JPH11138579A - マグネットロールの成形装置 - Google Patents

マグネットロールの成形装置

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JPH11138579A
JPH11138579A JP30240897A JP30240897A JPH11138579A JP H11138579 A JPH11138579 A JP H11138579A JP 30240897 A JP30240897 A JP 30240897A JP 30240897 A JP30240897 A JP 30240897A JP H11138579 A JPH11138579 A JP H11138579A
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roll
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forming
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Fumio Yamaguchi
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Kikuo Shimazu
喜久雄 島津
Masaki Akaha
雅樹 赤羽
Haruo Okada
晴雄 岡田
Masaki Yamaguchi
雅樹 山口
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TOCHIGI KANEKA KK
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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TOCHIGI KANEKA KK
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マグネットロールを長手方向から容易、且
つ、確実に取り出すことができるとともに、小さなスペ
ックの成形装置を提供する。 【解決手段】 ロール本体部の両端に軸部を備えたマグ
ネットロールの成形装置であって、前記一方の軸部を形
成するための固定側金型5と、この固定側金型5に対し
て離間及び型締め可能な可動側金型6とからマグネット
ロール成形用の金型7を構成し、可動側金型6を、ロー
ル本体部を形成するためのメイン金型8と、ロール本体
部と略同径に形成され、メイン成形型8内に進退自在
で、且つ、マグネットロールの一端の軸部を形成するた
めのロール本体部突出用の第1突出ピン9とから構成
し、第1突出ピン9を進退操作する第1流体圧シリンダ
10と、第1突出ピン9に進退自在に嵌合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリ、プリンタ等の電子写真方式の現像装置に用いられ
るマグネットロールや、その他の用途に用いられるマグ
ネットロールを成形するためのマグネットロールの成形
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記マグネットロールの成形装置として
は、例えば図6に示すものが提案されている。つまり、
マグネットロールのロール本体部の両端に備える軸部の
うちの一方の軸部を形成するための固定側金型50と、
この固定側金型50に対して離間及び型締め可能な可動
側金型51とからマグネットロール成形用の金型を構成
している。そして、マグネットロールを成形する場合に
は、固定側金型50に対して可動側金型51をシリンダ
(図示せず)等を用いて接近させることにより型締めし
た後、樹脂磁性材料を固定側金型50に備える注入口5
2から可動側金型51内に射出注入する。この射出注入
後、樹脂磁性材料が固化すると、前記可動側金型51を
シリンダ(図示せず)等を用いて離間させた後、成形さ
れたマグネットロール1を突き出すための突出ピン53
をシリンダ(図示せず)等を用いて突き出し作動させる
ことにより、マグネットロール1を可動側金型51から
離脱することができるようにしている。尚、図6の可動
