JPH11138663A - 紙製トレー状容器の組立方法及びその組立装置 - Google Patents

紙製トレー状容器の組立方法及びその組立装置

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JPH11138663A
JPH11138663A JP9313067A JP31306797A JPH11138663A JP H11138663 A JPH11138663 A JP H11138663A JP 9313067 A JP9313067 A JP 9313067A JP 31306797 A JP31306797 A JP 31306797A JP H11138663 A JPH11138663 A JP H11138663A
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俊秀 東儀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フランジ板の端部同士を互いにオーバーラップ
するように重ね合わせてトレー容器状に製函し、この容
器内面とフランジ板の表面に合成樹脂フィルムを積層接
着することで、紙製トレー状容器のフランジ部の強度を
向上させる。 【解決手段】矩形状底面板の周囲に側面板、各々側面板
の外側にフランジ板が連設され、互いに隣接する側面板
同士の側端部間にコーナー板を介し若しくは介さずに該
一方の側面板に重合板が連設された紙製トレー状容器の
組立用ブランクシートAを、前記側面板が底面板より折
り立てられ且つ該側面板内面に重合板が重合するように
製函用型部110にてトレー状仮容器に折り曲げ製函し
た後、該トレー状仮容器の製函内表面全面に加熱した樹
脂フィルムCを成形用型部130にて真空若しくは圧空
にて密着して積層接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品を充填した
後、蓋材により封止する紙製トレー容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、紙製トレーの内面に合成樹脂
製フィルムが重ね合わせられて積層接着されている紙製
トレー容器としては、実公昭51−31202、実公昭
60−3065などが密封性の紙製トレー容器として知
られている。
【0003】これら出願は、トレー状の金型内に紙製ト
レー状容器の基材を装着し、トレー形態に成形した後、
加熱した合成樹脂製フィルムを金型上に供給し、真空成
形、又は真空成形と圧空成形の併用により、合成樹脂製
フィルムを紙製トレー状容器の内面に積層接着して、耐
液性のある、あるいは密封性のある紙製トレー容器を得
るものである。また、同様の紙製トレー容器にフランジ
板を設けたものとしては、特表昭56−500042な
どがある。
【0004】これら従来の紙製トレー状容器の形状は、
各側面板の上端部に沿ってそれぞれ設けられた各々フラ
ンジ板の各端縁部同士が互いに突き合わせ状態に形成さ
れていた。
【0005】このように、紙製トレー状容器の各々フラ
ンジ板の各端縁部同士が互いに突き合わせ状態となるよ
うに形成されるブランクシートの構造を採用しているの
は、各フランジ板を互いに平面化して、蓋材の封緘状態
を確実にし、また、密封性を高めるためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフランジ構造とすることによって各フランジ板間の
接続強度(連結強度)が、それに重ね合わせて積層接着
される合成樹脂製フィルムによる強度のみとなってしま
い、トレー容器の側面板上端部を囲むフランジ板の全体
的強度が弱いものとなっていた。
【0007】このことにより、トレー上部開口部に外力
に対する耐変形性能が無く、またトレー容器自体の剛性
は低いものとなり、さらに蓋材との封緘後の開封時に、
フランジ板が容易に破壊してしまうという問題があっ
た。
【0008】本発明は、紙製トレー容器において、フラ
ンジの強度を向上させることを目的とし、フランジ板の
端部同士を互いにオーバーラップするように重ね合わ
せ、この状態においてトレー容器の他の部分と同様に、
このフランジ板の表面に合成樹脂フィルムを積層接着す
ることで、トレー容器のフランジ部の強度を向上させる
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
矩形状底面板の周囲に側面板、各々側面板の外側にフラ
ンジ板が連設され、互いに隣接する側面板同士の側端部
間にコーナー板を介し若しくは介さずに該一方の側面板
に重合板が連設された紙製トレー状容器の組立用ブラン
クシートを、前記側面板が底面板より折り立てられ且つ
該側面板内面に重合板が重合するようにトレー容器状に
折り曲げ製函した後、該トレー容器状シートの製函内表
面全面に加熱した樹脂フィルムを真空若しくは圧空にて
密着して積層接着することを特徴とする紙製トレー状容
器の組立方法である。
【0010】また本発明は、上記第1の発明において、
前記ブランクシートのトレー容器状の折り曲げ製函を製
函用金型内で行い、折り曲げ製函後のトレー容器状シー
トと樹脂フィルムとの積層接着とを積層接着用金型内で
行う紙製トレー状容器の組立方法である。
