JP2889235B2 - プリンタ装置 - Google Patents
プリンタ装置Info
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- JP2889235B2 JP2889235B2 JP61150337A JP15033786A JP2889235B2 JP 2889235 B2 JP2889235 B2 JP 2889235B2 JP 61150337 A JP61150337 A JP 61150337A JP 15033786 A JP15033786 A JP 15033786A JP 2889235 B2 JP2889235 B2 JP 2889235B2
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、プリント時においてプリント紙を一定ピツ
チで紙送りするプリンタ装置に関する。 [発明の概要] 本発明は、プリント紙の紙送りをパルスモータの駆動
で行うプリンタ装置において、 前記プリント紙の紙送りピッチを、ビデオ信号の種類
を判別し、その紙送り方向の解像度に対応させて前記パ
ルスモータへ与えるパルス数を増減して可変することに
より、 紙送りピツチの可変を簡単に行うことができるもので
ある。 [従来の技術] 例えば文字のみならず映像をもプリントアウトできる
ビデオプリンタにおいて、NTSC方式、PAL方式等の各種
ビデオ信号を扱う。かかるビデオ信号は一画面内の垂直
方向のドツト数(水平方向の走査線本数)が異なるため
プリント紙の紙送りピツチ量を変える必要がある。 また、テレビ受像画面の一部を拡大してプリントアウ
トする場合、又は、テレビ受像画面の全部若しくは一部
を縮小してプリントアウトする場合においてもプリント
紙の紙送りピツチ量を変える必要がある。 従来のプリンタ装置の紙送り機構11は、第3図に示す
ように、感熱式のヘツド7とプラテン12とが近接して配
置され、このヘツド7とプラテン12との間にプリント紙
13が挿入されている。 前記プラテン12の回転軸12aは、歯車機構14の出力側
に接続されこの歯車機構14の入力側にパルスモータ15の
回転軸15aが接続されている。 このパルスモータ15は、コントローラ(図示せず)か
らのモータドライブバルスにて一定角度回転する。 而して、水平方向の一ラインのプリントが終了する
と、コントローラ(図示せず)が1パルスをパルスモー
タ15に出力する。すると、パルスモータ15が一定角度回
転しこの運動が歯車機構14で一定比減速されてプラテン
12に伝達される。プラテン12は一定角度回転してプリン
ト紙13が一定ピツチ量だけ移動する。この動作を繰り返
すことによりプリント紙13の紙送りが行なわれる。 前記プリント紙13の送りピツチ量を可変する場合には
歯車機構14を構成する歯車ボツクスを取り替えたり、
又、歯車機構14を構成する歯車を取り替えたりして歯車
比を可変することによつて行つていた。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記の紙送り機構11においては歯車ボ
ツクスや歯車ボツクス内の歯車をビデオ信号の種類に応
じて取り替えなければならないので、プリント紙13の送
りピツチ量の可変がめんどうであるという欠点があつ
た。 そこで、本発明は、ビデオ信号の種類によらずプリン
ト画像のアスペクト比が略同じになるように、プリント
紙の紙送りピツチ量の可変が簡単にできるプリンタ装置
を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明の構成は、入力され
たビデオ信号をプリント紙にプリントするプリンタ装置
において、所定の画面水平方向の走査線本数が異なる複
数のビデオ信号方式に基づいたビデオ信号を入力する入
力手段と、上記入力手段から入力されたビデオ信号によ
り、該ビデオ信号に基づくビデオ信号方式を判別する判
別手段と、上記判別手段の判別結果に基づいて、上記複
数のビデオ信号方式の異なる走査線本数に基づいて上記
複数のビデオ信号方式毎に予め設定されたパルス数を発
生するパルス発生手段と、上記パルス発生手段からのパ
ルスが入力されるパルスモータを有し、上記複数のビデ
オ信号方式の異なる走査線本数から求められる、上記複
数のビデオ信号方式毎の所定の紙送りピッチ量で上記プ
リント紙を紙送りする紙送り手段とを具え、上記走査線
本数が異なる複数のビデオ信号方式に基づいて入力され
たビデオ信号を略同一の縦横比でプリント紙にプリント
することを特徴とする。 [作用] 従つて、パルスモータへ出力するパルス数を画像デー
タの種類を判別して可変にすればアスペクト比が同じに