側金型51と固定側金型50との距離をマグネットロー
ル1を可動側金型51から離脱するために必要となる距
離に設定することが紙面の寸法では困難であるため、図
面の距離は前記必要となる距離よりも短くしている。
【0003】上記構成によると、マグネットロール1を
突き出すための突出ピン53の直径がマグネットロール
1の軸部3の直径よりも細いものに構成されているた
め、成形されたマグネットロール1が可動側金型51の
内面に拘束された状態であるため、細径の突出ピン53
で突き出すために必要な力を発生させることが難しく、
良好にマグネットロール1を取り出すことができない場
合があるだけでなく、細径の突出ピン53に大きな力が
作用することから、突出ピン53が変形する等のトラブ
ル発生もあり、長期間に渡って良好に使用することがで
きないことがあった。
【0004】又、マグネットロールを長手方向に取り出
すように構成した場合には、マグネットロール自体が長
いため、前記突出ピン53より突き出すためのストロー
クが長くなり、マグネットロールの直径方向断面積を投
影面積の割りには、大きなスペックの成形装置を要する
ものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、マグネットロールを
長手方向から容易、且つ、確実に取り出すことができる
とともに、小さなスペックの成形装置を提供することが
できるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、ロール本体部の両端に軸部を備えたマグネ
ットロールの成形装置であって、前記一方の軸部を形成
するための固定側金型と、この固定側金型に対して離間
及び型締め可能な可動側金型とからマグネットロール成
形用の金型を構成し、前記可動側金型を、前記ロール本
体部を形成するためのメイン金型と、前記ロール本体部
と略同径に形成され、前記メイン成形型内に進退自在
で、且つ、マグネットロールの一端の軸部を形成するた
めのロール本体部突出用の第1突出ピンとから構成し、
前記第1突出ピンを進退操作する第1流体圧シリンダ
と、前記第1突出ピンに進退自在に嵌合され、且つ、軸
部より細径な軸部突出用の第2突出ピンと、これを進退
操作する第2流体圧シリンダとを備え、前記第1流体圧
シリンダを前記第2流体圧シリンダよりも伸縮方向後方
に位置させ、且つ、両流体圧シリンダのピストンロッド
が伸縮方向において略重なった状態で配置し、前記第1
流体圧シリンダのピストンロッドと前記第1突出ピンと
を連結する連結部材に第2流体圧シリンダのシリンダチ
ューブを固定したことを特徴としている。従って、形成
されたマグネットロールを取り出す場合には、ロール本
体部と略同径の第1突出ピンを第1流体圧シリンダの伸
長作動で前進させることにより、金型外部にマグネット
ロールを移動させた後、前記第1突出ピンよりも細径な
第2突出ピンを第2流体圧シリンダの伸長作動で前進さ
せることにより、第1突出ピンの端部からマグネットロ
ールを離脱させるのである。前記第1流体圧シリンダの
ピストンロッドの伸縮作動時には、第2流体圧シリンダ
が一体的に移動することから、第1突出ピンの端部から
マグネットロールを離脱させるためのストロークを小さ
なものにすることが可能になる。しかも、第1流体圧シ
リンダと第2流体圧シリンダとをそれらのピストンロッ
ドが伸縮方向で重なるように配置することによって、そ
れら両流体圧シリンダの左右方向の設置スペースを少な
くすることができる。
【0007】前記第1流体圧シリンダは、ロール本体部
の離型に十分な長いストロークに設定され、前記第2流
体圧シリンダは、軸部の離型に必要な短いストロークに
設定されていることが望ましい。
【0008】前記可動側金型を離間及び型締め操作する
型締シリンダを設け、この型締シリンダの型締め力は、
マグネットロールの直径方向断面積を射出圧力を受圧す
る面積の基準とした出力に設定することによって、マグ
ネットロールの直径方向断面積に応じた小さな型締圧力
を発生する型締シリンダで可動側金型を離間及び型締め
操作することができるようになり、マグネットロールの
長手方向に沿って分割する金型の場合のように、マグネ
ットロールの長手方向断面積に応じた大きな型締圧力を
