JPH11137861A - 回転玩具装置 - Google Patents

回転玩具装置

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Publication number
JPH11137861A
JPH11137861A JP33115397A JP33115397A JPH11137861A JP H11137861 A JPH11137861 A JP H11137861A JP 33115397 A JP33115397 A JP 33115397A JP 33115397 A JP33115397 A JP 33115397A JP H11137861 A JPH11137861 A JP H11137861A
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JP
Japan
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coil
rotating body
permanent magnet
coil group
coils
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33115397A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Ohashi
伸次 大橋
Masamitsu Kono
正光 河野
Fumio Nakajima
史雄 中島
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Mega House KK
Original Assignee
Mega House KK
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Publication date
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Publication of JPH11137861A publication Critical patent/JPH11137861A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的な不快音を発生させることがなく、回
転体の回転を正確、且つ迅速に制御して精細なメロディ
ーやテンポの速い曲をも確実に演奏することのできる興
趣性の高い回転玩具装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 回転軸7を中心にして回転体5が回転自
在に設けられ、複数のコイルから成るコイル群が回転軸
7と直交する面に設けられている。各コイルは回転軸を
中心とする円周に沿ってそれぞれ等しい回転角度毎に配
列されている。回転体が回転するときにこれに連係して
移動する永久磁石M2を有し、永久磁石M2はコイルと
磁気的に対向する向きに配置され、回転体が回転すると
きに回転軸を中心とする円周に沿って各コイルと磁気的
に対向する位置を移動する。励磁されたコイルと永久磁
石M2との磁気的作用によって、永久磁石M2が励磁コ
イルと対応する位置に移動して回転体5を回転させ、当
該位置に回転体5を位置決めして構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、コイルと永久磁
石との磁気的作用力によって回転体を回転させる回転玩
具装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人形体に取り付けた腕杆を揺動さ
せて発音体を叩打することにより音楽を演奏するように
した音楽演奏玩具が提案されている。従来のこのような
音楽演奏玩具は、モータの回転を減速する減速機構部を
有し、この減速機構部によって回転される回転盤を有す
る。この回転盤にはメロディーに応じたカムが取り付け
られると共に、リズムに応じて形成された凹凸部を有す
る円盤体が取り付けられている。上記カムが回転するに
応じて人形体を対応する音程の発音体に向き合わせると
共に、上記凹凸に応じて腕杆を揺動させることにより、
対応する音程の発音体を叩打するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
音楽演奏玩具は、モータと、当該モータの回転を減速す
る複数の歯車から成る減速機構部と、カム等を有し、機
械的な駆動機構部によって駆動するものであり、機械的
なノイズが生じて不快音を発生させるばかりでなく、特
に高い音程から低い音程に移行する場合、逆に低い音程
から高い音程に移行する場合には、人形体の回転制御を
正確、且つ迅速に行うことが困難であるという問題点を
有していた。また、上記減速機構部によって駆動される
回転盤の回転速度と、上記カムの形状及び凹凸の個数に
応じて演奏されるメロディーとリズムが決定されてしま
い、精細なメロディーやテンポの速い曲を演奏させるに
は不向きであった。
【0004】本願発明は、上記に鑑みて案出されたもの
で、機械的な不快音を発生させることがなく、回転体の
回転を正確、且つ迅速に制御して精細なメロディーやテ
ンポの速い曲をも確実に演奏することのできる興趣性の
高い回転玩具装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が提供する請求項
1に係る回転玩具装置は、上記目的を達成するために、
下記の要件を備えたことを特徴とする。すなわち、 (イ)ベース体と、回転体を有すること。 (ロ)前記ベース体には回転軸が設けられ、当該回転軸
を中心にして前記回転体が回転自在に設けられているこ
と。 (ハ)前記ベース体には、複数のコイルから成るコイル
群が前記回転軸と直交する面に設けられていること。 (ニ)前記コイル群を形成する各コイルは、前記回転軸
を中心とする円周に沿ってそれぞれ等しい回転角度毎に
配列されていること。 (ホ)前記回転体が回転するときにこれに連係して移動
する永久磁石を有し、当該永久磁石は前記コイルと磁気
的に対向する向きに配置されていること。 (ヘ)前記永久磁石は、前記回転体が回転するときに前
記回転軸を中心とする円周に沿って前記各コイルと磁気
的に対向する位置を移動すること。 (ト)前記コイル群の内、任意のコイルへ電流を供給し
て当該コイルを励磁する励磁手段を有すること。 (チ)前記励磁されたコイルと前記永久磁石との磁気的
作用によって、永久磁石が励磁コイルと対応する位置に
移動して回転体を回転させ、当該位置に回転体を位置決
めすること。
【0006】また、本発明が提供する請求項2に係る回
転玩具装置は、上記目的を達成するために、下記の要件
を備えたことを特徴とする。すなわち、 (イ)ベース体と、回転体を有すること。 (ロ)前記ベース体には回転軸が設けられ、当該回転軸
を中心にして前記回転体が回転自在に設けられているこ
と。 (ハ)前記ベース体には、複数のコイルから成る第1の
コイル群が前記回転軸と直交する第1の面に設けられて
いること。 (ニ)前記ベース体には、複数のコイルから成る第2の
コイル群が前記回転軸と直交する第2の面に設けられて
いること。 (ホ)前記第1のコイル群を形成する各コイルは、前記
回転軸を中心とする円周に沿ってそれぞれ等しい回転角
度毎に配列されていること。 (ヘ)前記第2のコイル群を形成する各コイルは、前記
第1のコイル群が配列される円周と同一半径の円周に沿
って配列され、且つ第1のコイル群と同一の回転角度毎
に配列されていること。 (ト)前記第1のコイル群と第2のコイル群は、一定の
距離をおいて設けられていること。 (チ)前記回転体が回転するときにこれに連係して移動
する永久磁石を有し、当該永久磁石は前記第1のコイル
群と第2のコイル群との間に配置され、且つそれぞれの
コイルと磁気的に対向する向きに配置されていること。 (リ)前記永久磁石は、前記回転体が回転するときに前
記第1及び第2のコイル群が配列される円周と同一半径
の円周に沿って移動し、且つそれぞれのコイルと磁気的
に対向する位置を移動すること。 (ヌ)前記第1及び第2のコイル群の内、任意のコイル
へ電流を供給して当該コイルを励磁する励磁手段を有す
ること。 (ル)前記励磁されたコイルと前記永久磁石との磁気的
作用によって、永久磁石が励磁コイルと対応する位置に