なるような紙送りピツチ量を得ることができるもので、
歯車比を可変することなく簡単にビデオ信号の種類に応
じた紙送りピツチ量を得ることができる。 [実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図において、A−Dコンバータ1は、入力された
ビデオ信号をコントローラ2から供給される基準クロツ
クに基づいて5ビツトの階調データに変換してフレーム
メモリ3に出力する。これらのA−Dコンバータ1、フ
レームメモリ3は、ビデオ信号を画像データとして入力
するための入力手段である。 このフレームメモリ3は、水平方向640ドツト×垂直
方向625ドツトのプリント画Aに対応するメモリを有し
プリント画A全体の階調データ(1ドツト=5ビツト)
を記憶できる。このフレームメモリ3はコントローラ2
からのアドレス信号に基づいて水平方向1ライン分の階
調データをラインメモリ4に送出する。 このラインメモリ4は、前記フレームメモリ3の水平
方向1ライン分の階調データを一時的に記憶し、コント
ローラ2からのアドレス信号に応じて1ドツト目から64
0ドツト目までの各5ビツトの記憶内容をパラレルに順
次比較器5に出力する。このラインメモリ4には1ライ
ンのプリントが終了すると、次の1ライン分の階調デー
タがフレームメモリ3から転送され階調テータが更新さ
れる。 階調カウンタ6は、コントローラ2の制御に基づき1
階調目から31階調目までの基準階調を順次比較器5に出
力する。 この比較器5は、前記ラインメモリ4からの階調デー
タを前記階調カウンタ6から送られてくる基準階調の1
階調目から32階調目までと順次比較し、階調データが基
準階調より大又は等しいときはH信号を、階調データが
基準階調より小さいときはL信号をデータとしてヘツド
7のシフトレジスタ8にシリアルに出力する。このヘツ
ド7等はドツト生成手段として構成されている。 このシフトレジスタ8は、640個のヘツド素子 TH-1
〜TH-640の各々の駆動・非駆動情報(駆動がH信号,非
駆動がL信号)を記憶できる記憶容量を有し、前記比較
器5から送られてくるデータをコントローラ2からのシ
フトクロツクにて所定箇所に記憶する。 ラツチ&ドライブ回路9は、コントローラ2からのス
トローブ信号が入力されるとその区間前記シフトレジス
タ8の記憶状態をラツチする。 ヘツド素子群10は、640個のヘツド素子TH-1〜 TH-64
0が並設されて成り前記ラツチ&ドライブ回路9のラツ
チ状態に応じて駆動・非駆動する。 紙送り機構11は、前記シフトレジスタ8、前記ラツチ
&ドライブ回路9及びヘツド素子群10を備える感熱式の
ヘツド7の近傍にプラテン12が配置されこのヘツド7と
プラテン12との間にプリント紙13である感熱紙が挿入さ
れている。 前記プラテン12は、その外周部がゴム等の高摩擦部材
にて構成され、プラテン12の回転に追従して前記プリン
ト紙13が移動するようになつている。このプラテン12の
回転軸12aは歯車機構14の出力側に接続されている。 この歯車機構14の入力側はパルスモータ15の回転軸15
aに接続されており、パルスモータ15の回転を一定比率
減速して出力する。この歯車機構14の減速比は、プリン
ト紙13の紙送りピツチ量が何種類のパターンが必要で、
且つ、その大きさがどれだけかによつて決定されるもの
で下記に詳述する。 前記パルスモータ15は、入力される1パルスに対して
一定角度回転するもので、パルスモータ15を駆動するパ
ルスはコントローラ2から供給される。 このコントローラ2は、前述したように前記A−Dコ
ンバータ1に基準クロツクを出力する、前記フレームメ
モリ3にアドレス信号を送出する等の動作を行うと共に
前記パルスモータ15に所定数のパルスを出力する。 このコントローラ2が出力するパルス数は、前記歯車
機構14の減速比の決定と同様にプリント紙13の紙送りピ
ツチ量が何種類のパターンが必要で、且つ、その大きさ
がどれだけかによつて変わるもので、このパルス数の決
定の仕方を歯車機構14の減速比の決定の仕方と共に説明
する。 例えば、A方式とB方式との二方式のビデオ信号を用
い、この二方向のビデオ信号におけるプリント画Aの垂
直方向の長さ(L)が同一で、垂直方向のドツト数(=
水平方向のライン本数)がA方式が625ドツト、B方式
が525ドツトである場合について示す。 A方式については紙送りピツチ量(lA)は、 lA=L/625 … となる。 B方式については紙送りピツチ量(lB)は、 lB=L/525 となる。 このピツチ量の比は、 lA:lB=L/625:/L525 となる。 これを略整数の比とすると、 lA:lB≒5:6 となる。即ち、両方のドツト数の比の逆数となる。 ここで、1パルスで移動するプリント紙13の移動長さ