発生させる大型の型締シリンダを必要とせず、前記第1
流体圧シリンダの両横側に配設できる程度、即ち、前記
出力の半分の出力を有する全長の小さなシリンダをそれ
ぞれ取り付けて前記型締シリンダを構成することが可能
となり、2つのシリンダの並列配置構造が採用でき、そ
の分成形装置の全長を小型にすることができる。
【0009】前記メイン金型が複数設けられ、このメイ
ン金型に対して同数の第1突出ピン及び第2突出ピンが
設けられて前記可動側金型を構成するものにおいて、前
記複数の第1突出ピンを支持する第1支持部材及び複数
の第2突出ピンを支持する第2支持部材を設け、前記第
1支持部材を操作する前記第1流体圧シリンダ及び前記
第2支持部材を操作する前記第2流体圧シリンダを単一
のもので構成することによって、メイン金型の個数が何
個であっても、これと同数の第1突出ピンに対する第1
流体圧シリンダが一つで済むとともに、第1突出ピンと
同数の第2突出ピンに対する第2流体圧シリンダが一つ
で済む。
【0010】
【発明の実施の形態】樹脂磁性材料一体型マグネットロ
ールを形成するための成形装置について説明する。本発
明の成形装置を用いて成形されたマグネットロール1
を、図4に示し、このマグネットロール1は、断面形状
円形のロール本体部2の両端に縮径した軸部3、4を突
出形成し、これら軸部3、4のうちの一方又は両方に位
置決め或いは駆動力伝達用の切欠部(図示せず)を形成
したもので、磁石材料を用いて一体成形されている。
尚、マグネットロール1として、ロール部2が円柱でな
く多角柱であるものや、ロール部2の軸中心と軸部3、
4の軸中心を故意に偏心させたものなどに対しても本発
明を同様に適用できる。
【0011】マグネットロール1を構成する樹脂磁性材
料としては、磁性粉末と当該磁性粉末同士を結合させる
ためのバインダーとを主成分とし、それらの結合を強固
にするためのシラン系またはチタネート系のカップリン
グ剤、流動性を良くするための滑剤、バインダーの熱分
解を防止する安定剤等を微量配合した混合物であり、必
要により難燃剤、補強剤等を配合することも可能で、磁
性粉としては、フェライト系、希土類系(SmCo系、
NdFeB系)、MnAIC系、アルニコ系、SmFe
N系等のものから選択でき、またバインダーとしては、
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、低融点合金等を用いるこ
とができる。
【0012】このマグネットロール1は、複写機やファ
クシミリ、プリンタ等の電子写真方式の現像装置におけ
る現像ロールやクリーニングロールとして用いられてい
るものであるが、他の用途にも勿論利用できる。
【0013】次に、マグネットロール1の成形装置につ
いて説明する。図1、図5に示すように、前記一方の軸
部4を形成するための固定側金型5と、この固定側金型
5に対して離間及び型締め可能な可動側金型6とからマ
グネットロール成形用の金型7を構成し、前記可動側金
型6は、前記ロール本体部2を形成するための2つのメ
イン金型8,8と、前記ロール本体部2と略同径に形成
され、前記メイン成形型8,8内に進退自在で、且つ、
マグネットロール1の一端の軸部3を形成するためのロ
ール本体部突出用の第1突出ピン9,9とを主要構成部
材としている。又、前記第1突出ピン9,9を進退操作
する油圧式の第1流体圧シリンダ10と、前記第1突出
ピン9,9に進退自在に嵌合され、且つ、軸部3又は4
より細径な軸部突出用の第2突出ピン11と、これを進
退操作する油圧式の第2流体圧シリンダ12とを備えさ
せて、2つの第1突出ピン9,9を第1流体圧シリンダ
10の伸縮作動により、進退操作することができ、2つ
の第2突出ピン11を第2流体圧シリンダ12の伸縮作
動により、進退操作することができるように構成してい
る。
【0014】前記2つの第1突出ピン9,9の後端に、
後板部の中央部が開放された略C字型の第1支持部材1
3の前板部を固定するとともに、この第1支持部材13
の後板部の左右2箇所からそれぞれ後方に延びる棒状部
14を枢支連結している。これら棒状部14,14の後
端に、前板部の中央部が開放された略C字型の支持部1
5を一体形成するとともに、この支持部15の後端から