移動して回転体を回転させ、当該位置に回転体を位置決
めすること。
【0007】また、本発明が提供する請求項3に係る回
転玩具装置は、上記目的を達成するために、下記の要件
を備えたことを特徴とする。すなわち、 (イ)ベース体と、回転体を有すること。 (ロ)前記ベース体には回転軸が設けられ、当該回転軸
を中心にして前記回転体が回転自在に設けられているこ
と。 (ハ)前記ベース体には、複数のコイルから成る第1の
コイル群が前記回転軸と直交する面に設けられているこ
と。 (ニ)前記ベース体には、複数のコイルから成る第2の
コイル群が前記第1のコイル群と同一の面に設けられて
いること。 (ホ)前記第1のコイル群を形成する各コイルは、前記
回転軸を中心とする円周に沿ってそれぞれ等しい回転角
度毎に配列されていること。 (ヘ)前記第2のコイル群を形成する各コイルは、前記
第1のコイル群が配列される円周とは同心円となる円周
に沿って配列され、且つ第1のコイル群と同一の回転角
度毎に配列されていること。 (ト)前記第1のコイル群と第2のコイル群は、一定の
距離をおいて設けられていること。 (チ)前記回転体が回転するときにこれに連係して移動
する永久磁石を有し、当該永久磁石は前記第1のコイル
群と第2のコイル群との間に配置され、且つそれぞれの
コイルと磁気的に対向する向きに配置されていること。 (リ)前記永久磁石は、前記回転体が回転するときに前
記第1のコイル群と第2のコイル群の間を通る円周に沿
って移動し、且つそれぞれのコイルと磁気的に対向する
位置を移動すること。 (ヌ)前記第1及び第2のコイル群の内、任意のコイル
へ電流を供給して当該コイルを励磁する励磁手段を有す
ること。 (ル)前記励磁されたコイルと前記永久磁石との磁気的
作用によって、永久磁石が励磁コイルと対応する位置に
移動して回転体を回転させ、当該位置に回転体を位置決
めすること。
【0008】また、本発明が提供する請求項4に係る回
転玩具装置は、上記請求項2又は請求項3に下記の要件
を付加したことを特徴とする。すなわち、 (イ)前記回転体が回転するときにこれに連係して移動
する3個の永久磁石を有すること。 (ロ)前記3個の永久磁石は、前記第1のコイル群と第
2のコイル群の間を通る円周に沿って配置され、且つ各
コイルが配列される回転角度と同一の回転角度毎に配列
されていること。 (ハ)前記3個の永久磁石の中で中央部に位置する永久
磁石の磁気的配列は、その両側に位置する永久磁石の磁
気的配列とは逆方向であること。 (ニ)前記励磁手段によって任意のコイルが励磁された
ときに、当該励磁コイルと中央部に位置する永久磁石の
磁気的作用力と、励磁コイルと前記両側に位置する永久
磁石の磁気的作用力との相互作用によって定まる位置に
前記回転体を回転させて位置決めすること。
【0009】また、本発明が提供する請求項5に係る回
転玩具装置は、上記請求項2乃至請求項4に下記の要件
を付加したことを特徴とする。すなわち、 (イ)前記第2のコイル群を形成する各コイルは、前記
第1のコイル群を形成する各コイルに対して前記回転角
度の1/2だけその配列方向へ移動させた位置に配置さ
れていること。
【0010】また、本発明が提供する請求項6に係る回
転玩具装置は、上記請求項2乃至請求項5に下記の要件
を付加したことを特徴とする。すなわち、 (イ)前記第1のコイル群の任意の1のコイルと、第2
のコイル群の任意の1のコイルへ電流を供給して双方の
コイルを同時に励磁する励磁制御手段を有すること。 (ロ)前記励磁制御手段によって双方のコイルが励磁さ
れたときに、当該双方の励磁コイルと永久磁石との相互
作用によって定まる位置に前記回転体を回転させて位置
決めすること。
【0011】また、本発明が提供する請求項7に係る回
転玩具装置は、上記請求項2乃至請求項6に下記の要件
を付加したことを特徴とする。すなわち、 (イ)前記ベース体には、音階の異なるそれぞれの楽音
と対応する複数の発音体が設けられていること。 (ロ)前記各発音体は、前記回転軸を中心とする円周に
沿って配列され、少なくとも前記第1及び第2のコイル
群のそれぞれのコイルと対応する位置に配列されている
こと。 (ハ)前記回転体は、叩打機構部を有すること。 (ニ)前記叩打機構部は、叩打用コイルと、マグネット
と、叩打部を有すること。 (ホ)前記マグネットは叩打用コイルと磁気的に対向す
る位置に配置されていること。 (ヘ)叩打部は揺動可能に設けられ、前記マグネットと
叩打用コイルとの磁気的作用に応じて揺動すること。 (ト)前記励磁手段によって励磁されたコイルと前記永
久磁石との磁気的作用により永久磁石が励磁コイルと対
応する位置に移動して回転体を回転させ当該位置に回転
体を位置決めした後に、前記叩打機構部を駆動する駆動
制御手段を有すること。 (チ)前記駆動制御手段が叩打機構部を駆動したとき
に、前記叩打部が揺動して対応する音階の発音体を叩打
すること。
【0012】また、本発明が提供する請求項8に係る回
転玩具装置は、上記請求項2乃至請求項7に下記の要件
を付加したことを特徴とする。すなわち、 (イ)前記ベース体には、メロディーを形成する複数音
階の楽音信号を記憶する記憶手段が設けられているこ
と。 (ロ)前記ベース体には、前記記憶手段から楽音信号を
読み取る読取手段が設けられていること。 (ハ)前記ベース体には、読取手段から読み取られた楽
音信号に基づいて前記励磁手段を制御することにより、
楽音信号と対応するコイルを励磁して前記回転体を楽音
信号と対応する位置に回転制御する回転制御手段が設け
られていること。 (ニ)前記ベース体には、前記回転体が楽音信号と対応
する位置に回転制御された後に、前記叩打機構部を駆動
する駆動制御手段を有すること。
【0013】また、本発明が提供する請求項9に係る回
転玩具装置は、上記請求項8に下記の要件を付加したこ
とを特徴とする。すなわち、前記記憶手段は着脱自在に
構成されたメモリカートリッジであることを特徴とす
る。
【0014】また、本発明が提供する請求項10に係る
回転玩具装置は、上記請求項2乃至請求項9に下記の要
件を付加したことを特徴とする。すなわち、 (イ)前記ベース体には、前記第1のコイル群及び第2
のコイル群の1部又は全部の各コイルをその配列方向に
沿って順次的且つ連続的に励磁する励磁制御手段が設け
られていること。 (ロ)前記励磁制御手段が第1のコイル群及び第2のコ
イル群の1部又は全部の各コイルをその配列方向に沿っ
て順次的且つ連続的に励磁したときに、永久磁石を連続
的に移動させることにより回転体が連続的に回転するこ
と。 (ハ)前記順次的且つ連続的に励磁された各コイルの
内、最終に励磁されたコイルと前記永久磁石との磁気的
作用によって、永久磁石が最終の励磁コイルと対応する
位置に移動したときに、当該位置に回転体が位置決めさ
れること。
【0015】
【発明の実施の形態】本願発明に係る実施の形態を図面
に基づいて説明する。請求項1に係る回転玩具装置1
は、合成樹脂やプラスチックなどの適宜の部材から形成
されるベース体3と、プラスチック又は合成樹脂などの
適宜の部材から形成される回転体5を有する。ベース体
3には回転軸7が設けられ、当該回転軸7を中心にして
前記回転体5が回転自在に設けられている。この回転体
5は、人形、動物、ロボットなどの適宜の形状に形成さ
れる。また、前記ベース体3には一対の基板9aと9b
が並行に設けられ、少なくとも何れか一方の基板には複
数のコイルから成るコイル群が設けられている。例え
ば、ベース体3には複数のコイルL1,L3,L5,L
7,L9が回転軸7と直交する面である基板9aに設け
られている。これらの各コイルL1,L3,L5,L
7,L9は、前記回転軸7を中心とする円周に沿ってそ
れぞれ等しい回転角度毎に配列されている。
【0016】前記回転体5が回転するときにこれに連係
して移動する永久磁石M2を有し、当該永久磁石M2は
各コイルL1,L3,L5,L7,L9と磁気的に対向
する向きに配置されている。そして、この永久磁石M2
は、前記回転体5が回転するときに回転軸7を中心とす
る円周に沿って各コイルL1,L3,L5,L7,L9
と磁気的に対向する位置を移動するものである。上記永
久磁石M2は、適宜の取付け部材を介して回転体5に取
り付けられる。もちろん、永久磁石M2を直接的に回転
体5に取り付けて構成しても良い。この場合、永久磁石