【0011】また本発明は、上記第1の発明において、
前記ブランクシートのトレー容器状の折り曲げ製函と、
折り曲げ製函後のトレー容器状シートと樹脂フィルムと
の積層接着とを製函用金型内で行う紙製トレー状容器の
組立方法である。
【0012】また本発明は、上記第1の発明において、
前記積層接着した後の前記トレー容器状シートのフラン
ジ板外周より外側に突出する樹脂フィルムの切断を切断
用金型で行う紙製トレー状容器の組立方法である。
【0013】また本発明は、上記第1の発明において、
前記積層接着した後の前記トレー容器状シートのフラン
ジ板外周より外側に突出する樹脂フィルムの切断を製函
用金型若しくは積層接着用金型で行う紙製トレー状容器
の組立方法である。
【0014】また本発明は、上記第1の発明において、
前記ブランクシートが、矩形状の底面板1の対向する各
々一対の辺にそれぞれ折目a、bを介して矩形状の側面
板4、4及び側面板3、3と、各々側面板2の外側に折
目cを介してフランジ板4、4と、各々側面板3の外側
に折目dを介してフランジ板5、5と、各々側面板2の
両側に折目eを介して二等辺三角形コーナー板6、6
と、各々コーナー板6の外側に折目fを介して重合板
7、7とをそれぞれ連設し、前記各々フランジ板5の両
側には、前記側面板3の側端縁に対して90°方向に前
記フランジ板5の幅と同一長さに形成された端辺8aと
前記側面板3の側端縁に対して45°方向に前記二等辺
三角形コーナー板6の底辺と同一長さに形成された斜辺
8bと、該端辺8aから延設した接続フランジ板8dを
設けたコーナーフランジ板8を備えたブランクシートで
ある紙製トレー状容器の組立方法である。
【0015】また本発明は、上記第1の発明において、
前記ブランクシートの各々重合板7と接続フランジ板8
dとが、互いに繋ぎ部8aにて連設されていて、該繋ぎ
部8aを切断分離した後に、該ブランクシートのトレー
容器状の折り曲げ製函を行う紙製トレー状容器の組立方
法である。
【0016】次に本発明の第2の発明は、矩形状底面板
の周囲に側面板、各々側面板の外側にフランジ板が連設
され、互いに隣接する側面板同士の側端部間にコーナー
板を介し若しくは介さずに該一方の側面板に重合板が連
設された紙製トレー状容器の組立用ブランクシートを製
函用金型に供給する機構と、前記ブランクシートを製函
用金型内でその側面板を底面板より折り立て且つ前記重
合板を側面板内面に重合するようにトレー容器状に折り
曲げ製函する折り曲げ製函機構と、折り曲げ製函したト
レー容器状シートを真空成形乃至圧空成形方式の積層接
着用金型内に移送し且つ該トレー容器状シートの内表面
に加熱した樹脂フィルムを真空成形乃至圧空成形方式で
積層接着してトレー状容器を形成する積層接着機構と、
該トレー状容器を切断用金型内に移送し且つ積層接着し
た後の前記トレー容器状シートのフランジ板外周より外
側に突出する樹脂フィルムの切断を行う切断機構と、と
からなることを特徴とする紙製トレー状容器の製造装置
である。
【0017】また本発明は、上記第2の発明において、
前記製函用金型が凸型部と凹型部とにより構成され、該
凸型部は該凹型部にその内形とほぼ同一形状の外形を有
して嵌合可能なテーパー状の凸板部とその周囲に押圧部
とを備え、該凸板部は支持部に弾力的に取り付け支持さ
れ、該押圧部は前記支持部に凸板部とは別体に取り付け
支持されている紙製トレー状容器の製造装置である。
【0018】また本発明は、上記第2の発明において、
前記凹型部はその周囲にフランジ板を逆V字型に折る斜
面を備える紙製トレー状容器の製造装置である。
【0019】また本発明は、上記第2の発明において、
前記ブランクシートが、矩形状の底面板1の対向する各
々一対の辺にそれぞれ折目a、bを介して矩形状の側面
板4、4及び側面板3、3と、各々側面板2の外側に折
目cを介してフランジ板4、4と、各々側面板3の外側
に折目dを介してフランジ板5、5と、各々側面板2の
両側に折目eを介して二等辺三角形コーナー板6、6
と、各々コーナー板6の外側に折目fを介して重合板
7、7とをそれぞれ連設し、前記各々フランジ板5の両
側には、前記側面板3の側端縁に対して90°方向に前
記フランジ板5の幅と同一長さに形成された端辺8aと
前記側面板3の側端縁に対して45°方向に前記二等辺
三角形コーナー板6の底辺と同一長さに形成された斜辺
8bと、該端辺8aから延設した接続フランジ板8dを
設けたコーナーフランジ板8を備えたブランクシートで
ある紙製トレー状容器の組立装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】上記第1の発明の紙製トレー状容
器の組立方法は、図1に示す組立工程によって、図2、
図3に示す組立用のブランクシートAを用いて、トレー
状容器Dを製造するものである。まず、組立に使用する
ブランクシートAは、図2に示すように、矩形状の底面
板1の対向する各々一対の辺にそれぞれ折目a、bを介
して矩形状の側面板2、2及び側面板3、3が連設され
ている。なお、使用するブランクシートの厚さは特に限
定されるものではなく、例えば、200〜500g/m
2 程度の紙器用紙が適当である。
【0021】前記各々側面板2、2の外側には、折目c
を介してフランジ板4、4と、各々側面板3、3の外側