前記第1流体圧シリンダ10のピストンロッド10Aが
一体形成されている。つまり、棒状部14,14、支持
部15、ピストンロッド10Aが一体形成された1つの
部材からなっているが、別々の部材から構成し、それら
3つの部材を連結するようにしてもよい。又、前記第1
支持部材13を例えばL字状やU字状に構成してもよ
く、これら3つの部材の形状は、図に示すものに限定さ
れるものではない。又、前記第1支持部材13、棒状部
14,14、支持部15をもって、前記第1流体圧シリ
ンダ10のピストンロッド10Aと第1突出ピン9,9
とを連結する連結部材Rを構成するものとするが、連結
部材を一つの部材から構成することも可能である。そし
て、前記支持部15内に前記第2流体圧シリンダ12の
シリンダチューブ12Bが固定されている。このように
配置することによって、第1流体圧シリンダ10を第2
流体圧シリンダ12よりも伸縮方向後方に位置させ、且
つ、両流体圧シリンダ10,12のピストンロッド10
A,12Aが伸縮方向において重なった状態で配置する
ことができる。
【0015】図5に示すように、前記メイン成形型8内
に備えられるとともに成形空間内に充填された溶融状態
の樹脂磁性材料が固化するまでの期間において、磁性粒
子の方向を揃えるための磁場配向手段16を備えてい
る。前記磁場配向手段16としては、永久磁石や電磁
石、或いはそれらを組み合わせたもの等、既存の種々の
構成のものを採用することができる。前記樹脂磁性材料
は、図示外の射出シリンダから図に示した注入口17を
介して成形空間内へ供給されるのである。図5に示す1
8は、温水を金型内に供給するための温水出入口であ
る。
【0016】前記メイン成形型8,8の2個を支持する
後方開放型の略コ字状の支持フレーム19の端部2箇所
に前記可動側金型6を離間及び型締め操作する油圧式の
型締シリンダ20のピストンロッド20Aの先端をそれ
ぞれ枢支連結してあり、ピストンロッド20A,20A
の短縮作動により固定側金型5に対して可動側金型6を
離間させることができ、又、ピストンロッド20A,2
0Aの伸長作動により離間させた可動側金型6の2個を
固定側金型5に接近させて型締めが行えるようにしてい
る。前記各型締シリンダ20の型締め力は、マグネット
ロールの直径方向の断面積を射出圧力を受圧する面積の
基準とした出力の半分の出力に設定してあり、このよう
な2つの型締シリンダ20,20を第1流体圧シリンダ
10の両横側に配置している。
【0017】前記第2突出ピン11,11の後端をT字
状の第2支持部材21に固定するとともに、この第2支
持部材21の後端に前記第2流体圧シリンダ12のピス
トンロッド12Aを枢支連結してあり、単一の第2流体
圧シリンダ12の伸縮作動で2つの第2突出ピン11,
11を出退操作することができるようにしている。
【0018】次に、マグネットロール1の製造方法につ
いて説明する。先ず、図2(イ)に示すように、第2突
出ピン11,11の先端が第1突出ピン9,9に対して
後退位置にあり、且つ、第1突出ピン9,9が前進位置
まで移動した状態において、射出シリンダ(図示せず)
を駆動して注入口17を介して固定側金型5の軸部形成
用空間と第1突出ピン9の軸部形成用空間とで成る成形
空間内に樹脂磁性材料を射出注入する。この射出注入に
伴い、前記第1流体圧シリンダ10を短縮作動させるこ
とにより、第1突出ピン9,9を後退させる。前記第1
流体圧シリンダ10の作動油を絞りながらリークさせる
ことで、第1突出ピン9,9の後退移動に制動力を付与
することによって、成形空間内に樹脂磁性材料を隙間な
く充填していくことが可能になる。但し、摩擦等により
制動力を付与する制動力付与手段を設けて、第1突出ピ
ン9,9の後退時に制動力を付与してもよい。前記樹脂
磁性材料の射出注入速度に応じて第1突出ピン9,9の
後退に与える制動力を変更するようにしてもよい。前記
成形空間内に充填された樹脂磁性材料は固化するまでの
期間において、図5で示した前記磁場配向手段16によ
り、磁性粒子の方向が揃えられることになる。尚、前記
磁場配向手段16の個数は、図5で示した1個だけでな
く、2個以上設けて実施してもよく、磁場配向手段16
の個数は何個でもよい。