M2の磁極が各コイルL1,L3,L5,L7,L9と
磁気的に対向する位置を移動するように構成すると良
い。基板9a,9bには回転体5を回転制御するための
各種回路部が設けられ、この回路部には、前記複数のコ
イルの内、任意のコイルへ電流を供給して当該コイルを
励磁する励磁手段を有する。この励磁されたコイルと永
久磁石M2との磁気的作用によって、永久磁石M2が励
磁コイルと対応する位置に移動して回転体5を回転さ
せ、当該位置に回転体5を位置決めするものである。
【0017】尚、上記では、複数のコイルL1,L3,
L5,L7,L9が回転軸7を中心とする円周に沿って
一列に配列されると共に、永久磁石M2が各コイルL
1,L3,L5,L7,L9と磁気的に対向する位置を
移動するように構成した場合を説明したが、これに限定
されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で各
種変形例及び改良例が含まれる。例えば、複数のコイル
L1,L3,L5,L7,L9を回転軸7を中心とする
円周に沿って一列に配列すると共に、このコイルL1,
L3,L5,L7,L9を挟むように一対の永久磁石を
各コイルL1,L3,L5,L7,L9と磁気的に対向
する位置を移動させるように構成しても良い。この場
合、コイルL1,L3,L5,L7,L9に対して一対
の永久磁石を垂直方向、すなわち、コイルの上下に配列
する場合、及びコイルL1,L3,L5,L7,L9が
配列される円周CKに対して一対の永久磁石を水平方
向、すなわち、円周CKよりも大きな半径の同心円状の
円周と、円周CKよりも小さな半径の同心円状の円周に
配列する場合が考えられる。
【0018】次に、請求項2に係る回転玩具装置1を説
明する。請求項2に係る回転玩具装置1は、合成樹脂や
プラスチックなどの適宜の部材から形成されるベース体
3と、プラスチック又は合成樹脂などの適宜の部材から
形成される回転体5を有する。ベース体3には回転軸7
が設けられ、当該回転軸7を中心にして前記回転体5が
回転自在に設けられている。また、前記ベース体3には
一対の基板9aと9bが並行に設けられ、それぞれの基
板9a,9bには複数のコイルから成るコイル群が設け
られている。すなわち、ベース体3には複数のコイルL
1,L3,L5,L7,L9から成る第1のコイル群が
回転軸7と直交する第1の面である基板9aに設けられ
ている。また、複数のコイルL2,L4,L6,L8,
L10から成る第2のコイル群が回転軸7と直交する第
2の面である基板9bに設けられている。第1のコイル
群を形成する各コイルL1,L3,L5,L7,L9
は、前記回転軸7を中心とする円周に沿ってそれぞれ等
しい回転角度毎に配列されている。また、第2のコイル
群を形成する各コイルL2,L4,L6,L8,L10
は、前記第1のコイル群が配列される円周と同一半径の
円周に沿って配列され、且つ第1のコイル群と同一の回
転角度毎に配列されている。これらの第1のコイル群と
第2のコイル群は、一定の距離をおいて設けられてい
る。
【0019】回転体5が回転するときにこれに連係して
移動する永久磁石M2を有し、この永久磁石M2は第1
のコイル群と第2のコイル群との間に配置され、且つそ
れぞれのコイルと磁気的に対向する向きに配置されてい
る。例えば、第1のコイル群の各コイルL1,L3,L
5,L7,L9は、それぞれが励磁したときに永久磁石
M2と対向する側、すなわち上面側にS極が現れるよう
に設けられる。また、第2のコイル群の各コイルL2,
L4,L6,L8,L10は、それぞれが励磁したとき
に永久磁石M2と対向する側、すなわち下面側にN極が
現れるように設けられる。そして、永久磁石M2は、第
1のコイル群と対向する側にN極が配置され、第2のコ
イル群と対向する側にS極が配置される。もちろん、上
記磁極の配列とは逆となるように配列しても良い。永久
磁石M2は、前記回転体5が回転するときに第1及び第
2のコイル群が配列される円周と同一半径の円周に沿っ
て移動し、且つそれぞれのコイルと磁気的に対向する位
置を移動するものである。基板9a,9bには回転体5
を回転制御するための各種回路部が設けられ、この回路
部には、前記第1及び第2のコイル群の内、任意のコイ
ルへ電流を供給して当該コイルを励磁する励磁手段を有
する。この励磁されたコイルと永久磁石M2との磁気的
作用によって、永久磁石M2が励磁コイルと対応する位
置に移動して回転体5を回転させ、当該位置に回転体5
を位置決めするものである。
【0020】次に、請求項3に係る発明を説明する。請
求項3に係る回転玩具装置1は、ベース体3と回転体5
を有し、ベース体3には回転軸7が設けられ、当該回転
軸7を中心にして前記回転体5が回転自在に設けられて
いる。ベース体3には、複数のコイルから成る第1のコ
イル群が回転軸7と直交する面に設けられている。ま
た、ベース体3には複数のコイルから成る第2のコイル
群が前記第1のコイル群と同一の面に設けられている。
第1のコイル群を形成する各コイルは、回転軸7を中心
とする円周に沿ってそれぞれ等しい回転角度毎に配列さ
れている。また、第2のコイル群を形成する各コイル
は、前記第1のコイル群が配列される円周とは同心円と
なる円周に沿って配列され、且つ第1のコイル群と同一
の回転角度毎に配列されている。上記のごとく、第1の
コイル群と第2のコイル群は、一定の距離をおいて同一
水平面上に設けられるものである。
【0021】回転体5が回転するときにこれに連係して
移動する永久磁石M2を有し、この永久磁石M2は第1
のコイル群と第2のコイル群との間に配置され、且つそ
れぞれのコイルと磁気的に対向する向きに配置される。
永久磁石M2は、回転体5が回転するときに第1のコイ
ル群と第2のコイル群の間を通る円周に沿って移動し、
且つそれぞれのコイルと磁気的に対向する位置を移動す
るものである。第1及び第2のコイル群の内、任意のコ
イルへ電流を供給して当該コイルを励磁する励磁手段を
有する。この励磁されたコイルと永久磁石M2との磁気
的作用によって、永久磁石M2が励磁コイルと対応する
位置に移動して回転体5を回転させ、当該位置に回転体
5を位置決めする。
【0022】次に、請求項4に係る回転玩具装置1を説
明する。請求項4に係る回転玩具装置1は、上記請求項
2又は請求項3に下記の要件を付加したことを特徴とす
る。すなわち、回転軸7には、取付け部材11が固定さ
れ、当該取付け部材11には3個の永久磁石M1,M
2,M3が設けられている。また、取付け部材11には
連係軸12が回転軸7と並行に設けられており、この連
係軸12を介して3個の永久磁石が回転体5の回転に連
係して移動する。3個の永久磁石M1,M2,M3は、
第1のコイル群と第2のコイル群の間を通る円周に沿っ
て配置され、且つ各コイルが配列される回転角度と同一
の回転角度毎に配列されている。この3個の永久磁石M
1,M2,M3の中で中央部に位置する永久磁石M2の
磁気的配列は、その両側に位置する永久磁石M1,M3
の磁気的配列とは逆方向に設定される。例えば、永久磁
石M2の上面側が磁極Nに設定される場合は、永久磁石
M1,M3の上面側は磁極Sに設定される。励磁手段に
よって任意のコイルが励磁されたときには、当該励磁コ
イルと永久磁石M2の磁気的作用力と、励磁コイルと永
久磁石M1,M3の磁気的作用力との相互作用によって
定まる位置に回転体5を回転させて位置決めするもので
ある。
【0023】次に、請求項5に係る回転玩具装置1を説
明する。請求項5に係る回転玩具装置1は、上記請求項
2乃至請求項4に下記の要件を付加したことを特徴とす
る。すなわち、第2のコイル群を形成する各コイルL
2,L4,L6,L8,L10は、前記第1のコイル群
を形成する各コイルL1,L3,L5,L7,L9に対
して前記回転角度の1/2だけその配列方向へ移動させ
た位置に配置される。例えば、図8に示すように第2の
コイル群を形成する各コイルL2,L4,L6,L8,
L10は、回転角度40度毎に配列され、且つ第1のコ
イル群を形成する各コイルL1,L3,L5,L7,L
9に対して回転角度20度だけその配列方向へ移動させ
た位置に配置される。従って、各コイルL1,L2,L
3,L4,…を順次励磁することにより、回転体5を回
転角度20度毎に回転制御することができる。尚、各コ
イルが配列される回転角度は、上記には限定されず他の