には、折目dを介してフランジ板5、5が連設されてい
る。
【0022】前記各々側面板2、2の両側には折目eを
介して二等辺三角形コーナー板6、6が連設され、ま
た、各々コーナー板6、6の外側には、折目fを介して
重合板7、7が連設されている。
【0023】前記各々フランジ板5、5の両側には、前
記側面板3の側端縁に対して90°方向に前記フランジ
板5の幅と同一長さに形成された端辺8aより延設した
接続フランジ板8dと、前記側面板3の側端縁に対して
45°方向に前記二等辺三角コーナー板6の底辺と同一
長さに形成された斜辺8bとを設けた、コーナーフラン
ジ板8を備える。
【0024】また、図3に示すブランクシートAは、前
記ブランクシートの各々重合板7と接続フランジ板8d
とが、互いに繋ぎ部8aにて連設されているものであっ
て、該繋ぎ部8aを切断分離した後に、該ブランクシー
トのトレー容器状の折り曲げ製函を行うものである。
【0025】本発明の組立方法及びその装置について、
図1に示す工程順に各機構の動作と併せて詳細に説明す
る。
【0026】周知機構のフィーダー部100に前記ブラ
ンクシートAの多数枚をセットし、該ブランクシートA
を周知の移送機構により製函部110へ移送する。
【0027】該製函部110は、ブランクシートAをト
レー容器状に折り曲げて成形する製函用金型であって、
上下方向へ相対移動する成形用凸型部111と凹型部1
12(通常は凹型部112が上下移動せず固定)とから
なる。
【0028】成形用凸型部111(雄型部)は、図4に
示すように、凸部116と、その周囲を囲むように隣接
する押圧部117とを備える。凸部116は、支持フレ
ーム119に垂直に取り付けたシャフト118を介して
上下移動可能に支持され、該シャフト118にはバネ1
18aを装着して、凸部116を常に下向に付勢させて
いる。押圧部117は、支持フレーム119にシャフト
119aなどを介して取り付け固定されている。
【0029】他方、成形用凹型部112(雌型部)は、
図5に示すように、直方体の厚板形状ブロック材の中央
部にトレー状容器の形状に適合した、即ち、ブランクシ
ートAの底面板1に相当する矩形状の平面部と、ブラン
クシートAの四側面板に相当する、該平面部の周囲に上
方に向って拡がるように傾斜する傾斜壁部と、ブランク
シートAの三角形コーナー板に相当する、該各々傾斜壁
部間の傾斜するコーナー部とにより形成された凹部11
3を備え、該凹部113の内面形状は、前記凸部116
の外面形状と、ブランクシートAのシート厚味に相当す
るクリアランスを以て、ほぼ同じ形状を呈している。
【0030】該凹部113外側の互いに対向する平坦な
上面部112aには、ブランクシートAを位置決めする
ための位置決め用ピン114をそれぞれ2箇所に設け、
該凹部113外側の四角部分には、ブランクシートAの
四隅にある各重合片7を立ち起こし折り曲げる際の折り
曲げのきっかけ(起因)をつくるための立ち起こし用ピ
ン115を設ける。
【0031】前記凸型部111は、前記凹型部112の
凹部113に適合した凸部116と、該凸部116の周
囲上部に位置し、前記雌型部112の凹部113の上部
周囲に対応する環状の縁部117とからなる。そして、
前記凸部116は支持フレーム119(基盤)に固定状
態で取り付けられている。
【0032】前記製函部110に搬送されたブランクシ
ートAは、図1に示すように、まず成形用凹型部112
上に載置される。このとき、ブランクシートAは、位置
決めピン114によって確実に所定の位置に載置され
る。
【0033】そして、前記ブランクシートAが凹型部1
12上に載置された後、前記凸型部111が下降し、該
凸型部111の凸部116が前記ブランクシートAを凹
型部112の凹部113内に押し込み、該ブランクシー
トAの各面板を折目に沿って折り曲げて、該ブランクシ
ートAをトレー容器状に製函する。このとき、ブランク
シートAの四隅にある各重合片7は、凹型部112上面
部の四隅にある各ピン115上に位置するため、凸型部
111の凸部116の押し込みによる製函時に、該重合
片7はブランクシートAの側面板2、3より遅れて凹部
113内に折り込まれる。このことにより、重合片7は
側面板3の内表面に重なった状態で製函される。
【0034】さらに、凸部116の周囲にある押圧部1
17により、前記ブランクシートAのフランジ板4、5
が外方に水平方向に折り曲げられて、トレー容器状(ト
レー状の仮容器B)に製函される。
【0035】このとき、凸型部111の凸部116を上
下動可能としてあるため、凸部116による組立完了後
に、さらに支持フレーム119を下降動作させることに
より凸部116はバネ118aによって弾力的に凹型部
112の凹部113に押し付けられつつ、支持フレーム
119に取り付けられた押圧部117によってフランジ
板4、5を、凹型部112の上面部に押し付けて折目に
沿って折り曲げることができる。
【0036】次に、バキューム吸着装置などを備えた移
載装置120により凹型部112内の折り曲げ製函され
たトレー状仮容器Bをそのままの状態で真空成形用凹型
部130内に移送する。
【0037】該真空成形用凹型部130は、1個乃至複
数個が設けられ、複数個の場合は、図1に示すようにそ
の凹型部が1列若しくは複数列に循環するように無端状