【0019】次に、図2(ロ)に示すように、樹脂磁性
材料の射出注入が完了し、注入された樹脂磁性材料が固
化した後は、図3(イ)に示すように、型締シリンダ2
0を短縮作動させることによって、固定側金型5から可
動側金型6を離間移動させる。この後、図3(ロ)に示
すように、前記第1流体圧シリンダ10を伸長作動させ
ることにより、第1突出ピン9,9を前進させて、マグ
ネットロール1,1を金型外部へ押し出した後、図4に
示すように、第2流体圧シリンダ12を伸長作動させる
ことにより、第2突出ピン11,11を前進させて、可
動側金型6からマグネットロール1,1を離脱させて取
り出すのである。尚、前記マグネットロール1,1を離
脱させた後は、前記第2流体圧シリンダ12を短縮作動
させることにより、第2突出ピン11,11を後退させ
て所定位置に戻した後、型締シリンダ20,20を伸長
作動させることにより、可動側金型6を型締め操作して
次の成形を行うことになる。尚、図3(ロ)の可動側金
型6と固定側金型5との距離をマグネットロール1を可
動側金型6から離脱するために必要となる距離に設定す
ることが紙面の寸法では困難であるため、図面の距離は
前記必要となる距離よりも短くしている。
【0020】前記実施例では、軸部とロール部とを一体
形成するようにしたが、金属製または合成樹脂製のシャ
フトをインサートしたシャフトインサート型マグネット
ロールを形成したものにおいても本発明は適応すること
ができる。又、一台の成形装置で2個のマグネットロー
ルを形成できるように構成したが、一台の成形装置で1
個又は3個以上のマグネットロールを形成できるように
構成してもよい。
【0021】
【発明の効果】請求項1によれば、マグネットロールの
本体部と略同径の第1突出ピンによりマグネットロール
を金型外部に移動させることによって、従来のように細
径の突出ピンにより移動させるものに比べて、マグネッ
トロールに対して大きな移動力を発生させることがで
き、しかも第1突出ピンによりマグネットロールを金型
外部に移動させた後は、第2突出ピンにより確実にマグ
ネットロールを離脱させることができるから、第1突出
ピンは勿論のこと第2突出ピンが変形する等のトラブル
発生がなく、長期間に渡ってマグネットロールを長手方
向から容易、且つ、確実に取り出すことができるととも
に、小さなスペックの成形装置を提供することができ
る。しかも、2つの流体圧シリンダを前後に重なる状態
で配置することによって、成形装置を左右方向で小型化
することができる。
【0022】請求項2によれば、第1突出ピンと第2突
出ピンとの2段階でマグネットロールを取り出す構成で
あるから、第1流体圧のストロークを長くしておけば、
第2流体圧シリンダのストロークを短くすることが可能
になり、構成を簡単にすることができる。
【0023】請求項3によれば、マグネットロールの直
径方向断面積に応じた小さな型締力で可動側金型を操作
することができるから、ランニングコストの低減を図る
ことができ、しかも、型締シリンダを並列配置する2つ
のシリンダから構成することによって、成形装置の全長
を小型にすることができる。
【0024】請求項4によれば、メイン金型の個数が何
個であっても、これと同数の第1突出ピンに対する第1
流体圧シリンダが一つで済むとともに、第1突出ピンと
同数の第2突出ピンに対する第2流体圧シリンダが一つ
で済むことから、装置全体の小型化を図ることができる
だけでなく、成形品の取り数の異なる金型においても対
応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】マグネットロールの成形装置を示す横断平面
図。
【図2】(イ)は成形空間内へ樹脂磁性材料を注入する
直前の状態を示す成形装置の一部省略の横断平面図、
(ロ)は樹脂磁性材料の注入完了状態を示す成形装置の
一部省略の横断平面図。
【図3】(イ)は可動側金型を固定側金型に対して離間
した状態を示す成形装置の一部省略の横断平面図、
(ロ)は成形されたマグネットロールを第1突出ピンに
より押し出している状態を示す成形装置の一部省略の横
断平面図。
【図4】第2突出ピンによりマグネットロールを離脱し
た状態を示す成形装置の一部省略の横断平面図。