適宜の角度に設定することができる。
【0024】次に、請求項6に係る回転玩具装置1を説
明する。請求項6に係る回転玩具装置1は、上記請求項
2乃至請求項5に下記の要件を付加したことを特徴とす
る。すなわち、基板9a,9bには回転体5を回転制御
するための各種回路部が設けられ、この回路部は、第1
のコイル群の任意の1のコイルと、第2のコイル群の任
意の1のコイルへ電流を供給して双方のコイルを同時に
励磁する励磁制御手段を有する。例えば、図10に示す
ように、上記励磁制御手段によって双方のコイルL3,
L4が励磁されたときには、この双方の励磁コイルL
3,L4と永久磁石M2との相互作用によって定まる位
置、すなわちコイルの配列方向に対して励磁コイルL3
とL4との間の位置に回転体5を回転させて位置決めす
ることができる。これにより、更に小さい回転角度であ
る10度毎に回転体5を回転制御することができる。
【0025】次に、請求項7に係る回転玩具装置1を説
明する。請求項7に係る回転玩具装置1は、上記請求項
2乃至請求項6に下記の要件を付加したことを特徴とす
る。ベース体3には、音階の異なるそれぞれの楽音と対
応する複数の発音体が設けられている。すなわち、図1
及び図2に示すようにベース体3には支柱13a,13
b,13cが固定され、この支柱13a,13b,13
cに設けられた帯体14a,14bに上記発音体15
a,15b,15c,…15jが適宜の緩衝部材を介し
て取り付けられている。各発音体15a,15b,15
c,…15jは、回転軸7を中心とする円周に沿って配
列され、少なくとも第1及び第2のコイル群のそれぞれ
のコイルと対応する位置に配列されている。
【0026】回転体5は、叩打用コイルと、マグネット
と、叩打部とから成る叩打機構部を有する。図6に示す
ように、回転体5は人形の形状に形成された一対の枠体
21aと21bを有し、枠体21aと21bには揺動軸
23が回動可能に設けられる。揺動軸23のほぼ中央部
には取付け部材25が固定され、取付け部材25には一
対のマグネット27a,27bが設けられている。そし
て、取付け部材25を中心にその両側には取付け部材2
9a,29bが設けられ、取付け部材29bには叩打用
コイル30がマグネット27a,27bと磁気的に対向
する位置に設けられている。また、取付け部材29a,
29bには揺動軸23が回動可能に設けられおり、叩打
用コイル30が励磁されたときに当該叩打用コイル30
とマグネット27a,27bとの磁気的作用によって、
取付け部材25が揺動し、揺動軸23を回動させるもの
である。そして、揺動軸23には腕部31が固定され、
腕部31の先端部には叩打体33が固定されている。こ
の腕部31とその先端部に固定された叩打体33とで叩
打部を形成する。従って、叩打用コイル30とマグネッ
ト27a,27bとの磁気的作用によって、取付け部材
25が揺動して揺動軸23を回動させることにより、叩
打部を揺動させる。尚、左側の腕部32は枠体21a,
21bに固定されるもので、腕部32に設けられた軸孔
に揺動軸23が回動可能に挿着される。また、上記では
取付け部材29bのみに叩打用コイル30を設けて構成
したが、取付け部材29a,29bの双方に叩打用コイ
ル30を設けて構成しても良い。
【0027】上記叩打用コイル30への電源は基板9
a,9bから供給される。この基板9a,9bには、回
転体5を位置決めした後で上記叩打機構部を駆動する駆
動制御手段が設けられている。すなわち、第1及び第2
のコイル群の内、任意のコイルへ電流を供給して当該コ
イルを励磁し、この励磁されたコイルと永久磁石M2と
の磁気的作用によって永久磁石M2が励磁コイルと対応
する位置に移動して回転体5を回転させ、当該位置に回
転体5を位置決めした後に、駆動制御手段が叩打機構部
を駆動する。これにより、叩打機構部の叩打部が揺動し
て対応する音階の発音体を叩打するものである。
【0028】次に、請求項8に係る回転玩具装置1を説
明する。請求項8に係る回転玩具装置1は、上記請求項
2乃至請求項7に下記の要件を付加したことを特徴とす
る。ベース体3内の基板9a,9bには、メロディーを
形成する複数音階の楽音信号を記憶する記憶手段が設け
られている。この記憶手段としては、ROM、EEPR
OM、SRAM等の適宜のメモリが用いられる。また、
ベース体3内の基板9a,9bには、記憶手段から楽音
信号を読み取る読取手段と、この読取手段から読み取ら
れた楽音信号に基づいて励磁手段を制御することによ
り、楽音信号と対応するコイルを励磁して回転体5を楽
音信号と対応する位置に回転制御する回転制御手段と、
回転体5が楽音信号と対応する位置に回転制御された後
に、叩打機構部を駆動する駆動制御手段とが設けられて
いる。
【0029】次に、請求項9に係る回転玩具装置1を説
明する。請求項9に係る回転玩具装置1は、上記請求項
8に下記の要件を付加したことを特徴とする。すなわち
前記記憶手段を、着脱自在に設けられるメモリカートリ
ッジにより構成したものである。これにより、メモリカ
ートリッジを容易に交換することができ、他の種類のメ
ロディーを演奏させることができる。
【0030】次に、請求項10に係る回転玩具装置1を
説明する。請求項10に係る回転玩具装置1は、上記請
求項2乃至請求項9に下記の要件を付加したことを特徴
とする。ベース体3内の基板9a,9bには、第1のコ
イル群及び第2のコイル群の1部又は全部の各コイルを
その配列方向に沿って順次的且つ連続的に励磁する励磁
制御手段が設けられている。これにより、励磁制御手段
が第1のコイル群及び第2のコイル群の1部又は全部の
各コイルをその配列方向に沿って順次的且つ連続的に励
磁したときに、永久磁石M2を連続的に移動させて回転
体5を連続的に回転させることができる。そして、順次
的且つ連続的に励磁された各コイルの内、最終に励磁さ
れたコイルと永久磁石M2との磁気的作用によって、永
久磁石M2が最終の励磁コイルと対応する位置に移動し
たときに、当該位置に回転体5が位置決めされる。
【0031】次に、本発明に係る実施例を図面を参照し
て説明する。本発明に係る回転玩具装置1は、合成樹脂
やプラスチックなどの適宜の部材から形成されるベース
体3と、プラスチック又は合成樹脂などの適宜の部材か
ら形成される回転体5を有する。ベース体3には回転軸
7が設けられ、当該回転軸7を中心にして前記回転体5
が回転自在に設けられている。また、前記ベース体3に
は一対の基板9aと9bが複数のボス41によって一定
の距離をおいて並行に設けられている。それぞれの基板
9a,9bには複数のコイルから成るコイル群が設けら
れている。すなわち、基板9aには複数のコイルL1,
L3,L5,L7,L9から成る第1のコイル群が設け
られている。また、基板9bには複数のコイルL2,L
4,L6,L8,L10から成る第2のコイル群が設け
られている。第1のコイル群を形成する各コイルL1,
L3,L5,L7,L9は、前記回転軸7を中心とする
円周に沿ってそれぞれ等しい回転角度40度毎に配列さ
れている。また、第2のコイル群を形成する各コイルL
2,L4,L6,L8,L10は、前記第1のコイル群
が配列される円周と同一半径の円周に沿って配列され、
且つ第1のコイル群と同一の回転角度毎に配列されてい
る。
【0032】基板9aのほぼ中央部には軸受け部材43
が設けられ、基板9bのほぼ中央部には前記軸受け部材
43と対応する位置に軸受け部材45が設けられてい
る。この軸受け部材43と軸受け部材45には回転軸7
が挿着される。回転軸7には、取付け部材11が固定さ
れ、当該取付け部材11には6個の永久磁石M1,M
2,M3及びM4,M5,M6が設けられている。ま
た、取付け部材11には連係軸12が回転軸7と並行に
設けられており、この連係軸12を介して6個の永久磁
石が回転体5の回転に連係して移動するように構成され
る。すなわち、図6に示すように回転体5の下部には連
係部材47が装着され、この連係部材47には軸孔4
8,49が設けられている。軸孔48には回転軸7が挿
入されると共に、軸孔49には連係軸12が挿入され
る。このように、回転体5と取付け部材11とのあいだ
に連係部材47及び連係軸12が介在することにより、
取付け部材11が回転体5の回転に連係して回転する。
【0033】6個の永久磁石M1,M2,M3及びM
4,M5,M6の内、永久磁石M1,M2,M3は回転
