JPH0733830Y2 - 音声応動型面上移動玩具装置 - Google Patents

音声応動型面上移動玩具装置

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JPH0733830Y2
JPH0733830Y2 JP1989078211U JP7821189U JPH0733830Y2 JP H0733830 Y2 JPH0733830 Y2 JP H0733830Y2 JP 1989078211 U JP1989078211 U JP 1989078211U JP 7821189 U JP7821189 U JP 7821189U JP H0733830 Y2 JPH0733830 Y2 JP H0733830Y2
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moving
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toy device
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JP1989078211U
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安太 佐藤
隆 加賀
弘志 小林
弘之 松川
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Takara Co Ltd
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Takara Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、駒を載せた載置板を音声に応答して振動さ
せて、その駒を移動させて遊ぶ玩具装置に関する。
[従来技術とその欠点] 駒を載せた載置板を音声に応答して振動させて、その駒
を移動させて遊ぶ玩具装置は、実開平3−7875号公報に
開示されている。
しかし、同公報に記載されている玩具装置は、マイクロ
ホンで音を拾い、アンプにより増幅してコーン形スピー
カに出力して、その振動板を振動させ、振動板に載置し
てある人形の足に取り付けてある永久磁石と、スピーカ
の永久磁石との吸引による人形の保持位置を偏移させる
ようにしたものである。
従って、振動板の振動により人形が移動する方向は、ス
ピーカの永久磁石の中心方向に限定され、また、その移
動範囲も、スピーカの永久磁石の磁界が及ぶ範囲に制限
されるため、人形又は駒の移動態様が変化に乏しいとい
う難点があった。
そして、振動板の中心方向に移動するため、遊戯者の意
思もしくは希望に無関係な方向に移動してしまい、周遊
コース又は直線コースに沿って複数個の駒を競争させ、
その際に、駒の速度に、遊戯者の駒に対する感情のいれ
込み方を反映させることはできない。また、声援又は拍
手により応援しても、駒の移動方向及び速度が、これに
忠実に反映することが困難であるので、応援者は駒との
間に心理的結合感を抱くことはなく、共感性に乏しい。
[解決しようとする技術課題] この考案は、上記の点に鑑み、従来技術と異なる自然力
を用いて載置板を振動させ、かつ駒が遊戯者又は応援者
の駒に対する感情の発露である声援や拍手などの音声に
応答して、載置面の広い範囲において、その駒に設定さ
れた方向に移動するように構成して、遊戯者又は応援者
が駒との間に心理的結合感を抱き、共感性に富む音声応
動型面上移動玩具装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、この考案に係る面上移動玩具
装置は、ゲーム基台と、一つの以上の駒とからなり、ゲ
ーム基台は、声援、拍手などを感知して出力する音セン
サと、その音センサの出力により電源を与える駆動回路
と、駆動回路より与えられる電源に基き動作するバイブ
レータと、そのバイブレータにより振動され、上面に駒
の移動面を有する載置板とを有し、バイブレータは、駆
動回路より電源を与えられるモータと、そのモータの回
転軸に固着された偏心重りとからなり、駒は、前記載置
板の移動面に載置されるものであって、下面に刷毛を植
設し、その刷毛の先端を斜めに切除してなるものである
ことを特徴としている。
[作用] 載置板の移動面に駒を載せ、駒に向かって声援したり、
拍手で応援すると、音センサがこれを感知して出力す
る。音センサからの出力に基き、駆動回路が電源をバイ
ブレータのモータに与えるため、モータが回転し、偏心
重りを介して載置板を振動させる。
この振動により、移動面に載置されている駒に、刷毛の
切除形状により推進力が作用し、駒が一定方向に移動す
る。ゲーム盤に複数個の駒を載せることにより、レース
やゲームをすることができる。
[実施例] 次に、この考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図はこの考案の第一実施例を示す斜視図である。
この面上移動玩具装置は、外装を兼ねた箱状のケース1
を有する。このケースの底面には、ケースから振動がケ
ースを載せてあるテーブルなどに伝動して騒音が出るこ
とを防止するため、スポンジなどの吸振材で形成された
複数個の足2が取付けられている。
また、ケース1の外側面から導線3が延出され、外側面
に設けた突起4を上方に貫通し、その上端部にマイクロ
