JPH0582492U - 磁気玩具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コミカルで面白い動きと音声を発すること
で、奇抜で意外性に富むようにする。 【構成】 中空容器２内の上部には磁石４が回転自在に
配設され、該磁石４は振動センサ６に接続された駆動部
３に連係されている。上記中空容器２の上部には小物部
材１７が載置され、該小物部材１７には上記磁石４と互
いに磁気作用を受け合う磁石１６が設けられている。ま
た、上記振動センサ６には音声発生装置５が連係されて
いること。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はセンサスイッチが作動することにより中空容器内の磁石が回転しその 磁気作用を受けて上記中空容器の上部に配置した小物部材がコミカルに動き、且 つこれと同時に音声を発する磁気玩具に関する。

【０００２】

【従来技術】

従来から磁気を利用した玩具は種々のものが考案され実用に供されているが、 これらの玩具にあっては構造が単純なものが多く、したがって、奇抜で面白い動 きを期待することがあまりできなかったので、遊びがすぐに飽きられてしまう嫌 いがあった。また、動作とともに音声を発するものは知られていなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記の観点に鑑みてなされたものであって、特にコミカルで面白い動 きを得ることができるのと同時に、音声を発する奇抜で意外性に富んだ磁気玩具 を提案することをその目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するための手段として、本考案に係る磁気玩具は、下記要件を 備えることを特徴とする。 （イ）非磁性の材質によって形成された中空容器内の上部には磁石が回転自在に 配設され、且つ該磁石は外的刺激によって作動するセンサスイッチに接続された 駆動部に連係されていること （ロ）上記中空容器の上部には小物部材が載置され、該小物部材には上記磁石と 互いに磁気作用を受け合う磁石が設けられていること （ハ）上記センサスイッチには音声発生装置が連係されていること

【０００５】

【考案の作用、効果】 上記構成のように、本考案に係る磁気玩具によれば、駆動部の駆動によって磁 石も回転することにより、該磁石の磁気作用を中空容器の上部に載置された小物 部材に設けた磁石が受けて、該小物部材は上記中空容器上をコミカルで変化のあ る動きをするのと同時に、音声発生装置からは音声を発する。したがって、奇抜 で意外性に富んで面白い。また、上記駆動部と音声発生装置とはセンサスイッチ に接続されているので、該センサスイッチを、例えば振動センサとすることによ り、所定の振動で動作させ且つ音声を発することができる。またセンサスイッチ を音センサやＣｄＳセンサなどにすることで、音や光りで動作させることも出来 るので、遊びに変化を持たせることができる。

【０００６】

【実施例】

以下、図面によって本考案の実施態様の一例について説明する。

【０００７】 図１において、符号１は本考案に係る磁気玩具を示し、該磁気玩具１は中空容 器２と小物部材１７とによって主に構成されている。

【０００８】 中空容器２は合成樹脂製で扁平した樽を模して形成されるとともに、その内部 には駆動部３と磁石４と音声発生装置５と振動センサ（センサスイッチ）６と電 源電池７とメインスイッチ８とが設けられている。また、上記中空容器２の上部 は凹状の載置部９が形成されている。

【０００９】 駆動部３はモ−タ１０を駆動源とする減速歯車群１１によって形成されるとと もに、上記モ−タ１０と減速歯車群１１との一つの歯車１２はベルト１３を介し て連係されている。また、上記減速歯車群１１の他の一つの歯車１４は中空容器 ２内の中央上部近傍に位置されており且つその支軸１５には矩形状の上記磁石４ が取り付けられ、且つ該磁石４は上記歯車１４と一緒に回転するように形成され ている。さらに、上記モ−タ１０は所定時間をおいて交互に正逆回転するように 形成されている。

【００１０】 次に、中空容器２の上部に設けた凹状の載置部９に載置される小物部材１７は 殻付きピ−ナッツを模して形成されるとともに、その底部には磁石１６が取り付 けられている。そして、該磁石１６は上部がＮ極で下部がＳ極を有している。な お、小物部材１７は動物、昆虫等を模して形成してもよい。

【００１１】 音声発生装置５は音声合成ＩＣによって形成されるとともに、合成音を出すよ うに形成されている。なお、音声発生装置５は音声合成ＩＣ限定されるものでは ない。また、合成音に限らず、音声であってもよい。

【００１２】 電源電池７は中空容器２の底部から交換が可能であり、メインスイッチ８は該 中空容器２の外部側面から操作できるように形成されている。

【００１３】 上記音声合成装置５と振動センサ６と電源電池７とメインスイッチ８とモ−タ １０とは電気的に接続されている。 磁気玩具１は上述のように構成されているので、その使用にあたっては、メイ ンスイッチ８をオンにした状態において振動センサ６が作動するとモ−タ１０が 制御されて減速歯車群１１を介して磁石４が回転する。磁石４が回転すると中空 容器２上の殻付きピ−ナッツを模して形成された小物部材１７の底部に取り付け た磁石１６と上記磁石４とが対応し互いに磁気作用を受け合って反発したり吸引 したりすることにより、該小物部材１７は上記中空容器２の上部に設けた凹状の 載置部９の上でコミカルに動きまわるのと同時に、音声発生装置５から合成音を 発する。

【００１４】 上述のように磁気玩具１によれば、モ−タ１０を駆動源とする駆動部３の駆動 によって磁石４が回転することにより該磁石４の磁気作用を、樽をもして形成さ れた中空容器２の上部に設けた凹状の載置部９に載置された殻付きピ−ナッツを 模して形成された小物部材１７の底部に設けた磁石１６が受けるので、該小物部 材１７は上記載置部９上においてコミカルで変化のある動きをするのと同時に、 音声発生装置５からは合成音を発するため、奇抜で意外性に富んで面白い。また 、上記モ−タ１０と音声発生装置５とは振動センサ６に接続されているので、所 定の振動で動作させることができるので、遊びに変化を持たせることができる。 さらに、警報装置として利用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る磁気玩具の斜視図である。

【図２】磁気玩具の内部構造を示す説明図である。

【符号の説明】

１ 磁気玩具 ２ 中空容器 ３ 駆動部 ４ 磁石 ５ 音声発生装置 ６ 振動センサ（センサスイッチ） １６ 磁石 １７ 小物部材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下記要件を備えることを特徴とする磁気
   玩具。 （イ）非磁性の材質によって形成された中空容器内の上
   部には磁石が回転自在に配設され、且つ該磁石は外的刺
   激によって作動するセンサスイッチに接続された駆動部
   に連係されていること （ロ）上記中空容器の上部には小物部材が載置され、該
   小物部材には上記磁石と互いに磁気作用を受け合う磁石
   が設けられていること （ハ）上記センサスイッチには音声発生装置が連係され
   ていること