をpとすると、 5p=lA, 6p=lB … となればよい。 従つて、第2図に示すように、A方式については5パ
ルスを、B方式については6パルスを与えてやればそれ
ぞれ所定の送りピツチ量(lA,lB)だけ紙送りが行なわ
れることになる。 一方、1パルスで移動するプリント紙13の移動長さ
(p)は、式,式より p=(L/625)×(1/5) となる。 このpの値になるように歯車機構14の減速比を決定す
ればよい。 尚、上記パルス数をパルス比の整数倍(5n,6n;nは整
数)としてもよくこの場合には1パルスで移動するプリ
ント紙13の移動長さ(p)は、上記値の1/nとする。 前記コントローラ2にはビデオ信号の方式を判別する
判別手段を備え、この判別手段の判別結果によつて出力
パルスを制御する。また、パルスの個数を設定するスイ
ツチを設けこのスイツチの操作位置によつて出力パルス
を制御してもよい。 以下、上記プリンタの作用について説明する。 入力されたビデオ信号は、A−Dコンバータ1にて5
ビツトの階調データに変換されフレームメモリ3に一画
面分の情報が記憶される。 ラインメモリ4には前記フレームメモリ3から水平方
向の1ライン分の情報が転送され、コントローラ2から
のアドレス信号に従いラインメモリ4から横1ドツト目
から640ドツト目まで順次比較器5に送られる。 比較器5は、この階調データと階調カウンタ6からの
1階調目の基準階調と比較し、その結果をシフトレジス
タ8に出力する。 シフトレジスタ8に640個のデータが全て転送される
とストローブ信号がラツチ&ドライブ回路9に出力され
ラツチ&ドライブ回路9がストローブ信号のパルス幅だ
けそのデータをラツチして所定のヘツド素子TH-1〜TH-6
40が発熱する。 前記ストローブ信号の立ち下がり時点でラインメモリ
4の階調データを再び読み出しこの階調データが比較器
5にて階調カウンタ6の2階調目の基準階調と比較され
その結果がシフトレジスタ8に送られ上記と同様の動作
が行なわれる。この動作が32階調まで終了すると、水平
方向の1ライン分のプリントアウトが完了し、ラインメ
モリ4内は次のラインの階調データに更新される。 また、コントローラ2内の判別手段は予め入力された
ビデオ信号の方式を判別しこの判別結果を基にコントロ
ーラ2はパルスモータ15に5個又は6個のパルスを出力
する。 パルスモータ15は、そのパルスの個数に応じて一定角
度回転しこの回転が歯車機構14を介してプラテン12に伝
達されプリント紙13が所定ピツチ量(lA又はlB)だけ送
られる。 そして、この1ラインのプリントとプリント紙13の紙
送りとが625回又は525回終了すると一画面のプリントが
完了する。 尚、この実施例においては、異なる方式のビデオ信号
に対するプリント紙13の紙送りピツチ量を可変する場合
について説明したが、テレビ受像画面の一部を拡大又は
テレビ受像画面の全部若しくは一部を縮小する場合等に
おいてプリント紙13の紙送りピツチ量を可変するときに
も同様に適用できるものである。 また、この実施例においては、いわゆるラインプリン
タで、且つ、感熱式のプリンタの場合について示した
が、これに限定されるものではない。 [発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、ドット生成手段を
稼働させると共にパルスモータを駆動してプリント紙の
紙送りを行ってプリントし、このプリント紙の紙送りピ
ッチ量を、ビデオ信号の種類を判別しその紙送り方向の
解像度に対応させてパルスモータへ出力するパルス数を
増減して可変したので、歯車比を変える等のめんどうな
手段を講ずることなくパルスモータへのパルス数を増減
するという簡単な手段によつて異なる方式のビデオ信号
に対応させて紙送りピッチ量可変でき、又、異なる方式
のビデオ信号に対するプリント紙のピッチ量を可変でき
るのみならず、例えば、テレビ受像画面の一部を拡大又
はテレビ受像画面の全部若しくは一部を縮小することも
できるという効果がある。 さらに、パルスモータへのパルス数の増減で紙送りピ
ツチ量を可変し一般に複数パルスを用いるので、正確な
紙送りピツチ量が得られるという効果も奏する。
チで紙送りするプリンタ装置に関する。 [発明の概要] 本発明は、プリント紙の紙送りをパルスモータの駆動
で行うプリンタ装置において、 前記プリント紙の紙送りピッチを、ビデオ信号の種類
を判別し、その紙送り方向の解像度に対応させて前記パ
ルスモータへ与えるパルス数を増減して可変することに
より、 紙送りピツチの可変を簡単に行うことができるもので