ホン5が接続されている。突起4とマイクロホン5の間
には、コイルばね6が装着されて、同様に、ケースの振
動がマイクロホンに伝達してマイクロホンに振動音を与
えないようにしてある。
ケース1の底部上面には、電源としての乾電池7の収容
部8が設けられ、かつ、その付近に後記バイブレータ15
を駆動させるための回路部9が取付けられており、前記
マイクロホン5と、乾電池7と、回路部9は、電気的に
結合されている。
ケース1内には、載置板10が収容され、載置板の下面に
突設された複数本の中空の支柱11をケース1の底部に固
定してある。この場合、後記バイブレータ15により振動
される載置板10からのケース1への伝達を最少限にする
ため、支柱11の下端部と、ケース底部との間にゴムなど
の防振材12が介在され、ケース1の底面からその底部に
設けてある孔13に貫通したねじ14を、前記防振材12にも
貫通して支柱11にねじ込んで固定してある。
載置板10の中央底面には、モータ15aの回転軸15b上に偏
心重り15cを固着してなるバイブレータ15が固定されて
いる。このバイブレータ15のモータは、前記回路部9に
接続されている。
なお、載置板10の周辺は、その振動がケース1の周壁に
伝達されないように、ケースの周壁から適当に離間され
ている。
第4図は、バイブレータ15を、前記マイクロホン5を構
成要素とする音センサの出力に基いて動作させるための
回路構成の一例を示すものであり、回路部9は、マイク
ロホン5の出力によりON・OFFされるスイッチング素子9
aと、このスイッチング素子を介して乾電池7から電源
を与えられ、モータ15aを回転させるモータ駆動回路9b
とを有している。
第1図は、マイクロホン5を各遊戯者の声を平等に拾う
ように、左右に配置した例を示している。しかし、マイ
クロホンは少なくとも1個あれば良い。
上記回路構成により、マイクロホン5に音圧を加える
と、スイッチング素子9aがONし、駆動回路9bに電源を与
えるため、バイブレータ15が動作して、載置板10に一定
周期の微振動を与える。
前記載置板10の上面には、ゲーム盤(符号Pに補数を付
加した符号で示されている)が交換可能に載置されてい
る。このゲーム盤は、その上面が後記駒(符号Kに補数
を付加した符号で示されている)の移動面を形成するも
のであり、駒に対してどの様な移動態様を発揮させるか
に応じて、移動面は各種のパターンに構成することがで
きる。そして、各種のパターンのゲーム盤を予め用意し
ておけば、随意交換使用して各種のゲームを行うことが
できる。
第1図及び第2図に示した実施例では、ゲーム盤P1の上
面に径の異なる複数本の無端テープ状の仕切り部材161
〜163を遠心方向に適当な間隔をもって配置して、複数
の周コース171〜173を形成している。そして、各コース
には、比較的小型の駒Ka1〜Ka3が配置されている。
駒は、微振動を受けた場合に移動面上を移動できる程度
の重さを有し、微振動を受けて移動面との間に存する摩
擦係数の分布により推進力が働いて、一定方向に移動す
るものである。微振動を受けた場合に、駒がいずれの方
向に移動するかは、バイブレータ15から載置板10への振
動波伝達方向、駒の重心位置、駒の移動面との接触面の
摩擦係数の分布などが複雑に関係する。
しかし、第3図(イ)に一例を示すように、歯ブラシの
刷毛18を備えた頭部19で駒を形成し、刷毛の先端を斜め
に切除すると、その切除した側が常に進行方向先頭とな
る。また、同図(ロ)に示すように、刷毛をU字形に配
置した場合も、U字の底部側が先頭となって、進行方向
が規定される。
第1図は、このような刷毛を有する頭部で構成された駒
を、その先頭が交互に反対向きとなるように各コースに
配置した例を示している。
このような状態で、第1図のマイクロホン5に向かって
継続的に声援をし、又は拍手をすれば、音センサがこれ
を感知してスイッチング素子9a及び駆動回路9bを介して
バイブレータ15が動作し、載置板10が振動するので、各
駒Ka1〜Ka3がそれぞれコースに沿って移動する。駒に対
する振動伝達効率の大小に応じて、各駒の移動速度が異
なる。コースのある場所で速くなり、他の場所では遅く
なる。
こうして、駒を複数人に割り当てて、レースをして楽し
むことができる。
載置板10の上面の移動面のパターンは、上記の例のよう
に起立する仕切り部材161〜163で周コースに分割する例
のほか、直線コースのパターンにすることもできる。
また、駒が強い移動方向性を有するように構成してある
場合は、移動面に起立する部材を用いないで、周コース
又は直線コースを印刷又はシール貼着により設け、各コ
ースにその様な駒を配置することも良い。
第5図は、このような一例を示す。すなわち、ゲーム盤
P2は、平板の上面にスタートライン、コース番号、コー
スライン、ゴールラインなどの環境模様を印刷しただけ
の構成であり、各コース上に四つ脚動物の形態を有し
て、直線的に移動方向性を有する駒を配置して、声援を
送ると、移動面の振動により各駒Kcがレースをするよう
にしたものである。
移動面のパターンは、上記の例のコースに代えて、一定
領域を有するパターンとしても良い。第6図は、ゲーム
盤P3に円形に描いた土俵を設け、また望みに応じて土俵
外側に観客の絵を環境模様として描いて、土俵の中に、
足底に移動方向性を備えるように処理した力士人形を駒
Kdとして載置し、土俵に見立てたこの玩具装置の周囲か
ら声援するようにしたものである。