の搬送チェーンに連結されており、後述するトレー分離
部150までの距離を移動する。
【0038】前記各真空成形用凹型部130は、図6に
示すように、前記製函用凹型部112と同形状の凹部1
31を備え、且つ該凹型部130には凹部131と連通
するエアー吸引用小孔132を備えている。該小孔13
2は、凹部131の底面部131aと側面部131bと
の境界線(稜線)に沿って複数個が設けられている。
【0039】図1に示すように前記トレー状の仮容器B
を凹部131内に載置した前記真空成形用凹型部130
は樹脂フィルム接着部140に移動する。
【0040】該接着部140は、巻き取り状の連続フィ
ルムCを捲き出すフィルム供給部141と、移動した前
記凹型部130の真上に設置されたフィルムを加熱する
加熱部145と、必要に応じて真空チャンバー142と
を備える。なお、該チャンバー142は、共に上下動す
る上カバー143と下カバー144とにより構成され、
該チャンバー142内には凹型部130が導入され、ま
た上カバー143内には加熱部145が設置される。そ
して、フィルム供給部141は後述するフィルム巻き取
り部170との間でフィルムCの移動を行う。
【0041】フィルム巻き取り部140の動作を説明す
ると、トレー状の仮容器Bを凹部131内に載置した真
空成形用凹型部130が加熱部145の真下に移動して
停止すると、加熱部145が加熱動作(電熱ヒーターへ
の通電動作、若しくは電熱ヒーター前面シャッター板の
解放動作)して、該凹型部130と加熱部145との間
に、トレー状の仮容器Bを覆うように捲き出されて停止
した樹脂フィルムCを加熱する。
【0042】あるいは真空チャンバー142が開いた状
態で凹型部130が真空チャンバー142内に停止する
と、加熱部145が加熱動作(電熱ヒーターへの通電動
作、若しくは電熱ヒーター前面シャッター板の解放動
作)して、該凹型部130と加熱部145との間に、ト
レー状の仮容器Bを覆うように捲き出されて停止した樹
脂フィルムCを加熱する。
【0043】続いて真空成形用凹型部130の吸引小孔
132からエアー吸引することで、加熱されたフィルム
Cはトレー状の仮容器Bの内表面の全面に密着して接着
し、トレー状の仮容器Bは保形されてトレー状容器Dが
得られる。このときフィルムCの上面より空気を吹き付
ける操作を併用することもできる。
【0044】上記の工程の後、凹型部130が連続フィ
ルムCとともに移動する。そしてトレー分離部150に
て凹型部130が下方に移動することで、トレー状容器
DはフィルムCと共に凹型部130から離脱する。凹型
部130は無端状のチェーンによって前記フィルム接着
部140の前に戻り、離脱したトレー状容器Dは連続フ
ィルムCの移動に伴い切断部160へ移動する。
【0045】切断部160は、カッター部161と、受
け部162と、トレー状容器受け治具163とからな
り、前記受け部162は内部に貫通孔164を有し、該
貫通孔164の内周形状、及び前記カッター161の外
周形状は、トレー状容器Dのフランジ板4、5の外周に
相当するように設定し、前記受け治具163は、トレー
状容器Dを保持可能な凹部165などを有する。
【0046】そして、連続するフィルムCと一体のトレ
ー状容器Dは受け部162内に移動して停止し、次にカ
ッター部161が下降し、該カッター部の外周と前記受
け部162の貫通孔164の周囲が噛み合うようにし
て、トレー状容器Dのフランジ板4、5の外周に沿って
フィルムCを切断して、トレー状容器Dを連続するフィ
ルムCから分離する。
【0047】分離したトレー状容器Dは受け治具163
よりデリバリー部、又は充填機などの次工程へと移動さ
れる。また、トレー状容器Dを切断した後のフィルム
C’は巻き取り部170により巻き取られる。
【0048】図7は、このようにして形成された本発明
のトレー状容器Dの全体斜視図であり、この容器Dの内
表面及びフランジ板4、5にフィルムCが積層接着され
ている。
【0049】本発明のトレー状容器Dは、上記工程と別
ライン、又は同一ラインにおいて内容物を充填した後、
内面に樹脂フィルムを有する紙製の蓋材Eを、トレー状
容器Dのフランジ板4、5の樹脂フィルムと重ね合わ
せ、その内面のフィルム同士を熱融着により接着封止し
て密封容器として使用される。
【0050】前記実施の形態において、トレー状容器D
には三角コーナー板6を必ずしも設ける必要はなく、側
面板2に直接重合片7を設けることもできる。この場
合、トレー状容器Dの形状は直方体状になる。
【0051】なお、前記重合片7は、トレー状容器の剛
度を得るために必要である。また、重合片7の重ね合わ
せは、隣接する側面板3の内面にする必要があり、この
状態にすることで、フィルムCをトレー状の仮容器Bの
内表面に積層接着した時に、この重合片7も該フィルム
Cにより側面板3の内面に固定保持される。
【0052】さらに、トレー状容器Dを形成するための
ブランクシートAの底面板1の形状を八角形状にし、三
角コーナー板6の形状を逆台形状にするなどし、また、
前記凸型部111及び凹型部112の形状をそれに対応
して変更し、トレー状容器Dを上部及び底部に亘って八
角形状とすることができ、上部が四角形状以外の多角形
状のトレー状容器とすることもできる。
【0053】本発明のトレー状容器Dを形成する際に使
