリンタの内部構成を示すブロック図。
【図3】前記印刷装置を搭載したECRにおけるサーマルプリンタの紙送り制御部に備えられたプラテンの回転量を示す図。
【図4】前記ECRのプリンタ制御部及びサーマルプリンタにおける全角印字指定の際の1ドットライン印字動作を示すタイミングチャート。
【図5】前記ECRのプリンタ制御部及びサーマルプリンタにおける半角印字指定の際の1ドットライン印字動作を示すタイミングチャート。
【図6】前記ECRのプリンタ制御部及びサーマルプリンタにおける倍角印字指定の際の1ドットライン印字動作を示すタイミングチャート。
【図7】前記ECRのプリンタ制御部及びサーマルプリンタにおける全角印字指定の際の印字動作に伴なう1行印刷データとその印刷状態を示す図。
【図8】前記ECRのプリンタ制御部及びサーマルプリンタにおける半角印字指定の際の印字動作に伴なう1行印刷データとその印刷状態を示す図。
【図9】前記ECRのプリンタ制御部及びサーマルプリンタにおける倍角印字指定の際の印字動作に伴なう1行印刷データとその印刷状態を示す図。
【図10】前記ECRのプリンタ制御部及びサーマルプリンタにより半角印字,全角印字,倍角印字を行なった場合のレシート印刷状態を示す図。
【図11】前記ECRのプリンタ制御部及びサーマルプリンタにおける1/4縮小印字及び3/4縮小印字指定の際の各1ドットライン印字動作を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
11 …CPU、
12 …入力装置、
13 …記憶装置、
13a…記憶媒体、
13b…通信回線、
14 …RAM、
15 …ドロア装置、
16 …表示装置、
17 …プリンタ制御部、
18 …サーマルプリンタ、
19 …印字速度制御回路、
20 …データ制御部、
21 …紙送り制御部、
22 …データ転送回路、
23 …ラッチ制御回路、
24 …ストローブ制御回路、
25 …印字データレジスタ、
26 …印字バッファ、
27 …印字制御部、
28 …サーマルヘッド、
29 …紙送り制御回路、
30 …ステッピングモータ、
31 …プラテン。
Claims (3)
- ドット単位に設けられ、用紙と対向して配置された印刷ヘッドと、
前記用紙を搬送する用紙搬送手段と、
一定時間毎に所定量の印刷データを転送するデータ転送回路,転送された印刷データをラッチするラッチ回路、ラッチされた印刷データに応じて印刷ヘッドを駆動するヘッド駆動回路からなり、前記用紙搬送手段による用紙の搬送に伴なって前記用紙に印刷する印刷制御手段と、
指定された印刷サイズに応じて前記用紙搬送手段による用紙の搬送速度を変更する速度変更手段とを具備し、
前記速度変更手段による用紙搬送速度の変更により前記印刷データの用紙に対する印刷サイズの変更を行なうようにしたことを特徴とする印刷装置。 - 前記速度変更手段は、前記用紙の搬送速度を任意の複数の速度に変更する速度変更手段であり、前記印刷データの用紙に対する印刷サイズを全角及び任意の拡大,縮小倍率に変更するようにしたことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- ドット単位に設けられ、用紙と対向して配置された印刷ヘッドと、前記用紙を搬送する用紙搬送手段とを備えた印刷装置を制御するコンピュータを機能させるための印刷制御プログラムを記録した記録媒体であって、
前記コンピュータを、
一定時間毎に所定量の印刷データを転送し,この転送された印刷データをラッチし、このラッチされた印刷データに応じて印刷ヘッドを駆動して、前記用紙搬送手段による用紙の搬送に伴なって、前記用紙に印刷する印刷制御手段、
指定された印刷サイズに応じて前記用紙搬送手段による用紙の搬送速度を変更する速度変更手段、
として機能させ、前記速度変更手段による用紙搬送速度の変更により前記印刷データの用紙に対する印刷サイズの変更を行なわせるための印刷制御プログラムを記録した記録媒体。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP03374697A JP3750254B2 (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | 印刷装置、及び印刷制御プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (2)
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JPH10226118A JPH10226118A (ja) | 1998-08-25 |
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JP03374697A Expired - Lifetime JP3750254B2 (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | 印刷装置、及び印刷制御プログラムを記録した記録媒体 |
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- 1997-02-18 JP JP03374697A patent/JP3750254B2/ja not_active Expired - Lifetime
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