JP4078797B2 - バッグインカートン製函充填装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、柔軟なプラスチックフィルム製の密封性バッグが、板紙製の立方体若しくは直方体形状カートンに内装された液体包装用及び固形物包装用のバッグインカートン製函充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、柔軟なプラスチックフィルム製の密封性バッグが、板紙製の立方体若しくは直方体形状カートンに内装された密封された包装容器としては、バックインカートン(バッグインボックス)と称される容器が良く知られている。
【0003】
このバックインカートンは、一般的には、板紙やダンボールシートなどにより形成した立方体若しくは直方体形状のカートン(紙箱)の内部にプラスチックフィルム製の密封性バッグ(パウチ)を装填したものであり、主に液状の内容物を充填したバッグの外面は、カートン内面に添うように密着して全面的若しくは部分的に貼着されていて、充填された内容物によるバッグ内側からの荷重による破裂などに耐えるようにバッグを外側から被覆保護している。
【0004】
また、バッグには、スパウト(口栓)とキャップが取り付けられていて、内容物の注入、注出や、開封、再封が可能な機能を備えている。
【0005】
このバックインカートンのバッグを被覆保護しているカートン(ボックス)は外観的には通常のダンボールケースや板紙ケースの様なボックス形状を呈しており、充填内容物によるバッグ内圧に十分耐えるように、また積み重ね荷重にも十分に耐えるように、頑丈な強度をもつ紙箱となっており、バッグ内に充填される内容物の重量に対応した十分な強度のものが使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようなバックインカートン型の容器においては、通常、例えば、10kg〜20kg以上の比較的重量のある液体内容物の充填包装に使用される場合が多く、その重量に耐える頑丈な強度のものが使用されており、外観的には、所謂、過剰包装的な容器としての印象がある。
【0007】
したがって、比較的軽量の内容物をバックインカートン型の容器を用いて充填包装する場合には、それに対応した十分な強度があればよく、バックインカートンと同程度の機能性や密封性や強度を備えていながら、外観的には過剰包装的でない容器を用いることが望ましい。
【0008】
本発明は、バックインカートン(バッグインボックス)と同程度の機能性や密封性や強度を備えていながら、外観的には過剰包装的でない容器の製函充填装置を提供することにある。
【0009】
本発明の請求項1に係る発明は、紙製の四角形筒状外板10による偏平に折り畳まれた外側カートンAと、その外側カートン内面側に密着装填された筒状フィルム20の下端開口部を封鎖した内側バッグBとにより構成され、該内側バッグBの下端開口部を密封性ジッパー23と該密封性ジッパー23の外側に平行に該内側バッグB下端開口部の端縁に沿って形成した密封シール部24にて偏平に封鎖して偏平に折り畳まれて形成されたバックインカートン組立製函用の偏平状折畳体Cを供給する折畳体供給手段30と、折畳体を四角筒状バッグインカートンC1 として立ち起こし搬送する第1搬送手段40と、該カートン幅方向を搬送方向として第1搬送手段40の搬送方向と直交する方向にカートンを搬送する第2搬送手段50と、第1搬送手段40に沿って前記カートンを内側から保持するインナーガイド部61と、該カートン 1 下端部のカートン対向側面板の外側左右に立ち起こしにより張り出す三角形状部に接着剤を塗布する接着剤塗布部62と、前記三角形状部を外側に折り曲げてカートン対向側面板に前記接着剤にて貼着固定するトップ部形成部63とからなるトップ部形成手段60と、前記カートンの上端部が開口する内側バッグ内に内容物を充填する充填手段65と、内側バッグ上端開口部の仮シール手段67と、前記第2搬送手段50に沿って内側バッグ上端開口部を密封シールする密封シール部71と、密封シール後のカートンのボトム部フラップに接着剤を塗布するボトム部接着剤塗布部75と、ボトム部フラップを折り込むボトム折り込み部76とを設けたボトム部形成手段70とを備えることを特徴とするバッグインカートン製函充填装置である。
【0010】
本発明の請求項2に係る発明は、紙製の四角形筒状外板10による偏平に折り畳まれた外側カートンAと、その外側カートン内面側に密着装填された筒状フィルム20の下端開口部を封鎖した内側バッグBとにより構成され、該内側バッグBの下端開口部を密封性ジッパー23と該密封性ジッパー23の外側に平行に該内側バッグB下端開口部の端縁に沿って形成した密封シール部24にて偏平に封鎖して偏平に折り畳まれて形成されたバックインカートン組立製函用の偏平状折畳体Cを多数枚集積する折畳体集積部を備え、該集積部から折畳体Cを1枚ずつ分離して順次供給する折畳体供給手段30と、
供給された折畳体Cを幅方向両外側から挟持して立ち起こし四角筒状バッグインカートンC1 を形成しつつ搬送する第1搬送手段40と、
該第1搬送手段40に対して直交する方向に該バッグインカートンC1 の幅方向を搬送方向として搬送する第2搬送手段50とを備え、
前記第1搬送手段40に沿って、搬送される前記カートンC1 と同一速度で循環移動し且つ該カートンC1 の上端部が開口する内側バッグ内に垂直ガイドを差し込み該カートンC1 を内側から保持するインナーガイド部61と、該インナーガイド部にて内側から保持されたカートンC1 下端部のカートン対向側面板の外側左右に立ち起こしにより張り出す三角形状部に接着剤を塗布するトップ部接着剤塗布部62と、前記三角形状部を外側に折り曲げて該カートンC1 の前記四角形筒状外板の一対の対向側部に前記接着剤を介して貼着固定して矩形状カートントップ部を形成するトップ部形成部63とからなるトップ部形成手段60と、トップ部形成後の該カートンC1 の上端部が開口する内側バッグ内に内容物を充填する充填手段65と、充填後の該カートンC1 の内側バッグ上端開口部を仮シールする仮シール手段67とを備え、