用する製函用金型110の凸型部111と凹型部112
の構造について、図8〜図11に基づいて以下に詳細に
説明する。
【0054】図8に示す製函用金型は、下部に下向きに
凸板部116を備えた凸型部111と、中央上面にトレ
ー状容器の外形と同一形状の内面形状を有する凹部11
3を備えた凹型部112とにより構成される。
【0055】凸型部111は、凹型部112の凹部11
3内面形状とほぼ同一形状の外面形状を有するとともに
所定のクリアランスを以て前記凹部113に嵌合可能な
ように相似形のテーパー状の凸板部116とその周囲に
押圧部117とを備える。
【0056】該凸板部116は、駆動手段119cによ
って上下方向に駆動動作する支持部119に垂直下向き
に取り付けた支持シャフト118の下端部に上下摺動可
能に支持され、バネ118aによって弾力的に下向きに
付勢されて取り付け支持され、該押圧部117は前記支
持部119に凸板部116とは別体に取り付け支持され
ている。なお、前記支持部119の駆動方式は、例えば
油圧若しくは空圧式のエアーシリンダーなどで行うこと
ができるが、その他の周知の駆動方式を採用できる。
【0057】凹型部112は、装置本体側の定位置に取
り付け固定され、その上面部112aが水平な平坦面と
なっていて、前記押圧部117によってブランクシート
Aのフランジ板4、5を該上面部112a面に押圧して
折り曲げることができる。
【0058】上記図8に示す製函用金型110によれ
ば、先ず支持部119を介して凸型部111を上方に移
動させ、凹型部112の凹部113より離間させて上方
に待機させておき、凹型部112の上にブランクシート
Aを水平に載置する。続いて前記支持部119を介して
凸型部111を下降させ、その凸板部116にてブラン
クシートAの底面板1、側面板2、2、3、3、及び四
隅にある各三角コーナー板6を凹部113内に押し込む
ことにより各折目を介して折り曲げる。凸板部116が
凹部113内底面に到達した後に、さらに支持部119
の継続的な下降動作により、バネ118aに抗して枠状
の押圧部117がフランジ板4、5を押圧して側面板
2、3より折目を介して水平に折り曲げる。
【0059】この際、図2、図3に示すブランクシート
Aのコーナーフランジ板8のあるフランジ板5側が先に
折られ、僅かに遅れてフランジ板4が折り曲げられ、接
続フランジ板8d上にフランジ板4の端部が重なるよう
に、押圧部117のブランクシートと最初に接する部分
に段差を設けてタイミングを調整する。
【0060】次に図9に示す製函用金型110の凸型部
111は、その凸板部116が支持部119に垂直下向
きに取り付けた支持シャフト118の下端部に取り付け
支持され、該支持シャフト118は、その上端部が支持
部119の孔設部119bに嵌挿され、且つバネ118
aによって弾力的に下向きに付勢されて取り付け支持さ
れており、よって凸板部116は弾力的に下向きに付勢
されている。なお、その他の部分の構造、及びブランク
シートAの折り曲げに関しては、上記図8と同様である
ので詳細な説明は省略する。なお、図11は支持部11
9の継続的な下降動作により、バネ118aに抗して枠
状の押圧部117がフランジ板4、5を押圧して側面板
2、3より折目を介して水平に折り曲げた状態を示す。
【0061】次に図10に示す製函用金型110の凹型
部112は、その凹部113の外周にフランジ板4、5
を逆V字型に折るための斜面112bを備え、また該斜
面112bは図示するように上面部112aに溝状に形
成したものであってもよい。なお、図14(a)は凹型
部112の全体平面図であり、同図(b)は一側断面
図、同図(c)は他側断面図である。
【0062】該斜面112bと凹部113の内周側面と
による逆V字型が作る角度θ1 は、例えば100°以下
であって約30〜60°、該斜面112bと水平面との
なす角度θ2 は、例えば5°以上であって約30〜60
°程度でよいが、本発明においては特にこれに限定され
るものではない。
【0063】また図10に示す製函用金型110の凸型
部111は、前記斜面112bに対応して、枠状の押圧
部117内周面に傾斜面117aが形成されている。
【0064】上記図10に示す製函用金型110によれ
ば、凹部113の外周が逆V字型になっているため、フ
ランジ板4、5が側面板2、3に対して深く確実且つ十
分に折り曲げられる。なお、図12は支持部119の継
続的な下降動作により、バネ118aに抗して枠状の押
圧部117がフランジ板4、5を押圧して側面板2、3
より折目を介して逆V字型に深く折り曲げた状態を示
す。
【0065】また、図13(a)に示すように、製函用
金型110(図12参照)の逆V字型となっている凹部
113外周のV字頂部の僅かに外側に沿って突起部11
2cを設け、ブランクシートAのフランジ板4、5と側
面板との折目c、dでの折り曲げ角度を、さらに急激な
鋭角とすることによって、より確実な折り曲げ形成がで
きるものである。さらに図3(b)に示すように、凹部
113外周のV字頂部に沿ってほぼ水平な平坦部112
dを設け、ブランクシートAのフランジ板4、5と側面
板との折目c、dでの折り曲げ角度を、さらに急激な鋭
角とすることによって、より確実な折り曲げ形成ができ
るものである。
【0066】このようにしてブランクシートAをトレー
