JP3011900U - 縄跳び - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】縄跳びとしての新たな趣向性を付加せしめると
共に、リズム感を養うべく軽快に跳ぶことのできる有用
な縄跳びを提供する。 【構成】縄跳びの握柄２，２に、リズム音やメロディー
音若しくは肉声等の音声を発生せしめる音声発生装置３
を内装せしめる。この音声発生装置３は、前記握柄２の
長手方向に延設された音声制御回路３ａと、該音声制御
回路３ａ上に配設されたオンオフ用のスイッチボタン３
ｂと、ドラム音を発するドラムボタン３ｃと、シンバル
音を発するシンバルボタン３ｄと、スネア音を発するス
ネアボタン３ｅと、同握柄２の後端に開放されるべく配
設されたスピーカー３ｆとを備えており、予め設定され
ているブログラムにより各音が一定のリズム（例えば、
４ビート、８ビート等）で軽快に、或いは各ボタンの組
み合せによりアトランダムなリズム音が発せられるので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、縄跳びの改良に関し、更に詳しくは、握柄内から発するリズム音や メロディー音に合わせてリズム感良く跳ぶことができる有用な縄跳びに存する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、斯かる縄跳びとしては、例えば、図７に示す構成のものが従来例として 周知である。この従来の縄跳びは、木綿、ゴム、ビニール等の合成樹脂材から所 定の長さに形成された縄紐１と、該縄紐１の両遊端に突設された中空状の握柄２ ，２とを備えてなり、子供等の遊戯具としてのみならず、ボクシングその他一般 スポーツのトレーニング用としても使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述した従来の縄跳びにあっては、単に縄紐を回転させながら 両足を交互に又は同時に越えるといった常套の跳び方しかできないため、趣向性 に乏しく、また、リズム感の悪い者にとっては、連続して跳び遊ぶことができな いため、楽しみながらトレーニングに勤しむこともできなかった。

【０００４】 本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、縄跳びとしての新 たな趣向性を付加せしめると共に、リズム感を養うべく軽快に跳ぶことのできる 有用な縄跳びを提供することを目的としたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨と する構成は、所定の長さを有する縄紐と、該縄紐の両遊端に突設された握柄とを 備えた縄跳びにおいて、前記握柄は内部にリズム音やメロディー音若しくは肉声 等の音声発生装置を有すると共に、表面に該音声発生装置をオンオフ操作せしめ るスイッチ若しくはリズム切り替え用等のボタンを備えてなる縄跳びに存する。

【０００６】 また、前記ボタンは、握柄を握持している手掌や指で操作し得るように同握柄 の表面に所定間隔で突設するのが好ましい。

【０００７】 更に、所定の長さを有する縄紐と、該縄紐の両遊端に突設され内部にリズム音 やメロディー音若しくは肉声等の音声発生装置を有する握柄と、該握柄の表面に 前記音声発生装置をオンオフ操作せしめるスイッチ若しくはリズム切り替え用等 のボタンとを備えてなる縄跳びにおいて、前記握柄の両端には、球状等の中空体 が着脱自在に取り付けられる縄跳びに存する。

【０００８】

【作用】

このように構成される本考案の縄跳びは、前記握柄が、内部にリズム音やメロ ディー音若しくは肉声等の音声発生装置を有すると共に、表面に該音声発生装置 をオンオフ操作せしめるスイッチ若しくはリズム切り替え用等のボタンを備えた ことによって、該ボタンのオン操作により前記握柄からリズム音やメロディー音 等が発せられることとなり、斯かる音に合わせて軽快に跳ぶことが可能となる。

【０００９】 また、前記ボタンが、握柄を握持している手掌や指で操作し得るように同握柄 の表面に所定間隔で突設されれば、跳びながらリズム音やメロディー音を任意に 変えられることとなり、自己の体調や体力に合わせてのリズムカルな跳躍が可能 となる。

【００１０】 更に、前記握柄の両端に、球状等の中空体が着脱自在に取り付けられることに よって、該中空体の中に、水や砂等を気密に封入することにより、ダンベルとし ても使用できることとなる。

【００１１】

【実施例】

次に、本考案の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図中Ａは、本考案 に係る縄跳びであり、この縄跳びＡは、図１に示すように、所定の長さに形成さ れた縄紐１と、該縄紐１の両遊端に配設された握柄２，２とを備えている。

【００１２】 前記縄紐１は、木綿、ゴム、ビニール等の合成樹脂材若しくはその他の適宜素 材からなり、その長さとしては、中央部を足で踏んだ時、両端側が肩の高さにな る位が好ましい。また、学校教材用としては、小学校低学年用が長さ２３０ｃｍ 、太さ６ｍｍ、小学校高学年及び中学校生用が長さ２７０ｃｍ、太さ８ｍｍを標 準とし、身長に合わせて種々の長さが選択されることは云うまでもない。

【００１３】 また、前記握柄２，２は、合成樹脂材その他の適宜素材から中空筒状に形成さ れており、その中にリズム音やメロディー音若しくは肉声等の音声を発生せしめ る音声発生装置３が内装されている。

【００１４】 この音声発生装置３は、図３に示すように、前記握柄２の長手方向に延設され た音声制御回路３ａと、該音声制御回路３ａ上に配設されたオンオフ用のスイッ チボタン３ｂと、ドラム音を発するドラムボタン３ｃと、シンバル音を発するシ ンバルボタン３ｄと、スネア音を発するスネアボタン３ｅとを備えており、予め 設定されているブログラムにより各音が一定のリズム（例えば、４ビート、８ビ ート等）で軽快に、或いは各ボタンの組み合せによりアトランダムなリズム音が 発せられるのである。