体5の前方に設けられ、永久磁石M4,M5,M6は回
転体5の後方に設けられている。すなわち、図3に示す
ように永久磁石M2の中心線と永久磁石M5の中心線の
角度は170度に設定される。永久磁石M1,M2,M
3は、第1のコイル群と第2のコイル群が配列される円
周と同一半径の円周に沿って配置され、且つ各コイルが
配列される回転角度と同一の回転角度(40度)毎に配
列されている。この3個の永久磁石M1,M2,M3の
中で中央部に位置する永久磁石M2の磁気的配列は、そ
の両側に位置する永久磁石M1,M3の磁気的配列とは
逆方向に設定される。例えば、永久磁石M2の上面側が
磁極Nに設定される場合は、永久磁石M1,M3の上面
側は磁極Sに設定される。同様に、永久磁石M4,M
5,M6は、第1のコイル群と第2のコイル群が配列さ
れる円周と同一半径の円周に沿って配置され、且つ各コ
イルが配列される回転角度と同一の回転角度(40度)
毎に配列されている。この3個の永久磁石M4,M5,
M6の中で中央部に位置する永久磁石M5の磁気的配列
は、その両側に位置する永久磁石M4,M6の磁気的配
列とは逆方向に設定される。例えば、永久磁石M5の上
面側が磁極Nに設定される場合は、永久磁石M4,M6
の上面側は磁極Sに設定される。
【0034】基板9a,9bには回転体5を回転制御す
るための各種回路部が設けられ、この回路部には、前記
第1及び第2のコイル群の内、任意のコイルへ電流を供
給して当該コイルを励磁する励磁手段を有する。この励
磁されたコイルと永久磁石M2との磁気的作用によっ
て、永久磁石M2が励磁コイルと対応する位置に移動し
て回転体5を回転させ、当該位置に回転体5を位置決め
するものである。
【0035】ベース体3には、音階の異なるそれぞれの
楽音と対応する複数の発音体が設けられている。すなわ
ち、図1及び図2に示すようにベース体3には支柱13
a,13b,13cが固定され、この支柱13a,13
b,13cに設けられた帯体14a,14bに上記発音
体15a,15b,15c,…15jが適宜の緩衝部材
を介して取り付けられている。各発音体15a,15
b,15c,…15jは、回転軸7を中心とする円周に
沿って配列され、少なくとも第1及び第2のコイル群の
それぞれのコイルと対応する位置に配列されている。
【0036】回転体5は、叩打用コイルと、マグネット
と、叩打部とから成る叩打機構部を有する。図6に示す
ように、回転体5は人形の形状に形成された一対の枠体
21aと21bを有し、枠体21aと21bには揺動軸
23が回動可能に設けられる。揺動軸23のほぼ中央部
には取付け部材25が固定され、取付け部材25には一
対のマグネット27a,27bが設けられている。そし
て、取付け部材25の両側には取付け部材29a,29
bが配置され固定されている。取付け部材29bには叩
打用コイル30がマグネット27a,27bと磁気的に
対向する位置に設けられている。また、取付け部材29
a,29bには揺動軸23が回動可能に設けられおり、
叩打用コイル30が励磁されたときに当該叩打用コイル
30とマグネット27a,27bとの磁気的作用によっ
て、取付け部材25が揺動し、揺動軸23を回動させる
ものである。そして、揺動軸23には腕部31が固定さ
れ、腕部31の先端部には叩打体33が固定されてい
る。この腕部31とその先端部に固定された叩打体33
とで叩打部を形成する。従って、叩打用コイル30とマ
グネット27a,27bとの磁気的作用によって、取付
け部材25が揺動して揺動軸23を回動させることによ
り、叩打部を揺動させる。左側の腕部32は枠体21
a,21bに固定されるもので、腕部32に設けられた
軸孔に揺動軸23が回動可能に挿着される。
【0037】尚、上記では取付け部材29a,29bの
内、一方の取り付け部材にのみ叩打用コイル30を設け
るように構成したが、双方の取付け部材29a,29b
に叩打用コイル30を設けて構成しても良い。また、上
記では叩打用コイル30を固定し、マグネット27a,
27bが設けられる取付け部材25を揺動させるように
構成したが、逆に、マグネット27a,27bを固定
し、叩打用コイル30が設けられる取付け部材29a又
は/及び29bを揺動させるように構成しても良い。
【0038】上記叩打用コイル30への電源は基板9
a,9bから供給される。この基板9a,9bには、回
転体5を位置決めした後で上記叩打機構部を駆動する駆
動制御手段が設けられている。すなわち、第1及び第2
のコイル群の内、任意のコイルへ電流を供給して当該コ
イルを励磁し、この励磁されたコイルと永久磁石M2と
の磁気的作用によって永久磁石M2が励磁コイルと対応
する位置に移動して回転体5を回転させ、当該位置に回
転体5を位置決めした後に、駆動制御手段が叩打機構部
を駆動する。これにより、叩打機構部の叩打部が揺動し
て対応する音階の発音体を叩打するものである。
【0039】次に、図7を参照して回路部の構成を説明
する。基板9a又は9bには、バッテリーBT及びマイ
クロコンピュータ51が設けられている。マイクロコン
ピュータ51には、液晶表示器53が接続されると共
に、スイッチSW1,SW2,SW3,SW4が接続さ
れている。スイッチSW1は演奏開始用のスイッチであ
り、スイッチSW2,SW3は時刻調整用のスイッチで
あり、スイッチSW4は演奏モードと時刻表示モードと
を切り換えるモード切換用のスイッチである。上記液晶
表示器53及びスイッチSW1,SW2,SW3,SW
4はベース体3の適宜の個所に設けられる。マイクロコ
ンピュータ51には、発振器OS1,OS2が接続され
ている。マイクロコンピュータ51は、発振器OS1か
らの所定周期の発振パルスを分周して一定周期のクロッ
クを生成すると共に、発振器OS2からの所定周期の発
振パルスを分周して一定周期のクロックを生成し、その
クロックに基づいて時刻情報を出力する。この時刻情報
は液晶表示器53で表示される。マイクロコンピュータ
51には、抵抗R1,R2,R3,〜R10が接続さ
れ、抵抗R1,R2,R3,〜R10のそれぞれにはト
ランジスタQ2,Q2,Q3,〜Q10が接続される。
そして、それぞれのトランジスタQ2,Q2,Q3,〜
Q10にはコイルL1,L2,L3,〜L10が接続さ
れ、コイルL1,L2,L3,〜L10にはそれぞれ逆
流防止用のダイオードD1,D2,D3,〜D10が並
列に接続される。また、マイクロコンピュータ51に
は、抵抗R11、トランジスタQ11を介して叩打用コ
イル30が接続され、叩打用コイル30には逆流防止用
のダイオードD11が並列に接続されている。また、マ
イクロコンピュータ51には、抵抗R12、トランジス
タQ12、抵抗R13を介して発光素子LEDが接続さ
れている。この発光素子LEDは演奏動作中に点灯され
るものであり、ベース体3の適宜の位置に設けられる。
【0040】マイクロコンピュータ51は、第1及び第
2のコイル群の内、任意のコイルへ電流を供給して当該
コイルを励磁する励磁手段を有する。また、マイクロコ
ンピュータ51は、メロディーを形成する複数音階の楽
音信号を記憶する記憶手段を有する。この記憶手段とし
ては、ROM、EEPROM、SRAM等の適宜のメモ
リが用いられる。そして、マイクロコンピュータ51
は、記憶手段から楽音信号を読み取る読取手段と、この
読取手段から読み取られた楽音信号に基づいて励磁手段
を制御することにより、楽音信号と対応するコイルを励
磁して回転体5を楽音信号と対応する位置に回転制御す
る回転制御手段と、回転体5が楽音信号と対応する位置
に回転制御された後に、叩打機構部を駆動する駆動制御
手段とを有する。
【0041】次に、作用を説明する。まず、スイッチS
W4を操作して演奏モードに設定する。その後、スイッ
チSW1を操作して演奏を開始する。マイクロコンピュ
ータ51は、記憶手段から楽音信号を読み取り、この読
み取られた楽音信号に基づいて励磁手段を制御すること
により、楽音信号と対応するコイルを励磁して回転体5
を楽音信号と対応する位置に回転制御する。例えば、上
記読み取られた楽音信号が音階「ミ」の楽音信号である
場合は、マイクロコンピュータ51は、抵抗R3、トラ
ンジスタQ3を介してコイルL3へ電流を供給して音階
「ミ」と対応するコイルL3を励磁する。これにより、
図9(A)に示すように、回転体5がコイルL3と対向