この例では、声援すると、バイブレータによる土俵面の
微振動により力士人形(Kd1,Kd2)が近付き合い、押し
合って相撲をとるような動きをし、あるいは、擦れ違っ
て、滑稽な結果となる。
移動面は、第7図に例示するように、さらに拡げて自由
移動面とすることもできる。この例では、ゲーム盤面P4
に池又は川及び周囲の岩場あるいは森林などの環境模様
を施して、池などの中に模擬魚を駒Keとして複数個配置
し、付近にテープレコーダなどの音響装置から音楽を流
して音センサを動作させ、バイブレータの動作による移
動面の振動により移動する魚を、針付きの釣糸20を上方
から垂らし、その針を、動く魚の唇、背びれ、尾びれな
どにひっかけて、吊り上げるゲームをできるようにした
ものである。そして、吊り上げ困難な位置ほど高い得点
となるようにルールを決めれば、ゲームがさらに面白く
なる。
自由移動面を有するゲーム盤では、第7図の魚釣りゲー
ムに代えて、第8図に示すような模擬動物Kfを駒として
1個又は少数個載置し、その動物がくわえている棒など
に、遊戯者が輪を投げる輪投げゲームをしたり、第9図
に示すような模擬鳥を駒として載置して、開けている口
に目掛けて遊戯者が玉を投げ入れる玉投げゲームをする
こともできる。これらの輪投げ又は玉入れゲームにおい
ては、得点を妨害したい競争相手が、ヤジを飛ばして駒
をできるだけ複雑に移動させようとすることができる。
[考案の効果] 上述したように、この考案に係る面上移動玩具装置は、
音センサにより声援又は拍手などの遊戯者の発する音を
感知して、その出力に基いてモータと偏心重りからなる
バイブレータを動作させ、載置板を振動させて、その微
振動により移動面に載置してある駒を移動させるように
したものであるから、駒自体は動力を備える必要がない
ので、構造が簡単で小型化が可能である。
また、駒は、底面に備えた刷毛より移動方向が設定され
るので、載置面上を広く移動範囲とすることができると
ともに、移動方向が指定されるので、複数個の駒を周遊
コース又は直線コースなどに沿って競争させることがで
き、さらに、遊戯者の声援や拍手などに忠実に反応して
駒が移動するから、遊戯者の意思又は感情が駒の動きに
反映されるため、応援者は駒との間に心理的結合感を抱
くこととなり、ゲームに熱中する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る面上移動玩具装置の一実施例の
斜視図、第2図は縦断面図、第3図は駒の一例を示す
図、第4図は電気回路の構成を示す回路図である。 第5図ないし第7図はゲーム盤の他の各種の例及びその
ゲーム盤で使用される駒の例を示す斜視図、第8図及び
第9図はさらに他の駒の例を示す斜視図である。 1……ケース、5……マイクロホン、7……電源、9…
…回路部、10……載置板、15……バイブレータ、15a…
…モータ、15c……偏心重り、P1〜P4……ゲーム盤、Ka,
Kb,〜Kg……駒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松川 弘之 東京都葛飾区青戸4丁目19番16号 株式会 社タカラ内 (56)参考文献 実開 平3−7875(JP,U) 実開 平2−88694(JP,U) 実開 昭51−2383(JP,U) 実開 昭47−11768(JP,U)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲーム基台と、一つの以上の駒とからな
    り、 前記ゲーム基台は、声援、拍手などを感知して出力する
    音センサと、前記音センサの出力により電源を与える駆
    動回路と、前記駆動回路より与えられる電源に基き動作
    するバイブレータと、前記バイブレータにより振動さ
    れ、上面に駒の移動面を有する載置板とを有し、 前記バイブレータは、前記駆動回路より電源を与えられ
    るモータと、そのモータの回転軸に固着された偏心重り
    とからなり、 前記駒は、前記載置板の移動面に載置されるものであっ
    て、下面に刷毛を植設し、その刷毛の先端を斜めに切除
    してなるものである、 ことを特徴とする音声応動型面上移動玩具装置。
  2. 【請求項2】移動面は、載置板に交換自在に載置される
    ゲーム盤に設けてあることを特徴とする請求項(1)に
    記載の音声応動型面上移動玩具装置。
  3. 【請求項3】移動面は、区画された複数のコースを有
    し、各コースに駒が載置されることを特徴とする請求項
    (1)に記載の音声応動型面上移動玩具装置。
  4. 【請求項4】駒は、釣糸で釣り上げられる魚などの模擬
    動物であることを特徴とする請求項(1)に記載の音声
    応動型面上移動玩具装置。
JP1989078211U 1989-06-30 1989-06-30 音声応動型面上移動玩具装置 Expired - Lifetime JPH0733830Y2 (ja)

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JPH0316990U JPH0316990U (ja) 1991-02-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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