【００１５】 また、この音声発生装置３には、前記握柄２の後端に開放されるべくスピーカ ー３ｆが配設されており、前記音声制御回路３ａと電気的に接続されている。因 に、図中、４は電池である。

【００１６】 尚、この音声制御回路３ａに、図示はしないが、プリント基板を介して音声記 録・再生機構、電池、スピーカ、ＩＣモジュール等を搭載し、かつ、前記音声記 録・再生機構と電気的に接続された録音スイッチ、再生スイッチを組み付ければ 、肉声での録音、再生が可能となり、好きな歌やメロディー或いは自己の肉声や 他人の録音された声に合わせて跳ぶこともできるのである。

【００１７】 このように構成される本考案の縄跳びは、前記スイッチボタン３ｂを押し込む ことによりオン状態（通電状態）となり、また、握柄２を握持している手の指で 前記ボタン３ｃ〜３ｅの何れかを押すことにより、所定のリズム音が発せられ、 このリズム音等に合わせての軽快な縄跳びができるものである。

【００１８】 しかも、前記ボタン３ｃ〜３ｅが手掌内に収まり、かつ、各指に掛かるように 握柄２の表面に所定間隔で突設されているため、跳び続けながら自由にリズム音 やテンポを変えることができ、楽しみながら、かつ、リズム感を養うべくトレー ニングできるものである。

【００１９】 尚、本考案の縄跳びは、本実施例に限定されることなく、本考案の目的の範囲 内で自由に設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全てを包摂するもので ある。例えば、図５に示すように、握柄２の表面に段差２ａを介して前記ボタン ３ｃ〜３ｅを組み付けることにより、違和感なく握持し得るものである。

【００２０】 また、遊戯者の体調や気分に合わせて、例えば、一段跳びや二段跳び等に見合 ったテンポの異なる複数のリズム音やメロディー音を前記音声制御回路３ａにプ ログラム入力しておき、これらのリズム変化に合わせて、遊戯者の方が、順次、 跳び方を変えるとった新たな遊び方もできるものである。

【００２１】 更に、前記 音声制御回路３ａの構造は、本実施例で示した機構に限定される ものではなく、リズム音やメロディー音を発することができ、或いは肉声を録音 、再生できる機構等であれば、如何なるものを使用しても良い。

【００２２】 また、同握柄２の左右両端に、螺子溝（図示せず）等の取付手段を介しておく ことにより、図６に示すように、合成樹脂材等からなる別体の中空体５，５を取 り付けできるものであり、該中空体５，５の中に水や砂等を気密に封入すること で、重量調整可能なダムベル（唖鈴）としても使用できるのである。

【００２３】 更に、前記握柄２の所望位置に、ダイオード等の発光手段（図示せず）を用い て、視覚的に楽しめるようにしても良いものである。

【００２４】

【考案の効果】

本考案は上述のように構成され、前記握柄が、内部にリズム音やメロディー音 若しくは肉声等の音声発生装置を有すると共に、表面に該音声発生装置をオンオ フ操作せしめるスイッチ若しくはリズム切り替え用等のボタンを備えたことによ って、該ボタンのオン操作により、前記握柄からリズム音やメロディー音等が発 せられるため、斯かる音に合わせて軽快に跳ぶことができるといった効果を奏す るものである。

【００２５】 また、前記ボタンが、握柄を握持している手掌や指で操作し得るように同握柄 の表面に所定間隔で突設されていることにより、跳びながら自由にリズム音等や テンポを変えられため、自己の体調や体力に合わせてのリズムカルな跳躍ができ るなど、楽しみながら、かつ、リズム感を養うべくトレーニングできるといった 効果を奏するものである。

【００２６】 更に、前記握柄の両端に、球状等の中空体が着脱自在に取り付けられることに よって、該中空体の中に、水や砂等を気密に封入することにより、ダンベルとし ても使用できる他、構成が単純であるため大量生産に適し、価格も低廉なものと して需要者に供給できる等、本考案を実施することはその実益的価値が甚だ大な るものがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る縄跳びの斜視図である。

【図２】本実施例で使用する同縄跳びの握柄を示す斜視
図である。

【図３】同握柄の縦断面図である。

【図４】同握柄の握持状態を示すを示す説明図である。

【図５】握柄の他の実施例を示す側面図である。

【図６】同握柄の両端に中空体を取り付けた状態を示す
説明図である。

【図７】従来の縄跳びを示す説明図である。

【符号の説明】

１ 縄紐 ２ 握柄 ２ａ 段差 ３ 音声発生装置 ３ａ 音声制御回路 ３ｂ スイッチボタン ３ｃ ドラムボタン ３ｄ シンバルボタン ３ｅ スネアボタン ３ｆ スピーカー ４ 電池 ５ 中空体

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】所定の長さを有する縄紐と、該縄紐の両遊
   端に突設された握柄とを備えた縄跳びにおいて、前記握
   柄は、内部にリズム音やメロディー音若しくは肉声等の
   音声発生装置を有すると共に、表面に該音声発生装置を
   オンオフ操作せしめるスイッチ若しくはリズム切り替え
   用等のボタンを備えてなることを特徴とする縄跳び。
2. 【請求項２】前記ボタンは、握柄を握持している手掌や
   指で操作し得るように同握柄の表面に所定間隔で突設さ
   れていることを特徴とする縄跳び。
3. 【請求項３】所定の長さを有する縄紐と、該縄紐の両遊
   端に突設され内部にリズム音やメロディー音若しくは肉
   声等の音声発生装置を有する握柄と、該握柄の表面に前
   記音声発生装置をオンオフ操作せしめるスイッチ若しく
   はリズム切り替え用等のボタンとを備えてなる縄跳びに
   おいて、前記握柄の両端には、球状等の中空体が着脱自
   在に取り付けられることを特徴とする縄跳び。