する位置に回転制御される。その後、マイクロコンピュ
ータ51は、抵抗R11、トランジスタQ11を介して
叩打用コイル30へ電流を供給して叩打用コイル30を
励磁する。この叩打用コイル30とマグネット27a,
27bとの磁気的作用によって、取付け部材25が揺動
して揺動軸23を回動させることにより、叩打部を揺動
させて音階「ミ」と対応する発音体15cを叩打する。
これにより、音階「ミ」の音が放音される。
【0042】次に、読み取られた楽音信号が音階「フ
ァ」の楽音信号である場合は、マイクロコンピュータ5
1は、抵抗R4、トランジスタQ4を介してコイルL4
へ電流を供給して音階「ミ」と対応するコイルL4を励
磁する(図9(B))。この励磁されたコイルL4に永
久磁石M2が吸引されると共に、コイルL4と永久磁石
M1が反発するので、図9(C)に示すように永久磁石
M2が方向F1へ移動して回転体5を回転させる。この
結果、図9(D)に示すように永久磁石M2がコイルL
4と対向する位置に移動する。このとき、コイルL4と
永久磁石M1のあいだに反発力が発生し、コイルL4と
永久磁石M3のあいだに反発力が発生し、双方の反発力
は等しいので、回転体5をオーバーランさせることなく
確実にコイルL4と対向する位置に位置決めすることが
できる。その後、マイクロコンピュータ51は、抵抗R
11、トランジスタQ11を介して叩打用コイル30へ
電流を供給して叩打用コイル30を励磁する。この叩打
用コイル30とマグネット27a,27bとの磁気的作
用によって、取付け部材25が揺動して揺動軸23を回
動させることにより、叩打部を揺動させて音階「ファ」
と対応する発音体15dを叩打する。これにより、音階
「ファ」の音が放音される。
【0043】尚、上記では音階「ミ」から次の音階「フ
ァ」を演奏する場合を説明したが、或る音階の発音体か
ら離れた位置の発音体を演奏する場合も同様である。例
えば、音階「ミ」の次に音階「ラ」を演奏する場合は、
次の音階「ラ」と対応するコイルへ永久磁石M2を移動
させる必要がある。このためマイクロコンピュータ51
は、各コイルの配列方向に沿ってコイルL4,L5,L
6の順番でそれぞれのコイルを順次駆動する。これによ
り、永久磁石M2がコイルL4,L5,L6と対応する
位置を順次移動し、最終のコイルL6と対応する位置で
停止し、その位置に回転体5を位置決めする。その後、
マイクロコンピュータ51が叩打用コイル30へ電流を
供給して叩打用コイル30を励磁し、この叩打用コイル
30とマグネット27a,27bとの磁気的作用によっ
て、叩打部を揺動させて音階「ラ」と対応する発音体1
5fを叩打する。これにより、音階「ラ」の音が放音さ
れる。
【0044】次に、図10を参照して第1のコイル群の
任意の1のコイルと、第2のコイル群の任意の1のコイ
ルへ電流を供給して双方のコイルを同時に励磁する場合
の作用を説明する。例えば、図10に示すように、上記
励磁制御手段によって双方のコイルL3,L4が同時に
励磁されたときには、この双方の励磁コイルL3,L4
と永久磁石M2との相互作用によって定まる位置、すな
わちコイルの配列方向に対して励磁コイルL3とL4の
間の位置に回転体5を回転させて位置決めすることがで
きる。すなわち、励磁コイルL3と永久磁石M2との間
及び励磁コイルL4と永久磁石M2との間で吸引力が発
生し、双方の吸引力が平衡する位置で永久磁石M2が停
止する。また、同時に励磁コイルL3と永久磁石M1と
の間及び励磁コイルL4と永久磁石M3との間で反発力
が発生し、双方の反発力が平衡する位置で永久磁石M2
が停止する。上記の結果、永久磁石M2は励磁コイルL
3とL4の間の位置に停止し、これと対応する位置に回
転体5を回転させて位置決めする。これにより、更に小
さい回転角度10度毎に回転体5を回転制御することが
できる。従って、上記回転角度10度毎に回転制御され
る位置に発音体を増設すると、更に広い音域の曲を演奏
することができる。
【0045】次に、回転体5を半回転させる場合の作用
を説明する。通常、回転体5は遊戯者に対して背面を向
けた状態で演奏動作を行う。このため、演奏が終了した
時点では回転体5を正面方向に向かせたい場合が生じ
る。まず、図4に示すように、演奏動作が終了したとき
にコイルL1を励磁して永久磁石M2をコイルL1と対
向する位置に移動させる。その後、図5に示すように、
コイルL9,L8,L7,L6,L5の順番で順次励磁
する。これにより、永久磁石M5が順次コイルL9,L
8,L7,L6,L5と対向する位置を順次移動し、回
転体5が方向F1へ回転して最終のコイルL5と対向す
る位置で停止する。このように、永久磁石M5が最終の
コイルL5と対向する位置で停止したときに、回転体は
ほぼ半回転して正面を向いて停止する。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1に係る
発明は、回転軸を中心にして回転体が回転自在に設けら
れ、複数のコイルから成るコイル群が回転軸と直交する
面に設けられている。各コイルは回転軸を中心とする円
周に沿ってそれぞれ等しい回転角度毎に配列されてい
る。回転体が回転するときにこれに連係して移動する永
久磁石を有し、永久磁石はコイルと磁気的に対向する向
きに配置され、回転体が回転するときに回転軸を中心と
する円周に沿って各コイルと磁気的に対向する位置を移
動する。励磁されたコイルと永久磁石との磁気的作用に
よって、永久磁石が励磁コイルと対応する位置に移動し
て回転体を回転させ、当該位置に回転体を位置決めする
ので、機械的な不快音を発生させることがなく、回転体
の回転を正確、且つ迅速に制御することができるという
効果を有する。
【0047】また、請求項2に係る発明は、ベース体に
は回転軸が設けられ、回転軸を中心にして回転体が回転
自在に設けられている。複数のコイルから成る第1のコ
イル群が回転軸と直交する第1の面に設けられ、複数の
コイルから成る第2のコイル群が回転軸と直交する第2
の面に設けられている。第1のコイル群を形成する各コ
イルは回転軸を中心とする円周に沿ってそれぞれ等しい
回転角度毎に配列され、第2のコイル群を形成する各コ
イルは第1のコイル群が配列される円周と同一半径の円
周に沿って配列され、且つ第1のコイル群と同一の回転
角度毎に配列されている。永久磁石が第1のコイル群と
第2のコイル群との間に配置され、且つそれぞれのコイ
ルと磁気的に対向する向きに配置されており、回転体が
回転するときに第1及び第2のコイル群が配列される円
周と同一半径の円周に沿って移動し、且つそれぞれのコ
イルと磁気的に対向する位置を移動する。励磁されたコ
イルと永久磁石との磁気的作用によって永久磁石が励磁
コイルと対応する位置に移動して回転体を回転させ、当
該位置に回転体を位置決めするので、機械的な不快音を
発生させることがなく、回転体の回転を正確、且つ迅速
に制御することができるという効果を有する。
【0048】また、請求項3に係る発明は、ベース体に
は回転軸が設けられ、回転軸を中心にして回転体が回転
自在に設けられている。複数のコイルから成る第1のコ
イル群が回転軸と直交する面に設けられ、複数のコイル
から成る第2のコイル群が第1のコイル群と同一の面に
設けられている。第1のコイル群を形成する各コイルは
回転軸を中心とする円周に沿ってそれぞれ等しい回転角
度毎に配列され、第2のコイル群を形成する各コイルは
第1のコイル群が配列される円周とは同心円となる円周
に沿って配列され、且つ第1のコイル群と同一の回転角
度毎に配列されている。永久磁石が第1のコイル群と第
2のコイル群との間に配置され、且つそれぞれのコイル
と磁気的に対向する向きに配置され、回転体が回転する
ときに第1のコイル群と第2のコイル群の間を通る円周
に沿って移動し、且つそれぞれのコイルと磁気的に対向
する位置を移動する。励磁されたコイルと永久磁石との
磁気的作用によって、永久磁石が励磁コイルと対応する
位置に移動して回転体を回転させ、当該位置に回転体を
位置決めするので、機械的な不快音を発生させることが
なく、回転体の回転を正確、且つ迅速に制御することが
できるという効果を有する。
【0049】また、請求項4に係る発明は、回転体が回
転するときにこれに連係して移動する3個の永久磁石を
有し、第1のコイル群と第2のコイル群の間を通る円周
に沿って配置され、且つ各コイルが配列される回転角度