状の仮容器Bとして折り曲げ製函し、その製函内面に樹
脂フィルムCを被せて積層接着して得られた紙製トレー
容器Dは、図7の全体斜視図に示すような形状であっ
て、矩形状の底面板1の四辺に上方に向かって外側に傾
斜して対向する一対の側面板2、2と一対の側面板3、
3を備える。
【0067】そして、各々側面板2、3にて挟まれる角
隅部に逆三角形状の三角コーナー板6により形成される
面取り状のコーナー部を備える。
【0068】そして、前記側面板2、2と側面板3、3
及び角隅部の三角コーナー板6のそれぞれ上端に外側に
向かって水平に張り出すフランジ板4、5及び該フラン
ジ板5より延設したコーナーフランジ板8を備える。
【0069】そして、前記フランジ板4の端部と、コー
ナーフランジ板8の端部とは、そのコーナーフランジ板
8の端辺8aより延設した接続フランジ板8dにて互い
にオーバーラップして重ね合わせられている。なお、紙
製トレー状容器Dに使用する紙基材の厚さは、本発明に
おいては特に限定されないが、例えば、200〜500
g/m2 程度の紙器用紙が適当である。また、容器Dの
外面、内面に、適宜に絵柄、模様、彩色、文字など印刷
表示を施すことができる。
【0070】そして、図7に示すように、該紙製トレー
状容器Dは、その内面及びフランジ板4、5及びコーナ
ーフランジ板8の表面に、厚さ30μm〜100μm、
あるいは100μm〜300μm程度のポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの合
成樹脂製フィルムBが積層接着され、密封性及び耐液性
を備えたものとなっている。なお、合成樹脂製フィルム
は、透明、半透明、不透明のいずれでもよく、また、着
色フィルムでもよく、また、適宜に絵柄、模様、彩色、
文字など印刷表示を施したものでもよい。
【0071】トレー状容器Dに用いる紙基材としては、
適度な剛度を有する、例えば、坪量200〜500g/
2 のバージンパルプが適している。また加熱調理によ
り発生する水分の付着を防止する必要性から耐水性、端
面からの水分の吸収の少ない又は無い材質を用いる必要
がある。この要求を満たす材質としては一般にカップ原
紙と呼ばれるものが適している。
【0072】これらの要求品質は、本密封紙製容器を冷
蔵庫などで冷凍、冷凍保存した時、また、その保存状態
から消費者が購入し持ち帰るまでの間に起こる容器表面
の結露による容器の劣化防止の目的からも有効なものと
なる。また、必要に応じて耐油性を持たせることもでき
る。さらに、開封時に蓋体との剥離強度において、紙剥
けのしない材質である必要がある。
【0073】使用する合成樹脂フィルムCの厚さ、樹脂
材質は、加熱真空成形に適した厚さの樹脂、及び包装す
る内容物に良好に適応する樹脂であれば、本発明におい
ては特に限定されず、例えば、厚さ30μm〜100μ
m、あるいは100μm〜300μm程度のポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなど
の合成樹脂が適当である。
【0074】本発明方法及び装置によって得られる紙製
トレー状容器は、図7に示すようにその容器Dの上部開
口部のフランジ板4、5面に、例えば紙製のシート状の
蓋材Eが、容器側の合成樹脂製フィルムC面と接着シー
ルされて密封されるものである。前記蓋材Eは、紙基材
シートに接着剤層として、熱融着性の合成樹脂(ポリエ
チレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン
テレフタレート、ポリプロピレンなど)をコーティング
して密封シール用のシーラント層を形成したもの、ある
いは熱融着性の合成樹脂製フィルム(ポリエチレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリプロピレンなど)をラミネートした複合シー
トなどが使用できる。なお、前記接着剤層はガスバリア
層を兼ねていてもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、紙製の
トレー状容器の内面に、真空成形、または真空成形と圧
空成形の併用により合成樹脂フィルムを積層接着できる
ため、トレー状容器の内面が液漏れのない完全な耐水性
を有するものが得られ、液体及び水分を含む食品の収納
を可能にするトレー状容器の製造を容易且つ確実に行う
ことができる。
【0076】また、本発明において行う製函、フィルム
接着、切断の各工程において用いる金型部をそれぞれ個
別の専用金型としたため、共通のひとつの金型に対して
全工程で必要とするすべての機能を付加する必要がなく
なり、装置全体のトータルコストを低く抑えることがで
きる。
【0077】また、本発明方法及び装置では、トレー状
容器を金型に入れて搬送しながら各種成形を行う場合、
複数の金型を1行、若しくは複数行に無端状に連結して
回転移動させるようにすることが可能となる。
【0078】また、本発明方法及び装置によって製函さ
れる紙製トレー状容器は、上部開口部に沿って外側に水
平に張り出すようしてフランジ板を備え、そのフランジ
板の端部同士が、互いにオーバーラップするように重ね
合わせられるため、各フランジ板間の接続強度(連結強
度)が、互いの重ね合わせによるフランジ板端部同士の