ある。 [従来の技術] 例えば文字のみならず映像をもプリントアウトできる
ビデオプリンタにおいて、NTSC方式、PAL方式等の各種
ビデオ信号を扱う。かかるビデオ信号は一画面内の垂直
方向のドツト数(水平方向の走査線本数)が異なるため
プリント紙の紙送りピツチ量を変える必要がある。 また、テレビ受像画面の一部を拡大してプリントアウ
トする場合、又は、テレビ受像画面の全部若しくは一部
を縮小してプリントアウトする場合においてもプリント
紙の紙送りピツチ量を変える必要がある。 従来のプリンタ装置の紙送り機構11は、第3図に示す
ように、感熱式のヘツド7とプラテン12とが近接して配
置され、このヘツド7とプラテン12との間にプリント紙
13が挿入されている。 前記プラテン12の回転軸12aは、歯車機構14の出力側
に接続されこの歯車機構14の入力側にパルスモータ15の
回転軸15aが接続されている。 このパルスモータ15は、コントローラ(図示せず)か
らのモータドライブバルスにて一定角度回転する。 而して、水平方向の一ラインのプリントが終了する
と、コントローラ(図示せず)が1パルスをパルスモー
タ15に出力する。すると、パルスモータ15が一定角度回
転しこの運動が歯車機構14で一定比減速されてプラテン
12に伝達される。プラテン12は一定角度回転してプリン
ト紙13が一定ピツチ量だけ移動する。この動作を繰り返
すことによりプリント紙13の紙送りが行なわれる。 前記プリント紙13の送りピツチ量を可変する場合には
歯車機構14を構成する歯車ボツクスを取り替えたり、
又、歯車機構14を構成する歯車を取り替えたりして歯車
比を可変することによつて行つていた。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記の紙送り機構11においては歯車ボ
ツクスや歯車ボツクス内の歯車をビデオ信号の種類に応
じて取り替えなければならないので、プリント紙13の送
りピツチ量の可変がめんどうであるという欠点があつ
た。 そこで、本発明は、ビデオ信号の種類によらずプリン
ト画像のアスペクト比が略同じになるように、プリント
紙の紙送りピツチ量の可変が簡単にできるプリンタ装置
を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明の構成は、入力され
たビデオ信号をプリント紙にプリントするプリンタ装置
において、所定の画面水平方向の走査線本数が異なる複
数のビデオ信号方式に基づいたビデオ信号を入力する入
力手段と、上記入力手段から入力されたビデオ信号によ
り、該ビデオ信号に基づくビデオ信号方式を判別する判
別手段と、上記判別手段の判別結果に基づいて、上記複
数のビデオ信号方式の異なる走査線本数に基づいて上記
複数のビデオ信号方式毎に予め設定されたパルス数を発
生するパルス発生手段と、上記パルス発生手段からのパ
ルスが入力されるパルスモータを有し、上記複数のビデ
オ信号方式の異なる走査線本数から求められる、上記複
数のビデオ信号方式毎の所定の紙送りピッチ量で上記プ
リント紙を紙送りする紙送り手段とを具え、上記走査線
本数が異なる複数のビデオ信号方式に基づいて入力され
たビデオ信号を略同一の縦横比でプリント紙にプリント
することを特徴とする。 [作用] 従つて、パルスモータへ出力するパルス数を画像デー
タの種類を判別して可変にすればアスペクト比が同じに
なるような紙送りピツチ量を得ることができるもので、
歯車比を可変することなく簡単にビデオ信号の種類に応
じた紙送りピツチ量を得ることができる。 [実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図において、A−Dコンバータ1は、入力された
ビデオ信号をコントローラ2から供給される基準クロツ
クに基づいて5ビツトの階調データに変換してフレーム
メモリ3に出力する。これらのA−Dコンバータ1、フ
レームメモリ3は、ビデオ信号を画像データとして入力
するための入力手段である。 このフレームメモリ3は、水平方向640ドツト×垂直
方向625ドツトのプリント画Aに対応するメモリを有し
プリント画A全体の階調データ(1ドツト=5ビツト)
を記憶できる。このフレームメモリ3はコントローラ2
からのアドレス信号に基づいて水平方向1ライン分の階
調データをラインメモリ4に送出する。 このラインメモリ4は、前記フレームメモリ3の水平
方向1ライン分の階調データを一時的に記憶し、コント
ローラ2からのアドレス信号に応じて1ドツト目から64
0ドツト目までの各5ビツトの記憶内容をパラレルに順
次比較器5に出力する。このラインメモリ4には1ライ