と同一の回転角度毎に配列されている。3個の永久磁石
の中で中央部に位置する永久磁石の磁気的配列は、その
両側に位置する永久磁石の磁気的配列とは逆方向であ
り、任意のコイルが励磁されたときに、当該励磁コイル
と中央部に位置する永久磁石の磁気的作用力と、励磁コ
イルと前記両側に位置する永久磁石の磁気的作用力との
相互作用によって定まる位置に回転体を回転させて位置
決めするので、機械的な不快音を発生させることがな
く、回転体の回転を正確、且つ迅速に制御することがで
きるという効果を有する。
【0050】また、請求項5に係る発明は、第2のコイ
ル群を形成する各コイルは、第1のコイル群を形成する
各コイルに対して前記回転角度の1/2だけその配列方
向へ移動させた位置に配置されているので、回転体を更
に小さな回転角度毎に回転制御することができるという
効果を有する。
【0051】また、請求項6に係る発明は、第1のコイ
ル群の任意の1のコイルと、第2のコイル群の任意の1
のコイルへ電流を供給して双方のコイルを同時に励磁す
る励磁制御手段を有して構成したので、励磁制御手段に
よって双方のコイルが励磁されたときに双方の励磁コイ
ルと永久磁石との相互作用によって定まる位置に回転体
を回転させて位置決めすることができ、回転体を更に小
さな回転角度毎に回転制御することができるという効果
を有する。
【0052】請求項7に係る発明は、ベース体には音階
の異なるそれぞれの楽音と対応する複数の発音体が設け
られ、前記回転軸を中心とする円周に沿って配列され、
少なくとも前記第1及び第2のコイル群のそれぞれのコ
イルと対応する位置に配列されていること。回転体は叩
打機構部を有し、励磁手段によって励磁されたコイルと
永久磁石との磁気的作用により永久磁石が励磁コイルと
対応する位置に移動して回転体を回転させ、当該位置に
回転体を位置決めした後に、叩打機構部を駆動するの
で、叩打機構部を駆動したときに叩打部が揺動して対応
する音階の発音体を叩打することができる。また、機械
的な不快音を発生させることがなく、回転体の回転を正
確、且つ迅速に制御することができるという効果を有す
る。
【0053】請求項8に係る発明は、メロディーを形成
する複数音階の楽音信号を記憶する記憶手段と、記憶手
段から楽音信号を読み取る読取手段と、読取手段から読
み取られた楽音信号に基づいて励磁手段を制御すること
により、楽音信号と対応するコイルを励磁して回転体を
楽音信号と対応する位置に回転制御する回転制御手段を
有して構成されるので、回転体が楽音信号と対応する位
置に回転制御された後に、叩打機構部を駆動して対応す
る音階の発音体を叩打することができる。また、機械的
な不快音を発生させることがなく、回転体の回転を正
確、且つ迅速に制御して精細なメロディーやテンポの速
い曲をも確実に演奏することのできる興趣性の高い回転
玩具装置を提供することができるという効果を有する。
【0054】請求項9に係る発明は、着脱自在に設けら
れたメモリカートリッジによって記憶手段を構成したの
で、メモリカートリッジを交換することにより、他の極
を演奏させることができるという効果を有する。
【0055】請求項10に係る発明は、第1のコイル群
及び第2のコイル群の1部又は全部の各コイルをその配
列方向に沿って順次的且つ連続的に励磁する励磁制御手
段を有して構成したので、永久磁石を連続的に移動させ
て回転体を連続的に回転させることができるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転玩具装置の1部縦断面図であ
る。
【図2】本発明に係る回転玩具装置の斜視図である。
【図3】本発明に係る回転玩具装置の要部の分解斜視図
である。
【図4】コイルの配列と永久磁石の位置を示した説明図
である。
【図5】コイルの配列と永久磁石の位置を示した説明図
である。
【図6】本発明に係る回転体の分解斜視図である。
【図7】本発明に係る回転玩具装置の回路図である。
【図8】第1のコイル群と第2のコイル群の各コイルの
配列を示した説明図である。
【図9】本発明に係る回転玩具装置の作用を示した説明
図である。
【図10】本発明に係る回転玩具装置の作用を示した説
明図である。
【符号の説明】 1 回転玩具装置 3 ベース体 5 回転体 7 回転軸 9a 基板 9b 基板 12 連係軸 15a 発音体 15b 発音体 15c 発音体 51 マイクロコンピュータ L1 コイル L2 コイル L3 コイル L4 コイル L5 コイル L6 コイル M1 永久磁石 M2 永久磁石 M3 永久磁石 M4 永久磁石 M5 永久磁石 M6 永久磁石

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする回
    転玩具装置。 (イ)ベース体と、回転体を有すること。 (ロ)前記ベース体には回転軸が設けられ、当該回転軸
    を中心にして前記回転体が回転自在に設けられているこ
    と。 (ハ)前記ベース体には、複数のコイルから成るコイル
    群が前記回転軸と直交する面に設けられていること。 (ニ)前記コイル群を形成する各コイルは、前記回転軸
    を中心とする円周に沿ってそれぞれ等しい回転角度毎に
    配列されていること。 (ホ)前記回転体が回転するときにこれに連係して移動
    する永久磁石を有し、当該永久磁石は前記コイルと磁気
    的に対向する向きに配置されていること。 (ヘ)前記永久磁石は、前記回転体が回転するときに前
    記回転軸を中心とする円周に沿って前記各コイルと磁気
    的に対向する位置を移動すること。 (ト)前記コイル群の内、任意のコイルへ電流を供給し
    て当該コイルを励磁する励磁手段を有すること。 (チ)前記励磁されたコイルと前記永久磁石との磁気的
    作用によって、永久磁石が励磁コイルと対応する位置に
    移動して回転体を回転させ、当該位置に回転体を位置決
    めすること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする回
    転玩具装置。 (イ)ベース体と、回転体を有すること。 (ロ)前記ベース体には回転軸が設けられ、当該回転軸
    を中心にして前記回転体が回転自在に設けられているこ
    と。 (ハ)前記ベース体には、複数のコイルから成る第1の
    コイル群が前記回転軸と直交する第1の面に設けられて
    いること。 (ニ)前記ベース体には、複数のコイルから成る第2の
    コイル群が前記回転軸と直交する第2の面に設けられて
    いること。 (ホ)前記第1のコイル群を形成する各コイルは、前記
    回転軸を中心とする円周に沿ってそれぞれ等しい回転角
    度毎に配列されていること。 (ヘ)前記第2のコイル群を形成する各コイルは、前記
    第1のコイル群が配列される円周と同一半径の円周に沿
    って配列され、且つ第1のコイル群と同一の回転角度毎
    に配列されていること。 (ト)前記第1のコイル群と第2のコイル群は、一定の
    距離をおいて設けられていること。 (チ)前記回転体が回転するときにこれに連係して移動
    する永久磁石を有し、当該永久磁石は前記第1のコイル
    群と第2のコイル群との間に配置され、且つそれぞれの
    コイルと磁気的に対向する向きに配置されていること。 (リ)前記永久磁石は、前記回転体が回転するときに前
    記第1及び第2のコイル群が配列される円周と同一半径
    の円周に沿って移動し、且つそれぞれのコイルと磁気的
    に対向する位置を移動すること。 (ヌ)前記第1及び第2のコイル群の内、任意のコイル
    へ電流を供給して当該コイルを励磁する励磁手段を有す
    ること。 (ル)前記励磁されたコイルと前記永久磁石との磁気的
    作用によって、永久磁石が励磁コイルと対応する位置に
    移動して回転体を回転させ、当該位置に回転体を位置決
    めすること。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする回
    転玩具装置。 (イ)ベース体と、回転体を有すること。 (ロ)前記ベース体には回転軸が設けられ、当該回転軸
    を中心にして前記回転体が回転自在に設けられているこ
    と。 (ハ)前記ベース体には、複数のコイルから成る第1の