相互的な支持による強度の補強効果と、それらフランジ
板の表面に重ね合わせて積層接着される合成樹脂製フィ
ルムによる強度との相乗効果が得られ、トレー容器の側
面板上端部を囲むフランジ板の全体的強度の強化が図ら
れ、トレー容器自体の剛性が増大するとともに、トレー
容器の上部開口部及び容器全体の外力に対する耐変形性
能及び容器強度を向上させる効果がある。
【0079】また、蓋材との封緘後の開封時にフランジ
板が容易に破壊してしまうということを回避できる効果
もある。
【0080】なお、上記のようにフランジ板の端部を互
いに重ねることによって段差が生じたとしても、密封封
緘時に蓋材の内面の合成樹脂層と密封性紙製トレー容器
の合成樹脂製フィルムとの加圧熱融着により完全にその
段差を吸収し、完全な密封性が得られることも確認でき
ている。
【0081】また、本発明の密封性紙製トレー容器は、
各コーナー部に二等辺三角形状の三角コーナー板による
面取り状のコーナー部を備えているので、従来のような
角丸状の角隅部のように丸みを持たせた重合板の反発力
によるコーナー部の形状不良や、トレー容器本体の形状
の不揃いなどが発生せず、均一な形状のトレー容器が形
成できる。
【0082】また、本発明により製函される密封性紙製
トレー容器は、容器の上部開口部全周に沿って外側に張
り出す水平なフランジ板と、面取り状のコーナー部を備
えるとともに、容器の底面板から上部開口部方向に向か
って、徐々に拡がるテーパー状の四つの側面板によって
形成されているので、容器の外観が意匠的な効果を発揮
するものであり、生鮮食品、冷凍食品をはじめとして各
種食品類などの包装容器として利用価値のあるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造工程を示す説明図。
【図2】本発明方法及び装置に使用される紙製トレー容
器組立用のブランクシートの一例を示す平面図。
【図3】本発明方法及び装置に使用される紙製トレー容
器組立用のブランクシートの他の例を示す平面図。
【図4】本発明方法及び装置に使用される製函用凸型部
の斜視図。
【図5】本発明方法及び装置に使用される製函用凹型部
の斜視図。
【図6】本発明方法及び装置に使用される真空成形用型
部の斜視図。
【図7】本発明方法及び装置により製造されたトレー状
容器の全体斜視図。
【図8】本発明方法及び装置に使用される製函用型部の
一例を示す側断面図。
【図9】本発明方法及び装置に使用される製函用型部の
他の例を示す側断面図。
【図10】本発明方法及び装置に使用される製函用型部
のその他の例を示す側断面図。
【図11】図9に示す製函用凹型部によりトレー状に折
り曲げた状態を示す斜視図。
【図12】図10に示す製函用凹型部によりトレー状に
折り曲げた状態を示す斜視図。
【図13】(a)〜(b)は図10に示す製函用凹型部
の他の形状を示す側断面図。
【図14】(a)は図8、図9、図10に示す製函用型
部の凹型部の平面図、(b)は図8、図9、図10に示
す製函用型部の凹型部の一側断面図、(c)は図8、図
9、図10に示す製函用型部の凹型部の他側断面図。
【符号の説明】
A…ブランクシート B…トレー状仮容器 C…合成樹
脂フィルム D…紙製トレー状容器 E…蓋材 1…底面板 2…側面板 3…側面板 4…フランジ板
5…フランジ板 6…三角コーナー板 7…重合板
8…コーナーフランジ板 8a…端辺 8b…斜辺 8c…角丸部 8d…接続フランジ板 100…フィーダー部 110…製函部 111…成形
用凸型部 112…成形用凹型部 113…凹部 114…位置決め用ピン 115…立ち起こし用ピン
116…凸部 117…押圧部 118…シャフト 119…支持フレ
ーム 120…移載装置 130…真空成形用凹型部 131…凹部 132…エ
アー吸引用小孔 140…樹脂フィルム接着部 141…フィルム供給部 142…真空チャンバー 143…上カバー 144…
下カバー 145…加熱部 150…トレー分離部 160…切断部 161…カッター部 162…受け部
163…受け治具 164…貫通孔 165…凹部 170…フィルム巻き取り部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状底面板の周囲に側面板、各々側面板
    の外側にフランジ板が連設され、互いに隣接する側面板
    同士の側端部間にコーナー板を介し若しくは介さずに該
    一方の側面板に重合板が連設された紙製トレー状容器の
    組立用ブランクシートを、前記側面板が底面板より折り
    立てられ且つ該側面板内面に重合板が重合するようにト
    レー容器状に折り曲げ製函した後、該トレー容器状シー
    トの製函内表面全面に加熱した樹脂フィルムを真空若し
    くは圧空にて密着して積層接着することを特徴とする紙
    製トレー状容器の組立方法。
  2. 【請求項2】前記ブランクシートのトレー容器状の折り
    曲げ製函を製函用金型内で行い、折り曲げ製函後のトレ
    ー容器状シートと樹脂フィルムとの積層接着とを積層接
    着用金型内で行う請求項1記載の紙製トレー状容器の組
    立方法。
  3. 【請求項3】前記ブランクシートのトレー容器状の折り
    曲げ製函と、折り曲げ製函後のトレー容器状シートと樹