ンのプリントが終了すると、次の1ライン分の階調デー
タがフレームメモリ3から転送され階調テータが更新さ
れる。 階調カウンタ6は、コントローラ2の制御に基づき1
階調目から31階調目までの基準階調を順次比較器5に出
力する。 この比較器5は、前記ラインメモリ4からの階調デー
タを前記階調カウンタ6から送られてくる基準階調の1
階調目から32階調目までと順次比較し、階調データが基
準階調より大又は等しいときはH信号を、階調データが
基準階調より小さいときはL信号をデータとしてヘツド
7のシフトレジスタ8にシリアルに出力する。このヘツ
ド7等はドツト生成手段として構成されている。 このシフトレジスタ8は、640個のヘツド素子 TH-1
〜TH-640の各々の駆動・非駆動情報(駆動がH信号,非
駆動がL信号)を記憶できる記憶容量を有し、前記比較
器5から送られてくるデータをコントローラ2からのシ
フトクロツクにて所定箇所に記憶する。 ラツチ&ドライブ回路9は、コントローラ2からのス
トローブ信号が入力されるとその区間前記シフトレジス
タ8の記憶状態をラツチする。 ヘツド素子群10は、640個のヘツド素子TH-1〜 TH-64
0が並設されて成り前記ラツチ&ドライブ回路9のラツ
チ状態に応じて駆動・非駆動する。 紙送り機構11は、前記シフトレジスタ8、前記ラツチ
&ドライブ回路9及びヘツド素子群10を備える感熱式の
ヘツド7の近傍にプラテン12が配置されこのヘツド7と
プラテン12との間にプリント紙13である感熱紙が挿入さ
れている。 前記プラテン12は、その外周部がゴム等の高摩擦部材
にて構成され、プラテン12の回転に追従して前記プリン
ト紙13が移動するようになつている。このプラテン12の
回転軸12aは歯車機構14の出力側に接続されている。 この歯車機構14の入力側はパルスモータ15の回転軸15
aに接続されており、パルスモータ15の回転を一定比率
減速して出力する。この歯車機構14の減速比は、プリン
ト紙13の紙送りピツチ量が何種類のパターンが必要で、
且つ、その大きさがどれだけかによつて決定されるもの
で下記に詳述する。 前記パルスモータ15は、入力される1パルスに対して
一定角度回転するもので、パルスモータ15を駆動するパ
ルスはコントローラ2から供給される。 このコントローラ2は、前述したように前記A−Dコ
ンバータ1に基準クロツクを出力する、前記フレームメ
モリ3にアドレス信号を送出する等の動作を行うと共に
前記パルスモータ15に所定数のパルスを出力する。 このコントローラ2が出力するパルス数は、前記歯車
機構14の減速比の決定と同様にプリント紙13の紙送りピ
ツチ量が何種類のパターンが必要で、且つ、その大きさ
がどれだけかによつて変わるもので、このパルス数の決
定の仕方を歯車機構14の減速比の決定の仕方と共に説明
する。 例えば、A方式とB方式との二方式のビデオ信号を用
い、この二方向のビデオ信号におけるプリント画Aの垂
直方向の長さ(L)が同一で、垂直方向のドツト数(=
水平方向のライン本数)がA方式が625ドツト、B方式
が525ドツトである場合について示す。 A方式については紙送りピツチ量(lA)は、 lA=L/625 … となる。 B方式については紙送りピツチ量(lB)は、 lB=L/525 となる。 このピツチ量の比は、 lA:lB=L/625:/L525 となる。 これを略整数の比とすると、 lA:lB≒5:6 となる。即ち、両方のドツト数の比の逆数となる。 ここで、1パルスで移動するプリント紙13の移動長さ
をpとすると、 5p=lA, 6p=lB … となればよい。 従つて、第2図に示すように、A方式については5パ
ルスを、B方式については6パルスを与えてやればそれ
ぞれ所定の送りピツチ量(lA,lB)だけ紙送りが行なわ
れることになる。 一方、1パルスで移動するプリント紙13の移動長さ
(p)は、式,式より p=(L/625)×(1/5) となる。 このpの値になるように歯車機構14の減速比を決定す
ればよい。 尚、上記パルス数をパルス比の整数倍(5n,6n;nは整
数)としてもよくこの場合には1パルスで移動するプリ
ント紙13の移動長さ(p)は、上記値の1/nとする。 前記コントローラ2にはビデオ信号の方式を判別する
判別手段を備え、この判別手段の判別結果によつて出力
パルスを制御する。また、パルスの個数を設定するスイ
ツチを設けこのスイツチの操作位置によつて出力パルス
を制御してもよい。 以下、上記プリンタの作用について説明する。 入力されたビデオ信号は、A−Dコンバータ1にて5
ビツトの階調データに変換されフレームメモリ3に一画
面分の情報が記憶される。 ラインメモリ4には前記フレームメモリ3から水平方