    コイル群が前記回転軸と直交する面に設けられているこ
    と。 (ニ)前記ベース体には、複数のコイルから成る第2の
    コイル群が前記第1のコイル群と同一の面に設けられて
    いること。 (ホ)前記第1のコイル群を形成する各コイルは、前記
    回転軸を中心とする円周に沿ってそれぞれ等しい回転角
    度毎に配列されていること。 (ヘ)前記第2のコイル群を形成する各コイルは、前記
    第1のコイル群が配列される円周とは同心円となる円周
    に沿って配列され、且つ第1のコイル群と同一の回転角
    度毎に配列されていること。 (ト)前記第1のコイル群と第2のコイル群は、一定の
    距離をおいて設けられていること。 (チ)前記回転体が回転するときにこれに連係して移動
    する永久磁石を有し、当該永久磁石は前記第1のコイル
    群と第2のコイル群との間に配置され、且つそれぞれの
    コイルと磁気的に対向する向きに配置されていること。 (リ)前記永久磁石は、前記回転体が回転するときに前
    記第1のコイル群と第2のコイル群の間を通る円周に沿
    って移動し、且つそれぞれのコイルと磁気的に対向する
    位置を移動すること。 (ヌ)前記第1及び第2のコイル群の内、任意のコイル
    へ電流を供給して当該コイルを励磁する励磁手段を有す
    ること。 (ル)前記励磁されたコイルと前記永久磁石との磁気的
    作用によって、永久磁石が励磁コイルと対応する位置に
    移動して回転体を回転させ、当該位置に回転体を位置決
    めすること。
  4. 【請求項4】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項2又は請求項3に記載の回転玩具装置。 (イ)前記回転体が回転するときにこれに連係して移動
    する3個の永久磁石を有すること。 (ロ)前記3個の永久磁石は、前記第1のコイル群と第
    2のコイル群の間を通る円周に沿って配置され、且つ各
    コイルが配列される回転角度と同一の回転角度毎に配列
    されていること。 (ハ)前記3個の永久磁石の中で中央部に位置する永久
    磁石の磁気的配列は、その両側に位置する永久磁石の磁
    気的配列とは逆方向であること。 (ニ)前記励磁手段によって任意のコイルが励磁された
    ときに、当該励磁コイルと中央部に位置する永久磁石の
    磁気的作用力と、励磁コイルと前記両側に位置する永久
    磁石の磁気的作用力との相互作用によって定まる位置に
    前記回転体を回転させて位置決めすること。
  5. 【請求項5】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項2乃至請求項4に記載の回転玩具装置。 (イ)前記第2のコイル群を形成する各コイルは、前記
    第1のコイル群を形成する各コイルに対して前記回転角
    度の1/2だけその配列方向へ移動させた位置に配置さ
    れていること。
  6. 【請求項6】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項2乃至請求項5に記載の回転玩具装置。 (イ)前記第1のコイル群の任意の1のコイルと、第2
    のコイル群の任意の1のコイルへ電流を供給して双方の
    コイルを同時に励磁する励磁制御手段を有すること。 (ロ)前記励磁制御手段によって双方のコイルが励磁さ
    れたときに、当該双方の励磁コイルと永久磁石との相互
    作用によって定まる位置に前記回転体を回転させて位置
    決めすること。
  7. 【請求項7】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項2乃至請求項6に記載の回転玩具装置。 (イ)前記ベース体には、音階の異なるそれぞれの楽音
    と対応する複数の発音体が設けられていること。 (ロ)前記各発音体は、前記回転軸を中心とする円周に
    沿って配列され、少なくとも前記第1及び第2のコイル
    群のそれぞれのコイルと対応する位置に配列されている
    こと。 (ハ)前記回転体は、叩打機構部を有すること。 (ニ)前記叩打機構部は、叩打用コイルと、マグネット
    と、叩打部を有すること。 (ホ)前記マグネットは叩打用コイルと磁気的に対向す
    る位置に配置されていること。 (ヘ)叩打部は揺動可能に設けられ、前記マグネットと
    叩打用コイルとの磁気的作用に応じて揺動すること。 (ト)前記励磁手段によって励磁されたコイルと前記永
    久磁石との磁気的作用により永久磁石が励磁コイルと対
    応する位置に移動して回転体を回転させ当該位置に回転
    体を位置決めした後に、前記叩打機構部を駆動する駆動
    制御手段を有すること。 (チ)前記駆動制御手段が叩打機構部を駆動したとき
    に、前記叩打部が揺動して対応する音階の発音体を叩打
    すること。
  8. 【請求項8】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項2乃至請求項7に記載の回転玩具装置。 (イ)前記ベース体には、メロディーを形成する複数音
    階の楽音信号を記憶する記憶手段が設けられているこ
    と。 (ロ)前記ベース体には、前記記憶手段から楽音信号を
    読み取る読取手段が設けられていること。 (ハ)前記ベース体には、読取手段から読み取られた楽
    音信号に基づいて前記励磁手段を制御することにより、
    楽音信号と対応するコイルを励磁して前記回転体を楽音
    信号と対応する位置に回転制御する回転制御手段が設け
    られていること。 (ニ)前記ベース体には、前記回転体が楽音信号と対応
    する位置に回転制御された後に、前記叩打機構部を駆動
    する駆動制御手段を有すること。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段は、着脱自在に構成された
    メモリカートリッジであることを特徴とする請求項8に
    記載の回転玩具装置。
  10. 【請求項10】 下記の要件を備えたことを特徴とする
    請求項2乃至請求項9に記載の回転玩具装置。 (イ)前記ベース体には、前記第1のコイル群及び第2
    のコイル群の1部又は全部の各コイルをその配列方向に
    沿って順次的且つ連続的に励磁する励磁制御手段が設け
    られていること。 (ロ)前記励磁制御手段が第1のコイル群及び第2のコ
    イル群の1部又は全部の各コイルをその配列方向に沿っ
    て順次的且つ連続的に励磁したときに、永久磁石を連続
    的に移動させることにより回転体が連続的に回転するこ
    と。 (ハ)前記順次的且つ連続的に励磁された各コイルの
    内、最終に励磁されたコイルと前記永久磁石との磁気的
    作用によって、永久磁石が最終の励磁コイルと対応する
    位置に移動したときに、当該位置に回転体が位置決めさ
    れること。
JP33115397A 1997-11-14 1997-11-14 回転玩具装置 Withdrawn JPH11137861A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33115397A JPH11137861A (ja) 1997-11-14 1997-11-14 回転玩具装置

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JP (1) JPH11137861A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106512440A (zh) * 2016-11-29 2017-03-22 廖婕 一种智能玩具机器人

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106512440A (zh) * 2016-11-29 2017-03-22 廖婕 一种智能玩具机器人

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Effective date: 20050201