    脂フィルムとの積層接着とを製函用金型内で行う請求項
    1記載の紙製トレー状容器の組立方法。
  4. 【請求項4】前記積層接着した後の前記トレー容器状シ
    ートのフランジ板外周より外側に突出する樹脂フィルム
    の切断を切断用金型で行う請求項1乃至請求項3記載の
    紙製トレー状容器の組立方法。
  5. 【請求項5】前記積層接着した後の前記トレー容器状シ
    ートのフランジ板外周より外側に突出する樹脂フィルム
    の切断を製函用金型若しくは積層接着用金型で行う請求
    項1乃至請求項3記載の紙製トレー状容器の組立方法。
  6. 【請求項6】前記ブランクシートが、矩形状の底面板1
    の対向する各々一対の辺にそれぞれ折目a、bを介して
    矩形状の側面板4、4及び側面板3、3と、各々側面板
    2の外側に折目cを介してフランジ板4、4と、各々側
    面板3の外側に折目dを介してフランジ板5、5と、各
    々側面板2の両側に折目eを介して二等辺三角形コーナ
    ー板6、6と、各々コーナー板6の外側に折目fを介し
    て重合板7、7とをそれぞれ連設し、前記各々フランジ
    板5の両側には、前記側面板3の側端縁に対して90°
    方向に前記フランジ板5の幅と同一長さに形成された端
    辺8aと前記側面板3の側端縁に対して45°方向に前
    記二等辺三角形コーナー板6の底辺と同一長さに形成さ
    れた斜辺8bと、該端辺8aから延設した接続フランジ
    板8dを設けたコーナーフランジ板8を備えたブランク
    シートである請求項1乃至請求項5記載の紙製トレー状
    容器の組立方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載のブランクシートの各々重合
    板7と接続フランジ板8dとが、互いに繋ぎ部8aにて
    連設されていて、該繋ぎ部8aを切断分離した後に、該
    ブランクシートのトレー容器状の折り曲げ製函を行う請
    求項1乃至請求項6記載の紙製トレー状容器の組立方
    法。
  8. 【請求項8】矩形状底面板の周囲に側面板、各々側面板
    の外側にフランジ板が連設され、互いに隣接する側面板
    同士の側端部間にコーナー板を介し若しくは介さずに該
    一方の側面板に重合板が連設された紙製トレー状容器の
    組立用ブランクシートを製函用金型に供給する機構と、 前記ブランクシートを製函用金型内でその側面板を底面
    板より折り立て且つ前記重合板を側面板内面に重合する
    ようにトレー容器状に折り曲げ製函する折り曲げ製函機
    構と、 折り曲げ製函したトレー容器状シートを真空成形乃至圧
    空成形方式の積層接着用金型内に移送し且つ該トレー容
    器状シートの内表面に加熱した樹脂フィルムを真空成形
    乃至圧空成形方式で積層接着してトレー状容器を形成す
    る積層接着機構と、 該トレー状容器を切断用金型内に移送し且つ積層接着し
    た後の前記トレー容器状シートのフランジ板外周より外
    側に突出する樹脂フィルムの切断を行う切断機構と、と
    からなることを特徴とする紙製トレー状容器の製造装
    置。
  9. 【請求項9】前記製函用金型が凸型部と凹型部とにより
    構成され、該凸型部は該凹型部にその内形とほぼ同一形
    状の外形を有して嵌合可能なテーパー状の凸板部とその
    周囲に押圧部とを備え、該凸板部は支持部に弾力的に取
    り付け支持され、該押圧部は前記支持部に凸板部とは別
    体に取り付け支持されている請求項8記載の紙製トレー
    状容器の製造装置。
  10. 【請求項10】前記凹型部はその周囲にフランジ板を逆
    V字型に折る斜面を備える請求項9記載の紙製トレー状
    容器の製造装置。
  11. 【請求項11】前記ブランクシートが、矩形状の底面板
    1の対向する各々一対の辺にそれぞれ折目a、bを介し
    て矩形状の側面板4、4及び側面板3、3と、各々側面
    板2の外側に折目cを介してフランジ板4、4と、各々
    側面板3の外側に折目dを介してフランジ板5、5と、
    各々側面板2の両側に折目eを介して二等辺三角形コー
    ナー板6、6と、各々コーナー板6の外側に折目fを介
    して重合板7、7とをそれぞれ連設し、前記各々フラン
    ジ板5の両側には、前記側面板3の側端縁に対して90
    °方向に前記フランジ板5の幅と同一長さに形成された
    端辺8aと前記側面板3の側端縁に対して45°方向に
    前記二等辺三角形コーナー板6の底辺と同一長さに形成
    された斜辺8bと、該端辺8aから延設した接続フラン
    ジ板8dを設けたコーナーフランジ板8を備えたブラン
    クシートである請求項8又は請求項10記載の紙製トレ
    ー状容器の組立装置。
  12. 【請求項12】前記ブランクシートの各々重合板7と前
    記接続フランジ板8dとが、互いに繋ぎ部8aにて連設
    されている請求項11記載の紙製トレー状容器の組立装
    置。
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