前記第2搬送手段50に沿って、仮シール後の前記カートンC1 の内側バッグ上端開口部を密封シールする密封シール部71と、密封シール後の該カートンC1 のボトム部フラップに接着剤を塗布するボトム部接着剤塗布部75と、搬送方向のボトム部フラップと搬送幅方向のボトム部フラップとを順に内側に折り曲げ貼着固定して閉鎖して矩形状カートンボトム部を形成するボトム第1折り込み部76と、ボトム第2折り込み部78からなるボトム部形成手段70とを備えることを特徴とするバッグインカートン製函充填装置である。
【0011】
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に係るバッグインカートン製函充填装置において、前記偏平状折畳体Cは、紙製の四角形筒状外板10による偏平に折り畳まれた外側カートンAと、その外側カートン内面側に密着装填された筒状フィルムの下端開口部を封鎖した内側バッグBとにより構成され、該内側バッグBの下端開口部は、その開口部内に前記筒状外板の一対の対向外板方向を長手方向として取り付けた前記密封性ジッパー23により偏平に封鎖されていて、該折畳体Cを立体筒状に立ち起こすことにより前記一対の対向外板の外側に張り出す内側バッグ下端封鎖部の三角形状部を該対向外板上に折り返して貼着固定することにより矩形状カートントップ部が形成され、該内側バッグの上端開口部から内容物充填後に該上端開口部を密封シールし、その密封シール部と共に前記筒状外板の上端部に連設した底面板を折り曲げ貼着することにより矩形状カートンボトム部が形成されて、立方体若しくは直方体形状の板紙製外側カートンAと該カートン内面に密着したフィルム製内側バッグBとからなるバッグインカートンとして製函されることを特徴とするバッグインカートン製函充填装置である。
【0012】
次に本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に係る発明のバッグインカートン製函充填装置において、前記偏平状折畳体Cは、紙製の四角形筒状外板10による偏平に折り畳まれた外側カートンAと、その外側カートン内面側に密着装填された筒状フィルムの下端開口部を封鎖した内側バッグBとにより構成され、該内側バッグBの下端開口部は、その開口部内に前記筒状外板の一対の対向外板方向を長手方向として取り付けた前記密封性ジッパー23により偏平に封鎖されていて、該折畳体Cを立体筒状に立ち起こすことにより前記一対の対向外板の外側に張り出す該対向外板の下端部に連設した直角二等辺のトップ部三角面板9、9に内側バッグ外周面を貼着して形成した三角形折返部を、該対向外板上に折り返して貼着固定することにより矩形状カートントップ部が形成され、該内側バッグの上端開口部から内容物充填後に該上端開口部を密封シールし、その密封シール部と共に前記筒状外板の上端部に連設した底面板を折り曲げ貼着することにより矩形状カートンボトム部が形成されて、立方体若しくは直方体形状の板紙製外側カートンAと該カートン内面に密着したフィルム製内側バッグBとからなるバッグインカートンとして製函されることを特徴とするバッグインカートン製函充填装置である。
【0013】
次に本発明の請求項5に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に係る発明のバッグインカートン製函充填装置において、前記偏平状折畳体Cは、紙製の四角形筒状外板10による偏平に折り畳まれた外側カートンAと、その外側カートン内面側に密着装填された筒状フィルムの下端開口部を封鎖した内側バッグBとにより構成され、該内側バッグBの下端開口部は、その開口部内に前記筒状外板の一対の対向外板方向を長手方向として取り付けた前記密封性ジッパー23により偏平に封鎖されていて、該折畳体Cを立体筒状に立ち起こすことにより前記一対の対向外板の外側に張り出す内側バッグ下端封鎖部の三角形状部を、前記密封性ジッパー23の両端側に形成したジッパー折目部を介して該対向外板上に折り返して貼着固定することにより矩形状カートントップ部が形成され、該内側バッグの上端開口部から内容物充填後に該上端開口部を密封シールし、その密封シール部と共に前記筒状外板の上端部に連設した底面板を折り曲げ貼着することにより矩形状カートンボトム部が形成されて、立方体若しくは直方体形状の板紙製外側カートンAと該カートン内面に密着したフィルム製内側バッグBとからなるバッグインカートンとして製函されることを特徴とするバッグインカートン製函充填装置である。
【0014】
次に本発明の請求項6に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に係る発明のバッグインカートン製函充填装置において、前記偏平状折畳体Cは、紙製の四角形筒状外板10による偏平に折り畳まれた外側カートンAと、その外側カートン内面側に密着装填された筒状フィルムの下端開口部を封鎖した内側バッグBとにより構成され、該内側バッグBの下端開口部は、その開口部内に前記筒状外板の一対の対向外板方向を長手方向として取り付けた前記密封性ジッパー23により偏平に封鎖されていて、該折畳体Cを立体筒状に立ち起こすことにより前記一対の対向外板の外側に張り出す該対向外板の下端部に連設した直角二等辺のトップ部三角面板9、9に内側バッグ外周面を貼着して形成した三角形折返部を、前記密封性ジッパー23の両端側に形成したジッパー折目部を介して該対向外板上に折り返して貼着固定することにより矩形状カートントップ部が形成され、該内側バッグの上端開口部から内容物充填後に該上端開口部を密封シールし、その密封シール部と共に前記筒状外板の上端部に連設した底面板を折り曲げ貼着することにより矩形状カートンボトム部が形成されて、立方体若しくは直方体形状の板紙製外側カートンAと該カートン内面に密着したフィルム製内側バッグBとからなるバッグインカートンとして製函されることを特徴とするバッグインカートン製函充填装置である。