【図5】メイン金型の詳細を示す断面図。
【図6】従来のマグネットロールの成形装置を示す横断
平面図。
【符号の説明】
1 マグネットロール 2 ロール本体
部 3 軸部 4 軸部 5 固定側金型 6 可動側金型 7 金型 8 メイン金型 9 第1突出ピン 10 第1流体圧
シリンダ 10A ピストンロッド 11 第2突出ピ
ン 12 第2流体圧シリンダ 12A ピストンロ
ッド 13 第1支持部材 14 棒状部 15 支持部 16 磁場配向手
段 17 注入口 18 温水出入口 19 支持フレーム 20 型締シリン
ダ 20A ピストンロッド 21 第2支持部
材 50 固定側金型 51 可動側金型 52 注入口 53 突出ピン R 連結部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29L 31:32 (72)発明者 島津 喜久雄 栃木県真岡市鬼怒ケ丘14番地 栃木カネカ 株式会社内 (72)発明者 赤羽 雅樹 栃木県真岡市鬼怒ケ丘14番地 栃木カネカ 株式会社内 (72)発明者 岡田 晴雄 長野県埴科郡坂城町大字南条2110番地 日 精樹脂工業株式会社内 (72)発明者 山口 雅樹 長野県埴科郡坂城町大字南条2110番地 日 精樹脂工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール本体部の両端に軸部を備えたマグ
    ネットロールの成形装置であって、前記一方の軸部を形
    成するための固定側金型と、この固定側金型に対して離
    間及び型締め可能な可動側金型とからマグネットロール
    成形用の金型を構成し、前記可動側金型を、前記ロール
    本体部を形成するためのメイン金型と、前記ロール本体
    部と略同径に形成され、前記メイン成形型内に進退自在
    で、且つ、マグネットロールの一端の軸部を形成するた
    めのロール本体部突出用の第1突出ピンとから構成し、
    前記第1突出ピンを進退操作する第1流体圧シリンダ
    と、前記第1突出ピンに進退自在に嵌合され、且つ、軸
    部より細径な軸部突出用の第2突出ピンと、これを進退
    操作する第2流体圧シリンダとを備え、前記第1流体圧
    シリンダを前記第2流体圧シリンダよりも伸縮方向後方
    に位置させ、且つ、両流体圧シリンダのピストンロッド
    が伸縮方向において略重なった状態で配置し、前記第1
    流体圧シリンダのピストンロッドと前記第1突出ピンと
    を連結する連結部材に第2流体圧シリンダのシリンダチ
    ューブを固定したことを特徴とするマグネットロールの
    成形装置。
  2. 【請求項2】 前記第1流体圧シリンダは、ロール本体
    部の離型に十分な長いストロークに設定され、前記第2
    流体圧シリンダは、軸部の離型に必要な短いストローク
    に設定された請求項1記載のマグネットロールの成形装
    置。
  3. 【請求項3】 前記可動側金型を離間及び型締め操作す
    る型締シリンダを設け、この型締シリンダの型締め力
    は、マグネットロールの直径方向断面積を射出圧力を受
    圧する面積の基準とした出力に設定し、前記第1流体圧
    シリンダの両横側に、前記出力の半分の出力を有するシ
    リンダをそれぞれ取り付けて前記型締シリンダを構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のマグネットロールの
    成形装置。
  4. 【請求項4】 前記メイン金型が複数設けられ、このメ
    イン金型に対して同数の第1突出ピン及び第2突出ピン
    が設けられて前記可動側金型を構成するものにおいて、
    前記複数の第1突出ピンを支持する第1支持部材及び複
    数の第2突出ピンを支持する第2支持部材を設け、前記
    第1支持部材を操作する前記第1流体圧シリンダ及び前
    記第2支持部材を操作する前記第2流体圧シリンダを単
    一のもので構成したことを特徴とする請求項1記載のマ
    グネットロールの成形装置。
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