向の1ライン分の情報が転送され、コントローラ2から
のアドレス信号に従いラインメモリ4から横1ドツト目
から640ドツト目まで順次比較器5に送られる。 比較器5は、この階調データと階調カウンタ6からの
1階調目の基準階調と比較し、その結果をシフトレジス
タ8に出力する。 シフトレジスタ8に640個のデータが全て転送される
とストローブ信号がラツチ&ドライブ回路9に出力され
ラツチ&ドライブ回路9がストローブ信号のパルス幅だ
けそのデータをラツチして所定のヘツド素子TH-1〜TH-6
40が発熱する。 前記ストローブ信号の立ち下がり時点でラインメモリ
4の階調データを再び読み出しこの階調データが比較器
5にて階調カウンタ6の2階調目の基準階調と比較され
その結果がシフトレジスタ8に送られ上記と同様の動作
が行なわれる。この動作が32階調まで終了すると、水平
方向の1ライン分のプリントアウトが完了し、ラインメ
モリ4内は次のラインの階調データに更新される。 また、コントローラ2内の判別手段は予め入力された
ビデオ信号の方式を判別しこの判別結果を基にコントロ
ーラ2はパルスモータ15に5個又は6個のパルスを出力
する。 パルスモータ15は、そのパルスの個数に応じて一定角
度回転しこの回転が歯車機構14を介してプラテン12に伝
達されプリント紙13が所定ピツチ量(lA又はlB)だけ送
られる。 そして、この1ラインのプリントとプリント紙13の紙
送りとが625回又は525回終了すると一画面のプリントが
完了する。 尚、この実施例においては、異なる方式のビデオ信号
に対するプリント紙13の紙送りピツチ量を可変する場合
について説明したが、テレビ受像画面の一部を拡大又は
テレビ受像画面の全部若しくは一部を縮小する場合等に
おいてプリント紙13の紙送りピツチ量を可変するときに
も同様に適用できるものである。 また、この実施例においては、いわゆるラインプリン
タで、且つ、感熱式のプリンタの場合について示した
が、これに限定されるものではない。 [発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、ドット生成手段を
稼働させると共にパルスモータを駆動してプリント紙の
紙送りを行ってプリントし、このプリント紙の紙送りピ
ッチ量を、ビデオ信号の種類を判別しその紙送り方向の
解像度に対応させてパルスモータへ出力するパルス数を
増減して可変したので、歯車比を変える等のめんどうな
手段を講ずることなくパルスモータへのパルス数を増減
するという簡単な手段によつて異なる方式のビデオ信号
に対応させて紙送りピッチ量可変でき、又、異なる方式
のビデオ信号に対するプリント紙のピッチ量を可変でき
るのみならず、例えば、テレビ受像画面の一部を拡大又
はテレビ受像画面の全部若しくは一部を縮小することも
できるという効果がある。 さらに、パルスモータへのパルス数の増減で紙送りピ
ツチ量を可変し一般に複数パルスを用いるので、正確な
紙送りピツチ量が得られるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例を示し、第1図はヘ
ツド駆動制御回路のブロツク図、第2図はパルス数と送
りピツチ量との関係を説明する図であり、第3図は従来
の紙送り機構の斜視図である。 11……紙送り機構、13……プリント紙、15……パルスモ
ータ。
ツド駆動制御回路のブロツク図、第2図はパルス数と送
りピツチ量との関係を説明する図であり、第3図は従来
の紙送り機構の斜視図である。 11……紙送り機構、13……プリント紙、15……パルスモ
ータ。
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フロントページの続き
(72)発明者 松永 正廣
東京都品川区北品川6丁目5番6号 ソ
ニー・マグネ・プロダクツ株式会社内
(72)発明者 村上 進
東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ
ニー株式会社内
(56)参考文献 特開 昭57−64580(JP,A)
特開 昭58−7374(JP,A)
特開 昭58−116876(JP,A)
特開 昭57−34286(JP,A)
特開 昭59−140087(JP,A)
特開 昭60−237760(JP,A)
特開 昭58−220590(JP,A)
特開 昭61−109387(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.入力されたビデオ信号をプリント紙にプリントする
プリンタ装置において、 所定の画面水平方向の走査線本数が異なる複数のビデオ