【0017】
【作用】
本発明の請求項1−5に係る発明のバッグインカートン製函充填装置は、立方体若しくは直方体形状に形成された板紙製の外側カートンAと、そのカートンAの内側に装着したジッパー付の密封性のあるフィルム製の内側バッグとからなる立方体又は直方体形状のバッグインカートンが製函充填でき、カートンAの上部は板紙製のカートン構成面がなく、カートン上部が省略化されていて、密封性ジッパー23を取り付けたフィルム製の内側バッグ構成面は外側に露呈しており、内側バッグの端部開口部に取り付けられた再封可能な密封性ジッパーの長手方向両端側には凹凸エンボスにより形成されたジッパー折目部が施されたバッグインカートンが製函充填できる。
【0018】
このように本発明においては、外側カートンの上面部(天部)が省略化されているため、過剰包装的でない軽量化された適正強度をもつ再封可能な密封性のバッグインカートンとしての形態を確保することができるものである。
【0019】
また、特に上記請求項4−5に係る発明において、内側バッグが外側カートンの一対の対向側部の上端に沿って三角形状に外側に密封性ジッパーと共に折り返されて前記一対の対向側部に貼着固定されて立方体若しくは直方体形状に組み立てられる際に、また、上記請求項2に係る発明において、外側カートンの一対の対向側部の上端に連設した直角二等辺のトップ部三角面板と内側バッグとによる三角形折返部が外側に密封性ジッパーと共に折り返されて前記一対の対向側部に貼着固定されて立方体若しくは直方体形状に組み立てられる際に、比較的剛性のある密封性ジッパーをその長手方向に沿って外側に湾曲させることなく、ジッパー折目部から直角に屈曲させて直線的に容易に折り返すことができ、バッグインカートンをきれいな整った形状の立方体若しくは直方体形状に組み立てることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明のバッグインカートン製函充填装置を、実施の形態に従って以下に詳細に説明する。
【0021】
まず、本発明装置によりバッグインカートンを組立製函するために使用するバッグインカートン組立製函用の偏平状折畳体、及びその製函組み立て工程と、内容物の充填(装填)工程について、図1(a)〜(c)、図2、図3、並びに図4(a)〜(c)に基づいて以下に説明する。
【0022】
図1(a)は、本発明のバッグインカートンにおける板紙製の外側カートンAの展開図であり、図1(b)は、その外側カートンAの内側に装着される透明乃至半透明又は不透明の柔軟な合成樹脂フィルム製の筒状フィルムの下端部を密封した内側バッグB(袋状の内側バッグ)の平面図、図1(c)は、図1(b)のL−L断面図である。
【0023】
この偏平状折畳体は、図1(a)に示す紙製のブランクシートから形成される四角形筒状外板10からなる外側カートンAの内面に、図1(b)に示す筒状フィルム20の下端部を封鎖した内側バッグBを密着させ、その外側カートンAと内側フィルムBの互いの密着内面は、その密着内面全面、又は密着内面の適宜なる個所(例えば、四角形筒状外板10における連設された各面板のうちの一対の対向面板と内側バッグBとの密着内面、あるいは各面板における角隅部など一部領域)において、接着剤を介して一体的に接着固定されており、前記四角形筒状外板の一対の対向側部2、2の下端部に連設した直角二等辺のトップ部三角面板9(以下三角フラップ9と称す)には、前記内側バッグBの外周面を貼着することにより形成されたもので、図2に示すような偏平状折畳体Cである。なお、本発明においては、前記トップ部三角面板9は必要に応じて連設することができ、場合によっては省略してもよい。
【0024】
外側カートンAは、図1(a)に示すように、正面板1の両側端に折目aを介して側面板2、2が連設され、一方側の側面板2の側端に折目bを介して背面板3が連設され、該背面板3の側端に折目cを介して貼着板4が連設されている。
【0025】
前記正面板1、側面板2、2、背面板3のそれぞれ上端には、折目dを介してそれぞれ底面板6、7、8による底部5が連設されている。
【0026】
前記各々側面板2と、その上端の底面板7、7は折目aと平行な折目fにより二等分されている。
【0027】
内側バッグBは、図1(b)に示すように、筒状の合成樹脂フィルム20により形成されていて、その下端開口部21(バッグインカートンのトップ部側の開口部)と、上端開口部22(バッグインカートンのボトム部側の開口部)とを備え、その筒状フィルム20の下端開口部21内には、密封、開封、再封可能なジッパー23が取り付けられている。
【0028】
前記筒状フィルム20の偏平形状における水平方向の幅は、正面板1(又は背面板3)の幅と、その両側の半側面板2aと2aの幅の合計の幅に略等しい幅となっている。
【0029】
そして内側バッグBは、図1(b)の平面図に示すように、ジッパー23の長手方向の両端側に、筒状フィルム上より凹凸エンボスして形成されたジッパー折目部25、25を備えている。
【0030】
ジッパー折目部25、25は、図1(b)及び図1(c)のL−L断面図に示すように、筒状フィルム20の下端開口部21内に取り付けたジッパー23を、その筒状フィルム20の一面から他面側(図中フィルム20の上面から下面側)に向かって凹凸エンボス用雄型を他面側の凹凸エンボス用雌型に対して押圧動作(フィルム溶融温度以下の加熱温度(ガラス転移点以下の温度)にて加熱しながら押圧又は非加熱押圧動作)して、筒状フィルム20と共に、例えばジグザグ状若しくは波状に凹凸エンボス加工することにより形成されている。
【0031】
これによって内側バッグBのジッパー23の両端側は、折目部25、25を介して凹凸エンボス用雄型側(筒状フィルム20上面側)に容易に折り曲げることができるようになっている。
【0032】
図2に示すように外側カートンAの正面板1上には、内側バッグBが、そのジッパー23を取り付けた下端開口部21を底部5と反対側にして重ね合わせられて、その重ね合わせ内面が、部分的又は全面的に又はその重ね合わせ内面の外周に沿って互いに貼着されている。なお、この貼着方式は、例えば、ホットメルト型接着剤、感熱接着剤、感圧接着剤(粘着剤)、感熱粘着剤(加熱により粘着性を帯びる接着剤)など各種接着剤や糊材を使用して行うことができる。また、接着剤の適用領域は、その全面領域、部分領域のいずれでもよく、またポンイト(点状)接着、線状接着などでもよい。また、冷却により直ちに固着する性質のあるホットメルト型接着剤を使用することも適当である。
【0033】
図2に示すように、外側カートンAの正面板1上に重ね合わせた内側バッグBの上面には、一方の折目fを介して一方の側面板2の半側面板2bと背面板3とが折り返されて重ね合わせられている。
【0034】
続いて、他方の折目fを介して他方の側面板2の半側面板2bが貼着板4上に折り返されて重ね合わせられて該貼着板4と半側面板2bとが貼着されている。
【0035】
またフィルム製の内側バッグBの外面を被覆するように四角形筒状外板10が形成されている。なお、この貼着方式は、本発明においては特に限定されるものではないが、例えば感熱接着剤、感圧接着剤(粘着剤)、感熱粘着剤などの接着剤を使用して行うことができる。また、接着剤の適用領域は、その全面領域、部分領域のいずれでもよく、またポンイト(点状)接着、線状接着などでもよい。また例えばホットメルト型の接着剤を使用することも可能である。
【0036】
本発明のバッグインカートンは、図2に示すように、外側カートンAの四角形筒状外板10により内側バッグBを被覆していて、立体的に組み立て形成する以前においては偏平形状となっている。
【0037】
図2に示す組み立て以前の偏平形状の本発明のバッグインカートンは、その両外側の二つ折りになっている側面板2、2を、折目f、fをカートン内方に押して平坦にすることにより、図3に示すように外側カートンA及び内側バッグBとを角筒状に立ち起こすことができる。
【0038】
図3に示すように、内側バッグBの角筒状の合成樹脂フィルム20は、ジッパー23を備えた下端開口部21と、後において外側カートンAの底面板6、7、7、8により被覆される上端開口部22とを備える。
【0039】
角筒状に立ち起こした後は、図4(a)に示すように、直角二等辺の三角フラップ9、9を外側に折り出しながら、下端開口部21の開口するフィルム端部を偏平状に重ね合わせてジッパー23を封鎖し、続いてそのジッパー23の下側の開口部21の下端縁を偏平に密封シールして密封シール部24を形成し下端開口部21を封鎖する。
【0040】
下端開口部21を封鎖した後は、図4(b)に示すように、偏平シール部分を底面と平行になるように折り倒し、続いて、図4(c)に示すように、直角二等辺の三角フラップ9、9と、それに一緒に張り出した偏平シール部分とを側面板2、2に重ね合わせ、その重ね合わせ内面をホットメルト接着剤などにて貼着固定する。
【0041】
次いて、図4(a)に示す内側バッグBの上端開口部22から、固形物(分包包装体を含む)又は液状物など内容物の充填(装填)を行った後、該上端開口部22を、図の側面板2、2の両側方向に引っ張りながら開口部22の端部を偏平に重ね合わせるようにして、重ね合わせた開口端縁を脱気しながら偏平にヒートシールすることにより密封し、当該偏平シール部分を底面と平行になるように折り倒し、次いで底面板7、7を折目dを介して上記シールされたバッグBのフィルムと共にカートン内方に水平に折り曲げた後、底面板7、7の上面より所定位置に接着剤(例えばホットメルト接着剤)を塗布し、正面板1と背面板3のそれぞれ上端の対向する底面板6、8を、折目dを介してカートン内方に水平にして先に折り曲げた前記底面板7、7上に折り重ねて接着固定することにより、図4(c)に示すような、立方体形状、直方体形状のバッグインカートンが製造される。なお、接着剤は必要に応じて底面板6(又は8)に塗布することもできる。
【0042】
なお、内側バッグBの少なくとも上端開口部22内面には、熱接着性の合成樹脂層(シーラント層)が形成されていて、下端開口部22の上記ヒートシールが可能となっており、また、下端開口部21側のジッパー23下端の開口端部の内面にも、熱接着性の合成樹脂層(シーラント層)が形成されていて、下端開口部21の上記ヒートシール(密封シール部24のシール)が可能となっている。
【0043】
次に本発明のバッグインカートン製函充填装置の実施の形態を、図5の装置全体斜視図に従って以下に詳細に説明する。
【0044】
本発明装置は、図5に示すように、バックインカートン組立製函用の偏平状折畳体Cを多数枚集積する折畳体集積部31を備え、該集積部31に集積された折畳体Cを1枚ずつ分離して順次供給する折畳体供給手段30備える。
【0045】
上記偏平状折畳体Cは、前述したように、紙製の四角形筒状外板10(正面板1、側面板2、背面板3、側面板2)からなる外側カートンAの内面に、筒状の合成樹脂フィルム20の下端開口部21(バッグインカートンのトップ部側の開口部)を密封した筒状フィルムBを密着し、前記四角形筒状外板の一対の対向側部2、2の下端部に連設した直角二等辺の三角フラップ9、9に、前記筒状フィルム20の下端開口部21を密封した内側バッグBの外周面を貼着したものである。
【0046】
上記折畳体供給手段30の構造は、本発明においては特に限定されるものではないが、図示するように、集積部31に上下方向に積み重ね集積された折畳体Cを、例えばエアー吸引部(又は咥え爪、グリップ等;図示せず)により、集積部31の下側から1枚ずつ吸着保持して引き出し、支軸32を中心に回転するエアー吸引回転体34の周面に吸着保持し、回転する折畳体Cが垂直姿勢となるタイミングを以て供給する。
【0047】
前記折畳体供給手段30の次には、回転体34によって垂直姿勢で供給された折畳体Cを、例えばエアー吸引部(又は咥え爪、グリップ等;図示せず)により吸着保持して垂直姿勢のまま前方に送り出し、送り出された折畳体Cの幅方向両外側から挟持して角筒状に立ち起こして角筒カートンC1 に形成するとともに、次の工程に順次搬送する第1搬送手段40を備える。
【0048】
該第1搬送手段40は、両端部にある駆動回転するスプロケット41a、41bに巻回し、折畳体Cの幅方向に互いに対向して同期して回転送行する対向エンドレスチェーン41、41を備える。
【0049】
対向エンドレスチェーン41、41の対向間隔は、折畳体Cの幅より狭く、その折畳体Cの幅方向の両外側方向から挟持して四角筒状に立ち起こされる角筒状バッグインカートンC1 の幅に略等しい対向間隔に設定されている。
【0050】
折畳体Cは、その対向チェーン41、41の対向間に、前記回転体34によって垂直姿勢で供給された折畳体Cを、例えばエアー吸引部(又は咥え爪、グリップ等;図示せず)により吸着保持して、正面板1(又は背面板3)の面を搬送方向に向けて垂直姿勢のまま前方に送り出し導入されることにより、折畳体Cは、外側カートンA及び内側バッグBの上端部(バッグインカートンのボトム部側の端部)が四角形状に開口した状態の四角筒状の角筒バッグインカートンC1 として立ち起こされるとともに、送り出された該折畳体Cの下端における内側バッグBの偏平状に密封された下端開口部21(ジッパー部23側)は、その折畳体Cの送り出し動作によって送り出し方向に対して反対方向に水平に折り曲げられ、前記対向チェーン41、41によって挟まれながら四角筒状態を保持された状態で前方に搬送される。
【0051】
図6は、第1搬送手段40の部分拡大斜視図であり、それぞれ対向エンドレスチェーン41、41(又は搬送用のエンドレスベルト)の対向内面には、搬送方向に等間隔に、搬送方向の前後に2個一対の係合爪部42、42が取り付けられていて、対向エンドレスチェーン41、41の対向間に導入されて立ち起こされた各々角筒状のバッグインカートンC1 が、対向する4個の係合爪42、42、42、42により搬送方向前後を保持されて、滑走プレート43上を矢印方向に搬送される。
【0052】
図5に示すように、前記第1搬送手段40に対して直交する方向には、第1搬送手段40にて搬送されながら立ち起こされたバッグインカートンC1 の幅方向を搬送方向として直交する方向に搬送する第2搬送手段50を備える。
【0053】
前記第1搬送手段40によって立ち起こされて搬送されるバッグインカートンC1 の搬送路上には、搬送される前記カートンC1 と同一速度で循環移動するトップ部形成手段60と、前記カートンC1 の上端部が開口する内側バッグB内に内容物を充填する充填手段65と、充填後の該カートンC1 の内側バッグBの上端開口部を仮シールする仮シール手段67とを備える。
【0054】
前記トップ部形成手段60は、図5に示すように、角筒状に立ち起こされたバッグインカートンC1 を内側から四角筒状に保持するために、該カートンC1 の上端部が開口する内側バッグ内に下降動作して差し込まれ、上昇動作して復帰する垂直ガイドを備えた前記第1搬送手段40の搬送速度と同一速度にて循環送行するインナーガイド部61と、該インナーガイド部61にて内側から保持されたカートンC1 の下端部(トップ部)の一対の対向外板の外側左右に立体筒状に立ち起こすことにより張り出た三角形状部(三角フラップ9、9と内側バッグB外周面との貼着相当部)に接着剤を塗布するトップ部接着剤塗布部62と、前記三角形状部を外側に折り曲げ、該カートンC1 の四角形筒状外板10の一対の対向側部に、前記接着剤を介して貼着固定して矩形状カートントップ部を形成するトップ部形成部63とから構成される。
【0055】
図7は、前記トップ部形成手段60のトップ部接着剤塗布部62とトップ部形成部63の部分拡大斜視図であり、トップ部接着剤塗布部62にて、第1搬送手段40によって立ち起こされて搬送されるバッグインカートンC1 の下端部の左右側面板2、2に接着剤(例えば、ホットメルト接着剤、グルー接着剤など)を塗布した後、トップ部形成部63をバッグインカートンC1 の下端部に左右に張り出た三角形状部(三角フラップ9、9と内側バッグB外周面との貼着相当部)の下方から上昇動作させて、張り出た三角形状部を該カートンC1 の一対の対向側面板2、2の前記接着剤塗布部分に折り重ねて貼着固定し矩形状カートントップ部を形成する。
【0056】
前記充填手段65は、図1に示すように、角筒バッグインカートンC1 の内側バッグBの上端開口部22(バッグインカートンのボトム部側の開口部)の真上に内容物を充填する充填ノズル部を備え、角筒バッグインカートンC1 の内側バッグB内に内容物を充填する。
【0057】
前記仮シール手段67は、図5に示すように、第1搬送手段40による角筒バッグインカートンC1 の搬送路に沿って充填手段65の次に配置されていて、内容物を充填後のカートンC1 の内側バッグBの上端開口部22の開口端縁部を部分的に仮シールする。
【0058】
図8は、仮シール手段67の部分拡大斜視図であり、仮シール手段67には、第1搬送手段40により順次搬送されてくる充填後の内側バッグBの上端開口部22の上方に、開口部22を幅方向に拡張して、その対向面を偏平状に重ね合わせる開口部拡張部材68(開閉、昇降動作する一対の部材68a、68b)と、重ね合わせ内面を部分的に仮シールする仮シール用加熱部69(加熱シールバーなど)を備える。
【0059】
拡張部材68は、適宜アクチュエータ(例えばエアーシリンダなど)に取り付けられて、矢印にて示すように内側バッグBの上端開口部22の幅方向に離反開放動作、接近閉鎖動作するとともに、開口部22の内側に下降動作し、開口部22の外側に上昇動作するもので、接近閉鎖動作中に、充填後のカートンC1 の上端開口部22内に下降動作して進入し、続いて開口部22の幅方向に離反開放動作することにより、図8に示すように、開口部22を幅方向に拡張してその対向面を偏平状に重ね合わせた後、その位置にて、又は次の搬送動作にて、偏平状に重ね合わせた開口部22を、仮シール用加熱部69にて挟み付けて加熱シールして仮シールする。
【0060】
仮シール手段67の次には、図5に示すように、第1搬送手段40に対して直交する方向に、バッグインカートンC1 を、その幅方向(側面板2、2)及び偏平状に仮シールされた開口部22の長手方向を搬送方向として搬送する第2搬送手段50を備える。
【0061】
図9は、第2搬送手段50の部分拡大斜視図であり、エンドレスチェーン51(又は搬送用のエンドレスベルト)には、搬送方向に等間隔に、仮シールされた後のバッグインカートンC1 を押送する複数個の係合爪部52が取り付けられていて、バッグインカートンC1 をエンドレスチェーン51の係合爪部52に係合させて矢印方向に搬送される。なお、図中、第1搬送手段40の末端部の前記仮シール手段67には、仮シールされたバッグインカートンC1 を、第2搬送手段50上に送り出す対向ベルト状の送出部67a、67aを必要に応じて備える。
【0062】
第2搬送手段50によるバッグインカートンC1 の搬送路上には、図5に示すようにボトム部形成手段70を備える。
【0063】
このボトム部形成手段70は、前記バッグインカートンC1 の偏平に仮シール後の内側バッグBの上端開口部22を密封シールする密封シール部71と、密封シール後の該カートンC1 のボトム部フラップ6、7、7、8のうちいずれかのフラップ(その裏面)に接着剤を塗布するボトム部接着剤塗布部75と、搬送方向のボトム部フラップ7、7と搬送幅方向のボトム部フラップ6、8とを順に内側に折り曲げ、前記接着剤にて貼着固定して閉鎖し、矩形状カートンボトム部を形成するボトム部形成部77とを備えている。
【0064】
図9、図10は、ボトム部形成手段70における密封シール部71の部分拡大斜視図であり、対向するエンドレスベルト72、72を備え、それぞれ該ベルト72は、その両端部のプーリー72a、72bに巻回して駆動回転し、第2搬送手段50の搬送速度と同一速度にて送行する。
【0065】
図示するように、対向するエンドレスベルト72、72は、そのベルトの対向間に、バッグインカートンC1 の偏平に仮シールされた内側バッグBの上端開口部22を導入する。
【0066】
そして、該内側バッグBの上端開口部22の偏平仮シール部分は、対向ベルト72、72を挟み付けて対向する加熱用ニップロール73、73の間を通過する間に、その偏平に仮シールされた上端開口部22(ボトム部側)は、搬送長手方向に仮シール部分を含めて完全に偏平に密封シールされる。
【0067】
続いて、第2搬送手段50によるバッグインカートンC1 の搬送路上に設けたボトム部接着剤塗布部75により、搬送方向前後のボトム部フラップ7、7の裏面と、搬送幅方向のボトム部フラップ6、8のいずれか一方のフラップの裏面にそれぞれ接着剤(ホットメルト接着剤)が塗布される。なお、搬送幅方向のボトム部フラップ6、8には、ボトム部接着剤塗布部75の後段に設けた他のボトム部接着剤塗布部77により前記接着剤を塗布してもよい。
【0068】
続いて、第2搬送手段50によるバッグインカートンC1 の搬送路上に搬送方向に設けたボトム第1折り込み部(例えば、前後(搬送方向)と左右(搬送幅方向)に進退動作する一対の折り込みアーム部76、76)にて、搬送方向前後のボトム部フラップ7、7が、内側バッグBの外側に張り出した偏平な密封シール部分と一緒に内側に内側バッグBのボトム上面に水平に折り込まれて、塗布した前記接着剤により貼着固定される。
【0069】
続いて、第2搬送手段50によるバッグインカートンC1 の搬送路上に搬送方向に設けたボトム第2折り込み部78にて、搬送幅方向のボトム部フラップ6、8を順に内側に水平に折り重ねて閉鎖し、塗布した前記接着剤にて貼着固定することにより矩形状カートンボトム部が形成されて、製函充填されたバッグインカートンが製造される。なお、製函充填製造後のバッグインカートンの表面には、必要に応じて適宜印字手段80(インキジェットプリンタなど)により、製造日時など適宜情報が印字される。
【0070】
【発明の効果】
本発明のバッグインカートン製函充填装置は、立方体若しくは直方体形状に形成された板紙製の外側カートンと、そのカートン内側に装着した再封可能な密封性ジッパー付の密封性のあるフィルム製の内側バッグとからなる立方体又は直方体形状のバッグインカートンが製函充填でき、カートン上部は板紙製のカートン構成面がなく、カートン上部が省略化されていて、過剰包装的でない軽量化された適正強度をもつ再封可能な密封性のバッグインカートンとしての形態を確保することが可能となる。
【0071】
また、特に上記内側バッグに設けた再封可能なジッパーには、内側バッグが外側カートンの一対の対向側部の上端に沿って三角形状に外側に密封性ジッパーと共に折り返される際のジッパー折目部が設けられていて、立方体若しくは直方体形状に折り込み製函して組み立てられる際に、比較的剛性のある密封性ジッパーをその長手方向に沿って外側に湾曲させることなく、カートンの直角角部に対応して直線的に容易に折り込むことができ、密封性ジッパー付きのバッグインカートンの外形を、きれいな整った形状の立方体若しくは直方体形状に組み立て製函できる効果がある。
ることができる。
【0072】
このように本発明装置によれば、バックインカートン(バッグインボックス)と同程度の機能性や密封性や強度を備えていながら、外観的には過剰包装的でない省資源化及び簡略化したバックインカートンを製函充填できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明装置によりバッグインカートンを製函充填製造する際に使用する偏平状折畳体における外側カートンのブランクシート、(b)はその偏平状折畳体を構成する内側バッグの平面図、(c)はそのその偏平状折畳体を構成する内側バッグのL−L断面図。
【図2】本発明装置によりバッグインカートンを製函充填製造する際に使用する偏平状折畳体の平面図(背面図)。
【図3】本発明装置によりバッグインカートンを製函充填製造する際に使用する偏平状折畳体を立体角筒状に立ち起こした状態の全体斜視図。
【図4】(a)〜(c)は本発明装置によりバッグインカートンを製函充填する際の製造工程を説明する斜視図。
【図5】本発明装置の全体斜視図。
【図6】本発明装置における第1搬送手段の部分拡大斜視図。
【図7】本発明装置の第1搬送手段におけるトップ部形成手段の部分拡大斜視図。
【図8】本発明装置の第1搬送手段における上端開口部の偏平状仮シール手段の部分拡大斜視図。
【図9】本発明装置の第1搬送手段と第2搬送手段の部分拡大斜視図。
【図10】本発明装置の第2搬送手段におけるボトム部形成手段の上端開口部密封シール部の部分拡大斜視図。
【符号の説明】
A…外側カートン B…内側バッグ
1…正面板 2…側面板 3…背面板 4…貼着板 5…底部
6、7、8…ボトム部フラップ 9…トップ部三角面板(三角フラップ)
10…四角形筒状外板
20…筒状フィルム 21…上端開口部 22…下端開口部 23…ジッパー
24…密封シール部 25…ジッパー折目部
30…折畳体供給手段 40…第1搬送手段 50…第2搬送手段
60…トップ部形成手段 67…仮シール手段 70…ボトム部形成手段

Claims (6)

  1. 紙製の四角形筒状外板10による偏平に折り畳まれた外側カートンAと、その外側カートン内面側に密着装填された筒状フィルム20の下端開口部を封鎖した内側バッグBとにより構成され、該内側バッグBの下端開口部を密封性ジッパー23と該密封性ジッパー23の外側に平行に該内側バッグB下端開口部の端縁に沿って形成した密封シール部24にて偏平に封鎖して偏平に折り畳まれて形成されたバックインカートン組立製函用の偏平状折畳体Cを供給する折畳体供給手段30と、折畳体を四角筒状バッグインカートンC1 として立ち起こし搬送する第1搬送手段40と、該カートン幅方向を搬送方向として第1搬送手段40の搬送方向と直交する方向にカートンを搬送する第2搬送手段50と、第1搬送手段40に沿って前記カートンを内側から保持するインナーガイド部61と、該カートン 1 下端部のカートン対向側面板の外側左右に立ち起こしにより張り出す三角形状部に接着剤を塗布する接着剤塗布部62と、前記三角形状部を外側に折り曲げてカートン対向側面板に前記接着剤にて貼着固定するトップ部形成部63とからなるトップ部形成手段60と、前記カートンの上端部が開口する内側バッグ内に内容物を充填する充填手段65と、内側バッグ上端開口部の仮シール手段67と、前記第2搬送手段50に沿って内側バッグ上端開口部を密封シールする密封シール部71と、密封シール後のカートンのボトム部フラップに接着剤を塗布するボトム部接着剤塗布部75と、ボトム部フラップを折り込むボトム折り込み部76とを設けたボトム部形成手段70とを備えることを特徴とするバッグインカートン製函充填装置。
  2. 紙製の四角形筒状外板10による偏平に折り畳まれた外側カートンAと、その外側カートン内面側に密着装填された筒状フィルム20の下端開口部を封鎖した内側バッグBとにより構成され、該内側バッグBの下端開口部を密封性ジッパー23と該密封性ジッパー23の外側に平行に該内側バッグB下端開口部の端縁に沿って形成した密封シール部24にて偏平に封鎖して偏平に折り畳まれて形成されたバックインカートン組立製函用の偏平状折畳体Cを多数枚集積する折畳体集積部を備え、該集積部から折畳体Cを1枚ずつ分離して順次供給する折畳体供給手段30と、
    供給された折畳体Cを幅方向両外側から挟持して立ち起こし四角筒状バッグインカートンC1 を形成しつつ搬送する第1搬送手段40と、
    該第1搬送手段40に対して直交する方向に該バッグインカートンC1 の幅方向を搬送方向として搬送する第2搬送手段50とを備え、
    前記第1搬送手段40に沿って、搬送される前記カートンC1 と同一速度で循環移動し且つ該カートンC1 の上端部が開口する内側バッグ内に垂直ガイドを差し込み該カートンC1 を内側から保持するインナーガイド部61と、該インナーガイド部にて内側から保持されたカートンC1 下端部のカートン対向側面板の外側左右に立ち起こしにより張り出す三角形状部に接着剤を塗布するトップ部接着剤塗布部62と、前記三角形状部を外側に折り曲げて該カートンC1 の前記四角形筒状外板の一対の対向側部に前記接着剤を介して貼着固定して矩形状カートントップ部を形成するトップ部形成部63とからなるトップ部形成手段60と、トップ部形成後の該カートンC1 の上端部が開口する内側バッグ内に内容物を充填する充填手段65と、充填後の該カートンC1 の内側バッグ上端開口部を仮シールする仮シール手段67とを備え、
    前記第2搬送手段50に沿って、仮シール後の前記カートンC1 の内側バッグ上端開口部を密封シールする密封シール部71と、密封シール後の該カートンC1 のボトム部フラップに接着剤を塗布するボトム部接着剤塗布部75と、搬送方向のボトム部フラップと搬送幅方向のボトム部フラップとを順に内側に折り曲げ貼着固定して閉鎖して矩形状カートンボトム部を形成するボトム第1折り込み部76とボトム第2折り込み部78からなるボトム部形成手段70とを備えることを特徴とするバッグインカートン製函充填装置。
  3. 前記偏平状折畳体Cは、紙製の四角形筒状外板10による偏平に折り畳まれた外側カートンAと、その外側カートン内面側に密着装填された筒状フィルムの下端開口部を封鎖した内側バッグBとにより構成され、該内側バッグBの下端開口部は、その開口部内に前記筒状外板の一対の対向外板方向を長手方向として取り付けた前記密封性ジッパー23により偏平に封鎖されていて、該折畳体Cを立体筒状に立ち起こすことにより前記一対の対向外板の外側に張り出す内側バッグ下端封鎖部の三角形状部を該対向外板上に折り返して貼着固定することにより矩形状カートントップ部が形成され、該内側バッグの上端開口部から内容物充填後に該上端開口部を密封シールし、その密封シール部と共に前記筒状外板の上端部に連設した底面板を折り曲げ貼着することにより矩形状カートンボトム部が形成されて、立方体若しくは直方体形状の板紙製外側カートンAと該カートン内面に密着したフィルム製内側バッグBとからなるバッグインカートンとして製函されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバッグインカートン製函充填装置。
  4. 前記偏平状折畳体Cは、紙製の四角形筒状外板10による偏平に折り畳まれた外側カートンAと、その外側カートン内面側に密着装填された筒状フィルムの下端開口部を封鎖した内側バッグBとにより構成され、該内側バッグBの下端開口部は、その開口部内に前記筒状外板の一対の対向外板方向を長手方向として取り付けた前記密封性ジッパー23により偏平に封鎖されていて、該折畳体Cを立体筒状に立ち起こすことにより前記一対の対向外板の外側に張り出す該対向外板の下端部に連設した直角二等辺のトップ部三角面板9、9に内側バッグ外周面を貼着して形成した三角形折返部を、該対向外板上に折り返して貼着固定することにより矩形状カートントップ部が形成され、該内側バッグの上端開口部から内容物充填後に該上端開口部を密封シールし、その密封シール部と共に前記筒状外板の上端部に連設した底面板を折り曲げ貼着することにより矩形状カートンボトム部が形成されて、立方体若しくは直方体形状の板紙製外側カートンAと該カートン内面に密着したフィルム製内側バッグBとからなるバッグインカートンとして製函されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバッグインカートン製函充填装置。
  5. 前記偏平状折畳体Cは、紙製の四角形筒状外板10による偏平に折り畳まれた外側カートンAと、その外側カートン内面側に密着装填された筒状フィルムの下端開口部を封鎖した内側バッグBとにより構成され、該内側バッグBの下端開口部は、その開口部内に前記筒状外板の一対の対向外板方向を長手方向として取り付けた前記密封性ジッパー23により偏平に封鎖されていて、該折畳体Cを立体筒状に立ち起こすことにより前記一対の対向外板の外側に張り出す内側バッグ下端封鎖部の三角形状部を、前記密封性ジッパー23の両端側に形成したジッパー折目部を介して該対向外板上に折り返して貼着固定することにより矩形状カートントップ部が形成され、該内側バッグの上端開口部から内容物充填後に該上端開口部を密封シールし、その密封シール部と共に前記筒状外板の上端部に連設した底面板を折り曲げ貼着することにより矩形状カートンボトム部が形成されて、立方体若しくは直方体形状の板紙製外側カートンAと該カートン内面に密着したフィルム製内側バッグBとからなるバッグインカートンとして製函されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバッグインカートン製函充填装置。
  6. 前記偏平状折畳体Cは、紙製の四角形筒状外板10による偏平に折り畳まれた外側カートンAと、その外側カートン内面側に密着装填された筒状フィルムの下端開口部を封鎖した内側バッグBとにより構成され、該内側バッグBの下端開口部は、その開口部内に前記筒状外板の一対の対向外板方向を長手方向として取り付けた前記密封性ジッパー23により偏平に封鎖されていて、該折畳体Cを立体筒状に立ち起こすことにより前記一対の対向外板の外側に張り出す該対向外板の下端部に連設した直角二等辺のトップ部三角面板9、9に内側バッグ外周面を貼着して形成した三角形折返部を、前記密封性ジッパー23の両端側に形成したジッパー折目部を介して該対向外板上に折り返して貼着固定することにより矩形状カートントップ部が形成され、該内側バッグの上端開口部から内容物充填後に該上端開口部を密封シールし、その密封シール部と共に前記筒状外板の上端部に連設した底面板を折り曲げ貼着することにより矩形状カートンボトム部が形成されて、立方体若しくは直方体形状の板紙製外側カートンAと該カートン内面に密着したフィルム製内側バッグBとからなるバッグインカートンとして製函されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバッグインカートン製函充填装置。
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