信号方式に基づいたビデオ信号を入力する入力手段と、 上記入力手段から入力されたビデオ信号により、該ビデ
オ信号に基づくビデオ信号方式を判別する判別手段と、 上記判別手段の判別結果に基づいて、上記複数のビデオ
信号方式の異なる走査線本数に基づいて上記複数のビデ
オ信号方式毎に予め設定されたパルス数を発生するパル
ス発生手段と、 上記パルス発生手段からのパルスが入力されるパルスモ
ータを有し、上記複数のビデオ信号方式の異なる走査線
本数から求められる、上記複数のビデオ信号方式毎の所
定の紙送りピッチ量で上記プリント紙を紙送りする紙送
り手段とを具え、 上記走査線本数が異なる複数のビデオ信号方式に基づい
て入力されたビデオ信号を略同一の縦横比でプリント紙
にプリントすることを特徴とするプリンタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61150337A JP2889235B2 (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | プリンタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61150337A JP2889235B2 (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | プリンタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS634981A JPS634981A (ja) | 1988-01-09 |
JP2889235B2 true JP2889235B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=15494798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61150337A Expired - Fee Related JP2889235B2 (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | プリンタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2889235B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63252050A (ja) * | 1987-04-09 | 1988-10-19 | Hitachi Ltd | キヤリアオン・オフ方式 |
JPH02151470A (ja) * | 1988-12-05 | 1990-06-11 | Alps Electric Co Ltd | プリンタの紙送り制御方法 |
JP2810701B2 (ja) | 1989-05-31 | 1998-10-15 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置 |
JP2921035B2 (ja) * | 1989-10-12 | 1999-07-19 | ソニー株式会社 | サーマルプリンタの印画方法 |
JP5181145B2 (ja) * | 2008-05-21 | 2013-04-10 | セイコーインスツル株式会社 | サーマルプリンタ |
Family Cites Families (5)
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JPS58116866A (ja) * | 1981-12-29 | 1983-07-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フアクシミリ伝送方式 |
JPS59140087A (ja) * | 1983-02-01 | 1984-08-11 | Canon Inc | 印字装置 |
US4575769A (en) * | 1984-04-20 | 1986-03-11 | Burroughs Corporation | Variable resolution scanning in line scan optical imaging systems |
-
1986
- 1986-06-26 JP JP61150337A patent/JP2889235B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS634981A (ja) | 1988-01-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |